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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

NSD

NSD CO.,LTD.9759 · Prime · 情報・通信業

NSDは、金融・産業・社会基盤向けシステム開発とITインフラ構築、自社ソリューション販売を展開する独立系システムインテグレーター。

概要

株式会社NSDは、1969年に大阪で設立された情報サービス企業である。金融、産業、社会基盤、ITインフラの4分野でシステム開発を手がけ、加えてソリューション事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は1,178億円、営業利益191億円、営業利益率は16.2%に達する。東京証券取引所プライム市場に上場しており、4,555人の従業員を擁する。

5つのセグメントで構成される事業構造

NSDグループは、システム開発事業を金融IT、産業IT、社会基盤IT、ITインフラの4分野に分け、ソリューション事業を加えた計5セグメントで構成される。金融ITでは銀行・保険・証券向け、産業ITでは製造・流通向け、社会基盤ITでは通信・運輸・公共団体向けにシステム開発を提供する。ITインフラはネットワーク構築や保守運用、ソリューション事業は自社開発のパッケージやクラウドサービスを扱う。

安定的な収益基盤と高収益体質

NSDは、売上高の約85%をシステム開発事業が占めるが、その中でも金融ITと産業ITが収益の柱である。2026年3月期の営業利益率は16.2%と情報サービス業界で高水準を維持する。過去5年間の売上高は約1.5倍に成長し、同期間の営業利益は約2倍増加した。自己資本比率も高く、財務基盤は安定している。

金融から産業・社会基盤まで幅広い顧客基盤

顧客は金融機関、製造業、流通業、通信事業者、運輸会社、電力会社、官公庁など多岐にわたる。特に金融ITでは長期取引が多く、勘定系システムや保険管理システムなどの基幹系を担当する。産業ITでは工場の製造実行システム(MES)や在庫管理システム、社会基盤ITでは通信管理や運行管理システムを手がける。顧客の業種分散が収益の安定要因となっている。

M&Aで拡大するグループ体制

NSDは、2001年の㈱FSK子会社化を皮切りに、M&Aによる事業拡大を積極的に進めてきた。2010年に現商号に変更後、2015年に㈱NMシステムズ、2017年に㈱ジャパンジョブポスティングサービスを子会社化し、2018年に合併して㈱ステラス(現NSDデジタルソリューションズ)とした。2022年にはTrigger㈱、2023年には㈱アートホールディングスと㈱ノーザを子会社化。これによりHR、物流、医療、AIなど領域を広げた。

業界の中での役割は独立系システムインテグレーター(SIer)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,178億円
営業利益
191億円
営業利益率
16.2%
純利益
130億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
金融IT351億円29.8%68億円19.4%
産業IT277億円23.5%44億円15.9%
社会基盤IT241億円20.5%48億円19.9%
ソリューション事業177億円15.0%15億円8.5%
ITインフラ132億円11.2%23億円17.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金融IT主力

銀行、保険会社、証券会社等の金融機関向けに、ソフトウェア開発やシステムコンサルティングを提供。基幹系システムの構築・保守が中心。

主要顧客銀行、保険会社、証券会社

主な製品・サービス2
金融系システム開発
勘定系システム、保険管理システム、証券取引システム等の開発・保守。
金融系コンサルティング
システム化計画策定、業務分析、要件定義等の上流工程支援。

02産業IT主力

製造業、商業等の企業向けに、ソフトウェア開発やシステムコンサルティングを提供。生産管理・販売管理・物流管理等の業務システムを担当。

主要顧客製造業、流通業

主な製品・サービス1
産業系システム開発
製造実行システム(MES)、在庫管理システム、顧客管理システム等の構築。

03社会基盤IT準主力

通信業、運輸業、電気・ガス・水道業等の企業や公共団体向けに、ソフトウェア開発やシステムコンサルティングを提供。

主要顧客通信会社、運輸会社、電力会社、官公庁

主な製品・サービス1
社会基盤系システム開発
通信管理システム、料金システム、運行管理システム等の開発。

04ITインフラ準主力

IT基盤・ネットワークの構築、システムコンサルティング、システムの保守・運用等を提供。

主要顧客全業種(金融・産業・社会基盤)

主な製品・サービス2
ITインフラ構築
サーバ・ネットワーク設計構築、クラウド移行支援、セキュリティ対策。
システム保守・運用
24時間監視、障害対応、パフォーマンスチューニング等の運用管理サービス。

05ソリューション事業副次

システムを利用したサービス提供(ASP/SaaS)やシステムプロダクトの販売。汎用ソリューションから業務特化型まで提供。

主要顧客全業種

主な製品・サービス2
自社ソリューション製品
業務効率化パッケージ、データ分析ツール、株主管理システム等を自社開発・販売。
クラウドサービス
SaaS型で提供する業務アプリケーションやプラットフォーム。

製品と技術

金融機関向け勘定系・保険系システム

金融IT分野では、銀行の勘定系システム、保険会社の保険管理システム、証券会社の証券取引システムなど、基幹系システムの開発・保守を主力とする。長年の取引で培った業務知識を基に、上流工程のコンサルティングから開発、運用まで一貫して提供する。主要顧客は銀行、保険会社、証券会社である。

産業・社会基盤向けの業務システム

産業ITでは製造業向けに製造実行システム(MES)や在庫管理、顧客管理システムを提供。社会基盤ITでは通信事業者向け通信管理システム、運輸業向け運行管理システム、電力・水道事業者向け料金システムなどを手がける。工場の生産計画自動化や倉庫の棚配置最適化など、AI活用の事例も増えている。

自社ソリューション製品とクラウドサービス

ソリューション事業では、自社開発の業務効率化パッケージ、データ分析ツール、株主管理システムなどを販売する。特に2020年代後半には、プライベート生成AIプラットフォーム「BizInsight」を開発し、オンプレミス環境で利用可能な業務効率化ソリューションとして提供を開始した。また、AI議事録ツール「QuickDigest」なども製品化している。

AI研究と新技術開発を担うNSD AIテクノロジー

2019年に設立したNSD先端技術研究所を母体に、2026年4月にはNSD AIテクノロジー㈱が発足した。同社は「AI変革を牽引する“AIエンジン”」をビジョンに掲げ、大手企業とのパートナーシップによる研究開発や実証実験支援を行う。化学物質の使用量把握AI、生産計画自動化、倉庫棚配置最適化など、実ビジネスへの応用を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

独立系SIerとして国内大手企業に強み

当社は国内の独立系システムインテグレーターとして、基幹系システム構築を中心に事業を展開しています。直近3期の売上高は約1013億円から1178億円へと順調に拡大し、営業利益率も15.6%から16.2%へと改善しており、収益性の高さが際立ちます。同業他社と比較すると、Cocoliveやソラコムなど成長性の高い企業が注目される一方、当社は安定した受注基盤と高い利益率を誇ります。特に、顧客のIT投資需要が堅調な中、大規模プロジェクトの遂行能力とノウハウ蓄積が競争優位性を生んでいます。ライバルであるVRAIN SolutionはAIソリューションで差別化を図りますが、当社は幅広い業種向けの基幹系ソリューションで強みを発揮します。

強み

  • 営業利益率16%超を維持し、効率的な事業運営で安定した収益を確保している。
  • 直近3期で売上高が約16%増加しており、堅調な需要を捉えた拡大が続く。
  • 国内大手企業向けの基幹系システム構築で実績があり、安定した受注が見込める。
  • 特定のベンダーに依存せず、顧客要件に応じた最適な技術選定が可能である。

課題

  • ITエンジニア不足が深刻化し、優秀な人材の採用・育成が成長の鍵を握る。
  • 同業他社の参入や価格競争により、受注単価の維持が難しくなる可能性がある。
  • クラウドやAIなど技術革新への追随が遅れると、競争力低下につながる恐れがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がNSD

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11417ミライト・ワン3,286億円13.7倍
29418U-NEXT HOLDINGS3,111億円16.5倍
34373シンプレクス・ホールディングス2,840億円26.5倍
46457グローリー2,734億円16.8倍
59744メイテックグループホールディングス2,630億円17.3倍
69759NSD2,486億円17.0倍
73697SHIFT2,373億円27.6倍
84722フューチャー2,333億円17.6倍
94483JMDC2,202億円32.8倍
102175エス・エム・エス2,188億円
119746TKC2,152億円15.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

大阪で創業し東京・名古屋・福岡へ展開した1969~1988年

1969年4月、大阪市東区(現中央区)に株式会社日本システムディベロップメントとして設立された。翌1970年4月には東京営業所を設置し、1977年8月に名古屋営業所、1984年2月に福岡営業所を開設。創業から約15年で主要都市に拠点を広げ、1988年11月には大阪証券取引所市場第二部に上場を果たした。

上場から第一部指定、商号変更までの1998~2010年

1998年9月に大阪証券取引所第一部に指定され、翌1999年11月には東京証券取引所第一部に上場した。2001年5月には㈱FSKを子会社化し、システムインテグレーション・アウトソーシング分野を強化。2002年10月にはプライバシーマークを取得。2010年10月、商号を㈱NSDに変更し、新体制へ移行した。

米国・中国への海外拠点設立とHR・物流ソリューションの強化

2012年5月、米国ニューヨーク州にNSD International, Inc.を設立し、日系企業向けサービスを開始。2014年2月には中国成都市に成都仁本新動科技有限公司を設け、オフショア開発拠点とした。2015年3月には㈱NMシステムズ、2017年12月には㈱ジャパンジョブポスティングサービスを子会社化し、HR・物流ソリューションを拡充した。

子会社統合とAI研究への本格着手(2018~2022年)

2018年10月、㈱NMシステムズと㈱ジャパンジョブポスティングサービスを合併し、商号を㈱ステラスへ変更。経営効率化と顧客ニーズ多様化への対応を図った。2019年4月には㈱NSD先端技術研究所を設立し、AI関連技術の応用研究に乗り出した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。

M&A加速とコンサルティング強化の2022~2024年

2022年10月にTrigger㈱を子会社化しITコンサルティングを強化。2023年4月には㈱アートホールディングスを、5月には㈱ノーザを子会社化し、ソフトウェア開発と医療デジタルソリューションの領域を拡大した。2024年7月にはTrigger㈱を吸収合併し、コンサルティング事業本部を設置。上流工程へのシフトを加速させた。

新拠点開設とAI子会社への再編(2022~2026年)

2022年8月に仙台事業所、2023年1月に広島事業所、2026年5月に札幌事業所を開設し、国内拠点網を拡充した。2026年4月にはNSD‐DXテクノロジー㈱の商号をNSD AIテクノロジー㈱へ変更し、AI技術に特化した子会社として位置付けた。また同年4月、㈱アートホールディングスを存続会社とする吸収合併により、グループの再編を進めた。

年表26件を開く

1960年代

  • 1969年4月大阪市東区(現:中央区)に、㈱日本システムディベロップメントとして設立

1970年代

  • 1970年4月東京に営業所を設置
  • 1977年8月名古屋に営業所を設置

1980年代

  • 1984年2月福岡に営業所を設置
  • 1988年11月上場大阪証券取引所 市場第二部に上場

1990年代

  • 1998年9月大阪証券取引所 市場第一部銘柄に指定
  • 1999年11月上場東京証券取引所 市場第一部に上場

2000年代

  • 2001年5月M&A㈱FSKを子会社化(システムインテグレーション・アウトソーシング)
  • 2002年10月(財)日本情報処理開発協会[現:(一財)日本情報経済社会推進協会]からプライバシーマークを取得
  • 2007年8月㈱シェアホルダーズ・リレーションサービス営業開始(株主優待サービス等)

2010年代

  • 2010年10月商号変更㈱NSDに商号変更
  • 2012年5月創業NSD International, Inc.を米国・ニューヨーク州に設立(日系企業向けサービス)
  • 2014年2月創業成都仁本新動科技有限公司を中国・成都市に設立(オフショア開発)
  • 2015年3月M&A㈱NMシステムズを子会社化(HR・物流ソリューション)
  • 2017年12月M&A㈱ジャパンジョブポスティングサービスを子会社化(HRソリューション)
  • 2018年10月M&A㈱NMシステムズと㈱ジャパンジョブポスティングサービスを合併し、商号を㈱ステラスへ変更(経営の効率化を図り、多様化する顧客ニーズへの対応を強化)
  • 2019年4月㈱NSD先端技術研究所を設立(AI関連技術の応用研究)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所 プライム市場に移行
  • 2022年8月仙台に事業所を開設
  • 2022年10月M&ATrigger㈱を子会社化(ITコンサルティング)
  • 2023年1月広島に事業所を開設
  • 2023年4月M&A㈱アートホールディングスを子会社化(ソフトウェア開発・ソリューションサービス)
  • 2023年5月M&A㈱ノーザを子会社化(医療・デジタルソリューション)
  • 2024年7月M&ATrigger㈱を吸収合併し、コンサルティング事業本部を設置
  • 2026年4月NSD‐DXテクノロジー㈱の商号を、NSD AIテクノロジー㈱へ変更
  • 2026年5月札幌に事業所を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2029年3月期まで1,500億円
  • DX・AI・ソリューション事業売上高2029年3月期まで800億円
  • 営業利益2029年3月期まで234億円
  • EBITDA2029年3月期まで264億円
  • 当期純利益2029年3月期まで154億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    システム開発事業の持続的成長

    長年蓄積した顧客業務プロセスの知見を基に、DXやAI分野の急速な変化に対応し、従来の中流工程から上流工程を含むコンサルティング領域へビジネスの中心をシフトすることで、多様化・高度化する顧客ニーズに応える。

  2. 02

    DX・AI分野への注力

    AI議事録ツール「QuickDigest」やプライベート生成AIプラットフォーム「BizInsight」などの自社製品開発や営業基盤の拡充を進める。また、イノベーション事業本部やAI・ソリューション事業本部、子会社のNSD AIテクノロジー株式会社を通じて、グループ内への知見の横展開や人材育成に取り組む。

  3. 03

    コンサルティング事業の強化

    新技術の知見を持つ人材を基盤に、顧客の業務と課題を深く理解した提案を積極的に行うコンサルティングを強化する。顧客先に常駐する社員が業務に精通したコンサルティング人材として、経営課題に対応した戦略立案を支援し、成果が確立するまで伴走する。

  4. 04

    ソリューション事業の規模拡大

    医療・ヘルスケア、ヒューマンリソース、物流、株主優待サービス、RFID、セキュリティなど、ユニークな発想に基づく課題解決型ソリューションを創出・開発し、ソリューション事業をグループの第二の柱に育てる。

  5. 05

    SDGs/ESGへの取り組み強化

    サステナビリティ宣言を採択し、優先的に取り組むマテリアリティを特定した上で、各項目に戦略・施策・目標を設定する。サステナビリティ推進委員会を中心に、長期的なビジョンに立った全社的な取り組みを推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,555人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は751万円で、9期前と比べて+18.0%平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は14.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,315
2018年3月3,379
2019年3月63638.614.33,428
2020年3月64138.914.63,467
2021年3月64239.114.83,522
2022年3月65239.315.03,560
2023年3月67139.415.33,595
2024年3月69639.415.34,380
2025年3月71739.515.34,455377
2026年3月75139.214.94,555419

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都中野区2,665百万円
本社 — 福井県鯖江市1,127百万円
本社 — 東京都千代田区1,088百万円
本社 — 福島県いわ き市549百万円
大阪支社 — 大阪市北区123百万円
主な関係会社
  • 国内
    NSD‐DXテクノロジー株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権56.8%
  • 国内
    株式会社アートホールディングス
    福井県鯖江市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ノーザ
    東京都中野区 · 連結子会社
    議決権91.6%
  • 国内
    株式会社FSK
    福島県いわき市 · 連結子会社
    議決権82.2%
  • 国内
    株式会社ステラス
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シェアホルダーズ・リレーションサービス
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NSD International,Inc.
    米国 ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    成都仁本新動科技有限公司
    中国 成都市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    その他6社
    - · 連結子会社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和3年度から令和7年度水質関連システム運用保守業務
    環境省 · 2021-03-26
    1億円
  • 調達
    平成28年度から平成32年度水質関連システム運用保守業務
    環境省 · 2016-04-26
    8,900万円
  • 調達
    平成27年度水質関連システムの政府共通プラットフォーム移行等業務
    環境省 · 2015-09-30
    5,000万円
  • 調達
    令和8年度から令和9年度水質関連システム運用保守業務
    環境省 · 2026-03-31
    3,664万円
  • 調達
    令和2年度第二期政府共通プラットフォーム移行にかかる水質関連システムの設計・開発業務
    環境省 · 2020-10-29
    3,143万円
  • 調達
    令和7年度「水質関連システム」の次期システム構築にむけた要件定義書作成及び調達支援業務
    環境省 · 2026-03-27
    2,575万円
  • 調達
    平成31年度改元に伴う外来生物飼養等情報データベースシステム機能改修業務
    環境省 · 2019-03-19
    920万円
  • 調達
    雇用均等行政情報システムにおける事業場台帳管理機能改修業務一式(令和2年度)
    厚生労働省 · 2020-07-07
    888万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,178億円営業利益191億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.3%、利益が+13.7%。

売上高
+9.3%
1,178億円
営業利益
+13.7%
191億円
純利益
+10.2%
130億円
営業利益率
16.2%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,260億円1,178億円
営業利益195億円191億円
純利益131億円130億円
1株あたり配当¥97¥97

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は299億円、営業利益は42億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+24.6%、営業利益は+23.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20723
2024年1Q2403414.217
2024年2Q2634015.227
2024年3Q2493714.928
2024年4Q26131
2025年2Q5217514.449
2025年4Q5579316.769
2026年2Q5668214.554
2026年4Q61210917.876
2027年1Q2994214.025

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は366億円から1,178億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は16.2%。売上は13期、純利益は11期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3664525
成都仁本新動科技有限公司を中国・成都市に設立(オフショア開発)
2014年3月4035132
㈱NMシステムズを子会社化(HR・物流ソリューション)
2015年3月4305330
2016年3月5126531
㈱ジャパンジョブポスティングサービスを子会社化(HRソリューション)
2017年3月5497345
㈱NMシステムズと㈱ジャパンジョブポスティングサービスを合併し、商号を㈱ステラスへ変更(経営の効率化を図り、多様化する顧客ニーズへの対応を強化)
2018年3月5778154
㈱NSD先端技術研究所を設立(AI関連技術の応用研究)
2019年3月6168858
2020年3月6519763
2021年3月66210064
Trigger㈱を子会社化(ITコンサルティング)
2022年3月71211778
㈱アートホールディングスを子会社化(ソフトウェア開発・ソリューションサービス)
2023年3月780127102
Trigger㈱を吸収合併し、コンサルティング事業本部を設置
2024年3月1,013153103
2025年3月1,07816817015.6118
札幌に事業所を開設
2026年3月1,17819119316.2130

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,178億円のうち、営業利益として残るのは191億円16.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は130億円、売上の11.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.7%880億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.2%108億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.2%191億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.8pt
16.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.4pt
11.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.3pt
18.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
20.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが162億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは131億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は325億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月337−1140197
2014年3月3410−2344220
2015年3月453−4948219
2016年3月233−3526209
2017年3月5115−2766249
2018年3月65−58−337222
2019年3月55−4−4651227
2020年3月6843−86111252
2021年3月82−7−3675290
2022年3月72−4−6168298
2023年3月10160−76161383
2024年3月122−178−58−56270
2025年3月1239−103132299
2026年3月162−31−105131325

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は974億円。このうち返さなくてよい自己資本が748億円で、自己資本比率は75.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4734225188.6
2014年3月4834305388.4
2015年3月4984277184.8
2016年3月4824166685.1
2017年3月5094406985.2
2018年3月5404608083.9
2019年3月5594738683.9
2020年3月5394508982.5
2021年3月59549210381.8
2022年3月63351811580.9
2023年3月68255512780.3
2024年3月86464022472.2
2025年3月90568322274.5
2026年3月97474822675.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
309億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
690億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
226億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中136位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中301位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,891で、1年前と比べて-8.4%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥2,891-2.9%1ヶ月+6.9%1年-8.4%時価総額2,486億円
過去52週の値幅
安値¥2,378高値¥3,670

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.0倍
PER (会社予想)16.6倍
PBR3.20倍
配当利回り3.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日終値は2753円で、25日線(2720円)を1.2%上回る。1カ月では+3.59%と上昇、1年では-19.67%と下落。7月27日から急騰し、7月30日には2963円まで上昇したが、その後反落。8月7日に3.13%高と反発。52週高値3670円からは25.0%下値圏、75日線(2627円)を上回る。RSIは52.8と中立。週足では上昇基調に転換しつつある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは16.16倍で業界平均30.09倍を下回り、PBRは3.05倍で同3.53倍を下回る。配当利回りは3.52%で業界平均3.38%をやや上回り、ROEは18.4%と高い。業界平均より割安だが、PBRが高めで成長期待が織り込まれており、妥当圏内と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.0倍47.9倍
PER (予想)16.6倍
PBR3.20倍2.96倍
ROE18.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

独立系SIerとして、高い営業利益率と堅調な売上成長を維持しているが、IT業界全体の競争激化や人材確保の難しさが課題。強気派は、安定した受注基盤と利益率の高さから、今後も成長が続くと見る。一方弱気派は、システム開発需要の変動や、クラウド化による従来型SIビジネスの陳腐化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率が16%超と高く、安定した収益性を確保。

  • 成長持続

    売上高が過去数年で増加傾向にあり、今後も拡大予想。

  • 安定配当

    配当利回り3.5%と株主還元にも積極的。

  • 2026年3月期の営業利益191億円と前期比23億円増決算発表後影響

    営業利益191億円は前期168億円から23億円増、営業利益率16.21%に改善

  • 純利益130億円と前期比12億円増決算発表後影響

    純利益130億円は前期118億円から12億円増加、増益トレンドが続く

  • 売上高1178億円と前期比9.3%増通年影響

    売上高1178億円は前期1078億円から100億円増加。IT投資需要の取り込みが進む

  • 予想PER15.9倍と実績16.16倍で割安感継続影響

    予想PER15.9倍は実績PER16.16倍を下回り、来期の増益で評価が適正化する

マイナスに働く材料7
  • 人材不足

    IT人材の奪い合いが激化し、採用・育成コスト増の懸念。

  • 技術変化

    クラウドやAIの普及で従来型SIの需要が縮小するリスク。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争で受注単価が低下する可能性。

  • PBR3.05倍はROE18.4%を織り込んだ高水準継続影響

    PBR3.05倍は高く、ROE18.4%を維持できなければ株価の修正リスクがある

  • 株価が1年で19.67%下落し投資家心理が悪化不定影響

    過去1年で株価は19.67%下落。業績堅調でも需給面で下押し圧力が続く

  • 外国人保有27.91%と高く外部環境の影響を受けやすい継続影響

    外国人保有比率27.91%は高く、円高・世界株安時には売りが出やすい

  • 人件費上昇が営業利益率16.21%を圧迫通年影響

    IT業界で人手不足が続けば、売上高1178億円に対する人件費増で営業利益191億円が下振れ

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上を占う指標で、需要の先行指標となる。
ストック売上比率
保守・運用など継続収入の割合が収益安定性を示す。
技術者単価
利益率に直結するため、上昇傾向が望ましい。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり97で、前期から+10.3%いまの株価に対する利回りは3.36%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥97
1株あたり
配当利回り
3.36%
いまの株価に対して
配当性向
57.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2241.0
2018年3月2618.242.9
2019年3月3015.483.9
2020年3月4653.373.3
2021年3月42−8.751.2
2022年3月5223.853.9
2023年3月6728.852.9
2024年3月727.549.4
2025年3月8720.861.5
2026年3月9610.357.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥97

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ26,175人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.3%を占め、残る67.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.439.638.235.835.236.7
外国法人22.123.623.830.029.627.9
金融機関25.825.026.422.924.122.9
自己株式14.213.511.710.611.111.7
事業法人10.911.110.89.79.39.4
証券会社0.90.70.91.61.83.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.70
02NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.78
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.70
04IPC株式会社3.00
05株式会社ビギスト3.00
06NSD従業員持株会2.56
07第一生命保険株式会社2.41
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.35
09日本生命保険相互会社2.11
10RBC IST 15 PCT NON LENDING ACCOUNT - CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.07%
    +1.06pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.83%
    -1.28pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.11%
    +1.04pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.50%
    +0.41pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.01%
    +0.51pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.00%
    -1.01pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.00%
    -1.00pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.01%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.09%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+192%、1株純資産は14期で−2%。直近期のROEは18.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月589936.018.242.8
2014年3月761,0287.517.037.5
2015年3月729466.924.681.8
2016年3月354717.523.490.1
2017年3月5350510.815.241.0
2018年3月6353712.117.142.9
2019年3月7056612.618.583.9
2020年3月7855713.818.473.3
2021年3月8061413.723.051.2
2022年3月9965815.722.153.9
2023年3月13271219.318.052.9
2024年3月13381117.522.349.4
2025年3月15488218.221.861.5
2026年3月17097118.416.157.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額244百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
今城義和代表取締役社長64266,405
黄川田英隆代表取締役専務執行役員 営業統括本部長5333,932
矢本理取締役専務執行役員 グループ経営統括本部長 開発サポート本部担当6375,199
三池真優子取締役執行役員 コーポレートサービス本部長449,771
梶原祐理子取締役621,100
川股篤博取締役65
陣内久美子取締役591,600
武内徹取締役671,400
八木清公常勤監査役6313,912
河邦雄監査役71
西浦千栄子監査役42

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)597453517735
社外取締役651519
監査役1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,140字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社NSD)、子会社14社及び関連会社3社により構成されており、システム開発事業(金融IT、産業IT、社会基盤IT、ITインフラ)及びソリューション事業を主たる事業としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりです。 なお、以下に示す区分はセグメントと同一の区分です。 (1) システム開発事業(金融IT) ・銀行、保険会社、証券会社等の金融機関に対して、ソフトウエア開発やシステムコンサルティング等のサービスを提供しております。 (主な関係会社)当社、NSD‐DXテクノロジー㈱、㈱アートホールディングス、 NSD International,Inc. 、成都仁本新動科技有限公司 (2) システム開発事業(産業IT) ・製造業、商業等の企業に対して、ソフトウエア開発やシステムコンサルティング等のサービスを提供しております。 (主な関係会社)当社、NSD‐DXテクノロジー㈱、㈱アートホールディングス、㈱FSK (3) システム開発事業(社会基盤IT) ・通信業、運輸業、電気・ガス・水道業等の企業や公共団体に対して、ソフトウエア開発やシステムコンサルティング等のサービスを提供しております。 (主な関係会社)当社、NSD‐DXテクノロジー㈱、㈱アートホールディングス、㈱FSK (4) システム開発事業(ITインフラ) ・IT基盤・ネットワーク構築や、システムコンサルティング、システムの保守・運用等のサービスを提供しております。 (主な関係会社)当社、㈱アートホールディングス、㈱FSK、NSD International,Inc. (5) ソリューション事業 ・システムを利用したサービスの提供やシステムプロダクトの販売により、汎用性の高いソリューションから業務特化型のソリューションまでを提供しております。 (主な関係会社)当社、㈱アートホールディングス、㈱ノーザ、㈱ステラス、 ㈱シェアホルダーズ・リレーションサービス 当社及び主要な関係会社について、上記事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。(2026年3月31日現在) (注)1. 2026年4月1日付で、NSD‐DXテクノロジー株式会社は、NSD AIテクノロジー株式会社に商号変更しております。 2. 2026年4月1日付で、株式会社アートホールディングスは、株式会社アートテクノロジー(同社の完全子会社)を存続会社とする吸収合併により消滅しております。 3. 2026年4月1日付で、株式会社ステラスは、株式会社NSDデジタルソリューションズに商号変更しております。
経営方針・対処すべき課題4,672字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 <経営理念> 当社グループは、社員・お客様・株主の皆様との共存共栄を企業活動の原点として、常に最先端のIT技術を探求し、人や社会に役立つソリューションの創造・提供を通じて、社会の健全な発展に積極的に貢献することを経営理念として活動しております。 <経営の基本方針> (社員とともに) 社員が最大の財産であることを認識し、 社員一人ひとりの持つ無限の可能性を信じ、 健全で働きやすい環境を提供し、 夢と誇りを持てる働きがいのある会社にしていきます。 (お客様とともに) お客様の発展に寄与し、お客様の期待に応え、 お客様から常に信頼される企業をめざします。 (株主の皆様へ) 公平で透明性の高い経営を推進し、 効率的な事業活動を通じて、企業価値の向上をめざします。 <サステナビリティ宣言> NSDグループは、社員・お客様・株主の皆様との共存共栄という企業活動の原点に立ち、人や社会に役立つソリューションの創造・提供を通じて社会の健全な発展に積極的に貢献するため、持続可能な社会の実現が大切なものとの認識を皆で共有し、そのための社会的責任を果たしてまいります。 同時に、自らの持続的な成長にも努め、その基盤となるESGに関する取り組みを全員一丸となって進めてまいります。 <健康経営宣言> NSDの最大の財産は社員です。社員一人ひとりが能力を十分に発揮し活躍するには、心身の健康や私生活の充実が不可欠です。当社は社員の健康を経営の重要課題と位置づけ、社員が健康で安全に働ける環境の整備と維持に努め、この取り組みを通じて、会社の持続的な成長を目指します。 (2) 目標とする経営指標 IT企業がおかれている経営環境は大きく変わり続け、特に、ここ数年のAIの進歩は、社会のあり方を大きく変えています。当社もそうした進化に対応すべく、DX・AIソリューション事業への取り組みを加速し、より付加価値の高い企業体質への変革を図ります。今般、公表した中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)では、達成すべき経営指標として下記計数目標を掲げております。 (2029年3月期 計数目標) ・連結売上高 1,500億円 うち、DX・AI・ソリューション事業    800億円 ・営業利益     234億円 ・EBITDA 264億円 ・当期純利益 154億円 ・ROE   18.5% (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、創業以来、金融業をはじめとするさまざまなお客様のシステム開発に携わり、多くのお客様から信頼を得、長いお取引をいただいております。 その結果、IT業界のなかでも高い利益率、厚い自己資本、社内に多くの優秀なシステムエンジニアを確保するなど、安定的・効率的な経営基盤を構築することができました。長期的に目指す姿として「人とITの未来」を提案する会社を目指し、以下の主要戦略を強力に展開しております。 ① システム開発事業における持続的な成長の達成 当社グループは、長年にわたり幅広い業種のお客様との取引を通じて、技術力と業務知識を深化させ、「顧客業務プロセスの知見」を蓄積してきました。この知見を基に、DXやAI分野における急速な変化に対応し、よりお客様に貢献できるよう努めてまいります。 さらに、当社グループの中核であるシステム開発事業においては、従来の中流工程にとどまらず、上流工程を含むコンサルティング領域へとビジネスの中心をシフトすることを目指しています。 これにより、より多様化・高度化するお客様のニーズに対応してまいります。 ② DXやAI分野への一層の注力 今後のIT業界では、お客様に寄り添ったコンサルティングとAIを始めとした新技術を融合させたDXが必要と認識しています。 当社では、AI議事録ツール「QuickDigest」、プライベート生成AIプラットフォーム「BizInsight」などのAI・IoT製品開発や営業基盤の拡充などにより、事業展開のスピードアップを図っております。また、お客様との協業の深化と共創の実現、DXやAI分野での外部ネットワークの拡大、「イノベーション事業本部」・「AI・ソリューション事業本部」と子会社である「NSD AIテクノロジー株式会社」から当社グループ内への知見やノウハウの横展開、人材の育成などに取り組んでいます。 「NSD AIテクノロジー株式会社」では、「AI変革を牽引する” AIエンジン”へ」を経営ビジョンとし、各業界を代表する大手企業とパートナーシップを組み、研究開発に取り組むというユニークな体制をとりながら、AI分野に関連した技術を活用した調査研究および実証実験支援や、AI分野のサービス・製品の企画、コンセプトモデルの実証を進めています。 ③ コンサルティング事業の強化 当社は、新技術の知見を有する人材をベースに、お客様の業務と課題を的確に理解した当社だからこそできる提案を積極的に行っていくコンサルティングの強化を進めています。これまでも、お客様先に常駐している社員が業務に精通したコンサルティング人材として密接に関わり合いながら、お客様の経営課題に対応した戦略の立案をサポートしてきました。成果が確立するまでお客様に伴走するのはもちろんのこと、提案力を強化し、お客様も認識していない課題を見出し、提案を行うという、攻めの体制を強化していきたいと考えています。 ④ ソリューション事業における規模の拡大 ITの力でお客様の成長を支えるという当社のミッションの下、ユニークな発想に基づく課題解決型ソリューションによりお客様のDXを加速していくことが、お客様とともに成長を遂げてきた当社らしいソリューション事業であると考えています。 当社では、医療・ヘルスケア、ヒューマンリソース、物流、株主優待サービス、RFID(*1)、セキュリティ等、お客様のご要望に応える新たなソリューションを創出・開発し、ソリューション事業を当社グループの第二の柱にするべく注力しています。 (*1)RFID(Radio Frequency Identification)は、小さな無線チップを用いて人や物を識別・管理するソリューションです。 ⑤ SDGs/ESG(環境、社会、ガバナンス)に対する取り組みの強化 当社グループはSDGs/ESG(環境、社会、ガバナンス)に対する取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に資する経営に取り組んでおります。サステナビリティ宣言を採択し、当社が優先的に取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定のうえ、マテリアリティの各項目における「戦略」、「施策」、「目標」を設定し、サステナビリティ活動のための態勢や方針を明確化し、サステナビリティ推進委員会を中心に長期的なビジョンに立って全社的な取り組みを推進しています。 ⑥ 優秀な人材の確保 当社では、エンジニア不足に対応するため、積極的に採用活動を行い新卒採用人数及びキャリア採用人数を増やし、多種多様な人材が活躍する環境を整えております。加えて、地方の優秀な人材の採用や現地のパートナーとの連携を通じてエンジニアを確保することを目的に開設した仙台と広島の地方事業所においても、順調に要員を拡大しております。また、2026年5月に札幌事業所を開設することにより、更なる優秀な人材の確保を推進してまいります。 子会社化した、北陸地方を地盤とする株式会社アートテクノロジー等との協業も進めており、シナジーが具現化しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① DX・AI・ソリューション事業の拡大 当社グループでは、お客様固有の業務や課題を適確に理解したうえで、独自の付加価値のある新しい解を導き出すために、DXやAI分野に注力しております。同時に、医療・ヘルスケア、ヒューマンリソース、物流、株主優待サービス、RFID、セキュリティ等を含めた独自性のあるソリューション力を高めるべく努めております。 近年では社会の生成AIに対する関心度はとりわけ高く、システム開発の分野においても大きな変革が予想されることから、AIをはじめとするDAS分野への経営資源の投入を加速することで、ITによる社会イノベーションへの貢献を果たしてまいります。 ② 人材開発 人材が当社グループの最大の財産という考えのもと、DX・AI・ソリューション事業への対応に不可欠な技術スキルの取得、プロジェクトマネジメント力の向上、その他より高度な技術スキルやビジネススキルの向上を目指しております。そのため、社内研修やインセンティブ制度等の諸制度の整備・充実を通じて、優秀で、かつ多様な人材が活躍し、さらには働きがいを感じることのできる場を積極的に提供してまいります。 ③ サステナビリティ活動への取り組み強化 当社グループではサステナビリティ活動により、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。その中でもとりわけ、ESG(環境・社会・ガバナンス)への対応を強化していくことが大切であると認識しております。そのための社内の組織横断的な組織としてサステナビリティ推進委員会を設置し、同委員会では特定したマテリアリティ(重要課題)項目に沿って、「戦略」、「施策」、「目標」を協議する等、各種の取り組みに関わる企画立案や推進を行っております。 ④ リスクマネジメントの強化 地震や台風、地球温暖化等の自然災害に伴うリスク、情報セキュリティや知的財産権に関するリスク、システム開発に伴うリスク、ハラスメントや労務管理、サプライチェーンに関するリスク等の様々なリスクの中から、リスク・マネジメント委員会は、当社全体で優先的に対処すべき重要なリスクを選定し、重点的にリスク管理を行っております。また、コンプライアンスリスク、情報セキュリティリスク等の重要なリスクにつきましては、リスク・マネジメント委員会の下に設けた各委員会による機動的な活動によりコンプライアンス、情報セキュリティの強化を図っております。 ⑤ 健康経営への取り組み 当社は健康経営への取り組みが評価され、「健康経営銘柄2026」に選定されるとともに「健康経営優良法人2026(大規模法人部門・ホワイト500)」に認定されました。「健康経営銘柄」への選定は3年連続3度目、「健康経営優良法人(大規模法人部門・ホワイト500)」への認定は3年連続5度目となります。 当社では、社員が最大の財産であることを経営の基本方針としており、代表取締役を最高責任者、人事担当役員を施策の企画・実行のトップとし、人事部が関連部署・NSD健康保険組合と連携して健康経営を推進しております。 健診結果に応じたきめ細やかな面談等、病気の発生を未然に防ぐための取り組みに力を入れ、治療・育児・介護中も働きやすい社内制度の浸透に努めています。 加えて、自社開発アプリを活用し、ウォーキングイベントの実施や自宅でできる運動の動画・心身の健康に関する情報を配信し、社員の意識向上を図っています。 当社は今後も、社員一人ひとりの持つ力を最大限に発揮できるよう努めてまいります。
事業等のリスク1,891字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、当社では、全社的リスクに適切に対応するため、取締役会の下にリスク・マネジメント委員会を設置しております。同委員会で個別リスクを年1回洗い出し、顕在化したときの大きさ(影響度)及び顕在化する可能性(発生頻度)から評価し、取締役会で、当社全体で優先的に対応すべきリスクを重点リスク項目として選定し、それらへの対応方針及び対応策を決定しております。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 また、下記のリスク項目は影響の程度が高いと判断した項目であり、当社グループに係る全てのリスクを網羅・列挙したものではありません。 (1) 事業全般におけるリスク 当社グループの事業全般におけるリスクにつきましては、社会・経済情勢の変化、IT技術の変革、システム投資動向、海外企業を含む業界他社との競合状況、お客様の信用状況、大型案件成約の成否、個別プロジェクトの進捗状況や採算性、協力会社とのアライアンス状況などにより、当社グループの業績が変動する可能性があります。 そのリスクに対しましては、プロジェクト管理を含むリスクマネジメントを徹底しております。 (2) DXやAI分野への対応の遅れによるリスク DXやAI分野への対応の遅れから生じる受注機会の逸失などにより、当社グループの業績が変動する可能性があります。 そのリスクに対し、「イノベーション事業本部」・「AI・ソリューション事業本部」と「NSD AIテクノロジー株式会社」を中心に、DX・AI分野に関連した技術・ノウハウの蓄積及び研究開発、優秀な人材の確保・育成、経営資源の有効で効率的な活用を進め、AIガバナンスに則った責任ある技術の提供を行ってまいります。 (3) 人材の確保・育成に関するリスク 当社グループが安定的に事業を運営し、かつ持続的に成長を遂げていくには、優秀な社員の採用・育成、ならびに協力会社からの適時適切な人材の提供が必要です。これらの人材確保が想定どおりに進まない場合、生産性低下やコスト増大等、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、多様な人材が活躍できるよう、人事制度や職場環境等の整備、適正な労働時間の管理や健康保持・増進のための取り組み等を行い人材確保に努めるとともに、資格取得支援や研修制度等の充実を図ることで人材育成に注力しております。また、協力会社とはコミュニケーションを十分にとりつつ、友好な関係構築に努めております。 (4) 情報セキュリティ及び知的財産権に関するリスク 当社グループの主力事業である情報サービス事業は、業務の性質上、お客様からお預かりした個人情報や機密情報など、お客様の重要な情報に接することになり、情報資産の流失や、外部からのウィルスなどの侵入、知的財産権の侵害などが発生した場合、社会的信用の失墜や訴訟提起、損害賠償などの事態を招く可能性があります。 そのリスクに対しましては、情報セキュリティ委員会、コンプライアンス委員会などの各委員会による指導や教育の実施ならびに全社的な取り組みの推進、外部への情報流出や外部からの不正侵入を防ぐセキュリティ対策などを徹底しております。 (5) 自然災害・感染症等の発生に伴うリスク 巨大地震や大型台風などの自然災害の発生により、当社グループの主要な事業所などが壊滅的な損害を被った場合や従業員の多くが被害を受けた場合は、その修復又は対応のために巨額な費用を要するなど当社グループの業績に影響を与える可能性があります。そのリスクに対しましては、それらが発生した場合や発生するおそれが生じた場合に備え、安否確認訓練等の実施や事業継続計画書の改善に取り組んでおります。 新型コロナウイルス感染症を含め、今後も世界規模の感染症等が発生する可能性があります。そのリスクに対しましては、日頃から事業継続計画の改善を進めるとともに、感染防止のための対策基準の運用の徹底、テレワーク、柔軟な働き方(オフピーク通勤やサテライトオフィス等)、各種感染症予防策の導入・改善で対応しております。 また、こうした取り組みは、自然災害や感染症等に限らず、今後も進展する働き方の多様化にも有効であるものと認識しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,323字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1) 経営成績 [環境認識] 当連結会計年度における我が国経済につきましては、物価上昇や日銀の利上げなど金融資本市場の変動等の影響、米国の通商政策の動向等の不確定要素もありましたが、国内景気は雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら足下では中東情勢の悪化に起因した景気下振れリスクもあり、今後の動向には留意が必要です。 このようななか、当社グループが属する情報サービス産業につきましては、堅調な企業業績に支えられ、引き続き経営課題の解決に向けたAIやDXの活用を目的にIT投資が進むとともに、基幹システムの刷新ニーズ等もあり、受注環境は良好に推移しました。 [当連結会計年度の取り組み] 当社グループは、当連結会計年度を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画において、売上高1,000億円を超える企業グループとなることを目標に掲げ、AI・DX領域への対応強化やM&Aを活用した業績拡大を進めた結果、2024年3月期に2年前倒しで当該目標を達成しました。当連結会計年度は、中期経営計画の最終年度として、戦略に掲げた施策を着実に実行し、一層の業績拡大を推進すべくさまざまな取り組みを進めてきました。 システム開発事業につきましては、新技術を利用した社会的ニーズの強いDX関連のシステム開発事業を成長ドライバーに、持続的な拡大を進めています。当連結会計年度においては、工場などにおける「化学物質の特定及び使用量把握」についてAIを活用し、独自のアルゴリズムを用いたシステム化を実現したほか、製造業における生産計画立案の自動化や、倉庫・物流業における最適な棚配置のアルゴリズム化等、新技術の活用に関する取り組みが進んでいます。足下では、水道事業体が対応を進めている「次世代水道事業DX」に関する課題抽出・対策検討等、事業に直結する経営課題の解決に向けた取り組みを支援しています。 ソリューション事業につきましては、第2の収益の柱とするため、市場ニーズを捉えた課題解決型ソリューションの創出と販売力の強化に取り組んでいます。特に生成AIの活用に注力しており、オンプレミスなどの自社専用環境で利用可能な業務効率化ソリューションとして、プライベート生成AIプラットフォーム「BizInsight」を開発し、提供しています。 [当連結会計年度の実績] 当連結会計年度の実績につきましては、受注環境が良好に推移したことから、以下のとおりとなりました。 単位:百万円 2025年3月期   2026年3月期 前連結会計年度比 システム開発事業   92,392   100,106   7,713   8.3% ソリューション事業   15,398   17,707   2,308   15.0% 売上高   107,791   117,813   10,022   9.3% DAS事業   49,702   57,578   7,875   15.8% うち DX・AI等新技術関連   34,303   39,870   5,566   16.2% 営業利益   16,849   19,073   2,223   13.2% 経常利益   17,038   19,326   2,288   13.4% 親会社株主に帰属する当期純利益   11,795   13,009   1,214   10.3% EBITDA   19,472   21,596   2,123   10.9% EBITDAマージン   18.1%   18.3%   0.3ポイント   - ※  DAS事業とは、当社グループの注力事業で、DXを目的としたシステム開発事業、AI等の新技術を活用したシステム開発事業、及びソリューション事業をいいます。 ※  EBITDAは「営業利益+減価償却費+のれん償却額」により算出しています。 売上高につきましては、システム開発事業で、金融ITの受注が引き続き高水準で推移したことや、産業ITが大きく伸長したことに加え、ソリューション事業で、セキュリティ製品等の受注が大きく伸長した結果、前連結会計年度比9.3%増収の117,813百万円となりました。このうち注力分野であるDAS事業につきましては、クラウドを利用したDX関連のシステム開発事業が伸長し、前連結会計年度比15.8%増収の57,578百万円となりました。営業利益は、システム開発事業が堅調に推移したことに加え、ソリューション事業における増収効果により、前連結会計年度比13.2%増益の19,073百万円となりました。以上の結果、経常利益は前連結会計年度比13.4%増益の19,326百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比10.3%増益の13,009百万円となりました。 中期経営計画(2022年3月期~2026年3月期)につきましては、M&A効果もあり目標であった売上高1,000億円を2年前倒しで達成したことに加え、営業利益についても、M&Aや人的資本への投資に伴う費用を吸収し、過去最高益を更新しました。最終年度の営業利益率は16.2%、ROEは18.4%となり、収益力強化・収益性向上についても着実に進捗しました。 単位:百万円 2021年3月期   2026年3月期   増減   成長率 期間累計   年平均 売上高   66,184   117,813   51,629   78.0%   12.2% DAS事業   18,004   57,578   39,573   219.8%   26.2% 営業利益(営業利益率)   9,842(14.9%)   19,073(16.2%)   9,230(1.3ポイント)   93.8%(-)   14.1%(-) EBITDA(EBITDAマージン)   10,509(15.9%)   21,596(18.3%)   11,086(2.5ポイント)   105.5%(-)   15.5%(-) ROE   13.7%   18.4%   4.7ポイント   -   - [セグメント別の実績] セグメント別の実績は以下のとおりとなりました。 (セグメント別売上高)  単位:百万円 2025年3月期   2026年3月期 前連結会計年度比 システム開発事業   金融IT   32,487   35,073   2,585   8.0% 産業IT   25,635   28,286   2,650   10.3% 社会基盤IT   22,441   24,200   1,759   7.8% ITインフラ   12,403   13,296   893   7.2% ソリューション事業   15,411   17,720   2,309   15.0% 調整額   △588   △764   △175   - 合 計   107,791   117,813   10,022   9.3% (セグメント別営業利益)  単位:百万円 2025年3月期   2026年3月期 前連結会計年度比 システム開発事業   金融IT   6,326   6,774   448   7.1% 産業IT   3,746   4,410   663   17.7% 社会基盤IT   4,552   4,759   206   4.5% ITインフラ   2,167   2,309   142   6.6% ソリューション事業   772   1,488   715   92.6% 調整額   △715   △668   47   - 合 計   16,849   19,073   2,223   13.2% ※  セグメント間の内部取引を含んだ計数を記載しています。 ※  調整額とは、セグメント間取引消去額及び全社費用(セグメントに帰属しない一般管理費等)をいいます。 <システム開発事業(金融IT)> 金融向けソフトウエア開発事業につきましては、保険会社の大型プロジェクトの収束があったものの、大手銀行からの受注が基幹システムの更改案件をはじめ既存案件の拡大により大きく伸長したことから、売上高は前連結会計年度比8.0%増収の35,073百万円となり、営業利益は前連結会計年度比7.1%増益の6,774百万円となりました。 <システム開発事業(産業IT)> 産業向けソフトウエア開発事業につきましては、自動車関連の製造業の受注が順調に推移したこと等により、売上高は前連結会計年度比10.3%増収の28,286百万円となり、営業利益は利益率の改善等により前連結会計年度比17.7%増益の4,410百万円となりました。 <システム開発事業(社会基盤IT)> 社会基盤向けソフトウエア開発事業につきましては、通信業のほか、公共団体、電気・ガス・水道業からの受注が大きく伸長したことから、売上高は前連結会計年度比7.8%増収の24,200百万円となりましたが、営業利益は、一部採算性の低いプロジェクトの影響もあり、前連結会計年度比4.5%増益の4,759百万円にとどまりました。 <システム開発事業(ITインフラ)> ITインフラ事業につきましては、銀行等の金融業や公共団体を中心に、各業種においてインフラ構築案件等の受注が堅調に推移したことにより、売上高は前連結会計年度比7.2%増収の13,296百万円となり、営業利益は前連結会計年度比6.6%増益の2,309百万円となりました。 <ソリューション事業> ソリューション事業につきましては、医療・ヘルスケアソリューションにおいて政府が推進する医療DXに関連した特需があったほか、公共団体等におけるセキュリティ強化のニーズ拡大や株主優待サービスにおいて大口顧客を獲得できたこと等により、売上高は前連結会計年度比15.0%増収の17,720百万円となり、営業利益は1,488百万円と前連結会計年度比約2倍になりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度   前連結会計年度比 システム開発事業   金融IT   35,073   百万円   8.0   % 産業IT   27,671   百万円   9.9   % 社会基盤IT   24,147   百万円   7.8   % ITインフラ   13,214   百万円   7.2   % ソリューション事業   17,707   百万円   15.0   % 合計   117,813   百万円   9.3   % (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高       受注残高 前連結会計年度比   前連結会計年度比 システム開発事業   金融IT   38,428   百万円   16.2   %   14,023   百万円   31.4   % 産業IT   27,543   百万円   2.8   %   5,368   百万円   △2.3   % 社会基盤IT   24,589   百万円   6.0   %   6,515   百万円   7.3   % ITインフラ   13,233   百万円   5.7   %   2,875   百万円   0.7   % ソリューション事業   18,145   百万円   14.3   %   3,300   百万円   15.3   % 合計   121,940   百万円   9.4   %   32,083   百万円   14.8   % ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度   前連結会計年度比 システム開発事業   金融IT   35,073   百万円   8.0   % 産業IT   28,286   百万円   10.3   % 社会基盤IT   24,200   百万円   7.8   % ITインフラ   13,296   百万円   7.2   % ソリューション事業   17,720   百万円   15.0   % 調整額   △764   百万円   - 合計   117,813   百万円   9.3   % (注) 調整額とは、セグメント間取引消去額及び全社費用(セグメントに帰属しない一般管理費等)です。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金の増加3,547百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加772百万円、有価証券の増加1,000百万円、退職給付に係る資産の増加2,688百万円及び、のれんの減少1,306百万円などから前連結会計年度末比6,956百万円増加し、97,442百万円となりました。 負債は、支払手形及び買掛金(前連結会計年度末は「買掛金」で表示)の増加745百万円、流動負債その他の増加816百万円、繰延税金負債の増加864百万円、短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)の減少705百万円、長期借入金の減少1,152百万円などから前連結会計年度末比409百万円増加し、22,642百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益による増加13,009百万円、配当金支払いによる減少6,652百万円、自己株式の取得による減少(単元未満株式買取請求分含む)2,001百万円、自己株式の処分による増加141百万円などから前連結会計年度末比6,547百万円増加し、74,799百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー ① キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、32,491百万円となり、前連結会計年度末比2,588百万円の増加となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益18,924百万円による資金の増加、法人税等の支払額6,035百万円による資金の減少を主因に、16,156百万円の資金の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出4,113百万円、無形固定資産の取得による支出507百万円、有形固定資産の取得による支出443百万円、定期預金の払戻による収入2,185百万円を主因に、3,084百万円の資金の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額6,652百万円、自己株式の取得による支出(単元未満株式買取請求分含む)2,001百万円を主因に、10,517百万円の資金の減少となりました。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要は、主に従業員への給与や賞与等の人件費、協力会社への外注費、事務所の賃借料等があります。投資資金需要については、先端技術の調査及び研究開発、自社独自サービス及びソフトウェアの開発、M&A資金等があります。 これらの資金需要に対しては、内部資金及び営業キャッシュ・フローでまかなうことを基本としております。また、M&A等で一時的に巨額の資金需要が発生する場合には財務健全性や調達コストを勘案しつつ、内部資金以外の金融機関からの借入等も含め、柔軟に資金調達を行います。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 ・収益認識における原価総額の見積り 請負契約による取引については、開発作業の進捗に伴って顧客に成果が移転し、一定の期間にわたり履行義務を充足することから、その進捗度に応じて収益を認識しております。期末日における見積原価総額に対する実際発生原価の割合に基づくインプット法を使用して進捗度を合理的に測定し、収益を認識しております。 進捗度に応じた収益の認識においては、プロジェクト毎に合理的かつ信頼性の高い総原価の見積りを行うとともに、適宜適切に、経営環境の変化及びプロジェクトの実態に即した総原価の見直しを行うことで進捗率及び売上高の精度を確保しております。また、見積り時点では予見できないような経営環境の大幅な変化が発生し、見積りが変更になった場合には、当連結会計年度においてその影響額を損益として認識することになります。 なお、連結財務諸表の作成において適用する会計基準等につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(重要な会計上の見積り)及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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