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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

セカンドサイトアナリティカ

5028 · Growth · 情報・通信業

データ分析とAIを組み合わせたコンサルティングとプロダクト開発の二軸で、企業の経営課題解決をワンストップで支援する。

概要

セカンドサイトアナリティカは、2016年6月に設立されたアナリティクス・AI企業である。機械学習を活用したアナリティクスコンサルティングとAIプロダクトの開発・提供を主軸とし、2022年4月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年12月期の連結売上高は14億円、従業員数は80名。本社は東京都千代田区に置く。

アナリティクスコンサルティングとAIプロダクトの両輪

当社グループの事業は、アナリティクスコンサルティング、AIプロダクト、デジタルソリューションの三つで構成される。アナリティクスコンサルティングでは、顧客固有のビジネス課題に対してデータ分析や機械学習モデルの構築を支援する。この過程で蓄積したノウハウを基に、汎用性の高いAIプロダクトを開発・提供するのがAIプロダクト事業である。デジタルソリューション事業は、データ・AI活用を含むデジタル施策の実装支援やシステム開発を手掛け、他の二事業と連携する。この三事業をワンストップで提供することで、顧客のアナリティクス・AIの開発から運用までを一貫して支援する体制をとっている。

フロー収入からストック収入へのシフト

当社グループの収益構造は、初期導入時のフロー収入と保守・運用等のストック収入に分かれる。アナリティクスコンサルティングは主にフロー型だが、構築したモデルのメンテナンスや運用サポートのニーズが高く、継続的な受注につながりやすい。AIプロダクト事業は、製品導入時のライセンス収入に加え、保守・運用のストック収入が発生する。経営戦略として、ストック売上の比率を高める方針を掲げており、アナリティクスコンサルティングの案件をAIプロダクト導入へと発展させることで、安定した収益基盤の構築を目指している。

協業パートナーとの関係と販売チャネル

当社グループは、複数の企業と資本・業務提携を結び、販売チャネルを拡大している。主要なパートナーとして、エクシオグループ株式会社、SBペイメントサービス株式会社、TIS株式会社、株式会社ミロク情報サービスなどが挙げられる。2025年12月期の販売実績では、SBペイメントサービス株式会社向けが売上高の16.7%、TIS株式会社向けが12.2%、株式会社ジェーシービー向けが10.7%を占め、特定顧客への依存度が比較的高い。また、2025年10月にはBreak's株式会社を子会社化し、グループ体制を強化している。

業界の中での役割はAI・データ分析のコンサルティングおよびプロダクトベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
14億円
営業利益
2億円
営業利益率
14.3%
純利益
1億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01全業種(製造、金融、小売、サービスなど)主力

顧客の特定のビジネス課題を解決するため、データ分析・機械学習モデル構築を支援するアナリティクスコンサルティングを提供。独自開発のアルゴリズムや論文を活用したモデルで、業務効率や精度の向上に貢献する。継続的な運用サポートも行う。

02全業種向けAIプロダクト準主力

コンサルティングで培ったノウハウを基に、汎用性の高いAIプロダクトを開発・販売する。大型パッケージ製品から拡販型製品まで展開し、顧客ニーズに合わせて提供。自社販売に加え、事業パートナーを通じた販売も行う。

主な製品・サービス6
R2Engine
個別カスタムが発生し易い大型パッケージ製品。機械学習モデルを構築・運用するための基盤。
StrategyDesigner
個別カスタムが発生し易い大型パッケージ製品。経営戦略策定を支援するツール。
アナリティクスプラットフォーム
データ分析基盤を提供するプラットフォーム。
Object Recognition
画像認識AIを提供する拡販型AI製品。
SXスコア
サステナビリティ経営を可視化するスコアリングAI。
SkyFox
不正検知などの異常予測に特化したAI製品。

03デジタル化推進企業副次

各種デジタル施策の実装支援、システム開発を行う。アナリティクスコンサルティングやAIプロダクトと連携し、顧客のデジタル化を実行フェーズまで支援する。

主な製品・サービス1
デジタルソリューション
データ・AI活用を含むデジタル施策の実装支援、システム開発サービス。

製品と技術

機械学習自動化プラットフォーム「SkyFox」

SkyFoxは、2017年7月に提供を開始した機械学習の自動化プラットフォームである。データの前処理、特徴量エンジニアリング、モデル構築、評価といった一連の工程を自動化し、データサイエンティストでなくても機械学習モデルを構築できる環境を提供する。当社のアナリティクスコンサルティングで培ったノウハウを反映しており、顧客は短期間で分析プロトタイプを作成できる。SkyFoxは拡販型AI製品に位置づけられ、個別カスタムが比較的不要で、ライセンス販売により収益を得る。関連特許として、2023年8月には「SkyFoxHR」の基盤技術が特許化されている。

AI実行プラットフォーム「R2Engine」と不正検知エンジン

R2Engineは、2018年3月に提供を開始したAI実行プラットフォームである。既存システムとAIモデルを連携させるためのミドルウェアとして機能し、機械学習モデルの運用・管理を容易にする。製品は個別カスタムが発生しやすい大型パッケージ製品で、金融機関などでの導入実績がある。2020年11月には、R2Engineを基にクレジットカード不正検知に特化した「不正検知エンジン」をリリース。このエンジンは、取引データをリアルタイムで分析し、不正なパターンを検出する。2023年7月にはその基礎技術に関する特許を取得している。

金融向けスコアリング「SXスコア」

SXスコアは、2018年4月に提供を開始した個人の金融ニーズやリスクを予測するスコアリングサービスである。株式会社新生銀行(現SBI新生銀行)グループの顧客統計データや公開オープンデータを活用し、機械学習モデルによってスコアを算出する。このサービスは、金融機関が融資判断やマーケティングに利用することを想定している。2020年12月には、SXスコアの基礎技術である「モデル構築システム、情報処理システムおよびプログラム」について特許を取得。同製品は、個別カスタムが比較的不要な拡販型AI製品に分類される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

データ分析で中堅、成長途上

セカンドサイトアナリティカは、データ分析・AIソリューションを提供する中堅企業。同業他社には、VRソリューションのVRAIN Solution、ライブ配信プラットフォームのCocolive、データ活用支援のL is B、IoTプラットフォームのソラコム、人材派遣のハッチ・ワークが挙げられる。競合と比較して、売上高は2024/12期に11億円と小規模で、業界内でのプレゼンスは限定的。ただし、2025/12期には営業利益率14.29%と収益性の改善が見込まれており、成長過程にある。特定領域に特化したサービスで差別化を図っている可能性が高いが、大手との競争や顧客基盤の拡大が課題。

強み

  • 売上高が2023/3期9億円から2025/12期14億円へ急成長中で、市場の需要を取り込んでいる。
  • 2025/12期の営業利益率14.29%と利益率が高く、効率的な事業運営が期待される。
  • 特定のデータ分析分野に特化し、競合との差別化を図ることで顧客獲得を進めている。
  • 組織が小規模で意思決定が速く、市場変化に柔軟に対応できる点が強み。

課題

  • 同業と比較して売上高が小さく、市場での認知度や信用力で劣る可能性がある。
  • 限られた顧客に依存するリスクがあり、安定的な収益には顧客開拓が必須。
  • 大手や類似ベンチャーとの競争が激しく、持続的優位性の構築が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がセカンドサイトアナリティカ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
1265AHmcomm31億円76.8倍
23747インタートレード31億円161.4倍
34736日本ラッド31億円18.6倍
45028セカンドサイトアナリティカ30億円27.6倍
55252日本ナレッジ30億円34.9倍
69685KYCOMホールディングス30億円5.6倍
75619マーソ30億円
84421ディ・アイ・システム29億円10.7倍
94197アスマーク28億円24.8倍
104487スペースマーケット28億円14.8倍
11220AFaber Company28億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

創業から主要AIプロダクトの相次ぐリリース(2016〜2018年)

当社は2016年6月、資本金100百万円でセカンドサイト株式会社として設立された。本社は東京都千代田区外神田に置いた。2017年7月には、機械学習の自動化プラットフォーム「SkyFox」の提供を開始。同年10月には株式会社協和エクシオ(現エクシオグループ)と戦略的協業を始めた。2018年3月には、AI実行プラットフォーム「R2Engine」をリリース。さらに同年4月には、株式会社新生銀行(現SBI新生銀行)グループと協業し、個人の金融ニーズやリスクを予測する「SXスコア」の提供を開始した。設立から約2年で主要なAIプロダクトの基盤を整えた。

ISMS認証取得と大手企業との提携拡大(2019〜2020年)

2019年1月、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し、セキュリティ体制を強化した。同年6月には、エクシオグループ及びSBペイメントサービス株式会社との資本・業務提携を開始。2020年6月には本社を東京都中央区日本橋本町へ移転した。2020年10月にはTIS株式会社と資本・業務提携を結び、協業の幅を広げた。同年11月には、「R2Engine」をベースにした「不正検知エンジン」の提供を開始。同年12月には「SXスコア」の基盤技術に関する特許を取得し、知的財産の保護にも着手した。

商号変更と株式上場(2021〜2022年)

2021年8月、株式会社ミロク情報サービスとの資本・業務提携、三井住友海上火災保険株式会社との業務提携を開始した。同年12月、商号をセカンドサイトアナリティカ株式会社に変更し、アナリティクスへの特化を明確にした。2022年4月、東京証券取引所グロース市場に上場。これにより資金調達力と認知度を高め、成長基盤を固めた。同年11月には本社を現在の東京都千代田区神田西福田町へ移転している。

特許取得の加速と子会社化(2023〜2025年)

2023年7月、「不正検知エンジン」の基礎技術に関する特許を取得。同年8月には、AIによるエントリーシート自動解析・評価システム「SkyFoxHR」の特許を取得した。2023年12月には決算期を3月31日から12月31日に変更し、2025年12月期から新しい事業年度となった。2025年4月には株式会社ワオ・コーポレーションと共同でAI学習システム「AxisPLUS」の特許を取得。同年8月にはエクシオグループ及び大和電設工業株式会社と共同で医療・介護向け「摂食量自動判定AI」の特許を取得した。同年10月にはBreak's株式会社の全株式を取得し、連結子会社化した。

年表21件を開く

2010年代

  • 2016年6月創業セカンドサイト株式会社(資本金100百万円)を設立 本社所在地:東京都千代田区外神田三丁目12番8号
  • 2017年7月AIプロダクトである機械学習の自動化プラットフォーム「SkyFox」の提供を開始
  • 2017年10月株式会社協和エクシオ(現 エクシオグループ株式会社)と共に、アナリティクス・ソリューションの開発・提供分野で戦略的協業を開始
  • 2018年3月人工知能(AI)を既存システムと連携するためのAI実行プラットフォーム「R2Engine」の提供を開始
  • 2018年4月株式会社新生銀行(現 株式会社SBI新生銀行)グループの顧客統計データやオープンデータを活用し、個人の金融ニーズやリスクを予測する「SXスコア」の提供を開始
  • 2019年1月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得
  • 2019年6月株式会社協和エクシオ(現 エクシオグループ株式会社)及びSBペイメントサービス株式会社と資本・業務提携を開始

2020年代

  • 2020年6月本社を東京都中央区日本橋本町三丁目2番11号に移転
  • 2020年10月TIS株式会社と資本・業務提携を開始
  • 2020年11月「R2Engine」を基に、クレジットカード不正検知を行う「不正検知エンジン」の提供を開始
  • 2020年12月「SXスコア」の基礎技術となる「モデル構築システム、情報処理システムおよびプログラム」について特許を取得
  • 2021年8月株式会社ミロク情報サービスと資本・業務提携を、三井住友海上火災保険株式会社と業務提携を開始
  • 2021年12月商号変更商号をセカンドサイトアナリティカ株式会社に変更
  • 2022年4月上場東京証券取引所グロース市場に上場
  • 2022年11月本社を東京都千代田区神田西福田町3番地に移転
  • 2023年7月「不正検知エンジン」の基礎技術となる「情報処理システムおよび情報処理方法」について特許を取得
  • 2023年8月エントリーシートをAIにより自動解析・評価する「SkyFoxHR」の基礎技術となる「情報処理装置および情報処理方法」について特許を取得
  • 2023年12月商号変更決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更
  • 2025年4月株式会社ワオ・コーポレーションと共同で、AI学習システム「AxisPLUS」について特許を取得
  • 2025年8月エクシオグループ株式会社及び大和電設工業株式会社と共同で、医療・介護現場向け「摂食量自動判定AI」について特許を取得
  • 2025年10月M&ABreak's株式会社(現 連結子会社)の全株式を取得し、子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ストックビジネスへの転換推進

    AIプロダクト事業の比率を高め、ストック売上を拡大する。アナリティクスコンサルティングからAIプロダクト導入まで一気通貫で提供し、自力販売と協業販売を強化する。

  2. 02

    アナリティクスコンサル領域の拡大

    金融業界向けテーブルデータ解析を起点に、画像・動画・言語などの非構造化データ分析へ範囲を拡大する。高価格製品へのアップセルや、業界横断的なクロスセルにより全方位のサービス拡大を図る。

  3. 03

    ビジネスとアカデミアの融合

    大学教授を技術顧問とする共同研究により先進技術を獲得し、業務提携先の実践的データで検証、ビジネス課題解決に高速で結びつけるサイクルを実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で80人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は761万円で、4期前と比べて+24.6%平均年齢は35.9歳、平均勤続年数は2.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2022年3月61132.91.935
2023年12月66634.22.444
2023年3月65834.22.439
2024年12月70034.82.560
2025年12月76135.92.880

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社オフィス — 東京都千代田区90百万円
本社(東京都中央区)ほか1拠点4百万円
データセンター — 東京都三鷹市1百万円
主な関係会社
  • 国内
    Break's株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は14億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+27.3%、利益が+0.0%。

売上高
+27.3%
14億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
14.3%
前期比 -3.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高19億円14億円
営業利益2億円2億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は9億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+28.6%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q100.00
2023年2Q200.00
2023年3Q200.00
2023年4Q42
2024年1Q300.00
2024年2Q200.00
2024年4Q61
2025年2Q7114.31
2025年4Q7114.30
2026年2Q9111.11

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は1億円から14億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年3月100
2019年3月300
2020年3月300
商号をセカンドサイトアナリティカ株式会社に変更
2021年3月500
東京証券取引所グロース市場に上場
2022年3月711
決算期(事業年度の末日)を3月31日から12月31日に変更
2023年3月922
2023年12月700
2024年12月1121
Break's株式会社(現 連結子会社)の全株式を取得し、子会社化
2025年12月142214.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高14億円のうち、営業利益として残るのは2億円14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.1%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%4億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.9pt
14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.6pt
13.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は4億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月0−11−11
2021年3月10012
2022年3月1−1002
2023年3月2−1215
2023年12月20−324
2024年12月20025
2025年12月1−1−104

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年12月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は76.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月11087.1
2019年3月22072.9
2020年3月33075.8
2021年3月54168.5
2022年3月75270.8
2023年3月109183.1
2023年12月86281.4
2024年12月118376.5
2025年12月1310376.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
4億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中99位あたり、逆に低いのはROE605社中285位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
14.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
27.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥355で、1年前と比べて-36.6%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥355+0.3%1ヶ月-6.3%1年-36.6%時価総額30億円
過去52週の値幅
安値¥318高値¥619

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.6倍
PER (会社予想)24.1倍
PBR2.83倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は360円で、1カ月で-3.49%と下落。25日線(375.08円)を下回り、75日線(372.47円)や200日線(385.88円)も下回る弱い展開です。8月14日に356円まで下落、その後はやや持ち直したが、上値は重い。52週高値659円からは約45%下落し、安値圏にあります。RSIは57.3と中立圏で、方向性に欠けるが、200日線を回復できるかが焦点です。出来高は低調で、相場参加者は限定的です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは28.89倍、PBRは2.87倍で、業界平均のPER30.76倍、PBR3.59倍と比較すると割安感はあるが、配当利回りが0%と無配であり、ROE13.7%に対して株価が割高に感じられる。予想PER24.5倍は改善見込みだが、現状の評価はやや割高。ただし、業界平均との比較では相対的に割安に見える要素もあり、両面性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.6倍47.9倍
PER (予想)24.1倍
PBR2.83倍2.96倍
ROE13.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は拡大傾向にあり、2025年12月期の売上高は14億円と前期比27%増、営業利益率も14.29%と改善が見込まれる。時価総額30億円と小型で、成長性に期待する強気派は、高成長を評価し、今後の規模拡大に伴う利益率向上を重視する。一方、弱気派は、競争激化による価格低下リスクや、利益の安定性を懸念する。また、株価は1年で42%下落しており、成長に対する市場の期待が低下している可能性も指摘される。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    2023年12月期7億円から2025年12月期14億円へ2倍増。市場拡大の恩恵。

  • 営業利益率の改善

    2025年12月期に14.29%と利益率が高まり、収益性が向上。

  • 小型株ゆえの成長余地

    時価総額30億円と小さく、業績拡大が株価に反映されやすい。

  • 売上高が2期連続増収で14億円決算発表後影響

    2023年3月期9億円から2025年12月期14億円

  • 営業利益2億円を確保し利益率14.29%決算発表後影響

    売上高14億円、営業利益2億円、営業利益率14.29%

  • ROE13.7%と高い資本効率継続影響

    自己資本利益率13.7%

  • 予想PER24.2倍へ改善決算発表後影響

    実績PER28.57倍から予想24.2倍へ低下

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    データ解析市場は参入障壁が低く、競合が多く価格競争の恐れ。

  • 利益の不安定性

    2023年3月期に純利益2億円、2024年12月期は1億円と変動。

  • 株価の下落基調

    1年で株価42%下落。成長期待の低下を示す。

  • 純利益は1億円と前期から横ばい決算発表後影響

    売上高は増加するが純利益1億円

  • 実績PER28.57倍と割高継続影響

    時価総額30億円、純利益1億円でPER28.57倍

  • 株価は1年で42.11%下落不定影響

    下落率42.11%

  • 無配当で株主還元が皆無継続影響

    配当利回り0%

次の決算で確かめる点
顧客単価
顧客単価の推移はサービス価値と競争力を反映。
解約率
解約率はサービス継続性と顧客満足度を示す。
受注残高
受注残は将来の売上を保証し、成長持続性を測る。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,611人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.3%を占め、残る57.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他49.747.348.350.949.9
事業法人41.739.538.237.837.9
証券会社3.24.04.55.8
金融機関8.57.97.45.84.4
自己株式5.85.14.4
外国法人2.02.00.81.8
外国人個人0.10.10.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社SBI新生銀行21.45
02エクシオグループ株式会社15.04
03TIS株式会社12.03
04深谷直紀7.87
05高山博和7.08
06株式会社ミロク情報サービス7.08
07加藤良太郎2.57
08楽天証券株式会社2.11
09株式会社SBI証券1.86
10SBペイメントサービス株式会社1.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+962%、1株純資産は9期で+446%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年3月1182.3
2019年3月93114.0
2020年3月1223.7
2021年3月43510.4
2022年3月124926.0
2023年3月168723.531.0
2023年12月3673.3220.7
2024年12月128416.026.4
2025年12月139913.729.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
加藤良太郎取締役会長47
高山博和代表取締役社長 事業本部長43
深谷直紀取締役副社長43
河本尚之取締役73
伊勢康永取締役48
磯野薫監査役(常勤)70
品川理絵子監査役44
福﨑剛志監査役51
三木孝司77

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)310410435
社外取締役415154

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,131字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(セカンドサイトアナリティカ株式会社)及び子会社1社(Break's株式会社)により構成されています。 当社グループでは、「データから、新たな価値を。」を経営理念として、アナリティクス・AIサービスを提供しております。経営理念には、「データから価値を創造し、顧客企業のビジネスを加速させる。そして日本をデータ活用先進国にしていきたい」という思いが込められております。 当社グループの事業は、アナリティクスコンサルティング、AIプロダクト及びデジタルソリューションから構成されており、ワンストップでアナリティクス・AIの開発・導入・活用・運用のサービスを提供する「アナリティクスを活用したビジネス価値創造企業」として事業を展開しております。 (1) 事業の概要 当社グループの主要な事業は、機械学習を活用して個々のビジネス課題を解決するアナリティクスコンサルティング事業と、そのアナリティクスコンサルティングを通じて培われたノウハウ、市場のニーズの理解及び先端の機械学習技術を適用して、汎用的に利用できるシステムを開発し、提供するAIプロダクト事業とによって構成され、その両輪により事業を拡大させていくモデルとなっております。 アナリティクスコンサルティング事業は、顧客の特定のビジネス課題を解決するために、データ分析及び機械学習モデルの構築を支援することで、アナリティクスを基礎としたコンサルティングを提供しております。当社グループが構築した機械学習モデルを有効に利用し続けるためには、複雑かつ高度な技術や知識が必要であり、当社グループによるメンテナンス及び運用サポートのニーズが高く、多くの顧客で継続的な関与をしております。 AIプロダクト事業は、アナリティクスコンサルティングを通じて開発された自動化のプログラム及び機械学習モデル構築のノウハウを基に、顧客ニーズに合致した汎用性の高い製品を開発し、自社による販売及び事業パートナーを通じた販売を行っています。 当社グループは両事業を展開することで、クライアントの様々な経営課題を解決するためのAIサービスをワンストップで提供しております。また、データ分析コンサルティングなどのアナリティクスコンサルティングがビジネスの起点となり、フロー売上を主軸とした顧客個別対応型事業で知見を集積し、それをAIプロダクトの開発に応用しています。各事業内においても、フロー型ビジネスをストック型ビジネスへとシフトさせる構造を構築しています。 当社グループは、データアナリティクス・AI(機械学習)、データエンジニアリング及び経営課題解決を三位一体で対応しており、アカデミックなアプローチとものづくり(技術者)の視点、ビジネス目線アプローチの融合を追求しています。先端技術を積極的に導入しつつ、実践に則した課題解決支援策を提供する独自のポジションを追求いたします。 (2) 展開するサービス及びソリューション ① アナリティクスコンサルティング事業 アナリティクスコンサルティング事業は、機械学習モデルを構築・活用したデータ分析により、アナリティクスに特化した付加価値の高いコンサルティングサービスを提供するビジネスです。 当社グループは、コンサルティング力を強みとして顧客の様々な経営課題に対するきめ細やかなサービスを展開しており、独自開発の機械学習アルゴリズムに加え、公表されている論文等を取り入れた機械学習アルゴリズムを活用することで、顧客の業務効率や精度の向上に寄与しております。 ② AIプロダクト事業 AIプロダクト事業における主な製品として、個別カスタムが発生し易い大型パッケージ製品である「R2Engine」、「StrategyDesigner」、「アナリティクスプラットフォーム」から、個別カスタムが比較的不要な拡販型AI製品である「Object Recognition」、「SXスコア」、「SkyFox」まで、バランスよく展開しています。いずれも初期導入時のフロー収入と保守・運用等のストック収入で構成されるビジネスモデルです。 ③ デジタルソリューション事業 デジタルソリューション事業は、各種デジタル施策(データ・AI活用を含む)の実装支援、システム開発を行う事業です。アナリティクスコンサルティング及びAIプロダクトとも連携し、顧客のデジタル化を実行フェーズまで支援することで、社会実装を加速します。 (3) 事業系統図 (用語の説明) 当社グループの事業に関わる用語の定義は以下のとおりです。 用語   定義 アナリティクス   統計学やAI技術を用いたデータ分析の総称 AI(人工知能)   Artificial Intelligenceの略で、コンピュータープログラムを用いて人間の知能の持つ機能を実現するための技術やシステム 機械学習   AIの中核的な技術。データから反復的に学習し、そこに潜むパターンを見つけ出すことで予測・判断を行うための手法・技術 アルゴリズム   コンピュータープログラムにおいて問題を解くための計算方法や手順
経営方針・対処すべき課題3,290字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「データから、新たな価値を。」を経営理念とし、「機械学習(ディープラーニング含む)を用いて、ワンストップでアナリティクス・AIの開発・導入・活用・運用サービスを提供すること」、「AIベンダーでもビジネスコンサルでもない『アナリティクスを活用したビジネス価値創造企業』として、事業パートナーとの協業のもと先進的なアナリティクス・サービスを確立させ、その実績やノウハウを用いて、外部顧客に最適な形のアナリティクス・AIサービスを提供すること」を事業展開方針としております。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的な成長を図るため、成長性、収益性及び効率性を重視した経営が必要と認識しております。このため当社グループでは、売上高、営業利益、従業員数を重要な指標と位置づけて各種経営課題に取り組んでおります。 (3) 経営環境及び戦略 ① 全社戦略 当社グループは、アナリティクスコンサルティング事業を源泉とし、事業パートナーとのシナジーを生み出し、AIプロダクト事業の拡大を図ります。ビジネスコンサルティング、AIベンダーそれぞれの専業企業は多数存在していますが、当社グループはその双方の両立を目指す立ち位置で、アナリティクス・AI技術の開発とその技術を活用したビジネス価値の創出を追求し、社会や企業の課題解決をすることを基本戦略としています。これら専業企業と当社グループの立ち位置について、イメージ図で表すと以下のとおりです。 当社グループは、上記基本戦略のもとでアカデミアとの密な連携により、知見となるプロジェクトライブラリの獲得を図り、それらをいち早く実用化し、ビジネス化を実現することでテクノロジーアドバンテージ確保の構造確立に取り組んでいます。この取り組みによって、アカデミア領域からの先進技術の基礎研究、データサイエンス人材の育成、社会実装のための知見を得るとともに、ビジネス領域からのデータ分析コンサルティング、機械学習モデルの構築支援、AIシステムの導入、AIプロダクトの開発・展開の実現を図っています。 (基礎研究から社会実装までの各Phaseでの取り組み) 基礎研究・技術開発 Phase   ・   大学・研究機関との共同研究・   技術顧問からの先進技術/知見の共有 実用化・検証 Phase   ・   新アルゴリズム/技術を用いた実証実験・   技術顧問らもアドバイザリや協議会メンバとして参画 ビジネス化 Phase   ・   実際のビジネスシーンで新技術を用いた課題解決(アナリティクスコンサルティング)・   技術顧問を交えたレビュー会 汎用化・拡販 Phase   ・   実践に裏付けられた技術を汎用化して拡販(新AIプロダクト) プロジェクトライブラリ   ・   当社グループで蓄積しているデータ解析のためのプログラム群やテンプレート ② 今後の事業戦略 (a) ストックビジネスの拡大 付加価値の最大化を追求し、ストック売上の強化を推進していきます。特に、ストックビジネス中心のAIプロダクト事業への事業比率の転換を目指し、ストック売上の拡大を図ります。具体的には、アナリティクスコンサルティングの案件からAIプロダクトの案件に発展することが多々あり、アナリティクスコンサルティングからAIプロダクト導入までを一気通貫したサービス提供を強化します。また、自力販売の強化や協業販売強化によるAIプロダクトの拡販を推進します。 (b) アナリティクスコンサルティング領域の拡大 アナリティクスコンサルティング事業において、現在主力である金融業界向けのテーブルデータ解析を起点に、画像・動画・映像や言語などといった非構造化データへの解析範囲の拡大を推進していきます。より高いニーズに対応する高価格製品によるアップセルを図り、分析全般へと支援範囲を拡大します。同時に、金融業界や流通・製造など非金融業界において培われた技術、ノウハウを、相互に横展開することでクロスセルを促進し、サービス提供領域の全方位的な拡大を図っていきます。 (c) ビジネス領域とアカデミア領域の融合 当社グループのアナリティクスコンサルティングやAIプロダクトの開発・展開等のビジネス領域と、学術機関における先進技術の基礎研究や知見等のアカデミア領域との密な連携により、先進的な技術獲得と基礎研究から社会実装までの高速化を図ります。当社グループでは機械学習、深層学習、統計解析を専門とする大学教授を技術顧問として迎え入れており、技術顧問との共同研究や、共同でプロジェクトを推進することで当社グループの技術力向上に繋げます。そうして得た新技術を業務提携先の実践的なデータで検証し、実際のビジネスシーンで課題解決に落とし込むサイクルを高速で実現してまいります。 (用語の説明) 用語   説明 アップセル   顧客が購入した製品と関連のある、より高機能な製品または高価格の製品の購入を促す施策 クロスセル   顧客が購入しようとする製品と関連のある製品を購入するように促す施策 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① データサイエンティスト及びAIエンジニアの確保・強化 安定的かつ継続的な事業拡大を図るためには、アナリティクスコンサルティング案件数やAIプロダクト利用顧客数が増加した場合においても、高い収益率の維持及び質の高いサービスを提供し続けることが重要であり、特に優秀なデータサイエンティスト及びAIエンジニアの確保・強化が重要であると認識しております。 積極的なセミナー等参加による知名度の向上、インターンや紹介制度の導入・促進、優秀な人材が報われる給与・賞与制度、社内教育制度の充実、テレワーク等の柔軟な働き方の環境整備等、従業員にとって魅力ある就業環境を整備し、同業他社の中から当社グループを選択して貰えるよう、重点的に取り組んでまいります。 ② 事業パートナーとの提携戦略の強化 当社グループの技術力強化と顧客基盤の拡大には事業パートナーとの協業が不可欠です。協業により磨かれた技術を事業パートナーのビジネス拡大に活用し、共に成長できるような関係構築に努めてまいります。 ③ ストックビジネスの強化 当社グループが持続的な事業成長をするためには、収益の基盤となるストックビジネスを強化することが重要であると認識しております。 AIプロダクトの営業体制を強化することにより、顧客のニーズを素早く取り入れ、AIプロダクトの機能強化・品質向上を行い、既存顧客の維持と新規顧客の獲得に取り組んでまいります。 ④ システムの安定性の確保 当社グループはインターネット上でクライアントにサービスを提供することが多く、システムの安定稼働は必須となっております。そのための設備投資やBCPの継続的な見直しなど、今後も引き続きシステムの安定性確保に向けて取り組んでまいります。 ⑤ 情報管理体制の強化 当社グループはサービスの提供過程において、機密情報や個人情報を取り扱う可能性があり、その情報管理を強化していくことが重要であると考えております。現在、ISMS及び各種関連規程等に基づき管理を徹底しておりますが、今後も社内教育・研修の実施やシステムの整備などを継続して行ってまいります。 ⑥ 内部管理体制の強化 当社グループは成長段階にあり、事業の拡大・成長に応じた業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。 バックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性の確保のためにコーポレート・ガバナンスを強化し、適切な内部統制システムの構築に取り組んでまいります。
事業等のリスク5,850字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、これらは全てのリスクを網羅的に抽出したものではなく、現時点で予見できないリスクや主要なリスクと考えなかったものが将来に顕在化することにより、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があります。 また、当社グループにおけるリスクの把握及び管理する体制は、後述の「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおりであります。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① マクロ経済及び業界の動向による影響に関するリスク 企業を取り巻く環境や労働人口減少に伴う企業経営の効率化などの動きにより、当社グループの関連市場は今後急速に拡大すると予測されております。企業の景気による影響や別の各種新技術に対する投資による影響を受ける可能性がありますが、その時期は想定されるものではなく、顕在化するリスクは低いと想定しております。 当該リスクへの対応として、特定の業界に依存しないよう、顧客の属する業界の分散を図っております。しかしながら、経済情勢の変化に伴い事業環境が悪化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② 顧客ニーズの変化への対応に関するリスク 当社グループが事業を展開するAI関連業界においては顧客ニーズの変化のスピードが速いことから、これらニーズの変化を適時に感知し対応していくことが必要となりますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。 当該リスクへの対応として、最新の技術動向や環境変化に関する情報収集、優秀な人材の確保や教育によるノウハウの蓄積等に積極的に取り組み、顧客ニーズの変化に迅速に対応できるよう努めております。しかしながら、顧客ニーズの変化を的確に読み取ることができなかった場合、当社グループの提供するサービスと顧客ニーズが合致しなくなり顧客離れが生じることで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 技術革新への対応に関するリスク 当社グループが事業を展開するAI関連業界においては日進月歩で技術革新が進んでおり、これらの情報を適時に把握し迅速に対応していくことが必要となりますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。 当該リスクへの対応や更なる競争力の向上のため、技術者の確保や必要な研修活動を行っております。しかしながら、予想以上の急速な技術革新に対して迅速な対応ができなかった場合、当社グループの保有する技術が陳腐化し顧客離れが生じることで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ④ 法規制等の影響に関するリスク 当社グループのアナリティクス・AIサービス事業そのものを規制する法規制は現在のところありません。今後新たに法規制が導入された場合や、業界内で自主規制を求められた場合には、当社グループの事業やサービスの見直しが必要になる可能性がありますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は高くはないと想定しております。 当該リスクへの対応として、コンプライアンス規程を制定し、適宜研修を実施して周知徹底を図るとともに、最新の情報の収集と弁護士等の専門家への相談を行うこととし、法規制等に準拠したサービスを開発する方針です。しかしながら、当該リスクが顕在化した場合には、法規制に対応するための新たなコストの発生や事業が制約を受けることにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ 競合に関するリスク 当社グループは、アナリティクスコンサルティング及びAIプロダクトを主たる事業領域としておりますが、機械学習関連のツール整備が進み技術の利用が容易になり、参入企業が増加する傾向にあることから、引き続き事業の拡大及び競争力の維持・強化に努めてまいります。また、優れた競合企業の登場、競合企業によるサービス改善や付加価値が高いビジネスモデルの出現等により、当社グループの競争力が低下する可能性がありますが、その時期は想定されないものの、顕在化するリスクは相応にあると想定しております。 当該リスクへの対応として、先進的なサービスを提供できるように、様々な情報ソースから最新の情報を取得し、サービスに取り組んでまいります。しかしながら、当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2) 事業内容に由来するリスクについて ① 知的財産権に関するリスク 当社グループは事業活動を行うにあたり、第三者の特許権、商標権、著作権等の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払っております。万が一、第三者の知的財産権を侵害した場合、当社グループへの損害賠償請求やロイヤリティの支払要求、使用差止請求等が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性がありますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。 当該リスクへの対応として、当社グループの事業に関連する特許、商標に関しては権利保護のため、適宜出願申請しております。しかしながら、権利の取得ができない可能性があるほか、第三者によって当社グループの保有する特許や商標を侵害される可能性もあり、こうした場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② ネットワーク障害に関するリスク 当社グループのサービス提供にあたってはAmazon Web Services, Inc.が提供しているクラウドコンピューティングサービス「AWS」(Amazon Web Services)を主な基盤として利用しております。「AWS」の利用は通信ネットワークに依存しているため、これらに障害が発生した場合には当社グループのサービス提供にも障害が生じますが、その時期は想定されないものの、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は相応にあると想定しております。当該リスクが顕在化した場合には、顧客からの信頼が損なわれ顧客離れが生じることで、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 特定の事業者サービスへの依存に関するリスク 当社グループのサービス提供にあたってはAmazon Web Services, Inc.が提供しているクラウドコンピューティングサービス「AWS」(Amazon Web Services)を主な基盤として利用しております。「AWS」の利用は安全性、安定性、価格等を総合的に勘案し決定しておりますが、Amazon Web Services, Inc.による経営方針の変更や価格改定等によって、その利用が困難になった場合や利用コストが増加することとなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 情報管理に関するリスク 当社グループのサービス提供にあたっては大量の顧客データを取り扱います。人的なミスやサーバーへの不法な侵入、不測の事態が発生することにより重要な情報の漏洩が発生する可能性がありますが、その時期は想定されるものではなく、短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。 当該リスクへの対応として、情報セキュリティを重視し、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得するなど情報管理に対する取組みを徹底しております。しかしながら、当該リスクが顕在化した場合には、当社グループが賠償責任を負う可能性があるほか、社会的信用の失墜・顧客離れ、損害賠償請求等の発生により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ サービス・製品等の不具合によるリスク 高度化したソフトウェアの瑕疵を完全に解消することは一般的に不可能と言われております。当社グループが開発し、提供するサービス・製品に係るソフトウェアやシステムにおいても、瑕疵を内包する可能性がありますが、その時期は想定されるものではなく、短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。 当該リスクへの対応として、今後も信頼性の高いサービス提供・開発体制を維持・構築してまいります。しかしながら、事業の運用に支障をきたす致命的な瑕疵が発見され、その不具合を適切に解決できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ パートナー企業との関係に関するリスク 当社グループでは、資本業務提携先及び代理店であるパートナー企業を活用した顧客への各サービス・製品の販売力の強化を図っており、パートナー企業との協業による売上比率は高い状況にあります。パートナー企業の事業展開や事業方針等により、当社業績に影響を及ぼす可能性がありますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。 当該リスクへの対応として、パートナー企業と具体的な協業の計画の立案とその実施状況のモニタリングを行っております。しかしながら、パートナー企業との契約が終了した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他のリスクについて ① 特定の人物への依存に関するリスク 当社取締役である高山博和、深谷直紀、加藤良太郎の3名は当社の創業メンバーであり、当社のAI基盤及び機械学習関連のサービスに対し豊富な知識と経験を有するとともに顧客獲得のために重要となる人脈も有しております。そのため、当該取締役3名の当社における影響力は大きなものとなっております。当該取締役3名が当社事業に関与できない状況が発生した場合、業務執行に支障をきたす可能性はありますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。 当該リスクへの対応として、当社は特定の人物に過度に依存しない体制を構築するべく、経営体制の強化のため、取締役間の相互の情報共有や本部制導入による経営組織の強化を図っております。しかしながら、当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② 人材確保に関するリスク 当社グループにおける事業の軸となるアナリティクスコンサルティング及びAIプロダクトの展開においては、データサイエンティスト及びエンジニアの確保が不可欠であると認識しております。しかしながら、市中においてこれらの人材の供給が不足していることにより同業他社との人材獲得競争が激化しており、計画通りの人材確保が困難となることや、当社グループの人材が同業他社に流出する可能性があります。計画通りの人材確保が出来ないことや、人材の流出が続いた場合、人的リソースの問題から案件受注に制約がかかる可能性がありますが、当該リスクは、短期及び中長期に顕在化する可能性は高いと想定しております。 当該リスクへの対応として、積極的な採用活動を進めるとともに、社内での人材の育成も進めております。しかしながら、当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 技術の流出に関するリスク 当社グループが事業を展開するAI関連業界においては固有の技術を有することが同業他社との差別化の源泉となるため、事業運営において技術開発及び新たな知見の獲得が重要な要素となります。データサイエンティスト及びエンジニアの人材不足に伴う同業他社間との人材獲得競争が激化している環境下において、当社グループの人材が外部に流出すると同時に保有していた技術や知見も流出する可能性がありますが、当該リスクは、中長期に顕在化する可能性が相当程度あると想定しております。 当該リスクへの対応として、社員の定着を図るため、給与制度の改定や福利厚生の充実を図っており、また特許を取得するなど知的財産権の保護に努めております。しかしながら、当該リスクが顕在化した場合には、同業他社との差別化が困難となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ④ 自然災害の発生に関するリスク 当社グループでは、自然災害に備え、顧客の情報資産が格納されるデータセンターを分けて管理することでリスクを分散させております。ただし、データセンターやその周辺ネットワーク設備等に被害を及ぼす災害、事故等が発生し、情報資産の消失又はサービスの提供が維持できない状態に至った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。当該リスクに対応するため、バックアップ体制等のセキュリティ対策を行っておりますが、当該リスクが顕在化した場合に、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ のれんの減損に関するリスク 当社グループは当連結会計年度末時点において、Break's株式会社の子会社化により生じたのれんを156,156千円計上しております。当該のれんについては減損に関する評価等を適切に行っておりますが、Break's株式会社の子会社化時点における収益計画と実績とに著しい乖離が生じた場合には、当該のれんの減損処理が必要となる可能性があります。当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しておりますが、リスクが顕在化しのれんの減損処理が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,404字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況 (資産の部) 当連結会計年度末の資産合計は1,266,086千円となりました。 流動資産は864,787千円となり、その主な内訳は、現金及び預金が369,533千円、売掛金が234,642千円、契約資産が144,567千円であります。 固定資産は401,299千円となり、その主な内訳は、のれんが156,156千円、投資有価証券が67,440千円、敷金及び保証金が41,972千円であります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債合計は300,633千円となりました。 流動負債は275,748千円となり、その主な内訳は、未払金が170,207千円であります。 固定負債は24,884千円となり、その主な内訳は、資産除去債務が16,458千円であります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産合計は965,452千円となりました。その主な内訳は、資本金が356,152千円、利益剰余金が574,441千円であります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における国内景気動向は、緩やかに回復しており、先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、引き続き緩やかな回復が期待されております。一方、アメリカの通商政策の影響による下振れリスクには留意が必要であり、加えて、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響や、金融資本市場の変動等の影響に、今後十分注意していく必要があると認識しております。 このような環境の中、当社グループは、協業パートナーとの連携強化を通じた中長期的な売上拡大及び、そのためのデータサイエンス人材の確保と技術・製品サービスの強化を最重要視し、様々な取組みを行ってまいりました。 それらの取組みによって、データサイエンス人材の採用強化施策を通じた採用者数の増加、ならびにアナリティクスコンサルティング事業におけるデータ利活用支援やAIモデル構築、AIプロダクト事業におけるR2Engineを中心とした各AIプロダクトの導入等により、売上増加を図りました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は1,436,294千円、営業利益は171,140千円、経常利益は171,217千円、親会社株主に帰属する当期純利益は121,748千円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は369,533千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は50,361千円となりました。これは主に、増加要因として税金等調整前当期純利益168,309千円、減価償却費32,509千円、及び株式報酬費用28,297千円等があった一方で、減少要因として売上債権及び契約資産の増加額69,586千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は75,710千円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出48,503千円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、119,977千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出119,436千円等があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 (b) 受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 (c) 販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) アナリティクス・AIサービス事業   1,436,294   - (注) 1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比は記載しておりません。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   当連結会計年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日) 販売高(千円)   割合(%) SBペイメントサービス株式会社   239,563   16.7 TIS株式会社   175,148   12.2 株式会社ジェーシービー   154,070   10.7 (注) 販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満のものについては記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りを行うにあたり、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる結果をもたらす場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度の売上高は1,436,294千円となりました。これは主に、アナリティクスコンサルティング事業におけるデータ利活用支援やAIモデル構築、AIプロダクト事業におけるR2Engine導入等の案件の売上であります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は857,847千円となりました。これは主に、原価部門における人件費、業務委託費等であります。 以上の結果、当連結会計年度の売上総利益は578,446千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は407,305千円となりました。これは主に、役員報酬や管理部門における人件費、採用にかかる費用等であります。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は171,140千円となりました。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は1,561千円、営業外費用は1,484千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は171,217千円となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度は特別利益の発生はなく、特別損失は2,908千円となりました。その結果、税金等調整前当期純利益は168,309千円となり、法人税等(法人税等調整額を含む)を46,560千円計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は121,748千円となりました。 ③ 財政状態の分析 財政状態の分析は、前述の「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ④ キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析は、前述の「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり売上高、営業利益、従業員数としております。過年度における当社グループの各指標の進捗は以下のとおりです。 (単位:千円) 2022年3月期   2023年3月期   2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 売上高   738,063   905,951   680,837   1,141,098   1,436,294 営業利益   154,437   223,924   36,717   159,888   171,140 従業員数(名)   35   39   44   60   80 (注) 1.2024年12月期以前は連結前となり、当社単体での状況の記載となります。 2.従業員数は、期末人員数を記載しております。また、受入出向者は従業員数に含めております。 売上高及び営業利益については、前述の「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載のとおりであります。 従業員数については、80名となりました。従業員数は売上の伸びに直結するものと考えており、採用媒体及び採用エージェントの活用拡大やスカウト等のダイレクトリクルーティングの強化等により、引き続き高度な人材獲得を目指してまいります。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性に係る事項 当社グループの運転資金の使途の主要なものは、人件費、採用費、クラウドサービス利用料等であります。また、投資を目的とした資金使途には、データセンター、分析サーバー投資等があります。 当社グループの資本の財源については、主として営業活動によるキャッシュ・フローである自己資金により充当し、必要に応じて金融機関からの借入及びエクイティ・ファイナンスでバランスよく調達することを基本方針としております。資金の流動性については、毎月支出する金額の2か月程度を常時確保することを基本方針としております。 ⑦ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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