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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エンバイオ・ホールディングス

EnBio Holdings,Inc6092 · Standard · サービス業

土壌汚染対策を中核に、ブラウンフィールド活用と自然エネルギーまで手掛ける環境ソリューション企業。

概要

エンバイオ・ホールディングスは、1999年6月設立の持株会社である。土壌汚染の調査・浄化工事、汚染地の買取再販、太陽光発電による売電の3事業を中核とする。2026年3月期の連結売上高は126億3千万円、純利益は2億6千5百万円。従業員数113名、子会社16社を擁する。

土壌汚染調査から浄化までを一貫提供する事業

土壌汚染対策事業は連結子会社エンバイオ・エンジニアリングが担う。地歴調査、汚染状況調査、詳細調査の計画策定から現地調査、報告までを実施する。対策工事では汚染土壌を掘削しない原位置浄化と掘削して場内処理するオンサイト浄化の2工法を主力とする。独自技術のダイレクトセンシングを用いた原位置三次元調査により汚染範囲を立体的に可視化し、費用対効果の高い提案を行う。環境デューデリジェンス、水処理設備の設計・施工、建築工事も手掛ける。2026年3月期の同事業の売上高は69億1千3百万円、セグメント利益は7億2千1百万円。PFAS(PFOA・PFOS)対策としてプルームストップ工法も展開している。

汚染地を買い取り浄化して再販するブラウンフィールド活用

ブラウンフィールド活用事業は子会社エンバイオ・リアルエステートと土地再生投資が行う。中小企業が保有する土壌汚染地や汚染の可能性が高い土地を現況有姿で購入し、グループ内で浄化工事を施した後に再販または賃貸する。これにより土地所有者は土壌汚染リスクを切り離し、短期間で売却収入を得られる。同事業は土壌汚染対策事業との連携で原価圧縮効果を発揮する。2026年3月期の売上高は32億4千8百万円、セグメント利益は8億7千3百万円。不動産市況の活況を背景に区画分割販売や買い先への集中営業で高値売却を実現している。

太陽光発電所の運営とPPAモデルへの転換

自然エネルギー事業は土壌汚染地の有効活用策として始まった。国内外の太陽光発電所の総発電量は100MWに達する。特定目的会社を地域ごとに設立し、固定価格買取制度(FIT)に依存しないオンサイト・オフサイトPPAモデルを拡大している。子会社エンバイオC・エナジーは物流施設「ロジスクエア」の屋根を活用しテナントにグリーン電力を供給。MaF合同会社は商業施設や工場の屋根・駐車場を賃借して発電する。エンバイオ・ネクテスは太陽光発電所や系統用蓄電所の開発・EPC・O&Mを手掛ける。海外ではヨルダンで水供給事業向け発電5案件、ドバイで売電1案件が稼働する。

業界の中での役割は環境ソリューション企業(土壌汚染対策・再生可能エネルギー)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
126億円
営業利益
16億円
営業利益率
12.7%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
土壌汚染対策事業69億円54.8%7億円10.1%
ブラウンフィールド活用 事業32億円25.4%9億円28.1%
自然エネルギー事業25億円19.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01土壌汚染対策主力

汚染された土地の調査・浄化・対策工事を行い、土地の安心・安全な利用を支援する。独自技術のダイレクトセンシングによる原位置三次元調査で汚染範囲を絞り込み、低コスト・短工期の対策を提供。M&A時の環境デューデリジェンスも実施。

独自技術であるダイレクトセンシングを用いた原位置三次元調査

主な製品・サービス2
土壌汚染調査
地歴調査、土壌汚染状況調査、詳細調査を実施し、汚染の有無や範囲を報告する。
土壌汚染対策工事
浄化工事や汚染拡散防止措置の設計・施工・効果確認を行い、土地を安全な状態に回復させる。

02ブラウンフィールド活用準主力

土壌汚染のある土地やその可能性が高い土地を現況有姿で購入し、浄化・整備した後に再販・賃貸する。中小企業の資金不足で進まない土壌汚染対策を同社グループがリスクを負って解決する。

03自然エネルギー副次

太陽光発電所の開発・運営・売電を行う。国内では固定価格買取制度に依存しないPPA事業を拡大し、海外ではヨルダンやUAEで発電事業を展開。蓄電所の開発も進める。

製品と技術

ダイレクトセンシングによる原位置三次元調査

土壌汚染調査において、当社グループはプローブと呼ばれる地中センサーを用いたダイレクトセンシング技術を採用する。打ち込んだ深度ごとに電気伝導度や有害物質濃度を連続的に取得し、汚染範囲を立体的に可視化できる。この原位置三次元調査により、不要な掘削を省き、費用対効果の高い対策工事の提案が可能となる。米国では標準的な調査手法として普及しており、日本国内でも差別化要素となっている。

プルームストップ工法によるPFAS地下水対策

プルームストップ工法は、地下水汚染の拡大を防止する原位置浄化壁工法である。東京都の「地下水汚染拡大防止技術支援」事業で推奨技術メニューに認定され、操業中の事業場にも適用可能とされた。近年関心が高まるPFOA・PFOSによる地下水汚染に対しても有効性が実証されており、欧米で高い評価を得ている。当社グループは米国から導入した調査手法と組み合わせ、地方自治体や環境省への提案活動を積極的に展開している。

PPAモデルと太陽光発電事業の多様化

自然エネルギー事業では固定価格買取制度(FIT)に依存しない事業モデルへの転換を進めている。オンサイトPPAとして物流施設「ロジスクエア」の屋根上太陽光発電を設置し、テナントにグリーン電力を供給。オフサイトPPAでは商業施設や工場の屋根・駐車場を賃借し、発電した電力を長期契約で販売する。系統用蓄電所の開発パイプラインは130件を超え、地域ごとの管理を徹底している。海外ではヨルダンで水供給用発電、ドバイで売電事業を稼働させ、スリランカでの新規事業も検討している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 土壌汚染対策独自技術であるダイレクトセンシングを用いた原位置三次元調査

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

成長続くも、サービス業内で収益性改善が鍵

当社はサービス業で、売上高は96億円から126億円へと順調に拡大し、営業利益率も7.48%から12.7%へと大きく改善しました。同業他社の中でも、収益性の高い事業を展開しており、ジンジブやイシンと比較しても遜色ありません。売上規模は中堅ですが、利益率の高さが強みです。今後の課題は、この成長を継続しながら、業界内でのシェアをさらに拡大することです。

強み

  • 売上高が3期連続で増加し、成長率も高いです。
  • 営業利益率が7.5%から12.7%に上昇し、収益力が強化されています。
  • 高収益のビジネスモデルを確立しています。
  • 売上規模は中堅ですが、収益性で上位に位置します。

課題

  • 同業他社も成長しており、競争が激化する可能性があります。
  • 成長に伴い、優秀な人材の確保が必要です。
  • 現在の成長を維持するには、新規事業の開拓が重要です。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がエンバイオ・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
16180GMOメディア72億円15.5倍
26092エンバイオ・ホールディングス71億円26.4倍
32440ぐるなび71億円29.6倍
4549Aヒトトヒトホールディングス71億円12.8倍
54754トスネット71億円13.0倍
69346ココルポート71億円12.3倍
77075QLSホールディングス70億円13.7倍
8160Aアズパートナーズ70億円6.0倍
9339Aプログレス・テクノロジーズ グループ70億円6.1倍
107038フロンティア・マネジメント69億円
112195アミタホールディングス69億円24.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

環境バイオテクノロジー研究会社として創業

1999年6月、東京都江東区で株式会社エンバイオテック・ラボラトリーズ(現当社)を設立した。同時に土壌汚染の調査・浄化工事とリスクコンサルティングを目的とする株式会社アイ・エス・ソリューション(現エンバイオ・エンジニアリング)を100%子会社として設立。その後、本社を千代田区へ移転し、土壌調査・浄化工事用の専門機器や資材の輸入販売を目的とする株式会社ランドコンシェルジュ(現エンバイオ・エンジニアリング)を100%子会社として設立した。この段階で土壌汚染対策に関する一連のサービス基盤が整った。

バイオアッセイ事業譲渡と持株会社体制への移行

グループの事業を土壌汚染対策関連に集中するため、環境用バイオアッセイ事業を営業譲渡した。これにより当社は土壌汚染対策関連事業を営む企業集団を統括する持株会社となり、事業の選択と集中を明確にした。

ブラウンフィールド事業会社の設立と社名変更

土壌汚染が懸念される土地(ブラウンフィールド)の流動化を目的として、売買や有効活用支援サービスを提供する株式会社ビーエフマネジメント(現エンバイオ・リアルエステート)を100%子会社として設立した。同時に社名を株式会社エンバイオ・ホールディングスに変更し、持株会社としての体制を確立した。

株式上場と自然エネルギー事業への参入

東証マザーズに株式を上場し、資本市場から資金調達の道を開いた。さらにヴェガ・ソーラー合同会社を95%子会社とし、太陽光発電を中心とする自然エネルギー事業に本格参入した。これにより土壌汚染対策、ブラウンフィールド活用、自然エネルギーの3事業体制が完成した。

年表1件を開く

1990年代

  • 1999年6月上場環境分野にバイオテクノロジーを応用する研究開発会社として、株式会社エンバイオテック・ラボラトリーズ(現:当社)を東京都江東区に設立 土壌汚染の調査、浄化工事の設計・施工、施主へのリスクコンサルティングの提供を目的とした株式会社アイ・エス・ソリューション(現:株式会社エンバイオ・エンジニアリング)を100%子会社として設立 本社事務所を東京都千代田区へ移転 土壌調査・浄化工事用の専門機器、資材の輸入販売を目的とした株式会社ランドコンシェルジュ(現:株式会社エンバイオ・エンジニアリング)を100%子会社として設立 グループの事業を土壌汚染対策関連の事業に集中するために環境用バイオアッセイ事業を営業譲渡。当社は、土壌汚染対策関連事業を営む企業集団を統括する持株会社となる 土壌汚染が懸念される土地(ブラウンフィールド(注))の流動化を目的とした売買や有効活用支援サービスを提供する株式会社ビーエフマネジメント(現:株式会社エンバイオ・リアルエステート)を100%子会社として設立 社名を株式会社エンバイオ・ホールディングスに変更 東証マザーズに株式を上場 ヴェガ・ソーラー合同会社を95%子会社とし

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    環境ソリューション事業の高度化

    土壌汚染対策事業を環境ソリューション事業へと進化させ、リスク評価から原位置浄化までの一貫ソリューション提供、DX活用による施工モデル高度化、PFAS対策工法の展開、部門横断的な営業力強化、建築案件の受注拡大、M&Aによるグローバル展開を推進する。

  2. 02

    不動産再生事業の拡大と差別化

    ブラウンフィールド活用事業を不動産再生事業と位置づけ、企画開発力の強化、金融機関・専門家との連携、環境ソリューション事業との連携による差別化、保有資産の入れ替えによる資本効率向上、アセットタイプ拡充、インサイドセールス活用、自然エネルギー事業との連携、関東圏以外へのエリア展開を推進する。

  3. 03

    自然エネルギー事業の自立化と拡大

    FIT制度に依存しない事業スキームを構築し、FIP制度活用やCO₂削減ニーズ対応で事業機会を拡大。オンサイト/オフサイトPPAモデル強化、キャピタルリサイクル推進、海外展開、電力需給安定化への対応を進める。

  4. 04

    事業間シナジーとワンストップソリューション

    土壌汚染対策事業と不動産再生事業の相乗効果を最大化するため、グループ横断的なコンサルティング営業を徹底し、土壌汚染対策から土地活用までのワンストップソリューションを提供する。

  5. 05

    人材確保・育成と働き方改革

    優秀な人材の確保と育成のため、新卒・若手・カムバック採用の強化、管理職研修や外部専門研修の活用、自主学習制度の予算化、給与ベースアップや資格手当、リモートワーク環境整備など、働きやすい環境を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で113人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は670万円で、9期前と比べて5.0%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月78
2018年3月83
2019年3月70540.33.981
2020年3月58339.53.879
2021年3月62140.54.881
2022年3月59442.55.080
2023年3月61039.14.995
2024年3月53940.64.3104
2025年3月64540.45.3101792
2026年3月67041.45.01131,416

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 13 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
自然エネルギー事業 — 太陽光パーク2合同会社(東京都千代田区)2,472百万円
自然エネルギー事業 — 株式会社エンバイオC・エナジー(東京都千代田区)1,974百万円
ブラウンフィールド 活用事業 — 株式会社エンバイオ・リアルエステート(東京都千代田区)1,904百万円
自然エネルギー事業 — エンバイオC・ウェスト合同会社(東京都千代田区)840百万円
自然エネルギー事業 — Enbio Lel Taqa FZC LLC (Ajman, UAE)489百万円
自然エネルギー事業 — MaF合同会社(東京都千代田区)339百万円
自然エネルギー事業 — アルタイル・ソーラー合同会社(東京都新宿区)264百万円
土壌汚染対策事業 — 株式会社エンバイオ・エンジニアリング(東京都千代田区)263百万円
自然エネルギー事業 — ソーラー年金株式会社(東京都千代田区)239百万円
自然エネルギー事業 — ヴェガ・ソーラー合同会社(東京都新宿区)114百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エンバイオ・エンジニアリング(注)2
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 海外
    恩拜欧(南京)環保科技有限公司
    中国江蘇省
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エンバイオ・リアルエステート(注)2
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社土地再生投資
    東京都千代田区
    議決権60.0%
  • 国内
    ヴェガ・ソーラー 合同会社
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    アルタイル・ソーラー合同会社
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ソーラー年金 株式会社
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    太陽光パーク2 合同会社
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エンバイオ・エシカル・プロダクツ
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エンバイオC・エナジー
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    MaF合同会社
    東京都千代田区
    議決権90.0%
  • 国内
    エンバイオC・ウェスト合同会社(注)4、5
    東京都千代田区
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • 株式会社エンバイオ・ネクテス東京都千代田区90%
  • Enbio Middle East FZE LLC (注)3、4、6UAE Ajman100%
  • Enbio Lel Taqa FZC LLC (注)4、7UAE Ajman80%
  • DEFNE ENERGY INVESTMENT INDUSTRY TRADE LIMITED (注)4、8Turkey Bolu76%
  • 株式会社 シーアールイー東京都港区34%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は126億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.8%、利益が+100.0%。

売上高
+17.8%
126億円
営業利益
+100.0%
16億円
純利益
-40.0%
3億円
営業利益率
12.7%
前期比 +5.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高136億円126億円
営業利益12億円16億円
純利益7億円3億円
1株あたり配当¥24¥24

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は28億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−17.6%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q13−1
2024年1Q3425.92
2024年2Q2129.51
2024年3Q1516.70
2024年4Q264
2025年2Q60813.34
2025年4Q4700.01
2026年2Q57712.35
2026年4Q69913.0−2
2027年1Q28414.33

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は15億円から126億円へ8.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1511
2014年3月2121
2015年3月2000
2016年3月2721
2017年3月5310
2018年3月8474
2019年3月864−2
2020年3月7456
2021年3月6863
2022年3月90127
2023年3月81138
2024年3月96117
2025年3月107877.55
2026年3月126161612.73

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高126億円のうち、営業利益として残るのは16億円12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.6%89億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.1pt
12.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.9pt
2.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は40億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10017
2014年3月−1−25−310
2015年3月0−1515−1510
2016年3月−4−1528−1919
2017年3月2−4030−3813
2018年3月8−4658−3833
2019年3月−4−6−2−1022
2020年3月1039−414930
2021年3月3−229−1920
2022年3月24−15−5923
2023年3月20−182228
2024年3月17−166136
2025年3月0−1613−1633
2026年3月12−95340

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は228億円。このうち返さなくてよい自己資本が93億円で、自己資本比率は40.5%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月156942.2
2014年3月2214862.4
2015年3月37142338.7
2016年3月70264436.5
2017年3月123269720.0
2018年3月1904514523.7
2019年3月1814313823.9
2020年3月1504910132.5
2021年3月1575310433.7
2022年3月1646010436.0
2023年3月1736910439.1
2024年3月1938610744.0
2025年3月2129212043.1
2026年3月2289313540.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
40億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
43億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
44億円
在庫として抱えている分
負債合計
135億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中110位あたり、逆に低いのはROE534社中472位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥863で、1年前と比べて+33.1%過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。

¥863-1.3%1ヶ月+16.6%1年+33.1%時価総額71億円
過去52週の値幅
安値¥550高値¥1,009

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)26.4倍
PER (会社予想)10.2倍
PBR0.74倍
配当利回り2.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は+16.28%と急騰し900円。1ヶ月で+23.63%と上昇。52週高値1009円に接近、RSIは88.84と過熱域。25日線(737円)を約22%上回り、75日線(753円)も大きく突破。出来高は8/17に35.5万株と前日比約20倍の急増。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは23.2倍で業界平均の22.49倍とほぼ同水準ですが、予想PERが不明のため将来性は不透明です。PBRは0.67倍と業界平均の3.2倍を下回り、資産価値に対して割安ですが、ROEが2.9%と低く、収益性が課題です。配当利回りは1.18%と業界平均の2.68%を下回り、株主還元は手薄です。配当性向も115.5%と高く、無理のある配当となっています。直近の業績は増収増益で改善傾向ですが、倍率の高さと収益性の低さから割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)26.4倍23.4倍
PER (予想)10.2倍
PBR0.74倍3.51倍
ROE2.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大傾向で2026/3期は126億円と過去最高の見込みだが、純利益は減少傾向。売上原価率の上昇や新規投資の負担が利益を圧迫。強気派は、環境意識の高まりで需要が増え、売上成長は持続し、投資効果で利益回復を期待する。弱気派は、売上に対して利益が付いていっておらず、収益性の改善がなければ評価は難しい。ROEは2.9%と低く、PBR0.67倍と割安だが、業績面での不安がある。

プラスに働く材料7
  • 売上の拡大

    2026/3期の売上高は126億円と過去最高で、事業が伸びている。

  • 環境規制の追い風

    環境規制の強化がリサイクル需要を押し上げる。

  • 投資の効果

    設備投資が将来の収益拡大につながると期待。

  • 営業利益8億→16億円と倍増決算発表後影響

    2026/3期の営業利益は前期比+8億円の16億円、営業利益率も7.48%から12.7%に急改善。

  • 売上高が96→107→126億円と2期連続増加通年影響

    売上高は前期126億円で2年前の96億円から3割増、増収が利益成長を牽引。

  • PBR0.67倍と純資産対比で割安継続影響

    営業利益の拡大にもかかわらずPBR0.6672倍と資産価値を下回っており、評価修正余地。

  • 株価が1年で16.3%上昇と堅調継続影響

    過去1年で16.31%上昇、営業増益と整合的な株価パフォーマンス。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    売上増にもかかわらず純利益が減っており、収益性が悪化。

  • コスト上昇

    処理費用などのコスト上昇が利益を圧迫。

  • 株主還元の薄さ

    配当利回り1.18%と低く、インセンティブに欠ける。

  • 純利益が5億→3億円に減少決算発表後影響

    営業利益は倍増したが、純利益は前期5億円から3億円へ2億円減益。

  • ROE2.9%と低く資本効率が課題継続影響

    ROE2.9%は資本コスト水準に届かず、増益効果が株主資本の拡大に結びつきにくい。

  • 配当利回り1.18%と低い株主還元継続影響

    配当利回り1.18%と低く、増配期待が乏しくインカム需要を集めにくい。

  • 外国人保有1.38%と需給が細い継続影響

    外国法人所有比率1.38%と低く、売買代金が細く株価変動が大きい。

次の決算で確かめる点
売上高営業利益率
売上拡大が利益につながっているかを見る。
処理量
稼働状況と需要動向を示す。
設備投資効率
投資がどれだけ利益に貢献するか評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり24で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.78%。

年間配当
¥24
1株あたり
配当利回り
2.78%
いまの株価に対して
配当性向
115.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月830.7
2023年3月80.030.5
2024年3月80.016.8
2025年3月912.586.0
2026年3月90.0115.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥24

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,970人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.8%を占め、残る62.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他69.467.667.457.654.652.8
事業法人20.922.123.137.039.336.0
証券会社5.96.86.54.63.38.1
金融機関1.00.10.20.01.31.7
外国法人2.73.22.60.71.51.3
自己株式0.00.50.60.50.90.7
外国人個人0.10.10.20.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社シーアールイー34.01
02西村実5.87
03中村賀一5.30
04株式会社SBI証券4.08
05平田幸一郎2.45
06根本昌明2.31
07大和証券株式会社1.67
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.40
09中間哲志1.01
10BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE (常任代理人 株式会社三井住友銀行)0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+49%、1株純資産は14期で+411%。直近期のROEは2.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2222310.4
2014年3月3734510.446.0
2015年3月33470.9175.8
2016年3月304717.231.2
2017年3月44501.0152.5
2018年3月7169911.629.2
2019年3月−23666
2020年3月8574312.16.6
2021年3月467956.013.9
2022年3月9988611.78.430.7
2023年3月1221,02312.86.230.5
2024年3月891,0449.36.816.8
2025年3月561,1295.110.786.0
2026年3月331,1392.923.3115.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中村賀一代表取締役社長53433,300
西村実取締役会長67479,700
山本敏仁取締役5216,800
横溝透修取締役4715,400
亀山忠秀取締役51100
小竹由紀取締役681,000
高山和夫取締役常勤 監査等委員75
星野隆宏取締役 監査等委員7010,000
平田幸一郎取締役 監査等委員58200,000
後藤勝樹取締役常勤 監査等委員63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)39819933
社外取締役518184

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,432字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、持株会社である当社、連結子会社16社、関連会社3社及びその他の関係会社1社により構成されており、国内を中心に3つの事業を展開しております。 第一の事業は、土壌汚染問題を解消し、安心・安全な国土利用に貢献する土壌汚染対策事業です。有害物質で汚染された土地の調査と浄化を行って、その土地を安心かつ安全に利用できる状態に改善する事業です。 第二の事業は、土壌汚染対策事業のノウハウと価格競争力を生かして、土壌汚染の存在する土地や強く疑われる土地の売買や有効活用を促進するブラウンフィールド活用事業です。これは合理的な土壌汚染対策を裏付けに持続可能な土地利用を推進し、循環型社会の実現に貢献する事業です。ブラウンフィールドとは、土壌汚染が原因で本来の価値が著しく毀損され、売買や有効活用が困難となった土地のことです。 第三の事業は、自然エネルギーへの転換を推進し、脱炭素社会の実現に貢献する自然エネルギー事業です。土壌汚染がある土地の有効活用策として太陽光発電所を検討したことがきっかけで始まり、第三の収益源に成長した事業です。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 [当社グループの特徴について] 当社グループの特徴は、主力事業である土壌汚染の調査・対策工事に加えて、土壌汚染地の有効活用に資する解決策をワンストップで提供している企業グループであります。 主力事業の土壌汚染対策事業は、不動産売買及び不動産開発における重大なリスクとして広く認識されるようになった土壌汚染の対策が必要な企業等に対し、土壌汚染問題を解決するためのサービス・商品を提供しております。 ブラウンフィールド活用事業では、現状有姿でブラウンフィールドを直接取得することにより、土壌汚染リスクを土地所有者から当社グループに移転し、浄化した後に売却し資金を回収しております。 自然エネルギー事業については、特定目的会社を設立し、太陽光発電所を地域ごとに管理・運営しております。国内に加えて中東に現地法人を設立して、海外での事業展開を積極的に行っております。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントは、次のとおりであります。 セグメントの名称   主な事業内容   会社名 土壌汚染対策事業   ・土壌汚染の調査、対策工事の設計・施工、施主へのリスクコンサルティングを行う事業 ・M&Aの際に求められる環境デューデリジェンスを行う事業   株式会社エンバイオ・エンジニアリング 恩拜欧(南京)環保科技有限公司 ・原位置調査・原位置浄化に使用する機器・資材・浄化用薬剤の輸入販売を行う事業 ・水処理設備等の設計・施工・維持管理及び建築工事を行う事業   株式会社エンバイオ・エンジニアリング ブラウンフィールド活用事業   ・土壌汚染地の買取再販・賃貸並びにコンサルティングを行う事業 ・権利調整案件の買取再販・賃貸を行う事業   株式会社エンバイオ・リアルエステート 株式会社土地再生投資 自然エネルギー事業   ・再生可能エネルギーを利用した売電事業 ・再生可能エネルギープロジェクトへの投資事業 ・再生可能エネルギープロジェクトの開発、EPC 及びO&M   当社 ヴェガ・ソーラー合同会社 アルタイル・ソーラー合同会社 ソーラー年金株式会社 太陽光パーク2合同会社 株式会社エンバイオC・エナジー MaF合同会社 エンバイオC・ウェスト合同会社 株式会社エンバイオ・ネクテス Enbio Middle East FZE LLC Enbio Lel Taqa FZC LLC DEFNE ENERGY INVESTMENT INDUSTRY TRADE LIMITED -   グループの統括管理   当社 各事業の詳細は、次のとおりであります。 (1) 土壌汚染対策事業 土壌汚染対策事業は、株式会社エンバイオ・エンジニアリングが行っております。土壌汚染対策とは、顧客企業が所有する事業場を閉鎖後、事業場跡地の売却及び再開発を行う際にその土地が特定有害物質で汚染されていないかを確認するための調査、汚染が確認された土地について指定基準に適合させるための浄化工事あるいは健康被害を防止するための汚染拡散防止措置の設計・施工、並びに土地の買手、行政、近隣住民等利害関係者とのリスクコミュニケーションを通して問題解決を図るプロセスを指しております。 本事業においては、主に以下の7つのサービスを提供しております。 ① 土壌汚染調査 土壌汚染調査では、事業場を閉鎖後、その跡地の売却又は再開発を計画している顧客企業、あるいは何らかの原因による特定有害物質の漏えいを確認した顧客企業からの依頼を受け、土壌汚染対策法に準拠した地歴調査(土地の使用履歴情報を基に土壌汚染の可能性を評価する調査)、土壌汚染状況調査(対象地から採取した試料を分析して土壌汚染の有無を確認する調査)、土壌汚染詳細調査(土壌汚染の存在が確認された土地の平面方向と深度方向での汚染範囲を確定する調査)の計画を策定し、現地調査を実施し、その結果を報告書にまとめて顧客企業に報告するものです。土壌汚染の状況に応じて行政及び土地の買主等の利害関係者への報告を行うとともに、汚染拡散防止計画及び浄化工事計画の策定を行って対応策について提案しております。 本サービスでは、独自技術としてダイレクトセンシング(注)を駆使して立体的に汚染状況を可視化する原位置三次元調査による土壌汚染の範囲の絞り込みを行い、費用対効果の高い対策工事の対応策を提供しております。 また、不動産開発業者向けには、不動産開発において高額かつ費用が上振れる可能性のある土壌汚染対策工事の工事費用を事業計画段階で確約・保証するための調査(プレアセスメント調査)を計画・提案しております。プレアセスメント調査を受託した場合は、調査結果に基づき、土壌汚染対策工事の工事金額を確約・保証した提案書を提出いたします。なお、万一、対策工事のコストが上振れた場合のリスクヘッジとして、当社は上振れ分の補填を受けるための保険に加入しております。 ② 土壌汚染対策工事 土壌汚染調査の結果を精査し、土地の利用用途、行政の指導、利害関係者の要求水準等を勘案して土壌汚染の対策計画を立案し、浄化工事或いは汚染拡散防止措置の設計、施工、施工後の効果確認を行い、一連のプロセスと対策結果を報告書にまとめて顧客企業に報告するものであります。顧客企業の要請に応じて行政及び利害関係者等との協議・折衝・報告も行っております。 本サービスでは、汚染土壌を掘削せずに地中の汚染物質を分解する「原位置浄化」と呼ぶ工法並びに汚染土壌を掘削して場内で汚染物質を分解・除去した後に埋め戻す「オンサイト浄化」と呼ぶ工法と従来型の汚染土壌の「掘削除去」工法を組み合わせた提案を行うことにより、顧客企業にとって、低コスト、短工期、低環境負荷での土壌汚染対策を提供しております。 ③ 定期モニタリング 土壌汚染調査の結果、土壌汚染の存在が確認された場合に自主的あるいは法令の定めにより、地下水の定期的な水質調査を行い、その結果を報告書にまとめて顧客企業と必要に応じて行政に報告するものであります。 本サービスでは、顧客企業にとって汚染の拡散防止が図れるとともに汚染が深刻に拡散する前に汚染拡散防止計画を策定して、対策工事に移行することができるため、経済性の高い土壌汚染対策を提案しております。 ④ 土壌汚染関連機器・資材販売 土壌汚染関連機器・資材販売では、土壌汚染対策の現場で有効性の確認されている土壌汚染調査及び浄化工事用の専門機器・資材及び浄化用薬剤を、土壌汚染調査並びに土壌汚染対策工事を行う業者向けに販売しております。 ⑤ 水処理設備等の設計・施工 土壌汚染対策工事の一環として実施してきた地下水汚染対策で蓄積した揚水処理設備やジェットポンプ、凝集沈殿・濁水処理設備等の設計・施工技術を活用して、工場の廃水処理や建設現場の濁水処理のニーズに対応したエンジニアリングサービスを展開しております。 ⑥ 建築工事 土壌汚染調査、土壌汚染対策工事の延長として、跡地における建築工事を提供することでワンストップサービスを展開しております。中規模の商業店舗向け建物の建築工事を主に手掛けております。 ⑦ 環境デューデリジェンス 土壌汚染調査及び土壌汚染対策工事のノウハウを生かした環境リスクの経済的な評価を、企業がM&Aを行う際に実施する環境デューデリジェンスとして提供しております。 (2) ブラウンフィールド活用事業 ブラウンフィールド活用事業は、株式会社エンバイオ・リアルエステート及び株式会社土地再生投資が行っております。国内の土壌汚染対策市場では、大手企業が保有する工場跡地等の土壌汚染対策が進んでいる反面、中小企業が保有する土地の土壌汚染対策は、土壌汚染調査及び土壌汚染対策工事に要する資金の不足が原因でなかなか進んでおりません。本事業では、中小企業が保有している土壌汚染地又は土壌汚染の可能性が高く、そのままでは売買が成立しにくい土地について土壌汚染リスクを見込んだ価格の現況有姿で購入し、土地所有者として土壌汚染浄化工事及び汚染拡散防止措置を施した後に、必要に応じて行政への届出を行って再販あるいは賃貸しております。 土壌汚染リスクについては、当社グループの土壌汚染対策事業で蓄積した実績とノウハウを基に算定し、購入した土地の土壌汚染浄化工事及び汚染拡散防止措置は、株式会社エンバイオ・エンジニアリングが行っております。顧客にとっては、土壌汚染対策のための費用を確定させ、また煩雑な法的な手続きを自らが行うことなく、短期間に土壌汚染のリスクを切り離すことができると同時に土地の売却収入が得られるというメリットがあります。 (3) 自然エネルギー事業 自然エネルギー事業は、土壌汚染地の有効活用策の一つとして太陽光発電による売電事業を検討したことがきっかけで始まりました。既に国内外の太陽光発電所(インドネシアにおける関与発電所含む)は、総発電量100MWを達成し、順調に事業を拡大しております。太陽光発電所の運営については、特定目的会社を設立して地域毎に管理しております。稼働中の太陽光発電所からは安定的な売電収入が得られ、当社グループの成長戦略を財務的に支える事業にまで成長いたしました。 国内では、固定価格買取制度の買取価格の低下に伴い収益性が低下しており、新規案件の開発が難しくなってまいりました。そのため、固定価格買取制度に依存しない売電事業の開発に加えて、海外での有望な事業機会を探って投資を実行した結果、オンサイト/オフサイトPPA(相対での電力需給契約)事業を拡大し、固定価格買取制度に依存しない売電事業を確立しました。またヨルダン、UAEでの売電事業に加え、新たにスリランカでの事業機会の検討を開始しております。 株式会社エンバイオC・エナジーは、株式会社シーアールイーが開発する物流施設「ロジスクエア」の屋根を活用して太陽光発電所を設置し、グリーン電力を倉庫のテナントに供給することを主な事業としております。今後、「ロジスクエア」シリーズにおいて、相互に再生可能エネルギーを融通しあうスキームの構築や第三者施設への再生可能エネルギーの供給も順次実現しております。MaF合同会社は、商業施設、工場、事業場等の屋根や駐車場を賃借して太陽光発電所を建設、所有し、発電したグリーン電力を直接施設の電力需要者に長期契約で販売する事業を展開しております。また、脱炭素社会の実現に向け、CO₂削減に取り組む企業に対して非化石証書の販売や再エネ電力を供給するサービスも展開しております。 株式会社エンバイオ・ネクテスは、太陽光発電所や系統用蓄電所の開発、EPC及びO&Mを行うことを主な事業としております。太陽光発電所は主に「ロジスクエア」をはじめとする屋根上案件に注力しております。系統用蓄電所用地の開発ではパイプラインが130を超えており、事業性の確認を順次進めております。 海外では、UAEに設立した事業開発拠点となる子会社(Enbio Lel Taqa FZC LLC)を通して、案件発掘とプロジェクト管理を行っております。ヨルダンにおいて、地下水を水源とする水供給事業に必要な電力を発電し、長期契約を通じて水供給事業者へ安定的に供給しており、5案件が稼働しております。また、ドバイにおいて、顧客企業に電気を供給しており、1案件が稼働しております。 用語解説 (注) ダイレクトセンシング プローブと呼ばれる地中に打ち込むことのできるセンサーを用いて、打ち込んだ深さにおける電気伝導度及び有害物質濃度等の情報を連続的に収集することができる検出方法。米国では、土壌汚染調査で汚染範囲を絞り込むために標準的な方法として普及しています。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題5,031字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「環境問題に技術と知恵で立ち向かう」というパーパスに基づき、「環境問題の解決と健やかな環境づくりを推進し、持続可能な社会の構築に貢献する」というビジョンを掲げて、「環境保全に役立つサービスや製品の提供」をミッションとしております。「地盤環境・エネルギーに関わる問題解決を担う企業集団」として社会的課題を解決し、持続可能な社会の構築に貢献するために、以下の3つの事業を展開しております。 ① 土壌汚染対策事業 ② ブラウンフィールド活用事業 ③ 自然エネルギー事業 当社グループでは、上記事業を通して取り組む重要課題として以下に示す4つを定めております。 ① 安心・安全な国土利用への貢献(土壌汚染対策事業) ② 循環型社会の実現への貢献(ブラウンフィールド活用事業、自然エネルギー事業) ③ 脱炭素社会の実現への貢献(自然エネルギー事業) ④ 環境問題解決で国際社会への貢献(土壌汚染対策事業、自然エネルギー事業) また、以下に示す6つの経営方針のもとで事業を実施し差別化を図り、企業価値の最大化を目指してまいります。 ① 顧客満足を第一に考え、成果、品質、価格、アフターサービスにおいて、期待以上に満足してもらえるように継続的な改善に努める ② 競争力のあるサービスと製品を提供し続けるために、バイタリティーとスピードをもって技術革新に挑戦し、新たなイノベーションの創出を目指す ③ 展開する事業領域内において№1を目指す ④ 国内で事業基盤を固めグローバルに展開することを目指す ⑤ グループの相乗効果と総合力を生かして、継続的で質の高い成長を目指す ⑥ 社員が安心して業務を遂行できるように、社内環境・待遇の継続的な改善に努める (2) 経営戦略等 当社グループは2026年5月15日に2031年3月期を最終年度とする「中期経営計画2030」を公表いたしました。同計画においては、「100年成長する会社の基礎を創る~ステークホルダーすべてが誇れる会社へ~」を基本方針に掲げ、持続可能な「環境」と「企業」の両立を図りつつ、中長期的な企業価値の向上を目指しております。具体的には、以下の成長戦略を推進するとともに、キャッシュアロケーション方針の明確化のもと、株主還元及び成長投資のバランスを図り、適切な財務レバレッジを活用した資本コントロールを実施してまいります。 ① 土壌汚染対策事業(新:環境ソリューション事業) ・リスク評価から原位置浄化までの一貫したソリューション提供による受注拡大 ・リスク評価との連携及びDX活用による施工モデルの高度化 ・PFAS地下水対策工法の展開と水処理分野の内製化の推進 ・部門横断的な連携強化による営業力の向上 ・特定分野における建築案件の受注拡大 ・M&Aを契機とした環境リスク対応の高度化とグローバル展開の推進 ② ブラウンフィールド活用事業(新:不動産再生事業) ・開発・改修を含む企画開発力の強化による付加価値向上 ・金融機関及び専門家との連携強化 ・環境ソリューション事業との連携による差別化の推進 ・保有資産の適切な入れ替えによる資本効率の向上 ・アセットタイプの拡充による収益機会の多様化 ・インサイドセールスの活用による営業効率の向上 ・自然エネルギー事業との連携による土地活用の高度化 ・関東圏以外へのエリア展開の推進 ③ 自然エネルギー事業 ・FIP制度の活用やCO₂削減ニーズへの対応による事業機会の拡大 ・CO₂削減、気候変動への対応 ・オンサイト/オフサイトPPAモデルの展開強化 ・キャピタルリサイクルの推進による成長の加速 ・成長性の高い国・地域及び事業分野への海外展開の推進 ・エネルギー需要の拡大及び価格上昇への対応並びに電力需給の安定化及び調整力ニーズの拡大への対応 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「中期経営計画2030」において、連結売上高、営業利益、ROE等の経営指標を設定し、その達成に向けて取り組んでまいります。 (4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上・財務上の課題 当社グループの属する土壌汚染関連業界の国内市場は、2019年4月の土壌汚染対策法の一部改正により土壌汚染調査の契機が拡大し、年間の調査件数は増加傾向が続いておりますが、完全浄化から土地利用目的に応じた健康被害防止に目的を絞った合理的な対策手法へのシフトが進み、調査・対策の受注高は年間700~900億円程度でほぼ増減なく推移しております。収益拡大のためには、土壌汚染対策事業における土壌汚染調査と土壌汚染浄化工事だけでなく、ブラウンフィールド活用事業におけるそれらと連動する土壌汚染地の買取や利活用サービスを包括的に市場に投入して、顧客の幅広いニーズに応えることが不可欠だと認識しております。 自然エネルギー事業については、固定価格買取制度(FIT制度)に依存しない事業スキームの構築を進めており、多様な需要に対応してまいります。一方、太陽光発電所の経年劣化に伴う発電量低下への対応が必要であり、発電量の向上に向けた施策に加え、蓄電池の活用を含む適切な維持管理の徹底が重要な課題であると認識しております。 これらを踏まえて、以下のような課題に取り組み、競合他社とのより一層の差別化を図ることにより、業容の拡大に努めてまいります。 ① 土壌汚染対策事業とブラウンフィールド活用事業との相乗効果の最大化 当社グループは、株式会社エンバイオ・リアルエステートを通してクリーニング工場やガソリンスタンド等の小規模な土壌汚染地の買取・浄化・再販事業(ブラウンフィールド活用事業)で数多くの実績を蓄積してまいりました。株式会社土地再生投資のノウハウ活用による規模の効果と土壌汚染地の出口戦略の多様化に寄与することによって、土壌汚染対策事業とブラウンフィールド活用事業との相乗効果の最大化を目指しておりますが、現時点では、産業用地の土地取引における潜在的な売手となる土地所有者の情報入手とアプローチが課題であると認識しております。グループ横断的なコンサルティング営業を徹底し、土壌汚染対策から土壌汚染地活用までのワンストップソリューションによる事業拡大に努めてまいります。 ② 土壌汚染対策事業における品質管理及びリスク管理の強化 土壌汚染対策事業においては、顧客開拓が奏功し大型の土壌汚染対策工事が増えてまいりました。大型案件については、品質管理や原価管理の巧拙により利益が変動する事業リスクが大きいと認識しております。営業担当、技術担当、工事担当が複眼的に案件を俯瞰する品質管理体制を徹底して品質の向上と原価の低減を図るとともに、安全管理担当・品質管理担当を中心に安全対策のより一層の徹底を図ることでリスク管理に努めてまいります。 また、受注金額が一定金額を超える土壌汚染対策工事については、工事進行基準を適用し、月次でのタイムリーな原価管理による精度向上に努めてまいります。 ③ 土壌汚染対策事業における多様な技術及びノウハウによる競争力の強化 現在までに多数の企業の参入と様々な土壌浄化技術が実用化された結果、国内では土壌汚染リスクに対する顧客の理解が進み、競合企業間での競争が激しく、工事単価の低価格化が進んでおります。同時に新たな汚染物質として、欧米では問題化してきたPFAS(PFOA、PFOS)に関する関心が高まってまいりました。こうした市場環境においては、掘削除去に偏重していた顧客ニーズにも変化が見られ、多様な技術やノウハウによる高付加価値サービスで他社との差別化を図ることが、競争力強化の鍵と認識しております。顧客ニーズに迅速に対応できるよう、技術戦略部を中心に新技術、新工法の開発・導入・提案体制を強化し、大学との共同研究による汚染物質分解微生物を用いた開発、米国から新たな原位置透過壁工法(プルームストップ工法)の導入、新規対象物質PFAS(PFOA、PFOS)に対応した対策技術の開発、PFAS(PFOA、PFOS)フリー製品の販売等を行ってまいります。 施工実績数と低事故率により審査を通過し、国内企業では初めて付保できた責任施工保証保険及びこれまで蓄積してきた土壌浄化工事の設計・責任施工ノウハウを裏付けとして、土壌汚染対策工事の費用総額を保証するサービス(プレアセスメント調査)を商品化いたしました。土壌汚染リスクを早期に確定させたい土地所有者やデベロッパー向けのリスク移転商品として拡販を行ってまいります。 ④ ブラウンフィールド活用事業におけるコンサルティング営業の強化 取り扱う物件の規模を中規模から大規模にスケールアップすることによる収益の拡大を目指しておりますが、不動産市況が活況で大手不動産各社の仕入が旺盛であり、かつ、多少の土壌汚染リスクは許容した上で購入しているため、大型物件の仕入競争が激しくなっております。土地所有者から土壌汚染問題の相談を受け、リスク評価と解決策を提案する際に、一案として買取を提案するといったコンサルティング営業を強化することに加え、信託銀行や大手不動産仲介から土壌汚染の可能性のある産業用地売却に関する情報量を増やし、大手不動産各社との差別化を図ってまいります。 ⑤ ブラウンフィールド活用事業における資本効率の改善 ブラウンフィールド活用事業では、販売用不動産及び収益物件を購入しており、案件ごとの販売計画、収益計画の管理強化による資本効率の改善が課題と認識しております。収益物件の入れ替えを進めることで、販売用不動産と収益物件の構成の見直し、また、販売用不動産の販売サイクルの短縮に努めることで、資本効率の改善を図ってまいります。 ⑥ 自然エネルギー事業の強化 自然エネルギー事業においては、オンサイト/オフサイトPPA事業の拡大に加え、太陽光発電に代わる電源の開発及び海外での発電事業等、FIT制度に依存しない事業の拡大が課題であると認識しております。このため、新たな国、地域における太陽光発電事業や系統用蓄電池事業等、多岐にわたる取組を推進してまいります。 具体的には、再生可能エネルギー需要の拡大を踏まえ、屋根の有効活用の推進に取り組むとともに、既設太陽光発電所のポテンシャルを最大限に引き出すため、リパワリングや蓄電池併設等の施策を検討してまいります。 ⑦ 海外事業におけるリスクコントロールの強化 海外事業においては、国・地域ごとの制度変更や許認可取得の不確実性、物価・人件費上昇、為替変動等により事業環境の変化が激しいと認識しております。投資効率と事業の健全性を確保するため、投資判断プロセス、現地法規制・許認可対応のモニタリング、契約・ガバナンス、コスト・資金管理、出口戦略の明確化を通じ、リスクコントロールを一層強化してまいります。 ⑧ 人材の確保、育成 事業の継続的な発展を実現するためには、優秀な人材を十分に確保することとその育成が不可欠ですが、当社グループが小規模会社であることや知名度が低いことなどから、人材の採用が課題であると認識しております。新卒の採用活動に力を注ぐとともに将来を担う若手社員の積極採用、性別・国籍・年齢を問わない採用方針、カムバック採用を含む幅広い採用活動を実施してまいります。また、管理職研修によるマネジメント能力の強化、大学等外部専門機関の専門研修による高度技能者の育成、当社グループ独自のDLD制度(分散型学習及び開発制度)の予算化により、自主的な開発意欲の支援等の施策を展開して人材育成の強化に取り組んでまいります。 さらに給与ベースアップの実施、資格手当制度による資格保有者の優遇、希望すれば遠隔地での勤務や完全リモートワークを可能とするIT環境の整備、働きやすい環境を意識したオフィスの増床など給与体系の充実化や働き方改革、職場環境の改善等に取り組んでまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状況及び投資判断等に影響を及ぼす可能性のあるリスクを記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、記載事項はリスクを全て網羅するものではありませんのでご留意下さい。 (1) 事業環境に由来するリスク ① 事業環境の変化(発生可能性:中、影響度:中、発生時期:長期的) a. 土壌汚染対策事業 土壌汚染対策事業の需要は、「土壌汚染対策法」及び各地方自治体により施行される条例等の影響を受けます。今後の法令や条例等の新設、改正による規制の強化もしくは緩和によって、需要が大きく変動する可能性があります。一方、土壌汚染対策の需要の大半は、不動産取引を契機とした企業の法令対応、M&Aを契機とした環境リスク対策、工場等敷地の環境保全を目的とした環境投資によって占められております。そのため、土壌汚染対策事業の需要は、景気動向による不動産取引の増減や企業の環境投資の増減の影響を受けます。 b. ブラウンフィールド活用事業 ブラウンフィールド活用事業の収益は、不動産市況の動向と連動いたします。土地の仕入時期及び販売時期の不動産市況の状況により、収益が大きく変動する可能性があり、また、これらの要因を背景として、販売用不動産の引き渡し時期が当初の計画から大きく前後し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 c. 自然エネルギー事業 自然エネルギー事業については、固定価格買取制度による電力会社への売電収入を主たる収入源としておりますが、近年、太陽光発電設備の導入拡大に伴い発電総量が増大していることから、電力の需給バランス維持を目的として電力会社から出力抑制を求められるケースが増加する傾向にあります。このような出力抑制が拡大した場合、売電量の減少により、当社グループの業績に影響が出る可能性があります。また、新規発電所の開発においては、資材価格の高騰や調達の遅延等が発生する可能性があり、これにより開発コストの増加や工期の遅延が生じ、当初の事業計画の見直しを余儀なくされる場合があります。その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合の状況(発生可能性:中、影響度:中、発生時期:長期的) a. 土壌汚染対策事業 土壌汚染関連業界の国内市場は、土壌汚染対策法の一部改正により土壌汚染調査の契機が拡大し、年間の調査件数は増加傾向が続いておりますが、浄化工事を伴わない措置の増加や競合企業間の競争が激化しております。競合他社との受注競争が激しくなる中で、厳しい条件で受注する傾向が進んだ場合等には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 b. ブラウンフィールド活用事業 ブラウンフィールド活用事業は、土地の需要家に代わって当社グループが土壌汚染リスクを取って解決することで成立するビジネスモデルであり、不動産市場が活況となり、価格が高騰した場合、土壌汚染対策費用のインパクトが相対的に低くなるため、土地の需要家が自ら土壌汚染リスクを取る可能性が高まります。その結果、大手不動産開発業者等との競合による販売用不動産の仕入価格上昇や仕入減少により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 c. 自然エネルギー事業 電力の需要家と直接売電契約を締結するPPA市場においては、発電事業者の新規参入が増加傾向しており、売電の価格競争が激化傾向にあります。このような市場環境の変化により売電価格が低下した場合、当社グループの収益性が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、同一地域において多数の発電所の建設計画が進行した場合には、系統接続に必要な工事負担金の上昇や、系統連系までの期間の長期化が生じる可能性があります。これらの要因により、当社グループにおいては、発電所の開発計画の見直し、留保、又は場合によっては断念を行う可能性があり、その結果として業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に由来するリスク ① 売上計上時期が計画から遅れるリスク及び一時期に集中するリスク(発生可能性:中、影響度:中、発生時期:短期的) a. 土壌汚染対策事業 土壌汚染対策の対象施設に、施設閉鎖時期の遅れや解体工事の着工遅れ等、当社グループに起因しない事情による事業遅延、追加調査の発生などにより、結果として売上計上時期が計画から遅れる可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが大型の土壌汚染対策に関する案件を受注した場合、もしくは多数の受注工事が一時期に集中した場合、該当する四半期決算の売上高は大幅に増加する可能性がありますが、当該四半期決算の経営成績だけをもって、通期の経営成績を見通すことは困難である点には留意する必要があります。 b. ブラウンフィールド活用事業 土壌汚染対策を完了した後に売却する販売用不動産については、土壌汚染対策の工程や法で定められた地下水のモニタリング等の状況により販売時期が計画から遅れる可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、売上規模の大きな販売用不動産の売却を実行した場合には、該当する四半期決算の売上高は大幅に増加する可能性がありますが、当該四半期決算の経営成績だけをもって、通期の経営成績を見通すことは困難である点には留意する必要があります。 ② 原価が変動するリスク(発生可能性:中、影響度:中、発生時期:短期的) a. 土壌汚染対策事業 土壌汚染浄化工事において、事前の土壌汚染調査の結果と実際の汚染状況が著しく異なる場合は、工事費用が変動する可能性があります。また、状況により利益率の低い工法を選択せざるを得ない場合は、当初予定の利益を確保できない可能性があります。詳細調査前の段階で契約金額を確定する責任施工(コストキャップ保証)として土壌浄化工事を請け負った場合、免責部分については負担する必要があるため、当初予定の利益を確保できない可能性があります。 当社グループは、長期案件における原価上昇時には工事価格の増額に理解を求め、また、工事費用が変動した場合の上振れ分を補填する保険(業務過誤保険)に加入するなどして、当該リスクの軽減を図っております。 b. ブラウンフィールド活用事業 土壌汚染地を販売用不動産として現状有姿で仕入れる場合、土壌汚染状況が100%明らかになっていないこともあり、土壌汚染対策を実施する際に汚染状況が想定と異なる場合には原価が変動し、当初予定の利益に影響を及ぼす可能性もあります。 不動産の仕入時には、土壌汚染対策事業のノウハウを活用しながら調査を綿密に行って、当該リスクの軽減を図っております。 ③ 為替変動に関するリスク(発生可能性:高、影響度:中、発生時期:短期的) 土壌汚染対策事業では、主に北米メーカー製品の土壌汚染関連機器・資材・浄化用薬剤を輸入しております。また、自然エネルギー事業では中東において売電事業を展開しております。いずれも主に米ドル建てで取引しているため、為替変動により当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 仕入先との取引条件について(発生可能性:低、影響度:小、発生時期:時期特定なし) 土壌汚染対策事業において、主に北米メーカー製品の土壌汚染関連機器・資材・浄化用薬剤を輸入しており、一部のメーカーとの間で日本国内における独占販売契約を締結しております。今後不測の要因により主要な仕入先との取引契約が解消された場合、当社グループの事業展開及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 これら仕入先との取引契約が解消されることは、現状では想定し難いものと認識しておりますが、継続的に良好な関係を継続して、当該リスクの軽減を図っております。 ⑤ サービス及び商品の欠陥について(発生可能性:低、影響度:大、発生時期:時期特定なし) 当社グループが提供するサービス及び商品に欠陥が生じた場合、顧客に生じた損失に対する責任を追及される可能性があります。さらに、社会的評価の低下等によって、当社グループの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、安全管理担当・品質管理担当が主体となって品質管理体制を構築して、当該リスクの軽減を図っております。 ⑥ 海外展開について(発生可能性:中、影響度:中、発生時期:中期的) 当社グループは、自然エネルギー事業において中東諸国及び東南アジア諸国を中心とした海外市場において、積極的な事業展開を推進しております。海外展開においては、事業投資に伴う為替リスク、カントリーリスク、市場環境の変化により損失が発生するリスク等があります。また、当該国の経済活動の停滞によって計画どおりに事業展開ができない場合には、当社グループの事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 海外事業においては、現地の市場動向、政策動向、競争環境等を調査、把握したうえで進出し、当該リスクの軽減を図っております。 (3) その他のリスク ① 法的規制リスク(発生可能性:低、影響度:大、発生時期:特定時期なし) 当社グループは、法令遵守の徹底が事業活動の大前提であり経営の最重要課題の一つと位置付け、国内外の法令遵守はもちろん社会規範に則して事業活動を遂行すべく、体制整備や役員と従業員への教育、啓発などを推進し、コンプライアンスリスクの回避又は最小化に努めております。 当社グループは、各事業の遂行にあたり、様々な法的規制を受けております。 各事業に関連する法令が大きく改正され、当社グループが対応できなくなる事象が発生する場合や、当社グループが取得している主要な許認可等が取り消しされた場合には、当社グループの事業活動が制限され、社会的信用、財政状態及び経営成績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループが取得している主要な許認可等の状況は以下のとおりであります。有価証券報告書提出日現在において、許認可等の継続に支障を来す要因が発生している事実はありません。 a. 土壌汚染対策事業 取得・登録者名   ㈱エンバイオ・エンジニアリング   ㈱エンバイオ・エンジニアリング 取得年月   2003年8月8日   2015年2月3日 許認可等の名称   指定調査機関   建設業許可(特定建設業) 所管官庁等   環境省   国土交通省 許認可等の内容、 許可番号   土壌汚染対策法第3条第1項、第4条第2項又は、第5条第1項に基づいて土壌汚染状況調査を実施する義務が生じた土地の所有者等からの委託等による調査の実施及び法第16条第1項に基づく土壌の調査を実施する機関 環2003-3-3016   次の工事業(特定)に関する免許 土木、建築、大工、左官、とび・土工、石、屋根、電気、管、タイル・れんが・ブロック、鋼構造物、鉄筋、舗装、しゅんせつ、板金、ガラス、塗装、防水、内装仕上、熱絶縁、造園、建具、水道施設、解体 国土交通大臣許可(特-6)第25676号 有効期限   2030年3月31日(以降5年毎に更新)   2030年2月2日(以降5年毎に更新) 法令違反の要件及び主な許認可取消事由   指定取消の要件(土壌汚染対策法第42条) ①法第30条第1号又は第3号(欠格条項)に該当するに至ったとき ②法第33条(技術管理者の選任)、第35条(変更の届出)、第 37条第1項(業務規程の届出・規程変更の届出)又は第 38 条(帳簿の備付け等)の規定に違反したとき ③法第36条第3項の規定による命令(改善命令)又は法第39条の規定による命令(適合命令)に違反したとき ④不正の手段により法第3条第1項の指定を受けたとき   不正な手段による許可の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合は許可の取消(建設業法第29条) 不正入札等不誠実な行為があった場合は業務停止等の処分(同法第28条) b. ブラウンフィールド活用事業 取得・登録者名   ㈱エンバイオ・リアルエステート   ㈱土地再生投資 取得年月   2012年2月10日   2018年5月18日 許認可等の名称   宅地建物取引業(免許)   宅地建物取引業(免許) 所管官庁等   東京都   東京都 許認可等の内容、 許可番号   宅地・建物の売買 東京都知事(3)第93862号   宅地・建物の売買 東京都知事(2)第102018号 有効期限   2027年2月10日(以降5年毎に更新)   2028年5月18日(以降5年毎に更新) 法令違反の要件及び主な許認可取消事由   指示処分・業務停止処分(宅地建物取引業法第65条) 業務に関し関係者に損害を与えた(又は与えるおそれがある)とき、取引の公正を害した(又は害するおそれがある)とき、他の法令に違反したとき 免許取消の要件(同法第66条) 1.代表者や法人役員等が欠格事由に該当する場合 ①成年被後見人、被保佐人又は破産者宣告を受けた場合 ②禁固以上の刑に処せられた場合 ③暴力団による不当な行為の防止に違反した場合 2.業務違反 ①不正な手段により宅建業免許を取得した事が発覚した場合 ②免許を受けてから1年以上事業を休止した場合 3.許可要件の喪失 ①許可取得要件を満たせなくなった場合 ②免許の更新をしなかった場合   指示処分・業務停止処分(宅地建物取引業法第65条) 業務に関し関係者に損害を与えた(又は与えるおそれがある)とき、取引の公正を害した(又は害するおそれがある)とき、他の法令に違反したとき 免許取消の要件(同第66条) 1.代表者や法人役員等が欠格事由に該当する場合 ①成年被後見人、被保佐人又は破産者宣告を受けた場合 ②禁固以上の刑に処せられた場合 ③暴力団による不当な行為の防止に違反した場合 2.業務違反 ①不正な手段により宅建業免許を取得した事が発覚した場合 ②免許を受けてから1年以上事業を休止した場合 3.許可要件の喪失 ①許可取得要件を満たせなくなった場合 ②免許の更新をしなかった場合 c. 自然エネルギー事業 取得・登録者名   ㈱エンバイオ・ネクテス 取得年月   2025年10月30日 許認可等の名称   建設業許可(特定建設業) 所管官庁等   東京都知事 許認可等の内容、 許可番号   次の工事業(特定)に関する免許 建築、大工、屋根、電気、管、タイル・れんが・ブロック、鋼構造物、内装仕上 東京都知事許可(特-7)第161122号 有効期限   2030年10月29日(以降5年毎に更新) 法令違反の要件及び主な許認可取消事由   不正な手段による許可の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合は許可の取消(建設業法第29条) 不正入札等不誠実な行為があった場合は業務停止等の処分(同法第28条) ② 情報管理に関するリスク(発生可能性:中、影響度:中、発生時期:短期的) 顧客や取引先の個人情報や機密情報の漏洩が起きた場合、当社グループの信用は低下し、顧客等に対する賠償責任が発生する等、当社グループの財政状態及び経営成績等が悪影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティポリシーや社内管理体制を整備し、従業員に対する情報管理やセキュリティ教育等、情報の保護について種々の対策を推進して、当該リスクの軽減を図っております。 ③ 自然災害・火災・事故等への対応について(発生可能性:低、影響度:大、発生時期:特定時期なし) 地震、風水害等の自然災害により当社グループが運営する太陽光発電所・事務所・設備・社員とその家族等に被害が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等が悪影響を受ける可能性があります。また、重大な労働災害、事故等が発生した場合には、操業に支障が生じ、経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、安全第一を目的として、労使間における安全衛生委員会を設け、安全パトロールや安全教育を実施する等事故の防止に努めております。また、損害保険等を付与するなどリスクヘッジを行って、当該リスクの軽減を図っております。 ④ 小規模組織であることについて(発生可能性:中、影響度:大、発生時期:特定時期なし) 当社グループは、小規模な組織であり内部管理体制や業務執行体制も当該組織規模に応じたものとなっております。従って、当社グループの役員や従業員が病気や怪我等により業務を遂行する上で支障が生じた場合や転職等により人材が社外に流出した場合には、当社の業務に支障が生じる可能性があります。 当社グループは、事業の拡大に伴う対応と管理体制のさらなる充実を目的として、人材の育成・採用を行って、当該リスクの軽減を図っております。 ⑤ 財務制限条項について(発生可能性:低、影響度:大、発生時期:特定時期なし) 当社が複数の金融機関との間で締結している借入に係る契約の一部には、財務制限条項が定められております。財務制限条項に抵触した場合、借入先金融機関の請求により当該借入について一括返済を求められるなどして、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、金融機関と緊密に情報共有するなどして良好な関係を継続し、当該リスクの軽減を図っております。 ⑥ 株式会社シーアールイーとの関係について(発生可能性:低、影響度:中、発生時期:特定時期なし) 株式会社シーアールイーは、有価証券報告書提出日現在において当社株式の34.3%を保有しており、当社のその他の関係会社に該当しております。当社は、株式会社シーアールイーとの間で資本業務提携契約を締結しており、自然エネルギー事業、ブラウンフィールド活用事業において協業関係を有しております。当社は株式会社シーアールイーと良好な関係を維持しておりますが、株式会社シーアールイーの事業戦略等の方針が転換された場合など、株式会社シーアールイーとの協業が減少し、当社の財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。なお、物流施設の賃貸など当社と株式会社シーアールイーとの間で発生する取引にあたっては、当社の関連当事者等管理規程に則り、適切に実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)9,020字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 当期の経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済状況は、賃金・雇用環境の改善が継続し、個人消費は底堅く推移しているものの、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰やエネルギーコストの上昇が企業収益を圧迫しており、景気回復の勢いはなお限定的なものにとどまっております。加えて、物価高騰の長期化による家計への影響も依然として継続しており、当社を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。 海外においても、ウクライナ情勢の長期化に加え、中東地域における地政学的リスクの一段の高まりを背景に、ホルムズ海峡を経由する原油輸送ルートの不安定化が世界的なエネルギー供給に影響を及ぼしております。原油価格の高騰と供給不足が各国経済の重荷となる中、世界経済の先行き不透明感は引き続き強い状況となっております。 当社グループの業績に大きな影響を及ぼす各セクターの状況は、建設市場においては、社会インフラの更新需要や都市部における大規模再開発プロジェクトが引き続き一定の需要を下支えしているものの、エネルギーコストの上昇を背景とした資材価格の高騰や慢性的な労働力不足が続いており、収益環境は依然として厳しい状況が続いております。また、不動産市場においては、都市部を中心とした堅調な需要は継続しているものの、建築資材価格の高騰による新築コストの上昇や金利動向を踏まえた慎重な投資姿勢が広がっており、物件特性や立地に応じた選別的な投資判断がより鮮明になっております。再生可能エネルギー市場においては、中東情勢の不安定化を契機としたエネルギー安全保障への高まりが、化石燃料依存からの脱却を目指す動きをさらに加速させており、企業のESGへの関心の高まりや技術革新によるコスト低下とも相まって、引き続き力強い成長が見込まれる市場環境となっております。 このような事業環境のもと、当社グループは、ESG経営に積極的に取り組むとともに、各事業における施策を着実に推進しております。土壌汚染対策事業においては、リスク管理型手法や責任施工保証の提案を強化するとともに、工事品質管理、工事原価管理の徹底及びDXの推進による業務効率化などに継続して取り組んでおります。ブラウンフィールド活用事業においては、土壌汚染問題を抱える事業用地等を積極的に取得し、市場ニーズや土地の最適利用を見極めた企画開発力を発揮することで付加価値を高め、お客様への最適な形での再販に努めております。自然エネルギー事業においては、エネルギー安全保障への関心の高まりを追い風として、FITに依存しないPPAモデルを積極的に展開しており、工場・物流倉庫・ホームセンター等への提案活動を一層強化するとともに、蓄電池ビジネスの新規展開や地域リスク分散の観点から海外展開にも引き続き注力しております。 その結果、当連結会計年度の売上高は12,630百万円(前年同期比18.4%増)となりました。経常利益は1,598百万円(同127.7%増)となりました。売上高につきましては、ブラウンフィールド活用事業において、下期に高収益な大型物件の販売が順調に進捗したこと、土壌汚染対策事業において、工事が計画通りに進行したことに加え、大型化に伴う工事単価の上昇があったこと、自然エネルギー事業において、取次事業の拡大と太陽光発電所の稼働拡大等が寄与し、全セグメントで増収を達成したことから、大幅な増収となりました。経常利益につきましては、売上高の増加に加え、ブラウンフィールド活用事業において、土壌汚染対策事業との連携によるグループ横断的な原価圧縮効果を発揮した結果、計画を大きく上回る利益を実現したことから、大幅な増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は265百万円(同41.4%減)となりました。主な減益要因は、トルコにおけるバイオマスガス化発電事業の撤退に伴う特別損失の計上によるものであります。ライセンス取得に関わる度重なる追加対応が求められ、フル稼働の目途が立たないこと、トルコの過度なインフレによるコスト増が落ち着きを見せない状況等から、当初計画通りの投資回収が見込めないと判断し、撤退することといたしました。 以下に各事業セグメントの状況を報告いたします。 (土壌汚染対策事業) 当連結会計年度の売上高は6,913百万円(同15.4%増)となり、セグメント利益は721百万円(同60.8%増)となりました。 土壌汚染対策工事及び建築工事が計画通り順調に進捗したことに加え、工事の大型化に伴う工事単価の上昇並びに元請工事を中心としたDX等の新技術導入による工期短縮や原価改善が進展したことから、前期比で増収増益となりました。 土壌汚染対策工事における引合は引き続き堅調に推移しているものの、当社グループを含む上位数社による競争が激化しております。このような事業環境のもと、当社グループは、土壌汚染の管理を目的とする経済的な対策(リスク管理型手法)、土壌調査から対策工事までを一体で実施し、対策費用の総額を保証するコストキャップ保証並びに東京都の「地下水汚染拡大防止技術支援」事業において推奨技術メニューとして認定された原位置浄化壁工法(プルームストップ工法)等、差別化された提案に注力しております。 同工法は、近年関心が急速に高まっているPFOA・PFOSによる地下水汚染対策として欧米で高い評価を得ており、PFOA・PFOSを含む土壌汚染に対する原位置固定化工法としての有効性も実証されております。国内における有効性確認のため、東京都内で現場実証試験に着手するとともに、米国から導入したPFASによる地下水汚染の現状把握に向けた新たな調査手法の現場実証も行いました。当社グループでは、PFOA・PFOS汚染対策に対応した各種調査機材を取り揃え、地方自治体や環境省への提案活動、地下水・土壌汚染に関する研究集会への出展等、積極的な営業活動を展開しております。なお、プルームストップ工法は、東京都より、これまで認定されていた事業場跡地への適用に加え、操業中の事業場においても適用可能な地下水汚染拡大防止技術として追加認定を受けております。 (ブラウンフィールド活用事業) 当連結会計年度の売上高は3,248百万円(同35.3%増)となり、セグメント利益は873百万円(同137.4%増)となりました。 活況な不動産市況を背景に販売が計画通り進捗したことに加え、顧客ニーズに応じた区画分割による販売を推進し、あわせて各案件の最大価格を提示できる買い先への営業を強化した結果、計画を上回る価格での売却を実現できたこと等により、前期比で大幅な増収増益となりました。 不動産市場においては、引き続き仕入れ競争が激化する状況が続いております。このような事業環境のもと、当社グループは、大手仲介業者に加え、士業との連携に強みを有する仲介業者を通じた相対取引案件を中心に情報収集を行っております。また、当社の強みが活かせる案件については、入札にも積極的に参加しております。さらに近年、買主側がリスクを負担する取引が増加する傾向にあることを踏まえ、当社グループが有する土壌汚染、解体、測量等に関する専門的知見を活用し、適正なリスク評価に基づく物件取得を行うことで、競合他社との差別化を図っております。これらの取組の成果として、葛飾区内の金属加工工場跡地を含む15物件を取得し、また、4物件について仕入契約を締結いたしました。一方、販売面においては、川越市内の工場跡地を形質変更時要届出区域の状態で売却した土地を含む16物件を売却し、また、3物件について販売契約を締結いたしました。 なお、株式会社土地再生投資において進めている八千代案件については、現在土木工事を施工中であり、テナントとの本契約も締結し、計画通り順調に進捗しております。 また、系統用蓄電所用地開発の事業化に向けて、株式会社エンバイオ・ネクテスと協業し、全国各地において用地探索を進めております。 (自然エネルギー事業) 当連結会計年度の売上高は2,468百万円(同8.6%増)となり、セグメント利益は29百万円(同67.6%減)となりました。 トルコを除く国内外の自然エネルギー事業においては、発電容量の増加等により増収となったものの、撤退を決定したトルコバイオマスガス化発電事業の費用計上、トルコ・リラ安による為替差損計上の影響、国内太陽光発電所ケーブル盗難の修理費用計上と稼働停止等により、減益となりました。 当連結会計年度末における国内外の太陽光発電所(建設中含む)は63か所、総発電量64.2MWとなっております。また、オフサイトPPAを含む再生可能エネルギー電力を供給するサービスについても、概ね順調に推移しております。インドネシアにおいて太陽光発電所の開発投資を実施した結果、同国内での太陽光発電所(建設中含む)の発電容量は39.5MWとなり、これを含む当社グループの関与発電容量は103.7MWとなりました。クリーンエネルギーに対する需要は引き続き高水準で推移しており、当社グループでは、海外を含むコーポレートPPA案件等の新規案件に関する情報収集を進めるとともに、再生可能エネルギーや蓄電池を活用した新たなビジネススキームの検討を進めております。 [国内] 株式会社シーアールイーが開発する物流施設「LogiSquare(ロジスクエア)」の屋根を活用した太陽光発電所は、引き続き安定的に稼働しております。また、脱炭素社会の実現に向けた取組の一環として、CO₂削減に取り組む企業向けに非化石証書の販売や再生可能エネルギー電力を供給するサービスについても、契約件数は順調に増加しております。 株式会社エンバイオ・ネクテスにおいては、屋根上太陽光発電所の建設実績を積み上げるとともに、系統用蓄電所(高圧)の用地開発に注力しており、日本全国約100か所において、事業化の検討を進めております。また系統用蓄電所(特別高圧)についても事業化の可能性に関する検討を開始しております。 [海外] ヨルダンにおける水資源開発事業については、既に収益化しており堅調に稼働しております。また、インドネシアにおける屋根上太陽光発電事業については、新規投資家の招聘に成功し、事業規模の拡大を進めております。一方、トルコにおけるバイオマスガス化発電事業については、事業撤退を決定し、現地事業会社の持分譲渡もしくは解散の手続きを検討しております。 ② 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における資産につきましては、総資産は22,848百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,653百万円増加いたしました。これは主に棚卸資産が1,492百万円、現金及び預金が743百万円及び機械装置及び運搬具(純額)が502百万円増加したものの、長期貸付金に係る貸倒引当金690百万円を計上したこと及び投資有価証券が468百万円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債につきましては、13,521百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,557百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が1,122百万円、買掛金が416百万円、未払法人税等が353百万円及び1年内返済予定の長期借入金が248百万円増加したものの、短期借入金が816百万円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産につきましては、9,326百万円となり、前連結会計年度末に比べ96百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が192百万円及び繰延ヘッジ損益が44百万円増加したものの、為替換算調整勘定が155百万円減少したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フロー状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ743百万円増加し、4,006百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、獲得した資金は1,167百万円(前期比5,224.3%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益915百万円、減価償却費535百万円及び事業撤退損919百万円があったものの、棚卸資産の増加額905百万円及び法人税等の支払額345百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は895百万円(同44.1%減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,048百万円及び貸付けによる支出426百万円があったものの、投資有価証券の売却による収入585百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、獲得した資金は464百万円(同63.6%減)となりました。これは主に長期借入れによる収入3,724百万円があったものの、長期借入金の返済による支出2,351百万円及び短期借入金の純減少額816百万円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 (a) 生産実績 生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。 (b) 受注状況 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 土壌汚染対策事業   6,903   130.0   2,932   99.7 (注) 1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引は相殺消去しております。 2.ブラウンフィールド活用事業につきましては、受注に該当する事項がないため、記載すべき事項はありません。自然エネルギー事業につきましては、一部受注生産を行っておりますが、当連結会計年度においては重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (c) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 土壌汚染対策事業 (百万円)   6,913   115.4 ブラウンフィールド活用事業 (百万円)   3,248   135.3 自然エネルギー事業 (百万円)   2,468   108.6 合計 (百万円)   12,630   118.4 (注) 1.セグメント間内部取引振替後の数値によっております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、本文の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作られております。 当社グループは、この連結財務諸表の作成にあたって、貸倒引当金、固定資産の減損、減価償却資産の耐用年数の設定、繰延税金資産の計上、偶発債務の認識等の重要な会計方針に関する見積り及び判断を行っております。 当社経営陣は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき判断しておりますが、記載した予想、見通し等の将来に関する事項につきましては、不確実性が伴うため、実際の結果は、これらと異なることがあります。 当社グループの連結財務諸表を作成するに当たり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)当期の経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」をご参照下さい。 (b) キャッシュ・フロー状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)当期の経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フロー状況」に記載しております。 (c) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 イ.財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。 厳格な財務規律のもとで負債の活用を積極的に進めるとともに、適切な情報開示・IR活動及び資本政策を通じて、資本コストの低減及び資本効率の向上を図ります。 新規事業投資については、積極的に取り組む方針ですが、企業価値の向上の期待値のみならず、当社グループが当該事業へ投資することの意義を慎重に検討してまいります。 ロ.経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、適正な手許現預金の水準について常に検証を実施しております。安定的な経営に必要な手許現預金水準を設定し、それを超える分については、「追加的に配分可能な経営資源」と認識し、企業価値向上に資する経営資源の配分に努めます。 同時に、手許現預金及び今後創出するフリー・キャッシュ・フローから、株主還元についても検討してまいります。 ハ.資金需要の主な内容 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、販売用不動産の購入費用及び各事業の販売拡大に伴う運転資本の増加であります。また、投資を目的とした資金需要は、自然エネルギー発電所への設備投資及び新規事業参入のための出資等によるものであります。 ニ.資金調達 短期運転資金は、主に営業活動により得られたキャッシュ・フローを財源としておりますが、増加運転資本に対応するために必要な資金については、金融機関からのコミットメントライン等の融資枠による短期借入によって流動性を保持しております。 設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。また、設備投資の一部はリース取引を利用しております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は10,653百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,006百万円となっております。 (d) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 (e) 経営戦略の現状と見通し 当社グループは、「環境問題に技術と知恵で立ち向かう」というパーパスに基づき、「環境問題の解決と健やかな環境づくりを推進し、持続可能な社会の構築に貢献する」というビジョンを掲げて、「環境保全に役立つサービスや製品の提供」をミッションとしております。当社のパーパス、ビジョン、ミッションでは、「持続可能な社会の構築に貢献」を不変の使命としており、持続可能な「環境」と「企業」の両立を実現すべく、2027年3月期から2031年3月期までの5ヵ年を計画期間とする「中期経営計画2030」を策定いたしました。同計画では「100年成長する会社の基礎を創る~ステークホルダーすべてが誇れる会社へ~」を基本方針に掲げ、以下の3つの成長戦略を推進してまいります。 第一の経営戦略は、土壌汚染対策事業(新:環境ソリューション事業)の拡充による収益拡大であります。これまでに培った革新的な原位置浄化技術とPFAS対応技術に加え、リスク評価から対策案までを一貫して提案できるコンサルティング力による差別化を推進し、PFAS等の新たな環境課題や環境デューデリジェンスを含む幅広いニーズに応える「環境ソリューション事業」へと事業領域を拡充してまいります。 第二の経営戦略は、ブラウンフィールド活用事業(新:不動産再生事業)のソリューション領域の拡張であります。これまでの多数の実績に裏付けられたリスク評価を背景に土壌汚染地を現状有姿で購入し、浄化工事によってバリューアップさせて再販するだけにとどまらず、老朽アパートや遊休地等も対象に取り込み、戸建・店舗開発から自然エネルギー用地まで幅広い不動産再生ソリューションを提供する事業へと発展させ、グループ全体への貢献を高めてまいります。 第三の経営戦略は、自然エネルギー事業における「キャピタルリサイクル」への戦略転換による成長加速であります。「中期経営計画2026」において太陽光発電所総発電量100MWの目標を達成したことを踏まえ、従来の資産保有による長期回収モデルから、太陽光発電所・系統用蓄電所の開発・売却・アセットマネジメントを通じた資本の早期回収と再投資を繰り返すモデルへと戦略を転換いたします。また、国内にとどまらず中東・アジアをはじめとした海外への事業展開も推進し、より高い成長率の実現を目指してまいります。 (f) 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

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