概要
ブッキングリゾートは、グランピングやペット同伴旅行など特定ニーズに特化した予約プラットフォームの運営と、宿泊施設向けの集客支援サービスを主力とする企業である。2025年4月期の売上高は15億円、営業利益5億円、従業員36名。2025年2月に東証グロース市場に上場した。自社でも宿泊施設を運営し、現場ノウハウを支援に活かす点が特徴である。
集客支援と直営宿泊の二事業体制
ブッキングリゾートの事業は、集客支援事業と直営宿泊事業の二つに区分される。集客支援事業では、宿泊施設向けの予約プラットフォーム運営と、開業支援から運営・集客まで一貫したコンサルティングサービスを提供する。直営宿泊事業では、自社で宿泊施設を企画・運営し、得られたノウハウを集客支援にフィードバックする。2025年4月期の販売実績では、集客支援事業が11億3,046万8千円(前年比120.6%)、直営宿泊事業が3億2,553万9千円(同267.7%)を占め、全体の売上高は14億5,600万8千円に達した。直営宿泊事業の売上増加は、2024年に秩父で2施設を新規開業したことが寄与している。
特化型予約プラットフォームで小規模施設を支援
同社の集客支援事業の中核は、グランピングやリゾート施設に特化した「リゾートグランピングドットコム」と、ペット同伴旅行に特化した「いぬやど」である。2025年4月期のサイトユーザー数は4,000万人超、会員数は6万人を突破した。これらのプラットフォームは、客室数6〜7室程度の小規模施設を主要顧客とし、大規模総合旅行サイトでは埋もれがちな施設に対して、ターゲットを絞った集客を実現する。契約形態は、予約成立時にのみ手数料が発生する成功報酬型が基本で、施設側の初期費用負担を抑えている。さらに、販路を一任する「完全集客支援」では、予約サイト制作や広告費用を同社が負担し、売上が発生するまでは実質無償で利用できる。
364施設・2,478室を掲載するプラットフォーム規模
2025年4月末時点で、ブッキングリゾートのプラットフォームに掲載される施設数は364、客室数は2,478室である。このうち、完全集客支援契約の施設は239施設(65.7%)、客室数は1,344室(54.2%)を占める。掲載施設の多くは、グランピング施設や一棟貸しのリゾートヴィラなど、滞在自体を目的とする「宿泊・滞在型」の施設である。同社は、自社で運営する直営施設での実証データや旅行者動向をもとに、掲載施設の開業支援や運営改善を提供している。プラットフォームの運営に加え、施設個別の予約サイトも自社で制作・運営し、SEO対策やコンテンツ更新を迅速に行える体制を整えている。
現場運営のノウハウを支援に活かす直営事業
直営宿泊事業は、収益獲得と同時に、施設運営の実践的ノウハウを蓄積する目的を持つ。2023年2月に開業した「ドッグヴィラ千葉南房総」では、ペット向けアメニティやフードの試験提供を通じて、ペットツーリズム市場のニーズを検証した。2024年には埼玉県秩父市に「RIVERSIDE CAMP FIELD CHICHIBU」と「秩父別邸 木叢-komura-」を開業し、キャンプサイトからプライベートヴィラまで多様な宿泊形態を提供する複合リゾートを運営する。これらの施設で得られたコスト削減のノウハウや顧客フィードバックは、集客支援事業におけるコンサルティングの質を高めるために活用される。同社は、宿泊施設を運営しない同業他社との差別化要因として、この現場起点の知見を挙げている。
業界の中での役割は宿泊業界向けの集客・運営支援プラットフォーム提供者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/4期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 集客支援事業 | 13億円 | 76.5% | — | — |
| 直営宿泊事業 | 4億円 | 23.5% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01宿泊施設(グランピング・リゾート・ペット同伴)主力
グランピングやペット同伴旅行など特定のテーマに特化した旅行者向け予約プラットフォームを運営し、宿泊施設の集客支援を行う。SEO対策や広告運用、施設個別の予約サイト構築なども提供し、施設の売上最大化を支援。成功報酬型の手数料モデルを採用。
特定ニーズに特化した予約プラットフォームで独自の地位を築いている。
- リゾートグランピングドットコム
- グランピングやリゾート施設に特化した予約プラットフォーム。特定ニーズに絞ることで小規模施設の効率的な集客を実現。
- いぬやど
- ペット同伴旅行に特化した予約プラットフォーム。ペットツーリズム市場をターゲットに、愛犬家向け施設の集客を支援。
02宿泊施設運営(直営)準主力
自社で複数の宿泊施設を企画・運営し、集客支援事業のノウハウ蓄積と実証拠点として活用。ペット向け施設やアウトドアリゾート、旅館などを運営し、現場の知見をコンサルティングにフィードバックする。
同業他社にない直営運営による現場ノウハウの蓄積が強み。
- ドッグヴィラ千葉南房総
- 愛犬家向けの宿泊施設。ペット向けアメニティやフード提供など、ペットツーリズム市場への対応を検証。
- RIVERSIDE CAMP FIELD CHICHIBU
- 秩父に位置するアウトドアリゾート。キャンプフリーサイトやトレーラー型グランピングサイトなど多様な宿泊形態を提供。
- 秩父別邸 木叢-komura-
- 秩父リゾートに併設するプライベートヴィラ。連棟型プライベートヴィラで非日常的な体験を提供。
- 湖風の宿 あさふじ
- 2025年12月に事業譲受で取得した旅館。新たに旅館運営に参入。
03宿泊施設再生・リセール副次
遊休資産や小規模旅館・ホテルの事業再生を対象に、施設を取得しリブランドやバリューアップを行って売却する。集客支援・直営運営で培ったノウハウを投入し、売却益と売却後の継続的な支援収入の双方を獲得する。
独自の視点で潜在力のある施設を発掘し、バリューアップするモデル。
製品と技術
グランピング特化型予約サイト「リゾートグランピングドットコム」
「リゾートグランピングドットコム」は、グランピングやリゾート施設に特化した予約プラットフォームである。一般名詞として浸透した「グランピング」を冠し、メディア露出やSEO対策により月間4,000万人超のユーザーを集める。掲載施設は、コテージ・バンガロー・グランピングサイト・一棟貸しヴィラなど、滞在自体を楽しむタイプの宿泊施設が中心である。同サイトは、予約エンジン機能に加え、施設のブランドコンセプト設計や写真・コンテンツの最適化を施し、旅行者の潜在ニーズを掘り起こす。宿泊施設からは成功報酬型の手数料を得る。
ペット同伴旅行に特化した「いぬやど」
「いぬやど」は、ペットツーリズム(ペット同伴旅行)に特化した予約プラットフォームであり、国内で600万頭を超える飼い犬の飼い主を主なターゲットとする。ペット可の宿泊施設を掲載するだけでなく、ペット向けアメニティ・フードの提供や、ペットと過ごす特別な体験を提案するコンテンツを備える。同サイトは、2023年2月に開業した直営施設「ドッグヴィラ千葉南房総」での実証データを活用し、ペット連れ旅行者が求めるサービスを反映している。旅行阻害要因として「ペットを飼っていること」を挙げる人が18.2%に上る市場環境の中で、新たな需要を開拓する役割を担う。
施設の売上最大化を支える完全集客支援サービス
完全集客支援は、ブッキングリゾートの集客支援事業における高度な契約形態である。施設は販路を同社に一任し、同社が予約プラットフォーム掲載に加え、施設個別の予約サイト構築・各種広告運用・SEO対策・運営コンサルティング・ソフトコンテンツ開発までを包括的に提供する。これらのサービスにかかる初期費用は同社が負担し、施設側は売上が発生するまで実質無償で利用できる。2025年4月末時点で239施設(全体の65.7%)がこの形態を利用しており、掲載客室数の54.2%を占める。この仕組みは、小規模施設の集客課題を解決すると同時に、同社と施設の利害を一致させ、長期的なパートナーシップを構築する。
現場実証の場として機能する直営宿泊施設群
ブッキングリゾートの直営宿泊施設は、新サービスの試験導入や運営効率化の検証拠点として設計されている。「ドッグヴィラ千葉南房総」ではペット向けアメニティの効果測定、「RIVERSIDE CAMP FIELD CHICHIBU」ではキャンプサイトとヴィラの複合運営、「秩父別邸 木叢-komura-」では高単価プライベートヴィラの需要検証が行われている。これらの施設で得られた成功・失敗事例は、集客支援事業における顧客施設へのコンサルティングに活用される。同社は、自ら運営するからこそ得られる現場目線のノウハウを競争力の源泉と位置づけ、同業他社との差別化を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 宿泊施設(グランピング・リゾート・ペット同伴)特定ニーズに特化した予約プラットフォームで独自の地位を築いている。
- 宿泊施設運営(直営)同業他社にない直営運営による現場ノウハウの蓄積が強み。
- 宿泊施設再生・リセール独自の視点で潜在力のある施設を発掘し、バリューアップするモデル。
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
宿泊予約特化の新興、高収益
ブッキングリゾートはサービス業で宿泊予約プラットフォームを提供。同業のジンジブ(人材)やイシン(不動産)と異なり、旅行関連特化。売上高は2026年4月期に17億円計画と小規模だが、営業利益率29%超と極めて高収益。急成長中だが、競合のBooking.comなど大手との競争が課題。
強み
- 営業利益率30%前後と業界トップクラスの高収益。
- 売上高が11億→15億→17億円と右肩上がり。
- 特定のリゾート地に特化し、差別化に成功。
- プラットフォーム型で固定費が少なく、利益率向上。
課題
- 楽天トラベルやBooking.comなど大手と直接競合。
- 特定リゾートに依存、外部環境変化に脆弱。
- 売上拡大に伴い収益率低下の可能性、競合参入も。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がブッキングリゾート
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7361ヒューマンクリエイションホールディングス | 43億円 | 15.8倍 |
| 2 | 324Aブッキングリゾート | 42億円 | 11.3倍 |
| 3 | 150AJSH | 42億円 | — |
| 4 | 6038イード | 42億円 | 13.1倍 |
| 5 | 2493イーサポートリンク | 42億円 | 23.9倍 |
| 6 | 2342トランスジェニックグループ | 42億円 | — |
| 7 | 291Aリスキル | 41億円 | 6.8倍 |
| 8 | 7502プラザホールディングス | 41億円 | 19.0倍 |
| 9 | 9165クオルテック | 41億円 | 10.6倍 |
| 10 | 3521テルマー湯ホールディングス | 41億円 | 25.6倍 |
| 11 | 6181タメニー | 40億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
兵庫県神戸市で資本金500万円の会社として創業
ブッキングリゾートの前身は、2013年5月に兵庫県神戸市中央区で設立された株式会社サカネットである。資本金は500万円で、当時の事業内容は記録に残っていないが、2015年11月に本社を大阪府大阪市北区梅田に移転している。創業から約6年間は、宿泊業界とは異なる事業を営んでいた可能性がある。2019年10月の商号変更と事業転換まで、同社は小さな資本で地域に根ざした活動を行っていた。
2019年、集客支援事業に参入し商号を変更
2019年6月、同社は集客支援事業を開始し、グランピングやリゾート施設に特化した予約プラットフォーム「リゾートグランピングドットコム」を開設した。同年10月には商号を株式会社ブッキングリゾートに変更し、宿泊施設向けサービスに経営資源を集中させる方針を明確にした。この決断は、当時拡大しつつあったグランピング市場の成長を見越したものであり、後の成長の基盤となる。2021年4月期の売上高は1億円と小規模だったが、その後急成長を遂げる。
直営宿泊事業に進出した2023年
2023年2月、ブッキングリゾートは直営宿泊事業を開始し、千葉県南房総市に「ドッグヴィラ千葉南房総」を開業した。これはペットツーリズム市場の拡大を見据えたもので、同時に運営しているペット同伴旅行特化サイト「いぬやど」の会員獲得や、ペット向けサービスの実証実験の場として位置づけられた。この施設の運営を通じて、同社は宿泊施設のオペレーションに関する実践的ノウハウを蓄積し始めた。
秩父に2施設を開業し複合リゾート化を推進
2024年4月、ブッキングリゾートは埼玉県秩父市にアウトドアリゾート「RIVERSIDE CAMP FIELD CHICHIBU」を開業し、同年7月には同施設に併設するプライベートヴィラ「秩父別邸 木叢-komura-」を開業した。これにより、キャンプフリーサイト・トレーラー型グランピング・連棟型ヴィラなど多様な宿泊形態を同一エリアで提供する複合リゾートを形成した。両施設の開業により、直営宿泊事業の売上高は前年比267.7%に急増し、集客支援事業のコンサルティングに活かす現場データの蓄積も加速した。
2025年、東証グロース市場に上場
2025年2月、ブッキングリゾートは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場に伴う新株発行により、資本金と資本剰余金がそれぞれ2億9,364万1千円増加し、現金及び預金は約10億3,456万円増加して12億9,234万円となった。これにより財務基盤が強化され、集客支援事業における顧客施設拡大や直営宿泊事業の新規開発への投資余力が生まれた。上場時の売上高は15億円、経常利益は5億円に達し、過去4年間で売上高を15倍に伸ばしている。
年表13件を開く
2010年代
- 2013年5月創業兵庫県神戸市中央区に株式会社サカネット(資本金5,000千円)を設立
- 2015年11月本社を大阪府大阪市北区梅田二丁目6番20号15階に移転
- 2019年6月集客支援事業を開始し、グランピングやリゾート施設に特化した予約プラットフォーム「リゾートグランピングドットコム」を開設
- 2019年10月商号変更株式会社ブッキングリゾートに商号変更
2020年代
- 2023年2月直営宿泊事業を開始し、ドッグヴィラ千葉南房総(千葉県南房総市)を開業
- 2024年4月直営宿泊施設「RIVERSIDE CAMP FIELD CHICHIBU」(埼玉県秩父市)を開業
- 2024年7月直営宿泊施設「秩父別邸 木叢-komura-」(埼玉県秩父市)を開業
- 2025年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年7月新サービス「いぬやどAD」を開始
- 2025年9月株主優待制度を新設
- 2025年9月新事業「施設再生・リセール事業」を開始
- 2025年11月旭化成ホームズ株式会社の顧客向け会員制Webサイト「HEBELIAN NET.」内にて、いぬやど「ペット旅行」サービスを開始
- 2025年12月直営宿泊施設「湖風の宿 あさふじ」(山梨県南都留郡)を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/4期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高成長率目標値は明記なし
- 経常利益率目標値は明記なし
- 自己資本利益率(ROE)目標値は明記なし
- 自己資本比率目標値は明記なし
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
集客支援事業の顧客施設拡大
宿泊施設からの問い合わせ待ちの受動的姿勢から転換し、営業体制を強化してターゲット施設への能動的なダイレクトアプローチを加速する。これまでに蓄積した実績と運営ノウハウを訴求し、より多くの宿泊施設との連携機会を創出して安定的な収益基盤の拡大を図る。
- 02
多様な宿泊施設形態への展開
グランピングやリゾート施設に加え、リゾートホテルや高級旅館など多様な宿泊施設形態へのアプローチを本格化する。各施設の運営形態やニーズを分析し柔軟な支援体制を構築することで、事業機会を拡大し「リゾート・宿泊のDX/集客パートナー」としてのブランド価値向上を目指す。
- 03
予約プラットフォームのユーザー拡大
独自予約プラットフォーム「リゾートグランピングドットコム」と「いぬやど」において、UI改善とプロモーション施策を強化しユーザー数を拡大する。新規会員とアクティブユーザー獲得を促進し、特化型プラットフォームとしての競争優位性を高める。
- 04
インバウンド需要取り込みと新規事業
訪日外国人旅行者をターゲットにしたホテル型宿泊施設の新規開業・運営や、訪日旅行者向けの多言語・多決済対応の予約プラットフォーム開発を進める。また、ペットツーリズムサイト「いぬやど」のメディア価値を活かした広告サービス「いぬやどAD」を展開し、高利益率な新たな収益源を確立する。
- 05
施設再生・リセール事業の推進
後継者不在やデジタル化遅れなどで経営困難な地方有力宿泊施設をM&Aで取得し、デジタルマーケティングや運営ノウハウを投入して早期黒字化を図る。軌道に乗った段階で外部投資家等へ売却し、得た資金を次案件へ再投資する資産流動化モデルを確立し、資本効率の最大化とストック型収益確保を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で48人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は395万円で、1期前と比べて+3.1%。平均年齢は33.1歳、平均勤続年数は1.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年4月 | 383 | 32.1 | 1.5 | 36 | 1,389 |
| 2026年4月 | 395 | 33.1 | 1.7 | 48 | 1,042 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内エス・エヌ・ホールディングス有限会社京都府京丹後市大宮町口大野88番地 · その他の関係会社議決権35.3%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年4月期の売上高は17億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年4月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 22億円 | 17億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 5億円 |
| 純利益 | 4億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
2期分
直近は2026年下期で、売上は7億円、営業利益は1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年上期 | 10 | 4 | 40.0 | 3 |
| 2026年下期 | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年4月期からの6期で、売上は1億円から17億円へ17.0倍に増えた。直近期の営業利益率は29.4%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年4月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年4月 | 4 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年4月 | 7 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年4月 | 11 | 4 | 4 | 36.4 | 3 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年4月 | 15 | 5 | 5 | 33.3 | 3 |
| 2026年4月 | 17 | 5 | 5 | 29.4 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年4月期
売上高17億円のうち、営業利益として残るのは5億円で29.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の23.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金29.4%5億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金41.2%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益29.4%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年4月期は営業CFが3億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は7億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年4月 | 1 | −6 | 7 | −5 | 3 |
| 2024年4月 | 5 | −5 | −1 | 0 | 3 |
| 2025年4月 | 5 | −1 | 7 | 4 | 13 |
| 2026年4月 | 3 | −4 | −6 | −1 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年4月期の総資産は24億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は75.3%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年4月 | 1 | 0 | 1 | — |
| 2022年4月 | 3 | 1 | 2 | 45.0 |
| 2023年4月 | 12 | 7 | 5 | 57.0 |
| 2024年4月 | 15 | 10 | 5 | 65.0 |
| 2025年4月 | 26 | 19 | 7 | 74.5 |
| 2026年4月 | 24 | 18 | 6 | 75.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中16位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中165位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥717で、1年前と比べて-35.1%。過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.3倍 |
| PER (会社予想) | 10.3倍 |
| PBR | 2.28倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月10日に+5.41%上昇し760円となり、直近1ヶ月では8.11%上昇しました。年初来では36.93%下落していますが、直近は反発基調です。25日線(702円)を上回り、75日線(775円)は下回っており、中期的には弱気ですが、短期的には上昇しています。RSI76と買われすぎ圏にあり、過熱感があります。出来高は8月10日に39100株と増加し、買いが入っています。週足では75日線が抵抗線となる可能性があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 11.1倍は業界平均22.5倍を大幅に下回り、予想PER 10.1倍も低い。PBR 2.24倍は業界平均2.37倍と同水準だが、ROE 23.3%と高収益で株主価値創造力が強い。無配だが成長フェーズであり、収益拡大により配当余地も生じうる。割安ながら配当がない点が投資家選好に影響しうる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.3倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 10.3倍 | — |
| PBR | 2.28倍 | 3.51倍 |
| ROE | 20.1% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
時価総額42億円、PER11倍と小型グロース株としては評価が割安。強気派は「高い営業利益率と成長継続」を評価し、割安なバリュエーションに着目。弱気派は「売上高15億円規模で競争が激しく、営業利益率が低下傾向にある(36%→33%→29%)」点を懸念。今後の売上拡大ペースと利益率の維持が焦点。
- 高い利益率と成長性
営業利益率33%は小型SaaSとして優秀。売上高も前期比36%増。
- 割安なバリュエーション
PER11倍は同業他社比で割安。成長を考慮すれば更に割安感。
- キャッシュフロー良好
在庫リスクが少なく、運転資本負荷が小さいビジネスモデル。
- 3期連続増収で売上高17億円2026年4月期影響中
売上高11→15→17億円と拡大、年率24%成長
- 予想PER10倍台で割安感継続影響弱
予想PER10.1倍は東証サービス業平均の半分程度
- ROE23%超の高収益体質継続影響中
ROE23.3%は資本効率の高さを示し、利益成長を裏付け
- 純利益過去最高更新の可能性2026年4月期影響弱
純利益4億円は前期比33%増、増益トレンド継続
- 売上規模の小ささ
売上高15億円は業界プレイヤーとして小さく、競合に押されやすい。
- 利益率低下トレンド
営業利益率は36%→33%→29%(予想)と低下傾向。
- 競争激化
宿泊予約システム市場は競合が多く、差別化が難しい。
- 営業利益率が3期連続低下2026年4月期影響中
営業利益率36%→33%→29%と低下、コスト増が懸念
- 増収率鈍化で成長期待剥落2027年4月期影響中
売上高成長率が前年比36%から13%に減速、今後の加速不透明
- 配当なしで株主還元不足継続影響弱
配当利回り0%は個人投資家の敬遠要因
- 時価総額42億円と流動性低い継続影響弱
時価総額42億円は東証一部で最小級、大口売買困難
- 契約施設数
- 導入実績の拡大が成長の直接的な指標。
- 営業利益率
- 競争環境下での収益性維持能力の確認。
- 解約率
- 顧客定着度とサービスの競争力評価。
株主
有価証券報告書より
2026年4月期末の株主数は延べ4,712人。区分でいちばん多いのは事業法人で49.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.8%を占め、残る45.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年4月% | 2026年4月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 69.6 | 49.4 |
| 個人・その他 | 17.4 | 39.3 |
| 自己株式 | — | 8.5 |
| 金融機関 | 1.1 | 5.5 |
| 外国法人 | 4.2 | 3.9 |
| 証券会社 | 7.6 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | エス・エヌ・ホールディングス有限会社 | 32.33 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行 | 3.82 |
| 03 | 日本大同投資株式会社 | 3.53 |
| 04 | ドクターデヴィアス化粧品株式会社 | 2.54 |
| 05 | MSIP CLIENT SECURITIES常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 2.04 |
| 06 | 野村信託銀行株式会社 | 1.49 |
| 07 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALLCAP ABSOLUTE VALUE常任代理人 株式会社三井住友銀行 | 1.26 |
| 08 | 株式会社辻建設 | 1.17 |
| 09 | 株式会社B&V | 0.85 |
| 10 | 株式会社B&Vホールディングス | 0.85 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-24エス・エヌ・ホールディングス有限会社新規の大量保有報告30.37%-1.09pt
- 2026-07-22エス・エヌ・ホールディングス有限会社変更報告32.48%-8.77pt
- 2026-07-22エス・エヌ・ホールディングス有限会社新規の大量保有報告31.46%-1.02pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−100%、1株純資産は5期で−100%。直近期のROEは20.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年4月 | 347,850 | — | — | — |
| 2022年4月 | 135,881 | 121,743 | 252.6 | — |
| 2023年4月 | 35 | 61 | 44.5 | — |
| 2024年4月 | 51 | 116 | 32.4 | — |
| 2025年4月 | 61 | 321 | 23.3 | 21.1 |
| 2026年4月 | 63 | 329 | 20.1 | 15.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/4期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 坂根正生 | 代表取締役 | 38 |
| 今井裕二 | 取締役 | 39 |
| 橋本紘史朗 | 取締役 | 43 |
| 井出久美 | 取締役 | 61 |
| 清水奈津 | 取締役 | 57 |
| 梅津政記 | 常勤監査役 | 70 |
| 木原和恵 | 監査役 | 62 |
| 阪中達彦 | 監査役 | 45 |
| 西村敦彦 | 監査役 | 55 |
| 山本和矢 | 取締役 | 47 |
役員報酬の内訳2026/4期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 43 | 43 | 14 |
| 社外取締役 | 5 | 24 | 24 | 5 |
| 監査役 | 1 | 6 | 6 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/4期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,934字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,773字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,865字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,039字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業