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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

BIPROGY

BIPROGY Inc.8056 · Prime · 情報・通信業

ITソリューションの総合サービス企業。システム開発から運用保守、アウトソーシングまで一貫提供。

概要

BIPROGYは、企業・官公庁向けにITソリューションを総合的に提供する情報サービス企業である。1958年に日本レミントン・ユニバックとして設立され、現在はシステム開発から保守運用、ハードウェア販売まで幅広く手掛ける。2026年3月期の連結売上収益は4,337億円、従業員8,801名。東京証券取引所プライム市場に上場(コード8056)。本社は東京都江東区。

システムサービスからハードウェアまで5つの事業セグメント

BIPROGYの事業は、システムサービス、サポートサービス、アウトソーシング、ソフトウェア、ハードウェアの5セグメントで構成される。システムサービスはソフトウェア請負開発やSEサービス、ITコンサルティングを提供し、売上収益の約32.5%(2026年3月期)を占める最大セグメントである。サポートサービスはソフトウェア・ハードウェアの保守や導入支援、アウトソーシングはシステム運用受託やヘルプデスクを手掛ける。ソフトウェアセグメントでは自社・他社製パッケージのライセンス販売、ハードウェアセグメントではサーバーやネットワーク機器の販売・リース・レンタルを行う。これらを組み合わせ、顧客のITインフラ構築から運用まで一貫したサービスを提供している。

34社の連結子会社によるグループ体制

BIPROGYグループは、当社および34社の連結子会社で構成される。主な子会社として、ハードウェア保守・システム運用を担うユニアデックス株式会社、ソフトウェア開発の日本ユニシス・ソリューション株式会社、システムインテグレーションの株式会社ネットマークスなどがある。海外にはベトナム、シンガポール、マレーシア、中国、タイ、米国などに拠点を置き、グローバルなITサービスを提供する。2026年1月にはカタリナマーケティングジャパン株式会社を完全子会社化し、リテールデータ活用事業を強化した。グループ全体で顧客の経営課題に応じたソリューションをワンストップで提供する体制を整えている。

収益構造と財務目標: 売上4,337億円、ROE17.9%

2026年3月期の連結売上収益は4,337億円、調整後営業利益率は10.0%であった。セグメント別ではシステムサービスが1,408億円、アウトソーシングが972億円、ハードウェアが752億円と続く。当期のROEは17.9%、連結配当性向は40.5%であった。経営方針(2024-2026)では最終年度(2027年3月期)の目標として売上収益4,400億円、調整後営業利益率11.0%、ROE17.0%以上、配当性向40.0%以上を掲げている。売上は順調に拡大しており、2025年3月期から2026年3月期にかけて約8%増加した。

ファイナンシャル・リテールなど5つの注力領域

BIPROGYはコア事業として、ファイナンシャル、リテール、エネルギー、モビリティ、OTインフラの5領域を注力分野に定める。ファイナンシャル領域では、オープン環境でのフルバンキングシステム「BankVision®」の売上拡大と、外国送金受付ワークフロー「SurFIN®」の採用拡大が進む。リテール領域では、大規模基幹系システムや統合ECサービス、AI自動発注システムなどの需要が堅調である。エネルギー領域では電力会社向けネットワーク案件が好調で、系統用蓄電池を活用したアグリゲーション事業にも着手。モビリティ領域では物流DX、OTインフラ領域では制御システムの保守・運用を手掛ける。

業界の中での役割はITサービス・ソリューションプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,337億円
営業利益
426億円
営業利益率
9.8%
純利益
312億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01システムサービス主力

企業・官公庁向けに、ソフトウェアの請負開発、SEサービス、ITコンサルティングを提供。顧客の経営課題に応じたシステムを企画・設計・構築。

主な製品・サービス3
ソフトウェア請負開発
顧客要件に基づく受託ソフトウェア開発。業務システム、Webシステム等。
SEサービス
システムエンジニアリングサービス。設計・構築・テスト等の技術支援。
コンサルティング
IT戦略立案、システム化計画策定等のコンサルティング。

02サポートサービス準主力

企業向けに、ソフトウェア・ハードウェアの保守サービス、導入支援を提供。システムの安定稼働をサポート。

主な製品・サービス3
ソフトウェア保守
ソフトウェアのバージョンアップ、障害対応等の保守サービス。
ハードウェア保守
サーバー、ネットワーク機器等のハードウェア保守・修理。
導入支援
システム導入時の設置・設定、トレーニング等の支援サービス。

03アウトソーシング準主力

企業向けに、情報システムの運用受託、データセンター運用、ヘルプデスク、業務プロセスアウトソーシング等を提供。顧客のIT運用負荷を軽減。

主な製品・サービス2
システム運用受託
サーバー監視、運用管理、バックアップ等のシステム運用代行。
ヘルプデスク
エンドユーザー向けIT問い合わせ対応サービス。

04ソフトウェア副次

企業向けに、自社開発ソフトウェアやサードパーティソフトウェアの使用許諾(ライセンス販売)を提供。業務効率化やセキュリティ対策等のパッケージソフトウェアを扱う。

主な製品・サービス1
ソフトウェアライセンス販売
自社及び他社製ソフトウェアの利用権販売。

05ハードウェア副次

企業向けに、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器等のハードウェアの販売・リース・レンタルを提供。顧客のITインフラ構築を支援。

主な製品・サービス2
ハードウェア販売
IT機器の売買。
ハードウェア賃貸借
IT機器のリース・レンタル。

製品と技術

フルバンキングシステム「BankVision®」と外国送金サービス「SurFIN®」

BankVision®は、オープン環境・パブリッククラウド上で動作するフルバンキングシステムである。従来のメインフレーム型システムから脱却し、柔軟な拡張性と低コスト運用を可能にする。2026年3月期には新規ユーザー獲得により売上が増加した。SurFIN®は外国送金受付ワークフローサービスで、銀行の窓口・Web送金の手続きを効率化する。両製品とも金融機関向けに開発され、長年の業務知識を活かした信頼性の高さが特長である。BIPROGYはこれらを中核に、金融業界向けのシステムサービスを強化している。

リテールメディアネットワーク「AOUMI™」とAI自動発注システム

2026年1月に完全子会社化したカタリナマーケティングジャパンが展開する「AOUMI™」は、日本最大級のリテールメディアネットワークである。購買データや行動データを活用し、小売現場からサプライチェーンまでをデジタルで結びつける「生活者・地域起点の流通デマンドチェーン」の実現を目指す。また、BIPROGYはAI自動発注システムを提供し、店舗DX需要に応えている。これらの製品はリテール領域の注力分野における成長事業として位置づけられ、小売業の効率化と価値創出に貢献する。

統合CAD/CAMシステム「CADCEUS®」と住宅設計システム「DigiD®」

CADCEUS®は機械設計向けの統合CAD/CAMシステムで、3DモデリングからNCデータ生成までを一貫して行う。製造業の設計・生産工程を効率化するツールとして、自動車、産業機械など幅広い分野で使用されている。DigiD®は住宅設計向けのシステムで、間取り作成から3Dパース、積算までをサポートする。両製品とも長年にわたり販売・サポートが継続されており、2002年には関連会社である日本ユニシス・エクセリューションズに事業譲渡されたが、現在もBIPROGYグループの製品ラインアップとして提供されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

IT人材サービス大手、高い成長性を維持

同社は国内のITエンジニア派遣・受託開発で大手の一角を占め、売上高は2024年3月期の3,701億円から2026年3月期に4,337億円へ増加見込み。営業利益率は9.68%から9.82%と高水準を維持。ライバルであるソラコムは通信IoTに強み、ハッチ・ワークは人材派遣特化。同社は幅広い技術領域と顧客基盤を持ち、DX需要を追い風に成長。ただし、IT人材の不足や単価競争が課題。

強み

  • 26年3月期に4337億円と前期比7%増、IT需要の拡大を享受。
  • 営業利益率が9.8%前後と業界でも高い水準を維持。
  • エンジニアを多数抱え、開発から運用までワンストップ対応。
  • DX投資で需要が旺盛、特にシステム開発が好調。

課題

  • ITエンジニア不足で採用コスト増、離職防止が重要。
  • 顧客側の予算制約で、価格競争が発生しやすい。
  • 同業他社や新興企業との競合で差別化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がBIPROGY

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12327日鉄ソリューションズ7,243億円23.5倍
23769GMOペイメントゲートウェイ6,690億円27.9倍
34733オービックビジネスコンサルタント6,401億円35.1倍
43132マクニカホールディングス6,346億円22.8倍
53774インターネットイニシアティブ5,955億円23.3倍
68056BIPROGY4,689億円14.8倍
78050セイコーグループ4,422億円39.7倍
89449GMOインターネットグループ4,333億円22.3倍
98060キヤノンマーケティングジャパン4,104億円17.5倍
103923ラクス3,850億円29.4倍
114194ビジョナル3,589億円20.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

スペリー・ユニバックの日本総代理店として1958年に設立

1958年3月、スペリー・コーポレーション(後にユニシスとなる)と三井物産の協定に基づき、日本レミントン・ユニバック株式会社として設立された。資本金7,000万円。翌月にはスペリー・ユニバック事業部の日本総代理店として業務を開始し、大型汎用コンピュータの販売・サポートを手掛けた。1959年にはスペリー社の資本参加を受け、外資系コンピュータ企業の日本法人としての地歩を固めた。1968年には社名を日本ユニバック株式会社に変更し、国内での事業基盤を拡大した。

バロースとの合併と日本ユニシスへの転換(1988年)

1988年4月、日本ユニバックはバロース株式会社を吸収合併し、商号を日本ユニシス株式会社に変更した。バロースは米国バロース社の日本法人であり、両社の統合により国内第2位のコンピュータ企業が誕生。同時に、関連会社からOA・CG事業の営業を譲り受け、事業領域を拡大。同年7月には日本ユニシス情報システムよりOA関連事業を、12月にはコンピュータグラフィックス事業を承継した。この合併により、メインフレームから小型コンピュータ、周辺機器まで幅広い製品ラインを持つ総合IT企業へと変貌した。

ユニアデックス設立と保守事業の分離(1997-1999年)

1997年3月、ハードウェア保守サービスを専門に行う子会社ユニアデックス株式会社を設立。1999年10月には同社へハードウェア保守サービス事業を営業譲渡した。これにより、日本ユニシス本体はソフトウェア・システム開発に経営資源を集中する体制をとった。ユニアデックスはその後、データセンター運用やヘルプデスクなどアウトソーシング事業にも進出し、グループ内で重要な役割を担うようになる。この分業化は、ITサービスの専門性を高め、効率的な事業運営を可能にした。

ユニシス株売却と独立路線への転換(2006年)

2006年3月、米国ユニシス・コーポレーションが保有する当社株式30,224,900株を市場で売却した。これによりユニシスの資本関係は解消され、日本ユニシスは完全に独立した国内IT企業となった。同年7月にはケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズを子会社化し、2007年3月には地域開発会社7社を設立するなど、経営の自由度を生かしたM&Aと組織再編を開始。2007年6月にはネットマークスを公開買付けで子会社化し、2010年には完全子会社化した。独立後の積極的な投資がグループの拡大を牽引した。

コーポレートブランド刷新とBIPROGYへの社名変更(2022年)

2022年4月、日本ユニシス株式会社からBIPROGY株式会社へ商号を変更した。新社名は光の7色(Blue, Indigo, Purple, Red, Orange, Green, Yellow)の頭文字に由来し、多様なパートナーとの協業や環境変化への適応を表現する。同時に企業理念を刷新し、Purpose「先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、持続可能な社会を創出する」、Vision2030「デジタルコモンズを誰もが幸せに暮らせる社会づくりを推進するしくみに育てる」を策定。同年から経営方針(2024-2026)に基づき、社会的価値創出企業への変革を推進している。

年表28件を開く

1950年代

  • 1958年3月創業スペリー・コーポレーション(1986年9月バロース・コーポレーションと合併し、同年11月「ユニシス・コーポレーション」として新発足)と第一物産株式会社(現社名:三井物産株式会社)との協定に基づき日本レミントン・ユニバック株式会社として設立。(資本金 7,000万円)
  • 1958年4月スペリー・コーポレーション ユニバック事業部の日本総代理店として業務開始。
  • 1959年9月スペリー・コーポレーションの資本参加を受ける。

1960年代

  • 1968年4月日本ユニバック株式会社に商号を変更。
  • 1969年4月創業株式会社日本ユニバック総合研究所発足。

1970年代

  • 1970年4月本店を東京都港区に移転。
  • 1970年6月創業株式額面変更のため東京都港区所在の日本ユニバック株式会社(旧称:株式会社重松商会、1951年4月2日設立)に吸収合併。
  • 1970年9月伊豆エグゼクテブ・センターを伊東市に開設。
  • 1970年10月上場東京証券取引所に上場。

1980年代

  • 1983年7月商号変更株式会社日本ユニバック総合研究所を改組して日本ユニバック情報システム株式会社(1988年4月1日 日本ユニシス情報システム株式会社に商号変更)とし、同社にOA関連システム、コンピュータ・グラフィックス関連システムに関する営業を譲渡。
  • 1985年12月創業日本ユニバック・ソフト・エンジニアリング株式会社(1988年4月1日 日本ユニシス・ソフトウェア株式会社に商号変更)を設立。
  • 1988年4月M&Aバロース株式会社を吸収合併し、日本ユニシス株式会社に商号を変更。日本ユニシス情報システム株式会社より、コンピュータ・グラフィックス事業部門の営業を譲受。
  • 1988年7月日本ユニシス情報システム株式会社より、OA関連事業部門の営業を譲受。
  • 1989年4月東京都江東区に東京ベイ開発センターを開設。

1990年代

  • 1992年9月本社機構を東京都江東区に移転。
  • 1993年7月札幌市に札幌テクノセンターを開設。
  • 1997年3月創業ユニアデックス株式会社を設立。
  • 1999年10月ユニアデックス株式会社へハードウェア保守サービス事業を営業譲渡。

2000年代

  • 2002年10月M&A日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社に統合CAD/CAMシステム「CADCEUS®」と住宅設計システム「DigiD®」に関する販売・サポート部門を営業譲渡。
  • 2003年8月現在地(東京都江東区豊洲)に登記上の本店を移転。
  • 2004年10月M&A日本ユニシス・ソフトウェア株式会社が地域ソフトウェア開発会社6社を吸収合併し、日本ユニシス・ソリューション株式会社に商号を変更。
  • 2006年3月ユニシス・コーポレーションが当社株式30,224,900株を売却。
  • 2006年7月M&Aケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社を子会社化。
  • 2007年3月日本ユニシス・ソリューション株式会社の子会社として地域開発会社7社を設立。
  • 2007年6月M&A株式会社ネットマークスを公開買付けにより子会社化。
  • 2009年3月M&A株式会社エイファスを子会社化。

2010年代

  • 2010年8月M&A株式会社ネットマークスを株式交換により完全子会社化。
  • 2012年8月大日本印刷株式会社と業務提携等に関する契約を締結。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益(IFRS)2027年3月期まで4,400億円
  • 調整後営業利益率2027年3月期まで11.0%
  • ROE2027年3月期まで17.0%以上
  • 配当性向2027年3月期まで40.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア事業の強化と収益性向上

    ファイナンシャル、リテール、エネルギー、モビリティ、OTインフラの5つの注力領域に経営資源を集中し、サービス型ビジネスを拡大。生成AI等の技術活用やパートナー戦略、リスキリングにより生産性向上を図る。

  2. 02

    成長事業での新収益基盤確立

    市場開発(データ・AI利活用、クラウド、セキュリティ)、事業開発(SX/GX、スマートライフ、地域創生)、グローバル(ASEAN、北米)の3領域で新たな収益基盤を確立する。

  3. 03

    経営資源の戦略的配分

    事業戦略と連動した人財戦略(ビジネス・技術両面の人財増強)、技術戦略(AI活用、高付加価値化)、財務・投資戦略(研究開発、オープンイノベーション、M&A)を推進する。

  4. 04

    グループ経営基盤の強化

    グループバリューチェーンを進化させ、コーポレート・ガバナンス体制強化、内部統制の継続的改善、コンプライアンス意識の浸透により企業価値最大化を図る。

  5. 05

    AI戦略の全社推進

    AI CoE(Center of Excellence)を設置し、全社的なAI活用方針策定、ガバナンス強化、施策の優先順位付け、各部門のAI活用プロジェクト支援を横断的に統括する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で8,801人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は885万円で、9期前と比べて+7.2%平均年齢は46.3歳、平均勤続年数は20.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月7,988
2018年3月
2019年3月82545.721.0
2020年3月83746.021.08,077
2021年3月80946.121.07,991
2022年3月81046.121.08,068
2023年3月81646.320.98,124
2024年3月85046.421.08,218
2025年3月84646.420.88,362468
2026年3月88546.320.48,801484

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率68.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社45(国内 33 / 海外 12) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ユニアデックス㈱(注)2、3
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    UEL㈱
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トレードビジョン
    東京都 江東区
    議決権75.0%
  • 国内
    ㈱国際システム
    沖縄県 那覇市
    議決権68.8%
  • 国内
    G&Uシステムサービス㈱
    大阪府 大阪市 福島区
    議決権51.0%
  • 海外
    USOLベトナム㈲
    ベトナム社会主義共和国 ハノイ市
    議決権100.0%
  • 国内
    ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ㈱
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    Cambridge Technology Partners Inc.
    アメリカ合衆国カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エイファス
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    エス・アンド・アイ㈱
    東京都 港区
    議決権51.0%
  • 国内
    キャナルベンチャーズ㈱
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    Canal Ventures Collaboration Fund 1号投資事業有限責任組合(注)2
    東京都 江東区
    議決権100.0%
残りのグループ会社33社を開く
  • CVCF2 投資事業有限責任組合(注)2東京都 江東区100%
  • Axxis Consulting (S) Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
  • Axxis Technologies (S) Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
  • Axxis Consulting (M) Sdn. Bhd.マレーシア100%
  • Emellience Partners㈱(注)4東京都 江東区100%
  • BIPROGY USA, Inc.アメリカ合衆国カリフォルニア州100%
  • Netmarks Information Technology (Shanghai) Co., Ltd.中華人民共和国 上海市100%
  • ㈱ユニエイド広島県 広島市 中区100%
  • BIPROGYチャレンジド㈱東京都 江東区100%
  • UEL(Thailand) Co.,Ltd.タイ王国バンコク市100%
  • グリーンデジタル&イノベーション㈱東京都 江東区100%
  • V-Drive Technologies㈱東京都 江東区100%
  • AFON IT Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
  • AFON Systems Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
  • AFON Technologies Pte. Ltd.シンガポール共和国100%
  • Nexus System Resources Holdings Co., Ltd.(注)5タイ王国バンコク市49%
  • Nexus System Resources Co., Ltd.タイ王国バンコク市74%
  • iByte Solutions Sdn. Bhd.マレーシア75%
  • Mattrz㈱(注)7東京都 千代田区100%
  • カタリナマーケティングジャ パン㈱(注)8東京都 港区100%
  • BCF1 投資事業有限責任組合(注)9東京都 江東区100%
  • 紀陽情報システム㈱和歌山県 和歌山市20%
  • PT. INDIVARA SEJAHTERA MANDIRI (注)10インドネシア共和国ジャカルタ市49%
  • ㈱MIRARGO東京都 千代田区40%
  • キャナルペイメントサービス㈱(注)10東京都 江東区50%
  • ㈱東北バンキングシステムズ山形県 山形市34%
  • ㈱ソフトバンク金沢石川県 白山市20%
  • ㈱ エヌエム・ヒューマテック東京都 中央区42%
  • ㈱ジャステック東京都 中央区24%
  • ㈱信金西日本ソリューションセンター石川県 白山市23%
  • ㈱フォーステック東京都 千代田区23%
  • パーソルエスアンドアイ㈱(注)10東京都 豊島区25%
  • 大日本印刷㈱(注)13東京都 新宿区21%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    産業DXのためのデジタルインフラ整備事業デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発自動運転支援道:自動運転運行に係るデータ連携システムおよび高速道路におけるユースケースの開発・実証(委託)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-08-06
    4.7億円
  • 調達
    令和8年度及び令和9年度医薬品医療機器申請・審査システムの統合運用支援保守一式
    厚生労働省 · 2026-02-05
    1.9億円
  • 調達
    戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)仮想空間での自動走行評価環境整備手法の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-01-31
    1.6億円
  • 調達
    令和4年度条例届出・公表システム運用・保守業務
    個人情報保護委員会 · 2023-02-20
    8,462万円
  • 調達
    毎月勤労統計調査の全国集計移行・開発業務一式
    厚生労働省 · 2021-06-11
    8,100万円
  • 調達
    Visit Japan Web(フェイズ1)の運用・保守
    デジタル庁 · 2022-03-25
    6,200万円
  • 調達
    量子・AIハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業量子・AIアプリケーション開発・実証量子+古典AIによる物流業務効率化のアプリケーション開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-01-25
    4,991万円
  • 調達
    人事・給与・勤怠管理システム(仮称)の導入
    情報処理推進機構 · 2020-08-28
    4,950万円
  • 調達
    令和8年度環境価値認証制度等整備事業(合成メタン・バイオガスの環境価値認証・移転制度構築検討に向けた実証事業)
    経済産業省 · 2026-06-18
    3,785万円
  • 調達
    令和4年度条例届出・公表システム設計・開発業務
    個人情報保護委員会 · 2022-03-24
    3,230万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,337億円営業利益426億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.4%、利益が+9.0%。

売上高
+7.4%
4,337億円
営業利益
+9.0%
426億円
純利益
+15.6%
312億円
営業利益率
9.8%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,700億円4,337億円
営業利益484億円426億円
純利益322億円312億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は915億円、営業利益は68億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.5%、営業利益は+17.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,09966
2024年1Q799587.344
2024年2Q93110811.684
2024年3Q859758.754
2024年4Q1,11270
2025年2Q1,8601799.6118
2025年4Q2,1802129.7152
2026年2Q2,05121410.4153
2026年4Q2,2862129.3159
2027年1Q915687.445

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,692億円から4,337億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は9.8%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,6928313
2014年3月2,8279863
2015年3月2,69212472
2016年3月2,78012289
2017年3月2,822139103
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2018年3月2,870161119
2019年3月2,990205142
2020年3月3,116266182
2021年3月3,084247166
2022年3月3,176296205
2023年3月3,399300202
2024年3月3,701342252
2025年3月4,0403913889.7270
2026年3月4,3374264389.8312

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,337億円のうち、営業利益として残るのは426億円9.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は312億円、売上の7.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.3%3,177億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%724億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.8%426億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.4pt
9.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
7.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.8pt
17.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが576億円、投資CFが−740億円で、差し引きのフリーCFは−164億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は470億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月184−114−9070253
2014年3月119−83−236287
2015年3月180−105−12975233
2016年3月110−106−824156
2017年3月299−159−118140178
2018年3月270−132−130138186
2019年3月274−106−82168272
2020年3月275−133−82142336
2021年3月406−116−163290463
2022年3月294−110−161184487
2023年3月284−155−180129436
2024年3月417−85−176332593
2025年3月449−89−306360648
2026年3月576−740−15−164470

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,807億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,790億円で、自己資本比率は47.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,9786791,29933.6
2014年3月2,0257601,26536.9
2015年3月1,9988201,17840.6
2016年3月1,9319121,01946.8
2017年3月1,9279081,01946.7
2018年3月1,9731,04792652.2
2019年3月2,1141,16694854.2
2020年3月2,4691,0271,44241.6
2021年3月2,5401,1231,41744.2
2022年3月2,6861,2891,39748.0
2023年3月2,8041,3991,40549.9
2024年3月3,1421,6641,47853.0
2025年3月3,3091,6911,59651.1
2026年3月3,8071,7901,99647.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
470億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,644億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,996億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中192位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中444位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,738で、1年前と比べて-21.9%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥4,738-1.7%1ヶ月+0.6%1年-21.9%時価総額4,689億円
過去52週の値幅
安値¥4,036高値¥6,473

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR2.59倍
配当利回り2.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に5084円まで上昇したが、その後急落。8月6日には4168円と前日比12%下落し、年初来安値圏に接近。25日移動平均線(4629.44円)を下回り、75日線(4532.15円)は辛うじて上回るが、200日線(4885.3円)を明確に下回る。52週高値6473円からは30%下落し、52週安値4036円には近い。1か月でわずかに下落、1年では27.62%の下落と冴えない。出来高は8月6日に229万株と急増し、売りが膨らんだ。RSI 40.25と弱気圏で、下向き基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER14.2倍は業界平均48.57倍を大きく下回り、予想PER13.6倍とさらに低下見込み。PBR2.45倍は平均2.92倍未満、ROE17.9%と高水準。配当利回り3.08%は平均2.64%を上回り、配当性向42.5%と健全。成長性と収益性を考慮すると割安圏内。ただし業界平均との乖離が大きく、成長鈍化リスクには注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍47.9倍
PER (予想)14.2倍
PBR2.59倍2.96倍
ROE17.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

IT投資は企業のDX推進により中期的に増加見込みだが、人手不足が業界全体の課題。強気派は、エンジニアの確保力と需要増を取り込む成長性、高いROEや安定配当を評価。一方、弱気派は、競争激化による単価低下、人件費上昇で利益率が伸び悩む可能性、特定業界依存を懸念。成長と収益性のバランスが論点。

プラスに働く材料7
  • IT需要の拡大

    DX投資が継続し、市場規模が成長傾向

  • エンジニア確保力

    大手として採用・育成の規模で優位

  • 高収益性と還元

    ROE 17.9%と高く、増配や自社株買いも実施

  • 2026/3期は純利益312億円と前期比15.6%増益決算発表後影響

    売上高4,337億円(前期比7.4%増)、営業利益426億円(同9.0%増)、純利益312億円(同15.6%増)

  • 株価1年で32%下落し予想PER12.9倍と割安継続影響

    2026/3期予想純利益312億円に対し予想PERは12.9倍、過去1年で32.4%下げた反動も期待

  • 配当利回り3.25%が下落局面の下支えに通年影響

    配当利回り3.25%は株価下落で上昇しており、押し目買いの目安になりやすい

  • ROE17.9%と高水準、PBR2.32倍は今後も維持継続影響

    ROE17.9%は資本コストを上回るとみられ、PBR2.32倍の妥当性を支持

マイナスに働く材料7
  • 人手不足の影響

    エンジニア不足で受注制限やコスト増が生じる

  • 競争の激化

    中小企業の参入で価格競争が起こる

  • 業績変動リスク

    IT投資の景気感応度が高く、不況時は減益

  • 営業利益率9.82%が頭打ち、コスト増で減益リスク2026年下期影響

    営業利益率は9.68%→9.82%と微改善、人件費等の増加で更なる改善は見込みにくい

  • 売上高成長率が前期9.2%から7.4%へ減速2026/3期影響

    増収率は3701→4040→4337億円で9.2%→7.4%に減速。成長減速でバリュエーションが重い

  • 実績PER13.46倍は下落過程で生じた割安の罠不定影響

    2025/3期純利益270億円に対し実績PER13.46倍、市場の業績予想が過大なら評価修正

  • 外国人依存で急落時は売りが増幅不定影響

    外国人保有比率38.34%のため、グローバルなリスクオフ時には売りが集中しやすい

次の決算で確かめる点
エンジニア数
供給力の源泉であり、人員増が成長の前提
稼働率
人材の有効活用状況を示し収益に直結
顧客単価
競争環境と価格交渉力を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+18.2%いまの株価に対する利回りは2.95%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
2.95%
いまの株価に対して
配当性向
42.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3547.9
2018年3月4014.338.7
2019年3月5537.539.7
2020年3月7027.344.9
2021年3月700.038.8
2022年3月8521.441.3
2023年3月80−5.939.0
2024年3月10025.040.3
2025年3月11010.054.8
2026年3月13018.242.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,618人。区分でいちばん多いのは外国法人38.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.6%を占め、残る52.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人26.228.526.531.032.338.3
金融機関33.132.635.531.535.026.2
事業法人23.722.422.021.621.221.4
個人・その他15.314.914.613.98.48.5
証券会社1.61.61.31.93.05.5
自己株式8.48.48.38.32.42.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大日本印刷株式会社20.95
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.22
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)11.00
04THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.16
05JPモルガン証券株式会社1.96
06JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.92
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.79
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.76
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.70
10株式会社日本カストディ銀行(信託口4)1.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-20
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.97%
    -1.07pt
  • 2026-07-06
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    7.04%
    -1.24pt
  • 2026-07-03
    ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー(Wellington Management Company LLP)
    新規の大量保有報告
    2.47%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2309%、1株純資産は14期で+162%。直近期のROEは17.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月137081.961.7125.9
2014年3月677968.915.034.9
2015年3月778629.714.824.3
2016年3月9484810.515.933.8
2017年3月9689611.415.847.9
2018年3月1191,02712.419.338.7
2019年3月1421,14213.120.739.7
2020年3月1811,02315.516.044.9
2021年3月1661,11815.520.638.8
2022年3月2041,28317.015.341.3
2023年3月2011,39215.016.239.0
2024年3月2511,65516.518.040.3
2025年3月2731,72216.116.854.8
2026年3月3211,85317.914.442.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額481百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
齊藤昇代表取締役 社長6537,000
葛谷幸司代表取締役 専務執行役員6221,900
澤上多恵子取締役 執行役員577,500
金沢貴人取締役65
ナリン・アドバニ取締役60
池田義典取締役65
大崎麻子取締役55
片山雄一取締役69
寺浦康子取締役55
古林幹教常勤監査役63300
松永諭常勤監査役60100
橋本博文監査役69
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
淵﨑正弘監査役70
井上雅子監査役62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41381555434887
社外取締役1196969
監査役2373719

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,125字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社および連結子会社(34社)を含む当社グループは、グループの総合力を最大限に活かし、顧客企業の経営課題の認識から解決に至るまでの一貫したITソリューションサービスを提供しております。 事業内容、当社と関係会社の位置づけおよびセグメントとの関連は次のとおりです。なお、当社は各セグメントにおいて中心となり事業を営んでおり、連結子会社は1つまたは複数のセグメントにおいて事業を営んでおります。 (システムサービス) ソフトウェアの請負開発業務、SEサービス、コンサルティング等を提供しております。 [主な連結子会社] ユニアデックス㈱、USOLベトナム㈲、㈱国際システム、 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ㈱、 Cambridge Technology Partners Inc.、㈱エイファス、 Axxis Consulting (S) Pte. Ltd.、Axxis Technologies (S) Pte. Ltd.、 Axxis Consulting (M) Sdn. Bhd.、BIPROGY USA, Inc.、 Netmarks Information Technology (Shanghai) Co.,Ltd.、㈱ユニエイド、 BIPROGYチャレンジド㈱、AFON IT Pte. Ltd.、AFON Systems Pte. Ltd.、 AFON Technologies Pte. Ltd.、iByte Solutions Sdn. Bhd. (サポートサービス) ソフトウェア・ハードウェアの保守サービス、導入支援等を提供しております。 [主な連結子会社] ユニアデックス㈱、エス・アンド・アイ㈱ (アウトソーシング) 情報システムの運用受託等を提供しております。 [主な連結子会社] ユニアデックス㈱、エス・アンド・アイ㈱、㈱トレードビジョン、G&Uシステムサービス㈱、Nexus System Resources Co., Ltd.、Mattrz㈱、カタリナマーケティングジャパン㈱ (ソフトウェア) ソフトウェアの使用許諾契約によるソフトウェアの提供等を行っております。 [主な連結子会社] ユニアデックス㈱、UEL㈱、UEL(Thailand)Co.,Ltd.、V-Drive Technologies㈱ (ハードウェア) 機器の売買契約、賃貸借契約によるハードウェアの提供等を行っております。 [主な連結子会社] ユニアデックス㈱、エス・アンド・アイ㈱ 以上述べた事項を事業系統図で示すと以下のとおりです。                     (2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題5,195字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当社グループが当連結会計年度末時点の情報を踏まえ判断したものであり、今後の様々な要因により記載内容と異なる可能性があります。 (1)経営の基本方針 BIPROGYグループは、以下の企業理念に基づき、これからも社会の期待と要請に応えてまいります。 <BIPROGYグループ 企業理念> ・わたしたちが社会に果たすべきこと すべての人たちとともに、人と環境にやさしい社会づくりに貢献します ・わたしたちが目指すこと 社会の期待と要請に対する感性を磨き、そのためにICTが貢献できることを考え抜く集団になります ・わたしたちが大切にすること 1.高品質・高技術の追求 社会に役立つ最新の知識を有するとともに、技量を高めます 2.個人の尊重とチームワークの重視 相手の良い点を見いだし、それを伸ばすことを奨励し合い、互いの強みを活かします 3.社会・お客様・株主・社員にとり魅力ある会社 ステークホルダーの声に真摯に耳を傾け、企業価値向上に努めます (2)経営環境および経営戦略 当社グループを取り巻く事業環境は、生成AIが急速な進展を見せる中、ICTサービスに対する顧客ニーズの高度化と多様化が進み、さらには顧客企業によるシステム内製化の進展や異業種参入による競争激化など、大きく変化しております。 予測困難で先が見通せない不確実性の高い状況下、持続的成長企業として価値を提供し続けるために、時間軸や環境変化に左右されない企業価値を見つめ直し、Purpose(目的)、Corporate Statement(目的達成に向けたスローガン)およびPrinciples(目的を達成するための原則)を定め、中長期的な視点でPurposeを実現するための視点および目標としてVision2030を策定いたしました。 また、Vision2030の実現に向けて当社グループのサステナビリティへの取り組みを経営に統合していくため、Materiality(重要課題)が経営の長期ビジョンに対応したものとなるよう、Materialityを策定しております。 <Purpose> 先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、 持続可能な社会を創出します 先見性・洞察力 × テクノロジー × ビジネスエコシステム  = 社会的価値創出   <Corporate Statement> Foresight in sight 「先見性」でいち早くキャッチしたお客様や社会の課題を、経験や常識にとらわれない 「洞察力」で深く理解する   <Principles> 原理・原則   主義・信条 ■人権の尊重と社会的包摂     ■善良な社会の一員として真摯、且つ熱意ある取り組み ■多様性の受容と獲得   ■次世代へウェルビーイングをつなげる取り組み ■自己研鑽と主体性の発揮   ■ビジネスエコシステム形成による価値の創出 ■透明性高い企業活動と健全な企業体質   ■高品質・高技術・卓越性の追求 ■誠実な履行   ■社会的価値の創出と持続的成長の実現 <Vision2030> わたしたちは、デジタルコモンズを誰もが幸せに暮らせる 社会づくりを推進するしくみに育てていきます <Materiality> ■デジタルの力とビジネスエコシステムを活用した課題解決の仕組みづくり ■ゼロエミッション社会の実現に向けた、デジタルを活用した環境貢献と事業活動に ともなう環境負荷の低減 ■バリューチェーン全体で取り組む、安心・安全な製品・サービスの持続可能な調達と提供 ■新たな未来を創る人財の創出・強化とダイバーシティ&インクルージョンの進化 ■コーポレート・ガバナンスの強化とインテグリティの向上 PurposeおよびVision2030のもと、社会的価値の創出を追求することを通じて経済的価値の創出を図り、当社グループ全体の企業価値を持続的に向上させる新たなステージに向け、当社グループは経営方針(2024-2026)を策定いたしました。 社会変化に対する先見性・洞察力、ICTを核としたテクノロジー、そして様々なビジネスパートナーとのビジネスエコシステム形成を掛け合わせ、ICTサービス提供だけにとどまることなく、これまで取り組んできた社会を豊かにする新しい価値の創造と社会課題の解決の取り組みを加速させ、社会的価値創出企業に変革してまいります。 <基本方針> 社会的価値の創出により顧客の持続的成長を支える顧客DXと、様々な業界の顧客、パートナーと共に社会課題解決を進める社会DXの両面からビジネスを推進し、Vision2030の実現を目指してまいります。 また、Purposeに掲げた社会的価値創出企業の実現に向け、コーポレートブランドを刷新し、2022年4月に商号を日本ユニシス株式会社からBIPROGY株式会社へ変更いたしました。 「BIPROGY(ビプロジー)」は、光が屈折・反射した時に見える7色(Blue、Indigo、Purple、Red、Orange、Green、Yellow)の頭文字を使った造語であり、これには様々なビジネスパートナーや多種多様な人々がもつ光彩を掛け合わせ、混とんとした社会の中で新たな道を照らし出すこと、および光彩が状況に応じて変化するように、社会や環境変化に応じて提供する価値を変えていくことの2つの意味を込めています。 ボーダーレスな視座で社会的価値を創出する唯一無二のブランドとなることで、多種多様な人々へと働きかけるとともにビジネスエコシステムを形成し、持続可能な社会実現へ向けて取り組んでまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 経営方針(2024-2026)においては、以下の指標を経営上の業績目標としています。 なお、2025年4月30日に経営方針(2024-2026)の業績目標を修正しており、修正後の数値目標を記載しております。2027年3月期の連結業績見通しは、売上収益4,700億円、調整後営業利益率10.3%を見込んでいます。 <連結数値目標(IFRS会計基準)> 2026年3月期(実績)   2027年3月期(目標) 売上収益   4,337億円   4,400億円 調整後営業利益率※1   10.0%   11.0% ROE   17.9%   17.0%以上 配当性向   40.5%   40.0%以上※2 ※1 調整後営業利益率は「売上収益」から「売上原価」並びに「販売費及び一般管理費」の額を減算して得られた金額の「売上収益」に対する比率 ※2 株価水準を考慮した機動的な自己株式取得を実施 (4)対処すべき課題 当社グループは、経営方針(2024-2026)のもと、企業価値1兆円規模の企業グループとなるべく、グループ一体となって、事業活動を通じた「社会的価値」と「経済的価値」の創出に取り組んでいます。 AI技術の進化はビジネスモデルの構造的な変化をもたらすとともに、社会および顧客に提供するソリューションやサービスの価値を高める成長機会になるものと当社グループは認識しています。こうした認識のもと、経営方針(2024-2026)の最終年度にあたる2026年度においては、AI活用を前提とした業務プロセス変革を一層推進していきます。従来の業務効率化にとどまらず、顧客の価値創造に直結する新たな提供価値の創出を重視し、事業の質的向上を図っています。また、社内で蓄積したAI活用に関する知見やノウハウを顧客および社会へ幅広く展開することで、共創による新たな価値創出につなげています。これらの取り組みを組織的かつ継続的に推進するため、全社横断組織として「AI CoE(AI Center of Excellence)」を設置しました。AI CoEは、全社的なAI活用方針の策定およびガバナンスの強化、AI関連施策の企画・優先順位付け、ならびに各部門におけるAI活用プロジェクトの推進支援を担っています。これらを横断的に統括することで、AI戦略の整合性・実行品質および推進スピードの確保を図っています。 加えて、当社グループ全体におけるESG・SDGsへの積極的な取り組みによるサステナブルな経営をより一層推進するための体制として、SDGs貢献への取り組みおよびサステナビリティ経営戦略の統括責任者であるCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)を委員長とする意思決定機関「サステナビリティ委員会」を設置しています。また、下部組織として、環境に関する「環境貢献委員会」および社会・人権に関する「ソーシャル委員会」を設置し、サステナビリティを巡る課題への取り組みにおけるマネジメントとガバナンスを強化しています。さらに、当社グループのサステナビリティへの取り組みを経営に統合していくために「サステナビリティ経営推進部」を設置しています。 持続可能な社会の実現のために、当社グループがテクノロジーを活用して貢献できる領域は多く、気候変動等の環境問題や地域創生、少子高齢化など、一企業だけでは解決が難しい社会課題に対してビジネスエコシステムによるイノベーションや新たなサービスを通じて解決に取り組んでいます。 <事業活動における取り組み> ■コア事業における「強みのある領域の確立」と「提供価値・収益性の向上」 注力領域として、ファイナンシャル、リテール、エネルギー、モビリティ、OTインフラの5つを選定し、経営資源を集中投下することで、サービス型ビジネスを拡大し、提供価値と収益性の向上に取り組んでいます。また、システムサービスの生産性向上に向け、生成AI等の技術活用やパートナー戦略、リスキリング等の人財育成を推進しています。 ■成長事業における「提供価値の向上」と「新たな収益基盤の確立」 成長事業においては、「市場開発」「事業開発」「グローバル」の3つの領域で新たな収益基盤の確立に取り組んでいます。 ・「市場開発」:データ・AI利活用ビジネス、クラウドマネジメントやセキュリティ等のマネージドサービス等を展開し、新たなサービス領域の獲得と成長市場におけるシェア獲得に取り組んでいます。 ・「事業開発」:これまでの取り組みで得たエネルギーマネジメントや環境価値の企業間流通等のエネルギー領域の知見を活かして「SX/GX」事業を推進しています。また、デジタルキャッシュ、物流、スマートシティの取り組みを活かした「スマートライフ」「地域創生」等の領域にも取り組んでいます。 ・「グローバル」:ASEAN主要国へのビジネス展開に加え、北米マーケットへの参入を見据えたアプローチを実行しています。 ■経営資源の強化と戦略的な配分 コア事業、成長事業を支えるため、事業戦略と連動した人財戦略/技術戦略/財務・投資戦略を推進しています。 ・「人財戦略」:ビジネスと技術の両面をリードできる人財、成長事業をけん引できる人財の増強、そしてPurposeを軸とした多様性のあるチーム力を強化しています。 ・「技術戦略」:コア事業ではAIを活用した開発DXを、成長事業では市場開発領域の高付加価値化・高度化を加速する技術強化を進めています。 ・「財務・投資戦略」:健全な財務基盤のもと、新たな価値を提供するソリューションを生み出すための研究開発投資、当社グループの強みとシナジーを発揮するためのオープンイノベーション投資、カタリナマーケティングジャパン株式会社を始めとした、企業価値の最大化を目指すM&Aなどの戦略的投資を進めています。 ■グループ経営基盤の強化 当社グループのさらなるシナジー強化に向け、事業環境の変化を見据え、柔軟にグループバリューチェーンを進化させることで、企業価値最大化を図っています。 なお、当社グループは、持続的な成長を実現するために、よりチャレンジングな事業戦略とそれを支える強固な経営基盤が必要であると考えています。そのため、コーポレート・ガバナンス体制を強化し、グループ会社管理を改善しています。加えて、グループ全体の内部統制システムの継続的な運用改善とコンプライアンス意識のさらなる浸透・徹底に取り組んでいます。これにより、適正な業務運営を実施しております。 また、当社グループ内におけるグループ会社の増加や、事業の成長に伴うビジネスの多様化などがリスクとして想定されます。当社グループは、現行のビジネスリスクマネジメントをさらに拡充し、対応を強化してまいります。
事業等のリスク7,615字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものです。 ⑴ 経済動向および市場環境による影響について 中東情勢をはじめ、金融資本市場の変動や海外景気の下振れ、米国の通商政策による経済環境の悪化、企業の情報システムへの投資抑制を含む投資戦略の変更、異業種からの参入による競争の激化等により事業環境が悪化した場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 また、ESGの浸透を背景とした環境意識の高まりや社会意識の急速な変化、それらに伴う世界的な各種規制の強化、政府が推進する各種政策の変更により、事業戦略の見直しが発生する可能性があります。外部環境の動向や変化を逐次見極めながら、迅速な対応に努めてまいります。 ⑵ 調達について 当社グループは国内外の取引先からハードウェア・ソフトウェアおよびサービスを調達し、お客様に提供しております。このため、取引先各社の事業戦略の予期せぬ変更、経営状況の悪化等による製品仕様の変更、製品・サービス供給の遅延や停止、価格改定や提供条件の変更、調達するサービスの不具合やセキュリティインシデント等による重大な障害の発生が、社会的信用やブランドイメージの低下など当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。また、国家間の紛争等によるテロリズム、エネルギー供給の不確実性、サプライチェーンの断絶といった地政学リスクが発生した場合や、経済安全保障関連規制・輸出管理規制の強化等により、特定地域からの製品やサービスの供給が遅延したり、完全に停止したりする可能性があります。これらの事態を回避するため、調達・購買に関する指針等に則り、取引先定期審査や取り扱う商品の品質管理に努めるとともに、地政学リスクに対する情報収集、関連する調達リスクの評価と対策の選定について継続的に努めてまいります。 ⑶ 知的財産権について 当社グループでは事業の遂行にあたり、自社の技術や製品・サービスに関わる特許権、商標権等の知的財産権を取得することなどにより自社の知的財産の保護を図るとともに、第三者の知的財産権を侵害することのないよう細心の注意を払っております。しかしながら、第三者により当社グループの知的財産権が侵害される可能性があるほか、当社グループの製品やサービスが第三者の知的財産権を侵害しているとの主張に基づき係争に発展し、その結果、費用が発生する可能性があります。 また、当社グループが事業を遂行する上で必要となる知的財産権等の権利につき、当該権利の保有者よりライセンス等を予定どおり受けられなかった場合や第三者との間で知的財産に係る紛争等が発生した場合は、特定の製品またはサービスを提供できなくなる可能性があります。 さらに、オープンイノベーションにむけたスタートアップ企業等との資本提携や業務提携において、相手方企業の知的財産権確保の不備等により、想定していた知的財産権の活用ができないリスクがあります。 これらの結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 このため、当社グループでは、知的財産権の取得に加え、提携先企業の知的財産権に関する十分な調査や、提携契約における必要な権利の確保に努めております。 ⑷ プロジェクト管理について 当社グループは、従前からの多数のシステム開発に加えて、アウトソーシングビジネス等の多数のプロジェクトに取り組んでおります。市場競争激化の中で、お客様の要求の高度化、案件の複雑化が進んでいるため、プロジェクトにおいて問題が生じた場合、その修復に想定以上の費用や時間を要し、コストオーバーやリリース期日の延伸を引き起こすリスクが高まります。また、取り扱う製品やサービスの多種多様化により、プロジェクトが管理しなければならないセーフティとセキュリティのリスクも高まります。このため、当社グループでは、プロジェクトのリスク内容を多角的にアセスメントし、システム開発およびアウトソーシングビジネスの実行可否を、「ビジネス審査委員会」において評価し、予実を管理する運用に徹底して取り組んでおります。 また、システム開発手法の体系化・標準化による生産性の向上、プロジェクト課題早期発見制度であるプロジェクト検診等の施策も継続して実施しています。問題プロジェクトの振り返りを通して真の原因を見極め、根本対策や再発防止策を打ち出し、改善のためのPDCAサイクルを回すことによってコストオーバーの予防と問題の早期発見に努めております。 ⑸ システム障害について 当社グループが提供するシステムや各種サービスは、お客様の業務の基幹システムや、金融や電力などの社会インフラに関わるものから、決済サービスやEC(Electronic Commerce:電子商取引)などコンシューマー向けのサービスまで多様化しています。これらシステムや各種サービスにおいて、システムの不具合やサイバー攻撃等により重大な障害が発生した場合、その影響範囲は当社グループのお客様にとどまらずサービスをご利用いただくコンシューマーまで広範囲に及ぶため、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下といったレピュテーションリスクと、発生した損害に対する賠償金の支払等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 このため当社グループでは、システム障害による計画外のサービス停止時間の品質目標を設定しているほか、システム開発時の品質保証レビュー等によって、機密性・障害許容性・回復性・安定性といった品質特性の向上に努めております。また、本番稼働後にシステム障害が発生した際には、障害管理システムによる社内関係部門への情報展開によって、迅速な対応とリスク顕在化防止にも努めております。 ⑹ 情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を通じ、当社グループ自身の情報はもとより、情報システムの開発、提供、運用にあたり、多くのお客様の秘密情報、お客様が保有する個人情報に接する機会を有しております。そのため、個人情報をはじめとする情報管理はICT産業に身をおく当社グループの最重要課題と認識しております。一方、サイバー攻撃は日々高度化、巧妙化しており、サイバーセキュリティリスクは重要な経営課題となっております。そのような中、マルウェアや不正アクセス等のサイバー攻撃、人為的過失などにより、情報システムの停止や情報漏洩、改ざん、不正利用等が発生した場合には、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下といったレピュテーションリスク、および発生した事故に対する対応費用等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 このため、当社グループでは個人情報をはじめとする情報管理体制の維持・見直しと、当社グループ全役職員および委託先協力会社に対する教育・指導に努めております。 また、情報セキュリティ基本方針においてサイバー攻撃を重大な経営リスクとして位置づけ、グループ全体の情報セキュリティマネジメントを統括する総合セキュリティ委員会のもとに、サイバーセキュリティリスクに対応するための戦略を策定し推進するプロジェクト体制を構築しております。当社グループのサイバーセキュリティ戦略では、サイバーセキュリティ経営を継続的に実践するためビジョン、目標、活動計画等を定め、ゼロトラストアーキテクチャの考え方に基づくセキュリティ対策基盤の強化など広範囲かつ多様なセキュリティ施策を実施しております。なお、サイバーセキュリティの観点でより環境変化に対応できるよう米国NIST(National Institute of Standards and Technology)サイバーセキュリティフレームワークを用いたアセスメントを定期的に実施し活動計画へ反映しています。 加えて、サイバー攻撃の未然防止と事故対応を専門とする技術対応チームCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を対象としたサイバーセキュリティ演習、ならびにグループ内のネットワーク、サーバ等に対する脅威監視や分析を行うグループ内SOC(Security Operation Center)の監視範囲拡大など、インシデント検知・対応能力の強化を図っております。 さらに、万が一の予期せぬ事態による情報流出に対応するため、一定額までの保険を付保しております。 ⑺ 人財について 国際競争の激化や急速な少子高齢化による労働人口の減少、デジタルトランスフォーメーションの進展により、IT人財の獲得競争は厳しさを増しています。外部環境や企業への要請が大きく変化する中、技術力に加え、イノベーション創発や多様化する社会課題・顧客ニーズに対応できる人財の確保は重要な課題となっています。当社グループが必要とする人財を確保できない場合、持続的な成長力の維持に影響を与える可能性があります。 そのため、当社グループでは、経営戦略に基づき人財の獲得・育成を推進しており、新卒・第二新卒などのポテンシャル人財と経験者採用の双方を展開するとともに、研修や制度の充実により人財の高度化を図っています。また、多様な人財の活躍支援や柔軟な働き方の実現、ROLES(業務遂行上における役割)定義を軸としたキャリア形成、人的資本の可視化と事業戦略への連動を進めています。加えて、生成AIの活用による業務の生産性向上と人財リソースの最適化にも取り組んでおり、その進展状況によっては外部からの人財獲得方針を見直す可能性があります。 さらに、役職員サーベイに基づくエンゲージメント状態の把握と向上施策や、ソーシャル委員会による人財リスクの低減を通じて、サステナビリティ経営の推進を図っています。 ⑻ 投資について 当社グループは、顧客価値を向上させる開発および新たな収益基盤の確立のため、新しい製品・サービスの提供を目的とする積極的な投資を行っております。 また、先端技術や知見を有するパートナーに対するグローバルを含めた出資やM&A、ならびに、スタートアップやファンドへの出資を継続・拡大しております。 これらの投資に際しては、投資に対する十分なリターンが常に保証されるわけではなく、パートナーとの経営戦略の不一致や、当初の想定どおりに事業が成長しないことにより、経営成績に影響を与える可能性があります。 このため当社グループでは、投資案件ごとに投資委員会および上位機関である経営会議において、事業計画の妥当性等を慎重に検討し、投資判断によるリスクを最小限にするよう努めております。 ⑼ コンプライアンスについて 新たなビジネスの創出などに伴い、コンプライアンスに関するリスクの多様化・複雑化が予想されます。長時間労働やパワー・ハラスメント、セクシャル・ハラスメントなどの人事・労務問題に加え、今後、データ利活用ビジネスやサービス提供型ビジネスが増加していく中で、データの取り扱いに不備があった場合や、その他重大なコンプライアンス違反の発生により、当社グループの社会的信用の低下や、発生した損害に対する賠償金の支払い、重要取引先からの取引見直しなどに至った場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを回避するため、当社グループでは、「企業行動憲章」、「グループコンプライアンス基本規程」および「グループ役職員行動規範」を策定し、コンプライアンス推進体制を構築することで、グループ全役職員の法令、社会規範および社内規則の遵守ならびに倫理的な活動の実践に努めております。 ⑽ 災害・感染症等について 地震等の自然災害やテロにより社会インフラや当社グループの主要な事業所等が壊滅的な損害を被った場合、その対応には巨額の費用を要することが余儀なくされます。また、感染症の発生等により、取引先・従業員の多くが安全確保・健康維持・感染拡大防止のために行動が制限される場合には、サービス提供等事業活動に大きな影響が生じるため、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、地震や感染症等による事業継続リスクに対応するため、「事業継続プロジェクト」にて、安全確保、社内業務復旧、顧客対応の各観点から事業継続計画(BCP)の策定と継続的な見直し・改善を実施しております。また、災害発生時に備え、社員、組織長、災害対策本部メンバーを対象とした安否確認訓練や具体的な発生事象のシナリオに沿って被災状況報告、対応指示、対応状況報告を役割ごとに実施する総合シミュレーション訓練などの訓練・演習を計画的に実施しております。 なお、新たな感染症の流行や拡大が発生した場合には、新型コロナウイルス感染症への対応で得た知見をもとに策定した「新型感染症対策行動計画」に従って、お客様、協力会社、そしてグループ社員の安心と安全を最優先に考え、事業継続に努めてまいります。 ⑾ 技術革新について 近年、IT分野に限らず、顧客および社会課題の解決手段は急速に高度化しており、特に生成AIをはじめとする先端技術の進展は、業務プロセス、システム開発・運用、ならびに価値創出の在り方に構造的な変化をもたらしております。これらの技術革新は、当社グループが提供するソリューションおよびサービスの高度化や新たな事業機会の創出につながる一方、新技術・知的財産の獲得遅延、社内アセットおよびノウハウの陳腐化、または技術変化を前提とした事業モデル転換の遅れが生じた場合には、市場競争力、顧客満足度および収益性の低下等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 とりわけAI技術の進展により、従来型のシステム開発・運用の在り方や工数依存型の開発モデルが変化し、顧客企業におけるIT内製化やソフトウェアおよびサービスに求められる価値の変化が進展する可能性があります。当社グループは、こうした変化をリスクであると同時に成長機会と捉え、これまで培ってきた業界・業務理解、システム構築力、運用ノウハウおよび顧客基盤にAI技術を組み合わせることで、顧客の業務変革や内製化を支援する提供価値の転換・高度化を進めております。 当社グループは、技術的強みおよび事業ポートフォリオの時間軸を踏まえ、技術ポートフォリオの再構築を進めております。コア事業および市場開発領域の双方において、AIを前提としたソリューションおよびサービスの高度化・高付加価値化を推進するとともに、システム開発・運用プロセスにおけるAI活用および開発DXの推進を通じて、開発生産性、品質および保守性の向上を図っております。 また、AI戦略の整合性および実行力を強化するため、CSO直轄の全社横断組織として「AI CoE(AI Center of Excellence)」を新設し、全社的なAI活用方針の策定、AIガバナンスの強化、AI関連施策の企画・優先順位付け、ならびに各部門におけるAI活用プロジェクトの推進支援を行っております。 さらに、先端技術・次世代技術の発掘、獲得および実装、新技術に関する知的財産の獲得、既存技術の最適活用を戦略的に推進するとともに、これらの取り組みに必要となる人財育成、外部パートナーおよびスタートアップ企業との連携も積極的に進めております。これらの施策を通じ、技術革新に伴うリスクの低減と成長機会の獲得を両立し、技術基盤の強化および企業価値の持続的向上に努めてまいります。 ⑿ 気候変動について 複合的な気候変動の影響が拡大し、企業の事業基盤に大きな影響を与える可能性が高まっています。このような背景から、当社グループにおいては、異常気象の激化や渇水・洪水などの災害の発生と、低炭素経済への移行に伴う環境規制や投資家・社会からの情報開示要請の高まりに適切に対応できない場合に生じる市場競争力や評判の低下が、経営成績に影響を与える可能性があります。これらにかかる対応として、「BIPROGYグループ環境方針」を制定し、「環境長期ビジョン2050」に掲げるゼロエミッション社会の実現を目指すべく、環境経営を強化しております。取締役会の監督のもと、推進体制を整備し、マテリアリティを軸とした取り組みによるリスク低減と機会拡大とともに、開示情報の質と量の充実を図っております。なお、リスクと機会の評価にあたっては、全社横断によるシナリオ分析を実施しております。TCFD提言が示すリスク(移行リスクと物理的リスク)と機会の全項目に対するインパクト評価を行い、その重要度に応じてマテリアリティをはじめ、各種戦略、施策に反映しております。さらにシナリオ分析で特定された気候関連リスクは、グループリスクマネジメントシステムへ統合し、管理しており、気候変動に関する動向や事業環境の変化を見極めながら、迅速な対応に努めております。 ⒀ 人権について 企業は、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権を尊重する責任を負っており、事業活動およびサプライチェーンにおける人権への負の影響に適切に対応する必要があります。このような背景から、企業の人権への取り組みは社会の注目を集めており、適切な対応がなされない場合には、訴訟等の法的リスクやレピュテーションリスクが生じ、企業の社会的信用の低下や経営成績に影響を与える可能性があります。 また、近年注目されるAIの研究・開発・利活用において人権および関連する倫理的課題への配慮が不十分な場合には、企業の社会的責任が問われ、事業運営に影響を与える可能性があります。 これらのリスクに対応するため、当社グループは「BIPROGYグループ人権方針」を制定し、本方針に基づく人権デューデリジェンスを通じて、事業およびサプライチェーンにおける人権への負の影響の特定、防止、軽減、是正に継続的に取り組んでおります。 さらに、AIをはじめとする先端技術の利活用に伴う人権および関連する倫理的課題に対応するため、「BIPROGYグループのAI倫理指針」を制定しております。また、「BIPROGYグループサステナブル調達ガイドライン」を制定し、サプライチェーン全体で人権に配慮した責任ある調達を推進しております。
経営成績の分析 (MD&A)8,039字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要については「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」に含めて記載しております。 ②生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月 1日  至 2026年3月31日)    前期比(%) システムサービス(百万円)   141,836   8.8 ソフトウェア(百万円)   18,018   29.6 合計(百万円)   159,855   10.8 (注)1.ソフトウェアには、ソフトウェア製品マスター制作までの研究開発費に該当する金額を含んでおります。 2.システムサービスの金額は、販売価格によっております。 3.上記の金額には、消費税等を含んでおりません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前期比 (%)   受注残高 (百万円)   前期比 (%) システムサービス   145,110   10.3   42,389   11.2 サポートサービス   66,155   0.6   61,700   11.2 アウトソーシング   102,020   25.3   168,339   2.9 ソフトウェア   46,968   8.5   6,863   △6.5 ハードウェア   72,444   3.7   16,247   △14.8 その他   13,062   7.6   6,371   1.9 合計   445,762   10.3   301,912   4.2 (注)上記の金額には、消費税等を含んでおりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月 1日  至 2026年3月31日)    前期比(%) システムサービス(百万円)   140,845   8.0 サポートサービス(百万円)   59,942   2.7 アウトソーシング(百万円)   97,245   7.4 ソフトウェア(百万円)   47,444   5.2 ハードウェア(百万円)   75,264   11.7 その他(百万円)   12,944   6.5 合計(百万円)   433,686   7.3 (注)上記の金額には、消費税等を含んでおりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRS会計基準に基づき作成されています。なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」の「3.重要性がある会計方針」および「4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載の通りです。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、経営方針(2024-2026)の最終年度である2027年3月期の業績目標として、売上収益4,400億円、調整後営業利益率11.0%を掲げており、ROEは17.0%以上、連結配当性向は40.0%以上としております。 これに対し2年目である当期は、売上収益4,270億円、調整後営業利益率10.0%の計画※に対し、実績は売上収益4,337億円、調整後営業利益率10.0%となりました。また、ROEは17.9%、連結配当性向は40.5%となりました。 ※ 2026年2月4日発表の2026年3月期第3四半期決算短信にて、連結業績予想等を修正しており、修正後の業績予想数値を記載しております。 b.経営成績等の状況に関する経営者の視点による認識・分析・検討(事業全体) 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で緩やかな回復基調が続きました。 情報サービス産業においては、デジタルトランスフォーメーション(DX)領域を中心に企業の強い投資意欲が継続しております。日銀短観の3月調査では、2026年度のソフトウェア投資額も前年度比増加が見込まれています。 一方で、中東情勢の影響を注視する必要があるほか、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などにも十分な注意が必要です。 このような環境の下、当社グループが目指す「Vision2030」の実現に向けて「経営方針(2024-2026)」注1に基づく取り組みを推進しています。基本方針である「持続性のある事業ポートフォリオ確立による企業価値の向上」「経営資源配分の最適化」「グループ経営基盤の強化」を図りながら、現在の収益源である「コア事業」と新たな収益の柱とする「成長事業」の両輪で事業拡大を進めています。 コア事業では、優良な顧客基盤と業務知見を活かせる「ファイナンシャル」「リテール」「エネルギー」「モビリティ」「OTインフラ」注2の5つを注力領域として定めています。 「ファイナンシャル」では、オープン環境/パブリッククラウドでのフルバンキングシステム「BankVisionⓇ」の売上収益が、新規ユーザーの獲得もあり増加しています。外国送金受付ワークフローサービス「SurFINⓇ」を始めとしたフロント系サービスの採用も拡大しています。 「リテール」では、大規模マーチャンダイジング基幹系システム導入や統合ECサービス稼働開始に加え、AI自動発注システム等の店舗DX需要が堅調に推移しています。また、2026年1月には日本最大級のリテールメディアネットワーク「AOUMITM」を展開するカタリナマーケティングジャパン株式会社(以下、CMJ)を完全子会社化しました。BIPROGYとCMJが目指すのは、生活者や地域のニーズを起点に流通業界全体の付加価値を高めるプラットフォームの確立です。生活者の購買データや行動データを高度に活用し、小売の販売現場からサプライチェーンまでデータをデジタルで結びつけ「生活者・地域起点の流通デマンドチェーン」の実現を目指します。 「エネルギー」では、電力会社向けネットワーク案件が好調です。また、カーボンニュートラル関連事業拡大への取り組みを強化しており、長年にわたるエネルギー業界向けのシステム構築で培った知見やIT・AI技術を活かし、系統用蓄電池を活用したアグリゲーション事業注3に取り組んでまいります。 「モビリティ」では、物流の領域にて物流品質の向上や将来的な作業員不足に対応するため、製薬会社に自律型協働ロボットを活用したピッキング自動化ソリューションを導入しました。今後フィジカルAIを駆使してさらなる課題解決に取り組んでまいります。 「OTインフラ」では、製造業を中心にサプライチェーンリスク対策を推進しており、その中でもセキュリティ投資需要の高まりを背景とした案件獲得が進んでいます。また、設備工事まで含めたトータルソリューションの提供による差別化や、パートナー各社との連携を図りながらビジネス領域の拡大に取り組んでいます。 成長事業では、新たな収益基盤の確立と価値の提供を目指して「市場開発」「事業開発」「グローバル」の3つの領域を定めています。 「市場開発」では、データとAIを活用し事業改善サイクルを加速するDX支援事業「Data&AI Innovation LabⓇ」の知見をもとに、「Data&AI Solutions」で利用者に価値の高いAIサービスの提供を目指します。また、マネージドサービスにおいても新たなブランド「GASSAIⓇ」を立ち上げ、Security、Multi/Hybrid Cloud、Digital Workplaceのサービス提供を開始し、順調に拡大しています。 「事業開発」では、地域創生領域において、デジタルマーケティングソリューションを提供するMattrz株式会社を連結子会社化し、中堅・中小企業の生産性向上に資するDX化支援事業を進めています。また、ヘルスケア領域においては、大阪・関西万博のレガシーを事業化し、「DotHealthⓇ カラダ測定サービス」として提供開始しています。社会全体の健康増進につながる社会インフラを提供し、日常の中にヘルスケアが溶け込んだ社会を実現していきます。 「グローバル」では、ASEAN主要国でのICT/DXビジネスが順調に拡大しています。また、CVCファンドを通じて北米スタートアップ企業への投資を進めています。 「経営方針(2024-2026)」では、事業戦略と連動した人財戦略、技術戦略、投資戦略、財務戦略を推進し、市場競争力を高めるため、強みのある領域や新たな価値提供に向けて経営資源を積極的に投入しています。 人財戦略については、「BIPROGYグループ人財戦略レポート2025」注4を発刊しています。経営方針(2024-2026)で掲げた事業戦略をリードする4つの人財モデルの確保・育成が順調に進んでいます。また、技術戦略では、AI活用を加速しています。幅広い分野で培ってきた業務ノウハウとAI技術を融合し「サービスの差別化」を図ると共に、「AI駆動開発」による高品質と短納期の両立を実現し、お客様への提供価値を向上させます。 今後も内外の環境変化に対応し顧客への提供価値を向上させるために、グループバリューチェーンを進化させてまいります。 (注) 1.Vision2030および経営方針(2024-2026)については、当社グループウェブページの以下ご参照。 https://www.biprogy.com/com/management_policy.html 2.OTはOperational Technologyの略称で、主に工場やプラントなどの設計・製造プロセスを支える情報システム基盤のこと。 3.アグリゲーション事業は系統用蓄電池などの分散電源を対象に、卸電力市場および需給調整市場における市場取引および需給調整を行う事業のこと。 4.「BIPROGYグループ人財戦略レポート2025」については、当社グループウェブページの以下ご参照。 https://www.biprogy.com/pdf/sustainability/human_resources_strategy_report2025.pdf 5.記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 当連結会計年度の売上収益は、お客様からのIT投資に対する需要継続を背景に、サービス、製品販売を中心に伸長したことから、前期に比べ296億76百万円増収の4,336億86百万円(前期比7.3%増)となりました。 利益面につきましては、人件費の上昇や将来のビジネス拡大に向けた投資強化、M&A関連費用の計上等により販売費及び一般管理費が増加しましたが、増収による売上総利益の増益分でカバーし、営業利益は、前期に比べ35億37百万円増加の426億4百万円(前期比9.1%増)となりました。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前期に比べ42億43百万円増加の312億9百万円(前期比15.7%増)となりました。 なお、当社グループが業績管理指標として採用している調整後営業利益※につきましては、前期に比べ51億46百万円増加の435億67百万円(前期比13.4%増)となりました。 ※ 調整後営業利益は、売上収益から売上原価と販売費及び一般管理費を控除して算出しております。 財政状態 当連結会計年度末の総資産の状況につきましては、のれんの増加等により、前連結会計年度末比497億93百万円増加の3,806億69百万円となりました。 負債につきましては、営業債務及びその他の債務や借入金の増加等により、前連結会計年度末比400億31百万円増加の1,996億10百万円となりました。 資本につきましては、1,810億59百万円となり、親会社所有者帰属持分比率は47.0%と前連結会計年度末比4.1ポイント下降しました。 c.資本の財源及び資金の流動性について 財務政策 当社グループの資金需要は、営業活動に関する資金需要として、システムサービスおよびサポートサービスなどの外注費、販売用のコンピュータおよびソフトウェアの仕入の他、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものがあります。営業費用の主なものは人件費および営業支援費、新規サービスの開発等に向けた研究開発費です。また、投資活動に関する資金需要として、新たなビジネス創出に向けた、事業会社、スタートアップ、ファンドへの戦略投資、既存ビジネス遂行のための設備投資などがあります。経営方針(2024-2026)において、投資を重要な施策と位置づけており、先端テクノロジー活用やイノベーションの持続的な創出、注力領域を中心とした国内外でのM&A等の戦略投資を実施しています。 必要資金については、持続的な営業キャッシュ・フローによる自己資金を原資とすることを基本方針としています。また、大規模なM&A等の戦略投資が発生した場合には、資本効率や財務の健全性を考慮しつつ、借入金等の外部資金の調達を機動的に組み合わせて対応してまいります。 また、機動的な資金調達と安定性の確保を狙いとし、従来、主要取引金融機関と総額105億円の貸出コミットメントライン契約を締結しております。なお、当連結会計年度において当該契約に基づく借入実行はありません。 株主還元については、業績連動による配分を基本として、キャッシュ・フローの状況や成長に向けた投資とのバランス、経営環境などを総合的に考慮して利益還元方針を定めており、経営方針(2024-2026)においては連結配当性向40%以上とすることに加え、株価水準を考慮した機動的な自己株式取得を掲げております。この方針に沿って当連結会計年度において、配当は1株当たり130円(連結配当性向40.5%)とし、100億円の自己株式の取得を実施しました。 キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末比177億58百万円減少の470億43百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金につきましては、税引前利益438億45百万円に加え、非現金支出項目である減価償却費及び償却費178億98百万円、営業債務及びその他の債務の増加56億95百万円等の収入加算要素および、契約資産の増加11億83百万円等の収入減算要素により、575億66百万円の収入(前期比126億49百万円収入増)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金につきましては、主に営業用コンピュータ等の有形固定資産の取得による支出39億36百万円、アウトソーシング用ソフトウェアに対する投資を中心とした無形資産の取得による支出134億62百万円、子会社の取得による支出516億9百万円等により、739億78百万円の支出(前期比650億51百万円支出増)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金につきましては、短期借入金の純増加額296億62百万円、自己株式の取得による支出100億円、配当金の支払額117億45百万円等により、15億12百万円の支出(前期比291億1百万円支出減)となりました。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 システムサービス システムサービスは、ソフトウェアの請負開発業務、SEサービス、コンサルティング等からなり、売上収益は1,408億45百万円(前期比8.0%増)、セグメント利益は511億27百万円(前期比14.3%増)となりました。金融機関や小売業、電力事業者向けを中心とした開発案件が順調に拡大したことにより増収増益となりました。AI活用などによる生産性向上などに取り組むことにより、更なる売上収益の拡大と収益性の向上を図ってまいります。 サポートサービス サポートサービスは、ソフトウェア・ハードウェアの保守サービス、導入支援等からなり、売上収益は599億42百万円(前期比2.7%増)、セグメント利益は189億53百万円(前期比2.3%減)となりました。製品販売の増加に伴い付随サービスであるサポートサービスも増収となった一方で、リベート収入の減少等の影響により減益となりました。引き続き売上収益の拡大等を目指すことで、収益性の向上にも努めてまいります。 アウトソーシング アウトソーシングは、情報システムの運用受託やサービス型ビジネス等からなり、売上収益は972億45百万円(前期比7.4%増)、セグメント利益は213億53百万円(前期比17.1%増)となりました。「BankVision」の新規採用や稼働金融機関の増加、運用サービスの拡大に加え、第4四半期よりCMJの業績を計上したこと等により増収増益となりました。引き続き運用効率の改善や収益性の高いサービス型ビジネスの拡大に取り組むことで、売上収益の拡大と収益性の向上を図ってまいります。 ソフトウェア ソフトウェアは、ソフトウェアの使用許諾契約によるソフトウェアの提供等からなり、売上収益は474億44百万円(前期比5.2%増)、セグメント利益は75億42百万円(前期比17.7%減)となりました。官公庁やサービス業、製造業向けの大型案件の計上により増収となりましたが、前期第4四半期に高採算案件の計上があった影響により減益となりました。 ハードウェア ハードウェアは、機器の売買契約、賃貸借契約によるハードウェアの提供等からなり、売上収益は752億64百万円(前期比11.7%増)、セグメント利益は136億38百万円(前期比19.9%増)となりました。官公庁や研究機関向けの大型案件の計上により増収増益となりました。 その他 その他は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、回線サービス、設備工事及び教育訓練事業等を含み、売上高は129億44百万円(前期比6.5%増)、セグメント利益は33億93百万円(前期比16.8%増)となりました。 (注)セグメント利益は、当社グループが業績管理指標として採用している調整後営業利益と調整を行っており、上記の全てのセグメント利益合計1,160億9百万円から、各報告セグメントに配賦していない販売費及び一般管理費を含む調整額724億41百万円を差し引いた435億67百万円(前期比13.4%増)が調整後営業利益となります。

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開示資料

出典

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