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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アミタホールディングス

AMITA HOLDINGS CO.,LTD.2195 · Growth · サービス業

廃棄物を資源に変える「100%再資源化」技術を核に、企業・自治体のサステナビリティ移行を支援する社会デザイン企業。

概要

アミタホールディングスは、持続可能社会の実現を使命とする持株会社である。2010年1月にアミタ株式会社の単独株式移転により設立され、2013年7月に東京証券取引所JASDAQ(グロース)に上場した(現在はグロース市場)。連結子会社5社と持分法適用関連会社2社から成り、従業員数は189人(有価証券報告書提出日現在)。本社は京都府京都市中京区に置く。主たる事業は「社会デザイン事業」であり、企業や自治体の持続可能な経営・地域運営への移行を統合的に支援する。売上高は連結で約49億円(2025年12月期)、営業利益4億円と中堅規模である。

四つの事業セグメントで構成される社会デザイン事業

アミタグループの事業は「社会デザイン事業」の名称で一括されるが、有価証券報告書では四つの報告セグメントに区分されている。第一は「トランジションストラテジー事業」で、企業向けの循環型事業創出支援「Cyano Project」と自治体向けのコミュニティデザインサービス「MEGURU STYLE」を中核とする。第二の「サーキュラーマテリアル事業」は、廃棄物を100%再資源化した循環資源の製造・供給を担い、国内4か所の自社製造所と協業企業ネットワークを有する。第三の「海外統括事業」はマレーシアとインドネシアにおける再資源化事業の構築・拡大を推進する。第四の「サーキュラーマネジメント事業」は持分法適用関連会社サーキュラーリンクス株式会社を通じて、廃棄物管理のICTソリューションやBPOを提供する。各セグメントは相互に連携し、顧客のサステナビリティ経営を統合的に支援する体制を取っている。

国内安定・海外拡大を目指す収益構造

アミタグループの連結売上高は2012年12月期の44億円から緩やかに増減し、2020年12月期には46億円、2021年12月期に52億円まで伸びた後、2025年12月期は49億円とほぼ横ばいで推移している。営業利益は長期にわたり非開示だったが、2024年12月期に5億円、2025年12月期に4億円と黒字を計上している。純利益は2015年12月期に1億円の赤字を記録した後、2019年以降は2〜6億円の黒字で安定している。収益の大部分は国内の循環資源製造・環境認証事業が占めるが、海外事業はマレーシアの持分法関連会社AMITA NAZA SDN. BHD.を通じた再資源化事業が継続的に寄与している。インドネシアでは2024年に現地合弁会社を設立し、2027年度内の事業開始を計画するなど、海外比率の引き上げを中期的な目標としている。

国内4拠点と東南アジアに広がる事業拠点

国内では、アミタサーキュラー株式会社が運営する4か所の循環資源製造所が中核拠点である。川崎循環資源製造所(2010年4月開設)と北九州循環資源製造所(2010年6月開設)は初期からの拠点で、その後南三陸BIO(2015年10月開設)や姫路循環資源製造所が加わった。さらに協業企業ネットワーク「アミタ地上資源パートナーズ」が国内4か所に存在する。海外では、マレーシアに持分法適用関連会社AMITA NAZA SDN. BHD.を有し、現地の産業廃棄物100%再資源化事業を展開している。インドネシアでは2024年にPT Amita Tamaris Lestari(子会社)およびPT Amita Prakarsa Hijau(連結子会社)を設立し、同事業の構築を進めている。かつては台湾に循環資源製造所を有していたが、2020年6月に株式を譲渡し撤退している。

持株会社体制とグループ再編の歴史

アミタホールディングスは純粋持株会社として、グループ全体の戦略策定と経営管理を担う。主要な連結子会社は、国内事業を担うアミタサーキュラー株式会社(旧アミタ株式会社、2023年1月商号変更)、海外統括を担うAMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.(マレーシア)、インドネシア現地法人2社の計5社である。持分法適用関連会社には、廃棄物管理システムを提供するサーキュラーリンクス株式会社(2022年3月設立の合弁会社)と、マレーシアの再資源化事業会社AMITA NAZA SDN. BHD.が含まれる。グループは設立以来、吸収合併や子会社の譲渡を通じて組織を再編してきた。2021年11月には株式会社アミタ持続可能経済研究所を、2024年12月にはAMIDAO株式会社を吸収合併するなど、効率的な経営体制への集約を進めている。

業界の中での役割は循環経済(サーキュラーエコノミー)推進のトータルソリューションプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
49億円
営業利益
4億円
営業利益率
8.2%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2019/12
事業売上構成比利益利益率
地上資源45億円95.7%2億円4.4%
環境ソリュ ーション2億円4.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業(製造業など)主力

企業に対して、循環型事業創出・事業変革の支援(Cyano Project)、環境認証審査、廃棄物の100%再資源化サービス、サーキュラーマテリアルの開発・製造・供給を提供。廃棄物を原料とした再生資源の安定供給により、企業の持続可能な調達を支援する。

日本初のFSC森林認証審査会社であり、アジア初のMSC CoC認証機関。

主な製品・サービス3
Cyano Project
企業の循環型事業創出と事業変革を支援するコンサルティングサービス。
サーキュラーマテリアル
廃棄物を原料として製造される再生資源材料。CO2削減に寄与する。
100%再資源化サービス
産業廃棄物を100%再資源化する処理・供給サービス。国内4か所の自社製造所で提供。

02地方自治体準主力

自治体の持続可能な地域運営への移行を支援。MEGURU STYLEサービスを通じて、人口減少や少子高齢化などの課題解決を目指す。互助共助の仕組みと資源循環を組み合わせたコミュニティデザインを提供。

主な製品・サービス1
MEGURU STYLE
持続可能なコミュニティデザインサービス。MEGURU STATION等のハードと循環設計を組み合わせる。

03海外(アジア・大洋州)副次

マレーシア、インドネシアにおいて産業廃棄物の100%再資源化事業を展開。環境コンサルティングや循環型市場開拓により、アジア地域の持続可能な社会づくりに貢献。

主な製品・サービス1
産業廃棄物100%再資源化事業
マレーシアやインドネシアで産業廃棄物を100%再資源化する事業。

04企業(廃棄物管理)副次

サーキュラーリンクス社を通じて、顧客企業のESG経営を支援。廃棄物管理システムやBPOサービスを提供し、環境管理業務の効率化とサーキュラーエコノミー推進に貢献。

主な製品・サービス2
廃棄物マネジメントシステム
ITを活用した廃棄物管理のシステム。
サステナブルBPO
廃棄物管理業務を代行するアウトソーシングサービス。

製品と技術

Cyano Project――企業の循環型経営への移行を包括支援

「Cyano Project(シアノプロジェクト)」は、トランジションストラテジー事業の中核をなすサービスである。企業に対して、ビジョン策定、戦略立案、循環型の新事業創出、そして環境認証審査までを一貫して提供する。特に、サステナビリティ開示の義務化(SSBJ基準)を見据え、気候リスクを財務リスクとして経営戦略に統合する支援に強みを持つ。アミタ株式会社は日本初のFSC森林認証審査会社であり、アジア初のMSC CoC認証機関でもあることから、認証分野での信頼性が高い。2025年度には、大企業経営者向けセミナーを4回開催し、各回100社以上の参加を集めた。また、三井住友ファイナンス&リース、アビームコンサルティングなど5社との協業「Circular Co-Evolution」を通じて、製造業向けのトータルソリューションを提供している。

MEGURU STYLE――自治体の課題解決を目指すコミュニティデザイン

「MEGURU STYLE(めぐるスタイル)」は、地方自治体が抱える人口減少、少子高齢化、社会保障費増大、雇用縮小の4大課題を解決するために開発中のコミュニティデザインサービスである。ハードとしてMEGURU STATION®、MEGURU BOX®、MEGURU COMPLEXを用意し、互助共助の仕組みと物・情報の循環設計を基盤とする。サービスはまだ開発段階にあり、2028年度以降の実装開始と各地への展開を計画している。このサービスの特徴は、単なる廃棄物処理ではなく、住民・自治体・企業の協働を通じて関係性と多様性を豊かにする点にある。将来的には、同サービスで得られた情報をAIで分析し、調達予測や需要予測に活用する「サーキュラープラットフォーム」の中核をなすと位置づけられている。

100%再資源化技術とサーキュラーマテリアルの製造

サーキュラーマテリアル事業では、天然資源の代替となる「サーキュラーマテリアル」の開発・製造・供給を行っている。アミタサーキュラー株式会社は国内4か所の循環資源製造所(川崎、北九州、南三陸、姫路)で、産業廃棄物を100%再資源化する技術を有する。例えば、シリコンスラリーから再生資源を製造するプロセスや、セメント産業向けの循環資源の製造が行われている。2025年度には、姫路循環資源製造所に自動制御システムを導入したスマートファクトリーを建設中であり、2026年7月の操業開始を予定している。同社はこの取り組みを「サーキュラー3.0」と称し、AI等の最新技術を活用した情報マネジメントにより資源生産性の向上を図っている。また、協業企業ネットワーク「アミタ地上資源パートナーズ」を通じて、国内4か所の外部拠点でも再資源化を展開している。

環境認証審査サービス――FSC・MSC・ASCの認定機関

アミタ株式会社は、国際的な環境認証制度において審査・監査業務を提供している。主な認証として、適切な森林経営・管理に関するFSC® FM認証、認証木材を使用した製品管理に関するFSC® CoC認証、PEFC™ CoC認証がある。水産分野では、MSC認証機関として水産物の加工流通過程の管理(MSC CoC認証)、ASC認証機関として養殖場の認証(ASC養殖場認証)および加工流通過程の管理(ASC CoC認証)を手がける。同社は日本初のFSC森林認証審査会社であり、アジア初のMSC CoC認証機関としての歴史を持つ。2025年度も市場は堅調で、新規顧客からの受注を継続的に獲得している。認証審査員の増員やAI活用による業務効率化を進め、体制強化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 企業(製造業など)日本初のFSC森林認証審査会社であり、アジア初のMSC CoC認証機関。

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

リサイクル・環境事業の専門企業、収益安定

アミタホールディングスは産業廃棄物処理・リサイクルを主事業とし、サーキュラーエコノミー関連サービスを提供する。同業のダイブ(人材派遣)やJSH(物流)とは異なるセクターだが、サービス業内で環境分野に特化。2024年12月期の営業利益率は10.2%と安定しているが、売上高は約49億円と小規模。2025年12月期も同水準の予想で、大きな成長は見込まれていない。業界内ではニッチトップの地位にあるが、市場規模が限定的であり、事業拡大には新規需要開拓が不可欠。

強み

  • リサイクル法・廃棄物規制強化により、処理需要が安定的に存在。
  • 難処理物を含む産業廃棄物のリサイクル技術に強み。
  • 営業利益率10%前後を維持し、利益率は業界平均並み。
  • 製造業からの継続的な廃棄物処理受注により、安定収益基盤がある。

課題

  • 売上高約49億円と小粒で、規模の経済が働きにくい。
  • 2025年12月期の売上高横ばい予想で、大きな成長が見込めない。
  • 環境規制の変更により、処理コスト増や事業制限の可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアミタホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

持株会社設立と上場(2010年〜2013年)

2010年1月、アミタ株式会社の単独株式移転によりアミタホールディングス株式会社が設立され、同日付で大阪証券取引所ヘラクレスに新規上場した(アミタ株式会社は2009年12月に上場廃止)。この組織再編は、グループ経営の効率化と事業会社の機動性向上を目的としたものと見られる。同年4月にはアミタ株式会社から株式会社アミタ環境認証研究所とアミタプロパティーズ株式会社を新設分割により分離し、同時に川崎循環資源製造所と北九州循環資源製造所を開設した。2011年4月にはアミタエコブレーン株式会社を吸収合併し、同年9月には株式会社トビムシの株式を譲渡するなど、事業ポートフォリオの整理を進めた。2012年1月には本社を東京都千代田区から京都府京都市に移転し、経営の拠点を関西へとシフトした。

上場市場の統合と本店移転(2013年〜2015年)

2013年7月、大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、アミタホールディングスの上場市場は東京証券取引所JASDAQ(グロース)に移行した。同年12月には本店を東京都千代田区三番町から同区九段北に移転し、その後2015年3月には本店を京都府京都市に移転して本社と統一した。この間、2014年1月にはアミタプロパティーズ株式会社をアミタ株式会社に吸収合併し、2015年4月には株式会社アミタ環境認証研究所をアミタ株式会社に吸収合併するなど、子会社の統合を進めた。2015年10月には宮城県南三陸町に南三陸BIOを開設し、東北地方での資源循環事業を開始した。同年12月にはマレーシア企業との共同出資によりAMITA KUB-BERJAYA KITAR SDN. BHD.(現AMITA NAZA SDN. BHD.)を設立し、初の海外事業拠点を確保した。

台湾進出と撤退を経た海外戦略の転換(2016年〜2020年)

2016年3月、台湾子会社である台灣阿米達股份有限公司が台湾彰化県に台湾循環資源製造所を開設し、東アジアでの事業基盤を築いた。しかし、現地での事業展開は計画通りに進まず、2020年6月には同社の全株式を譲渡し、台湾から撤退した。この間、2018年から2019年にかけて連結純利益は1〜2億円の黒字を維持したが、収益の伸びは限定的であった。2021年11月には株式会社アミタ持続可能経済研究所をアミタ株式会社に吸収合併し、グループ内の研究開発機能を集約した。台湾撤退後は東南アジアに重点を移し、マレーシアの再資源化事業の拡大に注力することとなる。

市場区分変更とインドネシア参入(2022年〜2024年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(グロース)からグロース市場に移行した。同年3月にはMCPジャパン・ホールディングス株式会社との共同出資によりCodo Advisory株式会社(50%持分法適用関連会社)を設立し、サステナビリティアドバイザリー事業を強化した。2023年1月には中核事業会社の商号をアミタ株式会社からアミタサーキュラー株式会社に変更し、循環経済への特化を明確化した。2024年は海外展開が本格化し、4月にはマレーシア子会社をAMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.に商号変更の上、持株会社直轄とした。9月にはインドネシアでPT Amita Tamaris Lestariを、10月にはPT Amita Prakarsa Hijauを設立し、東南アジア第二の拠点を立ち上げた。同年12月にはAMIDAO株式会社を吸収合併し、グループのスリム化を図った。

合弁会社の整理と2030年ビジョンへの布石(2025年)

2025年12月、アミタホールディングスはCodo Advisory株式会社の全株式をMCPジャパン・ホールディングス株式会社に譲渡し、約4年にわたった合弁関係を解消した。譲渡の理由は有価証券報告書に明示されていないが、グループのリソースを中核事業と海外展開に集中させる意図と推察される。同年の連結売上高は49億円、営業利益4億円と堅調に推移し、純利益は3億円を計上した。同社は中長期経営計画として「エコシステム社会構想2030」を掲げ、Cyano Projectの強化、MEGURU STYLEの実装、サーキュラープラットフォームの構築、インドネシア事業の収益化などを目標に掲げている。2025年度は市場展開期の前段階として位置づけられ、翌年度以降の成長基盤の整備が進められている。

年表26件を開く

2010年代

  • 2010年1月創業アミタ株式会社の単独株式移転により持株会社アミタホールディングス株式会社を設立し、大阪証券取引所ヘラクレス(2010年10月よりJASDAQ(グロース))に新規上場(アミタ株式会社は2009年12月に上場廃止)
  • 2010年4月創業アミタ株式会社において、株式会社アミタ環境認証研究所、アミタプロパティーズ株式会社を新設分割設立
  • 2010年4月アミタ株式会社は、川崎市川崎区に川崎循環資源製造所を開設
  • 2010年6月アミタ株式会社は、北九州市若松区に北九州循環資源製造所を開設
  • 2011年4月M&Aアミタエコブレーン株式会社をアミタ株式会社に吸収合併
  • 2011年9月株式会社トビムシの株式を譲渡
  • 2012年1月本社を東京都千代田区から京都府京都市に移転
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に上場
  • 2013年12月本店を東京都千代田区三番町から東京都千代田区九段北に移転
  • 2014年1月M&Aアミタプロパティーズ株式会社をアミタ株式会社に吸収合併
  • 2014年1月本社を京都府京都市上京区から京都府京都市中京区に移転
  • 2015年3月本店を東京都千代田区から京都府京都市に移転
  • 2015年4月M&A株式会社アミタ環境認証研究所をアミタ株式会社に吸収合併
  • 2015年10月アミタ株式会社は、宮城県本吉郡南三陸町に南三陸BIOを開設
  • 2015年12月創業KUB-BERJAYA ENERGY SDN. BHD.(現NAZA ENVIRO HOLDINGS SDN. BHD.)(マレーシア)との共同出資により、マレーシアにAMITA KUB-BERJAYA KITAR SDN. BHD.(現AMITA NAZA SDN. BHD.)(40%持分法適用関連会社)を設立
  • 2016年3月台灣阿米達股份有限公司は、台湾彰化県に台湾循環資源製造所を開設

2020年代

  • 2020年6月台灣阿米達股份有限公司の株式を譲渡
  • 2021年11月M&A株式会社アミタ持続可能経済研究所をアミタ株式会社に吸収合併
  • 2022年3月MCPジャパン・ホールディングス株式会社との共同出資により、合弁会社Codo Advisory株式会社(50%持分法適用関連会社)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(グロース)からグロース市場に移行
  • 2023年1月商号変更アミタ株式会社を、アミタサーキュラー株式会社に商号変更
  • 2024年4月商号変更AMITA ENVIRONMENTAL STRATEGIC SUPPORT (MALAYSIA) SDN. BHD.を、AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.に商号変更し、アミタ株式会社からアミタホールディングス株式会社へ全株式移転
  • 2024年9月AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.(100%連結子会社)とタマリス・モヤグループのPT Tamaris Prima Energiとの共同出資により、合弁会社PT Amita Tamaris Lestariを設立
  • 2024年10月PT Amita Tamaris Lestari(60%連結子会社)とPT Indocement Tunggal Prakarsa Tbk.の子会社PT Sari Bhakti Sejatiとの共同出資により、合弁会社PT Amita Prakarsa Hijau(48%連結子会社)を設立
  • 2024年12月M&AAMIDAO株式会社(100%連結子会社)をアミタホールディングス株式会社に吸収合併
  • 2025年12月Codo Advisory株式会社(50%持分法適用関連会社)の株式をMCPジャパン・ホールディングス株式会社に譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    社会デザイン事業の確立

    無駄を生まない「循環」と関係性を増幅する「包摂」を軸に、社会循環OS「サーキュラープラットフォーム」を構築し、持続可能な社会を実現する事業モデルを2030年までに確立する。

  2. 02

    統合サステナビリティ・ソリューションの展開

    Cyano Project等の統合支援サービスを再構築し、AIを活用した資源生産性向上型モデル「サーキュラー3.0」への進化やスマートファクトリー稼働を通じて、サステナビリティ市場における独自ポジションを確立する。

  3. 03

    海外での再資源化事業の拡大

    マレーシアでの再資源化事業を拡大し、インドネシアでの事業を2027年度開始目標に準備を加速。アジア・大洋州で循環型社会の仕組みづくりを推進する。

  4. 04

    地域課題解決型社会インフラMEGURU STYLEの開発

    人口減少等の地域課題に対し、互助共助型の生活スタイルを促す社会インフラ「MEGURU STYLE」のプロトタイプ構築を京都府亀岡市で進め、デジタル情報プラットフォームの構築等に取り組む。

  5. 05

    パートナーシップと経営基盤の強化

    エコシステム社会機構への参画やSIPプロジェクトの継続、週32時間就労やWell-being向上等の企業文化醸成、AI活用と人財育成により、経営資源の増幅を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で189人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は617万円で、9期前と比べて+22.9%平均年齢は37.9歳、平均勤続年数は8.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月161
2017年12月164
2018年12月161
2019年12月50239.49.0157
2020年12月53138.58.5161
2021年12月58638.18.9157
2022年12月57538.99.9169
2023年12月59236.67.8178
2024年12月62838.38.0184272
2025年12月61737.98.8189212

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率35.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 4 / 海外 4、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
北九州循環資源製造所 — 北九州市若松区790百万円
姫路循環資源製造所 — 兵庫県姫路市767百万円
茨城循環資源製造所 — 茨城県筑西市194百万円
東京支社 — 東京都千代田区66百万円
本店 — 京都市中京区3百万円
主な関係会社
  • 国内
    アミタ㈱(注)1、2
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アミタサーキュラー㈱(注)1、3
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD. (注)1
    マレーシア クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT Amita Tamaris Lestari (注)1、4
    インドネシアジャカルタ · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 海外
    PT Amita Prakarsa Hijau (注)1、4
    インドネシアジャカルタ · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    サーキュラーリンクス㈱
    東京都 千代田区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 海外
    AMITA NAZA SDN. BHD. (注)4
    マレーシア クアラルンプール · 持分法適用会社
    議決権40.0%
  • 国内
    大平洋金属㈱(注)6
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権33.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は49億円営業利益4億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-20.0%。

売上高
+0.0%
49億円
営業利益
-20.0%
4億円
純利益
-25.0%
3億円
営業利益率
8.2%
前期比 -2.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高52億円49億円
営業利益5億円4億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は24億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1119.11
2023年2Q1119.10
2023年3Q1000.00
2023年4Q132
2024年1Q1119.12
2024年2Q1218.30
2024年4Q26311.52
2025年2Q2328.71
2025年4Q2627.72
2026年2Q2428.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は44億円から49億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月4410
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に上場
2013年12月4711
アミタプロパティーズ株式会社をアミタ株式会社に吸収合併
2014年12月44−10
KUB-BERJAYA ENERGY SDN. BHD.(現NAZA ENVIRO HOLDINGS SDN. BHD.)(マレーシア)との共同出資により、マレーシアにAMITA KUB-BERJAYA KITAR SDN. BHD.(現AMITA NAZA SDN. BHD.)(40%持分法適用関連会社)を設立
2015年12月460−1
台灣阿米達股份有限公司は、台湾彰化県に台湾循環資源製造所を開設
2016年12月4710
2017年12月481−3
2018年12月4710
2019年12月4722
2020年12月4634
株式会社アミタ持続可能経済研究所をアミタ株式会社に吸収合併
2021年12月5266
MCPジャパン・ホールディングス株式会社との共同出資により、合弁会社Codo Advisory株式会社(50%持分法適用関連会社)を設立
2022年12月4875
アミタ株式会社を、アミタサーキュラー株式会社に商号変更
2023年12月4553
AMIDAO株式会社(100%連結子会社)をアミタホールディングス株式会社に吸収合併
2024年12月495610.24
2025年12月49458.23

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高49億円のうち、営業利益として残るのは4億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.1%27億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.7%17億円
  • その他の費用持分法損益などの調整2.0%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.6pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
11.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが6億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は31億円で、売上の7.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月2−1−119
2013年12月4−1−2311
2014年12月1−1−307
2015年12月0−43−47
2016年12月4−50−16
2017年12月2−1016
2018年12月3−1−227
2019年12月4−2−228
2020年12月401412
2021年12月9−1−6814
2022年12月6−1−1518
2023年12月7−48328
2024年12月5−5−1027
2025年12月6−86−231

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は77億円。このうち返さなくてよい自己資本が30億円で、自己資本比率は38.3%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月3963315.3
2013年12月4273516.8
2014年12月3773018.8
2015年12月4163514.6
2016年12月4263613.4
2017年12月382365.6
2018年12月373347.3
2019年12月3843411.1
2020年12月4383518.8
2021年12月44152932.9
2022年12月48202841.4
2023年12月62233936.6
2024年12月66273940.5
2025年12月77304738.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
21億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
47億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中245位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中457位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥394で、1年前と比べて+7.2%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥394+4.0%1ヶ月+16.9%1年+7.2%時価総額69億円
過去52週の値幅
安値¥288高値¥675

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.5倍
PER (会社予想)19.1倍
PBR2.30倍
配当利回り1.27%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月26日に316円、6月29日に307円と急落しましたが、その後は反発基調を強め、8月4日には337円まで回復しました。25日移動平均線は326円で、株価はこれを約3.4%上回っており、短期的な上昇トレンドが形成されています。一方、52週高値の675円からは約50%下方に位置し、年初来では約12%下落しています。出来高は7月14日に9万株と突出しましたが、直近は5千株台と低水準で、様子見姿勢がうかがえます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 58/100)

PERは18.41倍と業界平均22.49倍を下回り、PBRは2.02倍で業界平均3.18倍より低い。ROEは11.09%と健全。配当利回りは1.48%と業界平均2.74%を大幅に下回り、配当性向も10.6%と低く株主還元に課題。売上高は横ばいで、2025年12月期の営業利益は4億円と前年から減少し、成長は鈍化。PERとPBRは割安だが、配当と成長の面で見劣りし、総合的にほぼ妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.5倍23.4倍
PER (予想)19.1倍
PBR2.30倍3.51倍
ROE11.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

環境問題への関心や規制強化が追い風となる一方、売上高が約50億円と小規模で、成長性や収益性、競争環境が投資判断の焦点。強気派は、サーキュラーエコノミー関連の政策需要拡大と専門コンサルティングの付加価値を評価し、中期的な成長を期待する。弱気派は、売上高が横ばいで成長が見られず、営業利益率も低下傾向にあること、競合が多く価格競争に陥るリスクを指摘する。また、業績が変動しやすく、安定性に欠けるとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 政策追風

    環境規制強化やSDGs意識の高まりが環境コンサル需要を後押し。

  • 専門性

    資源循環に特化したコンサルで付加価値の高いサービスを提供。

  • 安定利益

    売上規模は小さいが、直近も黒字を確保。

  • 2024年12月期に営業利益率10.2%の高収益を達成通年影響

    売上高49億円に対し営業利益5億円、営業利益率10.2%を記録。高収益体質が評価対象

  • 2025年12月期も純利益3億円の黒字を維持通年影響

    売上高49億円、純利益3億円の黒字予想。減益ながら赤字転落を回避

  • ROE11.09%でPBR2.02倍の資本効率は良好継続影響

    ROE11.09%に支えられPBR2.02倍でも資本収益性は十分。評価の下支えとなる

  • 時価総額59億円と小型で成長余地が大きい不定影響

    時価総額59億円、PER18.41倍。増益転換なら株価の上方弾性が大きい

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化

    売上高がここ数年横ばい傾向で、成長性に乏しい。

  • 収益性低下

    営業利益率が10.2%から8.16%へ低下。

  • 競争激化

    環境コンサル市場は参入障壁が低く、競争が激しい。

  • 2025年12月期は営業利益4億円と前期比20%減通年影響

    営業利益は5億円から4億円へ20%減。営業利益率も10.2%から8.16%に低下

  • 純利益3億円と前期比25%減益予想通年影響

    純利益は4億円から3億円へ25%減益予想。利益回復の勢いが乏しい

  • 配当利回り1.48%と低く株主還元期待は小さい継続影響

    配当利回り1.48%と低く、利回りを目的とした買いは見込めない

  • 外国人株主比率1.42%で需給が薄い継続影響

    外国人持株比率1.42%と低く、需給が薄いため売りが株価を押し下げやすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長性の有無を確認するため。
営業利益率
収益性の推移を監視するため。
環境規制関連の受注状況
政策追風が業績に反映されるかを見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは1.27%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
1.27%
いまの株価に対して
配当性向
10.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年12月3
2023年12月433.377.4
2024年12月40.0
2025年12月525.010.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,534人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.5%を占め、残る56.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他49.151.552.052.052.753.6
事業法人40.138.738.638.638.238.3
金融機関9.48.37.57.06.05.3
証券会社1.31.11.01.52.01.4
外国法人0.00.40.80.81.01.3
外国人個人0.00.00.10.10.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大平洋金属株式会社32.73
02熊野 英介31.46
03MCPジャパン・ホールディングス株式会社3.76
04アミタ社員持株会2.04
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.77
06株式会社三井住友銀行1.71
07株式会社みずほ銀行1.71
08尾崎 圭子1.33
09玉田 博之1.32
10杉本 憲一1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-09-02
    日本アジア投資株式会社
    新規の大量保有報告
    9.90%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+11%、1株純資産は14期で−67%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月165103.258.7
2013年12月9960917.711.1
2014年12月26010.3461.2
2015年12月−85516
2016年12月−22487
2017年12月−5837
2018年12月11510.1148.7
2019年12月92447.021.6
2020年12月224663.08.9
2021年12月368355.915.75.1
2022年12月3011430.838.7
2023年12月1812914.530.677.4
2024年12月2415217.213.4
2025年12月1816811.116.610.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
熊野英介代表取締役会長 兼CVO705,523,700
末次貴英代表取締役社長 兼CIOO456,300
岡田健一取締役 兼CGO479,000
髙野雅晴取締役62
清水菜保子取締役53
長谷川孝文常勤監査役64159,000
中東正文監査役60
矢本浩教監査役48
宮原伸朗取締役43900
三好三恵取締役52
水野祐監査役45
小長谷敦子監査役66

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3707023
監査役1151515
社外取締役410103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,580字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは連結財務諸表提出会社である当社、当社の連結子会社5社(アミタ株式会社、アミタサーキュラー株式会社、AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.、PT Amita Tamaris Lestari、PT Amita Prakarsa Hijau)及び持分法適用関連会社2社(サーキュラーリンクス株式会社、AMITA NAZA SDN. BHD.)により構成されております。当社グループは、「社会デザイン事業」の提供を通じて、「持続可能社会=発展すればするほど自然資本と人間関係資本が増加する社会」の実現を目指しております。 なお、主な関係会社の詳細につきましては、「第1 企業の概況 4関係会社の状況」に記載のとおりであります。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しているため、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 ■「社会デザイン事業」の内容 当社グループは、発展すればするほど自然資本と人間関係資本が増加する持続可能社会の実現を使命とし、日本を「経済大国」から「循環大国」へと導く未来ビジョンとして「エコシステム社会構想2030」(以下、2030年ビジョン)を掲げています。同構想の実現に向けて、45年以上に渡り培ったサステナビリティ分野のノウハウ、良質なネットワーク及び人・資源・情報などの経営資本を活かし、サステナビリティ市場における持続可能な企業経営・地域運営を統合的に支援し、社会の持続性と関係性を向上する「社会デザイン事業」の開発・提供に取り組んでおります。具体的な事業内容は次のとおりです。 (1)トランジションストラテジー事業 持続可能な企業経営・地域運営への移行戦略ニーズが急激に高まる中、社会ニーズを先読みしたサービス開発とソリューション力の高度化が重要となります。トランジションストラテジー事業では、企業に対して循環型の事業創出・事業変革を支援する「Cyano Project(シアノプロジェクト)」、自治体に対しては互助共助の関係性増幅と域内資源循環の促進を支援する「MEGURU STYLE(めぐるスタイル)(※1)」を中心に、移行戦略の立案から実行フェーズまで統合的な支援を提供いたします。 ① 持続可能な企業経営への移行戦略支援 ・ビジョン策定 ・戦略立案 ・循環型の新事業創出 ・環境認証審査 ※2 ② 持続可能な地域運営への移行戦略支援 ・循環型コミュニティデザイン ・ローカルソーシャルビジネスの創出 ※1…MEGURU STYLEは、地方自治体の4大課題(人口減少、少子高齢化、社会保障費の増大、雇用縮小)の解決に向けた、現在開発中の持続可能なコミュニティデザインサービスです。MEGURU STATION®、MEGURU BOX®、MEGURU COMPLEXというハードを用いた、互助共助の仕組みと、もの・情報の循環設計を基盤としています。当社グループは、本サービスを通じて「関係性の増幅」と「循環の促進」を軸に、地域住民・自治体・企業の協働を通じて、関係性・多様性・文化性を豊かにする新たなまちづくりの実現を目指します。 ※2…国際的な環境認証制度である、適切な森林経営・管理に関する認証(FSC® FM認証)及び認証木材を使用した製品管理に関する認証(FSC® CoC認証、PEFC™ CoC認証)の審査並びに監査業務を実施いたします。また、MSC認証機関として水産物の加工流通過程の管理の認証(MSC CoC認証)、ASC認証機関として養殖場の認証(ASC 養殖場認証)及び加工流通過程の管理の認証(ASC CoC認証)の審査業務を実施いたします。アミタ株式会社は、日本初のFSC®森林認証審査会社/ASC養殖場認証機関であり、アジア初のMSC CoC認証機関でございます。 (2)サーキュラーマテリアル事業 天然資源の代替製品を製造する「100%再資源化」をより高度化し、使用するほどCO2削減や生態系サービスの回復に資する「サーキュラーマテリアル」の開発・製造・供給を行っております。 〇持続可能な調達・資源活用の総合ソリューション ・サーキュラーマテリアルの開発 ・サーキュラーテクノロジーの開発 ・発生品(廃棄物)を原料としたサーキュラーマテリアルの製造及び安定供給サービス ※3 ・サーキュラープラットフォームの提供 ※3…現時点での主たる拠点として、アミタサーキュラー株式会社の国内4か所の自社製造所に加え、同社が技術提供している協業企業ネットワークであるアミタ地上資源パートナーズが国内4か所ございます。 (3)海外統括事業 アジア・大洋州地域における持続可能な企業経営・地域運営の統合支援を行っております。 〇海外における社会デザイン事業の展開 ・環境コンサルティング事業 ・マレーシアにおける産業廃棄物の100%再資源化事業 ※4 ・インドネシアにおける産業廃棄物の100%再資源化事業の構築 ※5 ・アジア・大洋州地域における循環型市場開拓 ※4…持分法適用関連会社である「AMITA NAZA SDN. BHD.」を通じて、マレーシアにおける100%再資源化事業を実施しております。 ※5…子会社「PT Amita Tamaris Lestari」「PT Amita Prakarsa Hijau」を通じて、インドネシアにおける100%再資源化事業の構築に向けた取り組みを実施しております。 (4)サーキュラーマネジメント事業 持分法適用関連会社である「サーキュラーリンクス株式会社」を通じて、顧客企業のESG経営とサーキュラーエコノミーの推進に向けて、廃棄物管理システム・サステナブルBPOを提供することで、環境管理業務の効率化並びにサーキュラーエコノミーへの取り組みを支援しております。 〇廃棄物マネジメントシステム、廃棄物マネジメントBPO、製品・資源等のサーキュラーに関するオペレーション ・ICTソリューション ・ビジネスプロセスアウトソーシング ■事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,805字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年3月24日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「持続可能社会=発展すればするほど自然資本と人間関係資本が増加する社会」の実現を基本理念とし、経営の効率性、健全性及び透明性を確保した上で、株主・顧客・取引先・従業員・地域社会など全てのステークホルダーとの関係性及び利益を重視したステークホルダー経営を目指しております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、成長性・収益性については売上高、営業利益及び営業利益率、経常利益及び経常利益率を、資本効率についてはROE(自己資本利益率)、ROIC(投下資本利益率)を経営の重点指標としており、これらの改善及び向上を行うことを目標としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2030年ビジョンの実現に向け、無駄を生まない「循環」と、最適解を導き関係性を増幅する「包摂」の仕組みを軸に、社会の持続性と関係性を向上する「社会デザイン事業」の確立に向けた商品開発・展開及びその中核を担う社会循環OSである「サーキュラープラットフォーム(※1)」の構築に向けた開発等を推進してまいります。 その2030年までのロードマップとして、2026~2027年度を市場展開期として位置づけ、サステナビリティ市場に対して統合的な支援を実行・高度化する「統合サステナビリティ・ソリューション企業」としての事業基盤を構築し、市場における独自ポジションの確立を目指してまいります。Cyano Projectの商品設計の再構築や、サーキュラーマテリアルの製造・提供サービスにおいてAI等の最新技術を活用した情報マネジメントに基づく資源生産性向上型モデル「サーキュラー3.0」の構築等に取り組んでまいります。またマレーシアでの再資源化事業の拡大とインドネシアでの再資源化事業の稼働開始を目指してまいります。2028年度以降は、MEGURU STYLEの事業化と各地への展開を目指します。課題先進国である日本の最大の成長市場は「社会課題解決市場」であると考えております。2030年には、この成長市場に向けて、サーキュラープラットフォームを社会循環OSとする社会デザイン事業を確立させ、エコシステム社会の実現を目指す戦略です。 2030年までの重要取り組みは以下となります。 ■2025~2027年度 <国内> 〇Cyano Projectの強化 〇MEGURU STYLEの開発 〇生成AIの活用推進による価値創造力(生産力)強化 〇事業執行力の強化 <海外> 〇マレーシア及びインドネシアにおける再資源化事業の構築・拡大 ■2028年度以降 <国内> 〇Cyano Projectの提供拡大 〇MEGURU STYLEの実装開始・展開 〇サーキュラープラットフォームの構築 <海外> 〇インドネシアにおける再資源化事業の収益化 〇社会デザイン事業の確立(2030年) ※詳細につきましては、当社webサイト(https://www.amita-hd.co.jp/ir/strategy.html)にて公表しておりますのでご参照ください。 ※1…サーキュラープラットフォームは、地域の資源や行動情報をつなぎ、AIを用いて需要・行動の予測情報へと編集し、社会に還元することで、社会全体の最適化に資する仕組みです。当社グループは、2030年ビジョンの実現に向けて、本プラットフォームの構築を進めています。本プラットフォームは、互助共助型で無駄のない“社会的”な生活スタイルを促す社会インフラ「MEGURU STYLE」と、サーキュラーエコノミーを叶える循環資源製造所「MEGURU FACTORIES(めぐるファクトリーズ)」等から構成されます。MEGURU STYLEにおけるMEGURU STATION®に集まった利用者情報や活動情報、資源情報は、AIの分析技術によって「調達予測」「地域のカスタマイズ需要予測」「行動予測」「滞在予測」等に変換され、企業の無駄のない最適な生産計画を設計するための判断材料として活用されます。当社はこの最適化された設計情報を企業や自治体に提供し、地域のニーズに即した生産・調達を支援していきます。 (4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の国内経済の見通しにつきましては、マルチエージェントAIの急速な進化や普及が見込まれる中で、人口動態・気候変動・資源枯渇・技術革新・社会的価値変化の動向、地政学リスク、世界の政治経済動向、自然災害リスクなど複数の構造的変化が同時進行し、社会・産業の不確実性が常態化すると考えております。 そうした中、サステナビリティに係る領域に関しては、国内では、2027年3月期よりプライム市場の時価総額3兆円以上の企業を皮切りに、SSBJ(サステナビリティ基準委員会)基準に基づくサステナビリティ開示が段階的に義務化されます。各企業は、単なる情報開示ではなく、気候リスクを財務リスクとして経営戦略に統合することを求められます。これはISSB(国際サステナビリティ基準審議会)が主導する、欧米・東南アジアを含む世界的な動きです。1990年代にISO 14001の登場が産業界の環境マネジメントを標準化し、企業活動を一変させたように、今回の開示義務化は企業経営における大きな転換点になると考えております。当社グループは、この構造的変化を確実な成長機会と捉えております。本質的なサステナビリティ経営に向けて必要な支援は、従来型の分析型コンサルティング等ではなく、サプライチェーン全体へのソリューション提案と実行、現場実装による仮説検証、価値観・哲学の代謝など、AIで代替できない領域であり、ここに当社グループの強みがあります。これらの強みを活かし、サステナビリティ分野における事業基盤の構築・強化と市場展開を推進してまいります。 また海外においても、マレーシアやインドネシアを含むASEANでは、サーキュラーエコノミーの推進によって約4,200億ドルの市場が生まれると言われており、引き続き当社グループにとって追い風の時流は続いていると捉えております。 このような状況を踏まえ、当社グループは「未来デザイン企業」として、2030年ビジョンの実現に向け、社会の持続性と関係性を向上する「社会デザイン事業」の確立に向けた商品開発・展開及びその中核を担う社会循環OSである「サーキュラープラットフォーム」の構築に向けた開発等を引き続き推進してまいります。2026年は、中長期経営計画における市場展開期の1年目として、サステナビリティ市場に対して統合的な支援を実行・高度化する「統合サステナビリティ・ソリューション企業」へと進化し、マルチエージェントAI時代に求められる形への商品設計の再構築や、市場展開に資する啓蒙・広報から営業・販売戦略までを一気通貫で実行するマーケティング施策等を強化してまいります。また、企業や自治体等との戦略的パートナーシップ及び共創事業構築を推進すること等により、社会デザイン事業の開発・展開並びに2030年ビジョンの実現へとつなげていきたいと考えております。具体的には以下のとおりです。 <持続可能な企業経営の支援領域:統合支援サービスCyano Project> AI時代の経営を支援する経営者向けサービス「Sustainable Executive Alliance(SEA)」の立上げと開始を含め、「Cyano Project」の商品設計の再構築と提供を行ってまいります。啓蒙・広報・営業・販売まで一貫したマーケティング施策として、サステナビリティ経営×AIをテーマとしたセミナー開催や、グループ会社及びパートナー企業等のネットワークを活用した営業の強化を図るとともに、外部パートナーと連携した新商材開発、ソリューション力を高めるための人財育成等を強化してまいります。堅調なICT・BPOによる企業のサーキュラーマネジメント支援を行う「サステナブルBPOサービス」においては、サーキュラーリンクス株式会社にて、さらなる業務効率化やサービス品質向上に加え、新サービスの開発・提供やパートナー戦略等を図ってまいります。廃棄物の100%再資源化と脱炭素に資するサーキュラーマテリアルの製造・提供サービスにおいては、AI等の最新技術を活用した情報マネジメントに基づく資源生産性向上型モデル「サーキュラー3.0」への進化に取り組んでまいります。その一環として、2026年7月の姫路循環資源製造所でのスマートファクトリーの稼働開始に向けた準備を進めてまいります。細分化・高度化する顧客ニーズへの対応、新たな循環資源の開発やサステナブル調達のトータル提案、労働力不足対応と生産性向上に資する生産機能の自動化・機械化への投資、加えて回復・拡大する半導体産業に向けた北九州循環資源製造所でのシリコンスラリー100%再資源化の強化等に取り組み、サーキュラーエコノミーの促進を目指してまいります。 <環境認証審査サービス> 引き続き市場が堅調な中で、新規受注を拡大していくための組織体制の強化等を図るとともに、新たなサービスの開発を検討・推進してまいります。 <海外事業> 海外事業統括子会社ACDを軸に、マレーシアでの100%再資源化事業の拡大や未利用バイオマス資源(パーム油残渣)を活用したエネルギー事業等の新たな事業開発、インドネシアでの合弁会社による100%再資源化事業の2027年度開始を目指した事業基盤の構築準備の加速に加え、アジア・大洋州地域にて日本国内でのノウハウを活かした循環型社会の仕組みづくりに係る市場開拓・事業性検討等を継続してまいります。 <持続可能な地域運営の支援領域:MEGURU STYLE> 地方自治体の4大課題(人口減少、少子高齢化、社会保障費の増大、雇用縮小)の解決に向けた、互助共助型で無駄のない“社会的”な生活スタイルを促す社会インフラ「MEGURU STYLE」の開発を加速してまいります。京都府亀岡市での「MEGURU STYLE」のプロトタイプ構築に向けた実証の本格化や、消費動向やトレーサビリティを含む資源情報等を価値化するデジタル情報プラットフォームの構築等に係る取り組みを推進してまいります。 <パートナーシップ領域> 発起参画している一般社団法人エコシステム社会機構(ESA)では、2026年は実装フェーズへと向かう方向性が示されており、各活動への積極的な参画や、様々な企業や自治体との連携・協働プロジェクトを実施してまいります。また、2023年から実施している内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期」における「MEGURU STATION®」を軸にしたプラスチックのサーキュラーモデルの構築に向けた活動等を実施・継続してまいります。 さらに「社会デザイン事業」を支える経営基盤として、企業文化の醸成(人事制度の継続的改善、週32時間就労への挑戦、Well-beingを高める環境整備等)、価値生産性を高める組織・人財開発、AI活用による業務効率化や新サービス開発を担う一方でAIに代替されない「共感・信頼・関係性」といった価値を創出できる人財の育成、戦略的な資本施策、ステークホルダーとの関係強化・社会的認知度の向上等につながる施策など、良質な経営資源の増幅に向けた仕組みづくりに引き続き取り組んでまいります。
事業等のリスク6,173字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会計の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年3月24日)現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当社グループが紹介する産業廃棄物の収集・運搬業者や中間処理業者による不法投棄等によるリスク 当社グループが資源発生元に対して提案・紹介する産業廃棄物の収集・運搬業者や中間処理業者については、その選定の過程で許認可の取得状況や財務状況等を訪問調査や外部の信用調査機関等による調査で確認を行い、信用できると当社グループが判断した業者に限定して紹介をしております。しかし、当社グループの紹介した業者が不法投棄等を行った場合、当社グループが「産業廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(以下、廃棄物処理法)等に基づく罰則を受けることはありませんが、当社グループの信用が低下し、当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② リサイクル工場施設の賃貸借契約について 当社グループのリサイクル工場のうち、姫路循環資源製造所においては施設用地の一部(総面積21,487.43㎡中、7,505.55㎡分)及び工場建物の一部、北九州循環資源製造所においては施設用地を賃借しております。 現時点においては、用地及び建物の貸主と当社グループの関係は良好であり、貸主から契約期間中の解約の申し出がなされる可能性は低いものと考えておりますが、貸主側の事情の変更等により、予期せぬ解約の申し出がなされる可能性があります。仮に、解約の申し出がなされた場合、当該施設は産業廃棄物の中間処理施設であることから、代替の用地及び建物の確保には相当の困難が伴うものと予想されます。従って、解約の申し出がなされ、代替の用地及び建物が適時に確保できない場合には、当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法的規制について 当社グループが行うサーキュラーマテリアル事業は、廃棄物処理法上、産業廃棄物の処分に該当し、また、発生品の運搬に関して積み替えのための保管を行うことは産業廃棄物の収集・運搬に該当します。従って、当社グループのサーキュラーマテリアル事業は廃棄物処理法の規制を受けることになります。 (イ)産業廃棄物処理業許可 廃棄物処理法上、産業廃棄物の収集・運搬(保管・積み替えを含む)及び処分(中間処理・再生を含む)を業として行うためには各自治体の許可が必要とされております。そのため、当社グループは、産業廃棄物処理業に関する許可を取得しており、その許可と有効期限は以下に示すとおりです。 <アミタサーキュラー株式会社> a. 産業廃棄物処分業許可(姫路市長)許可番号07023000689号 2027年11月1日 b. 特別管理産業廃棄物処分業許可(姫路市長)許可番号07073000689号 2027年11月1日 c. 産業廃棄物処分業許可(茨城県知事)許可番号00821000689号 2027年12月25日 d. 特別管理産業廃棄物処分業許可(茨城県知事)許可番号00871000689号 2027年12月25日 e. 産業廃棄物処分業許可(北九州市長)許可番号07620000689号 2029年6月28日 f. 産業廃棄物処分業許可(宮城県知事)許可番号00429000689号 2026年6月8日 g. 産業廃棄物収集運搬業許可(兵庫県知事)許可番号02802000689号 2030年4月26日 h. 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可(兵庫県知事)許可番号02852000689号 2029年7月1日 i. 産業廃棄物収集運搬業許可(姫路市長)許可番号07013000689号 2027年11月1日 j. 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可(姫路市長)許可番号07063000689号 2027年6月14日 (ロ)事業活動の停止及び取消要件について 廃棄物処理法上、不法投棄、無許可営業、無許可変更及びマニフェスト虚偽記載等一定の要件に該当する場合には、当社グループに対し事業の停止命令及び許可の取消処分がなされる可能性があります。 当社グループは、内部監査等を通じて定期的に業務における法令遵守の確認を行い、廃棄物処理法の事業停止要件、許可取消要件に該当することのないよう努めております。万が一、当社グループの業務がこれらの要件に該当し、事業停止命令、許可取消処分がなされた場合、当社グループの強みである自社製造所によるサーキュラーマテリアル製造業務が不可能となり、当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 (ハ)許可の更新 廃棄物処理法上、産業廃棄物処理業の許可は有効期限が5年間(優良産業廃棄物処理業者認定制度による優良認定を受けた場合は7年間)とされており、当社グループが有する産業廃棄物処理業の許可には上記のような有効期限が定められているため、該当許可の有効期限が切れる場合は許可を更新する必要があります。また、更新が認められるためには廃棄物処理法上の基準に適合している必要があります。 現在当社グループは、当該基準に適合しており、許可が更新されない事由は発生しておりません。しかし、今後の更新時に廃棄物処理法で規定されている基準に当社グループが適合していると認められない場合、許可の更新がされず、当社グループのサーキュラーマテリアル製造施設等の操業が停止することで当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 (ニ)新たな処理業の許可又は事業範囲変更の許可取得 当社グループが新たな事業展開を行うにあたり、事業範囲変更の許可又は許可の新規取得が必要となる可能性が考えられます。これらの許可を取得するためには、当社グループが廃棄物処理法の基準に適合している必要があります。 現在当社グループは、当該基準に適合しており、許可の取得が認められない事由はございませんが、万が一、廃棄物処理法に規定されている基準に当社グループが適合していると認められない場合、許可の申請が却下されることになります。また、当社グループがすでに取得している廃棄物処理業許可の停止並びに取消要件に該当した場合、許可の新規取得は不可能となります。このような事態が発生した場合、新規事業の展開自体が不可能となり、当社グループの事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 環境認証審査サービスについて 当社グループが行う環境認証審査サービスの業務執行に当たって、FSCについては審査会社としての資格、MSC・ASCについては認証機関としての資格を維持するため、それぞれFSC認証機関(Soil Association、ソイルアソシエーション)及び第三者認定機関であるASI(Accreditation Service International、国際認定サービス)の各種監査を受けます。当社グループは、サービスのQMS(Quality Management System、品質管理システム)の維持・向上に取り組んでおりますが、当該監査を通過できなかった場合、審査及び認証サービスの資格が一時停止又は取消されることで当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 為替変動の影響について 当社グループは台湾・韓国・マレーシア等の海外の会社と取引を行っており、これらの会社との取引は主に米ドル建てですが、海外事業の展開に伴い現地通貨建て取引が拡大する見通しであることから、円/米ドル並びに、円/現地通貨の為替レートの変動リスクが発生いたします。為替変動リスクは完全に排除することは困難であり、為替変動は当社グループの業績に影響を及ぼすことがあります。 ⑥ 財政状況、経営成績について (イ)借入金の依存度について 当社グループの事業においては、循環資源製造所における設備投資や効率的な営業戦略を実行するためのIT設備投資及び営業網拡大・人員増強等のための投資が不可欠ですが、これらの投資及び運転資金の拡充等により、2025年12月期末における総資産に占める借入金の比率は34.7%であります。今後、経済情勢の変化による金利上昇により支払利息負担が増大することで、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (ロ)業績の変動について 当社グループの事業において扱う発生品(廃棄物等)は、資源発生元の製造工程から副次的に発生する物であり、製造業において大幅な生産調整等が行われた場合、発生品の取扱量も想定を下回ることで、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (ハ)競争の状況について 当社グループは企業のサステナビリティ向上ニーズに対して、45年以上に渡り培ったサステナビリティ分野の良質なネットワーク、並びに人・資源・情報などの経営資本を活かした統合的な提案を行っており、廃棄物の100%再資源化においても、天然資源の代替製品を製造するリサイクル事業から、持続可能な調達・資源活用の総合ソリューションを提供するサーキュラーマテリアル事業へ高度化するなど、他社との差別化を進めております。ただ、産業廃棄物の排出量は近年漸減の傾向がみられ、さらに、自治体等による廃棄物処理のマッチング提案等がインターネットの普及により低廉化されております。また環境市場の拡大に伴い、新しいビジネスモデルで環境市場に参入する企業も増加しており、環境市場の拡大・活性化は当社グループにとってもチャンスです。しかしながら、競争の激化が当社グループの顧客の流出に繋がる可能性もあり、その場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 事故、自然災害等による影響について 当社グループの循環資源製造所には、破砕機や混合機などの製造設備があり、多量の可燃物を取り扱っていることから、様々な安全対策の徹底を図り、対人・対物を問わず、事故防止に務めております。しかしながら、万一重大な事故が発生した場合には、操業を停止せざるを得ない事態や設備の復旧に多額の投資が必要となり、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、国内外の製造拠点や事務所等において、大規模地震や台風等の自然災害、その他戦争やテロ等、当社グループの制御不能な事態が発生し、事業活動に支障が生じた場合やそれに伴う環境汚染が生じた場合には、当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、中核拠点である国内循環資源製造所及び主要な事務所においては、当該拠点に影響を及ぼす自然災害等の緊急事態の発生に対して、平時の事前の対策、緊急事態発生時の初動対応、緊急対応及び復旧対応等の計画を定めておくことで、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、身体・生命の安全確保を図りながら優先的に継続・復旧すべき重要業務の継続又は早期復旧を達成することを目的とし、事業継続計画(BCP)を設定しております。 ⑧ 情報セキュリティについて 当社グループは、事業遂行の一環として、多数の個人情報を有しています。また、当社グループの各サービスに関する営業秘密を多数有しています。当社グループは、情報管理に対策を講じていますが、不測の事態によりコンピュータウィルス、ソフトウェア又はハードウェアの障害、災害、テロ等により情報システムが機能しなくなる可能性や、情報が流出し、第三者がこれを不正に取得、使用する可能性があり、このような事態が生じた場合、当社グループの事業や、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 財務制限条項の付された借入契約について 当社は、シンジケートローン契約を締結しており、この契約には各年度の決算期末日における連結貸借対照表の純資産の部の金額や、各年度の決算期における連結損益計算書の当期損益を基準として財務制限条項が付されています。これに抵触した場合、借入金の返済を求められ、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 人的資本の確保について 労働人口が恒常的に減少し、働き方の多様性が加速していく中で、新たな人材確保の難易度が上がった場合や既存人材が流出する等により、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。なお、Well-being向上により価値創出力を高める週32時間就労への挑戦、価値創出につながる多様な働き方としてリモートワークの推進や社会活動に対する有給休暇制度等の実施、さらには挑戦を促進する目標管理制度の導入や教育訓練施策の強化等を図っております。 ⑪ 新型コロナウイルス感染症及びこれに類する大規模な感染症等の発生について 新型コロナウイルス感染症の社会経済活動への影響は、現時点ではほぼ見受けられないと認識しております。当社グループとしては、当該感染症又はこれに類する大規模な感染症等が今後発生した場合に備え、顧客企業や取引先を含むステークホルダーの皆様への影響を抑えるべく、非対面・遠隔での商談やサービス提供等の推進やリモートワーク等の社内対応策等を継続・向上させてまいります。なお、当該感染症又はこれに類する大規模な感染症等が発生した際のリスクとして、顧客企業や取引先において大幅な生産調整や計画変更等が行われた場合や、当社グループ社員に感染者が発生し製造拠点や事業所等における事業活動に支障が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ ロシア・ウクライナ情勢等に関連する影響について ロシア企業との有価物取引の一部又は全部が停止することで、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。ただし当該取引の売上全体に占める割合は1%以下であり、当社グループ全体の業績に与える影響は軽微であります。 また、中東情勢や台湾情勢についても注視すべき国際情勢として情報収集並びに影響分析を進めてまいります。 なお、こうした地政学的リスクの顕在化によるグローバル調達リスクの高まり等が産業界に影響を及ぼすことで、短期的には足元の結果・評価に直結する事業活動を優先する企業が増加し、その結果、顧客企業のESG経営や脱炭素計画が停滞・遅延することが考えられます。それにより当社のコンサルティングサービス等の提供・拡大がずれ込み、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。一方で中長期的にはグローバル調達リスクの高まり等により国産化・内需拡大が進み、製造業における代替資源(リサイクル原料)へのニーズや、持続的なビジネスモデルへの事業変革・移行戦略のニーズは継続・拡大していくと考えており、当社グループ事業拡大への追い風と捉えています。
経営成績の分析 (MD&A)10,005字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米中をはじめとする各国通商政策の不透明感、ウクライナ及び中東情勢をはじめとする地政学リスク、レアアースを含む資源調達におけるグローバルサプライチェーンの不安定化、人手不足の深刻化、異常気象や自然災害リスクなど不確実性の高い経営環境が継続しております。特に、米国による関税政策や中国のデフレ輸出の影響等により大量輸出型の国内製造業が収縮するといった産業構造の変化やESG投資の縮小(※ディスクロージャー領域に留まる)等は、想定を超える市場環境の変化であり、企業の経営戦略・経営判断において短期的には保守的な判断をもたらしたものと考えております。一方、本年度実施した企業経営者向けセミナー(全4回)の参加企業が平均100社以上、実務者向けセミナー(全3回)の参加企業は延べ250社以上と盛況で、本質的なサステナビリティ経営へのニーズは確実に顕在化してきたと確信しております。 当社グループは、無駄を生まない「循環」と、最適解を導き関係性を増幅する「包摂」の仕組みを軸に、社会の持続性と関係性の向上を目指す「社会デザイン事業」の確立に取り組んでおります。具体的には、2030年ビジョンの実現に向けて、その中核を担う社会循環OS(オペレーティングシステム)である「サーキュラープラットフォーム」の構築を進めております。これは、循環設計と互助共助の仕組みを基盤とする新たな社会インフラです。 本年度は、この構築の一環として、商品開発やサービス展開を推進するとともに、「社会デザイン事業」を通じた循環型内需市場の開拓に注力してまいりました。また本年度は中長期経営計画において市場展開に向けた基盤整備を完了させる位置づけの年度であり、その実現に向けて業態改革を推進してまいりました。加えて、上述の想定を超える市場変化や、マルチエージェントAIの急速な普及等を捉え、これらに対応すべくAI時代に即した新たな商品開発や生産技術開発等にも着手及び実行を加速してまいりました。 具体的な取り組みは以下のとおりです。 <持続可能な企業経営の支援領域:統合支援サービスCyano Project> 企業のサステナビリティ経営への移行支援を行う「Cyano Project(シアノプロジェクト)」では、潜在顧客の関心を喚起し顧客獲得につなげるため、啓蒙・広報・営業・販売まで一貫したインバウンドマーケティング施策を展開してまいりました。 具体的には、大企業の経営者を対象に、時代の見立てをテーマとした「不確実な時代の未来指針を示す羅針盤セミナー(全4回)」を開催し、全回で会場は満席、オンラインにおいても平均70社を超える参加者でした。また、アミタ株式会社、サーキュラーリンクス株式会社、三井住友ファイナンス&リース株式会社、アビームコンサルティング株式会社、株式会社GXコンシェルジュの5社による、製造業向けトータルソリューション「Circular Co-Evolution(サーキュラー コ・エボリューション)」の提供を本年度6月に開始して以降、当該5社で連携した「サステナビリティ経営をともに実現するセミナー(全3回)」を実施するなど、5社のノウハウとネットワークを結集し、循環型ビジネスモデルへの変革提案を推進してまいりました。さらに、グループ会社やパートナー企業等のネットワークを活用した営業体制の強化や、ソリューション力向上を目的とした人財育成等も実施してまいりました。加えて下期より、AI時代に即した新たな商品開発への着手及び実行を加速してまいりました。これらの取り組みにより、コンサルティング案件の新規受注は継続しておりますが、上述の米国関税・中国デフレ輸出・ESG縮小等の市場変化に伴う顧客企業の経営環境の変化への対策が遅れたことで、受注・提供ペースが計画を下回りました。 ICT・BPOによる企業のサーキュラーマネジメント支援を行う「サステナブルBPOサービス」は、三井住友ファイナンス&リースグループとの合弁会社「サーキュラーリンクス株式会社」において、業務効率化やサービス品質の向上に加え、新サービスの開発・提供等に取り組んでまいりました。顧客企業の人材不足やサステナビリティ分野の知識不足に起因するガバナンスリスクの顕在化等を背景に、好調に推移しております。 また、廃棄物の100%再資源化と脱炭素に資するサーキュラーマテリアルの製造・提供サービスにおいては、カーボンニュートラルの潮流やグローバルサプライチェーンの不安定化の影響を受けて、新たな循環資源(天然資源の代替となる再生資源)の開発・提供や、工場の脱炭素化、サステナブル調達のトータル提案を推進してまいりました。加えて、資源生産性向上型モデル「サーキュラー3.0」(AI等の最新技術を活用した情報マネジメントに基づき循環資源製造の効率化・高度化を実現するモデル)の開発等を進めてまいりました。しかしながら、上述の国内製造業を取り巻く市場変化に伴う顧客企業の生産計画の収縮等により、セメント産業向けの循環資源においては、姫路循環資源製造所における取扱量の前期比・計画比減少、高単価処理案件の前期比減少、一部出荷調整に伴う期ずれ等が生じる結果となりました。シリコンスラリーの100%再資源化については、北九州循環資源製造所におけるサービス拡充等により取扱量は前期比では増加したものの、国内半導体産業の低調等を背景に、計画比では減少いたしました。また、「サーキュラー3.0」へのサービス進化の一環である、姫路循環資源製造所における自動制御システムを導入したスマートファクトリーの建設は計画どおり進捗し、2026年7月の操業開始に向けた準備を進めております。 <環境認証審査サービス> 市場が堅調な中、FSC® CoC認証及びMSC/ASC CoC認証を中心に、新規顧客からの受注を継続的に獲得しております。引き続き新規受注を拡大していくため、認証審査員の補強やAI活用による業務効率化等の体制強化等を進めてまいります。 <海外事業> 海外事業統括子会社「AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.」(以下、ACD)を軸に、マレーシアでは100%再資源化事業の拡大、インドネシアでは2027年度内の100%再資源化事業の開始に向けた準備を進めております。これらの取り組みを含め、アジア・大洋州地域において、日本国内で培ったノウハウを活かし、循環型社会の仕組みづくりに向けた市場開拓を進めてまいりました。 ・マレーシア 100%再資源化においては、現地での資源循環ニーズは高く、産業廃棄物の入荷量は増加しているものの、一部資源ユーザーとの価格交渉等に伴う循環資源の出荷費用の増加及び出荷の期ずれ等が生じました。また、昨年度に現地大学と共同で開始した、海外初となる互助共助コミュニティ型資源回収ステーション「MEGURU STATION®(めぐるステーション)」の実証を、本年度も継続して進めてまいりました。 ・インドネシア 100%再資源化事業の本格展開・事業基盤の構築に向け、昨年度設立した現地企業との合弁会社2社において、循環資源製造所の2027年度内の開所を目指した取り組みを進めてまいりました。 ・その他の国での事業展開 年度に続き本年度4月に採択された、環境省「令和7年度脱炭素社会実現のための都市間連携事業委託業務」にて、インドネシア、インド、パラオで脱炭素化に向けた廃棄物の再資源化等に係る事業可能性調査等を継続実施してまいりました。 インドにおいては、昨年度に引き続き、セメント産業向け100%再資源化事業の事業可能性調査を実施してまいりました。また、パラオにおいては、本年度4月に採択された独立行政法人国際協力機構「草の根技術協力事業(草の根パートナー型)」の枠組みにおいて、地域の未利用資源を燃料とした熱利用事業の実現可能性調査等を実施するとともに、島嶼国における循環モデルの構築を引き続き進めてまいりました。 <持続可能な地域運営の支援領域:MEGURU STYLE> 地方自治体に対する取り組みとしては、互助共助型で無駄のない“社会的”な生活スタイルを促す社会インフラ「MEGURU STYLE(めぐるスタイル)」の開発・展開を進めてまいりました。具体的には、地域内で資源を無駄なく循環させるソリューション「MEGURU COMPLEX(めぐるコンプレックス)※1」の開発や、互助共助コミュニティ型資源回収ステーション「MEGURU STATION®」の面的展開に向けた活動を福岡県大刀洗町・福岡県豊前市・兵庫県神戸市・京都府亀岡市・奈良県奈良市(月ヶ瀬地域)・愛知県長久手市において継続してまいりました。京都府亀岡市では、本年度7月に受託した人と自然の循環共生型まちづくりの推進を目的とした伴走支援業務のもと、全国展開を見据えた「MEGURU STYLE」の標準モデルの設計に取り組んでおります。2026年1月には、市内初となる「MEGURU STATION®」を開設いたしました。また、千葉大学予防医学センターとの共同研究において、「MEGURU STATION®」の利用者は非利用者に比べて、要支援・要介護リスクが約15%低く、外出機会・人との交流・地域活動への参加機会が増加したことが明らかになりました。これにより、一般的な資源回収ステーションの機能を超えて、日常生活に根差したコミュニティ拠点としての役割を果たしていることが検証されました。 <パートナーシップ領域> 一般社団法人エコシステム社会機構(Ecosystem Society Agency:略称ESA(イーサ)※2)へ、発起企業として継続参画しております。本年度11月末時点で41自治体・76企業/団体が参画しており、特に自治体数は本年度1月と比較して2倍以上に増加しています。当社グループは、ESAでの取り組みを通じて、より多くの自治体や企業と共創し、2030年ビジョンの実現に向けた取り組みを加速させてまいります。 また、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期」における「MEGURU STATION®」を軸にしたプラスチックのサーキュラーモデルの構築及び展開に向けた活動をはじめ、サーキュラーエコノミーの推進に向けて、様々な企業や自治体との連携・協働プロジェクトを進めてまいりました。 加えて、東北大学大学院生命科学研究科の近藤倫生教授がプロジェクトリーダーを務める「ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点」と共同で、「ネイチャーポジティブ活動の手引き Ver.1.0 ― ランドスケープアプローチで導く自然の保全・回復と地域の価値創造 ―」を公開いたしました。同拠点では、2030年までに自然の劣化を回復基調に転じる「ネイチャーポジティブ」の理念に基づき、自然の価値の見える化、自然資本への資金流入の加速、寄与できる人材の育成を進めています。本手引きは、これらのビジョンを地域で実現するための基本指針となるものです。 <その他> 生成AIの急速な発展はあらゆる業界のビジネスモデルにパラダイムシフト(枠組みそのものの大転換)をもたらすと考えております。当社グループは、AIによる業務効率化はもとより、関連技術を活用した新サービス開発を担うDX人財や、AIに代替されない「共感・信頼・関係性」といった価値を創出できる人財の育成に積極的に投資しております。2026年度にはAIを活用した具体的なサービスの提供開始を目指してまいります。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (イ)財政状態 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,087,067千円増加し、7,681,891千円となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて817,624千円増加し、4,678,689千円となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて269,442千円増加し、3,003,201千円となりました。 (ロ)経営成績 当連結会計年度の経営成績は売上高4,865,635千円(前期比1.3%減、前期差△65,840千円)、営業利益435,888千円(前期比7.9%減、前期差△37,591千円)、経常利益469,750千円(前期比15.8%減、前期差△88,140千円)、親会社株主に帰属する当期純利益310,974千円(前期比26.5%減、前期差△112,210千円)となりました。 なお、当社グループは社会デザイン事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ※1…MEGURU COMPLEX: MEGURU COMPLEX は、MEGURU STYLE における自治体向け資源循環ソリューションの一つです。可燃ごみを資源化する「バイオガス施設」「おむつリサイクル施設」「熱分解施設」の施設群で、焼却炉と埋立地のゼロ化を目指します。 ※2…ESA: ESAは、「循環」と「共生」をコンセプトに、人口減少・少子高齢化や新しい政策課題に直面する地方自治体と、新たなビジネスモデルの創出を目指す企業等が、統合的視点に立ってイノベーションを起こし社会的価値を創出するプラットフォームとなることを目指す組織です。2024年4月設立。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べて389,983千円増加し、3,119,338千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は584,792千円(前期比110,147千円の収入の増加)となりました。これは税金等調整前当期純利益469,883千円の計上や減価償却費204,509千円の計上、法人税等の支払額166,512千円の計上などによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は804,118千円(前期比289,631千円の支出の増加)となりました。これは有形固定資産の取得による支出831,142千円などによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果増加した資金は601,674千円(前期比710,667千円の収入の増加)となりました。これは長期借入れによる収入1,010,000千円があったことなどによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (イ)生産実績 当社グループは「社会デザイン事業」の単一セグメントであります。当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日)   前年同期比(%) 社会デザイン事業(千円)   3,035,059   95.6 合計(千円)   3,035,059   95.6 (注)生産高は、循環資源製造所において中間処理したものによる生産高を販売価格で表示しております。 (ロ)受注実績 当社グループは「社会デザイン事業」の単一セグメントであります。当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 社会デザイン事業   3,789,582   100.9   413,344   123.3 合計   3,789,582   100.9   413,344   123.3 (注)受注高及び受注残高は、循環資源製造所におけるリサイクル業務、環境認証審査、各種コンサルティング及び環境に関わる調査・研究を受注したものを記載しております。 (ハ)販売実績 当社グループは「社会デザイン事業」の単一セグメントであります。当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日)   前年同期比(%) 社会デザイン事業(千円)   4,865,635   98.7 合計(千円)   4,865,635   98.7 (注)最近2連結会計年度においては、連結売上高の10%以上を占める相手先がないため、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合の記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は異なることがあります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (イ)財政状態及び経営成績 a.財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における総資産は、流動資産については借入金による現金及び預金の増加などにより470,557千円増加し、固定資産については、姫路循環資源製造所内でのスマートファクトリー新設(一部)に係る有形固定資産の増加などにより616,509千円増加しました。結果、前連結会計年度末に比べて1,087,067千円増加し、7,681,891千円となりました。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債合計は、流動負債については1年内返済予定の長期借入金の増加や前受金の増加などにより212,744千円増加し、固定負債については長期借入金の増加などにより604,879千円増加しました。結果、前連結会計年度末に比べて817,624千円増加し、4,678,689千円となりました。 (純資産合計) 当連結会計年度末における純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより前連結会計年度末に比べ269,442千円増加し、3,003,201千円となりました。 b.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、北九州循環資源製造所におけるシリコン再資源化の取扱量の増加や、環境認証審査サービスの伸長などがあったものの、廃棄物の100%再資源化と脱炭素に資するサーキュラーマテリアルの製造・提供サービスにおいて、姫路循環資源製造所での取扱量の減少、高単価処理案件の減少及び一部出荷調整による期ずれが生じたことなどにより、4,865,635千円(前期比1.3%減、前期差△65,840千円)となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は、売上高の減少などにより2,181,329千円(前期比2.0%減、前期差△45,112千円)となりました。 (営業損益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、事務用消耗品費及び広告宣伝費等が減少したことなどにより1,745,440千円(前期比0.4%減、前期差△7,521千円)となった一方で、売上総利益の減少により、当連結会計年度の営業利益は435,888千円(前期比7.9%減、前期差△37,591千円)となりました。 (経常損益) 当連結会計年度の経常利益は、営業利益の減少や、マレーシア事業に関わる持分法による投資利益の減少及び為替差損の影響などにより469,750千円(前期比15.8%減、前期差△88,140千円)となりました。 (税金等調整前当期純損益) 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前期に計上した固定資産に係る特別損失が今期は発生しなかった一方で、経常利益の減少などにより469,883千円(前期比6.1%減、前期差△30,562千円)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、税金等調整前当期純利益の減少や、前期に計上した繰延税金資産の増加に伴う法人税等調整額(益)が今期は発生しなかったことなどにより310,974千円(前期比26.5%減、前期差△112,210千円)となりました。 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (ロ)経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (ハ)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用、借入の返済及び利息の支払い等であります。投資を目的とした資金需要は、人的投資に加え、製造設備やIT機器等への設備投資、商品開発や経営資源の増幅に資する施策等の(設備投資以外の)投資があります。 当社グループの資金の源泉は、当面は主として営業活動、銀行借入により、必要とする資金を調達しております。上昇傾向にある金利に対して事前に準備を行い、手元資金の拡充及び今後の経営計画を推進する上で必要な財務基盤の安定化を目的として、当連結会計年度中に、複数の金融機関との間で合計10.1億円の借入を行っております。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、3,119,338千円となっております。 (ニ)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、成長性・収益性については売上高、営業利益及び営業利益率、経常利益及び経常利益率を、資本効率についてはROE(自己資本利益率)、ROIC(投下資本利益率)を経営の重点指標としており、これらの改善及び向上を行うことを目標としております。 当連結会計年度における売上高は4,865,635千円(前期比1.3%減、前期差△65,840千円)、営業利益は435,888千円(前期比7.9%減、前期差△37,591千円)、経常利益は469,750千円(前期比15.8%減、前期差△88,140千円)であり、営業利益率は9.0%(前期比0.6ポイント悪化)、経常利益率は9.7%(前期比1.6ポイント悪化)となり、ROEは11.1%(前期比6.1ポイント悪化)、ROICは7.7%(前期比4.4ポイント悪化)となりました。 ※投下資本は、資金の運用サイド「(売上債権+棚卸資産-仕入債務)+固定資産」に着目して算出しております。税引後営業利益の算定に使用する税率は、これまで税効果会計適用後の法人税等負担率を使用しておりましたが、事業の本質的な収益力をより適切に反映させるため、当連結会計年度より法定実効税率に変更しております。また、比較可能性確保のため、過年度数値も変更後の方法により算定しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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