概要
株式会社JMDC(証券コード4483)は、ヘルスケアビッグデータと遠隔医療を二本柱とする企業である。製薬企業や保険会社向けに匿名加工された疫学データを提供し、健康保険組合向けには健康情報プラットフォーム「Pep Up」を展開する。また、放射線診断専門医の不足に対応する遠隔読影マッチングサービスも手掛ける。2026年3月期の連結売上高は504億円、営業利益105億円と高収益を誇り、従業員数は2444名である。
ヘルスビッグデータと遠隔医療の二軸事業
JMDCグループは、報告セグメントとして「ヘルスビッグデータ」と「遠隔医療」の二つを掲げる。ヘルスビッグデータセグメントはさらにインダストリー向け、保険者・生活者向け、医療提供者向けの三つに分かれ、製薬企業、保険会社、健康保険組合、医療機関など多様な顧客にデータサービスを提供する。遠隔医療セグメントは、子会社ドクターネットを通じてCT/MRI画像の遠隔読影マッチングサービスを提供し、国内最大規模の放射線診断専門医ネットワークを形成する。2026年3月期のセグメント売上収益は、ヘルスビッグデータが440億円、遠隔医療が63億円である。
ヘルスビッグデータセグメントの内訳
インダストリー向け事業では、健康保険組合や医療機関由来の匿名加工疫学データを製薬企業や保険会社に提供する。疾病の有病率計算や治療追跡に強みを持ち、アドホック販売(個別抽出・分析)とデータベース販売(アクセス権付与)が主なサービスである。保険者・生活者向け事業では、健康保険組合のレセプト・健診データをデータベース化し、保健事業のPDCAを支援する。加入者向けには健康情報プラットフォーム「Pep Up」を提供し、ユーザーID数は800万を超える。医療提供者向け事業では、薬剤データベースの開発・販売や、大規模病院向け部門システムの開発・保守を行う。
遠隔医療セグメントの仕組み
遠隔医療セグメントは、放射線診断専門医の過重労働や地域偏在という社会課題を背景に成長してきた。日本の放射線診断専門医は約6000名であるのに対し、病院・診療所は約11万施設あり、専門医の不足が顕著である。JMDCは子会社ドクターネットを通じて、医療機関からの画像診断依頼を遠隔で受け付け、契約読影医による診断レポートを提供するマッチングサービスを運営する。サブスペシャリティごとに最適な読影医を割り当て、高品質なレポートを迅速に提供する。また、医療機関と読影医をクラウドでつなぐASPサービスも提供する。
グループ構成と子会社の役割
JMDCグループは、当社と47の子会社で構成される。ヘルスビッグデータセグメントには、メディカルデータベース株式会社、データインデックス株式会社、エヌエスパートナーズ株式会社、株式会社キャンサースキャンが含まれる。キャンサースキャンは自治体向け特定健診受診率向上事業などを手掛ける。遠隔医療セグメントは株式会社ドクターネットが中核である。親会社はオムロン株式会社であり、資本業務提携により予防ソリューションの共同開発や海外事業展開も進めている。グループ全体で、データとICTを活用した持続可能なヘルスケアシステムの実現を目指す。
業界の中での役割はヘルスケアデータ・サービスのプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01インダストリー(製薬・保険)主力
製薬企業や保険会社に対し、匿名加工化された疫学データ(健康保険組合・医療機関由来)を提供。疾病の有病率・罹患率計算や治療追跡に強み。アドホック販売、データベース販売、コンサルティング、アプリ開発を提供。
- アドホック販売
- 個別の要望に応じてデータベースから必要なデータを抽出・分析するサービス。
- データベース販売
- データベースの一部または全部へのアクセス権を付与するサービス。
02遠隔医療主力
CT/MRI等の医用画像の遠隔読影マッチングサービスを提供。放射線診断専門医の不足に対応し、国内最大規模の放射線診断専門医プラットフォームを形成。サブスペシャリティごとに最適なマッチングを行い、高品質な読影レポートを迅速に提供。
遠隔読影のリーディングカンパニー、国内最大規模の放射線診断専門医プラットフォーム
- 遠隔読影マッチングサービス
- 医療機関からの画像診断依頼を遠隔で受け付け、契約読影医による診断レポートを提供するサービス。
- ASPサービス
- 医療機関と放射線診断専門医をクラウドでつなぎ、遠隔での画像診断を可能とするサービス。
03保険者・生活者準主力
健康保険組合向けにレセプト・健診データのデータベース化と保健事業支援サービスを提供。組合員には健康情報プラットフォーム「Pep Up」を提供。自治体向けには特定健診受診率向上など予防医療サービスを提供。
- Pep Up
- 当社開発の健康情報プラットフォーム。健診結果、医療費通知、調剤履歴の表示、健康年齢算出、ポイントプログラム、健康コンテンツを提供。ウェアラブル端末連携も可能。
04医療提供者準主力
薬剤DB事業では医薬品添付文書等に基づくデータベースを開発し、医療系システム会社に提供。大規模病院向け部門システムの開発・販売・保守も行う。その他、医療機関の経営・オペレーション改善コンサルティングや診療報酬債権のファクタリングも提供。
- 薬剤データベース
- 医薬品添付文書等に基づき、当社薬剤師の薬学的見解を加味したデータベース。医療系システム会社に提供。
- 病院向け部門システム
- 大規模病院向けに薬剤データベースを用いた部門システムの開発・販売・保守。
製品と技術
健康情報プラットフォーム「Pep Up」
Pep Upは、JMDCが開発した健康情報プラットフォームであり、健康保険組合の加入者向けに提供される。保険者データから連携された健診結果、医療費通知、調剤履歴を表示するほか、独自の健康年齢算出サービス、ポイントプログラム、健康コンテンツを備える。ウェアラブル端末との連携も可能で、日々の生活習慣の記録と健康管理を支援する。2026年3月期時点でユーザーID数は800万を超え、国民的な普及を目指している。重症化予防のための介入策の立案や効果測定にも活用される。
薬剤データベースと病院向け部門システム
JMDCの薬剤データベース事業は、医薬品添付文書等の情報に自社薬剤師の薬学的見解を加味したデータベースを開発し、医療系システム会社に提供するものである。さらに、このデータベースを活用した大規模病院向け部門システムの開発・販売・保守も手掛ける。これにより、病院内の薬剤情報管理の効率化を支援する。その他の医療提供者向け事業として、医療機関の経営・オペレーション改善コンサルティングや診療報酬債権のファクタリングも提供している。
遠隔読影マッチングサービス
JMDCグループは、子会社ドクターネットを通じて、CT/MRI等の医用画像の遠隔読影マッチングサービスを提供する。放射線診断専門医が不足する医療機関からの診断依頼をクラウド経由で受け付け、契約読影医による診断レポートを迅速に提供する仕組みである。国内最大規模の放射線診断専門医プラットフォームを有し、サブスペシャリティごとに最適な医師をマッチングすることで高品質な読影を実現する。また、ASPサービスとして、医療機関と読影医をクラウドでつなぐ基盤も提供する。
人工知能エンジン「AI-RAD」の開発
遠隔医療分野では、人工知能エンジンプラットフォーム「AI-RAD」の開発にも取り組んでいる。2021年12月には、日本で初めてとなる胸部X線肺炎検出AIエンジン(COVID-19対応)の薬事承認を取得し、提供を開始した。AI-RADは読影業務をアシストする機能を持ち、画像診断の効率化と精度向上に寄与する。現在も機能追加が進められており、アジア市場への展開も視野に入れた準備が進められている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 遠隔医療遠隔読影のリーディングカンパニー、国内最大規模の放射線診断専門医プラットフォーム
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
医療データ活用で国内トップクラス
情報・通信業に分類される医療情報システム企業。売上高300〜500億円と同業他社(VRAIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワーク)を大きく上回り、業界内での規模は突出している。営業利益率20%超と高収益を維持し、医療情報分野でのシェアが高いと推測される。大手としてのブランド力やデータ活用技術で優位に立つが、新興企業の追い上げに警戒が必要。
強み
- 同業他社を圧倒する売上高を誇り、業界のリーダー的立場。
- 営業利益率20%超と非常に高く、安定した収益基盤。
- 医療データ活用で長年の実績とノウハウを保有。
- 売上高が増加傾向で、市場拡大の恩恵を受けている。
課題
- 同業の新興企業が革新的サービスでシェアを奪う可能性。
- 医療データの取り扱いに関する法規制強化の影響を受けやすい。
- AIやクラウドなど新技術への投資が不可欠。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字がJMDC
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6457グローリー | 2,734億円 | 16.8倍 |
| 2 | 9744メイテックグループホールディングス | 2,630億円 | 17.3倍 |
| 3 | 9759NSD | 2,486億円 | 17.0倍 |
| 4 | 3697SHIFT | 2,373億円 | 27.6倍 |
| 5 | 4722フューチャー | 2,333億円 | 17.6倍 |
| 6 | 4483JMDC | 2,202億円 | 32.8倍 |
| 7 | 2175エス・エム・エス | 2,188億円 | — |
| 8 | 9746TKC | 2,152億円 | 15.3倍 |
| 9 | 2317システナ | 1,916億円 | 14.2倍 |
| 10 | 4547キッセイ薬品工業 | 1,892億円 | 12.3倍 |
| 11 | 9682DTS | 1,867億円 | 15.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 8件
2002年、日本医療データセンターとして創業
2002年1月、株式会社日本医療データセンターが東京都中野区に設立された。同年4月には本社を千代田区に移転し、医療データ関連事業を開始する。創業当初から、製薬企業向けのデータ提供や保険者向けサービスなど、現在の事業の原型となる取り組みを進めた。設立から4年後の2006年4月には、製薬会社向けインターネットアンケート調査事業を株式会社インテージ(現インテージホールディングス)に営業譲渡し、事業を医療データに特化する方向を明確にした。
2008年、オリンパスグループ傘下へ
2008年2月、オリンパス株式会社が旧日本医療データセンターの発行済株式の71.8%を取得し、同社はオリンパスの連結子会社となる。これにより、医療機器大手の経営資源を背景に事業拡大を図る布石が打たれた。その後2010年6月には、オリンパスが全株式を取得し完全子会社化。同年7月には、オリンパスビジネスクリエイツ株式会社が全株式を取得し、同社の親会社となった。オリンパスグループ時代には、医療データ事業の基盤がさらに強化されたと見られる。
2013年、ノーリツ鋼機グループへの移行
2013年5月、ノーリツ鋼機株式会社の子会社である株式会社ビジネスマネジメントが旧日本医療データセンターの全株式を取得し、同社はノーリツ鋼機グループの傘下となる。同時に本社を東京都港区芝大門に移転し、現在の所在地となる。この資本異動により、JMDCは新たな成長ステージに入る。ノーリツ鋼機は写真関連機器を中心とする企業であり、医療データ事業とのシナジーは限定的だったが、経営の独立性を保ちながら事業を拡大した。
2013年以降の事業拡大と連結子会社の展開
2013年のノーリツ鋼機傘下入り後、JMDCは医療ビッグデータと遠隔医療の両軸で急成長を遂げる。子会社の拡充も進め、メディカルデータベース、データインデックス、エヌエスパートナーズ、キャンサースキャン、ドクターネットなどを連結対象に加えた。特に遠隔医療ではドクターネットを通じて国内最大級の放射線診断専門医ネットワークを構築。2021年12月には胸部X線肺炎検出AIエンジンの薬事承認を取得し、AI技術の実用化にも踏み出した。
親会社オムロンとの連携と現在の規模
詳細な時期は不明だが、JMDCはオムロン株式会社を親会社とする企業集団に属している。オムロンとの資本業務提携により、予防ソリューションの共同開発や海外展開を推進。2026年3月期の連結売上高は504億円、営業利益105億円に達し、従業員数は2444名となった。健康経営アライアンスは525社・団体が参加する規模に成長し、Pep UpのユーザーID数は800万を超える。日本のヘルスケアデータ利活用のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。
年表8件を開く
2000年代
- 2002年1月創業株式会社日本医療データセンターを東京都中野区に設立
- 2002年4月東京都千代田区に本社事業所を移転
- 2006年4月製薬会社向けインターネットアンケート調査事業を、株式会社インテージ(現 株式会社インテージホールディングス)に営業譲渡
- 2008年2月オリンパス株式会社が、旧日本医療データセンターの発行済株式の71.8%を取得し、同社の親会社となる
2010年代
- 2010年6月オリンパス株式会社が、旧日本医療データセンターの発行済株式の全株式を取得
- 2010年7月オリンパスビジネスクリエイツ株式会社が、旧日本医療データセンターの全株式を取得し、同社の親会社となる
- 2013年5月ノーリツ鋼機株式会社の子会社である株式会社ビジネスマネジメントが、旧日本医療データセンターの株式を取得し、同社の親会社となる
- 2013年5月東京都港区に本社事業所を移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- EBITDAEBITDAによる評価(数値目標なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
データ利活用サービスの取引額最大化
製薬企業や保険企業向けに、アドホック販売やデータベース販売に加え、分析環境提供やコンサルティング、アプリ開発を強化し顧客単価を上げる。さらにデータの種類と量を拡大し、クロスセルを進める。
- 02
医療における価値創出
グループのデータ・ICT・医療現場サービスを活用し、AI画像診断エンジン開発や親会社との協業による予防ソリューション・海外事業展開を通じて医療の高度化・効率化を推進する。
- 03
社会生活者向け医療費健全化ソリューション
Pep Up等のPHRサービスを全国規模に拡大し、保険者と協働で高リスク者への介入をデータに基づき実施。投資対効果を明確化し、医療費抑制に貢献する事業モデルを構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で2,444人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は823万円で、6期前と比べて+26.5%。平均年齢は39.4歳、平均勤続年数は4.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 650 | 37.3 | 3.1 | 503 | — |
| 2021年3月 | 677 | 37.7 | 3.4 | 757 | — |
| 2022年3月 | 695 | 37.8 | 3.7 | 966 | — |
| 2023年3月 | 727 | 38.2 | 3.9 | 1,346 | — |
| 2024年3月 | 755 | 38.2 | 3.7 | 1,773 | — |
| 2025年3月 | 808 | 38.8 | 4.1 | 2,187 | 398 |
| 2026年3月 | 823 | 39.4 | 4.5 | 2,444 | 430 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社30社(国内 30 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内オムロン㈱(注)2京都市下京区議決権54.2%
- 国内メディカルデータベース㈱東京都港区議決権100.0%
- 国内データインデックス㈱東京都港区議決権100.0%
- 国内エヌエスパートナーズ㈱東京都港区議決権100.0%
- 国内ミーカンパニー㈱東京都港区議決権100.0%
- 国内㈱医薬情報ネット東京都港区議決権100.0%
- 国内㈱SEEDSUPPLY神奈川県藤沢市議決権100.0%
- 国内㈱アイシーエム東京都港区議決権100.0%
- 国内アンター㈱東京都港区議決権100.0%
- 国内㈱アイメプロ東京都中央区議決権100.0%
- 国内㈱キャンサースキャン東京都品川区議決権100.0%
- 国内リアルワールドデータ㈱東京都中央区議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
- ㈱HERO innovation福岡市中央区100%
- ジーワン㈱東京都港区100%
- ㈱CTD東京都中央区100%
- ㈱ファルマ東京都世田谷区100%
- 日本CHRコンサルティング㈱東京都港区100%
- ㈱ダイナミクス東京都中央区100%
- ㈱ライブワークス福岡市博多区100%
- ㈱メディクト東京都渋谷区100%
- ㈱東京アドメディカ東京都渋谷区80%
- ㈱テクノラボ東京都杉並区80%
- ㈱ハート・オーガナイゼーション大阪市淀川区100%
- パースペクティブ㈱東京都千代田区100%
- iRIS㈱東京都港区100%
- ㈱ドリームキャッチャー大阪市中央区100%
- ㈱真和東京都千代田区100%
- ㈱ドクターネット(注)3東京都港区100%
- ㈱JMDCキャピタル東京都港区100%
- ㈱Resilience at Work東京都品川区25%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は505億円、営業利益は105億円。前期と比べると増収増益で、売上が+21.1%、利益が+20.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 605億円 | 505億円 |
| 営業利益 | 115億円 | 105億円 |
| 純利益 | 71億円 | 68億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥18 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は126億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+88.1%、営業利益は−28.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 83 | — | — | 16 |
| 2024年1Q | 67 | 25 | 37.3 | 20 |
| 2024年2Q | 70 | 11 | 15.7 | 7 |
| 2024年3Q | 86 | 21 | 24.4 | 13 |
| 2024年4Q | 83 | — | — | 6 |
| 2025年2Q | 192 | 33 | 17.2 | 22 |
| 2025年4Q | 225 | 54 | 24.0 | 51 |
| 2026年2Q | 231 | 40 | 17.3 | 24 |
| 2026年4Q | 274 | 65 | 23.7 | 44 |
| 2027年1Q | 126 | 18 | 14.3 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は20億円から505億円へ25.3倍に増えた。直近期の営業利益率は20.8%。売上は10期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 20 | — | 5 | — | 2 |
| 2017年3月 | 22 | — | 6 | — | 2 |
| 2018年3月 | 30 | — | 6 | — | 4 |
| 2019年3月 | 101 | — | 14 | — | 10 |
| 2020年3月 | 122 | — | 22 | — | 15 |
| 2021年3月 | 168 | — | 36 | — | 25 |
| 2022年3月 | 218 | — | 48 | — | 32 |
| 2023年3月 | 278 | — | 59 | — | 43 |
| 2024年3月 | 306 | — | 54 | — | 46 |
| 2025年3月 | 417 | 87 | 85 | 20.9 | 73 |
| 2026年3月 | 505 | 105 | 100 | 20.8 | 68 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高505億円のうち、営業利益として残るのは105億円で20.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は68億円、売上の13.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.1%228億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.0%177億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.8%105億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが86億円、投資CFが−106億円で、差し引きのフリーCFは−20億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は290億円で、売上の6.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 10 | −3 | −2 | 7 | 10 |
| 2019年3月 | 18 | −3 | 12 | 15 | 36 |
| 2020年3月 | 31 | −39 | 49 | −8 | 77 |
| 2021年3月 | 32 | −91 | 181 | −59 | 199 |
| 2022年3月 | 38 | −81 | −24 | −43 | 132 |
| 2023年3月 | 41 | −228 | 283 | −187 | 228 |
| 2024年3月 | 0 | −249 | 166 | −249 | 145 |
| 2025年3月 | 147 | −35 | 65 | 112 | 322 |
| 2026年3月 | 86 | −106 | −13 | −20 | 290 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は1,585億円。このうち返さなくてよい自己資本が837億円で、自己資本比率は52.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 34 | 11 | 23 | 31.4 |
| 2017年3月 | 35 | 12 | 23 | 34.7 |
| 2018年3月 | 53 | 18 | 35 | 33.3 |
| 2019年3月 | 190 | 61 | 129 | 32.3 |
| 2020年3月 | 269 | 131 | 138 | 48.7 |
| 2021年3月 | 583 | 283 | 300 | 48.8 |
| 2022年3月 | 621 | 312 | 309 | 50.2 |
| 2023年3月 | 986 | 645 | 341 | 65.5 |
| 2024年3月 | 1,225 | 706 | 519 | 57.6 |
| 2025年3月 | 1,430 | 780 | 645 | 54.6 |
| 2026年3月 | 1,585 | 837 | 744 | 52.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で605社中96位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中574位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,365で、1年前と比べて-18.3%。過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 32.8倍 |
| PER (会社予想) | 31.1倍 |
| PBR | 2.65倍 |
| 配当利回り | 0.53% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月7日に-5.33%下落したが、8月6日には大幅高(前日比+16%)があり、荒い値動き。1ヶ月で+7.14%と上昇。25日線(3200円)は上回るが、200日線(3546.44円)は下回る。出来高580600株と高水準。RSIは57.48と中立。52週高値4950円からは約32%低い。ボラティリティが高く、注意が必要。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり18円で、前期から+12.5%。いまの株価に対する利回りは0.53%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 10 | — | 46.4 |
| 2023年3月 | 12 | 20.0 | 54.3 |
| 2024年3月 | 14 | 16.7 | — |
| 2025年3月 | 16 | 14.3 | 33.6 |
| 2026年3月 | 18 | 12.5 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥18
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ8,000人。区分でいちばん多いのは事業法人で59.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が72.0%を占め、残る28.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 50.0 | 48.7 | 46.9 | 61.0 | 60.4 | 59.0 |
| 外国法人 | 27.2 | 22.2 | 20.4 | 14.7 | 17.1 | 17.6 |
| 金融機関 | 7.4 | 15.9 | 18.4 | 12.3 | 11.7 | 13.0 |
| 個人・その他 | 14.3 | 12.6 | 13.6 | 11.4 | 9.3 | 9.0 |
| 証券会社 | 1.1 | 0.6 | 0.6 | 0.5 | 1.4 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | オムロン株式会社 | 54.19 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.30 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.54 |
| 04 | ノーリツ鋼機株式会社 | 4.55 |
| 05 | INDUS SELECT MASTER FUND, LTD. (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ) | 3.43 |
| 06 | BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC SECURITIES/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ) | 1.05 |
| 07 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UKUC UCITS CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ) | 0.89 |
| 08 | 松島 陽介 | 0.86 |
| 09 | 山元 雄太 | 0.76 |
| 10 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 0.75 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−99%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 56,695 | 243,029 | 26.4 | — | — |
| 2017年3月 | 18,459 | 139,974 | 14.1 | — | — |
| 2018年3月 | 22 | 100 | 25.1 | — | — |
| 2019年3月 | 24 | 132 | 25.7 | — | — |
| 2020年3月 | 31 | 252 | 15.9 | 73.9 | — |
| 2021年3月 | 47 | 505 | 12.0 | 112.2 | — |
| 2022年3月 | 58 | 551 | 10.9 | 117.1 | 46.4 |
| 2023年3月 | 71 | 1,026 | 8.9 | 63.9 | 54.3 |
| 2024年3月 | 72 | 1,081 | 6.8 | 50.3 | — |
| 2025年3月 | 111 | 1,193 | 9.8 | 24.8 | 33.6 |
| 2026年3月 | 103 | 1,278 | 8.4 | 31.3 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
20名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松島陽介 | 取締役会長 | 54 | 565,178 |
| 野口亮 | 代表取締役社長 兼 CEO | 46 | 72,596 |
| 山元雄太 | 取締役 | 43 | 498,950 |
| 竹田誠治 | 取締役 | 59 | — |
| 李智賢 | 取締役 | 59 | — |
| 霜田恒夫 | 取締役(監査等委員) | 72 | — |
| 林南平 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 藤岡大祐 | 取締役(監査等委員) | 45 | — |
| 渡邊多永子 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 久保田弦 | 執行役員 兼 CFO | — | — |
| 足立昌聰 | 執行役員 兼 CDPO | — | — |
| 坂井康展 | 執行役員 | — | — |
残りの役員8名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 浜田貴之 | 執行役員 | — |
| 加納真 | 執行役員 | — |
| 泉屋一行 | 執行役員 | — |
| 三原洋一 | 執行役員 | — |
| 倉岡寛 | 執行役員 兼 CPO | — |
| 米倉章夫 | 執行役員 | — |
| 小迫明弘 | 執行役員 | — |
| 岩井浩一 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 94 | 94 | 31 |
| 社外取締役 | 5 | 32 | 32 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,529字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,257字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,990字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,750字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-08-05
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