概要
スパイダープラス株式会社は、建設現場向け施工管理ソフトウェア「SPIDER+」を主力とする情報・通信業の企業である。1997年に熱絶縁工事業として創業し、2010年から自社開発のIT事業を開始。2021年3月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場した。2025年12月期の売上高は49億円、従業員数は260名、本社は東京都港区。建設業界の人手不足や生産性向上を背景に、SaaS型のデジタルサービスを提供している。
建設業からIT企業へと転換した事業構造
スパイダープラスは、熱絶縁工事の施工会社として創業したが、自社の生産性改善を目的にIT活用を模索。2010年に積算システム「SPIDER」を開発し、翌年には現場管理アプリ「SPIDERPLUS」をリリースした。2012年に旧建設部門とIT部門を合併し、現在は建設DX(デジタルトランスフォーメーション)に特化した企業となっている。2022年にはエンジニアリング事業をArmacell Japanに譲渡し、ICT事業に集中する経営判断を下した。
サブスクリプション型の収益構造と顧客基盤
主力サービスの収益は、月額課金のストック型である。2025年12月末時点のARR(年換算経常収益)は49.9億円、契約社数は2,251社、1社あたりの月額単価(ARPA)は184千円。大手ゼネコン・サブコンを中心に導入が進んでおり、サプライチェーンを通じたネットワーク効果で中堅・中小企業にも普及している。解約率は低く、長期継続率の高さが収益の安定性を支えている。
国内拠点とベトナム子会社による事業基盤
本社を東京都港区に置き、関西支社(大阪)、札幌・名古屋・福岡・仙台の各営業所を国内に展開する。2024年3月にはベトナム・ハノイ市に100%子会社SpiderPlus Vietnamを設立し、海外展開の足掛かりを築いた。グループ全体で従業員260名を擁し、開発・営業・サポートの各機能を分散配置している。国内の全拠点は2022年から2023年にかけて開設された比較的新しい体制である。
建設業界の構造課題を捉えたサービス展開
日本建設業連合会の予測では、2035年に約129万人の建設技能労働者が不足するとされる。建設投資額は2025年度の68兆円から2035年度に84兆円まで拡大が見込まれる一方で、人手不足と残業規制が深刻化している。スパイダープラスはこのギャップを事業機会と捉え、ソフトウェアによる「標準化」、BPOによる「外部化」、コンサルティングによる「高度化」、AIによる「自動化」の4つのアプローチで生産性向上を支援している。
業界の中での役割は建設業界のゼネコン・サブコン向けに、現場の業務プロセスを変革するソフトウェアとサービスを提供するプラットフォーマーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01建設業(ゼネコン・サブコン)主力
大手ゼネコン・サブコンを中心に、施工管理SaaS「SPIDER+」を提供。ソフトウェアによる標準化、BPOによる外部化、コンサルによる高度化、AIによる自動化を組み合わせ、現場の生産性向上に貢献。元請けから協力会社へのネットワーク効果で顧客基盤を拡大。
建設DX領域におけるリーディングカンパニー
主要顧客大手ゼネコン、サブコン
- SPIDER+
- 建設現場向けの施工管理SaaS。工程管理、品質管理、安全管理など現場業務を効率化し、生産性向上を支援。
- SPIDER+Workspace
- 統合プラットフォーム構想。現場のあらゆる課題を網羅的に解決する次世代サービス群。
製品と技術
現場監督向け施工管理SaaS「SPIDER+」
「SPIDER+」は、建設現場の施工管理業務をデジタル化するクラウドサービスである。図面の共有、工程管理、写真管理、帳票作成などをスマートフォンやタブレットで行える。2011年のリリース以来、現場監督の負荷軽減と業務効率化に貢献してきた。2025年12月末時点の契約社数は2,251社、ARPAは184千円で、大手ゼネコンから協力会社まで幅広く導入されている。
統合プラットフォーム「SPIDER+ Workspace」への進化
2025年に策定された中期プロダクトロードマップ「Workspace構想」に基づき、従来の施工管理機能を拡張した統合プラットフォーム「SPIDER+ Workspace」の開発が進められている。現場の人員管理、安全管理、資材管理など多岐にわたる業務を一元的に扱えるようにする。BPOサービスやプロフェッショナルサービスとの連携も視野に入れ、単なるSaaSツールから現場の基盤インフラへの進化を目指している。
現場業務の外部化と高度化を支えるBPO・プロフェッショナルサービス
スパイダープラスは、ソフトウェア提供だけでなく、顧客のアナログ業務を代行するBPOサービスと、基幹システム連携やカスタマイズ開発を行うプロフェッショナルサービスを提供している。デジタル化が困難な業務を外部化することで、現場の負担を軽減。大手企業固有のニーズに応えるプロフェッショナルサービスは、顧客との粘着性を高め、1社あたりの契約単価(ARPA)の向上に寄与している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 建設業(ゼネコン・サブコン)建設DX領域におけるリーディングカンパニー
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
建設DXで急成長、赤字から黒字転換途上
スパイダープラスは、建設業界向けにデジタルプラットフォームを提供する新興企業で、建設DXの分野で差別化を図っている。同業他社であるVRAIN SolutionやCocoliveも情報・通信業に分類されるが、各社が異なる技術領域(AI、IoTなど)に強みを持つ中、同社は建設現場の効率化に特化したサービスを展開している。直近の業績は売上高が32億円(2023年12月期)から41億円(2024年12月期)、49億円(2025年12月期)と拡大しているものの、営業利益率は2024年12月期に-12.2%と赤字が続き、2025年12月期に0%まで改善した。これは、収益性の改善途上にあり、競争構造の中でまだ確固たるポジションを確立していないことを示す。市場では建設業界の人手不足や生産性向上ニーズが高まり、DX需要が拡大する中、同社は成長機会を捉えつつあるが、競合との差別化と収益性向上が今後の課題となる。
強み
- 売上高は3期連続で増加し、2025年12月期には49億円に到達
- 建設業界に特化し、業界特有の課題解決に集中
- 建設業界の人手不足と生産性向上ニーズが追い風
- 営業利益率が改善傾向にあり、2025年12月期に赤字解消
課題
- 2024年12月期は営業赤字で、黒字化の定着が必須
- 同業他社が多数存在し、独自性の維持が難しい
- 売上高成長に比し利益率が低く、改善が急務
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がスパイダープラス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4412サイエンスアーツ | 111億円 | 59.3倍 |
| 2 | 9698クレオ | 111億円 | 12.3倍 |
| 3 | 4495アイキューブドシステムズ | 106億円 | 13.4倍 |
| 4 | 4192スパイダープラス | 105億円 | 166.7倍 |
| 5 | 3900クラウドワークス | 105億円 | — |
| 6 | 3969エイトレッド | 105億円 | 14.7倍 |
| 7 | 3799キーウェアソリューションズ | 104億円 | 11.9倍 |
| 8 | 3641パピレス | 103億円 | — |
| 9 | 3963シンクロ・フード | 101億円 | 36.1倍 |
| 10 | 3912モバイルファクトリー | 101億円 | 15.5倍 |
| 11 | 2315CAICA DIGITAL | 101億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
熱絶縁工事業として創業した1997年
伊藤謙自が埼玉県戸田市で個人事業「伊藤工業」として創業。2000年に有限会社ケイ・ファクトリーを設立し、2001年に建設業許可を取得。2002年にはアーマセル社(香港)製品の日本認定工事店となり、「アーマフレックス」を用いた熱絶縁工事の施工を開始した。この時期までは専ら建設施工が事業の中心であり、後のIT事業とは無縁の事業であった。
IT事業立ち上げとSPIDERシリーズの誕生
2010年9月、創業者の伊藤謙自が東京都豊島区に株式会社ヴェイシスを設立。建設業での経験から積算業務の非効率を痛感し、積算システム「SPIDER」を開発・販売した。翌2011年9月には建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」をリリースし、現場監督向けのスマートフォン対応ツールとして市場に投入。これが後の主力サービス「SPIDER+」の原型となる。
合併と社名変更を経た組織再編の2012年
2012年6月、建設事業を担う株式会社ケイ・ファクトリーがIT事業の株式会社ヴェイシスを吸収合併し、商号を株式会社レゴリスに変更。建設とITの両部門を一つの法人に統合した。これにより、建設現場のドメイン知識とソフトウェア開発力が融合し、現場密着型のサービス開発体制が整った。本社は東京都豊島区に置いた。
社名変更とマザーズ上場に至った2020〜2021年
2020年11月、株式会社レゴリスからスパイダープラス株式会社へ商号変更。2021年3月に東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に株式を上場した。上場時の売上高は22億円、純損失5億円と赤字だったが、建設DX市場の成長期待を背景に資金調達を実現。上場によりブランド認知度が向上し、大手顧客への営業が加速した。
エンジニアリング事業譲渡と全国展開の2022年
2022年1月、創業以来続けてきたエンジニアリング事業(熱絶縁工事)をArmacell Japan株式会社に事業譲渡。これによりICT事業に経営資源を集中させる方針を明確にした。同年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行。同時に札幌・福岡の営業所を開設し、5月には本社を東京都港区に移転した。名古屋・仙台の営業所も相次いで開設し、全国6拠点体制を構築した。
ベトナム子会社設立と長期ビジョン策定の2024〜2025年
2024年3月、ベトナム・ハノイ市に100%子会社SpiderPlus Vietnamを設立。オフショア開発拠点として位置づけ、人材確保とコスト競争力の強化を図った。2025年1月には中期コーポレートビジョン「つくる人の“働く”を夢中にする、現場インフラ」を策定。同年7月に長期プロダクトロードマップ「Workspace構想」を発表し、11月にはプロダクトロゴを刷新、サービス名を「SPIDERPLUS」から「SPIDER+」に変更した。
年表22件を開く
1990年代
- 1997年9月創業埼玉県戸田市にて個人事業として伊藤工業創業
2000年代
- 2000年2月創業伊藤工業を資本金3,000千円にて、有限会社ケイ・ファクトリー設立
- 2001年4月建設業許可取得
- 2001年10月資本金10,000千円にて、株式会社ケイ・ファクトリーへ組織変更
- 2002年2月アーマセル社(香港)製品の日本認定工事店に登録「アーマフレックス」を使用した熱絶縁工事の施工開始
2010年代
- 2010年9月創業創業者伊藤謙自が、IT事業を立ち上げるにあたって、東京都豊島区に資本金3,000千円にて株式会社ヴェイシスを設立 積算システム「SPIDER」を開発・販売
- 2011年9月建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」をリリース
- 2012年6月M&A株式会社ケイ・ファクトリーが株式会社ヴェイシスを吸収合併 株式会社レゴリスへ商号変更
- 2014年11月「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のISO27001認証」を取得
- 2017年5月本社を東京都豊島区に移転
- 2017年6月大阪府大阪市北区に大阪営業所(現関西支社)を開設
2020年代
- 2020年11月商号変更株式会社レゴリスをスパイダープラス株式会社へ商号変更
- 2021年3月上場東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に株式を上場
- 2022年1月エンジニアリング事業をArmacell Japan株式会社に事業譲渡
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場へ移行 北海道札幌市北区に札幌営業所を、福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設
- 2022年5月本社を東京都港区に移転
- 2023年2月愛知県名古屋市中村区に名古屋営業所を開設
- 2023年12月宮城県仙台市青葉区に仙台営業所を開設(2024年1月から営業開始)
- 2024年3月ベトナム国・ハノイ市に100%子会社として、SpiderPlus Vietnam, Co., Ltd.(現連結子会社)を設立
- 2025年1月中期Vision「つくる人の“働く"を夢中にする、現場インフラ」を策定
- 2025年7月中期プロダクトロードマップ「Workspace構想」を発表
- 2025年11月商号変更プロダクトロゴを刷新し、サービス名表記を「SPIDERPLUS」から「SPIDER+」に変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
現場インフラ企業への進化
施工管理ソフト「SPIDER+」を統合管理ソフト「SPIDER+ Workspace」に進化させ、BPOサービスやプロフェッショナルサービスなどソリューション系の展開を強化し、建設現場のあらゆる課題を網羅的に解決する「現場インフラ企業」を目指す。
- 02
優秀な人材の確保と育成
事業拡大とサービス提供に向け、採用体制の強化、教育・研修制度の充実、人事評価制度の整備を進める。また、AI等のテクノロジーを全社員が活用し、組織全体の生産性を底上げする。
- 03
顧客基盤の強化と拡大
自社営業と販売パートナー連携により建設DXのシェア拡大を図るとともに、カスタマーサポート・サクセス体制を拡充・高度化し、顧客の業務プロセスへの浸透を深める。
- 04
競争優位性の強化
現場データとAI等の最新技術を組み合わせたプロダクト・サービス開発を推進し、顧客ニーズに応える差別化を図る。施工管理ソフトの進化やBPO・プロフェッショナルサービスを強化する。
- 05
内部管理体制の強化
事業規模に合わせたバックオフィス機能の拡充、リスク管理・内部監査・コンプライアンス体制の強化、社外役員登用や監査役監査によるガバナンス機能の充実を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で260人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、5期前と比べて+27.0%。平均年齢は35.3歳、平均勤続年数は2.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 491 | 33.5 | 2.7 | 92 | — |
| 2021年12月 | 527 | 34.7 | 2.4 | 136 | — |
| 2022年12月 | 563 | 34.5 | 2.3 | 180 | — |
| 2023年12月 | 561 | 34.3 | 2.8 | 176 | — |
| 2024年12月 | 582 | 35.4 | 2.4 | 250 | −200 |
| 2025年12月 | 624 | 35.3 | 2.6 | 260 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は49億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+19.5%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 59億円 | 49億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 0億円 |
| 純利益 | — | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は26億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+8.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 7 | −2 | −28.6 | −2 |
| 2023年2Q | 8 | −1 | −12.5 | −1 |
| 2023年3Q | 8 | −1 | −12.5 | −1 |
| 2023年4Q | 9 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 9 | −1 | −11.1 | −1 |
| 2024年2Q | 10 | −2 | −20.0 | −3 |
| 2024年4Q | 22 | −2 | −9.1 | −4 |
| 2025年2Q | 24 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 25 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 26 | 1 | 3.8 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年9月期からの11期で、売上は6億円から49億円へ8.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は9期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 2016年12月 | 1 | — | −1 | — | −2 |
| 大阪府大阪市北区に大阪営業所(現関西支社)を開設 | |||||
| 2017年12月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年12月 | 9 | — | −1 | — | −1 |
| 2019年12月 | 13 | — | 1 | — | 1 |
| 株式会社レゴリスをスパイダープラス株式会社へ商号変更 | |||||
| 2020年12月 | 20 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に株式を上場 | |||||
| 2021年12月 | 22 | — | −5 | — | −5 |
| 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場へ移行 北海道札幌市北区に札幌営業所を、福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設 | |||||
| 2022年12月 | 25 | — | −12 | — | −10 |
| 愛知県名古屋市中村区に名古屋営業所を開設 | |||||
| 2023年12月 | 32 | — | −5 | — | −5 |
| ベトナム国・ハノイ市に100%子会社として、SpiderPlus Vietnam, Co., Ltd.(現連結子会社)を設立 | |||||
| 2024年12月 | 41 | −5 | −5 | −12.2 | −8 |
| プロダクトロゴを刷新し、サービス名表記を「SPIDERPLUS」から「SPIDER+」に変更 | |||||
| 2025年12月 | 49 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高49億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.5%13億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金73.5%36億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は25億円で、売上の6.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | −1 | 0 | 3 | −1 | 4 |
| 2019年12月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 2020年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 |
| 2021年12月 | −5 | −6 | 48 | −11 | 42 |
| 2022年12月 | −10 | −5 | 4 | −15 | 30 |
| 2023年12月 | −3 | −1 | 2 | −4 | 28 |
| 2024年12月 | −4 | −1 | 3 | −5 | 27 |
| 2025年12月 | 1 | −2 | −2 | −1 | 25 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2025年12月期の総資産は42億円。このうち返さなくてよい自己資本が27億円で、自己資本比率は64.0%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 3 | 0 | 3 | 9.6 |
| 2016年12月 | 2 | −1 | 3 | — |
| 2017年12月 | 5 | 1 | 4 | 20.1 |
| 2018年12月 | 7 | 3 | 4 | 39.0 |
| 2019年12月 | 9 | 3 | 6 | 39.9 |
| 2020年12月 | 9 | 4 | 5 | 45.1 |
| 2021年12月 | 54 | 46 | 8 | 85.2 |
| 2022年12月 | 48 | 37 | 11 | 76.8 |
| 2023年12月 | 46 | 34 | 12 | 73.6 |
| 2024年12月 | 42 | 26 | 16 | 62.8 |
| 2025年12月 | 42 | 27 | 15 | 64.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中160位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中530位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥295で、1年前と比べて-36.1%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 166.7倍 |
| PBR | 3.87倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に286円まで上昇し、前日比+5.93%と急伸しました。25日移動平均線(280.64円)を上回る水準にありますが、52週高値491円からは約-41.8%と大きく乖離したままです。週足では7月中旬から270円前後で底固めの動きが続き、8月12日には高値圏で出来高212,800株と増加しましたが、8月19日に270円まで下落するなど変動が激しい状況です。RSIは54.17と中立圏にあり、方向感はまだ定まっていません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERが算出不能で収益性の評価が困難だが、PBRは3.7倍と同業界平均の3.53倍を上回る。ROEは27.3%と高い一方で、直近の業績は赤字が続き、2024年12月期は営業赤字、2025年12月期も営業利益ゼロと低調。成長性を織り込んだPBRの高さが割高感を強める。無配当で株主還元も乏しく、割高と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 166.7倍 | 47.9倍 |
| PBR | 3.87倍 | 2.96倍 |
| ROE | 27.3% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は拡大しているものの、赤字が続いており、収益性が最大の論点である。強気派は、売上高の増加率(2023年12月期28%増、2024年12月期28%増)が高く、2025年12月期には損益分岐点を超える見通しであり、今後の黒字化と成長性に期待する。一方、弱気派は、営業利益率が-12.2%と悪化しており、市場競争の激化やビジネスモデルの不確実性から、黒字化が遅れるリスクを指摘する。また、株価が1年で約40%下落しており、市場の失望感が強い。事業内容の詳細が明らかでないことも投資判断を難しくしている。
- 高成長の持続
売上高が前年比28%増で推移し、市場拡大を享受
- 黒字化への道筋
2025年12月期に損益分岐点まで改善、今後の黒字転換を見込む
- 投資効果の発現
成長投資の成果が売上増加に表れ、将来の収益化に期待
- 営業損失5億円がゼロまで縮小決算発表後影響強
2025/12期の営業損益は0億円と前期のマイナス5億円から5億円改善
- 売上高3期連続増加で49億円に通年影響中
売上高は32、41、49億円と拡大し、赤字縮小の基盤を形成
- ROE27.3%と資本効率の高さ継続影響中
ROE27.3%は収益性の高さを示し、資本効率改善が続く
- 外国人保有比率10.7%と需給の支え継続影響弱
外国人持ち株比率10.7%と一定の成長期待が株価を下支え
- 損益悪化の継続
2024年12月期は営業利益率-12.2%と赤字幅拡大
- ビジネスモデルの不透明さ
事業内容が非開示で収益構造が把握できない
- 株価の大幅下落
1年で40%下落し、市場の信頼が低下
- PBR3.7倍と割高なバリュエーション継続影響強
売上高49億円、営業利益0億円に対し時価総額99億円、PER算定不能
- 営業損益ゼロで業績変動に敏感決算発表後影響中
営業損益0億円のため売上高が少し減るだけでも赤字転落の懸念
- 株価が1年で39.7%下落した弱気トレンド継続影響弱
株価は278円と直近1年で39.7%下落し、売り圧力が続く
- 今期業績予想が開示されず不透明決算発表後影響弱
フォワードPERの開示がなく、市場は業績見通しを評価できない
- 売上高成長率
- 収益モデルの成長持続性を確認するため
- 営業損益の推移
- 黒字化の進捗状況を把握するため
- 営業キャッシュフロー
- 赤字期の資金繰りリスクを評価するため
- 解約率や継続率
- サブスク型の場合は顧客定着度が重要となるため
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ7,866人。区分でいちばん多いのは個人・その他で84.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.4%を占め、残る96.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 79.1 | 67.9 | 78.0 | 75.4 | 83.7 | 84.2 |
| 外国法人 | — | 23.2 | 15.2 | 15.3 | 10.7 | 10.6 |
| 事業法人 | 20.9 | 3.0 | 3.0 | 2.8 | 3.5 | 3.3 |
| 証券会社 | — | 0.9 | 2.0 | 3.0 | 1.9 | 1.7 |
| 金融機関 | — | 4.8 | 1.8 | 3.4 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.8 | — | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 伊藤 謙自 | 52.90 |
| 02 | THE BANK OF NEW YORK 133652 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 5.86 |
| 03 | 株式会社CHIYOMARU STUDIO | 2.28 |
| 04 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.73 |
| 05 | 増田 寛雄 | 1.51 |
| 06 | 吉田 淳也 | 1.41 |
| 07 | 株式会社SBI証券 | 1.10 |
| 08 | 野田 隆正 | 0.99 |
| 09 | 鈴木 雅人 | 0.98 |
| 10 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.87 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-10伊藤 謙自変更報告47.81%-5.98pt
- 2026-06-03伊藤 謙自新規の大量保有報告47.81%-5.98pt
- 2026-06-01株式会社インフォマート新規の大量保有報告20.71%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは27.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 28,779 | 145,531 | 21.9 |
| 2016年12月 | −827,686 | — | — |
| 2017年12月 | −216 | 399 | — |
| 2018年12月 | −5 | 10 | — |
| 2019年12月 | 2 | 12 | 20.1 |
| 2020年12月 | 4 | 14 | 27.3 |
| 2021年12月 | −16 | 138 | — |
| 2022年12月 | −31 | 108 | — |
| 2023年12月 | −13 | 96 | — |
| 2024年12月 | −22 | 75 | — |
| 2025年12月 | −0 | 75 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 伊藤謙自 | 代表取締役社長 | 53 | 18,781,800 |
| 鈴木雅人 | 取締役副社長 コーポレート 推進本部長 | 48 | 346,600 |
| 藤原悠 | 取締役 執行役員CFO 経営管理本部長 兼 事業企画本部長 | 40 | 63,400 |
| 吉田淳也 | 取締役 | 43 | 500,000 |
| 広木大地 | 取締役 | 43 | — |
| 森竜太郎 | 取締役 | 36 | — |
| 古賀博之 | 監査役 | 66 | — |
| 佐々木義孝 | 監査役 | 52 | — |
| 竹田いさか | 監査役 | 42 | — |
| 金子禎秀 | — | 42 | — |
| 川原均 | 取締役 | 66 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 63 | 63 | 16 |
| 社外取締役 | — | — | 18 | — |
| 社外監査役 | 3 | 14 | 14 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,191字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,025字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,886字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,586字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第28期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-24
- 半期報告書半期報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第26期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-26
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-07
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
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