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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

トランスジェニックグループ

TRANS GENIC GROUP INC.2342 · Standard · サービス業

遺伝子改変マウス作製から臨床試験まで創薬の全工程をカバーする受託サービス企業。投資・コンサルで事業再生にも関与する。

概要

株式会社トランスジェニックグループは、福岡市に本社を置く純粋持株会社である。1998年に熊本抗体研究所として創業し、2002年に東京証券取引所マザーズに上場した。現在は創薬支援事業(遺伝子改変マウス作製、抗体作製、非臨床・臨床試験受託など)と投資・コンサルティング事業(M&A仲介、事業承継支援、各種商社事業)の二本柱で構成される。2024年3月期の連結売上高は約131億円、従業員数は227名。

創薬支援と投資・コンサルティングの二事業体制

当社グループは、創薬支援事業と投資・コンサルティング事業の二つのセグメントで構成される。創薬支援事業では、創薬の探索基礎研究から非臨床試験、臨床試験までを一貫して受託する。投資・コンサルティング事業では、M&Aによる新規事業推進、事業承継・再生分野の助言・支援に加え、電機製品の小売・卸売、洋食器の輸入販売、情報通信機器の開発販売、複層ガラス用副資材の輸入販売など多岐にわたる商社事業を展開する。このHybrid型の事業展開により、短期と中長期の収益をバランスよく積み上げる構造を持つ。2026年3月期の連結売上高は132億円(前期比1.3%増)であったが、投資・コンサルティング事業が売上の約8割を占める。

創薬支援事業のサービスライン

創薬支援事業の中核は、株式会社トランスジェニック(2024年6月に新薬リサーチセンターと安評センターが合併して発足)である。同事業は、遺伝子改変マウスの作製受託、抗体作製、糖鎖の解析・合成受託、医薬品・農薬・食品関連物質に対する薬効薬理試験及び安全性試験(非臨床試験)、さらに医薬・食品臨床試験の受託までをカバーする。特にrasH2マウスを用いた短期発がん性試験は、従来の長期がん原性試験と比較して期間が短く、差別化されたサービスとして国内外で高い競争力を持つ。2024年には中期皮膚発がん性試験、ラットを用いた中期大腸発がん性試験の受託も開始した。

投資・コンサルティング事業の多角化内容

投資・コンサルティング事業は、子会社である株式会社TGビジネスサービスが担う。同事業の収益源は、M&Aによる新規事業の推進と事業承継・再生分野の助言・支援サービスである。具体的な商社事業として、電機製品の小売・卸売(株式会社アウトレットプラザ)、洋食器の輸入販売(ギャラックス貿易)、情報通信機器関連の開発・販売(株式会社TGM)、複層ガラス用副資材やガラス加工設備の輸入販売(株式会社東名商会)、プリンタートナーの輸入販売、米袋の企画販売などがある。2026年3月期の同事業の売上高は109億円、営業利益は4億8千万円と、グループの収益基盤を支えている。

グループ構造と拠点展開

当社は2021年4月に純粋持株会社へ移行し、グループ運営を行っている。2026年3月期時点で連結子会社は16社。主要な研究開発拠点として、株式会社トランスジェニックの磐田研究所(静岡県)と神戸研究所(兵庫県)がある。2026年3月には、神戸研究所の事業を他拠点に移転・集約し閉鎖することを決定した。また、2025年7月には株式会社エーセルと、同年10月には北海道システム・サイエンス株式会社と業務提携を結び、核酸医薬品開発支援など新たなサービスの構築を進めている。本社は福岡市中央区天神に所在し、東京オフィスも有する。

業界の中での役割は創薬支援受託サービス企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
132億円
営業利益
1億円
営業利益率
0.8%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
投資・コンサルティング事業109億円82.6%5億円4.6%
創薬支援事業23億円17.4%-2億円-8.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01創薬支援(医薬品・農薬・食品関連)主力

創薬の探索基礎研究から非臨床試験、臨床試験までシームレスに受託。遺伝子改変マウス作製、抗体作製、糖鎖解析・合成、薬効薬理試験、安全性試験、臨床試験支援などを提供する。

主な製品・サービス3
遺伝子改変マウス作製受託
疾患モデルなどの遺伝子改変マウスを受託作製する。
抗体作製受託
研究用・治療用抗体の作製を受託する。
糖鎖解析・合成受託
糖鎖の構造解析や合成を受託する。

02投資・コンサルティング(事業承継・再生)準主力

子会社の株式会社TGビジネスサービスが、M&Aによる新規事業推進と事業承継・事業再生分野の助言・支援を行う。電機製品の小売・卸売、洋食器の輸入販売、EC、情報通信機器開発などを手がける。

製品と技術

rasH2マウスを用いた短期発がん性試験

rasH2マウスは、ヒト由来のがん関連遺伝子HRASを組み込んだトランスジェニックマウスである。医薬品や化学物質の発がん性評価に広く使われ、従来の長期がん原性試験(通常2年)と比較して短期間(約6ヶ月)で結果が得られる。株式会社トランスジェニックは、このrasH2マウスを用いた短期発がん性試験を主力サービスの一つとして提供している。2024年には中期皮膚発がん性試験やラットを用いた中期大腸発がん性試験の受託も開始し、高付加価値な差別化サービスを拡充している。

抗体作製と糖鎖解析・合成技術

創業以来の中核技術である抗体の開発・製造は、創薬支援事業の重要な柱である。タンパク質機能解析用の抗体作製受託に加え、糖鎖の解析・合成受託サービスも提供している。糖鎖は医薬品の安全性や有効性に影響を与えることから、これらの分析技術は創薬研究において不可欠である。2021年の持株会社移行後、抗体事業は医化学創薬株式会社に集約され、グループ内で専門性を高めている。

非臨床試験・臨床試験の一貫受託サービス

グループは、創薬の初期段階から最終段階までをシームレスに支援する体制を持つ。非臨床試験では、薬効薬理試験、安全性試験(一般毒性、遺伝毒性、発がん性など)を実施する。臨床試験では、医薬品および食品の臨床試験受託サービスを提供する。2025年には株式会社エーセルとの業務提携により動物試験と細胞試験を組み合わせた統合的な安全性・薬効評価サービスを構築し、また北海道システム・サイエンス株式会社と提携して核酸医薬品開発の一貫支援体制を整えた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

バイオ受託研究の専門企業、収益改善が急務

当社は創薬支援や遺伝子解析等の受託研究サービスを提供。売上高130億円で、同業のジンジブ(サービス業・人材)やイシン(教育)とはビジネスモデルが異なり、直接比較は困難だが、国内バイオ受託市場では中堅。営業利益率は-2.3%と赤字で、前期に続き低調。来期は黒字化見込み(営業利益率0.8%)ながら、研究開発費負担や競合(国内外の受託機関)との競争が重荷。技術力はあるが、収益化が課題。

強み

  • 遺伝子解析や創薬支援など高度な技術を持つ。
  • 研究設備やノウハウを蓄積し、一定の参入障壁がある。
  • 製薬企業や研究機関との取引実績がある。
  • バイオテクノロジー市場の拡大に伴い需要増加が期待。

課題

  • 営業赤字が続き、収益改善が急務。
  • 技術維持のための研究開発費が収益を圧迫。
  • 国内外の受託機関やCROとの競争が激しく、価格競争に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がトランスジェニックグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
17066ピアズ43億円9.5倍
27361ヒューマンクリエイションホールディングス43億円15.8倍
32342トランスジェニックグループ42億円
4150AJSH42億円
56038イード42億円13.1倍
62493イーサポートリンク42億円23.9倍
7324Aブッキングリゾート42億円11.3倍
8291Aリスキル41億円6.8倍
97502プラザホールディングス41億円19.0倍
109165クオルテック41億円10.6倍
113521テルマー湯ホールディングス41億円25.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

熊本抗体研究所として創業した1998年

1998年4月、熊本市江越において、タンパク質機能解析用試薬である抗体の開発、製造、販売を目的として株式会社クマモト抗体研究所が資本金1,100万円で設立された。これが現在のトランスジェニックグループの起源である。設立後まもなく、2000年4月には東京営業所(東京オフィス)を開設し、販路を首都圏に拡大した。

上場と最初の買収による事業拡大(2002年~2005年)

2002年5月、株式会社ユージーンを株式交換により子会社化し、事業領域を拡大した。同年12月には東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たした。2005年7月にはユージーンを吸収合併し、グループの一体化を進めた。この時期、2003年7月には株式会社エコジェノミクス(後の関連会社)、2004年3月には株式会社イムノキック(後の関連会社)を設立し、関連事業の育成を図った。

子会社化と関連会社の変動(2006年~2010年)

2006年5月、株式会社プライミューンを株式取得により子会社化した。一方、2008年4月には株式会社エコジェノミクスを第三者割当増資に伴う持分比率低下により関連会社から除外した。2009年には株式会社果実堂及びその子会社を関連会社化・子会社化したが、2010年5月には支配関係が解消され子会社から外れた。このように、M&Aと売却を繰り返しながら事業ポートフォリオを調整した。

創薬支援の基盤強化(2013年~2015年)

2013年4月、株式会社新薬リサーチセンターを設立し、株式会社新薬開発研究所より事業譲受した。同年7月には株式会社メディフォムを子会社化し、医療関連事業を強化した。また、株式会社ジェネティックラボを第三者割当増資引受けにより子会社化した。2015年7月には医化学創薬株式会社を関連会社化(後に子会社化)し、抗体事業の拡充を図った。

持株会社への移行と事業再編(2017年~2021年)

2017年11月、株式会社TGビジネスサービスを設立し、投資・コンサルティング事業を本格化させた。2018年から2020年にかけて、株式会社アウトレットプラザ、ギャラックス貿易、株式会社TGM、株式会社キヅキなどを相次いで子会社化し、事業の多角化を加速した。2021年4月には、遺伝子改変マウス事業を株式会社安評センターに、抗体事業を医化学創薬株式会社にそれぞれ事業譲渡し、純粋持株会社へ移行した。同年にはさらに株式会社ホープ、株式会社ルナパス毒性病理研究所を子会社化した。

商号変更とスタンダード市場への移行(2022年~2024年)

2022年1月、株式会社ジェネティックラボの全株式を譲渡し、子会社から除外した。同年4月の東京証券取引所の市場区分見直しにより、マザーズ市場からグロース市場に移行した。2022年9月には株式会社東名商会を子会社化した。2023年1月には株式会社キヅキの全株式を譲渡した。2024年6月、商号を株式会社トランスジェニックグループに変更し、株式会社新薬リサーチセンターが子会社の株式会社安評センターを吸収合併して株式会社トランスジェニックに改称した。同時に上場市場をグロース市場からスタンダード市場に移行した。2026年3月には神戸研究所の閉鎖を決定した。

年表32件を開く

1990年代

  • 1998年4月創業熊本市江越において、タンパク質機能解析用試薬である抗体の開発、製造、販売を目的として、株式会社クマモト抗体研究所を資本金11,000千円で設立。

2000年代

  • 2000年4月東京営業所(東京オフィス)の開設。
  • 2002年5月M&A株式会社ユージーンを株式交換により子会社化。
  • 2002年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場。
  • 2003年7月創業株式会社エコジェノミクス(関連会社)を設立。
  • 2004年3月創業株式会社イムノキック(関連会社)を設立。
  • 2005年7月M&A株式会社ユージーンを吸収合併。
  • 2006年5月M&A株式会社プライミューン(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
  • 2008年4月株式会社エコジェノミクスを第三者割当増資に伴う持分比率の低下により、関連会社より除外。
  • 2009年4月株式会社果実堂の株式を追加取得により関連会社化。
  • 2009年6月M&A株式会社果実堂及び同社の子会社である株式会社果実堂ファームを支配力基準により子会社化。

2010年代

  • 2010年5月株式会社果実堂への支配関係の解消により、同社の子会社である株式会社果実堂ファームとともに子会社より除外。
  • 2013年4月株式会社新薬リサーチセンター(現 連結子会社)を設立。株式会社新薬リサーチセンターにおいて、株式会社新薬開発研究所より事業譲受。
  • 2013年7月M&A株式会社メディフォム(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。株式会社ジェネティックラボを第三者割当増資引受けにより子会社化。
  • 2015年7月医化学創薬株式会社(現 連結子会社)を第三者割当増資引受けにより関連会社化。
  • 2016年9月株式会社イムノキックの全株式を譲渡したことにより、関連会社より除外。
  • 2017年11月株式会社TGビジネスサービス(現 連結子会社)を設立。
  • 2018年2月M&A株式会社アウトレットプラザ(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
  • 2018年3月創業株式会社安評センターを設立。
  • 2018年4月株式会社安評センターにおいて、公益財団法人食品農医薬品安全性評価センターより事業譲受。
  • 2019年4月M&A株式会社TGM(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。

2020年代

  • 2020年3月M&Aギャラックス貿易株式会社(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
  • 2020年4月M&A医化学創薬株式会社を実質支配力基準により子会社化。
  • 2020年7月M&A株式会社キヅキを株式取得により子会社化。
  • 2021年4月株式会社安評センターへ遺伝子改変マウス事業を、医化学創薬株式会社へ抗体事業をそれぞれ事業譲渡し、純粋持株会社へ移行。
  • 2021年9月M&A株式会社ホープ(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
  • 2021年11月M&A株式会社ルナパス毒性病理研究所(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
  • 2022年1月株式会社ジェネティックラボの全株式を譲渡したことにより、子会社より除外。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行。
  • 2022年9月M&A株式会社東名商会(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
  • 2023年1月株式会社キヅキの全株式を譲渡したことにより、子会社より除外。
  • 2024年6月M&A株式会社MASC(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。東北新和化学株式会社(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。商号を株式会社トランスジェニックグループに変更。株式会社新薬リサーチセンターが子会社の株式会社安評センターを吸収合併し、商号を株式会社トランスジェニックに変更。東京証券取引所のグロース市場からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで14,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで260百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    創薬支援事業の高付加価値化と合理化

    創薬支援事業では、遺伝子改変マウス試験や短期発がん性試験など差別化可能な高付加価値サービスを強化。同時に研究所の閉鎖・機能集約により固定費削減と競争力向上を図る。

  2. 02

    投資・コンサルティング事業の拡大

    後継者不足や市場再編を背景に、事業承継・再生分野への投資を発掘。短期での成果獲得と安定成長を見込み、リスク分散しつつ積極投資を継続する。

  3. 03

    ハイブリッド型事業展開の継続

    創薬支援事業(中長期・高収益)と投資・コンサルティング事業(短期・安定)の特性を活かし、両輪でグループ全体の成長と収益基盤の多様化を図る。

  4. 04

    不正再発防止策の徹底

    試験データ不正を受け、情報共有・教育・DI対応・QAU調査の見直しを骨子とした再発防止策を策定。SOP改訂など信頼回復に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で227人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、9期前と比べて+45.0%平均年齢は47.9歳、平均勤続年数は10.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月137
2018年3月162
2019年3月46842.08.9223
2020年3月47742.410.1250
2021年3月44443.210.8248
2022年3月66346.76.3213
2023年3月70445.55.2236
2024年3月73746.56.2236
2025年3月70046.77.9241−124
2026年3月67947.910.022744

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 14 / 海外 0、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
神戸研究所 — 神戸市中央区924百万円
創薬支援事業
磐田研究所 — 静岡県磐田市766百万円
創薬支援事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トランスジェニック(注)2,4
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱メディフォム(注)2
    北海道 恵庭市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    医化学創薬㈱(注)2
    北海道 恵庭市 · 連結子会社
    議決権64.6%
  • 国内
    ㈱プライミューン(注)2,3
    神戸市 中央区 · 連結子会社
    議決権64.6%
  • 国内
    ㈱ルナパス毒性病理研究所(注)2
    浜松市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱MASC(注)2
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱TGビジネスサービス(注)2
    福岡市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ルーペックスジャパン(注)2,3
    横浜市 港北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アウトレットプラザ(注)2,3,5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    ㈱TGM(注)2,3,6
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ギャラックス貿易㈱(注)2,3
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    ㈱ホープ(注)3
    埼玉県 八潮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • ㈱東名商会(注)3岐阜県 岐阜市100%
  • 東北新和化学㈱(注)2,3福島県 二本松市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は132億円営業利益1億円前期と比べると増収で、売上が+1.5%。

売上高
+1.5%
132億円
営業利益
1億円
純利益
-1億円
営業利益率
0.8%
前期比 +3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高140億円132億円
営業利益3億円1億円
純利益2億円-1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は37億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.1%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q29−6
2024年1Q3313.01
2024年2Q3100.0−1
2024年3Q3300.00
2024年4Q340
2025年2Q63−1−1.6−2
2025年4Q67−2−3.0−9
2026年2Q6211.60
2026年4Q7000.0−1
2027年1Q3725.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は7億円から132億円へ18.9倍に増えた。直近期の営業利益率は0.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社メディフォム(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。株式会社ジェネティックラボを第三者割当増資引受けにより子会社化。
2013年3月700
2014年3月16−1−1
2015年3月2000
2016年3月2300
株式会社TGビジネスサービス(現 連結子会社)を設立。
2017年3月2311
株式会社安評センターを設立。
2018年3月3600
株式会社TGM(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
2019年3月8732
ギャラックス貿易株式会社(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
2020年3月1101−4
株式会社ホープ(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
2021年3月11095
株式会社東名商会(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。
2022年3月1261819
2023年3月1142−4
株式会社MASC(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。東北新和化学株式会社(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。商号を株式会社トランスジェニックグループに変更。株式会社新薬リサーチセンターが子会社の株式会社安評センターを吸収合併し、商号を株式会社トランスジェニックに変更。東京証券取引所のグロース市場からスタンダード市場に移行。
2024年3月13110
2025年3月130−3−3−2.3−11
2026年3月132110.8−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高132億円のうち、営業利益として残るのは1億円0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.8%108億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.4%23億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.8%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.8pt
0.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.8pt
-0.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-1.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は21億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月0−10−113
2014年3月−1−24−314
2015年3月10−1113
2016年3月2−72−511
2017年3月2−20011
2018年3月2−610−418
2019年3月1−82−713
2020年3月0−37−316
2021年3月12001230
2022年3月1810−122846
2023年3月−14−25−1635
2024年3月−4−3−3−725
2025年3月1−33−225
2026年3月01−5121

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は97億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は49.1%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2923678.4
2014年3月3628875.8
2015年3月3628877.4
2016年3月3931878.2
2017年3月3932781.0
2018年3月59431673.0
2019年3月65491675.4
2020年3月76443258.3
2021年3月89503955.1
2022年3月104663862.6
2023年3月107614656.4
2024年3月98603860.1
2025年3月96494749.7
2026年3月97484949.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
16億円
在庫として抱えている分
負債合計
49億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
45
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中301位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中457位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
1.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥249で、1年前と比べて+3.8%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥249-0.8%1ヶ月+18.0%1年+3.8%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥182高値¥487

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)27.7倍
PBR0.85倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で12.12%上昇し259円となり、上昇基調が強まっています。1ヶ月では15.11%上昇し、7月初の209円から上昇傾向が続いています。25日線(219円)を約18%上回っており、上昇トレンドが明確です。52週高値487円に対してはまだ約47%下の水準ですが、52週安値182円からは約42%上昇しています。RSIは73.81と過熱感がありますが、出来高は8月13日に1,838,800株と急増しており、強い買い意欲が示されています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが算出不可で収益力が低く、PBR 0.75倍は業界平均3.16倍を下回るが、ROE 0.1%と極めて低く収益性に問題。配当利回り1.4%は業界平均2.74%を下回る。直近赤字が続き、バリュエーションが正当化しにくい。

指標この会社業種平均
PER (予想)27.7倍
PBR0.85倍3.51倍
ROE0.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足を追い風に売上は拡大傾向だが、利益率が低く、過去3期は営業赤字またはほぼ黒字ゼロ。2026年3月期の営業利益率は0.76%と小幅改善見通し。強気派は人手不足の構造的追い風と低PBR(0.75倍)を割安と評価。弱気派は収益力の弱さと競争の激しさを懸念。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    飲食業界の人手不足は構造的で、人材サービス需要は継続

  • PBR0.75倍の割安感

    純資産対比で株価が低く、下値不安は限定的

  • 2026年増益期待

    2026年3月期は営業利益0.76%と黒字化予想

  • 黒字転換による業績改善期待2026年Q2影響

    2026年3月期営業利益1億円、前期-3億円から改善、収益性向上

  • 創薬パイプラインの進展不定影響

    主力遺伝子治療薬の臨床試験進捗次第で企業価値急変、成功時売上高数十億円

  • コスト削減策の効果継続影響

    研究開発費抑制で固定費削減、営業利益率0.76%まで改善

  • 低PER・PBRからのバリュエーション修正不定影響

    PBR0.75倍と資産価値割れ、業績改善時には株価上昇余地

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    直近営業利益率-2.31%と赤字、改善見通しも小幅

  • 競争激化

    人材派遣は競合多く、価格競争でマージン圧迫

  • 成長鈍化

    2026年売上高132億と横ばい、成長モメンタム欠く

  • 研究開発費負担による赤字継続継続影響

    最終赤字継続、2026年3月期純損失1億円、自己資本減少

  • 臨床試験失敗リスク不定影響

    開発中止で売上高減少、時価総額の50%以上毀損可能性

  • 資金調達リスク2026年下期影響

    現預金潤沢とは言えず、追加調達で株主価値希薄化

  • 医薬品市場競争激化継続影響

    参入企業増で承認後の収益性低下懸念

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益力改善の鍵。黒字化と継続性を確認
売上高成長率
人手不足需要を取り込めているかの指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から40.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
3.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月329.0
2022年3月6100.03.8
2023年3月5−16.7
2024年3月3−40.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,644人。区分でいちばん多いのは個人・その他88.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.3%を占め、残る96.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他81.093.389.989.288.088.6
証券会社8.11.94.14.87.34.7
外国法人7.00.51.81.50.63.3
事業法人3.64.03.84.03.63.0
自己株式0.03.20.82.42.02.0
金融機関0.30.20.30.40.50.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01小林 哲朗1.82
02内田 善久1.40
03モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.37
04BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD1.19
05福永 健司1.13
06藤井 正樹1.02
07久保田 正明1.00
08野村證券株式会社0.96
09株式会社ムトウ0.94
10原田 育生0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−322%、1株純資産は14期で+61%。直近期のROEは0.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月21781.2451.3
2014年3月−8198
2015年3月11990.7310.7
2016年3月12140.5763.2
2017年3月62202.6110.9
2018年3月12660.6365.1
2019年3月122814.441.3
2020年3月−25254
2021年3月3128311.719.429.0
2022年3月11038832.83.93.8
2023年3月−24357
2024年3月03550.1991.1
2025年3月−66286
2026年3月−5287

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額23百万円。

氏名役職年齢保有株数
福永健司代表取締役社長57192,247
北島俊一取締役 CRO事業本部長 兼施設運営室長6669,245
船橋泰取締役 IR&コーポレート管理室長兼情報管理室長 兼総務人事部長5238,814
渡部一夫取締役 経理財務部長5832,076
高島浩二取締役676,500
冨田昭仁取締役 グループ事業推進部長5216,500
清藤勉取締役81
斎藤穂高取締役68
友永良二常勤監査役68
佐藤貴夫監査役633,565
本坊正文監査役7115,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6103132
社外取締役510102

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容878字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社16社により構成されており、遺伝子改変マウスの作製受託、抗体作製や糖鎖の解析・合成の受託、臨床・非臨床試験受託、遺伝子解析受託、M&Aによる新規事業の推進、事業承継及び事業再生分野における助言・支援サービスを主たる業務としております。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)創薬支援事業 「創薬支援事業」は、創薬の初期段階である探索基礎研究・創薬研究から、非臨床試験、臨床試験まで、創薬のあらゆるステージに対応できるシームレスなサービスを行っております。その主なものとして、遺伝子改変マウスの作製受託、抗体作製や糖鎖の解析・合成の受託のほか、医薬品、農薬・食品関連物質に対する薬効薬理試験及び安全性試験をはじめとする非臨床試験や臨床試験の受託等の創薬支援サービスを行っております。 (2)投資・コンサルティング事業 「投資・コンサルティング事業」は、株式会社TGビジネスサービスによる事業であり、M&Aによる新規事業の推進と幅広い分野における事業承継及び事業再生分野に係る助言・支援サービスを行っております。その主なものとして、電機製品の小売・卸売、洋食器を輸入販売し通販サイト等による販売を展開するBtoC及びBtoBの電子商取引、情報通信機器関連の開発・販売、複層ガラス用副資材やガラス加工設備の輸入販売やプリンタートナーの輸入販売、米袋の企画販売等があります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,820字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「未来に資するとともに世界の人々の健康と豊かな暮らしの実現に貢献する」という経営理念のもと、当社を取り巻く事業環境変化に迅速に反応し、事業モデル・構造を的確に変化させることで、グループの成長拡大を実現することを経営の基本方針としております。 (2)経営環境及び経営戦略等 経営理念を実現するために、探索基礎研究・創薬研究から、非臨床試験及び臨床試験まで網羅した創薬支援事業を展開しておりますが、創薬支援事業分野を取り巻く事業環境は、基礎研究分野に対する国家予算の抑制や特許切れ問題を起因とする製薬企業等の研究開発予算の縮小といった厳しい状況が継続しております。この厳しい事業環境に適応するため、創薬支援事業では、グループ企業の再編を通じて事業運営の合理化を行い、他社と差別化可能な高付加価値サービスの提供を強化いたします。また、投資・コンサルティング事業においても、グループ収益基盤の強化・多様化を目的として、新たに事業承継・再生事業分野を対象とした投資の発掘を行ってまいります。 創薬支援事業は、人材及び設備に対する先行投資や中長期的な先端技術の開発努力が必要とされる反面、成果獲得時には高収益が期待でき、中長期的に大きな成長が期待できます。一方、投資・コンサルティング事業は、後継者不足問題や国内市場の縮小による再編加速という環境の中、創薬支援事業と比較して短期間での成果獲得が可能であり、当初の投資後の追加投資負担が比較的少ないうえ、安定した業績成長を見込んでおります。当社グループは、このような両事業の特徴を活かしたHybrid型の事業展開を行っており、グループ各社はこの方針に基づき、個社ごとの特徴を加味し事業展開を図ることとしております。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、グループの持続的成長及び企業価値の持続的な増大を図っていくため、成長性及び成長への投資の源泉となる利益の確保を重視しており、経営指標として「売上高及び営業利益の拡大」を目標に掲げております。 2027年3月期の通期連結業績は、売上高14,000百万円、営業利益260百万円を見込んでおります。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 グループの成長を維持し企業価値の持続的向上を実現するためには、事業領域の両輪である創薬支援事業と投資・コンサルティング事業について、双方の事業特性を活かしながら事業基盤の拡大を図っていくことが重要であると考えております。 なお、各事業ごとの対処すべき課題は以下のとおりと考えております。 ① 創薬支援事業 当事業は、創薬の初期段階である探索基礎研究・創薬研究から、非臨床試験、臨床試験まで、創薬のあらゆるステージに対応できるシームレスなサービスをグループで展開しております。 当事業は、人材及び設備に対する先行投資や中長期的な先端技術の開発努力が必要とされる反面、成果獲得時には高収益が期待でき、中長期的に大きな成長が期待できます。 当事業の中核会社である株式会社トランスジェニックの遺伝子改変マウスを用いた遺伝毒性試験は国内外で高い競争力を有しているほか、基礎研究・探索研究の後に実施される非臨床薬効薬理試験受託に強みを有しております。また、従来と比較してより短期間で発がん性の評価が可能となる「短期発がん性試験」の受託を開始するなど、より高付加価値かつ差別化可能なサービスの強化も図っております。さらに、研究開発の最終ステージで実施される医薬・食品臨床試験受託サービスも提供しており、ワンストップでシームレスなサービスを提供しております。加えて、2026年3月には株式会社トランスジェニック神戸研究所の閉鎖及び同研究所の機能を移転・集約することを決定いたしました。これにより、更なる経営資源の集約及び固定費削減等の事業運営の合理化を通じて、競争力及び収益力の向上を図ってまいります。 株式会社トランスジェニック磐田研究所における受託試験の一部について、一部の職員による試験データに係る不正が行われていたことが判明したことにつき、株主様、取引先様をはじめとする関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを改めて深くお詫び申し上げます。本件不正を受け、関係する各当局の調査官、並びに外部の専門家(弁護士)による調査と検証作業の結果、本件不正は当該職員が単独で行ったものであり、その所属部署を含め、他の職員及び組織としての関与は一切なかったものと認定されております。その原因分析を行った結果、当該職員個人の資質による部分が大きいと考えられるものの、部署内のコミュニケーション不足や、DI(Data Integrity:データの完全性)対応の遅れもあると判断しております。従いまして、関係する各当局からの指導、並びに外部の専門家からの提言も踏まえ、①各部門の情報共有及び組織風土の改善、②教育体制の見直し、③DI対応の強化、④QAU(Quality Assurance Unit:信頼性保証部門)の試験調査方法の見直し、を骨子とした再発防止策を策定し、関連するSOP(Standard Operating Procedure:標準作業手順書)の改訂を実施しております。二度とこのような事態を起こすことがないよう再発防止策を着実に遂行し、皆様からの信頼回復に努めてまいります。 ② 投資・コンサルティング事業 当事業では、M&Aによる新規事業の推進や事業承継等に係る助言・支援サービスを行っております。M&Aによって当社グループに加入した企業へ適切なサポートを実施することにより、グループ各社が着実に利益貢献する基盤を構築し、グループ業績の拡大に寄与してまいりました。 後継者不足問題や国内市場の縮小による再編加速という環境の中、投資・コンサルティング事業は、創薬支援事業と比較して優良投資先の発掘及び投資による短期間での成果獲得が可能であり、安定した業績成長が見込めると考えております。 円安傾向の定着や石油由来の原材料の調達難により仕入コストが増加する厳しい経営環境が予想されますが、これまでにグループで培ったノウハウを活かして、既投資先の収益力の向上に努めるとともに、リスク分散に配慮しながら優良な投資先の発掘を行い、今後も積極的な投資を継続してまいります。
事業等のリスク2,265字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)企業買収について 当社グループは、事業領域の拡大のため、業務提携や企業買収等を実施することがあります。これらの意思決定に際しては、対象となる企業の事業内容や財務内容、取引関係等について詳細な事前調査を実施し、十分にリスクを検討しております。しかし、事前調査で把握できなかった問題が生じた場合や、事業環境の変化等により当初想定した効果が得られない場合、企業買収で生じたのれんの減損処理等によって当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)知的財産権について 当社グループは、事業に関連した特許権等の知的財産権について第三者との間で訴訟やクレームが発生しないようにするため、新たな事業展開を行う場合、特許事務所に特許調査を依頼して問題発生を未然に防止するように努めております。しかしながら、事前に把握できなかった他社の特許等へ抵触し、第三者との間で予期せぬ訴訟等が生じた場合は、当社の事業戦略や業績に影響を及ぼす場合があります。 (3)製薬業界の動向による影響について 創薬支援事業は、製薬企業からの非臨床試験、臨床試験の受託の売上高に占める比率が高く、比較的安定した受注を維持しておりますが、一方で、国内の製薬企業は薬価改定や後発薬の普及で事業環境が厳しくなり、近年は研究開発費を抑制する傾向にあります。当社グループは、このような製薬企業の研究開発活動の動向には留意を払っておりますが、製薬企業に急激な環境変化が生じた場合は、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (4)技術革新について 当社グループが属するバイオテクノロジー業界においては、日進月歩で技術開発が進められており、当社グループも独自の強みを活かした技術の開発に日々努めております。しかしながら、技術革新により市場に急激な変化が生じ、当社グループの競合他社に対する技術的優位性が失われた場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5)公的研究機関及び大学等との関係について 創薬支援事業においては、当社グループは新たな技術導入及び移転を目的として、公的研究機関や大学等と共同研究を実施しておりますが、企業と公的研究機関等との関係は、法令などの改正や組織改正に影響を受ける可能性があります。従って、そのような改正により共同研究の方向性や権利関係の変更を余儀なくされる場合は、当社の事業戦略や業績に影響を及ぼす場合があります。 (6)法的規制について ①実験動物関連 創薬支援事業の実験動物関連サービスに関して、動物愛護の観点などから、欧米特に欧州では実験動物使用禁止の規制導入が検討されています。当社グループでは、AAALAC(国際実験動物ケア評価認証協会)等の認証を受けるなど実験動物のケアに努めておりますが、日本において実験動物使用禁止の規制が導入された場合は、実験動物市場が閉塞し、当社グループの業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。 ②遺伝子関連 当社グループは、DNAを生物に導入する際の設備や取扱いが定められている「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」や「組換えDNA技術工業化指針」などの法律及び指針を遵守しております。これらの規制が強化された場合、当社グループの事業内容及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7)為替変動について 投資・コンサルティング事業では、一部の子会社において商品の大半を海外より調達しており、為替予約取引を実施するなど、為替変動による業績への影響を最小限にとどめるよう努めております。しかしながら、予測を超えた急激な為替レートの変動があった場合には、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 (8)非臨床試験の実施費用について 非臨床試験は、動物飼育及び試験の実施過程で大量のエネルギーを使用しますが、近年のエネルギー価格高騰に伴い、非臨床試験施設の水道光熱費が上昇傾向にあります。また、一部の試験用動物の需給が逼迫し、調達価格も上昇傾向にあります。このような傾向を踏まえて事業計画を策定しておりますが、予測を超えた価格の高騰が生じた場合は、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 (9)原材料等の調達及び価格変動について 中東における紛争の発生により、今後の原材料価格や物流コストへの影響や調達量の制約が懸念される状況が生じております。 創薬支援事業では研究所の稼働に必要な重油を使用しており、投資・コンサルティング事業では商品及び原材料の調達を行っております。そのため、これらのエネルギーコストや調達コストの上昇が継続し、増加したコストを販売価格へ適切に転嫁できない場合には、収益性が大幅に低下する可能性があります。 さらに、重油、商品又は原材料の調達そのものが困難となった場合には、研究所施設の稼働低下や商品の供給不足による販売量の減少を招き、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,787字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢は緩やかな持ち直しの動きが見られました。しかしながら、恒常的な物価上昇が家計の消費マインドの低下を招き、戦争による中東情勢の悪化により景気の先行きが一層不透明となりました。 創薬支援事業につきましては、株式会社トランスジェニックにおいて、従来の長期※1がん原性試験と比較して短期間で発がん性の評価が可能となる「※2rasH2マウスを用いた短期発がん性試験」や、2024年から受託開始した「中期皮膚発がん性試験」に加え「ラットを用いた中期大腸発がん性試験」の受託を開始するなど、高付加価値な新規サービスの拡充に努めました。また、受注試験の納期管理や事業運営の見直しによるコストの削減にも注力いたしました。この結果、前期比で大幅な増収になるとともに、損失は大幅に縮小いたしました。 今後の持続的な成長及び収益性の強化へ向けた活動といたしましては、動物試験と細胞試験のデータを組み合わせた統合的な安全性・薬効評価サービスを構築し、開発初期段階から臨床試験計画策定に直結するエビデンスを提供できる体制を整えることを目的として、2025年7月に株式会社エーセルと業務提携を行いました。また、核酸医薬品開発における合成から臨床試験までを一貫して支援できる体制の構築等を目的として、2025年10月に北海道システム・サイエンス株式会社と業務提携を行いました。さらに、収益性・資本効率の改善を目的として、神戸研究所の事業を2026年12月頃までに他の拠点へ移転または集約し神戸研究所を閉鎖することを2026年3月に決定いたしました。 投資・コンサルティング事業につきましては、Eコマースによる小売販売は消費マインドの持続的な低下で苦戦し、卸売販売等の商社事業も売上高は伸び悩みましたが、価格転嫁やコスト削減に注力いたしました。このため、前期比で減収となりましたが、営業利益につきましては増益となりました。 これらの結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は、13,174,425千円(前期比1.3%増)となり、営業利益につきましても137,960千円の利益(前期は259,507千円の損失)となりました。経常利益につきましても、為替差益などの営業外収益56,508千円及び支払利息などの営業外費用76,358千円を計上した結果、118,111千円の利益(前期は319,829千円の損失)となりました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有価証券売却益などの特別利益174,948千円、子会社の拠点集約に伴う事業再編損や子会社の試験データ不正に関する損失補償金、特別調査費用等などの特別損失500,500千円、法人税、住民税及び事業税56,795千円、過年度法人税等10,262千円、法人税等調整額△177,037千円及び非支配株主に帰属する当期純損失20,191千円を計上した結果、77,267千円の損失(前期は1,089,641千円の損失)となりました。 ※1   がん原性試験は、化学物質や製品が発がん性を持つ可能性があるかどうかを評価するための試験です。 ※2   rasH2マウスは、ヒト由来のがん関連遺伝子であるHRAS(c-Ha-ras)を組み込んだトランスジェニックマウスです。発がん性の有無の評価が可能で、医薬品や化学物質の発がん性試験に広く使われています。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。各セグメントの業績数値につきましては、セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。 セグメント   売上高   営業損益 金額 (千円)   前期比   金額 (千円)   前期比 増減額 (千円)   増減率 (%)   増減額 (千円)   増減率 (%) 創薬支援事業   2,258,963   362,818   19.1   △164,119   324,078   - 投資・コンサルティング事業   10,922,164   △193,256   △1.7   479,525   40,968   9.3 a.創薬支援事業 当連結会計年度の業績につきましては、前期からの繰越受注試験を予定通り完了させるとともに新規受注にも注力し、コスト面でも事業運営の合理化による削減を実施いたしました。この結果、売上高は2,258,963千円(前期比19.1%増)となり、前期比で大幅な増収となりました。また、営業利益につきましても164,119千円の損失(前期は488,197千円の損失)となり、前期比で損失が大幅に縮小しました。 b.投資・コンサルティング事業 持続的な物価上昇傾向の中で消費マインドが低下し、Eコマースによる小売販売は苦戦しましたが、価格転嫁や在庫管理の適正化、固定費のコスト削減に注力いたしました。また、卸売販売等の商社事業も売上高は伸び悩みましたが、価格交渉等による粗利率改善に注力し、利益の確保に取り組みました。この結果、売上高は10,922,164千円(前期比1.7%減)となり、前期比で減収となりましたが、営業利益につきましては479,525千円(前期比9.3%増)となり、前期比で増益となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は6,708,698千円となり、前連結会計年度末に比べ9,802千円増加いたしました。これは主に、商品及び製品が225,184千円、原材料及び貯蔵品が57,224千円、前渡金が182,209千円それぞれ増加した一方、現金及び預金が420,430千円減少したことによるものであります。 固定資産は3,026,660千円となり、前連結会計年度末に比べ139,157千円増加いたしました。これは主に、繰延税金資産等の投資その他の資産が250,517千円増加した一方、固定資産の償却等により有形固定資産の建物及び構築物が55,347千円、のれんの償却等により無形固定資産が47,950千円それぞれ減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は3,848,433千円となり、前連結会計年度末に比べ576,356千円増加いたしました。これは主に、前受金が384,979千円、その他流動負債が224,915千円それぞれ増加した一方、短期借入金が115,000千円減少したことによるものであります。 固定負債は1,047,135千円となり前連結会計年度末に比べ411,005千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が344,845千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は4,839,789千円となり、前連結会計年度末に比べ16,392千円減少いたしました。これは主に、投資有価証券の時価評価に伴いその他有価証券評価差額金が86,625千円増加した一方、非支配株主持分が33,878千円減少し、親会社株主に帰属する当期純損失を77,267千円計上したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ441,526千円減少し、2,100,212千円となりました。 当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは25,910千円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純損失207,439千円に必要な調整項目を加減して算定しております。その主な加算要因は、売上債権の減少額50,951千円、前受金の増加額384,979千円、未払費用の増加額207,811千円、非資金費用である減価償却費の計上額108,475千円であります。一方、主な減算要因は、棚卸資産の増加額250,653千円、前渡金の増加額182,209千円のほか、特別利益の投資有価証券売却益137,520千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは50,874千円の収入となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入152,820千円により資金が増加した一方、有形固定資産の取得による支出68,461千円により資金が減少したためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは518,460千円の支出となりました。これは主に、長期借入れによる収入339,911千円により資金が増加した一方、短期借入金の返済による支出115,000千円、長期借入金の返済による支出747,059千円により資金が減少したためであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため、「生産実績」は記載しておりません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 創薬支援事業   2,051,915   96.19   1,413,988   87.55 投資・コンサルティング事業   10,701,522   89.80   1,166,417   84.14 合計   12,753,437   90.77   2,580,406   85.97 (注)セグメント間取引を相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 創薬支援事業   (千円)   2,252,963   119.20 投資・コンサルティング事業   (千円)   10,921,461   98.26 合計   13,174,425   101.30 (注)1.セグメント間取引を相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) AGCグラスプロダクツ株式会社   2,146,922   16.5   1,969,332   14.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 創薬支援事業におきましては、前期からの繰越受注試験を予定通り完了させるとともに新規受注にも注力し、売上高につきましては2,258,963千円(前期比19.1%増)の増収となりました。 投資・コンサルティング事業におきましては、持続的な物価上昇の影響により消費マインドが低下し、Eコマースによる小売販売は低調に推移いたしました。また、卸売販売等の商社事業においても売上高は伸び悩み、売上高は10,922,164千円(前期比1.7%減)の減収となりました。 この結果、連結売上高は、13,174,425千円(前期比1.3%増)の増収となりました。 (売上原価、売上総利益) 創薬支援事業におきましては、事業運営の合理化によるコスト削減を実施し、売上総利益率は前期比で改善いたしました。 また、投資・コンサルティング事業におきましても、円安基調の定着により商品調達コストが増加する中で、価格転嫁や在庫管理の適正化、固定費のコスト削減により利益の確保に取り組み、売上総利益率は前期比で改善いたしました。 この結果、連結の売上総利益は2,433,712千円(前期比12.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費につきましては、人員の適正化やコスト削減に努め、前連結会計年度に比べ130,543千円減少し、2,295,751千円となりました。 この結果、営業利益につきましては137,960千円(前期は259,507千円の損失)となりました。 (営業外損益、経常利益) 経常利益につきましては、為替差益等の営業外収益56,508千円を計上した一方、支払利息等の営業外費用76,358千円を計上した結果、118,111千円の利益(前期は319,829千円の損失)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損益につきましては、投資有価証券売却益等の特別利益174,948千円を計上した一方、子会社の拠点集約に伴う事業再編損や子会社の試験データ不正に関する損失補償金、特別調査費用等などの特別損失500,500千円を計上いたしました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、法人税、住民税及び事業税56,795千円、過年度法人税等10,262千円、法人税等調整額△177,037千円及び非支配株主に帰属する当期純損失20,191千円を計上した結果、77,267千円の損失(前期は1,089,641千円の損失)となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 c.財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は前連結会計年度末に比べ148,959千円増加して9,735,359千円となり、純資産は前連結会計年度末に比べ16,392千円減少して4,839,789千円となりました。これに伴い、自己資本比率も前連結会計年度末に比べ低下し当連結会計年度末は49.1%となりました。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の合計2,104,496千円に対し2,134,967千円の現金及び預金を保持しており、流動比率(流動資産÷流動負債)も174.3%であるため、十分な支払能力を確保していると判断しております。 前連結会計年度末と比較した変動要因につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当連結会計年度は、主として運転資金に充当する目的で、長期借入金として339,911千円、社債の発行により50,000千円の資金調達を実施した一方で、長期借入金として747,059千円や短期借入金の純減額115,000千円として返済を行ったほか、14,000千円の社債の償還を行い、有利子負債の削減を行いました。 当社グループの主要な資金需要は、事業活動のための運転資金に加え、中長期的な成長のための設備投資やM&Aに係る投資ですが、これらの資金需要に対し、上記の自己資金や金融機関からの借入金も含め、最適な方法による資金調達を実施していく方針です。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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