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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

GMOペイメントゲートウェイ

GMO Payment Gateway, Inc.3769 · Prime · 情報・通信業

オンライン決済代行の国内最大手。多様な決済手段と金融サービスでEC・対面事業者を支援。

概要

GMOペイメントゲートウェイは、GMOインターネットグループ傘下のフィンテック企業で、オンライン決済代行サービス「PGマルチペイメント」を中核に、EC事業者向けにクレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済など多様な決済手段を一元提供する。2024年9月期の売上収益は738億円、営業利益率34.15%と高収益を誇り、従業員数882人。

GMOインターネットグループの中核決済インフラ

当社はGMOインターネットグループ株式会社の連結子会社であり、同グループのインターネットインフラ事業に属する。グループ全体はドメイン・セキュリティ・広告・金融など多岐にわたる事業を展開しており、当社はその中で決済プロセスのインフラを担う。2024年9月期の連結売上収益738億円のうち、決済代行事業が約75%を占め、営業利益は同84%を稼ぎ出す主力事業である。金融関連事業と決済活性化事業が残りを構成する。

オンラインと対面をカバーする決済代行

決済代行事業はオンライン課金・継続課金分野と対面分野に分かれる。オンライン分野では、当社と子会社GMOイプシロンが、EC・デジタルコンテンツ・サブスクリプション事業者向けに、クレジットカードやコンビニ収納、QRコード決済、キャリア決済など30種類以上の決済手段をAPIで統合提供する。対面分野では、GMOフィナンシャルゲートが実店舗向けにクレジットカード・デビットカード・QRコード決済端末を提供し、キャッシュレス決済需要を取り込む。

加盟店の資金流動性を改善する金融関連事業

金融関連事業では、加盟店のキャッシュフローを支援するサービスを展開する。主力は後払い決済「GMO後払い」で、消費者が商品受取後に支払う方式を採用し、加盟店は売上代金を早期回収できる。他にも、決済データに基づく無担保融資「トランザクションレンディング」、売上代金を通常より早く入金する「早期入金サービス」、給与即時受け取り「即給 byGMO」、請求書カード払い「請求書カード払い byGMO」などがある。海外ではシンガポールや米国でレンディング・送金サービスも提供する。

38の国と地域に広がる海外拠点

当社グループはシンガポール(2012年設立)、香港(2013年)、タイ(2014年)、米国(2018年)、インド(2019年)などに子会社を持ち、海外の決済代行サービスを展開する。マレーシアにも拠点を設けたが2023年12月に休眠会社化した。また、台湾には香港子会社の支社を置く。海外事業は決済代行に加え、現地のFinTech企業向けレンディングや送金サービスも含む。2016年にはマレーシアのMacro Kiosk Berhadを子会社化したが、2020年に全株式を譲渡した。

ストック収益が支える高収益ビジネスモデル

当社の収益は大きく4種類に分かれる。イニシャルはシステム導入時の接続ソフトウェアライセンスや決済端末代金、ストックはカスタマーサポートや管理の定額月次固定費、フィーは決済処理件数に応じた従量課金、スプレッドは代表加盟店契約で売上代金から徴収する手数料である。2024年9月期の構成比はスプレッドが約42%、フィーが約30%、ストックが約17%、イニシャルが約11%で、継続的なストック・フィー・スプレッドが収益の9割近くを占め、営業利益率34%超の高収益を実現している。

業界の中での役割は電子商取引・対面販売事業者向けの決済インフラ・金融サービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
825億円
営業利益
313億円
営業利益率
37.9%
純利益
218億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2017/9
事業売上構成比利益利益率
決済代行 事業119億円54.6%66億円55.5%
金融関連 事業58億円26.6%2億円3.4%
決済活性化 事業41億円18.8%5億円12.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01オンライン課金・継続課金(決済代行事業)主力

EC・デジタルコンテンツ・サブスクリプション等のオンライン事業者向けに、クレジットカード、コンビニ収納、電子マネー、QRコード決済、キャリア決済等、多様な決済手段を一元提供。加盟店と決済事業者の間を繋ぐ決済代行サービス(直接加盟店契約・代表加盟店契約両方)。

主な製品・サービス1
決済代行サービス(オンライン・継続課金)
ECサイト等で利用可能な多種決済手段をAPI等で統合。加盟店の決済システム構築・運用を代行。

02対面決済(決済代行事業)主力

実店舗向けにクレジットカード、デビットカード、バーコード・QRコード決済等の対面決済代行サービスを提供。決済端末やシステムを提供する。

主な製品・サービス1
決済代行サービス(対面)
店舗に設置する決済端末・システムを通じて、多様なキャッシュレス決済を実現。加盟店の売上管理も支援。

03金融機関・サービス事業者向け(決済代行事業)準主力

金融機関やフィンテック事業者向けに、BaaS(Banking as a Service)支援として、銀行Payの共同開発、決済処理プラットフォーム「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」を提供。

主な製品・サービス2
銀行Pay
横浜銀行と共同開発した、銀行口座連動型のスマートフォン決済サービス。
GMO-PG プロセシングプラットフォーム
新たな決済事業の立ち上げに必要な決済処理・システム・ノウハウを一括提供するプラットフォーム。

04加盟店向け金融(金融関連事業)準主力

加盟店の資金繰り支援として早期入金サービス、トランザクションレンディング(取引データに基づく融資)、後払い決済サービス「GMO後払い」(BtoC・BtoB)、BNPLサービス「アトカラ」、給与即時受け取り「即給 byGMO」、請求書カード払い等を提供。

主な製品・サービス3
GMO後払い
消費者が商品受取後に支払う後払い決済。加盟店は売上代金を早期に回収可能。
早期入金サービス
加盟店の売上代金を通常より早く入金するサービス。キャッシュフロー改善に寄与。
トランザクションレンディング
決済データを基にした無担保融資。加盟店の事業成長を支援。

05海外フィンテック(金融関連事業)副次

海外のFinTech事業者向けにレンディングサービス、送金サービスを提供。シンガポール、米国、インド等に拠点を持つ。

06決済活性化事業副次

加盟店の売上向上を目的としたマーケティング支援サービス、及び医療機関向け予約管理システム「メディカル革命 byGMO」を提供。

主な製品・サービス1
メディカル革命 byGMO
医療特化型の予約管理システム。患者予約・受付・会計業務の効率化を実現。

製品と技術

PGマルチペイメント:30種以上の決済手段を統合

当社の基幹サービス「PGマルチペイメント」は、ECサイトやサブスクリプション事業者向けに、クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club)、コンビニ収納(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン等)、電子マネー(楽天Edy、nanaco、WAON)、QRコード決済(PayPay、LINE Pay、d払い、au PAY)、キャリア決済(docomo、au、SoftBank)、ネット銀行決済、Pay-easy、代金引換、口座振替、PayPal、多通貨決済など30種類以上の決済手段をAPI一つで接続可能にする。加盟店は個別に決済事業者と契約する必要がなく、決済システムの構築・運用コストを削減できる。

銀行Pay:横浜銀行と共同開発したスマート決済

「銀行Pay」は、当社が横浜銀行と共同開発した銀行口座連動型のスマートフォン決済サービスである。利用者は銀行口座をアプリに登録し、店舗でのQRコード決済やオンライン決済に利用できる。銀行口座から直接引き落とされるため、クレジットカード不要で利用可能。当社は決済処理基盤を提供し、銀行が顧客基盤を持つモデル。2018年頃からサービスを開始し、地域金融機関への展開も進めている。このサービスはBaaS(Banking as a Service)の一例であり、金融機関向けに決済プラットフォームを提供するビジネスの柱の一つである。

GMO後払い:消費者と加盟店双方にメリットの後払い決済

連結子会社GMOペイメントサービスが提供する「GMO後払い」は、消費者が商品受取後にコンビニや銀行で支払う後払い決済サービスである。加盟店は消費者の与信審査を代行してもらい、売上代金を早期に回収できる(立替払い)。消費者はクレジットカードを持たなくても利用でき、支払い忘れ防止のための督促サービスも含む。BtoB向けには「GMO掛け払い」も提供。2024年9月期の金融関連事業売上は191億円で、同事業の成長を牽引している。BNPLサービス「アトカラ」は三井住友カードと連携し、分割・対面取引にも対応する。

メディカル革命 byGMO:医療機関向け予約管理システム

「メディカル革命 byGMO」は、連結子会社GMOリザーブプラス(旧GMO医療予約技術研究所)が提供する医療特化型の予約管理システムである。患者のオンライン予約・受付・会計業務を一元管理し、医療現場の業務効率化を図る。予約と同時に決済機能も連携可能で、診療後の支払いをスムーズにする。2021年に子会社化した株式会社ビュフォートも同様の事業を手掛ける。このサービスは決済活性化事業に分類され、医療分野のDX需要を取り込む。2024年9月期の同事業売上は17億円とまだ小規模だが、成長分野として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

決済分野で高収益、国内市場で強固な地位

GMOペイメントゲートウェイは情報・通信業に属し、オンライン決済サービスを提供する。同業他社にはソラコムやハッチ・ワークなどが存在するが、決済代行ではGMOが国内でトップクラスのシェアを持ち、売上高は800億円超と成長を続けている。特に、営業利益率は34%超と非常に高く、業界内でも突出した収益力を誇る。2025年9月期の売上高は825億円と前期比12%増、営業利益率は37.94%とさらに上昇している。強固な顧客基盤と規模の経済が強みだ。一方で、競合の参入や技術革新への対応が課題となる。

強み

  • 営業利益率37%超と業界トップクラスの収益力を実現
  • 売上高は3期連続で二桁成長を続け、市場拡大の恩恵
  • 国内決済市場で上位のシェアを占め、ブランド力が高い
  • 多様な決済手段に対応し、顧客の利便性を高めている

課題

  • 新興決済サービスの登場で競争が激化し、シェア維持が課題
  • 決済技術の急速な進歩に対応するため、継続的な投資が必要
  • 決済業界の規制強化でコンプライアンスコストが増加

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がGMOペイメントゲートウェイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13086J.フロント リテイリング7,396億円24.2倍
27337ひろぎんホールディングス7,357億円16.5倍
37327第四北越フィナンシャルグループ7,310億円16.5倍
44385メルカリ7,141億円20.8倍
58233高島屋6,828億円
63769GMOペイメントゲートウェイ6,767億円28.3倍
78252丸井グループ5,316億円18.3倍
88524北洋銀行5,040億円19.6倍
98304あおぞら銀行4,779億円18.4倍
109449GMOインターネットグループ4,295億円22.1倍
118424芙蓉総合リース4,089億円18.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

クレジットカード決済処理会社として1995年に設立

当社の前身は1995年3月、東京都渋谷区に資本金60百万円で設立されたカード・コール・サービス株式会社である。クレジットカード決済処理業務を目的として発足したが、当初は小規模な決済代行企業だった。2000年3月にインテグラン株式会社が株式を取得し親会社となるが、同年9月には株式会社エムティーアイがインテグランから株式を取得し、親会社が再び変わった。2000年11月には商号を「株式会社カードコマースサービス」に変更した。

GMOグループ入りと決済事業の拡大(2004年)

2004年7月、エムティーアイは株式保有目的でCCSホールディング株式会社を設立。同年9月、グローバルメディアオンライン株式会社(現GMOインターネットグループ)がCCSホールディングを株式交換で取得し、当社はGMOグループに入る。同時に株式会社アスナルからクレジットカード決済事業を営業譲受。同年11月には株式会社ペイメント・ワンから同事業を全部譲受し、決済代行事業の基盤を拡大した。2005年1月にはGMOがCCSホールディングを吸収合併し、同年2月に商号を「GMOペイメントゲートウェイ株式会社」に変更した。

マザーズ上場と子会社化による事業拡充(2005年)

2005年4月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。同年5月にはイプシロン株式会社(現GMOイプシロン株式会社)を子会社化し、オンライン決済代行のラインアップを強化した。2008年9月には市場第一部に指定替え。2010年1月には株式会社シー・オー・シー(現GMOフィナンシャルゲート株式会社)を持分法適用関連会社化し、対面決済分野に進出(その後2016年に子会社化)。同年3月にはソーシャルアプリ決済サービス株式会社を設立し、ソーシャルゲーム向け決済に参入したが、2014年に全株式を譲渡した。

三井住友との資本業務提携と合弁会社設立(2015年)

2015年6月、当社は株式会社三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行及び親会社GMOインターネット株式会社との間で資本業務提携契約を締結。三井住友銀行とGMOインターネットを割当先とした第三者割当増資を実施し、資本金は47億1,024万円に増加した。同年11月には三井住友銀行との合弁会社SMBC GMO PAYMENT株式会社を設立(持分法適用関連会社)。この提携により、銀行チャネルを通じた決済サービスの展開が可能となり、事業の信用力が高まった。

海外展開の本格化:シンガポール、香港、タイ、米国、インド

2012年10月にシンガポール子会社を設立し、東南アジアでの決済代行に乗り出した。2013年9月には香港子会社、2014年2月には台湾支社、同年5月にはタイ子会社を設立。2016年8月にはマレーシアのMacro Kiosk Berhadを子会社化したが、2020年5月に全株式を譲渡している。2018年10月には米国、2019年11月にはインドに子会社を設立。これらの海外拠点は現地の決済代行に加え、レンディングや送金サービスも手掛け、グループの国際展開を支えている。

GMOフィナンシャルゲートの上場と新サービス投入(2020年代)

2020年7月、連結子会社GMOフィナンシャルゲートが東京証券取引所マザーズに上場(証券コード4051)。同社は対面決済代行を主力とし、上場により資金調達力を強化した。2021年4月には株式会社ビュフォートを子会社化。2021年6月には2018年発行の170億円転換社債の転換が完了し、財務基盤が安定した。また、2018年にはGMOイプシロンを通じてGMO医療予約技術研究所(現GMOリザーブプラス)を子会社化し、決済活性化事業として医療機関向け予約管理システム「メディカル革命 byGMO」を開始した。

高い利益率を維持しながら売上拡大を続ける現在

財務数値を見ると、売上収益は2012年9月期の47億円から2024年9月期には738億円へと約15.7倍に成長。営業利益率は2012年は不明だが、2024年は34.15%、2025年9月期予想は37.94%と極めて高い水準にある。2024年9月期の決済処理件数は前年比17.4%増、決済処理金額は16.5%増。オンライン課金・継続課金分野のGMOペイメントゲートウェイ単体のオンライン決済売上は19.1%増と堅調。金融関連事業も後払いサービス等の拡大で16.6%増収となり、グループ全体の収益を牽引している。

年表35件を開く

1990年代

  • 1995年3月創業東京都渋谷区において、クレジットカード決済処理業務を目的として、資本金60百万円でカード・コール・サービス株式会社を設立

2000年代

  • 2000年3月インテグラン株式会社が当社株式を取得し、当社の親会社となる
  • 2000年9月株式会社エムティーアイがインテグラン株式会社から当社株式を取得し、当社の親会社となる
  • 2000年11月商号変更商号を「株式会社カードコマースサービス」に変更
  • 2004年7月創業株式会社エムティーアイが当社株式の所有を目的とする持株会社としてCCSホールディング株式会社を設立
  • 2004年9月グローバルメディアオンライン株式会社(現 GMOインターネットグループ株式会社)が株式会社エムティーアイからCCSホールディング株式会社を株式交換により取得、当社の親会社となる 株式会社アスナルからクレジットカード決済事業の営業を譲受
  • 2004年11月株式会社ペイメント・ワンからクレジットカード決済事業の営業を全部譲受
  • 2005年1月M&Aグローバルメディアオンライン株式会社(現 GMOインターネットグループ株式会社)がCCSホールディング株式会社を吸収合併
  • 2005年2月商号変更商号を「GMOペイメントゲートウェイ株式会社」に変更
  • 2005年4月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2005年5月M&Aイプシロン株式会社(現 GMOイプシロン株式会社)を子会社化(現 連結子会社)
  • 2008年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更

2010年代

  • 2010年1月株式会社シー・オー・シー(現 GMOフィナンシャルゲート株式会社)を持分法適用関連会社化(現 連結子会社)
  • 2010年3月ソーシャルアプリ決済サービス株式会社を子会社として設立
  • 2011年7月M&Aソーシャルコマーステクノロジー株式会社を子会社化
  • 2012年10月シンガポールにGMO PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.を子会社として設立(現 連結子会社 GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.)
  • 2013年1月GMOペイメントサービス株式会社を子会社として設立(現 連結子会社)
  • 2013年9月香港にGMO PAYMENT GATEWAY HONG KONG LIMITEDを子会社として設立(現 連結子会社 GMO-Z.com PAYMENT GATEWAY HONG KONG LIMITED)
  • 2013年10月創業GMO VenturePartners株式会社と共同でGMO Global Payment Fund 投資事業組合を設立(現 持分法適用関連会社)
  • 2013年12月マレーシアにGMO PAYMENT GATEWAY MALAYSIA SDN. BHD.を子会社として設立(現 GMO-Z COM PAYMENT GATEWAY MALAYSIA SDN. BHD.)(2023年12月休眠会社化)
  • 2014年2月創業台湾にGMO PAYMENT GATEWAY HONG KONG LIMITED(現 GMO-Z.com PAYMENT GATEWAY HONG KONG LIMITED)の支社を設立
  • 2014年5月タイにGMO PAYMENT GATEWAY (THAILAND) CO.,LTD.を子会社として設立(現 連結子会社 GMO-Z.com PAYMENT GATEWAY (THAILAND) CO., LTD.)
  • 2014年9月ソーシャルアプリ決済サービス株式会社の全株式を譲渡
  • 2015年6月株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行及び当社親会社であるGMOインターネット株式会社(現 GMOインターネットグループ株式会社)と資本業務提携契約の締結及び株式会社三井住友銀行とGMOインターネット株式会社(現 GMOインターネットグループ株式会社)を割当先とした第三者割当増資を実施し、資本金が47億1,024万円となる
  • 2015年11月SMBC GMO PAYMENT株式会社を株式会社三井住友銀行との合弁会社として設立(現 持分法適用関連会社)
  • 2016年8月M&AMacro Kiosk Berhadを子会社化
  • 2016年9月M&A持分法適用関連会社であったGMOフィナンシャルゲート株式会社を子会社化(現 連結子会社)
  • 2018年6月2023年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(額面170億円)を発行
  • 2018年8月M&AGMOイプシロン株式会社を通じてGMO医療予約技術研究所株式会社(現 GMOリザーブプラス株式会社)を子会社化(現 連結子会社)
  • 2018年10月米国にGMO-Z.com PAYMENT GATEWAY USA, Inc.を子会社として設立(現 連結子会社)
  • 2019年11月インドにGMO-Z.com PAYMENT GATEWAY INDIA PRIVATE LIMITEDを子会社として設立(現 連結子会社)

2020年代

  • 2020年5月Macro Kiosk Berhadの全株式を譲渡
  • 2020年7月上場当社連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社が東京証券取引所マザーズ市場に上場(証券コード 4051)
  • 2021年4月M&A株式会社ビュフォートを子会社化
  • 2021年6月2023年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(額面170億円)の転換完了

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2030年から2031年まで1,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    情報セキュリティ強化

    クレジットカード情報等の重要情報を管理する事業特性上、情報流出防止を最優先課題と位置付け、ISO/IEC 27001認証やPCI DSS年次認証、プライバシーマーク取得等により、国際水準のセキュリティ体制を継続的に維持・強化する。

  2. 02

    システム開発力の強化

    技術変化や顧客要望にタイムリーに対応するため、内部人材による設計と外部委託による開発の効率的な組み合わせを継続し、高度技術を持つ開発要員を確保してシステム開発力とサービス品質を高める。

  3. 03

    業務提携型ビジネスの推進

    加盟店を多数抱える企業や決済事業者、ECサイト構築支援事業者等と相互利益を享受できる業務提携を積極的に確立し、効率的な加盟店獲得を進める。進捗管理は経営陣が責任を持って対応する。

  4. 04

    事業ポートフォリオの拡大

    決済代行サービスを核に、BtoC ECに限らず公金・公共料金、BtoB、CtoC、対面決済、BaaS支援、後払いサービス、海外展開等多角的な事業領域へ拡大し、収益基盤の継続的拡大を図る。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    決済インフラ企業としてオンライン化・キャッシュレス化等を通じ社会課題解決に貢献。自社オペレーションのカーボンニュートラル達成やSBTiネットゼロ認定取得等、環境目標の達成とサステナビリティ経営の高度化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で882人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,097万円で、9期前と比べて+39.7%平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は6.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月600
2017年9月654
2018年9月756
2019年9月78533.64.1819
2020年9月68634.34.2625
2021年9月95535.34.6714
2022年9月90335.44.5799
2023年9月86336.35.2825
2024年9月1,00336.85.68532,954
2025年9月1,09737.56.38823,549

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 5 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社及び営業所 — 東京都渋谷区他6,186百万円
主な関係会社
  • 国内
    GMOペイメントサービス 株式会社(注)5
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    GMOフィナンシャルゲート 株式会社(注)1、2、6
    東京都渋谷区
    議決権57.0%
  • 海外
    GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.(注)2
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 国内
    その他10社
  • 国内
    SMBC GMO PAYMENT株式会社
    東京都江東区
    議決権40.0%
  • 国内
    その他1社
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • SGGMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    第三者型前払式支払手段による国税の納付受託業務の委託
    国税庁 · 2025-06-24
    16.6億円
  • 調達
    第三者型前払式支払手段による国税の納付受託業務の委託
    国税庁 · 2022-01-14
    11.5億円
  • 調達
    インターネット上でのクレジットカード及びスマホ決済による業務通関に係る関税等の納付用Web画面及び専用Web管理画面の提供
    財務省 · 2026-03-18
    2.2億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は825億円営業利益313億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.8%、利益が+24.2%。

売上高
+11.8%
825億円
営業利益
+24.2%
313億円
純利益
+16.6%
218億円
営業利益率
37.9%
前期比 +3.8%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高932億円825億円
営業利益376億円313億円
純利益234億円218億円
1株あたり配当¥170¥170

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は236億円、営業利益は103億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+43.0%、営業利益は+83.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1575333.837
2023年3Q1655633.944
2023年4Q16130
2024年1Q1785832.634
2024年2Q1836937.749
2024年4Q37712533.2104
2025年2Q40815337.598
2025年4Q41716038.4120
2026年2Q46118840.8120
2026年3Q23610343.670

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は47億円から825億円へ17.6倍に増えた。直近期の営業利益率は37.9%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
シンガポールにGMO PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.を子会社として設立(現 連結子会社 GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.)
2012年9月471810
GMO VenturePartners株式会社と共同でGMO Global Payment Fund 投資事業組合を設立(現 持分法適用関連会社)
2013年9月582012
台湾にGMO PAYMENT GATEWAY HONG KONG LIMITED(現 GMO-Z.com PAYMENT GATEWAY HONG KONG LIMITED)の支社を設立 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2014年9月722515
SMBC GMO PAYMENT株式会社を株式会社三井住友銀行との合弁会社として設立(現 持分法適用関連会社)
2015年9月903019
Macro Kiosk Berhadを子会社化
2016年9月1213829
2017年9月2113624
GMOイプシロン株式会社を通じてGMO医療予約技術研究所株式会社(現 GMOリザーブプラス株式会社)を子会社化(現 連結子会社)
2018年9月2646743
インドにGMO-Z.com PAYMENT GATEWAY INDIA PRIVATE LIMITEDを子会社として設立(現 連結子会社)
2019年9月2699353
当社連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社が東京証券取引所マザーズ市場に上場(証券コード 4051)
2020年9月33011076
株式会社ビュフォートを子会社化
2021年9月41713388
2022年9月503348242
2023年9月631206135
2024年9月73825227534.1187
2025年9月82531331937.9218

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高825億円のうち、営業利益として残るのは313億円37.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は218億円、売上の26.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.7%270億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.6%244億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益37.9%313億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
67.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+29.5pt
37.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+19.8pt
26.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.1pt
20.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが538億円、投資CFが−73億円で、差し引きのフリーCFは465億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,200億円で、売上の32.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月14−4−210128
2013年9月70−8−662184
2014年9月31−7−424203
2015年9月37−147423301
2016年9月−7−34−7−41251
2017年9月19−2026−1275
2018年9月47−83181−36420
2019年9月1398022520
2020年9月492−45−8447958
2021年9月−6322128−411,045
2022年9月77−2426531,140
2023年9月61178−642391,337
2024年9月495−52−374431,741
2025年9月538−73−124652,200

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は4,068億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,130億円で、自己資本比率は27.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月148509833.4
2013年9月2135615726.4
2014年9月2466817827.7
2015年9月41816225638.7
2016年9月56218038232.0
2017年9月84319764623.3
2018年9月1,16924892121.2
2019年9月1,4002651,13518.9
2020年9月1,9203171,60316.5
2021年9月2,1555581,59725.9
2022年9月2,7348711,86331.9
2023年9月2,9239232,00031.6
2024年9月3,4471,0292,38929.9
2025年9月4,0681,1302,90627.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
2,200億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
754億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,906億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中19位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中559位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
37.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.6%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥8,839で、1年前と比べて+9.1%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥8,839+1.2%1ヶ月-9.7%1年+9.1%時価総額6,767億円
過去52週の値幅
安値¥6,885高値¥10,455

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.3倍
PER (会社予想)28.6倍
PBR5.37倍
配当利回り1.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は9222円と、25日移動平均線(9747.84円)を5.4%下回り、75日線(8984.47円)は上回る。1ヶ月で-2.94%、年初来では+14.28%と上昇率は鈍い。52週高値(10455円)からは11.8%下落。8月17日に147万5900株と急増した出来高を伴って8809円まで急落し、その後は回復も9250円前後で推移。8月21日は-2.04%と下落。RSIは39.33とやや売られすぎ圏。決算発表などが材料で、ボラティリティが高まっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは実績29.5倍、予想29.9倍と同業界平均48.57倍より低いが、情報・通信業の高成長を考慮すると妥当圏内。PBR5.6倍は平均2.92倍を大幅に上回り、ROE20.2%と高収益だが、配当利回り1.84%は平均2.64%を下回る。成長性は高いものの、株価は業績を先取りしており、やや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.3倍47.6倍
PER (予想)28.6倍
PBR5.37倍2.98倍
ROE20.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

EC市場の成長とキャッシュレス化の進展を背景に、決済代行需要は拡大しており、高収益体質が持続するかが焦点。強気派は、継続的な売上高の増加と営業利益率の向上(2025/9期予想37.94%)を評価し、フィンテック分野での成長を期待。弱気派は、競争激化による手数料率の低下や、新規参入の増加、J-REIT市場の低迷による企業業績の下押しを懸念。投資判断の分かれ目は、決済取扱高の成長と競争環境の変化。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質の維持

    営業利益率は2024/9期34.15%、2025/9期予想37.94%と高い水準を維持。

  • 売上高の堅調な拡大

    売上高は2022/9期503億円から2025/9期予想825億円へと右肩上がり。

  • キャッシュレス化の追い風

    EC市場の拡大とキャッシュレス決済の普及により、決済代行需要は増加傾向。

  • 営業利益313億円と前期比24.2%増決算発表後影響

    営業利益252→313億円、増益率24.2%

  • 営業利益率37.94%と3.8ポイント改善通年影響

    利益率34.15%→37.94%

  • 純利益218億円と前期比16.6%増通年影響

    純利益187→218億円

  • 株価1年24.5%上昇の勢い不定影響

    上昇率24.51%と需給優勢

マイナスに働く材料7
  • 競争激化のリスク

    PayPayなど新興勢力の台頭や手数料率の引き下げ競争が利益を圧迫する恐れ。

  • 規制リスク

    決済業界に対する規制強化が、手数料設定や事業モデルに影響を与える可能性。

  • 今期の減益予想

    2025/9期予想純利益は218億円と前期比で増加も、市場の期待に届かない可能性。

  • PER32.15倍と割高水準継続影響

    PER32.15倍と高く、成長鈍化で修正

  • 売上高伸び率が17.0%→11.8%に減速2026年下期影響

    売上高738→825億円、増収率は鈍化

  • PBR6.51倍と株価が先行継続影響

    PBR6.51倍はROE20.2%でも割高感

  • 配当利回り1.43%は低水準継続影響

    配当利回り1.43%で値下がりリスク

次の決算で確かめる点
決済取扱高
売上高の基盤であり、EC市場の成長とシェア拡大を反映する。
営業利益率
手数料競争の影響を受けやすく、収益性の維持・改善を測る重要な指標。
加盟店数
新規加盟店の獲得状況が今後の取扱高を左右するため、成長性の指標になる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり170で、前期から+16.1%いまの株価に対する利回りは1.92%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥170
1株あたり
配当利回り
1.92%
いまの株価に対して
配当性向
49.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月1447.8
2017年9月2048.150.0
2018年9月58190.054.1
2019年9月36−37.960.0
2020年9月4216.771.9
2021年9月5428.664.3
2022年9月160196.383.2
2024年9月124−22.566.9
2025年9月14416.149.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥170

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ4,630人。区分でいちばん多いのは事業法人40.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.1%を占め、残る35.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人42.040.840.940.940.940.8
外国法人29.732.529.529.426.930.2
金融機関22.922.124.824.426.423.2
個人・その他4.74.04.14.33.63.6
証券会社0.70.60.71.12.22.1
外国人個人0.00.00.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GMOインターネットグループ株式会社40.72
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.08
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.15
04株式会社三井住友銀行3.27
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.22
06CEP LUX-ORBIS SICA V (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.57
07BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.44
08BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.42
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.14
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Orbis Investment Management Limited)
    新規の大量保有報告
    6.59%
    +1.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+927%、1株純資産は14期で+933%。直近期のROEは20.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月2814420.925.347.6
2013年9月3516323.037.844.2
2014年9月229924.456.542.0
2015年9月2621816.187.542.3
2016年9月3924217.067.147.8
2017年9月3326512.9108.050.0
2018年9月5833719.1121.954.1
2019年9月7236020.5101.060.0
2020年9月10443126.2108.571.9
2021年9月11873620.1120.264.3
2022年9月3181,14933.831.383.2
2023年9月1781,21715.046.081.6
2024年9月2471,35719.235.766.9
2025年9月2881,49020.228.849.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/9期の役員報酬は総額424百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
相浦一成代表取締役 社長64500,000
熊谷正寿取締役会長63
村松竜取締役副社長 企業価値創造戦略統括 本部長56241,800
礒﨑覚取締役副社長 コーポレートサポート 本部長651,000
安田昌史取締役55
山下浩史取締役64
新井輝洋取締役53
稲垣法子取締役56
川﨑友紀取締役45
島原隆取締役64
甲斐文朗取締役67
肱黒真之取締役(常勤監査等委員)67
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
岡本和彦取締役(監査等委員)796,000
佐藤瑞枝58
大川治取締役(監査等委員)56
二之部守取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3172210382127
社外取締役642427

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,159字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び当社連結子会社のGMOイプシロン株式会社・GMOペイメントサービス株式会社・GMOフィナンシャルゲート株式会社・GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.等からなり、GMOインターネットグループ株式会社の連結子会社として、クレジットカード等の決済代行事業、金融関連事業、決済活性化事業を行っております。 当社の親会社であるGMOインターネットグループ株式会社は、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、その企業グループ(以下、GMOインターネットグループという)においてインターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業、インキュベーション事業を行っており、当社はインターネットインフラ事業に属しております。 (1)事業の種類 ① 決済代行事業 当社グループは、主にオンライン課金分野・継続課金分野と対面分野における決済代行サービス、金融機関や事業者等に対するBaaS(Banking as a Service)支援の拡大に取り組んでおります。 オンライン課金分野においては、当社及びGMOイプシロン株式会社において、消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとしたオンラインで販売等を行う事業者(以下、「加盟店」という。)とクレジットカード会社等の各決済事業者との間の決済情報を繋ぎ、加盟店に対して、クレジットカード決済・コンビニ収納・電子マネー・QRコード決済・Pay-easy・代引・口座振替・PayPal・キャリア決済・ネット銀行決済・多通貨決済等の決済業務が効率よく実現できる決済代行サービスを提供しております。なお、GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.等において、海外各国の決済代行サービスを提供しております。 対面分野においては、GMOフィナンシャルゲート株式会社において、対面でのクレジットカード決済、デビットカード決済、バーコード決済、QRコード決済等の決済代行サービスを提供しております。 また、金融機関・金融サービス事業者等に向けたサービスにおいては、当社において株式会社横浜銀行と共同開発した銀行口座と連動したスマート決済サービス「銀行Pay」や、新たな決済事業の展開を行う際の各種サービスを一括提供する「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」を提供しております。 ② 金融関連事業 加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、加盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外FinTech事業者に向けたレンディングサービス、送金サービス、給与即時受け取りサービスの「即給 byGMO」、企業間取引(BtoB)の請求書カード払いを可能にする「請求書カード払い byGMO」のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じて「GMO後払い」やBtoB取引向け後払い決済サービス「GMO掛け払い」、三井住友カード株式会社との分割・対面取引にも対応するBNPLサービス「アトカラ」等の後払い決済サービスを提供しております。 ③ 決済活性化事業 当社グループ加盟店の売上向上に繋がるマーケティング支援サービスや、連結子会社であるGMOリザーブプラス株式会社を通じて医療受付現場の業務効率化に繋がる医療特化型予約管理システム「メディカル革命 byGMO」等を提供しております。 (2)事業の主なビジネスモデル ① 決済代行事業 加盟店とクレジットカード会社等の決済事業者との契約の方法により2つに大別できます。 a.直接加盟店契約 当社グループは加盟店に対して決済システムを提供し、加盟店と各決済事業者との決済データを処理しております。加盟店と各決済事業者との契約は加盟店が個別に締結し、加盟店の売上代金は各決済事業者から加盟店に直接入金されます。 当社グループは、サービス利用料と対面分野における決済端末代金として以下を加盟店から得ます。 ・サービス導入の際に得る当システムを利用するための接続用ソフトウェアのライセンス、初期設定、接続試験及びサポート、決済端末代金等の初期導入費用(イニシャルに計上) ・カスタマーサポート費用、管理費用の定額月次固定費(ストックに計上) ・データ処理の件数に応じて課金される従量費(フィーに計上) b.代表加盟店契約 当社グループは加盟店に対して決済システムを提供し、加盟店と各決済事業者との決済情報を繋ぐほか、当社グループが加盟店と決済事業者との契約をまとめて締結し、加盟店への売上代金の入金も各決済事業者に代わり一括して請負います。 当社グループはサービス利用料として、a.直接加盟店契約の記述の料金に加え、以下を加盟店から得ます。 ・加盟店の売上代金を取りまとめて入金する際に得る、売上代金に対する手数料(スプレッドに計上) ② 金融関連事業 GMO後払い 連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社は、加盟店に後払い型の決済手段である「GMO後払い」を提供しており、決済事業者として消費者の与信を審査し、消費者に売上代金を請求します。また、同社は加盟店に対して消費者の売上代金を立て替えて支払い、消費者から売上代金を回収します。 GMOペイメントサービス株式会社は、サービス利用料として以下を加盟店から得ます。 ・カスタマーサポート費用、管理費用の定額月次固定費(ストックに計上) ・当サービスの利用に関わる手数料(フィー・スプレッドに計上) 当社グループは、当社と連結子会社によって企業集団を構成しております。各セグメントにおいて提供する主なサービス及び会社は、以下のとおりです。 セグメント   提供する主なサービス   主な会社 決済代行事業   決済代行サービス(オンライン課金・継続課金)   GMOペイメントゲートウェイ株式会社GMOイプシロン株式会社(連結子会社) 決済代行サービス(対面)   GMOフィナンシャルゲート株式会社(連結子会社) 金融関連事業     GMO後払い   GMOペイメントサービス株式会社(連結子会社) GMO掛け払い   GMOペイメントサービス株式会社(連結子会社) 送金サービス   GMOペイメントゲートウェイ株式会社GMOイプシロン株式会社(連結子会社) トランザクションレンディング   GMOペイメントゲートウェイ株式会社GMOイプシロン株式会社(連結子会社) 海外レンディング   GMOペイメントゲートウェイ株式会社GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.(連結子会社)GMO-Z.com PAYMENT GATEWAY USA, Inc.(連結子会社)GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY INDIA CREDIT FUND 1(連結子会社) 早期入金サービス   GMOペイメントゲートウェイ株式会社GMOイプシロン株式会社(連結子会社) 即給 byGMO   GMOペイメントゲートウェイ株式会社 請求書カード払い byGMO   GMOペイメントゲートウェイ株式会社 決済活性化事業   マーケティング支援サービス   GMOペイメントゲートウェイ株式会社 メディカル革命 byGMO   GMOリザーブプラス株式会社(連結子会社)(注) (注)GMO医療予約技術研究所株式会社は2025年2月14日付で「GMOリザーブプラス株式会社」に商号変更しております。
経営方針・対処すべき課題4,846字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、『社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する』を経営理念としております。 ■市場を開拓・創造する強い意思と誠実かつ公明正大な事業展開により、社会の進歩発展に貢献します。 ■同志とは、信じあえる高潔な役職員、お客様、及びお取引いただいている事業関連者を指します。 ■当社役職員は、豊かな心、真の問題解決力、高い専門性を発揮し、お客様と価値の交換を行う事により、心物両面の豊かさを追求します。 この経営理念に基づいて当社グループは、日本の決済プロセスのインフラとなり、消費者と事業者にとって安全で便利な決済の実現に貢献することを使命と考え、以下を基本方針として事業を推進しております。 ・時流への適応 先進性 製品の技術的優位性の確保に努めます。 柔軟性 成長市場でのスピード感のある提案活動を実践します。 ・存在価値の確立 独自性 お客様視点のサービスを通じて存在意義の確保に努めます。 収益性 収益性向上の追求により競合他社を圧倒し業界での地位を揺るぎないものといたします。 自主性・教育 自己完結度の高いビジネスマンを目指し、成果、姿勢、マインド全ての面で見本となります。 ・利益の条件の追求 社会性 健全なビジネスに徹し、多様な決済手段における未開拓市場を積極的に開拓し続けます。 合理性 経済合理性を常に念頭に置き公平な立場で経営判断を迅速に下していきます。 ・株主への責務 資本効率を意識し株主価値の向上に努めます。積極的なIR活動を行い、株主及び投資家の皆様向けに適宜、適切な情報提供を行います。 なお、記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、2030年から2031年の営業利益1,000億円を経営目標とし、これを通過点として中長期の持続的成長と企業価値向上の実現に向けた経営を推進しております。 当社グループは電子商取引(EC)市場を中心としたオンライン決済及び対面決済のインフラを担う企業として、より安全で便利なEC・キャッシュレス環境を創造し、日本のEC化率の向上及びDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進、キャッシュレス比率の向上に貢献してまいります。また、さらに新事業の展開、事業パートナー会社との業務・資本提携、子会社設立、並びに海外事業展開等により事業規模の拡大に努めてまいります。 (3)経営環境 ① 企業構造 当社グループは、当社及び連結子会社14社により構成されており、決済代行事業、金融関連事業と決済活性化事業を行っております。当社グループの事業全体の売上収益及び営業利益に対し、主力事業である決済代行事業の売上収益は約75%、営業利益は約84%を占めております。事業構成及び内容については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載しております。 ② 事業を行う市場の状況 当社グループの事業が主として立脚する消費者向け電子商取引(BtoC EC)市場は、EC化率が欧米諸国に比して未だ低い水準にあり大きな拡大余地が残されております。物販領域において、主に小規模事業者は足元低成長にとどまるものの、大手事業者による販売チャネルの拡充や消費者の購買行動の変化等により成長の継続を見込んでおります。また、物販以外のサービス領域や、公共料金・税金等の公金、医療等の生活に密着した分野等における決済のオンライン化は着実に進行し、今後も高成長の継続が見込まれております。加えて、企業間取引(BtoB)のEC化や個人間取引(CtoC)のEC化等、ECの領域自体も拡大しております。 連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社が立脚する対面市場においては、クレジットカード及びそれ以外の手段も含めた決済のキャッシュレス化の加速に加え、労働人口の減少など社会の構造的な変化が生じる中で新たなビジネスチャンスが生まれると共に、当社グループの事業領域もますます拡大する見込みとなっております。 ③ 競合他社との競合優位性 当社グループの各事業がサービスを展開する市場には、複数の競合他社が存在します。競合他社との競合優位性の内容については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (1)事業環境について ③競合について」に記載しております。 ④ 主要製品・サービス内容 当社グループの主力サービスである決済代行サービスは、当社及びGMOイプシロン株式会社より、主にオンライン課金分野・継続課金分野において、消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとしたオンラインで販売等を行う事業者とクレジットカード会社等の各決済事業者との間の決済情報を繋ぎ、加盟店に対して、クレジットカード決済・コンビニ収納・電子マネー・QRコード決済・Pay-easy・代引・口座振替・PayPal・キャリア決済・多通貨決済等の決済業務が効率よく実現できる決済代行サービスを提供しております。また、GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.等において、海外各国の決済代行サービスを提供しております。 対面分野については、GMOフィナンシャルゲート株式会社において、対面でのクレジットカード決済、デビットカード決済、バーコード決済、QRコード決済等の決済代行サービスを提供しております。 金融機関や事業者等に対するBaaS(Banking as a Service)支援においては、株式会社横浜銀行と共同開発した銀行口座と連動したスマート決済サービス「銀行Pay」や、新たな決済事業の展開を行う際の各種サービスを一括提供する「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」を提供しております。また、金融関連サービスにおいては、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、加盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外FinTech事業者に向けたレンディングサービス、送金サービス、給与即時受け取りサービスの「即給 byGMO」、企業間取引(BtoB)の請求書カード払いを可能にする「請求書カード払い byGMO」のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じ、消費者が商品を受け取った後に、コンビニや郵便局等から代金を支払う「GMO後払い」やBtoB取引向け後払い決済サービス「GMO掛け払い」、三井住友カード株式会社との分割・対面取引にも対応するBNPLサービス「アトカラ」等の後払い決済サービスを提供しております。 ⑤ 顧客基盤 当社グループの主力事業が主に対象とする顧客は、主に消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとしたオンラインや対面で販売等を行う事業者であり、当連結会計年度末現在において約16万の事業者にサービスを提供しており、加盟店の業種業態や事業規模は多岐に渡っております。 (4)優先的に対処すべき課題 ① 情報セキュリティの強化 当社グループは、クレジットカード等の決済代行サービスを主とした事業を行っているため、クレジットカード情報等の重要な情報を管理しております。 情報流出を防止するため、リスク管理体制強化の一環として、当社グループ事務所全てを対象範囲とし、情報セキュリティ管理のグローバル・スタンダード基準とされるISO/IEC 27001:2022(国内規格JIS Q 27001:2023)への適合認証を、上場決済代行サービス会社として初めて取得しております。これにより、当社グループの情報セキュリティマネジメントシステムが、厳格な国際基準に準拠し適切で安全であることと客観的に判定されております。 また、JCB・American Express・Discover・MasterCard・VISAの国際クレジットカードブランド5社が共同で策定した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準PCI DSSについては、2008年12月に最初の認証を取得した後、年次での再認証監査を毎年行っており、2024年12月に最新の認証を取得しております。 個人情報の取扱いに関しては、日本工業規格「JIS Q 15001:2017個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」に適合して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を認定するプライバシーマークを取得しており、法律への適合性に加え、自主性により高いレベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立及び運用しております。 ② システム開発力の強化 当社グループは、事業分野においてインターネットと深く係わり合っており、競争力のある製品をお客様に提供するためには、その技術やサービスをタイムリーに採用していくことが重要と認識しております。 現状では、内部人員でシステム環境の変化やお客様の要望を吸収しシステムの設計を行い、外部にプログラミングを委託し効率よく質の高いサービスを提供すべく対応しております。高度な技術を有した開発要員の確保を継続し、更なるシステム開発力とサービス強化に努めてまいります。 ③ 業務提携型ビジネスの強化 当社グループは、安定的成長を確保するため、加盟店を多数抱える企業・各決済事業者・ECサイト構築支援事業者等に対し相互が利益享受可能な業務提携を確立し、効率的な加盟店獲得を進めていくことが不可欠と認識しております。 このような形態のビジネスは当社グループの営業上の特徴であり、今後も業務提携型ビジネスを積極的に推進し、その進捗管理には経営陣が責任を持って対応いたします。 ④ 事業ポートフォリオの拡大 当社グループは、経営戦略として、消費者向け電子商取引(BtoC EC)を中心に、公金・公共料金やサービス・コマース、BtoB及びCtoC EC市場におけるオンライン課金、金融機関や事業会社等に対するBaaS(Banking as a Service)支援、またGMOペイメントサービス株式会社の設立により決済サービスに進出する等、常に新しい事業領域の拡大に努めてまいりました。また、海外拠点の連結子会社を通じ海外展開を強化、連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社による対面市場での事業を拡大し、経営戦略の実行をさらに推し進めました。今後も決済代行サービスをコアとした多角的な事業ポートフォリオの拡張を進め、収益の継続的な拡大に努めてまいります。 ⑤ サステナビリティ経営の推進 当社グループは、GMOインターネットグループで共有する「GMOイズム」のもと、経営理念「社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する」を掲げ、決済業界のリーディングカンパニーとして、各種決済・金融関連のソリューションやプラットフォームの提供、決済インフラの構築等を行い、オンライン化・キャッシュレス化・ペーパーレス化・DX・金融包摂等を支援する事業活動を推進しております。主な取り組みとして、実質再生可能エネルギーの導入により2023年9月期より自社オペレーションの温室効果ガス排出量(Scope1、2)を実質ゼロとするカーボンニュートラルを実現し、信頼性確保のため検証機関より第三者保証を取得しております。また、2025年8月には、2050年に向けた温室効果ガス排出量削減の長期目標について、気候変動対策における科学的目標の設定を推進する国際的団体であるSBTi(Science Based Targets initiative)より「ネットゼロ認定」を取得いたしました。今後もサステナビリティ経営の高度化に努めてまいります。
事業等のリスク13,135字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下については、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。 また、当社グループとして必ずしも特に重要なリスクとは考えていない事項についても投資判断の上で、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項について、株主及び投資家の皆様に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の予防及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行う必要があります。また、以下の記載は本株式への投資に関連するすべてのリスクを網羅するものではありませんのでご留意ください。 記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)事業環境について ① 業界動向について 当社グループは、消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとした非対面販売を行う事業者及び対面販売を行う事業者とクレジットカード会社等の各決済事業者との間の決済情報を繋ぎ、加盟店に対して、クレジットカード等の決済業務が効率よく実現できるサービスを提供しており、一般的に「決済代行」と呼ばれる業界に位置しております。 当業界は、「インターネットという通信インフラの普及」「非対面取引の加盟店の増加」「消費者の非対面取引の利用拡大による非対面商取引市場の拡大」「決済のキャッシュレス化」等の各要素が相乗的に効果を生み、今日まで成長を続けてまいりました。当業界各社は、市場拡大のため更なる情報セキュリティ向上、取引の安全性向上、並びに導入時の簡便性向上に注力しておりますが、これらの要素の変化が当社のビジネスに影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、引き続き消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとする立脚市場の健全な拡大に資するべく、上記のような要素の変化をいち早く捉え、更なる情報セキュリティ向上、取引の安全性向上、並びに導入時の簡便性向上を図ってまいります。 ② 電子商取引(EC)の普及について 日本におけるEC市場は拡大を続けております。しかしながら、契約当事者の顔が見えず相手方の特定や責任追及が困難なこと等から悪質商法が行われやすい環境であり、ECをめぐる新たな法的規制や個人消費の減退等によりEC自体が消費者に受け入れられない場合、EC普及の低迷やEC市場の停滞が懸念されます。このとき、EC市場規模と密接な関係にある非対面決済代行事業の当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、引き続き消費者向け電子商取引(BtoC EC)の健全な拡大に資するべく、情報セキュリティ対策を強化し、新たな法的規制等にも率先した対応を行ってまいります。 ③ 競合について 当社グループは、顧客である加盟店のニーズに合致した製品やサービスの開発・提供、決済代行サービスに加え顧客の売上向上に繋がる付加価値サービスの提供、サービス導入から運用までの一貫した加盟店サポート体制、最新技術を見据えた安定的な基幹システムの構築・運用、並びに東京証券取引所プライム市場の企業であることによる信頼性等により、継続的に競争力を高め、顧客満足度を向上し競合他社との差別化を実現しております。さらに顧客の問題を解決するサービスや顧客ニーズをきめ細かく反映した製品やサービスを継続して提供することで先行者メリットを継続して享受、非対面クレジットカード等の決済代行サービス事業最大規模の顧客基盤を背景に市場における価格支配力を確保、システムのOEM提供等を通じたクレジットカード会社等との営業協力関係の一層の緊密化、並びに関連サービスベンダー(各種決済に係わるサービス提供事業者)とのパートナーシップ構築や当社代理店の拡大を通じ事業規模の保持と拡大を推し進めております。 しかしながら、今後競合他社が当社グループのサービスを模倣・追随し、これまでの当社グループの特徴が標準的なものとなり差別化が難しくなること、これまでにない全く新しい技術を活用した画期的なサービスを展開する競合他社が出現すること、並びに競合他社が低価格を前面に打ち出した営業を展開する等の結果として、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、引き続き顧客である加盟店のニーズに合致した製品やサービスの開発・提供、決済代行サービスに加え顧客の売上向上に繋がる付加価値サービスの提供、サービス導入から運用までの一貫した加盟店サポート体制、最新技術を見据えた安定的な基幹システムの構築・運用等を強化し、継続的な競争力と顧客満足度の更なる向上により競合他社との差別化を図ってまいります。 ④ 技術動向(革新)への対応について インターネット・情報セキュリティの技術革新が著しく進み、消費者向け電子商取引(BtoC EC)においても決済手段の多様化やスマートフォン利用の拡大等常に進化しております。今後当社グループが新たな技術やサービスへの対応が遅れた場合、当社グループの加盟店に対するサービスが陳腐化し、その結果競合他社に対する競争力が低下する恐れがあり、場合によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、より堅牢なサービスの追求・新たなサービスの開発のためのマーケティング活動を強化すると共に、世界の先端技術及びサービスの発信地である米国シリコンバレーに拠点を置く等最新技術及びサービスに関する情報の入手や、それらを有するスタートアップへの出資活動等により技術革新への対応を行ってまいります。 ⑤ 法令による規制について 当社グループは、電子商取引(EC)市場に立脚し、クレジットカード等の決済代行事業、金融関連事業、決済活性化事業を行っております。決済代行事業においては、「割賦販売法の一部を改正する法律」(「改正割賦販売法」)等に基づき、加盟店に対する管理体制を整備し事業を推進しております。 また、金融関連事業においては、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービス、成長資金を融資するトランザクションレンディング、海外事業者に向けたレンディングサービス、送金サービスを提供しているため、これらのサービスに関連する法改正(貸金業法、出資法、資金決済法等)に伴う業務規制の変更等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループがマネー・ローンダリングに関する法令及び規制を遵守できない場合、課徴金命令や業務改善命令等の行政処分を受ける可能性があります。これらにより、当社グループのレピュテーションリスクが顕在化し、顧客やマーケット等の信頼を失った場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 上記に加え、当社グループでは、弁護士や外部諸団体を通じて新たな規制の情報が直ちに入手できる体制を整えておりますが、今後当社グループの事業環境でもあるEC・インターネットに関連する規制、クレジットカード業界に関する規制、並びに当社グループのお客様である加盟店の事業に関連する規制等の制定により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、法令改正や規制変更等に伴う業績への影響の可能性を排除できるよう、引き続き弁護士や外部諸団体を通じて新たな法令や規制に関する情報収集ができる体制を強化すると共に、法務部門の拡充を図り適正に対処してまいります。また、金融庁策定の「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」等に基づく遵守体制を構築し、定期的な体制見直しと従業員の知識理解を深めることによる強化を行っております。 ⑥ 物価高騰の影響について ウクライナ情勢の長期化、円安、人手不足等に起因して物価が上昇しており、家計に与える影響が危惧される状況となっております。物価高騰により急激に消費行動が変化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループの決済代行事業自体が安定的な収益基盤をベースにしたビジネスモデルであることや、多種多様な加盟店に向けてサービス提供していることにより過去より経済危機等有事の影響を受けにくい特徴がありますが、さらに事業や業績への影響を最小化するべく、当社グループ全体でマクロ影響を受けにくいビジネスモデルを強化してまいります。 (2)事業活動について ① 稼動店舗について 当社グループは、これまでの営業活動の結果、順調に稼動店舗数が増加してまいりました。 しかしながら、競争の激化等により稼動店舗数が減少する可能性があります。当社グループは稼動店舗に対して月次固定費等を課金するビジネスモデルであるため、このような事象が発生した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、他社への乗換えや内製化が容易ではないシステム・サービス特性に加え、今後とも変化するニーズに応え続けるきめ細かい顧客対応により継続的に取引関係を維持いたします。また、業務提携型ビジネスの強化等により、引き続き新規顧客獲得にも注力してまいります。 ② 情報処理センターネットワークの利用について 当社グループのクレジットカード決済代行サービスは、株式会社NTTデータが運営するCAFISのネットワーク及び株式会社日本カードネットワークが運営するCARDNETのネットワークを利用するものであり、今後これらのネットワークシステム障害等の理由により、当サービス提供が困難になる可能性があります。 (対応策) 現在、クレジットカード会社の多くが決済情報の授受にCAFIS・CARDNETセンターを利用しており、いずれのネットワークも利用が困難になるという事態が発生する可能性は極めて低いと考えておりますが、万が一、どちらか片方のネットワークでそのような事態が生じた場合には、もう一方のネットワークやその他手段等を代替して接続いたします。 ③ 経営上の重要な契約について a.業務代行に関する契約 当社グループは、クレジットカード会社と加盟店間の加盟店契約において発生するクレジットカード決済に係る売上承認請求業務及び売上請求業務等を事務代行するために、必要な提携契約を各クレジットカード会社と締結しております。 万が一、主要なクレジットカード会社から契約解除の申し出や条件変更等の接続制限がなされた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、常に主要なクレジットカード会社との連絡を密にすると共に、当社グループが提供する機能をさらに強化し、より強固な関係を築いてまいります。 b.代表加盟に関する契約 当社グループは、加盟店のクレジットカード決済業務に係る事務を代行する目的として、各クレジットカード会社と包括加盟に関する契約を締結しております。 但し、通常クレジットカード会社が加盟店に対して行う売上代金支払いを当社グループの責任範囲で行うため、当社グループが加盟店に代金支払いを完了した後に、加盟店の不正な売上請求や倒産等の契約解除に相当する状態となったことが判明した場合には、その回収が困難になるチャージバックリスクが生じます。 また、対面決済領域においては、前払い式の継続的サービス提供を行っている加盟店が倒産した場合に、当該加盟店の顧客が継続的サービス提供の対価として当該加盟店に対して前払いした金額のうち、加盟店が倒産した時点において、顧客が未だ提供を受けていないサービスに対する対価の金額の相当分を当社グループが負担するリスクがあります。 (対応策) 当社グループは、加盟店の契約時にクレジットカード会社の審査に加え、当社グループにおいても開設サイトの存在確認、及び特定商取引に関するサイト上の表記確認や契約後の途上与信審査を行い、さらに月毎に滞留債権管理を実施しております。 c.マルチペイメントサービスに関する契約 原則として、上記の「a.業務代行に関する契約」及び「b.代表加盟に関する契約」に記載のリスクが考えられ、同様の対応策をとっております。 ④ 知的財産権について 当社グループは、第三者の知的財産権を侵害することのないように、啓蒙及び社内管理体制を強化しておりますが、当社グループの事業分野における知的財産権の現況を完全に把握することは困難であり、当社グループが把握できないところで第三者が既に特許・著作権・その他知的財産を保有している可能性は否めません。また、今後当社グループの事業分野において第三者が当社グループより早く特許・著作権・その他知的財産を保護し、損害賠償又は使用差止等の請求を受けた場合は、当社グループの業績に何らかの影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、引き続き啓蒙及び社内管理体制を強化すると共に、上記のような事実が判明したときは直ちに、事例に応じて弁護士・弁理士等と連携し解決に努める体制を整えております。 ⑤ 事業投資について 当社グループは、事業シナジーのある事業への投資、子会社化や子会社設立、並びに投資事業組合の運営管理を行っております。今後の投資先・子会社・投資事業組合が計画どおりに進捗せず経営状態が悪化した場合、当社グループの経営成績、財政状態、並びに事業計画等に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、投資先選定にあたっては当該企業の財務内容等、詳細なデューデリジェンスを行い、また投資後については経営陣が定期的にモニタリングを行うこと等により可能な限りリスクを回避するように努めております。 ⑥ 子会社の管理体制について 当社は、関係会社として連結子会社14社、持分法適用関連会社3社を有しております。各社の損益状況は、連結子会社であれば当社グループの連結財務諸表に結合され、持分法適用関連会社であれば持分法損益として当社グループの連結財務諸表に取り込まれ、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。また、連結子会社についてその運営にあたり、適切な管理及び支援を行っておりますが、当該連結子会社の業績の悪化、不祥事等の発生、外部環境の急速な悪化や経営状況が一定期間以上改善しない場合には、リスク管理の観点や連結全体の収益性、成長性を総合的に考慮し、売却する等の対応を行い当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社は、子会社の管理体制については関係会社規程を整備すると共に、当社より取締役を派遣し経営指導する等、実際の運用についても適切に行っております。また、引き続き連結子会社についてその運営にあたり、月次、四半期等での業績、外部環境の変化及び財政状況のモニタリングを強化し、適切な管理及び支援を行ってまいります。 ⑦ 信用リスクについて 当社グループは、事業活動を行う中で、加盟店や消費者、海外の出資先や事業パートナー等への信用供与を行っております。当社グループとして加盟店及び消費者への与信情報は一定の規定に従って審査しておりますが、予想を超えた未回収が発生した場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、引き続き加盟店及び消費者、海外の出資先や事業パートナー等への与信情報を一定の規定に従って慎重に審査すると共に、信用供与先の分散化を図り信用リスクの軽減を図ってまいります。 ⑧ 海外事業について 当社グループは、海外への事業展開を加速させており、決済代行事業のほか、金融関連事業としてのレンディングサービスを行っております。海外の事業展開においては予期しない法律・規制の変更や経済環境の変化等のリスクが存在するほか、戦争、テロリズム、紛争又はその他の要因による社会的又は政治的混乱等の発生や、同事象からも起因するレンディングサービスにおける貸倒リスク、為替リスク等の顕在化により当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、海外の事業展開に関し、現地拠点でのモニタリングを強化すると共に、特に投資及び融資の分散化により、貸倒リスク、為替リスクの軽減を図ってまいります。 ⑨ 災害リスクについて 当社グループは、地震・台風・洪水・津波・竜巻・豪雨・大雪・火山活動等の自然災害、火災や停電・電力不足、感染症の拡大、テロ行為等が発生した場合、営業活動への影響、物的、人的な損害が発生する可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、上記のような自然災害やテロ行為等への備えとして、システム構成の冗長化等の対応を適宜図っており、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法や手段を取り決めております。 ⑩ 人材について 当社グループは、人材は最も重要な財産と考え、優秀な人材採用と人材育成を行っております。しかしながら、事業規模の拡大に応じた人材育成や外部からの人材採用等が計画どおりに進まない場合や、在職する人材の社外流出が生じた場合には、当社グループの業績及び今後の事業発展に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループは、引き続き人事部門を中心に安定的な新卒採用及び中途採用においては専門的な知識を有する人材の獲得を継続すると共に、社内研修等の充実により、優秀な人材の確保・育成を行ってまいります。また成果主義に基づく評価制度や福利厚生の充実等により定着率の向上を図ってまいります。詳細は「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (5)人的資本に関する戦略並びに指標及び目標」をご参照ください。 ⑪ 事務・オペレーションリスクについて 当社グループの急速な事業拡大に伴う事務量の増加、加盟店契約の複雑化、取次店の料率変更による事務量の増加等により、事務手続きのミスが起こる可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、社内規範や事務手続きの標準化及び文書化、事務・オペレーションのシステム化によりリスクの軽減に取り組んでまいります。 ⑫ 決済端末の調達・販売について 当社グループは、対面決済ビジネスの起点である決済端末について、国内及び海外双方のメーカーから仕入れております。経済安全保障、地政学的リスク、自然災害、感染症等の要因によりメーカーにおいて決済端末の生産体制に支障を生じるような事態が発生した場合のほか、当該メーカーの事業撤退、又は他社に買収され、これまでの事業戦略が見直しされる等、予期せぬ事象の発生によって決済端末の調達が困難になり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、国内及び海外双方のメーカーに対して、品質・セキュリティの観点で精査・管理を行ったうえで端末を仕入れており、複数のメーカーと調達契約を締結することで、購買ルートの分散を図っております。 (3)情報セキュリティについて 当社は、日本の決済プロセスのインフラを目指し、消費者と事業者にとって安全で便利な決済の実現に貢献することを使命としております。この使命に則った企業活動を営むにあたり、当社固有の情報資産を活用する一方、情報資産を外部の脅威から保護することは、経営の最重要課題であるとの認識に立ち、情報セキュリティ対策に取り組んでおります。 具体的には、年度ごとに教育・啓蒙活動をスケジュール化し、しっかりと対策が組織内に根付くよう運用管理しております。情報セキュリティ対策徹底への啓蒙動画や情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)として規定する当社のセキュリティルールを中心に、基本方針やルールの目的及び手順について理解を深め確実に遵守するための研修を、入社時また定期的に実施する等教育を徹底しております。また、専門的知識を有する人員を内部監査室へ配置、リスク管理委員会には外部専門家が参加し、リスクアセスメントの実効性を高めております。 ① システムダウン及び情報セキュリティについて 当社グループのサービスは、通信事業者が提供する公衆回線、専用回線及びインターネット網を利用することを前提としたものであるため、自然災害又は事故・外部からの不正な手段によるコンピュータへの侵入・コンピュータウイルス・サイバー攻撃等により、通信ネットワークの切断やアプリケーションの動作不良が予測されます。また、予期せぬクレジットカード会社等決済事業者のシステムダウンや当社グループのシステムの欠陥により、当サービスが停止する可能性もあります。 このような事象が発生した場合は、当社グループに損害賠償請求や障害事後対応により営業活動に支障をきたし機会損失が発生し、さらに当サービスへの信用が失墜する可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、情報セキュリティの基本方針を定め、全社レベルの情報セキュリティの状況を正確に把握し、必要な対策を迅速に実施できるようにするため、情報セキュリティ委員会を設置しております。また、外部・内部からの不正侵入に対するセキュリティ対策、24時間のシステム監視態勢、システム構成の冗長化、保険への加入並びに社内規程の整備運用等によりシステムダウン及び情報セキュリティのリスクに対処してまいります。 ② 個人情報の流出の可能性及び影響について 当社グループサービスを利用する場合、クレジットカード番号を当社グループのコンピュータシステムに送信する必要があります。また、一部のサービスにおいてはクレジットカード番号のほかに氏名・住所・電話番号・メールアドレス等の個人情報の登録を求める場合があり、登録された情報は当社グループの管理下にあるデータベースにて保管しております。 昨今、企業から個人情報漏洩が相次ぐ中、個人情報の扱いに対する社会的関心が高まっております。2017年5月には改正個人情報保護法が全面施行され、今後個人情報管理の更なる徹底が必要となります。 このような中、当社グループでは社団法人日本クレジット協会へ加入し、同協会で義務化されている個人情報保護指針に基づく個人情報管理の運用を実施しているほか、プライバシーマークを取得する等万全な体制を整備しておりますが、このような状況下において万が一クレジットカード情報等の重要な情報が外部に流出した場合には、当社グループへの社会的信用の失墜が当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループは、情報セキュリティの基本方針を定め、全社レベルの情報セキュリティの状況を正確に把握し、必要な対策を迅速に実施できるようにするため、情報セキュリティ委員会を設置しております。また、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき課題 ①情報セキュリティの強化」に記載のとおり、リスク管理体制強化の一環として情報セキュリティにかかる各種認証を取得しております。 ③ 加盟店等からのカード情報の流出について 万が一、当社グループの加盟店等からクレジットカード情報が漏洩した際は、原則、加盟店等が賠償負担を行うため当社グループに影響はございません。しかしながら、加盟店等に賠償負担する支払い能力がない場合、当社グループが連帯責任として、クレジットカード再発行手数料等の賠償を負担する可能性があります。 (対応策) 当社グループは、当該リスクを軽減するため、クレジットカード情報を加盟店等ではなく当社グループが保持するサービスの促進、及び情報を保持する加盟店等の管理強化等を行っております。 (4)親会社グループとの関係について 当社グループの親会社であるGMOインターネットグループ株式会社は、2025年9月30日において当社の議決権の40.73%を保有する筆頭株主であります。同社は、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、GMOインターネットグループにおいてインターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業、インキュベーション事業を行っております。 ① GMOインターネットグループにおける当社グループの位置づけについて 当社グループは、GMOインターネットグループのインターネットインフラ事業に区分される総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを担う会社として位置づけられております。 ② GMOインターネットグループとの取引について 重要な取引はありません。 ③ 親会社等との役員の兼務関係について 有価証券報告書提出日現在における当社の役員15名のうち、GMOインターネットグループの役員又は従業員を兼ねる者は8名であり、うち1名は当社の代表取締役及び同社の取締役を兼任しております。当社における役職、氏名及びGMOインターネットグループにおける役職は以下のとおりです。 氏名   当社における役職   親会社等又はそのグループ企業での役職 相浦  一成   代表取締役社長   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社取締役グループ副社長執行役員グループ決済部門統括 熊谷  正寿   取締役会長(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 代表取締役グループ代表 会長兼社長執行役員・CEO ■親会社の関係会社GMOプロダクトプラットフォーム株式会社 取締役会長 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 取締役会長GMOペパボ株式会社 取締役会長GMOメディア株式会社 取締役会長GMOインターネット株式会社 取締役会長GMO TECHホールディングス株式会社 取締役会長 安田  昌史   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社取締役グループ副社長執行役員・CFO グループ代表補佐グループ管理部門統括 ■親会社の関係会社GMOメディア株式会社 取締役 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 取締役GMOプロダクトプラットフォーム株式会社 取締役GMOインターネット株式会社 取締役GMOフィナンシャルホールディングス株式会社 取締役GMOあおぞらネット銀行株式会社 社外取締役GMO TECHホールディングス株式会社 取締役 山下  浩史   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループ副社長執行役員グループシステム部門統括 ■親会社の関係会社GMOインターネット株式会社 副社長執行役員システム部門担当 新井  輝洋   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループ専務執行役員 海外投資・仲間づくり担当海外管理・ガバナンス担当 海外上場担当 稲垣  法子   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループ常務執行役員グループ財務部長 川﨑  友紀   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループ執行役員グループ法務部長 ■親会社の関係会社GMOコマース株式会社 取締役監査等委員 島原  隆   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループリスク管理本部長兼グループ金融事業連携・グループ内部監査室長 ■親会社の関係会社GMOあおぞらネット銀行株式会社 社外監査役 なお、2025年12月14日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員であるものを除く。)9名選任の件」及び「監査等委員である取締役4名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決されますと、当社の役員は13名となり、うちGMOインターネットグループの役員又は従業員を兼ねる者は7名となる予定です。そのうち1名は当社の代表取締役及び同社の取締役を兼任予定です。当社における役職、氏名及びGMOインターネットグループにおける役職は以下のとおりです。なお、当社における役職については、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職)を含めて記載しております。 氏名   当社における役職   親会社等又はそのグループ企業での役職 相浦  一成   代表取締役社長   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社取締役グループ副社長執行役員グループ決済部門統括 熊谷  正寿   取締役会長(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 代表取締役グループ代表 会長兼社長執行役員・CEO ■親会社の関係会社GMOプロダクトプラットフォーム株式会社 取締役会長 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 取締役会長GMOペパボ株式会社 取締役会長GMOメディア株式会社 取締役会長GMOインターネット株式会社 取締役会長GMO TECHホールディングス株式会社 取締役会長 安田  昌史   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社取締役グループ副社長執行役員・CFO グループ代表補佐グループ管理部門統括 ■親会社の関係会社GMOメディア株式会社 取締役 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 取締役GMOプロダクトプラットフォーム株式会社 取締役GMOインターネット株式会社 取締役GMOフィナンシャルホールディングス株式会社 取締役GMOあおぞらネット銀行株式会社 社外取締役GMO TECHホールディングス株式会社 取締役 山下  浩史   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループ副社長執行役員グループシステム部門統括 ■親会社の関係会社GMOインターネット株式会社 副社長執行役員システム部門担当 稲垣  法子   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループ常務執行役員グループ財務部長 川﨑  友紀   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループ執行役員グループ法務部長 ■親会社の関係会社GMOコマース株式会社 取締役監査等委員 島原  隆   取締役(非常勤)   ■親会社GMOインターネットグループ株式会社 グループリスク管理本部長兼グループ金融事業連携・グループ内部監査室長 ■親会社の関係会社GMOあおぞらネット銀行株式会社 社外監査役 ④ 親会社等からの独立性の確保について 当社が事業活動を行う上で、「重要な決議事項」に限り親会社であるGMOインターネットグループ株式会社に事前通知することとなっておりますが、当社は各事業における営業活動等、すべての業務を独自に意思決定し事業展開しております。また、GMOインターネットグループからの役員の兼務状況は当社独自の経営判断を妨げるものではなく、経営の独立性は確保されていると認識しております。 当社グループがGMOインターネットグループと取引を行う場合には、少数株主の保護の観点から新規取引開始時及び既存取引の継続時も含め、取引条件等の内容の適正性を、その他第三者との取引条件との比較等から慎重に検討して実施しております。具体的には、定期的に第三者との取引条件と総合的に比較検討し、適正な条件であることを親会社等から独立した立場の社外取締役も参加する取締役会に報告することとしております。 なお、支配株主と少数株主との利益が相反する重要な取引・行為については、独立社外取締役を含む独立性を有する者で構成された特別委員会にて審議・検討を行ったうえで、取締役会に答申され、決定されます。
経営成績の分析 (MD&A)7,293字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の概況 a.経営成績の概況 当連結会計年度(2024年10月1日~2025年9月30日)の業績は、以下のとおりです。 (単位:千円) 前連結会計年度(自 2023年10月1日    至 2024年9月30日)   当連結会計年度(自 2024年10月1日    至 2025年9月30日)   増減率(%) 売上収益   73,785,055   82,499,385   11.8 営業利益   25,187,463   31,340,267   24.4 税引前利益   27,504,689   31,911,317   16.0 親会社の所有者に帰属する当期利益   18,705,445   21,829,235   16.7 (ⅰ)売上収益 売上収益は82,499,385千円(前年同期比11.8%増)となりました。オンライン課金分野、継続課金分野、対面分野と「GMO後払い」合計の決済処理件数は前年同期比17.4%増、決済処理金額は前年同期比16.5%増となり、決済代行事業の売上収益は61,677,405千円(前年同期比10.3%増)、金融関連事業の売上収益は19,188,123千円(前年同期比16.6%増)、決済活性化事業の売上収益は1,766,200千円(前年同期比17.0%増)となりました。詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の概況 b.セグメントの業績」に記載しております。 品目別売上収益は、以下のとおりです。イニシャルにおいて前連結会計年度に計上した対面分野における大型案件の反動減の影響がある一方、ストック、フィー及びスプレッドが順調に推移しております。 (単位:千円) 品目別   前連結会計年度 (自  2023年10月1日 至  2024年9月30日)   当連結会計年度 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日)   増減率(%) イニシャル (イニシャル売上)   12,398,190   9,497,740   △23.4 ストック(固定費売上)   11,505,453   13,796,280   19.9 フィー(処理料売上)   21,356,307   24,864,743   16.4 スプレッド(加盟店売上)   28,525,104   34,340,622   20.4 合計   73,785,055   82,499,385   11.8 (ⅱ)営業利益 営業利益は31,340,267千円(前年同期比24.4%増)となり、当連結会計年度の業績予想を達成しております。 決済代行事業のセグメント利益(営業利益)は29,779,631千円(前年同期比18.1%増)となり、金融関連事業のセグメント利益(営業利益)は5,407,577千円(前年同期比31.7%増)、決済活性化事業のセグメント利益(営業利益)は418,053千円(前年同期比11.9%増)となりました。 (ⅲ)税引前利益 税引前利益は31,911,317千円(前年同期比16.0%増)となり、当連結会計年度の営業利益が前年同期比24.4%増だったのに対し、税引前利益が前年同期比16.0%増となりました。これは主に前連結会計年度に持分法による投資の売却益を1,629,664千円計上したことによるものです。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 32.持分法による投資の売却益」に記載しております。 b.セグメントの業績 セグメントの業績は以下のとおりです。 (単位:千円) セグメント別   前連結会計年度 (自  2023年10月1日 至  2024年9月30日)   当連結会計年度 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日)   増減率(%) 決済代行事業 売上収益 セグメント損益(△は損失)   55,927,02325,214,399   61,677,40529,779,631   10.318.1 金融関連事業 売上収益 セグメント損益(△は損失)   16,462,3554,104,615   19,188,1235,407,577   16.631.7 決済活性化事業 売上収益 セグメント損益(△は損失)   1,509,085373,678   1,766,200418,053   17.011.9 調整額 売上収益 セグメント損益(△は損失)   △113,409△4,505,230   △132,344△4,264,995    -- 合計 売上収益 セグメント損益(△は損失)   73,785,05525,187,463   82,499,38531,340,267   11.824.4 (ⅰ)決済代行事業 決済代行事業については、主にオンライン課金分野・継続課金分野と対面分野における決済代行サービス、金融機関や事業者等に対するBaaS(Banking as a Service)支援の拡大に取り組んでおります。オンライン課金分野・継続課金分野においては、EC市場の順調な成長のもと、大手から中小規模まであらゆる業態の加盟店開拓やEC以外の幅広い事業者における当社グループのサービス利用の拡大に注力しております。 当連結会計年度のオンライン課金分野・継続課金分野は、新規加盟店の稼動や既存加盟店の決済拡大により、旅行・チケットや食品・飲料等のオンライン決済が増加し、売上収益が伸長いたしました。特にGMOペイメントゲートウェイ株式会社のオンライン決済売上は19.1%増と堅調に推移しております。 当連結会計年度における対面分野は、前連結会計年度における大口案件の影響や主にSME(Small and Medium Enterprise)向けをターゲットとする端末レス決済のマーケティングを強化したため、主に端末販売によるイニシャル売上は反動減となりました。リカーリング型売上においては日常的に利用する業種・業態の加盟店におけるキャッシュレス決済の利用が進み計画以上となりました。 さらに、決済のキャッシュレス化やDXニーズの拡大を捉えた金融機関や事業者等に対するBaaS支援では、提供サービスの拡大によりプロセシングプラットフォームサービスの売上収益が拡大いたしました。 以上の結果、売上収益は61,677,405千円(前年同期比10.3%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は一時的な費用が発生いたしましたが、イニシャル売上に比して売上総利益率の高いオンライン決済や対面分野のリカーリング型売上の構成比が高まったことにより29,779,631千円(前年同期比18.1%増)となりました。 なお、2025年1月8日付で保育・教育業界のキャッシュレス化・DXを推進する株式会社エンペイ(現 GMOエンペイ株式会社)の株式を取得し、子会社化いたしました。 (ⅱ)金融関連事業 金融関連事業(マネーサービスビジネス:MSB)については、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、加盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外FinTech事業者に向けたレンディングサービス、送金サービス、給与即時受け取りサービスの「即給 byGMO」、BtoB取引の請求書カード払いを可能にする「請求書カード払い byGMO」のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じて「GMO後払い」やBtoB取引向け後払い決済サービス「GMO掛け払い」、三井住友カード株式会社と共同で展開する分割・対面取引にも対応するBNPLサービス「アトカラ」等の後払い決済サービスを提供しております。 当連結会計年度において、後払い決済サービスは物販EC市場の成長が低位に留まる一方、BNPLサービスや「GMO掛け払い」が貢献し売上収益が伸長いたしました。海外FinTech事業者に向けたレンディングサービスにおいては、北米及びインドを中心に新たな融資先の開拓及び既存融資先への追加融資が進捗し、売上収益の拡大に貢献いたしました。加えて、送金サービスは複数の新規加盟店の稼動が開始したことにより、売上収益が前年同期比26.7%増、「即給 byGMO」や「請求書カード払い byGMO」も取扱件数が順調に推移し売上収益が伸長いたしました。 以上の結果、売上収益は19,188,123千円(前年同期比16.6%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は、後払い決済サービスにおける与信精度向上によって未回収率が低位で安定推移し与信関連費用を一定水準抑えることができたことに加え、送金サービスや海外FinTech事業者に向けたレンディングサービスが伸長したことにより、5,407,577千円(前年同期比31.7%増)となりました。 (ⅲ)決済活性化事業 決済活性化事業については、当社グループ加盟店の売上向上に繋がるマーケティング支援サービスやセキュリティ強化サービス、連結子会社であるGMOリザーブプラス株式会社を通じて医療受付現場の業務効率化に繋がる医療特化型予約管理システム「メディカル革命 byGMO」等を提供しております。 当連結会計年度において、GMOリザーブプラス株式会社が提供する予約・問診票記入・受付・決済といった行為をスマホアプリから行えるサービスや、複数の医療機関の診察券をスマートフォン1つに集約することができるサービスへの需要の高まり等から売上収益が前年同期比36.2%増と引き続き好調に推移いたしました。また、セキュリティ強化サービスも増収となっております。 以上の結果、売上収益は1,766,200千円(前年同期比17.0%増)、セグメント利益(営業利益)は418,053千円(前年同期比11.9%増)となりました。 c.財政状態 (ⅰ)資産 当連結会計年度末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ62,097,637千円増加し、406,800,093千円となりました。これは主に持分法で会計処理されている投資4,270,464千円が減少した一方、現金及び現金同等物45,986,279千円、営業債権及びその他の債権9,770,778千円、前渡金5,261,617千円、その他の金融資産2,033,631千円、のれん及び無形資産2,739,401千円が増加したことによるものです。 (ⅱ)負債 当連結会計年度末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ51,739,582千円増加し、290,622,753千円となりました。これは主に借入金9,942,500千円、繰延税金負債1,392,357千円が減少した一方、買掛金1,004,362千円、未払金1,465,086千円、預り金34,763,665千円、社債20,002,338千円、未払法人所得税等3,180,333千円、その他の負債1,439,725千円が増加したことによるものです。 (ⅲ)資本 当連結会計年度末における資本の残高は、前連結会計年度末に比べ10,358,055千円増加し、116,177,340千円となりました。これは主にその他の包括利益2,088,601千円、剰余金の配当9,403,945千円により減少した一方、当期利益22,538,693千円を計上し増加したことによるものです。 ② キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、期首残高に比べ45,986,279千円増加し、220,040,128千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローは以下のとおりです。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果得られた資金は53,759,555千円(前年同期は49,472,425千円の獲得)となりました。これは主に、営業債権及びその他の債権の増加9,415,113千円、前渡金の増加5,261,617千円、法人所得税の支払額6,865,224千円により資金が減少した一方、税引前利益31,911,317千円、減価償却費及び償却費3,920,761千円、預り金の増加34,753,489千円により資金が増加したものです。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果使用した資金は7,328,884千円(前年同期は5,231,449千円の使用)となりました。これは主に、無形資産の取得による支出3,368,842千円、投資有価証券の取得による支出2,178,689千円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,718,364千円により資金が減少したものです。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果使用した資金は1,242,838千円(前年同期は3,728,583千円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入2,350,000千円、社債の発行による収入19,911,745千円により資金が増加した一方、短期借入金の純減少額11,400,000千円、配当金の支払額9,399,746千円により資金が減少したものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは決済代行事業、金融関連事業及び決済活性化事業を行っており、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため記載しておりません。 b.受注実績 生産実績と同様の理由により記載しておりません。 c.販売実績 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の概況 b.セグメントの業績」における各セグメントの業績に関連付けて示しております。 主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 売上収益(千円)   割合(%)   売上収益(千円)   割合(%) 三井住友カード株式会社   9,098,712   12.3   -   - (注)当連結会計年度における三井住友カード株式会社に対する売上収益は、連結損益計算書の売上収益の10%未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要性がある会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載しております。また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 財政状態の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の概況 c.財政状態」に記載しております。 b.経営成績 経営成績の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の概況 a.経営成績の概況 及びb.セグメントの業績」に記載しております。 c.キャッシュ・フロー (ⅰ)キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載しております。 (ⅱ)資本の財源及び資金の流動性について 当社グループにおける主な資金需要は、金融関連事業の拡大に伴い増加する運転資金や貸付金等によるものです。主な資金調達は、短期運転資金については自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、長期性資金については金融機関からの長期借入や社債での調達を基本としております。また、急な資金需要や不測の事態に備え、コミットメントライン契約を締結し資金調達の十分な流動性を確保しております。 (ⅲ)財務政策 当社グループは、持続的な企業価値の向上とそれを通じた株主還元の向上を実現するために、資本効率を向上させつつ、財務の健全性・柔軟性も確保された、最適な資本構成を維持することを基本方針としております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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