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日経平均64,137.56-188NYダウ53,061.95+295ドル円157.33-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

キーウェアソリューションズ

Keyware Solutions Inc.3799 · Standard · 情報・通信業

社会インフラや通信キャリアの基幹システム開発を強みに、SIから新事業まで幅広く手掛ける独立系システムインテグレーター。

概要

キーウェアソリューションズは、1965年に電子機器の総合コンサルタント会社として創業した情報サービス企業である。システム開発事業とSI事業を二本柱とし、社会インフラ企業の基盤構築や通信キャリア、鉄道の収入・料金管理システム、医療ソリューションなど幅広い分野でソフトウェア開発を手がける。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、グループ売上高は227億円(2026年3月期)、従業員数は1,300名。北海道、東北、西日本、九州に子会社を配置し、全国展開している。

システム開発とSIの二本柱が収益の基盤

キーウェアソリューションズの事業は、システム開発事業とSI事業に大別される。システム開発事業は、顧客の要求に応じたソフトウェアの受託開発が中心で、売上高の約6割を占める。運輸系や医療系、公共系の案件が多く、2026年3月期の売上高は134億円、営業利益4.76億円と堅調に推移した。SI事業は、ERPパッケージ(SAP、Biz∫、IFSなど)を活用したシステム構築を核とし、売上高は68億円、営業利益5.96億円と高い収益性を示す。この二つのセグメントでグループ全体の営業利益の95%を稼ぎ出す。

38年かけて築いた全国8拠点のグループ体制

同社は、子会社7社と関連会社1社でグループを構成する。キーウェア北海道、キーウェア東北、キーウェア西日本、キーウェア九州の地域子会社がシステム開発を分担するほか、株式会社クレヴァシステムズがサポートサービスを提供する。医療分野に特化したキーウェアメディカル株式会社は2026年1月に設立された。本社は東京都世田谷区に置き、大阪、名古屋、仙台などにも拠点を持つ。この体制により、全国の顧客に対してきめ細かなサービスを提供している。

売上高211億円、営業利益率5.3%の収益構造

2026年3月期のグループ連結決算は、売上高227億円、営業利益11.3億円、営業利益率5.0%であった。直近5年間の売上高は186億円から227億円へと21.8%増加し、営業利益は7.3億円から11.3億円へと54.8%拡大した。システム開発事業の売上高は前年比12.8%増と大きく伸び、運輸系・医療系の案件拡大が寄与した。一方、SI事業は官公庁向け大型案件の反動減で受注高は減少したが、売上高は5.2%増と堅調だった。新事業として農業ICTやサイバーセキュリティにも注力している。

資本業務提携3社との連携でプライムビジネス拡大

2021年に兼松エレクトロニクス、キヤノンマーケティングジャパン、株式会社JR東日本情報システムと資本業務提携を締結した。これらの提携を通じて、共同提案や技術連携を進め、プライムビジネス(元請け案件)の拡大を図っている。2025年9月には株式会社岩手銀行とも資本業務提携を結び、東北地域での営業基盤強化を狙う。また、2024年には株式会社HBAおよびテクノスデータサイエンス・エンジニアリングと提携し、データ分析分野での協業を開始した。

業界の中での役割はシステム開発受託とパッケージ提供を組み合わせた独立系ソフトウェア会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
227億円
営業利益
11億円
営業利益率
4.8%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01社会インフラ・通信主力

社会インフラ企業の基盤構築や通信キャリア向けの収入・料金管理システム、全国規模のネットワーク監視・制御システムを開発。1次請け・2次請けで受託する。

主要顧客通信キャリア、大手鉄道輸送会社

主な製品・サービス2
収入・料金管理システム
通信キャリアや鉄道輸送会社向けの、収入管理・料金計算を担う大規模システム。
ネットワーク管理システムパッケージ OpenMonitor
社会インフラネットワークを監視・制御するパッケージソフトウェア。

02医療準主力

医療機関向けにシステム開発およびパッケージソフトウェア(MEDLASシリーズ、NAPROS)を提供。地域医療のIT化を支援。

主要顧客医療機関

主な製品・サービス2
医療ソリューションパッケージ MEDLASシリーズ
医療機関向けの診療支援・業務管理システム。
NAPROS
医療機関向けのシステムパッケージ。

03その他(広告・農業など)副次

その他セグメントとして、広告システムの開発、農業ICTソリューション(OGALシリーズ)など新規領域を推進。サポートサービスや販売事業も含む。

主な製品・サービス2
広告システム
広告代理店向けのシステム開発。
農業ICT(OGALシリーズ)
農業の生産管理や販売支援を行う情報システム。

製品と技術

医療ソリューションパッケージ MEDLASシリーズとNAPROS

キーウェアソリューションズが開発した医療向けパッケージソフトウェアとして、MEDLASシリーズとNAPROSがある。MEDLASは病院情報システムの中核を担い、診療報酬請求、電子カルテ、オーダリングなどの機能を提供する。NAPROSは特定の診療科や業務に特化したモジュールであり、両製品を組み合わせて顧客のニーズに応じたシステム構築が可能である。2026年1月には医療専門子会社キーウェアメディカルを設立し、この分野への注力を明確にした。

ネットワーク管理パッケージOpenMonitor

OpenMonitorは、同社が開発したネットワーク管理システムのパッケージである。社会インフラ企業の広域ネットワークを監視・制御する用途に強みを持ち、通信キャリアや鉄道会社のシステムで採用実績がある。障害検知、トラフィック監視、構成管理などの機能を備え、顧客の運用効率化に貢献する。OpenMonitorはシステム開発事業の自社パッケージとして販売され、保守サービスと組み合わせて提供される。

ERPテンプレートBiz∫とホテル業務効率化ソリューション

SI事業の柱であるBiz∫テンプレートは、同社が自社開発したERP導入のための標準テンプレートである。SAPやIFSなどのパッケージと組み合わせて、基幹システムの短期間導入を可能にする。2025年にはホテル業界向けに「ホテル業務効率化ソリューション」の提供を開始し、Biz∫を活用した業種特化型の提案を強化した。2026年3月期にはBiz∫の新バージョン開発を進め、競争力の維持を図っている。

農業ICT「OGALシリーズ」で新領域に挑戦

新事業として、連結子会社株式会社オーガルが農業ICT分野のOGALシリーズを展開する。2025年には宮崎県で次世代型施設園芸に参入する合同会社継に出資し、キュウリの生産事業へ参画した。OGALシリーズはセンサーや制御システムを活用し、農作物の生育管理や作業効率化を支援する。農業分野は中経計画「Vision2026」で掲げる新領域の一つであり、既存の制御技術を応用したユニークな取り組みである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

売上200億円超の安定成長、利益率改善途上

売上200億円超と同業他社の中で規模は中程度。2025/3期営業利益率4.27%と利益率は低水準だが、2026/3期には4.85%へ改善見込み。競合のチェンジHD(売上500億円超、利益率20%超)と比べ規模・収益性で劣るが、VR・AI・IoTなど先端分野に注力するソラコムやハッチ・ワークと比較すると安定した収益基盤を持つ。業界内では堅実な成長を続けるニッチプレイヤー。

強み

  • 売上200億円超で安定的に収益を計上、成長投資の原資を確保
  • 営業利益率が2025年4.27%から26年4.85%へ上昇見込み、効率化進む
  • AI・IoTなど成長市場におけるソリューションを提供
  • 自己資本比率等の詳細データはないが、安定収益で財務リスク低い

課題

  • 営業利益率4%台と業界平均(10%程度)を下回り、改善が急務
  • チェンジHDなど高い収益性を誇る競合に対し、独自性が明確でない
  • 売上成長率が年3%程度と緩やかで、市場拡大に乗り切れない可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がキーウェアソリューションズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19698クレオ111億円12.3倍
24495アイキューブドシステムズ106億円13.4倍
33900クラウドワークス105億円
43969エイトレッド105億円14.7倍
54192スパイダープラス105億円166.7倍
63799キーウェアソリューションズ104億円11.9倍
73641パピレス103億円
83963シンクロ・フード101億円36.1倍
93912モバイルファクトリー101億円15.5倍
102315CAICA DIGITAL101億円
114376くふうカンパニーホールディングス100億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

日本電子開発として創業、宇宙開発で実績を積む

1965年5月、資本金1,000万円で日本電子開発株式会社が設立された。当初はエレクトロニクスの総合コンサルタントとしてスタートしたが、1974年9月には宇宙開発事業団(現JAXA)種子島宇宙センターの試験ロケットN1型打ち上げをソフト部門で支援した。これを機に宇宙開発分野でのソフトウェア開発に本格参入し、1986年には財団法人無人宇宙実験システム研究開発機構の設立に唯一のソフトウェア会社として参画。理事会社として名を連ねた。

SI企業認定と全国展開、社名変更で新時代へ

1988年12月、通商産業省(現経済産業省)からSI企業(第1期認定企業)として認可された。1990年代には北海道、九州、中部に技術センターを開設し、全国展開を加速。2001年1月には商号をキーウェアソリューションズ株式会社に変更し、同年3月に連結子会社キーウェアサービス株式会社を設立した。2003年には北海道、西日本、九州の3地域子会社を設立し、グループ体制を整えた。

ジャスダック上場から東証二部へ、M&Aで事業拡大

2006年6月に株式会社ジャスダック証券取引所に上場。2008年3月には東京証券取引所市場第二部へ上場を果たした。同年4月には株式会社クレヴァシステムズを株式取得により連結子会社化し、システム開発とサポートサービスの両輪を強化した。2012年4月には東北支店を開設(現仙台営業所)。2017年5月には合弁会社イーテアを設立し、新領域への投資を開始した。

中期経営計画Vision2026と資本提携の集中

2023年3月期を初年度とする5カ年中期経営計画「Vision2026」を策定。ビジョンに「100年先までも選ばれ続ける企業へ」を掲げ、基盤事業の質的転換、プライムビジネスの拡大、新領域へのチャレンジを3本柱とした。2021年には兼松エレクトロニクス、キヤノンマーケティングジャパン、JR東日本情報システムとの資本業務提携を3社同時に締結。2025年9月には岩手銀行と提携し、地域金融との連携も強化した。

年表37件を開く

1960年代

  • 1965年5月創業エレクトロニクスの総合コンサルタント会社として、日本電子開発株式会社(資本金1,000万円)を設立

1970年代

  • 1974年9月宇宙開発事業団・種子島宇宙センター大崎射場から試験ロケットN1型の打ち上げをソフト部門で支援協力、宇宙開発分野でのソフトシステム開発事業に本格参入

1980年代

  • 1986年5月創業財団法人無人宇宙実験システム研究開発機構の設立に唯一のソフトウェア会社として参画(理事会社)
  • 1986年7月大阪支店(現・キーウェア西日本株式会社)開設
  • 1987年6月八幡山事業所(現・本社)開設
  • 1988年12月SI企業(第1期認定企業)として通商産業省より認可

1990年代

  • 1990年1月九州支店(現・キーウェア九州株式会社)開設
  • 1990年4月中部技術センター(現・キーウェア西日本株式会社 東海支店)開設
  • 1991年2月北海道技術センター(現・キーウェア北海道株式会社)開設
  • 1993年6月システム監査企業台帳登録(通商産業省)
  • 1994年10月SAPジャパン社との協業により、ERP(R/3)事業の立ち上げ
  • 1996年9月制御システムの分野で、ISO 9001の認証取得
  • 1999年9月ISO 9001の全社認証を取得(子会社設立時に各社へ適用)

2000年代

  • 2000年2月プライバシーマーク認証取得
  • 2000年11月「北海道ビジネスオートメーション株式会社(現・株式会社HBA)」(関連会社)の出資比率の引上げによる持分法適用会社化
  • 2001年1月商号変更「キーウェアソリューションズ株式会社」に社名変更
  • 2001年3月「キーウェアサービス株式会社」(連結子会社)設立
  • 2001年11月建設業許可取得(電気通信工事業)
  • 2002年4月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証取得(本社〔管理部門〕)
  • 2003年3月特定システムオペレーション企業等認定取得(経済産業省)
  • 2003年4月「キーウェア北海道株式会社」「キーウェア西日本株式会社」「キーウェア九州株式会社」(連結子会社)設立
  • 2003年7月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証取得(グループ全社)情報セキュリティ監査企業台帳に登録(経済産業省)
  • 2005年12月JISQ14001:2004(ISO14001:2004)認証取得
  • 2006年6月上場株式会社ジャスダック証券取引所に上場
  • 2008年3月上場株式会社東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2008年4月M&A「株式会社クレヴァシステムズ」を株式取得により子会社化(連結子会社)

2010年代

  • 2012年4月東北支店(現・仙台営業所)開設
  • 2017年5月合弁会社「株式会社イーテア」設立(当社の出資比率21%、持分法非適用会社)
  • 2019年7月株式会社HBAおよびテクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社と資本業務提携契約締結

2020年代

  • 2021年5月兼松エレクトロニクス株式会社およびキヤノンマーケティングジャパン株式会社と資本業務提携契約締結
  • 2021年8月「株式会社オーガル」(連結子会社)設立
  • 2021年11月株式会社JR東日本情報システムと資本業務提携契約締結
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2022年7月「キーウェア東北株式会社」(連結子会社)設立
  • 2025年4月M&A「株式会社クレヴァシステムズ」が「キーウェアサービス株式会社」を吸収合併
  • 2025年9月株式会社岩手銀行と資本業務提携契約締結
  • 2026年1月「キーウェアメディカル株式会社」(連結子会社)設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで240億円
  • 営業利益2027年3月期まで12億円
  • 営業利益率2027年3月期まで5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基盤事業の質的転換

    プロダクト・クラウドサービスの活用拡大、請負案件の受注拡大、資本業務提携先3社との連携強化、不採算プロジェクトの抑制により、既存事業の収益性を高める。

  2. 02

    プライムビジネスの拡大

    プライム顧客の拡大、営業力・提案力の強化(コンサルタント育成等)、ソリューション提供力の強化により、顧客との直接取引を拡大する。

  3. 03

    新領域へのチャレンジ

    サイバーセキュリティ領域やデジタル金融領域など新たな事業領域へ参入し、成長の柱を育成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,300人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は643万円で、9期前と比べて+11.2%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,078
2018年3月1,072
2019年3月57842.017.01,095
2020年3月62542.016.01,096
2021年3月63042.017.01,123
2022年3月60441.017.01,158
2023年3月61541.016.01,262
2024年3月62141.017.01,272
2025年3月63842.017.01,28970
2026年3月64341.017.01,30085

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都世田谷区248百万円
システム開発事業 SI事業 その他事業
本社 — 東京都 港区116百万円
システム開発事業 その他事業
本社 — 大阪府 大阪市 中央区111百万円
システム開発事業
東海支店 — 愛知県 名古屋市 中区14百万円
システム開発事業
本社 — 北海道 札幌市 北区6百万円
システム開発事業
本社 — 福岡県 福岡市 博多区6百万円
システム開発事業
本社 — 岩手県 盛岡市0百万円
システム開発事業
仙台技術センター — 宮城県 仙台市0百万円
その他事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    キーウェア北海道株式会社
    北海道 札幌市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キーウェア東北株式会社(注)3
    岩手県 盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キーウェア西日本株式会社
    大阪府 大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キーウェア九州株式会社
    福岡県 福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キーウェアメディカル株式会社(注)2
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クレヴァシステムズ(注)1,5
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オーガル
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社HBA
    北海道 札幌市 中央区 · その他の関係会社
    議決権14.5%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    リハビリテーションデータベースシステム・サーバ更新に伴う移行業務一式
    厚生労働省 · 2016-01-08
    326万円
  • 調達
    リハビリテーションデータベースシステムに係るハードウェア更新一式
    厚生労働省 · 2015-12-11
    300万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は227億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.6%、利益が+22.2%。

売上高
+7.6%
227億円
営業利益
+22.2%
11億円
純利益
-20.0%
8億円
営業利益率
4.8%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高240億円227億円
営業利益12億円11億円
純利益8億円8億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は50億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q562
2024年1Q4500.00
2024年2Q5012.02
2024年3Q5135.93
2024年4Q592
2025年2Q9900.02
2025年4Q11298.08
2026年2Q10732.82
2026年4Q12086.76
2027年1Q50−1−2.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は163億円から227億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月16356
2014年3月17242
2015年3月1641−1
2016年3月16011
合弁会社「株式会社イーテア」設立(当社の出資比率21%、持分法非適用会社)
2017年3月15411
2018年3月16852
2019年3月17643
2020年3月18453
「株式会社オーガル」(連結子会社)設立
2021年3月18687
「キーウェア東北株式会社」(連結子会社)設立
2022年3月18486
2023年3月19295
2024年3月205117
「株式会社クレヴァシステムズ」が「キーウェアサービス株式会社」を吸収合併
2025年3月2119124.310
「キーウェアメディカル株式会社」(連結子会社)設立
2026年3月22711124.88

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高227億円のうち、営業利益として残るのは11億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.3%180億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%36億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.5pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.1pt
3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
10.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は34億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−4−12−56
2014年3月12−2−9107
2015年3月201210
2016年3月−614−59
2017年3月100−71012
2018年3月6−1−1516
2019年3月1−1−4012
2020年3月7−1−6612
2021年3月−2−12−311
2022年3月6−4−329
2023年3月7−1−5610
2024年3月12−2−11020
2025年3月−34−2119
2026年3月20−1−41934

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は120億円。このうち返さなくてよい自己資本が80億円で、自己資本比率は66.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月99584158.5
2014年3月94583661.2
2015年3月96583860.5
2016年3月100584258.6
2017年3月91583363.8
2018年3月98603862.0
2019年3月98633564.4
2020年3月93633068.3
2021年3月103604358.7
2022年3月107753269.4
2023年3月112783470.0
2024年3月125863969.0
2025年3月108763270.2
2026年3月120804066.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
34億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
58億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
40億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中155位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中430位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,144で、1年前と比べて+16.2%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥1,144+0.2%1ヶ月+1.8%1年+16.2%時価総額104億円
過去52週の値幅
安値¥959高値¥1,292

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.9倍
PER (会社予想)11.8倍
PBR1.22倍
配当利回り3.50%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初旬から上昇基調で、8月10日に年初来高値を更新しました。しかし、8月14日には前日比5.61%安と急落し、25日線(1094.4円)を上回る水準(1111円)で終えました。出来高は急増しており、8月10日には30800株と、直近の平均を大きく上回る売買が発生、高値圏での利益確定売りが出やすい展開です。52週高値(1292円)には依然届かず、中期的なもみ合いが続く可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが11.06倍と業界平均30.18倍を大きく下回り、PBRも1.11倍と業界平均3.51倍に比べて低く、収益性と資産価値の両面で割安です。ROE10.3%と収益力は安定していますが、配当利回りが0%と無配であり、株主還元の点では評価が分かれます。業績は増収基調で利益も堅調ですが、無配が割安感をやや減殺しています。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.9倍47.9倍
PER (予想)11.8倍
PBR1.22倍2.96倍
ROE10.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、堅調な受注と利益率の改善を評価。2025/3期の営業利益率4.27%から2026/3期は4.85%へ向上見込みで、増収増益基調が継続するとみる。PBR1.1倍と割安感も指摘。一方弱気派は、売上成長率が鈍化傾向(前期比+6.5%→+7.6%と低成長)で、競合の多いSI業界では差別化が難しく、中長期的な成長力に疑問を呈する。また、利益率の改善が一時的なコスト削減効果に過ぎない可能性も懸念。

プラスに働く材料7
  • 増収増益基調の継続

    2025/3期から26/3期は営業利益率が4.27%→4.85%に改善、純利益も増加予想。

  • 割安なバリュエーション

    PER11倍、PBR1.1倍と業界平均対比で割安。ROE10%超で収益性も悪くない。

  • 安定した顧客基盤

    官公庁・金融機関向けはリピート率が高く、保守収入が下支えする。

  • 2026年3月期増収、売上高227億円2026年3月期影響

    売上高211→227億円、前期比7.6%増

  • 営業利益11億円、利益率改善2026年3月期影響

    営業利益9→11億円、利益率4.3%→4.8%

  • PER11倍のバリュエーション割安継続影響

    時価総額97億円、PER11倍は業界平均比割安

  • システムインテグレーション需要拡大継続影響

    DX投資拡大、受注増期待

マイナスに働く材料7
  • 低成長と規模の限界

    売上高200億円程度で頭打ち感。前期比増収率は7%前後と高成長とは言えない。

  • 競争激化による利益率圧迫

    SI業界は競合が多く、価格競争に巻き込まれやすい。中長期的な利益率向上は不透明。

  • 目新しい成長ドライバー不在

    自社プロダクトの規模は小さく、新規事業の芽も見えない。既存事業の延長線上。

  • 2026年3月期純利益減益、8億円2026年3月期影響

    純利益10→8億円(▲20%)、営業利益増も税金等で減少

  • 無配政策継続、株主還元不足継続影響

    配当性向0%、利益剰余金蓄積も還元なし

  • 人件費高騰による利益圧迫継続影響

    IT人材不足、労務費上昇

  • 特定顧客依存リスク不定影響

    主要顧客の予算変動で影響

次の決算で確かめる点
受注高・受注残高
将来収益の先行指標。受注の伸びが売上成長に直結するため。
営業利益率
利益改善の確認。SI事業の付加価値向上やプロジェクト採算管理の成果を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+6.3%いまの株価に対する利回りは3.50%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.50%
いまの株価に対して
配当性向
71.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5114.3
2018年3月860.029.6
2019年3月1250.043.2
2020年3月120.035.8
2021年3月120.019.6
2022年3月120.058.8
2023年3月120.094.7
2024年3月2066.747.1
2025年3月3260.018.7
2026年3月346.371.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,167人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.4%を占め、残る57.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他64.554.956.655.054.256.3
事業法人23.837.437.537.339.136.9
自己株式21.98.78.68.58.38.2
金融機関6.14.14.14.44.65.4
外国法人1.40.80.51.20.80.8
証券会社4.12.81.41.91.30.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社HBA15.20
02キーウェアソリューションズ従業員持株会8.31
03株式会社JR東日本情報システム7.24
04兼松エレクトロニクス株式会社6.59
05キヤノンマーケティングジャパン株式会社6.59
06住友生命保険相互会社2.85
07株式会社岩手銀行1.48
08岩始1.15
09株式会社三井住友銀行1.10
10東京新宿木材市場株式会社0.83

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+47%、1株純資産は14期で+41%。直近期のROEは10.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6567910.55.121.3
2014年3月297064.221.576.0
2015年3月−10703−1.4
2016年3月87031.153.7
2017年3月116931.654.1114.3
2018年3月247113.437.329.6
2019年3月407415.512.843.2
2020年3月427715.511.035.8
2021年3月9788611.37.619.6
2022年3月719287.58.758.8
2023年3月609716.29.094.7
2024年3月911,0738.98.947.1
2025年3月12890712.75.718.7
2026年3月9695710.311.671.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額108百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
三田昌弘代表取締役 社長64
小川俊一取締役61
斉藤郁夫取締役62
末綱琢也取締役56
脇谷勝取締役57
野田万起子取締役56
ステファン・グスタフソン取締役66
舘田あゆみ取締役61
後根桂二監査役(常勤)62
佐藤敦監査役(常勤)60
瀧田博監査役74
大田研一監査役79

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)654666010
監査役3303010
社外取締役518184

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,648字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社7社および関連会社1社で構成され、コンピュータシステム構築に必要な全体または一部のソフトウェア開発を受託して行う「システム開発事業」、各種ERPパッケージ等によるシステム構築を核としたエンドユーザ向けのシステムインテグレーションを行う「SI事業」、顧客のコンピュータシステムに関する様々なニーズに対応する運用・保守等のサポートサービス事業、関連機器・パッケージソフト等の販売事業、新規領域を推進する新事業など、他の事業セグメントに属さない事業から構成される「その他事業」を主な事業としております。 当社は、設立以来多様な分野において、特殊な業種・業務ノウハウ、先進技術を背景に、企業の情報システムの構築を支えてきました。代表的なものに、社会インフラ企業の基盤構築や通信キャリア、大手鉄道輸送会社に代表される収入・料金管理、ならびに全国規模で拡がる社会インフラネットワークを監視・制御するシステム開発などがあります。また、定型業務ではない複雑な顧客固有の特殊業務分野のシステム化も行っております。 当社グループにおいて受託契約を行うシステム開発には、1次請けのケースと2次請けのケースがあります。 当社グループの事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は、下表のとおりであります。 なお、当連結会計年度から、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況、1 連結財務諸表等、(1) 連結財務諸表、注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 事業区分/業務セグメント   事業内容   当社グループ システム開発事業   コンピュータシステム構築に必要な全体または一部のソフトウェア開発を受託して行う事業(自社が開発したパッケージソフトウェア製品をカスタマイズし、提供・販売する事業を含む)《代表的な自社パッケージソフトウェア》・医療ソリューションパッケージ(MEDLASシリーズ、NAPROS)・広告システム・OpenMonitor(ネットワーク管理システムパッケージ)   当社キーウェア北海道株式会社キーウェア東北株式会社キーウェア西日本株式会社キーウェア九州株式会社キーウェアメディカル株式会社株式会社クレヴァシステムズ SI事業   各種ERPパッケージ等によるシステム構築を核としたエンドユーザ向けシステムインテグレーション事業(自社が開発したパッケージソフトウェア製品をカスタマイズし、提供・販売する事業を含む)《代表的な自社パッケージソフトウェア》・Biz∫テンプレート   当社 その他事業   サポートサービス事業、販売事業、コンサルティング事業、新事業など他の事業セグメントに属さない事業 サポートサービス事業   顧客のコンピュータシステムの運用に関する様々なニーズに対応し、運用・保守・教育等を支援する事業   株式会社クレヴァシステムズ 販売事業   顧客の要求に応じ、最適なコンピュータおよび関連機器、パッケージソフトウェア等の他社商品を仕入れ、必要な導入支援を行い販売する事業   当社 コンサルティング事業   お客さまが抱える経営課題等を分析し、DXやRPAなどのITソリューションを通じて支援・解決する事業《代表的なソリューション・サービス》・PROVISION(お客さまのDX実現に向けたトータルソリューション)・DXファーストステップソリューション(DXに取り組む企業に向けた業務最適化コンサルティングや各種ITソリューションの導入支援)・RPA導入支援サービス   当社株式会社クレヴァシステムズ 新事業   事業領域の拡大や蓄積された技術を基にした新分野への進出などの新規領域を推進する事業《代表的なソリューション・サービス》・農業ICT(OGALシリーズ)   当社株式会社オーガル 前頁で述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,085字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社および当社の子会社(以下「当社グループ」という。)の経営方針、対処すべき課題等は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 情報技術に関する全てを当社グループの「事業領域」とし、個人の個性と能力を発揮することに価値を置いた「企業風土」のもと、創造性に富んだ情報技術によってお客様の要求を超えたソリューションを提供し、お客様の夢・理想を実現させ、豊かな社会の発展に貢献することが、当社グループに課せられた「社会的役割」であるととらえております。 当社グループは、「IT can create it.」(クリエイティブな発想で、ITの持つ無限の可能性を現実のものとする)の企業スローガンのもと、情報技術の持つ新たな可能性の実現に取り組んでまいります。 また、当社グループの事業活動において、CSR(企業の社会的責任)への取り組みを重要なものと位置づけ、社会からの信頼や期待に応えていくために、お客様、株主、社員、取引先、地域社会をはじめとするあらゆるステークホルダーの方々と積極的にコミュニケーションを図りながら事業活動を行うことにより、社会の持続的発展への貢献を目指しております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、売上高、営業利益、当期純利益、自己資本比率を最も重要な指標としており、安定性と成長性を兼ね備えた企業集団を目指しております。今後につきましては、経営基盤の強化による更なる収益力の向上と効率化を追求することにより、企業価値を高めてまいります。 (3) 今後の経営方針 当社グループが属する情報サービス産業では、DXを背景とするIT投資需要が今後も拡大すると見込まれております。一方で、IT技術は日々進化し、社会環境や顧客ニーズも大きく変化しております。当社グループは、こうした事業環境のなかで持続的な成長を果たすべく、2023年3月期を初年度とし2027年3月期を最終年度とする5ヵ年中期経営計画「Vision2026」を策定いたしました。ビジョンとして『100年先までも選ばれ続ける企業へ』を掲げ、「基盤事業の質的転換」「プライムビジネスの拡大」「新領域へチャレンジ」の3つの方針のもと、取り組みを推進しております。この5年間の間にこれまで培ってきた当社の強みを磨き高収益化に取り組むとともに、将来の事業環境の変化も見据えて改革を進める計画です。2027年3月期の数値目標はグループ連結で、売上高240億円、営業利益12億円、営業利益率5%を目指しております。 <5カ年中期経営計画「Vision2026」の概要> 期間   :   2023年3月期~2027年3月期 基本方針   :   ① 基盤事業の質的転換 ・プロダクト、クラウドサービスの活用拡大 ・請負案件の受注拡大 ・資本業務提携を行った3社との連携強化 (株式会社JR東日本情報システム、兼松エレクトロニクス株式会社、 キヤノンマーケティングジャパン株式会社) ・不採算プロジェクトの抑制② プライムビジネスの拡大 ・プライム顧客の拡大 ・営業力、提案力強化(コンサルタントの育成等) ・ソリューション提供力強化③ 新領域へのチャレンジ ・新領域への参入(サイバーセキュリティ領域、デジタル金融領域等) 最終年度(2027年3月期)の数値目標   :   売上高  240億円営業利益 12億円営業利益率  5% (4) 会社の対処すべき課題 今後の国内外の情勢は、当面の間前期と同様に不透明な状況が継続するものと予想しております。特に米国の政策動向、ウクライナ情勢や中東情勢などの地政学的リスクは、わが国の経済環境に大きく影響を及ぼす恐れがあるものと考えております。 一方で、経済産業省が2022年に公表した「DXレポート 2.2」では、企業の情報化投資について、従来の老朽化した基幹システムからの脱却に加え、産業構造全体の変革を目指す方向性が打ち出されており、DXを単なる効率化の手段とするのではなく、全社的な収益力の向上を実現させる手段と位置付けられております。また、DX変革は立ち止まることなく、企業や市場の反応に合わせて継続しなければならないものとされていることから、今後も企業のIT投資に対する意欲は底堅く推移するものと見込んでおります。 これらの前提を踏まえまして、当社グループは2023年3月期を初年度とする5カ年中期経営計画「Vision2026」で掲げた「基盤事業の質的転換」「プライムビジネスの拡大」「新領域へのチャレンジ」の3つの基本方針のもと、事業拡大と高収益化の実現に向けて取り組みを進めております。 当社は、当社が果たすべき社会的役割として、高品質で付加価値の高いソリューションを提供することにより、お客様の夢・理想を実現させ、豊かで安心・安全な社会の発展に貢献してまいります。
事業等のリスク4,796字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載している各事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 特定取引先への依存に関するリスクについて 当社グループは、日本電気株式会社および関係会社(以下「NEC・関係会社」という。)、日本電信電話株式会社を中心としたNTT関係会社(以下「NTT・関係会社」という。)、東日本旅客鉄道株式会社および関係会社(以下「JR・関係会社」という。)などの特定取引先から安定した受注があり、相応の経営基盤を築いております。その業務内容は主に社会インフラ企業の基盤システム構築業務であり、一般的な業務系システム(会計業務、販売業務、在庫管理業務、購買業務等)とは異なり、特殊業務分野に位置づけられます。当社グループは、この特殊な業務を長年に渡り担当しており、これらシステム構築の実績とノウハウを多く持っていることが強みになっている反面、これら特定取引先からの売上高は、当社グループの売上高の概ね5割を占めており、これら特定取引先への依存度は非常に高い状況にあります。したがって、これら特定取引先の業績動向等によっては、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社グループでは、基盤事業の拡大および新規事業の創出による事業領域の拡大などにより、新たな取引先獲得に向けた体制を構築し、対応しております。 -売上高実績- 取 引 先   前連結会計年度   当連結会計年度 自 2024年4月1日   自 2025年4月1日 至 2025年3月31日   至 2026年3月31日 金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   率(%) NEC・関係会社   5,979,031   28.3   6,711,419   29.5 NTT・関係会社   2,340,610   11.1   2,524,307   11.1 JR・関係会社   1,195,941   5.7   1,854,841   8.2 小 計   9,515,583   45.1   11,090,568   48.8 その他一般   11,585,613   54.9   11,634,339   51.2 合 計   21,101,196   100.0   22,724,908   100.0 (2) 業績の季節的変動に関するリスクについて 当社グループは、事業の特性上、契約期間として年度(4月から翌年3月)を基準にしている案件が多く、納期に合わせ作業も増える傾向にあることから、第4四半期連結会計期間に認識される収益の割合が高くなる傾向にあります。このため、当社グループの売上高は、第4四半期連結会計期間に増加し、業績に季節的変動が生じます。 当該リスクに備えるため、当社グループでは、単年度事業計画作成時において予測可能な範囲で季節的変動を織り込んだうえで利益計画を策定するほか、経営の安定化を図るため、季節的変動の少ない案件の受注拡大に注力しております。 (3) プロジェクトの採算管理に関するリスクについて 当社グループが属する情報サービス産業においては、一般的に受注ソフトウェア開発について多様な顧客のニーズ対応および最新の技術が求められることから、そのサービス内容を契約締結段階で詳細に確定することが困難な場合があり、当初の見積りと実際発生した工数との間に乖離が生じる可能性があります。このような事態が発生し、プロジェクトの採算が確保できなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社グループでは、品質、コスト、納期の目標を達成するためのリスク管理要領において、プロジェクトレビュー基準を定めるほか、直接プロジェクトを推進する部門から独立したプロジェクト管理部門を設けて、契約時、計画書作成時、工程終了時ごとにプロジェクト監視を行い、リスク管理に努めております。また、会社が重要であると判断したプロジェクトについては「全社レビュー対象プロジェクト」に指定し、プロジェクトの工程レビューにプロジェクト管理部門が参加し、全社として問題解決に当たる仕組みを構築しております。 (4) 協力会社の確保に関するリスクについて 当社グループは、業務遂行上必要に応じて協力会社に業務の一部を委託しており、当社グループの売上原価に占める外注費の割合は約4割となっております。協力会社を活用する理由としては、固定費の削減や、事業展開が柔軟になるなどのメリット確保のためのものと考えております。しかしながら、協力会社の活用は、当社グループのみならず、競合他社においても行われており、必ずしも高度な技術レベルの協力会社を一定数以上確保できるとは限りません。優良な協力会社を安定的また継続的に確保できない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、協力会社の活用に際しては、要求事項を明確にし、請負型発注への転換、協力会社の集約を実施し、ビジネスパートナーとしての位置づけを明確に行ったうえで、長期・安定的な取引の構築を図るとともに、納品物の品質向上を指導し実現しております。 (5) 提供するシステム・サービスにおける不具合発生に関するリスクについて 当社グループがお客様に提供するシステムにおいて、誤作動、バグ、納期遅延等の不具合が生じた場合、顧客に損害を与えるだけでなく、損害賠償責任の発生や当社グループに対する信頼を喪失することにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社グループでは、品質、コスト、納期の目標を達成するためリスク管理要領において、プロジェクトレビュー基準を定めるほか、直接プロジェクトを推進する部門から独立したプロジェクト管理部門を設けて、契約時、計画書作成時、工程終了時ごとにプロジェクト監視を行い、リスク管理に努めております。また、お客様へ納品する際には、出荷判定会議を行い、バグの状況や品質など最終的に確認を行う仕組みを構築しております。 (6) 優秀な技術者の確保に関するリスクについて 当社グループの提供するサービスは人材、特に情報処理技術者の能力や、資質に大きく依存しております。当社グループの今後の事業戦略を考えると、ITコンサルティングやプロジェクトマネジメントのノウハウを有する人材の確保が重要となります。現時点においては、必要な技術者は確保されていると考えておりますが、労働市場の逼迫等により、必要とする優秀な技術者または労働力を確保できない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社グループでは、新卒者を対象とした定期採用と中途採用を積極的に実施し、徹底した能力・実績主義に基づく評価・報酬体系を導入し、優秀な人材の確保に努めております。 (7) 技術革新ならびに技術の陳腐化に関するリスクについて 当社グループが属する情報サービス産業においては、技術革新のスピードが速いため、先進のノウハウとシステムを保有し、かつそれらを継続的にアップデートしていく必要があります。当社グループにおいては、急速な環境変化に対応できるような組織運営を進めておりますが、想定している以上の技術革新等による保有技術の陳腐化等が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社グループでは、新しい技術の習得に向けた研修の実施や新たな技術・サービスの創出に、継続的に取り組んでおります。 (8)法的規制等に関するリスクについて 当社グループは、事業運営上関係する各法令へ対応するための体制を整備し、法令遵守に努めており、現状において法令に違反する事象は認識されておりません。 しかしながら、法令違反等の事象の発生、あるいは当社グループの事業を規制する現行法令の改正および新法令が制定される可能性があります。そうした場合に、当社グループの社会的信用の失墜や、当該規制への対応に際して、サービス内容の変更や新たなコストが発生すること等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社では、他部門から独立した組織としての内部監査部門を設け、グループ子会社を含めあらゆる方面での内部監査を実施しております。また、コンプライアンス教育を実施するほか、定期的にコンプライアンス等に関する教育や案内をグループ全社に実施し、社員の意識向上を図っております。 (9)セキュリティ管理に関するリスクについて 当社グループは、顧客の情報システムを構築する過程において、個々の顧客業務内容等の内部情報を入手しうる立場にあり、情報セキュリティの確立・維持が重要な課題と認識しており、情報管理体制の強化に努めております。しかしながら、不測の事態により、顧客情報や従業員の個人情報が外部へ漏えいすることとなった場合には、社会的信用の失墜や損害賠償請求の発生等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社グループは、顧客データ管理の安全性や信頼性に重点をおいた施策をとるほか、QMS(品質マネジメントシステム)、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)、プライバシーマーク認証取得企業として、品質重視の開発・運用の推進および個人情報の管理強化に取り組んでおります。 (10)知的財産権の保護に関するリスクについて 当社グループが属する情報サービス産業においては、自社技術保護のための特許申請が増加する傾向にあります。このような環境において、当社グループも自社特殊技術の保護、他社との差別化および競争力のあるサービスを永続的に提供するために、知的財産権、特に特許の出願の推進を行っております。 また、第三者の知的財産権を侵害しないよう努めており、現時点において侵害はないものと認識しておりますが、将来において第三者の知的財産権への侵害が生じてしまう可能性は否定できません。第三者の知的財産権を侵害していることが発覚した場合、当社グループへの損害賠償請求、信用の低下およびブランド力の劣化により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、社内の全コンピュータ機器を対象にソフトウェアのインストール状況を監視するシステムを導入するとともに、社内におけるライセンスの利用状況を定期的に調査し、知的財産権の侵害やソフトウェアライセンスの不適切な利用の防止に努めております。 (11)自然災害等に関するリスクについて 当社グループでは、地震・台風等の自然災害、人的災害、新型インフルエンザ等の感染症の拡大などの災害発生により被災した場合には、迅速かつ適切な対応による事業継続が優先であると認識しております。しかし、想定を超える規模の災害に被災した場合には、事業の全てまたは一部が停止するなど、重大な影響を受ける可能性があります。また、当社グループの取引先が被災された場合についても、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクに備えるため、当社グループでは、災害対策規程を策定し、対応方針を定めております。また、緊急事態時において、継続して事業推進ができるよう、テレワークの環境整備も併せて行っております。
経営成績の分析 (MD&A)7,951字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要、ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復が続きました。一方で、中東情勢の影響や金融資本市場の変動、米国の通商政策をめぐる動向などから、先行きについては依然として不透明な状況が続きました。 当社グループが属する情報サービス産業につきましては、本年4月に総務省が発表した2026年2月のサービス産業動態統計調査(速報)によれば、売上高合計は前年同月比6.5%増と47ヵ月連続で前年を上回りました。また、当社グループの売上高の半分を占める「受注開発ソフトウェア業」も前年同月比1.1%増と前年を上回り、業界全体として底堅い需要が続きました。 このような事業環境のもと、当社グループは、5ヵ年中期経営計画「Vision2026」に基づき、「基盤事業の質的転換」「プライムビジネス※の拡大」「新領域へのチャレンジ」を推進しました。 「Vision2026」の4年目となる当連結会計年度は、「基盤事業の質的転換」に向けて、プロダクトやクラウドサービスなどの活用拡大に取り組むとともに、2021年に資本業務提携を締結した3社(株式会社JR東日本情報システム、兼松エレクトロニクス株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社)との連携を一層推進したほか、請負案件の拡大、不採算案件の抑制に引き続き取り組みました。また、医療ヘルスケア領域における専門性の確立と提供価値の向上を図るため、本年1月15日付で連結子会社であるキーウェアメディカル株式会社を設立し、本年4月1日の事業開始に向けた準備を進めました。 「プライムビジネスの拡大」に向けては、ERPパッケージ(SAP、Biz∫、IFS等)を活用した基幹システム刷新の提案活動を推進したほか、Biz∫を活用した自社開発テンプレートの新バージョン提供に向けた開発を進めました。あわせて、インフラやセキュリティサービスを含む一貫したソリューションの提案を通じて高付加価値案件の獲得に努めたほか、ホテル業界向けに現場業務の効率化を支援する「ホテル業務効率化ソリューション」の提供を開始するなど、ソリューションの拡充に取り組みました。また、営業部門および部門役職者を対象に外部講座を活用した情報セキュリティ教育を実施し、プライム案件における提案力および経営視点でのリスク判断力の強化を図りました。加えて、2025年9月には株式会社岩手銀行との資本業務提携を締結し、東北地域における営業基盤とソリューション提供力の強化に取り組みました。 「新領域へのチャレンジ」に向けては、連結子会社である株式会社オーガルが、宮崎県で次世代型施設園芸への参入を目指す合同会社継に出資し、農業ICTを活用したキュウリの次世代型生産事業へ参画しました。また、サイバーセキュリティ領域における体制強化を目的として、エンジニアおよび営業担当者の育成に取り組んだほか、デジタル金融領域への取り組みの一環として、関連領域への参画やブロックチェーン技術を活用したサイバーレジリエンスサービス「デジタルシェルター」の導入提案活動を推進しました。 ※ 当社グループでは、お客さまと直接契約を結びサービスやソリューションを提供する事業を「プライムビジネス」と称しております。 当社グループの当連結会計年度の受注高は21,846百万円(前年同期比227百万円増、1.1%増)、売上高は22,724百万円(同1,623百万円増、7.7%増)、営業利益は1,130百万円(同209百万円増、22.8%増)、経常利益は1,196百万円(同28百万円減、2.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は801百万円(同229百万円減、22.3%減)となりました。 セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。 なお、期初に行った組織改編およびグループ会社間での事業譲渡等に伴い、前連結会計年度まで「システム開発事業」に所属していた事業の一部を「SI事業」に移管し、「SI事業」に所属していた事業の一部を「その他事業」に移管いたしました。これに伴い、各報告セグメントの前連結会計年度の数値を当連結会計年度の表示に合わせて組替再表示しており、前期比較につきましては、変更後の区分方法に組み替えたものにより行っております。 ① システム開発事業 受注高は12,766百万円(前年同期比242百万円増、1.9%増)、売上高は13,439百万円(同1,528百万円増、12.8%増)、営業利益は476百万円(同152百万円増、47.1%増)となりました。 当連結会計年度におけるシステム開発事業は、安定的な収益獲得を実現すべく、今後更なる拡大が見込まれるIoTやクラウド等のDX関連の技術力強化を進めるとともに、プロダクトやAIの活用による業務効率化・生産性向上に努めるなど、積極的に事業を推進してまいりました。また、医療ヘルスケア領域における専門性の確立とお客さまへ提供するサービス価値の更なる向上を図るべく、医療ソリューション事業を専門とする子会社を設立するなど、将来を見据えた体制強化にも努めてまいりました。 この結果、受注高につきましては、前期に大型案件の受注獲得があった公共系での反動減があったものの、運輸系や医療系での案件拡大などにより前期比で増加いたしました。売上高につきましては、運輸系、医療系での案件拡大に加え、前期に大型案件の受注があった公共系、IoT関連の開発が順調に進捗したことなどにより前期比で大幅に増加いたしました。損益面につきましては、売上高の増加に加え、業務効率化・生産性向上を図り収益力の強化に努めたことなどにより、前期比で大幅に増加いたしました。 ② SI事業 受注高は6,629百万円(前年同期比122百万円減、1.8%減)、売上高は6,815百万円(同339百万円増、5.2%増)、営業利益は596百万円(同62百万円増、11.6%増)となりました。 当連結会計年度におけるSI事業は、お客さまに対しより高い価値のサービスを提供すべく、インフラ構築、基幹システム・周辺システム導入からセキュリティサービスの提供まで一貫したソリューションの提案を推進するとともに、社員個々人のスキルの更なる向上を目指し教育投資や資格取得等を強力にサポートするなど、積極的に事業を推進してまいりました。 この結果、受注高につきましては、前期に大型受注の獲得があった官公庁向け案件での反動減などが影響し、前期比で減少となりました。売上高につきましては、前期に受注した官公庁向けの大型案件の開発が順調に進捗したことに加え、小売・卸業向け、ホテル業向けで案件の拡大などがあったことなどにより、前期比で増加いたしました。損益面につきましては、売上高の増加に加え、開発生産性の向上を図り原価低減に努めたことなどにより、前期比で増加いたしました。 ③ その他事業 受注高は2,451百万円(前年同期比107百万円増、4.6%増)、売上高は2,469百万円(同244百万円減、9.0%減)、営業利益は83百万円(同2百万円増、3.3%増)となりました。 当連結会計年度におけるその他事業は、事業拡大による継続的な成長を実現すべく、提案力やコンサルティング力の強化やAI技術の積極的な活用を進めるとともに、農業ICTを活用した次世代型生産事業への参画、デジタル金融領域やサイバーセキュリティ領域への取り組みに向けた体制強化など、積極的に事業を推進してまいりました。 この結果、受注高につきましては、サポートサービス系が堅調に推移したことなどにより、前期比で増加いたしました。売上高につきましては、コンサルティング系が軟調に推移したことなどが影響し、前期比で減少となりました。損益面につきましては、固定費の抑制等に努めた結果、前期比で増加いたしました。 (生産、受注及び販売の状況) a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度自 2025年4月1日至 2026年3月31日 生産高(千円)   前年同期比(%) システム開発事業   8,880,282   8.9 SI事業   3,962,547   △1.3 その他事業   1,706,216   △4.2 合計   14,549,045   4.3 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度自 2025年4月1日至 2026年3月31日 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) システム開発事業   12,766,052   1.9   3,044,427   △18.1 SI事業   6,629,331   △1.8   2,110,436   △8.1 その他事業   2,451,487   4.6   481,043   △3.7 合計   21,846,870   1.1   5,635,907   △13.5 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度自 2025年4月1日至 2026年3月31日 販売高(千円)   前年同期比(%) システム開発事業   13,439,475   12.8 SI事業   6,815,536   5.2 その他事業   2,469,895   △9.0 合計   22,724,908   7.7 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度自 2024年4月1日至 2025年3月31日   当連結会計年度自 2025年4月1日至 2026年3月31日 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 日本電気㈱   2,208,210   10.5   2,600,139   11.4 NECソリューションイノベータ㈱   2,036,280   9.7   2,593,786   11.4 (2) 財政状態 当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。 ① 流動資産 流動資産残高は、9,863百万円(前連結会計年度末比1,304百万円増、15.2%増)となりました。主な変動要因は、現金及び預金の増加、電子記録債権の増加、売掛金の増加、契約資産の減少であります。 ② 固定資産 固定資産残高は、2,149百万円(前連結会計年度末比71百万円減、3.2%減)となりました。主な変動要因は、建物及び構築物の減少、繰延税金資産の増加であります。 ③ 流動負債 流動負債残高は、3,936百万円(前連結会計年度末比1,082百万円増、37.9%増)となりました。主な変動要因は、買掛金の増加、未払法人税等の増加、未払消費税等の増加、資産除去債務の増加、事務所移転費用引当金の増加であります。 ④ 固定負債 固定負債残高は、70百万円(前連結会計年度末比284百万円減、80.0%減)となりました。主な変動要因は、資産除去債務の減少であります。 ⑤ 純資産 純資産残高は、8,004百万円(前連結会計年度末比434百万円増、5.7%増)となりました。主な変動要因は、利益剰余金の増加であります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,365百万円(前連結会計年度末比1,501百万円増、80.6%増)となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益の計上(1,199百万円)、売上債権の減少(170百万円)、仕入債務の増加(150百万円)、未払消費税等の増加(152百万円)、事務所移転費用引当金の計上(163百万円)などにより、1,987百万円の増加(前期は333百万円の減少)となりました。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動による資金は、有形固定資産の取得による支出(48百万円)、無形固定資産の取得による支出(47百万円)などにより、77百万円の減少(前期は398百万円の増加)となりました。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動による資金は、配当金の支払い(408百万円)により、408百万円の減少(前期は166百万円の減少)となりました。 (資本の財源及び資金の流動性について) 当社グループは、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針とし、運転資金および設備資金につきましては、自己資金または取引金融機関からの借入により調達しております。このうち、借入による資金調達につきましては、短期の運転資金の調達は短期借入金を基本とし、大規模な設備投資や長期の運転資金の調達は長期借入金を基本としております。 当社グループは、運転資金の効率的かつ安定的な調達を行うため、取引銀行との間でコミットメントライン契約および当座貸越契約を締結しております。これら契約に基づく当連結会計年度末における極度額および借入金残高は、次のとおりであります。なお、コミットメントライン契約には、財務制限条項が付されております。 項目   極度額   借入金残高 コミットメントライン契約および当座貸越契約   3,300,000千円   -千円 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しておりますが、グループの事業内容なども踏まえ会計方針を定めております。 連結財務諸表の作成は、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これら見積りについて、現在入手可能な情報や過去の実績などを勘案して合理的に見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、主なものは次に記載のとおりであります。なお、そのうち特に重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。 ① 収益及び費用 受注制作のソフトウェア開発に係る収益は、履行義務の充足に係る進捗度に基づき認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の見積り方法は、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で算出しております。なお、進捗度を合理的に見積もることができないが、当該履行義務を充足する際に発生する費用を回収することが見込まれるものについては、原価回収基準により収益を認識しております。また、契約の開始日から完全に履行義務を充足すると見込まれる期間がごく短い案件については、完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しております。 サポートサービス等の役務提供のうち顧客に対する役務提供の都度その成果が顧客に移転していると考えられる取引については、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の見積り方法は、顧客との契約等に基づくアウトプット法で算出しております。なお、進捗度を合理的に見積もることができないが、当該履行義務を充足する際に発生する費用を回収することが見込まれるものについては、原価回収基準により収益を認識しております。 なお、サポートサービス等の役務提供のうち工数や作業量等に基づき履行義務が充足された部分の対価を顧客から受け取る権利を有している取引については、役務提供に係る工数又は作業量等に応じて契約に定められた単価を乗じた金額に基づき収益を認識しております。 ② 貸倒引当金 債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率法により、貸倒懸念債権および破産更生債権等については財務内容評価法により計上しております。 ③ 賞与引当金 従業員に対する賞与支給に備えるため、将来の支給見込み額のうち当連結会計年度において負担すべき金額を計上しております。 ④ 株主優待引当金 株主優待制度の実施に伴い発生する費用に備えるため、当連結会計年度末を基準日とする株主名簿をもとに、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる額を計上しております。 ⑤ 事務所移転費用引当金 確定した事務所移転・解約の計画に伴い、翌連結会計年度以降に予定される原状回復工事期間に係る賃借料の支出に備えるため、発生が見込まれる額を計上しております。 ⑥ 投資有価証券 取引関係等の維持・強化のため、特定の取引先に対する投資を行っております。当連結会計年度末における市場価格のない株式等の評価については、投資先の資産状況、経営状況などを勘案し、必要と判断した場合には減損処理を行っております。投資先の資産状況、経営状況がさらに悪化した場合には、追加の減損処理が必要となる可能性があります。 ⑦ 無形固定資産 無形固定資産のうち子会社の株式取得および企業結合により発生したのれんについては、のれんの効果の及ぶ期間(10年から20年)にわたり均等償却しております。当該子会社の将来における収益によっては、減損処理が必要となる可能性があります。 また、市場販売目的のソフトウェアについては、見込販売数量に基づく償却額と見込有効期間(3年)に基づく均等配分額とを比較し、いずれか大きい額を償却しております。販売が見込数量に達しない場合は、見込販売数量の見直しによる償却額の見直しが必要となる可能性があります。 ⑧ 繰延税金資産 企業会計上の収益・費用と課税所得計算上の益金・損金の認識時点が異なることから、会計上の資産・負債と課税上の資産・負債の額に一時的な差異が生じる場合において、一定期間内における回収可能性に基づき連結貸借対照表上に繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積りが減少した場合は、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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