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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スペースマーケット

Spacemarket Inc.4487 · Growth · 情報・通信業

あらゆるスペースを時間単位で貸し借りできるマーケットプレイス「SPACEMRKET」を運営し、遊休不動産の価値創造を促す。

概要

スペースマーケットは、遊休不動産などを時間単位で貸し借りできるマーケットプレイス「SPACEMRKET」を運営する企業である。2014年創業、2019年に東証マザーズに上場。2025年12月期の売上高は約26億円、営業利益約2億円、従業員73名。公共施設予約管理システム「Spacepad」やスペース運営代行も手掛ける。

マーケットプレイス「SPACEMRKET」の収益構造

中核事業は、全国47都道府県の多種多様なスペースを時間単位で貸し借りできるプラットフォーム「SPACEMRKET」の運営である。ホスト(提供者)が設定したスペース料金に対し、ゲスト(利用者)から5%の手数料、ホストから30%の手数料を徴収し、その合計を売上高に計上する。2025年12月期のマーケットプレイスサービス売上高は17.5億円で、全社売上の約68%を占めた。

レンタルスペーストータルプロデュースとSpacepad

スペースの企画開発・運営代行を手掛けるレンタルスペーストータルプロデュースサービスは、内装整備や撮影、価格設定などフルサポートを提供し、売上高6.8億円を計上した。2023年8月に正式リリースした公共施設予約管理システム「Spacepad」は、自治体向けに予約・決済・鍵受け渡しのDX化を実現し、導入が進んでいる。その他売上高にはSpacepad関連収入が含まれる。

グループ構成とM&A戦略

当社グループは、2025年12月期時点で当社と4社の連結子会社(株式会社スペースモール、クルトン、エミーナ、システリア)で構成される。2021年にスペースモールを、2025年4月に残る3社をそれぞれ完全子会社化した。これらのM&Aにより、レンタルスペースの用途開発力と運営機能をグループ内に取り込み、オーガニック成長に加えた非連続な成長を実現している。

業績の推移と主要KPI

売上高は2015年12月期の1億円から2025年12月期には26億円へと拡大。2023年まで営業赤字が続いたが、2024年12月期に営業利益2億円、純利益2億円を達成し、2025年12月期も同水準の黒字を維持した。主要KPIである利用スペース数(月間)は順調に増加しており、ネットワーク外部性による成長サイクルが作用している。

業界の中での役割はスペースシェアリングプラットフォーム運営者(マーケットプレイス型)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
26億円
営業利益
2億円
営業利益率
7.7%
純利益
2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2023/12
事業売上構成比利益利益率
プラットフォーム13億円81.3%
その他3億円18.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01スペース提供者(ホスト)と利用者(ゲスト)主力

遊休不動産を有するオーナーと、時間単位でスペースを利用したい個人・法人をマッチングするプラットフォームを運営。会議室、レストラン、廃校、お寺など多様なスペースを掲載。ゲスト手数料5%、ホスト手数料30%を売上とする。保険やスマートロックなど安全・安心な取引を支援。

主な製品・サービス1
SPACEMRKET
あらゆるスペースを時間単位で貸し借りできるマーケットプレイス。インターネット・スマートフォン上で簡単に予約・決済が可能。

02不動産オーナー(スペース保有者)準主力

スペースの収益化を図りたいオーナーに対し、内装整備や掲載作業などの企画開発から、予約対応や清掃などの運営代行までを総合的に支援。スペースの利用に応じて手数料を得る。

主な製品・サービス2
スペース企画開発
オーナーに代わり、スペースシェアに適した内装整備、宣材写真撮影、価格設定、掲載作業などを行うサービス。
スペース運営代行
オーナーに代わって、予約対応、清掃、備品補充、問い合わせ対応などスペース運営を代行するサービス。

製品と技術

マーケットプレイス「SPACEMRKET」の仕組み

ホストは身分証明書審査を経て、住所や写真、設備情報を登録するだけでスペースを掲載できる。ゲストは利用目的やエリア、日時で検索し、クレジットカードまたは後払い決済で予約する。予約成立後はメッセージ機能で鍵の受け渡し方法を確認可能。利用後は相互評価システムにより信頼性が蓄積される。また、エスクロー決済でホストとゲスト双方の安全を担保している。

公共施設予約管理システム「Spacepad」

2023年8月にリリースされた「Spacepad」は、自治体向けに公共施設の予約管理をデジタル化するクラウドサービスである。本人確認、施設予約、決済、鍵の受け渡しといった一連の業務をオンライン化し、職員の負担軽減と住民の利便性向上を図る。スマートロックやキャッシュレス決済との連携にも対応し、全国の自治体への導入が進んでいる。

レンタルスペーストータルプロデュースサービス

不動産オーナー向けに、スペースの企画開発から運営代行までを一貫提供するサービス。内装の家具選定・発注・設置、宣材写真撮影、掲載文作成、価格設定、利用ルール策定などを代行する。運営代行では、予約対応、清掃、備品補充、問い合わせ対応までをカバー。オーナーはスペース料金の約60%を収入として得られる仕組みである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

スペースシェアで国内首位、収益改善途上

スペースシェアリング市場で国内最大手の一角だが、同市場はCocoliveやLisBなど類似サービスを展開する競合がひしめく。直近決算で営業利益率10%へ改善したが、競合との差別化が課題。売上高は20億円規模で、黒字化を達成したばかり。競合のVRAIN Solutionなどと比較しても規模は小さく、シェア拡大と収益性向上の両立が求められる。

強み

  • 空きスペースのマッチングプラットフォームで国内トップクラスの登録数を誇る。
  • 2024/12期に営業利益率10%を達成し、持続可能なビジネスモデルを確立。
  • 登録スペースとユーザーの拡大が相互に需要を喚起する好循環が働く。
  • 在庫を持たず、手数料収入が中心のため資産効率が高い。

課題

  • Cocoliveなど同業とのサービス内容の差が小さく、価格競争に陥るリスク。
  • 売上高20億円と未だ小さく、さらなる成長には新規開拓が不可欠。
  • 営業利益率が変動しやすく、マーケティング費用増が利益を圧迫する懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がスペースマーケット

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19685KYCOMホールディングス30億円5.6倍
25028セカンドサイトアナリティカ30億円27.6倍
35619マーソ30億円
44421ディ・アイ・システム29億円10.7倍
54487スペースマーケット28億円14.8倍
64197アスマーク28億円24.8倍
7220AFaber Company28億円11.1倍
83929ソーシャルワイヤー28億円12.6倍
95587インバウンドプラットフォーム28億円10.2倍
102351ASJ27億円29.7倍
114167ココペリ27億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

2014年創業、遊休不動産シェアの開始

2014年1月、東京都中野区に会社を設立。同年4月、遊休不動産等のスペースを貸し借りできるマーケットプレイス「SPACEMRKET」の運営を開始した。創業から間もない2015年6月にはiOS版アプリをリリースし、同年9月にはグッドデザイン賞を受賞するなど、早期から品質の高いユーザー体験を目指した。

シェアリングエコノミー協会の設立と認知拡大

2016年1月、他5社と共同で一般社団法人シェアリングエコノミー協会を設立し、代表取締役社長重松大輔が共同代表理事に就任。2017年1月にはAndroid版アプリをリリースし、同年7月には同協会による第1号シェアリングエコノミー認証を取得した。業界団体の設立を通じて、スペースシェアの概念普及に寄与した。

東証マザーズ上場と子会社化

2019年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2021年7月、株式会社スペースモールの発行済株式を100%取得し連結子会社化した。同年6月には本社を東京都渋谷区に移転。2022年4月の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行した。上場資金を活かしたM&Aで事業基盤を拡大した。

新領域への展開と研究組織の設立

2022年8月、スペースシェア専門のシンクタンク「スペースシェア総研」を設立。2023年8月には公共施設予約管理システム「Spacepad」を正式リリースし、B2G領域へ本格参入した。これまでのマーケットプレイス運営で培ったノウハウを活用し、自治体向けDXサービスとして展開を進めている。

2025年の大型買収と黒字定着

2025年4月、株式会社クルトン、株式会社エミーナ、株式会社システリアの3社を同時に完全子会社化。これによりレンタルスペースの用途開発と運営代行の能力を拡充した。2024年12月期に初めて営業黒字(2億円)を達成し、2025年12月期も同水準の利益を計上。単なる成長から収益性の向上へと経営フェーズが移行した。

年表16件を開く

2010年代

  • 2014年1月創業東京都中野区に当社を設立
  • 2014年4月遊休不動産等のスペースを貸し借りできるマーケットプレイス「SPACEMRKET」の運営を開始
  • 2015年6月「SPACEMRKET」iOS版アプリをリリース
  • 2015年9月「SPACEMRKET」のiOS版アプリが2015年度グッドデザイン賞を受賞
  • 2016年1月創業当社を含む6社共同で、シェアリングエコノミー(注)の普及活動を目的とした「一般社団法人シェアリングエコノミー協会」を設立し、当社代表取締役社長重松大輔が共同代表理事に就任
  • 2016年2月本店を東京都新宿区に移転
  • 2017年1月「SPACEMRKET」Android版アプリをリリース
  • 2017年7月(一社)シェアリングエコノミー協会による第1号シェアリングエコノミー認証取得
  • 2019年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場

2020年代

  • 2020年8月「インドア花見」を商標登録
  • 2021年6月本社を東京都渋谷区に移転
  • 2021年7月M&A株式会社スペースモール(現連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年8月創業スペースシェア専門のシンクタンク「スペースシェア総研」を設立
  • 2023年8月公共施設予約管理システム「Spacepad」をリリース
  • 2025年4月M&A株式会社クルトン、株式会社エミーナ、株式会社システリア(以上、現連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    シェアリングエコノミーの普及と拡大

    場所のシェアリングをあたりまえにするため、SPACEMARKETプラットフォームを通じて良質なスペースの貸し借りを促進し、成長市場であるシェアリングエコノミーにおいて代表的事業者を目指す。

  2. 02

    既存マーケットプレイスの成長

    業界有数の掲載数と蓄積したノウハウを活かし、ホストへの付加価値提供を強化。競合が現れても使い続けられるプラットフォームへと成長させる。

  3. 03

    ネットワーク効果の活用による収益構造の改善

    利用スペース数とGMVの拡大により売上高を伸ばし、広告効率やオペレーション効率の向上を通じて営業利益率を継続的に改善する。

  4. 04

    新規サービス「Spacepad」の展開

    自治体の人手不足や対面手続きの負担を解決する公共施設予約管理システム「Spacepad」を提供し、マーケットプレイスで培ったノウハウを活かしてDXを推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で73人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は686万円で、6期前と比べて+38.5%平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は3.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年12月49532.02.554
2020年12月54532.92.766
2021年12月48532.33.369
2022年12月50333.43.272
2023年12月54434.73.459
2024年12月69235.53.864313
2025年12月68636.23.973274

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区185百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱スペースモール(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クルトン
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エミーナ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱システリア
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ティーケーピー(注)2
    東京都新宿区 · その他の関係会社
    議決権21.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は26億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+30.0%、利益が+0.0%。

売上高
+30.0%
26億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
7.7%
前期比 -2.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高22億円26億円
営業利益1億円2億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は14億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+27.3%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q300.00
2023年2Q400.00
2023年3Q400.00
2023年4Q5−2
2024年1Q400.00
2024年2Q500.00
2024年4Q11218.22
2025年2Q1119.11
2025年4Q1516.71
2026年2Q1400.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年12月期からの11期で、売上は1億円から26億円へ26.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年12月1−1−1
当社を含む6社共同で、シェアリングエコノミー(注)の普及活動を目的とした「一般社団法人シェアリングエコノミー協会」を設立し、当社代表取締役社長重松大輔が共同代表理事に就任
2016年12月2−2−2
2017年12月4−1−1
2018年12月6−3−3
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2019年12月900
2020年12月8−1−1
株式会社スペースモール(現連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
2021年12月1210
スペースシェア専門のシンクタンク「スペースシェア総研」を設立
2022年12月12−1−1
2023年12月161−2
2024年12月202210.02
株式会社クルトン、株式会社エミーナ、株式会社システリア(以上、現連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
2025年12月26227.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高26億円のうち、営業利益として残るのは2億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金23.1%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金65.4%17億円
  • その他の費用持分法損益などの調整3.8%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
76.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
7.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.3pt
26.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は12億円で、売上の5.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月−200−22
2018年12月−309−38
2019年12月−101−18
2020年12月−101−18
2021年12月1−2−1−16
2022年12月−2−11−34
2023年12月2−1016
2024年12月4−1139
2025年12月0−35−312

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は24.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年12月10129.7
2016年12月42259.6
2017年12月31229.4
2018年12月116550.9
2019年12月149562.0
2020年12月147755.2
2021年12月178946.9
2022年12月1771040.4
2023年12月2061425.3
2024年12月2581827.7
2025年12月37102724.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
51
/ 100
安定性自己資本比率16 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中77位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中571位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
26.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
30.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥229で、1年前と比べて-41.3%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥229-0.4%1ヶ月+1.8%1年-41.3%時価総額28億円
過去52週の値幅
安値¥205高値¥399

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)24.5倍
PBR2.59倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月17日に225円と前日比-5.86%と反落。8月14日には239円まで上昇したが、その反動で売りが優勢。1カ月では+1.81%とほぼ横ばいで、25日線(224.24円)と同水準。200日線(278.46円)を約19%下回り、長期トレンドは下降。出来高は8月17日に20,400株と増加。RSIは50ちょうどで中立。週足ではもみ合いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは12.42倍と業界平均30.01倍を大幅に下回り、PBRも2.48倍で同平均3.45倍を下回る。ROEは26.4%と高水準で、収益性は良好。ただし直近の純利益は2億円と小幅で、赤字脱却直後のため成長の持続性には留意が必要。割安だが、配当利回りは開示されておらず、株主還元の面では情報が不足している。今後の収益拡大が期待される一方、バリュエーションは業界対比で割安に映る。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍47.9倍
PER (予想)24.5倍
PBR2.59倍2.96倍
ROE26.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

市場の成長性と黒字化達成が評価される一方、売上規模が小さく競合が増えている。強気派は、シェアリングエコノミーの拡大と黒字化後のスケールメリットに期待する。弱気派は、競争激化による手数料率の低下や利用者獲得コストの増加を懸念する。株価は高PERだが、成長投資による赤字拡大も予想され、バランスが争点。

プラスに働く材料7
  • 成長市場

    スペースシェアリング需要は拡大傾向にあり、市場成長が追い風。

  • 黒字化達成

    2024年12月期に営業利益率10%と黒字化を実現。

  • 高いROE

    ROE26.4%と資本効率が高い。

  • 売上高16→26億円と急成長通年影響

    2023/12期16億円→2025/12期26億円、プラットフォーム需要で拡大継続

  • ROE26.4%の高収益構造通年影響

    ROE26.4%は高い資本効率を示し、利益成長が続けばPBR2.48倍も正当化

  • 黒字化定着でPER12倍通年影響

    2024/12期から純利益2億円で黒字維持、PER12.42倍と割安感

  • 売上高26億円の成長市場不定影響

    売上高は16→26億円へ増加、まだ規模が小さく高成長が継続する余地

マイナスに働く材料7
  • 株価下落

    1年間で株価が-47%下落しており、期待の低下が示唆される。

  • 競合参入

    類似サービスが増えており、差別化が難しい。

  • 収益性不安

    2025年12月期の営業利益率は7.69%と低下見込み。

  • 営業利益率7.69%に低下通年影響

    2024/12期10%→2025/12期7.69%、コスト増加で収益性が悪化

  • 株価1年で47%下落継続影響

    1年間で株価は47.1%下落、時価総額27億円と小さく流動性が乏しい

  • 利益が2億円で頭打ち通年影響

    売上高が20→26億円に増えるも純利益は2億円、増収増益の勢いが欠ける

  • 無配当で株主還元なし継続影響

    配当利回り0%で、株主へのリターンは株価上昇のみ

次の決算で確かめる点
登録スペース数
供給サイドの拡大が成長の基盤となる。
取扱高
プラットフォームの利用活性度を示す。
手数料率
競争環境下で収益性に直結する。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,575人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.9%を占め、残る60.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他48.845.370.870.256.255.0
事業法人37.736.022.520.039.839.8
証券会社0.93.24.86.92.13.1
外国法人2.94.51.02.51.52.0
金融機関9.710.90.80.30.30.1
外国人個人0.10.00.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01重松 大輔24.38
02株式会社ティーケーピー21.08
03株式会社ダブルパインズ13.79
04CA Startups Internet Fund2号投資事業有限責任組合5.73
05鈴木 真一郎4.39
06株式会社マイナビ2.77
07東京建物株式会社1.41
08XTech1号投資事業有限責任組合1.41
09佐々木 正将1.02
10楽天証券株式会社0.99

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+101%、1株純資産は7期で−3%。直近期のROEは26.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年12月−2,841
2016年12月−5,840
2017年12月−16
2018年12月−29
2019年12月4786.4373.8
2020年12月−1364
2021年12月3674.8255.0
2022年12月−1057
2023年12月−1443
2024年12月155829.821.0
2025年12月187626.416.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額53百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
重松大輔代表取締役 社長504,619,900
佐々木正将取締役46123,000
田中優子取締役5111,700
石原遥平取締役(監査等委員)4226,600
青野瑞穂取締役(監査等委員)35
藤川祐一取締役(監査等委員)42

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)328833913
社外取締役5110112
取締役(社内)13033

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,522字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社(株式会社スペースモール他)の5社で構成されており、あらゆるスペースを貸し借りできるマーケットプレイス「SPACEMRKET」の運営、公共施設予約管理システム「Spacepad」の提供、及びスペースの運営代行を行っています。 <ビジョン> 当社グループのビジョンは、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」ことです。人々が何かにチャレンジしようとするとき、そこには必ず「場所」があると考えています。当社グループはあらゆるスペースを簡単に貸し借り出来るようにすることで人々がチャレンジする機会を増やし、世の中を面白くしたいと考えています。 少子高齢化が急速に進むこの日本において、空き家や廃校などの遊休不動産は増加の一途を辿ることが見込まれています(注)。その中には、所有者や管理する自治体にとっては価値がないと思っている建物であっても、他の人にとっては大きな価値をもたらすものが数多く存在していると考えられます。 当社グループは、インターネット・スマートフォンやソーシャルメディアの普及によって個人がいつでも、どこでも、自由に情報をやり取りできるようになったことを追い風に、インターネット・スマートフォン上であらゆるスペースを貸し借りができるプラットフォーム「SPACEMRKET」を提供しています。当社グループは、スペースを保有する提供者(以下「ホスト」といいます)と、それを使いたいスペース利用者(以下「ゲスト」といいます)を結ぶ、簡単で、楽しく、安全・安心なプラットフォームを提供することにより、不動産の新たな価値創造を目指します。 (注)国土交通省 住宅局 「空き家政策の現状と課題及び検討の方向性」(令和4年10月) https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001518774.pdf 文部科学省「令和3年度 公立小中学校等における廃校施設及び余裕教室の活用状況について」 (令和4年3月30日発表)https://www.mext.go.jp/content/20220331-mxt_sisetujo-000012748_1.pdf <サービス概要> 1.マーケットプレイスサービス 当社が運営する「SPACEMRKET」はあらゆるスペースを貸し借りできるプラットフォームであり、誰でもインターネット・スマートフォン上で簡単・手軽にスペースを貸し借りできるというサービスを提供しています。 従来の不動産業界は、不動産を所有するオーナーとしては、売却するか、賃貸するかの選択肢しかなく、飲食店やその他の店舗などでは定休日などの活用法が見出せない、極めて硬直的な業界でした。近年は貸し会議室等の需要の高まりもあり、時間単位で不動産を利用するという市場が広がってきたものの、従来型の貸しスペースは無機質・画一的で、エリアが首都圏に限定され、ビジネス用途以外の利用はしづらいという課題がありました。 「SPACEMRKET」では、インターネット・スマートフォンから誰でも簡単にスペースを時間単位で貸し借りすることができます。また、掲載スペースは全国47都道府県に渡り、その種類においては、法人による利用の多い会議室・セミナー会場の他、レストラン・カフェ、スポーツ施設、住宅、映画館、廃校、お寺、お城などの多種多様な貸しスペースを掲載しております。さらに、スペースの貸し借りの際にホスト・ゲストが負う賠償責任を補償する保険サービス、IoT機器メーカーとの提携によるスマートロック(注)や遠隔型の監視カメラ導入など付加価値の提供と安全かつ安心なスペースの貸し借りの後押しをしています。 「SPACEMRKET」では、スペース料金に応じた手数料をいただいております。ゲストはスペースを利用した際に、スペース料金にゲスト手数料5%が加算された金額を、ご利用料金として当社に支払います。当社は、ゲストが支払ったスペース料金から、ホスト手数料として基本手数料30%を差し引いた金額をホストに支払っております。当社では当該ゲスト手数料及びホスト手数料の合計額を売上高に計上しております。 (注)スマートロックとは、既存の鍵を一定の方法により電気通信可能な状態とし、スマートフォン等の機器を用いて開閉・管理を行うことができる機器及びそのシステムの総称を意味します。 2.レンタルスペーストータルプロデュースサービス 当社グループはスペースシェアの更なる普及および流通拡大を目的として、不動産オーナー等が保有するスペースの活用を総合的に支援する「レンタルスペーストータルプロデュースサービス」を開始いたしました。 (1)スペース企画開発 不動産の貸し出しによる収益化を行いたいもののノウハウや時間がないオーナーに対して、「選ばれるスペースづくり」のご提案を行います。 オーナーからの依頼を受け、スペースシェアに適した家具や備品の選定・発注・設置等の内装整備を行い、宣材写真の撮影、掲載文作成、価格設定、利用時のルール作成等、「SPACEMRKET」等への掲載作業までを行います。 (2)スペース運営代行 オーナーに代わってスペースの運営を行います。 オーナーからの依頼を受け、予約時・貸出時の対応、清掃、備品補充、お問い合わせ対応、掲載内容のブラッシュアップ等を代行します。 なお、オーナーのサービス利用形態としては、スペース運営代行のみを利用することも可能です。 運営サポートの実施に当たっての初期費用、スペースの利用に応じて、スペース運営代行手数料を売上に計上しております。 <サービスの強み> 「SPACEMRKET」は、誰でも、簡単に、かつ安全・安心にスペースを貸し借りできるマーケットプレイスとして、多くのユーザにご利用いただいております。 1.使いやすさ (1)手軽なホスト登録・スペース掲載 「SPACEMRKET」では、スペースを貸したいホストは、 ①掲載スペースの住所、電話番号、設備などの情報と写真の登録 ②身分証明書を審査資料として提出 ③審査が完了すれば掲載開始 という簡単なプロセスでホスト登録及び貸しスペースの掲載を開始できます。 加えて、レンタルスペーストータルプロデュースサービスの提供を開始したことで、より手軽なスペース掲載の選択肢を提供しております。 (2)利用用途・エリアに応じた簡単検索・予約 「SPACEMRKET」では、スペースを借りたいゲストは、下記条件により多種多様な貸しスペースの検索が可能です。 ・利用目的(女子会、ママ会、会議・打ち合わせ、面談・面接、TV収録・ロケ撮影、YouTube撮影、勉強会、ネイル、フリーマーケット、宿泊、スポーツ観戦等) ・エリア(駅名や現在地指定も可能) ・利用日時、利用時間 また、実際にスペースを借りる際は無料のゲスト登録を行った後、 ①借りたいスペースの利用規約・空室情報を確認後、日時、決済方法(クレジットカード又は後払い決済)などを選択して予約リクエストを送信 ②ホストからの予約の承認を待つ(「今すぐ予約」の場合はこのステップが省略されます) ③承認されると予約が成立し、クレジットカード決済を選択した場合は利用料の決済が完了(後払い決済を選択した場合は利用後の支払い) という簡単なプロセスでスペースの予約及び利用料の決済が行えます。なお、予約が成立すると、利用日当日まで鍵の受け渡しや駐車場の有無などをメッセージ機能で確認することができます。 2.これまでにないユーザー体験 (1)不動産で新たな価値を提供 「SPACEMRKET」により利用者間での簡単なスペースの貸し借りが可能となることで、ホストにとっては利用価値の低かった不動産に新たな価値が生まれることがあります。またマーケットプレイス上では、ホスト自身が独自のアピールや付加価値を施すことでスペースをより利用してもらえるようになり、ホストにとってはより多くのゲストに利用され評価が高まることが、スペースの貸し出しをより積極的に行なう動機付けともなります。 (2)これまでにないスペースに出会えるユニークな体験 ゲストは、「SPACEMRKET」を利用することで、ビジネス用途の会議室・セミナー会場等はもちろん、通常の賃貸物件や、従来は借りることが出来なかったようなスペースについても、時間借りができるようになります。これにより「映画館でセミナー」、「レンタルスペースでお花見・スポーツ観戦・推し活」など、ユニークで新しい体験をすることができます。 3.安全・安心なプラットフォーム (1)エスクローサービス(注1) 「SPACEMRKET」では、ゲストの予約リクエストをホストが承認した時点で、ゲスト側での決済が行われ、ゲストがスペースを利用した後に、当社からホストに対してスペース利用料金が支払われる仕組みとなっております。 このエスクロー決済(注2)システムにおいては、スペース利用料金が支払われない場合や、スペース利用前にゲストがキャンセルした場合には、取引がキャンセルされてキャンセルポリシーに従って代金が返金されるため、ホストとゲストの双方にとって安心な仕組みとなっております。 (注)1.エスクローサービス:商取引の際に信頼の置ける第三者を仲介させて取引の安全を担保する仕組み 2.エスクロー決済:①エスクロー事業者が、一旦利用者から代金を預かり、②その後、利用者の方で、不備なくサービスの受領を確認できた時点で、③エスクロー事業者から提供者に対し、預かっていた代金を引き渡す決済サービス (2)ゲスト及びホストの信頼性と透明性のある相互評価システム ゲストは、登録の際に電話番号認証を必須とし、また、ホストは、登録の際に身分証明書や登記簿謄本・営業許可証などによる審査を必須とすることで、ゲスト及びホストの信頼性を担保しております。 また、ゲストがスペースを利用した後、ホストとゲストの双方に、互いに評価を行うようメールを送付いたします。その評価は、ホスト及びゲストのアカウント情報に蓄積され、他のホスト及びゲスト間で取引を行なう際に参考情報とすることができます。これにより、ホストとゲストの双方の安心に繋がると同時にマーケットプレイスの健全性を維持する効果があります。 [事業系統図] 事業の系統図は、以下のとおりであります。 (注)1.ホストが設定するスペース料金にゲスト手数料5%が加算されたものです。 2.スペース料金に対する基本手数料としてホスト手数料30%及びゲスト手数料5%を受け取ります。 3.ホスト売上金から運営代行費用としてスペース料金の約10%の手数料及びスペース運営代行で生じた清掃作業や備品補充等の実費を差し引いた金額をオーナーに支払っております。オーナーはスペース料金の約60%を収入とすることができます。
経営方針・対処すべき課題5,289字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 下記の文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営方針 当社グループは、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」をビジョンに掲げ、「スペースシェアをあたりまえに」をミッションとしております。 (2) 経営環境 (当社グループの収益構造) 当社グループの売上高は、マーケットプレイスサービスに関する売上高と公共施設予約管理システム「Spacepad」に関する売上高、連結子会社の株式会社スペースモール他3社によるレンタルスペーストータルプロデュースサービスから構成されております。(※1) マーケットプレイスサービスに関する売上高は、GMVの内ホスト手数料とゲスト手数料の合計であり、GMVは利用スペース数×利用スペースあたりのGMVにより算出されます。 GMV   ・・・・・   Gross Merchandise Value(総流通額)を意味しております。利用日を経過したゲストの利用料金を集計したもの。※スペース料金及びゲスト手数料の合計※特に断りがない限り税抜 全社総取扱高   ・・・・・   マーケットプレイスの利用金額の総額及び連結子会社のグループ外取扱高の合計、Spacepadを含めたその他の売上高を集計したもの。 利用スペース数   ・・・・・   ある月について予約が成立した状態で利用日を経過したスペース数 ※通期及び四半期期間の数値は当該期間に係る月次の利用スペース数の合計(月間利用スペース数合計) 利用スペースあたりのGMV   ・・・・・   ある期間の1利用スペースあたりの月間平均GMV(GMV÷利用スペース数) ※1公共施設予約管理システム「Spacepad」は2023年8月に正式リリースを行いました。 (事業を行う市場の状況) 当社グループの事業領域であるシェアリングエコノミー領域においては、一般社団法人シェアリングエコノミー協会と株式会社情報通信総合研究所が共同で発表した調査(※2)において、2022年度のシェアリングエコノミー経済規模が前年に続き2兆円を超えても順調に成長し続けていることや、2032年度には15兆円と現在の約7.5倍の予測になることが分かりました。 ※2 2023年1月「シェアリングエコノミー関連調査2022年度調査結果」 当社グループでは、近年、これまでの過剰生産、過剰消費が見直され、人々の消費スタイルは所有から共有へと変わってきたと考えております。また、テクノロジーの進歩によって、シェアリングの取引(例えば、物のシェアリングとしてフリマアプリ、労働力のシェアリングとしてクラウドソーシング、移動のシェアリングとしてカーシェア等)が手軽かつ安全に実現できるようになってきており、これらを背景に、上記のとおり、世の中はシェアリングエコノミーの時代へと突入したと考えております。政府もその推進に積極的に取り組んでいます。2024年4月には「自家用車活用事業(日本版ライドシェア)」が一部地域で解禁され、地域の移動手段の多様化が進められました。 そのような中、当社グループは「場所のシェアリング」の代表的な事業者となる事を目指して事業を展開してまいりました。海外にも類似サービスが複数存在しており、グローバルで時間貸しスペースの需要が確認できます。当社グループは日本で事業モデルを確立した後、海外展開も視野に入れております。 また、世の中の変化(シェアリングエコノミーの概念、多様性が認められる社会への変化等)により、ある程度決められた形式の中から選ぶのが一般的であった住まい方、働き方、余暇の過ごし方等について、多様性への対応が求められる時代になったと考えており、当社グループは時間単位でスペースの貸し借りを出来るようにする事で、世の中の多様性に対応可能な選択肢を提供してまいります。 施設管理のDXとして展開しております、公共施設予約管理システム「Spacepad」の市場環境は、現在、全国の自治体において過疎化や高齢化による人手不足が課題となってる状況でございます。公共施設におきましては、本人確認から施設予約、決済、鍵の受け渡しまでが対面で行われており、利用者と職員双方にとっての負担となっております。この課題を解決すべく長年培ったマーケットプレイスサービスのノウハウとアセットを活かして、公共施設予約管理システム「Spacepad」の提供を2023年8月に正式にリリースいたしました。「Spacepad」は、多数の施設管理を行う自治体等のDXを実現できるサービスとして提供しております。 (当社グループのプラットフォームの特徴) 当社グループのプラットフォームの特徴として、ホストにより貸し出されるスペース数が蓄積する事により、ゲストの利用が増加し、ゲストの利用が増加する事で、集客力の高まったプラットフォームに更に新規のホストが登録し、貸し出されるスペース数が更に蓄積するというネットワーク外部性が働き、継続的にスペースが利用される構造を有しております。当社グループは、今後も利用スペース数の継続的な拡大を目指したいと考えており、広告運用・掲載サポート等に注力することにより、利用されるスペースの獲得と増加することを目指しております。 当社グループはネットワーク外部性を有するプラットフォームならではの事業成長サイクルを構築し、一定の開発・運営リソースでレバレッジの効いた収益獲得構造の構築を図る方針です。 当社グループは、ネットワーク外部性が働く事により利用スペース数が拡大し、GMVが拡大し、売上高が拡大する事業構造を有しております。また、売上高の拡大とともに広告効率・オペレーション効率が向上し、営業利益率が継続的に改善する収益構造を有しております。 上記における将来に関する事項は、当社グループが現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社グループとして約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の要因及びその他の要因により大きく異なる可能性があります。 (3) 中期経営戦略等 今後の中長期的な方向性としては、以下のとおりです。その結果として、新たなスペース利用の可能性を創造し、スペースのシェアリングエコノミー(以下、「スペースシェア」とする)のモデルを確立していきます。 (全社総取扱高の成長) 当社グループは、全社総取扱高の成長が、「スペースシェアをあたりまえに」というミッションの実現につながると考えており、ミッションの実現が結果として企業価値の向上につながると考えております。このため、まずは中期的に全社総取扱高の成長をしっかりと実現していきたいと考えております。また、直近は全社総取扱高の大部分を締めるGMVの成長が全社総取扱高を成長させるドライバーと考えております。 (既存マーケットプレイスサービスの成長) 当社グループは、スペースシェアの先行者の強みである、業界有数の掲載数と蓄積してきたノウハウの2つを最大限生かし、さらなるプラットフォームの成長を推進します。 特にホストに対してアプローチを強化し、「SPACEMRKET」でなければならない付加価値を提供し、ファンになってもらうことで、競合が現れても使い続けてもらえるプラットフォームへと成長させていきます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① シェアによって利用されるスペースの増加 当社グループはこれまで、様々な用途で快適に利用ができる良質なスペースが増加することで、事業の成長を実現してまいりました。 スペース領域におけるシェアリングエコノミーは依然として成長の途上と認識しており、今後も継続して、当社グループのプラットフォームで利用される良質なスペースを増加させることに取り組んでまいります。 ② 継続したサービスの改善・運営の効率化 当社グループは、シェアリングエコノミーという比較的新しい領域でサービスの提供を行っております。このため、利用者にとっての利便性を高めるため、継続したサービスの改善に努め、また、効率的な運営体制・オペレーションの構築に取り組んでまいります。 ③ 様々な事業者との協働によるスペースシェアの普及 当社グループは、場所に対してシェアという新しい考え方を提起し、これまでサービス提供を行ってまいりました。これまでに多くの方々にサービスを利用いただいておりますが、スペースのシェアをより価値のあるものとして提供し、スペースシェアをさらに多くの人に利用いただくため、また、社会に対して価値を提供し、課題を解決すべく、不動産事業者様やスペースシェアの領域においてソリューションを提供する様々な事業者様と協働し、スペースシェアの価値向上と普及に取り組んでまいります。 ④ システムの安定性・サービスの安全性・健全性強化 当社グループは、インターネットを介したサービスを展開していることから、サービス提供に係るシステム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であると認識しております。そのため、突発的なアクセス増加にも耐えられるようなサーバー設備の強化や、そのための人員確保、教育・研修などを継続的に行ってまいります。当社グループはサービスの安全性・健全性強化の一環として、内閣官房IT総合戦略室が主宰したシェアリングエコノミー検討会議が策定した「シェアリングエコノミー・モデルガイドライン」に準拠した、(一社)シェアリングエコノミー協会による「シェアリングエコノミー認証制度」に賛同し、第1号認証を受けております。 ⑤ テクノロジーを最大限に活用したサービスの成長 当社グループは、テクノロジーを最大限に活用し、サービス運営の効率化、データの蓄積・分析、AI・ディープラーニング等の新しい技術の活用、という観点を中心にサービスの成長に取り組んでまいります。 ⑥ 情報管理体制の強化 当社グループは、ゲスト・ホストの個人情報を多く預かっており、その情報管理を強化していくことが重要であると考えております。現在、個人情報保護方針及び社内規程に基づき管理を徹底しておりますが、2019年9月にはISMS認証を取得し、今後も、社内教育・研修の実施やシステムの整備等を継続して行ってまいります。 ⑦ 組織体制の強化と内部統制及びコンプライアンス体制の強化 当社グループは、今後更なる事業拡大を推進するに当たって、当社グループの企業文化及び経営方針への共感を兼ね備え、様々な分野で活躍できる優秀な人材の採用に取り組んでまいります。組織設計においては少人数単位でのチーム制を採用すると同時に、チーム毎の自律性を促すよう権限の委譲を推し進めることで意思決定の質とスピードを維持するなど、従業員のパフォーマンスを最大化させる取り組みを引き続き継続していく方針であります。 当社グループは、持続的企業価値向上と透明性の高い健全な経営を実現することを経営の最重要課題の一つとして位置づけ、内部統制及びコンプライアンスの強化に取り組んでまいります。関係法令・規則の遵守、役職員一人ひとりの高い倫理観の醸成、社会的良識を持った責任ある行動を目指し、当社グループ全体で社内教育を行ってまいります。また、代表取締役社長を委員長とする「コンプライアンス委員会」を設置して、当社グループのコンプライアンス上の重要な問題を審議し、対応策を検討する体制を採っており、これを適切に運用することによりコンプライアンスの徹底と社会的信用の向上を図っていく方針であります。 ⑧ 固定費の最適化 当社グループは、スペースモールの子会社化や新規プロダクトへの開発等の発生や外注費等により固定費が直近増加傾向にありますが、この構造を見直し、最適化を図っていく方針であります。 ⑨ マーケティング活動 当社グループは場所に対してシェアという新しい考え方を提起し、スペースシェア市場を牽引しております。時勢に合わせた柔軟なリソース配分・施策を行うことでスペースシェア市場における当社グループの認知度を高め、場所を借りるなら「SPACEMRKET」と認識していただけるよう取り組んでまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、スペースシェアをあたりまえにするため、お客様へ届けた価値の合計である全社総取扱高を重要な経営指標としてモニタリングしております。また、直近は全社総取扱高の大部分を占めるGMVの成長も重要指標としており、この2つの最大化へ向けて、経営努力を重ねてまいります。
事業等のリスク7,547字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。また、必ずしも主要なリスクに該当しない事項につきましても、投資者の投資判断に資すると考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社の経営成績等の状況に与える影響については合理的に予見することが困難であるため記載しておりませんが、当社グループはこれらのリスクに対する管理体制を「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおり整備しており、定期的にリスクの再評価及びリスク軽減に対する取り組み状況の評価を行い、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境に関するリスク ① シェアリングエコノミーサービス市場について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境」に記載のとおり、当社グループでは、今後もシェアリングエコノミーサービス市場におけるスペースシェア市場の堅調な成長を見込んでおりますが、予測通りに市場が拡大しなかった場合には、中期経営計画を達成できない可能性や、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、シェアリングエコノミーサービス市場の動向を注視するとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ② 競合他社の動向について 現在、スペースシェアをターゲットとした事業を展開する競合企業が複数存在しており、また、今後の市場規模拡大に伴い新規参入もあり得ると考えております。当社グループは幅広い顧客ニーズに対応できる掲載スペースのラインナップの拡充を進めるとともに、積極的なマーケティング活動やカスタマーサポートの充実に取り組んでおり、市場における優位性を構築し、競争力を向上させてまいりましたが、他に優れたビジネスモデルや競争力のある条件でサービスを提供する競合会社が現れた場合等には、既存事業者や新規参入事業者を含めた競争の激化により、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、今後もサービスをより充実させていくと同時に、競合優位性を引き続き高めてまいります。 ③ 技術革新への対応について 当社グループのサービスは技術革新のスピードが早く、先端のニーズに合致させたシステム・ソリューションの構築を行うためには、常に先進の技術・ノウハウを把握し、取り入れていく必要があります。 しかしながら、かかる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。更に、新技術への対応のために追加的なシステム、人件費などの支出が拡大する可能性があります。このような場合には、当社グループの技術力低下、それに伴うサービスの質の低下、そして競争力の低下を招き、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは、エンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備、技術・知見・ノウハウの取得に注力するとともに、開発環境の整備等を進めております。 (2) 事業に関するリスク ① サービスの健全性の維持について 当社グループが展開するサービスは、取引の場であるマーケットプレイスを提供することをその基本的性質としております。当社グループのサービスにおいて、公序良俗に違反するようなスペースの利用がされた場合や、第三者の知的財産権を侵害する行為、詐欺その他の法令違反行為等が行われた場合には、当社グループ又は当社グループが提供するサービスに対する信頼性が低下し、ユーザ離れにつながる可能性があります。更に、問題となる行為を行った当事者だけでなく、当社もプラットフォームを提供する者としての責任を問われた場合、当社グループの企業イメージ、信頼性の毀損、ひいては当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社は、マーケットプレイスの健全性確保のため、サービス内における禁止事項を利用規約に明記することにより、法令や公序良俗に反する行為の排除に努めております。また、問題発見及び対処の一層の迅速化を進めるため、担当部門の拡充やシステム開発を進めてまいります。 ② 業績の季節変動について 当社グループの業績は、パーティーやイベント用途での貸しスペース利用需要が増えることに伴う季節変動があり、クリスマス、忘年会等での利用が増加する第4四半期(10月~12月)の売上が他の四半期に比べて高くなる傾向があります。 当社グループでは、主に法人による会議室利用の促進等により売上の平準化を図っておりますが、上記需要を取り込めなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、売上の季節変動の低いビジネス用途での貸しスペース利用需要の拡大に注力し、過度な業績の季節偏重が生じないように努めてまいります。 ③ 認知度向上、新規ゲスト・法人ゲスト獲得、アライアンス拡充、スペース開拓が奏功しないリスク 当社グループは、当社グループのサービスの認知度向上による新規顧客獲得や、法人顧客獲得やアライアンス拡充による顧客基盤拡大、および提供サービスの価値向上のためのさらなるスペース開拓等の施策を行なっておりますが、これらの施策が想定通りに奏功しなかった場合には、中期経営計画を達成できない可能性や、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、遊休スペースを有する法人企業との業務提携及び地方公共団体との連携によりスペース開拓を推進する一方、適切なマーケティング投資等で新規ゲストの開拓に努めてまいります。 ④ 訴訟等の可能性 当社が運営する「SPACEMRKET」では、ホストもしくはゲストによる違法行為やトラブル、第三者の権利侵害があった場合等には、当社はホストもしくはゲストその他の第三者に対して賠償責任を負わない旨を利用規約等で定めているものの、当社に対してホストもしくはゲストその他の第三者から訴訟その他の請求を提起される可能性があります。 また、当社子会社の株式会社スペースモールが提供するシェアスペース運営サポートにおいて、不動産の所有者であるオーナーとの取引関係において、何らかの事由の発生により、訴訟その他の請求を提起される可能性があります。 その他、当社グループが第三者に何らかの権利を侵害され、又は損害を被った場合には、訴訟等による当社グループの権利保護のために多大な費用を要する可能性もあります。 以上のような事態が生じた場合、その訴訟等の内容又は請求額によっては、当社グループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループの顧問弁護士や外部専門家と連携することで、訴訟等のリスク低減に努めてまいります。 ⑤ 知的財産権の管理について 当社グループは、運営するコンテンツ及びサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。 しかしながら、万が一、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があり、これらに対する対価の支払い等が発生する可能性があります。また、当社グループが保有する知的財産権について、第三者により侵害される可能性があるほか、当社グループが保有する権利の権利化が出来ない場合もあります。こうした場合、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループの顧問弁護士や外部専門家と連携することで、第三者の知的財産権の侵害を防ぐ体制の構築や自社が保有する知的財産権の適切な管理を行ってまいります。 ⑥ 法的規制について 当社グループは、各種法規制遵守のため、法規制の改正動向を踏まえ適切に対応しておりますが、かかる動向を全て事前に正確に予測することは不可能又は著しく困難な場合もあり、当社グループがこれに適時かつ適切に対応できない場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対しては、法規制の改正を注視し、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 (3) 会社組織に関するリスク ① 優秀な人材の獲得・育成について 当社グループは、今後急速な成長が見込まれる事業の展開や企業規模の拡大に伴い、継続的に幅広く優秀な人材を採用し続けることが必須であると認識しております。 しかしながら、当社グループの採用基準を満たす優秀な人材の確保や人材育成が計画通りに進まなかった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、質の高いサービスの安定稼働や競争力の向上に当たっては、開発部門を中心に極めて高度な技術力・企画力を有する人材が要求されていることから、一定以上の水準を満たす優秀な人材を継続して採用できる施策を実施するとともに、既存の人材の更なる育成・維持に積極的に努めてまいります。 ② 内部管理体制の構築について 当社グループは、企業価値を継続的かつ安定的に高めていくためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するとともに、適切な内部管理体制の整備が必要不可欠であると認識しております。事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の整備が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な整備・運用、更に法令・定款・社内規程等の遵守を徹底してまいります。 ③ 特定人物への依存について 当社の代表取締役社長である重松大輔は、創業者であると同時に、創業以来当社グループの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。 しかしながら、何らかの理由により同氏が当社グループの経営執行を継続することが困難になった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、取締役会やその他会議体において役員及び従業員への情報共有や権限委譲を進めるなど組織体制の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めてまいります。 ④ 個人情報の保護について 当社グループは、ゲスト・ホストの個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。しかしながら、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出し、悪用されるといった事態が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、これらの個人情報については、「プライバシーポリシー」及び「個人情報保護規程」を定めており、社内教育の徹底と管理体制の構築を行ってまいります。 (4) その他のリスクについて ① 社歴の浅さについて 当社は、2014年1月に設立されており、設立後の経過期間は10年程度の社歴の浅い会社であります。当社グループが事業を展開するシェアリングエコノミー業界を取り巻く環境はスピードが速く流動的であるため、当社グループにおける経営計画の策定には不確定事象が含まれざるを得ない状況にあります。また、過年度の業績については当期純損失を計上していることや、急速な成長過程にあることも考慮すると、過年度の経営成績は期間業績比較を行うための十分な材料とはならず、過年度の業績のみでは今後の業績を判断する情報としては不十分な可能性があります。 また、GMVその他の指標については、当社グループ内において合理的と考える方法により算定したものであり、他社との比較可能性が必ずしもあるとは限らないことに加え、上記のような事情から過去の数値が今後の動向を判断する材料としては不十分な可能性があります。 ② システムトラブルについて 当社グループの事業は、すべてインターネットを介して行われており、そのサービス基盤はインターネットに接続するための通信ネットワークに依存をしております。安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化や社内体制の構築を行っておりますが、アクセスの急激な増加等による負荷の拡大、地震等の自然災害や事故等により予期せぬトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こった場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化や社内体制の構築を行っております。 ③ 自然災害等について 地震等の自然災害、新型コロナウイルス等の感染症及びテロ等の人災が発生した場合、当社グループの開発・運用業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限等により当社グループのサービス提供に支障が生じる可能性のほか、被災に伴う掲載スペースの減少及びスペース利用需要の縮小に伴い、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、自然災害、事故等に備え、定期的なバックアップ、稼働状況の常時監視等により自然災害の影響を最小限に止めるよう努めてまいります。 ④ 当社プラットフォームへの集客における外部検索エンジンへの依存について 当社グループが今後も高い成長率を持続していくためには、当社グループのサービスの認知度を向上させ、新規顧客を獲得することが必要不可欠であると考えております。今後、検索エンジンの運営者が検索結果を表示するロジックを変更するなどして、それまで有効であったSEO対策が機能しなくなった場合には、当社グループにおける集客力が低下し、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは外部検索エンジンにおける検索結果及びユーザー流入数を継続的にモニタリングし、検索エンジンの表示方針の変更に適時に対応できるよう努めてまいります。 ⑤ 第三者への依存について 当社はユーザにスマートフォン向けアプリを提供していることから、Apple Inc.及びGoogle Inc.が運営するプラットフォームを通じてアプリを提供することが、現段階の当社グループの事業にとって重要な前提条件となっております。また、当社は、ユーザの決済手段として、クレジットカード決済、後払い決済等の外部の事業者が提供するサービスを導入しております。したがって、これらの事業者の動向、事業戦略及び当社グループとの関係等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、これらの事業者の動向を注視するとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ⑥ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、当社グループの役員及び従業員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しております。また、今後においても新株予約権を活用したインセンティブプランを活用していく方針であります。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、本書提出日の前月末時点でこれらの新株予約権による潜在株式数は575,500株であり、潜在株式込みの発行済株式総数12,678,600株の4.54%に相当しております。 ⑦ 配当政策について 当社は株主還元を適切に行っていくことが重要であると認識しており、剰余金の配当については、内部留保とのバランスを考慮して適切な配当の実施をしていくことを基本方針としております。しかしながら、本書提出日現在では事業も成長段階にあることから内部留保が重要であると考え、配当を行っておらず、今後の配当実施可能性及び実施時期については未定であります。 ⑧ 税務上の繰越欠損金について 2025年12月期末には、当社に税務上の繰越欠損金が存在しております。当社グループの経営成績が順調に推移することにより、繰越欠損金が解消した場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることになり、当期純損益及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ⑨ 感染症の発生及び流行拡大について 新型コロナウイルス感染症を含む新たな感染症の発生及び流行が拡大した場合には、緊急事態宣言などの外出自粛要請などに伴うスペースの利用需要が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社では、働くシーンに特化したスペース、少人数利用のスペース、東京都以外のエリアのスペース等の開拓・掲載を推進するなど、外部環境の変化に伴う新たな需要を取り込むべく対応してまいります。 ⑩ 資産の減損等に関するリスク 当社グループは、M&Aにより計上したのれんを有しております。のれんについては減損の兆候がある場合には将来キャッシュ・フローの見積りに基づき回収可能価額を算定しております。 しかしながら、事業環境の変化等により当初想定した収益が見込めなくなった場合には、のれんの減損損失を計上する可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,437字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 下記の文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 わが国経済は、緩やかな回復基調が続く一方で、物価高の継続や人件費上昇、地政学リスクなど、先行きの不確実性は引き続き残存しております。このような環境下において、消費者の価値観は「所有から利用へ」とシフトが進み、体験消費や余暇時間の多様化を背景に、シェアリングエコノミー市場は構造的な拡大が継続しております。 レンタルスペース領域においては、会議・イベント用途に加え、撮影、配信、レッスン、コミュニティ活動など多目的利用が浸透し、需要の裾野が拡大しております。これに伴い新規参入も進む中、市場全体の流通総額は拡大基調にあり、無人運営モデルの一般化を背景に、運営効率化や設備品質の維持、利用者体験の向上が重要な差別化要素となっております。 このような事業環境のもと、当社グループは、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」というビジョンのもと、「スペースシェアをあたりまえに」というミッションを掲げ、マーケットプレイス「SPACEMARKET」の運営、施設予約管理システム「Spacepad」の提供、ならびにレンタルスペースの企画開発・運営代行事業を展開してまいりました。 当連結会計年度においては、市場創造に向けた継続的な投資により顧客基盤および利用スペース数は堅調に拡大し、当社マーケットプレイスにおける主要KPIである利用スペース数も順調に推移しております。また、「Spacepad」については自治体への導入が進展し、公共施設の予約管理のデジタル化や、スマートロック、キャッシュレス決済との連携を通じて、管理業務の効率化と地域住民の利便性向上に貢献してまいりました。 加えて、当社グループには、株式会社スペースモールをはじめ、レンタルスペースの用途開発および運営代行を行う事業会社が参画しており、スペースシェア市場における多様なニーズへの対応力を高めております。さらに、2025年4月1日に株式会社クルトン、株式会社エミーナ、株式会社システリアの3社を新たに子会社化したことにより、用途開発力および運営機能をグループ内に取り込み、サービス提供領域の拡張と事業基盤の強化を図りました。 これらのM&Aを通じて獲得した人材、運営ノウハウおよび事業基盤を活用することで、ゲストの体験価値向上とサービス高度化を一層推進し、当社グループの成長は従来のオーガニック成長に加え、非連続な成長も取り込みながら加速しております。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は2,567,755千円(前年同期比30.3%増)、営業利益は247,030千円(同39.6%増)、経常利益は239,227千円(同35.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は214,019千円(同17.8%増)となりました。 ② 財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は2,871,870千円となり、前連結会計年度末に比べ721,513千円増加しました。これは主に、現金及び預金が245,109千円増加するとともに、未収入金が431,564千円増加したことによるものです。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は867,763千円となり、前連結会計年度末に比べ487,625千円増加しました。これは主に、新規子会社の増加に伴いのれんが342,054千円増加したことによるものです。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,940,997千円となり、前連結会計年度末に比べ245,756千円増加しました。これは主に、未払金が237,997千円増加したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は791,097千円となり、前連結会計年度末に比べ718,543千円増加しました。これは主に、長期借入金が558,497千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は1,007,538千円となり、前連結会計年度に比べ244,839千円増加しました。これは主に、当連結会計年度に親会社株主に帰属する当期純利益214,019千円を計上したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、1,156,442千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは15,309千円の収入(前連結会計年度は381,554千円の収入)となりました。これは主に、当連結会計年度においては、取扱高の増加により営業利益が247,030千円となるとともに、未払金の増加が生じたことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは256,077千円の支出(前連結会計年度は84,572千円の支出)となりました。これは主として、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出117,051千円、有形固定資産の取得による支出44,696千円、無形固定資産の取得による支出92,285千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは485,878千円の収入(前連結会計年度は56,211千円の収入)となりました。これは主として長期借入金の借入による収入510,240千円、長期借入金の返済による支出25,261千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (b) 受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (c) 販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループはスペースマーケット事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 サービスの名称   販売高(千円)   前年同期比増減(%) マーケットプレイスサービス(注)1   1,751,156   14.0 レンタルスペーストータルプロデュースサービス(注)1   678,952   100.2 その他   137,646   45.9 合計   2,567,755   30.3 (注)1.当社グループは単一セグメントであるため、サービスごとに記載しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を合理的に勘案し判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループが連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度の売上高は2,567,755千円(前年同期比30.3%増)となりました。主な内容は、当社サービス「SPACEMRKET」に係る売上高です。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は612,300千円(前年同期比40.2%増)となりました。主な内容は人件費並びに地代家賃で構成されております。以上の結果、売上総利益は1,955,454千円(同27.5%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,708,423千円(前年同期比25.9%増)となりました。主な内容は人件費、支払手数料、広告費等で構成されます。以上の結果、営業利益は247,030千円(同39.6%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は主に受取利息並びに補助金の計上により5,443千円(前年同期比20.7%減)、営業外費用は支払利息の増加により13,246千円(同101.0%増)となりました。以上の結果、経常利益は239,227千円(同35.0%増)となりました。 (特別損益、当期純利益) 当連結会計年度においては投資有価証券評価損5,100千円、減損損失3,061千円を特別損失として計上し、この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は214,019千円(前年同期比17.8%増)となりました。 なお、当連結会計年度における財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」を、キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 資本の財源及び資金の流動性について、当社の運転資金需要のうち主なものには、人件費、支払手数料、広告宣伝費等があります。運転資金は、主として内部資金及び金融機関による借入により調達しております。当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,156,442千円であり、当社の事業を推進していく上で十分な流動性を確保していると考えておりますが、今後、利用者獲得に向けマーケティング投資を継続して行う方針です。また、必要な資金は自己資金及び銀行等から借入等を行う方針です。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率といった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な調達を実施します。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保、市場のニーズにあったサービスの展開等により、当社グループの経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループは、スペースシェアをあたりまえにするため、お客様へ届けた価値の合計である全社総取扱高を重要な経営指標としてモニタリングしております。また、直近は全社総取扱高の大部分を締めるGMVの成長も重要指標としており、この2つの最大化へ向けて、経営努力を重ねてまいります。 重視する指標の推移 期間   全社総取扱高(単位:千円)   GMV(単位:千円)   利用スペース数(単位:千スペース)   利用スペースあたりのGMV(単位:千円) 2021年12月期   3,483,939   3,236,722   59.2   54.5 2022年12月期   3,780,716   3,486,803   75.3   46.2 2023年12月期   4,895,305   4,624,937   88.9   51.9 2024年12月期   6,007,789   5,593,413   114.2   48.9 2025年12月期   7,396,397   6,408,168   131.3   48.8 (注) 利用スペース数、利用スペースあたりのGMVは小数第2位を切り捨てしております。

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出典

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