概要
ヒューマンクリエイションホールディングスは、1974年に金融機関向けシステム会社として設立されたバンキング・システムズを源流とする純粋持株会社である。2021年3月に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。グループは7つの連結子会社で構成され、ITエンジニア派遣を主力とするシステムソリューションサービス事業を展開する。2025年9月期の売上高は89億円、従業員数は914名。
主力の技術者派遣と請負・コンサルティングの2軸
当社グループの主要事業はシステムソリューションサービス事業であり、契約形態は派遣契約と請負契約に大別される。派遣契約では、顧客企業先にエンジニアを常駐させてシステム開発・保守を行う。主要顧客はシステムインテグレーターやメーカーで、金融、製造、流通、エネルギー、公共など幅広い業界にサービスを提供する。請負契約は一部の顧客との間で締結される。2025年9月期の売上高は89億45百万円、営業利益7億81百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3億98百万円。エンジニア構成はPM/PLクラス186人、SEクラス303人、PGクラス206人、その他78人。
グループ子会社による工程別の役割分担
持株会社の下、7つの子会社がシステム開発の工程ごとに専門化している。上流工程のコンサルティングはアセットコンサルティングフォースが担当し、要件定義やプロジェクトマネジメントを行う。基本設計・詳細設計はブレーンナレッジシステムズが担い、全国6拠点(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)で最大のエンジニア数を擁する。保守運用はセイリング、ERP領域はヒューマンベース、サポートデスク運営はコスモピア、AIソリューションはTARAが担当する。2025年4月にはM&A仲介のHCフィナンシャル・アドバイザーがグループ入りした。
収益構造と経営指標
売上高の大部分は技術者派遣によるもので、稼働率と平均契約単価が重要な指標である。2025年9月期の平均稼働率は98.6%、平均契約単価は66万7千円。エンジニアの保有人数は773名。戦略領域(コンサルティング・受託開発・運用を手掛ける子会社の売上高およびブレーンナレッジシステムズの受託案件)の売上高は36億42百万円で、グループ全体の約40%を占める。中期経営計画では戦略領域の拡大を重視し、高付加価値サービスの比率を高める方針である。
積極的なM&Aによる成長戦略
当社グループは有機的な成長に加え、M&Aを通じて事業領域を拡大してきた。2021年にヒューマンベース、2022年にコスモピア、2024年にTARA、2025年にHCフィナンシャル・アドバイザーを子会社化。これにより、上流コンサルティングからAI、M&A仲介まで事業の幅を広げている。また、2023年には日鉄ソリューションズやアドバンスト・メディアとの資本業務提携も行い、非連続な成長を追求する姿勢を示している。
業界の中での役割は技術者派遣・システム開発支援を提供する人材サービス企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01システムインテグレーター・メーカー主力
主要顧客であるSIerやメーカーを経由し、企業向けシステム構築などの開発案件にエンジニアを派遣。上流工程から下流工程まで幅広い工程に対応し、派遣契約を基本として常駐開発を提供する。
- 技術者派遣サービス
- 顧客企業常駐でシステム開発・保守を行うエンジニア派遣サービス。上流のコンサルティングから、設計・開発・保守運用まで一貫して対応可能。
02金融・製造・流通・エネルギー・公共・通信等準主力
システムソリューションサービスの提供先として、金融、製造、流通、エネルギー、公共、医療、通信・メディアなど幅広い業界にエンジニアを派遣。物流、製造、販売など多岐にわたる業務領域を支援する。
03中小企業(M&A仲介)副次
子会社HCフィナンシャル・アドバイザーが提供するM&A仲介事業。中小企業の事業承継や成長戦略を、全国規模のネットワークと豊富な案件情報で支援する。
- M&A仲介サービス
- 中小企業の事業承継やM&Aを支援する仲介サービス。売り手・買い手双方の価値最大化を目指す。
04小売・流通・通信・製造・自治体(AIソリューション)副次
子会社TARAが提供するAIソリューション事業。人物検知AIカメラを駆使したデータ分析に基づき、次世代店舗モデル設計やマーケティング強化、店舗オペレーション高度化などのコンサルティングを提供する。
- AIカメラを活用したデータ分析ソリューション
- オリジナル開発した人物検知AIカメラから得られるデータを分析し、店舗運営の効率化や顧客体験向上を実現するコンサルティングサービス。
製品と技術
エンジニア派遣サービス
当社グループの主力サービスは、ITエンジニアを顧客企業先に派遣する技術者派遣である。派遣先は主に大手システムインテグレーターやメーカーで、金融、製造、流通、エネルギー、公共、医療、通信など多岐にわたる。エンジニアはPM/PL、SE、PGなどの等級に分かれ、プロジェクトの規模やフェーズに応じて最適な人材を提供する。2025年9月末時点のエンジニア保有人数は773名。稼働率は98.6%と高水準を維持している。
コンサルティング・受託開発サービス
グループ子会社のアセットコンサルティングフォースは、経営課題解決のためのITコンサルティングを提供する。要件定義やプロジェクトマネジメントなどの上流工程を担当し、後工程の付加価値向上に貢献する。ブレーンナレッジシステムズは基本設計・詳細設計を、ヒューマンベースはSAP・Oracle等のERP導入・開発を手掛ける。2025年9月期の戦略領域売上高は36億42百万円で、グループ全体の高付加価値化を牽引している。
AIソリューションとM&A仲介
2024年子会社化したTARAは、オリジナル開発の人物検知AIカメラを用いたデータ分析サービスを提供する。小売・流通・通信・製造業などの大手企業や自治体向けに、次世代店舗モデルの設計やマーケティング強化を支援。一方、2025年子会社化したHCフィナンシャル・アドバイザーは、中小企業の事業承継や成長戦略に特化したM&A仲介を手掛ける。これらの非ITサービスがグループの新たな収益源となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材サービス成長中、収益性改善途上
製造業向け人材派遣・紹介を主力とする。売上は増加傾向で、営業利益率も8-9%と改善。同業のジンジブやイシンと比較しても収益性は同等だが、規模は小さい。労働市場の需給逼迫で成長が期待される一方、競争も激しい。
強み
- 2025年9月期まで増収基調を維持。
- 営業利益率が8%超まで改善しつつある。
- 製造業向け人材サービスで専門性を発揮。
- 人手不足で人材サービス需要は堅調。
課題
- 同業多数で価格競争が激しく、単価下落リスク。
- 労働市場の需給逼迫で派遣スタッフの確保が困難。
- 大手人材会社に比べスケールメリットで劣る。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がヒューマンクリエイションホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7058共栄セキュリティーサービス | 45億円 | 6.7倍 |
| 2 | 7351グッドパッチ | 44億円 | 10.7倍 |
| 3 | 6545インターネットインフィニティー | 44億円 | 18.6倍 |
| 4 | 7361ヒューマンクリエイションホールディングス | 43億円 | 15.8倍 |
| 5 | 4750ダイサン | 43億円 | 13.9倍 |
| 6 | 7066ピアズ | 43億円 | 9.5倍 |
| 7 | 150AJSH | 42億円 | — |
| 8 | 6038イード | 42億円 | 13.1倍 |
| 9 | 2493イーサポートリンク | 42億円 | 23.9倍 |
| 10 | 2342トランスジェニックグループ | 42億円 | — |
| 11 | 324Aブッキングリゾート | 42億円 | 11.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
1974年、金融機関向けシステム会社として創業
1974年10月、金融機関向けのハード販売・開発・保守運用を目的として株式会社バンキング・システムズが設立された。設立後まもなく派遣事業を開始し、これが主力事業となる。バンキング・システムズは長年にわたり金融システム関連のエンジニア派遣を中心に事業を拡大し、後の持株会社体制の基盤となった。
2006年、純粋持株会社への移行とグループ再編
2006年10月、株式会社バンキング・システムズからの株式移転方式により、純粋持株会社であるヒューマンクリエイションホールディングスが設立された。同時に、自社ソフト販売・保守業務をショップブック・ジャパンに分社、IT技術者育成を目的としてゼロスクを設立。さらにシーピーアイ・リバティー・算法の全株式を取得し、グループ体制を整えた。
2017~2018年、中国展開と事業子会社の設立
2017年11月、中国山東省にIT技術者育成のための現地法人(即戦力信息科技(威海)有限公司)を設立したが、2020年に清算。2018年6月には現在の事業に沿った社名のブレーンナレッジシステムズを設立。同年9月にはバンキング・システムズがマイネットの事業を譲受。グループ内で事業の整理と新会社設立が進み、システムソリューションサービス事業の基盤が固まった。
2019年、グループ再編と上流工程への進出
2019年は大きな転機となった。1月に国内グループ全社の本社を千代田区霞が関に集約。4月にはバンキング・システムズの事業をブレーンナレッジシステムズに承継し、バンキング・システムズ株式を譲渡。7月に上流コンサルティングに特化したアセットコンサルティングフォースを設立、10月にはゼロスクを吸収合併し、グループの事業構成が現在の形に近づいた。
2021年、東京証券取引所マザーズ上場
2021年3月、東京証券取引所マザーズに上場。同年6月にはアセットコンサルティングフォースがグローステクノロジーズの事業を譲受、10月にはERP領域のヒューマンベースを子会社化。2022年4月には市場区分変更でグロース市場に移行し、同時にコスモピアを子会社化した。上場を機にM&Aを加速させ、グループの規模拡大と事業多角化を進めた。
2024~2025年、AIとM&A仲介への領域拡大
2024年2月、AIソリューションを提供するTARAを子会社化。同年10月にはシー・エル・エスをブレーンナレッジシステムズに吸収合併し、グループの効率化を図った。2025年4月にはM&A仲介のHCフィナンシャル・アドバイザーを子会社化し、8月には同社がGrowthixの事業を譲受。これにより、従来のIT派遣・開発に加え、AIとM&Aという新たな収益の柱を構築した。
年表19件を開く
1970年代
- 1974年10月創業金融機関向けのハード販売・開発・保守運用を目的として株式会社バンキング・システムズを設立。設立後まもなく派遣事業を開始し、主力事業となる。保有していた自社ソフトの販売・保守業務の譲渡を目的として株式会社ショップブック・ジャパンが分社。株式会社バンキング・システムズからの株式移転の方式により、純粋持株会社である当社(株式会社ヒューマンクリエイションホールディングス)を設立。 IT技術者育成を目的として、株式会社ゼロスクを設立。株式会社シーピーアイ・リバティー・算法の全株式を取得。
2010年代
- 2017年7月商号変更株式会社シーピーアイ・リバティー・算法の商号を、株式会社シー・エル・エスに変更。
- 2017年11月創業中国におけるIT技術者育成を目的として、中華人民共和国山東省に即戦力信息科技(威海)有限公司を設立。
- 2018年6月現在の事業に沿った社名とするため、株式会社ブレーンナレッジシステムズを設立(現・連結子会社)。
- 2018年9月株式会社バンキング・システムズが株式会社マイネットの事業を譲受。
- 2019年1月国内グループ全社の本社を東京都千代田区霞が関に移転。
- 2019年4月株式会社バンキング・システムズが営む一切の事業に関する権利義務の全部を株式会社ブレーンナレッジシステムズに承継する吸収分割を実施し、株式会社バンキング・システムズの全株式を譲渡。
- 2019年7月システムコンサルティング・受託に特化した事業を展開するため、株式会社アセットコンサルティングフォースを設立(現・連結子会社)。
- 2019年10月M&A株式会社ゼロスクを株式会社ブレーンナレッジシステムズに吸収合併。
2020年代
- 2020年6月即戦力信息科技(威海)有限公司の清算結了。
- 2021年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
- 2021年6月株式会社アセットコンサルティングフォースが株式会社グローステクノロジーズの事業を譲受。
- 2021年10月株式会社ヒューマンベースの全株式を取得(現・連結子会社)。
- 2022年4月株式会社コスモピアの全株式を取得(2022年4月より連結子会社)。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行。
- 2024年2月株式会社TARAの全株式を取得(2024年2月より連結子会社)。
- 2024年10月M&A株式会社シー・エル・エスが営む一切の事業に関する権利義務の全部を株式会社ブレーンナレッジシステムズに承継する吸収合併を実施。
- 2025年4月株式会社HCフィナンシャル・アドバイザーの全株式を取得(2025年4月より連結子会社)。
- 2025年8月株式会社HCフィナンシャル・アドバイザーがGrowthix株式会社の事業を譲受。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
戦略領域でのM&A推進
コンサルティング・受託開発・運用を手掛ける子会社群の売上とブレーンナレッジシステムズの受託案件を「戦略領域」と定義し、M&Aや業務提携を積極的に活用して成長を加速する。
- 02
全工程カバーするエンジニア集団の保有
子会社7社を通じてコンサルティングから運用保守までシステム開発全工程のエンジニアを保有。上流工程への参画拡大と、子会社アセットコンサルティングフォースを中心にコンサルティング領域の獲得を目指す。
- 03
案件参画と人材教育の好循環
上流工程からの案件参画、全国6拠点の営業網による柔軟な人員配置、独自の教育プログラムでエンジニアのスキルアップを促進。スキル向上に伴う単価上昇と収益性の高い案件獲得の好循環を構築する。
- 04
独立系の強みと保守運用による安定収益
特定の業界・取引先に依存しない独立系の体制で幅広い案件に対応。開発後の保守運用を一貫受注し、改修・更新案件の継続獲得により安定収益を積み上げる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で914人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は654万円で、4期前と比べて+9.7%。平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は4.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 596 | 37.4 | 3.5 | 777 | — |
| 2022年9月 | 521 | 39.0 | 4.7 | 805 | — |
| 2023年9月 | 573 | 42.4 | 4.2 | 815 | — |
| 2024年9月 | 525 | 43.3 | 3.9 | 854 | 70 |
| 2025年9月 | 654 | 45.2 | 4.0 | 914 | 88 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ブレーンナレッジシステムズ(注)3、4東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社アセットコンサルティングフォース(注)3、5東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社セイリング(注)3東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ヒューマンベース(注)3大阪府大阪市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社コスモピア(注)3東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社TARA神奈川県藤沢市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社HCフィナンシャル・アドバイザー東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は89億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+23.6%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 100億円 | 89億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 8億円 |
| 純利益 | 4億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥45 | ¥45 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は23億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+35.3%、営業利益は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 16 | 2 | 12.5 | 1 |
| 2023年3Q | 17 | 2 | 11.8 | 1 |
| 2023年4Q | 16 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 16 | 1 | 6.3 | 1 |
| 2024年2Q | 18 | 2 | 11.1 | 1 |
| 2024年4Q | 38 | 3 | 7.9 | 2 |
| 2025年2Q | 41 | 4 | 9.8 | 2 |
| 2025年4Q | 48 | 4 | 8.3 | 2 |
| 2026年2Q | 45 | 1 | 2.2 | 0 |
| 2026年3Q | 23 | 1 | 4.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年9月期からの9期で、売上は2億円から89億円へ44.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.0%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 中国におけるIT技術者育成を目的として、中華人民共和国山東省に即戦力信息科技(威海)有限公司を設立。 | |||||
| 2017年9月 | 2 | — | 1 | — | 1 |
| 現在の事業に沿った社名とするため、株式会社ブレーンナレッジシステムズを設立(現・連結子会社)。 | |||||
| 2018年9月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社ゼロスクを株式会社ブレーンナレッジシステムズに吸収合併。 | |||||
| 2019年9月 | 42 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年9月 | 46 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場。 | |||||
| 2021年9月 | 50 | — | 5 | — | 3 |
| 2022年9月 | 58 | — | 5 | — | 3 |
| 2023年9月 | 65 | — | 7 | — | 4 |
| 株式会社シー・エル・エスが営む一切の事業に関する権利義務の全部を株式会社ブレーンナレッジシステムズに承継する吸収合併を実施。 | |||||
| 2024年9月 | 72 | 6 | 6 | 8.3 | 4 |
| 2025年9月 | 89 | 8 | 8 | 9.0 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高89億円のうち、営業利益として残るのは8億円で9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.7%62億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.3%19億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年9月期は営業CFが10億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は14億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 3 | −1 | −2 | 2 | 4 |
| 2020年9月 | 3 | −3 | 1 | 0 | 6 |
| 2021年9月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 8 |
| 2022年9月 | 4 | −3 | −2 | 1 | 7 |
| 2023年9月 | 7 | −2 | −2 | 5 | 10 |
| 2024年9月 | 5 | 0 | −5 | 5 | 10 |
| 2025年9月 | 10 | −9 | 3 | 1 | 14 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年9月期の総資産は45億円。このうち返さなくてよい自己資本が15億円で、自己資本比率は33.5%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 6 | 2 | 4 | 32.2 |
| 2018年9月 | 8 | 2 | 6 | 21.4 |
| 2019年9月 | 14 | 4 | 10 | 27.3 |
| 2020年9月 | 19 | 6 | 13 | 34.3 |
| 2021年9月 | 22 | 11 | 11 | 48.5 |
| 2022年9月 | 25 | 9 | 16 | 35.8 |
| 2023年9月 | 30 | 11 | 19 | 35.5 |
| 2024年9月 | 30 | 14 | 17 | 43.8 |
| 2025年9月 | 45 | 15 | 30 | 33.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで534社中53位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中434位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,200で、1年前と比べて+2.0%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.8倍 |
| PER (会社予想) | 8.5倍 |
| PBR | 2.49倍 |
| 配当利回り | 3.75% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1190円は25日線(1185円)をわずかに上回り、75日線(1179円)も上回る。1ヶ月で+2.7%と緩やかな上昇。52週高値1430円から17%下落。出来高は7/3に13200株と増加したが、全般低調。週足はもみ合いからやや上向き。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが15.6倍と業界平均の22.5倍を下回り割安。PBRは2.47倍と業界平均の3.16倍を下回る。ROEは28.1%と高く収益性は良好。配当利回りは2.27%と業界平均の2.73%を下回るが、配当性向が28.6%と安定。売上高は増加傾向だが、純利益は横ばいで成長の鈍化が懸念される。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.8倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 8.5倍 | — |
| PBR | 2.49倍 | 3.51倍 |
| ROE | 28.1% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は拡大傾向にあるが、2025年9月期の純利益は前期並みの4億円予想と伸び悩む。人手不足を背景に派遣需要は底堅いが、人件費上昇による利益率圧迫が懸念材料。PER15.6倍は業界平均並みで割高感はないが、成長鈍化が続くようだとバリュエーション調整リスクがある。
- 人手不足で需要増
労働需給逼迫により派遣スタッフの稼働率は高水準
- ROE28%の高資本効率
少ない資本で効率的に利益を生み出している
- 増収基調が継続
2022→2025期で売上高58→89億円、年率15%成長
- 売上高増加トレンドの継続2025/9期影響中
売上高89億円(前期比+23.6%)。人材サービス需要拡大で増収基調
- 営業利益率改善による利益拡大2025/9期影響強
営業利益率8.33%→8.99%に改善。営業利益8億円と前期比+33%増
- ROE28.1%の高収益性継続影響中
ROE28%超は同業トップ級。資本効率の高さがバリュエーションを下支え
- 配当成長の可能性次回決算発表後影響弱
配当利回り2.27%だが、増収で増配余地。前期比増収分の一部還元期待
- 利益伸び悩み
2024年9月期・2025年9月期の純利益は横ばい
- 人件費上昇リスク
最低賃金引き上げで派遣単価の値上げが追いつかない可能性
- 競争激化
同業他社が多く、価格競争に陥りやすい
- 純利益停滞による収益性の頭打ち2025/9期影響中
純利益は4億円と3期連続横ばい。増収効果が利益に反映されず
- 人材コスト上昇リスク不定影響強
サービス業は人件費が収益の大部分。人材確保競争で利益率低下懸念
- PER15.6倍は割高懸念継続影響弱
同業平均PER比でやや割高。成長鈍化時に調整リスク
- 小規模時価総額による流動性リスク継続影響弱
時価総額43億円と小型。大口売買で株価変動大
- 稼働スタッフ数
- 派遣業の売上を直接左右する最重要指標
- 売上高営業利益率
- 人件費変動による収益性の変化を把握
- 離職率
- 人材派遣はスタッフ定着率が収益安定性に直結
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり45円で、前期から+3.8%。いまの株価に対する利回りは3.75%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年9月 | 25 | — | 28.9 |
| 2023年9月 | 26 | 2.0 | 72.9 |
| 2024年9月 | 26 | 2.0 | 49.1 |
| 2025年9月 | 27 | 3.8 | 28.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥45
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ1,832人。区分でいちばん多いのは個人・その他で80.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.2%を占め、残る88.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 64.0 | 79.5 | 76.7 | 78.8 | 80.3 |
| 自己株式 | 0.0 | 10.5 | 15.0 | 15.6 | 13.4 |
| 事業法人 | 15.5 | 12.3 | 8.1 | 9.5 | 10.1 |
| 証券会社 | 17.5 | 5.6 | 8.4 | 4.8 | 5.1 |
| 外国法人 | 1.0 | 2.1 | 5.9 | 4.5 | 3.4 |
| 金融機関 | 2.0 | 0.3 | 0.9 | 2.3 | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | HCHグループ従業員持株会 | 6.94 |
| 02 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 5.37 |
| 03 | 日鉄ソリューションズ株式会社 | 4.39 |
| 04 | 富永 邦昭 | 3.25 |
| 05 | 株式会社アドバンスト・メディア | 3.11 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 2.41 |
| 07 | 川井 英明 | 1.76 |
| 08 | GLOBAL ESG STRATEGY(常任代理人 立花証券株式会社) | 1.68 |
| 09 | 加藤 幹正 | 1.60 |
| 10 | ヨシダ トモヒロ | 1.18 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-28光通信株式会社新規の大量保有報告12.77%+1.00pt
- 2026-06-12光通信株式会社新規の大量保有報告6.63%
- 2026-05-14光通信株式会社新規の大量保有報告6.63%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−86%、1株純資産は9期で−85%。直近期のROEは28.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 926 | 3,292 | 32.6 | — | 72.1 |
| 2018年9月 | 23 | 286 | 7.6 | — | 298.3 |
| 2019年9月 | 113 | 217 | 65.9 | — | — |
| 2020年9月 | 116 | 345 | 40.9 | — | — |
| 2021年9月 | 146 | 552 | 32.4 | 18.6 | 29.4 |
| 2022年9月 | 189 | 526 | 34.8 | 10.0 | 28.9 |
| 2023年9月 | 265 | 642 | 44.7 | 9.9 | 72.9 |
| 2024年9月 | 123 | 410 | 33.9 | 8.2 | 49.1 |
| 2025年9月 | 126 | 487 | 28.1 | 9.5 | 28.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/9期の役員報酬は総額149百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 富永邦昭 | 代表取締役 社長 | 56 | 116,616 |
| 下田昌孝 | 常務取締役 | 56 | 36,774 |
| 河邉貴善 | 取締役 管理本部長 | 45 | 6,130 |
| 音吉元樹 | 取締役 | 50 | 5,794 |
| 島田容男 | 取締役 | 57 | 2,806 |
| 仁井見達樹 | 取締役 | 59 | 2,806 |
| 大下良仁 | 監査役 | 40 | 1,402 |
| 後藤利行 | 常勤監査役 | 85 | 2,104 |
| 喜多村洋子 | 監査役 | 74 | 1,402 |
| 増原陽子 | 監査役 | 42 | — |
| 東海林秀樹 | 監査役 | 41 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 106 | 14 | 5 | 125 | 31 |
| 社外取締役 | 4 | 14 | 5 | 1 | 20 | 5 |
| 監査役 | 1 | 4 | — | 0 | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,354字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,639字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,966字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,588字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-18
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-19
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-18
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-16
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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