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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アクシスコンサルティング

Axis Consulting Corporation9344 · Growth · サービス業

コンサルティングファーム向け人材紹介を祖業に、フリーコンサル派遣やスポット相談まで、ハイエンド人材と企業を橋渡しするヒューマンキャピタル事業の会社。

概要

アクシスコンサルティング株式会社は、ハイエンド人材領域に特化した人材紹介とスキルシェアのサービスを提供する企業である。2002年にアクモス株式会社のグループ会社として創業し、2009年のMBOによる独立を経て、2023年3月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年6月期の売上高は53億円、従業員数は138名。東京都千代田区に本社を置き、大阪にもオフィスを構える。

人材紹介とスキルシェアの二軸事業

当社はヒューマンキャピタル事業の単一セグメントであり、人材紹介とスキルシェアの二つのサービスを柱とする。人材紹介では、コンサルティングファーム向けの正社員採用サービス「AXIS Agent」を提供し、特にマネージャー以上の採用支援に強みを持つ。スキルシェアでは、フリーコンサルタントによる課題解決プロジェクト「AXIS Solutions」と、短期間でコンサルタントに相談できるプラットフォーム「AXIS Advisors」を展開する。2025年7月のリブランディングにより、サービス名称を統一し、ブランドスローガン「答えは、人が出す。」を掲げた。

主要顧客への依存度が高い収益構造

2025年6月期の販売実績によると、最大顧客であるPwCコンサルティング合同会社への売上高が13億3000万円(構成比25.2%)、第2位のアビームコンサルティング株式会社が5億2900万円(同10.0%)を占める。両社で売上高の35.2%に達し、特定顧客への依存度が高い。ただし、事業会社向けの正社員採用サービスやスキルシェアの拡大により、顧客基盤の多様化を進めている。

売上高は成長も利益率に変動

2019年6月期の売上高13億円から2025年6月期の53億円へと4倍以上に拡大した。一方、営業利益は2024年6月期の5億円から2025年6月期には2億円に減少し、営業利益率は9.4%から3.8%に低下した。これは人員増強による人件費増加と、子会社統合に伴う一時的な費用が影響した。純利益は同4億円から3億円に減少している。財務基盤は安定しており、自己資本比率は73.6%(2025年6月期)である。

子会社統合によるグループ再編

当社は成長過程で複数の子会社を設立・買収したが、2024年7月に完全子会社であった株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所を吸収合併し、非連結決算に移行した。また、2010年に設立した中国向け人材派遣の日中管理学院株式会社は、後にJCMS株式会社へ商号変更し、2019年にはアクシス・グローバルパートナーズ株式会社に吸収合併され、2020年に当社本体に吸収合併された。この再編により、経営資源を集中させている。

業界の中での役割はコンサルティング人材の供給プラットフォーマーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
83億円
営業利益
5億円
営業利益率
6.0%
純利益
3億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
人材紹介28億円52.8%
スキルシェア25億円47.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01コンサルティングファーム主力

創業以来約20年にわたり、コンサルティングファーム向けにマネージャー以上のコンサルタント正社員採用支援を主力とする。蓄積したノウハウとネットワークを活かし、即戦力人材の紹介や採用戦略の相談にも対応する。

コンサルティングファームのマネージャー以上採用支援における約20年の実績

主な製品・サービス1
AXIS Agent
コンサルティングファーム向けのコンサルタント正社員採用サービス。マネージャー以上の採用に強みを持ち、採用からキャリアパス提案までを支援する。

02事業会社準主力

事業会社向けに、経営層やデジタル・DX領域等のハイエンド人材の正社員採用支援を提供。ケンブリッジ・リサーチ研究所の統合により、コンサルタント経験者の事業会社への紹介に強みを持つ。

主な製品・サービス1
AXIS Agent
事業会社向けの正社員採用サービス。コンサルタント経験者や経営層、DX人材などの紹介を行う。

03企業全般(フリーコンサル活用)準主力

フリーランスのコンサルタントを企業のプロジェクトに参画させるサービス。戦略やDX領域で実績のある人材をデータベースからマッチングし、機動的な課題解決を支援する。

主な製品・サービス1
AXIS Solutions
独立系フリーコンサルタントを企業の課題解決プロジェクトに派遣するサービス。業務委託契約に基づき、柔軟な人材活用を実現する。

04企業全般(スポット相談)副次

経営課題や事業課題について、短期間かつ手軽にコンサルタントに相談できるオンラインプラットフォーム。現役コンサルタントや経験者とのマッチングを提供し、市場調査や初めてのコンサルティング活用を支援する。

主な製品・サービス1
AXIS Advisors
スポットコンサルサービス。デジタルプラットフォーム上で相談内容を登録し、コンサルタントを募集・指名してオンラインミーティングを行う。

製品と技術

コンサルファーム向けに特化した「AXIS Agent」

「AXIS Agent」は、正社員採用サービスであり、特にコンサルティングファームにおけるマネージャー以上の採用支援に強みを持つ。創業以来約20年にわたり蓄積したノウハウとケーススタディを活用し、即戦力のコンサルタント経験者の起用方法について経営層に助言する。転職希望者の獲得は、自社運営の登録サイトや転職サイトの求職者情報、自社データベースの登録人材とのコミュニケーションを通じて行う。キャリアアドバイザーは、コンサルタントのキャリアパスに精通し、転職からその後のキャリアまでを視野に入れた提案を提供する。

フリーコンサルタントのプロジェクト参画「AXIS Solutions」

「AXIS Solutions」は、独立したフリーランスコンサルタントが企業の課題解決プロジェクトに参画するサービスである。当社の人材データベースには、戦略やDX領域で実績のあるコンサルティングファーム出身のフリーコンサルタントが多数登録されている。企業側は機動的なプロジェクト推進が可能となり、フリーコンサルタント側は当社のネットワークを通じて継続的な案件受注や自由度の高い案件への参画が期待できる。契約形態は、企業と当社間の業務委託契約、当社とフリーコンサルタント間の業務委託契約という二段階構造をとる。

短期間でコンサルに相談できる「AXIS Advisors」

「AXIS Advisors」は、経営課題や事業課題について短期間かつ手軽にコンサルタントに相談できるデジタルプラットフォームである。企業の経営者や担当者は、プラットフォームに相談内容を登録し、現役または経験者のコンサルタントを募集または指名してマッチングする。ミーティング前に事前すり合わせを行い、効率的な課題解決を支援する。副業を志向するコンサルタントにとっては、スキマ時間を活用して知見を提供する場となる。スポット案件のほか、外部コンサルティングの導入検討にも利用される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • コンサルティングファームコンサルティングファームのマネージャー以上採用支援における約20年の実績

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

コンサル特化型、収益急変

経営・ITコンサルティングを主力とする企業。売上高は47億円と小規模だが、2024/6期の営業利益率10.64%から2025/6期は3.77%へ急減。同業のジンジブやダイブと比較して規模は小さいが、専門性で差別化。利益率悪化が課題で、収益改善が急務。

強み

  • 経営・IT分野に特化し、高度な知見を提供。
  • 売上高は43億円から53億円へと堅調に増加。
  • 組織が小さく、意思決定が速く柔軟な対応が可能。
  • 特定顧客層に深く食い込み、リピート率が高い。

課題

  • 営業利益率が10.64%から3.77%と大幅に悪化。
  • 売上高50億円程度で、大手との競争で不利。
  • 優秀なコンサルタントの離脱で収益が変動しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアクシスコンサルティング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

アクモスのグループ会社として創業した2002年

2002年4月、ハイエンド人材領域の人材紹介を目的に、アクモス株式会社のグループ会社としてアクシスコンサルティング株式会社を設立した。東京都千代田区神田神保町に本社を置き、正社員採用サービスを開始。アクモスはIT関連の人材派遣・請負事業を手掛けており、そのグループ内で専門性の高い人材紹介を担う位置づけだった。

MBOにより独立し経営の自主性を確保

2009年9月、親会社のアクモス株式会社からMBO(経営陣買収)方式により独立した。これにより、経営の自主性を高め、独自の戦略で事業を展開する基盤を築いた。独立後、本社を千代田区猿楽町に移転し、2013年には現在の麹町に移転している。

中国事業への進出と撤退

2010年11月、中国向けのシニア人材派遣事業を目的として100%子会社の日中管理学院株式会社を設立した。その後、2015年9月に同社をJCMS株式会社に商号変更。2019年6月には中国・アジア地域の海外進出支援を目的としたアクシス・グローバルパートナーズ株式会社を設立し、同年8月にJCMS株式会社を吸収合併。2020年5月にはアクシス・グローバルパートナーズ株式会社を当社本体に吸収合併し、中国事業を整理した。

スキルシェア事業の開始と拡大

2016年6月、フリーコンサルサービス「フリーコンサルBiz(現AXIS Solutions)」の提供を開始し、スキルシェア領域に参入した。2022年7月には、スポットコンサルサービス「コンパスシェア(現AXIS Advisors)」を開始。2025年7月のサービスリニューアルにより、両サービスを「AXIS Solutions」「AXIS Advisors」に統一した。スキルシェアは2025年6月期に売上高25億200万円と全社の47.5%を占めるまでに成長した。

事業会社向け強化のためのケンブリッジ買収

2016年7月、人材紹介会社の株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所を100%子会社化した。同社は事業会社向けの正社員採用サービスに強みを持ち、グループとしてコンサルティングファーム以外の顧客開拓を強化した。2024年7月には当社を存続会社としてケンブリッジ・リサーチ研究所を吸収合併し、事業基盤を一本化した。

グロース市場上場とブランド刷新

2023年3月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後も成長を続け、2025年7月にはコーポレートリブランディングとサービスリニューアルを実施。新たなブランドスローガン「答えは、人が出す。」を掲げ、ロゴデザインの刷新とサービス名称の統一を行い、長期ビジョン「ハイエンド人材をあまねく活用できる社会」の実現を目指している。

年表17件を開く

2000年代

  • 2002年4月創業ハイエンド人材(注1)領域における人材紹介の展開を目的に、アクモス株式会社のグループ会社としてアクシスコンサルティング株式会社(東京都千代田区神田神保町)を設立、ハイエンド人材領域の正社員採用サービスを開始
  • 2009年9月親会社であるアクモス株式会社よりMBO方式(注2)により独立

2010年代

  • 2010年3月東京都千代田区猿楽町に本社を移転
  • 2010年11月中国向けのシニア人材派遣事業の運営を目的として100%子会社の日中管理学院株式会社(東京都千代田区平河町)を設立
  • 2013年6月東京都千代田区麹町に本社を移転
  • 2015年9月商号変更日中管理学院株式会社がJCMS株式会社に商号変更
  • 2016年6月スキルシェアを推進するフリーコンサルサービス「フリーコンサルBiz(現AXIS Solutions)」(注3)の提供開始
  • 2016年7月M&A人材紹介会社の株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所(東京都港区赤坂)を100%子会社化し、事業会社向け正社員採用サービスを強化
  • 2019年6月中国及びアジア地域を中心とした日本企業の海外進出支援サービスの提供を目的として100%子会社のアクシス・グローバルパートナーズ株式会社(東京都千代田区麹町)を設立
  • 2019年8月M&Aアクシス・グローバルパートナーズ株式会社がJCMS株式会社を吸収合併

2020年代

  • 2020年5月M&Aアクシス・グローバルパートナーズ株式会社を吸収合併
  • 2020年9月大阪オフィス(大阪府大阪市中央区本町)を開設
  • 2022年7月スキルシェアを推進するスポットコンサルサービス「コンパスシェア」(注4)の提供開始
  • 2023年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2024年7月M&A株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所を吸収合併
  • 2025年7月大阪オフィスを移転(大阪府大阪市北区大深町)
  • 2025年7月コーポレートリブランディングとサービスリニューアルを実施

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人材紹介とスキルシェアの複合サービス強化

    人材紹介をコンサルティングファーム向けから事業会社向けに拡大し、スキルシェアを第3の柱として成長させることで、両サービスの相互作用による複利的成長を図る。

  2. 02

    コーポレートリブランディングとサービス刷新

    2025年7月に新ブランドスローガン「答えは、人が出す。」を掲げ、ロゴやサービス名称を統一し、長期ビジョン「ハイエンド人材をあまねく活用できる社会」の実現を目指す。

  3. 03

    人的資本への投資と働きやすい環境づくり

    人材の採用強化と育成、生産性向上に加え、業務効率化や勤務環境整備により従業員が能力を発揮できる環境を整え、人的資本の価値最大化に努める。

  4. 04

    内部管理体制の強化とガバナンス充実

    経営の効率性・リスク管理能力を高め、財務・非財務情報を適切に開示し、健全性と透明性を確保できる管理体制を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で138人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は825万円で、2期前と比べて4.5%平均年齢は35.4歳、平均勤続年数は2.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年6月86334.33.1102
2024年6月78733.72.9117427
2025年6月82535.42.5138145

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都千代田区363百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は83億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+56.6%、利益が+150.0%。

売上高
+56.6%
83億円
営業利益
+150.0%
5億円
純利益
+0.0%
3億円
営業利益率
6.0%
前期比 +2.3%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高96億円83億円
営業利益8億円5億円
純利益5億円3億円
1株あたり配当¥41¥41

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は51億円、営業利益は7億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+75.9%、営業利益は+600.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q32515.63
2023年4Q111
2024年1Q10220.01
2024年2Q11218.21
2024年3Q1218.31
2024年4Q1400.02
2025年2Q2414.22
2025年4Q2913.41
2026年2Q32−2−6.3−1
2026年4Q51713.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2019年6月期からの8期で、売上は13億円から83億円へ6.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アクシス・グローバルパートナーズ株式会社がJCMS株式会社を吸収合併
2019年6月1321
アクシス・グローバルパートナーズ株式会社を吸収合併
2020年6月1411
2021年6月2232
2022年6月3553
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023年6月4364
株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所を吸収合併
2024年6月475810.65
2025年6月53223.83
2026年6月83556.03

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高83億円のうち、営業利益として残るのは5億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金94.0%78億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.5pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年6月期は営業CFが−2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は30億円で、売上の6.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年6月20−2210
2022年6月70−2715
2023年6月2012229
2024年6月4−2−1230
2025年6月−2−13−330

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年6月期の総資産は45億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は73.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年6月82626.7
2020年6月123922.7
2021年6月1551036.2
2022年6月2191241.0
2023年6月3527875.9
2024年6月4132877.0
2025年6月45331273.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
12億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中15位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中318位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
56.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,320で、1年前と比べて+63.9%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥1,320+0.6%1ヶ月+42.4%1年+63.9%時価総額67億円
過去52週の値幅
安値¥808高値¥1,418

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.9倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR2.08倍
配当利回り3.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に9.35%下落し1241円。8月18日に1369円まで急騰後、利益確定売りが優勢。25日線971円を約28%上回り、52週高値1418円に接近していた。1ヶ月で33.9%上昇、1年で60.7%上昇と上昇基調は継続。出来高は8月18日に21万株と急増し、19日は8.5万株。RSIは77と過熱感があり、短期的な調整局面とみられる。週足では上昇トレンドを維持するが、高値圏でのボラティリティ拡大に注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER 32.78倍は業界平均22.23倍を上回り割高感がある。PBR 1.47倍は平均2.35倍を下回るものの、ROE 10.2%に対してPBRが低く評価は割安にも見える。配当利回り0%で無配。今期営業利益の大幅減益予想が懸念材料。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.9倍23.4倍
PER (予想)13.1倍
PBR2.08倍3.51倍
ROE10.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

中小企業向けコンサルティング市場で成長中だが、競争激化とプロジェクトベースの収益変動リスクがある。直近期の営業利益率急低下(10.6%→3.8%)が懸念。強気派はDX需要の追い風と新規顧客獲得を期待。弱気派は収益性悪化と競合との価格競争を問題視。

プラスに働く材料7
  • DX需要の拡大

    中小企業のデジタル化支援需要増加

  • 売上成長継続

    過去3年平均約10%増収

  • 小規模ゆえの柔軟性

    ニッチ市場へ迅速対応可能

  • 売上高53億円、過去最高更新2025年6月期決算発表後影響

    売上高53億円は前期比12.8%増、3期連続増収。

  • 外国人株主比率0.49%と極めて低く買い増し余地継続影響

    外国人保有比率0.49%は非常に低く、買い増しによる株価上昇余地。

  • PBR1.47倍、解散価値に近く下値堅い継続影響

    PBR1.47倍は純資産倍率が低く、株価の下支え要因。

  • ROE10.2%を維持、安定した収益性継続影響

    ROE10.2%は資本コストを一定程度上回り、収益性は安定。

マイナスに働く材料7
  • 営業利益率急低下

    直近実績10.6%→3.8%と大幅悪化

  • 競合激化リスク

    多くのコンサル会社が中小市場参入

  • プロジェクト収益の不安定性

    大型案件の終了で売上変動大

  • 2025年6月期営業利益2億円、前期比60%減既発表影響

    営業利益2億円は前期5億円から大幅減、収益悪化顕著。

  • 営業利益率3.77%と急低下、収益構造悪化2025年6月期決算後影響

    営業利益率は前期10.64%から3.77%に低下、採算悪化。

  • PER32.8倍、業績悪化で割高感強まる業績次第影響

    PER32.8倍は利益減少で上昇、バリュエーション懸念。

  • 無配当継続、株主還元期待薄継続影響

    配当性向0%、配当再開の見通しなく、インカム期待薄。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の趨勢を確認
新規顧客数
成長の持続性を測る
1案件あたり単価
高付加価値化の進捗

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり41いまの株価に対する利回りは3.11%。

年間配当
¥41
1株あたり
配当利回り
3.11%
いまの株価に対して
配当性向
54.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥41

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,301人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.0%を占め、残る56.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他46.248.853.6
事業法人39.638.839.6
金融機関4.47.14.4
証券会社5.04.51.9
外国法人4.80.80.4
外国人個人0.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社創37.97
02山尾幸弘26.20
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.26
04吉越利成2.38
05伊藤文隆1.69
06松本典文1.57
07ベル投資事業有限責任組合11.51
08荒木田誠1.45
09所芳正1.37
10アクシスコンサルティング従業員持株会1.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2019年6月57,249154,11941.4
2020年6月4962,03827.7
2021年6月5913444.5
2022年6月8121546.4
2023年6月9954023.822.4
2024年6月10163517.310.4
2025年6月6465810.211.2
2026年6月58

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額152百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山尾幸弘代表取締役会長CEO643,140,000
伊藤文隆代表取締役社長COO5485,200
荒木田誠取締役CCAO5273,140
所芳正取締役 会長補佐 兼 コーポレート本部管掌6969,120
大友良浩取締役56
坂本安東取締役(常勤監査等委員)6920,100
野間自子取締役(監査等委員)67
高野寧績取締役(監査等委員)45
江戸川泰路取締役51

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4123112531
社外取締役315155
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,316字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)理念・ビジョン 当社は、「人が活きる、人を活かす。~人的資本の最大化・最適化・再配置~」をミッションとし、「事業を通じて、新しい価値を創造し、すべての人が活き活きと働く社会創りをめざします。」をビジョンとして掲げております。 近年においては、グローバル競争の激化、テクノロジーの進展、人口減少といった環境変化のなかで、社会の課題解決と新しい価値やイノベーションの創出が求められております。そのためには、人材を資源(Human Resources)より資本(Human Capital)と捉え、不足、偏在するコンサルタントなどの高いレベルの専門性と能力を持った人材を最適配置し、企業や社会の課題解決、価値創造を推進することで、その価値がシェアされ循環し続けてゆくことが必要とされております。 当社は、そのような変化に対応し、持続可能な未来に新しい企業価値を提供していくために、コーポレートステートメント「あらゆる課題は、人で解決する。」のもと、課題の発見、解決、価値創造に答えるべく、正社員採用、フリーコンサル、スポットコンサルなどの複合的なサービスを展開しております。そして、あらゆる企業や組織の課題解決と価値創造のパートナーとして寄り添い、また、働く一人ひとりに、柔軟な働き方や自律的なキャリア形成、活躍の場の広がりを提供してまいります。 これらの活動を通じて、コンサルティングがもっと身近になり、ハイエンド人材が持つその才能、その力を社会の隅々まで届け、企業、産業、社会の課題の解決と新しい価値やイノベーションの創出に貢献すべく、事業を推進しております。 (2)事業の概要 当社はヒューマンキャピタル事業の単一セグメントとしております。ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの各サービスを展開し、人材紹介として正社員採用サービス「AXIS Agent」を、スキルシェアとしてフリーコンサルサービス「AXIS Solutions」及びスポットコンサルサービス「AXIS Advisors(コンパスシェアからリニューアル予定)」を提供しております。 当社は、2024年7月1日付で、当社を吸収合併存続会社、当社の完全子会社である株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所(以下、「ケンブリッジ・リサーチ研究所」という。)を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行いました。 (サービス一覧) 各サービスの内容は以下のとおりであります。 <人材紹介> ・正社員採用サービス「AXIS Agent」 当社はコンサルティングファーム向けのコンサルタント(正社員)採用サービスを提供しており、特にコンサルティングファームにおけるマネージャー以上の採用支援に強みを持っております。また、事業会社向けの正社員採用サービスも提供しており、ケンブリッジ・リサーチ研究所を統合し、経営層、デジタル・DX(注)領域等のハイエンド人材を含め、事業会社へのコンサルタント経験者の採用支援にも強みを持っております。 当社は創業以来、約20年のコンサルティングファームにおけるマネージャー以上の採用支援実績を有しております。これまで蓄積してきたノウハウやケーススタディにより、即戦力のコンサルタント経験者をどのように起用していくべきかについて、企業の経営層から相談を依頼されるケースもあり、コンサルティングファームのパートナーや事業会社の経営者との定期的な情報交換会を開催するなど、ネットワークの強化と拡大に努めております。 転職希望者の獲得は、当社が運営する登録サイトや転職サイト運営企業の求職者情報を利用したスカウトのほか、当社の人材データベースの登録人材とのコミュニケーションを通じて行っております。当社のキャリアアドバイザーは、積み重ねてきた実績に基づくナレッジやノウハウ研修により、コンサルティングファームへの就職、転職からポストコンサルまで、コンサルタントのキャリアパスについて適切な提案をすべく研鑽に努めております。当社では、“生涯のキャリアパートナー”を信念に、転職のその次までをスコープに入れたキャリアパスを、転職希望者のキャリアプランに照らして提案を行っております。 (注)「DX」とは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略称であり、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することをいう。 <スキルシェア> ・フリーコンサルサービス「AXIS Solutions」 「AXIS Solutions」は、独立してフリーランスとなったコンサルタント(以下、「フリーコンサルタント」という。)による、企業のニーズに合わせた課題解決プロジェクトを提供するサービスです。 当社の人材データベースには戦略やDX領域において実績のあるコンサルティングファーム出身のフリーコンサルタントが登録されており、企業側はフリーコンサルタントを活用することで機動的なプロジェクト推進が可能になると考えております。また、フリーコンサルタントは当社ネットワークによる継続的な案件受注及び独自性や自由度の高い案件への参画が可能になると考えております。 本サービスにおいては、役務提供を受ける企業(事業会社又はコンサルティングファーム)と当社との間で業務委託に関する基本契約及び案件ごとの個別契約を締結し、当社とフリーコンサルタントとの間で当該企業の案件に係る業務委託契約を締結して、フリーコンサルタントが当該企業の案件に参画する形式となります。 ・スポットコンサルサービス「AXIS Advisors(コンパスシェアからリニューアル予定)」 「AXIS Advisors」は、経営課題や事業課題等について、短期間かつ手軽にコンサルタントに相談できるデジタルプラットフォームです。企業の経営者や担当者等、多様な課題を抱える企業の各階層に対して、コンサルティングファームに在籍している現役コンサルタントもしくはコンサルタント経験者とのマッチングを提供します。 企業側は、市場調査等のスポット案件に活用可能なほか、経営課題や事業課題を解決したいが外部コンサルティングを利用したことがない、もしくは試しに活用したい際に、課題解決につながるコンサルティングを利用することができると考えております。また、副業を志向するコンサルタントは、スキマ時間に自身の知見やスキルを副業に活用することができると考えております。 本サービスの基本的な流れとしては、サービスを利用したい企業の経営者や担当者等の依頼者は、当社が提供するデジタルプラットフォームに相談内容を登録した後、コンサルタントをデジタルプラットフォーム上で募集又は指名し、マッチングしたコンサルタントと事業内容や課題等を事前にすり合わせたうえでミーティングを実施します。一方、コンサルタントがサービスを利用する場合は、デジタルプラットフォームに登録のうえ、依頼者の相談内容を確認して当該相談案件にエントリーし、依頼者からのオファーを受諾することでミーティングを実施します。 (3)ビジネスモデル 当社は、人材と企業へのスキルの橋渡しを役割として、人材紹介とスキルシェアの両サービスにより、ハイエンド人材と企業のそれぞれの多様なニーズを満たし続ける強みを有しております。祖業であるコンサルティングファーム向けの人材紹介を起点に、事業会社向けの人材紹介やスキルシェアにサービス領域を拡大しております。人材紹介とスキルシェアの幅広いサービスで顧客ニーズを満たし、カスタマーサクセスを実現して当社サービスを繰り返しご利用いただくことで、継続的な収益獲得につながるものと認識しております。 (4)事業系統図 以上の事項を事業系統図によって示すと下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,801字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は創業以来、理念経営を推進しており、「人が活きる、人を活かす。~人的資本の最大化・最適化・再配置~」をミッションとし、「事業を通じて、新しい価値を創造し、すべての人が活き活きと働く社会創りをめざします。」をビジョンとして掲げております。 企業を取り巻く環境は大きく変化し、社会の課題解決と新しい価値やイノベーションの創出が求められております。当社は、そのような変化に向けて、私達が持続可能な未来に新しい企業価値を提供していくために、当社のパーパス(存在意義)をコーポレートステートメント「あらゆる課題は、人で解決する。」に込め、経営の基本方針として、あらゆる企業や組織の課題解決と価値創造のパートナーとして寄り添ってまいります。そして、働く一人ひとりに、柔軟な働き方や自律的なキャリア形成、活躍の場の広がりを提供してまいります。 <コーポレートステートメント> 「あらゆる課題は、人で解決する。」 私たちはこの日本の社会が抱える多くの課題を解決し、新しい価値の創造を促すことで すべての人が幸福に暮らし、活き活きと働くことができる社会の実現に貢献したいと考えています。 そのためには人材を資源(Human Resources)より資本(Human Capital)と捉え、 この国で不足、偏在するコンサルタントなどの高いレベルの専門性と能力を持った人材を最適配置し、 企業や社会の課題解決、価値創造を推進、その価値がシェアされ 循環し続けてゆくような社会をつくる必要があります。 そこで当社は課題の発見、解決、さらに新しい価値の創造に答えるため 正社員採用、フリーコンサル、スポットコンサルなどの複合的なサービスを展開。 あらゆる企業や組織の課題解決と価値創造にパートナーとして寄り添うと同時に、 働く一人ひとりに柔軟な働き方や自律的なキャリア形成、活躍の場の広がりを提供しています。 これら活動を通じて課題解決につながるコンサルティングがもっと身近になり、 誰もが自由に活用できる世の中となることが、 企業、産業、社会の課題の解決と新しい価値やイノベーションの創出を促し、 この国によりよい未来をもたらすと、私たちは信じます。 (2)経営環境及び中長期的な経営戦略 当社の主要顧客が属する国内コンサルティング市場は、企業のDX等に関わる活発な需要を背景に、今後も成長を維持するものと考えております。また、企業側も優秀な外部人材の活用を模索する動きが進んでおり、従業員の副業・兼業を容認する企業も近年増加傾向にあります。他方、我が国においては、DXを推進する人材が不足するなど、多くの企業でハイエンド人材が求められていると考えられます。これらのことから、ハイエンド人材領域の人材紹介及びスキルシェアのニーズは今後も高まっていくと考えております。 このような環境下において、当社は2025年7月1日付でコーポレートリブランディングおよびサービスのリニューアルを実施いたしました。新たなブランドスローガン「答えは、人が出す。」を掲げ、企業理念および提供価値の再定義を行うとともに、ロゴデザインの刷新やサービス名称の統一を通じて、さらなる事業成長と市場への提供価値の強化を図ってまいります。長期ビジョン「ハイエンド人材をあまねく活用できる社会」実現のため、人材と企業との橋渡しを役割として、人材紹介及びスキルシェアの複合サービスにより人的資本の最大化・最適化・再配置をワンストップで支援しながら、今後は「戦略実現」をコアコンセプトに据えたサービス提供体制を強化し、顧客企業の持続的成長に資する支援を拡充いたします。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 成長戦略の推進 基本戦略として、人材紹介を祖業であり業界トップクラスを誇るコンサルティングファーム向け(第1の柱)から、事業会社向け(第2の柱)に拡大し、加えてスキルシェアを第3の柱として成長させることで、人材紹介とスキルシェアの相互作用による複利的成長を図ります。この基本戦略に基づき、以下に掲げる重点施策に取り組んでまいります。 ・現役コンサルタント登録シェア拡大 ・事業会社向けサービスの強化 ・自社社員とフリーランスによるハイブリッドなコンサルティング ・会員向けサービスの強化、ポータルの開発 ・積極採用と生産性の向上 ② 持続的な成長のための人的資本投資 当社事業を牽引する人材の確保と育成は当社の成長の礎であり、さらなる事業拡大及び経営体質の強化を図るうえで重要な経営課題であると認識しております。そのため、人材の採用強化及び育成を推進して生産性を高めるとともに、将来の経営を担う中核人材の育成等を進めてまいります。また、従業員がその能力を存分に発揮できるよう、業務効率化や勤務環境の整備等、働きやすい環境づくりを推進し、人的資本の価値最大化に努めてまいります。 ③ 内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実 当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、ステークホルダーからの信頼を得ることが不可欠であると考えております。そのため、経営の効率性及びリスク管理能力を高め、財務・非財務情報を適切に開示し、健全性及び透明性を確保できる管理体制の整備を行うことで、内部管理体制の強化及びコーポレート・ガバナンスの充実を進めてまいります。 ④ 財務上の課題 財務基盤の安定性を維持しながら、事業上の課題を解決するための事業資金を確保し、新たな事業創出のために機動的な資金調達を実施できるよう、内部留保の確保と安定的な配当を始めとした株主還元の適切なバランスを模索していくことが、財務上の課題であると認識しております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、人材紹介及びスキルシェアの複合サービスを展開しており、独自のポジショニングをさらに強固なものとしていくため、売上高を重要な経営指標と位置づけ、目標達成に向けて取り組んでおります。また、事業を継続的に発展させていくためには、収益力を高め、適正な利益確保を図ることも必要であることから、営業利益についても重要な経営指標と位置づけております。これに加え、人材紹介「AXIS Agent」においては入社決定人数、スキルシェアの「AXIS Solutions」においてはフリーコンサルタントの稼働人数を各サービスの売上成長を測定する指標として重視しております。
事業等のリスク6,789字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)事業環境の変化に関するリスク ① 経済状況変動・景気変動について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、国内において人材紹介及びスキルシェアを展開していることから、国内景気の減速やそれに伴う採用動向が悪化した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、景気変動リスクを比較的受けにくいハイエンド人材を中心とした領域でサービスを展開するとともに、多様な業界での取引先開拓を進めております。 ② 同業他社との競合について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が展開する人材紹介及びスキルシェアに類するサービスを個別で展開している企業は多数存在することから、今後それら企業による新たな付加価値の提供等により当社の競争力が低下した場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応を強固なものとするために、当社が独自のポジションを築いているハイエンド人材領域における各サービスの機能強化とサービス間の連携向上に取り組んでまいります。またデジタルプラットフォームへの投資等を通じ、データベースを核としたリカーリングビジネスを推進することで、顧客の課題解決に寄り添い、長期的な収益獲得につなげてまいります。 ③ 自然災害、有事及び未知の感染症等について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社の事業拠点の設備については、当社の本社所在地である東京都千代田区にあり、当該地区において大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等により、業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限等の不測の事態が発生した場合、当社の事業活動に支障をきたす可能性があることから、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、テロリズム、戦争等の有事や未知の感染症の蔓延が生じた場合には、外出制限による事業活動の停滞、従業員の全面的な在宅勤務への移行等で当社の事業活動に支障をきたす可能性があるとともに、業績に影響を与える可能性があります。 このリスクへの対応として、当社では緊急事態対応規程で緊急事態発生時における対応を予め定めております。また平時より出社勤務と在宅勤務を組み合わせた働き方を取り入れており、緊急事態の発生により全面的な在宅勤務の移行が必要となる場合においても、事業活動が継続できる体制を構築しております。 (2)事業活動に関するリスク ① 登録者数・取引先企業数について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社の人材紹介及びスキルシェアにおいては、その事業の性格上、登録者の確保が非常に重要であることから、国内における少子高齢化による将来の労働人口の減少、または労働市場の変化等によって、企業からの求人を満足させる人材が確保できない場合には、成約数の減少により当社の業績に影響を与える可能性があります。 このリスクへの対応として、当社ではSNS等を活用した広告宣伝により新規登録者を獲得しております。更に2025年7月にはコーポレートリブランディングとサービスリニューアルを実施し、テレビCMなど積極的な広告宣伝活動を展開してまいります。これらにより当社の認知度を向上させ、登録者及び取引先企業の確保に努めてまいります。 ② 特定の取引先への依存について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアを行っており、コンサルティングファームとの取引が多くなっております。当社はコンサルティングファームと良好な関係を構築していると考えておりますが、取引先上位のコンサルティングファームにおける予期せぬ方針の変更や業績不振等により、円滑な取引継続が困難な事態となった場合には、当社の事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当事業年度における販売実績の最上位先はPwCコンサルティング合同会社で、総販売実績に対する割合は25.2%であります。 このリスクへの対応として、コンサルティングファーム以外の事業会社向けサービスを拡大することで、相対的に特定の取引先への依存度を低下してまいります。 ③ 特定の人物への依存について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 代表取締役会長CEO 山尾幸弘は当社の創業者であり、経営方針や事業戦略等について、経営の重要な役割を果たしております。現在、当社では同氏に過度に依存しないよう、内部管理体制の整備、人材の育成等体制の整備に努めておりますが、現在の状況においては、何らかの理由により、同氏が当社の業務を遂行することが困難となった場合には、当社の事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ システムトラブル・データ管理について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、事業運営において社外のクラウドサービスを利用し情報システムを構築しております。このため、当該クラウドサービスでシステム障害が生じた場合や悪意ある第三者による不正アクセスを受けた場合など何らかのトラブルが発生することにより、当社のサービスの運営に障害が生じ、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後新サービスに係るシステム開発等を進めていく中で、システムに関するリスクが増大していくことが見込まれることから、このリスクへの対応として、定期バックアップの実施や障害発生時の社内体制の構築精度を高めていくとともに、2025年6月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格「ISO27001」の認証を取得し、情報セキュリティ対策の強化に取り組んでおります。リスクを適切に管理するためのIT統制の実効性向上と内容の充実を図ってまいります。 ⑤ 機密情報の管理について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の人材紹介及びスキルシェアは、顧客先において事業戦略策定や業務改革支援、新商品・サービス開発支援、大規模システム構築支援、基幹システム導入支援等に関与・従事しており、機密性の高い情報を取り扱っております。このため、顧客企業の機密情報等の流出が生じた場合には、当社に対する社会的信用が損なわれ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、当社においては、全従業員及び業務を委託しているフリーコンサルタントに対して入社・登録時及び定期的に機密情報の取扱いに関する指導・教育を行っております。 ⑥ コンプライアンス遵守について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令及び社内規程、ルール等のコンプライアンス遵守を行動基準として定め、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。しかしながら、法令等に抵触する事態や関係者による不正行為が発生する可能性は否定できず、これらの事態が生じた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 労務管理について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 労働時間・環境の管理についての労働基準監督署等の調査の結果、当社に違反等が認められ、当社が行政指導を受けた場合には、当社の事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。 このリスクへの対応として、社会保険労務士法人と顧問契約を締結し、人事労務問題全般について助言・指導を受け法令に則り適正な対応を行っております。また、時間外労働時間の管理や年次有給休暇の取得状況については、関係部署に勤怠等の状況を定期的に配信することで違反の未然防止を図るとともに、経営会議で結果を報告することにより、法令遵守に努めております。 ⑧ 人材の確保及び育成について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、事業拡大のために優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しており、当社が求める人材を適切な時期に確保、育成ができなかった場合、また、社外流出等の事由により既存の人材が業務に就くことが困難になった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、人材の採用強化及び社内研修プログラム等による育成を推進するとともに、多様な働き方を支える人事制度を導入し、さらなる人材確保及び育成について取り組んでいく方針であります。 ⑨ 内部管理体制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、今後の事業運営及び事業拡大に対応すべく、管理部門の人員を増加していくことで内部管理体制について一層の充実を図る方針であります。しかしながら、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅延が生じた場合、当社の事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 大株主について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社の代表取締役会長CEOである山尾幸弘及び同氏の資産管理会社である株式会社創が、当事業年度末現在で発行済株式総数の64.2%を所有しております。同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針であります。同氏は、当社の代表取締役であることから、当社といたしましても安定株主であると認識している一方、将来的に何らかの事情により同氏により当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 求職者の自己都合退職による求人企業への返金について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社の人材紹介においては、求職者が求人企業に入社後一定期間内に自己都合により退職した場合、紹介手数料の一部を返金する契約を締結しております。何らかの理由により早期自己都合退職者が増加した場合には、返金額の増加により当社の業績に影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では転職のその次までをスコープに入れたキャリアパスを、転職希望者のキャリアプランに照らして提案を行っており、求人企業でご活躍いただけるよう努めております。 ⑫ 転職サイト運営企業の利活用について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社では当社のウェブサイトへ直接、会員のご登録いただくほかに、他社が運営する転職サイトを利活用して求職者の転職をご支援しております。このため、何らかの理由により他社が運営する転職サイトが停止または廃止となった場合には、ご支援できる求職者数の減少により当社の業績に影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、今後より積極的な広告宣伝活動により当社の認知度を向上させ、会員登録者数の増加に努めてまいります。 (3)財務活動に関するリスク ① 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について (発生可能性:高、発生する可能性のある時期:数年以内、影響度:小) 当社は役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しております。このため、現在付与している新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。なお、当事業年度末現在、新株予約権による潜在株式数は41,620株であり、発行済株式総数及び潜在株式の合計5,090,770株の0.8%に相当しております。 ② 配当政策について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、株主への利益還元を重要な課題として認識しております。当社は、各事業年度の業績とともに、企業体質の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保の充実等を総合的に勘案しつつ、安定的な配当を行うことを基本方針としております。具体的には、純資産配当率(DOE)5%を下限とし、安定的かつ継続的な配当が可能となるように努めてまいります。財務基盤の安定性を維持しながら、事業上の課題を解決するための事業資金を確保し、新たな事業創出のために機動的な資金調達を実施できるよう、内部留保の確保と安定的な配当を始めとした株主還元との適切なバランスを模索してまいります。 ③ 当社株式の流動性について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、当社株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は2025年6月末時点において29.0%にとどまっております。 今後は、当社役員等への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加等により流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制・訴訟に関するリスク ① 法的規制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、職業安定法に基づいて事業を営んでおり、有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の許可を受けて事業を行っております。当該許可にかかる有効期限は、当社が2030年6月30日までで、継続して有効期限を適宜更新しております。当社は関係法令を遵守して事業を運営しており、現時点において同許可の継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、職業安定法第32条の9に定める有料職業紹介事業者としての欠格事由に該当もしくは法令に違反する事項が発生した場合、事業の停止や有料職業紹介事業者の許可の取り消しをされる可能性があり、その場合には当社の事業運営に大きな支障を来す結果、業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、将来これらの法令ならびにその他の関係法令が、労働市場をとりまく社会情勢の変化などに伴って、改正若しくは解釈の変更などがあり、それが当社の営む事業に不利な影響を及ぼすものであった場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、事業運営にあたり多くの求職者に関する個人情報を保有しており、何らかの原因により個人情報が外部に流出した場合は、当社の信用低下を招くとともに損害賠償請求訴訟の提起等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、「個人情報の保護に関する法律」(平成17年4月施行)の規定に則って作成したプライバシーポリシー等の規程に沿って個人情報を管理し、また、従業員に対する個人情報の取り扱いに関する教育を行い、個人情報の適切な取り扱いに努めております。またプライバシーマークの付与認定取得(当社は2006年10月に取得し以後2年毎に更新)等、情報セキュリティ対策の強化に取り組んでおります。 ③ クレーム・訴訟の発生 (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、コンプライアンス研修の推進等、役職員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、当社の役職員の法令違反等の有無にかかわらず、取引先、その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があり、これらに起因した損害賠償の請求、訴訟を提起される可能性があります。その場合、損害賠償の金額、訴訟内容及び結果によっては、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,374字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当社は、連結子会社であった株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所を2024年7月1日付で吸収合併したことにより、当期から非連結決算に移行しております。本項目における前期比較においては、株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所の経営成績を含む2024年6月期の連結数値との比較を表示しております。 当事業年度における我が国経済は、企業収益や雇用情勢に改善の動きがみられ、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、世界的なインフレや金融引き締め、米国による輸入関税の影響に加え、地政学的リスクの拡大など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社の主要顧客が属するコンサルティング業界においては、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けたコンサルティング需要が、企業の全社的な変革や中長期の戦略に組み込まれるなど引き続き堅調に推移しており、ハイエンド人材に対する需要も底堅く推移しております。また、大手コンサルティングファームを中心に、若手層の採用が中途採用から新卒中心へと移行する動きがみられておりましたが、若手中途採用についても落ち着きを取り戻しつつある状況となっております。また、各社はマネージャー候補者に高い採用基準を設ける傾向が続いている一方で、マネージャー以上の採用需要は堅調に推移しています。このような状況のもと、当事業年度における当社の売上高は、スキルシェアが大幅に伸長したことにより、5,271百万円(前期比13.0%増)となりました。利益面につきましては、人員増強に伴い人件費が増加したものの、販管費の効率化に努めたことにより、営業利益は210百万円(前期比74.7%減)、経常利益は219百万円(前期比73.6%減)、当期純利益は321百万円(前期比36.1%減)となりました。 なお、当社はヒューマンキャピタル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 当事業年度末における流動資産は3,982百万円となり、前事業年度末に比べ721百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が320百万円、売掛金が216百万円増加したことによるものです。固定資産は532百万円となり、前事業年度末に比べ31百万円減少いたしました。これは主に、完全子会社であった株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所を吸収合併したことにより関係会社株式が134百万円減少した一方で、ソフトウエア仮勘定が52百万円、ソフトウエアが46百万円増加したことによるものです。この結果、資産合計は4,515百万円となり、前事業年度末に比べて690百万円増加いたしました。 当事業年度末における流動負債は878百万円となり、前事業年度末に比べ126百万円増加いたしました。これは主に、買掛金が107百万円、未払金が81百万円、1年内返済予定の長期借入金が59百万円増加した一方で、未払法人税等が144百万円減少したことによるものです。固定負債は311百万円となり、前事業年度末に比べ233百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が232百万円増加したことによるものです。この結果、負債合計は1,189百万円となり、前事業年度末に比べ360百万円増加いたしました。 当事業年度末における純資産合計は3,325百万円となり、前事業年度末に比べ330百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益の計上により繰越利益剰余金が321百万円増加したことによるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は2,999百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 なお、2024年6月期は連結業績を開示しておりましたが、当事業年度より非連結での開示としているため、前年同期比較を行っておりません。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、減少した資金は183百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益392百万円を計上した一方で、抱合せ株式消滅差益172百万円、法人税等の支払額379百万円が生じたことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は139百万円となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出113百万円、投資有価証券の取得による支出26百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、増加した資金は298百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入400百万円が生じた一方で、長期借入金の返済による支出107百万円が生じたことによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社は、当事業年度より非連結決算に移行し、連結財務諸表を作成していないため、比較情報を記載しておりません。 a.生産実績 当社の行う事業は提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略致します。 b.仕入実績 当社の行う事業は提供するサービスの性質上、仕入実績の記載になじまないため、記載を省略致します。 c.受注実績 人材紹介において該当事項はございません。また、スキルシェアにおいては、受注から売上計上までのリードタイムが短く、事業年度において受注高と売上高に重要な乖離は生じないため、当該記載を省略しております。 d.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(百万円)   前年同期比(%) ヒューマンキャピタル事業   5,271   - (注)1.当社はヒューマンキャピタル事業の単一セグメントであります。 2.当事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(百万円)   割合(%) PwCコンサルティング合同会社   1,330   25.2 アビームコンサルティング株式会社   529   10.0 なお、サービス別売上高は以下の通りです。 サービスの名称   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 人材紹介   2,768   - スキルシェア   2,502   - (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されており、その作成にあたっては、経営者による会計方針の選択と適用を前提として、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要とします。当社の財務諸表の作成にあたり採用した重要な会計方針と会計上の見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項」の(重要な会計方針)及び(重要な会計上の見積り)に記載しております。 なお、引当金の計上や資産の評価等の見積りについては、当社における過去の実績や将来の計画を勘案し判断しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果とは異なる場合があります。当社の財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (繰延税金資産の回収可能性) 繰延税金資産は、将来減算一時差異の解消により、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると認められる範囲を回収可能性があると判断し計上しております。具体的には、将来の一時差異回収スケジュール、タックス・プランニング及び収益力に基づく課税所得の見積り等に基づいて判断しております。課税所得の見積りは、事業計画を基礎としており、人材紹介の市場動向、正社員採用サービスにおける入社決定数、スキルシェアにおけるフリーコンサルタントの稼働人数を主要な仮定として、将来の収益及び費用の見積りを行っております。ただし、実際の経済環境や損益の状況がこれらの仮定と大きく乖離した場合には、翌事業年度以降の繰延税金資産の回収可能性に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・結果内容 当社は、連結子会社であった株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所を2024年7月1日付で吸収合併したことにより、当期から非連結決算に移行しております。本項目における前期比較においては、株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所の経営成績を含む2024年6月期の連結数値との比較を表示しております。 a 売上高 人材紹介「AXIS Agent(アクシスエージェント)」につきましては、主要顧客である大手コンサルティングファームの若手中途採用が縮小するなか、引き続き当社の強みであるマネージャー以上の採用支援で案件を手堅く確保していることで、市場シェアは相対的に高まり、コンサルティング業界におけるプレゼンスは一層向上しております。また、事業会社向けのサービスについても増員と併せて顧客数の拡大に注力しております。入社決定人数は大手コンサルティングファームの若手中途採用が減少したことで前年同期に比べて減少しましたが、マネージャー以上の案件を一定数確保したことで、平均年収と平均手数料率は高水準を維持し、平均売上単価は前年同期と比べて高い水準となりました。これらにより、売上高は2,768百万円(前期比12.4%減)となりました。 スキルシェアにつきましては、「AXIS Solutions(アクシスソリューションズ)(旧:フリーコンサルBiz)」が前期後半からの成長軌道に乗り売上を大きく伸ばしております。体制強化と顧客のフォロー体制整備が奏功したことで、当第4四半期においても稼働人数を順調に伸ばし、6四半期連続で過去最高の四半期売上高を更新しました。これらにより、売上高は2,502百万円(前年同期比66.3%増)となりました。なお、「AXIS Advisors(アクシスアドバイザーズ)(旧:コンパスシェア)」においては、サービスプランの充実に取り組むとともに、引き続き協賛活動や業務提携により利用機会を創出し、現役コンサルタントの登録シェア拡大に向けて着実に前進させております。 この結果、当事業年度における当社の売上高は5,271百万円(前期比13.0%増)となりました。 (参考)各サービスの指標 2024年6月期 実績   2025年6月期 実績   増減   増減率 (%) 人材紹介 AXIS Agent 入社決定人数(注1)   コンサルファーム   552人   419人   △133人   △24.1% 事業会社   166人   161人   △5人   △3.0% 合計   718人   580人   △138人   △19.2% AXIS Solutions   稼働人数(注2)   867人   1,568人   +701人   +80.8% (注)1.求職者が求人企業に入社後一定期間内に自己都合により退職した場合、紹介手数料の一部を返金する契約を締結しておりますが、当該返金対象となった場合も入社決定数に含めております。なお、人材紹介(正社員採用サービス)の一部取引について外部提携する場合がありますが、当該提携先で決定した場合は、入社決定人数に含めておりません。 2.フリーコンサルタントの月次の稼働人数の合計となります。 b 売上総利益 当事業年度の売上原価は、人材紹介における他社転職サイトの求職者情報登録者の転職決定に伴う手数料及びスキルシェアにおけるフリーコンサルタントへの業務委託費用等によって構成され、各サービスの売上高の増加と売上構成の変化により、2,414百万円(前期比54.1%増)となりました。この結果、売上総利益は2,857百万円(前期比7.8%減)となりました。 c 販売費及び一般管理費、営業利益 当事業年度の販売費及び一般管理費は、人員増強に伴い人件費が増加したことにより、2,646百万円(前期比16.8%増)となりました。この結果、営業利益は210百万円(前期比74.7%減)となりました。 d 経常利益 当事業年度の営業外収益は受取補填金を計上したこと等により、13百万円となり、営業外費用は支払利息を計上したこと等により、5百万円となりました。この結果、経常利益は219百万円(前期比73.6%減)となりました。 e 特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当事業年度の特別利益は子会社吸収合併による抱合せ株式消滅差益を計上したことにより、172百万円となり、特別損失は固定資産売却損を計上したこと等により、0百万円となりました。法人税、住民税及び事業税を68百万円、税効果会計による法人税等調整額を2百万円計上した結果、当期純利益は321百万円(前期比36.1%減)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 当社の運転資金の主なものは、従業員の人件費、スキルシェアにおける登録コンサルタントへの業務委託費用、当社サービス浸透のための広告宣伝費、及びサービス向上のためのシステム開発費等であります。 (財務政策) 当社は、事業運営上必要な資金の流動性と財源を安定的に確保しながら、必要な資金は、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していくことを基本方針としております。新規サービスの開発や業容拡大を図るために事業買収(M&A)等の投資を行う場合、それに伴う資金需要の発生が見込まれます。財務健全性の維持と資本効率性の向上を両立させながら、今後も資金需要に応じて適切な資金調達を検討してまいります。当事業年度末における流動比率は453.6%であり、十分な流動性を確保していると認識しております。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上高及び営業利益を重要な経営指標と位置づけております。これに加え、人材紹介「AXIS Agent」においては入社決定人数、スキルシェアの「AXIS Solutions」においてはフリーコンサルタントの稼働人数を各サービスの売上成長を測定する指標として重視しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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