概要
プログレス・テクノロジーズグループは、製造業の設計開発プロセスの上流工程に特化したデジタルソリューションを提供する企業である。持株会社の下にプログレス・テクノロジーズとS&VLの2社を擁し、コンサルティングからエンジニアリング派遣までワンストップで提供する。2026年2月期の売上収益は63億円、従業員568名。
持株会社体制と3つのサービス形態が事業の柱
当社グループはプログレス・テクノロジーズ株式会社とS&VL株式会社の2社を連結子会社とする持株会社である。事業は「デジタルソリューション事業」の単一セグメントだが、サービス形態別にソリューション事業、デジタルツイン事業、エンジニアリング事業の3つに区分される。ソリューション事業は設計プロセスそのものを設計するコンサルティング、デジタルツイン事業はドライビングシミュレータを用いたバーチャルテスト、エンジニアリング事業はメカ・エレキ・ソフトの設計開発派遣を主力とする。
ワンストップ提供とソリューション比率を収益の指標に
同社の収益モデルは、設計開発現場の課題発見からツール導入、運用定着までを一貫して提供するワンストップソリューションにある。特にソリューション事業は継続受注が多く、連結売上に占める同事業の割合(ソリューション比率)を重要なKPIに設定。2025年2月期のソリューション比率は52.9%であったが、2026年2月期には56.2%に上昇。デジタルツイン事業を含めると59.7%に達し、高付加価値領域の拡大を進めている。
自動車業界を軸に5業界へサービスを展開
同社の主要顧客は自動車、半導体、精密機器、医療、重工業の5業界である。特に自動車業界は「100年に一度の大変革期」と言われ、設計開発のデジタル化ニーズが旺盛であり、多くの案件の引き合いを得ている。自動車業界で蓄積したノウハウを他の業界へ水平展開することで顧客基盤の安定的な拡大を図っている。また、設計開発の上流工程は業界を超えてロジックや設計言語が共通するため、異業種への応用が容易とされる。
東京都と群馬県に拠点を置くグループ体制
本社は東京都江東区青海に所在する。グループ会社であるS&VL株式会社は群馬県太田市に技術研究所を設置しており、ドライビングシミュレータを活用したバーチャルテストの拠点としている。また、プログレス・テクノロジーズは東京都中野区にテクノロジーセンターを有し、エンジニア育成や技術開発を行っている。従業員数は568名(連結)で、専門技術者を中心とした構成である。
業界の中での役割は製造業の設計開発プロセス支援サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ソリューション事業 | 35億円 | 56.5% | — | — |
| エンジニアリング事業 | 25億円 | 40.3% | — | — |
| デジタルツイン事業 | 2億円 | 3.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01製造業(自動車、機械、電機等)主力
メーカーの設計開発プロセス上流に特化し、コンサルティング、デジタルツール導入支援、製品開発プロジェクト受託などを行い、QCD改善とイノベーション創出を支援。
- コンサルティングサービス
- 独自の方法論PT DBSを用いて、顧客の設計プロセスをデータ化・システム化し、設計力を強化するコンサルティングサービス。
- デジタルエンジニアリングサービス
- 最先端ツールの導入から定着支援を行い、設計開発のデジタル化を推進するサービス。
- プロジェクトサービス
- 製品開発をプロジェクト単位で引き受け、技術課題・リソース課題の両面から開発を支援するサービス。
02自動車OEM・Tier1サプライヤー準主力
高性能ドライビングシミュレータを用いたバーチャルテストや高度なモデル開発コンサルティングを提供。試作・走行実験の代替により開発リードタイム短縮とコスト削減を実現。
- デジタルツイン事業
- 9軸アクチュエータ搭載の高性能ドライビングシミュレータによるバーチャルテスト環境の提供と、物理現象を正確にシミュレートするモデル開発コンサルティング。
製品と技術
独自手法PT DBSを核とするソリューション事業
ソリューション事業は、コンサルティングサービス、デジタルエンジニアリングサービス、プロジェクトサービスの3つのサービスから成る。中核はPT DBS(Progress Technologies Design Basis Solution)という独自の方法論で、熟練コンサルタントの設計手順や知見をデータ化・システム化する。これにより顧客メーカーの設計力を強化する。また、最先端ツールの導入・定着支援や、プロジェクト単位での製品開発受託も手掛ける。
9軸アクチュエータ搭載ドライビングシミュレータによるデジタルツイン事業
デジタルツイン事業は、S&VL株式会社が主体となり、9軸アクチュエータを搭載した高性能ドライビングシミュレータを活用する。可動域・加速度・応答性に優れ、実車相当の走行試験を仮想空間で実施可能。自動車OEMやTier1サプライヤー向けにバーチャルテスト環境の提供、プラントモデルの開発・評価、開発プロセス改革の提案までワンストップで行う。フロントローディングによる開発リードタイム短縮とコスト削減を実現する。
メカ・エレキ・ソフトの設計開発を支えるエンジニアリング事業
エンジニアリング事業は、メーカーの設計開発現場に技術者を派遣するサービスである。メカ(機械)、エレキ(電気・電子)、ソフト(ソフトウェア)の各分野において、顧客プロジェクトの一員として設計・開発業務を支援する。技術力と人間力を兼ね備えた技術者集団がハイエンド領域を担当する。契約形態は派遣契約で、慢性的な設計者不足に悩むメーカーの開発リソース不足と技術課題の解決に貢献する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
IT人材派遣で成長、小規模も高収益
プログレス・テクノロジーズ グループは、IT人材派遣・紹介を主力とするサービス業に分類される。業界内ではジンジブ、イシン、JSH、ダイブ、マテリアルグループと同格だが、売上高は56億円(2025/2期)とやや小規模。ただし営業利益率16.07%は極めて高く、ニッチな高単価領域に特化している可能性がある。2026/2期には売上高63億円、営業利益率28.57%を見込み、利益率の急改善が注目される。一方、ジンジブやイシンと比較して規模が小さく、認知度やリソース面で劣る可能性がある。内需依存度が高く、景気変動の影響を受けやすい。成長軌道にあるが、競合との差別化が今後の課題。
強み
- 営業利益率16%超(2025/2期)と業界トップクラス。
- 売上高が51→56→63億円と増加、利益率も向上。
- 高単価IT人材派遣に集中し、競合との差別化。
- 高収益により自己資本充実、投資余力あり。
課題
- 売上高50億超と小規模、人材獲得競争で不利。
- 国内市場に集中、景気変動のリスク。
- ジンジブなど同業との差別化が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がプログレス・テクノロジーズ グループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4754トスネット | 71億円 | 13.0倍 |
| 2 | 9346ココルポート | 71億円 | 12.3倍 |
| 3 | 6092エンバイオ・ホールディングス | 71億円 | 26.4倍 |
| 4 | 339Aプログレス・テクノロジーズ グループ | 70億円 | 6.1倍 |
| 5 | 7075QLSホールディングス | 70億円 | 13.7倍 |
| 6 | 160Aアズパートナーズ | 70億円 | 6.0倍 |
| 7 | 7038フロンティア・マネジメント | 69億円 | — |
| 8 | 2195アミタホールディングス | 69億円 | 24.5倍 |
| 9 | 352ALOIVE | 69億円 | 53.8倍 |
| 10 | 9344アクシスコンサルティング | 67億円 | 22.9倍 |
| 11 | 2370メディネット | 66億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 12件
東京都港区でスタートした2005年の創業
2005年6月、東京都港区にプログレス・テクノロジーズ株式会社を設立。同年8月から大手メーカー向けにコンサルティングサービス(現ソリューション事業)とエンジニアリングサービス(現エンジニアリング事業)を開始した。創業当初から設計開発領域に特化したサービスモデルを持ち、2005年11月には新宿区に本社を移転するなど、事業拡大の基盤を整えた。
人材育成拠点の開設と本社統合(2007~2009年)
2007年4月、東京都中野区にテクノロジーセンターを開設。エンジニア育成を目的とした施設で、同社の技術力向上に貢献した。2009年9月には本社を中野区に移転し、テクノロジーセンターと統合。これにより経営資源の集中と効率化を図り、その後の成長の足がかりとした。
MATLAB/CAEなどデジタル技術領域を拡充(2012~2013年)
2012年9月、MATLAB/Simulinkを用いた受託開発・シミュレーションコンサルティングサービスを開始。これによりシステムレベルのシミュレーション技術を獲得した。2013年1月には構造解析・流体解析の受託開発から最適化までを手掛けるCAE/解析サービスを開始。これらのサービスは後にソリューション事業の中核となる。
ダッソー・システムズとのパートナー契約と学術販売権の移管(2014~2016年)
2014年9月、ダッソー・システムズ株式会社とパートナー契約を締結。これにより同社の3D設計・シミュレーション製品の販売・サポートが可能となった。2016年1月には同社から学術研究機関向け製品Abaqusアカデミックの販売権を移管。これにより大学や研究機関との連携を強化し、人材育成や技術開発の基盤を広げた。
自社製品開発への挑戦とクラウドファンディング(2017年)
2017年9月、自社製品開発事業を開始。第一弾として電子本「全巻一冊」をクラウドファンディングで販売した。しかし同事業は2023年3月に販売を終了し、現在はグループの主力事業ではない。同年8月には株式会社ケーヒン(現日立Astemo)と業務提携し、プロジェクトサービスを開始。この提携を通じて自動車部品メーカー向けの設計開発支援を強化した。
売上高が5年で倍増した近年の成長
2021年3月期の売上高は実質ゼロ(持株会社化の過渡期)であったが、2023年2月期には48億円、2024年2月期51億円、2025年2月期56億円と急成長。2026年2月期には63億円に達し、営業利益18億円、当期利益12億円を計上。上場に伴う資本増強やソリューション事業の拡大が成長を牽引した。従業員数も増加し、グループ全体で568名となった。
年表12件を開く
2000年代
- 2005年6月創業東京都港区にプログレス・テクノロジーズ株式会社を設立
- 2005年8月大手メーカー向けにコンサルティングサービス(現ソリューション事業)・エンジニアリングサービス(現エンジニアリング事業)を開始
- 2005年11月東京都新宿区に本社を移転
- 2007年4月東京都中野区にエンジニア育成を目的としたテクノロジーセンターを開設
- 2009年9月M&A東京都中野区に本社を移転し、テクノロジーセンターと統合
2010年代
- 2012年9月MATLAB/Simulinkによる受託開発・シミュレーションコンサルティングサービス(現ソリューション事業)を開始
- 2013年1月構造解析、流体解析の受託開発から最適化までを実現するCAE/解析サービス(現ソリューション事業)を開始
- 2014年9月ダッソー・システムズ株式会社とパートナー契約を締結
- 2015年2月東京都江東区に本社を移転
- 2016年1月ダッソー・システムズ株式会社から学術研究機関向けの製品Abaqusアカデミック販売権を移管
- 2017年8月株式会社ケーヒン(現日立Astemo株式会社)と設計開発領域で業務提携し、プロジェクトサービス(現ソリューション事業)を開始
- 2017年9月自社製品開発事業を開始し、クラウドファンディングで電子本「全巻一冊」を販売開始(2023年3月販売終了)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- ソリューション比率(連結売上収益に占めるソリューション事業の割合)56.2%(2026年2月期実績)
- ソリューション比率(デジタルツイン事業を含む)59.7%(2026年2月期実績)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ワンストップソリューションの推進
設計開発現場を熟知したコンサルタントが、プロセス改革部門やIT部門と連携し、お客様の真の課題解決を部門横断で提供する。ソリューション比率(売上に占めるソリューション事業の割合)を重要KPIとし、向上を図る。
- 02
デジタル化ニーズ対応と業種拡大
自動車、半導体、精密機器、医療、重工業の5業界向けに、デジタルツインやxILSなどの技術を活用したソリューションを提供。自動車業界で培ったノウハウを他業種に水平展開し、安定的な顧客基盤を構築する。
- 03
専門技術組織の強化と人材育成
5つのPT専門技術(デジタルツイン、xILS、AI、UX、RPA)ごとにソリューションアーキテクトやプロジェクトマネジャーを配置。キャリアパス明確化、評価報酬制度見直し、働きやすさ向上によりエンジニアの育成・定着を図る。
- 04
採用強化とグループ内異動による人員確保
新卒採用を年間80~100名継続し、工学部等の理系人材をターゲットに採用。グループ内でエンジニアリング事業からソリューション事業へ年間50~70名を異動させ、早期にソリューションプロジェクトに関わる機会を提供する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で568人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は589万円で、1期前と比べて+13.7%。平均年齢は37.7歳、平均勤続年数は7.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年2月 | 519 | 36.0 | 6.1 | 545 | 165 |
| 2026年2月 | 589 | 37.7 | 7.5 | 568 | 317 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内プログレス・テクノロジーズ株式会社(注)2、3東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内S&VL株式会社群馬県太田市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は63億円、営業利益は18億円。前期と比べると増収増益で、売上が+12.5%、利益が+100.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 69億円 | 63億円 |
| 営業利益 | 16億円 | 18億円 |
| 純利益 | 10億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は3億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 30 | 8 | 26.7 | 5 |
| 2026年4Q | 33 | 10 | 30.3 | 7 |
| 2027年1Q | 15 | 3 | 20.0 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
直近期の営業利益率は28.6%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 0 | — | −2 | — | −2 |
| 2022年2月 | 0 | — | −2 | — | −1 |
| 2023年2月 | 48 | — | 11 | — | 7 |
| 2024年2月 | 51 | — | 10 | — | 7 |
| 2025年2月 | 56 | 9 | 9 | 16.1 | 6 |
| 2026年2月 | 63 | 18 | 17 | 28.6 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高63億円のうち、営業利益として残るのは18億円で28.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の19.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.0%34億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.6%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益28.6%18億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年2月期は営業CFが20億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは19億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は33億円で、売上の6.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年2月 | 11 | −1 | −10 | 10 | 13 |
| 2024年2月 | 7 | 0 | −12 | 7 | 8 |
| 2025年2月 | 10 | −3 | −6 | 7 | 9 |
| 2026年2月 | 20 | −1 | 6 | 19 | 33 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年2月期の総資産は115億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は52.3%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 79 | 28 | 51 | 35.4 |
| 2022年2月 | 80 | 15 | 65 | 19.1 |
| 2023年2月 | 79 | 24 | 55 | 29.8 |
| 2024年2月 | 77 | 31 | 46 | 39.9 |
| 2025年2月 | 88 | 37 | 52 | 41.4 |
| 2026年2月 | 115 | 60 | 55 | 52.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中20位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中280位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥898で、1年前と比べて-29.5%。過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 6.1倍 |
| PER (会社予想) | 7.0倍 |
| PBR | 1.18倍 |
| 配当利回り | 3.34% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7/15 に 883 円と前日比 -12.7% の急落。25 日線 (919 円) を割り込み、75 日線 (1047 円) からも乖離が拡大。52 週安値 870 円に接近した。出来高は 18.56 万株と直近の 10 倍超に急増し、売り一巡後の値固めが課題。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
IT需要の拡大を背景に成長が期待されるが、競争激化による単価低下や人材不足が課題。2026年2月期には売上高63億円、営業利益率28.57%と急拡大の計画だが、過去実績との乖離が大きく、達成リスクへの見方が分かれる。
- 成長性の高さ
2026年2月期売上高63億円、営業利益率28.57%と大幅増益計画
- 高い収益性
2025年2月期営業利益率16.07%と業界平均を上回る
- IT人材不足の追い風
デジタル投資増加でITエンジニア需要は堅調
- FY26営業利益2倍増の急成長2026年2月期影響強
FY26営業利益18億円、前期比+100%、PER6.7倍と割安感
- 高ROE24%に対しPER5.8倍の割安通年影響中
ROE24%でもPER6倍未満は割安、バリュエーション修正余地
- 業績上方修正の可能性決算発表後影響中
FY26営業利益予想18億円、上振れなら株価再評価
- 小型株の需給改善余地不定影響弱
時価総額67億円、外国人保有5.97%の増加期待
- 業績計画の達成リスク
過去のROE24.4%に対し営業利益率28%超えは非現実的との見方
- 価格競争の激化
IT人材派遣業界は低価格競争に陥りやすく単価低下リスク
- 人材の確保難
優秀なエンジニアの採用・定着が業績の鍵だが、人手不足は深刻
- 利益率急拡大の持続性リスク2026年2月期影響強
営業利益率16%→28.6%、コスト増で下振れ懸念
- 1年で株価31%下落の信用毀損通年影響中
株価急落、成長性への疑念が再度強まるリスク
- 流動性の低さによる価格変動継続影響弱
売買代金少なく、大口売りで急落の可能性
- 無配継続で株主還元不足継続影響弱
配当なし、成長期待が裏切られた場合の売り
- 営業利益率
- 計画の実現性と収益力の推移を確認
- エンジニア稼働率
- 人材の稼働状況が収益に直結
- 従業員数増減
- 成長のキャパシティを測る指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円。いまの株価に対する利回りは3.34%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ3,439人。区分でいちばん多いのは個人・その他で65.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.2%を占め、残る74.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | — | 65.0 |
| 事業法人 | 100.0 | 20.2 |
| 外国法人 | — | 6.0 |
| 金融機関 | — | 5.0 |
| 証券会社 | — | 3.8 |
| 自己株式 | — | 0.9 |
| 外国人個人 | — | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ジャフコSV6投資事業有限責任組合 | 36.06 |
| 02 | ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合 | 9.01 |
| 03 | ウィンボンド・エレクトロニクス株式会社 | 6.55 |
| 04 | 丸紅I‐DIGIOホールディングス株式会社 | 5.57 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.91 |
| 06 | ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 | 3.28 |
| 07 | ミラクシア エッジテクノロジー株式会社 | 3.28 |
| 08 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 1.92 |
| 09 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.77 |
| 10 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.03 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+104%、1株純資産は6期で−98%。直近期のROEは24.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −4,035 | 47,175 | — |
| 2022年2月 | −1,547 | 43,185 | — |
| 2023年2月 | 103 | 333 | 36.8 |
| 2024年2月 | 98 | 433 | 25.7 |
| 2025年2月 | 83 | 517 | 17.4 |
| 2026年2月 | 153 | 773 | 24.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額138百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中山岳人 | 代表取締役 | 53 | 21,540 |
| 澤井大輔 | 取締役 | 52 | 10,760 |
| 長友一郎 | 取締役 | 52 | 8,060 |
| 平野雅昭 | 取締役(常勤監査等委員) | 68 | — |
| 斎藤誠二 | 取締役(監査等委員) | 68 | — |
| 平田肇 | 取締役(監査等委員) | 70 | — |
| 谷邊紘史 | 執行役員CFO | — | — |
| 東雄治 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 122 | 122 | 41 |
| 社外取締役 | 3 | 16 | 16 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,630字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,954字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,329字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,962字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期 第1四半期 決算説明資料2026-07-14
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