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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

イオレ

eole Inc.2334 · Growth · サービス業

データマネジメント力を核に、広告・HR・コンシューマメディア・AIデータセンター・暗号資産と事業領域を拡大するインターネットサービス企業。

概要

イオレは、データマネジメント力を中核に、インターネットメディア事業、AIデータセンター事業、暗号資産関連事業の3セグメントを展開する企業である。2001年に東京都港区で創業し、2017年12月に東京証券取引所マザーズに上場。2026年3月期の連結売上高は141億円、従業員83名。本社は東京都港区西新橋。

3セグメントで構成する事業ポートフォリオ

イオレは、2026年3月期より連結財務諸表を作成しており、報告セグメントは「インターネットメディア事業」「AIデータセンター事業」「暗号資産関連事業」の3つである。インターネットメディア事業はさらに広告事業、HR事業、コンシューマメディア事業に細分化され、2026年3月期の売上高は約39億円。AIデータセンター事業はGPUサーバー販売が主体で、同事業の売上高は約101億円と全体の7割超を占める。暗号資産関連事業は456百万円。営業利益は連結で2億円、経常損失は5億円、親会社株主に帰属する当期純損失は5億円であった。

インターネットメディア事業の収益構造

インターネットメディア事業は、独自のデータ基盤「pinpoint DMP」を活用した広告配信サービス「pinpoint」、求人検索エンジンの運用代行、採用支援システム「ジョブオレ」、ペット情報メディア「休日いぬ部」などを含む。同事業のうちHR事業が売上の大部分を占め、2026年3月期のHRデータ事業の販売高は約27億円。広告事業は約6億円、ペット事業約567百万円、旅行事業約2億円(2026年3月末に事業譲渡済み)。グループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」は2025年12月に譲渡された。

AIデータセンター事業と暗号資産関連事業の規模

AIデータセンター事業は、2025年度第1四半期よりGPUサーバーの販売を開始し、NVIDIAのBlackwellアーキテクチャを採用した製品も取り扱う。同事業の2026年3月期売上高は101億円で、単独で連結売上の7割を占めるまでに成長した。暗号資産関連事業は、MSワラントによる増資資金でビットコインを取得・保有し、約168.50BTC(平均取得単価約1472万円)を保有する。2026年1月から連結子会社Neo Crypto Bank合同会社を通じて暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」を開始し、年間売上高456百万円を計上した。

グループ構成と連結子会社

イオレは単体での事業運営に加え、2025年9月に東京都港区にNeo Crypto Bank合同会社を設立、同年11月に同社を営業者とする匿名組合へ出資、同年12月にNCBC-G1合同会社を設立した。これらは暗号資産関連事業を担う連結子会社である。2025年4月には株式会社ZUUと資本業務提携を締結。2026年3月期より連結財務諸表を作成しており、グループ全体の従業員数は83名。本社は2025年12月に港区西新橋へ移転した。

業界の中での役割はデータマネジメントを核としたインターネットメディア事業を基盤に、AIインフラや暗号資産金融へ展開するテクノロジー企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
142億円
営業利益
2億円
営業利益率
1.4%
純利益
-5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
AIデータセンター事業101億円71.6%4億円4.0%
インターネットメディア事業40億円28.4%-1億円-2.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告主(マーケティング業界)主力

自社・提携先の約2,000万人の匿名加工ユーザーデータを活用し、ターゲティング広告『pinpoint』やAIターゲティング『pinpoint tAIpe』を提供。他媒体への第三者配信やTrading Desk内製化により広告効果を最大化する。

主な製品・サービス2
pinpoint
独自DMPを活用した運用型ターゲティング広告サービス。属性が明確なユーザーデータで精密な配信を実現。
pinpoint tAIpe
AIを活用した次世代ターゲティング広告サービス。

02求人・採用市場主力

求人検索エンジンの運用代行、運用型求人広告プラットフォーム『HR Ads Platform』、採用支援システム『ジョブオレ』を提供。採用企業のコスト削減とDX化を支援する。

主な製品・サービス2
HR Ads Platform
自動で最適な求人メディアを選定し掲載する成果型の運用型求人広告プラットフォーム。
ジョブオレ
簡単でスピーディーな採用サイト作成、応募者対応、分析機能を備えた採用支援システム。

03AIインフラ市場(データセンター・AI運用企業)準主力

NVIDIA Blackwellをはじめとする最新GPUサーバーの販売を通じ、エントリークラスから大規模クラスタまで、顧客の用途に応じたAI運用環境を提供。AIインフラ構築・運用支援も行う。

主な製品・サービス1
GPUサーバー販売
NVIDIA Blackwellアーキテクチャ採用のGPUサーバー。大規模AIモデル運用に対応。

04コンシューマ(一般消費者)副次

ペット情報メディア『休日いぬ部』やグランピング情報メディア『休日グランピング部』を運営し、広告収入を得る。

主な製品・サービス2
休日いぬ部
ペット向け情報メディア。
休日グランピング部
グランピング情報メディア。

05暗号資産金融市場副次

ビットコインの保有・運用に加え、子会社を通じて暗号資産レンディング『らくらくちょコイン』を展開。借り受けた暗号資産を運用し収益を得る。

主な製品・サービス1
らくらくちょコイン
顧客から暗号資産を借り受け運用するレンディングサービス。

製品と技術

pinpoint DMPとターゲティング広告サービス

「pinpoint DMP」はイオレが独自開発したプライベートデータ管理プラットフォームである。提携パートナーから取得した約2,000万人の匿名加工ユーザーデータを統合・管理・分析し、精密なセグメント設定による広告配信を可能にする。同DMPを活用した運用型広告サービスが「pinpoint」であり、Google、Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、LINEなど複数のプラットフォームへの配信に対応する。静止画バナー、インフィード広告、動画広告など多様な表現が可能で、Trading Deskチームによる配信最適化も内製している。2026年3月期の広告事業売上は約6億円。

HR領域の3サービス:求人検索エンジン・HR Ads Platform・ジョブオレ

HR事業は3つのサービスで構成される。「求人検索エンジン」は、インターネット上の求人情報を横断検索できる媒体の広告代理運用であり、採用企業向けに運用代行を提供する。「HR Ads Platform」は、運用型広告技術を求人領域に応用したプラットフォームで、連携多数の求人メディアから最適な掲載先を自動選定し、成果報酬型で課金する。「ジョブオレ」は採用支援システムで、簡単な採用サイト作成、応募者管理、分析機能を提供し、HR Ads Platformとも連携する。2026年3月期のHR事業売上は約27億円。

AIデータセンター事業:GPUサーバー販売とインフラ構築

AIデータセンター事業は、AIモデルの推論需要の拡大を捉え、GPUサーバーの販売を主軸とする。2025年度第1四半期から事業を開始し、NVIDIAのBlackwellアーキテクチャを採用したプロフェッショナル向け製品も取り扱う。エントリークラスから大規模クラスタ構成まで、用途に応じた最適なGPU環境を提供する。単なるハードウェア販売に加え、AIインフラの構築・運用支援などの付加価値サービスも提供。2026年3月期の売上高は101億円で、連結売上の約71%を占める。2027年3月期には売上高199億円を計画する。

暗号資産関連事業:ビットコイン保有とレンディング

暗号資産関連事業は、MSワラントによる増資資金を活用したビットコインの取得・保有と、連結子会社Neo Crypto Bank合同会社を通じた暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」からなる。2026年3月末時点で168.50BTCを平均取得単価約1472万円で保有し、中長期的な価値向上を目指す。レンディング事業は顧客から暗号資産を借り受け、運用することで収益を得るモデルである。2026年3月期の暗号資産関連事業売上は456百万円。一方、ビットコインの価格変動により約679百万円の評価損を計上している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

急拡大するも利益率低く、収益改善が急務

同社はサービス業に属し、売上高は2024年3月期の38億円から2026年3月期には142億円と約4倍に急拡大しましたが、2025年3月期は35億円と減少しており、変動が大きいです。営業利益率は2026年3月期に1.41%と極めて低く、収益性が課題です。同業他社のジンジブやイシンは人材サービスですが、同社は新規事業への投資を積極的に行っており、売上高の急拡大は買収や事業拡大によるものと考えられます。業界構造では、サービス業の中でもポイ活や投資関連など多角化しており、競争が激しい分野です。今後の課題は、収益性の改善と、急成長に伴う事業の統合です。

強み

  • 2026年3月期には売上高が142億円と大幅に増加。
  • 複数のサービスを展開し、収益源を分散。
  • 成長分野への投資で将来の収益増を目指す。
  • 新規サービスで顧客を獲得し、市場シェアを拡大。

課題

  • 営業利益率1.41%と低く、コスト構造の見直しが必要。
  • 売上高が年度によって大きく変動し、予測が難しい。
  • 急成長に伴い、企業統合や事業整理の課題が顕在化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がイオレ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
12198アイ・ケイ・ケイホールディングス235億円10.1倍
26072地盤ネットホールディングス234億円115.1倍
39332NISSOホールディングス232億円12.1倍
4300AMIC232億円18.9倍
52334イオレ226億円
66040日本スキー場開発226億円16.0倍
79158シーユーシー225億円7.7倍
82378ルネサンス224億円
92471エスプール221億円16.6倍
106086シンメンテホールディングス221億円15.6倍
116037楽待217億円15.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

2001年創業かららくらく連絡網の運用開始まで

イオレは2001年4月、東京都港区六本木に資本金1000万円で設立された。同年6月に渋谷区西原へ本社を移転し営業を開始。10月には携帯サッカー新聞「オーレ!ニッポン」公式サイトを開設した。2003年4月に世田谷区奥沢へ移転。2005年4月、グループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」の運用を開始した。このサービスが後のデータ基盤の中核となる。2009年7月には「オーレ!ニッポン」を含む6サイトを株式会社シーエー・モバイルに事業譲渡し、情報サービスからコミュニケーションツールへ軸足を移した。

データマーケティング事業への進出と外部提携

2009年8月、「らくらく連絡網」の広告非表示版「有料版」を開始。2010年4月には大学生向けアルバイト求人サイト「ガクバアルバイト」を運用開始した(2021年4月終了)。2013年7月にアルバイト求人ポータル「らくらくアルバイト」を開始。2014年3月に「らくらく連絡網」のスマートフォンアプリをリリース。同年4月、プライベートDMP「pinpoint DMP」の運用を開始した。2014年11月にはGoogleのDBMでの広告配信を開始し、2015年にはFacebook、Twitter、Instagram、YouTube、2016年にはLINEへと配信チャネルを拡大した。2015年11月に株式会社KEIアドバンス、2015年12月に株式会社毎日コムネットと資本業務提携を締結したが、いずれも後に解消された。

東証マザース上場とHR事業への本格参入

2017年7月、凸版印刷株式会社と資本業務提携を締結(2022年3月解消)。同年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。2019年3月、採用支援システム「ジョブオレ」の運用を開始。2020年8月、団体活動向け連絡網サービス「らくらく連絡網.app」を開始。同年10月には運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」を開始した。これによりHR領域のサービスラインを拡充した。2022年8月に本社を中央区日本橋横山町へ移転。売上高は2019年3月期の20億円から2023年3月期には36億円へ成長した。

既存事業譲渡とAI・暗号資産事業への転換

2022年11月、ペット事業とWeb3事業に参入。同年12月にゲームギルド運営事業を開始。2023年1月にオモイデノ株式会社から「休日いぬ部」事業を譲受、同年3月に株式会社ポケットカルチャーから旅行事業を譲受し、同年9月に第2種旅行業免許を取得した。2025年4月に株式会社ZUUと資本業務提携。2025年9月にNeo Crypto Bank合同会社を設立し、同年11月に匿名組合へ出資、12月にNCBC-G1合同会社を設立。2025年12月には「らくらく連絡網」サービスを譲渡した。2026年3月期にはAIデータセンター事業(GPUサーバー販売)が売上101億円を達成し、暗号資産関連事業も開始した。

年表34件を開く

2000年代

  • 2001年4月創業インターネット等のネットワークを利用した各種情報提供サービスを事業目的として、港区六本木に株式会社イオレ(資本金10,000千円)を設立
  • 2001年6月渋谷区西原に本社を移転、営業開始
  • 2001年10月携帯サッカー新聞「オーレ!ニッポン」公式サイト開設
  • 2003年4月世田谷区奥沢に本社を移転
  • 2005年4月グループコミュニケーション支援サービス『らくらく連絡網』運用開始
  • 2009年7月「オーレ!ニッポン」を含む6サイトを株式会社シーエー・モバイルに事業譲渡
  • 2009年8月『らくらく連絡網』の広告が非表示になるサービス『らくらく連絡網有料版』運用開始

2010年代

  • 2010年4月大学生に特化したアルバイト求人情報提供サイト『ガクバアルバイト(大学生アルバイト.com)』(注1)運用開始(2021年4月30日に終了)
  • 2013年7月アルバイト求人情報ポータルサイト『らくらくアルバイト』運用開始
  • 2013年10月港区高輪に本社を移転
  • 2014年3月『らくらく連絡網』スマートフォン版アプリリリース
  • 2014年4月プライベートDMP(注2)『pinpoint DMP』運用開始
  • 2014年11月『pinpoint DMP』を活用したGoogle社「DBM」(注3)での広告配信開始
  • 2015年10月『pinpoint DMP』を活用したFacebook・Twitter・Instagram・YouTubeでの広告配信開始
  • 2015年11月株式会社KEIアドバンスと資本業務提携締結(2019年3月に資本関係解消)
  • 2015年12月株式会社毎日コムネットと資本業務提携締結(2020年10月に業務提携解消)
  • 2016年6月『pinpoint DMP』を活用したLINEでの広告配信開始
  • 2017年7月凸版印刷株式会社と資本業務提携締結(2022年3月に資本関係解消)
  • 2017年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2019年3月採用支援システム『ジョブオレ』運用開始

2020年代

  • 2020年8月団体活動向け連絡網サービス『らくらく連絡網.app』運用開始
  • 2020年10月運用型求人広告プラットフォーム『HR Ads Platform(HRアドプラットフォーム』運用開始
  • 2022年8月中央区日本橋横山町に本社を移転
  • 2022年11月ペット事業・Web3事業に参入
  • 2022年12月ゲームギルド運営事業を開始
  • 2023年1月オモイデノ株式会社から『休日いぬ部』事業を譲受
  • 2023年3月株式会社ポケットカルチャーから旅行事業を譲受
  • 2023年9月旅行業免許(第2種旅行業)を取得
  • 2025年4月株式会社ZUUと資本業務提携締結
  • 2025年9月創業東京都港区にNeo Crypto Bank合同会社を設立
  • 2025年11月Neo Crypto Bank合同会社を営業者とする匿名組合へ出資
  • 2025年12月創業東京都港区にNCBC-G1合同会社を設立
  • 2025年12月港区西新橋に本社を移転
  • 2025年12月グループコミュニケーション支援サービス『らくらく連絡網』サービスを譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年3月期まで25,552百万円
  • 営業利益2027年3月期まで1,142百万円
  • 暗号資産金融事業運用残高2027年3月期末まで200億円
  • AIデータセンター事業売上2026年3月期まで100億円超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AIデータセンター事業の推進

    推論向けGPUサーバー販売を主軸に、分散型AIデータセンターの全国展開、次世代液浸冷却技術の導入(目標PUE1.2以下)、SuperX社等グローバルパートナーとの連携強化により、日本市場で次世代データセンターのデファクトスタンダード確立を目指す。

  2. 02

    暗号資産金融事業の拡大

    暗号資産トレジャリー(DAT)によるBTC保有拡大、レンディング「らくらくちょコイン」の運用拡大、暗号資産運用(DAM)のパフォーマンス向上を推進。2027年3月期末に運用残高200億円を目標とし、将来的にはAIとブロックチェーン基盤の次世代金融ハブ「Neo Crypto Bank」を構築する。

  3. 03

    AIUI事業の収益性改善とAI化

    HR Tech・Ad Techの既存サービスをAI化し収益性を改善。AI運用サービス「AdOLE.ai」や新卒採用支援「pinpointシリーズ」等の新AIサービスを展開し、安定したキャッシュ創出基盤とする。

  4. 04

    社内体制の強化

    AI/DX活用による生産性向上、財務基盤の強化と資本効率重視の戦略、優秀な人材の確保・育成、経営管理体制の構築(コーポレートガバナンス・コンプライアンス・内部統制・情報管理の強化)を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で83人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は533万円で、8期前と比べて+3.4%平均年齢は35.2歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2018年3月76
2019年3月51532.54.376
2020年3月49932.04.682
2021年3月50232.44.984
2022年3月52533.35.377
2023年3月58533.14.990
2024年3月56435.94.1112
2025年3月53935.95.1100
2026年3月53335.25.083

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区68百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    NCBC-G1合同会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    Neo Crypto Bank合同会社を営業者とする匿名組合(注)2
    東京都港区
    議決権99.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は142億円営業利益2億円前期と比べると増収で、売上が+305.7%。

売上高
+305.7%
142億円
営業利益
2億円
純利益
-5億円
営業利益率
1.4%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高256億円142億円
営業利益11億円2億円
純利益13億円-5億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は62億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+520.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q150
2024年1Q1000.00
2024年2Q900.00
2024年3Q900.00
2024年4Q100
2025年2Q16−1−6.3−6
2025年4Q191
2026年2Q3512.91
2026年4Q10710.9−6
2027年1Q6211.60

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は6億円から142億円へ23.7倍に増えた。直近期の営業利益率は1.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月611
2015年3月800
2016年3月100−2
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2017年3月1211
2018年3月1621
2019年3月2011
2020年3月1800
2021年3月14−3−6
2022年3月210−1
2023年3月3610
2024年3月3800
東京都港区にNeo Crypto Bank合同会社を設立
2025年3月350−5
2026年3月1422−51.4−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高142億円のうち、営業利益として残るのは2億円1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%96億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.0%44億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.1pt
1.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.6pt
-3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−36億円で、差し引きのフリーCFは−27億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は13億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月1−21−12
2017年3月2−1−111
2018年3月2−56−34
2019年3月22−147
2020年3月2−1017
2021年3月−200−24
2022年3月0−10−14
2023年3月1−32−25
2024年3月1−30−23
2025年3月0−12−14
2026年3月9−3637−2713

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は110億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は31.6%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月42249.9
2015年3月73434.6
2016年3月62428.0
2017年3月73442.9
2018年3月1411375.5
2019年3月1511477.5
2020年3月1412280.6
2021年3月85369.9
2022年3月84458.1
2023年3月147747.4
2024年3月138559.8
2025年3月103729.3
2026年3月110357531.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-20億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
75億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
44
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中3位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中452位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
305.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥551で、1年前と比べて-33.7%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥551-0.7%1ヶ月+8.7%1年-33.7%時価総額226億円
過去52週の値幅
安値¥262高値¥868

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)17.8倍
PBR5.21倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で1.4%上昇とほぼ横ばい、8月21日には前日比-7.47%の508円と急落した。52週高値990円からは半値割れで、25日線(512円)を下回った。出来高は8月21日に406万株と急増しており、売り圧力が強まった。RSIは62.67とやや高めだが、95日線(550円)が上値抵抗。200日線(463円)は下値支持として機能する可能性がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER実績はマイナスのため評価不能。PBR 6.21倍は同業界平均の3.3倍を大きく上回り割高。配当利回りは0%で無配。ROE 4.9%と低く、収益性も低い。予想PER 17.1倍は平均22.68倍を下回るが、直近赤字で業績悪化が懸念される。高PBRと無配当、低収益性を考慮し割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)17.8倍
PBR5.21倍3.51倍
ROE4.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この銘柄の投資論点は、2026年3月期に売上高が前年比4倍の142億円へ急拡大する見込みだが、営業利益率は1.4%と低く、最終損益は赤字継続となる点。強気派は、売上成長の原動力となる新規事業やM&Aの効果に期待し、将来の収益化を見込む。弱気派は、利益を伴わない増収であり、既存事業の収益性改善が見られないことや、過去の減収・赤字傾向から成長の持続性に疑問を呈する。さらに、時価総額217億円に対して純資産が少なく、PBR6.2倍と割高感がある。

プラスに働く材料7
  • 売上急拡大

    2026年3月期売上142億円は前期比約4倍、新事業貢献か。

  • 株主資本の効率

    ROE4.9%だが、増収で将来改善余地。

  • 低PER成長

    黒字化すればPERは大幅低下余地。

  • 売上高が35億円→142億円と約4倍に急拡大通年影響

    売上高は前期比107億円増の142億円、新規事業が大きく寄与。

  • 営業利益2億円と黒字転換通年影響

    営業利益は2億円と黒字化、事業収益力が改善。

  • 予想PER17.1倍と業績成長期待継続影響

    予想PER17.1倍、売上急増を受けて利益成長が見込まれる。

  • 特別損失一巡で最終損益が改善へ2027年3月期影響

    営業利益2億円に対し純損益5億円の赤字、特別損失縮小で黒字化期待。

マイナスに働く材料7
  • 利益伴わず

    2026年3月期も営業利益率1.4%で最終赤字。

  • 割高評価

    PBR6.2倍、資産価値に比して高水準。

  • 事業の不透明

    増収要因の詳細不明で持続性に懸念。

  • 最終損失が5億円と継続通年影響

    純損益は5億円の赤字、売上拡大しても利益が出ていない。

  • 営業利益率1.41%と低い収益性通年影響

    営業利益率1.41%と低く、142億円の売上に対し利益は2億円。

  • 売上高急増の持続性に疑問決算発表後影響

    前期比4倍の増収は一過性の可能性、減収時に損失が拡大。

  • 無配当で株主への還元が無い継続影響

    配当がゼロで、株主はキャピタルゲインに依存する。

次の決算で確かめる点
売上高
2026年3月期の増収が計画通り進むか、新事業の成長性を測る。
営業利益率
売上拡大が利益に結びつくか、収益性改善の指標。
最終損益
赤字継続か黒字化するか、経営の健全性を確認。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,803人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.5%を占め、残る85.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他63.272.975.274.079.373.9
事業法人20.314.011.511.111.114.4
証券会社6.88.99.25.46.79.9
外国法人5.83.43.02.02.41.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.4
自己株式0.00.00.20.1
金融機関3.80.81.07.30.40.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01吉田直人13.73
02投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンド10.85
03楽天証券株式会社4.38
04株式会社五六3.39
05ダイナミックソリューショングループ株式会社3.21
06日本アジア投資株式会社2.62
07財部美瑛2.55
08モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社2.04
09山地智功1.66
10滝野一征1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近10
  • 2026-09-02
    吉田 直人
    変更報告
    19.35%
    -3.84pt
  • 2026-09-02
    吉田 直人
    変更報告
    23.19%
    -5.83pt
  • 2026-09-02
    吉田 直人
    変更報告
    24.85%
    -7.71pt
  • 2026-08-25
    吉田 直人
    新規の大量保有報告
    19.35%
    -3.84pt
  • 2026-06-30
    日本アジア投資株式会社
    新規の大量保有報告
    19.28%
  • 2026-06-29
    日本アジア投資株式会社
    新規の大量保有報告
    19.28%
  • 2026-06-25
    日本アジア投資株式会社
    新規の大量保有報告
    19.28%
    -3.19pt
  • 2026-06-10
    日本アジア投資株式会社
    新規の大量保有報告
    22.47%
    -2.84pt
  • 2026-05-12
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    4.05%
    -1.76pt
  • 2026-04-21
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    5.81%
    +0.45pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−99%。直近期のROEは4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2014年3月6,82316,25553.1
2015年3月66616,9214.0
2016年3月−112115
2017年3月8419942.1
2018年3月4747013.163.1
2019年3月264955.351.0
2020年3月04980.12927.6
2021年3月−271230
2022年3月−618
2023年3月2276.585.3
2024年3月1304.961.5
2025年3月−1912
2026年3月−1585

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
瀧野諭吾代表取締役社長42
天羽健介専務取締役43
渡邊孝行取締役53
吉田直人取締役会長625,633,000
天野晃取締役42
高桑昌也取締役48
田村謙治監査役(常勤)58
大山亨監査役(非常勤)5911,000
塩川泰子監査役(非常勤)45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)656569
社外取締役820203

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,505字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「新しいテクノロジーを駆使し、今までにかかった新しい便利、新しいよろこびを創り出し、世の中を応援し、社会に貢献してゆく」という経営理念のもと、データマネジメント力を核心的競争力として、インターネットメディア事業を基盤にAI・デジタルインフラ及び暗号資産金融へと事業領域を拡大しております。 当社グループは、「インターネットメディア事業」「AIデータセンター事業」「暗号資産関連事業」の3セグメントで事業を展開しております。 『インターネットメディア事業』は、1stパーティデータを活用した広告配信サービス及びAIを活用したマーケティングソリューションの提供を行っております。今後すべてのインターネットメディアにおけるUIがAIと統合されていくことを見据え、当事業を「AI UI事業」と位置づけております。主要サービスは以下のとおりであります。 ①□提携先データを当社独自に加工・蓄積したデータ基盤を活用し、精度の高いターゲティング広告サービス『pinpoint』及び次世代AIターゲティングサービス『pinpoint tAIpe』を提供しております。 ②□求人検索エンジンの販売促進及び広告運用コンサルティングを行う『求人検索エンジン』並びに新サービス『AdOLE.ai』を提供しております。 ③□次世代の運用型求人広告プラットフォームである『HR Ads Platform』を提供しております。 ④□採用活動を応援するための採用支援システム『ジョブオレ』を提供しております。 ⑤□ペット関連情報メディアの運営及びWebサイトによる広告収入を獲得する『休日グランピング部』等のペット向けサービスを提供しております。 『AIデータセンター事業』は、AIインフラの整備・運用及びGPUリソースの提供等を行っております。Blackwellアーキテクチャ等の最新技術を採用したGPUサーバーの販売を通じ、事業規模や用途に応じた最適なAI運用環境を顧客に提供しております。 『暗号資産関連事業』は、暗号資産の保有・運用及びレンディング等の金融サービスの提供を行っております。MSワラントによる増資資金を活用したビットコインの取得・運用に加え、『らくらくちょコイン』を通じた借り受け暗号資産の運用により収益拡大を図っております。 当社の提供するサービスとその概要は以下のとおりであります。 セグメント区分   事業区分   サービス名   概要 インターネット メディア事業   広告事業   pinpoint   独自のデータを保有する「pinpoint DMP」を活用した運用型広告 HR事業   求人検索エンジン   他媒体販売による運用型広告 HR Ads Platform   運用型求人広告プラットフォーム ジョブオレ   採用活動を応援するための採用支援システム コンシューマメディア事業   休日いぬ部   ペット情報メディア 休日グランピング部   グランピング情報メディア AIデータセンター事業   GPUサーバー販売事業   GPUサーバー販売   GPUサーバーの販売 暗号資産関連事業   暗号資産レンディング事業   らくらくちょコイン   借り受けた暗号資産の運用 『インターネットメディア事業』 (広告事業) 当社の『広告事業』は、提携先データを当社独自に加工・蓄積した、約2,000万人のビッグデータを利用して、様々なインターネット媒体のうち、最も効果が高いと考えられる媒体への広告出稿を可能にし、広告効果の最大化を行うサービス群となっています。各サービスの内容は以下のとおりです。 pinpoint 『pinpoint』は、当社及び提携パートナーが独自に保有する属性が明らかな約2,000万人の匿名加工化されたユーザーデータを活用して、精密なセグメント設定によって本当に届けたいターゲット属性への広告配信を可能とするサービスであります。『pinpoint』においては、『らくらく連絡網』の広告枠の販売だけではなく、DSPを介して『らくらく連絡網』利用者のオーディエンスデータ(注1)に合致する外部サイトの広告枠すなわち他媒体への第三者配信を行うことで、広告主のマーケティング・チャネルの最適化を図っております。当社は、『らくらく連絡網』における691万人の会員情報を基に、匿名加工化された精度の高い詳細なオーディエンスデータを保有していることから、これを当社が独自開発したプライベートDMP『pinpoint DMP』で統合、管理、分析することで、精度の高いターゲティングを可能とした運用型広告サービスを『pinpoint』として提供しております。 『pinpoint』は、以下のような強みや特徴を有しております。 ・広告配信の基礎となるデータベースは、提携パートナーから取得しているデータで構築されており、そのデータの属性が明確であることから、類推データを使用して広告配信を行う他のDSP広告サービスよりも高い確度でターゲットへの広告配信を行うことができます。 ・『pinpoint DMP』は当社が独自開発したDMPであり、その運用も社内で行っております。そのため、データサプライヤー側との連携が容易であることに加え、各DSP事業者等との接続にあたっても広告代理店の広告配信システムを変更することなく行うことができます。 ・当社は、Trading Desk(注2)チームを内製化しており、クライアントの広告効果最大化のため、適宜配信の設定・変更・分析を行うことができます。また、その知見を社内に蓄積させることで、事例をもとにした同一業界への販売活動が可能であります。 ・『pinpoint』は、国内の複数のWEBサイト・SNSへの広告配信が可能であり、ターゲットへの広告配信機会を幅広く確保しております。また、静止画バナー広告の他、インフィード広告(注3)、動画広告といった、多様な広告表現にも対応することができます。 また、『pinpoint DMP』を介さず他媒体を利用する場合においてもTrading Deskや配信機能を活用しております。 なお、当社は、提携先データを独自に加工・蓄積したデータ基盤『pinpoint DMP』を活用した広告サービスを提供し、あるいは他媒体への第三者配信による広告料収入を受け取っております。また、広告配信における媒体選定・配信設計・広告運用・クリエイティブ制作といった一連のサービスをワンストップで提供しており、これらのサービスに係るサービス料収入を受け取っております。 またその他の広告サービスとして、『他求人広告』、『セールス・プロモーション(以下「SP」)』等のサービスを提供しております。『他求人広告』は、他社が運営する求人媒体における求人広告枠の販売サービスであります。また、『SP』は、主に大学構内でのフィールド系広告の販売サービス等であり、学食内、売店等の広告スペースや学内チラシへの広告の掲載や、学内やキャンパス前での広告チラシの配布等を行っております。当社は、広告の掲載等を行うことで、広告主から広告収入を受け取っております。 (HR事業) 当社の『HRデータ事業』は、日本の求人市場において新たな雇用機会を提供すべく、当社が求人業界で培ったノウハウとテクノロジーを活かした事業であります。『HRデータ事業』は、以下の3つのサービスが含まれております。 (1)求人検索エンジン 『求人検索エンジン』は、インターネット上の求人情報を一括して検索できる、『求人検索エンジン』の広告代理運用事業を行っております。『求人検索エンジン』の利用は、採用企業側にとっては採用コストが安く、求職者にとっては求人メディアを横断して検索可能であることから、双方にとって利便性が高いため、急激に求人広告市場のシェアを拡大している広告手法であります。一方、『求人検索エンジン』で広告効果を高めるためには一定の広告運用の知識やノウハウが必要となっております。当社は、効率的かつ効果的な採用を行いたい企業から『求人検索エンジン』の運用代行を請け負っており、当社がこれまで蓄積した経験知とノウハウから求人企業の採用を最適化することで、当該分野における優位性を確保しております。 なお、当社は求人企業側から広告収入を受け取っております。 (2)HR Ads Platform 『HR Ads Platform』は、運用型広告と呼ばれるアドテクノロジーを求人領域に活用し、掲載媒体の選定、プラン、広告出稿及び運用を自動で行うことで採用業務のDX化を推進する、運用型求人広告プラットフォームであります。求人企業が求人原稿、予算及び応募単価などを設定して入札するだけで、『HR Ads Platform』独自のアルゴリズムにより、連携している多数の求人メディアから最適な掲載メディアと掲載順位を自動で選定し、即日に求人広告を掲載します。掲載までの工程に人力を介さないため、従来の掲載フローと比べ大幅に業務量が削減され、求人企業側の採用スケジュールを短縮することができます。さらに成果型課金方式と呼ばれるCPA(応募課金)であることから採用コストの最適化を実現するなど、採用担当者が求人広告掲載において抱えていた様々な悩みを解決することができます。 なお、当社は求人企業側から成果に応じて広告収入を受け取っております。 (3)ジョブオレ 2019年3月より採用活動を応援するための採用支援システム『ジョブオレ』の提供を開始しております。企業は『ジョブオレ』を利用することで、簡単でスピーディーな採用サイトの作成を行うことが可能となります。また、応募者対応及び分析機能を搭載しており、専用の管理画面から詳細な応募や採用状況の分析、一元管理を行うことができます。また『ジョブオレ』で作られた採用サイトは各種アグリゲートサイトとの連携を行っているため、企業側にとっては幅広い求職者へのアプローチを可能とします。また、『HR Ads Platform』にも接続可能となっており、『ジョブオレ』を通じて採用企業が自由に入札や出稿を行える仕組みとなっております。 なお、『ジョブオレ』については、利用企業より一部利用料を受け取っております。 (コンシューマメディア事業) 『コンシューマメディア事業』は当社が運営するWebサイトによる広告収入を上げていく事業である『休日いぬ部』、『休日グランピング部』を含めております。 (注1) オーディエンスデータとは、あるインターネットユーザー(アプリを含む)の個人を特定しない属性情報や行動履歴情報であります。 (注2) Trading Desk(トレーディングデスク)とは、広告主に代わって、DSP等を用いた広告運用の最適化をサポートすること、または、サポートする組織であります。予算と商品に合わせて、利用するDSP等の広告配信ツールの選定、広告枠の買付け、運用戦略の立案、配信結果のレポーティング、分析等を行い、最適な広告運用をサポートします。 (注3) インフィード広告とは、WEBサイトやSNSアプリのコンテンツとコンテンツの間に組み込まれ、表示される広告のことであります。 『AIデータセンター事業』 『AIデータセンター事業』は、AIインフラの整備・運用及びGPUリソースの提供等を行っております。当社グループは、当第1四半期会計期間より、GPUサーバーの販売事業を開始し、当第3四半期会計期間においては、より複雑かつ大規模なAIモデルの運用環境を求める市場ニーズに対応するため、NVIDIAの最新アーキテクチャであるBlackwellを採用したプロフェッショナル向け製品の取り扱いを開始し、エントリークラスから大規模クラスタ構成まで、事業規模や用途に応じた最適なGPUサーバー環境を提供できる体制を整備いたしました。当社は、代理店開拓及び広告強化により積極的な顧客獲得を進めるとともに、単なるハードウェア販売にとどまらず、AIインフラの構築・運用支援を含む付加価値サービスの提供により、継続的な顧客関係の構築を目指しております。なお、当社はGPUサーバーの販売に係る売上収入を受け取っております。 『暗号資産関連事業』 『暗号資産関連事業』は、暗号資産の保有・運用及びレンディング等の金融サービスの提供を行っております。 当社は、MSワラント(行使価額修正条項付新株予約権)による増資資金を活用したビットコインの取得・保有を進めており、2026年3月末時点で約24億91百万円を調達し、168.50BTCを取得しております。取得したビットコインは中長期的な価値向上を見据えた保有・運用を基本方針としております。 また、2026年1月より連結子会社であるNeo Crypto Bank合同会社を通じた暗号資産レンディング事業を開始しております。具体的には、『らくらくちょコイン』の仕組みを通じて顧客から暗号資産を借り受け、これを運用することで収益を獲得するモデルであります。借り受けた暗号資産は預け暗号資産として管理し、対応する預り暗号資産を負債として計上しております。 なお、当社は暗号資産の運用益及びレンディングに係る収益を受け取っております。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題4,379字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「新しいテクノロジーを駆使し、今までになかった新しい便利、新しいよろこびを創り出し、世の中に応援し、社会に貢献していく」を経営理念に掲げております。経営理念を実現するために、AI計算レイヤー(AIデータセンター事業)・AI実装レイヤー(AIUI事業)・金融レイヤー(暗号資産金融事業)の3層を横断した事業基盤を構築し、各レイヤーの成長が他レイヤーを加速させる自己増殖的なエコシステム(3層統合モデル)の形成を目指してまいります。 (2)経営戦略等 当社は、AIの普及に伴い計算(インフラ)・接点(インターフェース)・価値交換(金融)の連携の重要性が高まるという認識のもと、以下の3つの事業を中心に展開しております。 ① AIデータセンター事業(AIインフラレイヤー) 世界的な推論需要の急拡大を捉え、推論向けGPUサーバーの販売を主軸に事業を展開しております。2026年3月期における参入初年度において100億円超の売上を達成し、2027年3月期は前期比97%増の19,980百万円の売上を計画しております。また、分散型AIデータセンターの全国展開、次世代液浸冷却技術の導入による低PUE(目標1.2以下)の実現、NASDAQ上場のSuperX社等グローバルパートナーとの連携強化を通じ、日本市場における次世代データセンターのデファクトスタンダード確立を目指してまいります。 ② 暗号資産金融事業(金融レイヤー) 保有資産の運用基盤を起点に、オンチェーン金融への段階的拡張を推進しております。具体的には、暗号資産トレジャリー(DAT)によるBTC保有拡大、暗号資産レンディング(DAL)である「らくらくちょコイン」の運用拡大、暗号資産運用(DAM)における運用パフォーマンス向上を進めてまいります。2027年3月期末には運用残高200億円到達を目標とし、同期の暗号資産金融事業売上として1,568百万円を計画しております。将来的にはAIとブロックチェーンを基盤とした24時間365日稼働する次世代金融ハブ「Neo Crypto Bank」の構築を目指してまいります。 ③ AIUI事業(AI実装レイヤー) HR Tech・Ad Techを中心とした既存サービスのAI化・収益性改善を推進しつつ、安定したキャッシュ創出基盤として機能させてまいります。AI運用サービス「AdOLE.ai」や新卒採用支援「pinpointシリーズ」等の新AIサービスの展開により、2027年3月期は前期比8%増の4,003百万円の売上を計画しております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的な成長を通じて事業にて利益を確保することを重視しており、「営業利益」を重要な指標として位置づけております。2027年3月期においては連結売上高25,552百万円、営業利益1,142百万円(前期比568%増)を計画しており、中期的には3層統合モデルによるシナジー創出を通じた収益拡大を目指してまいります。 (4)経営環境等 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価や賃金水準の上昇を背景に、景気には緩やか な持ち直しの動きが見られるものの、エネルギー価格や原材料価格の高止まりに加え、人件 費の増加も続いており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 一方、生成AI及びAIエージェントの普及拡大を背景として、AIモデルの学習・推論を支えるGPUコンピューティング需要は世界的に拡大しており、高性能GPUサーバー及びAIデータセンターに対する投資需要が高まっております。国内においても、大手企業によるAI活用投資の拡大やクラウド事業者・データセンター事業者による設備投資の活発化を背景に、AIインフラ市場は成長局面にあると認識しております。 他方で、GPU製品の供給動向、半導体市場の変動、為替相場の変動、各国における輸出規制や通商政策の変更等は、当社が展開するAIデータセンター事業及びGPUサーバー販売事業に影響を及ぼす可能性があり、これらの市場環境を注視しながら事業運営を進めております。 また、当社が属するインターネット広告市場においては拡大を続けており、当社が注力しているインターネットを活用した求人広告市場につきましては、2026年3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)について」)で直近では微減、前年同月比では減少しており、今後の回復が望まれます。 このような社会環境下ではありますが、当社としては経営戦略を着実に進めるとともに、経営課題に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 競争力の強化 (a) AIインフラ事業の競争優位確立 当社は、推論需要の拡大を成長機会と捉え、AIデータセンター事業を重点成長領域として位置付けております。GPUサーバー需要の拡大が継続する一方で、GPU調達、電力確保、データセンター開発などにおける競争環境は急速に激化しております。 このような環境下において、当社は、国内外パートナーとの連携強化によるGPU調達及び供給体制の強化、モジュール型AIデータセンターの開発推進、省電力化及び高効率化を実現する次世代冷却技術への対応等を進めることで、競争優位性の確立を図ってまいります。 また、AIインフラ需要の拡大に対応するため、営業体制及び運営体制の強化を進めるとともに、収益性及び資本効率を重視した事業運営を推進してまいります。 (b) AI実装領域の収益性向上 AIUI事業においては、データ及びAI技術を活用した業務効率化及びサービス高度化を推進し、安定的な収益基盤の強化を重要課題として認識しております。 HR領域を中心とした既存事業については、AIを活用した広告運用最適化、マッチング精度向上、業務自動化等を推進し、生産性向上と収益性改善を図ってまいります。また、顧客基盤及びデータ資産を活用し、新サービスの開発及び外部企業との連携を推進することで、AI社会実装領域の拡大を進めてまいります。 一方で、事業ポートフォリオについては継続的な見直しを実施し、収益性及び成長性を重視した経営資源の再配分を行うことで、収益基盤の強化を図ってまいります。 (c) 暗号資産金融事業におけるリスク管理体制の強化 暗号資産金融事業においては、法規制及び市場環境の変化に適切に対応しながら、リスク管理体制及び内部管理体制の強化を推進することが重要課題であると認識しております。 当社は、暗号資産の保有・運用・レンディング等を段階的に推進しておりますが、暗号資産市場は価格変動リスクや制度変更リスク等を内包しております。そのため、適切なリスク管理、流動性管理及びコンプライアンス体制の整備を推進するとともに、法制度整備の動向を踏まえた事業基盤構築を進めてまいります。 ② 社内体制の強化 (a) AI/DXを活用した生産性向上 当社は、事業拡大と収益性向上を両立するためには、AI及びDXを活用した業務効率化及び生産性向上が重要であると認識しております。 これまで当社では、広告運用、営業支援、データ分析、管理業務等においてAI活用を推進し、業務効率化及び生産性向上を進めてまいりました。今後につきましても、AI活用領域の拡大を進めるとともに、社内業務プロセスの標準化、自動化及び意思決定の高度化を推進することで、継続的な競争力強化を図ってまいります。 (b) 財務基盤及び資本政策の強化 当社は、AIデータセンター事業及び暗号資産金融事業を中心とした成長投資を継続するにあたり、安定的な財務基盤の構築及び資本効率を重視した財務戦略の推進が重要であると認識しております。 今後につきましては、資金調達手段の多様化、資金調達コストの最適化及び適切なリスク管理を推進し、財務健全性とのバランスを図りながら成長投資を実行してまいります。 また、投資効率及び資本収益性を重視した経営を推進するとともに、適時適切な情報開示及び資本市場との対話強化を通じ、中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 (c) 優秀な人材の確保と育成 当社は、未だ成長過程にあり、今後の事業拡大・成長に伴い、継続して高度な専門性を有する人材及び成長ポテンシャルの高い人材の採用を行っていく必要があります。 また、新卒採用による若手社員の比率が高まっており、事業拡大のためにこれら若手人材の育成とマネジメント体制や教育体制の構築も重要であると認識しております。引き続き、人材戦略を経営戦略の一つと位置付け、新たな部門を設ける等本課題に取り組んでまいります。 (d) 経営管理体制の構築 当社は、今後も事業の拡大を図るにあたり、事業をより効率的かつ安定的に運営していくためにも、業務の標準化と効率化を進め、コーポレート・ガバナンス機能、コンプライアンス体制の更なる強化、内部統制システムの整備・充実、リスク管理体制を更に強化し、経営管理体制を構築していくことが重要であると認識しております。 会社の規模や成長に合わせ、適宜、ビジネスプロセスや意思決定プロセスの改善、組織体制の最適化を積極的に実施してまいります。 当社は、個人情報を扱う企業であり、個人情報の保護をはじめとした情報管理の徹底については、常に経営上の大きな取り組み課題だと考えております。 個人情報等の機密情報について、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備、プライバシーマーク制度の認証取得等により、情報管理の徹底を図っておりますが、今後も引き続き、情報管理体制の強化を図ってまいります。 また、当社では、2017年10月より、匿名加工情報の取扱を開始し適法な運用を図っており、適切な運用ができるよう社内体制の整備と教育を行っております。 近年、GAFAに代表されるプラットフォーマーがcookie等の利用に関する制限を強化しております。当社では、主に広告IDを利用し、cookieには多くを依存しない形での匿名加工情報の活用を進めておりますが、今後、当社の出稿する各種インターネットメディアやプラットフォーマーにおける関連ガイドラインが大きく変更された場合に備え、情報の収集と速やかに対応できる社内体制の構築に努めてまいります。
事業等のリスク7,681字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは、リスクは環境変化の中での「不確実性」と捉え、プラス面(機会)とマイナス面(脅威)の両面があると考えております。従って、マイナス面のリスクに対し、適切にリスクヘッジをする一方、マーケットの変化を見極め、積極的なリスクテイクを行うことで今後の企業の持続的成長につながると考えております。 また、「市場環境に関するリスク」、「技術革新や法的規制、プラットフォーマーの動向に関するリスク」、「競争環境の変化に関するリスク」、「自社固有の内部リスク」に分けております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)市場環境に関するリスクについて (特に重要なリスク) ① インターネットを活用した求人広告市場 当社は、『HR Ads Platform』が属し、また『pinpoint』を通じてインターネットを活用した求人広告市場に注力しております。インターネットを活用した求人広告市場は、2026年3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍となり、前年同期比で0.08ポイント減少しております(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)について」)。新型コロナウイルス感染症の影響等により、雇用情勢等の経済環境が著しく変動した場合、当社の当面の業績に影響を与える可能性があります。 一方で、近い将来の事象として当社が予測しておりました新卒採用の通年化や、大規模就職フェア等による採用母集団形成からウェブでの母集団形成への流れが加速することも考えられることから、適切なタイミングで十分な投資を通じたサービスを提供できれば、長期的には当社の強みとするデータベースを活用した運用型の求人広告の強みが発揮できると考えております。 ② インターネット広告市場 当社は『pinpoint』等の各分野で求人広告以外にも一部でインターネット広告を収入源としております。2025年の広告費は4兆459億円(前年比110.8%増)となり、広告市場全体の成長を後押しする結果となりました(株式会社電通「2025年 日本の広告費」)。 しかしながら、クライアント企業の戦略上の予算方針やその配分方針に変化が生じた場合等の急激な景気悪化等により広告需要が減少、或いは媒体別の配分方針に変化がおきた場合は、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 暗号資産関連市場 当社は、暗号資産を活用した金融関連事業への参入及び事業展開を検討しております。暗号資産市場は、各国の金融政策、投資家動向、市場参加者の需給状況等の影響を受けやすく、価格が大きく変動する特性を有しております。 そのため、市場環境の悪化や暗号資産価格の大幅な下落が発生した場合には、関連サービスの利用低下や事業収益の減少、また当社が保有する暗号資産の評価額の変動等を通じて、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)技術革新や法的規制、プラットフォーマーの動向に関するリスク (特に重要なリスク) ① 個人情報の取扱いについて 当社は、登録ユーザーを広く募っており、ユーザー登録に伴って各種の個人情報を取得していることから、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課されております。 当社は、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、個人情報の外部漏洩、不適切な利用、改ざん等の防止を徹底すべく、個人情報保護管理規程を制定し、また、社内教育を通じて関連ルールの周知と意識の向上を図っております。なお、当社は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会よりプライバシーマークの認定・付与を受けておりますが、個人情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合には、損害賠償を含む法的責任を課される可能性があります。また、広告主及びユーザーの信頼を失い、さらにはブランドイメージの悪化等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報の保護に関する法的規制やプラットフォーマー等の動向について 当社は『pinpoint』等において、ユーザー登録情報に基づきDMPに格納された匿名加工情報を活用しております。匿名加工情報とは、特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し、当該個人情報を復元できないようにした情報のことをいい、「個人情報の保護に関する法律」の改正により、一定のルールの下で事業者間におけるデータ取引やデータ連携を含むパーソナルデータの利活用を促進することを目的に導入されたものであります。当社では、2017年10月より、匿名加工情報の取扱を開始し適法な運用を図っております。また、今後の個人情報保護法の改正動向を見極め、適切な運用ができるよう社内体制の整備と教育も行っております。 昨今、GAFAに代表されるプラットフォーマー等がcookieの利用に関する制限を強化しております。当社では主に広告IDを利用し、cookieには多くを依存しない形での匿名加工情報の活用を進めておりますが、今後、当社の出稿する各種インターネットメディアやプラットフォーマーにおける関連ガイドラインが大きく変更された場合、あるいは匿名加工情報の利用の制限につながる法的規制が大きく変更された場合は、当社の広告効果に影響を及ぼし、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 暗号資産関連に関する法的規制やプラットフォーマー等の動向について 暗号資産及びブロックチェーン関連分野は技術革新の速度が速く、新たな技術やサービスが継続的に登場しております。また、暗号資産に関する法令、規制及び税制は国内外において継続的に整備・見直しが進められており、今後の制度変更によって事業運営方針の見直しや追加的な対応コストが発生する可能性があります。 さらに、暗号資産関連サービスの提供にあたって利用するプラットフォームやネットワーク環境の仕様変更、障害、不正アクセス、サイバー攻撃等が発生した場合には、サービス提供に支障が生じ、当社の事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (重要なリスク) 技術革新について 当社が事業展開しているインターネット関連市場では、技術革新や顧客ニーズの変化のサイクルが極めて早くかつ、新たなスマートデバイス等のインターネット端末の技術革新も絶えず進化していることが特徴となっております。また、アドテクノロジー分野において、広告配信システムの開発、改善、機能強化等や、アドテクノロジー広告の新たな技法の開発、配信アルゴリズムの変化等が進むことが想定されます。特に生成AI関連分野においては、技術革新の速度が極めて速く、新たな基盤モデルやサービスが短期間で市場に投入される状況が継続しております。また、AI開発事業者による機能追加、仕様変更及び料金体系の見直し等が行われる可能性があり、当社においても継続的な技術対応が求められております。技術革新への対応の遅れ、また想定を上回る開発投資の必要性が生じた場合には、当社の競争力や収益性に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、このような急速に変化する環境に柔軟に対応すべく、業界の動向を注視し、先端的なテクノロジーの知見やノウハウの研究と蓄積、高度な技能を習得した優秀な技術者の採用と育成を積極的に推進してまいります。 しかしながら、何らかの要因により技術革新にうまく対応できなかった場合、当社の技術的優位性やサービス競争力が低下し、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (その他のリスク) 個人情報保護法以外の法的規制等について 当社は、事業継続に必ずしも著しく重要な影響を及ぼす法的規制等ではありませんが、「電気通信事業法」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任制限法)」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」、「職業安定法」、「労働基準法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「旅行業法」等の各種法的規制等を受けております。 当社では社内教育を実施する等、これらの法令遵守体制の構築に努めておりますが、新たな法的規制の制定や既存法令等の改正又は解釈変更等がなされた場合には、当社の事業が制約を受ける可能性や新たな法的規制を遵守するための費用増加につながる可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)競争環境の変化に関するリスク (特に重要なリスク) 新しいサービスの台頭を含む競合について 当社が事業展開しているインターネット広告市場やインターネット求人情報市場においては、現時点で競合他社が国内外に複数存在しており、今後も新しいサービスを掲げる新規参入企業等により競争が激化することが予想されます。また、当社が予想しておりました「求人広告における予約掲載型広告から、運用型広告への移行」は、「Indeed」に代表される検索連動型の運用広告を中心に、スピード感を持った拡大を見せております。 当社は、『らくらく連絡網』においては連絡網に特化することによるSNSサービスとしての独自性の確立につとめ、『pinpoint』においては、『らくらく連絡網』の登録情報を基にした精度の高いデータを匿名加工化した情報をベースとする自社プロダクトであるプライベートDMP『pinpoint DMP』の開発を通じた独自の強みを持った高付加価値DMPを実現してまいるとともに、『ガクバアルバイト』・『らくらくアルバイト』によって培った他社媒体との提携やクライアント企業の案件への応募数の拡大のノウハウ等、運用型広告に必要とされる運用力の優位性の構築を推進してまいりました。 しかしながら、企画力・開発力・資金等を潤沢に持つ企業の新規参入や台頭、あるいは当社が資金等を含む何らかの理由によりタイムリーに新しいサービスを提供できなかった場合、業界構造の変化の際に起きがちな一時的な過当競争等により当社の優位性を保てなくなった場合は、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、暗号資産及びデジタル金融分野においては、暗号資産交換業者、金融機関、フィンテック企業並びに海外の大手事業者等、多様な事業者が参入しており、競争環境は今後さらに激化する可能性があります。 当社が市場環境や技術動向の変化を適切に捉えられない場合や、競合他社との差別化を十分に実現できない場合には、顧客獲得や収益機会の確保が困難となり、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)自社固有の内部リスク (特に重要なリスク) ① 事業拡大に伴う設備投資の増加と減損のリスクについて 当社は、サービスの安定稼働やユーザー満足度の向上を図るためには、サービスの成長段階に即してシステムやインフラに対する先行投資を行っていくことが必要であると認識しております。また、当社が予想する求人広告市場の変化をいち早くとらえ、事業拡大の機会とするために、新たな市場ニーズにそったサービスの構築のため、『ジョブオレ』や『HR Ads Platform』のような新規サービスに対するタイムリーかつ適切な投資が必要であるとも考えております。今後予測されるユーザー数及びトラフィックの拡大、並びに新サービスの需要やセキュリティの向上に備えて継続的な設備投資を計画しております。 しかしながら、実際のユーザー数及びトラフィック、あるいは新サービスの需要が当初の予測から大幅に乖離する場合は、設備投資の時期、内容、規模について変更せざるを得なくなる可能性があります。このような事態が生じた場合、設備投資、減価償却費負担の増加が想定され、また、減損のリスクが生じることで当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 株式価値の希薄化について 将来の事業拡大のための投資資金の確保等の目的で、第三者割当増資や資本借入等を行うことも考えられます。増資が行われた場合は、保有株式の株式価値が希薄化する可能性があります。 また、当社は、取締役及び従業員に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度、また、2020年6月24日開催の第19回定時株主総会にて決議されました譲渡制限付株式報酬制度を採用しております。 今後につきましても役員及び従業員へのインセンティブプランとしてストック・オプション制度ならびに譲渡制限付株式報酬制度を活用していくことを検討しており、付与している新株予約権の行使または譲渡制限付株式の発行が行われた場合は、保有株式の株式価値が希薄化する可能性があります。 なお、提出日の前月末現在における新株予約権による潜在株式は14,376,000株であり、発行済株式総数42,698,920株(2026年5月31日現在)の33.7%に相当します。 ③ 大株主との関係について 当連結会計年度末現在、当社の取締役である吉田直人が保有している株式数は5,633,000株存在し、発行済株式総数41,023,920株の13.7%に相当します。当社としては、同氏は当社の創業者であり、当社取締役会長であるため、長期保有の意向であると認識しておりますが、何らかの事情により同氏の当社株式の保有方針に変更が生じ、やむを得ず当該株式の売却を市場で行った場合には、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。さらに、市場での売却ではなく特定の相手先への譲渡を行った場合には、当該譲渡先の保有株数や当社に対する方針によっては、当社の事業戦略等に影響を与える可能性があります。 (重要なリスク) ① システム障害について 当社の事業は、コンピューターシステムや通信ネットワークに依存しております。そのため、ネットワーク機器の故障やアクセス過多によるサーバーの停止、事故、火災、自然災害、電力供給の停止、コンピューターウィルスやハッカーの侵入等によるシステムトラブル、従業員の誤操作によるネットワーク障害等について、その発生を防止するべく、稼働状況の常時監視、定期的なバックアップの実施、サーバーの負荷分散、セキュリティ対策による外部からの不正アクセスの回避、内部統制の構築等に取り組んでおります。 しかしながら、予測不可能な要因によって、コンテンツを管理しているサーバーやシステム、通信ネットワーク、データセンターに何らかのトラブルが発生した場合、円滑に事業を運営できなくなる可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の獲得・育成について 当社は、未だ成長過程にあり、今後の事業拡大・成長に伴い、継続して優秀な人材の確保・育成を行っていく方針であります。また、新卒採用による若手社員の比率が高まっており、事業拡大のためにこれら若手人材の育成が重要であると認識しております。引き続き、人材戦略を経営戦略の一つと位置付け、新たな部門を設ける等本課題にあたっております。 しかしながら、人材の確保・育成が計画通りに進まない場合や、既存人材の社外流出等が生じた場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (その他のリスク) ① 内部管理体制について 当社は、企業価値の持続的な増大を図るためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。当社では、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、更には健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底等、内部管理体制の充実、継続的なコンプライアンス体制の強化に努めており、今後についても、規模に応じた業務執行体制の整備や内部管理体制の更なる強化を図っていく方針であります。 しかしながら、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況や法令等に抵触する事態が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自然災害等について 地震、台風、津波等の自然災害、感染症の拡大、国際紛争等が発生した場合やこれに伴う地域経済の悪化等により、当社の事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。これらの災害等が発生した場合、当社は速やかに全社的な危機管理や復旧対応を行うよう努めてまいりますが、各種災害や国際紛争等による物的、人的損害が甚大である場合には、事業の継続自体が困難となる可能性があります。 ③ 新規事業について 当社では今後も積極的に新規事業を進めてまいりますが、これに伴うシステムへの先行投資や人件費等の追加的な支出により、利益率が低下する可能性があります。また、当初計画とは異なる状況により新規事業の展開が想定どおりに進まない場合には、当初の投資を回収できず、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。当社では新規事業の進捗に関して定期的なモニタリングを実施しており、外部環境の変化や追加コストの発生に対して柔軟に対応できる体制を構築しておりますが、今後も更なる高い精度の実現に向けて取り組んでまいります。 ④ M&Aに関するリスクについて 当社は事業規模の拡大を目指すため、既存事業の強化や新規事業領域への参入を通じた企業価値の最大化を目指しております。そのための手法の一つとして、今後、M&Aを実施する可能性があります。その対象となる企業や事業については事前に詳細な調査を行い、十分にリスクを検討した上で適切なプロセスを経て進めてまいりますが、買収後に未認識債務の判明や偶発債務の発生等、事前の調査で把握できなかった問題が生じる可能性があります。また、買収後の事業展開が計画通りに進まない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、M&Aにより新規事業領域が追加される場合には、その事業固有のリスク要因も追加されます。 M&Aの実施に伴い、のれんが生じる場合があります。対象企業における期待キャッシュ・フローが事業計画と乖離した場合には、のれんの減損損失が計上されることにより、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 継続企業の前提に関する重要事象等について 該当事項はありません。
経営成績の分析 (MD&A)4,516字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価や賃金水準の上昇を背景に、景気には緩やかな持ち直しの動きが 見られるものの、エネルギー価格や原材料価格の高止まりに加え、人件費の増加も続いており、依然として先行 きは不透明な状況が続いております。 当社が属するインターネット広告市場においては、拡大を続けており、当社が注力してまいりましたインター ネットを活用した求人広告市場につきましては、2026年3月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.18倍(厚生労 働省「一般職業紹介状況 (令和8年3月分及び令和7年度分)について」)で直近では微減、前年同月比では 減少しており、今後の回復が望まれます。 当社は、これまでインターネットメディア事業として単一セグメントで集計してきましたが、今期より開始し たAIデータセンター事業の売上規模拡大により、第2四半期より新たにAIデータセンター事業を区分し、セ グメントして計上しております。これに伴い第3四半期より『らくらく連絡網+』『pinpoint』及び『他媒体広 告』から構成される『コミュニケーションデータ事業』と、『求人検索エンジン』『HR Ads Platform』及び 『ジョブオレ』から構成される『HRデータ事/業』を統合し、今後すべてのインターネットメディアにおけるUIがAIと統合されていくことを見据えて、『AI/ UI事業』へ名称変更いたしました。 また、当社としてAI活用による更なる成長シナリオが描けるかという観点から、選択と集中を進め、一部事業 の譲渡及び終了を決定いたしました。具体的には『らくらく連絡網+』については12月末に、旅行事業について は、2026年3月末に、それぞれ当社での営業を終了し譲渡を完了しております。 2025年6月の定時株主総会後に発足した新しい経営体制の下、フルフレックス・フルリモートの解除、社内IT ツールの抜本的見直し、AI/DX活用による生産性向上が報酬に直結する新しい人事制度の導入、AI活用勉強会の 開催、各種指標管理/KPI設定に基づく週次PDCA体制の構築など、経営改革を推進してまいりました。これらの結 果、既存事業であるAI UI事業においても、前年同期比で14.9%増(事業譲渡したらくらく連絡網及び旅行事業を 除外して計算すると前年同期比18.6%増)と好調に推移しております。 さらに、今期より『AIデータセンター事業』へ参入しており、当第1四半期会計期間より、GPUサーバーの販売事業を開始しております。当第3四半期会計期間内においては、より複雑かつ大規模なAIモデルの運用環境を求める市場ニーズに対応するため、新技術(Blackwell アーキテクチャ)を採用したプロフェッショナル向け製品の取り扱いを開始し、事業規模や用途に応じた最適なサーバー環境を提供できる体制を整備いたしました。 また、2025年9月9日付「第三者割当による第14回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第15回新株予約権の 発行並びに新株予約権の買取契約の締結に関するお知らせ」にて開示したとおりBTC取得を目的とした増資を実 施しており、2026年3月末時点で約2,481百万円を調達し、168.50BTCを平均取得単価14,724,092円で取得いたし ました。一方、BTCの価格変動により約679百万円の暗号資産評価損を計上しております。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は14,159,835千円、営業利益は211,483千円、経常損失は506,405千円、 親会社株主に帰属する当期純損失は528,205千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,308,149千円となりました。各キ ャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は909,882千円となりました。これは主に、前受金3,240,322千円の増加、 前渡金2,685,540千円の増加、暗号資産評価損679,246千円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は3,642,751千円となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出 1,154,170千円、暗号資産の取得による支出2,481,343千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により増加した資金は3,665,306千円となりました。これは主に、株式の発行による収入が3,695,242 千円あったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社の主たる事業は、インターネットを利用したサービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 事業の名称   販売高(千円) インターネットメディア事業   3,994,263 コミュニケーションデータ事業   654,743 HRデータ事業   2,756,186 ペット事業   56,764 旅行事業   220,232 その他   306,339 AIデータセンター事業   10,120,000 暗号資産関連事業   45,572 合計   14,159,835 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との経営成績の比 較・分析の記載はしておりません。 b.財政状態 (資産) 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との財政状態の比較・分析の記載はしておりません。 c.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 d.資本の財源及び資金の流動性 当社の運転資金需要のうち主なものは、媒体仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、サーバー等の設備投資、サービス開発に係る労務費、外注費等によるものであります。必要資金については原則として手許資金で賄っておりますが、金融機関との間で当座貸越契約を締結しており、その当座貸越極度額は200,000千円であります。 当社は、財務基盤を強化するとともに、成長のための投資資金の確保を実現するため、財務の健全性や資本効率等当社にとって最適な資本構成を追求しながら、新たなサービスの開発等、会社の将来の成長のための内部留保の充実を図る必要があると考えております。 e.経営戦略の現状と見通し 『AI UI事業』に関しては、新サービス『pinpoint tAIpe』を武器に、既存顧客へのアップセルやWebマーケティングによる直販拡大によりの売上拡大を目指します。『HR Ads Platform』においては新規求人メディア連携やATS連携の強化を図るとともに、人事管理系ツールとの連携や採用BIツールの構築等に、引き続き注力してまいります。『求人検索エンジン』については新サービス『AdOLE.ai』を活用し、既存顧客の継続率を維持しつつアップセルを強化していくとともに、新規顧客の獲得取り組んでまいります。『ペット事業』については、立ち上がり好調な新サイト『休日グランピング部』の継続的な成長を促進するとともに、食事・保険など愛犬との暮らし全般へ領域を広げ、宿泊以外の売上拡大を目指してまいります。 『AIデータセンター事業』に関しては、代理店開拓および広告強化により、引き続き積極的な売上拡大を目指 します。 『暗号資産関連事業』に関しては、増資資金により取得した暗号資産に加えて、2026年1月より開始した、 『らくらくちょコイン』で借り受けた暗号資産の運用により、収益拡大を目指します。 以上の状況を背景に、売上高は25,552百万円(前年同期比80.5%増)となり、営業利益は1,142百万円(前年同期比441.2%増)、経常利益は、1,494百万円(前年同期は経常損失)、 親会社株主に帰属する当期純利益は1,270百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失)を予想しております。 f.経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業体制等、様々なリスク要因が経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は常に市場動向及び業界動向を注視しつつ、優秀な人材の確保及び適切な教育を実施するとともに、事業体制、内部管理体制を強化し、社会のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に適切な対応を行ってまいります。 g.経営者の問題認識と今後の方針について 当社の経営陣は、今後のさらなる成長のために、スピーディーな事業展開による収益基盤の強化と多角化、システムセキュリティの維持と情報管理体制の強化、及びこれらを担う優秀な人材確保が大きな課題であると考え、これらの達成を中期的な目標としております。詳細につきましては「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。