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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

NISSOホールディングス

NISSO HOLDINGS Co., Ltd.9332 · Prime · サービス業

製造派遣・請負を中核に、エンジニア・事務・介護警備等も提供する総合人材サービスグループ。

概要

NISSOホールディングスは、2023年10月に日総工産株式会社の単独株式移転により設立された持株会社である。グループ全体で総合人材サービスを中核とし、製造派遣・製造請負を主力に、エンジニア派遣、事務派遣、介護・警備サービスなどを展開する。2026年3月期の連結売上高は1,114億円、営業利益32億円、従業員数は2,746名(グループ全体)に上る。主要顧客は自動車、半導体、電子機器メーカーで、国内製造業の人手不足を背景に事業を拡大している。

総合人材サービスが売上の9割超を占める事業構造

当社グループの事業は、総合人材サービスとその他サービスに大別されるが、総合人材サービスが連結売上高の約96.7%(2026年3月期実績で107,766百万円)を占める。内訳は、製造生産系人材サービスが86,374百万円(構成比77.5%)、エンジニア系人材サービスが13,058百万円(同11.7%)、事務系人材サービスが2,106百万円(同1.9%)、その他人材サービスが6,226百万円(同5.6%)である。製造生産系は自動車や半導体メーカー向けの派遣・請負が中心で、請負では自社指揮命令による生産・品質管理を行う点が特徴である。エンジニア系は製造・IT分野のエンジニア派遣とシステムエンジニアリングサービス(SES)を提供し、事務系は一般事務派遣とBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を手掛ける。その他サービスには介護・福祉、警備、製造系システム開発受託が含まれ、売上高は3,664百万円である。

増収だが営業減益、営業利益率は2.9%

2026年3月期の連結業績は、売上高111,430百万円(前期比9.7%増)、営業利益3,190百万円(同10.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,902百万円(同1.7%減)であった。売上高はM&Aによる子会社の連結効果(Man To Manグループ、オールジヤパンガード等)で増加したものの、営業利益は減少した。主因は、高収益のオートモーティブ分野で在籍人数が減少したこと、エンジニア系で高スキル人材の育成コストが計画に届かなかったことである。売上総利益率は前期比0.3ポイント低下し、販管費率はM&Aに伴う人件費やのれん償却費、システム投資等の増加で同0.3ポイント上昇した結果、営業利益率は2.9%と前期の3.5%から0.6ポイント低下した。経営指標として、ROEは10.9%、ROICは11.1%(WACC約8.2%を上回る)を維持している。中期経営計画では2028年3月期に売上高1,500億円、営業利益75億円、営業利益率5%を目標とする。

M&Aと提携で事業基盤を拡大するグループ戦略

当社グループは持株会社であるNISSOホールディングスのもと、2026年3月末時点で連結子会社13社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社3社で構成される。2024年1月に株式会社アイズを子会社化、2025年4月にオールジヤパンガード株式会社(警備・介護)、同年6月にMan To Manホールディングス株式会社(製造派遣)を子会社化した。また2024年5月には株式会社ツナググループ・ホールディングスと資本業務提携を結び、人材紹介領域との連携を強化している。さらに、日総工産株式会社の研修施設として、2024年3月に「日総EVテクニカルセンター関西」(滋賀県近江八幡市)、2025年10月に「日総テクニカルセンター愛知」(愛知県豊田市)を開設し、電気自動車関連技術や製造スキルの育成に注力している。これらのM&Aと設備投資により、事業ポートフォリオの多様化とグループ運営基盤の強化を図っている。

製造スタッフの単価上昇と離職率改善が進む現場力

主力の製造生産系人材サービスでは、2026年3月期末の在籍人数は15,902名(前期比1,684名増)、1か月当たりの離職率は3.7%(同0.1ポイント改善)となった。製造スタッフの請求単価が上昇し、1人当たり月平均売上高は463千円(同17千円増)に達した。一方、エンジニア系人材サービスではキャリアチェンジ推進が奏功し、在籍人数は2,248名(同194名増)、離職率は1.9%と低水準を維持したが、1人当たり月平均売上高は514千円(同11千円減)とやや低下した。事務系では在籍人数が495名(同55名減)と減少した。その他サービスでは、介護施設の入居率が93.0%と高水準を維持し、警備サービス等を含む同事業の売上総利益率は19.9%(同9.3ポイント改善)と大きく改善した。グループ全体として、人材の定着と生産性向上に取り組んでいる。

業界の中での役割は総合人材サービス提供者(製造派遣・請負、エンジニア派遣、事務派遣、介護・警備等)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,114億円
営業利益
32億円
営業利益率
2.9%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
製造生産系 人材サービス784億円77.2%
エンジニア系 人材サービス116億円11.4%
その他の 人材サービス62億円6.1%
介護・福祉系 サービス31億円3.1%
事務系 人材サービス22億円2.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01総合人材サービス(製造生産系)主力

自動車・半導体・電子機器メーカー向けに製造派遣・製造請負を提供。請負では自社指揮命令による生産・品質管理・労務管理を実施。Man to Manグループの子会社化により強化。

主な製品・サービス2
製造派遣サービス
労働者派遣法に基づき、製造現場に人材を派遣。
製造請負サービス
自社管理のもと製造・加工・検査等を請負い、完成品を納品。

02総合人材サービス(エンジニア系)準主力

製造・IT関連のエンジニア派遣、SES(System Engineering Service)を提供。

主な製品・サービス2
エンジニア派遣サービス
製造・ITエンジニアを派遣。
SES(システムエンジニアリングサービス)
IT業務委託契約に基づくシステム開発・運用。

03総合人材サービス(事務系)副次

一般事務派遣、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を提供。

主な製品・サービス2
事務派遣サービス
オフィス事務・受付等への派遣。
BPOサービス
企業運営業務の外部委託。

04その他サービス副次

介護・福祉サービス、警備サービス、製造系システム開発受託等を提供。オールジヤパンガード、テックポート等が担当。

主な製品・サービス2
介護・福祉サービス
介護施設運営・訪問介護等。
警備サービス
施設警備・イベント警備等。

製品と技術

製造派遣と請負:自社管理で完成品を納める収益の柱

製造生産系人材サービスは、グループ売上高の約77.5%を占める最大セグメントである。主に「製造派遣」と「製造請負」の2形態で提供される。派遣は労働者派遣法に基づき自動車、半導体、電子機器メーカーの製造現場に人材を送り込む。請負は請負会社が自社の指揮命令で生産・品質管理・労務管理を行い、完成品を発注者に納品する点が特徴である。2026年3月期の売上高は86,374百万円(前期比10.1%増)、期末在籍人数は15,902名、1人当たり月平均売上高は463千円に達した。Man To Manグループの子会社化(2025年6月)により、在籍人数と売上高はさらに拡大している。

エンジニア派遣とSES:製造IT領域で高スキル人材を供給

エンジニア系人材サービスは、製造領域の設備技術・生産技術、IT関連のシステム開発、設計・開発などの分野でエンジニア派遣とSES(システムエンジニアリングサービス)を提供する。SESはIT業務委託契約に基づくシステム開発・運用サービスであり、派遣と異なり請負契約に近い形態を取る。2026年3月期の売上高は13,058百万円(前期比12.3%増)、期末在籍人数は2,248名(前期比194名増)、1人当たり月平均売上高は514千円。セミコンダクター分野を中心に高スキル人材の育成に注力しており、キャリアチェンジ推進プログラムの効果で離職率は1.9%と低水準を維持している。売上総利益率は17.9%と前年から改善傾向にある。

警備・介護・BPO:多角化するその他サービス

その他サービス区分には、介護・福祉サービス、警備サービス、製造系システム開発受託などが含まれる。オールジヤパンガード株式会社(警備)とテックポート株式会社(システム開発)を連結子会社として運営する。介護サービスは主に施設介護(入居型)であり、2026年3月期末の入居者数は374名、入居率は93.0%と高い水準である。同事業の売上高は3,664百万円(前期比18.7%増)、売上総利益は728百万円(同122.7%増)と急成長し、売上総利益率は19.9%(前期比9.3ポイント改善)と大きく向上した。警備サービスは施設警備・イベント警備を手掛け、BPOは事務業務の外部委託として企業向けに提供されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービス大手、内需で安定も利益率低く課題

サービス業界ではジンジブが人材紹介に特化し、イシンやダイブグループが成長する中、当社は総合人材サービスとして幅広い領域をカバー。売上高は1114億円と大型で、同業他社と比べ規模の優位性を持つが、営業利益率は3.5%から2.9%へ低下しており、収益性では見劣りする。マテリアルグループやJSHなどが専門分野で高い収益率を上げるのに対し、当社は規模拡大を優先する戦略。派遣・紹介・アウトソーシングなど多角化し、国内の人手不足を背景に需要は堅調だが、コスト管理と利益率改善が急務。

強み

  • 売上高1114億円で業界トップクラス、幅広いサービスを展開。
  • 派遣、紹介、アウトソーシングなど複数の事業を展開。
  • 国内の人材需要を捉え、景気変動の影響を緩和。
  • 総合人材サービスとして、企業からの信頼を得ている。

課題

  • 営業利益率2.9%と低く、他社と比べ収益性が劣る。
  • 人件費や採用コストの上昇が利益を圧迫。
  • 専門特化型の競合が増え、差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がNISSOホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13694オプティム239億円21.6倍
29216ビーウィズ239億円41.2倍
33984ユーザーローカル237億円14.3倍
43837アドソル日進235億円15.9倍
59332NISSOホールディングス232億円12.1倍
63788GMOグローバルサイン・ホールディングス232億円21.0倍
73921ネオジャパン230億円12.6倍
82471エスプール221億円16.6倍
93649ファインデックス219億円17.8倍
106050イー・ガーディアン216億円29.6倍
113835eBASE207億円19.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 7件

日総工産の持株会社として設立・上場した2023年10月

2023年10月2日、日総工産株式会社が単独株式移転を実施し、その完全親会社としてNISSOホールディングスを設立した。同日、当社株式は東京証券取引所プライム市場に新規上場し、日総工産の株式は同年9月に上場廃止となった。この株式移転により、グループ経営の効率化と事業ポートフォリオの柔軟な再編が可能な体制が整った。設立時のグループは、持株会社である当社と日総工産およびその子会社で構成され、創業理念「人を育て 人を活かす」を継承した。上場により資金調達の多様化も図り、その後のM&A拡大の基盤を築いた。

アイズ子会社化とEV研修施設開設で領域拡大した2024年

2024年1月、日総工産が株式会社アイズを子会社化し、人材サービスの提供領域を拡大した。同年3月には、滋賀県近江八幡市に研修施設「日総EVテクニカルセンター関西」を開設した。これは電気自動車(EV)関連の技術習得を目的とした施設で、自動車産業の電動化シフトに対応する人材育成を狙ったものである。さらに同年5月、株式会社ツナググループ・ホールディングスと資本業務提携を締結し、人材紹介・派遣の連携強化を図った。これらの施策により、グループはEV技術領域や人材紹介分野での事業機会を広げ、既存の製造派遣・請負事業との相乗効果を目指した。

警備・介護と製造派遣の大型M&Aを実行した2025年

2025年4月、日総工産がオールジヤパンガード株式会社を子会社化し、警備サービスおよび介護・福祉サービス事業に本格参入した。続いて同年6月、Man To Manホールディングス株式会社およびその子会社5社を子会社化し、製造派遣・請負の規模を一気に拡大した。Man To Manグループは製造現場への人材派遣に強みを持ち、これにより当社グループの製造生産系人材サービスの在籍人数は約1,600名増加した。同年10月には愛知県豊田市に「日総テクニカルセンター愛知」を開設し、中部地区での自動車関連技術研修を強化した。これらのM&Aにより、グループの総合人材サービス体制は大幅に強化された。

3カ年中期経営計画を策定し収益性改善に着手

2024年8月、当社グループは2026年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画を策定した。計画の最終年度(2028年3月期)には売上高1,500億円、営業利益75億円、営業利益率5%を目標に掲げた。初年度である2026年3月期の実績は売上高1,114億円(計画比未達)、営業利益32億円(同43億円未達)と計画を下回ったが、グループは事業ポートフォリオの多様化、バックオフィス機能の効率化、成長分野へのM&A投資を継続する方針である。財務指標としてROE平均20%以上、ROIC平均15%以上、財務レバレッジ2.5倍以下を目安とし、資本効率の改善にも取り組んでいる。

年表7件を開く

2020年代

  • 2023年10月創業日総工産株式会社が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所プライム市場に 上場(日総工産株式会社株式は2023年9月に上場廃止)
  • 2024年1月M&A日総工産株式会社が「株式会社アイズ」を子会社化
  • 2024年3月日総工産株式会社が研修施設「日総EVテクニカルセンター関西」(滋賀県近江八幡市)を開設
  • 2024年5月「株式会社ツナググループ・ホールディングス」と資本業務提携
  • 2025年4月M&A「オールジヤパンガード株式会社」を子会社化
  • 2025年6月M&A「Man To Manホールディングス株式会社」を子会社化
  • 2025年10月日総工産株式会社が研修施設「日総テクニカルセンター愛知」(愛知県豊田市)を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで150,000百万円
  • 営業利益2028年3月期まで7,500百万円
  • 営業利益率2028年3月期まで5%
  • 売上高成長率(CAGR)2028年3月期まで12.3%以上
  • ROE平均中期経営計画期間(2026年3月期-2028年3月期)まで20%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの多様化

    需要動向や人材ニーズの変化に柔軟に対応できるよう、既存の総合人材サービスに加え、エンジニア系人材サービスやHRテック、AI関連サービスなど親和性の高い領域への進出を図り、M&Aや資本業務提携を通じて収益機会の拡大を目指す。

  2. 02

    グループ組織再編と効率化

    グループ横断での人材の最適配置とバックオフィス機能の効率化を進め、収益性の改善を図る。収益性の改善は成長投資や人材育成の進捗に応じて段階的に実現する。

  3. 03

    高付加価値人材の育成と確保

    半導体や蓄電池製造、保守・保全などの成長領域において、独自の人材育成モデルを活用し、リスキリング機会を提供する。また、外国人材の活用を拡大し、採用コンソーシアムを通じて高付加価値人材の確保を目指す。

  4. 04

    DX推進による経営基盤強化

    デジタル基盤を構築し、グループ経営データの一元化・可視化を進め、AIやVRを活用した業務効率化と販管費の抑制に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で2,746人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は727万円で、2期前と比べて3.3%平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は19.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年3月75149.119.42,336
2025年3月77849.819.92,384151
2026年3月72747.019.62,746117

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 16 / 海外 0、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
従業員寮 — 全国各所2,065百万円
総合人材サービス
本社 — 神奈川県横浜市港北区1,902百万円
総合人材サービス
研修施設 — 全国各所662百万円
総合人材サービス
各営業所 — 全国各所506百万円
総合人材サービス
本社他 — 神奈川県横浜市港北区他192百万円
その他のサービス
従業員寮他 — 愛知県知多市他103百万円
総合人材サービス
本社他 — 愛知県名古屋市中区他95百万円
その他のサービス
工場他 — 福岡県久留米市他41百万円
総合人材サービス
主な関係会社
  • 国内
    日総工産株式会社(注)2.7
    横浜市港北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日総ニフティ株式会社(注)2
    横浜市港北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日総ブレイン株式会社
    横浜市鶴見区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日総ぴゅあ株式会社
    横浜市港北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ベクトル伸和
    愛知県知立市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アイズ
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ニコン日総プライム
    横浜市港北区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    Man to Manホールディングス株式会社
    名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Man to Man株式会社
    名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Man to Man Assist株式会社
    名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Man to Man Animo株式会社
    名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    テックポート株式会社
    愛知県豊田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • オールジヤパンガード株式会社名古屋市中区100%
  • 株式会社ツナググループ・ホールディングス(注)6東京都千代田区19%
  • 株式会社LeafNxT東京都品川区49%
  • 株式会社SUBARU nw Sight群馬県太田市33%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,114億円営業利益32億円前期と比べると増収減益で、売上が+9.6%、利益が-11.1%。

売上高
+9.6%
1,114億円
営業利益
-11.1%
32億円
純利益
+0.0%
19億円
営業利益率
2.9%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,185億円1,114億円
営業利益35億円32億円
純利益21億円19億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

7期分

直近は2027年1Qで、売上は293億円、営業利益は7億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年3Q725202.814
2024年4Q2446
2025年2Q502153.09
2025年4Q514214.110
2026年2Q532101.95
2026年4Q582223.814
2027年1Q29372.44

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 3期分

2024年3月期からの3期で、売上は969億円から1,114億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
日総工産株式会社が「株式会社アイズ」を子会社化
2024年3月9693120
「オールジヤパンガード株式会社」を子会社化
2025年3月1,01636363.519
2026年3月1,11432322.919

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,114億円のうち、営業利益として残るのは32億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.1%926億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.1%157億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.7pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.3pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.9pt
10.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は59億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2024年3月32−13−211996
2025年3月17−21−11−482
2026年3月15−6−33959

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 3期分

2026年3月期の総資産は344億円。このうち返さなくてよい自己資本が187億円で、自己資本比率は53.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2024年3月31415316148.0
2025年3月31316814552.8
2026年3月34418715753.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
59億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
140億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
157億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中204位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中414位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥682で、1年前と比べて+7.8%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥682-1.2%1ヶ月+11.8%1年+7.8%時価総額232億円
過去52週の値幅
安値¥557高値¥732

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.1倍
PER (会社予想)10.9倍
PBR1.28倍
配当利回り3.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は650円で、25日線(627.48円)を上回り、上昇基調が続く。8月に入り、8月6日に617円まで下落した後、急反発し、直近では650円まで上昇。52週高値732円に対しては11%低い水準。75日線(597.31円)も上回っており、中期のトレンドは上向き。RSIは61.22と強気圏。出来高は増加傾向で、買い意欲が旺盛。8月14日には651円と直近高値を更新しており、上値追いの展開が期待される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER11.5倍は同業界平均23.0倍を大きく下回り、予想PER10.4倍も低い。PBR1.19倍に対しROE10.9%で、株主資本利益率に見合う水準。配当利回り3.85%は平均2.31%を上回り、配当性向100.2%とやや高いが、安定した配当が期待できる。売上高は増加傾向だが、営業利益率は3.5%から2.9%に低下しており、収益性の悪化が懸念。総合的に割安だが、利益率低下には注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.1倍23.4倍
PER (予想)10.9倍
PBR1.28倍3.51倍
ROE10.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人材サービス業界は、人手不足を背景に需要は堅調だが、競争が激しく、派遣単価や稼働率の変動が収益に影響する。近年は売上高が拡大しているものの、営業利益率は低下傾向にあり、収益性の改善が課題となっている。持株会社体制への移行によるシナジー効果の発揮が期待される一方で、一時的なコスト増や統合リスクも指摘される。

プラスに働く材料7
  • 売上高拡大の持続性

    売上高は969億円から1114億円へと増加しており、成長基調を示している。

  • グループシナジー効果

    持株会社体制への移行により、グループ全体の効率化やクロスセルが進む可能性。

  • 安定配当の魅力

    配当利回りが3.84%と比較的高く、株主還元に積極的。

  • 売上高1114億円と前期比9.6%増収通年影響

    売上高1114億円、前期1016億円から+9.6%

  • 配当利回り3.84%と高利回り通年影響

    配当利回り3.84%と高水準

  • 予想PER10.4倍と割安継続影響

    予想PER10.4倍、実績PER11.53倍

  • ROE10.9%と資本効率良好継続影響

    ROE10.9%と資本効率が良好

マイナスに働く材料7
  • 収益性の悪化懸念

    営業利益率が3.54%から2.87%へ低下しており、収益力の低下が懸念される。

  • 競争の激化

    競合他社が多く、派遣単価や案件獲得競争が厳しい。

  • 統合リスク

    持株会社体制への移行に伴うコスト増や組織統合の混乱。

  • 営業利益32億円と前期比11%減益通年影響

    営業利益32億円、前期36億円から約11%減益

  • 営業利益率2.87%と前期から低下通年影響

    営業利益率2.87%、前期3.54%から0.67pt低下

  • 純利益19億円と前期横ばい通年影響

    純利益19億円、前期19億円と横ばい

  • 外国人保有率4.71%と低水準継続影響

    外国人保有率4.71%と海外投資家の関心薄い

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性のトレンドを示す重要な指標であり、改善が期待される。
売上高成長率
事業拡大の持続性を確認するため。
技術者派遣稼働率
主力事業の需給バランスを測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+13.6%いまの株価に対する利回りは3.67%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
3.67%
いまの株価に対して
配当性向
100.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月2187.4
2025年3月227.382.4
2026年3月2513.6100.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,130人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.8%を占め、残る51.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.832.844.5
事業法人41.342.842.9
金融機関12.814.96.0
外国法人10.79.04.6
証券会社1.30.52.0
自己株式3.73.01.0
外国人個人0.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01NSホールディングス株式会社40.90
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.98
03清水 唯雄3.00
04田中 正次2.92
05NISSOホールディングス従業員持株会1.58
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.48
07清水 智華子1.43
08株式会社シンシア1.43
09清水 智湖0.69
10大和証券株式会社0.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 3期分

1株利益は3期で−2%、1株純資産は3期で+19%。直近期のROEは10.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2024年3月5846813.214.687.4
2025年3月5950912.312.782.4
2026年3月5655510.910.7100.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額185百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清水竜一代表取締役 社長執行役員65173,162
藤野賢治取締役執行役員5369,860
田中陽一郎取締役執行役員484,003
野村健一取締役執行役員565,994
遠藤太嘉志取締役執行役員5655,694
福井順一社外取締役72
浜田幸輝取締役(常勤監査等委員)66
大野美樹取締役(監査等委員)55
坂野英雄取締役(監査等委員)53
関戸紀博執行役員
畠耕一郎執行役員
田熊剛執行役員
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
石橋弘二執行役員
門澤慎執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5114112314830
社外取締役537377

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,747字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、2023年10月2日に単独株式移転により日総工産株式会社の完全親会社である持株会社として設立され、グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。 当連結会計年度において、当社はMan to Manホールディングス株式会社及び同社の子会社5社とオールジヤパンガード株式会社を子会社化しております。また、株式会社SUBARU nw Sightを持分法適用関連会社としております。これにより、当社グループは持株会社である当社、連結子会社13社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社3社で構成されることになりました。 創業理念である「人を育て 人を活かす」に則り、ミッションを「働く機会と希望を創出する」とし、企業と人の成長を支援する人材ソリューションサービスで、働く人がやりがいを持ち、成長していける職場を作り上げていくとともに、社会変化や産業構造変化に対応できるサービスの提供を目指し、「高い成長力のある企業グループに変革する」ための取り組みを推進しております。 当社グループが提供するサービスについては、「総合人材サービス」と「その他のサービス」の2つに大きく区分されますが、全セグメントに占める「総合人材サービス」の割合が高く、開示情報としての重要性が乏しいため、単一セグメントとみなしております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 サービス別の概要は以下のとおりであります。 (総合人材サービス) ① 製造生産系人材サービス 製造生産系人材サービスは、主に製造派遣、製造請負に区分されます。 製造派遣は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)に従い事業を行っており、自動車製造、半導体製造、電子機器製造をはじめとしたメーカーに対し派遣サービスを提供しております。 製造請負は、自動車製造、半導体製造、電子機器製造をはじめとしたメーカーに対しサービスを提供しております。製造請負とは、請負会社(グループ各社)が、自ら指揮命令を行い、自社による生産、品質管理や労務管理及び職場運営体制を構築しなければならないことが特徴であり、発注者(メーカー)からの注文に対し、自社管理体制のもとで製造や加工、検査等を行い、完成品(成果)を納品しております。 なお、Man to Man株式会社、Man to Man Assist株式会社を2025年6月30日より連結しています。 ② エンジニア系人材サービス エンジニア系人材サービスは、製造領域及びIT関連のエンジニア派遣、SESに区分されます。 SESとは、「System Engineering Service」の略称で、IT業界における業務委託契約の一つであります。 ③ 事務系人材サービス 事務系人材サービスは、一般事務派遣、BPO(Business Process Outsourcing)に区分されます。 一般事務派遣は、労働者派遣法に従い事業を行っており、主としてオフィス事務や受付業務などへの派遣サービス提供を行っております。 また、企業運営上の業務やビジネスプロセスを、専門企業に外部委託するBPOを一部受託しております。 ④ その他の人材サービス その他の人材サービスは、高年齢者社員の人材派遣、障がい者による軽作業請負やWebシステム開発などに区分されます。 なお、Man to Man Animo株式会社を2025年6月30日より連結しています。 (その他のサービス) 介護・福祉サービス、各種警備サービス、製造系システム開発受託などに区分されます。 なお、オールジヤパンガード株式会社、テックポート株式会社を2025年6月30日より連結しています。 [事業系統図] 事業系統図は、次のとおりであります。 2026年3月31日現在 (注)「障害者の雇用の促進等に関する法律」(厚生労働省)に基づく、特例子会社であります。
経営方針・対処すべき課題4,706字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、創業理念である「人を育て 人を活かす」に則り、ミッションを「働く機会と希望を創出する」とし、企業と人の成長を支援する人材ソリューションサービスで、働く人がやりがいを持ち、成長していける職場を作り上げていくとともに、社会変化や産業構造変化に対応できるサービスの提供を目指し、「高い成長力のある企業グループに変革する」ための取り組みを推進してまいります。 (2)経営戦略 (基本戦略) 当社グループは、ミッションの実現に向けたマテリアリティ(重要課題)を「働きやすい職場づくり」、「社会変化や構造変化への対応」、「ガバナンスの強化」と定義しています。 日本国内においては、Society5.0やIndustry5.0の進展、AI技術の進化、少子高齢化に伴う労働人口の減少などを背景に、人材需給構造そのものが大きく変化しており、当社グループを取り巻く経営環境は、かつてない速さで変化を続けています。また、米国の関税措置や中東情勢をはじめとした地政学的リスクの高まり等、事業活動に影響を与え得る不確実性も増しており、先行きは不透明な状況にあります。 このように見通しにくい経営環境を踏まえ、当社グループは、2024年8月に、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画を策定し、事業の持続的な成長と企業価値の向上を図るため、人材の確保・育成・定着を通じた付加価値の高いサービス提供、事業環境の変化に対応した事業構造の強化、ならびにガバナンスを含む経営基盤の強化を重要な経営上の取り組みテーマとして位置づけています。 (中期経営計画を踏まえた経営戦略の考え方) 当社グループは、「高い成長力の企業グループに変革する」というビジョンの実現に向け、成長のスピードを一層高めることを目指していく考えのもと、当該中期経営計画の達成に向けて、需要動向や人材ニーズの変化に柔軟に対応できるよう、事業ポートフォリオの多様化を図ることで、収益機会の拡大を目指してまいります。 また、グループ事業運営基盤強化の一環として、グループ組織の再編を実施し、グループ横断での人材の最適配置を進めることで、バックオフィス機能の効率化による収益性の改善を図ってまいります。 さらに、既存領域に加え、成長領域へのM&Aや、外部成長の取り込みを目的とした資本業務提携などを通じて、事業基盤の強化と成長機会の拡大を図り、持続的な成長の実現につなげてまいります。その過程において、収益性の改善については、成長投資や人材育成への取り組みの進捗に応じて、段階的に表れてくると考えています。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、当該中期経営計画において、2028年3月期の主要な経営指標の目標を売上高150,000百万円、営業利益7,500百万円、営業利益率5%としております。 当該中期経営計画の初年度である当連結会計年度においては、売上高111,430百万円、営業利益3,190百万円となり、前連結会計年度と比較して売上高は増収となったものの、営業利益は減益となり、計画水準には至りませんでした。また、営業利益率は2.9%となり、前連結会計年度比で0.6ポイント低下しました。 今後は、売上総利益率の向上および販管費の効率化に継続して取り組むとともに、収益構造の改善に向けた施策の優先順位付けと実行力の強化を通じて収益性の改善を図り、中期的な目標の達成を目指してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (財務戦略) 財務戦略方針 当社は、自社の資本コスト(株主資本コストおよび加重平均資本コスト(WACC))を注視し、重要な経営指標を自己資本利益率(ROE)と投下資本利益率(ROIC)とした上で、稼ぐ力の追求と資本効率性の向上に取り組みます。また、安定的にROICが資本コスト(加重平均資本コスト(WACC))を上回る構造を実現することで企業価値の向上に努めてまいります。 財務戦略 当社グループは、稼ぐ力の追求に向けて、既存事業の高付加価値化、事業ポートフォリオの見直し、成長分野への投資、デジタル技術の活用による業務効率化、人材への投資を行ってまいります。また、財務規律の維持と資本効率性の向上に向けて、適切な経営資源の配分、適正な負債の活用、最適な株主還元(安定配当・自社株買)、適時適切な情報開示を行ってまいります。 財務指標 当社は、当該中期経営計画の最終年度である2028年3月期には、成長性を示す指標である売上高成長率(CAGR)12.3%以上、収益性を示す指標である営業利益率5%以上の達成を目指してまいります。 また、中期経営計画期間(2026年3月期から2028年3月期まで)における、財務の効率性を示す指標であるROE平均20%以上、ROIC平均15%以上、中期経営計画の最終年度である2028年3月期には財務の健全性を示す指標である財務レバレッジ2.5倍以下を目安にしています。 一方、当連結会計年度においては、各収益性指標は前期比で低下しましたが、これは主として将来成長に向けた先行投資を進めたことによる一時的な影響によるものと認識しています。当連結会計年度において、重要な経営指標であるROEは10.9%、ROICは11.1%となり、ROICはWACC(約8.2%)を上回る水準を維持しています。今後も、資本効率の改善に向けた取り組みを継続してまいります。 各指標については以下の定義にて算出しています。 ・自己資本利益率(ROE):親会社株主に帰属する当期純利益 ÷ ((期首自己資本 + 期末自己資本) ÷ 2) ・投下資本利益率(ROIC):税引後営業利益 ÷ 投下資本(当期平均有利子負債 + 当期平均純資産額) (非財務戦略) サステナビリティへの取組 当社グループは、グループの原動力である「人」への投資を通じて、社会や環境への貢献を図ることが重要であると認識しています。この考えのもと、2021年10月に策定した「サステナビリティ方針」に基づき、持続的な事業の成長を目指すとともに、人権と労働、環境、安全衛生、倫理に関する方針を定め、持続可能な社会の実現に向けた取組を推進しております。 なお、当社グループのサステナビリティ活動の詳細及び目標とする経営指標の詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (事業戦略) 総合人材サービスにおける取組 インダストリー戦略 技術革新や環境問題を背景に加速度的に産業構造が変化していくのに合わせ、産業ごとに必要な人材像も刻一刻と変化しています。中でも日本経済をリードする自動車・半導体・電子を中心とした産業界の人材ニーズに応えるべく、当社は最新の製造設備を有する研修施設を立ち上げ、付加価値の高い人材を育成し、変革する産業界を強力にバックアップしてまいります。 採用戦略 経済活動の正常化に伴う人材ニーズの高まりにより、当社グループにおいても就業者の確保が、これまで以上に必要になっています。 当社グループは、人材確保という課題に対し、グローバル人材の更なる活用を進めてまいります。日本に来てよかった、日本でもっと働きたいと思っていただける各種制度や環境を整備し、2031年3月期末の在籍3,000人を目指してまいります。 また、高付加価値人材の採用に向けて、当社グループ内での人材流動化と他社とのアライアンスを推進する「採用コンソーシアム」の拡大も図ってまいります。 育成戦略 当社グループは、メーカーにおける生産活動の高度化、人材に求めるニーズの多様化、製造業全体における慢性的な人手不足といった課題への対応を目指し、事業の拡大に向けて必要となる事業領域を調査しながら、人材育成分野でお客様と共創してまいります。また、当社グループが拡大領域と位置付ける半導体や蓄電池の製造領域、保守・保全といった職種に、当社グループ独自の「人材育成モデル」を掛け合わせることで、高付加価値人材の育成を積極的に推進してまいります。官民と連携を取りながら、他産業や他職種で働いている人材に対して、リスキリングの機会を提供し、半導体関連の量産に対応できる人材育成も行ってまいります。 新たなサービスの創出 連結売上高において、総合人材サービスは約9割を占めています。当該サービスはお客様との継続的な取引関係をベースとしており、「安定性」と「依存度」の2つの側面を持ち合わせている事業であることから、顧客の生産動向に当社グループの業績が大きく左右されることが課題となっています。 当社グループは、エンジニア系人材サービスの拡大のみならず、HRテックやAI関連サービスといった当社グループの事業と親和性の高い領域へ進出し、M&Aや新たなパートナーシップの構築などを通じて価値共創に取り組むことで、中核である総合人材サービスの事業拡大を図ってまいります。 また、当社グループは、教育受託サービスである「NISSO HR Development Service」を展開しています。このサービスは、お取引先から数多くお寄せいただいた、教育を担う講師人材の不足、繁忙のため実際の生産ラインや現場を使ったOJTができないことによる実技研修不足、未経験者向けの教育プログラムの不足などの課題に応えるため、全国に教育研修施設を有し、多くの研修カリキュラムを開発してきた実績を持つ当社グループが、社員研修を代行することで、課題解決をお手伝いできるサービスと位置づけており、そのニーズは順調に拡大しています。 その他のサービスにおける取組 介護・福祉サービス 介護・福祉業界においては、要介護者の増加や介護従事者の慢性的な不足などにより、サービスの安定的な提供が継続的な課題となっています。 当社グループは介護従事者の安定的な確保と定着率の向上を重要な課題と捉え、介護従事者への階層別教育や採用者への導入教育を通じて、働きやすい職場環境づくりを推進してまいります。また、外国人材の活用を促進するなど、多様な人材の活用を推進することで、新たな介護従事者の確保を目指してまいります。 (DX戦略) 当社グループが持続的に利益成長を続けていく上では、経営管理機能や事業運営基盤の強化に向けたDX化の推進が重要な経営課題であると認識しています。 当社グループは、デジタル基盤の構築に向けて、時と場所を選ばずアプリが利用できるIT基盤を提供し、グループ経営データの一元化・可視化・標準化・利活用などを推進してまいります。また、AIやVRなどを利用した業務の効率化や自動化を推進することで、業務品質の向上と販管費の抑制に努めてまいります。 (新たな価値共創(CSV)への取組) 当社グループは、お客様の抱える困りごとや社会課題の解決に向けて、グループ内の経営リソースのみに依拠することなく、産官学を含めたコンソーシアム等への参加、業務資本提携、スタートアップへの出資やM&Aなどを含め、必要に応じて外部パートナーとの協業を検討しながら、新たな価値の共創にも取り組んでまいります。
事業等のリスク9,394字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、必ずしも事業上のリスク要因に該当しない事項であっても、投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しています。 (1)リスク管理体制 当社グループは、事業目的に影響を与えるリスク(以下、「リスク」という。)について、「リスク管理規程」を定めるとともに、リスクに適切に対応できる体制の整備を図るために「リスク管理委員会」を設置しています。また、リスク管理委員会は同規程にもとづき、具体的なリスクの特定・分析・評価を行い、その対応方針を定め、定期的に当社の取締役会への報告を行っています。 こうした体制のもと、事業運営においては不祥事防止や持続可能な事業運営に関わる課題など、複数の領域にまたがる課題への対応も重要であることから、「リスク管理委員会」と「サステナビリティ委員会」は相互に連携し、企業不祥事の防止や持続可能な事業運営に関わるグループ共通のリスクや課題について情報共有・意見交換を行う体制としています。 このような連携を円滑に行うために、2つの委員会の委員長を当社の取締役が務めることで、事業との連動を意識した審議を行い、当社の取締役会に定期的に付議することとしています。体制の詳細については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」をご参照ください。 (2)リスクマネジメントプロセス 当社グループは、グループ各社の経営戦略、社会的信用、顧客との信頼関係、適用対象者の個人情報、知的財産、設備施設その他の財産などに関し、当社グループ各社の事業目的の達成を阻害する可能性のある社内外の全ての事象をリスクと定義しています。また、リスクの的確な把握ならびに適切な管理の実行が、企業価値の持続的な維持、向上に繋がるものであり、経営上の重要課題であると認識しています。 また、当社グループは、「リスク管理規程」に基づき、次の項目に関する協議を行い、取締役会の決議を通じて、各部門や関係会社に毎年共有しています。 ・ 事業運営においてどのようなリスクがあるかを特定した上で、リスクごとの発生頻度および影響度を識別、分析、評価し、リスクマップを作成するとともに、定期的にリスクマップの更新を行う。 ・ リスク管理状況を監視し、リスク管理上、緊急対応の必要があると認められる事態が発生した場合は、そのリスクを適切に制御するための必要な対応を行う。 ・ そのリスク内容が社内外的に開示の必要があると認められる場合は、当社の取締役会への提言を行う。 当連結会計年度においては、事業環境や経営状況を踏まえ、事業等に影響を与えるリスクの見直しを継続的に行った結果、発生の確率および経営への影響度の観点から、4項目の「特に重要なリスク」を特定しました。また、その見直しを行った結果として、経営上のリスク6項目およびサービス別のリスク14項目を特定し、それぞれのリスクの低減や回避に向けた取り組みを進めています。 (3)特に重要なリスクと対策 項目   発生の確率 (注)1   影響度 (注)2   主な対策 賃金相場上昇による人員確保難・コストの増加   大   大   多様な働き口の確保と多様な働き方の実現、単価交渉の実施 外国人労働者の増加に伴う就業環境整備の不足   大   大   働き続けられる就業環境を整備する 大型の取引先との契約終了・縮小に伴う社員の雇用維持   小   大   現職場以外での就業機会を高めるためのリスキリング、新たな取引先の拡大 レピュテーションリスク   小   大   マニュアル整備の継続、教育の徹底、情報の継続的な監視 (注)1.「発生の確率」は、大:年に1回以上発生、中:数年に1回発生、小:発生の頻度は少ない、として分類しています。 2.「影響度」は、大:連結業績に著しく影響(連結営業利益の30%減少、または連結売上高10%減少)を与える、中:経営計画の達成に影響を与える、小:経営に与える影響は軽微、として分類しています。 賃金相場上昇による人員確保難・コストの増加 当社グループは「人」の企業であり、人員確保コストや維持費用コストの増加は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対応するために、給与体系の変更や人事制度の見直し等、多様な就業先の確保と多様な働き方の実現を進めてまいります。また、採用コスト及び賃金相場上昇分については、適切な単価交渉を行ってまいります。 外国人労働者の増加に伴う就業環境整備の不足 事業計画に則り、外国人材の活用機会が増加していますが、外国人労働者の環境整備の不足により、退職者の増加および法令違反、集団訴訟リスク等は、当社グループの運営、業績等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対応するために、常に法令を順守しながら、法律改正への対応・様々な文化を持つ国ごとへの環境整備等に向けて、専門の部署の設置や士業の活用を行ってまいります。 大型の取引先との契約終了・縮小に伴う社員の雇用維持 大型取引先との契約終了は当社グループの業績・雇用維持等に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクの低減に向けて、当社グループの教育研修施設で新たなスキルを習得しジョブチェンジを行う仕組みの導入、また新たな取引先の拡大を行うことで特定の取引先に依存しない体制を構築するなど、社員の雇用を維持する事業運営体制の構築を目指してまいります。 レピュテーションリスク 当社グループでは、総合人材サービスにおける営業活動や採用活動、また介護・福祉サービスの利用者の拡大といったことを目的に各種SNSの活用を行っています。一方、誤った活用を行った場合には企業に関するネガティブな評判やうわさが拡散されるリスクがあります。 このようなリスクの低減に向けて、当社グループでは、マニュアル整備の継続、教育の徹底、情報の継続的な監視を行っています。 (4)当社グループの経営全般 組織再編(企業買収、資本提携、業務提携等)のリスク 当社グループは、成長戦略の一環として今後も組織再編(企業買収、資本提携、業務提携)を行う可能性があります。事業環境の変化等の影響により、当初想定した効果を創出できない場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 個人情報保護について 当社グループは、求職者(求人案件応募者や職業紹介希望者等)をはじめとする多数の個人情報を有しており、この個人情報及び個人情報に係る全ての情報を事業運営上もっとも重要な資産であると考えています。当社グループでは、2005年4月に施行された個人情報の保護に関する法律を遵守し、個人情報保護理念・個人情報保護方針を定め、個人情報保護基本規程に則り、社内運用体制の整備、定期的な研修、情報管理の徹底強化等、個人情報の厳正な管理に留意しています。しかしながら、個人情報の故意又は過失による漏洩や不正使用などの事態が生じた場合には、損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、社会的な信用を悪化させ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 固定資産の減損について 当社グループは、事業用の資産として土地・建物等の固定資産を有しており、固定資産の減損に係る会計基準を適用していますが、今後地価の動向及び対象となる固定資産の事業の収益性状況によっては、減損損失の計上が必要となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 訴訟について 当社グループでは、必要に応じた教育機会を設けるなどして法令遵守を徹底しているため、訴訟、紛争の可能性は低いものと考えています。しかしながら、不測の事態により当社グループに関連する訴訟、紛争が発生した場合において、当社グループが的確に対応できなかった場合には、訴訟や損害賠償等による費用等の発生や社会的な信用低下、さらに当社グループのブランドイメージの低下により顧客からの受注の減少や就業希望者の減少が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 事業継続計画(BCP)について 当社グループでは、大規模な災害やパンデミック等、事業継続に支障を来たすリスクへの備えとして、「日総グループ事業継続計画(BCP)基本方針」を策定し、事業継続に向けた防災危機管理規程の定期的な改訂、防災・危機対応マニュアルの整備を行っています。また、重要業務の復旧対策については、各社の管理部門と連携しながら、作成に取り組んでいます。しかしながら、想定を超える事態が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 気候変動について 当社グループは、脱炭素社会への早期移行に向かい、21世紀後半の気温上昇を2℃とするシナリオに基づき、リスクと機会を特定しています。 詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (5)事業等におけるサービス別のその他のリスク (総合人材サービス) 法的規制について 当連結会計年度における総合人材サービスの売上高は、連結売上高の96.7%を占めています。当サービスの中核である労働者派遣事業においては「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」、有料職業紹介事業は「職業安定法」に基づき、厚生労働大臣の許可を受けて行っています。また、製造請負事業においては、製造派遣との区分が明記されている「厚生労働省告示第518号(旧労働省告示第37号)」に基づいて事業を運営しています。そして、これら以外にも労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、健康保険法、個人情報保護法等、多岐にわたる法律に基づいて事業を運営しています。 当社グループでは、法令遵守を経営の最重要事項と位置づけ、関係法令の教育、指導、管理、監督体制の強化に努めるなどして法令遵守の徹底を図り、上記の諸法令に抵触する事実はないものと認識していますが、万一、関連諸法令に違反するような事象や不正行為等が発生した場合には、所轄監督官庁による処罰や社会的に信用が失墜し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、これら関係諸法令は情勢の変化に伴い見直しが行われており、この法改正が行われた場合、その改正内容によっては、事業運営への制限の発生や対応する体制構築に時間を要することにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループの許可・届出状況 (2026年3月31日現在) 会社名   許可名称   監督官庁   許可番号   取得年月   有効期限 日総工産株式会社   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派14-150048   2002年10月   2026年12月31日 有料職業紹介事業   厚生労働省   14-ユ-150026   2002年8月   2026年12月31日 日総ブレイン株式会社   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派14-020001   1986年7月   2029年1月31日 有料職業紹介事業   厚生労働省   14-ユ-020011   2000年8月   2028年7月31日 株式会社ベクトル伸和   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派23-300331   2005年9月   2028年8月31日 有料職業紹介事業   厚生労働省   23-ユ-300581   2008年7月   2026年6月1日 株式会社ニコン日総プライム   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派14-303092   2004年2月   2027年1月31日 有料職業紹介事業   厚生労働省   14-ユ-301602   2007年10月   2030年9月30日 株式会社アイズ   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派13-011359   2003年10月   2026年9月30日 有料職業紹介事業   厚生労働省   13-ユ-300065   2004年5月   2027年4月30日 日総ぴゅあ株式会社   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派-14-303692   2025年5月   2028年4月30日 有料職業紹介事業   厚生労働省   14-ユ-302260   2024年8月   2027年7月30日 Man to Man株式会社   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派23-301331   2012年7月   2030年6月30日 有料職業紹介事業   厚生労働省   23-ユ-301086   2012年7月   2030年6月30日 Man to Man Animo株式会社   一般労働者派遣事業   厚生労働省   派23-302205   2018年2月   2031年1月31日 有料職業紹介事業   厚生労働省   23-ユ-301631   2015年4月   2028年3月31日 なお、上記の許可・届出について、事業停止、許可取消及び事業廃止となる事由は労働者派遣法第14条並びに職業安定法第32条に定められています。本書提出日現在において、当社グループはこれら事業停止、許可取消及び事業廃止事由に該当する事実はありませんが、該当した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 取引先業種の景況による影響について 当社グループの売上高のうち製造系人材サービスの売上高が大半を占めており、取引業種別売上高の構成比をみると、自動車関連が最も高く、続いて電子デバイス関連が高くなっています。当社グループでは、事業展開にあたり企業、業種等による大きな偏りが発生しないように取り組んでいますが、依存度の高い業界の業況が不振となる、又は取引規模の大きい企業の大規模且つ急激な生産変動や当社グループとの取引に対する姿勢の変更が生じるなどの場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 業界内における競争激化について 当社グループが属する人材サービス業界においては、法改正や人手不足を背景とした業界再編の動きが見られます。今後、採用力や価格競争力の高い競合が増加した場合、競争が激化することが予想されます。当社グループでは、顧客からのニーズを把握し、そのニーズに応えるための人材を募集し、顧客に対して的確かつ迅速な対応を行うことで顧客満足度を高め、競合会社と差別化を図っていますが、受注を獲得するための過当競争が生じて受注価格の引き下げや人材を確保するための募集費用等が増加した場合、また必要な人員が確保できない場合には、売上機会の損失による売上高の低下や収益性の悪化により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 販売機会の損失について 当社グループでは、人材の確保および育成を経営上の重要な取り組みの一つとして位置付け、各種研修等を通じて人材育成を行っていますが、研修修了後において顧客ニーズに合致した配属先や業務機会を適切に確保できない場合には、育成した人材を十分に活用できず、販売機会の損失が生じること等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 製造請負について 当社グループで行っている工場構内の製造業務を請け負う製造請負は、労務管理と顧客企業の製品の生産量や納期、品質あるいは設備、在庫管理といった領域の責任を自社で負っており、当社グループでは付加価値の高い製造請負サービスを顧客企業に提供してまいりました。これらの長年の取り組みにより製造請負事業改善推進協議会(厚生労働省委託事業)から当社グループは「製造請負優良適正事業者」として認定されています。しかしながら、製造請負は、不良品の発生や顧客企業の設備の破損等の責任を負わなければならないため、これらの事象が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 労働災害等のリスクについて 当社グループの主たるサービスである製造系人材サービスは、取引先メーカーの工場構内において、製造派遣・製造請負を行っています。製造派遣は法律上、人材を取引先メーカーに派遣し、派遣した人員の指揮命令等の労務管理が派遣先に委ねられる形態となっています。一方、取引先メーカーの工場構内で行う製造請負においては、取引先メーカーとの業務請負契約により生産量、生産期限、品質及び取引先メーカーの備品を使用するにあたっての備品管理といった領域まで責任を負っています。 製造派遣の取引形態と製造請負の取引形態では、業務を遂行する社員及び製造スタッフが労働災害に見舞われた場合において責任主体が異なり、製造派遣においては取引先メーカーがその損害について責任を負うのに対し、製造請負においては当社グループが責任を負うこととなります。 労働災害に関しましては、基本的に労働保険の適用範囲内で解決されるものと考えていますが、当社グループの瑕疵が原因で発生した労働災害において、被災者が労働保険の適用を超えて補償を要求する等、訴訟問題に発展した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 自然災害について 当社グループの主な就業場所は全国の顧客工場ですが、当該地域において大規模な地震、風水害等の自然災害が発生し、就業先工場が被災したり、製品調達先の被災によりサプライチェーン上の混乱などが生じ、生産活動が停止又は制限されたりした場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、取引先における災害ではない場合でも、これらの災害が発生したことにより国内の経済状況が悪化してしまった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 取引先企業の情報の取り扱いについて 当社グループの就業者は、取引先企業の生産計画や新製品の開発及び製造に関わる機密性が高い情報に接することがあります。当社グループにおいてはこれらの機密情報の扱いについて、業務請負契約書や派遣基本契約書等に、知り得た顧客情報は第三者に開示、漏洩してはならないと記載されており、就業者に対しても顧客情報の取り扱いの教育を行うなど適正な運用管理を行っています。しかしながら、予期せぬ事態によりこれらの情報が漏洩した場合には、当社グループへの損害賠償請求や社会的な信用低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (その他のサービス) 法的規制について 介護保険法に基づく介護サービスを行うには、事業所としての指定を都道府県知事から受ける必要があります。指定を受けた事業所は、サービス毎に定められた事業の人員、設備及び運営に関する基準、並びに労働法規(労働基準法等)を遵守する必要があります。この基準並びに労働法規を遵守することができなかった場合や不正請求をした場合等においては、指定の取消又は停止処分を受ける可能性があります。 当社グループは各種マニュアルを整備し研修を行い、管理体制の強化を図り適切な事業経営に努めていますが、万一、事業所において指定の取消又は停止処分を受けた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 介護保険制度の改正について 介護・福祉事業(施設介護・在宅介護)は、介護保険法の適用を受けるサービスの提供を事業内容とするため、介護保険制度の影響を受けることになります。この介護保険制度は、3年毎に介護保険法及び介護報酬の改正が行われており、これに合わせて3年を1期とする市町村介護保険事業計画の策定が行われています。 その改正の内容によっては、事業内容の見直しや変更を余儀なくされる等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 人材(有資格者)確保について 当社グループが提供する介護サービスは有資格者によるサービスが義務付けられています。この有資格者は提供するサービス内容によって、人員基準及び設備基準が厚生労働省令で規定されているため適切な資格を有する人材を確保する必要があります。当社グループにおいては、人員基準を満たす人材獲得及び研修等に積極的に取り組んでいますが、今後有資格者の確保が計画どおり進まず欠員が生じた場合や、基準の変更等により人材の補充が必要になっても確保できないこと等により、人員基準を満たせなくなった場合には、施設の新設及び現在提供しているサービス提供ができなくなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 業界内における競争激化について 介護保険制度の施行以来、介護サービスの利用者は増加傾向にあります。今後も高齢化が進行することにより、介護関連ビジネス市場は拡大が予測されており、当市場には医療法人や社会福祉法人といった非営利法人や株式会社等の営利法人なども参入してきている状況であります。当社グループは提供するサービスの質を高め、他社との差別化を図り、利用者の拡大とサービスの継続利用に努めていますが、今後、新規参入などによる当業界内で一層の競争激化が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 安全管理及び健康管理について 当社グループのサービス対象は高齢者が多いことから、お客様の体調悪化や転倒等が重大な事故に発展する可能性があります。当社グループといたしましては、従業員に対し長年の実績に基づいた社内研修や実地訓練を行うとともに、利用者様に対する健康チェックの実施や施設内外の設備保全など、安全・健康管理には万全を期し、細心の注意を払っています。しかしながら、万一、事故等が発生し当社グループの責任が問われた場合には、当社グループの信用が低下するとともに訴訟等で損害賠償請求を受けるおそれがあり、事業の存続を含め、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 自然災害について 地震や津波等の大規模な自然災害が発生した場合、介護スタッフ及び施設が稼動できない状況になるおそれがあります。当社グループにおいては、お客様の安全を最優先とした危機管理態勢の強化を図っていますが、これらの災害発生により、サービス提供ができなくなる場合、また、これら災害等の発生に対し、当社グループの責任が問われた場合には、信用が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,992字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度期間の業績は、次のとおりであります。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は34,418百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,141百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の負債合計は15,736百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,254百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の純資産合計は18,682百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,887百万円増加いたしました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高111,430百万円(前期比9.7%増)、営業利益3,190百万円(前期比10.3%減)、経常利益3,200百万円(前期比10.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,902百万円(前期比1.7%減)となりました。 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ9.7%の増収となりました。 当社グループの主力である製造生産系人材サービスでは、M&Aによる子会社の業績を2025年7月1日から連結したことに伴う在籍人数の増加が主な要因となりました。 (利益面) 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ10.3%の減益となりました。 当社グループの中核である総合人材サービスにおいて、高収益であり連結売上高の約4割を占めるオートモーティブ分野で在籍人数が減少したことに加え、エンジニア系人材サービスでは、セミコンダクター分野を主とする高スキル人材の在籍人数は増加したものの計画には届かず、育成コストの回収が遅れました。この結果、売上総利益率は、前連結会計年度に比べ0.3ポイント低下しました。 販管費については、M&Aに伴う人件費及びのれん償却費の増加やシステム投資、グローバル人材活用に向けた投資等の増加、個人株主増による優待費用等の増加が主な要因となり、売上高は増加したものの、販管費率は前連結会計年度に比べ0.3ポイント上昇しました。 この結果、営業利益率は2.9%となり、前連結会計年度に比べ0.6ポイント低下しました。 c.サービス別の業績 総合人材サービス 当連結会計年度の総合人材サービスの売上高は107,766百万円(前期比9.4%増)、売上総利益は18,114百万円(前期比5.8%増)となりました。 (製造生産系人材サービス) 製造派遣、製造請負に区分されます。 なお、Man to Man株式会社、Man to Man Assist株式会社の業績を2025年7月1日より含めています。 当連結会計年度の当サービスの売上高は86,374百万円(前期比10.1%増)となり、前連結会計年度に比べ増収となりました。 当サービスの期末在籍人数は15,902名(前期比1,684名増)となり、1か月当たりの離職率は3.7%(前期比0.1ポイント改善)となりました。製造スタッフの請求単価の上昇により、1人当たりの月平均売上高が463千円(前期比17千円増)となりました。この結果、当サービスの売上総利益率は17.4%となりました。 (エンジニア系人材サービス) 製造領域の設備技術と生産技術、IT関連、設計・開発などに区分されます。 当連結会計年度の当サービスの売上高は13,058百万円(前期比12.3%増)となり、前連結会計年度に比べ増収となりました。 当サービスの期末在籍人数はキャリアチェンジ推進の取組が奏功し、2,248名(前期比194名増)となり、1か月当たりの離職率は1.9%(前期と同水準)となりました。1人当たりの月平均売上高は514千円(前期比11千円減)となりました。この結果、当サービスの売上総利益率は、前連結会計年度に比べ2.7ポイント低下し17.9%となりましたが、改善が継続しています。 (事務系人材サービス) 一般事務派遣、BPO(Business Process Outsourcing)に区分されます。 当連結会計年度の当サービスの売上高は2,106百万円(前期比5.6%減)となりました。 当サービスの事務系派遣の在籍人数は495名(前期比55名減)となり、売上高は前連結会計年度に比べ減収となりました。 (その他の人材サービス) 高年齢者社員の人材派遣、障がい者社員による軽作業請負やWebシステム開発などに区分されます。 なお、Man to Man Animo株式会社の業績を2025年7月1日より含めています。 当連結会計年度の当サービスの売上高は6,226百万円(前期比1.0%増)となりました。 高年齢者が活躍できる職場モデルの構築に向けて、高年齢者の活躍を支援し、雇用機会の開拓と確保、仕組みの構築に取り組んでいます。当連結会計年度の高年齢者社員(プライム社員)数は717名となりました。 障がい者が活躍できる職場モデルの構築に向けて、単に障がい者を雇用するだけではなく、一般の企業から軽作業の受託やWebシステム開発などを行うなど、一人ひとりの特性を活かした自立型の活躍を推進しながら、学校関係者や支援機関そして行政といった地域社会との共生を図っています。当連結会計年度の障がい者社員数は272名となりました。 その他のサービス 介護・福祉サービス、各種警備サービス、製造系システム開発受託などに区分されます。 なお、オールジヤパンガード株式会社、テックポート株式会社の業績を2025年7月1日より含めています。 当連結会計年度の当サービスの売上高は3,664百万円(前期比18.7%増)、売上総利益は728百万円(前期比122.7%増)となりました。 当サービスの中核である施設介護サービスにおける、当連結会計年度の介護施設の入居者数は374名(前期比7名減)となりました。また、施設における入居率は93.0%(前期比1.8ポイント減)と引き続き高水準で推移しました。この結果、当サービスの売上総利益率は、前連結会計年度に比べ9.3ポイント改善し19.9%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは1,535百万円の収入となりました。 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは557百万円の支出となりました。 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは3,256百万円の支出となりました。 この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物の残高は、期首残高に比べ2,277百万円減少し、5,908百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益3,182百万円等の収入で、法人税等の支払額1,488百万円等の支出を吸収して、1,535百万円の収入(前連結会計年度は1,681百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出200百万円、有形固定資産の取得による支出210百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出306百万円等を保険積立金の解約による収入216百万円で吸収できず、557百万円の支出(前連結会計年度は2,076百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出2,309百万円、配当金の支払額725百万円等により、3,256百万円の支出(前連結会計年度は1,060百万円の支出)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、総合人材サービス、介護・福祉サービスを提供しており、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 上記「a.生産実績」と同様の理由により、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 総合人材サービス(百万円)   107,766   9.4 その他のサービス(百万円)   3,664   18.7 合計(百万円)   111,430   9.7 (注)総販売実績に対する割合が10%を超える販売先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容 a.財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における流動資産は20,528百万円となり、前連結会計年度末に比べ119百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が2,277百万円減少した一方、受取手形及び売掛金が1,874百万円、前払費用が200百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における固定資産は13,890百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,022百万円増加いたしました。これは主に、M&A等によりのれんが1,441百万円、投資有価証券が478百万円、退職給付に係る資産が454百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は34,418百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,141百万円増加いたしました。 (負債合計) 当連結会計年度末における流動負債は13,412百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,179百万円増加いたしました。これは主に、未払費用が1,275百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における固定負債は2,323百万円となり、前連結会計年度末に比べ75百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が484百万円減少した一方、繰延税金負債が231百万円、退職給付に係る負債が308百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は15,736百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,254百万円増加いたしました。 (純資産合計) 当連結会計年度末における純資産合計は18,682百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,887百万円増加いたしました。これは主に、株式交換等による自己株式の処分791百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,902百万円及び剰余金の配当725百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は53.4%(前連結会計年度は52.8%)となりました。 b.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ9,870百万円増の111,430百万円となりました。 当社グループの中核である総合人材サービスにおいて、M&Aによる在籍人数増加が奏功し、前連結会計年度と比較して増収となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べ1,401百万円増の18,842百万円となりました。 連結売上高と同様に、M&Aによる在籍人数増加が奏功し、前連結会計年度と比較して増益となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1,766百万円増の15,652百万円となりました。増加の主な要因は、M&Aによる間接人員及び役員の増加に加え、システムやグローバル人材活用に向けた投資費用の増加であります。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ365百万円減の3,190百万円となりました。売上高の増加がコストの増加を吸収しきれなかったことにより、前連結会計年度と比較して減益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ32百万円減の1,902百万円となりました。 c.当社グループの成長に向けた取組について (インダストリー戦略) 当社グループは、日本経済をリードするオートモーティブ(自動車製造・EV関連製造業界)・セミコンダクター(半導体製造業界)・エレクトロニクス(電子機器製造業界)を中心としたインダストリー毎の人材ニーズに応えることで製造生産系人材サービスとエンジニア系人材サービスの拡大を目指しています。 オートモーティブの当連結会計年度の売上高は40,361百万円(前期比2.3%減)となりました。自動車関連需要は緩やかな回復基調にあったものの、期末には中東情勢の影響により稼働が低下しました。 セミコンダクターの当連結会計年度の売上高は15,379百万円(前期比14.3%増)と増収で、通期をとおした在籍人数の増加と請求単価の上昇が寄与しました。 エレクトロニクスの当連結会計年度の売上高は11,338百万円(前期比1.0%増)となり、在籍人数と稼働の緩やかな増加が要因となりました。 (人材育成戦略) 当連結会計年度の教育実施者数は延べ22,211名となりました。 当社グループは、全国に教育研修施設を展開し、生産活動の高度化や求められる人材ニーズの多様化、製造業全体における慢性的な人手不足といった課題に対応するため、人材育成分野におけるお客様との共創を推進しています。 当連結会計年度においては、2025年5月に、岩手県が主体となって開設した半導体関連人材育成施設「I-SPARK(北上市)」の研修業務と施設運営を受託し、これまでに培った人材育成ノウハウの提供を通じて地域産業の人材基盤強化に貢献しています。また、新たな教育研修施設である「日総テクニカルセンター愛知」を開設し、2025年10月から稼働しています。当施設では、オートモーティブに向けた人材育成を主としつつ、これからの製造業を支える先端技術に対応できる教育カリキュラムを充実させることで、中長期な人材育成に取り組んでいます。 d.経営環境等の認識等を踏まえた今後の見通し 2027年3月期通期連結業績の見通しについて、中東情勢の更なる深刻化によっては、主力取引先が受ける影響が大きくなるリスクが考えられますが、本書提出日現在においては、当連結会計年度と比較して増収増益を予想しています。 当社グループの主力事業である総合人材サービスにおいては、各業界特有の動向を考慮し、重点領域ごとに異なる見通しを立てています。オートモーティブインダストリー(自動車製造及びEV関連製造業界)については、ハイブリッド車の需要拡大が予想されるものの、中東情勢の影響により中東向け輸出の減少や部品不足が発生するなど、生産稼働に一定の影響が及ぶ可能性から、国内生産量は横ばいから微減程度になると見込んでいます。このような市場環境を踏まえ、人材ニーズは横ばいであると予想しています。 一方、セミコンダクターインダストリー(半導体製造業界)では、生成AIの普及やデータセンター投資などを背景に、人材ニーズは高まるものと予想しています。また、エレクトロニクスインダストリー(電子機器製造業界)における電子部品需要については緩やかな回復を見込んでおり、人材ニーズは堅調であると予想しています。なお、これら2つの領域に対する中東情勢の影響については、現時点において限定的であると想定しています。 エンジニア系人材サービスについては、セミコンダクターの回復に併せて人材ニーズも堅調に推移することを予想しています。また、ITエンジニアの採用と育成を今後の強化戦略として推進してまいります。 この結果、2027年3月期の通期連結業績につきましては、売上高118,500百万円(前期比6.3%増)、営業利益3,500百万円(前期比9.7%増)、経常利益3,500百万円(前期比9.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(前期比10.4%増)を見込んでおります。 なお、業績予想につきましては、本書提出日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。 e.経営成績に重要な影響を与える要因について 当連結会計年度においては、事業環境や経営状況を踏まえ、事業等に影響を与えるリスクについて継続的な見直しを行っています。詳細については、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 当社グループの事業活動における運転資金需要は、主として給与等の人件費及び人材確保のための社員募集費であります。設備資金需要としては、研修施設に加え、社内基幹システム、製造スタッフ管理システム及び採用サイト等の無形固定資産投資等であります。また、成長のための投資需要としては、M&Aによる企業買収や資本提携等であります。 (財務政策) 当社グループの事業活動に必要となる運転資金については、営業活動によるキャッシュ・フローに加え、金融機関とのコミットメントライン契約の締結により、安定的な資金を確保しております。連結子会社は原則として銀行など外部からの資金調達を行わず、当社及び関係会社からのグループファイナンスにより対応しており、資金調達の一元化と資金効率の向上を図っております。 また、成長のための設備資金及び投資資金に対しては、金融機関からの借入による資金調達を有効に活用することにより、手許資金の確保を図っております。 なお、金融機関からの借入による資金調達の実施にあたっては、調達時期、金利動向、借入条件について最も有利な手段を選択すべく慎重に検討することで資金調達コストを低減しております。 この結果、当連結会計年度末の有利子負債は491百万円減少し、1,040百万円(前連結会計年度末は1,532百万円)となりました。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。 その作成には、経営者による会計方針の選択、適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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