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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

オービックビジネスコンサルタント

OBIC BUSINESS CONSULTANTS CO.,LTD.4733 · Prime · 情報・通信業

業務ソフトウェアの開発メーカー。会計・人事給与などのクラウドサービスを提供

概要

オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、会計・人事・給与などの基幹業務向けパッケージソフト「奉行シリーズ」の開発・販売を主力とする企業である。中堅・中小企業に向けてクラウドサービス(SaaS)を提供し、2026年3月期の売上高は514億円、営業利益は236億円、営業利益率は46%超と高い収益性を誇る。東証プライム市場に上場し、従業員数は1,065人。自社開発のソフトウェアをパートナー企業を通じて販売するビジネスモデルを持つ。

事業の柱は会計・人事・給与の基幹業務ソフト

当社の主力製品は「奉行シリーズ」の名称で展開される基幹業務パッケージソフトである。会計、人事・給与、固定資産管理などの機能を備え、中堅・中小企業の業務効率化を支援する。製品ラインアップはオンプレミス型からクラウド型(SaaS)へと移行しており、2026年3月期のクラウド売上高は313億円と全体の約61%を占める。同社は法令改正に迅速に対応し、「最新制度への準拠」と「業務の正確性」を強みとする。

収益構造はサブスクリプション型が安定収益源

売上高は「プロダクト」(ソリューションテクノロジー及び関連製品)と「サービス」(保守・その他)に区分される。2026年3月期のプロダクト売上は368億円(構成比71.6%)、うちクラウドが313億円とプロダクトの85%を占める。サービス売上は146億円で、オンプレミス保守からクラウドへの移行に伴い減少傾向にある。サブスクリプション型のクラウド収益が継続的に積み上がるため、安定的な増収増益を実現している。営業利益率は46%超と極めて高く、設備投資が軽いビジネスモデルが背景にある。

全国13拠点の支店網とパートナー販売チャネル

当社は東京本社のほか、札幌、仙台、首都圏、横浜、大宮、静岡、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡に支店・営業所を配置し、全国的な営業網を構築している。直接販売は行わず、パートナー企業(販売代理店)を通じて製品を提供する間接販売モデルを採用している。これにより販売コストを抑え、高収益率を維持している。関連会社にはユニオンソフト(出資20.1%)があり、電子的債権ソフト「電債の達人」などを開発。親会社のオービックやその子会社オービックオフィスオートメーションも一部販売チャネルとして機能する。

グループ全体でシステムインテグレーションと連携

当社はオービックグループの一員であり、その他の関係会社であるオービック(システムインテグレーション事業)およびその子会社オービックオフィスオートメーション(OA機器販売)と連携している。オービックは当社ソフトウェアの一部を販売し、オービックオフィスオートメーションも同様に販売を行う。関連会社ユニオンソフトはビジネスソフトウェアの開発・販売を手掛ける。このグループ構造により、ソフトウェア開発から販売・サポートまでの一貫した体制をとっているが、当社自体は製品開発とパートナー管理に特化している。

業界の中での役割はエンタープライズソフトウェア製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
514億円
営業利益
236億円
営業利益率
45.9%
純利益
181億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01企業向け基幹業務システム主力

会計、人事・給与などの基幹業務ソフトウェアを自社開発し、パートナー企業を通じてクラウドサービスとして提供。企業の業務効率化を支援

主な製品・サービス3
会計ソフトウェア
財務会計、管理会計のための基幹業務パッケージ
人事・給与ソフトウェア
人事管理、給与計算、勤怠管理などの機能を提供
クラウドサービス(SaaS)
上記ソフトウェアをクラウド経由で提供するサービス

製品と技術

中堅企業向け統合ERP「奉行V ERPクラウド」

「奉行V ERPクラウド」は、会計、人事・給与、固定資産、販売管理などを統合したクラウド型ERPである。大容量・高負荷環境への対応が強化され、API連携やBPOモデルによる業務効率化を実現する。2022年11月に発売され、中堅企業の基幹業務をワンストップで支援する。国産SaaS ERPとしては初めてISMAP評価を取得し、政府調達にも対応可能なセキュリティ水準を備える。サブスクリプション課金により、顧客は初期費用を抑えて導入できる。

拡張業務をカバーする「奉行クラウドEdge」

「奉行クラウドEdge」は、奉行クラウドの基幹業務を補完する周辺・拡張業務向けのクラウドサービス群である。例えば、電子帳簿保存法対応や経費精算、ワークフロー、債権管理など、企業の業務プロセス全体を効率化する。2020年3月に発売された「奉行11シリーズ」もこのラインアップに含まれる。奉行クラウドとの連携により、顧客の業務範囲を拡大し、ロックイン効果を高める役割を果たす。

AIで業務革新を支援する「奉行AIエージェント」

2025年10月に発売された「奉行AIエージェント」は、AIを活用して連結会計や新リース会計などの複雑な業務を支援するクラウドサービスである。例えば「連結会計支援クラウド」は、グループ会社間のデータ収集・連結作業を自動化し、業務負荷を軽減する。また「新リース会計識別クラウド」は、リース契約の識別をAIが補助する。これらの製品は、同社が掲げる「AX(AIトランスフォーメーション)」の実現を支える基盤技術となる。

ユーザーエクスペリエンス向上の「奉行LAND ユーザーコクピット」

2026年1月にサービス提供を開始した「奉行LAND ユーザーコクピット」は、奉行クラウド利用者向けのデジタルコミュニケーションプラットフォームである。これまで顧客、パートナー、OBC各社に分散していた情報(法改正情報、製品アップデート、マニュアル、問い合わせ履歴など)を一元化し、シングルサインオンでアクセス可能にする。これにより、顧客の業務効率化と利便性向上を図る。また、同プラットフォームは顧客ロイヤルティ向上にも寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

業務ソフトで高収益体質、中小顧客基盤で内需特化

オービックビジネスコンサルタントは、業務ソフトウェアの開発・販売を行う情報サービス企業である。売上高は約500億円と小規模ながら、営業利益率は46%前後と極めて高く、同業他社を圧倒する収益性を誇る。提供する「勘定奉行」などの製品は中小企業を中心に広く普及しており、国内市場で確固たる地位を築いている。ライバルとなるソラコムやハッチ・ワークなどとは規模やターゲット層が異なるが、クラウドサービスの拡大で競争が激化している。国内での顧客基盤が強固で、堅調な成長を続けているが、海外展開は未着手に近く、国内市場の成熟が課題である。

強み

  • 営業利益率が46%と非常に高く、強力なビジネスモデルを持つ。
  • 中小企業向け業務ソフトでシェアが高く、継続的な収益源がある。
  • 売上高は420億円から514億円へ増加し、堅調な拡大が続く。
  • 開発コストを抑え、収益性を高める体制が構築されている。

課題

  • 国内の中小企業向け市場が飽和状態で、新規顧客開拓が難しくなっている。
  • 海外進出がほとんど進んでおらず、成長機会を逃している。
  • クラウドサービスや新興企業との競争が激しく、差別化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がオービックビジネスコンサルタント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12413エムスリー1.2兆円24.6倍
23092ZOZO1.0兆円20.9倍
34704トレンドマイクロ8,141億円21.4倍
42327日鉄ソリューションズ7,243億円23.5倍
53769GMOペイメントゲートウェイ6,690億円27.9倍
64733オービックビジネスコンサルタント6,401億円35.1倍
73132マクニカホールディングス6,346億円22.8倍
83774インターネットイニシアティブ5,955億円23.3倍
98056BIPROGY4,689億円14.8倍
108050セイコーグループ4,422億円39.7倍
119449GMOインターネットグループ4,333億円22.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

コンピュータ販売会社として創業した1980年

1980年12月、東京都千代田区に「株式会社ビック・システム・コンサルタント・グループ」として設立された。目的はコンピュータの販売、プログラム製作、システム設計であった。翌1981年5月に商号を「株式会社オービック・ビジネス・コンサルタント」に変更し、本店を新宿区に移転。創業当初はコンピュータ関連の販売・受託開発が中心だったが、後に自社パッケージソフトの開発へと軸足を移すことになる。

「TOPシリーズ」と「奉行シリーズ」で製品を確立した1983~1993年

1983年11月、初の自社パッケージ「TOPシリーズ」の販売を開始。これにより基幹業務ソフトウェア市場に参入した。1993年7月には後継となる「奉行シリーズ」を販売開始。このシリーズは会計・人事・給与の各業務に対応し、以来同社の主力製品として成長する。この間、1986年から1996年にかけて東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、広島、札幌、金沢、横浜、静岡、大宮と全国に営業拠点を開設し、販売網を拡大した。

店頭公開から東証一部上場へ至った1999~2004年

1999年10月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2000年3月には東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)とEBシステム「せるふバンク」を共同開発、2001年2月にはオンライン外為システムを共同開発するなど、金融機関との協業も進めた。2004年3月、東京証券取引所市場第一部に上場。この時期には商号を1995年12月に現在の「株式会社オービックビジネスコンサルタント」に変更している。上場により資金調達力を高め、製品開発を加速させた。

統合型ERP「奉行V ERP」の投入とクラウド転換の開始(2007~2018年)

2007年10月、統合型基幹業務システム「奉行V ERPシリーズ」を販売開始。これにより単機能のパッケージから統合ERPへと進化した。2014年4月には日本マイクロソフトと基幹業務システムのクラウド運用で協業。2018年2月に完全SaaS型の「奉行クラウド」、同年4月に「奉行クラウドEdge」を発売し、本格的にクラウドシフトを開始した。これに伴い、オンプレミスからクラウドへの移行が徐々に進行し、収益構造も変化していく。

プライム市場移行とISMAP登録で信頼性を強化した2022~2026年

2022年4月、東証の市場再編によりプライム市場へ移行。同年11月には「奉行V ERPクラウド」を発売し、クラウド製品をさらに拡充した。2025年7月、「奉行iクラウド」「奉行V ERPクラウド」「奉行クラウドEdge」の3製品がISMAPクラウドサービスリストに登録され、政府機関向けのセキュリティ基準を満たした。同年10月にはAIを活用した「奉行AIエージェント 連結会計支援クラウド」を発売。2026年1月にはユーザー向けプラットフォーム「奉行LAND ユーザーコクピット」の提供を開始し、顧客接点の強化を図った。

顧客満足度調査で連続1位、健康経営銘柄に初選定(2025~2026年)

2025年8月、日経コンピュータの顧客満足度調査でERP(統合基幹業務システム)部門7年連続通算18回目の第1位、人事・HRテック部門でも第1位を獲得。2026年2月にはパートナー満足度調査で基幹業務ソフト/サービス部門6年連続通算14回目の第1位となった。また、2026年3月には経済産業省と東京証券取引所が選定する「健康経営銘柄2026」に初めて選定され、従業員の健康経営への取り組みが評価された。

年表34件を開く

1980年代

  • 1980年12月創業コンピュータの販売業務、コンピュータプログラムの製作及びシステム設計業務を目的として、東京都千代田区に株式会社ビック・システム・コンサルタント・グループを設立
  • 1981年5月商号変更商号を株式会社オービック・ビジネス・コンサルタントに変更 本店を東京都新宿区に移転
  • 1983年11月「TOPシリーズ」を販売開始
  • 1986年9月東京支店(現:首都圏営業部)、大阪営業所(現:大阪支店)を開設
  • 1988年8月名古屋営業所(現:名古屋支店)を開設

1990年代

  • 1990年7月福岡営業所(現:福岡支店)を開設
  • 1992年2月物流センター(現:ロジスティクスセンター)を開設
  • 1993年3月仙台営業所(現:仙台支店)を開設
  • 1993年7月「奉行シリーズ」を販売開始
  • 1993年10月広島営業所(現:広島支店)を開設
  • 1994年7月札幌営業所(現:札幌支店)を開設
  • 1994年10月金沢営業所(現:金沢支店)を開設
  • 1995年7月横浜営業所(現:横浜支店)を開設
  • 1995年12月商号変更商号を株式会社オービックビジネスコンサルタントに変更
  • 1996年9月静岡営業所(現:静岡支店)を開設
  • 1997年9月大宮営業所(現:関東支店)を開設
  • 1999年10月日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年代

  • 2000年3月㈱東京三菱銀行(現㈱三菱UFJ銀行)とEBシステム「せるふバンク」を共同開発
  • 2001年2月㈱東京三菱銀行(現㈱三菱UFJ銀行)とオンライン外為システムを共同開発
  • 2004年3月上場㈱東京証券取引所市場第一部上場
  • 2007年10月M&A統合型基幹業務システム「奉行V ERPシリーズ」を販売開始

2010年代

  • 2014年4月日本マイクロソフト㈱と基幹業務システムのクラウド運用において協業
  • 2018年2月「奉行クラウド(完全SaaS型クラウド製品)」販売開始
  • 2018年4月「奉行クラウドEdge」販売開始

2020年代

  • 2020年3月「奉行11シリーズ」を発売
  • 2022年4月㈱東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場へ移行
  • 2022年11月「奉行V ERPクラウド」を発売
  • 2025年7月「奉行iクラウド」「奉行V ERPクラウド」「奉行クラウドEdge」がISMAPクラウドサービスリストに登録
  • 2025年8月M&A「日経コンピュータ 顧客満足度調査2025-2026」のERP(統合基幹業務システム)部門で7年連続、通算18回目の第1位、人事・HRテックソフト/サービス部門で第1位を獲得
  • 2025年10月連結会計業務の新たな基盤となる「奉行AIエージェント 連結会計支援クラウド」を発売
  • 2025年11月Microsoft Japan Partner of the Year 2025で「Build and Modernize AI Appsアワード」を受賞
  • 2026年1月奉行クラウド専用プラットフォーム「奉行LAND ユーザーコクピット」サービス提供開始
  • 2026年2月「日経コンピュータ パートナー満足度調査 2026」基幹業務ソフト/サービス部門で6年連続、通算14回目の第1位を受賞
  • 2026年3月「健康経営銘柄2026」に初選定

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 顧客満足度No.1No.1
  • パートナー満足度No.1No.1

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コアコンピタンスの強化

    基幹業務サービス(会計・人事・給与)・Edgeサービス・AIサービス、中堅・中規模・小規模企業、Microsoft Azure、パートナー戦略、ブランド戦略の5つにフォーカスし、クラウドやAI技術を活用した新たなビジネスモデルを創出する。

  2. 02

    AI活用と高精度データ基盤の強化

    顧客のAX(AIトランスフォーメーション)実現を支援するため、AIアシスタントやAIエージェントの活用を強化。法令100%準拠に基づく高精度なデータ基盤を活かし、奉行クラウド等の価値向上と顧客・パートナー満足度No.1を目指す。

  3. 03

    世界最高水準のセキュリティ提供と新市場展開

    ランサムウェア耐性やISMAP認証継続などセキュリティを強化し、安全・安心なクラウド環境を提供。ISMAP認証を契機に行政市場など新たな市場へ展開し、販路と業績拡大を図る。

  4. 04

    人財戦略と健康経営の推進

    「採用と教育」を最重視し、社員の専門性向上を支援する教育制度を整備。健康経営の取り組みを継続し、社員が心身ともに健康で能力を発揮できる環境づくりと働き方改革を推進する。

  5. 05

    環境に配慮した事業活動の推進

    業務のデジタル化による紙使用量削減、リモート活用による移動CO2削減など、デジタル化と環境負荷低減を両立し、持続可能な社会の実現に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,065人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は831万円で、9期前と比べて+17.1%平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は11.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月721
2018年3月739
2019年3月71033.810.1794
2020年3月71333.910.1842
2021年3月68634.110.1898
2022年3月70234.511.0908
2023年3月69434.911.1918
2024年3月76635.111.8941
2025年3月81435.111.89952,181
2026年3月83134.711.61,0652,216

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率89.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
開発センター — 東京都新宿区2,872百万円
大阪支店 — 大阪市北区224百万円
札幌支店ほか8事業所181百万円
名古屋支店 — 名古屋市中区24百万円
ロジスティクスセンター — 神奈川県川崎市高津区12百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社オービック
    東京都中央区
    議決権36.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は514億円営業利益236億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+8.8%。

売上高
+9.4%
514億円
営業利益
+8.8%
236億円
純利益
+11.7%
181億円
営業利益率
45.9%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高575億円514億円
営業利益265億円236億円
純利益194億円181億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は138億円、営業利益は66億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+51.6%、営業利益は+78.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q9034
2024年1Q913740.728
2024年2Q1044543.333
2024年3Q1095146.835
2024年4Q11642
2025年2Q22710144.576
2025年4Q24311647.786
2026年2Q24911245.083
2026年4Q26512446.898
2027年1Q1386647.849

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は169億円から514億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は45.9%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1698750
2014年3月20312374
2015年3月19810564
2016年3月21910568
2017年3月23311077
2018年3月23511282
2019年3月295141101
2020年3月301140100
2021年3月29313997
2022年3月348172118
2023年3月337158110
2024年3月420199138
「日経コンピュータ 顧客満足度調査2025-2026」のERP(統合基幹業務システム)部門で7年連続、通算18回目の第1位、人事・HRテックソフト/サービス部門で第1位を獲得
2025年3月47021723046.2162
2026年3月51423625245.9181

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高514億円のうち、営業利益として残るのは236億円45.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は181億円、売上の35.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金15.4%79億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.7%199億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益45.9%236億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
84.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+37.5pt
45.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+28.6pt
35.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.1pt
11.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが174億円、投資CFが−544億円で、差し引きのフリーCFは−370億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,163億円で、売上の27.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7227−1999460
2014年3月6924−1993534
2015年3月607−2067581
2016年3月9642−22138697
2017年3月8756−26143813
2018年3月815−2886871
2019年3月11819−30137978
2020年3月1251−381261,067
2021年3月119−8−381111,141
2022年3月161−8−491531,245
2023年3月154−2−531521,344
2024年3月233−9−532241,516
2025年3月177−11−711661,610
2026年3月174−544−77−3701,163

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,208億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,694億円で、自己資本比率は76.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月90278112186.6
2014年3月97983414585.2
2015年3月1,05291014286.5
2016年3月1,12495516985.0
2017年3月1,1791,00017984.8
2018年3月1,2361,05318385.2
2019年3月1,3991,15424582.5
2020年3月1,4311,18524682.8
2021年3月1,5841,28629881.2
2022年3月1,7191,36635379.5
2023年3月1,7931,39839578.0
2024年3月1,9781,48948975.3
2025年3月2,0861,59049676.2
2026年3月2,2081,69451476.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
1,163億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,269億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
514億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中452位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
45.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.4%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥8,489で、1年前と比べて+2.4%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥8,489-2.6%1ヶ月+10.1%1年+2.4%時価総額6,401億円
過去52週の値幅
安値¥5,557高値¥9,379

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)35.1倍
PER (会社予想)33.0倍
PBR3.78倍
配当利回り1.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+17.95%と大幅上昇。8月21日は8274円で、25日線7775円を約6.4%上回る。52週高値9379円からは約12%下。8月22日に出来高114万株と急増し、その後も高水準。RSIは59.26と強気。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 60/100)

PERは34.25倍で業界平均48.57倍を下回るが、割安とまでは言い切れない。PBRは3.69倍と平均2.92倍を上回り、割高感がある。配当利回り1.57%は平均2.64%を大きく下回る。ROEは11%と平均水準。業績は増収増益で、2026年3月期予想PERは32.1倍。割安と言うよりはほぼ妥当だが、PBRと配当利回りの悪さが気になる。

指標この会社業種平均
PER (実績)35.1倍47.9倍
PER (予想)33.0倍
PBR3.78倍2.96倍
ROE11.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社の投資論点は、既存顧客からの安定収益を背景にした高収益体質が今後も続くかどうかだ。強気派は、クラウド移行によるアップセルと新規顧客獲得の余地を指摘し、営業利益率46%超の効率性が今後も持続するとみる。一方、弱気派は、競争激化による価格低下圧力や市場成熟による成長鈍化を懸念し、サブスクリプションモデルでも顧客離反が進めば収益が急減するリスクを強調する。両者は今後の増収率と利益率の持続性で対立している。

プラスに働く材料7
  • ストック収益が安定

    サブスク型売上は解約率が低く、毎期積み上がるため予測が容易

  • クラウド移行で拡大余地

    オンプレからの移行に伴う追加販売が見込まれ、ARPU向上が期待

  • 超高収益体質

    営業利益率46%超は業界屈指で、規模拡大でさらに改善余地

  • 売上高514億円・営業利益236億円決算発表後影響

    営業利益は前期比19億円増の236億円。増収増益が継続

  • 純利益181億円と2期連続最高益決算発表後影響

    純利益は162億円→181億円と+19億円。増益率11.7%

  • フォワードPER30.9倍と改善通年影響

    予想PER30.9倍は実績PER32.89倍を下回る。業績成長で割安化

  • 外国人保有18.75%と低位で売り圧力限定的継続影響

    外国人持ち株比率18.75%と低位。海外資金流出の影響を受けにくい

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟

    国内中堅・中小向け業務ソフトは普及が進み、新規需要が頭打ち

  • 競争激化

    クラウド型の低価格競争が進み、価格維持が難しくなる

  • 技術革新対応の遅れ

    AI活用や他システム連携などで後れを取ると顧客離反リスク

  • 実績PER32.89倍と割高継続影響

    PER32.89倍は増益率11.7%を大きく上回る。調整リスク

  • ROE11%とPBR3.54倍のミスマッチ通年影響

    ROE11%に対しPBR3.54倍。資本効率が低い割に評価が高い

  • 株価は1年で10.43%下落継続影響

    前年比-10.43%。下落トレンドが続く

  • 営業利益率が46.17%→45.91%と微減決算発表後影響

    営業利益率は0.26pt低下。高水準維持が今後の課題

次の決算で確かめる点
継続率
サブスクの安定性を示す指標で、低下は収益の耐久性を損なう
クラウド比率
移行が進めばARPU向上に寄与し、成長性の指標になる
月次売上高
ストックの増減を早期に把握できるため業績予測に有用
新規顧客獲得数
既存のストックに加え、将来の成長を左右するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+11.0%いまの株価に対する利回りは1.53%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
1.53%
いまの株価に対して
配当性向
46.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3534.3
2018年3月4014.336.8
2019年3月4512.533.6
2020年3月5011.137.7
2021年3月500.042.8
2022年3月7040.044.5
2023年3月700.047.7
2024年3月8014.343.4
2025年3月10025.046.5
2026年3月11111.046.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,317人。区分でいちばん多いのは事業法人37.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.5%を占め、残る52.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人34.837.237.337.237.937.9
個人・その他49.535.034.132.031.331.8
外国法人9.719.116.220.619.918.7
金融機関5.77.311.89.59.99.7
証券会社0.41.30.60.71.01.9
自己株式6.90.30.30.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社オービック36.69
02和田 成史21.01
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.75
04和田 弘子4.78
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)3.87
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.23
07JP MORGAN CHASE BANK 380055(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.49
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.11
09UBS AG SINGAPORE(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.96
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)0.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-21
    ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(First Eagle Investment Management, LLC)
    新規の大量保有報告
    8.07%
    +1.02pt
  • 2026-06-18
    ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(First Eagle Investment Management, LLC)
    新規の大量保有報告
    7.05%
    +1.07pt
  • 2026-05-20
    ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(First Eagle Investment Management, LLC)
    新規の大量保有報告
    5.98%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+83%、1株純資産は14期で+8%。直近期のROEは11.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1322,0786.720.037.9
2014年3月1982,2189.217.625.3
2015年3月1712,4217.424.232.8
2016年3月1822,5427.326.335.7
2017年3月1021,3317.827.334.3
2018年3月1091,4008.031.336.8
2019年3月1341,5369.133.933.6
2020年3月1321,5778.533.137.7
2021年3月1291,7107.845.142.8
2022年3月1571,8188.927.244.5
2023年3月1471,8608.034.047.7
2024年3月1841,9819.640.143.4
2025年3月2152,11510.533.746.5
2026年3月2412,25311.025.946.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額346百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
野田順弘取締役会長 非常勤88100,000
和田成史代表取締役 社長執行役員7415,840,000
和田弘子代表取締役 副社長執行役員 管理本部長733,606,000
橘昇一取締役 非常勤65
伊東千秋取締役 非常勤78
成田純治取締役 非常勤85
黒図成一監査役7146,000
髙橋利郎監査役 非常勤54
阿南友則監査役 非常勤49
唐鎌勝彦常務執行役員 開発本部長
荻野俊夫常務執行役員 営業本部長
吉本陽介執行役員 開発本部 アプリケーション開発部 部長
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢
日野和麻呂執行役員 開発本部 ICTセンター 部長
仁藤丈久執行役員 開発本部 サポートセンター 部長
菅野睦執行役員 営業本部 営業部 部長
吉田康治執行役員 営業本部 サービス契約センター 部長
山岡公成執行役員 営業本部 営業推進部 部長
小泉明大執行役員 管理本部 管理部 部長
冨永伸太郎取締役 非常勤60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41975024762
社外取締役7878712
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容474字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当企業集団は、株式会社オービックビジネスコンサルタント(当社)、関連会社1社、その他の関係会社1社及びその他の関係会社の子会社1社で構成されており、当社は主に企業業務に関するソリューションテクノロジー(会計・人事・給与等の基幹業務や、それに係る周辺・拡張業務)の開発メーカーとして、パートナー企業を通してお客様の業務効率化に貢献するクラウドサービス等を提供しております。 関連会社ユニオンソフト株式会社(当社出資比率20.1%)は、ビジネスソフトウェア(電債の達人等)の開発・販売を行っております。 その他の関係会社株式会社オービックにおいては、コンピュータのシステムインテグレーション事業、システムサポート事業を行っており、当社ソフトウェアプロダクトの一部を販売しております。また、その他の関係会社の子会社株式会社オービックオフィスオートメーションにおいては、OA関連機器の販売及び消耗品の販売を行っており、当社ソフトウェアプロダクトの販売も行っております。 当企業集団の取引を図示しますと次のとおりとなります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題4,843字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は「業務にイノベーションを お客様に感動を」をミッションとして掲げ、「自由と公平」「採用と教育」「革新と戦略」「選択と集中」「報連相と情報共有」の5つの「成長のための基本姿勢」を基本方針とし、先進的なIT(情報技術)を駆使し、お客様の満足を徹底的に追求する「顧客第一主義」の思想をサービス開発に貫き、クラウドや保守・導入指導等の各種サービスを提供しております。企業の目的は、顧客に価値あるものを提供し、顧客の成長に貢献することにあり、変化し続ける顧客の要求に耳を傾け、業務にイノベーションを起こし、その期待に応える若しくは期待を超える価値を創造し続けることであると考えます。 創業以来、「顧客第一主義」の経営目標を堅持するとともに、中堅及び中規模・小規模企業のIT化を強力にサポートするリーディングカンパニーとしての役割を自覚し、基幹業務システムの進化を業界の先頭に立って開拓してまいりました。今後とも、厳しい経済環境の中、あらためて顧客及びパートナー企業に対して、さらなる信頼性、拡張性、柔軟性と高いセキュリティを兼ね備えた基幹業務システムをご提供することで、お客様の期待を超える感動をお届けする企業を目指してまいります。 また、社会的責任を果たすべく、オービックグループの一員として相互に連携を図り、法令を遵守した継続的かつ安定的な企業成長を目指し、お客様、販売パートナー様、株主、社員及び地域社会のご期待に応えてまいります。 (2)経営環境及び経営戦略等 今後のわが国経済は、企業の設備投資等の増加により緩やかな成長が続く見込みである一方で、世界経済の政情不安や経済政策、国際情勢の緊迫化による影響等、先行きは依然として見えず、不確実性が高い状況にあります。 当社の属する情報サービス産業においては、クラウドサービスやAI技術を活用したサービス等をはじめとして、企業のDX化、設備投資は継続することが見込まれます。 このような状況の中で、当社は「顧客第一主義」を念頭に置き、「業務にイノベーションを お客様に感動を」をミッションとして掲げ、お客様のご期待を超える感動をお届けすることに引き続き取り組んでまいります。 お客様のAX(AIトランスフォーメーション)の実現を支援するため、AI技術の活用をより一層強化するなど、奉行クラウドの今まで以上の利便性向上や、法令への100%遵守に裏付けられた信頼性を備え、高い満足をいただけるクラウドサービス・業務サービスの企画・開発に注力してまいります。また、ランサムウェアの影響を受けない・攻撃被害を回避できるセキュリティ環境のご提供、ISMAP評価の継続認証など、安全・安心なセキュリティをご提供するとともに、お客様に安心してご利用いただくための導入支援、サポートサービス等の充実に努め、お客様のAXの実現を力強く後押ししてまいります。 主力製品である奉行シリーズについては、「奉行V ERPクラウド」は大容量・高負荷環境への対応強化や、API、BPOModelの機能強化に注力し、中堅企業に向けたアプローチを展開しております。引き続き「奉行クラウド」の開発・販売に集中して、社会の変化による顧客ニーズに的確かつ柔軟にお応えできる製品・サービスの開発・提供を続けてまいります。また、奉行シリーズが担う企業の基幹業務の周辺・拡張業務領域を補完し、顧客の業務プロセスを改善し効率化を後押しする「奉行クラウドEdge」の強化を図り、高い付加価値をご提供することで、顧客とより良好で強固な関係を築き、安定した収益基盤の充実を図ってまいります。 上記の施策を実現するためには、顧客企業が何を求め望んでいるのか敏感に察知する力、顧客企業の業務に関する深い理解と幅広い製品知識に裏付けされた商品提案力、サービスブランド商品をパートナー企業に理解していただくなどのパートナーシップが求められます。 また、クラウドサービスの利用が進む中においては、新規顧客の獲得と、既存顧客に継続してご利用いただくための体制を強化することが重要になってまいります。利益計画を達成するために、営業活動の効率化を実現し、多くの新規のお客様やパートナー様と接する機会を増やし当社サービスの優位性を丁寧に伝えていくことで、新規顧客や既存顧客のサービス追加の獲得を目指してまいります。加えて、既存顧客に継続してご利用いただくために、お客様が弊社サービスを使いこなし業務の効率化の成功体験につながる支援のための体制を整えてまいります。 (3)目標とする経営指標 当社は設備投資等に資本を投下する必要がありませんので、経営上は、収益面での指標を重視することになります。よって売上高を伸ばしながら、営業利益率、経常利益率を維持、若しくは、高めることで高収益企業として成長し続けてまいりたいと考えております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は「業務にイノベーションを お客様に感動を」をミッションとして掲げております。 企業のAX(AIを活用した技術革新:AIトランスフォーメーション)を実現するため、より一層のAI技術の強化を図り、業務の効率化と生産性の劇的な向上を支援してまいります。さらに、高いセキュリティのもと安心してお使いいただける環境をご提供し、お客様の期待を超えるサービスと感動をお届けすることが、当社の存在意義であり、ミッションの実現であると考えております。その達成のためには、社員やパートナー企業の満足度を追求し、組織力・チーム力を高め、新しいビジネスとの共創をはかり続けると共に、当社が一貫して続けている「最新制度への準拠」と「業務の正確性」を徹底することが重要となります。また、サステナブルな社会の実現に向け、SDGs等の社会課題への解決に取り組むことで、企業としての社会的責任を果たすことに努めてまいります。 また、当社は設備投資等に大きく資本を投下する必要がないため、研究開発費、販売促進費や広告宣伝費及び展示会費等が主な資金需要となります。収益面を重視し売上高を伸ばしながら、営業利益、経常利益を維持し、継続して高めていくことにより、必要な資金を確保し、引き続きクラウド等成長分野への投資を継続していく予定です。 そのために対処すべき課題として、以下の内容を推進してまいります。 (コアコンピタンスの強化) 当社は、以下の「コアコンピタンスの強化」を実現することで、引き続きクラウドやAI技術を活用した新たなビジネスモデルを創出し、イノベーションを起こしてまいります。 ①基幹業務サービス(会計・人事・給与)・Edgeサービス・AIサービスにフォーカスする ②中堅及び中規模・小規模企業にフォーカスする ③MicrosoftAzureにフォーカスする ④パートナー戦略にフォーカスする ⑤ブランド戦略にフォーカスする (AIを活用した技術革新とより精度・純度の高いデータによるクラウドサービスの活用) 当社は、お客様のAX(AIデジタルトランスフォーメーション)の実現を支援するため、AI技術(お客様の操作性・生産性を高めるAIアシスタント、AI技術を用いてお客様ごとの業務ニーズにこたえるAIエージェント)等の活用を一層強化し、当社の主力クラウドサービスである『奉行クラウド』『奉行V ERPクラウド』『奉行クラウドEdge』の価値をさらに高めてまいります。 AI技術は急速に進歩していますが、それを単に活用するだけで常に100%正確な結果が得られるものではありません。AIの正確性を高めるために最も重要なのは、精度と純度の高いデータを活用することです。奉行シリーズには、当社が長年にわたりこだわってきた、税法・会社法・労働関係法規などへの「100%準拠」に基づく、制度・ルールが体系的に組み込まれています。これらの仕組みによって管理・生成される情報は、クリーンで精度・純度の高いデータ基盤となります。このデータ基盤を活用いただくことで、AIの精度向上を実現し、お客様の生産性向上やパートナー様への支援拡大につなげてまいります。そして、顧客満足度No.1、パートナー満足度No.1の継続的な獲得を目指してまいります。 (世界最高水準のセキュリティによる安全・安心の提供と、新たな市場への展開) AIの利活用が進むことで、さらにクラウドサービスのセキュリティの重要性が高まります。あらゆる企業がサイバーリスクにさらされる危険性が高まる社会環境を踏まえ、お客様の大切なデータを脅威から守るため、サービスのセキュリティ強化に継続的に取り組んでまいります。奉行クラウドでは、クラウド上に保管されたデータがランサムウェアの影響を受けない構造を採用しており、攻撃被害を回避できるセキュリティ環境を実現しています。ISMAP評価についても継続的に認証を取得し、さらなるセキュリティ強化を通じて、お客様に安全・安心な利用環境をご提供することで、事業継続を支援してまいります。また、ISMAP認証の取得を契機として、行政市場をはじめとする新たな市場への展開を拡大し、販路および業績の拡大を目指してまいります。 (人財戦略・健康経営) 当社は、ミッションである「業務にイノベーションを お客様に感動を」を推進するために人財戦略を策定し、OBCで働くすべての人を「人財」という財産として捉え、戦略に基づく人的資本投資を引き続き強化してまいります。「採用と教育」を最重要方針として位置付け、組織や社会への貢献力を高めるために、社員が自らの専門性や強みを伸ばすための教育の仕組みづくりと支援を最大限に行い、常に成長し続けることのできる組織づくりを行うことで、「お客様貢献度」の高い人財を育成してまいります。 また当社は、2018年に健康経営に対する考えを宣言し、全社一丸となり様々な健康経営に対する施策を推進しております。この取り組みにより、経済産業省が制度設計を行い日本健康会議が認定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)ホワイト500」に2025年から2年連続で認定されています。また、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄2026」に、初めて選定されました。 引き続き、社員が心身ともに健康な状態で能力を最大限に発揮し働き続ける環境づくりと働き方改革を推進し、労働安全衛生的な観点から適正な労働時間の管理やメンタルヘルスへの対応等の健康管理施策を充実させ実施してまいります。 (当社の人財への取り組み・健康経営 https://corp.obc.co.jp/sustainability/human_health/) (環境に配慮した事業活動の推進) 当社は、業務の効率化を実現すべく、業務のデジタル化を推進しております。従来紙ベースで行っていた業務や申請方法をデジタル化することで、事業活動により消費される紙の削減効果につなげてまいります。また、リモートを活用した営業活動やサポート体制の構築、ならびにリモートブースやスタジオの設置など、社内環境のDX化により、移動によるCO2削減にも取り組んでおります。 このように当社は、デジタル化と環境負荷の低減を両立させることで、環境に配慮した事業活動を推進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。 (当社の環境への取り組み https://corp.obc.co.jp/sustainability/environment/)
事業等のリスク2,351字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (Microsoftプロダクトのライフサイクルによるリスク) 当社のコアテクノロジーは、オンプレミス製品、クラウドサービスともにMicrosoftプラットフォームにフォーカスした製品開発を行っており、クラウドサービスでは「Microsoft Azure」を採用し、世界最高水準のセキュリティのもとで、常に最新環境にてサービスを提供しております。 今後も、当社は、Microsoftプラットフォームにフォーカスしたプロダクトをリリースする計画でありますが、Microsoftプロダクトのライフサイクルにより、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (利益計画に対するリスク) 当社の利益計画は、国内外の景気や市場の動向、過去の業績の推移等から当社が分析・策定し、開示しております。しかし、以下のような事象が発生した場合、当社の経営成績及び今後の事業展開に影響が及ぶ可能性があります。 ・当社はパートナーを通じた営業展開を主としておりますので、主力販売パートナー等が当社のプロダクトを想定した通り取り扱わないというような事態が発生した場合。 ・当社は現在、クラウドサービスを主軸として、クラウドとオンプレミスの両環境のプロダクトを提供しておりますが、当社の見込みよりも急激に市況が変化した場合。 ・当社プロダクトのリリースについては、計画に基づき実施しておりますが、各プロダクトに不具合等があり、相当な対応が必要となり、プロダクトの開発計画が遅れ、リリース時期に影響が及んだ場合。 (最新プログラムの継続提供に関するリスク) 当社が開発しているプロダクトは、主に企業の基幹業務や企業業務全体に向けたビジネスソフトウェアや業務サービスであります。したがって、会計基準、税法、その他様々な制度改正等があった場合、クラウドサービスについては、改正変更に対応した最新プログラムを、常に、迅速に提供し続けなければなりません。また、オンプレミス製品のOBC保守契約加入ユーザーには、保守契約加入特典として改正変更に対応した最新プログラムを別途送付しなければなりません。 改正に伴うプログラム更新が複雑かつ煩雑、広範囲であった場合には、開発費用負担が増加するリスクがあり、また対応に遅れが生じるケースや対応が出来ないおそれもあり、このような場合には当社の業績に影響を与える可能性があります。 (クラウドサービス販売に関するリスク) 当社のビジネスは、クラウドを通じたソフトウェア提供が大きなウエイトを占めています。ソフトウェアは無形の資産であり、特にクラウドを通じたサービスは期間を基準とした課金を行い、売上計上も同様の基準により行われており、その正確性を確保するために、日常的・定期的な業務監査、業務手順の自動化等、社内業務とシステム両面から改善を図っております。 また、クラウドサービス販売については売上高が期間に按分されるところから、もし異常な取引や返品等による増減があっても、異常が発生したタイミングでは売上数字に表れ難く、また、異常の発生したタイミングが掴み難い等の状況によって、的確な経営判断への影響や取引の実在性が薄れるといったリスクがあり、発生した場合には当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (情報セキュリティに関するリスク) 当社は業務遂行の一環として、個人情報や機密情報を取り扱うことがあります。これらの情報について、紛失・漏えい等が発生した場合、当社の社会的信用、ブランドイメージの低下、発生した損失に対する賠償金の支払い等により、当社の経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (急速な技術革新や競争の激化が生じた場合のリスク) 急速な技術革新や競争の激化が生じた場合、当社の開発体制へ大きな影響が及びます。そのため、変化に応じた柔軟な開発体制を構築し、最新環境での研究開発が可能となるよう、Microsoftとのパートナーシップ契約を重要視し、最新の情報を入手することで他社に先駆けて対応できるものと想定しております。 しかし、そのパートナーシップの選択が誤っていた場合、またはさらなる技術革新により、他のプラットフォームが主流となるような状況が生じる場合には、当社製品の開発スケジュール及び当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (有価証券投資のリスク) 当社の余資運用については、安全性、流動性及び収益性等の各種要素を総合的に考慮した上で、金融商品を選定する方針を採っておりますが、有価証券投資の運用は、市場価格及び為替の変動リスク、また有価証券の一部は、時価の変動により利益を得ることを目的とした投資信託の運用を行っているため、マイナスの影響を受ける可能性があります。 (災害等によるリスク) 当社は全国に営業拠点を置いておりますが、生産・出荷の拠点は関東地方のみのため、災害発生時には営業活動の早期復旧を可能にするための体制見直しが必要となります。クラウドサービスの売上割合の増加により必要な設備、規模については縮小していますが、一部ディスク等現品での製品提供もございます。現在の状況においては、大規模な自然災害が発生した場合、原材料の調達や当社製品の生産・出荷に支障が生じる可能性があります。引き続き事業継続計画を検討し、災害等への備えを検討する必要があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,323字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業の設備投資の持ち直し等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国の通商政策の影響や物価動向、期末に顕在化した中東情勢の緊迫化に伴う金融市場の変動など、先行き不透明な状況が続きました。 当社の属する情報サービス産業においては、企業の業務効率化やDX推進への取り組みを背景に、クラウドサービスの導入・活用の動きがみられました。また、AIテクノロジーの活用や情報セキュリティ強化への関心も引き続き高く、付加価値の高いサービスに対する期待が続きました。 このような状況の中、当社は「顧客第一主義」を念頭に置き、「業務にイノベーションを お客様に感動を」をミッションとして掲げ、クラウド・AI技術などの最新テクノロジーを活用し、業務効率化と情報セキュリティの確保を 両立させるクラウドシステムの強化に取り組んでまいりました。また、AIテクノロジーを活用した次世代業務支援である「奉行AIエージェントサービス」の開発・提供や、パートナー様との連携によるAIエコシステムの構築・拡大を通じて、国内中堅・中小企業におけるAX(AIトランスフォーメーション)の実現を支援してまいりました。 営業活動においては、「パートナーカンファレンス2025」を全国13会場で開催し、パートナー様との協業強化やデジタル化支援の提案を推進しました。また、「奉行クラウド ThanksDay 2025」をオンラインにて開催し、ユーザー様向けに法改正対応や製品機能のアップデートに関する情報提供を行いました。 製品・サービスにおいては、新リース会計基準に対応した「固定資産奉行V ERPクラウド」や、AIを活用した「奉行AIエージェント 新リース会計識別クラウド」および「奉行AIエージェント 連結会計支援クラウド」、私立学校特有の人事・給与業務を効率化する「奉行クラウド」を提供する等、お客様の制度対応への負担軽減や業務効率化支援に役立つサービスを展開してまいりました。また、国産SaaS ERPとしては初となる「奉行iクラウド」「奉行V ERPクラウド」「奉行クラウドEdge」のISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)登録など、より価値の高いサービスのご提供に注力してまいりました。 これらに加え、当社は「奉行クラウド」をご利用のお客様向けに、業務効率化と利便性向上を目的として、新デジタルコミュニケーションプラットフォーム「奉行LAND ユーザーコクピット」のサービス提供を開始いたしました。これまでお客様、パートナー、OBCそれぞれに散らばっていたあらゆる情報を集約・見える化することで、「奉行クラウド」を利用する上で必要な情報にスムーズにアクセスができる環境をご提供し、お客様が奉行クラウドをより便利にお使いいただける環境を整えてまいりました。 なお当社は、従業員の健康促進等の取り組みが評価され、「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の「ホワイト500」に2年連続で認定されると同時に、経済産業省および東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄2026」に初めて選定されました。今後も、従業員一人ひとりの健康を企業成長の重要な土台と考え、効果的な健康経営の取り組みを継続し、新たな健康文化の創造を目指してまいります。 この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当事業年度の資産合計は、2,208億1百万円となり、前事業年度末に比べ121億62百万円増加いたしました。 当事業年度の負債合計は、514億24百万円となり、前事業年度に比べ17億75百万円増加いたしました。 当事業年度末における純資産合計は1,693億76百万円となり、前事業年度末に比べ103億86百万円増加いたしました。 b.経営成績 当事業年度の経営成績は、売上高514億円(前期比9.4%増)、営業利益235億80百万円(同8.4%増)、経常利益252億18百万円(同9.4%増)、当期純利益181億32百万円(同12.0%増)となりました。 売上高が前期比9.4%、営業利益が同8.4%、経常利益が同9.4%、当期純利益が同12.0%それぞれ増加した主な要因は、クラウドサービス収益の増加による安定的な売上増加および新規顧客獲得に向けた営業活動に注力してきた成果によるものであります。 当社はソフトウェア事業の単一セグメントとし、品目別に「プロダクト」(ソリューションテクノロジー及び関連製品)と「サービス」で区分し、販売実績の品目別に開示することにしております。当期の品目別の売上状況は次のとおりです。 (ソリューションテクノロジー及び関連製品) 当事業年度のプロダクト(ソリューションテクノロジー及び関連製品)の売上高は368億9百万円(売上高構成比71.6%)となりました。 当事業年度は、クラウドサービス収益の増加による安定的な売上増加および新規顧客獲得に向けた営業活動に注力してきた成果により、ソリューションテクノロジー売上高は320億43百万円(前期比15.8%増)、関連製品売上高は47億66百万円(同13.7%増)となりました。 (サービス) 当事業年度におけるサービスの売上高は前年同期比3.5%減少し、145億91百万円(売上高構成比28.4%)となりました。これは、オンプレミス奉行製品ユーザーの奉行クラウド製品への切替等を背景として、オンプレミス保守売上が減少したことによるものです。 なお、当事業年度の販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品 目   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) プロダクト(千円)   36,809,585   15.5 ソリューションテクノロジー(千円)   32,043,300   15.8 クラウド(千円)   31,351,043   20.8 オンプレ(千円)   692,257   △60.1 関連製品(千円)   4,766,284   13.7 サービス(千円)   14,591,005   △3.5 保守(千円)   11,764,187   △4.5 その他サービス(千円)   2,826,817   1.2 合 計(千円)   51,400,590   9.4 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当事業年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社オービックオフィスオートメーション   5,200,605   11.07   6,129,571   11.93 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ447億95百万円減少し、1,162億52百万円(前期比27.8%減)となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、173億72百万円(前期176億70百万円の収入)となりました。 主なプラス要因は、税引前当期純利益の計上額252億7百万円、前受収益の増加額21億82百万円、利息及び配当金の受取額14億11百万円等であり、主なマイナス要因は、法人税等の支払額79億60百万円、売上債権の増加額28億51百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、544億23百万円(前期10億72百万円の使用)となりました。 主な支出は、定期預金の預入れによる支出500億円、投資有価証券の取得による支出29億円、無形固定資産の取得による支出11億13百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、77億43百万円(前期71億41百万円の使用)となりました。 これは、配当金の支払額77億43百万円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当社は、ソフトウェア事業の単一セグメントとし、品目別に「プロダクト」(ソリューションテクノロジー及び関連製品)と「サービス」で区分し、生産実績、販売実績のみを開示することにしております。 a.生産実績 当事業年度の生産実績をプロダクト別に示すと、次のとおりであります。 プロダクト別   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) ソリューションテクノロジー(千円)   692,257   39.9 関連製品(千円)   915,620   104.4 合計(千円)   1,607,877   61.6 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.ソリューションテクノロジーの生産実績は、提供するサービスの性格上、クラウドサービスを除いております。 b.受注実績 当社は、主にソフトウェア(ソリューションテクノロジー)の販売を行っており、個別受注に基づく製品の生産の割合が僅少のため記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の品目別販売実績は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりです。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当事業年度末における流動資産は1,321億47百万円となり、前事業年度末に比べ415億29百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が448億5百万円減少し、売掛金が21億52百万円増加したこと等によるものであります。 また、固定資産は886億54百万円となり、前事業年度末に比べ536億92百万円増加いたしました。これは主に長期預金が500億円、投資有価証券が28億85百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、2,208億1百万円となり、前事業年度末に比べ121億62百万円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は447億14百万円となり、前事業年度末に比べ19億83百万円増加いたしました。これは主に前受収益が21億82百万円、未払金が5億90百万円、未払費用が1億14百万円それぞれ増加し、未払法人税等が7億61百万円減少したこと等によるものであります。 また、固定負債は67億10百万円となり、前事業年度末に比べ2億7百万円減少いたしました。これは主に、繰延税金負債が1億48百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、514億24百万円となり、前事業年度に比べ17億75百万円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は1,693億76百万円となり、前事業年度末に比べ103億86百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が103億89百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は76.7%となりました。 b.経営成績 当事業年度の経営成績は、売上高が514億円(前年同期比9.4%増)、営業利益は235億80百万円(同8.4%増)、経常利益は252億18百万円(同9.4%増)、当期純利益では181億32百万円(同12.0%増)となっております。 (売上高) 当事業年度は、クラウドサービス収益の増加による安定的な売上増加および新規顧客獲得に向けた営業活動に注力してきた成果により、ソリューションテクノロジー売上高は320億43百万円(前年同期比15.8%増)、関連製品売上高は47億66百万円(同13.7%増)となりました。 また、サービスの売上高は145億91百万円(同3.5%減)となりました。これは、オンプレミス奉行製品ユーザーの奉行クラウド製品への切替等を背景として、オンプレミス保守売上が減少したことによるものです。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、78億95百万円(前期比3.3%増)となりました。主な要因は、材料費が4億69百万円増加し、外注費が1億78百万円減少したこと等によるものであります。 販売費及び一般管理費は、199億24百万円(前期比13.2%増)となりました。主な要因は、給与・賞与が4億67百万円、広告宣伝費が5億39百万円、研究開発費が3億69百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 (営業利益) 営業利益は、235億80百万円(前期比8.4%増)となりました。主な要因は、売上高の増加によるものであります。 (営業外損益) 営業外損益は、営業外収益16億39百万円(前期比25.3%増)、営業外費用1百万円(同81.8%減)となり、16億37百万円の利益となりました。主な内容は、受取配当金12億4百万円の計上等によるものであります。 (経常利益) 経常利益は、252億18百万円(前期比9.4%増)となりました。主な要因は、売上高の増加によるものであります。なお、売上高経常利益率は、当事業年度は49.1%(前期は49.0%)となりました。 (特別損益) 特別損益は、特別利益4百万円(前期比97.8%減)、特別損失16百万円(前期は計上無し)となり、11百万円の損失となりました。これは主に、固定資産除却損16百万円の計上によるものであります。 (当期純利益) 以上の結果、当期純利益は181億32百万円と前事業年度に比べ19億49百万円増加し、売上高当期純利益率は35.3%となりました。1株当たり当期純利益は241円20銭、自己資本当期純利益率は11.0%となっております。 c.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の経営に影響を与える大きな要因として、法律・税務等の制度改正、情報技術の動向が挙げられます。 当社が開発しているプロダクトは、主に企業の基幹業務や企業業務全体に向けたビジネスソフトウェアや業務サービスであるため、会計基準の変更や法制度改正等があった場合に、これに対応するための最新プログラムの提供が必要となります。この改正に伴うプログラム開発が複雑かつ煩雑、広範囲にわたる場合には、開発コストの増加や当初の製品開発スケジュールの変更を余儀なくされ、当社の経営計画及び経営成績に重要な影響を及ぼすことが考えられます。 また、当社では、Microsoftプラットフォームにフォーカスした製品開発を行っております。クラウドに対応した製品については「Microsoft Azure」を採用し、常に最新環境にてサービス提供しておりますので、Microsoftプロダクトのライフサイクルが当社の開発環境及び計画に大きな影響を及ぼすことが考えられます。 加えて、クラウド製品はパッケージソフトウェアの役務提供方法と異なり、多様な方法をとっております。当社の主力製品として、製品ラインナップの充実を図り、売上に貢献していくものである一方、セキュリティ面や会計処理の方法による潜在的なリスクがあり、状況により当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 その他、当社が属する情報サービス産業では、技術、市場のニーズなどの側面から、業界を取り巻く環境の変化が激しく、臨機応変な対応が求められ、当初の予定から大きく変更をせざるを得ない場合があります。 当事業年度におきましては、クラウドサービスやAIの普及、サイバーセキュリティの強化、新技術の導入などの設備投資が増加し、企業のDX化が加速しました。 今後もクラウドサービスやAI技術を活用したサービス等をはじめとして、企業のDX化、設備投資は継続されることが見込まれます。当社は、お客様のAX(AIデジタルトランスフォーメーション)の実現を支援するため、AI技術の活用を一層強化してまいります。また、あらゆる企業がサイバーリスクにさらされる危険性が高まる社会環境を踏まえ、お客様の大切なデータを脅威から守るため、サービスのセキュリティ強化に継続的に取り組むことで、『奉行クラウド』『奉行V ERPクラウド』『奉行クラウドEdge』を主力とするクラウドサービスの価値をさらに高めることに注力してまいります。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社が、目標とする経営指標は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載のとおりであります。 当事業年度の売上高営業利益率は45.9%(前期は46.3%)、売上高経常利益率は49.1%(前期は49.0%)と堅調に推移しており、今後もこれらの指標を重視しながら、収益性の高い企業を目指して取り組んでまいります。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社はソフトウェア事業の単一セグメントとし、品目別に「プロダクト」(ソリューションテクノロジー及び関連製品)と「サービス」で区分し、販売実績の品目別に開示することにしております。 なお、当事業年度の品目別の売上状況は「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資金需要は、製品・サービスの開発や、クラウドサービスを安定的に継続してご提供するために必要な研究開発費、受注獲得のための販売促進費や広告宣伝費及び展示会費等が主な内容であります。 クラウド等成長分野に関しては、社会のニーズを的確にサービスに反映し、次世代の製品へと成長させることが重要であり、そのために必要な研究開発、クラウド基盤のシステム利用等については、今後も引き続き投資を継続していく予定です。 また、当社は資金需要についてすべて内部資金より充当しており、資金の借入等の需要はございません。収益面を重視し売上高を伸ばしながら、営業利益、経常利益を維持し、継続して高めていくことにより、生産、受注活動等に必要な資金を確保してまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成しております。 この財務諸表を作成するにあたり、当社が採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しているとおりであります。また財務諸表の作成にあたっては、投資有価証券の評価、貸倒引当金の計上基準、退職給付債務の認識等の重要な会計方針に関する見積り及び判断を行っております。これらの見積りは、過去の実績等を慎重に検討した上で行い、見積りに対しては継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によって異なる場合があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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