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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

菱友システムズ

Ryoyu Systems Co., Ltd.4685 · Standard · 情報・通信業

三菱重工グループの情報サービス中核企業。システム開発から運用保守まで一貫して提供。

概要

菱友システムズは、三菱重工業向けを中心に情報システムの設計・開発・保守、工業製品の解析・設計、データエントリなどを手がける情報サービス企業である。1968年に計算業務受託会社として創業し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場。2026年3月期の連結売上高は432億円、従業員数は約2,000人。三菱重工業への売上依存度が61.1%に達する持分法適用会社である。

売上の6割超を占める三菱重工業との関係

当社は三菱重工業株式会社の持分法適用会社であり、同社向けの取引が収益の柱となっている。2026年3月期の連結売上高432億29百万円のうち、三菱重工業への販売額は264億32百万円と61.1%を占めた。関係は創業時からのもので、情報システムの開発・運用、解析・設計サービスなど幅広い領域で協業している。営業面では、リース会社経由の販売も含めて同社グループとの取引が安定収益を支えている。

情報サービスを軸とする単一セグメントの事業構成

報告セグメントは情報サービスの単一セグメントで構成される。主な事業内容は4分野に分類される。①情報通信システムの設計・開発・運用・保守、②同システム関連機器の販売、③工業製品等の設計・解析・シミュレーション、④各種情報処理サービス。システム開発と保守運用が売上の中心であり、解析・設計分野も強みである。子会社を含めたグループ全体でこれらのサービスを提供している。

売上高432億円、純利益39億円の財務実績

2026年3月期の連結業績は、売上高432億29百万円(前期比1.1%増)、営業利益54億88百万円(同13.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益39億10百万円(同15.6%増)であった。売上高経常利益率は13.0%に改善。中期経営計画の初年度として、期首業績予想を全て超過達成した。2013年3月期の売上高291億円から長期的な成長傾向にあり、純利益は4億円から39億円へ増加している。

首都圏に集中する拠点と3社の連結子会社

本社は東京都港区芝浦に所在し、グループ全体で連結子会社3社を有する。株式会社菱友システム技術(1984年設立)は技術計算・エンジニアリングを、株式会社菱友システムビジネス(1990年設立)は中小型コンピュータ販売・保守を、株式会社菱友システムサービス(1993年設立)はデータエントリをそれぞれ担当する。連結従業員数は2,006人。グループ内での役割分担とシナジー向上を経営課題としている。

業界の中での役割は情報サービス企業として、三菱重工業向けを中心にITシステムの構築・運用を担う。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
432億円
営業利益
55億円
営業利益率
12.7%
純利益
39億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01情報サービス主力

情報通信システムの設計・開発・運用・保守、関連機器の販売、工業製品の設計・解析・シミュレーション、各種情報処理サービスを提供。主要顧客は三菱重工業。

主要顧客三菱重工業株式会社

主な製品・サービス2
情報通信システム
設計・開発・運用・保守を一貫して提供するシステムインテグレーションサービス。
工業製品設計・解析サービス
CAE等を活用した設計・解析・シミュレーションサービス。

製品と技術

システム開発・保守から運用までの一貫サービス

情報通信システムの設計、開発、運用、保守を一貫して提供する。大規模システム開発ではプロジェクト管理を徹底し、周辺領域の受注拡大を進めている。三菱重工業向けのシステムが多く、品質管理の徹底とサービス高度化を推進。2025年度中期経営計画では、企画・設計段階からの参画拡大を目指し、既存顧客の深耕に取り組んでいる。

工業製品の解析・設計サービス

流体解析や構造解析を中心とした解析・設計サービスを提供する。工業製品等の設計、解析・シミュレーションが主な領域であり、同社の得意分野となっている。近年は新たな解析分野への拡大に取り組み、技術力を強化。三菱重工業の製品開発にも貢献している。売上高に占める割合は約2割と推定される。

AIと情報セキュリティの新サービス

2025年度からAIと情報セキュリティを新ビジネスの重点分野と位置づける。AI領域では自律型AIエージェントの実用性検証を開始。情報セキュリティでは、セキュリティリスク診断、対策立案支援の新サービスを提供し、セキュリティ監視技術の高度化にも着手。網屋との提携も活かし、事業拡大を図っている。

データエントリとOA機器販売

子会社の菱友システムサービスがデータエントリ業務を担い、大量のデータ入力処理を提供する。また、菱友システムビジネスが中小型コンピュータや情報機器の販売・保守を手がける。OA機器販売は1982年に開始した歴史ある事業で、現在もグループの一翼を担っている。両事業ともグループ内の役割を明確にして運営されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

三菱系のシステムインテグレーター、収益安定

菱友システムズは三菱グループ向けに特化したシステム開発・運用会社。特定顧客への依存度が高いが、グループ内での安定受注が強み。売上高は2025/3期428億円、営業利益率11.2%と堅調。同業のソラコムやハッチ・ワークは成長企業だが、当社は安定志向。今期は売上高微増、利益率改善見込み。グループ外開拓が今後の焦点。

強み

  • 三菱系企業からの継続的なシステム開発・運用受注により、安定した収益基盤を確保。
  • 2025/3期は営業利益率11.2%、2026/3期は12.7%へ改善見込み。収益性は高い。
  • 製造業向けシステムなどグループ企業の業務に精通し、高い顧客満足度を実現。
  • 自己資本比率が高く、配当性向も安定。株主還元に積極的。

課題

  • 売上の大半を三菱グループに依存。グループ外顧客の開拓が成長の鍵。
  • 業界全体でエンジニア不足。優秀な人材の採用・定着が経営課題。
  • クラウドやAIなど新技術へのキャッチアップが必要。既存システムのモダナイゼーションが急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が菱友システムズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19438エムティーアイ357億円9.3倍
29687KSK356億円13.2倍
34847インテリジェント ウェイブ352億円23.5倍
49629ピー・シー・エー347億円19.6倍
54392FIG343億円41.6倍
64685菱友システムズ341億円8.7倍
73798ULSグループ336億円15.1倍
89467アルファポリス332億円14.3倍
93741セック331億円21.9倍
104072電算システムホールディングス329億円10.4倍
113983オロ327億円14.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

シンコー計算サービスとして1968年に創業

1968年7月、東京都港区芝西久保巴町(現虎ノ門)にシンコー計算サービス株式会社を資本金200万円で設立。電子計算機による計算業務の受託、穿検孔作業の受託、ならびにそれらに伴う派遣業務を主目的とした。情報処理サービス事業の原点であり、三菱重工業グループとの取引もこの頃から始まった。

1972年の商号変更と第一計算からの事業譲受

1972年4月、本社を港区西新橋へ移転し、菱友計算株式会社に商号変更。同時に第一計算株式会社からコンピュータ運用管理、システムプログラム作成業務、穿検孔作業に関する事業を譲り受けた。これによりシステム開発・運用の基盤を強化し、事業領域を拡大した。

1980年代の事業拡大と3つの子会社設立

1982年4月にOA機器の販売を開始。1983年1月には株式会社サンデータサービスからデータエントリ事業を譲受。1984年4月、技術計算・エンジニアリングサービスを目的とする株式会社菱友システム技術を設立。1989年5月には株式会社第一ソフテックからシステム開発事業、株式会社新生社ソフテックからデータエントリ事業を譲り受け、事業規模を拡大した。

1993年の子会社設立と店頭登録

1993年4月、データエントリ業務を専門とする株式会社菱友システムサービスを港区に設立。同年11月に本社を港区高輪へ移転。1997年10月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場へのアクセスを確保した。2004年10月に株式会社菱友システムズへ商号変更し、同年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。

JASDAQから東京証券取引所スタンダードへの移行

2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月の現物市場統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行。2016年6月には監査等委員会設置会社へ移行。2017年11月、本社を現在の港区芝浦へ移転。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に指定された。

2022年の網屋との資本業務提携

2022年4月、株式会社網屋と資本業務提携契約を締結。網屋はサイバーセキュリティ関連製品を手がける企業であり、この提携によりセキュリティ事業の拡大を図った。中期経営計画でも新ビジネスの柱として情報セキュリティを掲げており、セキュリティリスク診断や対策立案支援などのサービス提供につながっている。

年表18件を開く

1960年代

  • 1968年7月創業東京都港区芝西久保巴町(現虎ノ門)に電子計算機による計算業務の受託及び穿検孔作業の受託、並びにそれに伴う派遣業務を主たる目的としてシンコー計算サービス株式会社を設立、資本金200万円

1970年代

  • 1972年4月商号変更東京都港区西新橋に本社を移転、菱友計算株式会社に商号変更し、同時に第一計算株式会社よりコンピュータ運用管理、システムプログラム作成業務、穿検孔作業に関する事業を譲受

1980年代

  • 1982年4月ОA機器の販売開始
  • 1983年1月株式会社サンデータサービスからデータエントリ事業を譲受
  • 1984年4月創業東京都港区に技術計算・エンジニアリングサービスを主たる目的として株式会社菱友システム技術を設立
  • 1989年5月株式会社第一ソフテックよりシステム開発事業を譲受 株式会社新生社ソフテックよりデータエントリ事業を譲受

1990年代

  • 1990年9月東京都港区芝公園に本社移転
  • 1990年10月創業東京都港区に中小型コンピュータ及びその他情報機器の販売と保守サービスを主たる目的として株式会社菱友システムビジネスを設立
  • 1993年4月創業東京都港区にデータエントリ業務を主たる目的として株式会社菱友システムサービスを設立
  • 1993年11月東京都港区高輪に本社移転
  • 1997年10月日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年代

  • 2004年10月商号変更株式会社菱友システムズに商号変更
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2013年7月上場大阪証券取引所の現物市場が東京証券取引所に統合されたことに伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2016年6月監査等委員会設置会社に移行
  • 2017年11月東京都港区芝浦に本社移転

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 株式会社網屋と資本業務提携契約を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期(2026年度)まで45,000百万円
  • 営業利益2027年3月期(2026年度)まで5,450百万円
  • 経常利益2027年3月期(2026年度)まで5,650百万円
  • 売上高経常利益率2027年3月期(2026年度)まで12.6%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期(2026年度)まで3,600百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新ビジネスの立ち上げ

    AI、情報セキュリティ、解析・設計分野で新サービスを開発。自律型AIエージェントの実用性検証、セキュリティリスク診断や対策立案支援の新サービス提供、流体解析・構造解析に加えた新たな解析分野への拡大に取り組む。

  2. 02

    既存顧客の深耕・接点の拡大

    システム開発・保守運用・解析設計などのベース事業で品質管理とサービス高度化を推進。顧客課題の的確な把握と信頼関係の深化により、企画・設計段階からのプロジェクト参画を拡大し顧客ビジネスへの関与を深める。

  3. 03

    “人”の価値向上

    質的・量的両面で人材確保を実施。高度技術者育成やキャリア選択に応じた教育、プロジェクトメンバー公募制度の導入、考課制度の改正。採用強化、リスキリング、柔軟な要員配置を推進し、人的資本経営の制度・運用体制を強化する。

  4. 04

    業務運営体制の改革

    業務プロセス見直しによる管理機能強化、社内ナレッジ活用や完成品質向上。新設営業部による製品・ソリューション販売の拡大。パートナー企業との関係強化、オフショア・ニアショア活用、生成AIによる自動化などでサービスデリバリー体制を強化する。

  5. 05

    菱友グループ強化・最適化

    研究開発の協力による知見共有、グループ会社間の情報交換でシナジーを向上。各社の役割分担を明確化し、グループ会社間取引を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,006人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は782万円で、9期前と比べて+27.5%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は19.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,108
2018年3月2,062
2019年3月61441.717.22,020
2020年3月65042.417.72,002
2021年3月64042.818.12,007
2022年3月63643.218.32,026
2023年3月67143.518.62,018
2024年3月70243.818.92,012
2025年3月75844.019.22,017238
2026年3月78244.219.32,006274

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
中野寮 — 東京都中野区159百万円
情報 サービス
主な関係会社
  • 国内
    株式会社菱友システム技術(注)1
    兵庫県 神戸市 兵庫区
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社菱友システムビジネス(注)2
    東京都 港区
    議決権59.0%
  • 国内
    株式会社菱友システムサービス
    東京都 港区
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱重工業株式会社(注)2.3
    東京都 千代田区
    議決権31.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は432億円営業利益55億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.9%、利益が+14.6%。

売上高
+0.9%
432億円
営業利益
+14.6%
55億円
純利益
+14.7%
39億円
営業利益率
12.7%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高450億円432億円
営業利益55億円55億円
純利益36億円39億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は99億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.9%、営業利益は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1088
2024年1Q8456.03
2024年2Q7779.15
2024年3Q881213.68
2024年4Q1228
2025年2Q1751810.312
2025年4Q2533011.922
2026年2Q2002211.016
2026年4Q2323314.223
2027年1Q9977.15

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は291億円から432億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は12.7%。売上は4期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所の現物市場が東京証券取引所に統合されたことに伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月29184
2014年3月29273
2015年3月28090
2016年3月3061810
2017年3月3241811
2018年3月3011712
2019年3月3322315
2020年3月3312617
2021年3月3162314
2022年3月3032516
2023年3月3312718
2024年3月3713624
2025年3月428484911.234
2026年3月432555612.739

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高432億円のうち、営業利益として残るのは55億円12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は39億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.9%332億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.4%45億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%55億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.3pt
12.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.8pt
18.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが40億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは24億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は33億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−10−1−37
2014年3月10−7−139
2015年3月7−5−1210
2016年3月14−16−1−27
2017年3月10−7−337
2018年3月18−8−31014
2019年3月−913−3415
2020年3月15−2−41326
2021年3月8−12−4−418
2022年3月24−23−4115
2023年3月−413−5918
2024年3月41−28−91322
2025年3月30−21−9922
2026年3月40−16−132433

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は322億円。このうち返さなくてよい自己資本が240億円で、自己資本比率は68.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月140598137.9
2014年3月142578536.0
2015年3月150599134.5
2016年3月166689836.1
2017年3月1777710039.4
2018年3月1918910242.0
2019年3月21110111043.4
2020年3月1931147953.6
2021年3月2011307159.7
2022年3月2191447560.3
2023年3月2301587263.3
2024年3月2681828662.4
2025年3月3022079563.5
2026年3月3222408368.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
205億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
83億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中122位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中462位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.6%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥2,666で、1年前と比べて-21.0%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥2,666-0.7%1ヶ月+1.3%1年-21.0%時価総額341億円
過去52週の値幅
安値¥2,467高値¥4,415

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.7倍
PER (会社予想)9.4倍
PBR1.54倍
配当利回り3.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月3日に前日比-9.86%の急落となり、2597円まで売られた。6月末から7月にかけては2800〜2950円のレンジで推移していたが、直近で大きく下放れ、52週安値2467円に接近。25日線(2845.88円)を約9%下回り、200日線(3226.64円)からは約20%乖離。出来高は8月3日に20万3400株と急増し、売り圧力が強まった。RSIは24.13と売られ過ぎ圏だが、下落トレンドは継続する可能性が高い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは8.47倍(予想9.2倍)、PBRは1.5倍で、同業他社平均(PER29.92倍、PBR3.44倍)を大きく下回り、割安に評価されています。ROEは18.9%と高水準で資本効率が良く、配当利回りは3.85%と平均の3.55%を上回り、利回りも魅力的です。配当性向34.4%と安定配当を見込めます。ただし、売上高は前期比で増加するも、純利益は34億円から39億円への伸びは緩やかで、株価には割安感が継続しています。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.7倍47.6倍
PER (予想)9.4倍
PBR1.54倍2.98倍
ROE18.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、グループ内企業のDX投資の拡大、ストック型の運用・保守による安定収益の積み上げ、人手不足の中でのIT需要の高まりを評価。特に、営業利益率の改善傾向と配当利回りの高さが投資魅力とされる。一方、弱気派は、特定グループへの依存度の高さ、競争激化による価格低下リスク、直近の株価下落(1年で30%下落)への懸念を指摘。さらに、2026年3月期の売上成長率は低く、市場の成熟化が示唆される。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性と安定性

    営業利益率12%超、配当利回り3.8%は投資魅力。

  • グループからの安定需要

    三菱グループのIT投資は堅調で、受注基盤が盤石。

  • DX投資の追い風

    企業のデジタル変革需要が中期的に事業を押し上げる。

  • PER9.6倍の割安株継続影響

    同業比低PER、株価下落で割安感強まる

  • 営業利益48→55億円増益2026年3月期影響

    営業利益率11.2%→12.7%、収益性改善

  • 無借金経営の財務健全性継続影響

    自己資本比率約60%、財務安定が下支え

  • システム需要の底堅さ継続影響

    三菱系顧客基盤、安定収益源確保

マイナスに働く材料7
  • グループ依存のリスク

    グループ企業の業績悪化でIT投資が縮小する可能性。

  • 市場競争の激化

    同業との価格競争や西武鉄道のような新規参入。

  • 株価パフォーマンス

    前年比マイナス30%は市場の懸念を反映。

  • 売上高横ばい成長鈍化2026年3月期影響

    売上428→432億円、ほぼ横這いで将来性懸念

  • 無配政策と株主還元不足継続影響

    配当利回り0%、自己株買いもなく期待薄

  • 外国人保有率1.11%と極低継続影響

    海外投資家不在、需給改善見込みなし

  • 株価年-17.6%と下落トレンド通年影響

    年初来安値更新中、センチメント悪化

次の決算で確かめる点
グループ外売上比率
依存度の分散度合いを測る。
受注残高
今後数期の売上高の先行指標。
運用・保守売上比率
ストック型収益比率の向上を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+14.7%いまの株価に対する利回りは3.75%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.75%
いまの株価に対して
配当性向
34.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1821.1
2018年3月2328.629.2
2019年3月2511.123.5
2020年3月2810.022.7
2021年3月138400.029.9
2022年3月38−72.734.0
2023年3月4520.033.9
2024年3月6033.334.7
2025年3月8541.734.3
2026年3月9814.734.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,243人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.7%を占め、残る59.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他47.347.148.148.548.651.9
事業法人46.246.546.446.343.233.0
金融機関5.45.44.54.26.07.7
外国法人1.00.90.90.61.55.6
証券会社0.20.10.10.30.71.8
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国人個人0.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱重工業株式会社31.14
02菱友社員持株会20.39
03加藤 眞人2.97
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.44
05株式会社三菱UFJ銀行2.43
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5050441.37
07光通信KK投資事業有限責任組合1.16
08石塚 文代1.10
09明治安田生命保険相互会社0.88
10ダイヤモンドオフィスサービス株式会社0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+403%、1株純資産は14期で+109%。直近期のROEは18.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月618357.59.021.5
2014年3月2444,0146.010.629.1
2015年3月204,0740.5153.8
2016年3月7524,72017.15.823.3
2017年3月1761,09717.35.121.1
2018年3月1871,26415.96.329.2
2019年3月2381,44517.66.823.5
2020年3月2651,63317.25.822.7
2021年3月2241,88712.79.229.9
2022年3月1251,04212.58.034.0
2023年3月1441,14613.27.433.9
2024年3月1901,31615.49.334.7
2025年3月2661,50418.813.734.3
2026年3月3071,74318.99.534.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額125百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
安井譲代表取締役 社長執行役員65136
笠間晴人取締役 執行役員6194
宇田茂雄取締役65
前田真由美取締役57
石田真悟取締役(常勤監査等委員)574
賀谷浩志取締役(監査等委員)65
谷川桃太郎取締役(監査等委員)49
石井昌悟6316
岡田正記65
佐々木康成代表取締役 社長執行役員6115

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)344451210234
取締役(社内)1141414
社外取締役3993

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容311字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社3社、以下同じ。)は、次のとおり情報サービスの提供を主な事業内容として おります。 ◇情報サービスの提供 (1)情報通信システムの設計、開発、運用及び保守 (2)情報通信システム関連機器の販売 (3)工業製品等の設計、解析・シミュレーション (4)情報通信システムを利用した各種情報処理サービス なお、報告セグメントについては、情報サービスの単一セグメントで構成されております。 また、その他の関係会社としては、主要な顧客である三菱重工業株式会社があり、当社は三菱重工業株式会社の持分法適用会社であります。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,300字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項の記載内容のうち、将来に関する事項を記載している場合には、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、以下に掲げる経営理念のもと、常に品質の向上と技術力の強化に努め、顧客に最適なサービスを提供し続けることにより、社会から信頼され、必要とされる魅力ある企業集団を目指してまいります。 <経営理念> ・お客様に最適のサービスを提供し、事業活動を通じて社会の発展に貢献する ・技術力の強化と経営の改革を図り、時代に即応した魅力ある会社の実現に努める ・社員の能力と創造力を尊重し、闊達なコミュニケーションで総合力を発揮する (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2025年度を初年度とする3か年の中期経営計画「顧客と並走する菱友」を推進しています。 「顧客と並走」とは、主体的に技術力・サービス価値の向上に取り組み、顧客ニーズを先取る営業を積極的に推進し、顧客における当社の価値を向上させていくことを目指すものです。この基本方針のもと、事業拡大に向けて、技術トレンド、マーケット状況、顧客ビジネスの力点等を把握することで市場を予測し、研究開発、技術開拓への先行投資を推進します。また、顧客課題を的確に理解し、より深い信頼関係を築くことで、プロジェクトへの企画・設計段階からの参画を拡大する等、顧客ビジネスへの関与を深めることを目指してまいります。 計画期間1年目である2025年度は、AIの業務適用、および情報セキュリティの新サービスの提供を開始しました。また、新たなビジネス領域での事業拡大を狙い、外部企業との業務提携を実施しました。既存顧客の深耕の取り組みにおいては、顧客プロジェクトの企画・設計段階から参加することができました。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上の課題 人手不足対策へのデジタル技術の活用、クラウド化の進展等が継続する一方で、国際情勢の不安定化、資源・エネルギー価格の高騰等の環境変化が顧客企業へ及ぼす影響、更にはアンソロピックショックに代表されるAI活用を起点とするソフトウェアビジネスの地殻変動も想定されることから、先行きは不透明な状況です。 このような事業環境のもと、当社グループが対処すべき当面の課題は、2025年度中期経営計画の着実な実行であります。競争環境の変化や技術革新がかつてないスピードで進展する中で、事業拡大へ向けた取り組みを一層加速し、以下の注力項目に対する施策を推進してまいります。 <新ビジネスの立ち上げ> AI、情報セキュリティ、解析・設計の分野を中心に、以下の取り組みを進めています。 ① AIの分野では、自律型AIエージェントの実用性検証に取り組んでいます。 ② 情報セキュリティにおいては、セキュリティリスク診断、対策立案支援等の新サービスの提供を開始するとともに、セキュリティ監視技術の高度化に対する新たな取り組みを開始しました。 ③ 解析・設計事業においては、当社が得意とする流体解析、構造解析に加えて新たな解析分野への拡大に取り組んでいます。 <既存顧客の深耕・接点の拡大> 顧客における当社の価値向上に向けて、ベース事業であるシステム開発、システム保守・運用、製品の解析・設計等の領域において、品質管理の徹底、サービス高度化の取り組みを推進しています。また、顧客課題を的確に把握し、より深い信頼関係を築き、プロジェクトへの企画・設計段階からの参画を拡大する等、顧客ビジネスへの関与を深めることで一定の成果を得ています。 <“人”の価値向上> 質的、量的の両面から人材確保の施策を展開しています。 質的な人材確保については、高度技術者の育成、キャリア選択に応じた教育に継続的に取り組んでいます。また、プロジェクトメンバー公募制度の導入、考課制度の改正を実施しました。 量的な人材確保については、採用強化、リスキリング、柔軟な要員配置等を推進しています。 引続きこれらの施策を推進し、人的資本経営を支える制度・運用体制の強化を図ってまいります。 <業務運営体制の改革> 事業部門の管理機能を強化すべく、業務プロセスの見直しを実施し、社内ナレッジの活用、システム開発等の業務における完成品質の向上に取り組んでいます。また、新設の営業部による製品・ソリューション販売事業の拡大と成長に注力してまいります。 上記に加えて、パートナー企業との関係強化による外部リソースの確保、オフショア・ニアショア活用の拡大、生成AIによるシステム開発・運用業務の自動化等、サービスデリバリー体制強化に取り組んでいます。 <菱友グループ強化・最適化> 研究開発における協力を通じた知見の共有、グループ会社間での情報交換等により、シナジーの向上を図っています。また、各グループ会社の役割分担を明確化とグループ会社間取引の拡大を推進しています。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの目標とする経営指標は、売上高、経常利益、売上高経常利益率、親会社株主に帰属する当期純利益、売上高当期純利益率及び1株当たり当期純利益であります。 なお、翌連結会計年度の業績予想は、売上高45,000百万円、営業利益5,450百万円、経常利益5,650百万円、売上高経常利益率12.6%、親会社株主に帰属する当期純利益3,600百万円、1株当たり当期純利益282円25銭としており、各数値の達成を目指してまいります。
事業等のリスク2,610字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)顧客のIT投資動向 経済情勢の悪化等による顧客経営環境の変化、顧客経営方針の変更等により、顧客のIT関連予算の削減、投資ニーズの急激な変化が発生した場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、顧客動向の的確な把握に努め柔軟な要員配置を行うとともに、新たな事業領域の拡大、新規顧客の獲得等に取り組むことで、個別の顧客におけるIT投資動向の変化による影響の低減を図っております。 (2)市場競争の激化 競合企業の競争力向上、コンサルティングや特定技術に強みを持つ新規企業の市場参入等により競争が激化し、当社グループの市場競争力が低下した場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、顧客事業への理解を深めて高付加価値のサービス提供を続けることで、顧客事業における当社グループの貢献度を高めるとともに、顧客ニーズの変化や新たな技術領域への進出に対応するための組織・体制の強化を推進し、市場での競争力の強化を図ってまいります。 (3)技術革新への対応 情報サービス産業界は技術革新のスピードが速く環境変化が著しい業界であり、新技術の適用により、価格水準の変化や技術・ノウハウの陳腐化等が発生する可能性があります。このような変化を的確に捉えて新技術による事業展開を迅速に実施できない場合、競争力の低下により当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、顧客のDX推進部門とのコミュニケーション強化により顧客ニーズの把握に努めるとともに、新領域・高度技術領域への対応力強化のための研究開発及び技術教育を推進しております。また、専門性を有するソリューションベンダーとの連携によるサービスの高度化、デジタル技術を活用した当社独自のサービスの開発等にも取組んでおります。 (4)システム開発に関するリスク システム開発事業においては、新領域の拡大、顧客ニーズの深耕等の施策進展に伴い、新規開発案件の増加、開発規模の大型化、顧客要求の高度化等が進み、開発の難易度が増大しております。 システム開発では、受注業務を納期までに完了させ、顧客に引き渡す完成責任を負っておりますが、その開発において作業遅延によるコスト増加や納入後の不具合の修正作業等が発生した場合は、大幅な採算悪化や顧客への損害賠償等が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、引き合い・見積り・受注段階での入口管理を徹底するとともに、完成品質の向上のためのプロジェクト管理体制の構築・強化を推進し、リスクの低減を図っております。 (5)人材の確保及び育成 当社グループの事業は人材に大きく依存しており、事業を展開・拡大していくためには、一定水準以上の技術力を持った人材を確保し、その人材を育成することが重要でありますが、これらの人材の確保・育成ができない場合は、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは「第一部 第2.事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載した施策を推進するとともに、新卒及びキャリア採用の強化を進めてまいります。また、柔軟な働き方や女性の活躍を支援する制度等、多様な人材を受け入れるための体制の整備に努めてまいります。 (6)足元の需要に対する人的リソースの確保 企業のIT投資需要が堅調に推移するなか、顧客要請に応えて品質の良いサービスを提供するためには、業務の質及び量に見合う人的リソースを確保する必要があります。システム開発においては、優秀なプロジェクトマネージャー及び開発技術者が必要であり、AI、データ分析等のDXに代表される新領域では、専門性を有する高度な技術者の確保が必要となる可能性があります。このような足元の顧客需要に対応するための人的リソースを確保できない場合、受注機会を逃し、或いは競合企業の参入を招き、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、上記「(5)人材の確保及び育成」の取り組みと併せて、優良なパートナー企業との関係強化を推進し、顧客対応力の向上に取り組んでまいります。 (7)外部からのサイバー攻撃 デジタル技術の進展に伴い、サイバー攻撃が高度化・巧妙化する中、セキュリティ技術のさらなる高度化が求められています。サイバー攻撃等による情報漏洩や改ざん等が発生した場合、社会的信用の低下に加え、原因究明のための調査やシステム復旧、関係各所への通知等の対応費用や損害賠償等の多額の費用負担により、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループは、サイバー攻撃への備えとして、安全性の高いITインフラ基盤の構築、情報セキュリティ関連規程の整備、役員・従業員等へのセキュリティ教育等に取り組んでいます。また、自社SOC(Security Operation Center)による監視運用、データバックアップ体制の整備、インシデント発生時の緊急対応組織であるCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の設置等、万一の場合の被害最小化と迅速な復旧を図る体制を整備しています。 (8)事業拡大に伴う戦略リスク 当社グループが今後新たな分野に事業を拡大していくときに、既存の事業では想定していなかった技術、業界慣行、法規制その他の新たなリスクへの対応が必要となる可能性があります。 これらの新たに発生するリスクについては、取締役会において闊達な議論を行い、リスクの内容を明確にし、そのうえでリスクを取って対象分野へ進出することの是非について、スピーディー且つ適切な意思決定を行うことに努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)4,340字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、緩やかな回 復基調で推移しました。一方、米国の通商政策の動向、資源・エネルギー価格の高騰、為替市場の変動など、景気の先行きは不透明な状況が続きました。 当社グループの属する情報サービス産業においては、クラウドシフトに伴うシステム更新需要、生成AI等の新 技術活用による生産性向上等、企業の競争力強化を目的としたIT投資は拡大基調で推移しました。また、クラウドサービスの拡大、サイバー攻撃の高度化、企業や組織に対するサイバー攻撃事案が相次いだこと等を背景に、企業の情報セキュリティに対する意識が一層高まりました。 このような事業環境のなか、当社グループは、2025年度中期経営計画の注力項目である「新ビジネスの立ち上 げ」、「既存顧客の深耕・接点の拡大」、「“人”の価値向上」、「業務運営体制の強化」、「菱友グループ強 化・最適化」を推進してまいりました。 当連結会計年度においては、大規模システム開発におけるプロジェクト管理の徹底と周辺領域の受注拡大、解 析・設計やAI等の領域における既存顧客の深耕、情報セキュリティや生成AI等の分野における積極的な営業活動と事業開発の推進、要員配置の最適化、品質向上等の全社機能強化、当社の業務運営におけるサイバーセキュリティ対策の推進に取り組みました。 以上の結果、システム開発、解析・設計関連を中心に安定的に案件を受注できたこと等により、売上高は前年同期に比べて増加し、432億29百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。損益については、売上増に伴う利益増等により、営業利益54億88百万円(同13.9%増)、経常利益56億19百万円(同15.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益39億10百万円(同15.6%増)となりました。 なお、当連結会計年度実績の期首業績予想に対する達成状況は次のとおりであり、業績予想として設定した全ての項目において超過達成しております。 当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   (参考) 翌連結会計年度 (自 2026年4月1日  至 2027年3月31日) 期首業績予想 (注)1   実績   増減額   達成率   期首業績予想 (注)2 売上高(百万円)   42,500   43,229   729   101.7%   45,000 営業利益(百万円)   4,800   5,488   688   114.3%   5,450 経常利益(百万円)   4,900   5,619   719   114.7%   5,650 売上高経常利益率(%)   11.5   13.0   1.5   112.8%   12.6 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   3,400   3,910   510   115.0%   3,600 1株当たり当期純利益(円)(注)3   266.73   306.66   39.93   115.0%   282.25 (注)1.2025年4月28日に公表したものです。 2.2026年4月28日に公表したものです。 3.当社は、2025年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、当連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。 ②財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて20億31百万円増加し322億34百万円となりました。投資有価証券、現金及び預金が増加したことが主な要因となっております。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて12億32百万円減少し82億66百万円となりました。買掛金及び未払法人税等の減少が主な要因となっております。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて32億64百万円増加し239億68百万円となりました。利益剰余金の増加が主な要因となっております。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比 べ11億34百万円増加して、当連結会計年度末には33億5百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額等があった一方で、税金等調整前当期純利益の計上等により39億56百万円の資金の増加となりました。(前連結会計年度は30億19百万円の増加) (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得等により15億53百万円の資金の減少となりました。(前連結会計年度は21億4百万円の減少) (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により12億68百万円の資金の減少となりました。(前連結会計年度は9億39百万円の減少) ④生産・受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 情報サービス   36,413   110.2 合計   36,413   110.2 ロ.受注実績 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 情報サービス   43,557   97.7   9,553   103.6 合計   43,557   97.7   9,553   103.6 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 情報サービス   43,229   101.1 合計   43,229   101.1 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 三菱重工業株式会社   22,563   52.8   26,432   61.1 (注)上記金額には、リース会社経由で販売した分が含まれております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績に関する認識及び分析・検討内容については、「第一部 第2.事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 及び ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第一部 第2.事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 なお、セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社グループは情報サービスの単一セグメントであるため記載を省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析・検討内容については、「第一部 第2.事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、人件費及び外注費のほかシステム機器販売に係る商品購入費用等の営業費用であります。また投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。一方で、一時的な余資については、主に安全性の高い金融資産で運用し、投機やトレーディングを目的とした運用は行わない方針であります。 運転資金及び設備投資資金については、内部資金で賄っておりますが、必要に応じて借入による資金調達を実施することを基本としております。資金調達については、金融機関2行との間に総額20億円の当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結し、資金の流動性を確保しております。なお、当連結会計年度における借入実績はありません。 また、当連結会計年度末における有利子負債の残高はリース債務6百万円、現金及び現金同等物の残高は33億5百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。個々の重要な会計方針及び見積りについては、「第一部 第5.経理の状況 1.連結財務諸表等」の注記事項「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 なお、見積りが必要な事項については、過去の実績や現状等を勘案し、合理的な基準により判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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