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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

テルマー湯ホールディングス

THERMAE-YU HOLDINGS CO.,LTD.3521 · Standard · サービス業

温浴施設の運営を核に、不動産と食品事業を擁する複合サービス企業。

概要

テルマー湯ホールディングスは、東京都内で温浴施設「テルマー湯」を運営する持株会社である。1926年に刺繍レースメーカーとして創業したが、2014年に温浴事業に本格参入し、現在は温浴、不動産、食品の3事業を持つ。2025年3月期の売上高は20億円、営業利益率15%と高収益だが、従業員数は32名と小規模である。

温浴事業を柱とする三つの事業セグメント

当社グループは、温浴事業、不動産事業、食品事業の三つのセグメントで構成される。中核は温浴事業で、連結子会社の㈱テルマー湯が「テルマー湯 新宿店」と「テルマー湯 西麻布店」を運営し、㈱エレナが温浴と宿泊を一体化した施設を運営する。不動産事業は当社が東京都港区西麻布に所有する「エコナック西麻布ビル」の賃貸を中心とする。食品事業は青柳食品販売㈱が大手コンビニ向けおにぎり具材やペットフードなどを手掛ける。

都心立地の温浴施設と利用実績

「テルマー湯 新宿店」は東京都新宿区歌舞伎町に位置し、2026年3月期の入館者数は32万2千100人(前期比0.3%減)。開業10周年を迎え、リラックス&コワーキングラウンジの新設やドライヤー・シャワーヘッドのアップグレードを実施した。最大24時間利用可能な料金改定も行い、朝風呂需要を取り込んだ。「テルマー湯 西麻布店」は同区西麻布にあり、入館者数は8万7千200人(同2.7%減)。アウフグースイベントに注力し、新たなリラクゼーションサロンも開設した。

小規模組織で実現する高収益体質

2026年3月期の連結従業員数は28名(単独32名)と極めて小規模だが、温浴事業の営業利益率は24.7%に達する。不動産事業も安定収益を上げる一方、食品事業はのれん償却18百万円を計上し営業損失となった。グループ全体の売上高は27億円、営業利益3億円と高収益を維持している。2025年7月に青柳食品販売を子会社化し、食品事業を拡大。M&Aも視野に新たな収益源の開拓を進める方針である。

業界の中での役割は温浴施設運営事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
27億円
営業利益
3億円
営業利益率
11.1%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
温浴20億円76.9%5億円25.0%
食品6億円23.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01温浴・宿泊主力

子会社が温浴施設や宿泊施設を運営し、温浴サービス、飲食、マッサージ、宿泊サービスを提供している。

主な製品・サービス2
温浴サービス
スーパー銭湯等の温浴施設で提供される入浴サービス。
宿泊サービス
温浴施設と一体となった宿泊施設での宿泊サービス。

02不動産準主力

当社が不動産の売買・賃貸を行っている。

03食品準主力

子会社が食品・食材・健康食品の企画開発、OEM製品の受託、卸売等を行っている。

製品と技術

「テルマー湯」の温浴サービスとサウナ体験

テルマー湯の温浴施設は、温浴、サウナ、岩盤浴などを提供する。特にサウナでは「アウフグース」と呼ばれるタオルで熱波を送るサービスに注力し、有名アウフギーサーを招いたイベントを定期的に開催している。新宿店と西麻布店ともに、利用者は最大24時間滞在可能で、館内には飲食コーナーやマッサージサービスも備える。西麻布店には2025年9月、ヘッドスパ専門のリラクゼーションサロン「RESET LABORATORY」が開設された。

客層に合わせた施設刷新と料金体系

新宿店では、2025年7月に地下1階のレストランの一部を「リラックス&コワーキングラウンジ」に改装し、寝転がれるリラックススペース24床とコンセント付きデスク11席を設けた。同年10月からは従来の12時間制を廃し、同料金で最大24時間利用可能に変更。さらに12月には館内の全ドライヤーとシャワーヘッドを高級製品に交換した。これらの施策は、朝風呂需要やワーケーション需要を取り込む狙いがある。

食品事業の製品展開とペットフードへの進出

青柳食品販売が手掛ける食品事業は、大手コンビニ・スーパー向けのおにぎり具材、調理麺用具材、惣菜・弁当用の混ぜご飯の素などを主力とする。2025年12月からはペットフード市場に進出し、人とペットが共有できる安全・安心なおやつやアイス、防災食を「Chillわんシリーズ」としてEC販売を開始した。食品事業立ち上げ初年度はのれん償却が影響し営業損失となったが、ペットフードの需要拡大に対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

温浴施設運営で急成長、高収益だが競合ひしめく

売上高は19億→27億と拡大中で、営業利益率は15%(2025年)と高収益。同業のジンジブやイシンなどサービス業とは業態が異なり、テルマー湯は温浴施設「テルマー湯」を運営。業界内ではユニークなポジションだが、競合となる温浴施設運営企業は多く、差別化が課題。高収益率は需要増と価格設定によるが、競争激化で維持できるかが焦点。

強み

  • 営業利益率15%と業界平均を大きく上回る高い収益力.
  • 直近3期で売上高が19→20→27億と拡大傾向.
  • 温浴施設特化で、他のサービス業とは一線を画す.
  • 「テルマー湯」ブランドで一定の知名度を確保.

課題

  • 温浴施設市場は競合が多く、差別化維持が難しい.
  • 2026年には利益率11%と低下見込み、収益性維持が課題.
  • 店舗展開が限定的で、地域経済の影響を受けやすい.

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がテルマー湯ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
12342トランスジェニックグループ42億円
2324Aブッキングリゾート42億円11.3倍
33521テルマー湯ホールディングス41億円25.6倍
4291Aリスキル41億円6.8倍
57502プラザホールディングス41億円19.0倍
69165クオルテック41億円10.6倍
76181タメニー40億円
85867エスネットワークス40億円11.1倍
9331Aメディックス40億円8.6倍
107061日本ホスピスホールディングス40億円12.2倍
119229サンウェルズ40億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

刺繍レースメーカーとして創業した1926年

1926年12月、岩井盛次が京都市中京区に日本レース㈱を設立し、刺繍レースの生産を開始した。当時は繊維産業が盛んな京都に拠点を置き、1949年には京都証券取引所と東京証券取引所に上場、1950年には大阪証券取引所にも上場した。1957年には新日本レース、1966年には堅田レース(後の㈱エレナ)、1973年には湖北日本レースを設立し、生産能力を拡大した。

事業多角化と化粧品への進出

1976年、㈱絵麗奈(後の㈱モンプレーヌ、㈱ラフィネ)を設立し、当初は繊維製品販売、後に化粧品の生産を開始した。1980年から化粧品の販売を本格化した。1978年には京都デベロッパーと新日本レースを吸収合併し、組織を集約した。2001年には社名をエコナック㈱に変更し、本店を東京都中央区に移転。2006年には不動産事業を開始した。

ゴルフ場子会社化と再編の2010年代

2010年、エコナックホールディングスに社名変更し、同年に伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を取得、ゴルフ場事業に参入した。しかし、2014年12月に同社株式を譲渡しゴルフ場事業から撤退。同時に、繊維事業と化粧品事業からも撤退し、保有していた日本レースの株式を譲渡した。これらの事業整理は、次なる温浴事業への集中を準備するものであった。

温浴事業への本格参入と社名変更

2014年12月、休眠状態だった子会社ネスティー㈱を㈱テルマー湯に社名変更し、温浴事業を開始した。これが現在の中核事業となる。同時に、㈱エレナも温浴事業を開始。2015年以降、都内に「テルマー湯」を展開し、2026年3月期の温浴事業売上高は20億円に達した。2025年には社名をエコナックホールディングスからテルマー湯ホールディングスに変更し、温浴企業としてのアイデンティティを明確にした。

食品事業追加と市場区分の移行

2025年7月、青柳食品販売㈱の株式を取得し連結子会社化、食品事業を開始した。同社は大手コンビニ向けおにぎり具材やペットフードを手掛ける。一方、東京証券取引所の市場区分見直しにより、プライム市場からスタンダード市場へ移行した。2026年3月期の連結売上高は27億円、営業利益3億円。従業員28名という小規模組織ながら、温浴事業の高収益を活かし、累積損失を解消した。

年表23件を開く

1920年代

  • 1926年12月岩井盛次が京都市中京区西ノ京春日町16番地において、日本レース㈱を設立 刺繍レースの生産を開始

1940年代

  • 1949年6月上場京都証券取引所に上場
  • 1949年7月上場東京証券取引所に上場

1950年代

  • 1950年12月上場大阪証券取引所に上場
  • 1957年3月新日本レース㈱を設立 刺繍レースの生産を開始

1960年代

  • 1966年9月商号変更堅田レース㈱を設立(近江レース㈱に社名変更後、現在、㈱エレナ(現・連結子会社))刺繍レースの生産を開始
  • 1967年2月商号変更京都レース㈱(京都デベロッパー㈱に社名変更)の営業部門を吸収

1970年代

  • 1973年4月湖北日本レース㈱を設立 刺繍レースの生産を開始
  • 1976年10月商号変更㈱絵麗奈を設立(㈱モンプレーヌに社名変更)当初、繊維製品の販売を開始、その後、化粧品の生産を開始
  • 1978年4月M&A京都デベロッパー㈱並びに新日本レース㈱を吸収合併

1980年代

  • 1980年12月商号変更㈱モンプレーヌ(㈱ラフィネに社名変更)で生産した化粧品の販売を開始

2000年代

  • 2001年10月エコナック㈱に社名を変更 本店登記を東京都中央区日本橋堀留町一丁目7番7号に移転
  • 2003年1月ネスティー㈱を設立 当初、きのこ類の菌床の輸入販売を開始、その後、休眠
  • 2006年7月不動産事業部を設置し、不動産事業を開始
  • 2006年8月㈱エレナで化粧品・雑貨の販売を開始
  • 2008年1月湖北日本レース㈱が日本レース㈱に社名を変更
  • 2009年8月当社の本店登記を東京都中央区日本橋小伝馬町16番8号に移転

2010年代

  • 2010年4月M&A日本レース㈱と㈱ラフィネが、日本レース㈱を存続会社とし合併
  • 2010年7月上場大阪証券取引所市場第一部上場廃止
  • 2010年8月エコナックホールディングス㈱に社名を変更
  • 2010年10月M&A伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を取得し、連結子会社化
  • 2013年7月当社の本店登記を東京都港区南青山7丁目8番4号に移転
  • 2014年12月M&Aネスティー㈱が㈱テルマー湯に社名を変更(現・連結子会社)伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を譲渡し、ゴルフ場事業から撤退 ㈱テルマー湯が温浴事業を開始 日本レース㈱の繊維事業をエコナックホールディングス㈱に譲渡 日本レース㈱の株式を譲渡し、化粧品事業から撤退 繊維事業を廃止 ㈱ハッピーリゾートを設立 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 ㈱ハッピーリゾートの全株式を譲渡 ㈱エレナが温浴事業を開始 東京証券取引所の市場区分の再選択により、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行 青柳食品販売㈱の株式を取得し連結子会社化 エコナックホールディングス㈱をテルマー湯ホールディングス㈱に社名変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    温浴事業を核とした3事業の拡大

    温浴事業を柱に、不動産事業、食品事業と併せて売上・利益の拡大を目指す。さらに事業多角化やM&Aによる新たな収益源の開拓を進める。

  2. 02

    株主還元のための収益拡大

    株主への利益還元を重要課題と位置づけ、各事業の収益拡大により配当可能利益の確保に努める。

  3. 03

    財務体質の健全性維持とSDGs目標達成

    累積損失解消後の健全な財務体質を継続的に維持し、グループ全体の利益増大を図るとともに、持続可能な企業としてSDGs目標達成に取り組む。

  4. 04

    人的資本経営の実現

    多様性の確保を含む人的資本への投資を重要課題とし、持続的な成長を支える人材基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で32人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は517万円で、9期前と比べて+17.1%平均年齢は46.8歳、平均勤続年数は14.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月28
2018年3月15
2019年3月44254.517.016
2020年3月47648.017.518
2021年3月45046.217.613
2022年3月46747.218.616
2023年3月49346.219.024
2024年3月52647.216.730
2025年3月49847.613.531968
2026年3月51746.814.432938

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
テルマー湯 新宿店 — 東京都新宿区1,824百万円
温浴
テルマー湯 西麻布店 — 東京都港区1,397百万円
温浴
西麻布ビル — 東京都港区714百万円
不動産
若里工場 — 長野県長野市13百万円
食品
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱テルマー湯(注)2、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エレナ(注)2、3、5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    青柳食品販売株式会社(注)2、6
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は27億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+35.0%、利益が+0.0%。

売上高
+35.0%
27億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
11.1%
前期比 -3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高31億円27億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q42
2024年1Q500.00
2024年2Q400.00
2024年3Q5120.00
2024年4Q51
2025年2Q10110.01
2025年4Q10220.01
2026年2Q1218.31
2026年4Q15213.31
2027年1Q8112.50

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は9億円から27億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月911
ネスティー㈱が㈱テルマー湯に社名を変更(現・連結子会社)伊豆スカイラインカントリー㈱の株式を譲渡し、ゴルフ場事業から撤退 ㈱テルマー湯が温浴事業を開始 日本レース㈱の繊維事業をエコナックホールディングス㈱に譲渡 日本レース㈱の株式を譲渡し、化粧品事業から撤退 繊維事業を廃止 ㈱ハッピーリゾートを設立 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 ㈱ハッピーリゾートの全株式を譲渡 ㈱エレナが温浴事業を開始 東京証券取引所の市場区分の再選択により、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行 青柳食品販売㈱の株式を取得し連結子会社化 エコナックホールディングス㈱をテルマー湯ホールディングス㈱に社名変更
2014年3月900
2015年3月80−1
2016年3月12−5−5
2017年3月1810
2018年3月1912
2019年3月1722
2020年3月1732
2021年3月6−2−2
2022年3月8−10
2023年3月1401
2024年3月1921
2025年3月203315.02
2026年3月273311.12

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高27億円のうち、営業利益として残るのは3億円11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.8%21億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.1%3億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
11.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.5pt
3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は13億円で、売上の5.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月123312
2014年3月0−97−911
2015年3月0−126−126
2016年3月−2−87−102
2017年3月50−354
2018年3月41−654
2019年3月60−366
2020年3月5−1−149
2021年3月−1−14−212
2022年3月1−28−119
2023年3月0−8−1−810
2024年3月5−1−1412
2025年3月6−1−2515
2026年3月4−3−4113

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は60億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は82.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4839975.3
2014年3月55381765.0
2015年3月61402162.2
2016年3月59332656.4
2017年3月57342359.0
2018年3月52351767.5
2019年3月51371472.9
2020年3月52391374.7
2021年3月54371768.7
2022年3月61461575.1
2023年3月61461575.8
2024年3月60471378.7
2025年3月61491280.8
2026年3月60501082.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
10億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中32位あたり、逆に低いのはROE534社中465位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
35.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥155で、1年前と比べて+0.4%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥155-0.6%1ヶ月+0.6%1年+0.4%時価総額41億円
過去52週の値幅
安値¥141高値¥188

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.6倍
PER (会社予想)22.8倍
PBR0.84倍
配当利回り3.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬の145円から緩やかな上昇基調にあり、8月4日は154円と前日比0.7%高。25日移動平均線は151.48円で、株価がこれを2%近く上回っており、短期的な上昇トレンドが確認できる。52週高値188円からは18%下落する一方、52週安値141円からは9.2%高い。RSIは55.56と中立圏で、過熱感はない。出来高は1万株前後で推移し、需給は安定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER25.41倍は同業界平均22.49倍を上回り、PBR0.82倍は平均3.18倍を大きく下回る。ROE3.3%は低く、収益性に対して株価が割高な印象。配当利回り3.25%は平均2.74%を上回るが、配当性向90.4%と高く、今後の増配余地は限定的。直近の売上高は伸びているが、営業利益率は低下傾向で、収益の質に懸念。総合的に見て、PERの高さとROEの低さから「やや割高」と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.6倍23.4倍
PER (予想)22.8倍
PBR0.84倍3.51倍
ROE3.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、都市部のレジャー需要の回復で来館者数が増加し、客単価の高いサービスが収益を押し上げるとみる。また、PBR0.82倍と割安感があり、株主還元の高さが下支えになるとの見方。一方、弱気派は、既存店の競争激化や人件費・光熱費の上昇が利益を圧迫すると指摘。売上高成長率は伸びているが、営業利益率が2025年3月期の15%から11%へ低下しており、収益性改善の見通しがはっきりしないこと、1店舗当たりの収益力次第で業績が変動しやすいことを警戒する。

プラスに働く材料7
  • 割安指標

    PBR0.82倍、配当利回り3.25%と下支え

  • 需要回復

    都市部のレジャー・温浴需要が回復傾向

  • 増収基調

    売上高は14億→27億と堅調に拡大

  • 2026年3月期売上高27億円、前期比35%増2026年3月期影響

    売上高は20億円から27億円へ35%増、増収が続く

  • PBR0.82倍と1倍割れ、割安感継続影響

    PBR0.82倍で純資産価値を下回り、下値リスクが限定的

  • 配当利回り3.25%とインカム需要通年影響

    配当利回り3.25%、株価154円で安定的な株主還元が見込まれる

  • 外国人保有比率1.0%と低位、拡大余地不定影響

    外国人保有比率1.01%とほぼゼロで、買い増しによる需給改善余地

マイナスに働く材料7
  • 利益率低下

    営業利益率が15%から11%へ低下傾向

  • 競争激化

    同業施設が増え、差別化が難しい

  • コスト増

    光熱費・人件費上昇が利益を圧迫

  • 売上高が増えるも営業利益は3億円で横ばい2026年3月期影響

    売上高20→27億円に対し営業利益は3億円のまま、利益率は15.0%→11.1%に低下

  • ROE3.3%と低く、資本効率が悪い継続影響

    ROE3.3%、PBR0.82倍と資本収益性の低さが評価を抑える

  • 株価1年で2.1%下落、上値が重い継続影響

    株価変化率は-2.09%、PER25.41倍と小型株の割高感も

  • 時価総額41億円と小型、流動性リスク継続影響

    時価総額41億円、売買代金が細く機関投資家の参入障壁が高い

次の決算で確かめる点
客単価
サービス強化の効果を測る
来館者数
需要動向の確認
営業利益率
コスト管理・収益性の推移
既存店売上高
店舗競争力の維持を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.23%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
3.23%
いまの株価に対して
配当性向
90.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年3月584.0
2026年3月50.090.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,080人。区分でいちばん多いのは事業法人56.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.9%を占め、残る43.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人43.154.656.356.356.656.5
個人・その他42.333.736.237.337.741.4
証券会社2.10.80.71.61.70.6
外国法人2.01.31.11.32.30.6
金融機関10.09.25.43.11.30.5
外国人個人0.40.40.30.40.40.4
自己株式0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ウェブ9.64
02株式会社船橋カントリー倶楽部6.88
03ロイヤル観光有限会社6.71
04株式会社NFKホールディングス5.78
05株式会社トーテム4.86
06株式会社広共コーポレーション4.47
07伊豆シャボテンリゾート株式会社3.85
08有限会社MBL2.46
09株式会社広共2.04
10東拓観光有限会社1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+385%、1株純資産は14期で+305%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1462.637.6
2014年3月−191
2015年3月−189
2016年3月−1178
2017年3月1790.7222.9
2018年3月4834.832.5
2019年3月4874.929.7
2020年3月81814.620.8
2021年3月−7174
2022年3月−1173
2023年3月21751.197.9
2024年3月41792.138.7
2025年3月71864.020.984.0
2026年3月61873.325.790.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額53百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木隆太取締役社長(代表取締役)48
加藤祐蔵取締役62
布村洋一取締役64
宮﨑由美取締役68
岩﨑周也常勤監査役681,000
小田島章監査役75
小林明隆監査役75

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)316203612
社外取締役6125173

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容559字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社3社で構成され、温浴施設の運営、不動産の売買・賃貸及び食品の企画開発・OEM製品の受託・卸売等を中心として事業活動を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 また、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)温浴……………   ㈱テルマー湯が温浴施設を運営し、㈱エレナが温浴施設と宿泊施設が一体となった施設を運営しております。温浴施設では温浴サービス、飲食サービス、マッサージサービスを提供し、宿泊施設では宿泊サービスを提供しております。 (2)不動産…………   当社が不動産の売買・賃貸を行っております。 (3)食品……………   青柳食品販売㈱が食品・食材・健康食品の企画開発、OEM製品の受託、卸売等を行っております。 各事業の系統図は、下記のとおりであります。 ※は連結子会社
経営方針・対処すべき課題676字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、温浴事業を柱として経営の効率化を図り、不動産事業、食品事業と併せて売上及び利益の拡大を目指します。また更なる事業の多角化やM&Aを視野に入れ、新たな収益源の開拓に努めます。 あわせて、株主に対する利益還元が会社の重要課題のひとつであると認識しております。今後、温浴、不動産、食品の各事業において収益を拡大することにより、配当可能利益の確保に努めてまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、上記の経営方針に沿いまして、中長期的には事業の多角化やM&Aを視野に入れ、新たな収入源の開拓に努めてまいります。 (3)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、温浴事業が軌道に乗り順調に利益を上げてきたことにより、長期にわたる累積損失の解消を実現することができました。今後は健全化した財務体質を継続的に維持していくことを課題とし、温浴事業、不動産事業及び食品事業を中心とした事業展開と企業体質の強化、売上拡大によるグループ全体の利益の増大を図り、更には国際的な課題となっているSDGsに関する目標を達成するべく、持続可能な企業となることを目指してまいります。また、人的資本経営の実現へ向けて、多様性の確保を含めた人的資本への投資は重要課題として位置付けてまいります。
事業等のリスク2,535字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)ライフラインについて 当社グループの温浴事業において、電気、水道、ガス等のライフラインは温浴施設の運営には不可欠となっております。そのため、大規模な自然災害等の発生により、長期間にわたりライフラインが停止したときは当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)衛生管理・水質管理について 当社グループの温浴事業においては、飲食品の衛生管理や浴場の水質管理についてリスクを伴っております。リスク管理には十分な注意を払っておりますが、万が一、事故が発生した場合には、営業停止、損害賠償の発生及びブランド価値の低下等に伴い、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3)マッサージサービス等について 当社グループの温浴事業におけるマッサージサービス等は、そのサービスの特性上、施術に際して関節等を損傷する事故等が発生する危険性も否定できません。そのような事態が生じた場合には、損害賠償の発生及びブランド価値の低下等に伴い、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)同業他社との競争・消費者ニーズの変化について 当社グループの温浴事業においては、「五感を潤す」「くつろげる空間」「癒しの拠点」をコンセプトに温浴サービスの提供することで同業他社との差別化を図っておりますが、競争の激化や消費者のニーズが変化した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法的規制について 当社グループの温浴事業においては、公衆浴場法、食品衛生法等の法令や規則等の適用を受けております。これらの法令や規則の変更等があった場合には、事業活動に制約が生じ、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)不動産事業について 当社グループの不動産事業においては、国内景気が冷え込み、これを受けて不動産市況が悪化した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、テナントや入居者の信用力の低下による賃料の支払いの遅延、賃料の減額要請、退去による空室率の上昇などによって不動産賃貸収入が減少することで、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)食品事業について 当社グループでは、食品衛生法など各種法令の遵守を徹底しておりますが、原材料や製造工程に想定外の問題が発生した場合や、当社グループのみでは回避できない品質・衛生的な問題などが発生した場合には、当社グループの社会的信用の失墜及びブランド価値の毀損を招き、また、損害賠償金の支払い等によって、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)主力事業への依存について 当社グループの売上高においては、主力事業である温浴事業への依存度が高くなっております。そのため、温浴事業の競争力低下等が生じた場合には、その影響を大きく受ける傾向にあり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9)地域の偏在について 当社グループは、東京近郊で事業を営んでおります。そのため、東京近郊において、地震その他の災害、マーケットの悪化による稼働率の低下等が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害・感染症等の影響について 当社グループは、自社所有の建物の賃貸等により収入を得ており、定期的な検査等保全策を実施しております。しかしながら、地震等の自然災害や火災あるいはテロなどの不法行為により、建物に被害を被った場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 感染症の発生や蔓延した場合には、当社グループの不動産事業において、不動産賃貸先の営業活動が制限され、それに伴い賃貸収入が減少する可能性や、新しい生活様式が推進されることに伴い賃貸物件の稼働率にも影響が出てくる可能性があります。また、当社グループの温浴事業においては、事業活動の一時的な休止や消費者の行動の制限が予想され、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11)人財の確保・育成について 当社グループが更なる成長を目指すには、優秀な人財の確保と育成が不可欠でありますが、必要な人財を確保・育成できない場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12)コンプライアンスについて 当社グループは、法令遵守を徹底し事業活動を行っております。しかしながら、万が一、役職員等により法令違反等の行為が発生した場合には、社会的信用低下により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (13)新規事業について 当社グループは、収益力のある新規事業の導入、業務提携あるいは企業買収などにより、業容の拡大を図ってまいりますが、これらの展開状況が当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (14)経営環境の変化について 当社グループの温浴事業については、一部の店舗で温浴施設に加えて宿泊施設が併設されております。日本人客のほか、訪日外国人観光客の利用を見込んでおりますが、国内外の政治・経済の情勢の変化による訪日外国人観光客の減少、民泊事業者による宿泊市場への新規参入などにより宿泊施設の運営に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、リスクを網羅的、統括的に把握、管理し明確化するため取締役会及び毎週行われている定例ミーティングにおいて、業務執行に係るリスクを担当部署から随時、報告することによりその把握と管理を徹底し、未然防止、発生時の対処を迅速に行う体制を整えております。
経営成績の分析 (MD&A)5,672字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)におけるわが国経済は、日中関係が悪化したもののサービス需要やインバウンド需要は引続き好調だったことから、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、円安に伴う輸入価格の高騰による物価上昇、資源価格の高騰、人手不足の深刻化、さらには中東情勢の緊迫化など、先行き不透明な状況が続いております。 このような経営環境のもと、当社グループは中核事業である温浴事業を中心に事業を展開してまいりました。当連結会計年度の当社グループの売上高は2,694,334千円(前連結会計年度比36.0%増)、営業利益306,637千円(前連結会計年度比10.2%減)、経常利益307,268千円(前連結会計年度比9.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益160,252千円(前連結会計年度比16.3%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 <温浴事業> 当社グループの主力である温浴事業では、東京都新宿区歌舞伎町にて事業展開する温浴施設「テルマー湯 新宿店」におきまして、当連結会計年度の入館者数は前年同期と比べ0.3%減少し、32万2千1百人となりました。入館者数の微減につきましては、インバウンド需要が好調だったことによる外国人観光客が増加した一方で、国内においてはインフレに伴う物価上昇により個人の遊興支出を控える傾向が続いたと考えております。そのような中、集客活動といたしましては、昨年に引続き季節ごとのフェアを開催し、レストランのメニューなども定期的に入替えてリピーターを飽きさせないよう努めております。新宿店につきましては、皆さまのおかげをもちまして8月で開業から10周年を迎えることができました。特別イベントとしてランニング、ヨガなどのウェルネス関連のイベントを開催したほか、有名アウフギーサーを招いてのスペシャルアウフグースの開催やレストランでの記念メニューの提供など様々な10周年記念イベントを開催いたしました。また、地下1階のレストランの一部をくつろぎスペースへとリニューアルするため改装工事を行い、7月1日に「リラックス&コワーキングラウンジ」として新たにオープンいたしました。追加料金なしでお客様にご利用いただけるパーソナルスペースとなっており、寝転んでご利用いただけるリラックススペースが24床、デスク席でパソコン作業などが行えるコワーキングスペースが11席で全床、全席コンセント付きとなっております。さらに12月12日から館内の全てのドライヤーとシャワーヘッドを高級製品にアップグレードいたしました。従来と比べ、より高機能なドライヤー&シャワーヘッドをお試しいただけます。これら多数のイベントや施設内のリニューアルなどで新規顧客の増加にも注力いたしました。また、ご利用時間の改定を行い、10月1日から従来の最大12時間利用から同料金で最大24時間利用可能といたしました。さらに、11月26日から深夜早朝料金発生の対象時間を従来の0時~9時在館から0時~6時在館とし、6時~9時にご入館されたお客様は実質値下げとなるよう改定いたしました。これにより朝風呂を、より手ごろな料金でお楽しみいただけるようになり集客力アップにつながりました。 東京都港区西麻布で事業展開する「テルマー湯 西麻布店」におきましては、当連結会計年度の入館者数は前年同期と比べ2.7%減少し、8万7千2百人となりました。西麻布店につきましては、開業から3年目のまだまだ伸びしろのある店舗となりますので、引続き有名アウフギーサーを多数ゲストに迎え、アウフグースに特に注力して他店との差別化を図っております。10月にAufgussWM2023世界チャンプのKUROKAWAさんをゲストにお迎えした際には交流会なども開催してお客様にお楽しみいただきました。また、9月には施設内に新たなリラクゼーションサロンとして「RESET LABORATORY(リセット ラボラトリー)」がオープンし、ヘッドスパでの極上のリラックスを提供いたしております。 その結果、温浴事業の売上高は前年同期に比べ3.6%増加し2,000,451千円、営業利益は前年同期に比べ4.2%増加し493,329千円となりました。 <不動産事業> 不動産事業では、東京都港区西麻布に所有する「エコナック西麻布ビル」の住居部分の賃貸収益につきまして、継続して安定した収入を得ることができました。 その結果、不動産事業の売上高は前年同期に比べ5.5%減少し46,765千円、営業利益は前年同期に比べ16.2%減少し14,190千円となりました。 <食品事業> 食品事業では、7月から当社の子会社となった青柳食品販売株式会社が食品、食材、健康食品の企画開発、OEM製品の受託、卸売等を行っております。大手コンビニ・スーパー向けのおにぎり、調理麺等の具材の販売が順調だったほか、お惣菜・弁当用の混ぜご飯の素なども順調に推移いたしました。また、ペット用のレトルトの食品製造は大変好調に伸長いたしました。ペットフード業界においては近年、ペットを家族同様に大切にする風潮の高まりを背景に大きく拡大しております。当社グループにおきましても、飼い主様とペットが一緒に共有出来る安心・安全なおやつ、アイス、防災食などを企画開発しており、「Chillわんシリーズ」として12月よりECサイトでの販売を開始いたしました。これまでの食品業界においての商品開発、品質管理の経験を活かし、食品会社だからこそ出来る、安心・安全な品質重視をコンセプトとしたオジリナリティーのあるペットフード関連の開発、販売にも注力いたしました。しかしながら、のれんの償却額を18,480千円計上したことにより営業損益は損失となりました。 その結果、食品事業の売上高は647,116千円、営業損失は18,145千円となりました。 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ90,520千円減少し、6,000,217千円となりました。これは、主に現金及び預金の減少などによるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べ133,375千円減少し、1,032,454千円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ42,855千円増加し、4,967,762千円となりました。これは、主に利益剰余金が増加したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ209,019千円減少し、1,292,184千円となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、446,982千円(前連結会計年度は562,899千円の獲得)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益の計上などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、288,967千円(前連結会計年度は95,088千円の使用)となりました。 これは主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、367,034千円(前連結会計年度は194,622千円の使用)となりました。 これは主に長期借入金の返済による支出であります。 ③生産、受注及び販売の実績 (a)商品仕入実績 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 温浴   38,951   98.5 食品   585,428   - 合計   624,379   1,579.4 (注)1.上記の金額は、仕入価格によって表示しております。 2.当連結会計年度において商品仕入実績に著しい変動がありました。これは2025年7月に青柳食品販売㈱を連結子会社化し、食品事業が新たに加わったためです。 (b)販売実績 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 温浴   2,000,451   103.6 不動産   46,765   94.5 食品   647,116   - 合計   2,694,334   136.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度において販売実績に著しい変動がありました。これは2025年7月に青柳食品販売㈱を連結子会社化し、食品事業が新たに加わったためです。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、日中関係の悪化による中国人観光客が減少した一方で、2025年の訪日外国人観光客は過去最高を記録するなどインバウンド需要が引続き好調であったことから、サービス業が中核事業である当社グループにとっては追い風となりました。 当連結会計年度の当社グループの売上高は2,694,334千円(前連結会計年度比36.0%増)、営業利益306,637千円(前連結会計年度比10.2%減)、経常利益307,268千円(前連結会計年度比9.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益160,252千円(前連結会計年度比16.3%減)となりました。 温浴事業におきましては、外国人観光客の増加はプラス要因となりますが、一方で国内においては円安に伴う物価上昇により個人の遊興支出を控える傾向が当分の間、続くと考えております。さらに中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の高騰が水道光熱費を大量に消費する温浴事業にとってはマイナス要因となります。「テルマー湯 新宿店」につきましては、引続きリピーターの維持に努め、さらに新規顧客の取り込みが最重要課題であると考えております。そのような中、来館者を飽きさせないよう引続き多数のイベントを企画し来館者数の維持に努めてまいります。 宿泊施設と温浴施設が一体となっている「テルマー湯 西麻布店」につきましては、前連結会計年度は周辺のホテルなどの宿泊施設の価格上昇が追い風となり宿泊需要は好調に推移しておりましたが、当連結会計年度では周辺の宿泊施設の宿泊料金が下落傾向にあったため当施設も宿泊料金の値下げを強いられており、売上高の減少要因となりました。宿泊需要は周辺の宿泊施設の料金単価の影響を受けやすいため、温浴施設の来館者数を更に伸ばしていくことが課題であります。西麻布店はサウナに特に力を入れ、有名アウフギーサーを多数ゲストに迎えております。今後も様々なイベントを企画し新規リピーターの獲得に注力してまいります。 温浴事業の売上高は前年同期に比べ3.6%増加し2,000,451千円、営業利益は前年同期に比べ4.2%増加し493,329千円となりました。 不動産事業におきましては、所有するエコナック西麻布ビルの住居部分について退去部屋を新たに賃貸せず当社が利用していることから、多少稼働率が下がっておりますが、周辺の不動産賃貸価格も上昇していることから、今後も需要は好調で推移し、引続き安定した賃料収入を見込んでおります。 不動産事業の売上高は前年同期に比べ5.5%減少し46,765千円、営業利益は前年同期に比べ16.2%減少し14,190千円となりました。 食品事業におきましては、引続き大手コンビニ・スーパー向けの食品の販売ならびにペット用のレトルト食品製造を進めていくとともに、自社ブランドとして立ち上げた「Chillわんシリーズ」製品の販売拡大に注力してまいります。 食品事業の売上高は647,116千円、営業損失は18,145千円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、当連結会計年度末現在において各事業を継続していく上での運転資金は自己資金で賄っております。当社の主な資金需要は、設備投資によるものであり、投資を目的とした資金需要につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローにより調達しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、経営者は、見積りが必要な事項について、過去の実績や現状等を考慮し、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。ただし、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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