概要
アスマークは、マーケティング・リサーチ事業を単一セグメントとする企業である。2025年11月期の売上高は約44億円、従業員数は328名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2023年12月)。国内100万人超の自社パネルを保有し、オンライン・リサーチ、オフライン・リサーチ、パネル・リクルーティングの3本柱でサービスを提供する。クライアント数は1,119社、リピート率は92.7%に達する。
マーケティング・リサーチの3事業領域
アスマークの事業は大きく3つのサービスに分かれる。第1はオンライン・リサーチで、WEB調査票作成からメール配信、データ収集、集計・分析、レポート納品までを一貫して行う。第2はオフライン・リサーチで、会場調査やグループ・インタビュー、デプス・インタビューなど対面での定性・定量調査を提供する。第3はパネル・リクルーティングで、クライアント自身が調査を実施する際の対象者の募集・誘導を請け負う。これらのサービスを組み合わせることで、マーケティング・プロセス全体をトータルサポートできる点が特徴である。
100万人超の自社パネルと品質管理
同事業の基盤となるのは、自社で構築したリサーチ専用パネル「D style webパネル」である。2025年11月末時点で有効パネル数は100万人を超え、国内1,800万人のパネルネットワークにもアクセス可能。パネルは300以上のWEBサイトからアフィリエイトプログラムを通じて募集し、低コストで獲得している。品質面では、グレーパネルの排除やパネルポイント制度によるモチベーション維持に加え、マーケット・リサーチの国際規格「ISO 20252」を2019年に取得。定量的・定性的なデータ収集プロセスが第三者認証されている。
多業種にわたる顧客基盤と高リピート率
クライアントは調査会社、広告代理店、一般消費財メーカー、マスコミ関連企業など多岐にわたる。2025年11月期の取引社数は1,119社で、前年から減少したものの、リピート率は92.7%と高い。これは「揺るぎない顧客基盤」として有価証券報告書に明記されており、網羅的なサービスと柔軟なオペレーションが信頼を支えている。なお、調査会社からの受注は案件内製化の影響で減少傾向にあるが、飲料業界や情報・通信業界からの需要が伸長し、売上高は前期比横ばいの約44億円を維持した。
M&Aによるグループ拡大
アスマークは2024年8月に名古屋事業所を開設し、同年12月に株式会社販売促進研究所の株式を取得して子会社化した。さらに2026年1月には株式会社リーン・ニシカタを子会社化している。また、2024年9月にはスキルブリッジ株式会社と資本業務提携を締結し、AIソリューションの強化を図る。これらのM&A・アライアンスは持続可能な成長と非連続な事業拡大を目的としており、リサーチ事業の補完や新市場開拓に寄与するとみられる。
業界の中での役割はマーケティングリサーチサービスを企業・公共機関に提供する調査会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01マーケティングリサーチ主力
企業や公共機関のマーケティング課題に対し、課題整理から調査企画・設計、実査、集計・分析、レポート納品までを一貫して提供。定量調査(オンライン・会場・HUT等)と定性調査(グループインタビュー・デプス等)の全手法を網羅し、国内100万人超の自社パネルを活用する。
オンラインインタビューツールは調査会社として初めての自社開発
- オンラインリサーチ
- WEB上でアンケートを実施する定量調査。自社パネルへの配信から集計・分析までを一気通貫で提供する。
- オフラインリサーチ
- 会場調査や訪問調査、グループインタビュー等、実地で行う定性・定量調査。専門人材が実査を担当する。
- パネル・リクルーティング
- クライアントが自社で調査を実施する際に、WEB上で調査対象者をリクルートし、実査会場まで誘導するサービス。
- i-PORT voice
- 自社開発のオンラインインタビューツール。仮想バックルームを備え、高品質な定性調査をオンラインで実現する。調査会社として初のシステム。
02HRテック準主力
労働人口減少に伴う人材不足・従業員エンゲージメント課題に対し、マーケティングリサーチのノウハウを応用したHRテックサービス「Humap」を提供。従業員満足度調査やコンプライアンス対策、業務効率化ツール等を揃える。
- Humap(ヒューマップ)
- 従業員のエンゲージメント/モチベーション把握と組織のあり方を可視化するHRテックツール群。マネジメントサーベイ、タレントマネジメント、業務効率化の3領域をカバーする。
- Pulsign
- 従業員の状態を素早く把握するモチベーション管理ツール。パルスサーベイを簡単・スピーディーに実施できる。
- CHeck
- ハラスメント防止に特化したコンプライアンス対策サービス。アンケートで現状を把握し、対策導入まで支援する。
- ASQ
- 1万人のベンチマークデータに基づくオリジナルES調査。組織と個人をスコア化し、問題点を明確にする。
- Smileボーナス
- 社員同士で感謝をボーナスとして送り合うコミュニケーションツール。エンゲージメント向上を図る。
- せきなび
- テレワーク・フリーアドレス等の座席管理ツール。社員の顔写真やプロフィールを公開し、コミュニケーションを活性化する。
- RPA-work's HR
- 人事業務を自動化するRPAツール。雇用契約や給与計算などの煩雑な業務をサポートする。
製品と技術
オンライン・リサーチと自社パネル
当社の主力サービスはオンライン・リサーチである。自社パネル「D style webパネル」に対し、電子メールでアンケート依頼を配信し、パネルはMyページから回答する。回答データは自動収集され、集計・分析を経てレポートとして納品される。パネルには回答に応じてポイントが付与され、現金や電子マネーと交換可能。2025年11月時点の有効パネル数は100万人超で、年齢別では30〜40代が約5割、男女比は男性46%、女性54%とバランスが取れている。グレーパネル排除の仕組みも導入し、データ品質を維持している。
オフライン・リサーチの多様な手法
対面調査では、会場調査、ホーム・ユース・テスト、電話調査、郵送調査、グループ・インタビュー、デプス・インタビュー、訪問調査など、多様な手法を提供する。特にグループ・インタビューは6〜8名の対象者を集めたディスカッション形式、デプス・インタビューは1対1の深掘り形式である。また、自社開発のオンラインインタビューツール「i-PORT voice」を活用したオンライン・インタビューも実施可能。2020年9月にリリースされた同ツールは、仮想バックルームを実装し、モデレーター視点やリアルな使い心地を追求した、調査会社発の独自システムである。
パネル・リクルーティングと外国人事業
パネル・リクルーティングサービスは、クライアントが自身で調査を実施する際に、対象者の募集から会場誘導までを代行する。WEB上で条件に合うパネルを選定し、当日の参加を確実にする。また、2018年12月からは外国人専門パネルサイト「e-gaikokujin Recruiting」を運用し、在日外国人を対象としたリサーチサービスを拡充している。これにより、国内消費者のみならず、多様なバックグラウンドを持つパネルへのアクセスが可能となっている。
HRテックサービス「Humap」
2020年6月、アスマークはHRテックサービス「Humap(ヒューマップ)」をリリースした。これはマーケティング・リサーチで培ったノウハウを人材領域に応用したサービスで、人材採用や組織開発に関わる調査・分析を提供する。具体的な機能や顧客数は有価証券報告書に詳細がなく、同事業の売上高も開示されていないが、新規事業として位置づけられている。今後の成長が期待される分野である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- マーケティングリサーチオンラインインタビューツールは調査会社として初めての自社開発
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
マーケティング支援で中堅、収益改善途上
アスマークは、マーケティングリサーチ及びデジタルマーケティング支援を手掛ける。売上高は2024年11月期に44億円と同業のVRain SolutionやCocoliveと比較して規模は中程度。営業利益率は2025年11月期に6.82%と改善が見込まれるが、前期以前は非開示で収益変動が大きい。リサーチ事業は競合ひしめく中で差別化が必要。デジタルマーケティング領域で成長を図るが、事業ポートフォリオのバランスが課題。国内中心で海外展開はなく、内需依存度が高い。
強み
- 従来のリサーチにデジタルマーケティングを組み合わせ、顧客ニーズに対応
- 売上44億円規模で、一定の顧客基盤とリピート受注が確保
- 2025年11月期の営業利益率6.82%と、収益改善が期待される
- リサーチ事業で培ったデータ分析力が、マーケ施策に活用可能
課題
- 過去の営業利益率が非開示で、収益の安定性に疑問が残る
- リサーチ業界は多数の競合が存在し、独自性が乏しい
- 国内市場のみに依存し、成長の多角化が進んでいない
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がアスマーク
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5252日本ナレッジ | 30億円 | 34.9倍 |
| 2 | 9685KYCOMホールディングス | 30億円 | 5.6倍 |
| 3 | 5028セカンドサイトアナリティカ | 30億円 | 27.6倍 |
| 4 | 5619マーソ | 30億円 | — |
| 5 | 4421ディ・アイ・システム | 29億円 | 10.7倍 |
| 6 | 4197アスマーク | 28億円 | 24.8倍 |
| 7 | 4487スペースマーケット | 28億円 | 14.8倍 |
| 8 | 220AFaber Company | 28億円 | 11.1倍 |
| 9 | 3929ソーシャルワイヤー | 28億円 | 12.6倍 |
| 10 | 5587インバウンドプラットフォーム | 28億円 | 10.2倍 |
| 11 | 2351ASJ | 27億円 | 29.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
パネル組織構築から法人設立まで(1998〜2004年)
1998年12月、東急田園都市線沿線を中心にパネル会員組織を構築し、情報コミュニティーサイト「D style web」の運営を開始した。これが現在の自社パネルの原型となる。2001年12月、東京都世田谷区玉川台に有限会社マーシュを設立し、パネル・リクルーティングサービスを開始。2004年3月には株式会社マーシュに組織変更し、オンライン・リサーチサービスを本格的に始めた。この時期にマーケティング・リサーチ業界への本格参入を果たしている。
営業基盤の拡大と協会加盟(2005〜2011年)
2005年4月、社団法人日本マーケティング・リサーチ協会に正会員として加盟。2006年2月には本社を世田谷区三軒茶屋に移転し、プライバシーマークを取得した。2011年10月には本社を世田谷区駒沢に移転。この間、オンライン・リサーチを中心に事業を拡大し、リサーチ業界での認知度を高めた。パネル基盤の拡充にも注力し、後の大規模パネル構築の基礎を固めている。
オフライン強化と事業所開設ラッシュ(2014〜2017年)
2014年1月、本社を渋谷区渋谷に移転し、同時に八戸事業所を開設。2016年5月にはオフライン・リサーチサービスを開始し、対面調査の領域に進出した。同年9月に大阪事業所、2017年7月に福岡事業所を相次いで開設し、全国展開を加速。この時期はオンラインとオフラインの両軸を整え、サービスラインアップを拡充した。また、2016年には外国人専門パネルサイト「e-gaikokujin Recruiting」の運用も開始している。
商号変更と上場への道(2018〜2023年)
2018年11月、商号を株式会社アスマークに変更し、本社を現在の渋谷区東に移転。2019年6月にはISO 20252を取得し、品質管理体制を確立。2020年にはHRテックサービス「Humap」とオンラインインタビューツール「i-PORT voice」をリリースした。2022年1月、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場。翌2023年12月にはスタンダード市場に市場変更し、株式市場での存在感を高めた。
M&Aによる外部成長と連結経営の開始(2024年以降)
2024年8月に名古屋事業所を開設し、同年12月に株式会社販売促進研究所を子会社化。2025年11月期から連結財務諸表を作成し、グループ経営へ移行した。2026年1月には株式会社リーン・ニシカタも子会社化。また、2024年9月にはスキルブリッジ社との資本業務提携を発表し、AI技術の取り込みを図る。これらの動きは、有機的成長に加えてM&Aによる非連続な成長戦略を明確に示している。
年表26件を開く
1990年代
- 1998年12月東急田園都市線沿線を中心としたパネル会員組織を構築し始め、情報コミュニティーサイト(D style web)の運営を開始
2000年代
- 2001年12月創業東京都世田谷区玉川台において有限会社マーシュを設立 パネル・リクルーティングサービスを開始
- 2004年3月有限会社マーシュから株式会社マーシュに組織変更 オンライン・リサーチサービス(注3)を開始
- 2005年4月社団法人日本マーケティング・リサーチ協会に加盟(正会員)
- 2006年2月本社を東京都世田谷区三軒茶屋に移転 プライバシーマークを取得(登録番号 第12390094)
2010年代
- 2011年10月本社を東京都世田谷区駒沢に移転
- 2014年1月本社を東京都渋谷区渋谷に移転 八戸事業所を開設
- 2016年5月オフライン・リサーチサービス(注4)を開始
- 2016年9月大阪事業所を開設
- 2017年7月福岡事業所を開設
- 2018年11月商号変更商号を株式会社アスマークに変更 本社を東京都渋谷区東に移転
- 2018年12月外国人専門パネルサイト「e-gaikokujin Recruiting」の運用を開始し、在日外国人を対象としたリサーチサービスを拡充
- 2019年6月マーケット・リサーチ(市場・世論・社会調査)サービスに関する製品認証規格「ISO 20252」を取得
- 2019年11月大阪事業所を大阪府大阪市中央区内本町に移転 八戸事業所を青森県八戸市三日町に移転
2020年代
- 2020年6月HRテックサービス(注5)「Humap(ヒューマップ)」をリリース
- 2020年9月仮想バックルームを実装したオンラインインタビューツール「i-PORT voice」をリリース
- 2021年12月横浜事業所を開設
- 2022年1月上場東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに株式を上場
- 2022年9月オリジナルチャットインタビューツール「i-PORT chat」をリリース
- 2022年12月長岡事業所を開設
- 2023年10月中目黒事業所を開設
- 2023年12月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2024年8月名古屋事業所を開設
- 2024年9月スキルブリッジ株式会社との資本業務提携を締結
- 2024年12月M&A株式会社販売促進研究所の株式を取得(子会社化)
- 2026年1月M&A株式会社リーン・ニシカタの株式を取得(子会社化)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/11期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
マーケティング・リサーチ事業基盤の強化
既存顧客へのきめ細かなサービスと付加価値提案による信頼深化、新規市場への積極的アプローチ、社内ITプロジェクト推進による業務効率化と収益性向上を通じ、強固で持続可能な収益基盤を確立する。
- 02
ITを駆使した新デジタルサービスの開発
AIやデータ分析技術を活用し、既存サービスのデジタル化や新付加価値サービスの開発に注力。スキルブリッジ社との連携強化により革新的サービスを提供し、競争力強化と中長期的な収益拡大を目指す。
- 03
企業価値の最大化
資本効率向上、経営資源の戦略的配分、国内外市場拡大、財務体質改善、安定配当と成長投資のバランスにより、中長期的な株主価値向上を図る。
- 04
組織力の強化
多様な人材の積極採用と社員スキルアップ研修の充実、働きがいのある職場環境づくりを推進し、社員エンゲージメントを高め、主体的に協働できる組織風土を構築する。
- 05
M&A及びアライアンスの検討
持続可能な成長のため、既存事業補完や新市場開拓につながる企業とのM&Aや戦略的アライアンスを積極的に検討し、シナジー効果の最大化と新たな価値創造を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で328人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は467万円で、2期前と比べて−1.1%。平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は5.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年11月 | 472 | 32.8 | 4.5 | 295 |
| 2024年11月 | 473 | 32.9 | 4.8 | 306 |
| 2025年11月 | 467 | 33.5 | 5.1 | 328 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内HSK-lab株式会社(注)2東京都千代田区議決権100.0%
- 調達474万円国家公務員の働き方改革に関する実態等を把握するための職員アンケートの実施等業務内閣官房 · 2026-07-07
- 調達253万円2020年度情報セキュリティの倫理と脅威に対する意識調査情報処理推進機構 · 2020-11-13
- 調達220万円学校環境に係る安全管理活動の実態調査支援作業消費者庁 · 2021-01-20
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年11月期の売上高は44億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年11月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 47億円 | 44億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 3億円 |
| 純利益 | 1億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥78 | ¥78 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年2Qで、売上は24億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 12 | 2 | 16.7 | 1 |
| 2024年2Q | 12 | 1 | 8.3 | 1 |
| 2024年4Q | 20 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 24 | 2 | 8.3 | 2 |
| 2025年4Q | 20 | 1 | 5.0 | 0 |
| 2026年2Q | 24 | 1 | 4.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年11月期からの7期で、売上は30億円から44億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年11月 | 30 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年11月 | 26 | — | −1 | — | −1 |
| 横浜事業所を開設 | |||||
| 2021年11月 | 34 | — | 2 | — | 2 |
| 東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに株式を上場 | |||||
| 2022年11月 | 39 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2023年11月 | 43 | — | 3 | — | 2 |
| 株式会社販売促進研究所の株式を取得(子会社化) | |||||
| 2024年11月 | 44 | — | 3 | — | 3 |
| 2025年11月 | 44 | 3 | 3 | 6.8 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年11月期
売上高44億円のうち、営業利益として残るのは3億円で6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.1%26億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.1%15億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年11月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は14億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年11月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 4 |
| 2020年11月 | −2 | 0 | 3 | −2 | 6 |
| 2021年11月 | 3 | 0 | −3 | 3 | 6 |
| 2022年11月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 7 |
| 2023年11月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 9 |
| 2024年11月 | 4 | −1 | 2 | 3 | 13 |
| 2025年11月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 14 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年11月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は62.6%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年11月 | 12 | 5 | 7 | 44.8 |
| 2020年11月 | 12 | 4 | 8 | 34.0 |
| 2021年11月 | 13 | 6 | 7 | 44.5 |
| 2022年11月 | 16 | 8 | 8 | 47.4 |
| 2023年11月 | 19 | 10 | 9 | 53.2 |
| 2024年11月 | 23 | 14 | 9 | 61.2 |
| 2025年11月 | 25 | 16 | 9 | 62.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中194位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中493位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,380で、1年前と比べて-0.1%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 24.8倍 |
| PER (会社予想) | 19.7倍 |
| PBR | 1.69倍 |
| 配当利回り | 3.28% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月上旬から緩やかな上昇基調にあり、8月12日時点で2,320円と25日移動平均線2309.96円をわずかに上回っています。年初来高値2,619円からは約11.4%の下落で、52週安値2,147円からは約8%の水準です。出来高は直近で900株と低調で、方向感に欠ける動きです。RSIは45.39と中立圏で、25日線と75日線、200日線が接近しており、ボリンジャーバンド的な収束状態にあります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
実績PERは24.15倍、予想PERは19.2倍と平均30.5倍を下回り、割安感がある。PBRは1.65倍と平均3.59倍を下回り、資産効率は良好。ROEは12.7%と高い収益性を示している。配当利回りは3.36%と平均3.22%を僅かに上回り、株主還元も十分。ただし売上高は横ばいで成長性に欠けるため、総合的にほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 24.8倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 19.7倍 | — |
| PBR | 1.69倍 | 2.96倍 |
| ROE | 12.7% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、市場調査業界の成熟とデジタル化の進展の中で、成長戦略が奏功するかどうかです。強気派は、売上高が40億円前後で安定しており、顧客企業のマーケティング活動の重要性が増す中で、データ需要は底堅いと見ています。また、PERが約24倍と比較的妥当で、配当利回りが3.36%と高いことも魅力です。一方、弱気派は、売上高が直近でほぼ横ばいであり、成長性に欠けると指摘します。さらに、営業利益率が6.82%とそれほど高くなく、競合他社との差別化が難しい市場であるため、中長期的な競争力にも疑問を呈しています。
- 安定した収益基盤
売上高は40億円超を推移し、過去3期は安定的に黒字を確保しています。
- 高い配当利回り
配当利回り3.36%は、投資家にとって魅力的な水準です。
- 市場のニーズ堅調
企業のマーケティング活動は活発であり、調査需要は底堅いです。
- 予想PER19.2倍が示す増益期待通年影響中
実績PER24.15倍に対し予想PER19.2倍と約2割低い
- 配当利回り3.36%の株主還元継続影響弱
配当利回り3.36%が株価下支え要因
- 営業利益3億円で黒字基盤を確認通年影響中
2025/11期の営業利益3億円、営業利益率6.82%
- PBR1.65倍・ROE12.7%の資本効率継続影響弱
ROE12.7%でPBR1.65倍を維持
- 成長の停滞
売上高は2024年から横ばいで、大きな成長が見込めません。
- 競争の激化
市場調査業界は参入障壁が低く、価格競争が生じやすいです。
- 利益率の低さ
営業利益率は6.8%程度と高くなく、収益性の改善が必要です。
- 売上高が3期連続で頭打ち通年影響強
売上高43億円(2023/11期)→44億円(24/11期)→44億円(25/11期)
- 純利益が3億円から2億円に減益通年影響中
純利益は2024/11期3億円から2025/11期2億円へ減少
- 時価総額27億円と小型株の流動性リスク継続影響弱
時価総額27億円と小型で需給変動が激しい
- 外国株主比率0.7%と海外需要の取り込み薄継続影響弱
外国持株比率0.7%と低く海外投資家の参入余地限定的
- 売上高成長率
- 市場の成熟度を確認し、成長戦略の成果を測ります。
- 調査案件単価
- 価格競争の影響を判定するための重要な指標です。
- リピート率
- 顧客満足度の高さと安定受注の度合いを示します。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり78円で、前期から+6.9%。いまの株価に対する利回りは3.28%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年11月 | 72 | — | 31.0 |
| 2025年11月 | 77 | 6.9 | 48.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥78
株主
有価証券報告書より
2025年11月期末の株主数は延べ3,055人。区分でいちばん多いのは個人・その他で90.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.5%を占め、残る92.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年11月% | 2024年11月% | 2025年11月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 92.5 | 88.5 | 90.7 |
| 事業法人 | 7.5 | 7.0 | 7.4 |
| 証券会社 | — | 1.5 | 1.1 |
| 外国法人 | — | 1.6 | 0.6 |
| 金融機関 | — | 1.3 | 0.1 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位12者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 町田 正一 | 39.76 |
| 02 | 株式会社ビデオリサーチ | 4.32 |
| 03 | 町田 香織 | 2.59 |
| 04 | 株式会社エクスクリエ | 2.16 |
| 05 | 水城 良祐 | 1.73 |
| 06 | 木原 康博 | 1.21 |
| 07 | 増田 明彦 | 0.68 |
| 08 | 渡邉 隼 | 0.43 |
| 09 | 上田八木短資株式会社 | 0.38 |
| 10 | 藤崎 浩美 | 0.35 |
| 11 | 金井 和彦 | 0.35 |
| 12 | 観野 広 | 0.35 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位12者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+56%、1株純資産は7期で+159%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年11月 | 112 | 529 | 23.7 | — | — |
| 2020年11月 | −130 | 398 | — | — | — |
| 2021年11月 | 196 | 595 | 39.6 | — | — |
| 2022年11月 | 179 | 777 | 26.1 | 6.1 | — |
| 2023年11月 | 237 | 1,023 | 26.5 | 4.6 | — |
| 2024年11月 | 232 | 1,275 | 21.0 | 10.4 | 31.0 |
| 2025年11月 | 175 | 1,367 | 12.7 | 13.7 | 48.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/11期の役員報酬は総額114百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 町田正一 | 代表取締役 | 59 | 459,900 |
| 飯田恭介 | 取締役 管理部長 | 47 | 3,000 |
| 木原康博 | 取締役 | 64 | 14,100 |
| 鈴木親 | 取締役(監査等委員) | 62 | — |
| 大内智 | 取締役(監査等委員) | 55 | 600 |
| 塩月潤道 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 友清学 | — | 48 | — |
役員報酬の内訳2025/11期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 80 | 80 | 20 |
| 監査等委員 | 3 | 15 | 15 | 5 |
| 監査等委員 | 3 | 15 | 15 | 5 |
| 取締役(社内) | 1 | 4 | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/11期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,635字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,729字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,658字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,299字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第25期(2025/12/01-2026/11/30)2026-07-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2024/12/01-2025/11/30)2026-02-27
- 半期報告書半期報告書-第24期(2024/12/01-2025/11/30)2025-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2023/12/01-2024/11/30)2025-02-27
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第2四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-16
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第1四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2022/12/01-2023/11/30)2024-02-28
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年11月期第2四半期決算説明資料2026-07-15
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