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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ディップ

DIP corporation2379 · Prime · サービス業

求人情報サイト「バイトル」「はたらこねっと」等を運営する人材サービス会社。中堅・中小企業向けDXサービスも展開。

概要

ディップは、1997年創業の人材サービス企業である。主力のアルバイト・パート求人サイト「バイトル」を中核に、総合求人サイト「はたらこねっと」、看護師・介護職向け人材紹介など幅広い人材サービス事業を展開する。2019年からは中堅・中小企業向けDXサービス「コボット」シリーズも手がける。2026年2月期の連結売上高は548億52百万円、営業利益は91億12百万円、従業員数は2,663人。東京証券取引所プライム市場に上場している(コード2379)。

人材サービス事業が売上の約88%を占める

ディップの事業は人材サービス事業とDX事業の2セグメントで構成される。2026年2月期、人材サービス事業の売上高は482億39百万円で連結全体の87.9%を占める。同事業は、アルバイト・パート専門の「バイトル」、総合求人の「はたらこねっと」、正社員向け「バイトルNEXT」、専門職向け「バイトルPRO」、スポットワーク向け「スポットバイトル」などの求人情報サイトと、看護師・介護職に特化した人材紹介サービス「ナースではたらこ」「介護ではたらこ」から成る。営業人員の直販比率は約8割に達し、新卒入社の若手社員が中心となって顧客企業への提案を行っている。2025年6月には従来の顧客規模・エリア別の営業体制から業種別のソリューション体制へ移行し、生産性向上を図っている。

DX事業はSaaS型サービスで中小企業を支援

DX事業は2019年9月に開始した「コボット」シリーズを柱とする。中堅・中小企業に特化した商品設計で、機能を絞り込み導入・継続しやすいパッケージ型のSaaSサービスを提供する。主なサービスには、採用サイト作成の「採用ページコボット」、面接スケジュール自動調整の「面接コボット」、アルバイト入社・労務管理の「人事労務コボット」、派遣会社向け営業支援の「HRコボット」、LINEを活用した販促支援の「常連コボット forLINE」、地図検索上位表示を支援する「集客コボット for MEO」、SNS予約・顧客管理の「集客コボット forSNSBooster」がある。2026年2月期の売上高は66億13百万円、セグメント利益は37億10百万円で、利益率は56.1%と高い。ただし「面接コボット」「HRコボット」「採用ページコボット」はメディアサービスの契約社数減少に伴い売上が減少傾向にある。

高い収益性と安定したキャッシュ創出

ディップは売上高成長とともに高い収益性を維持してきた。2026年2月期の連結営業利益率は16.6%だが、前期(2025年2月期)は23.8%とさらに高水準だった。2026年2月期はソリューション体制への変更に伴う引継ぎ業務増加や、スポットバイトルへの先行投資、本社オフィス拡張、新卒・中途採用の強化などにより減益となった。営業活動によるキャッシュ・フローは99億65百万円と安定しており、自己資本利益率(ROE)も連結ベースで16%程度と見込まれる。配当方針は原則として前期配当額を下限とし、配当性向50%を目安としている。財務面では、2026年2月末時点の純資産は371億93百万円、現金及び現金同等物は90億39百万円であり、無借金経営が継続している。

業界の中での役割は人材サービス(求人情報サイト・人材紹介)及び中堅・中小企業向けDXサービス提供会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
549億円
営業利益
91億円
営業利益率
16.6%
純利益
60億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
人材サービス 事業482億円88.0%152億円31.5%
DX事業66億円12.0%37億円56.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01人材サービス主力

アルバイト・パート求人サイト「バイトル」、総合求人サイト「はたらこねっと」、看護師・介護職人材紹介など、多様な求人メディア・人材紹介サービスを提供しています。求職者と企業のマッチングを支援。

主な製品・サービス7
バイトル
アルバイト・パート専門の求人情報サイト。全国の求人を掲載。
スポットバイトル
単発・短期アルバイトに特化した求人サービス。
バイトルNEXT
正社員・契約社員を目指す求職者向け求人サイト。
はたらこねっと
総合求人情報サイト。幅広い職種・雇用形態をカバー。
バイトルPRO
専門職(営業・IT等)に特化した求人情報サイト。
ナースではたらこ
看護師専門の人材紹介サービス。
介護ではたらこ
介護職専門の人材紹介サービス。

02DX事業準主力

中堅・中小企業向けに、採用・人事労務・集客等の業務効率化を支援するDXサービスを提供。機能を絞り込み導入・継続しやすいパッケージ型サービスが特徴。

主な製品・サービス7
採用ページコボット
職場紹介動画等を搭載した採用サイト作成サービス。
面接コボット
応募者との面接スケジュールを自動調整するサービス。
人事労務コボット
アルバイト・パートの入社手続きや労務管理を支援するサービス。
HRコボット
派遣会社向け営業支援サービス。
常連コボット forLINE
飲食・小売事業者向けのLINEを活用した販促支援サービス。
集客コボット for MEO
地図検索での上位表示を支援するMEO対策サービス。
集客コボット forSNSBooster
SNSアカウントからの予約・顧客管理を支援するサービス。

製品と技術

「バイトル」ファミリーが主力の求人メディア群

ディップの中核サービスはアルバイト・パート専門求人サイト「バイトル」である。2002年に独立して以来、求職者と企業のマッチングプラットフォームとして成長し、業界トップクラスのシェアを持つ。派生サービスとして、単発・短期の仕事に特化した「スポットバイトル」(2024年10月開始)、正社員・契約社員向けの「バイトルNEXT」(2009年開始)、営業・ITなど専門職に特化した「バイトルPRO」(2021年開始)を展開する。2025年2月にはアルバイト同士のコミュニケーションを支援するアプリ「バイトルトーク」もリリースし、求職者体験の向上を図っている。これらのサイトは直販営業と広告宣伝によりユーザー基盤を拡大してきた。

総合求人「はたらこねっと」と専門職人材紹介

「はたらこねっと」は2000年10月に開始した総合求人情報サイトで、幅広い職種と雇用形態をカバーする。姉妹サイトとして2005年に紹介予定派遣サイトも展開した。医療・介護分野に特化した人材紹介サービスとして、2009年開始の「ナースではたらこ」(看護師専門)と「介護ではたらこ」(介護職専門)がある。これらは有料職業紹介事業の認可(2009年取得)に基づき運営され、求人メディアと異なり成功報酬型の収益モデルを持つ。人材サービス事業の売上は「バイトル」シリーズが大半を占めるが、「はたらこねっと」と専門紹介サービスも一定の規模を維持している。

「コボット」シリーズが担う中小企業向けDX

DX事業の核である「コボット」シリーズは、中堅・中小企業に特化したSaaS型サービス群である。採用関連では、バイトルの独自機能を活かした採用サイト作成「採用ページコボット」、面接スケジュール自動調整「面接コボット」、アルバイト入社・労務管理「人事労務コボット」、派遣会社向け営業支援「HRコボット」がある。集客・販促分野では、LINEを活用した「常連コボット forLINE」、地図検索上位表示を支援する「集客コボット for MEO」、SNS予約・顧客管理の「集客コボット forSNSBooster」を提供する。シンプルな機能設計と低価格を特徴とし、導入後のカスタマーサクセス体制を強化している。2026年2月期は「集客コボット for MEO」が伸長した半面、採用関連サービスが減少した。

生成AIや対話型サービスに進出した新領域

ディップは2024年5月、生成AIを活用した対話型バイト探しサービス「dip AI」を開始した。求職者が自然言語で希望条件を入力すると、AIが最適な求人を提案する仕組みで、ユーザー体験の革新を狙う。また、2025年2月には「バイトルトーク」をリリースし、同じ職場で働くアルバイト同士がコミュニケーションを取れるアプリを提供。職場の定着率向上につなげる意図がある。2024年10月開始の「スポットバイトル」と合わせ、単発・短期労働の需要やAI活用といった労働市場の変化に対応する新サービス群を投入している段階である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣国内大手、収益性は業界最高水準

ディップはサービス業で人材派遣、特に医療介護分野に強みを持ち、売上高は500億円超で同業他社を大きく引き離す。営業利益率は23.76%と高水準だが、直近では16.58%へ低下した。同業のジンジブやイシンは規模が小さく、ディップの業界におけるリーダー的地位は揺るぎない。医療介護需要を背景に安定成長が見込まれるが、競争激化や規制変化への対応が課題である。効率的な事業運営と高い収益性が強みであり、今後の業績拡大が期待される。

強み

  • 売上高500億円以上で、同業他社を大きく凌ぐ国内トップ企業である。
  • 23.76%と業界最高水準の収益性を誇り、財務基盤が強固である。
  • 成長が見込まれる医療介護分野に特化し、安定需要を確保している。
  • 高い収益性は、効率的な営業体制によるものと考えられる。

課題

  • 直近で営業利益率が16.58%へ低下し、収益性の維持が課題である。
  • 人材派遣市場への新規参入が相次ぎ、競争が激化している。
  • 人材派遣に関する法規制の変更が業績に影響を与える可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がディップ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14180Appier Group1,363億円40.5倍
29889JBCCホールディングス1,194億円19.5倍
36027弁護士ドットコム1,164億円77.3倍
44432ウイングアーク1st1,159億円17.8倍
56947図研1,092億円19.4倍
62379ディップ1,091億円15.9倍
73762テクマトリックス1,068億円18.7倍
87595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
96183ベルシステム24ホールディングス1,032億円12.6倍
104819デジタルガレージ999億円76.0倍
113993PKSHA Technology997億円39.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

コンビニ端末サービスからインターネット求人へ転換した創業期(1997~2001年)

ディップは1997年3月、愛知県名古屋市中区でコンビニエンスストアのマルチメディアステーション端末を利用した無料カタログ送付サービスの運営会社として設立された。1998年5月に本社を東京都渋谷区に移転し、同端末で人材派遣お仕事情報サービスを開始。2000年5月には本社を千代田区に移転し、同年10月にインターネットによる派遣社員向け求人情報サービス「はたらこねっと」を開始した。2001年2月には「はたらこねっと」でアルバイト情報の提供を開始し、同年9月に大阪オフィスを開設。創業時のビジネスモデルからインターネット求人へと軸足を移し、のちの成長基盤を築いた。

「バイトル」独立とマザーズ上場で急成長した2000年代前半(2002~2009年)

2002年10月、「はたらこねっと」のアルバイト部門が独立し、新サイト「バイトルドットコム(現バイトル)」を開始。これがディップの主力サービスとなる。2003年3月に本社を現在の港区に移転し、2004年5月に東京証券取引所マザーズ市場に上場。同年7月にプライバシーマークを取得、10月には転職情報サイト「ジョブエンジン」を開始した。2005年には「はたらこねっと」の姉妹サイトや総合求人ポータル「Dip Jobs」を相次いで開始。2006年11月にはISO27001認証を取得。2009年1月には正社員求人サイト「社員バイトル(現バイトルNEXT)」、同年9月には看護師専門転職サイト「ナースではたらこ」を開始し、サービスラインを拡充した。

スマートフォン対応と市場第一部への昇格(2010~2018年)

2010年8月、「バイトル」のスマートフォン向けアプリを提供開始。2011年7月には「はたらこねっと」のアプリも開始し、モバイルシフトに対応した。2013年12月、東京証券取引所市場第一部へ市場変更。成長が加速し、売上高は2014年2月期の131億円から2019年2月期には422億円に拡大。2018年5月には米国子会社DIP America, Inc.を設立し、海外展開も模索した。この時期、人材サービス事業の拡大に注力し、営業人員の増強とブランド力強化を進めた。

DX事業「コボット」で新たな収益の柱を育成(2019~2021年)

2019年3月、TRUNK株式会社の株式を取得し持分法適用関連会社化。同年9月、中堅・中小企業向けDXサービス「コボット」シリーズの提供を開始し、AI・RPA事業(現DX事業)を立ち上げた。2020年10月にはコーポレートベンチャーキャピタルファンド「DIP Labor Force Solution投資事業有限責任組合」を連結子会社化。2021年5月には専門職向け求人サイト「バイトルPRO」を開始。これらの動きは、人材サービスに続く第二の柱を育成する戦略の一環であった。2022年4月には市場区分見直しに伴いプライム市場に移行した。

生成AIとスポットワーク、プロバスケ参入で変革期に入った2024年以降

2024年5月、生成AIを活用した対話型バイト探しサービス「dip AI」を開始。同年10月には単発・短期アルバイトに特化した「スポットバイトル」を提供開始。2025年2月にはアルバイト向けコミュニケーションアプリ「バイトルトーク」をリリースした。2025年6月には株式会社ブロンコス20を子会社化し、プロバスケットボールチーム「さいたまブロンコス」のオーナーに就任。これらの取り組みは、人材サービスとDXの融合、新たなワークスタイルへの対応、地域コミュニティへの関与を示す。2026年2月期はソリューション体制への組織変更の影響で減収減益となったが、中長期的な成長に向けた投資期と位置づけられている。

年表32件を開く

1990年代

  • 1997年3月創業愛知県名古屋市中区において、コンビニエンスストアにおけるマルチメディアステーション端末を利用した「無料カタログ送付サービス」の運営を目的としてディップ株式会社を設立
  • 1998年5月本社を東京都渋谷区に移転 同端末にて「人材派遣お仕事情報サービス」を開始

2000年代

  • 2000年5月本社を東京都千代田区に移転
  • 2000年10月インターネットによる派遣社員の求人情報サービス「はたらこねっと」を開始
  • 2001年2月「はたらこねっと」上でアルバイト情報の提供を開始
  • 2001年9月大阪市北区に大阪オフィスを開設
  • 2002年10月「はたらこねっと」のアルバイト部門が独立した新サイト「バイトルドットコム(現バイトル)」を開始
  • 2003年3月本社を東京都港区に移転
  • 2004年5月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2004年7月プライバシーマーク取得
  • 2004年10月転職情報サイト「ジョブエンジン」を開始
  • 2005年1月「はたらこねっと」の姉妹サイトとして新サイト「はたらこ紹介予定派遣」を開始
  • 2005年2月「ジョブエンジン」の姉妹サイトとして新サイト「ジョブエンジンエージェント」を開始
  • 2005年6月総合求人ポータルサイト「Dip Jobs(ディップジョブズ)」を開始
  • 2006年11月情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO27001(JIS Q 27001)」の認証を取得
  • 2009年1月正社員求人情報サイト「社員バイトル(現バイトルNEXT)」を開始
  • 2009年2月有料職業紹介事業認可取得
  • 2009年9月インターネットによる看護師専門の転職情報サイト「ナースではたらこ」を開始

2010年代

  • 2010年8月「バイトル」スマートフォン向けアプリの提供を開始
  • 2011年7月「はたらこねっと」スマートフォン向けアプリの提供を開始
  • 2013年12月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2018年5月米国子会社DIP America,Inc.を設立
  • 2019年1月株式会社クロス・オペレーショングループ(旧社名:アイセールス株式会社)の株式を取得し持分法適用関連会社とする
  • 2019年3月TRUNK株式会社の株式を取得し持分法適用関連会社とする
  • 2019年9月AI・RPA事業(現DX事業)のDXサービス「コボット」提供開始

2020年代

  • 2020年10月コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」を連結子会社とする
  • 2021年5月専門職の総合求人サイト「バイトルPRO」を提供開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年5月生成AIを活用した対話型バイト探しサービス「dip AI」を開始
  • 2024年10月スポットのバイトサービス「スポットバイトル」を提供開始
  • 2025年2月アルバイトコミュニケーションアプリ「バイトルトーク」を提供開始
  • 2025年6月M&A株式会社ブロンコス20を子会社化し、「さいたまブロンコス」のオーナーに就任

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 配当性向50%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    業種別営業体制への移行と生産性向上

    2025年6月から、従来の顧客規模・エリア別の営業体制を業種別のソリューション体制へ移行。営業社員の業界専門性を高め、人材・AI・DXを組み合わせた最適な解決策を提案できる体制を構築し、生産性を大幅に向上させる。また、自社開発の営業ツール活用や社内DX推進により営業人員の生産性向上を図る。

  2. 02

    DX事業「コボット」の拡大とカスタマーサクセス強化

    中堅・中小企業向けに機能を絞ったDXサービス「コボット」の提供を通じ、DX化を支援。顧客基盤の拡大、開発体制強化による品質向上に加え、導入後のカスタマーサクセス体制を強化し、解約率低下及びアップセル・クロスセルの拡大に取り組む。

  3. 03

    新規事業の創出による事業ポートフォリオ拡充

    既存の人材サービス・DX事業に加え、新規事業の立ち上げを検討・実行。労働市場の諸課題解決に貢献するため、事業ポートフォリオを拡充し、より強固で安定した事業基盤を構築する。

  4. 04

    サステナビリティへの取り組みとESG指数選定

    雇用課題、人材育成、DEI、気候変動等への対応を通じて持続的成長と企業価値向上を目指す。FTSE Blossom Japan IndexなどGPIF採用の6つのESG指数全てに選定されており、情報開示を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,663人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は531万円で、9期前と比べて+12.3%平均年齢は30.5歳、平均勤続年数は5.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,338
2018年2月1,480
2019年2月1,635
2020年2月47329.04.71,873
2021年2月46629.24.72,110
2022年2月49030.25.51,969
2023年2月50930.15.22,316
2024年2月53329.85.12,699
2025年2月52530.35.62,530530
2026年2月53130.55.62,663342

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率36.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都港区129億円
人材サービス事業 DX事業 全社(共通)
保養・研修所 — 神奈川県 逗子市480百万円
全社(共通)
四谷オフィス — 東京都新宿区401百万円
人材サービス事業 DX事業 全社(共通)
保養・研修所 — アメリカ合衆国ハワイ州358百万円
全社(共通)
名古屋オフィス — 名古屋市中区213百万円
人材サービス事業 DX事業 全社(共通)
大阪オフィス — 大阪市北区121百万円
人材サービス事業 DX事業 全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    DIP Labor Force Solution 投資事業 有限責任組合
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権99.0%
  • 国内
    株式会社クロス・オペレーショングループ
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権18.1%
  • 国内
    TRUNK株式会社
    東京都渋谷区 · 持分法適用会社
    議決権17.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は549億円営業利益91億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.7%、利益が-32.1%。

売上高
-2.7%
549億円
営業利益
-32.1%
91億円
純利益
-33.3%
60億円
営業利益率
16.6%
前期比 -7.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高556億円549億円
営業利益75億円91億円
純利益47億円60億円
1株あたり配当¥97¥97

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は137億円、営業利益は8億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−10.5%、営業利益は−80.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1403323.622
2024年2Q1252923.222
2024年3Q1383626.124
2024年4Q13523
2025年1Q1534026.128
2025年2Q1313526.722
2025年4Q2805921.140
2026年2Q2895418.737
2026年4Q2603714.223
2027年1Q13785.86

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は91億円から549億円へ6.0倍に増えた。直近期の営業利益率は16.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月9121
2014年2月131179
2015年2月1954829
2016年2月2687247
2017年2月3329162
米国子会社DIP America,Inc.を設立
2018年2月38110875
2019年2月42212689
2020年2月464144100
2021年2月325656
2022年2月3955335
2023年2月49411679
2024年2月53812691
株式会社ブロンコス20を子会社化し、「さいたまブロンコス」のオーナーに就任
2025年2月56413413323.890
2026年2月549919016.660

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高549億円のうち、営業利益として残るのは91億円16.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は60億円、売上の10.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金11.7%64億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金71.8%394億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.6%91億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
88.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.0pt
16.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.9pt
10.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.6pt
16.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
19.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが100億円、投資CFが−111億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は90億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月14−8−7620
2014年2月25−8−71730
2015年2月39−13−142641
2016年2月50−8−114272
2017年2月81−23−1758113
2018年2月97−44−2053147
2019年2月109−64−4445149
2020年2月124−34−4590192
2021年2月59−96−30−37125
2022年2月105−39−2566166
2023年2月132−41−3791220
2024年2月95−74−8021161
2025年2月165−52−122113152
2026年2月100−111−50−1190

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は500億円。このうち返さなくてよい自己資本が372億円で、自己資本比率は73.7%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月58352359.3
2014年2月77433456.0
2015年2月110664460.0
2016年2月1531044966.4
2017年2月2111525969.6
2018年2月2802107072.4
2019年2月3352577874.0
2020年2月4113159674.3
2021年2月3593124784.4
2022年2月4253309576.4
2023年2月50238212075.0
2024年2月50839711177.3
2025年2月50536214371.0
2026年2月50037212873.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
177億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
419億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
128億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中43位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中460位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.6%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,814で、1年前と比べて-19.0%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥1,814-0.2%1ヶ月+1.2%1年-19.0%時価総額1,091億円
過去52週の値幅
安値¥1,686高値¥2,414

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.9倍
PER (会社予想)20.4倍
PBR2.70倍
配当利回り5.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に200日線(1959.8円)を超える場面もありましたが、その後は上値が重く、8月7日には1835円まで下落しました。25日移動平均線(1836.04円)をわずかに下回っており、短期トレンドは弱含みです。75日線(1790.97円)は上回っており、中期トレンドは維持していますが、200日線を下回っており、長期トレンドは弱いです。RSIは54.7と中立圏です。52週高値2509円からは約27%下落しており、年初来でも-23.24%と下落しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが16.13倍と同業界平均22.49倍を下回り、割安感がある。PBRは2.73倍で同業界平均3.19倍を下回り、株価純資産倍率も割安。配当利回り5.29%は同業界平均2.68%を大きく上回り、株主還元も厚い。ROE16.4%と高収益で、業績は減益傾向にあるが、依然高い収益性を維持。予想PER20.7倍と将来の収益回復を織り込んでも割安圏内。ただし、配当性向85.2%と高く、今後の配当持続性には注意が必要。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.9倍23.4倍
PER (予想)20.4倍
PBR2.70倍3.51倍
ROE16.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

主力の看護師・介護士向け求人市場は成長が期待される一方、競争も激化している。強気派は、医療・介護需要の拡大に伴い人材需要は堅調で、同社のトップブランドとしての地位が収益を支えるとみる。実際に売上高は増加傾向にあり、直近の営業利益率は23.76%と非常に高い。一方、弱気派は、求人広告市場は景気や採用ニーズの影響を受けやすく、競合他社の参入も相次いでおり、成長が鈍化していると指摘する。2026年2月期は売上高、営業利益とも減益予想で、業績の変動性が懸念される。

プラスに働く材料7
  • 高収益ビジネスモデル

    営業利益率20%超と非常に収益性が高い。

  • 市場の構造的成長

    医療・介護人材不足で求人需要は中期的に拡大見込み。

  • 高いROE

    ROE16.4%と資本効率が良い。

  • 配当利回り5.29%の高水準継続影響

    配当利回り5.29%は株価下落後の投資妙味を高めている

  • ROE16.4%と高い資本効率継続影響

    ROE16.4%と高く、PBR2.73倍を支える収益力を示している

  • 外国人株主比率19.32%の厚み継続影響

    外国人株主比率は19.32%と高く、売買参加者の多さから需給が崩れにくい

  • 1年で23.24%下落した反動高不定影響

    株価は1年間で23.24%下落し、短期的なテクニカル反発が期待される

マイナスに働く材料7
  • 業績の変動リスク

    2026年2月期は売上高・利益とも減益予想。

  • 競争激化

    求人市場に新規参入が相次ぎ、シェア競争が激しい。

  • 低い配当利回り

    配当利回り5.29%は高いが、減益で持続性に疑問。

  • 営業利益91億円と前期比32%減決算発表後影響

    営業利益は134億円から91億円へ43億円減少し、営業利益率も16.58%に低下

  • 純利益60億円と前期比33%減決算発表後影響

    純利益は90億円から60億円へ30億円減少した

  • 予想PER20.7倍と実績比で上昇決算発表後影響

    予想PER20.7倍は実績PER16.13倍を上回り、市場が減益を織り込む

  • 売上高549億円と減収通年影響

    売上高は564億円から549億円へ2.7%減少した

次の決算で確かめる点
掲載求人数
求人広告需要の強弱を測る。
マッチング率
事業効率と収益性を確認。
派遣稼働人数
安定した収益源の推移を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり97で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.35%。

年間配当
¥97
1株あたり
配当利回り
5.35%
いまの株価に対して
配当性向
85.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月3632.4
2018年2月4319.431.6
2019年2月5016.330.4
2020年2月5612.030.5
2021年2月560.0494.7
2022年2月618.993.9
2023年2月7218.055.3
2024年2月8822.252.3
2025年2月958.056.4
2026年2月950.085.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥97

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ51,370人。区分でいちばん多いのは事業法人34.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.5%を占め、残る52.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人33.933.933.934.034.134.4
個人・その他13.612.412.720.626.532.4
外国法人30.824.220.420.821.119.3
金融機関20.425.828.520.816.913.1
自己株式8.07.37.28.813.012.9
証券会社1.33.64.53.71.30.7
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01オーセンティシティ株式会社33.82
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.38
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)4.93
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・75525口)3.15
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.84
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.72
07THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)0.93
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)0.92
09BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)0.90
10INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-22
    M&Gインベストメント・マネジメント・リミテッド(M&G Investment Management Limited)
    新規の大量保有報告
    8.47%
    -1.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+10153%、1株純資産は14期で+1022%。直近期のROEは16.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月1631.744.1143.9
2014年2月177824.216.927.0
2015年2月5211952.321.730.2
2016年2月8418455.725.230.8
2017年2月11126549.621.132.4
2018年2月13536337.224.631.6
2019年2月16144939.612.230.4
2020年2月18456336.014.230.5
2021年2月115472.0261.3494.7
2022年2月6358111.154.093.9
2023年2月14267422.724.855.3
2024年2月16371623.516.052.3
2025年2月16868523.812.756.4
2026年2月11470316.417.885.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/2期の役員報酬は総額446百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約33倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
冨田英揮代表取締役社長 兼 CEO (最高経営責任者)5959,100
志立正嗣取締役58122,200
馬渕邦美取締役60
竹内香苗取締役47
岩田和久取締役(常勤監査等委員)62258,300
田邉えり子取締役(監査等委員)602,300
丸山みさえ取締役(監査等委員)56
高木智宏取締役(監査等委員)45
若林理恵57
井上剛恒常務執行役員
藤原彰二常務執行役員
新居晴彦常務執行役員
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
鈴木孝知執行役員
北里友宏執行役員
森俊介執行役員
長島圭一朗執行役員
進藤圭執行役員
金谷俊樹執行役員

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)226259348174
社外取締役857577
取締役(社内)128144141

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容877字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、Human work forceを提供する人材サービス事業及びDigital labor forceを提供するDX事業を主たる事業としております。 (人材サービス事業) 人材サービス事業においては、インターネット求人情報サイト等の提供を通じ、顧客企業の人材採用とその活用を支援するとともに、一人ひとりがいきいきと働くことができる環境構築への貢献を目指しております。 人材サービス事業における主な提供サービスは以下のとおりです。 主なサービス名   サービス内容 バイトル   アルバイト・パート求人情報サイト スポットバイトル   スポットのバイトサービス バイトルNEXT   正社員・契約社員を目指す方のための求人情報サイト はたらこねっと   総合求人情報サイト バイトルPRO   専門職の総合求人情報サイト ナースではたらこ   看護師人材紹介サービス 介護ではたらこ   介護職人材紹介サービス (DX事業) DX事業においては、2019年9月より、中堅・中小企業に特化した商品設計で商材の機能を絞り、導入かつ継続利用しやすくパッケージ化したDXサービスの提供を通じ、中堅・中小企業のDX化を支援しています。 DX事業における主な提供サービスは以下のとおりです。 主なサービス名   サービス内容 採用ページコボット   職場紹介動画等、バイトル独自機能を搭載した採用サイト作成サービス 面接コボット   応募者との採用面接スケジュールの自動調整サービス 人事労務コボット   アルバイト・パート入社・労務管理サービス HRコボット   派遣会社向け営業支援サービス 常連コボット forLINE   飲食・小売事業者向け販促支援サービス 集客コボット for MEO   地図検索上位表示し、集客を支援するMEO(マップエンジン最適化)対策サービス 集客コボット forSNSBooster   SNSアカウントから予約可能。予約台帳機能により飲食店の顧客管理を支援 事業の系統図は、以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,421字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は1997年の創業以来、「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、インターネット求人情報サイトの提供を通じ、顧客企業の人材採用とその活用を支援するとともに、求職者一人ひとりがいきいきと働くことができる環境の構築に貢献すべく事業に取り組んでおります。 2020年2月期より、「Labor force solution company」というビジョンのもと、人材サービスとDXサービスの提供を通して、労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指しています。 また、当社は、顕在化している社会課題のみならず、新たな社会課題に対しても積極的に取り組み、社会に貢献することを目指しております。2021年12月からは「ディップ・インセンティブ・プロジェクト」を開始いたしました。当社営業人員が顧客企業に、給与・時給の引き上げや採用お祝い金の支給等、従業員定着や採用力強化の施策を提案し、採用力を強化することで人手不足の解消を支援するとともに、好待遇の企業情報をユーザーにわかりやすく提供し、「働く人の待遇向上」の実現を図っております。 さらに、2023年2月からは「dip DEIプロジェクト」を開始いたしました。当社営業人員が顧客企業に、多様性・公平性・包括性を企業文化や組織に取り入れるよう働きかけております。 当社は、引き続き事業活動を通じて、持続的な成長と企業価値向上に努めるとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社は、中長期的な事業成長に加え、利益の持続的な成長による株主価値の向上を図るため、売上高、営業利益、営業利益率、1株当たり当期純利益(EPS)に加え、自己資本利益率(ROE)を重視しております。 また、当社は株主の皆様への利益還元を経営の重要な課題のひとつとして位置づけております。配当につきましては、将来における企業成長のための投資及び経営環境の変化に対応するために必要な内部留保を行いつつ、中間・期末の年2回に分けて実施しております。なお、配当額の検討にあたっては、原則、前期配当額を下限とし、配当性向50%を目安としております。 (3) 経営環境 人材サービス事業の売上高は、担当企業の引継ぎ業務が増加した影響により、新規顧客や過去に取引があった顧客の契約獲得が鈍化したため、人材サービス事業の売上高は軟調に推移しました。 また、地図検索における表示順位向上により顧客企業の販促活動を支援する「集客コボットfor MEO」の売上が順調に伸長しましたが、応募者との面談スケジュールの自動調整等を行う「面接コボット」や派遣会社の営業先リスト自動作成等の営業支援を行う「HRコボット」のほか、職場紹介動画をはじめとするバイトルの独自機能を活かして企業の採用ページを作成する「採用ページコボット」がメディアサービスの契約社数減少に伴い売上が減少いたしました。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、2019年に掲げたビジョン「Labor force solution company」の実現に向け、2023年に中期経営計画「dip30th」を策定いたしました。 (5) 優先的に対処すべき課題 当社の中長期的な成長及び企業価値・株主価値の最大化に向けて優先的に対処すべき課題は以下のとおりであります。 ① 運営事業の強化 人材サービス事業の強化には、営業人員の増強及び生産性向上、顧客企業の採用満足度の向上が重要であると認識しております。当社の営業人員は新卒入社の若手社員を中心に構成されており、当社営業人員による売上高の割合(直販比率)は約8割となります。当社は、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、新入社員研修や階層別・管理職研修を精力的に実施しているほか、情熱を持って主体的に仕事に取り組める組織風土づくりに努めております。また、オンライン商談の実施や顧客の採用ニーズを適時にとらえる自社開発の営業ツールの活用、社内DXの推進等を通じ、営業人員の生産性向上を図っております。 また、2025年6月からは、中期経営計画におけるビジョン「Labor force solution company」の本格的な実現に向け、従来の顧客規模・エリア別の営業体制から業種別の営業体制(ソリューション体制)へと移行しました。この組織改編は、営業社員の業界専門性を高め、顧客企業の課題に対して人材・AI・DXを組み合わせた最適な解決策を提案できる体制を構築することで、生産性を大幅に向上させることを目的としています。 こうした取り組みを通じて成長した社員がフィロソフィーを体現し、当社の躍進をけん引していけるよう、引き続き人財基盤の強化に取り組んでまいります。 また、顧客企業の採用満足度を高めるためには、営業人員の顧客に対する提案力の向上だけでなく、運営サイトのユーザー数拡大と応募数増加、求職者と顧客企業とのマッチングの精度向上が不可欠です。当社は求職者による当社サイト利用促進に効果的な広告宣伝活動を行うとともに、求職者の利便性向上に資する運営サイトの機能拡充・改善、掲載情報の質の向上と量の拡大に努めてまいります。 DX事業においては、2019年9月から、中堅・中小企業に特化した商品設計で、商材の機能を絞りパッケージ化したDXサービス「コボット」の提供を通じ、中堅・中小企業のDX化を支援しております。 引き続き、顧客基盤の拡大を推進するとともに、開発体制を強化し提供商品の品質向上に取り組んでまいります。また、商品導入後のカスタマーサクセス体制を一層強化し、継続的なサポートを実施することで、解約率の低下及びアップセルとクロスセルの拡大に努めてまいります。 ② 新規事業の展開 当社はインターネットが一般に普及し始めた頃から、他社に先駆けてインターネット媒体に特化した求人広告サービスを提供するとともに、インターネット媒体ならではの独自機能を次々に導入するなど、時代をリードするだけでなく「ユーザーファースト」を徹底的に追求したサービスの開発・提供を行ってまいりました。加えて、2020年2月期より「Labor force solution company」というビジョンのもと、事業を展開しております。 当社が「Labor force solution company」として労働市場の諸課題の解決に貢献していくためには、既存の人材サービス事業、DX事業に留まらず、新規事業の立ち上げも検討し、実行していく必要があると認識しております。新規事業の創出によって事業ポートフォリオを拡充することで、より強固で安定した事業基盤の構築につながると考えております。引き続き、積極的に新規事業への取り組みを進めてまいります。 ③ システムの強化 当社は、インターネットを通じてサービス提供を行っております。安定した事業運営のためには、サーバ等のハードウェアの増強、ウェブサイトに係るシステムのセキュリティや開発・保守管理体制の強化が極めて重要であると認識しております。今後も、適切な設備投資を行うことによってシステムの安定性を確保し、市場環境の変化に対応して継続的に運用体制を整備してまいります。 ④ 個人情報保護と情報セキュリティの強化 当社は、個人情報を含むすべての情報を事業運営上の最も大切な資産のひとつとして認識しております。その保護体制構築に向け、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、情報セキュリティマネジメントシステムの構築・維持向上に努めております。今後も引き続き、情報管理体制の強化を図ってまいります。 ⑤ 組織体制の強化 当社は「人が全て、人が財産」という信念のもと、社員一人ひとりが社会を改善する存在となるため、継続して社員の育成及びマネジメント体制の強化に取り組んでおります。今後も、適切な管理体制の構築と意思決定のスピード向上のために、業務フローや意思決定プロセスの改善を図るとともに、内部統制システムの整備・充実についても継続的に取り組み、組織体制の強化を推進してまいります。また、社員の健康管理は仕事の生産性や社員幸福度に直結する重要なテーマであると考えております。それは「病気にならないこと」だけでなく、「今よりもっと活力高く、幸せになること」を目指しており、その思いを込め“心と体を整える”コンセプトとして健康経営を推進しています。代表取締役社長 兼 CEO冨田英揮を健康経営責任者、執行役員CHOを健康経営推進責任者とし、直下に健康経営推進委員会(運営責任者 人事厚生室長)を設置しました。なお、同委員会での議論内容については、取締役会・経営会議に報告を行っております。また、従業員からの意見を反映した健康経営の取り組みとなることを目的に、各拠点から同委員会一員として「健康経営推進リーダー」を任命しております。 ⑥ サステナブルな社会の実現への貢献 当社は、創業以来「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、事業活動を通じて社会課題を解決することで、社会に貢献してまいりました。有期・無期を問わず雇用全般に関する社会課題や労働生産性向上への取り組みに加え、人材育成、女性活躍推進、人権保護、DEI(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)、そして気候変動等への対応を通じて、持続的な成長とさらなる企業価値の向上を目指します。これにより、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 また、当社は、2019年からESG(環境・社会・ガバナンス)に関する活動内容について積極的な情報開示を行ってまいりました。その結果、ESGのグローバル基準を満たす日本企業を対象にした株価指数「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に選定、FTSE Russellにより環境負荷の大きさ、脱炭素経済への移行促進や気候変動への取組みを評価する「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されております。 その他、ESG投資の主要指数である「MSCIジャパン ESGセレクトリーダーズ指数」、「MSCI日本株 女性活躍指数(WIN)」にも選定されており、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が投資運用に採用している6つの指数全てに選定されています。
事業等のリスク4,080字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 事業等のリスクについては、各規程等により事業等のリスク管理に関する体制を定めており、事業活動上の重大な事態が発生した場合には、CEO指揮下の対策本部を設置し、迅速かつ的確な対応を行うとともに、損失・被害等を最小限にとどめる体制を整えております。 また、リスクの状況把握については、定期的に「リスクマップ」を洗い替えすることにより事業等のリスクを更新し、取締役会への報告を行っております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。当社は、これらリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、将来に関する事項は、期末日現在において当社が判断したものであり、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。 (1) 商用システムの停止及びコンピュータウイルス感染・サイバー攻撃について 当社の事業については、インターネット情報サイトを構成するコンピュータシステムと利用者各位がアクセスする端末とを結ぶ通信ネットワークに依存しております。地震や津波、風水害等の大規模広域災害、火災等の地域災害、コンピュータウイルスによる感染、電力供給の停止、通信障害、その他現段階では予測不可能な原因等によりコンピュータシステムが稼働停止した場合、当社の事業活動に支障をきたす可能性があります。また、一時的な過負荷による当社のシステムまたはISPサービスの作動不能、外部からの不正な手段によるサーバへの侵入等の犯罪、従業員の誤操作による意図しない障害、通信ネットワークの障害等の可能性があります。 当社は係る事態を未然に防ぐために、システムのバックアップ体制の整備及びセキュリティ対策を継続的に進めており、致命的な事態の発生を予防し、発生時の事業運営への影響を軽減させるよう対処しております。しかしながら、これらの障害が発生した場合には、当社の信頼が失墜することに起因した取引停止や当社に対する訴訟・損害賠償請求が発生し、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 情報漏えいについて 当社サイトへの通信は全て、SSL(Secure Sockets Layer)を採用しております。SSLは、サーバと顧客企業及び求職者間で通信される内容を暗号化いたしますので、全ての通信は、第三者の盗聴、改ざん、なりすましから保護されております。その他、不正アクセス防止等のセキュリティ対策を継続して進めております。しかしながら、人材サービス事業及びDX事業などにおいて、個人情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合には、契約内容にかかわらず、法的責任を課される可能性があります。また、法的責任を問われないまでも、顧客企業及び求職者の信頼を失い、さらにはブランドイメージの悪化等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は個人情報の厳格な管理を徹底すべく、2004年7月にプライバシーマークを取得し、維持しております。また、2005年10月には、情報セキュリティ規格「BS7799」及び「ISMS認証基準」の認証を取得しました。その後、2006年11月に情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001(JIS Q 27001)」に移行し、認証維持しております。 (3) 関係法令違反について (各種規制について) 当社は人材サービス事業においてインターネットを利用した求人広告サービスに取り組むとともに、DX事業においてデジタル技術を活用したサービスを行っております。現時点においてはインターネットやデジタル技術を対象とした法令等の規制は限定的でありますが、今後、法令の制定や改正により、当該領域に影響が及んだ場合、あるいは法令を遵守するための費用が増加するなどした場合、当社の事業運営及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社が運営する事業におきましては、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」、「職業安定法」、「労働基準法」等の様々な法的規制を受けております。当社はこれらの法律等に十分留意し事業活動を行っておりますが、万一これらに抵触する事実が生じた場合や法律の改正及び法的規制の強化等があった場合には、事業活動が制限され、新たな法的規制を遵守するための費用増加にもつながる蓋然性があり、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。加えて、看護師をはじめとした有資格者を対象としたサービスを提供しているため、今後これらの資格を規定する「保健師助産師看護師法」等が改定された場合には、当社の事業運営及び業績に影響を与える可能性があります。 なお、当社は、有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の許可を受けております。当社が保有している許可番号は13-ユ-303788であり、有効期限は2027年1月31日となっております。当社の職業紹介事業の継続には有料職業紹介事業者の許可が必要であるため、何らかの理由により許可の取消があった場合には、当社の事業運営及び業績に影響を与える可能性があります。許可が取消となる事由は職業安定法第32条の9において定められておりますが、2026年2月28日時点において当社が認識している限りでは、これら許可取消の事由に該当する事実はありません。 (知的財産権について) 人材サービス事業におけるインターネット上での情報提供サービス及びDX事業において、同業他社が実用新案または特許等を取得した場合、その内容によっては当社事業の競争優位性の低下または当社への訴訟が発生し、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、日本国内に限らず、当社の営む業務の全部もしくは一部についての実用新案または特許等を第三者が既に取得しており、当社がそれらに抵触することによって費用等が発生するリスクや、当社が保有する知的財産権が第三者により侵害される可能性も否定できません。当社は、その具体的事例を現時点では認識しておりませんが、これらが発生した場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) マーケットの縮小について 当社の主力事業である人材サービス事業は、求人広告を出稿する企業の採用計画に左右され、景気動向や雇用情勢、求人市場等の経済環境、感染症の拡大・流行等により事業環境が著しく変動した場合、当社の事業運営及び業績は大きな影響を受ける可能性があります。 なお、DX事業については、在宅勤務の普及などにより働き方が変化している中で、業務自動化ニーズの拡大が継続しておりますが、景気動向等によって事業環境が著しく変動した場合、当該事業運営及び業績に大きな影響を受ける可能性があります。 (5) 競争環境の変化について 人材サービス事業において、インターネットを利用した「アルバイト・パートの求人情報(スポットのバイトサービスを含む)」、「派遣社員の求人情報」、「正社員の求人情報」、「専門職領域の求人情報」及び「看護師紹介事業」を提供する競合他社は多数存在しております。 当社では、他社に先駆けたサービスの導入や新機能を継続的に提供することなどにより、ユーザーとの継続的な関係構築のための施策を積極的に行っておりますが、既存事業者内でのさらなる競争激化や、新たな参入事業者との競争において当社が適時かつ効果的・効率的に対応ができない場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 DX事業におきましても、求人情報サービスで培った幅広い顧客及び直販の営業人員という独自の強みを活かし、DXサービスを展開しておりますが、今後、同様の強みあるいは当社にはない強みを持つ競合他社が登場し、これら事業者との競争において当社が適時かつ効果的・効率的に対応できない場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害等について 当社が事業活動を展開する地域において、地震、津波、台風水害、火災等の災害、地球温暖化等の気候変動の進行、感染症の発生及び流行拡大による影響を受ける場合、当社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。これらの事象に備え、大規模地震を想定した初動対応マニュアルの整備や同訓練の実施により事業継続体制の強化に努めるほか、災害時従業員行動ガイドラインの策定、建物等の耐震対策、社内システムのクラウド化、従業員の安否確認システムの導入、定期的な防災訓練の実施、災害用物資の備蓄等の対策を講じております。 なお、感染症の発生及び流行拡大に関しては、対応方針の周知徹底、テレワークの実施等により、従業員の安全確保に努めております。 (7) 人材サービス事業への依存について 2026年2月期の当社売上高548億52百万円に占める人材サービス事業の売上高比率は87.9%(売上高は482億39百万円)と全社の売上高に占める割合が高く、競合激化などにより、当該事業の売上高の変動が当社の事業運営及び業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。そのため当社は、事業ポートフォリオの分散によって安定的な収益基盤を確立するべく、求人広告メディアを主軸とする事業ドメインを拡大し、景気変動を受けにくい求人広告を通じた人材採用の支援に加え、2019年4月よりAI・RPAを活用したサービスの開発及び提供を行う新事業としてDX事業を開始しており、2026年2月期のDX事業の売上高は66億13百万円となりました。
経営成績の分析 (MD&A)6,404字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当社は1997年の創業以来、「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」という企業理念のもと、インターネット求人情報サイトの提供を通じ、顧客企業の人材採用とその活用を支援するとともに、求職者一人ひとりがいきいきと働くことができる環境の構築に貢献すべく事業に取り組んでおります。 2020年2月期より、「Labor force solution company」というビジョンのもと、人材サービスとDXサービスの提供を通して、労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指しています。 当期は、営業力のさらなる強化を図るため、ソリューション体制への変更を行いました。それによる、担当企業の引継ぎ業務が増加した影響で、売上高は548億52百万円(前期比2.7%減)となりました。 また、スポットバイトルの先行投資に加え、体制変更に伴う本社オフィスの拡張、及び2025年新卒社員及び中途社員の採用などの投資を行いました。 その結果、営業利益は91億12百万円(前期比32.0%減)、経常利益は89億90百万円(前期比32.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は59億56百万円(前期比33.5%減)となりました。 セグメント別の概況は、以下のとおりであります。 ① 人材サービス事業 人材サービス事業は、アルバイト・パートの求人情報サイト「バイトル」、スポットのバイトサービス「スポットバイトル」、正社員・契約社員の求人情報サイト「バイトルNEXT」、総合求人情報サイト「はたらこねっと」、専門職の総合求人サイト「バイトルPRO」、医療専門職向け人材紹介サービス「ナースではたらこ」、介護職向け人材紹介サービス「介護ではたらこ」を運営しております。これらのサービスにおいては、当社の強みである営業力、サービス開発力、プロモーション力を活かし、ユーザー及び顧客基盤を拡大することを目指しております。 当期は、担当企業の引継ぎ業務が増加した影響により、新規顧客や過去に取引があった顧客の契約獲得が鈍化したため、人材サービス事業の売上高は軟調に推移しました。 その結果、売上高は482億39百万円(前期比2.9%減)、セグメント利益は152億8百万円(前期比17.3%減)となりました。 ② DX事業 DX事業は、2019年9月から、中堅・中小企業に特化した商品設計により導入が容易でシンプルな機能、かつ中堅・中小企業向け価格設定であるSaaS型のDX商品「コボット」シリーズの提供を通じ、中堅・中小企業のDX化を支援しております。 当期は、地図検索における表示順位向上により顧客企業の販促活動を支援する「集客コボットfor MEO」の売上が順調に伸長しましたが、応募者との面談スケジュールの自動調整等を行う「面接コボット」や派遣会社の営業先リスト自動作成等の営業支援を行う「HRコボット」のほか、職場紹介動画をはじめとするバイトルの独自機能を活かして企業の採用ページを作成する「採用ページコボット」がメディアサービスの契約社数減少に伴い売上が減少いたしました。 その結果、売上高は66億13百万円(前期比1.6%減)、セグメント利益は37億10百万円(前期比9.4%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、90億39百万円となりました。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は99億65百万円(前期比64億88百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益90億84百万円、減価償却費41億89百万円等が、法人税等の支払額47億64百万円等を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は110億76百万円(前期比58億27百万円の増加)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入70億円等が、定期預金の預入による支出127億円、無形固定資産の取得による支出47億39百万円等を下回ったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は50億20百万円(前期比71億43百万円の減少)となりました。これは主に配当金の支払額51億59百万円等によるものであります。 (生産、受注及び販売の実績) (1) 生産実績 当社の主たる業務は、インターネットを利用した求人情報掲載、医療専門職と介護職の人材紹介及びDXサービスの提供であり、これらの提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 (2) 受注実績 生産実績と同様の理由により、記載を省略しております。 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 金額(千円)   前年同期比(%) 人材サービス事業   48,239,019   △2.9 DX事業   6,613,740   △1.6 合計   54,852,760   △2.7 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 (1) 財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における連結財務諸表の流動資産の合計は258億69百万円であり、前連結会計年度末と比較して3億94百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少4億17百万円、受取手形及び売掛金の減少3億61百万円、その他の流動資産の増加4億8百万円であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における連結財務諸表の固定資産の合計は240億85百万円であり、前連結会計年度末と比較して1億57百万円減少いたしました。主な要因は、無形固定資産の増加9億64百万円、投資その他の資産の減少13億34百万円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における連結財務諸表の流動負債の合計は93億50百万円であり、前連結会計年度末と比較して16億96百万円減少いたしました。主な要因は、未払金の増加4億17百万円、未払法人税等の減少20億18百万円、その他の流動負債の増加5億42百万円であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における連結財務諸表の固定負債の合計は34億10百万円であり、前連結会計年度末と比較して1億86百万円増加いたしました。主な要因は、株式給付引当金の増加3億43百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における連結財務諸表の純資産の合計は371億93百万円であり、前連結会計年度末と比較して9億57百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金の増加7億89百万円であります。 (2) 経営成績の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(業績等の概要) (1) 業績」をご参照ください。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社の事業には、景気の変動等による人材ビジネス市場規模への影響や競合他社の状況、法的規制等、経営成績に重要な影響を与えうる様々なリスク要因があります。詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (4) 2027年2月期の見通し 当社は、今期より従来の掲載課金型に加え、新たにCPC(クリック課金)型を導入したハイブリッド戦略を実行し、営業生産性の向上を図ります。2027年2月期の連結業績予想は、掲載課金とCPCのハイブリッド戦略に伴う影響やソリューション体制移行の影響、加えて、スポットバイトル等への先行投資の継続を加味し、売上高は前年比△2.5%~+5.0%、営業利益は50~100億円の計画としております。 CPC導入で一時的な売上高減少の可能性があるものの、直販営業の強みを活かし、掲載件数を伸長させ、早期の売上再成長を図ってまいります。 (5) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(業績等の概要) (2) キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の運転資金需要の主なものは、営業活動に係る資金支出では、営業人員を中心とした人件費、求職者及び顧客企業向けの広告宣伝費の支払いであります。投資活動に係る資金支出には、継続的な成長のために不可欠な商用サイト・アプリ等の開発費などがあります。 また、既存事業及び新規事業分野において事業シナジーが見込まれる国内外のベンチャー企業等への出資を継続的に検討しております。2020年3月には、案件発掘機能のさらなる強化、投資検討プロセスの高度化を図るため、投資総額90億円のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」を組成しております。 これらの資金は営業活動から得られるキャッシュ・フローによって充当できておりますが、加えて資金調達の機動性及び安定性の確保を図るため、取引金融機関3行と総額150億円のコミットメントライン契約を締結しており、機動的かつ円滑な資金調達が可能な体制を構築しております。 また、キャッシュアロケーション方針に「成長投資と株主還元を重視したキャッシュアロケーションを行う」を定めております。成長投資は、「既存事業の成長や新規事業創出のための投資」「AIなど先端テクノロジーに関する研究開発、事業に活用するための投資」「事業成長の加速を目的としたM&Aや出資」等です。 株主の皆様への利益還元につきましては、経営の重要な課題の一つとして位置づけております。原則、前期配当額を下限とし、配当性向50%以上を堅持し、年2回の配当を実施します。総還元性向は65%を目安としております。また、キャッシュポジションなどBSの状況、財務目標の達成見通し、株価水準などを総合的に勘案し、追加的な株主還元策を検討いたします。 事業運営に必要な資金運用をマクシマムキャッシュ※とし、原則、それを超える過剰な現預金は保有しません。ただし、単年度では判定せず、中期的な投資機会を慎重に見極めながら、過剰な現預金がある場合は株主に還元いたします。仮に中期的な利益目標の達成が困難な見通しの場合に、BSの状況や株価水準などを勘案の上、ROE目標に近づけるべく追加的な株主還元を検討します。 ※マクシマムキャッシュの考え方 「3か月分の支払いと、その期間における税金・配当金支払いの合計額」 なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移につきましては、以下のとおりであります。 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本比率(%)   76.4   75.0   77.3   71.0   73.7 時価ベースの自己資本比率(%)   445.3   391.7   283.0   221.2   212.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年)   ―   ―   ―   ―   ― インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍)   ―   ―   ―   ―   ― 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注) 1.キャッシュ・フロー対有利子負債比率については、期末有利子負債残高がないため、記載しておりません。 2.インタレスト・カバレッジ・レシオについては、利払いが発生していないため、記載しておりません。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりでありますが、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 ① 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の評価にあたり、グルーピングをサイト別に行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討を行っておりますが、事業計画や市場環境の変化等により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ② 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性について、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 将来の不確実な経済状況の変動等により見直しが必要になった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ③ 投資有価証券 当社グループは、非上場株式等を保有しております。これらの評価において、発行体の超過収益力等に毀損が生じた際に、これを反映した実質価額が取得価額の50%程度以上下落している場合は、減損処理を行うこととしております。 定期的なモニタリングや協業拡大に向けた支援を行っておりますが、投資先の業績動向により、これらの投資の評価に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、非上場株式等の評価については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 ④ 貸倒引当金 当社グループは、売上債権等の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。 なお、貸倒引当金の計上にあたっては、期末時点で入手可能な情報により見積っておりますが、顧客の財務状況等が悪化し支払能力が低下した場合は、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。また、貸倒損失の発生により貸倒実績率が上昇することで、一般債権に係る貸倒引当金の追加計上の可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。