概要
インバウンドプラットフォームは、訪日外国人を主な顧客とし、モバイルネットワーク(Wi-Fiレンタル・eSIM)、ライフメディアテック(交通チケット手配・生活サポート取次)、キャンピングカーレンタルの3事業を展開する企業である。2023年8月に東証グロース市場に上場し、2025年9月期の連結売上高は約30億円、従業員数は63名である。
三つの事業セグメントと収益構造
当社グループはモバイルネットワーク事業、ライフメディアテック事業、キャンピングカー事業の3セグメントで構成され、訪日・在留外国人向けのサービスを提供する。2025年9月期の連結売上高は3,006,963千円、営業利益は296,720千円である。セグメント別の売上高は、モバイルネットワークが1,643,545千円(構成比約55%)、ライフメディアテックが1,236,154千円(約41%)、キャンピングカーが122,725千円(約4%)である。営業利益ではライフメディアテックが192,947千円と約65%を占め、最も収益性が高い。各事業は固定費(通信費、減価償却費、車両関連費)の割合が高いため、稼働率や取次件数の向上が利益拡大に直結する構造である。
訪日需要の急増を追い風にした成長
当社グループの事業は、訪日外国人旅行者の増加というマクロトレンドに支えられている。2025年には大阪・関西万博の開催もあり、訪日外国人数は過去最高を更新した。創業時の2015年9月期の売上高は約7億円(単体ベース)だったが、2025年9月期には連結で30億円と約4倍に拡大した。営業利益も2025年9月期に2億9千万円超と黒字を継続しており、景気変動に強い事業構造への転換を進めている。キャッシュ・フローも営業活動で6億円超の資金を生み出し、投資活動に充てている。
グループ体制と海外展開の基盤
当社グループは、連結子会社としてINBOUND PLATFORM ASIA PACIFIC PTE. LTD.(シンガポール、2025年3月設立)とSLBS JAPAN株式会社(2025年7月設立)の2社を持つ。また、2025年7月には韓国のKorea Travel Tech Co., Ltd.と資本提携し関連会社化(持分法非適用)した。本社は東京都港区新橋に所在し、従業員数は63名である。少人数ながら多言語対応のマーケティングやカスタマーサポートを強みとし、グループ全体で訪日・在留外国人向けサービスのプラットフォームを構築している。
業界の中での役割は訪日外国人向けの通信・生活インフラサービスを提供するプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2023/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| その他(注)1 | 11億円 | 50.0% | 1億円 | 9.1% |
| Wi-Fi事業 | 7億円 | 31.8% | 0億円 | 0.0% |
| ライフメディアテック事業 | 4億円 | 18.2% | 1億円 | 25.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01訪日外国人旅行者主力
Wi-Fi端末のレンタル、SIMカード・eSIMの販売、モバイルアクセサリー販売を行っています。欧米圏の訪日客向けに強みを持ち、多言語対応のウェブサイトとサポートを提供しています。
欧米圏の訪日外国人向けWi-Fiレンタルに特化
- Wi-Fiレンタル
- 訪日外国人向けに、国内で利用可能なWi-Fi端末をレンタル。空港やホテルへの配送も可能。
- SIMカード・eSIM
- 訪日外国人向けに、データ通信用のSIMカードやeSIMを販売・取次ぎ。
02訪日・在留外国人準主力
医療、不動産、交通など、日本の生活サービスへの取次ぎを多言語で提供。Webサイトやコールセンターで、言語の壁による不便を解消しています。
- Japan Bullet Train
- 新幹線チケットのオンライン予約・購入サービス。訪日外国人がスムーズに利用できる。
- Japan Bus Tickets
- 高速バスのチケットをオンラインで予約・購入できるサービス。
- Airport Taxi
- 空港送迎タクシーの予約取次サービス。安心して移動できるようサポート。
- Living Japan
- 外国人向け不動産情報サイト。賃貸物件の検索や契約をサポート。
- Clinic Nearme
- 外国人向けに医療機関の情報提供や予約取次を行うサービス。
03キャンピングカー利用者副次
キャンピングカーのレンタルを訪日外国人と日本人向けに提供。また、海外でのレンタル取次や中古車販売も行っています。
製品と技術
訪日外国人向けWi-Fiレンタル「Japan Wireless」とeSIM
モバイルネットワーク事業の主力は、訪日旅行客向けWi-Fi端末レンタルサービス「Japan Wireless」である。英語圏を中心とした欧米の訪日客向けに、高機能なWi-Fi端末を安価かつ安定的に調達し、空港カウンターやホテルへの配送、多言語(英語・スペイン語・フランス語・中国語・韓国語・ベトナム語等)でのカスタマーサポートを提供する。2025年9月期には仕入先の見直しにより、より機能性の高い最新端末への切り替えを進めた。また、eSIM・SIMカードの販売・取次も行い、国内法人や日本人旅行客向けのサイト「グロモバ」も運営する。稼働端末台数(eSIM含む)が重要な業績指標である。
新幹線・高速バス・空港送迎のモビリティテックサービス
ライフメディアテック事業の中核は、外国人向け交通チケット手配サービスである。新幹線チケット手配「Japan Bullet Train」、高速バス「Japan Bus Tickets」、空港送迎「Airport Taxi」を運営し、いずれも多言語対応のWebサイトと電話サポートを提供する。2025年9月期はこのモビリティテックサービスが同事業の成長を牽引し、売上高12億円超の大半を占めた。日本政府が課題とするオーバーツーリズム対策の一環として、外国人が安心して公共交通機関を利用できる環境づくりに貢献している。収益は提携企業からの広告料や取次手数料である。
在留外国人向け生活サポートと情報メディア
ライフメディアテック事業のもう一つの柱は、在留外国人向けの生活サポートサービスである。不動産情報・賃貸仲介「Living Japan」、多言語医療機関取次「Clinic Nearme」、情報発信メディア「Japan Web Magazine」を展開する。これらのサービスは、言語の壁による情報の非対称性を解消し、外国人ユーザーと日本のサービス事業者を結びつけることを目的とする。2025年9月期には、保険や教育などの新たな取次領域への拡大も視野に入れており、クロスセルによる取次件数の増加が収益向上に直結する構造である。
キャンピングカーレンタルと中古車販売の運営
キャンピングカー事業では、2025年9月時点で34台のキャンピングカーを保有し、訪日外国人と日本人顧客にレンタルする。国内レンタルに加え、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドでの日本人顧客向け取次も行う。2025年9月期には中古車販売を開始し、保有台数の適正化と車両の新陳代謝を図っている。売上高は122,725千円とグループ全体の約4%だが、固定費(償却費・保険料・保管費用)が高いため、総レンタル日数の向上が収益最大化のカギとなる。モータープールサービス(駐車場貸出)も併せて提供している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 訪日外国人旅行者欧米圏の訪日外国人向けWi-Fiレンタルに特化
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
訪日旅行向けDXで成長、売上高は拡大基調
同社は訪日外国人向けのデジタルプラットフォームを提供し、情報・通信業界に属する。直近の売上高は2023年9月期の21億円から2025年9月期は30億円まで拡大し、営業利益率も10%に達する見込みで、成長局面にある。同業のVRAIN SolutionやCocoliveと比較すると、インバウンド需要の回復を背景に実績を積んでおり、国内市場に特化した立ち位置が特徴だ。ただ、売上規模はまだ小さく、競合との差別化が今後の鍵となる。訪日客数の変動に業績が左右されやすい構造で、安定した成長には国内外の需要を取り込む戦略が必要である。
強み
- 訪日外国人向けサービスに集中し、市場拡大に伴う需要増を追い風に成長を続ける。
- 2023年から2025年にかけて売上高が約1.4倍に増加し、拡大路線が明確だ。
- 2025年9月期に営業利益率10%を計画し、収益力の向上が期待される。
- プラットフォーム提供により、効率的なサービス展開と顧客ニーズへの即応が可能。
課題
- 売上高30億円と同業他社に比べ規模が小さく、競争力強化が急務だ。
- 訪日客数や消費動向に業績が左右されやすく、外部環境の影響が大きい。
- 競合他社とのサービス差別化が明確でなく、独自性の確立が課題となる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がインバウンドプラットフォーム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4421ディ・アイ・システム | 29億円 | 10.7倍 |
| 2 | 5587インバウンドプラットフォーム | 28億円 | 10.2倍 |
| 3 | 4197アスマーク | 28億円 | 24.8倍 |
| 4 | 4487スペースマーケット | 28億円 | 14.8倍 |
| 5 | 220AFaber Company | 28億円 | 11.1倍 |
| 6 | 3929ソーシャルワイヤー | 28億円 | 12.6倍 |
| 7 | 2351ASJ | 27億円 | 29.7倍 |
| 8 | 4167ココペリ | 27億円 | — |
| 9 | 3931バリューゴルフ | 27億円 | — |
| 10 | 5240monoAI technology | 27億円 | — |
| 11 | 5580プロディライト | 27億円 | 40.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
キャンピングカーレンタルの取次からスタートした創業期
2015年10月、株式会社エルモンテRVジャパンとして設立され、海外キャンピングカーレンタルの取次事業を開始した。2016年7月には株式会社エボラブルアジア(現・エアトリ)の完全子会社となり、2017年6月からは日本国内でもキャンピングカーレンタル事業を開始。2016年10月に本店を東京都港区愛宕に移転し、エアトリグループの一員として事業基盤を固めた。当初はアウトバウンド主体だったが、徐々にインバウンド需要も取り込むようになった。
吸収合併によるWi-Fiレンタルとメディア事業への参入
2018年4月、同じエアトリ子会社の株式会社Airtrip Exchangeを吸収合併し外貨両替事業を取得。さらに2018年8月には株式会社Destination Japanを吸収合併し、訪日旅行客向けWi-Fiレンタル事業とWebメディア事業を開始した。これに伴い商号を株式会社インバウンドプラットフォームに変更し、現在の3事業の基礎が形成された。この合併により、キャンピングカー事業に加えてモバイルネットワーク事業とライフメディアテック事業の前身が加わった。
グローバルモバイル取得による事業統合とブランド確立
2020年4月、株式会社グローバルモバイルの全株式を取得し子会社化。同社は日本人顧客向けWi-Fiレンタル事業を営んでおり、これにより訪日外国人向けに加え日本人向けのモバイルネットワーク事業も展開可能となった。同年6月にはグローバルモバイルを吸収合併し、一体運営を開始。これにより訪日客向けブランド「Japan Wireless」と国内向け「グロモバ」の二軸体制が確立した。2019年9月には本店を現在の新橋に移転している。
ライフメディアテック事業部新設と事業領域の再整理
2021年6月、蓄積したEコマースノウハウと自社保有メディア、コンシェルジュサービスという3つの強みを生かすため、ライフメディアテック事業部を新設した。これにより、従来のWi-Fiレンタルやキャンピングカーに加え、医療・不動産・交通チケットなど生活全般の取次サービスを本格展開する方針を打ち出した。2021年9月期の売上高は9億円と前年から約5割増加し、事業再編の効果が表れ始めた。
東証グロース市場への上場と成長加速
2023年8月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により調達した資金は、モバイルネットワーク事業の端末購入やシステム開発、ライフメディアテック事業の新サービス開発に充てられた。上場後も訪日需要の拡大を背景に売上高は急成長し、2023年9月期には21億円、2024年9月期には23億円、2025年9月期には30億円に達した。従業員数も上場前の約50名から63名に増加している。
アジア太平洋展開と韓国企業との資本提携
2025年3月、連結子会社INBOUND PLATFORM ASIA PACIFIC PTE. LTD.をシンガポールに設立し、アジア太平洋地域での事業展開を開始した。同年7月には韓国のKorea Travel Tech Co., Ltd.と資本提携し関連会社化(持分法非適用)。さらに同月、SLBS JAPAN株式会社を設立し連結子会社とした。これらの動きは、訪日外国人市場の成長に加え、日本からのアウトバウンドや在留外国人向けサービスの拡大を視野に入れたもので、グループ全体の事業基盤を強化している。
年表14件を開く
2010年代
- 2015年10月創業株式会社エルモンテRVジャパン(現:株式会社インバウンドプラットフォーム、以下省略する。)を設立 海外キャンピングカーレンタルの取次ぎ事業(現:キャンピングカー事業)を開始
- 2016年7月株式会社エルモンテRVジャパンの株式の100%を株式会社エボラブルアジア(現:株式会社エアトリ、以下省略する。)が取得
- 2016年10月本店所在地を東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目23番6-301号から、東京都港区愛宕二丁目5番1号に移転
- 2017年6月日本国内におけるキャンピングカーレンタル事業(現:キャンピングカー事業)を開始
- 2018年4月M&A外貨両替事業を営む株式会社エアトリの100%子会社であった 株式会社Airtrip Exchangeを吸収合併
- 2018年8月M&A訪日旅行客向けのWi-Fiレンタル事業を営む株式会社エアトリの100%子会社であった 株式会社Destination Japanを吸収合併し、当社として 訪日旅行客向けのWi-Fiレンタル事業(現:モバイルネットワーク事業)及びWebメディア事業(現:ライフメディアテック事業)を開始 商号を「株式会社インバウンドプラットフォーム」に変更
- 2019年9月本店所在地を東京都港区愛宕二丁目5番1号から、現在の東京都港区新橋六丁目14番5号に移転
2020年代
- 2020年4月M&A株式会社グローバルモバイルの株式を100%取得し子会社化。日本人顧客向けWi-Fiレンタル事業(現:モバイルネットワーク事業)を本格化
- 2020年6月M&A子会社であった株式会社グローバルモバイルを吸収合併
- 2021年6月事業領域の再整理を行い、蓄積される事業ノウハウによる外国人向けEコマースサイト立上げの仕組化、自社保有のWebメディアによる顧客の獲得、自社コンシェルジュによる高い顧客ロイヤリティの実現という3つの強みを生かしてより広い意味での外国人向けのサービス展開を図ることを目的とし、ライフメディアテック事業部を新設
- 2023年8月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年3月INBOUND PLATFORM ASIA PACIFIC PTE. LTD.(現連結子会社)を設立
- 2025年7月Korea Travel Tech Co., Ltd.と資本提携し関連会社(持分法非適用)化
- 2025年7月SLBS JAPAN株式会社(現連結子会社)を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
マーケティング強化と利便性向上
モバイルネットワーク事業とキャンピングカー事業では、マーケティングを強化し、より利便性の高いシステムを開発してリピーター率を向上させる。
- 02
取次サービス領域の拡大
ライフメディアテック事業では、マーケティング強化やシステム開発に加え、取次サービス領域を拡大する。
- 03
クロスセルの拡充
モバイルネットワーク事業において、マーケティングコスト増加リスクに対応するため、クロスセルを拡充する。
- 04
新規事業の開発
ライフメディアテック事業で、新幹線・バスチケット手配に次ぐ新規事業の開発に取り組む。
- 05
人材確保とシステム強化
優秀な人材の確保・育成を図るとともに、お客様に選ばれるWebサイトを構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で63人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は542万円で、2期前と比べて+5.3%。平均年齢は37.7歳、平均勤続年数は3.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年9月 | 515 | 35.2 | 2.3 | 61 |
| 2024年9月 | 526 | 35.2 | 2.6 | 61 |
| 2025年9月 | 542 | 37.7 | 3.0 | 63 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 補助金6,000万円[第一回]令和2年度事業再構築補助金(交付申請等)中小企業庁
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は30億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+30.4%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 35億円 | 30億円 |
| 営業利益 | 4億円 | 3億円 |
| 純利益 | 2億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
7期分
直近は2026年3Qで、売上は10億円、営業利益は0億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2024年4Q | 12 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2025年4Q | 16 | 2 | 12.5 | 1 |
| 2026年2Q | 20 | 3 | 15.0 | 2 |
| 2026年3Q | 10 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年9月期からの7期で、売上は7億円から30億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 株式会社グローバルモバイルの株式を100%取得し子会社化。日本人顧客向けWi-Fiレンタル事業(現:モバイルネットワーク事業)を本格化 | |||||
| 2020年9月 | 6 | — | 0 | — | −4 |
| 2021年9月 | 9 | — | 1 | — | 1 |
| 2022年9月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年9月 | 21 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年9月 | 23 | — | 2 | — | 1 |
| INBOUND PLATFORM ASIA PACIFIC PTE. LTD.(現連結子会社)を設立 | |||||
| 2025年9月 | 30 | 3 | 3 | 10.0 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高30億円のうち、営業利益として残るのは3億円で10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金23.3%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金66.7%20億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年9月期は営業CFが6億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は9億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 6 |
| 2022年9月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 5 |
| 2023年9月 | 6 | −3 | 4 | 3 | 12 |
| 2024年9月 | 2 | −8 | 0 | −6 | 6 |
| 2025年9月 | 6 | −4 | 1 | 2 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年9月期の総資産は27億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は52.5%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 7 | 5 | 2 | 69.3 |
| 2020年9月 | 7 | 1 | 6 | 16.6 |
| 2021年9月 | 9 | 3 | 6 | 28.7 |
| 2022年9月 | 9 | 4 | 5 | 39.7 |
| 2023年9月 | 18 | 10 | 8 | 57.6 |
| 2024年9月 | 20 | 12 | 8 | 61.5 |
| 2025年9月 | 27 | 14 | 13 | 52.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中73位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中415位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥800で、1年前と比べて-37.0%。過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 |
| PER (会社予想) | 11.7倍 |
| PBR | 1.73倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月17日に前日比-11.36%の858円と急落し、上昇基調が一服しました。1ヶ月では+0.47%とほぼ横ばいで、25日移動平均線(896.28円)を約4%下回ります。8月14日には968円まで上昇しましたが、その後反落しています。RSIは41.77と中立圏で、出来高は263,800株と急増しました。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは11.4倍と業界平均30.53倍を大きく下回り、割安感が強い。PBRは1.94倍で業界平均3.59倍を下回る。ROEは14.3%と高く、収益性が良好。無配当だが、成長段階の企業であり、今後の配当開始が期待できる。売上高は増加傾向で、2025/9期は営業利益率10%と改善。同業界平均と比べてバリュエーションは割安で、成長性も考慮すると魅力的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 11.7倍 | — |
| PBR | 1.73倍 | 2.96倍 |
| ROE | 14.3% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
高成長が期待されるインバウンド関連事業だが、情報開示が乏しく投資判断が難しい。強気派は、売上高の増加と営業利益率10%の達成を評価し、今後のインバウンド回復でさらなる成長を見込む。また、時価総額が小さく成長余地が大きいとみる。一方、弱気派は、情報不足から事業リスクを評価できず、利益率が低いことや株価が下落していることを懸念する。また、競合との差別化や持続的成長の裏付けがないと指摘する。決算では、事業内容の開示と売上・利益の安定性が注目される。
- 業績拡大
売上高が3期でほぼ3倍に成長、営業利益率10%
- 成長市場
インバウンド需要は中長期的に拡大見込み
- 小規模高成長
時価総額31億円と小さく、成長余地が大きい
- 売上高30億円と前期比30%増決算発表後影響中
2025/9期売上高30億円、前期比30.4%増と拡大基調
- 営業利益率10%を達成し黒字化決算発表後影響中
2025/9期は営業利益3億円、営業利益率10%と収益化に成功
- PER11.26倍と小型株の割安感継続影響弱
予想PERは非開示だが実績PER11.26倍と低水準
- ROE14.3%と高水準の資本効率通年影響中
ROE14.3%、時価総額31億円と小規模ながら高い資本生産性
- 情報開示不足
事業モデルや競合優位性が不明瞭で評価不能
- 利益率低い
売上30億円に対して純利益2億円と規模の利益が薄い
- 株価低迷
年間で株価が8%下落し、市場の期待が低い
- 純利益が1~3億円と不安定決算発表後影響中
直近3期の純利益は3億円→1億円→2億円と変動が大きい
- 無配で株主還元が見込めない次回株主総会影響弱
配当利回りは開示なし・0%、成長投資優先で還元は後回し
- 時価総額31億円と流動性が低い継続影響中
時価総額31億円、外国人保有1.87%と売買代金が薄い
- 株価が1年で8.4%下落し資金離れ継続影響弱
株価は1年で8.4%下落、PER11.26倍でも買い手不在
- 売上高成長率
- 事業の拡大ペースと需要動向を測る
- 営業利益率
- 収益性の改善・悪化を確認する
- 事業別詳細
- セグメント情報が乏しいため、開示があれば分析可能
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ1,306人。区分でいちばん多いのは事業法人で65.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.9%を占め、残る34.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|
| 事業法人 | 67.0 | 65.7 | 65.9 |
| 個人・その他 | 18.8 | 24.9 | 18.5 |
| 証券会社 | 4.9 | 8.2 | 13.7 |
| 外国法人 | 8.1 | 1.0 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 1.0 | 0.2 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社エアトリ | 65.14 |
| 02 | 株式会社SBI証券 | 8.56 |
| 03 | 楽天証券株式会社 | 2.62 |
| 04 | クールジャパン投資事業有限責任組合 | 2.52 |
| 05 | 菅原 洋 | 1.37 |
| 06 | 山口 憲一 | 0.95 |
| 07 | 広田証券株式会社 | 0.91 |
| 08 | 王伸 | 0.81 |
| 09 | 野村證券株式会社 | 0.64 |
| 10 | J.P.MORGAN SE | 0.54 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは14.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 27,623 | 120,526 | 25.9 | — |
| 2020年9月 | −96,597 | 31,497 | — | — |
| 2021年9月 | 31 | 86 | 49.2 | — |
| 2022年9月 | 31 | 117 | 30.6 | — |
| 2023年9月 | 80 | 310 | 35.7 | 26.0 |
| 2024年9月 | 37 | 349 | 11.3 | 18.9 |
| 2025年9月 | 59 | 412 | 14.3 | 18.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額51百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 王伸 | 代表取締役社長 | 39 | 28,000 |
| 弓場肇 | 取締役CFO | 48 | — |
| 武原等 | 取締役 | 67 | — |
| 古我知史 | 取締役 | 67 | 94,200 |
| 菅原洋 | 取締役 | 56 | 47,400 |
| 宇尾野彰大 | 取締役 | 40 | — |
| 三刀屋淳 | 常勤監査役 | 60 | — |
| 生田目克 | 監査役 | 71 | — |
| 三神拓也 | 監査役 | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 35 | 35 | 12 |
| 社外取締役 | 7 | 16 | 16 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,378字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,896字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,612字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,723字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-19
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-22
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