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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

リスキル

Reskill Corp.291A · Growth · サービス業

社会人教育で急成長。biz研修とtech研修を標準化・DX化し、低価格で全国の企業に研修を提供。

概要

リスキルは、企業向け研修サービスを提供する社会人教育企業である。2026年3月期の売上高は25億円、営業利益9億円、従業員数は59名。研修サービスはビジネススキル全般を扱う「biz研修」とIT未経験者向けの「tech研修」の2本柱で構成され、標準化とDX化による低価格を強みとする。

biz研修とtech研修の二本柱

リスキルの研修サービスは、ビジネススキル全般を扱うbiz研修と、IT未経験者向けのエンジニア・DX研修であるtech研修の2種類で構成される。2026年3月期の売上高はbiz研修が1,299,535千円、tech研修が1,171,594千円とほぼ拮抗している。biz研修は階層別研修やテーマ別研修、職種別研修など多様なカテゴリーを揃え、tech研修はJava、Python、Linux、AWSなど幅広いIT技術研修を提供する。両サービスとも、一社研修・公開講座・動画講座の3つの提供形態を持つ。

標準化とDX化による低価格戦略

研修業界では一般的な講師依存やカスタマイズを排し、リスキルは研修コンテンツの標準化と実施プロセスのDX化を推進する。講師は自社作成のコンテンツのみを登壇し、営業も明瞭価格とパッケージ化により属人性を低減した。さらに自社開発の研修サポートシステムを顧客に無料提供し、研修管理や進捗把握の手間を削減する。これらの取り組みにより低コストを実現し、安価な価格設定を可能にしている。

研修提供の三つの形態

リスキルは、一社研修・公開講座・動画講座の3つの提供形態を持つ。一社研修は一社単独で実施し営業担当が付く。biz研修では受講人数変動に左右されない一律料金を採用する。公開講座はWebサイトからの自動申し込みで営業担当は付かず、オンライン開催により会場費を削減する。動画講座はレンタルまたは買い切りで提供され、レンタル時はシステム上で受講履歴管理が可能となる。tech研修では公開講座にも営業担当が付き、長期研修をサポートする。

業界の中での役割は企業向け研修サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
25億円
営業利益
9億円
営業利益率
36.0%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01全業種の企業主力

ビジネススキル研修(biz研修)を一社研修、公開講座、動画講座の形式で提供。階層別研修からテーマ別研修まで、標準化されたコンテンツを低価格で提供する。

主な製品・サービス2
biz研修(階層別研修)
新人研修、管理職研修など、役職や経験年数に応じた研修プログラム。
biz研修(テーマ別研修)
コンプライアンス、コミュニケーション、リーダーシップなど、テーマ別の研修プログラム。

02IT企業主力

IT未経験者向けにプログラミングやインフラ技術を学ぶtech研修を提供。エンジニア入門に特化した内容で、企業のDX人材育成を支援する。

IT未経験者向けエンジニア研修で国内最大級

主な製品・サービス2
tech研修(プログラミング研修)
Java、Python等の言語を学ぶ実践的な研修。
tech研修(インフラ研修)
LinuxやAWSなど、インフラ技術を学ぶ研修。

製品と技術

biz研修:ECサイト化されたビジネススキル研修

biz研修は、階層別研修、テーマ別研修、職種別研修など全業種向けのビジネススキル研修である。WebサイトはECサイトとして機能し、検索サジェストやレコメンド機能、お気に入り登録、見積書自動作成などが可能である。一社研修では受講人数変動に左右されない一律料金を採用し、顧客の稟議手続きを簡素化する。公開講座はオンラインのみで提供し、動画講座はレンタルまたは買い切り形式で販売される。

tech研修:IT未経験者をエンジニアの入口に

tech研修は、IT未経験者向けのプログラミングやインフラ技術の研修に特化している。Java、PHP、Ruby、Pythonなどのプログラミング言語、Linux、ネットワーク、AWSなどのインフラ技術を幅広くカバーする。受講期間は数日から3ヶ月と長期に及び、日報や出席管理を研修サポートシステムで行う。AIによる自動質問回答システムも提供し、受講者の学習を支援する。公開講座にも営業担当が付き、一社研修と同様の運営がされる。

研修サポートシステムによるDX化

リスキルは自社開発の研修サポートシステムを顧客に無料提供している。このシステムにより、顧客は研修準備の進捗確認、受講者の実施履歴閲覧、研修アンケートの管理などを一元化できる。データのダウンロードも可能で、今後の研修計画立案に活用できる。自社側でも、従業員の習熟度に依存しない均一な研修サポート品質を実現している。システムは2026年3月期の顧客アンケート(345件)で高い利便性評価を得ている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • IT企業IT未経験者向けエンジニア研修で国内最大級

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

人材育成で高収益、業界内で独自の立ち位置

リスキルはサービス業に属し、人材育成・研修事業を展開する企業です。売上高は15億円から25億円へ急成長し、営業利益率は35%前後と非常に高い収益性を誇ります。同業のジンジブやイシンと比較しても、収益性で大きく上回り、独自の教育プログラムや顧客基盤を有しています。人材不足が深刻な日本市場で、リスキリング需要の高まりを捉え、高い付加価値サービスを提供しています。小規模ながら高い成長率と利益率を維持し、業界内で優位なポジションを築いています。ただし、市場が細分化されており、競争激化のリスクも存在します。

強み

  • 営業利益率35%超と業界屈指の収益性を実現。
  • 売上高が3期で約1.7倍に拡大、成長軌道が続く。
  • 専門性の高い研修サービスで、差別化に成功。
  • リスキリング需要の増加で、市場環境が良好。

課題

  • 売上高25億円と小さく、市場シェアは限定的。
  • 同業他社も参入し、価格競争のリスクが高まる。
  • 講師やノウハウが人材に依存し、拡大に制約。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がリスキル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1150AJSH42億円
26038イード42億円13.1倍
32493イーサポートリンク42億円23.9倍
42342トランスジェニックグループ42億円
5324Aブッキングリゾート42億円11.3倍
6291Aリスキル41億円6.8倍
77502プラザホールディングス41億円19.0倍
89165クオルテック41億円10.6倍
93521テルマー湯ホールディングス41億円25.6倍
106181タメニー40億円
115867エスネットワークス40億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 10件

日本ライセンスバンク創業と社会人教育の開始(1986年)

1986年1月、当社代表取締役社長松田航の父である松田直之が東京都新宿区西新宿にて日本ライセンスバンクを創業した。同年4月には個人向け社会人教育事業を開始し、1987年11月に株式会社日本ライセンスバンクを設立した。これが現在のリスキルの原点となる。当初は個人向け教育からスタートしたが、後に企業向けへと軸足を移していく。

ITスクール事業への進出(2001年)

2001年4月、株式会社日本ライセンスバンクはITスクール「リナックスアカデミー」事業を開始した。これは後のtech研修の前身である。2006年10月には同事業を子会社の有限会社デジタルプラネットに移管し、同社を株式会社リナックスアカデミーに商号変更した。これによりIT教育専門の組織体制が整えられた。

企業向け研修への転換と社名変更(2012年〜2013年)

2012年4月、株式会社リナックスアカデミーは企業向け社会人教育事業としてtech研修を開始した。これにより個人向けから法人向けへとビジネスモデルを転換した。2013年4月には商号を株式会社リカレントに変更し、リカレント教育(学び直し)の理念を明確に打ち出した。2015年7月には松田航が代表取締役社長に就任し、経営の若返りが図られた。

biz研修の開始とリスキル設立(2019年〜2022年)

2019年5月、株式会社リカレントはbiz研修を開始し、ビジネススキル全般の研修領域に進出した。これによりtech研修とbiz研修の二本柱が確立された。2022年5月には株式会社リカレントから分社し、株式会社リスキルを設立した。社名には「リスキリング」の概念が込められ、社会人教育に特化した独立した企業として再出発した。

堅調な成長と海外展開(2023年以降)

設立後、リスキルは急速に成長した。2023年3月期の売上高は9億円、純利益1億円だったが、2025年3月期には売上高20億円、純利益5億円に拡大した。2026年3月期には売上高25億円、営業利益9億円、純利益6億円とさらに伸長した。同期にはシンガポール支店を開設し、海外展開にも着手している。

年表10件を開く

1980年代

  • 1986年1月創業当社代表取締役社長松田航の父である松田直之が東京都新宿区西新宿にて日本ライセンスバンクを創業
  • 1986年4月日本ライセンスバンクが、個人向け社会人教育事業を開始
  • 1987年11月創業株式会社日本ライセンスバンク設立

2000年代

  • 2000年1月東京都新宿区西新宿にて株式会社日本ライセンスバンクの子会社として有限会社デジタルプラネット設立
  • 2001年4月株式会社日本ライセンスバンクが、ITスクール リナックスアカデミー事業(tech研修の前身)を開始(注1)
  • 2006年10月商号変更株式会社日本ライセンスバンクが、子会社である有限会社デジタルプラネットへリナックスアカデミー事業を移管。有限会社デジタルプラネットは株式会社リナックスアカデミーに商号変更

2010年代

  • 2012年4月株式会社リナックスアカデミーが、企業向け社会人教育事業としてtech研修を開始
  • 2013年4月商号変更株式会社リナックスアカデミーが、株式会社リカレントに商号変更
  • 2015年7月株式会社リカレントの代表取締役社長に松田航が就任
  • 2019年5月株式会社リカレントが、企業向け社会人教育事業としてbiz研修を開始(注2)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    現事業の成長と顧客企業数拡大

    市場成長が見込めることから現事業に注力し、特にbiz研修を成長ドライバーとしてマーケティング強化や営業担当増、顧客向けシステム開発により顧客企業数を増加させる。

  2. 02

    アジア圏への展開

    高い成長が見込まれるアジアの研修市場に対し、2025年4月開設のシンガポール支店を拠点に、国内で培ったノウハウを活用しbiz研修で海外展開を図る。

  3. 03

    新規事業:人材育成関連ITサービス

    標的型攻撃メール訓練サービスに続き、顧客の人材育成を支援するクラウドサービスの開発・リリースを検証しながら進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で59人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は427万円で、1期前と比べて3.8%平均年齢は29.6歳、平均勤続年数は2.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年3月44429.91.8521,346
2026年3月42729.62.4591,525

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都新宿区25百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は25億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+25.0%、利益が+28.6%。

売上高
+25.0%
25億円
営業利益
+28.6%
9億円
純利益
+20.0%
6億円
営業利益率
36.0%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高27億円25億円
営業利益6億円9億円
純利益4億円6億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は14億円、営業利益は7億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q18738.95
2026年4Q7228.61
2027年1Q14750.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 4期分

2023年3月期からの4期で、売上は9億円から25億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は36.0%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3月921
2024年3月1543
2025年3月207735.05
2026年3月259936.06

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高25億円のうち、営業利益として残るのは9億円36.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の24.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.0%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.0%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益36.0%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
68.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+28.4pt
36.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+18.9pt
24.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+24.7pt
36.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
26.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は19億円で、売上の9.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年3月30036
2024年3月30−137
2025年3月6−13515
2026年3月6−1−2519

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 4期分

2026年3月期の総資産は23億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は82.0%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2023年3月74354.3
2024年3月97274.3
2025年3月1814380.2
2026年3月2319482.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
15億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中10位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中61位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
36.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
36.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
25.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,993で、1年前と比べて-44.9%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥1,993-0.8%1ヶ月+13.6%1年-44.9%時価総額41億円
過去52週の値幅
安値¥1,636高値¥3,870

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.8倍
PER (会社予想)10.3倍
PBR2.15倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日に11.68%急伸し2027円。1ヶ月でも17.51%上昇し、25日移動平均線1772円を14%上回る。RSIは77.24と過熱圏に入った。52週高値3870円からは48%低く、年初来安値1636円からは24%上昇。出来高は2万4000株と直近の平均の数倍に膨らみ、買いが集中した。ただし、52週高値からの下落が大きく、戻り途上の反発とみられる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが6.03倍と同業界平均22.53倍を大幅に下回り、ROE36.49%と高い収益性から割安と判断。PBR1.91倍も業界平均3.18倍を下回るが、無配当で配当利回りが得られず、株主還元の面ではやや見劣りする。売上高は成長が続き、営業利益率も35%以上と高水準だが、今後の成長持続性に留意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.8倍23.4倍
PER (予想)10.3倍
PBR2.15倍3.51倍
ROE36.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、急成長が持続するかと、その収益性が持続可能か。強気派は、研修市場の拡大とオンライン化が追い風で、高い営業利益率を維持しつつ増収が見込めるとみる。また、限られた人員でスケールできるビジネスモデルを評価する。弱気派は、競争激化や人材依存のリスクを指摘し、小さな市場規模では成長に限界があると警戒。また、過去1年で株価が大幅に下落しており、市場の期待が剥落した可能性も。

プラスに働く材料7
  • 高収益ビジネス

    営業利益率35%超は非常に高く、資本効率も良好

  • 急成長

    売上高は3年間で3倍近く増加し、市場拡大の恩恵を受ける

  • オンライン需要

    リモート研修の普及で新規顧客開拓が進む

  • 2026年3月期は売上高25億円・営業利益9億円通年影響

    売上高25億円、営業利益9億円、純利益6億円を計上し収益拡大が続く

  • ROE36.49%と高水準、資本効率が評価材料継続影響

    ROE36.49%、PBR1.91倍と資本効率が高く、株主価値向上が期待

  • 営業利益率36%と高収益構造を維持通年影響

    売上高25億円に対して営業利益9億円、営業利益率36%の高水準

  • 株価1年で49%下落、PER6倍台の割安圏不定影響

    PER6.03倍、1年間で株価が49%下落しバリュエーションが低位

マイナスに働く材料7
  • 市場の小ささ

    国内研修市場は成長余地が限られ、規模拡大に壁

  • 競争の激化

    新興参入が相次ぎ、価格競争に陥る恐れ

  • 株価下落

    過去1年で半値近く下落し、市場の失望が反映

  • 時価総額37億円の小型株で流動性が低い継続影響

    時価総額37億円と小型で売買代金が細り、まとまった売買で株価が乱高下

  • 売上高の伸び率が33%から25%へ減速2026年3月期影響

    売上高は前期比25%増(20→25億円)、前期の33%増(15→20億円)から鈍化

  • 純利益の増益率が67%から20%へ急減速2026年3月期影響

    純利益は前期5億円から6億円、増益率20%と前期の67%から低

  • 外国人保有比率4.45%と低く需給が偏る継続影響

    外国人保有比率4.45%と低位で、国内外からの資金流入が限定的

次の決算で確かめる点
受講者数
需要の勢いを測る主要指標
法人契約数
リピート率や大口顧客の獲得状況を確認
オンライン研修比率
デジタルシフトの進捗と収益性への影響を判断

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ633人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.1%を占め、残る85.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年3月%2026年3月%
個人・その他78.377.5
金融機関12.814.0
外国法人2.94.4
証券会社5.43.9
自己株式1.5
事業法人0.40.1
外国人個人0.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01松田 航69.11
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)11.02
03株式会社SBI証券2.25
04BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRI MAN(LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD・AM FUNDS・DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行)1.95
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.65
06NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.56
07野村信託銀行株式会社(投信口)1.19
08JPモルガン証券株式会社0.73
09楽天証券株式会社共有口0.42
10南角 光彦0.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 4期分

1株利益は4期で+296%、1株純資産は4期で+395%。直近期のROEは36.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2023年3月7418779.0
2024年3月14333055.1
2025年3月23467845.714.2
2026年3月29292536.59.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松田航代表取締役社長381,427,700
清水達也社外取締役67
竹上創社外取締役64
東伸之社外取締役62
小南紳哉常勤社外監査役44
友田順社外監査役47
下山随社外監査役56
渡邉順研修事業部担当執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1242424
社外取締役612122

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,693字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1) ミッション 当社は、株式会社リカレントから分社し、2022年5月に設立しております。当社は、日本ライセンスバンク創業時から専ら社会人教育事業を展開しており、「一人でも多くの人に社会人教育を届ける」というミッションのもと、企業の人材育成の課題解決を通じて、社会人になっても学ぶのが当たり前の社会を創ることを目指し、事業を展開しております。 社会人教育に関する昨今の動向としては、経営環境の急速な変化に対応するための人材戦略の一つとして「リスキリング・学び直し」が掲げられており、日本国内において社会人教育の重要性が叫ばれております。労働生産性向上や人的資本経営に関する注目は高く、事業環境は堅調に推移しております。 (2) サービス概要 当社は、企業向けに日本国内と一部海外において研修サービスを提供しております。研修サービスは主に「biz研修」と「tech研修」の2種類で構成されており、提供方法としては「一社研修」「公開講座」「動画講座」の3つの形式を用意しております。なお、当社は、「人材育成事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 研修サービスとは、企業に対して行われる教育プログラムやトレーニングを指します。これらの研修は、従業員や管理職等のスキル向上や能力開発を目的として、企業が抱える特定のニーズや課題に応じて当社が準備したカリキュラムを、当社と契約している講師が実施します。例えば、研修サービスの主な目的は以下のようなものがあります。 ・従業員のスキルアップ:新しい技術や業務知識を学び、日々の業務に役立てるためのトレーニングです。当社サービスの場合、例えばプログラミング研修を提供しております。 ・リーダーシップ開発:管理職やリーダー層に対して、リーダーシップやマネジメントスキルを養うための研修です。当社サービスの場合、例えばマネジメント研修を提供しております。 ・コンプライアンスや法令遵守:法律や社内規則に基づく業務を徹底するための研修です。ハラスメント防止や安全対策等が含まれます。当社サービスの場合、例えばハラスメント研修を提供しております。 biz研修はビジネススキル全般に関する研修です。tech研修は、IT未経験者向けのエンジニア・DX研修です。それぞれの提供サービス、主な顧客等は以下のとおりです。 biz研修   tech研修 サービスミッション   もっと研修を。   すべての人をエンジニアの入口へ。 提供サービス   ビジネススキル全般の研修   IT未経験者向けのエンジニア・DX研修 主な顧客   企業規模は問わず全業種が対象   企業規模は問わず主にIT企業が対象 主たる研修期間   数日以内   数日~3ヵ月 契約形態   単発利用   単発利用 売上高(2026年3月期)   1,299,535千円   1,171,594千円 ※2026年3月期は、biz研修、tech研修以外の項目として7,244千円の売上があります。 次に、2種類の研修サービスごとに、3つの提供方法について説明します。 提供方法 一社研修   公開講座   動画講座 講師派遣やオンラインにより一社のみで実施する研修   複数企業が集まる日程が決まった参加型講座   一名から手軽に即日導入できるeラーニング講座 種類   biz研修   ・複数人で利用 ・実地・オンライン・両方を組み合わせ、いずれも実施可能(注1) ・一社当たりの料金体系で提供(注2)   ・一名から利用可能(注3) ・オンラインで開催 ・一名当たりの料金体系で提供   ・レンタル又は買い切り(注4) ・レンタルは当社サービス上で視聴。買い切りは動画ファイルの販売 ・買い切りは一本当たり、レンタルは一名当たりの料金体系で提供 tech研修   ・複数人で利用 ・実地・オンライン・両方を組み合わせ、いずれも実施可能(注1) ・一社当たりの料金体系で提供   ・一名から利用可能(注3) ・実地・オンラインいずれも実施可能(注1) ・一名当たりの料金体系で提供   ・レンタル ・当社サービス上で視聴 ・一名当たりの料金体系で提供 (注1) 実地とは、対面で研修サービスを提供することです。 オンラインとは、オンライン会議システムを用いて研修サービスを提供することです。 (注2) biz研修における一社研修は、研修カリキュラムや人数にかかわらず一社当たりの料金を一律にしております。 (注3) 最少開講人数が設定されている場合があります。 (注4) レンタルとは、受講期限があり当社サービス上で視聴することです。 買い切りとは、受講期限がなく動画ファイルを販売することです。 [事業系統図] 事業系統図は次の図のとおりです。集客や営業、コンテンツ制作やシステムの提供を当社にて実施します。登壇する講師は、当該研修に関連する実績や経歴を持つ外部パートナーを、面接やデモ授業を通じて選定し、業務委託契約を締結しております。研修当日の登壇や動画講座への出演を依頼しております。 ① 一社研修・公開講座(biz研修・tech研修共通) 一社研修・公開講座において、当社は企業に対して研修を提供することで対価を得ます。登壇した講師に対しての講師料、印刷や運送といったテキスト費用が原価となります。また、tech研修では会場及び機材の手配費用も原価となります。 ② 動画講座(biz研修・tech研修共通) 動画講座でも事業構造は類似となります。顧客に対して、動画講座を提供します。講師に対しても当日の研修登壇ではなく、動画出演を依頼します。教材費や会場及び機材の手配費用はありません。 (3) 特徴 当社の研修サービスにおける共通の特徴は、研修サービスの標準化と研修実施プロセスのDX化、その結果として安価な価格設定を実現していることです。具体的には次のとおりです。 ① 研修サービスの標準化 当社は、属人化しやすい研修というビジネスモデルにおいて、研修サービス内容の標準化を実現し、個人スキルへの依存度を低下させております。 従来の研修業界では、講師自身が各社に向けた研修コンテンツを作成したり、著名な講師による研修をアピールポイントとするやり方が一般的でした。また、各企業に対するカスタマイズを前提としたコンサルティング営業や見積り交渉も行われるのが通常でした。属人性が高いビジネスモデルになっていたと言えます。 当社では、講師と営業において、属人性を減らすことを標準化と呼んでおります。標準化を行うことでスケールしやすいビジネスモデルを構築しております。 ・講師:当社が準備したコンテンツをもとに、講師が研修に登壇します。研修コンテンツはすべて当社にて作成しており講師が作成することはありません。顧客側には、講師による品質相違がなくいずれの講師であっても高品質の研修を安定的に受けることができるという利点があります。当社側の利点は、特定の著名な講師に依存することがなくなるため、売上の機会損失を回避できることです。 ・営業:研修サービスは明瞭価格になっております。また、研修のコンテンツは標準パッケージ化されております。顧客側は価格が明瞭になることにより稟議等での対応がしやすくなるという利点があります。また、標準パッケージ化された研修コンテンツにより営業担当のスキルに依存せずに、担当が変わっても同一品質の研修が実施できます。当社側の利点は、営業担当の見積り交渉のスキルやカスタマイズ対応力への依存度が下がり、営業未経験者であってもスムーズな戦力化が可能となることです。 ② 研修実施プロセスのDX化 当社は、顧客の利便性向上を目的として研修実施プロセスのDX化を推進しております。具体的には、自社で開発した研修サポートシステムを顧客へ無料提供しております。このシステムを用いることによる顧客側のメリットは研修管理、研修準備等の研修プロセスにおける手間を削減することができることです。以下のような機能を活用することができます。 ・研修準備に必要なことはシステムを確認すると把握できるようになっており、顧客は当社へ問い合わせをせずに進捗を把握することができます。 ・受講者の研修実施履歴を閲覧することができます。これにより、いつ、誰が、何を受講したのかを管理することができます。 ・受講者が記載する研修に対する満足度等の研修アンケートもシステム上で閲覧可能になります。データのダウンロードも可能で今後の研修計画の立案等に活用ができます。 実際、利便性の高さにより顧客から評価を得ております。 2026/3期(サンプル:345件) また、当社側にも、当社従業員の習熟度によらない研修サポート品質の均一化を実現できるというメリットがあります。 ③ 安価な価格設定の実現 研修サービスの標準化や研修実施プロセスのDX化により、安価な価格設定を実現しています。 研修サービスの標準化は、「講師は登壇のみであり、講師への研修コンテンツ作成費の支払い等がない」「研修コンテンツはすべて当社作成であり、コンテンツ費用等他社への支払いがない」等の理由から研修コストの削減に繋がります。 研修実施プロセスのDX化も「顧客が自ら操作を行い、システムが管理をサポートすることになることから、顧客対応工数や研修運営上の誤りを減らすことができる」という理由により、当社コストの削減が可能となっています。 研修運営コストの削減分を反映することで、価格面でも特徴的な研修サービスを提供しています。 (4) 各サービスの特徴 各サービス特有のその他の特徴について説明します。 ① biz研修 biz研修ではWebサイトをEC化して提供しております。顧客は検索窓からのサジェスト機能やレコメンド機能等を利用して、関心のある研修を迅速かつ容易に見つけることができます。比較検討段階では、お気に入り研修の登録や閲覧研修履歴の確認、稟議に必要な見積書の作成等様々なサポートをサイト上で受けることができます。 a) 一社研修 一社単独実施の研修であり、営業担当が付き、顧客対応を行います。 数日以内の短期の研修が多いことから、顧客の受講人数の変動が頻繁に発生します。当社では受講人数の変動により見積金額が変わることがない料金一律設定で研修を提供しており、顧客は何度も見積りを取り直す手間や顧客社内における稟議対応のやり直しを避けることができます。 b) 公開講座 Webサイトからの自動申し込みとなり、営業担当はつきません。 オンラインでの実施に絞ることで、通常必要な研修会場費を削減し、価格に反映しています。研修サポートシステムでは、「上司や人事担当者ではなく、受講者自らが申し込む」「請求書の一括管理機能」等様々な顧客ニーズに対応しており、顧客は手間を少なく研修の管理ができるようになっています。 c) 動画講座 公開講座同様、Webサイトからの自動申し込みとなり、営業担当はつきません。 動画を買い切ることも、レンタルし利用することもできます。レンタルして当社システム上で利用する場合には、実施履歴の管理やテストの実施状況も管理され、担当者の手間を最小限に抑えられます。 ② tech研修 tech研修の特徴は、IT未経験者に対するプログラミング研修等「エンジニアの入り口まで連れて行く初期研修」にコンテンツが集中している点が挙げられます。未経験者向けのJava、PHP、Ruby、Python等のプログラミング言語、Linux、ネットワーク、AWS等のインフラ技術の研修を幅広く取り揃えております。 受講期間が長期にわたることもあることから日々の日報、出席、講師からの報告等の情報管理が研修サポートシステムより行えるようになっております。加えて、AIによる自動質問回答システム等育成のサポート機能を利用することができます。 なお、tech研修では一社研修や公開講座のサービスを主として提供しており、動画講座に関しては売上僅少となります。公開講座においても受講期間が長期になることから各社に営業担当がつき、一社研修と同様に運営しております。 当社のKPIは「biz研修の一社研修の顧客企業数」と「tech研修の一社研修・公開講座の顧客企業数」であります。biz研修の公開講座・動画講座及びtech研修の動画講座に関しては、事業規模が小さいため、KPI開示の対象外としております。tech研修の一社研修と公開講座は、同一ビジネスフローでの事業活動となるため分けずに顧客企業数を開示します。なお、tech研修の社数には、一社研修と公開講座にはそれぞれを利用することで重複してカウントされる企業も含まれます。 (5)主な研修カテゴリー・コンテンツ 2026年3月31日時点 主なカテゴリー   主な研修 階層別研修   新人研修 若手社員研修 中堅社員研修 管理職研修 テーマ別研修   コンプライアンス研修 顧客対応研修 リーダー研修 コミュニケーション研修 プレゼンテーション研修 モチベーション研修 メンタルヘルス研修 リスクマネジメント研修 部下育成・後輩指導研修 ダイバーシティ研修 書き方研修 伝え方研修 考え方研修 企画研修 業務改善研修 パソコン研修 会計研修 主体性研修 人事評価研修 キャリア研修 職種別研修   営業研修 販売研修 マーケティング研修 人事研修 コールセンター研修 IT研修   DX研修 IT基礎研修 IT資格研修 プログラミング研修 システム設計研修 インフラ研修 セキュリティ研修 データベース研修 AI研修 先端技術研修 開発ツール研修 プロジェクトマネジメント研修 品質管理研修
経営方針・対処すべき課題4,564字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 1.ミッション「一人でも多くの人に社会人教育を届ける」 株式会社リスキルは •できる限り多くの人に社会人教育を届け、社会人になっても学ぶのが当たり前の社会を作る会社です。 •社会人教育を通して、生涯にわたって「やりなおしの可能となる社会」を実現します。 2.ビジョン「アジアNo.1の社会人教育企業になる」 アジア全体の中で、売上高・利益額・顧客数がもっとも多い社会人教育企業になります。 3.価値観(行動指針) ① 早く!速く!捷く! 我々の価値はスピードにあります。はやい意思決定と行動で、成果を上げる企業であります。 ② Edutainmentの実現 我々は、リスキルがいる業界をEdutainment産業であると定義し、創業時に掲げた「楽校楽習」というコンセプトを突き進め、教育と娯楽の融合を目指します。 ③ Customer is Boss 我々の第一の責任はお客様です。お客様の立場に立ち、『顧客の創造』を実現していきます。とにかくお客様中心に考えます。自分たちのためではなく、お客様のために会社が存在すると我々は強く考えます。 ④ 倹約のカルチャー 我々は自社の見栄のために費用を使うことはありません。お客様にとっての価値に繋がることに積極的に投資し、不要な費用には一切手を出しません。 (2)経営環境及び中期的な経営戦略 1.市場動向 当社が属する企業向け研修サービス市場はコロナ禍による市場規模の縮小がありましたが、2021年度以降堅調に回復し推移しております。リスキリングやリカレント教育の推進及び人的資本経営への意識向上により、企業向け研修サービス市場の拡大は今後さらに加速するものと見込まれております。 株式会社矢野経済研究所の調査によると2020年度4,820億円に対し、2021年度5,210億円、2022年度5,370億円、2023年度5,600億円、2024年度5,858億円、2025年度5,980億円、2026年度6,160億円、2027年度6,350億円と市場が拡大する予測となっております。 出典:株式会社矢野経済研究所「2024 企業向け研修サービス市場の実態と展望」「2025 企業向け研修サービス市場の実態と展望」(グラフは当社にて作成) 当社の取り扱うサービスである企業向け研修サービス市場は、コロナ禍の影響を受け、市場が縮小しました。2021年度より状況は回復し、今後も数%の市場成長が見込まれております。 2.参入障壁 参入障壁は低い業界であり、多くの研修会社が存在します。その中でも当社は、「研修サービスの標準化」「研修実施プロセスのDX化」及び「安価な価格設定の実現」によって、差別化を図っております。 3.研修サービスが必要とされる理由 当社は研修サービス市場が成長すると見込んでおります。サステナビリティや人的資本開示という社会的テーマに関連し、国内・海外において研修サービスが求められております。 ① 日本の動向 内閣官房・金融庁・経済産業省が2026年3月23日に公表した「人的資本可視化指針(改訂版)」によると、「人的資本投資は、強い日本経済の実現を目指し、中長期的な企業価値の向上を後押しするために不可欠な要素である」とされている一方、日本における無形資産(人的資本や知的資本の量や質、ビジネスモデル等)投資は他国企業と比べると低水準であり、人材資本投資拡大への戦略的な取り組みが求められております。 さらに、2022年10月に岸田元首相の所信表明演説において「リスキリング支援として、人への投資に5年間で1兆円を投じる。」と表明されたことを受け、関係省庁が補助金や助成金などのリスキリング支援策を導入しています。 ② 国内外の課題 国内について、内閣官房・金融庁・経済産業省「人的資本可視化指針(改訂版)」によると、「重要なスキルを持つ人材の確保・育成に向けた投資(賃金など)」「ジョブ・スキルに基づく処遇制度の導入」「従業員の健康維持増進・働きがいのある職場づくりに関する取組」「女性活躍の推進」「ダイバーシティ経営の推進 」が人的資本投資を拡大するうえでの今後の課題として挙げられております。 海外について、外務省「JAPAN SDGs Action Platform」によると、SDGsの8つ目の目標に「働きがいも、経済成長も」が掲げられており、人材育成の推進が重要なテーマとして位置づけられております。 ③ 開示の義務化 金融庁は「企業内容等の開示に関する内閣府令」において、2026年3月期から人的資本開示の拡充、見直しを行っております。2027年3月期から段階的に東京証券取引所のプライム市場に上場している企業にサステナビリティ開示を義務付ける計画です。また、「人的資本可視化指針(改訂版)」において、企業が人的資本の能力を引き出し、企業価値向上に結びつけ拡大していくために、人的資本投資の実践と開示による好循環が不可欠であると位置づけています。 ④ 具体的な事例 金融庁が2025年12月に公表した「サステナビリティ開示の好事例集」によると、役職員への研修体制を整備しているだけでなく、教育訓練費を増加させている傾向があります。IT研修やビジネス研修(階層別研修やテーマ別研修)等多岐に渡るニーズがあることが確認できます。 政府が公表している各資料は以下の通りです。 ・内閣官房・金融庁・経済産業省「人的資本可視化指針(改訂版)」 https://www.cas.go.jp/jp/houdou/pdf/20260323_1.pdf ・外務省「JAPAN SDGs Action Platform」 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html ・金融庁「サステナビリティ情報の開示に関する特集ページ」 https://www.fsa.go.jp/policy/kaiji/sustainability-kaiji.html ・内閣府「企業内容等の開示に関する内閣府令」 https://laws.e-gov.go.jp/law/348M50000040005?occasion_date=20260220 ・金融庁「記述情報の開示の好事例集2025(サステナビリティ情報の開示)」の公表」 https://www.fsa.go.jp/news/r7/singi/20251225.html 4.経営戦略 ① 基本方針 市場の成長性が期待できることからも、現在の事業を成長させることを基本方針としております。現事業に注力し、重要な経営指標である顧客企業数を増加してまいります。特に、biz研修を成長ドライバーとします。 種類   biz研修   ・マーケティング強化により顧客企業数を増やす ・堅調な売上増に対応するために営業担当を増やす ・顧客向けシステム開発にリソースを投下し、顧客の利便性を追求することで、新規顧客獲得及び既存顧客の継続利用の増加を目指す tech研修   ・今後の成長ペースの動向もふまえ、リソースのコントロールをしながら利益を維持していく 海外   ・少額の投資を継続して運営を続けながら、事業としての採算を見極める その他   ・人材育成関連ITサービスを開発、リリースする ・M&Aによる商材の拡充を検討する ② アジア圏への展開 2025年4月にシンガポール支店を開設いたしました。国内の研修市場の年平均成長率(CAGR)が3.2%と予測される中、アジアの研修市場は2027年までの予測で、29.2%という高い成長が見込まれております(Skyquest™調べ)。これにより、当社は国内市場でのシェア拡大だけでなく、成長性の高いアジア市場への進出を通じて、企業価値の向上を目指します。これまでに培ったノウハウや研修コンテンツを活かしながら、海外展開を図ってまいります。海外進出はbiz研修での展開を実施しております。今後の海外売上高については、現時点では合理的な予測が難しいため、計画には含めておりません。 ③ 新規事業 人材育成関連ITサービスのリリース 2025年2月に標的型攻撃メール訓練サービスをリリースしました。これに続いて、顧客の人材育成をサポートするクラウドサービスの開発、リリースについて、検証を重ねながら進めていきます。今後の売上高については、現時点では合理的な予測が難しいため、計画には含めておりません。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社はシェアを拡大することを意図していることから顧客企業数を重要視しており、KPIとして設定をしております。なお、集計対象は、当社の内部統制評価範囲で選定された重要な事業拠点を対象としております。 詳細については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容⑧ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容」をご参照ください。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の主な課題 経営戦略の実現を果たすため、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の主な課題は以下のとおりであります。 1.人員の確保 研修サービスの拡大を進め企業価値向上のため、採用手法の多様化を進めることで候補者との接点拡大に取り組んでまいります。また、社内人材に対しては研修等によるナレッジの共有を行うことで育成機会の多様化・均等化を図ってまいります。 2.システムの強化 当社の研修サービスを提供する上で、研修サポートシステムは、重要な付加価値となっております。今後、新サービスの開発や、サポート機能の追加を図ってまいります。また、システム開発の速度を向上させるための施策にも投資してまいります。 3.受注の安定性及び継続性のさらなる向上 景気の悪化に伴う、企業向け研修サービス市場の縮小による受注減のリスクは想定されます。常時、安定的かつ継続的な受注活動が実現できるよう、競争優位性(「研修サービスの標準化」「研修実施プロセスのDX化」及び「安価な価格設定の実現」)を継続すると共に、マーケティング・営業力の強化を図っていきます。 4.研修講師の確保 契約講師との連携により人材育成事業を行っていることから、優秀な研修講師とパートナーシップを構築していくことは重要度の高い活動となります。 5.財務上の課題 当社は、本書提出日時点において優先的に対処すべき財務上の課題はありませんが、今後の事業拡大に備えて、更なる内部留保の確保と営業キャッシュ・フローの改善等により財務体質の強化を図ってまいります。
事業等のリスク7,825字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅することを保証するものではありません。また、リスクの発生可能性、発生時期及び影響度についても、当社が判断したものであり不確実性を内包しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営環境に関連するリスク ① 事業環境 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社が研修サービスを提供する顧客は主に国内企業であります。景気変動等により、国内企業が教育研修費を抑制した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社は、新規企業顧客の獲得手段として主にマーケティングを活用しております。しかし、外的要因により集客効果が低下した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は多様な業界・規模の企業にサービスを提供しております。当該リスクにおいては全ての業種や規模で画一的に教育研修費の抑制が生じるような事態は想定しておりませんが、顧客の属する業界・当社サービス内容として極端な偏向が生じないように取り組んでまいります。さらに、マーケティング効果を継続的に注視することで集客効果の安定化を図ってまいります。 ② 競合 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 研修サービスは事業運営上、許認可を取得する必要がないことに加え、事業の開始にあたって大規模な設備投資も不要であることから、相対的に参入障壁が低い事業であります。このため、大手事業者から個人事業者まで多数の事業者が同様の事業を展開しており、豊富な研修コンテンツを提供する事業者が増える可能性があります。今後、同業者間での競争が激化した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、研修サービスの標準化や研修実施プロセスのDX化を進めるとともに、これまでの経験で蓄積されたノウハウを社内で共有しています。また、当社は1,000種類以上の高品質な研修コンテンツを提供しており、この規模を競合他社が容易に整えることは困難であると見込んでいます。今後も研修コンテンツの拡充を図り、さらなる取り組みを継続してまいります。 ③ 業績の季節変動 発生可能性:中、発生可能性のある時期:第1四半期、影響度:大 当社は、売上高、売上総利益及び営業利益が第1四半期に偏る傾向にあります。年間売上高のうち約55%及び年間営業利益のうち約72%が第1四半期に計上されます。これは、新入社員や若手人材の育成需要が、第1四半期に高くなるためです。当該時期に研修サービスの需要が低下する事象が生じた場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 今後は、固定費を上回る売上総利益を確保できるよう、年間を通じて安定的に研修サービスを提供し、事業の成長を目指してまいります。 なお、当事業年度の四半期会計期間別の売上高、売上総利益、営業利益の推移は以下のとおりであります。 2026年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高(千円)   1,359,754   404,433   381,420   332,764 構成比(%)   54.9   16.3   15.4   13.4 売上総利益(千円)   803,705   284,230   303,156   264,801 構成比(%)   48.5   17.2   18.3   16.0 営業利益(千円)   647,055   83,670   116,452   51,050 構成比(%)   72.0   9.3   13.0   5.7 (2) 事業内容に関連するリスク ① 設立からの年数が浅いこと 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社は、2022年5月設立であるため、期間業績比較を行うために十分な期間の財政状態及び経営成績に関する財務情報を得られない可能性があります。 当社は、上場後より投資者その他の財務諸表の利用者の理解に資する情報を提供してまいります。 ② 特定サービスへの依存 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社は、日本国内において研修サービスのみを展開しております。研修サービスの実施企業数は年々増加しており、今後においても引き続き増加していくものと考えております。しかしながら、研修サービスに対する需要が期待通りに伸長しない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)経営環境及び中期的な経営戦略 4.経営戦略」で記載のとおり、事業のグローバル化を進めていく予定であります。国内研修市場だけでなく、海外研修市場においても、研修サービスを提供してまいります。 ③ 特定地域への依存 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社は、関東圏を中心として全国に事業展開しております。顧客の所在地が関東圏に多いことから、関東圏での売上依存度が高くなっております。これらの地域で経済情勢が悪化した場合や、地震・台風その他の災害が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、引き続き顧客獲得に注力しつつ、関東圏に絞ることなく関東圏以外に所在する企業に向けても新規開拓を図ることで、顧客所在地の偏在性の解消に努めてまいります。 (3) 組織体制に関連するリスク ① 従業員の確保 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社は、今後も増加が見込まれる顧客の需要に応えるため、研修サービスの拡大を進めるにあたり、優秀な従業員の採用・確保及び育成が重要であると考えております。しかしながら、国内における人材の争奪により、優秀な人材の採用・確保及び育成が計画通りに進まない場合、競争力の低下や事業規模拡大の制約、顧客に提供するサービスレベルの低下をもたらし、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 今後も採用市場の変化を捉えながら採用手法の多様化を進めることで候補者との接点拡大を図ると同時に、社内人材に対しては研修等によるナレッジの共有を行うことで育成機会の多様化・均等化を図ってまいります。 ② 講師の確保 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社は、今後も増加が見込まれる顧客の需要に応えるため、研修サービスの拡大を進めるにあたり、当社が求める品質基準を満たす講師との業務委託契約が重要であると考えております。しかしながら、優秀な講師との業務委託契約が計画通りに進まない場合、事業規模の拡大が制約され、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 今後も積極的に講師を募集するとともに、既存講師に対しては研修を実施し、品質の均一化を図るほか、研修後のアンケート結果を共有することで研修品質の改善に努めてまいります。 ③ 特定の人物へ依存 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社代表取締役社長である松田航は、当社の設立者であるとともに、大株主であり、経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしております。現状において、何らかの理由により当人が当社の業務を継続することが困難になった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、特定の人物に過度に依存しない体制を作るために、取締役会等における役員間の相互の情報共有や経営組織の強化に努めております。 ④ 小規模組織 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社は組織規模が小さく、内部管理体制や業務執行体制もそれに応じたものとなっております。そのため、役員や重要な業務を担当する従業員が退職等で流出した場合、事業活動に支障を来し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は組織規模の拡大に応じて、内部管理体制や業務執行体制を維持・強化し、業務遂行が特定の人物に偏らないように取り組んでまいります。 ⑤ コンプライアンス 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社では、役員及び従業員に対して行動規範を定め、コンプライアンス意識の徹底を図っています。しかし、万が一、役員や従業員がコンプライアンス違反を行った場合、当社の社会的信用、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 コンプライアンス意識を高めるため、テストを含む研修を実施し、役員及び従業員の意識向上に努めております。また、社内コミュニケーションを活性化させ、風通しの良い職場環境を構築しています。さらに、内部通報制度を整備し、問題が発生した場合には速やかに検知できる仕組みを導入しています。 (4) 法的規制に関連するリスク ① 政策変更 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社の顧客は、政府による教育推進による人材育成関連政策の助成金を利用していることがあります。助成金減額等の政策変更があった場合、顧客側の需要が変化する可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社の顧客からのアンケート結果にて、当社を選んだ理由として「高い利便性」が最も多いです。当社は、そのような助成金の利用を営業における主たる訴求手段とせず、引き続き研修サービスそのものを訴求してまいります。 ② 法規制 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社は、事業を行う上で労働基準法(その他労務管理に関わる法令等を含む)、中小受託取引適正化法、個人情報保護法、著作権法等様々な法的規制を受けております。 現時点において、これらに抵触する事実はないものと認識しておりますが、今後運用の不備等により法令義務違反が発生した場合、若しくは新たな法令の制定や既存法令における規制強化等がなされ、当社の事業が制約を受ける場合、当社の主要な事業活動全体に支障をきたす可能性があり、当社の事業運営、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 各種法令遵守のため、社外の弁護士や社会保険労務士、税理士等の専門家とのコミュニケーションを定期的に行うことで法的規制の変更点等のアップデートを行い、リスク・コンプライアンス委員会等を通じて社内で共有しております。研修テキストに関係する著作権法やマーケティングに関係する景品表示法に関しては、弁護士確認済のチェックリストを使用し、随時の確認を行っております。また、従業員に対しても定期的に必要な研修を実施しております。 ③ 訴訟 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社は、顧客から申込を受ける際に、利用規約にて事前にトラブル時の責任分担を取り決める同意を取得する等、過大な損害賠償の請求をされないようリスク管理を行っております。しかしながら、申込時に想定していないトラブルの発生等、当社の提供したサービスに問題が生じた場合、予定通りに進捗しなかった場合、取引先等との何らかの問題が生じた場合、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起されるリスクがあります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容及び結果によっては、当社の社会的信用、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 現時点において訴訟は生じておりません。今後もリスク管理を十分に行ってまいります。 (5) システムに関連するリスク ① 情報セキュリティ 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社の研修サービス提供に際し、顧客の機密情報や講師を含む各種個人情報を取り扱うことがあります。不測の事態により、これらの情報が外部に漏洩した場合、当社の社会的信用に重大な影響を与えるだけでなく、対応費用を含め、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、情報セキュリティ管理規程及び個人情報保護規程を制定し、徹底した情報管理を行っております。また、役員及び従業員には、守秘義務の遵守や機密情報・個人情報の適切な管理を徹底させるため、定期的な研修と情報セキュリティを含むコンプライアンステストを実施しております。さらに、個人情報の適切な取り扱いを強化するため、プライバシーマークの認証を取得し、その運用を行っています。講師に対しては、研修サポートシステムのアクセス権を限定し、業務委託契約書には機密情報及び個人情報の取り扱いに関する条項を明記しています。研修開始時の業務ガイダンスにおいても、これらの事項について再確認を行っております。 ② システム障害 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社のサービスは、外部クラウドサーバー(Amazon Web Services)・外部通話システム(Zoom)・外部クラウドプラットフォーム(Google Workspace)等にて提供しており、それらの安定的な稼働が当社の事業運営上、重要な事項となっております。しかしながら、それらの障害、自然災害やサイバー攻撃、その他何らかの要因等によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生した場合には、社会的信用失墜等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して、当社は安定的なサービス運営を行うために、セキュリティ対策の強化や障害発生時の社内体制の構築等システム障害に対し備えるよう努めております。 (6) その他 ① 当社株式の流動性 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 株式会社東京証券取引所の定める上場維持基準は25%以上であるところ、当社の流通株式比率は当事業年度末時点で29.3%となっております。今後は、当社の事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達、大株主の売出し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 今後、流通株式比率を注視し、既存大株主への一部売出しの要請等、流動性の向上を図ってまいります。 ② 風評 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社は、顧客ニーズを充足する高品質なサービスの提供に努めるとともに経営管理室を設置し、役員及び従業員に対する研修、コンプライアンステストによる法令遵守意識、情報管理やコンプライアンスに対する意識を浸透させ、経営の健全性、効率性及び透明性の確保を図っております。しかしながら、当社のサービスや役員及び従業員に対して意図的に根拠のない噂や悪意を持った評判等を流布された場合には、当社の社会的信用、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、顧客や講師等社外の関係者に対して誠実に対応することを重視しております。また、継続的に役員及び従業員に対する研修等を実施し、全社向けの会議においても定期的に周知することに努めてまいります。 ③ 大株主 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社の代表取締役社長である松田航の所有株式数の割合は、当事業年度末時点で発行済株式総数(自己株式を除く。)の70.1%となっております。松田航は、当社の創業者であるとともに代表取締役社長であるため、当社といたしましても安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情によりこれらの当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 松田航は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 ④ 自然災害 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社は、研修サービスを事業としているため、災害発生時に損害を受ける固定資産は極めて限定的ですが、当社の従業員が勤務する事業所や、当社の事業を支えるITインフラが被害を受けた場合、また当社に勤務する者や契約講師が多数被災する等の人的損傷が発生した場合、業務遂行が遅延する、若しくは不可能になる可能性があります。また、顧客が自然災害により被害を受けた場合、受注の減少を招き、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 自然災害による被害を最小にするために、オンラインによる研修サービスの提供を可能としており、BCP対策によって平時より準備する取り組みをしております。 ⑤ 資金使途 発生可能性:低、発生可能性のある時期:数年内、影響度:小 新規上場時の新株発行による調達資金の使途は、主として人材採用費、オフィス拡張のための設備投資、海外事業への展開費、人件費、広告宣伝費となります。しかしながら、事業環境の変化に伴い、現在計画している資金使途を変更する可能性があります。また、現在の計画通り資金を使用したとしても、記載しているリスクが起因して、期待どおりの売上高をあげられない可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 資金使途に変更が生じた場合には速やかに適時開示を行います。 ⑥ 配当政策 発生可能性:低、発生可能性のある時期:数年内、影響度:小 当社は、事業の成長・拡大による企業価値の向上を最重要課題として認識するとともに、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つと位置付けております。当社は現在、成長過程にあると考えており、事業拡大のための成長投資に充当することを優先し無配としております。 利益配分につきましては、今後の成長・拡大戦略に備えた内部留保の充実等を総合的に勘案した上で業績の動向を踏まえた配当を検討していく方針であり、今後の配当実施の可能性、実施時期については現時点で未定であります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における資産合計は2,295,674千円となり、前事業年度末に比べ535,005千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が400,462千円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は412,338千円となり、前事業年度末に比べ62,969千円増加いたしました。これは主に、未払金が17,914千円減少し、買掛金が10,066千円、未払費用が3,991千円、未払法人税等が64,312千円増加したこと等によります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は1,883,336千円となり、前事業年度末に比べ472,036千円増加いたしました。これは主に、当期純利益の計上により利益剰余金が601,029千円増加し、自己株式の取得により100,141千円増加(純資産の減少)したこと等によります。 ② 経営成績の状況 当社は「一人でも多くの人に社会人教育を届ける」のミッションのもと、企業の人材育成の課題解決を通じて、社会人になっても学ぶのが当たり前の社会を創ることを目指し、事業を展開しております。当社では多種多様な研修コンテンツを用意しており、当事業年度においても、多くの研修を提供することができました。 当事業年度の業績は、2026年2月12日に公表いたしました「通期業績予想の修正(上方修正)に関するお知らせ」に記載のとおり、研修需要が堅調に推移したことにより、売上高が当初業績予想を上回りました。費用面については、採用活動費や広告宣伝費の最適化に加え、当事業年度に開設したシンガポール支店の事業の進展を鑑み、投資を抑制いたしました。これらの結果、販売費及び一般管理費が当初予想を下回って推移いたしました。 以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高2,478,373千円(前事業年度比26.5%増)、営業利益898,228千円(同31.4%増)、経常利益903,685千円(同34.5%増)、当期純利益601,029千円(同26.9%増)となりました。 なお、当社は人材育成事業を営む単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ400,462千円増加し、1,862,326千円となりました。各キャッシュ・フローの状況と主な要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は639,835千円(前事業年度比87,754千円増)となりました。これは主に、税引前当期純利益が909,446千円計上された一方、法人税等の支払額が248,955千円あったこと等によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は89,279千円(前事業年度比16,859千円減)となりました。これは主に、投資有価証券の取得により108,000千円支出したこと及び投資有価証券の売却により18,761千円収入があったこと等によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は150,638千円(前事業年度は277,616千円の獲得)となりました。これは、自己株式の取得により150,638千円支出したことによります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社の事業は、人材育成事業であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため単一セグメントとなっており、セグメント情報に関連付けては記載しておりません。 a.生産実績 当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社は提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における当社の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は人材育成事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 売上高(千円)   前年同期比(%) 人材育成事業   2,478,373   126.5 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高、売上原価及び売上総利益) 売上高は、2,478,373千円となりました。これは展開中の人材育成事業の成長が順調に推移したことによるものです。売上原価については、売上高の増加に伴い、822,479千円となりました。この結果、売上総利益は1,655,894千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費については、主に人件費、広告宣伝費の増加等により、757,666千円となりました。この結果、営業利益は898,228千円となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 営業外収益は8,178千円となりました。主な内容は預金の受取利息3,391千円、人材開発支援にかかる助成金収入2,908千円及びクレジットカードのキャッシュバック収入1,154千円であります。また、営業外費用は2,721千円となりました。主な内容は株式交付費1,768千円であります。この結果、経常利益は903,685千円となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等合計及び当期純利益) 特別利益は5,761千円となりました。主な内容は投資有価証券売却益5,761千円であります。特別損失の発生はありません。また、法人税等合計は308,416千円となりました。この結果、当期純利益は601,029千円となりました。 ③ 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、前記「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご参照ください。 ④ キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、前記「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性 当社における主な資金需要は、継続的なサービス提供のための売上原価及び人件費、人員獲得のための採用活動費、当社の認知度向上及び潜在顧客獲得のための広告宣伝費であります。これらの資金需要に対しては、自己資金、金融機関からの借入等で調達していくことを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位等に特段方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に検討を行う予定です。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社は、前記「3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、法規制・政策変更、その他の様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑦ 経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 ⑧ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容 当社は、より多くの企業に研修サービスを提供することにより、事業の継続的な拡大と企業価値の向上を図ることが重要だと認識しており、顧客企業数を重要な経営指標と考えております。顧客企業数の推移は以下のとおりであります。 (単位:社) 2025年3月期   2026年3月期 顧客企業数   biz研修 (一社研修)   1,371   1,760 tech研修 (一社研修・公開講座)   267   264 ・biz研修の公開講座・動画講座及びtech研修の動画講座に関しては、事業規模が小さいため、KPI開示の対象外としております。 ・tech研修の一社研修と公開講座は、同一ビジネスフローでの事業活動となるため分けずに顧客企業数を開示しております。 ・tech研修の一社研修と公開講座にはそれぞれを利用し、重複している企業も含まれております。 指標の向上の施策については「第1 企業の概況 3 事業の内容 (4)各サービスの特徴」をご参照ください。 今後の各指標の向上の施策については前記「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。