概要
NISSOホールディングスは、2023年10月に日総工産株式会社の単独株式移転により設立された持株会社である。グループ全体で総合人材サービスを中核とし、製造派遣・製造請負を主力に、エンジニア派遣、事務派遣、介護・警備サービスなどを展開する。2026年3月期の連結売上高は1,114億円、営業利益32億円、従業員数は2,746名(グループ全体)に上る。主要顧客は自動車、半導体、電子機器メーカーで、国内製造業の人手不足を背景に事業を拡大している。
総合人材サービスが売上の9割超を占める事業構造
当社グループの事業は、総合人材サービスとその他サービスに大別されるが、総合人材サービスが連結売上高の約96.7%(2026年3月期実績で107,766百万円)を占める。内訳は、製造生産系人材サービスが86,374百万円(構成比77.5%)、エンジニア系人材サービスが13,058百万円(同11.7%)、事務系人材サービスが2,106百万円(同1.9%)、その他人材サービスが6,226百万円(同5.6%)である。製造生産系は自動車や半導体メーカー向けの派遣・請負が中心で、請負では自社指揮命令による生産・品質管理を行う点が特徴である。エンジニア系は製造・IT分野のエンジニア派遣とシステムエンジニアリングサービス(SES)を提供し、事務系は一般事務派遣とBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を手掛ける。その他サービスには介護・福祉、警備、製造系システム開発受託が含まれ、売上高は3,664百万円である。
増収だが営業減益、営業利益率は2.9%
2026年3月期の連結業績は、売上高111,430百万円(前期比9.7%増)、営業利益3,190百万円(同10.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,902百万円(同1.7%減)であった。売上高はM&Aによる子会社の連結効果(Man To Manグループ、オールジヤパンガード等)で増加したものの、営業利益は減少した。主因は、高収益のオートモーティブ分野で在籍人数が減少したこと、エンジニア系で高スキル人材の育成コストが計画に届かなかったことである。売上総利益率は前期比0.3ポイント低下し、販管費率はM&Aに伴う人件費やのれん償却費、システム投資等の増加で同0.3ポイント上昇した結果、営業利益率は2.9%と前期の3.5%から0.6ポイント低下した。経営指標として、ROEは10.9%、ROICは11.1%(WACC約8.2%を上回る)を維持している。中期経営計画では2028年3月期に売上高1,500億円、営業利益75億円、営業利益率5%を目標とする。
M&Aと提携で事業基盤を拡大するグループ戦略
当社グループは持株会社であるNISSOホールディングスのもと、2026年3月末時点で連結子会社13社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社3社で構成される。2024年1月に株式会社アイズを子会社化、2025年4月にオールジヤパンガード株式会社(警備・介護)、同年6月にMan To Manホールディングス株式会社(製造派遣)を子会社化した。また2024年5月には株式会社ツナググループ・ホールディングスと資本業務提携を結び、人材紹介領域との連携を強化している。さらに、日総工産株式会社の研修施設として、2024年3月に「日総EVテクニカルセンター関西」(滋賀県近江八幡市)、2025年10月に「日総テクニカルセンター愛知」(愛知県豊田市)を開設し、電気自動車関連技術や製造スキルの育成に注力している。これらのM&Aと設備投資により、事業ポートフォリオの多様化とグループ運営基盤の強化を図っている。
製造スタッフの単価上昇と離職率改善が進む現場力
主力の製造生産系人材サービスでは、2026年3月期末の在籍人数は15,902名(前期比1,684名増)、1か月当たりの離職率は3.7%(同0.1ポイント改善)となった。製造スタッフの請求単価が上昇し、1人当たり月平均売上高は463千円(同17千円増)に達した。一方、エンジニア系人材サービスではキャリアチェンジ推進が奏功し、在籍人数は2,248名(同194名増)、離職率は1.9%と低水準を維持したが、1人当たり月平均売上高は514千円(同11千円減)とやや低下した。事務系では在籍人数が495名(同55名減)と減少した。その他サービスでは、介護施設の入居率が93.0%と高水準を維持し、警備サービス等を含む同事業の売上総利益率は19.9%(同9.3ポイント改善)と大きく改善した。グループ全体として、人材の定着と生産性向上に取り組んでいる。
業界の中での役割は総合人材サービス提供者(製造派遣・請負、エンジニア派遣、事務派遣、介護・警備等)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 製造生産系 人材サービス | 784億円 | 77.2% | — | — |
| エンジニア系 人材サービス | 116億円 | 11.4% | — | — |
| その他の 人材サービス | 62億円 | 6.1% | — | — |
| 介護・福祉系 サービス | 31億円 | 3.1% | — | — |
| 事務系 人材サービス | 22億円 | 2.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01総合人材サービス(製造生産系)主力
自動車・半導体・電子機器メーカー向けに製造派遣・製造請負を提供。請負では自社指揮命令による生産・品質管理・労務管理を実施。Man to Manグループの子会社化により強化。
- 製造派遣サービス
- 労働者派遣法に基づき、製造現場に人材を派遣。
- 製造請負サービス
- 自社管理のもと製造・加工・検査等を請負い、完成品を納品。
02総合人材サービス(エンジニア系)準主力
製造・IT関連のエンジニア派遣、SES(System Engineering Service)を提供。
- エンジニア派遣サービス
- 製造・ITエンジニアを派遣。
- SES(システムエンジニアリングサービス)
- IT業務委託契約に基づくシステム開発・運用。
03総合人材サービス(事務系)副次
一般事務派遣、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を提供。
- 事務派遣サービス
- オフィス事務・受付等への派遣。
- BPOサービス
- 企業運営業務の外部委託。
04その他サービス副次
介護・福祉サービス、警備サービス、製造系システム開発受託等を提供。オールジヤパンガード、テックポート等が担当。
- 介護・福祉サービス
- 介護施設運営・訪問介護等。
- 警備サービス
- 施設警備・イベント警備等。
製品と技術
製造派遣と請負:自社管理で完成品を納める収益の柱
製造生産系人材サービスは、グループ売上高の約77.5%を占める最大セグメントである。主に「製造派遣」と「製造請負」の2形態で提供される。派遣は労働者派遣法に基づき自動車、半導体、電子機器メーカーの製造現場に人材を送り込む。請負は請負会社が自社の指揮命令で生産・品質管理・労務管理を行い、完成品を発注者に納品する点が特徴である。2026年3月期の売上高は86,374百万円(前期比10.1%増)、期末在籍人数は15,902名、1人当たり月平均売上高は463千円に達した。Man To Manグループの子会社化(2025年6月)により、在籍人数と売上高はさらに拡大している。
エンジニア派遣とSES:製造IT領域で高スキル人材を供給
エンジニア系人材サービスは、製造領域の設備技術・生産技術、IT関連のシステム開発、設計・開発などの分野でエンジニア派遣とSES(システムエンジニアリングサービス)を提供する。SESはIT業務委託契約に基づくシステム開発・運用サービスであり、派遣と異なり請負契約に近い形態を取る。2026年3月期の売上高は13,058百万円(前期比12.3%増)、期末在籍人数は2,248名(前期比194名増)、1人当たり月平均売上高は514千円。セミコンダクター分野を中心に高スキル人材の育成に注力しており、キャリアチェンジ推進プログラムの効果で離職率は1.9%と低水準を維持している。売上総利益率は17.9%と前年から改善傾向にある。
警備・介護・BPO:多角化するその他サービス
その他サービス区分には、介護・福祉サービス、警備サービス、製造系システム開発受託などが含まれる。オールジヤパンガード株式会社(警備)とテックポート株式会社(システム開発)を連結子会社として運営する。介護サービスは主に施設介護(入居型)であり、2026年3月期末の入居者数は374名、入居率は93.0%と高い水準である。同事業の売上高は3,664百万円(前期比18.7%増)、売上総利益は728百万円(同122.7%増)と急成長し、売上総利益率は19.9%(前期比9.3ポイント改善)と大きく向上した。警備サービスは施設警備・イベント警備を手掛け、BPOは事務業務の外部委託として企業向けに提供されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材サービス大手、内需で安定も利益率低く課題
サービス業界ではジンジブが人材紹介に特化し、イシンやダイブグループが成長する中、当社は総合人材サービスとして幅広い領域をカバー。売上高は1114億円と大型で、同業他社と比べ規模の優位性を持つが、営業利益率は3.5%から2.9%へ低下しており、収益性では見劣りする。マテリアルグループやJSHなどが専門分野で高い収益率を上げるのに対し、当社は規模拡大を優先する戦略。派遣・紹介・アウトソーシングなど多角化し、国内の人手不足を背景に需要は堅調だが、コスト管理と利益率改善が急務。
強み
- 売上高1114億円で業界トップクラス、幅広いサービスを展開。
- 派遣、紹介、アウトソーシングなど複数の事業を展開。
- 国内の人材需要を捉え、景気変動の影響を緩和。
- 総合人材サービスとして、企業からの信頼を得ている。
課題
- 営業利益率2.9%と低く、他社と比べ収益性が劣る。
- 人件費や採用コストの上昇が利益を圧迫。
- 専門特化型の競合が増え、差別化が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字がNISSOホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3694オプティム | 239億円 | 21.6倍 |
| 2 | 9216ビーウィズ | 239億円 | 41.2倍 |
| 3 | 3984ユーザーローカル | 237億円 | 14.3倍 |
| 4 | 3837アドソル日進 | 235億円 | 15.9倍 |
| 5 | 9332NISSOホールディングス | 232億円 | 12.1倍 |
| 6 | 3788GMOグローバルサイン・ホールディングス | 232億円 | 21.0倍 |
| 7 | 3921ネオジャパン | 230億円 | 12.6倍 |
| 8 | 2471エスプール | 221億円 | 16.6倍 |
| 9 | 3649ファインデックス | 219億円 | 17.8倍 |
| 10 | 6050イー・ガーディアン | 216億円 | 29.6倍 |
| 11 | 3835eBASE | 207億円 | 19.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 7件
日総工産の持株会社として設立・上場した2023年10月
2023年10月2日、日総工産株式会社が単独株式移転を実施し、その完全親会社としてNISSOホールディングスを設立した。同日、当社株式は東京証券取引所プライム市場に新規上場し、日総工産の株式は同年9月に上場廃止となった。この株式移転により、グループ経営の効率化と事業ポートフォリオの柔軟な再編が可能な体制が整った。設立時のグループは、持株会社である当社と日総工産およびその子会社で構成され、創業理念「人を育て 人を活かす」を継承した。上場により資金調達の多様化も図り、その後のM&A拡大の基盤を築いた。
アイズ子会社化とEV研修施設開設で領域拡大した2024年
2024年1月、日総工産が株式会社アイズを子会社化し、人材サービスの提供領域を拡大した。同年3月には、滋賀県近江八幡市に研修施設「日総EVテクニカルセンター関西」を開設した。これは電気自動車(EV)関連の技術習得を目的とした施設で、自動車産業の電動化シフトに対応する人材育成を狙ったものである。さらに同年5月、株式会社ツナググループ・ホールディングスと資本業務提携を締結し、人材紹介・派遣の連携強化を図った。これらの施策により、グループはEV技術領域や人材紹介分野での事業機会を広げ、既存の製造派遣・請負事業との相乗効果を目指した。
警備・介護と製造派遣の大型M&Aを実行した2025年
2025年4月、日総工産がオールジヤパンガード株式会社を子会社化し、警備サービスおよび介護・福祉サービス事業に本格参入した。続いて同年6月、Man To Manホールディングス株式会社およびその子会社5社を子会社化し、製造派遣・請負の規模を一気に拡大した。Man To Manグループは製造現場への人材派遣に強みを持ち、これにより当社グループの製造生産系人材サービスの在籍人数は約1,600名増加した。同年10月には愛知県豊田市に「日総テクニカルセンター愛知」を開設し、中部地区での自動車関連技術研修を強化した。これらのM&Aにより、グループの総合人材サービス体制は大幅に強化された。
3カ年中期経営計画を策定し収益性改善に着手
2024年8月、当社グループは2026年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画を策定した。計画の最終年度(2028年3月期)には売上高1,500億円、営業利益75億円、営業利益率5%を目標に掲げた。初年度である2026年3月期の実績は売上高1,114億円(計画比未達)、営業利益32億円(同43億円未達)と計画を下回ったが、グループは事業ポートフォリオの多様化、バックオフィス機能の効率化、成長分野へのM&A投資を継続する方針である。財務指標としてROE平均20%以上、ROIC平均15%以上、財務レバレッジ2.5倍以下を目安とし、資本効率の改善にも取り組んでいる。
年表7件を開く
2020年代
- 2023年10月創業日総工産株式会社が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所プライム市場に 上場(日総工産株式会社株式は2023年9月に上場廃止)
- 2024年1月M&A日総工産株式会社が「株式会社アイズ」を子会社化
- 2024年3月日総工産株式会社が研修施設「日総EVテクニカルセンター関西」(滋賀県近江八幡市)を開設
- 2024年5月「株式会社ツナググループ・ホールディングス」と資本業務提携
- 2025年4月M&A「オールジヤパンガード株式会社」を子会社化
- 2025年6月M&A「Man To Manホールディングス株式会社」を子会社化
- 2025年10月日総工産株式会社が研修施設「日総テクニカルセンター愛知」(愛知県豊田市)を開設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2028年3月期まで150,000百万円
- 営業利益2028年3月期まで7,500百万円
- 営業利益率2028年3月期まで5%
- 売上高成長率(CAGR)2028年3月期まで12.3%以上
- ROE平均中期経営計画期間(2026年3月期-2028年3月期)まで20%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業ポートフォリオの多様化
需要動向や人材ニーズの変化に柔軟に対応できるよう、既存の総合人材サービスに加え、エンジニア系人材サービスやHRテック、AI関連サービスなど親和性の高い領域への進出を図り、M&Aや資本業務提携を通じて収益機会の拡大を目指す。
- 02
グループ組織再編と効率化
グループ横断での人材の最適配置とバックオフィス機能の効率化を進め、収益性の改善を図る。収益性の改善は成長投資や人材育成の進捗に応じて段階的に実現する。
- 03
高付加価値人材の育成と確保
半導体や蓄電池製造、保守・保全などの成長領域において、独自の人材育成モデルを活用し、リスキリング機会を提供する。また、外国人材の活用を拡大し、採用コンソーシアムを通じて高付加価値人材の確保を目指す。
- 04
DX推進による経営基盤強化
デジタル基盤を構築し、グループ経営データの一元化・可視化を進め、AIやVRを活用した業務効率化と販管費の抑制に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で2,746人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は727万円で、2期前と比べて−3.3%。平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は19.6年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 751 | 49.1 | 19.4 | 2,336 | — |
| 2025年3月 | 778 | 49.8 | 19.9 | 2,384 | 151 |
| 2026年3月 | 727 | 47.0 | 19.6 | 2,746 | 117 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社16社(国内 16 / 海外 0、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。
- 国内日総工産株式会社(注)2.7横浜市港北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日総ニフティ株式会社(注)2横浜市港北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日総ブレイン株式会社横浜市鶴見区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日総ぴゅあ株式会社横浜市港北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ベクトル伸和愛知県知立市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社アイズ東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ニコン日総プライム横浜市港北区 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内Man to Manホールディングス株式会社名古屋市中区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Man to Man株式会社名古屋市中区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Man to Man Assist株式会社名古屋市中区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Man to Man Animo株式会社名古屋市中区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内テックポート株式会社愛知県豊田市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
- オールジヤパンガード株式会社名古屋市中区100%
- 株式会社ツナググループ・ホールディングス(注)6東京都千代田区19%
- 株式会社LeafNxT東京都品川区49%
- 株式会社SUBARU nw Sight群馬県太田市33%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,114億円、営業利益は32億円。前期と比べると増収減益で、売上が+9.6%、利益が-11.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,185億円 | 1,114億円 |
| 営業利益 | 35億円 | 32億円 |
| 純利益 | 21億円 | 19億円 |
| 1株あたり配当 | ¥25 | ¥25 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
7期分
直近は2027年1Qで、売上は293億円、営業利益は7億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3Q | 725 | 20 | 2.8 | 14 |
| 2024年4Q | 244 | — | — | 6 |
| 2025年2Q | 502 | 15 | 3.0 | 9 |
| 2025年4Q | 514 | 21 | 4.1 | 10 |
| 2026年2Q | 532 | 10 | 1.9 | 5 |
| 2026年4Q | 582 | 22 | 3.8 | 14 |
| 2027年1Q | 293 | 7 | 2.4 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 3期分
2024年3月期からの3期で、売上は969億円から1,114億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日総工産株式会社が「株式会社アイズ」を子会社化 | |||||
| 2024年3月 | 969 | — | 31 | — | 20 |
| 「オールジヤパンガード株式会社」を子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 1,016 | 36 | 36 | 3.5 | 19 |
| 2026年3月 | 1,114 | 32 | 32 | 2.9 | 19 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,114億円のうち、営業利益として残るのは32億円で2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.1%926億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.1%157億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%32億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは9億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は59億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 32 | −13 | −21 | 19 | 96 |
| 2025年3月 | 17 | −21 | −11 | −4 | 82 |
| 2026年3月 | 15 | −6 | −33 | 9 | 59 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 3期分
2026年3月期の総資産は344億円。このうち返さなくてよい自己資本が187億円で、自己資本比率は53.4%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 314 | 153 | 161 | 48.0 |
| 2025年3月 | 313 | 168 | 145 | 52.8 |
| 2026年3月 | 344 | 187 | 157 | 53.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中204位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中414位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥682で、1年前と比べて+7.8%。過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.1倍 |
| PER (会社予想) | 10.9倍 |
| PBR | 1.28倍 |
| 配当利回り | 3.67% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は650円で、25日線(627.48円)を上回り、上昇基調が続く。8月に入り、8月6日に617円まで下落した後、急反発し、直近では650円まで上昇。52週高値732円に対しては11%低い水準。75日線(597.31円)も上回っており、中期のトレンドは上向き。RSIは61.22と強気圏。出来高は増加傾向で、買い意欲が旺盛。8月14日には651円と直近高値を更新しており、上値追いの展開が期待される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PER11.5倍は同業界平均23.0倍を大きく下回り、予想PER10.4倍も低い。PBR1.19倍に対しROE10.9%で、株主資本利益率に見合う水準。配当利回り3.85%は平均2.31%を上回り、配当性向100.2%とやや高いが、安定した配当が期待できる。売上高は増加傾向だが、営業利益率は3.5%から2.9%に低下しており、収益性の悪化が懸念。総合的に割安だが、利益率低下には注意。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.1倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 10.9倍 | — |
| PBR | 1.28倍 | 3.51倍 |
| ROE | 10.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
人材サービス業界は、人手不足を背景に需要は堅調だが、競争が激しく、派遣単価や稼働率の変動が収益に影響する。近年は売上高が拡大しているものの、営業利益率は低下傾向にあり、収益性の改善が課題となっている。持株会社体制への移行によるシナジー効果の発揮が期待される一方で、一時的なコスト増や統合リスクも指摘される。
- 売上高拡大の持続性
売上高は969億円から1114億円へと増加しており、成長基調を示している。
- グループシナジー効果
持株会社体制への移行により、グループ全体の効率化やクロスセルが進む可能性。
- 安定配当の魅力
配当利回りが3.84%と比較的高く、株主還元に積極的。
- 売上高1114億円と前期比9.6%増収通年影響中
売上高1114億円、前期1016億円から+9.6%
- 配当利回り3.84%と高利回り通年影響中
配当利回り3.84%と高水準
- 予想PER10.4倍と割安継続影響中
予想PER10.4倍、実績PER11.53倍
- ROE10.9%と資本効率良好継続影響弱
ROE10.9%と資本効率が良好
- 収益性の悪化懸念
営業利益率が3.54%から2.87%へ低下しており、収益力の低下が懸念される。
- 競争の激化
競合他社が多く、派遣単価や案件獲得競争が厳しい。
- 統合リスク
持株会社体制への移行に伴うコスト増や組織統合の混乱。
- 営業利益32億円と前期比11%減益通年影響中
営業利益32億円、前期36億円から約11%減益
- 営業利益率2.87%と前期から低下通年影響中
営業利益率2.87%、前期3.54%から0.67pt低下
- 純利益19億円と前期横ばい通年影響中
純利益19億円、前期19億円と横ばい
- 外国人保有率4.71%と低水準継続影響弱
外国人保有率4.71%と海外投資家の関心薄い
- 営業利益率
- 収益性のトレンドを示す重要な指標であり、改善が期待される。
- 売上高成長率
- 事業拡大の持続性を確認するため。
- 技術者派遣稼働率
- 主力事業の需給バランスを測る指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円で、前期から+13.6%。いまの株価に対する利回りは3.67%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 21 | — | 87.4 |
| 2025年3月 | 22 | 7.3 | 82.4 |
| 2026年3月 | 25 | 13.6 | 100.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,130人。区分でいちばん多いのは個人・その他で44.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.8%を占め、残る51.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 33.8 | 32.8 | 44.5 |
| 事業法人 | 41.3 | 42.8 | 42.9 |
| 金融機関 | 12.8 | 14.9 | 6.0 |
| 外国法人 | 10.7 | 9.0 | 4.6 |
| 証券会社 | 1.3 | 0.5 | 2.0 |
| 自己株式 | 3.7 | 3.0 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | NSホールディングス株式会社 | 40.90 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 3.98 |
| 03 | 清水 唯雄 | 3.00 |
| 04 | 田中 正次 | 2.92 |
| 05 | NISSOホールディングス従業員持株会 | 1.58 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.48 |
| 07 | 清水 智華子 | 1.43 |
| 08 | 株式会社シンシア | 1.43 |
| 09 | 清水 智湖 | 0.69 |
| 10 | 大和証券株式会社 | 0.57 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 3期分
1株利益は3期で−2%、1株純資産は3期で+19%。直近期のROEは10.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 58 | 468 | 13.2 | 14.6 | 87.4 |
| 2025年3月 | 59 | 509 | 12.3 | 12.7 | 82.4 |
| 2026年3月 | 56 | 555 | 10.9 | 10.7 | 100.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額185百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 清水竜一 | 代表取締役 社長執行役員 | 65 | 173,162 |
| 藤野賢治 | 取締役執行役員 | 53 | 69,860 |
| 田中陽一郎 | 取締役執行役員 | 48 | 4,003 |
| 野村健一 | 取締役執行役員 | 56 | 5,994 |
| 遠藤太嘉志 | 取締役執行役員 | 56 | 55,694 |
| 福井順一 | 社外取締役 | 72 | — |
| 浜田幸輝 | 取締役(常勤監査等委員) | 66 | — |
| 大野美樹 | 取締役(監査等委員) | 55 | — |
| 坂野英雄 | 取締役(監査等委員) | 53 | — |
| 関戸紀博 | 執行役員 | — | — |
| 畠耕一郎 | 執行役員 | — | — |
| 田熊剛 | 執行役員 | — | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 石橋弘二 | 執行役員 | — |
| 門澤慎 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 114 | 11 | 23 | 148 | 30 |
| 社外取締役 | 5 | 37 | — | — | 37 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,747字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,706字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,394字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,992字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第3期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第3期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第2期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第2期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第1期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第1期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
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