概要
MIC株式会社(旧社名:水上印刷)は、活版印刷業として1946年に創業した。その後、リテール販促領域に特化し、企画・デザイン・製造・物流までを一貫して手がける「リテール販促360°フルサービス」を提供する企業へと変貌を遂げた。2024年12月に東京証券取引所スタンダード市場に上場。本社は東京都新宿区、従業員数は361名(2026年3月時点)。2026年3月期の売上高は151億円、営業利益17億円を計上する。
印刷業から進化した一貫サービスのビジネスモデル
同社は1946年の活版印刷創業を起点に、印刷製造を核としながら周辺サービスを拡大してきた。現在の主力事業は「リテール販促360°フルサービス」であり、販促物の企画提案、デザイン制作、印刷製造、在庫管理、流通加工、配送、さらに店頭での陳列支援(フィールドサポート)までを自社一貫で提供する。顧客はIT・サービス、リテール、メーカーの3属性に大別され、2026年3月期の売上高はIT・サービス向け54億円、リテール向け54億円、メーカー向け43億円と分散している。同社は個別サービスごとの受注ではなく、販促業務全体のアウトソーシングを提案することで、顧客の販促担当者の負荷軽減とコスト削減を実現している。
ドラッグストア向け共同配送が成長のけん引役
2022年に開始した販促物共同配送サービス「Co.HUB」は、ドラッグストア業界で急速にシェアを拡大している。メーカー各社が個別に店舗へ送っていた販促物を、同社の物流センター「はちフィル」に集約し、店舗ごとに必要な種類・数量に仕分けた上で複数社分をまとめて配送する。これにより店舗側の受取・開梱作業が削減され、段ボール廃棄量約70%、CO2排出量約50%の削減効果が試算されている。2026年3月末時点で34チェーンが導入、全国のドラッグストア店舗カバー率は65%(13,208店舗)に達し、利用メーカー数は433社に上る。2025年にはグッドデザイン・ベスト100に選定され、同事業のビジネスモデル特許も取得済みである。
販促DXクラウドによるデジタルとフィジカルの融合
同社は自社開発のクラウドサービス「PromOS(プロモス)」を提供している。PromOSは販促活動の基幹システムであり、在庫管理システム「Click So-ko」、デザイン編集・発注システム「Edition Now」、発注数量自動集計「Tool Counter」、店舗からの追加発注システム「Promo Store」などの機能を持つ。これにより顧客は複数のサプライヤーに分散していた販促業務を一元的に管理でき、データに基づいた在庫最適化や配送効率化が可能となる。2026年3月期にはPromOSの導入アカウント数が34(前年比+9)に増加し、既存顧客へのクロスセルが進展している。デジタルとフィジカルの両面で販促業務を最適化することが、同社の競争優位性の源泉である。
堅調な財務成長と設備投資の拡大
2026年3月期の売上高は151億円(前期比23.0%増)、営業利益17億円(同68.8%増)、当期純利益12億円(同89.3%増)と大幅な増収増益を達成した。成長の背景にはCo.HUBの新規チェーン獲得や既存顧客との取引拡大、PromOSの普及による業務効率化がある。設備投資は積極的に行われ、2026年3月期には有形固定資産に11億円を投資し、物流センターの増設や新倉庫の契約を進めた。資産合計は124億円、自己資本比率は74.9%と財務基盤は安定している。一方で、売上債権の増加により営業キャッシュフローは3.6億円と前期(7.7億円)から減少したが、投資活動による支出(11億円)を短期借入金で補っている。
業界の中での役割はリテール販促支援サービス事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01IT・サービス(通信・金融)主力
通信キャリアや決済サービス企業などに対し、店頭販促物の作成やデジタル販促支援を提供。顧客先へデザイナーや営業を常駐させるBPOも行う。
02リテール(コンビニ・外食・ドラッグストア)主力
小売チェーン向けに販促物の企画・製造・配送を一貫提供。特にドラッグストア市場には共同配送サービス(Co.HUB)を展開し、全国65%の店舗をカバーする。
ドラッグストア業界で事実上の配送プラットフォームとして機能、店舗カバー率は65%。
- Co.HUB (販促物共同配送サービス)
- メーカーの販促物を物流センターに集約し、店舗ごとに梱包・共同配送するサービス。配送コストや廃棄物を削減する。
- 販促DXクラウドサービス (PromOS)
- 販促物の在庫管理・発注・出荷指示を一元管理するクラウドシステム。複数のツールから構成される。
03メーカー(食品・消費財・製薬・化粧品)準主力
小売店で販売する製品を持つメーカー企業に対し、販促物の企画・製造・フルフィルメント、ラウンダー派遣などを提供。販促活動全体を支援する。
- PromOS
- メーカー向けにも提供される販促DXクラウド。作成発注や在庫管理を効率化する。
製品と技術
Co.HUB:ドラッグストア向け販促物共同配送プラットフォーム
Co.HUBは、複数のメーカーが各店舗に個別配送していた販促物を、MICの物流センターに集約し、店舗ごとに仕分けた上で共同配送するサービスである。2022年7月に提供を開始し、2026年3月時点で34チェーン、13,208店舗に導入され、ドラッグストア業界での店舗カバー率は65%に達する。利用メーカー数は433社。特許取得済み(特許第7546325号)のビジネスモデルであり、段ボール廃棄量約70%、CO2排出量約50%の削減効果が試算されている。店舗スタッフの受取・開梱負担を軽減するだけでなく、メーカー側の配送コスト削減にも寄与する。同社はこのサービスを足がかりに、新規顧客を獲得し、他の360°サービスへつなげる戦略をとっている。2025年にはグッドデザイン・ベスト100に選ばれた。
PromOS:販促業務をデジタルで最適化するクラウドスイート
PromOSは、販促活動の計画から実行、評価までを一元管理するクラウドサービス群である。主な機能として、オンライン在庫管理システム「Click So-ko」、デザインテンプレートを使った編集・発注システム「Edition Now」、複数拠点の発注数量を自動集計する「Tool Counter」、店舗からメーカーへ直接追加発注を行える「Promo Store」を備える。これにより、顧客は複数のサプライヤーに分散していた販促業務を統合し、無駄な在庫や配送を削減できる。2026年3月期の導入アカウント数は34と前年から9増加し、既存顧客の囲い込みとクロスセルに貢献している。PromOSは単なるシステム販売にとどまらず、MICの一貫サービスの中核として、顧客の販促インフラを担う役割を果たす。
360°フルサービス:販促の全工程を自社一貫で提供
同社の基本サービスである「リテール販促360°フルサービス」は、業務改善コンサルティング、システム開発、BPO(顧客常駐・キャンペーン事務局代行)、クリエイティブデザイン、印刷製造、フルフィルメント(在庫保管・流通加工・配送)、フィールドサポート(店舗巡回・陳列支援)の7領域をカバーする。顧客は複数の業者を個別に管理する必要がなく、MICが窓口となり全体最適を図る。例えば、コンビニエンスストア向けには店頭POPの企画から印刷、配送、さらに店舗スタッフへの設置指導までを一括で請け負う。これにより顧客の販促担当者は本質的な業務に集中できるとされる。同社の競争優位性は、この一貫性と、現地現物に基づく改善提案にある。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- リテール(コンビニ・外食・ドラッグストア)ドラッグストア業界で事実上の配送プラットフォームとして機能、店舗カバー率は65%。
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
売上高成長中、利益率は業界平均並み
当社はサービス業に属し、売上高は2024年3月期の101億円から2026年3月期の151億円へと約50%増加し、高い成長を見せる。営業利益率も8.13%から11.26%へと改善しており、収益性も向上している。同業他社と比較すると、売上高はジンジブやイシンなどより大きいが、学究社の利益率22%には及ばない。一方で、ダイブグループやマテリアルグループと比べると規模で勝っており、成長性と収益性のバランスは良好である。当社は順調な成長軌道にあり、業界内で有力なプレーヤーとなっている。
強み
- 売上高が3期連続で増加し、成長率は約22%と高い。
- 営業利益率が8%から11%へ向上し、収益性が強化。
- 売上高が151億円と中堅規模に達し、業界内で存在感が増す。
- 成長しながら利益も改善しており、事業モデルの堅実さを示す。
課題
- 学究社の22%と比べると利益率が低く、さらなる改善が必要。
- 同業他社も成長しており、シェア争いが激化。
- 特定事業への依存が強く、市場変動リスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がMIC
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9251AB&Company | 237億円 | 19.4倍 |
| 2 | 6184鎌倉新書 | 236億円 | 27.9倍 |
| 3 | 2198アイ・ケイ・ケイホールディングス | 235億円 | 10.1倍 |
| 4 | 6072地盤ネットホールディングス | 234億円 | 115.1倍 |
| 5 | 300AMIC | 232億円 | 18.9倍 |
| 6 | 9332NISSOホールディングス | 232億円 | 12.1倍 |
| 7 | 6040日本スキー場開発 | 226億円 | 16.0倍 |
| 8 | 2334イオレ | 226億円 | — |
| 9 | 9158シーユーシー | 225億円 | 7.7倍 |
| 10 | 2378ルネサンス | 224億円 | — |
| 11 | 2471エスプール | 221億円 | 16.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
活版印刷の町工場として創業した1946年
1946年7月、東京都新宿区淀橋(現西新宿)にて水上印刷を創業。戦後間もない時期に活版印刷業としてスタートした。当初は小規模な印刷所であったが、1953年6月に資本金35万円で有限会社水上印刷所を設立し、法人組織として本格的な事業展開を開始した。同年には現在の本社所在地である新宿区西新宿五丁目に拠点を置いている。創業から約20年にわたり、印刷技術を基盤に地域密着型の事業を営んでいた。
印刷工場の拡充と組織変更による事業基盤の強化
1964年10月、東京都日野市に日野工場を開設し、印刷生産能力を拡大。1971年12月には株式会社へ組織変更し、社名を「水上印刷株式会社」とした。1974年8月には資本金1,000万円に増資し、経営基盤を固めた。1992年9月には東京都西多摩郡日の出町に多摩工場(現多摩ファクトリー)を開設。同工場は後のフルフィルメントセンターへの発展の礎となる。この時期まで、同社は印刷・加工を専業とする製造業として成長を遂げた。
品質・情報管理の国際認証取得とサービス拡大の幕開け
2000年4月に全社でISO9001(品質マネジメント)を、2006年8月にはISO27001(情報セキュリティ)を取得。これにより、印刷製造の品質と顧客情報の取り扱いにおける信頼性を高めた。2006年9月には印刷製造の周辺サービスを一手に引き受ける「ワンストップサービス」を開始。2011年8月にはコンビニエンス企業向けに「360°フルサービス」の提供を始め、従来の印刷領域を超えた総合サービスへの転換点となる。2012年3月には包装加工・物流センター「サンゲート」を開設し、物流機能を強化した。
外部評価と事業拡大の加速(2013〜2019年)
2013年3月に経済産業省「おもてなし経営企業50選」、2014年3月に同省「グローバルニッチトップ企業100選」に選出され、同社のユニークなビジネスモデルが高く評価された。2017年3月には360°フルサービス部門の基幹センターとして「るのパレット(あきる野フルフィルメントセンター)」を開設。同年11月には東京都産業労働局より「東京都経営革新最優秀賞」を受賞。2019年2月には「Great Place To Work 2019 ベストカンパニー」に選ばれるなど、働きやすさの面でも評価を集めた。2020年7月には本社新社屋が竣工し、企業体質の強化を図った。
社名変更と新たな柱の確立(2021〜2022年)
2021年6月、温室効果ガス削減目標の国際基準「SBT」の中小企業向け認定を取得し、環境への取り組みを明確化した。同年12月、事業領域が印刷から大幅に拡大したことを受け、社名を「MIC株式会社」に変更。2022年7月にはドラッグストア向け販促物共同配送サービス「Co.HUB」の主拠点として八王子フルフィルメントセンター「はちフィル」を開設し、同日にCo.HUBの提供を開始した。このサービスはその後、同社の成長を牽引する戦略事業へと育っていく。2023年11月には大阪OFFICEを開設し、関西エリアへの展開を進めた。
上場とさらなる事業拡大(2024〜2026年)
2024年12月、東京証券取引所スタンダード市場に上場。上場準備と並行してCo.HUBの導入店舗が拡大し、2024年10月時点で全国のドラッグストア10,000店超(カバー率50%)に達した。2025年10月にはCo.HUBが2025年度「グッドデザイン・ベスト100」を受賞。2026年3月には「健康経営優良法人2026 大規模法人部門」に選出された。上場後の2026年3月期には売上高151億円、営業利益17億円を達成し、設備投資も積極化。今後はドラッグストア以外の小売業界や家電業界へのCo.HUB展開を目指している。
年表27件を開く
1940年代
- 1946年7月創業活版印刷を事業として、東京都新宿区淀橋(現 西新宿)489番地に水上印刷を創業
1950年代
- 1953年6月創業印刷事業の更なる展開を目的として、資本金35万円で東京都新宿区西新宿五丁目14番3号に有限会社水上印刷所を設立
1960年代
- 1964年10月印刷工場として、東京都日野市日野台一丁目15番21号に日野工場開設
1970年代
- 1971年12月商号変更水上印刷株式会社に組織変更及び社名変更
- 1974年8月資本金1,000万円に増資
1990年代
- 1992年9月印刷・加工を担う工場として、東京都西多摩郡日の出町平井20番2号に多摩工場(現 多摩ファクトリー)開設
2000年代
- 2000年4月全社にてISO9001認証取得
- 2006年8月全社にてISO27001認証取得
- 2006年9月印刷製造の周りのサービスを一手に引き受けるワンストップサービス を開始
2010年代
- 2011年8月コンビニエンス企業向けに『360°フルサービス』を提供開始
- 2012年3月包装加工及び物流センターとして、東京都西多摩郡日の出町平井22番12号に「サンゲート」を開設
- 2013年3月経済産業省「おもてなし経営企業50選」に選出
- 2014年3月経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」に選出
- 2017年3月『360°フルサービス』部門の基幹センターとして東京都あきる野市牛沼1100番地に「るのパレット(あきる野フルフィルメントセンター)」開設
- 2017年11月東京都産業労働局より「東京都経営革新最優秀賞」受賞
- 2019年2月「Great Place To Work 2019 ベストカンパニー」に選出
2020年代
- 2020年7月本社新社屋竣工
- 2021年5月創業クリエイティブ分野における顧客課題を解決するため、クリエイティブに特化したチーム「WONDER BLUE(ワンダーブルー)」を発足
- 2021年6月温室効果ガス排出削減目標のグローバル基準である「SBT(Science Based Targets)」の中小企業向け認定(Small and Medium-Sized Enterprises(SMEs))を取得
- 2021年12月商号変更『360°フルサービス』の進展に伴い、従来の印刷事業から事業領域が大幅に拡大したことを受け、MIC株式会社へ社名変更
- 2022年7月ドラッグストア向け販促物共同配送サービス(Co.HUB)の主拠点として、東京都八王子市石川町2970番3号に「はちフィル(八王子フルフィルメントセンター)」を開設
- 2022年7月ドラッグストア向け販促物の共同配送サービス事業(Co.HUB)を提供開始
- 2023年11月大阪府大阪市中央区南船場三丁目11番10号に「大阪OFFICE」を開設
- 2024年10月Co.HUBを導入するドラッグストアの全国店舗数カバー率が50%を突破(10,000店超)
- 2024年12月上場東京証券取引所スタンダード市場へ上場
- 2025年10月Co.HUBが2025年度「グッドデザイン・ベスト100」を受賞
- 2026年3月「健康経営優良法人2026 大規模法人部門」に選出
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存顧客へのクロスセル深耕
既存顧客に対し、販促DXサービス「PromOS」の導入を軸に、企画・製造・在庫管理等の『360°フルサービス』を拡充し、1社あたりの取引額を最大化する。
- 02
共同配送サービスを通じた新規獲得
販促物共同配送サービス「Co.HUB」で新規メーカー顧客を開拓し、取引開始後に『360°フルサービス』へ拡大することで売上拡大を図る。
- 03
自社フルフィルメントセンター増設による収益率向上
労働集約型作業の自動化設備を導入するとともに、賃貸物件から増設予定の自社フルフィルメントセンター(るのパレット等)へ移転し、収益率を改善する。
- 04
プラットフォーム戦略の業界横展開
ドラッグストア向けの共同配送サービスを他リテール業界やリアル店舗を保有する他業界へ水平展開し、新規顧客獲得と配送店舗拡大による収益増を目指す。
- 05
優秀な人材の確保と育成
新卒・キャリア採用を積極的に推進し、課長職へのOJT教育を実施。給与水準を業界平均以上に維持することで、将来の経営人材を確保する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で361人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は588万円で、1期前と比べて+7.6%。平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は6.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 546 | 33.0 | 6.7 | 354 | 282 |
| 2026年3月 | 588 | 33.2 | 6.8 | 361 | 471 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は151億円、営業利益は17億円。前期と比べると増収増益で、売上が+22.8%、利益が+70.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 154億円 | 151億円 |
| 営業利益 | 20億円 | 17億円 |
| 純利益 | 14億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥77 | ¥77 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は34億円、営業利益は3億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 70 | 8 | 11.4 | 6 |
| 2026年4Q | 81 | 9 | 11.1 | 6 |
| 2027年1Q | 34 | 3 | 8.8 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は67億円から151億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は11.3%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| クリエイティブ分野における顧客課題を解決するため、クリエイティブに特化したチーム「WONDER BLUE(ワンダーブルー)」を発足 | |||||
| 2021年3月 | 67 | — | 12 | — | 8 |
| ドラッグストア向け販促物共同配送サービス(Co.HUB)の主拠点として、東京都八王子市石川町2970番3号に「はちフィル(八王子フルフィルメントセンター)」を開設 | |||||
| 2022年3月 | 84 | — | 9 | — | 7 |
| 大阪府大阪市中央区南船場三丁目11番10号に「大阪OFFICE」を開設 | |||||
| 2023年3月 | 103 | — | 6 | — | 4 |
| 東京証券取引所スタンダード市場へ上場 | |||||
| 2024年3月 | 101 | — | 6 | — | 4 |
| 2025年3月 | 123 | 10 | 10 | 8.1 | 7 |
| 2026年3月 | 151 | 17 | 17 | 11.3 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高151億円のうち、営業利益として残るのは17億円で11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の7.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.2%106億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.5%28億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%17億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは−7億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は31億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 6 | −5 | −5 | 1 | 19 |
| 2024年3月 | 7 | −2 | −2 | 5 | 22 |
| 2025年3月 | 8 | −1 | 8 | 7 | 37 |
| 2026年3月 | 4 | −11 | 2 | −7 | 31 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は124億円。このうち返さなくてよい自己資本が93億円で、自己資本比率は74.8%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 79 | 55 | 24 | 69.3 |
| 2022年3月 | 83 | 62 | 21 | 74.8 |
| 2023年3月 | 84 | 65 | 19 | 77.3 |
| 2024年3月 | 87 | 67 | 20 | 77.2 |
| 2025年3月 | 107 | 83 | 24 | 77.4 |
| 2026年3月 | 124 | 93 | 31 | 74.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中75位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中342位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,270で、1年前と比べて+20.2%。過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.9倍 |
| PER (会社予想) | 17.2倍 |
| PBR | 2.55倍 |
| 配当利回り | 2.35% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は3415円で、52週高値に到達。25日線(3000.56円)を+13.8%上回り、短期の上昇が顕著。直近1ヶ月で18.58%上昇と急伸。出来高も8月7日に148,300株まで膨らみ、買いが継続。RSIは93.22と過熱感が強く、短期的な調整リスクがある。200日線(2859.32円)を大きく上回り、長期トレンドも強い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER 19.69倍は業界平均22.98倍を下回り、やや割安。PBR 2.66倍は平均3.31倍を下回るものの、ROE 14%と平均的な収益性。配当利回り2.25%は平均2.31%とほぼ同水準。売上高と利益が増加傾向にあり、成長性は評価できるが、現在のバリュエーションには織り込み済み。業績の伸びを考慮すると、現状の株価はほぼ妥当な水準と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.9倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 17.2倍 | — |
| PBR | 2.55倍 | 3.51倍 |
| ROE | 14.0% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ITサービス需要の拡大を背景に増収増益が続く一方、市場競争の激化や人材確保が課題。強気派は、DX投資の追い風と売上成長、利益率改善を評価する。弱気派は、競合が多く価格競争に陥るリスクや、エンジニア不足による原価高騰を懸念する。今後の業績は、新規顧客獲得のペースと利益率の維持・向上が焦点。
- 増収基調が継続
2023/3期から2026/3期の予想で売上高が103億円から151億円へ拡大。
- 利益率改善
営業利益率が2025/3期の8.13%から2026/3期は11.26%と上昇見込み。
- 株価好調
過去1年で株価が約30%上昇し、時価総額243億円に成長。
- 売上高151億円、営業利益17億円で過去最高決算発表後影響強
売上高は前期比22.8%増、営業利益は70%増の17億円。増収増益率が高い
- 営業利益率11.26%と3.13pt改善通年影響中
売上高151億円×3.13ptで約4.7億円の増益効果
- 純利益12億円と3期連続増益通年影響中
純利益は前期比71%増の12億円、EPS約173円
- 予想PER18倍と成長率23%で割安不定影響弱
PER18倍に対して売上高成長率22.8%、PEGは1倍を下回る
- 競争激化
ITサービス市場は新規参入が多く、価格競争に陥る可能性。
- 人材依存
エンジニア確保が難しく、人件費上昇で利益圧迫の懸念。
- PER割高感
PER19.69倍は業界平均より高く、成長鈍化なら評価修正。
- 来期の増益率鈍化でPER逆ざや2027年〜2028年影響強
今期営業利益は70%増の17億円。成長が止まるとPER18倍は割高感が強まる
- 実績PER19.69倍は割高通年影響中
PER19.69倍、ROE14%でPBR2.66倍。成長鈍化時は調整リスク
- 外国人保有6.09%と低水準継続影響弱
外国人保有率6.09%、海外マネーの流入は限定的
- 時価総額243億円の小型株リスク継続影響弱
時価総額243億円、売買が細く下落時の値幅が大きい
- 受注残高
- 将来の売上高の先行指標となるため。
- 営業利益率
- 競争環境下での収益力維持を確認するため。
- 従業員数
- 人員増が売上成長につながるため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり77円。いまの株価に対する利回りは2.35%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥77
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,466人。区分でいちばん多いのは事業法人で48.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.6%を占め、残る39.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 47.3 | 48.4 |
| 個人・その他 | 31.5 | 31.6 |
| 金融機関 | 8.2 | 12.2 |
| 外国法人 | 8.7 | 6.1 |
| 証券会社 | 4.2 | 1.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社エムツー | 46.44 |
| 02 | 水上 光啓 | 16.98 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行 | 5.58 |
| 04 | 河合 克也 | 5.09 |
| 05 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 3.51 |
| 06 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 2.97 |
| 07 | MSIP CLIENT SECURITIES | 1.46 |
| 08 | 辻 怜子 | 0.84 |
| 09 | 眞鍋 悠子 | 0.84 |
| 10 | JP JPMSE LUX RE UBSAG LONDON BRANCH EQCO | 0.81 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 40,854 | 274,718 | 16.1 | — | — |
| 2022年3月 | 33,355 | 310,683 | 11.4 | — | 18.0 |
| 2023年3月 | 68 | 1,084 | 6.4 | — | 29.4 |
| 2024年3月 | 61 | 1,125 | 5.5 | — | 32.8 |
| 2025年3月 | 103 | 1,164 | 8.7 | 17.9 | 26.6 |
| 2026年3月 | 173 | 1,311 | 14.0 | 15.9 | 40.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額242百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 水上光啓 | 代表取締役会長 | 75 | 4,505,000 |
| 河合克也 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 47 | 361,648 |
| 谷口大輔 | 取締役 常務執行役員 事業本部長 | 47 | 30,412 |
| 腰塚國博 | 社外取締役 | 70 | — |
| 中沢道久 | 社外取締役 | 49 | — |
| 荻野正彦 | 常勤監査役 | 68 | 3,000 |
| 山本信也 | 常勤監査役 | 55 | — |
| 河合順子 | 社外監査役 | 51 | — |
| 小林聡 | 社外監査役 | 66 | — |
| 石黒陽平 | 上席執行役員 | — | — |
| 松崎良樹 | 執行役員 | — | — |
| 松尾力 | 執行役員 | — | — |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 堤翔太郎 | 執行役員 | — | — |
| 久保健太 | 執行役員 | — | — |
| 垣内永次 | 社外取締役 | 72 | 1,000 |
| 田上剣太郎 | 社外監査役 | 51 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 173 | 16 | 13 | 202 | 51 |
| 社外取締役 | 4 | 24 | — | — | 24 | 6 |
| 監査役 | 2 | 16 | — | — | 16 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,828字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,627字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,739字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,511字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業