概要
セカンドサイトアナリティカは、2016年6月に設立されたアナリティクス・AI企業である。機械学習を活用したアナリティクスコンサルティングとAIプロダクトの開発・提供を主軸とし、2022年4月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年12月期の連結売上高は14億円、従業員数は80名。本社は東京都千代田区に置く。
アナリティクスコンサルティングとAIプロダクトの両輪
当社グループの事業は、アナリティクスコンサルティング、AIプロダクト、デジタルソリューションの三つで構成される。アナリティクスコンサルティングでは、顧客固有のビジネス課題に対してデータ分析や機械学習モデルの構築を支援する。この過程で蓄積したノウハウを基に、汎用性の高いAIプロダクトを開発・提供するのがAIプロダクト事業である。デジタルソリューション事業は、データ・AI活用を含むデジタル施策の実装支援やシステム開発を手掛け、他の二事業と連携する。この三事業をワンストップで提供することで、顧客のアナリティクス・AIの開発から運用までを一貫して支援する体制をとっている。
フロー収入からストック収入へのシフト
当社グループの収益構造は、初期導入時のフロー収入と保守・運用等のストック収入に分かれる。アナリティクスコンサルティングは主にフロー型だが、構築したモデルのメンテナンスや運用サポートのニーズが高く、継続的な受注につながりやすい。AIプロダクト事業は、製品導入時のライセンス収入に加え、保守・運用のストック収入が発生する。経営戦略として、ストック売上の比率を高める方針を掲げており、アナリティクスコンサルティングの案件をAIプロダクト導入へと発展させることで、安定した収益基盤の構築を目指している。
協業パートナーとの関係と販売チャネル
当社グループは、複数の企業と資本・業務提携を結び、販売チャネルを拡大している。主要なパートナーとして、エクシオグループ株式会社、SBペイメントサービス株式会社、TIS株式会社、株式会社ミロク情報サービスなどが挙げられる。2025年12月期の販売実績では、SBペイメントサービス株式会社向けが売上高の16.7%、TIS株式会社向けが12.2%、株式会社ジェーシービー向けが10.7%を占め、特定顧客への依存度が比較的高い。また、2025年10月にはBreak's株式会社を子会社化し、グループ体制を強化している。
業界の中での役割はAI・データ分析のコンサルティングおよびプロダクトベンダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01全業種(製造、金融、小売、サービスなど)主力
顧客の特定のビジネス課題を解決するため、データ分析・機械学習モデル構築を支援するアナリティクスコンサルティングを提供。独自開発のアルゴリズムや論文を活用したモデルで、業務効率や精度の向上に貢献する。継続的な運用サポートも行う。
02全業種向けAIプロダクト準主力
コンサルティングで培ったノウハウを基に、汎用性の高いAIプロダクトを開発・販売する。大型パッケージ製品から拡販型製品まで展開し、顧客ニーズに合わせて提供。自社販売に加え、事業パートナーを通じた販売も行う。
- R2Engine
- 個別カスタムが発生し易い大型パッケージ製品。機械学習モデルを構築・運用するための基盤。
- StrategyDesigner
- 個別カスタムが発生し易い大型パッケージ製品。経営戦略策定を支援するツール。
- アナリティクスプラットフォーム
- データ分析基盤を提供するプラットフォーム。
- Object Recognition
- 画像認識AIを提供する拡販型AI製品。
- SXスコア
- サステナビリティ経営を可視化するスコアリングAI。
- SkyFox
- 不正検知などの異常予測に特化したAI製品。
03デジタル化推進企業副次
各種デジタル施策の実装支援、システム開発を行う。アナリティクスコンサルティングやAIプロダクトと連携し、顧客のデジタル化を実行フェーズまで支援する。
- デジタルソリューション
- データ・AI活用を含むデジタル施策の実装支援、システム開発サービス。
製品と技術
機械学習自動化プラットフォーム「SkyFox」
SkyFoxは、2017年7月に提供を開始した機械学習の自動化プラットフォームである。データの前処理、特徴量エンジニアリング、モデル構築、評価といった一連の工程を自動化し、データサイエンティストでなくても機械学習モデルを構築できる環境を提供する。当社のアナリティクスコンサルティングで培ったノウハウを反映しており、顧客は短期間で分析プロトタイプを作成できる。SkyFoxは拡販型AI製品に位置づけられ、個別カスタムが比較的不要で、ライセンス販売により収益を得る。関連特許として、2023年8月には「SkyFoxHR」の基盤技術が特許化されている。
AI実行プラットフォーム「R2Engine」と不正検知エンジン
R2Engineは、2018年3月に提供を開始したAI実行プラットフォームである。既存システムとAIモデルを連携させるためのミドルウェアとして機能し、機械学習モデルの運用・管理を容易にする。製品は個別カスタムが発生しやすい大型パッケージ製品で、金融機関などでの導入実績がある。2020年11月には、R2Engineを基にクレジットカード不正検知に特化した「不正検知エンジン」をリリース。このエンジンは、取引データをリアルタイムで分析し、不正なパターンを検出する。2023年7月にはその基礎技術に関する特許を取得している。
金融向けスコアリング「SXスコア」
SXスコアは、2018年4月に提供を開始した個人の金融ニーズやリスクを予測するスコアリングサービスである。株式会社新生銀行(現SBI新生銀行)グループの顧客統計データや公開オープンデータを活用し、機械学習モデルによってスコアを算出する。このサービスは、金融機関が融資判断やマーケティングに利用することを想定している。2020年12月には、SXスコアの基礎技術である「モデル構築システム、情報処理システムおよびプログラム」について特許を取得。同製品は、個別カスタムが比較的不要な拡販型AI製品に分類される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
データ分析で中堅、成長途上
セカンドサイトアナリティカは、データ分析・AIソリューションを提供する中堅企業。同業他社には、VRソリューションのVRAIN Solution、ライブ配信プラットフォームのCocolive、データ活用支援のL is B、IoTプラットフォームのソラコム、人材派遣のハッチ・ワークが挙げられる。競合と比較して、売上高は2024/12期に11億円と小規模で、業界内でのプレゼンスは限定的。ただし、2025/12期には営業利益率14.29%と収益性の改善が見込まれており、成長過程にある。特定領域に特化したサービスで差別化を図っている可能性が高いが、大手との競争や顧客基盤の拡大が課題。
強み
- 売上高が2023/3期9億円から2025/12期14億円へ急成長中で、市場の需要を取り込んでいる。
- 2025/12期の営業利益率14.29%と利益率が高く、効率的な事業運営が期待される。
- 特定のデータ分析分野に特化し、競合との差別化を図ることで顧客獲得を進めている。
- 組織が小規模で意思決定が速く、市場変化に柔軟に対応できる点が強み。
課題
- 同業と比較して売上高が小さく、市場での認知度や信用力で劣る可能性がある。
- 限られた顧客に依存するリスクがあり、安定的な収益には顧客開拓が必須。
- 大手や類似ベンチャーとの競争が激しく、持続的優位性の構築が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がセカンドサイトアナリティカ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 265AHmcomm | 31億円 | 76.8倍 |
| 2 | 3747インタートレード | 31億円 | 161.4倍 |
| 3 | 4736日本ラッド | 31億円 | 18.6倍 |
| 4 | 5028セカンドサイトアナリティカ | 30億円 | 27.6倍 |
| 5 | 5252日本ナレッジ | 30億円 | 34.9倍 |
| 6 | 9685KYCOMホールディングス | 30億円 | 5.6倍 |
| 7 | 5619マーソ | 30億円 | — |
| 8 | 4421ディ・アイ・システム | 29億円 | 10.7倍 |
| 9 | 4197アスマーク | 28億円 | 24.8倍 |
| 10 | 4487スペースマーケット | 28億円 | 14.8倍 |
| 11 | 220AFaber Company | 28億円 | 11.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
創業から主要AIプロダクトの相次ぐリリース(2016〜2018年)
当社は2016年6月、資本金100百万円でセカンドサイト株式会社として設立された。本社は東京都千代田区外神田に置いた。2017年7月には、機械学習の自動化プラットフォーム「SkyFox」の提供を開始。同年10月には株式会社協和エクシオ(現エクシオグループ)と戦略的協業を始めた。2018年3月には、AI実行プラットフォーム「R2Engine」をリリース。さらに同年4月には、株式会社新生銀行(現SBI新生銀行)グループと協業し、個人の金融ニーズやリスクを予測する「SXスコア」の提供を開始した。設立から約2年で主要なAIプロダクトの基盤を整えた。
ISMS認証取得と大手企業との提携拡大(2019〜2020年)
2019年1月、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し、セキュリティ体制を強化した。同年6月には、エクシオグループ及びSBペイメントサービス株式会社との資本・業務提携を開始。2020年6月には本社を東京都中央区日本橋本町へ移転した。2020年10月にはTIS株式会社と資本・業務提携を結び、協業の幅を広げた。同年11月には、「R2Engine」をベースにした「不正検知エンジン」の提供を開始。同年12月には「SXスコア」の基盤技術に関する特許を取得し、知的財産の保護にも着手した。
商号変更と株式上場(2021〜2022年)
2021年8月、株式会社ミロク情報サービスとの資本・業務提携、三井住友海上火災保険株式会社との業務提携を開始した。同年12月、商号をセカンドサイトアナリティカ株式会社に変更し、アナリティクスへの特化を明確にした。2022年4月、東京証券取引所グロース市場に上場。これにより資金調達力と認知度を高め、成長基盤を固めた。同年11月には本社を現在の東京都千代田区神田西福田町へ移転している。
特許取得の加速と子会社化(2023〜2025年)
2023年7月、「不正検知エンジン」の基礎技術に関する特許を取得。同年8月には、AIによるエントリーシート自動解析・評価システム「SkyFoxHR」の特許を取得した。2023年12月には決算期を3月31日から12月31日に変更し、2025年12月期から新しい事業年度となった。2025年4月には株式会社ワオ・コーポレーションと共同でAI学習システム「AxisPLUS」の特許を取得。同年8月にはエクシオグループ及び大和電設工業株式会社と共同で医療・介護向け「摂食量自動判定AI」の特許を取得した。同年10月にはBreak's株式会社の全株式を取得し、連結子会社化した。
年表21件を開く
2010年代
- 2016年6月創業セカンドサイト株式会社(資本金100百万円)を設立 本社所在地:東京都千代田区外神田三丁目12番8号
- 2017年7月AIプロダクトである機械学習の自動化プラットフォーム「SkyFox」の提供を開始
- 2017年10月株式会社協和エクシオ(現 エクシオグループ株式会社)と共に、アナリティクス・ソリューションの開発・提供分野で戦略的協業を開始
- 2018年3月人工知能(AI)を既存システムと連携するためのAI実行プラットフォーム「R2Engine」の提供を開始
- 2018年4月株式会社新生銀行(現 株式会社SBI新生銀行)グループの顧客統計データやオープンデータを活用し、個人の金融ニーズやリスクを予測する「SXスコア」の提供を開始
- 2019年1月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得
- 2019年6月株式会社協和エクシオ(現 エクシオグループ株式会社)及びSBペイメントサービス株式会社と資本・業務提携を開始
2020年代
- 2020年6月本社を東京都中央区日本橋本町三丁目2番11号に移転
- 2020年10月TIS株式会社と資本・業務提携を開始
- 2020年11月「R2Engine」を基に、クレジットカード不正検知を行う「不正検知エンジン」の提供を開始
- 2020年12月「SXスコア」の基礎技術となる「モデル構築システム、情報処理システムおよびプログラム」について特許を取得
- 2021年8月株式会社ミロク情報サービスと資本・業務提携を、三井住友海上火災保険株式会社と業務提携を開始
- 2021年12月商号変更商号をセカンドサイトアナリティカ株式会社に変更
- 2022年4月上場東京証券取引所グロース市場に上場
- 2022年11月本社を東京都千代田区神田西福田町3番地に移転
- 2023年7月「不正検知エンジン」の基礎技術となる「情報処理システムおよび情報処理方法」について特許を取得
- 2023年8月エントリーシートをAIにより自動解析・評価する「SkyFoxHR」の基礎技術となる「情報処理装置および情報処理方法」について特許を取得
- 2023年12月商号変更決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更
- 2025年4月株式会社ワオ・コーポレーションと共同で、AI学習システム「AxisPLUS」について特許を取得
- 2025年8月エクシオグループ株式会社及び大和電設工業株式会社と共同で、医療・介護現場向け「摂食量自動判定AI」について特許を取得
- 2025年10月M&ABreak's株式会社(現 連結子会社)の全株式を取得し、子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ストックビジネスへの転換推進
AIプロダクト事業の比率を高め、ストック売上を拡大する。アナリティクスコンサルティングからAIプロダクト導入まで一気通貫で提供し、自力販売と協業販売を強化する。
- 02
アナリティクスコンサル領域の拡大
金融業界向けテーブルデータ解析を起点に、画像・動画・言語などの非構造化データ分析へ範囲を拡大する。高価格製品へのアップセルや、業界横断的なクロスセルにより全方位のサービス拡大を図る。
- 03
ビジネスとアカデミアの融合
大学教授を技術顧問とする共同研究により先進技術を獲得し、業務提携先の実践的データで検証、ビジネス課題解決に高速で結びつけるサイクルを実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で80人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は761万円で、4期前と比べて+24.6%。平均年齢は35.9歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 611 | 32.9 | 1.9 | 35 |
| 2023年12月 | 666 | 34.2 | 2.4 | 44 |
| 2023年3月 | 658 | 34.2 | 2.4 | 39 |
| 2024年12月 | 700 | 34.8 | 2.5 | 60 |
| 2025年12月 | 761 | 35.9 | 2.8 | 80 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内Break's株式会社東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は14億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収増益で、売上が+27.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 19億円 | 14億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 2億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は9億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+28.6%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 4 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 6 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2025年4Q | 7 | 1 | 14.3 | 0 |
| 2026年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年3月期からの9期で、売上は1億円から14億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年3月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年3月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 商号をセカンドサイトアナリティカ株式会社に変更 | |||||
| 2021年3月 | 5 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に上場 | |||||
| 2022年3月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更 | |||||
| 2023年3月 | 9 | — | 2 | — | 2 |
| 2023年12月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| 2024年12月 | 11 | — | 2 | — | 1 |
| Break's株式会社(現 連結子会社)の全株式を取得し、子会社化 | |||||
| 2025年12月 | 14 | 2 | 2 | 14.3 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高14億円のうち、営業利益として残るのは2億円で14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.1%8億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%4億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は4億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 0 | −1 | 1 | −1 | 1 |
| 2021年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
| 2022年3月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 2 |
| 2023年3月 | 2 | −1 | 2 | 1 | 5 |
| 2023年12月 | 2 | 0 | −3 | 2 | 4 |
| 2024年12月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 5 |
| 2025年12月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 4 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年12月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は76.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 1 | 1 | 0 | 87.1 |
| 2019年3月 | 2 | 2 | 0 | 72.9 |
| 2020年3月 | 3 | 3 | 0 | 75.8 |
| 2021年3月 | 5 | 4 | 1 | 68.5 |
| 2022年3月 | 7 | 5 | 2 | 70.8 |
| 2023年3月 | 10 | 9 | 1 | 83.1 |
| 2023年12月 | 8 | 6 | 2 | 81.4 |
| 2024年12月 | 11 | 8 | 3 | 76.5 |
| 2025年12月 | 13 | 10 | 3 | 76.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中99位あたり、逆に低いのはROEで605社中285位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥355で、1年前と比べて-36.6%。過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 27.6倍 |
| PER (会社予想) | 24.1倍 |
| PBR | 2.83倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は360円で、1カ月で-3.49%と下落。25日線(375.08円)を下回り、75日線(372.47円)や200日線(385.88円)も下回る弱い展開です。8月14日に356円まで下落、その後はやや持ち直したが、上値は重い。52週高値659円からは約45%下落し、安値圏にあります。RSIは57.3と中立圏で、方向性に欠けるが、200日線を回復できるかが焦点です。出来高は低調で、相場参加者は限定的です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERは28.89倍、PBRは2.87倍で、業界平均のPER30.76倍、PBR3.59倍と比較すると割安感はあるが、配当利回りが0%と無配であり、ROE13.7%に対して株価が割高に感じられる。予想PER24.5倍は改善見込みだが、現状の評価はやや割高。ただし、業界平均との比較では相対的に割安に見える要素もあり、両面性がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 27.6倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 24.1倍 | — |
| PBR | 2.83倍 | 2.96倍 |
| ROE | 13.7% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は拡大傾向にあり、2025年12月期の売上高は14億円と前期比27%増、営業利益率も14.29%と改善が見込まれる。時価総額30億円と小型で、成長性に期待する強気派は、高成長を評価し、今後の規模拡大に伴う利益率向上を重視する。一方、弱気派は、競争激化による価格低下リスクや、利益の安定性を懸念する。また、株価は1年で42%下落しており、成長に対する市場の期待が低下している可能性も指摘される。
- 売上高の急成長
2023年12月期7億円から2025年12月期14億円へ2倍増。市場拡大の恩恵。
- 営業利益率の改善
2025年12月期に14.29%と利益率が高まり、収益性が向上。
- 小型株ゆえの成長余地
時価総額30億円と小さく、業績拡大が株価に反映されやすい。
- 売上高が2期連続増収で14億円決算発表後影響強
2023年3月期9億円から2025年12月期14億円
- 営業利益2億円を確保し利益率14.29%決算発表後影響中
売上高14億円、営業利益2億円、営業利益率14.29%
- ROE13.7%と高い資本効率継続影響中
自己資本利益率13.7%
- 予想PER24.2倍へ改善決算発表後影響弱
実績PER28.57倍から予想24.2倍へ低下
- 競争の激化
データ解析市場は参入障壁が低く、競合が多く価格競争の恐れ。
- 利益の不安定性
2023年3月期に純利益2億円、2024年12月期は1億円と変動。
- 株価の下落基調
1年で株価42%下落。成長期待の低下を示す。
- 純利益は1億円と前期から横ばい決算発表後影響強
売上高は増加するが純利益1億円
- 実績PER28.57倍と割高継続影響中
時価総額30億円、純利益1億円でPER28.57倍
- 株価は1年で42.11%下落不定影響中
下落率42.11%
- 無配当で株主還元が皆無継続影響弱
配当利回り0%
- 顧客単価
- 顧客単価の推移はサービス価値と競争力を反映。
- 解約率
- 解約率はサービス継続性と顧客満足度を示す。
- 受注残高
- 受注残は将来の売上を保証し、成長持続性を測る。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,611人。区分でいちばん多いのは個人・その他で49.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.3%を占め、残る57.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 49.7 | 47.3 | 48.3 | 50.9 | 49.9 |
| 事業法人 | 41.7 | 39.5 | 38.2 | 37.8 | 37.9 |
| 証券会社 | — | 3.2 | 4.0 | 4.5 | 5.8 |
| 金融機関 | 8.5 | 7.9 | 7.4 | 5.8 | 4.4 |
| 自己株式 | — | — | 5.8 | 5.1 | 4.4 |
| 外国法人 | — | 2.0 | 2.0 | 0.8 | 1.8 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社SBI新生銀行 | 21.45 |
| 02 | エクシオグループ株式会社 | 15.04 |
| 03 | TIS株式会社 | 12.03 |
| 04 | 深谷直紀 | 7.87 |
| 05 | 高山博和 | 7.08 |
| 06 | 株式会社ミロク情報サービス | 7.08 |
| 07 | 加藤良太郎 | 2.57 |
| 08 | 楽天証券株式会社 | 2.11 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 1.86 |
| 10 | SBペイメントサービス株式会社 | 1.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+962%、1株純資産は9期で+446%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 1 | 18 | 2.3 | — |
| 2019年3月 | 9 | 31 | 14.0 | — |
| 2020年3月 | 1 | 22 | 3.7 | — |
| 2021年3月 | 4 | 35 | 10.4 | — |
| 2022年3月 | 12 | 49 | 26.0 | — |
| 2023年3月 | 16 | 87 | 23.5 | 31.0 |
| 2023年12月 | 3 | 67 | 3.3 | 220.7 |
| 2024年12月 | 12 | 84 | 16.0 | 26.4 |
| 2025年12月 | 13 | 99 | 13.7 | 29.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 加藤良太郎 | 取締役会長 | 47 |
| 高山博和 | 代表取締役社長 事業本部長 | 43 |
| 深谷直紀 | 取締役副社長 | 43 |
| 河本尚之 | 取締役 | 73 |
| 伊勢康永 | 取締役 | 48 |
| 磯野薫 | 監査役(常勤) | 70 |
| 品川理絵子 | 監査役 | 44 |
| 福﨑剛志 | 監査役 | 51 |
| 三木孝司 | — | 77 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 104 | 104 | 35 |
| 社外取締役 | 4 | 15 | 15 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,131字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,290字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,850字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,404字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-13
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
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- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
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- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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