概要
イーサポートリンク株式会社は、生鮮青果流通業界向けにシステム提供と業務受託サービスを中核とする企業である。青果物の流通情報をデータベース化し、生産者から量販店までを結ぶオペレーション支援事業と、りんご・有機農産物等の仕入販売を行う農業支援事業の2セグメントで構成される。2025年11月期の連結売上高は64億70百万円、従業員数は174名。
オペレーション支援事業が収益の柱
同事業は、生鮮青果物流通に関わる事業者向けに、専用システム「イーサポートリンクシステム」および「生鮮MDシステム」の提供と、受注代行・計上代行・売掛管理代行などの業務受託サービスを展開する。2025年11月期の売上高は40億15百万円(全体の約62%)で、営業利益13億8百万円を計上した。子会社や事業譲受により青果売場構築支援事業や地場野菜調達支援サービスも手がける。
農業支援事業は農産物の販売と生産を担う
農業支援事業は、りんご・国産青果物の仕入販売に加え、連結子会社を通じて有機農産物の販売と生産を行う。主要取扱商材はさつまいも等で、2025年11月期の売上高は24億54百万円(前年比36.3%増)だが、営業損失1億99百万円と赤字である。子会社には株式会社シェアガーデン、オーガニックファームつくばの風有限会社、株式会社農業支援がある。
38拠点展開する業務受託の全国ネットワーク
業務受託サービスは東京(本社)のほか、札幌・神戸にテクニカルセンターを設置し、全国的な事業基盤を持つ。札幌には第2オフィスも開設している。受託業務は年中無休で、生鮮青果物流通における中間工程(受注・計上・売掛管理・出荷付随・需給調整・手配・買掛管理・入力)をカバーし、顧客の事務負担を軽減する。
業界の中での役割は生鮮流通業界向けITソリューションと業務代行のプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/11期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| オペレーション 支援事業 | 40億円 | 61.5% | 13億円 | 32.5% |
| 農業支援事業 | 25億円 | 38.5% | -2億円 | -8.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01生鮮流通業界(生産者・加工業者・中間流通業者・運送業者)主力
生鮮食品の流通をシステム化し、情報共有と業務効率化を支援する。イーサポートリンクシステムを提供し、事務処理の統合や債権債務の明確化を図る。
- イーサポートリンクシステム
- 生産者・加工業者・中間流通業者・運送業者が利用できる生鮮流通システム。サプライチェーン全体の情報共有を可能にする。
- 生鮮MDシステム
- 小売・量販店向けの商品調達支援システム。仕入計画を重視し、産地直取引や市場取引に対応する。
02小売・量販店準主力
青果売場の構築支援やes-Marchéの提供を通じて、小売店の売場運営を支援する。
- es-Marché
- 小売量販店と生産者の直接取引をサポートするシステム。生産者の口座管理やインストアコードの体系管理をシステム化する。
- 青果売場構築支援
- ドラッグストアなどに青果売場を新設し、運営管理を支援するサービス。
03農業生産法人副次
子会社を通じて、有機農産物などの仕入販売や農産物の生産を行っている。
- 有機農産物
- 子会社が生産・販売する有機栽培の農産物。
製品と技術
生鮮流通に特化したイーサポートリンクシステム
生鮮青果物は規格が一定でなく全国共通商品コードが付けにくいため、流通情報のデータベース化が難しい。当システムは生産者・加工業者・中間流通業者・運送業者が利用でき、上流の計画情報を下流で共有することで段取り・準備作業の効率化を図る。2002年にVer.1、2016年にVer.2をリリースし、現在も機能追加が続けられている。
小売向け生鮮MDシステムとes-Marché
生鮮MDシステムは、小売・量販店の商品調達業務をサポートし、農産・水産・畜産・花卉・日配品に対応する。産地直取引・市場取引の両方に対応し、仕入計画を重視したオペレーションが可能。別途、小売量販店と近隣生産者をつなぐ「es-Marché」も提供し、インストアコード管理や売上実績管理をシステム化する。
ドラッグストア向け青果売場構築支援事業
2024年に事業譲受した同事業は、ドラッグストアに対して青果売場を新設・運営管理するサービスである。店舗内に売場を設置し、運営を代行することで、消費者のワンストップショッピングを可能にするとともに、生産者への販路拡大、店舗の集客向上を実現する。既存の業務受託ノウハウを活用した新たな収益源として育成中である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
中小企業向けBPOで堅実、利益率変動あり
同社は中小企業向けの業務支援(BPO)サービスを提供する企業で、売上高は約54億円(2024年11月期)。業界内では、ジンジブやイシンなど同業他社と競合するが、特定業種に特化せず幅広いサービスを提供している。収益性は2024年11月期に営業利益率3.7%と改善したが、2025年11月期には1.54%と低下見込み。これは先行投資や競争激化が影響とみられる。売上高は増加基調にあり、2025年11月期には65億円を見込む。大手との差別化として、きめ細かな顧客対応が強み。
強み
- 中小企業の業務効率化需要を捉え、売上高が増加傾向にある。
- 人事・経理・総務など多岐にわたるBPOサービスをワンストップ提供。
- 中小企業にきめ細かく対応し、リピート率が高い。
- 顧客との長期契約により、安定的な収益源を確保している。
課題
- 営業利益率が変動しやすく、2025年11月期は低下予想。
- BPO市場に新規参入が相次ぎ、価格競争が激化している。
- サービス品質が人材に依存し、人材確保と定着が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がイーサポートリンク
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4750ダイサン | 43億円 | 13.9倍 |
| 2 | 7066ピアズ | 43億円 | 9.5倍 |
| 3 | 7361ヒューマンクリエイションホールディングス | 43億円 | 15.8倍 |
| 4 | 2493イーサポートリンク | 42億円 | 23.9倍 |
| 5 | 150AJSH | 42億円 | — |
| 6 | 6038イード | 42億円 | 13.1倍 |
| 7 | 2342トランスジェニックグループ | 42億円 | — |
| 8 | 324Aブッキングリゾート | 42億円 | 11.3倍 |
| 9 | 291Aリスキル | 41億円 | 6.8倍 |
| 10 | 7502プラザホールディングス | 41億円 | 19.0倍 |
| 11 | 9165クオルテック | 41億円 | 10.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 18件
生鮮青果流通向け事業を目的に営業開始した2000年
2000年11月、生鮮青果流通業界向けのシステム及び事務代行サービスを目的として営業を開始し、商号を「イーサポート株式会社」に変更、本店を東京都新宿区に移転した。同年12月には株式会社フレッシュシステムからの株式譲渡により、株式会社ケーアイ・フレッシュアクセスが筆頭株主となった。
商号変更と業務受託開始、拠点拡大の2001〜2004年
2001年9月に商号を「イーサポートリンク株式会社」に変更、本店を東京都豊島区に移転。同年12月に業務受託事業を開始した。2002年4月に川崎、5月に神戸、2003年10月に福岡、11月に札幌と相次いでテクニカルセンターを開設し、2004年10月には早期支払システムの提供を開始した。
大阪証券取引所ヘラクレスに上場した2006年
2006年8月、大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス」に新規上場した。上場後、2007年3月には株式会社津軽りんご販売(後に株式会社農業支援に商号変更)の第三者割当増資により株式を取得し連結子会社化した。2009年1月には生鮮MDシステムの提供を開始した。
システムバージョンアップと子会社再編の2016年
2016年8月に「イーサポートリンクシステムVer.2」の提供を開始。同年11月には連結子会社である株式会社農業支援を吸収合併した。2017年3月には株式会社シェアガーデンホールディングスの第三者割当増資により株式を取得し、同社及び子会社の株式会社オーガニックパートナーズを連結子会社化した。
札幌第2オフィス開設と市場移行の2019年
2019年7月、北海道札幌市に札幌事業所第2オフィスを開設した。また、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行した。この年から連結売上高は50億円台に乗せ、収益規模を拡大していく。
青果売場構築支援事業譲受と子会社追加の2024年
2024年12月、株式会社フロンティアから「青果売場構築支援事業」を事業譲受した。同時に株式会社シェアガーデン、株式会社農業支援、オーガニックファームつくばの風有限会社を連結子会社化し、農業生産事業を強化した。この買収により農業支援事業の売上高が前年比36.3%増と大きく伸長した。
年表18件を開く
2000年代
- 2000年11月商号変更生鮮青果流通業界を構成する各事業者に対するシステム及び事務代行サービスの提供等を事業目的とし営業を開始、商号を「イーサポート株式会社」に変更、本店を東京都新宿区に移転
- 2000年12月株式会社フレッシュシステムからの株式譲渡により株式会社ケーアイ・フレッシュアクセスが筆頭株主となる
- 2001年9月商号変更商号を「イーサポートリンク株式会社」に変更、本店を東京都豊島区に移転
- 2001年12月業務受託事業を開始
- 2002年4月神奈川県川崎市に川崎テクニカルセンターを開設
- 2002年5月兵庫県神戸市に神戸テクニカルセンターを開設
- 2002年8月システム事業(イーサポートリンクシステムVer.1の提供)を開始
- 2003年10月福岡県福岡市に福岡テクニカルセンターを開設
- 2003年11月北海道札幌市に札幌テクニカルセンターを開設
- 2004年10月早期支払システムの提供を開始
- 2006年8月上場大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」に新規上場
- 2007年3月M&A株式会社津軽りんご販売(同年9月、株式会社農業支援に商号変更)の第三者割当増資により株式を取得し連結子会社化
- 2009年1月生鮮MDシステムの提供を開始
2010年代
- 2016年8月イーサポートリンクシステムVer.2の提供を開始
- 2016年11月M&A連結子会社である株式会社農業支援を吸収合併
- 2017年3月M&A株式会社シェアガーデンホールディングスの第三者割当増資により株式を取得し、同社及び同社子会社である株式会社オーガニックパートナーズを連結子会社化
- 2019年7月北海道札幌市に札幌事業所第2オフィスを開設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
2020年代
- 2024年12月M&A「青果売場構築支援事業」を株式会社フロンティアから事業譲受 株式会社シェアガーデン、株式会社農業支援、オーガニックファームつくばの風有限会社を連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/11期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
基幹事業の収益維持と収益極大化
創業以来の青果物流通システム・業務受託サービス、生鮮受発注システムへの追加投資により、機能拡充や生産性向上を図り収益の極大化を目指す。
- 02
AI活用とM&Aによる積極投資
AIサービス開発やシステム機能追加への投資、効果的なM&Aをリスクと投資効率を勘案して実施。営業体制強化や人材育成・獲得による人的資本拡充にも取り組む。
- 03
事業ポートフォリオの組み換えと新収益基盤の構築
青果物流通のノウハウを活かし、小売との地産地消促進、青果物以外の業態への売場構築・運営支援を拡大。生産事業を強化し調達力を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で174人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は625万円で、9期前と比べて+15.9%。平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は10.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年11月 | — | — | — | 222 | — |
| 2017年11月 | — | — | — | 220 | — |
| 2018年11月 | — | — | — | 229 | — |
| 2019年11月 | 539 | 40.9 | 9.6 | 243 | — |
| 2020年11月 | 543 | 40.9 | 9.7 | 247 | — |
| 2021年11月 | 546 | 41.0 | 10.1 | 246 | — |
| 2022年11月 | 572 | 41.3 | 9.9 | 149 | — |
| 2023年11月 | 596 | 42.8 | 10.5 | 145 | — |
| 2024年11月 | 629 | 42.5 | 10.5 | 152 | 132 |
| 2025年11月 | 625 | 42.1 | 10.2 | 174 | 57 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社オーガニックパートナーズ(注)1、2、3東京都 豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内その他の連結子会社3社― · 連結子会社
- 補助金450万円アグリビジネス展開支援事業農林水産省 · 2019-06-13
- 補助金9万円農林水産物・食品輸出促進対策事業補助金農林水産省 · 2020-03-04
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年11月期の売上高は65億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収減益で、売上が+20.4%、利益が-50.0%。
会社が出している今期の予想2026年11月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 70億円 | 65億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥5 | ¥5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は34億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.3%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 11 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年2Q | 11 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 11 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 13 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 13 | 1 | 7.7 | 0 |
| 2024年2Q | 13 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 28 | 1 | 3.6 | 1 |
| 2025年2Q | 30 | 1 | 3.3 | 0 |
| 2025年4Q | 35 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2026年2Q | 34 | 1 | 2.9 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年11月期からの14期で、売上は43億円から65億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は1.5%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 43 | — | 5 | — | 4 |
| 2013年11月 | 42 | — | 5 | — | 3 |
| 2014年11月 | 44 | — | 7 | — | 3 |
| 2015年11月 | 45 | — | 6 | — | 4 |
| 連結子会社である株式会社農業支援を吸収合併 | |||||
| 2016年11月 | 45 | — | 4 | — | 3 |
| 株式会社シェアガーデンホールディングスの第三者割当増資により株式を取得し、同社及び同社子会社である株式会社オーガニックパートナーズを連結子会社化 | |||||
| 2017年11月 | 46 | — | 2 | — | 2 |
| 2018年11月 | 49 | — | 1 | — | 0 |
| 北海道札幌市に札幌事業所第2オフィスを開設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 | |||||
| 2019年11月 | 56 | — | 3 | — | 1 |
| 2020年11月 | 57 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年11月 | 52 | — | −1 | — | −9 |
| 2022年11月 | 49 | — | 2 | — | 2 |
| 2023年11月 | 46 | — | 1 | — | 0 |
| 「青果売場構築支援事業」を株式会社フロンティアから事業譲受 株式会社シェアガーデン、株式会社農業支援、オーガニックファームつくばの風有限会社を連結子会社化 | |||||
| 2024年11月 | 54 | 2 | 2 | 3.7 | 1 |
| 2025年11月 | 65 | 1 | 2 | 1.5 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年11月期
売上高65億円のうち、営業利益として残るのは1億円で1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.7%44億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.8%20億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.5%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年11月期は営業CFが−2億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−7億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は14億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 6 | −6 | 2 | 0 | 22 |
| 2013年11月 | 8 | −3 | 0 | 5 | 26 |
| 2014年11月 | 6 | −4 | −3 | 2 | 25 |
| 2015年11月 | 4 | −2 | −2 | 2 | 25 |
| 2016年11月 | 4 | −1 | −3 | 3 | 24 |
| 2017年11月 | 7 | −1 | −4 | 6 | 27 |
| 2018年11月 | 4 | −4 | −2 | 0 | 25 |
| 2019年11月 | 7 | −5 | 0 | 2 | 27 |
| 2020年11月 | 6 | −1 | −2 | 5 | 30 |
| 2021年11月 | 3 | −2 | 12 | 1 | 43 |
| 2022年11月 | −5 | −2 | −3 | −7 | 34 |
| 2023年11月 | 2 | −3 | −3 | −1 | 30 |
| 2024年11月 | −2 | −5 | −4 | −7 | 20 |
| 2025年11月 | −2 | −5 | 1 | −7 | 14 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年11月期の総資産は61億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は60.7%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 43 | 25 | 18 | 56.8 |
| 2013年11月 | 50 | 28 | 22 | 55.6 |
| 2014年11月 | 52 | 31 | 21 | 58.7 |
| 2015年11月 | 56 | 35 | 21 | 63.1 |
| 2016年11月 | 54 | 38 | 16 | 70.3 |
| 2017年11月 | 55 | 40 | 15 | 73.1 |
| 2018年11月 | 53 | 40 | 13 | 74.6 |
| 2019年11月 | 56 | 41 | 15 | 72.1 |
| 2020年11月 | 55 | 41 | 14 | 74.9 |
| 2021年11月 | 61 | 32 | 29 | 52.4 |
| 2022年11月 | 55 | 34 | 21 | 61.4 |
| 2023年11月 | 56 | 34 | 22 | 61.1 |
| 2024年11月 | 54 | 35 | 19 | 64.8 |
| 2025年11月 | 61 | 37 | 24 | 60.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中88位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中515位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥948で、1年前と比べて+2.7%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 23.9倍 |
| PER (会社予想) | 29.1倍 |
| PBR | 1.13倍 |
| 配当利回り | 0.53% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+1.7%と小幅上昇。25日線(936.8円)を終値(938円)が上回るが、75日線(959.9円)は依然下回っており、上値が重い。52週高値(1027円)からは約8.7%下、低値(901円)からは約4.1%上とレンジ相場。出来高は7/3に8.82万株と膨らんだ後、直近は5000株前後と低調で、方向感に欠ける。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERが35.1倍と業界平均22.4倍を大きく上回り、予想PER28.8倍も高め。PBRは1.12倍と業界平均3.16倍を下回るが、ROE4.1%と低く収益性が課題。配当利回り0.53%は業界平均2.75%を下回り魅力に乏しい。割高だが配当性向17%と低く、今後の増配余地はある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 23.9倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 29.1倍 | — |
| PBR | 1.13倍 | 3.51倍 |
| ROE | 4.1% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
増収基調にあるものの、利益率が低位で推移している点が争点。強気派は、既存顧客との深耕や新規開拓による規模拡大が今後利益率改善につながると見る。弱気派は、人件費上昇や競争激化で収益性が構造的に低く、コスト管理が不十分と指摘する。
- 増収トレンド継続
2024/11期売上54億円、2025/11期計画65億円と20%増収
- 固定費分散効果
売上増で固定費比率低下し、利益率改善へ
- 既存顧客深耕
リピート率が高く、安定受注が見込める
- 売上高2ケタ成長継続で収益基盤拡大通年影響中
売上高は2023/11期46億→2025/11期65億と年平均約19%増、成長持続で利益拡大余地
- 予想PER28倍と実績35倍の差縮小期待決算発表後影響弱
2025/11期予想PER28.8倍に対し実績35.1倍、決算で業績上振れならPER改善
- 営業利益率3%超への回復2026年〜2027年影響中
2024/11期は3.7%から2025/11期1.54%に低下、原価改善で3%超復帰なら営業益2億円超
- 自己株式取得等の株主還元強化不定影響弱
配当利回り0.53%と低位、自己株式取得実施なら需給改善効果
- 低利益率の構造
営業利益率3.7%、営業利益1億円と薄利
- 人件費上昇リスク
最低賃金引上げが直接コスト増に直結
- 競争激化
同業多数で価格競争に巻き込まれやすい
- 営業利益減少トレンドの継続通年影響強
2024/11期営業益2億→2025/11期1億と半減、更に減少なら赤字転落リスク
- 高PERバリュエーションの調整不定影響中
実績PER35倍・PBR1.1倍に対しROE4.1%、成長鈍化で割高修正の可能性
- 人件費・外注費上昇による収益圧迫継続影響中
サービス業の人件費高騰で2025/11期は販管費増が利益率低下の主因
- 浮動株比率低く流動性リスク継続影響弱
時価総額42億・外国人保有0.67%と低く、大口売りで下落リスク
- 売上高成長率
- 増収が利益改善の前提条件となるため
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を測る最重要指標
- 従業員稼働率
- 固定費型ビジネスで収益を左右する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり5円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.53%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年11月 | 5 | — | 4.8 |
| 2017年11月 | 5 | 0.0 | 9.3 |
| 2018年11月 | 5 | 0.0 | 29.9 |
| 2019年11月 | 5 | 0.0 | 19.8 |
| 2020年11月 | 5 | 0.0 | 85.8 |
| 2022年11月 | 5 | 0.0 | 15.8 |
| 2023年11月 | 5 | 0.0 | 47.1 |
| 2024年11月 | 5 | 0.0 | 17.6 |
| 2025年11月 | 5 | 0.0 | 17.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥5
株主
有価証券報告書より
2025年11月期末の株主数は延べ21,641人。区分でいちばん多いのは個人・その他で71.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.8%を占め、残る75.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年11月% | 2021年11月% | 2022年11月% | 2023年11月% | 2024年11月% | 2025年11月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 62.4 | 63.5 | 65.3 | 68.2 | 68.9 | 71.4 |
| 事業法人 | 28.5 | 24.1 | 25.9 | 25.3 | 25.0 | 24.8 |
| 証券会社 | 4.0 | 5.8 | 2.5 | 3.7 | 3.4 | 3.1 |
| 外国法人 | 4.3 | 6.3 | 6.2 | 2.6 | 2.6 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.7 | 0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ファーマインド | 10.08 |
| 02 | 株式会社FRACORA | 7.04 |
| 03 | 株式会社フォーカスシステムズ | 2.31 |
| 04 | ピー・エス・アセット・ホールディングス株式会社 | 2.17 |
| 05 | 住友商事株式会社 | 2.09 |
| 06 | 上田八木短資株式会社 | 0.88 |
| 07 | JPモルガン証券株式会社 | 0.87 |
| 08 | 福間 美貴恵 | 0.57 |
| 09 | 堀内 信介 | 0.56 |
| 10 | 楽天証券株式会社共有口 | 0.54 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−67%、1株純資産は14期で+51%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 99 | 557 | 19.6 | 11.0 | — |
| 2013年11月 | 71 | 628 | 12.1 | 30.2 | — |
| 2014年11月 | 76 | 692 | 11.5 | 34.1 | — |
| 2015年11月 | 92 | 792 | 12.4 | 20.0 | — |
| 2016年11月 | 67 | 859 | 8.1 | 22.4 | 4.8 |
| 2017年11月 | 50 | 907 | 5.7 | 22.1 | 9.3 |
| 2018年11月 | 4 | 900 | 0.5 | 208.0 | 29.9 |
| 2019年11月 | 20 | 916 | 2.2 | 47.5 | 19.8 |
| 2020年11月 | 26 | 937 | 2.9 | 34.5 | 85.8 |
| 2021年11月 | −213 | 725 | −25.6 | — | — |
| 2022年11月 | 35 | 762 | 4.7 | 24.0 | 15.8 |
| 2023年11月 | 11 | 769 | 1.4 | 80.7 | 47.1 |
| 2024年11月 | 31 | 798 | 3.9 | 30.3 | 17.6 |
| 2025年11月 | 33 | 838 | 4.1 | 28.3 | 17.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/11期の役員報酬は総額132百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 堀内信介 | 代表取締役会長 兼 CEO | 71 |
| 相原徹 | 代表取締役 社長執行役員 兼 COO | 66 |
| 深津弘行 | 取締役 副社長執行役員 経営戦略本部長 | 60 |
| 細川昌彦 | 取締役 | 71 |
| 豊島正明 | 取締役 | 74 |
| 白石真澄 | 取締役 | 67 |
| 鈴庄一喜 | 監査役(常勤) | 73 |
| 大西洋 | 監査役 | 71 |
| 平形雄策 | 監査役 | 62 |
役員報酬の内訳2025/11期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 88 | 88 | 29 |
| 社外取締役 | 7 | 44 | 44 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/11期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,312字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,997字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,969字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,939字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2021/12/01-2022/11/30)2023-02-24
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
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