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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アスマーク

ASMARQ Co.,Ltd.4197 · Standard · 情報・通信業

マーケティングリサーチ専業。自社100万人規模のパネルを軸に、定量・定性の調査手法を網羅し、調査会社やメーカーにリサーチの川上から川下までを一気通貫で提供する。

概要

アスマークは、マーケティング・リサーチ事業を単一セグメントとする企業である。2025年11月期の売上高は約44億円、従業員数は328名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2023年12月)。国内100万人超の自社パネルを保有し、オンライン・リサーチ、オフライン・リサーチ、パネル・リクルーティングの3本柱でサービスを提供する。クライアント数は1,119社、リピート率は92.7%に達する。

マーケティング・リサーチの3事業領域

アスマークの事業は大きく3つのサービスに分かれる。第1はオンライン・リサーチで、WEB調査票作成からメール配信、データ収集、集計・分析、レポート納品までを一貫して行う。第2はオフライン・リサーチで、会場調査やグループ・インタビュー、デプス・インタビューなど対面での定性・定量調査を提供する。第3はパネル・リクルーティングで、クライアント自身が調査を実施する際の対象者の募集・誘導を請け負う。これらのサービスを組み合わせることで、マーケティング・プロセス全体をトータルサポートできる点が特徴である。

100万人超の自社パネルと品質管理

同事業の基盤となるのは、自社で構築したリサーチ専用パネル「D style webパネル」である。2025年11月末時点で有効パネル数は100万人を超え、国内1,800万人のパネルネットワークにもアクセス可能。パネルは300以上のWEBサイトからアフィリエイトプログラムを通じて募集し、低コストで獲得している。品質面では、グレーパネルの排除やパネルポイント制度によるモチベーション維持に加え、マーケット・リサーチの国際規格「ISO 20252」を2019年に取得。定量的・定性的なデータ収集プロセスが第三者認証されている。

多業種にわたる顧客基盤と高リピート率

クライアントは調査会社、広告代理店、一般消費財メーカー、マスコミ関連企業など多岐にわたる。2025年11月期の取引社数は1,119社で、前年から減少したものの、リピート率は92.7%と高い。これは「揺るぎない顧客基盤」として有価証券報告書に明記されており、網羅的なサービスと柔軟なオペレーションが信頼を支えている。なお、調査会社からの受注は案件内製化の影響で減少傾向にあるが、飲料業界や情報・通信業界からの需要が伸長し、売上高は前期比横ばいの約44億円を維持した。

M&Aによるグループ拡大

アスマークは2024年8月に名古屋事業所を開設し、同年12月に株式会社販売促進研究所の株式を取得して子会社化した。さらに2026年1月には株式会社リーン・ニシカタを子会社化している。また、2024年9月にはスキルブリッジ株式会社と資本業務提携を締結し、AIソリューションの強化を図る。これらのM&A・アライアンスは持続可能な成長と非連続な事業拡大を目的としており、リサーチ事業の補完や新市場開拓に寄与するとみられる。

業界の中での役割はマーケティングリサーチサービスを企業・公共機関に提供する調査会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
44億円
営業利益
3億円
営業利益率
6.8%
純利益
2億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01マーケティングリサーチ主力

企業や公共機関のマーケティング課題に対し、課題整理から調査企画・設計、実査、集計・分析、レポート納品までを一貫して提供。定量調査(オンライン・会場・HUT等)と定性調査(グループインタビュー・デプス等)の全手法を網羅し、国内100万人超の自社パネルを活用する。

オンラインインタビューツールは調査会社として初めての自社開発

主な製品・サービス4
オンラインリサーチ
WEB上でアンケートを実施する定量調査。自社パネルへの配信から集計・分析までを一気通貫で提供する。
オフラインリサーチ
会場調査や訪問調査、グループインタビュー等、実地で行う定性・定量調査。専門人材が実査を担当する。
パネル・リクルーティング
クライアントが自社で調査を実施する際に、WEB上で調査対象者をリクルートし、実査会場まで誘導するサービス。
i-PORT voice
自社開発のオンラインインタビューツール。仮想バックルームを備え、高品質な定性調査をオンラインで実現する。調査会社として初のシステム。

02HRテック準主力

労働人口減少に伴う人材不足・従業員エンゲージメント課題に対し、マーケティングリサーチのノウハウを応用したHRテックサービス「Humap」を提供。従業員満足度調査やコンプライアンス対策、業務効率化ツール等を揃える。

主な製品・サービス7
Humap(ヒューマップ)
従業員のエンゲージメント/モチベーション把握と組織のあり方を可視化するHRテックツール群。マネジメントサーベイ、タレントマネジメント、業務効率化の3領域をカバーする。
Pulsign
従業員の状態を素早く把握するモチベーション管理ツール。パルスサーベイを簡単・スピーディーに実施できる。
CHeck
ハラスメント防止に特化したコンプライアンス対策サービス。アンケートで現状を把握し、対策導入まで支援する。
ASQ
1万人のベンチマークデータに基づくオリジナルES調査。組織と個人をスコア化し、問題点を明確にする。
Smileボーナス
社員同士で感謝をボーナスとして送り合うコミュニケーションツール。エンゲージメント向上を図る。
せきなび
テレワーク・フリーアドレス等の座席管理ツール。社員の顔写真やプロフィールを公開し、コミュニケーションを活性化する。
RPA-work's HR
人事業務を自動化するRPAツール。雇用契約や給与計算などの煩雑な業務をサポートする。

製品と技術

オンライン・リサーチと自社パネル

当社の主力サービスはオンライン・リサーチである。自社パネル「D style webパネル」に対し、電子メールでアンケート依頼を配信し、パネルはMyページから回答する。回答データは自動収集され、集計・分析を経てレポートとして納品される。パネルには回答に応じてポイントが付与され、現金や電子マネーと交換可能。2025年11月時点の有効パネル数は100万人超で、年齢別では30〜40代が約5割、男女比は男性46%、女性54%とバランスが取れている。グレーパネル排除の仕組みも導入し、データ品質を維持している。

オフライン・リサーチの多様な手法

対面調査では、会場調査、ホーム・ユース・テスト、電話調査、郵送調査、グループ・インタビュー、デプス・インタビュー、訪問調査など、多様な手法を提供する。特にグループ・インタビューは6〜8名の対象者を集めたディスカッション形式、デプス・インタビューは1対1の深掘り形式である。また、自社開発のオンラインインタビューツール「i-PORT voice」を活用したオンライン・インタビューも実施可能。2020年9月にリリースされた同ツールは、仮想バックルームを実装し、モデレーター視点やリアルな使い心地を追求した、調査会社発の独自システムである。

パネル・リクルーティングと外国人事業

パネル・リクルーティングサービスは、クライアントが自身で調査を実施する際に、対象者の募集から会場誘導までを代行する。WEB上で条件に合うパネルを選定し、当日の参加を確実にする。また、2018年12月からは外国人専門パネルサイト「e-gaikokujin Recruiting」を運用し、在日外国人を対象としたリサーチサービスを拡充している。これにより、国内消費者のみならず、多様なバックグラウンドを持つパネルへのアクセスが可能となっている。

HRテックサービス「Humap」

2020年6月、アスマークはHRテックサービス「Humap(ヒューマップ)」をリリースした。これはマーケティング・リサーチで培ったノウハウを人材領域に応用したサービスで、人材採用や組織開発に関わる調査・分析を提供する。具体的な機能や顧客数は有価証券報告書に詳細がなく、同事業の売上高も開示されていないが、新規事業として位置づけられている。今後の成長が期待される分野である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • マーケティングリサーチオンラインインタビューツールは調査会社として初めての自社開発

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

マーケティング支援で中堅、収益改善途上

アスマークは、マーケティングリサーチ及びデジタルマーケティング支援を手掛ける。売上高は2024年11月期に44億円と同業のVRain SolutionやCocoliveと比較して規模は中程度。営業利益率は2025年11月期に6.82%と改善が見込まれるが、前期以前は非開示で収益変動が大きい。リサーチ事業は競合ひしめく中で差別化が必要。デジタルマーケティング領域で成長を図るが、事業ポートフォリオのバランスが課題。国内中心で海外展開はなく、内需依存度が高い。

強み

  • 従来のリサーチにデジタルマーケティングを組み合わせ、顧客ニーズに対応
  • 売上44億円規模で、一定の顧客基盤とリピート受注が確保
  • 2025年11月期の営業利益率6.82%と、収益改善が期待される
  • リサーチ事業で培ったデータ分析力が、マーケ施策に活用可能

課題

  • 過去の営業利益率が非開示で、収益の安定性に疑問が残る
  • リサーチ業界は多数の競合が存在し、独自性が乏しい
  • 国内市場のみに依存し、成長の多角化が進んでいない

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がアスマーク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15252日本ナレッジ30億円34.9倍
29685KYCOMホールディングス30億円5.6倍
35028セカンドサイトアナリティカ30億円27.6倍
45619マーソ30億円
54421ディ・アイ・システム29億円10.7倍
64197アスマーク28億円24.8倍
74487スペースマーケット28億円14.8倍
8220AFaber Company28億円11.1倍
93929ソーシャルワイヤー28億円12.6倍
105587インバウンドプラットフォーム28億円10.2倍
112351ASJ27億円29.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

パネル組織構築から法人設立まで(1998〜2004年)

1998年12月、東急田園都市線沿線を中心にパネル会員組織を構築し、情報コミュニティーサイト「D style web」の運営を開始した。これが現在の自社パネルの原型となる。2001年12月、東京都世田谷区玉川台に有限会社マーシュを設立し、パネル・リクルーティングサービスを開始。2004年3月には株式会社マーシュに組織変更し、オンライン・リサーチサービスを本格的に始めた。この時期にマーケティング・リサーチ業界への本格参入を果たしている。

営業基盤の拡大と協会加盟(2005〜2011年)

2005年4月、社団法人日本マーケティング・リサーチ協会に正会員として加盟。2006年2月には本社を世田谷区三軒茶屋に移転し、プライバシーマークを取得した。2011年10月には本社を世田谷区駒沢に移転。この間、オンライン・リサーチを中心に事業を拡大し、リサーチ業界での認知度を高めた。パネル基盤の拡充にも注力し、後の大規模パネル構築の基礎を固めている。

オフライン強化と事業所開設ラッシュ(2014〜2017年)

2014年1月、本社を渋谷区渋谷に移転し、同時に八戸事業所を開設。2016年5月にはオフライン・リサーチサービスを開始し、対面調査の領域に進出した。同年9月に大阪事業所、2017年7月に福岡事業所を相次いで開設し、全国展開を加速。この時期はオンラインとオフラインの両軸を整え、サービスラインアップを拡充した。また、2016年には外国人専門パネルサイト「e-gaikokujin Recruiting」の運用も開始している。

商号変更と上場への道(2018〜2023年)

2018年11月、商号を株式会社アスマークに変更し、本社を現在の渋谷区東に移転。2019年6月にはISO 20252を取得し、品質管理体制を確立。2020年にはHRテックサービス「Humap」とオンラインインタビューツール「i-PORT voice」をリリースした。2022年1月、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場。翌2023年12月にはスタンダード市場に市場変更し、株式市場での存在感を高めた。

M&Aによる外部成長と連結経営の開始(2024年以降)

2024年8月に名古屋事業所を開設し、同年12月に株式会社販売促進研究所を子会社化。2025年11月期から連結財務諸表を作成し、グループ経営へ移行した。2026年1月には株式会社リーン・ニシカタも子会社化。また、2024年9月にはスキルブリッジ社との資本業務提携を発表し、AI技術の取り込みを図る。これらの動きは、有機的成長に加えてM&Aによる非連続な成長戦略を明確に示している。

年表26件を開く

1990年代

  • 1998年12月東急田園都市線沿線を中心としたパネル会員組織を構築し始め、情報コミュニティーサイト(D style web)の運営を開始

2000年代

  • 2001年12月創業東京都世田谷区玉川台において有限会社マーシュを設立 パネル・リクルーティングサービスを開始
  • 2004年3月有限会社マーシュから株式会社マーシュに組織変更 オンライン・リサーチサービス(注3)を開始
  • 2005年4月社団法人日本マーケティング・リサーチ協会に加盟(正会員)
  • 2006年2月本社を東京都世田谷区三軒茶屋に移転 プライバシーマークを取得(登録番号 第12390094)

2010年代

  • 2011年10月本社を東京都世田谷区駒沢に移転
  • 2014年1月本社を東京都渋谷区渋谷に移転 八戸事業所を開設
  • 2016年5月オフライン・リサーチサービス(注4)を開始
  • 2016年9月大阪事業所を開設
  • 2017年7月福岡事業所を開設
  • 2018年11月商号変更商号を株式会社アスマークに変更 本社を東京都渋谷区東に移転
  • 2018年12月外国人専門パネルサイト「e-gaikokujin Recruiting」の運用を開始し、在日外国人を対象としたリサーチサービスを拡充
  • 2019年6月マーケット・リサーチ(市場・世論・社会調査)サービスに関する製品認証規格「ISO 20252」を取得
  • 2019年11月大阪事業所を大阪府大阪市中央区内本町に移転 八戸事業所を青森県八戸市三日町に移転

2020年代

  • 2020年6月HRテックサービス(注5)「Humap(ヒューマップ)」をリリース
  • 2020年9月仮想バックルームを実装したオンラインインタビューツール「i-PORT voice」をリリース
  • 2021年12月横浜事業所を開設
  • 2022年1月上場東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに株式を上場
  • 2022年9月オリジナルチャットインタビューツール「i-PORT chat」をリリース
  • 2022年12月長岡事業所を開設
  • 2023年10月中目黒事業所を開設
  • 2023年12月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2024年8月名古屋事業所を開設
  • 2024年9月スキルブリッジ株式会社との資本業務提携を締結
  • 2024年12月M&A株式会社販売促進研究所の株式を取得(子会社化)
  • 2026年1月M&A株式会社リーン・ニシカタの株式を取得(子会社化)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    マーケティング・リサーチ事業基盤の強化

    既存顧客へのきめ細かなサービスと付加価値提案による信頼深化、新規市場への積極的アプローチ、社内ITプロジェクト推進による業務効率化と収益性向上を通じ、強固で持続可能な収益基盤を確立する。

  2. 02

    ITを駆使した新デジタルサービスの開発

    AIやデータ分析技術を活用し、既存サービスのデジタル化や新付加価値サービスの開発に注力。スキルブリッジ社との連携強化により革新的サービスを提供し、競争力強化と中長期的な収益拡大を目指す。

  3. 03

    企業価値の最大化

    資本効率向上、経営資源の戦略的配分、国内外市場拡大、財務体質改善、安定配当と成長投資のバランスにより、中長期的な株主価値向上を図る。

  4. 04

    組織力の強化

    多様な人材の積極採用と社員スキルアップ研修の充実、働きがいのある職場環境づくりを推進し、社員エンゲージメントを高め、主体的に協働できる組織風土を構築する。

  5. 05

    M&A及びアライアンスの検討

    持続可能な成長のため、既存事業補完や新市場開拓につながる企業とのM&Aや戦略的アライアンスを積極的に検討し、シナジー効果の最大化と新たな価値創造を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で328人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は467万円で、2期前と比べて1.1%平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は5.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2023年11月47232.84.5295
2024年11月47332.94.8306
2025年11月46733.55.1328

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年11月期・提出会社(単体)
女性管理職比率36.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都渋谷区134百万円
本社 — 東京都千代田区8百万円
長岡事業所 — 新潟県長岡市6百万円
中目黒事業所 — 東京都目黒区4百万円
八戸事業所 — 青森県八戸市2百万円
大阪事業所 — 大阪府大阪市中央区2百万円
福岡事業所 — 福岡県福岡市中央区1百万円
横浜事業所 — 神奈川県横浜市中区1百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    HSK-lab株式会社(注)2
    東京都千代田区
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    国家公務員の働き方改革に関する実態等を把握するための職員アンケートの実施等業務
    内閣官房 · 2026-07-07
    474万円
  • 調達
    2020年度情報セキュリティの倫理と脅威に対する意識調査
    情報処理推進機構 · 2020-11-13
    253万円
  • 調達
    学校環境に係る安全管理活動の実態調査支援作業
    消費者庁 · 2021-01-20
    220万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は44億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。

売上高
+0.0%
44億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
-33.3%
2億円
営業利益率
6.8%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高47億円44億円
営業利益2億円3億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥78¥78

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

6期分

直近は2026年2Qで、売上は24億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q12216.71
2024年2Q1218.31
2024年4Q201
2025年2Q2428.32
2025年4Q2015.00
2026年2Q2414.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年11月期からの7期で、売上は30億円から44億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年11月3021
2020年11月26−1−1
横浜事業所を開設
2021年11月3422
東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに株式を上場
2022年11月3932
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2023年11月4332
株式会社販売促進研究所の株式を取得(子会社化)
2024年11月4433
2025年11月44336.82

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高44億円のうち、営業利益として残るのは3億円6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.1%26億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.1%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
6.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
19.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年11月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は14億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年11月20−124
2020年11月−203−26
2021年11月30−336
2022年11月30−137
2023年11月3−1029
2024年11月4−12313
2025年11月3−1−1214

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年11月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は62.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年11月125744.8
2020年11月124834.0
2021年11月136744.5
2022年11月168847.4
2023年11月1910953.2
2024年11月2314961.2
2025年11月2516962.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
13億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中194位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中493位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,380で、1年前と比べて-0.1%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥2,380-0.1%1ヶ月+2.7%1年-0.1%時価総額28億円
過去52週の値幅
安値¥2,147高値¥2,619

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.8倍
PER (会社予想)19.7倍
PBR1.69倍
配当利回り3.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬から緩やかな上昇基調にあり、8月12日時点で2,320円と25日移動平均線2309.96円をわずかに上回っています。年初来高値2,619円からは約11.4%の下落で、52週安値2,147円からは約8%の水準です。出来高は直近で900株と低調で、方向感に欠ける動きです。RSIは45.39と中立圏で、25日線と75日線、200日線が接近しており、ボリンジャーバンド的な収束状態にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

実績PERは24.15倍、予想PERは19.2倍と平均30.5倍を下回り、割安感がある。PBRは1.65倍と平均3.59倍を下回り、資産効率は良好。ROEは12.7%と高い収益性を示している。配当利回りは3.36%と平均3.22%を僅かに上回り、株主還元も十分。ただし売上高は横ばいで成長性に欠けるため、総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.8倍47.9倍
PER (予想)19.7倍
PBR1.69倍2.96倍
ROE12.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、市場調査業界の成熟とデジタル化の進展の中で、成長戦略が奏功するかどうかです。強気派は、売上高が40億円前後で安定しており、顧客企業のマーケティング活動の重要性が増す中で、データ需要は底堅いと見ています。また、PERが約24倍と比較的妥当で、配当利回りが3.36%と高いことも魅力です。一方、弱気派は、売上高が直近でほぼ横ばいであり、成長性に欠けると指摘します。さらに、営業利益率が6.82%とそれほど高くなく、競合他社との差別化が難しい市場であるため、中長期的な競争力にも疑問を呈しています。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    売上高は40億円超を推移し、過去3期は安定的に黒字を確保しています。

  • 高い配当利回り

    配当利回り3.36%は、投資家にとって魅力的な水準です。

  • 市場のニーズ堅調

    企業のマーケティング活動は活発であり、調査需要は底堅いです。

  • 予想PER19.2倍が示す増益期待通年影響

    実績PER24.15倍に対し予想PER19.2倍と約2割低い

  • 配当利回り3.36%の株主還元継続影響

    配当利回り3.36%が株価下支え要因

  • 営業利益3億円で黒字基盤を確認通年影響

    2025/11期の営業利益3億円、営業利益率6.82%

  • PBR1.65倍・ROE12.7%の資本効率継続影響

    ROE12.7%でPBR1.65倍を維持

マイナスに働く材料7
  • 成長の停滞

    売上高は2024年から横ばいで、大きな成長が見込めません。

  • 競争の激化

    市場調査業界は参入障壁が低く、価格競争が生じやすいです。

  • 利益率の低さ

    営業利益率は6.8%程度と高くなく、収益性の改善が必要です。

  • 売上高が3期連続で頭打ち通年影響

    売上高43億円(2023/11期)→44億円(24/11期)→44億円(25/11期)

  • 純利益が3億円から2億円に減益通年影響

    純利益は2024/11期3億円から2025/11期2億円へ減少

  • 時価総額27億円と小型株の流動性リスク継続影響

    時価総額27億円と小型で需給変動が激しい

  • 外国株主比率0.7%と海外需要の取り込み薄継続影響

    外国持株比率0.7%と低く海外投資家の参入余地限定的

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場の成熟度を確認し、成長戦略の成果を測ります。
調査案件単価
価格競争の影響を判定するための重要な指標です。
リピート率
顧客満足度の高さと安定受注の度合いを示します。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり78で、前期から+6.9%いまの株価に対する利回りは3.28%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥78
1株あたり
配当利回り
3.28%
いまの株価に対して
配当性向
48.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年11月7231.0
2025年11月776.948.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥78

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ3,055人。区分でいちばん多いのは個人・その他90.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.5%を占め、残る92.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他92.588.590.7
事業法人7.57.07.4
証券会社1.51.1
外国法人1.60.6
金融機関1.30.1
外国人個人0.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位12

順位株主持ち株比率 %
01町田 正一39.76
02株式会社ビデオリサーチ4.32
03町田 香織2.59
04株式会社エクスクリエ2.16
05水城 良祐1.73
06木原 康博1.21
07増田 明彦0.68
08渡邉 隼0.43
09上田八木短資株式会社0.38
10藤崎 浩美0.35
11金井 和彦0.35
12観野 広0.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位12者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で+56%、1株純資産は7期で+159%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年11月11252923.7
2020年11月−130398
2021年11月19659539.6
2022年11月17977726.16.1
2023年11月2371,02326.54.6
2024年11月2321,27521.010.431.0
2025年11月1751,36712.713.748.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/11期の役員報酬は総額114百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
町田正一代表取締役59459,900
飯田恭介取締役 管理部長473,000
木原康博取締役6414,100
鈴木親取締役(監査等委員)62
大内智取締役(監査等委員)55600
塩月潤道取締役(監査等委員)67
友清学48

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4808020
監査等委員315155
監査等委員315155
取締役(社内)1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,635字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、マーケティング・リサーチ事業を基軸として、昨今の労働人口の縮小する日本の大きな課題解決に対して、具体的な答えとノウハウを提供し貢献することを目的として各サービス展開を図っております。セグメントは、マーケティング・リサーチ事業の単一セグメントでありますが、事業の詳細は、次の通りであります。 マーケティング・リサーチ事業 当社グループは、「自社独自の価値を創造し続け、独創的で高品質なマーケティング・リサーチサービスを提供する企業として顧客・リサーチ業界の発展に貢献する」を企業ビジョンのひとつとして掲げており、国内外において、マーケティング・リサーチに関するサービスを提供しております。 マーケティング・リサーチとは、企業や公共機関が、消費者が本当に望んでいるもの、本当に魅力を感じていただけるものを作るための情報を科学的に集め、分析し、商品計画等に反映させる手法です。 マーケティング・リサーチ市場における調査は、会場調査や訪問調査、座談会等リアルな現場において消費者から意見を聴取する手法(オフライン・リサーチ)と、インターネットを活用して消費者パネルと質問・回答のやりとりを行い定量的なデータを取得する手法(オンライン・リサーチ)に大別されますが、当社グループは国内外における顧客ニーズに合わせた双方の手法を網羅したサービスを有しております。 [当社グループのマーケティング・リサーチサービス] 一般的に企業が、新商品・新サービスを開発する際には、マーケティング・プロセスと呼ばれる過程を経て、世の中に販売(上市)されます。どの市場(市場機会の発見)、どんな人に(市場の選定)、どんなモノを(コンセプト開発)、何をいくらで、どこでどのように(4P(注)の開発・策定)販売すれば消費者に受け入れられるかを検証することが重要となり、上市した後のプロモーションの効果検証、改善についてもマーケティング・プロセスの一環となります。 当社グループでは、そのマーケティング・プロセスにおいて必要な解決方法をすべて網羅的に有しており、顧客のマーケティング課題に合わせて、課題整理、調査企画・設計、調査実施、集計・分析、レポート作成に至るまで、リサーチの川上から川下まで、マーケティング・プロセスにおけるトータルサポートを可能にしています。 (注) 4PとはProduct(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の4つの要素を表すマーケティング用語をいいます。 [当社グループのサービス] 当社グループ事業の内容は、オンライン・リサーチ、オフライン・リサーチ、パネル・リクルーティングの各サービスに大別されます。 オンライン・リサーチサービスとは、課題整理を始めとしてWEB調査表作成、依頼メール配信、実査(回答データ収集)、集計、調査レポート作成にいたる一連の業務です。 オフライン・リサーチサービスとは、WEB上での対象者リクルーティング、オフライン・リサーチ実査、集計、調査レポート作成にいたる一連の業務です。 パネル・リクルーティングサービスとは、クライアント自身がオフライン・リサーチを実施する際に、調査対象者をWEB上でリクルーティングして、パネルを実査会場へ誘導するまでの一連の業務です。 以上の説明を事業系統図によって示すと次のようになります。 [オンライン・リサーチサービスの流れ] ① 課題整理   顧客のビジネス課題、調査背景、目的をヒアリングし、当該調査目的を達成する手法を整理します。 ② 調査企画・設計   当該調査目的を加味して調査票を設計します。 ③ WEB調査票作成   設計した調査票をWEB画面上でアンケート作成します。 ④ 依頼メール配信   作成したアンケートを調査対象となるパネルに配信します。 ⑤ 実査(回答データ収集)   パネルが回答したアンケートデータをリサーチシステム上で収集します。 ⑥ 集計・分析   収集した回答データを基に、集計・分析業務を実行します。 ⑦ レポート納品   クライアントに気づきを与える形でレポートにまとめ納品します。 [オフライン・リサーチサービスの流れ] ① 課題整理   顧客のビジネス課題、調査背景、目的をヒアリングし、当該調査目的を達成する手法を整理します。 ② 調査企画・設計   当該調査目的を加味して、リサーチ手法ごとに定量調査(注1)であれば調査票の設計、定性調査(注2)であればインタビューフローの設計をします。 ③ WEB上での対象者リクルーティング   当該リサーチ実査を実施するにあたって、対象者条件に合致するパネルを選出して、実査参加者を確定します。 ④ オフライン・リサーチ実査   定量調査・定性調査それぞれの分野に精通したリサーチ人材が、手法ごとに実地での定量調査、定性調査を実施します。 ⑤ 集計・分析   収集した回答データを基に、集計・分析業務を実行します。 ⑥ レポート納品   クライアントに気づきを与える形でレポートにまとめ納品します。 (注)1.定量調査とは収集されたデータを数値化することを想定した上で設計された調査で、調査結果は統計学的に分析する調査方法です。アンケート調査がその代表的な手法です。 2.定性調査とは対象者から発せられる生の言葉や行動、あるいは観察者が見たままの状態や印象等、ことばや文章あるいは写真といった数値化できないデータの収集を目的とした調査方法です。直に顔をあわせ、質問を繰り返すことで消費者の生の声や深層心理を読み解くことができます。 [パネル・リクルーティングサービスの流れ] ① 課題整理   顧客のビジネス課題、調査背景、目的をヒアリングし、当該調査目的を達成する手法を整理します。 ② WEB上での対象者リクルーティング   当該リサーチ実査を実施するにあたって、対象者条件に合致するパネルを選出して、参加者を確定します。 ③ 実査会場までの誘導   実査当日、対象者が会場に、時間に遅れることなく到着できるよう誘導します。 [当社グループの有するリサーチ手法] 当社グループは、顧客のマーケティング課題に対して、商品・サービス開発段階のフェーズごとに網羅的なリサーチサービスを有している一方で、それを有効的に活用するために、場面に合わせて調査手法を使い分けています。 調査種類   調査手法   内容 定量調査   オンライン・リサーチ   調査対象者に対して、WEB上でアンケートを実施するサービスです。 会場調査   会場に調査対象者を集めて、アンケートを実施するサービスです。 ホーム・ユース・テスト   調査対象者の自宅にテスト品を送付し、試用しながらアンケートを実施するサービスです。 電話調査   調査対象者に対して、電話でアンケートを実施するサービスです。 郵送調査   調査対象者に対して、アンケートを郵送して回答を収集するサービスです。 定性調査   グループ・インタビュー   6~8名程度の調査対象者を集めて、グループディスカッションをしながらインタビューを実施するサービスです。 デプス・インタビュー   調査対象者に1対1でインタビューを実施するサービスです。 オンライン・インタビュー   自社開発のオンラインインタビューツール「i-PORT voice」を活用しインタビューを実施するサービスです。 訪問調査   調査対象者の自宅に訪問してインタビューを実施するサービスです。 その他   リクルーティング   顧客の調査ニーズに応じた調査対象者を集めるサービスです。(調査は顧客自身で実施) 海外調査   海外顧客における国内調査、国内顧客における海外調査を実施するサービスです。 [当社特有のオンラインインタビューツールについて] 当社は、2020年9月に仮想バックルームを実装したオンラインインタビューツール「i-PORT voice」をリリースしております。本ツールは、オンラインでも高品質で快適な定性調査を実現できる、当社のオリジナルシステムとなります。当社では、以前より定性調査をオンラインで実現することに取り組んでまいりました。「i-PORT voice」とは、新型コロナ禍以降でも、数多く実績のオンライン定性調査を誇る当社が、実務経験を活かし開発した、調査会社としては初めてのオンラインインタビューシステムとなり、調査モニターとの対面インタビューや分析を得意とし、バックルーム環境の充実や、モデレーター目線など、リアルな使い心地を追求して設計されております。 [当社の品質管理について] 当社は、マーケット・リサーチ(注1)サービスに関する国際規格である「ISO 20252」(注2)を取得(注3)しており、当社内における本規格が要求する業務プロセスを実行することによりクライアントに信頼性の高いサービスを提供しております。一方、クライアントは、当社に発注することにより、国際規格に準拠した業務プロセスによって提供される、確かな品質のマーケティング・リサーチサービスを受けることが可能となります。本規格は、「高品質」を謳ってきた当社のサービスに対する、第三者が行う評価に基づいた客観的な裏付けとなっており、当社サービスに対する信頼性が高まっております。 (注)1.マーケット・リサーチは市場調査(マーケティング・リサーチ)、世論調査、社会調査における調査種別の総称をいいます。 2.「ISO 20252」はマーケティング・リサーチサービスに特化したISO規格であり、2006年にISO(国際標準化機構)で制定された国際規格です。 3.当該取得における認証範囲(認証区分)は下記となります。 ・認証区分P:定量調査データ収集・・・オンライン・リサーチ業務(付帯するHUTの運営を含む) ・認証区分Q:定性調査データ収集・・・パネル・リクルーティング業務(付帯するFGI及びCLTの運営を除く) [当社のクライアントについて] 当社のリサーチを利用する顧客は、調査会社、広告代理店、一般消費財メーカー、マスコミ関連企業等があります。なお、2025年11月末現在、クライアント社数は、1,119社となります。 クライアント数の推移(注) 期   第19期   第20期   第21期   第22期   第23期   第24期 決算年月   2020年11月   2021年11月   2022年11月   2023年11月   2024年11月   2025年11月 クライアント社数(社)   837   994   1,061   1,101   1,135   1,119 (注)数値は各決算期ごとに集計された累積値です。 [当社のリサーチ・パネル] 当社の事業において、パネルの質と量は非常に重要な要素であります。2025年11月末現在、有効パネル数(注1)は、100万人超となっており、国内でも大規模な自社パネル基盤を有しております。パネルの属性につきましては、年齢別で30代~40代が全体の約5割を占めており、また男女比につきましては、男性が46%、女性が54%となっております。パネルは様々なジャンルの多数のサイトから集め、パネル獲得に要する費用の低コスト化に努めております。 また当社では、パネルポイント制度(注2)を導入し、パネルのモチベーション維持に努めるとともに、定期的なパネルとのコミュニケーション、グレーパネル(注3)を排除する等の対策を講じることにより、パネルの質の向上にも努めております。 当社のリサーチ専用パネル(D style webパネル)は、アンケート依頼が電子メールで届くと、個々のMyページからアンケート画面にアクセスし、協力する調査ごとにアンケート回答します。オンライン調査の場合は、回答すると、アンケートの分量に応じて定められたポイントが付与され、一定ポイント以上貯まると、現金、電子マネー、Amazonギフト券などと交換することができます。オフライン調査の場合は、アンケートに回答した日程で実施される調査に参加すると、その場で現金謝礼を受け取ることができます。 なお、当社が募集したパネルは、当社が依頼するアンケートの回答のみを行っており、企業の広告や販売促進の対象としてダイレクトメールを受け取る等、アンケート以外の目的のために利用されることはありません。 (注)1.有効パネル数とはアンケートの依頼メールが正しく届かない不正な電子メールアドレス登録者やグレーパネルを除外したパネル数をいいます。 2.パネルポイント制度とはアンケートへの協力に応じてくれたパネルに対してポイントを付与し、一定のポイントが貯まった時点で現金、電子マネー等に交換できる制度です。このパネルポイントは、当社にとってはコストに相当するものでありますが、一定額に達した段階ですべてのパネルがポイント交換を要求するわけではなく、交換せずにそのままポイントを貯めるパネルもおります。そのため当社では、「ポイント引当金」を計上し、将来交換される見込額を引き当てております。 3.グレーパネルとは当社が依頼するアンケートに対し、著しく矛盾した回答をするパネルや意図的に回収データの精度を歪める回答をするパネルをいいます。 [パネルの募集方法] 当社は、全国300以上の様々なジャンルのWEBサイトから、アフィリエイトプログラムを通じて随時D style webパネルの募集を行っています。インターネット利用者を代表するパネルを目指し、属性に偏りが発生しないよう注意してパネル構築を行っています。 [顧客からの信頼について] 当社は、業界内では類を見ない柔軟なオペレーションと、網羅性のあるサービスを特徴としており、揺るぎない顧客基盤を形成しております。多種多様な業界との取引実績として年間取引社数は2025年11月期実績で1,119社となり、強固な信頼関係に裏付けられたリピート率(注)は92.7%となります。 ① 国内有数のパネル基盤  当社の事業における重要な土台要素として、国内100万人超のパネルと国内1,800万人のパネルネットワークを対象にリサーチが可能となります。 ② 網羅的かつ広範囲なリサーチ・ソリューション(プロダクト)  定量調査、定性調査問わず、マーケティング・プロセスの全てに関わる調査ソリューションを保有しています。(市場機会の発見、コンセプト開発、4P開発、上市後の広告効果測定など) ③ 豊富なリサーチ人材  当社には定量・定性それぞれの分野に精通したリサーチャーを始めとして、モデレーターネットワーク及び業界トップクラスの機縁ネットワークを有しています。また顧客要件に合わせて、柔軟な実査カスタマイズを可能とするオペレーションを提供しています。 (注) リピート率は(前年度に当社のサービスが提供され且つ請求書が交わされ、当該年度においても当社のサービスが提供され且つ請求書が交わされた年間売上高が500万円以上の当社の大口顧客数)÷(前年度の年間売上高が500万円以上の当社の大口顧客数)で算出しております。2021年11月期から2025年11月期の5年間の平均値を集計しております。 [HRテック事業] 昨今、少子高齢化が及ぼす労働人口の減少が、人材不足や採用難を引き起こし、日本企業において人材難が最重要課題のひとつだと捉えられています。従業員の会社に対する「愛着心」や「思い入れ」(エンゲージメント)を高め、人材の維持と社員の退職を引き留めるための施策を打ち続けることで、人材の流出を防ぐことが見込めると考えている中、当社ではこういった課題を解決するために、労働集約的な会社が往々にして抱えている従業員満足度に対する課題に向き合い、自社内でもその課題に悩み、実践してきた経験と、今まで培ってきたマーケティング・ノウハウを融合したサービス「Humap(ヒューマップ)」を2020年6月にリリースしております。これは人事戦略のひとつとして、従業員のエンゲージメント/モチベーションの把握と、組織がどうあるべきなのかを知るために、社内コミュニケーションから業務効率までを解決するツールとなっており、求められる「働き方改革」と、近い将来、必ず直面する「労働人口不足」を解決するために、HRテックを活用した組織の働き方改革を応援するサービスです。 [Humapのサービス] マネジメントサーベイ   Pulsign(モチベーション管理)   従業員の状態を素早くキャッチ&フォローし、低コストで手軽に活用できるツール。従業員満足度を測る際に用いられる調査手法「パルスサーベイ」を、当社がより「カンタン」「スピーディー」に実施する事を実現。 CHeck(コンプライアンス対策)   手軽にコンプライアンスリスクを把握できるハラスメント防止サービス。アンケートで現状を俯瞰し、問題・課題を抽出後、結果に対する対策とその導入までを支援。 ASQ(従業員満足度調査)   当社が提供するオリジナルのES調査(注1)サービス。1万人のベンチマークデータを元に、組織と社員個人をスコア化。問題点を明確にし、組織のあるべき姿への打ち手をご提案。オフィス・社員を4つのタイプに分類できる新しいES調査。 タレントマネジメント   Smileボーナス (エンゲージメント向上)   普段日の当たりにくい社員の『貢献』や『感謝』を可視化。社員同士で感謝をボーナスとして送りあえる、社員による社員のためのコミュニケーションツール。 せきなび(座席管理ツール)   テレワーク、座席管理、フリーアドレス等にてすぐに使えるツール。多様化している「せき」(座席、所在等)の管理機能でスマートな職場環境を実現。社員の顔写真やプロフィールを公開し、社内コミュニケーションの活性化にも貢献する。 業務効率化   RPA-work's HR(注2)   当社社内で実際に活用している人事RPAを、全ての企業へ活用可能にしたサービス。雇用契約、給与計算、36協定チェックなど、煩雑になりがちな業務の自動化をサポート。 (注)1.ES調査とは、Employee Satisfaction(従業員満足度)に対する調査のことです。 2.RPAとは、Robotic Process Automationの略称で、事業プロセス自動化技術の一種です。
経営方針・対処すべき課題2,729字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営方針 当社グループは、常に「自社独自の価値を創造し続け、独創的で高品質なサービスを顧客に提供する」を経営理念として掲げ、下記をミッションとして、マーケティング・リサーチ事業におけるサービスメニューの開発・提供や、その他の事業創造を行ってまいります。 ミッション 「私たちは、同業他社には真似できない自社独自の価値を創造し続け、独創的で高品質なサービスを提供する唯一無二のマーケティング・リサーチ企業として成長し続けます。そして、クライアントが市場で成功を収めるための支援を提供することで、持続可能な社会づくりと課題解決を目指します」 (2)中長期的な経営戦略 中長期的な企業価値の向上や競争力の強化に向け積極的にシステム及び人材、新規事業開発に投資を行い、マーケティング・リサーチ事業の強化による更なる事業展開を行う予定であり、事業の成長スピードの向上に努めてまいります。 (3)目標とする経営指標 顧客ニーズに応え続けるサービスを安定的に提供、開発していくためには、健全な財務基盤の維持が重要であると考えており、当社グループは現在成長フェーズでもあることから、売上高成長率、経常利益成長率を意識した経営に取り組んでおります。 (4)経営環境 世界経済は、世界経済は、トランプ関税による悪影響の顕在化が予想されるなかでも、総じて底堅い成長を続けております。各国の貿易構造の変化などにより、関税コストの負担は従来想定よりも低水準にとどまるとみられ、関税の引き上げや高い不確実性を踏まえ、各国で投資や政策対応が進みつつあります。一方で日本経済は、引き続き緩やかな回復基調を維持しており、先行きは、関税影響の顕現化により輸出は伸び悩むものの、内需の底堅さに支えられ成長が続くとみられています。 このような環境の中、日本のマーケティング・リサーチ市場は2,725億円、そのうちオンライン・マーケティング・リサーチ市場は847億円に達する(注)規模だと認識しております。国内、海外共に市場は緩やかな拡大を続けており、今後も市場全体の継続的な成長を見込んでおります。 (注) 2025年6月に一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が発表した「第50回 経営業務実態調査」による。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、以下の項目と認識しております。 ① マーケティング・リサーチ事業基盤の強化 当社グループのさらなる成長において最も重要なのは、マーケティング・リサーチ事業基盤を一層強固にすることです。そのため、既存顧客に対しては、これまで以上にきめ細かなサービスと、付加価値の高い提案を行い、信頼関係を深める施策を展開します。一方で、新たな市場や顧客層に対しては、国内、海外を含めて、当社グループの強みである市場分析力や顧客ニーズへの深い理解を活用し、積極的にアプローチしていきます。また社内のITプロジェクトを推進することで、業務プロセス全体の効率化を推進し、収益性をさらに高めると同時に、変化する市場環境に対する柔軟な対応力を備えた事業の運営体制を構築します。こうした取り組みにより、当社グループは強固で持続可能な収益基盤の確立を目指します。 ② ITを駆使した新しいデジタルサービスの開発 当社グループは、急速に進化するデジタル技術を活用し、企業価値をさらに向上させるための新しいサービスの開発に注力してまいります。特に、AIやデータ分析技術を活用したソリューションを通じて、顧客の課題を深く理解し、より効果的な提案を行うことを目指します。具体的には、既存サービスのデジタル化や新たな付加価値を提供するサービスの開発に取り組みます。昨年度より資本提携を行ったAIソリューション企業であるスキルブリッジ社との連携を強化し、これまで対応が難しかった課題に対する革新的なサービスの提供を実現します。こうした取り組みを通じて、お客様の満足度を高めるだけでなく、当社グループの競争力を一層強化し、中長期的な収益の拡大と企業価値の向上を目指します。 ③ 企業価値の最大化 株主の皆様への還元を最大化するためには、企業価値を継続的に高めることが不可欠です。その一環として、資本効率の向上を図るとともに、経営資源を戦略的に配分し、より多くの収益を実現する体制を構築しつつ、新たな事業機会を模索し国内外での市場拡大を進めます。また、財務体質の改善を継続し、安定した配当政策と成長投資のバランスを図ることで、中長期的な株主価値を向上させる取り組みを着実に進めていきます。 ④ 組織力の強化 事業の成長には、社員一人ひとりの成長と、それを支える強固な組織力が必要不可欠です。当社グループでは、多様なバックグラウンドを持つ人材を積極的に採用するとともに、社員全体のスキルアップを目的とした研修プログラムを一層充実させます。また、働きがいのある職場環境づくりを推進し、社員のエンゲージメントを高めるための施策を講じます。これにより、社員が主体的に行動し、互いに協力しながら最大限の成果を生み出せる組織風土を築いていきます。このような取り組みを通じて、個々の成長と企業全体の成長を両立させることを目指します。 ⑤ M&A及びアライアンスの検討 当社グループは、持続可能な成長を実現するため、M&Aや戦略的アライアンスを通じた非連続な成長を積極的に追求してまいります。既存事業を補完する分野における企業や、新市場での事業展開を可能にする相手企業を選定し、統合後のシナジー効果を最大化することを目指します。また、戦略的なパートナーシップを通じて、当社グループが保有する強みと外部リソースを組み合わせることで、新たな価値創造を図ります。これにより、既存事業の強化にとどまらず、新たな成長機会の獲得を目指します。 ⑥ 内部管理体制の強化 当社グループは、持続的な成長を支える基盤として、内部管理体制のさらなる強化を進めます。リスク管理やコンプライアンス体制を整備するとともに、デジタル技術を活用した業務効率化を推進し、透明性と迅速性を兼ね備えた経営体制を構築します。また、社員教育を通じて内部統制意識の向上を図り、全社的なガバナンスの強化を目指します。
事業等のリスク9,658字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関してリスク要因と考えられる主な事項を記載しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、以下の事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1)経営環境の変化について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:大) 当社グループは、マーケティング・リサーチ事業及び、HRテック事業を行っております。それぞれの顧客企業のマーケティング投資、広告投資、IT投資、新規事業投資への投資マインドの上昇を背景として事業を拡大していく方針でございますが、今後国内外の経済情勢や景気動向等が当社グループの想定を超える変動により、顧客企業の投資マインドが減退するような場合、もしくは当社グループを取り巻くマーケティング・リサーチ市場において企業の業績悪化に伴うマーケティング・リサーチニーズの減退が起こる場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)競合について(発生可能性:小、時期:中期、影響度:中) 当社グループは、マーケティング・リサーチ分野における有力プレイヤーとして、サービスバリュエーションの拡充、迅速かつ高品質なリサーチ結果の提供等、付加価値の向上に努めることで業界内での一定の評価を顧客から得ておりますが、成長途上段階において業界競争が激化し大手企業の価格ダンピング等が生じた場合は、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 またHRテック事業が属するHR業界は、今後の国内マーケットの拡大により、参入企業が増加し、競争の激化やその対策のためのコスト負担等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 現時点において当該リスクの発生可能性は小さいと考える一方で、当社グループとしては、クライアントからの高い評価に満足することなく、定型業務の継続的な自動化推進及び従業員教育等を通じて、常に調査の品質を意識した運用を心がけ、丁寧な顧客対応を継続することで当該リスクを軽減させていく方針です。 (3)他業種・新興企業の参入について(発生可能性:小、時期:中期、影響度:小) スマートフォンの普及やソーシャルメディアの発達によりインターネットの普及が急速に拡大した結果、システム開発会社等によるネット履歴データの分析等、これまで他業種とされていた分野や新興企業からの本業界への参入が進んでいるものと認識しております。当社グループとしては、これまで培ってきた経験や顧客企業との関係から適切なリサーチを行い、保有する良質なパネルを駆使した高品質の回答結果をレポートすることによって、こうした他業種・新興企業とは一線を画したサービス提供を行っている所存ですが、新規参入企業によるサービスの質が急激に向上するような場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)マーケティング・リサーチ事業について ① 自社パネル・提携パネルの維持・拡大(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) 当社グループでは迅速かつ適切なリサーチを行うためには、パネル数を維持・拡大することが重要であると認識しております。現時点では自社・外部提携先を含め回答者に対して適切なポイント付与を行うことで国内において100万人超(2025年11月末現在)の自社パネル及び1,800万人超(2025年11月末現在)の外部提携パネルを確保しており、十分な数を確保できていると認識しております。しかしながら、今後競合他社におけるパネルへの付与ポイントが急騰したり、当社と外部提携先との関係が悪化したりする場合は、十分なパネル数が確保できなくなることによりリサーチ結果の品質が低下し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、自社パネルと複数の外部提携パネルを合わせると国内1,900万人(2025年11月末現在)に調査実施が可能な状態を維持しておりますが、当該リスクに備えて、自社パネルの関心を集め続ける案件の獲得及び外部パネル提携先への営業活動等を通じて、自社パネルの活性化及びパネル提携先の増加を継続的に検討しております。 ② サービスの品質管理(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) 当社ではサービスの品質を向上させるため、マーケット・リサーチサービスに関する国際規格である「ISO 20252」を取得しており、当社内における本規格が要求する業務プロセスを実行することにより品質を担保しているとともに、パネルの回答品質を向上させるため、調査票作成のユーザーインターフェース強化や、不正回答のパネルを過去の回答データをもとにフィルタリングする機能等システムを用いた対応を行うことで、回答品質の持続的改善に努めております。しかしながら、業務の性質上、人の手が介在する部分もあることから、案件内容によっては回答品質を確保することができず追加調査費用が発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに備えて、当社グループはサービスの品質担保のために、すべての案件について納品前にデータチェックリストを用いたダブルチェック体制を敷いております。 ③ アドホック調査の継続性(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) マーケティング・リサーチ業界は、顧客企業のブランドや商品等特定の事象に対して個別に一度調査するいわゆる「アドホック調査」が業務の中心となります。そのため顧客企業は調査を依頼する際、複数のリサーチ業者から自由に選択することが可能となっております。 一方で得られる結果の連続性や品質の確保、リサーチ方法における信頼性等を考慮し、商品群等によっては特定業者に継続して依頼することが一般化していると言えます。しかしながら、上述のとおり基本的には顧客企業は調査会社を自由に選択できるため、今後当社グループにおいて何らかの不祥事が発生することによって信用が失墜したり、回答の品質が低下したりした場合は、こうした継続的な受注先からの調査依頼が減少し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおける顧客リピート率は、極めて高い水準ではあるものの、それに満足することなく常に調査品質が担保された運用を遵守し、丁寧な顧客対応を継続するとともに、社員教育として定期的なコンプライアンス研修実施を始めとした意識づけを徹底することで当該リスクを軽減させていく方針です。 ④ 個人情報流出の可能性及び影響(発生可能性:小、時期:特定時期無し、影響度:大) 当社では、パネル会員に個人情報の登録を求めており、登録された情報は、当社の管理下にあるデータベースにて保管しております。個人情報保護に対する社会的関心は引き続き高い中、当社では一般財団法人日本情報経済社会推進協会が運営するプライバシーマークを取得しており、個人情報取扱いに関わる社内規程の整備、定期的な従業員教育、システムのセキュリティ強化、個人情報取扱状況の内部監査等を実施し、個人情報管理の強化に努めております。しかしながら、万が一、外部からの不正アクセスや社内管理体制の瑕疵等による情報の外部流出が発生した場合、当社への損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報セキュリティについて(発生可能性:小、時期:特定時期無し、影響度:大) 当社グループの業務の性質上、当社グループの従業員、及び外部委託先が、顧客の保有する営業情報、顧客情報、技術情報、及び知的財産権等を直接的又は間接的に取り扱う場合があります。当社グループはこれら重要機密情報に対し、ネットワークデータベースへのアクセス権限者の登録を限定し、アクセス履歴を記録しております。さらに、セキュリティシステムの導入等のインフラによる防衛策を講じるとともに、従業員のモラル教育を徹底し、当社グループ従業員による情報漏えいへの関与を未然に防ぐ措置、及び外部委託先における品質、セキュリティの管理体制、個人情報の保護水準、委託業務の管理状態について定期的な検証をしております。しかしながら、このような対策にもかかわらず当社、及び外部委託先が情報漏えいに関与した場合、又は外部からの不正アクセス等の対象となった場合には、不測の損害賠償責任を負う可能性、及びさらなる管理体制の強化のための投資負担等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)技術革新への対応について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) 当社のHumapサービスが属するHRテック業界においては、新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が頻繁に行われており、変化の激しい業界となっております。そのため常に新しい技術要素をITエンジニアに習得させてまいりますが、何らかの理由で技術革新への対応が遅れた場合、当社が提供するサービスの競争力が低下する可能性があります。また予定していない技術要素への投資が必要になった場合、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (6)新規サービスについて(発生可能性:中、時期:中期、影響度:小) 当社グループは、永続的な事業成長のため、マーケティング・リサーチ事業で培ったノウハウを基軸にした新たなサービス基盤を創出すべく、新しい領域におけるサービス開発・展開を進めています。しかしながら、インターネット業界は急速な進化・拡大を続けており、競合他社が当社グループに先駆けて完成度の高いサービスの提供を開始した場合等には、当該事業の収益性に影響を及ぼす可能性があります。 (7)当社グループが提供する情報の正確性(発生可能性:小、時期:中期、影響度:中) 当社グループのサービスにおいて、顧客に対して提供する情報又は分析の真実性、合理性及び正確性は非常に重要です。 従って、当社グループが分析のために収集した情報に誤りが含まれていたこと等に起因して顧客に対して不正確な情報を提供する場合や、不正確な情報を提供していると誤認される場合には、当社グループの受注案件数の減少、ブランドイメージや社会的信用の低下、当社グループに対する損害賠償請求、当社グループのサービスに対する対価の減額等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに備えて、当社グループはサービスの品質担保のために、すべての案件について納品前にデータチェックリストを用いたダブルチェック体制を敷いております。 (8)顧客志向の変化について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:大) 昨今、国内外を問わず、当社グループもクライアントのニーズに対応するようにサービス内容の進化を求められております。その背景には、マーケティング・リサーチを行うクライアント企業を取り巻く環境の変容があります。消費者嗜好の多様化により、より正確かつ効果的なマーケティング・リサーチが不可欠になる中、当社グループの営むマーケティング・リサーチ事業では、顧客志向に立ったサービスを持続的に提供する能力を確保することが、高い収益性を維持するための成功要因の一つとなっております。 当社グループにおいてもこうした時代の流れに乗り遅れることが無いよう、必要なサービス開発や外部提携の実施等積極的な対応を行っておりますが、今後十分な対応が取れない場合は、顧客離れが生じることで当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)サービスの陳腐化について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:大) 当社グループの主たる事業であるマーケティング・リサーチ事業及びその他の事業において、その販売のプロセスは、その性質から複雑かつ不確実なものであり、様々なリスクが含まれます。当社グループが市場ニーズの変化を十分に予想できず、当社グループのサービスが陳腐化するような技術革新等が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 近年では、新型コロナウイルス感染症の拡大時における、オンラインインタビューシステムの開発など、当社グループでは外部環境、顧客ニーズに合わせた柔軟で臨機応変に動ける体制があります。今後も環境変化に合わせた対応をしていくことで当該リスクを軽減させていく方針です。 (10)システム開発について(発生可能性:小、時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは、システムに関する投資を積極的に行っております。このため、システム開発の遅延やトラブル発生による開発コストの増大や営業機会の逸失、既存システムの陳腐化による減損損失等が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)システム障害について(発生可能性:小、時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループの事業は、インターネットを利用しているため、自然災害、事故、外部からの不正な手段によるコンピュータへの侵入等により、通信ネットワークの切断、サーバ等ネットワーク機器の作動不能等のシステム障害が生じる可能性があります。このようなリスクを回避するため、システムの24時間監視体制の実施、電源及びシステムの二重化、ファイアウォールの設置、社内規程の整備及び運用等の然るべき対策を講じております。しかしながら、システムやハードの不具合、悪質なコンピュータウイルスの侵入やハッカーからの攻撃、予想した規模を大きく上回る地震、火災、洪水、停電等の重大な事象の発生により、システム障害が発生した場合、一時的にサービス提供を停止する等の事態も発生しうるものと認識しております。そうした場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)人材の確保及び育成について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:小) 当社グループは、今後とも顧客にとって付加価値、満足度の高いサービスを提供し続けることで、事業の拡大を図ってまいりますが、そのためには継続的に優秀な人材を確保し、育成していくことが重要と考えております。また、当社グループでは、綿密な人員計画の作成、人事制度の定期的な見直し等を図ることで、適切な採用コストの管理、魅力的な職場環境の実現に取組むとともに、次世代に通用する人材を育成するため、教育や研修等にも力を入れております。しかしながら、今後人材採用競争の激化等の要因により、期待する技能を有した人材や優秀な人材を確保できない場合や、採用コストが増加する場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)労務管理体制について(発生可能性:小、時期:中期、影響度:中) 当社グループでは昨今の社会的な意識の高まりを背景に、適切な労働環境を構築することが重要な経営課題であると認識しております。しかしながら、顧客企業の勤務形態が多様化していることもあり、従業員の一部に一時的に長時間労働が生じる可能性があります。十分な人員確保や、適切な人材育成による業務の効率化によって、残業時間の削減に努めていく方針としておりますが、これにより人件費が増加し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの従業員に何らかの健康悪化等が生じ、当社グループに対する損害賠償請求が生じることで、当社グループの経営成績のみならず社会的信用が悪化する可能性があります。 (14)内部統制システムの構築に関するリスクについて(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) 当社グループはかねてから、コンプライアンス、リスク管理等の充実に努めており、財務報告に係る内部統制を含め、内部統制システムの充実・強化を図っていますが、当社グループが構築した内部統制システムが有効に機能せず、コンプライアンス違反、巨額な損失リスクの顕在化、ディスクロージャーの信頼性の毀損等の事態が生じた場合には、ステークホルダーの信頼を一挙に失うことにもなりかねず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)代表者への依存について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) 当社代表取締役である町田正一は、当社グループの事業展開において事業戦略の策定や、業界における人脈の活用等、重要な役割を果たしております。当社グループは、経営管理体制の強化、経営幹部の育成等を図ることにより、同氏への過度な依存からの脱却に努めておりますが、現時点においては、未だ同氏に対する依存度は高いと認識しております。今後、何らかの理由により同氏の当社グループにおける業務遂行の継続が困難になるような場合には、当社グループの事業展開等に影響を及ぼす可能性があります。 (16)知的財産権について(発生可能性:小、時期:特定時期無し、影響度:小) 当社グループはこれまで、著作権を含めた知的財産権に関して他社の知的財産権を侵害したとして、損害賠償や使用差止の請求を受けたことはなく、知的財産権の侵害を行っていないものと認識しております。しかしながら、当社グループの事業分野における知的財産権の現況を完全に把握することは困難であり、当社グループが把握できていないところで他社が特許権等を保有しているリスクは否定できません。また、今後当社グループの事業分野における第三者の特許権等が新たに成立し、損害賠償や使用差止等の請求を受けた場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 現時点において当該リスクの発生可能性は小さいと考える一方で、既存サービスに係る商標権を含む、抜け漏れのない申請を徹底することと、新たなサービスを生み出す際における特許、商標権などの他社からの申請状況などを、網羅的に調査する体制を敷いて運用することで当該リスクを軽減させていく方針です。 (17)訴訟について(発生可能性:小、時期:特定時期無し、影響度:小) 当社グループは、会社設立以来、多額の補償金問題等大きなクレーム又は訴訟等を提起されたことはございません。しかし、国内海外を問わず事業を遂行していくうえでは、訴訟提起されるリスクは常に内包しております。万一当社グループが提訴された場合、また、その結果によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (18)季節変動について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) 当社グループの事業は、各顧客の新商品販売のタイミング及び広告宣伝予算の消化が、各社の決算期である3月及び12月に偏重しており、これに伴い当社グループの売上高も、第1四半期及び第2四半期に偏重する傾向があります。2025年11月期における連結売上高は、第1四半期1,215百万円、第2四半期1,170百万円、第3四半期943百万円、第4四半期1,087百万円であり、業界特性上平準化は困難なものであると認識しております。このため、各ピーク時に期待する売上高が確保できない場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 一方、当社グループとしては、期初予算策定時に当該事象を織り込んだうえで、その季節性に応じた費用計画を策定し、年間を通した安定的な利益創出に繋げることで当該リスクを軽減させていく方針です。 また、季節変動の影響を受けないサービスとして、HRテックサービスを始めとした新規事業の展開を通して顧客基盤及び収益機会の拡大に努めてまいります。 (19)M&A及び資本業務提携について(発生可能性:中、時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは、競合他社等に対するM&Aや資本業務提携を実施することにより当社グループの事業を補完・強化することが可能であると考えており、事業規模拡大のための有効な手段の一つであると位置づけております。今後もM&Aや資本業務提携等を通じて、事業拡大又は人員確保を継続していく方針であります。M&A等の実行に際しては、対象企業に対して財務・税務・法務・ビジネス等に関する詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスク低減に努める方針であります。しかしながら、これらの調査で確認・想定されなかった事象がM&A等の実行後に判明あるいは発生し、投資先企業・事業の価値が低下した場合、のれんの減損処理等によって当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (20)配当政策について(発生可能性:小、時期:長期、影響度:小) 当社グループは、株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しており、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、事業成長と戦略的投資のバランスを見極めながら、安定した配当を継続的に実施していくことを基本方針としております。 しかしながら、当社グループの業績が計画どおりに進展しない場合には、配当を実施できない可能性があります。 (21)大株主について(発生可能性:中、時期:中期、影響度:中) 当社の代表取締役である町田正一は、当社の大株主であり、当事業年度末日現在で発行済株式総数の39.76%を保有しております。同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求すると共に、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 当社と致しましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同氏の株式が減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (22) 当社株式の流動性について (発生可能性:小/発生時期:特定時期無し/影響度:中) 当社は、2023年12月4日に東京証券取引所スタンダード市場へ上場しており、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は、当事業年度末日現在48.73%となります。今後は、当社グループの事業計画に沿った 成長資金の公募増資による調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加など、これらを組み合わせて、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 (23)新株予約権行使による希薄化について(発生可能性:大、時期:短期、影響度:小) 当社では、役員及び社員の業績向上に対する意欲や士気を高め、また優秀な人材を獲得する目的で、新株予約権を付与しております。2026年1月31日現在、新株予約権による潜在株式総数は40,400株であり、これらの新株予約権がすべて行使された場合、発行済株式総数1,157,000株の3.49%にあたる株式が増加することとなります。 今後も将来にわたって当社グループの成長に大きな貢献が期待できる社員には、新株予約権の付与を行っていく方針でありますが、付与された新株予約権の行使により発行された新株は、将来的に当社株式価値の希薄化や株式売買の需給への影響をもたらし、当社グループの株価形成へ影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,299字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は2,526,717千円となりました。主な内訳は、現金及び預金1,410,625千円、売掛金477,705千円、のれん88,850千円、ソフトウエア92,707千円、繰延税金資産140,535千円であります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は934,472千円となりました。主な内訳は、買掛金152,116千円、未払金76,463千円、未払費用204,556千円、ポイント引当金263,796千円、株主優待引当金8,989千円、退職給付に係る負債62,532千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は1,592,244千円となりました。主な内訳は、利益剰余金1,294,226千円であります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、トランプ関税による悪影響の顕在化が予想されるなかでも、総じて底堅い成長を続けております。各国の貿易構造の変化などにより、関税コストの負担は従来想定よりも低水準にとどまるとみられ、関税の引き上げや高い不確実性を踏まえ、各国で投資や政策対応が進みつつあります。一方で、景気押し上げ要因としてAI需要拡大の影響は大きく、生成AIの普及や先行きの需要拡大期待から、データセンターなどのAI関連投資が急拡大しています。AIは数十年に一度の技術革新に相当するとみられ、開発から社会実装に向けて、中長期的に投資拡大が続くと予想されています。 日本経済は、引き続き緩やかな回復基調を維持しており、先行きは、関税影響の顕現化により輸出は伸び悩むものの、内需の底堅さに支えられ成長が続くとみられています。企業収益は、既往の原油価格下落に伴う交易条件改善や利益率向上などから高水準を維持すると予想され、賃金は強い人手不足を背景に高い伸び率が維持される見込みです。その結果、個人消費は緩やかに回復し、企業の設備投資は、供給網強靱化やDX、GXなどの投資を中心に拡大基調を維持する見通しです。 このような経済環境のもと当社グループにおいては、引き続き事業会社からのリサーチ需要が依然として伸びており、主に飲料業界、情報・通信業界からの受注が伸長した一方で、大手調査会社を中心とした案件内製化の影響で、調査会社からの受注が減少いたしました。サービス別で見ると、ネットリサーチ調査が前年と同水準の受注だった一方で、対面でのグループ・インタビューやデプスインタビューといった、オフライン調査の受注、及びインタビューの参加対象者を募集するリクルーティングサービスについて、主要発注元の調査会社からの受注減を背景に需要が減少いたしました。 この結果、当連結会計年度における売上高は4,416,257千円、営業利益は280,298千円、経常利益は289,845千円、親会社株主に帰属する当期純利益は199,926千円となりました。 なお、当社グループはマーケティング・リサーチ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は1,390,119千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、285,624千円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益290,709千円、減価償却費48,620千円、売上債権の減少額54,429千円などの資金の増加要因に対し、未払金の減少額10,539千円、法人税等の支払額80,392千円などの資金の減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、142,618千円の支出となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出26,034千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出156,205千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、97,167千円の支出となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入25,106千円、長期借入金の返済による支出33,336千円、配当金の支払い88,937千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループの事業は、概ね受注から納品までの期間が短く、受注実績の記載になじまないため記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年12月1日 至 2025年11月30日)   前年同期比(%) マーケティング・リサーチ事業(千円)   4,416,257   ― 合計(千円)   4,416,257   ― (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 2.当社グループは当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比については記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成において、会計方針の選択・適用及び損益又は資産の状況に影響を与える見積もりの判断は、一定の会計基準の範囲内において、過去の実績や判断時点で入手可能な情報に基づき合理的に行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社グループでは、主な経営指標として売上高成長率、経常利益成長率を重視しており、今後事業を拡大し、継続的な成長を遂げるために、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載しております課題に対処していく必要があると認識しております。それらの課題に対応するため、営業基盤の拡充に必要な人材の採用と育成及び内部管理体制の強化を進めることにより、企業価値の持続的な向上に取組んでまいります。 当連結会計年度においては、新規クライアントの開拓及び既存顧客との取引深耕を行った結果、年間クライアント社数及び年間取引窓口数が増加し、売上高及び経常利益は前事業年度と比較し伸長しております。詳細に関しては、「③ 経営成績の分析」に記載のとおりです。 ③ 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は4,416,257千円となりました。これはクライアントのニーズの多様化に対応したことによるものであります。詳細に関しては「(1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載のとおりです。 (売上原価) 当連結会計年度における売上原価は2,664,137千円となりました。この結果、売上総利益は1,752,120千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、1,471,821千円となりました。この結果、営業利益は280,298千円となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は14,120千円、営業外費用は4,572千円となりました。営業外収益については、主に補助金収入8,340千円によるものであります。この結果、経常利益は289,845千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において親会社株主に帰属する当期純利益は199,926千円となりました。 ④ 財政状態の分析 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要の主なものは、事業規模拡大に伴い必要となる運転資金、及び当社グループが将来に向けた更なる付加価値向上を図るための設備投資であります。これらの資金需要は手元資金で賄うことを基本とし、一部の運転資金を借入により調達することとしております。また取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りにつきましても安定した状態を維持しており、当面事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しております。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ⑦ 経営者の問題意識と今後の方針 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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