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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ウイングアーク1st

WingArc1st Inc.4432 · Prime · 情報・通信業

帳票(伝票・請求書等)の作成・出力・電子化を担う国内最大手のソフトウェア企業で、主力製品「SVF」の帳票市場シェアは65%。

概要

ウイングアーク1stは、法人向け帳票・文書管理ソフトウェアとデータ分析基盤を提供する情報サービス企業である。主力製品「SVF」は国内帳票市場で65.1%のシェアを持ち、基幹システムとの連携に強みを持つ。2026年2月期の売上収益は309億円、従業員数は1126人、リカーリング収益比率は65.6%に達する。

帳票・文書管理(BDS)とデータ分析(DE)の二つの事業柱

当社は、企業の基幹業務を支える帳票・文書管理ソリューション(BDS)と、データ活用による新たな価値を生み出すデータエンパワーメントソリューション(DE)の二本柱で事業を構成する。BDSでは、帳票作成基盤「SVF」と電子文書管理「invoiceAgent」を提供し、請求書・納品書から公的証明書まで幅広い帳票を扱う。DEでは、高速集計エンジン「Dr.Sum」とダッシュボード「MotionBoard」を主力に、ビッグデータ分析やIoTデータの可視化を実現する。これらのソフトウェアは、ノンプログラミングで直感的に利用できる点が特徴である。

リカーリングレベニューが収益の65.6%を占めるビジネスモデル

当社の収益は、ライセンス販売と導入サービスによる一時収入と、保守・サブスクリプション・クラウド利用による継続収入(リカーリングレベニュー)で構成される。2026年2月期のリカーリングレベニューは202億円で、売上全体の65.6%を占めた。契約継続率は93.4%と高く、この安定した収益基盤が持続的な成長を支えている。リカーリング比率は過去5年間で60%前後から65.6%へと上昇しており、クラウドシフトが進んでいることを示す。

間接販売を主力とする647社のパートナー網

当社の販売モデルは、パートナー企業を介した間接販売が主体である。2026年2月期時点で647社のパートナーと契約しており、大都市圏の大手SIerから地方のSIer、クラウド専門のSIerまで多様な企業が含まれる。パートナー制度「WARP」を通じて、案件の共同創出と営業コストの抑制を実現している。この体制により、日本全国のシステム開発案件をカバーし、効率的な販売活動を行っている。

海外子会社を含むグループ企業の構成

当社グループは、当社と連結子会社8社、持分法適用会社1社で構成される。海外では、中国(文雅科信息技術(上海)有限公司、文雅科信息技術(大連)有限公司)、シンガポール(WINGARC SINGAPORE PTE. LTD.)、オーストラリア(WINGARC AUSTRALIA PTY LTD)に拠点を持つ。また、国内では運輸業界向けの株式会社traevo、公共領域向けのウイングアークNEX株式会社などを子会社化し、特定業界へのソリューション展開を強化している。

業界の中での役割は企業・公的機関の帳票業務基盤とビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアの提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
309億円
営業利益
90億円
営業利益率
29.1%
純利益
65億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01企業向け帳票・文書管理(全業種)主力

帳票作成・出力・管理のソフトウェア「SVF」と電子文書管理プラットフォーム「invoiceAgent」を提供。請求書・納品書等の業務帳票から公的証明書まで、企業・公的機関のDX推進に貢献。国内帳票市場でトップシェアを有する。

主な製品・サービス3
SVF国内シェア首位
帳票作成・出力の基盤ソリューション。ノンプログラミングで複雑な帳票を設計し、PDF・Excel・紙など多彩な形式で出力可能。メーカー・OS非依存で高い汎用性を持つ。
SVF Cloud
SVFのクラウド版。Salesforceやkintone等と連携し、スマートフォンからのリアルタイム出力も可能。Web APIで多様なクラウドサービスと連携。
invoiceAgent
電子文書の保管・管理・流通を一元管理するソフトウェア/クラウドサービス。電子帳簿保存法・インボイス制度に対応し、紙書類の電子送受領を実現。

02企業向けデータ分析・BI(全業種)準主力

データの集計・分析・可視化・意思決定支援を行うソフトウェアを提供。ビッグデータの高速処理が可能な「Dr.Sum」と、直感的なダッシュボード「MotionBoard」が主力。経営層から現場まで幅広く利用される。

主な製品・サービス2
Dr.Sum
企業内外のデータを収集・蓄積・加工・分析するBIソフトウェア。数百億件のデータを数秒で処理し、Web/Excelベースで容易に集計分析可能。クラウド版「Dr.Sum Cloud」も提供。
MotionBoard
情報活用ダッシュボード。多彩なチャートやGIS機能を搭載し、リアルタイムデータ接続が可能。ノンプログラミングでユーザー自身が可視化・分析を実現。IoTデータ分析やリスク検知にも利用。

03企業向けプロフェッショナルサービス副次

大規模案件向けに導入支援サービスや、業界特有の課題(IoT可視化、ビッグデータ分析等)に対する要件定義から導入までの総合的コンサルティングを提供。

製品と技術

帳票基盤「SVF」の高い汎用性と市場シェア65.1%

「SVF」は、当社の主力製品であり、帳票作成・出力の基盤ソリューションである。開発効率化と多様な出力要件に対応し、ノンプログラミングで複雑な帳票フォームを設計できる。PDF、Excel、紙などへの出力が可能で、メーカーやOSの種類に依存しない高い汎用性を持つ。国内帳票市場(帳票運用製品)において65.1%のシェアを占める(2020年度実績)。クラウド版「SVF Cloud」も提供しており、Salesforceやkintoneとの連携やスマートフォンからのリアルタイム出力が可能である。

電子文書管理「invoiceAgent」と法制度対応

「invoiceAgent」は、企業や公的機関で流通する帳票を電子化し、保管から流通までを一元管理するソフトウェア/クラウドサービスである。電子文書の保管・管理を効率化し、電子化された文書からデータを自動抽出して他システムに連携する。改正電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しており、企業は導入により法的要件を満たせる。また、企業間での電子送受領を実現し、紙書類のやり取りを削減する。2025年8月には、電子押印や帳票返信機能の強化を実施した。

BIソフト「Dr.Sum」の超高速データ処理

「Dr.Sum」は、企業内外のデータを収集・蓄積・加工・分析するBIソフトウェアである。数百億件ものビッグデータを数秒で処理できる性能を持ち、WebベースとExcelベースのユーザーインターフェースを備える。システム担当者でなくとも容易に集計分析が可能で、販売や会計など社内データの統合管理に利用される。クラウド版「Dr.Sum Cloud」も提供され、各種クラウドサービスとの連携が容易である。

ダッシュボード「MotionBoard」の多彩な可視化とリアルタイム処理

「MotionBoard」は、情報活用ダッシュボードであり、多様なチャートやGIS機能を搭載する。PC画面にグラフィカルなチャートを自由に配置でき、業務確認から戦略遂行状況の確認まで目的に応じて使い分けられる。リアルタイムデータ接続に対応し、基幹システムやSFA、CRM、外部クラウドと連携して情報を統合・可視化する。ノンプログラミングで利用でき、ユーザー自身で設定可能。IoTデータ分析やリスク検知にも利用される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位SVF帳票市場(帳票運用製品)における市場シェア65.1%(2020年度実績)企業向け帳票・文書管理(全業種)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

帳票・業務効率化ツールで確固たる地位

ウイングアーク1stは電子帳票・文書管理ソリューションで国内SaaS市場において確固たる地位を築く。競合のVRAIN SolutionやCocoliveはAI・ライブ配信など異なる領域に特化しており、直接競合は限定的。2025年2月期売上287億円、営業利益率28.57%と高収益。2026年2月期も29.13%と水準維持を見込む。製品群は「mov」シリーズが主力で、大企業を中心に導入実績豊富。クラウドシフトと顧客ロックインが強みだが、新規市場開拓は課題。

強み

  • 売上高の大部分が定期収益で、営業利益率30%近くと極めて高い収益性を実現。
  • 帳票・文書管理の多機能製品群が顧客の業務に深く組み込まれ、スイッチングコスト大。
  • 大手企業での導入実績が豊富で、安定した継続収入とアップセル機会を確保。
  • 既存顧客のクラウド移行が進み、さらなる収益拡大と顧客定着率向上に寄与。

課題

  • 大企業中心の顧客構成で、中小企業向けの開拓が遅れており市場拡大に限界。
  • 低価格のクラウド帳票サービスやノーコードツールの台頭により、競争が激化。
  • AI-OCRやRPAなど新技術への対応が遅れれば、製品競争力が低下するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がウイングアーク1st

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13778さくらインターネット1,495億円672.3倍
24784GMOインターネット1,483億円24.2倍
34180Appier Group1,363億円40.5倍
49889JBCCホールディングス1,194億円19.5倍
56027弁護士ドットコム1,164億円77.3倍
64432ウイングアーク1st1,159億円17.8倍
76947図研1,092億円19.4倍
82379ディップ1,091億円15.9倍
93762テクマトリックス1,068億円18.7倍
107595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
116183ベルシステム24ホールディングス1,032億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

照明器具メーカーとして歩み始めた1972年

1972年4月、東京都北区において照明器具及び同部品の製造・販売を目的とし、株式会社ヤマギワ工作所として設立された。その後、1990年6月にテックヤマギワ、2004年2月にエイ・ピー・ツーへと商号を変更したが、この間は照明器具関連の事業が主体であった。現在のソフトウェア事業とは直接の連続性を持たないが、企業の起源である。

翼システムからの事業譲受でソフトウェア業に参入した2004年

2004年3月、翼システム株式会社の情報企画事業部(現データエンパワーメント事業)のソフトウェア事業を譲り受け、ソフトウェアの製造・販売を開始した。これが現在の事業の原点である。その後、開発子会社としてHITコミュニケーションズ(2006年)やフォー・クルー(2008年)を設立し、製品開発能力を強化した。また、2009年には中国市場向けに文雅科信息技術(上海)有限公司を設立し、海外展開の第一歩を踏み出した。

持株会社体制への移行とウイングアークブランドの確立(2009-2014年)

2009年11月、会社分割によりデータエンパワーメント事業をウイングアークテクノロジーズに承継し、持株会社体制に移行した。同時に商号を1stホールディングスに変更。その後、2013年12月にモノリスホールディングスによる完全子会社化を経て、2014年3月には子会社3社を吸収合併し、ウイングアーク1st株式会社に商号変更した。これにより、現在の企業体が形成された。

株式上場から非公開化、再上場を経てプライム市場へ(2010-2022年)

2010年12月、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。2012年2月に東京証券取引所市場第二部に上場したが、2013年9月に上場廃止となり一旦非公開化された。2021年3月に再び東証市場第一部に上場し、2022年4月にはプライム市場へ移行した。この間、M&Aによる事業拡大と資本市場での評価を両立させ、上場廃止期間を経て再び時価総額を拡大させた。

M&Aで海外と周辺領域を拡大した2017年以降

2017年5月、オーストラリアのSPACE-TIME RESEARCH PTY LTDを買収し、海外クラウドサービス展開を加速した。同年11月にはリテール向けサービスの強化のため株式会社リテールマーケティングメソドロジーを子会社化。2018年にはクラウドプラットフォーム強化のため株式会社Everforthを完全子会社化した。また、伊藤忠商事や鈴与、データ・アプリケーション、PKSHA Technologyなど複数の企業と資本業務提携を結び、ソリューション共同開発を進めた。

公共・運輸分野への特化と業界特化型子会社の獲得(2022-2025年)

2022年2月、運輸業界のDX推進を目的に株式会社traevoを子会社化。2023年2月には公共領域向けに株式会社スマートバリューと資本業務提携。2024年5月に株式会社トライサーブ、2025年6月にウイングアークNEX株式会社をそれぞれ子会社化し、公共分野でのサービス強化を図った。また、2023年12月には子会社の株式会社リテールマーケティングワンを吸収合併し、グループ再編も進めた。

年表33件を開く

1970年代

  • 1972年4月創業東京都北区において照明器具及び同部品の製造・販売を目的とし、株式会社ヤマギワ工作所を設立

1990年代

  • 1990年6月商号変更商号を株式会社ヤマギワ工作所から株式会社テックヤマギワに変更

2000年代

  • 2004年2月商号変更商号を株式会社テックヤマギワから株式会社エイ・ピー・ツーに変更
  • 2004年3月翼システム株式会社情報企画事業部(注)のソフトウェア事業(現データエンパワーメント事業)を譲受け、ソフトウェアの製造・販売を開始
  • 2006年1月創業開発、機能評価及び検証作業強化のため、当社100%出資でHITコミュニケーションズ株式会社を設立
  • 2008年2月創業当社販売製品の開発のため、当社100%出資で株式会社フォー・クルーを東京都渋谷区に設立
  • 2009年5月創業中華人民共和国における当社製品の販売を目的とし、当社100%出資で文雅科信息技術(上海)有限公司を設立
  • 2009年11月創業会社分割により設立したウイングアークテクノロジーズ株式会社に当社のデータエンパワーメント事業を承継し持株会社体制に移行するとともに、1stホールディングス株式会社(旧1stホールディングス株式会社)に商号変更

2010年代

  • 2010年12月上場大阪証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)(現東京証券取引所JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2011年3月M&Aセキュリティサービス事業を行うバリオセキュア・ネットワークス株式会社(現バリオセキュア株式会社)の全株式を取得し、子会社化
  • 2011年10月M&Aオフショア開発拠点として、大連唯知計算機系統有限公司(現文雅科信息技術(大連)有限公司)を完全子会社化
  • 2012年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2012年11月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)(現東京証券取引所JASDAQ市場)の上場を廃止
  • 2013年5月上場モノリスホールディングス株式会社が株式公開買付により旧1stホールディングス株式会社を完全子会社化
  • 2013年9月上場東京証券取引所市場第二部の上場を廃止
  • 2013年12月M&Aモノリスホールディングス株式会社を存続会社として、旧1stホールディングス株式会社を吸収合併し、1stホールディングス株式会社に商号変更
  • 2014年3月M&A経営基盤強化のため、1stホールディングス株式会社を存続会社として、子会社3社(ウイングアーク株式会社、1stネクスパイア株式会社、ディジタル・ワークス株式会社)を吸収合併し、ウイングアーク1st株式会社(旧ウイングアーク1st株式会社)に商号変更
  • 2016年6月M&AWACホールディングス株式会社を存続会社として、旧ウイングアーク1st株式会社を吸収合併し、ウイングアーク1st株式会社に商号変更
  • 2017年5月M&A海外でのクラウドサービス展開のため、SPACE-TIME RESEARCH PTY. LTD.(現WINGARC AUSTRALIA PTY LTD)の全株式を取得し、完全子会社化
  • 2017年11月M&Aリテール向けサービス強化のため、株式会社リテールマーケティングメソドロジー(現株式会社リテールマーケティングワン)の株式を取得し、子会社化
  • 2018年1月M&Aクラウドプラットフォーム強化のため、株式会社Everforthの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2018年3月共同でのソリューション開発を目的に、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(現ビジネスエンジニアリング株式会社)と資本業務提携
  • 2018年9月共同でのソリューション開発を目的に、伊藤忠商事株式会社及び鈴与株式会社と資本業務提携
  • 2019年11月共同でのソリューション開発を目的に、株式会社データ・アプリケーションと資本業務提携

2020年代

  • 2020年11月新サービスの展開を目的に、株式会社PKSHA Technologyと資本業務提携
  • 2021年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2022年2月M&A運輸業界のDX推進を目的に、株式会社traevoの株式を取得し、子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部から新市場区分(プライム市場)へ移行
  • 2023年2月公共領域における共同でのソリューション開発を目的に、株式会社スマートバリューと資本業務提携
  • 2023年12月M&A完全子会社である株式会社リテールマーケティングワンを吸収合併
  • 2024年5月M&A公共領域でのサービス強化を目的に、株式会社トライサーブの全株式を取得し、子会社化
  • 2024年11月製造業における共同でのソリューション開発を目的に、株式会社シムトップスと資本業務提携
  • 2025年6月M&A公共領域でのサービス強化を目的に、ウイングアークNEX株式会社の全株式を取得し、子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • クラウド成長率(年平均)2027年2月期まで40%
  • リカーリング比率2027年2月期まで75%
  • クラウド比率2027年2月期まで40%
  • EBITDA2027年2月期まで120億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    クラウドビジネスの拡大

    クラウド売上の年平均成長率40%(2022〜2027年度)達成に向け、開発体制を強化し、アライアンスを推進する。優秀なエンジニア獲得のため魅力的な環境を提供し、外部リソースも活用する。

  2. 02

    リカーリングビジネスの拡大

    リカーリングレベニュー比率向上のため、専任組織による顧客管理と離脱防止、追加商材提案を強化する。契約継続率をKPIとして高水準を維持する。

  3. 03

    公共・自治体領域への進出

    自治体情報システム標準化の動きを捉え、自治体向けソリューションを提供し、業務負荷低減とサービス向上に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で1,126人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は761万円で、5期前と比べて+1.3%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は6.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年2月75140.03.7692
2022年2月75240.44.3717
2023年2月75340.14.5799
2024年2月74840.45.0881
2025年2月75640.85.51,002818
2026年2月76141.06.21,126799

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 9 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都港区1,931百万円
秋葉原DataEmpowermentBase — 東京都千代田区521百万円
北九州オフィス — 福岡県北九州市小倉北区125百万円
大阪オフィス — 大阪府大阪市北区83百万円
札幌オフィス — 北海道札幌市北区76百万円
主な関係会社
  • 国内
    ウイングアークNEX株式会社(注)5
    大阪府大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トライサーブ
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Everforth
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社traevo (注)1
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    文雅科信息技術(大連)有限公司
    中華人民共和国 遼寧省大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    文雅科信息技術(上海)有限公司(注)1
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    WINGARC SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール 共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    WINGARC AUSTRALIA PTY LTD (注)1
    オーストラリア メルボルン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シムトップス
    東京都品川区 · 持分法適用会社
    議決権22.7%
  • 国内
    伊藤忠商事株式会社(注)3
    大阪市北区 · その他の関係会社
    議決権22.0%
  • 国内
    東芝デジタルソリューションズ株式会社(注)4
    川崎市幸区 · その他の関係会社
    議決権13.2%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    自動車運送事業におけるICTを活用した運行管理の高度化に係る調査事業
    国土交通省 · 2021-05-14
    2,099万円
  • 調達
    自動車運送事業におけるICTを活用した運行管理の高度化に係る調査事業
    国土交通省 · 2022-06-15
    1,422万円
  • 調達
    自動車運送事業におけるICTを活用した運行管理の高度化に係る調査事業
    国土交通省 · 2021-03-09
    1,267万円
  • 調達
    令和4年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(百貨店及び取引先等で活用されるEDI等デジタル化の普及に向けた課題等調査)
    経済産業省 · 2022-11-02
    842万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は309億円営業利益90億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.7%、利益が+9.8%。

売上高
+7.7%
309億円
営業利益
+9.8%
90億円
純利益
+10.2%
65億円
営業利益率
29.1%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高343億円309億円
営業利益106億円90億円
純利益74億円65億円
1株あたり配当¥108¥108

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は78億円、営業利益は22億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+9.9%、営業利益は−8.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q692637.718
2024年2Q662131.816
2024年3Q621625.811
2024年4Q619
2025年1Q712433.817
2025年2Q782633.319
2025年4Q1383223.223
2026年2Q1474127.929
2026年4Q1624930.236
2027年1Q782228.216

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年2月期からの10期で、売上は117億円から309億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は29.1%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
海外でのクラウドサービス展開のため、SPACE-TIME RESEARCH PTY. LTD.(現WINGARC AUSTRALIA PTY LTD)の全株式を取得し、完全子会社化
2017年2月1171716
クラウドプラットフォーム強化のため、株式会社Everforthの全株式を取得し、完全子会社化
2018年2月1564029
2019年2月1734733
2020年2月1875541
東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2021年2月1833225
運輸業界のDX推進を目的に、株式会社traevoの株式を取得し、子会社化
2022年2月1985944
完全子会社である株式会社リテールマーケティングワンを吸収合併
2023年2月2235944
公共領域でのサービス強化を目的に、株式会社トライサーブの全株式を取得し、子会社化
2024年2月2587354
公共領域でのサービス強化を目的に、ウイングアークNEX株式会社の全株式を取得し、子会社化
2025年2月287828328.659
2026年2月309909129.165

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高309億円のうち、営業利益として残るのは90億円29.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は65億円、売上の21.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金70.9%219億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益29.1%90億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+20.7pt
29.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+14.4pt
21.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.6pt
14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年2月期は営業CFが72億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは43億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は133億円で、売上の5.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年2月58−278285−22066
2018年2月49−24−442547
2019年2月33−16−301734
2020年2月66−4−466250
2021年2月50−1−464952
2022年2月64−5−215990
2023年2月69−10−3759112
2024年2月78−16−4562130
2025年2月82−17−4865147
2026年2月72−29−5843133

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年2月期の総資産は735億円。このうち返さなくてよい自己資本が470億円で、自己資本比率は64.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年2月55517238331.0
2018年2月54917237731.3
2019年2月54719335435.2
2020年2月57923534440.6
2021年2月55925730245.9
2022年2月58930528451.8
2023年2月62634528155.2
2024年2月66039126959.3
2025年2月68441826661.1
2026年2月73547026564.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
133億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
292億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
265億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中47位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中342位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
29.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,310で、1年前と比べて+2.5%過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。

¥3,310-3.8%1ヶ月+9.6%1年+2.5%時価総額1,159億円
過去52週の値幅
安値¥2,216高値¥3,810

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.8倍
PBR2.52倍
配当利回り3.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は急騰中、7月29日には3230円(+5.7%)と上昇、1か月で37.8%高。25日移動平均線(2635円)を22.6%上回り、75日線(2575円)も大きく上回る。52週高値3875円から16.6%下だが、直近の急騰で高値圏に接近。RSI84.4と買われ過ぎ。出来高35.2万株と直近平均を上回る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは15.9倍と業界平均30.0倍を下回り割安感があるが、PBRは2.3倍と平均3.5倍を下回る。ROEは14.6%で安定し、配当利回り3.65%は平均3.46%と同水準。ただし配当性向が88.5%と高く、今後の増配余地は限定的。成長性とバリュエーションはバランスが取れている。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.8倍47.9倍
PBR2.52倍2.96倍
ROE14.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益で安定成長だが、株価は調整。強気派は堅調な業績と高いスイッチングコストによる持続的成長を評価。弱気派は成長鈍化懸念とバリュエーション低下を指摘。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率約29%と非常に高収益。

  • 安定成長

    売上高は年率約10%成長。継続的なストック収益。

  • スイッチングコスト

    基幹システムと連携し、顧客の乗り換え障壁が高い。

  • 安定した増収基調と営業利益成長2026年2月期影響

    売上高287億→309億、営業利益82億→90億と9.8%増。SaaSの継続収入が寄与。

  • 高い営業利益率28.6%を維持通年影響

    営業利益率が約29%と高水準。収益性の高いビジネスモデル。

  • 配当利回り3.65%の安定配当通年影響

    予想配当利回り3.65%と高く、インカムゲインを求める投資家の支持。

  • クラウド需要拡大による市場成長継続影響

    企業のDX推進でSaaS需要拡大。具体的な寄与額は不明だが追い風。

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化懸念

    売上高成長率が鈍化。市場が成熟。

  • 株価調整

    年初来16.7%下落。投資家の期待低下。

  • 競合の台頭

    SaaS市場に新興企業が参入し、競争が激化。

  • 競合激化による価格競争リスク継続影響

    大量のSaaS競合が存在。シェア低下や値下げで営業利益率が低下する可能性。

  • 売上成長率の鈍化懸念2026年2月期以降影響

    売上成長率が11%から7%に低下。市場成熟でさらなる鈍化も。

  • PER16倍とバリュエーション割高感決算発表後影響

    PER15.9倍は業種平均並みだが、成長鈍化時には割高と見なされるリスク。

  • 大口顧客依存のリスク不定影響

    特定顧客への依存度が高い場合、契約喪失で業績に影響。データからは不明だが一般的リスク。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長持続性を確認。
営業利益率
収益性の維持・向上。
ARR(年間経常収益)
ストック収益の指標。
解約率
顧客定着率の測定。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり108で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.26%。

年間配当
¥108
1株あたり
配当利回り
3.26%
いまの株価に対して
配当性向
88.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年2月4368.5
2024年2月7982.680.9
2025年2月10432.199.4
2026年2月1040.088.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥108

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ4,000人。区分でいちばん多いのは事業法人38.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.2%を占め、残る45.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人54.546.143.538.738.638.6
外国法人39.218.821.925.228.826.7
個人・その他6.318.616.716.215.516.4
金融機関14.417.117.015.715.6
証券会社2.00.82.81.42.7
自己株式1.60.70.70.70.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01IW.DXパートナーズ株式会社21.83
02東芝デジタルソリューションズ株式会社13.15
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.99
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.91
05モノリス有限責任事業組合4.00
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.12
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UKUC UCITS CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.73
08BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.77
09MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.76
10鈴与株式会社1.53

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近20
  • 2026-08-26
    IW.DXパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    21.83%
    -2.67pt
  • 2026-08-07
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.72%
    -2.33pt
  • 2026-07-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.81%
    -1.19pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.22%
    +1.07pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.85%
    -0.77pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.28%
    -0.57pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.35%
    +1.13pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.52%
    +1.17pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    10.00%
    +0.48pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    10.00%
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.62%
    -1.38pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.50%
    +0.43pt
  • 2026-06-17
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.15%
    +0.65pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.61%
    +0.39pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.15%
    +0.54pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.27%
    +1.12pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.31%
    +1.04pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.42%
    +1.11pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.90%
    +0.48pt
  • 2026-06-17
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.90%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+271%、1株純資産は10期で+146%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年2月515519.2
2018年2月9455117.0393.0
2019年2月10661718.1120.8
2020年2月13175419.1
2021年2月7983610.0281.9
2022年2月13290215.59.567.0
2023年2月1301,01213.513.668.5
2024年2月1581,13614.718.980.9
2025年2月1721,21014.720.199.4
2026年2月1881,35514.614.688.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額379百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
内野弘幸取締役会長69202,400
田中潤代表取締役 社長執行役員 CEO49249,700
島澤甲取締役 執行役員 事業統括担当 CTO45157,300
藤本泰輔取締役 執行役員 CFO56160,800
山澤光太郎取締役694,200
矢島孝應取締役6910,200
岡田俊輔取締役63
飯泉香取締役561,100
大江修子監査役53
浅枝芳隆監査役70
岩下成規常勤監査役66
小野陽子取締役54
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
小林貴恵監査役42

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4166678031278
社外取締役32973612
社外監査役3313110

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,848字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 現在、スマートフォンやIoTの普及により、日々生み出されるデータは加速度的に増加しております。当社グループは、この様々なデータ(ビッグデータ)を「新しい資源」として捉えており、この資源を活用して企業や社会に様々な価値をもたらすソフトウェア及びサービスの提供を行っております。 当社グループは、当社、連結子会社8社および持分法適用会社1社で構成されており、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしておりますが、提供しているソフトウェア及びサービスの性質により、企業の基幹業務を支える「帳票・文書管理ソリューション」と、様々なデータを活用し、今までにない新たな価値を生み出す「データエンパワーメントソリューション」の2つに売上収益を区分しております。 [帳票・文書管理ソリューション(BDS)] 帳票・文書管理ソリューションでは、帳票に関する業務基盤として国内で最も多く利用されているソフトウェア及びそれらをベースとしたソリューションを提供しています。請求書、納品書、発送伝票、eチケットなどの業務帳票から公的機関が発行する各種証明書まで社会の様々な場所で帳票の作成や出力、管理に利用されています。主力の「SVF」は、帳票の作成や出力を担っています。現在では「SVF」での帳票出力の85%はデジタル化されています。文書管理基盤の「invoiceAgent」と合わせて企業、公的機関の多くでデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に貢献しています。 当社グループは帳票ソフトウェアの先駆者として、多くの顧客にご利用頂いており、機能の豊富さやシステムの安定性等が評価されております。その結果、「SVF」の帳票市場(帳票運用製品)における市場シェアは、65.1%(注)となっております。主なソフトウェア及びサービスは以下のとおりです。 (注)デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社発刊 ミックITリポート2021年11月号「帳票設計・運用製品の市場動向 2021年度版」図表2-3.[運用]製品のベンダー別売上・シェア動向 2020年度実績 (主な連結会社) 当社、文雅科信息技術(大連)有限公司、文雅科信息技術(上海)有限公司、 WINGARC SINGAPORE PTE. LTD. (a)SVF 当社グループの主力製品である「SVF」は、帳票開発の効率化と多様な出力要件に応えるための帳票基盤ソリューションです。「SVF」は、日本固有の複雑な帳票フォームをノンプログラミングで直感的に設計し、PDF、Excel、紙などへ多様な形式で出力できるソフトウェア/ソリューションです。独自開発のソフトウェアにより高い汎用性を有しており、メーカーやOSの種類に依存しない帳票運用を実現しています。企業や公的機関の多くで複数のシステムを共通化した帳票基盤として活用されており、システム運用の効率化や内部統制の強化に貢献しています。 「SVF Cloud」は、従来の「SVF」の強みに加え、柔軟性とリアルタイム性を兼ね備えた帳票クラウドサービスです。クラウド上でのSFAサービスを提供している株式会社セールスフォース・ドットコムと連携した「SVF Cloud for Salesforce」やビジネスプラットフォームを提供しているサイボウズ株式会社と連携した「SVF Cloud for kintone」を提供しております。更に、Web API機能により様々なクラウドサービスと連携し、企業間のシステムの違いやシステム変更にも柔軟に対応することができます。また、外出先で、スマートフォンやタブレットからその場でPDFの見積書を出力する、といったリアルタイム性が求められる場面での利用も可能となっております。 (b)invoiceAgent 「invoiceAgent」は、企業や公的機関で流通している帳票を電子化し、保管から流通までを一元管理することで、生産性の大幅な向上を実現するソフトウェア及びクラウドサービスです。「invoiceAgent」は、電子文書の保管・管理業務を効率化するとともに、電子化された文書からデータを自動的に抽出し、他の業務システムにシームレスに連携させることができます。さらに、企業間で紙をベースにやり取りされている見積書や請求書等の書類をプラットフォーム上で電子的に送付・受領を行うことが可能で、関連する業務の大幅な効率化が可能です。また、2022年1月に施行された改正電子帳簿保存法及び2023年10月に導入されたインボイス制度に対応しており、企業は「invoiceAgent」を導入することによりこれらの法的要件を満たすことが可能となります。 [データエンパワーメントソリューション(DE)] データエンパワーメントソリューションでは、エンドユーザーに対して、ソフトウェアの販売、クラウドサービス、保守サポートの提供を主に行っております。これらは様々な種類のデータを組み合わせ、分析することにより、気づきや今までにない価値を生み出すビジネスの基盤となる(一般的にビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)と呼ばれる)ソフトウェア及びそれらをベースとしたソリューションを提供しています。生産性の向上やビジネスプロセスの効率化による経営スピードの向上を実現することをコンセプトとし、データの集計、分析、可視化、意思決定支援というデータ活用の一連の流れをカバーしております。企業の業務プロセス等に組み込まれるなどして、経営者から現場の業務担当者まで多くの方々にご利用頂いております。 主なソフトウェア及びサービスは以下の通りです。 (主な連結会社) 当社、株式会社Everforth、株式会社traevo、ウイングアークNEX株式会社、WINGARC AUSTRALIA PTY LTD (c)Dr.Sum 「Dr.Sum」は、企業内外のデータを収集、蓄積し、そのデータを加工・分析することによって企業の意思決定に活用することを目的としたソフトウェアです。数百億件ものビッグデータを数秒で処理できる性能と、ユーザーが使い慣れたwebベースとExcelベースのユーザーインターフェースを備えており、システム担当者でなくともビッグデータの集計や分析を容易に行うことが可能となっております。また、「Dr.Sum」上で販売や会計といった社内の様々なデータを統合管理することで、企業を支える情報分析基盤として利用されております。また、様々なクラウドサービスの普及によりクラウド上に存在するデータが加速度的に増加しているため、クラウドサービスとの連携が容易な「Dr.Sum Cloud」のニーズも拡大しております。 (d)MotionBoard 「MotionBoard」は、企業をとりまく様々なデータを価値ある情報に変え、企業にイノベーションをもたらすことをコンセプトとした情報活用ダッシュボードです。 第一の特徴は多彩な表現力です。PC画面上にグラフィカルな数多くのチャートを自由に配置可能で、業務内容の確認から事業戦略の遂行状況の確認まで、目的に合わせた使い方が可能です。また、GIS機能を備えており、位置情報を持つデータを地図上にプロットすることが可能です。これにより、競合店舗情報と人口動態情報を組み合わせた店舗戦略や走行情報を利用したトラックの運行管理等、新しい情報活用の形が生まれております。第二の特徴は、リアルタイム処理です。「MotionBoard」は、基幹システム、情報系システム、SFAや CRM、外部のクラウドサービス等様々なデータソースとリアルタイムに接続し、これらの情報を一つのチャート上で統合し、分析して可視化することができます。またノンプログラミングで利用できることが特長で、多くは企業内のシステムに組み込まれる形で利用されています。近年では、Salesforceと連携した営業の生産性向上や小売業でのビッグデータ活用に加え、IoTで発生するデータの分析、可視化や閾値の設定によるリスク検知等にも利用されています。第三の特徴は、高いメンテナンス性です。通常、情報システムの構築は、高度な知識を持ったシステム担当者が行うことが一般的ですが、「MotionBoard」は、ユーザーが自由な発想で可視化や分析を行うことを想定しているため、データの設定から表示項目やチャートの選定、配置までユーザー自身で行うことが可能です。これにより、業務フローの変更等にも迅速に対応できます。 (e)プロフェッショナルサービス 当社グループのソフトウェア及びサービスは、導入が容易であることが特徴の一つですが、大規模案件では、複雑なシステム要件が発生することがあります。そのような場合には、システムに熟知した当社の技術スタッフが、導入支援サービスの提供を行っております。また、近年では、製造業でのIoTを用いた工場の可視化や小売業でのビッグデータ分析といった業界特有の課題解決のニーズが増加しており、このような要望に対しては、社内の専門チームが要件定義から導入まで、総合的なコンサルティングサービスを提供しております。 [用語の説明] 本書において使用しているIT業界特有の主な用語についてご説明いたします。 用語   説明 SIer   システムインテグレーター(System Integrator)の略。主に企業のシステム構築、運用業務を一括して請け負う事業者。 IoT   Internet of Thingsの略。通信技術やインフラの発達により、インターネットを介して、あらゆるものがネットワークにつながること。 AI   Artificial Intelligenceの略。人間の脳が行っているような認識や判断といった作業を自律的に行うソフトウェアやシステム。 SFA   Sales Force Automationの略。案件管理や見込管理等、企業の営業活動の効率化を目的とするソフトウェアやシステム。 CRM   Customer Relationship Managementの略。顧客属性や対応履歴を管理し、顧客ごとに最適な対応を行うことで、長期的に良好な関係を築き、結果として収益の最大化を目的とするソフトウェアやシステム。 API   Application Programming Interfaceの略。外部の他のプログラムから機能やデータなどを呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めたもの。開発効率やシステム間連携が大幅に向上する。 BI   ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)の略。企業活動によって生じた様々なデータを集計・分析し、企業の意思決定を支援するソフトウェアやシステム。 GIS   Geographical Information Systemの略。デジタル化された地図情報と位置情報を持ったデータを統合し、情報全体の視覚的な把握を可能とするソフトウェアやシステム。 KPI   Key Performance Indicatorの略。企業における業績管理評価のための重要な指標。 DX   デジタルトランスフォーメーションの略。企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。 事業系統図は次のとおりであります。 [事業系統図] (注) 上記系統図の子会社は当社グループの事業上重要なものについて記載しております。
経営方針・対処すべき課題5,245字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (経営方針) 当社グループは、「Empower Data, Innovate the Business, Shape the Future.情報に価値を、企業に変革を、社会に未来を。」というビジョンを掲げており、社会に存在する様々なデータを活用することで、多くの企業にイノベーションをもたらし、その結果として、より良い社会を実現することを目指しております。現在、スマートフォンやIoTの普及により、日々生み出されるデータは加速度的に増加して、働き方改革等による業務の効率化のニーズも高まっております。当社グループは、この様々なデータ(ビッグデータ)を「新しい資源」として捉えており、この資源を活用して企業や社会に様々な価値をもたらすソフトウェア及びサービスの提供を行っております。 (当社グループの強みと経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) ・独自のテクノロジー 当社グループは、創業以来、企業の情報活用に特化した独自の技術開発に取り組んできました。超高速集計、データの仮想統合、IoTデータのリアルタイム処理は代表的な特長的技術であり、当社グループの競争力の源泉となっています。それぞれ技術は高度で難解なものですが、「誰でも簡単」に利用することができ、素早く効果をあげられるようにシンプルで直観的に使用できるユーザーインターフェイス(UI)を備えたソフトウェア及びサービスとして提供しております。なお、研究開発活動及びソフトウェア開発のコア部分は、すべて自社グループ内で行っております。 ・強力なビジネスチャネル 当社グループの販売モデルは、パートナーを介した間接販売が主となっております。大都市圏で大企業や官公庁の大型案件を得意とするSIerや地方を拠点とするSIer、特定領域に特化したコンサルティングファームやクラウドシステムの構築を専業とするクラウドSIer等多くのパートナー企業と契約しており、日本全国のシステム開発案件をカバーするソリューション/サービス提供体制を構築しております。これにより、継続的な案件創出と営業コストの抑制が可能となり、効率的な販売活動が可能となっております。なお、2021年2月期に、当社グループのソフトウェア及びサービスの販売だけではなく、パートナーとともに新たな市場を開拓していくという考えのもとパートナー制度を改定しました。今後もパートナーとより良い関係を築き、双方のビジネスの発展に努めてまいります。 -契約パートナー数推移(注) (社) 決算年月   2022年2月   2023年2月   2024年2月   2025年2月   2026年2月 契約パートナー数(累計)   535   547   587   621   647 (注)当社パートナー向けプログラム「WingArc1st Relationship Platform(WARP)」において、各契約カテゴリーでの期末時点における解約パートナーを除いた契約パートナー数の合計。 ・厚いリカーリングレベニュー 当社グループが提供するソフトウェア及びサービスについては、ソフトウェアライセンスや導入時のサービス提供等継続的な契約を前提としない取引と、ソフトウェアの保守サポート契約、サブスクリプション契約やクラウドサービスの利用契約のような継続的な契約を前提とした取引により構成されています。継続的な契約を前提とした取引は、導入企業が増加するにつれて年々売上収益が積みあがるリカーリングビジネスと呼ばれる収益モデルであり、これらのビジネスから得られる収益(リカーリングレベニュー)は、当社グループの収益の安定化と継続的な拡大に大きく貢献しております。 -リカーリングレベニュー (単位:百万円) 決算年月   2022年2月   2023年2月   2024年2月   2025年2月   2026年2月 ライセンス/サービス(注)1   7,657   8,884   9,844   11,213   10,657 リカーリング(注)2   12,175   13,464   15,908   17,494   20,288 売上収益合計   19,833   22,349   25,752   28,708   30,945 リカーリング比率   61.4%   60.2%   61.8%   60.9%   65.6% (注)1.ソフトウェアライセンスや導入時のサービス提供等継続的な契約を前提としない取引に係る売上の合計。 2.保守、サブスクリプション(ソフトウェアの購入ではなく、利用期間に応じて料金を収受する契約形態)、クラウド等、継続契約を前提とした取引に係る売上の合計。 また、当社グループは契約継続率をリカーリングビジネスの最も重要なKPIの一つとしております。高い契約継続率を維持することによって、既存の契約は最大限維持しつつ、新規契約を積み上げ、持続的な成長を実現してまいります。 -契約継続率(注)1 決算年月   2022年2月   2023年2月   2024年2月   2025年2月   2026年2月 契約継続率   93.2%   95.6%   94.0%   93.7%   93.4% (注)1.「SVF」「invoiceAgent」「Dr.Sum」「MotionBoard」の保守契約において、当該期間の更新対象契約の総数に対して実際に契約が更新された金額ベースでの割合。 上記の他、EBITDAを重要な指標としており、2026年2月期の目標数値及び実績は以下となります。 (単位:百万円) 目標数値   実績   増減   増減率 EBITDA   10,400   10,526   126   1.2% (参考)売上収益   30,300   30,945   645   2.1% 当社グループは、日本国外に拠点を置く多くの外資系ソフトウェアベンダーと異なり、自社内に営業、開発、サポートすべての機能を有しております。これにより、営業部門やサポート部門が収集した様々な顧客ニーズを開発部門が素早く製品化するといったことが可能となり、当社グループの強みの一つとなっております。 (経営環境) 当社グループの主要な市場である国内ソフトウェア市場は、企業の業務効率化や競争力強化のためのDX投資が引き続き拡大。加えて総務省やデジタル庁が主導する2025年度末を移行期限とする「自治体情報システムの標準化」に関するシステム更新が各自治体で進んでおり、公共領域でのIT投資も活発になっております。 このような状況のもと、我が国のソフトウェア市場は2023年度から年平均7.8%成長し、2028年度(予測)には3兆6,637億円となることが見込まれております(注1)。また、DXの進展に伴い、クラウドサービスの利用がコミュニケーション等でのフロント領域からより内部の業務システムに拡大し、さらにAIと様々なクラウドサービスの連携が進むことからクラウド市場は今後大きく拡大すると予想されており、2023年度から年平均10.9%成長し、2028年度(予測)には2兆9,078億円に達することが見込まれております(注1)。 (注)1.株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2024年版」ソフトウェア市場規模推移(ソフトウェア市場、SaaS/PaaS市場) (成長戦略) 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、企業は働き方改革や新しい環境での競争力強化のため、DXに積極的に取り組んでおります。また、2022年1月にリモートワークやペーパーレスを後押しする改正電子帳簿保存法が施行(2024年1月本格施行)、2023年10月にはインボイス制度が導入され、企業間取引に関する文書の電子化が急激に進展しております。当社は、このような市場の大きな変化をチャンスと捉え、2022年1月に5か年の「中期経営方針」を発表しました。「企業のDXを推し進めるデータプラットフォームの実現」を柱に据え、主にクラウドビジネスでの大きな成長を計画しております。このプラットフォームをベースに、BDSは企業間取引の変革を実現する「企業間DX」、DEはデータの価値を最大限に高め、生産性の向上や新しいビジネスの創出に資する「企業内DX」に取り組んでまいります。当該期間中に当社が達成を目指す目標は以下となります。 <中期経営目標> ・クラウド成長率 40%(2022年2月期~2027年2月期平均) ・リカーリング比率 75%(2027年2月期) クラウド比率 40%(2027年2月期) ・EBITDA 120億円(2027年2月期) (優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) (1)クラウドビジネスの拡大 現在の当社グループの売上収益の大半は、ソフトウェアから生み出されておりますが、企業のDXへの取組みが広がる中、迅速な導入が可能で初期コストが低く、他のシステムとの連携が容易なクラウドサービスの市場は拡大しております。このような環境の中、当社は2022年1月に発表した「中期経営方針」でクラウドをベースとした「企業のDXを推し進めるデータプラットフォームの実現」を掲げ、2022年2月期から2027年2月期のクラウド売上の年平均成長率40%及び2027年2月期の全社売上に占めるクラウド売上比率40%を目標としております。なお、2026年2月期におけるクラウド売上の成長率は前期比34.9%、全社売上に占めるクラウド売上比率は22.9%であるため、目標達成に向けクラウドサービスの強化を進めてまいります。 ・開発体制の強化 当社グループでは、クラウドサービスに関する継続的な新機能の開発や性能向上のため、開発体制の強化を進めておりますが、優秀なエンジニアの獲得はますます難しい状況になっております。最先端技術への積極的な取組みや働き方改革を進め、エンジニアにとって魅力的な環境を提供するとともに、外部リソースも活用し、柔軟な開発体制を構築してまいります。 ・アライアンスの推進 当社グループが提供するクラウドサービスは、当社グループのみがサービスを提供するのではなく、様々な特徴を持つ企業と密に連携することで、スピーディに包括的なサービスを提供することを目指しております。今後もサービスレベル向上のため、様々な企業との連携を行ってまいります。 (2)リカーリングビジネスの拡大 当社グループは、製品、サービスの一度限りの提供ではなく、継続的に顧客にサービス提供を行い、その対価をサービスの提供期間に応じて受け取る「リカーリングビジネス」を推進しております。「リカーリングビジネス」の利点は、業績の安定化、業績の予見性の向上、顧客とのリレーションシップの維持等ですが、一方で、顧客の維持管理コストの増加等のデメリットもあります。そのため、当社は「リカーリングビジネス」に特化した部署を組織し、上述したシステムによる効率的な顧客管理と専任チームによる離脱防止対策を行うとともに、顧客への追加商材の提案による売上の向上を目指しております。なお、2026年2月期における「リカーリングビジネス」に係る売上である「リカーリングレベニュー」の売上全体に占める比率(リカーリング比率)は65.6%であり、売上の拡大と共に当該比率の向上に努めてまいります。 ・契約継続率の維持向上 「リカーリングビジネス」は一度契約して頂いた顧客に如何に継続的にご利用いただくかが最も重要となるため、当社グループでは、「契約継続率」をKPIとしております。専門部署にて顧客の利用状況や課題をヒアリングし、きめ細かな対応を行うことにより、当該数値の維持向上に努めております。2026年2月期における「契約継続率」は93.4%となり、引き続き高い水準を維持しております。 (3)公共・自治体領域への進出 総務省やデジタル庁が中心となり、人的・財政的負担を軽減し、地域の実情に即した住民サービスの向上に注力できるようにするとともに、新たなサービスの迅速な展開を可能とすることを目指し、各自治体の情報システムを標準化する取り組みが2025年度を目途に進められております。当社グループは、これまでも多くの自治体にソフトウェアやクラウドサービスを提供してまいりましたが、今後は新たな自治体向けソリューションを提供し、自治体職員の業務負荷低減や自治体サービス向上に資する取り組みを行ってまいります。
事業等のリスク9,198字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資家の皆様に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。また、以下の記載は当社株式の投資に関連するリスクのすべてを網羅するものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)情報通信業における技術革新等への対応について 当社グループの属する情報通信業は、技術革新が絶え間なく起こり、これにより新しいソフトウェアやサービスが次々に生み出される、変化の激しい業界となっております。近年においても、生成AI、IoTなどの新しい技術が注目されておりますが、それらの新技術に対応したソフトウェアやサービスの提供ができるよう、当社グループとしても研究開発を続けております。しかしながら、これら新技術が普及せず、また、今後新しい技術への対応が遅れた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの帳票・文書管理ソリューションの主力製品である「SVF」は、企業の基幹業務に必須である請求書や納品書等の帳票類の設計・運用を行うソフトウェア及びサービスであり、企業における帳票類の使用頻度が減少した場合には、これらの製品の需要が減少する可能性があります。 (2)競合について 各種調査レポートによると、帳票市場及び電子帳票市場に位置づけられる「SVF」「invoiceAgent」及びビジネスインテリジェンス市場に位置づけられる「Dr.Sum」「MotionBoard」は、類似製品と競合する状態にあります。当社グループは、機能の強化や品質の向上を目的としてバージョンアップ製品の市場投入を継続的に行っていくことを予定しておりますが、当社グループの開発方針の策定に当たり市場動向を的確に捉えることができなかった場合には、競合製品に対し当社グループ製品の優位性が相対的に低下する、あるいは競合各社の価格戦略によりシェアが縮小する等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)製品の不具合(バグ等)の発生可能性について 当社グループは、新製品開発及び既存製品の性能向上、機能追加等の研究開発に当たり、品質管理の向上を念頭に置いて活動しており、品質管理部門の設置等により品質管理の徹底を図り、不具合等の発生防止に努めております。一般的にソフトウェアは高度化、複雑化すると不具合を完全に解消することは不可能と言われており、当社グループのソフトウェアにおいても、各種不具合が発生する可能性は否定できません。また、当社グループにて提供するクラウドサービスにおいても、同様に各種不具合が発生する可能性は否定できません。現時点まで当社グループの責任による不具合の発生により、業績に多大な影響を与えたことはありませんが、当社グループの製品やサービスに致命的な不具合が発生することにより、コストが発生するとともに、その不具合を適切に解決できない場合、当社グループの信用力が低下し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)製品開発について 当社グループにおいては、技術部門を中心に開発計画を立案し、当該計画に基づき製品開発を進めております。しかしながら、「(3)製品の不具合(バグ等)の発生可能性について」に記載のとおり、ソフトウェア及びクラウドサービスには何らかの不具合が発生する可能性があり、顧客に販売するのに十分な品質が確保されていないと判断した場合、追加の開発・検証作業等を要することとなり、ソフトウェア及びクラウドサービスの販売開始時期が遅延し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。上記以外にも、市場のニーズに合致していない等の理由により当社グループの新製品が市場で受け入れられない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、開発期間は長期間に及ぶこともあるため、その間の顧客の需要動向又は当社グループの販売戦略の変化、若しくは当初想定していた機能の実装が技術的に困難であることが明らかとなった場合等、当該製品の販売開始前に開発を中止することもあります。その場合には、開発に要したコストを回収することができなくなるため、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)販売方法等について 「SVF」、「invoiceAgent」、「Dr.Sum」、及び「MotionBoard」といったソフトウェアの販売先はSIerが中心となっており、システム開発の過程において当社グループのソフトウェアを組み込む、若しくは当社グループのソフトウェアを利用してシステムを構築する形で使用されております。売上の大半を占めるSIerの法令違反や情報漏洩等により正常に事業活動を行うことが難しい場合や緊急事態宣言等経済活動の停止を伴う措置が講じられる場合等、SIerが十分に活動することが難しい場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、機能強化や品質向上を目的として当該製品のバージョンアップを継続的に行っていくことを予定しておりますが、このためにはSIerだけではなくエンドユーザーのニーズも適時・適切に把握することが必要になります。しかしながら、当社グループの販売先はSIerが中心となっていることから、直接エンドユーザーに販売する場合と比較してエンドユーザーのニーズを適時・適切に把握できない可能性があり、その場合には、市場動向を適切に把握できず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このような状況に対処すべく当社グループでは、営業、開発及びサポートのすべての部署でエンドユーザーと直接対話する機会を増やし、エンドユーザーとのニーズギャップ解消に努めております。 また、当社グループの製品を販売するSIerと当社グループとの間では、原則として販売に係るパートナー契約を締結することとしております。パートナーにとっても販売メリットの高い製品、サービスを提供できるよう努めるとともに、パートナーとの相互協力により販売推進することを前提としてパートナーとの関係強化に努めておりますが、当社グループにとって重要なパートナーとの契約が解除された場合や、販売条件の大幅な変更を余儀なくされた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)クラウドサービスの提供について 当社グループは、インターネット環境への接続が可能なユーザーを対象としたクラウドサービスの開発、運営を行っております。このため、クラウドサービスの前提となる利用契約が継続されない等により想定したリカーリングレベニューが得られない場合やサポートコスト等クラウドビジネスの運営に関する費用が事前の想定を上回って増加した場合、自然災害、戦争、テロ、事故等による通信インフラの破壊や故障、Amazon Web Services Inc.や株式会社セールスフォース・ドットコムといったクラウドサービスの運営に欠くことのできないアライアンスパートナー及び当社グループにおけるシステムダウンや障害、コンピュータウイルスやハッカーからの攻撃等により、当社グループが運営するクラウドサービスが正常に稼働しない状態となった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)経済情勢に関するリスクについて 当社グループの収益の大部分は、現時点では、日本国内のエンドユーザーへの販売に依存していることから、当社グループのビジネスは、日本の経済状況により影響を受ける可能性があります。地政学的要因による国際的なサプライチェーンの混乱や資源価格の上昇、また米国及び中国を始めとした海外経済のリセッションの影響による日本経済の停滞、日本企業によるIT投資の大幅な減少、又はその他の市場環境の悪化は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)人材の確保及び育成について 当社グループの事業運営は、経験豊富な経営陣や営業、開発等の専門人材に依存しており、人材の確保と育成が重要な課題であると考えております。また、業種や業務に特化したクラウドサービスの提供を進めるため、各業界に精通した人材の確保や顧客により直接的にアプローチするチームの組成、サービスごとのサポート体制の構築等有能な人材へのニーズは、さらに増加しております。 当社グループは、今後も継続的に人材の確保・育成に努めていく方針でありますが、人材市場の需給逼迫等の事情により当社グループの必要とする人材をタイムリーに確保できない場合は、当社グループの事業及び将来戦略に制約を受けることとなり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)知的財産権及びその他第三者の権利侵害について 当社グループのビジネス上、当社グループの開発した独自の方法や技術及び当社グループが開発し又はライセンスを受けている特許その他知的財産権は重要であり、当社グループの知的財産権が十分に保護されない場合には、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、自社製品の企画、開発、販売及び他社製品の利用など、事業活動によって第三者の知的財産権、その他の権利を侵害しないようにあらかじめ調査を行い、必要に応じて実施許諾を受ける等の措置を講じております。しかしながら、第三者から知的財産権、その他権利を侵害したとして訴訟を提起される等、第三者との間に紛争が生ずることがないという保証はなく、第三者の権利を侵害したとして、多額の損害賠償金や和解金の支払又は代替的な技術の開発を余儀なくされた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)個人情報等の取扱いについて 当社グループでは、事業において知り得た個人情報につき、個人情報保護規程を制定し、適切な管理・保護の徹底を図っております。この他、当社では、2007年5月に情報セキュリティマネジメントシステムの公的認証であるISO27001を取得し、ICカードによる執務室の入退室管理、社外に持ち出す可能性のあるノートパソコンのハードディスク暗号化等の対応策を実施する等、情報資産全般について、適切な管理・保護を行うように努めております。また、現在当社では全社員在宅勤務を原則としており、新たなセキュリティリスクとなっていることから、社内システムを強化するとともに、リモートワークに関するガイドラインを定め、社員に周知徹底し、情報の流出を防ぐ体制を整えております。 しかしながら、万一個人情報が漏洩した場合、顧客から損害賠償を請求される、又は個人情報保護法に基づく罰金等が科される可能性があるほか、顧客からの信用や社会的信用が低下することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)M&A、資本業務提携について 「(1)情報通信業における技術革新等への対応について」に記載のとおり情報通信分野の変化は激しく、同業他社に対するM&Aや資本業務提携を実施することにより当社グループの事業領域を補完・強化していくことも、事業規模拡大のための有効な手段の一つであると位置づけております。M&A等の実行に際しては、対象企業に対して財務・税務・法務・ビジネス等に関する詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスク低減に努める方針であります。但し、これらの調査で確認・想定されなかった事象が実行後に判明あるいは発生した場合や、買収後の事業環境の急変や想定外の事態の発生等により、当初期待していた投資効果が得られない場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。また、M&A等の結果、事業領域が変化することによって、当社グループの収益構造が変化する可能性があります。 (12)海外展開について 当社グループはグローバルな事業展開を進めておりますが、海外市場への事業進出には、各国政府の法律又は規制への対応、保護貿易諸規則の発動、為替制限や為替変動、輸送・電力・通信等のインフラ障害、各種法律又は税制の不利な変更、移転価格税制による課税、社会・政治及び経済情勢の変化や我が国との関係の悪化、異なる商慣習による取引先の信用リスク、労働環境の変化や現地での人材を確保できないリスク等、海外事業展開に共通で不可避のリスクがあります。この他、投資の回収が当初の事業計画案どおりに進まないリスクや、撤退等のリスクがあります。これらリスクが発現し、当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)財務報告に係る内部統制に関するリスクについて 当社グループは、財務報告の信頼性に係る内部統制の整備及び運用を重要な経営課題の一つとして位置づけ、グループを挙げて管理体制等の点検・改善等に継続的に取り組んでおりますが、内部統制報告制度のもとで当社グループの財務報告に係る内部統制に重要な不備が発見される可能性は否定できず、また、将来にわたって常に有効な内部統制を整備及び運用できる保証はありません。さらに、内部統制には本質的に内在する固有の限界があるため、今後、当社グループの財務報告に係る内部統制が有効に機能しなかった場合や財務報告に係る内部統制に重要な不備が発生した場合には、当社グループの財務報告の信頼性に影響が及ぶ可能性があります。 (14)のれん及びその他の無形資産の減損について 2016年4月14日に旧ウイングアーク1st株式会社の全株式を取得した際に発生したのれん及びその他の無形資産は、その後の企業買収により発生したものを含め、当連結会計年度末現在それぞれ30,209百万円及び14,199百万円であり、合わせて当社グループの資産の60.4%を占めております。当該のれん及び一部の耐用年数を確定できない無形資産(商標権)については、償却を行わず、毎期又は減損の兆候が存在する場合には、その都度減損テストを実施し、当社グループの事業の収益性が低下したと認められる場合には減損損失を計上する必要が生じ、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、IFRS会計基準では、日本において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準と異なり、のれん及び耐用年数の確定できない無形資産の償却を行いません。そのため、当該のれん及びその他の無形資産について減損損失を計上した場合は、日本基準に比べて当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループにて実施しているのれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テストについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記13.のれん及びその他の無形資産(4)のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト」をご参照下さい。のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の回収可能価額は、使用価値により算定しており、過去の経験と外部からの情報を基に、製品・売上形態ごとの新規案件売上及び将来の売上高成長率に関する経営者の主要な仮定を反映させて作成され、経営陣により承認された翌連結会計年度の予算及びその後1年の業績予測を基礎とする割引キャッシュフロー法(以下「DCF法」とする)に基づき算定しております。業績予測期間終了以降の継続価値は、予測期間終了後も永続的に発生することが期待される利益を割引計算する手法(永続法)を用いており、日本の長期的なインフレ率予想を勘案し成長率を1.5%に設定しております。 当連結会計年度末における回収可能価額は、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産が含まれる資金生成単位の資産の帳簿価額を89,666百万円上回っておりますが、割引率が13.5%上昇した場合、又は将来キャッシュ・フローの見積りが65.9%減少した場合、回収可能価額と帳簿価額が等しくなる可能性があります。 また、当社グループでは、のれんの減損に係るリスクを低減するため、事業の収益力強化に努めており、主に以下の取組みを実施しております。 ・リカーリングビジネスの拡大 ソフトウェアライセンスの保守、サブスクリプションやクラウドサービスの利用料等のリカーリングレベニューは、契約が継続される限りは毎年継続的に売上が計上され、契約数が増加すればその分売上も増加します。当社グループは、事業の安定と収益力の強化のため、このリカーリングビジネスの拡大を図っております。 ・業種・業務に特化したソリューションの推進 当社グループは、単なるソフトウェアやクラウドサービスの提供ではなく、業種ごとのノウハウを組み合わせた顧客の業務に即したソリューションを提供しております。特にデータエンパワーメントソリューションは、製造業向けのIoT可視化ソリューションや金融業向けの営業生産性向上ソリューション等の提供により成長してまいりました。新ソリューションによるさらなる売上拡大のため、継続的な技術開発と業種ノウハウの蓄積に努めております。 (15)有利子負債への依存と資金調達について 当社グループは、金融機関を貸付人とする借入契約を締結しており、有利子負債への依存度が比較的高い水準にあります。そのため、金融市場の急激な変化等により、当社グループの資金調達能力、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当該借入金につきましては、2016年4月に実施した当初借入額31,500百万円から返済が進んでおり、当連結会計年度末における連結有利子負債(一年内返済長期借入金及び長期借入金の合計)の残高は7,117百万円、資産合計に対する有利子負債残高の比率は9.7%となっております。 また、当該借入金については複数の金融機関とシンジケートローン契約を締結しております。当該契約には財務制限条項が付されており、これに抵触した場合、貸付人の請求があれば同契約上の期限の利益を失うため、ただちに債務の返済をするための資金の確保が必要となり、当社グループの財政状態及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記の金融機関からの借入に関係した、金利上昇に係るリスクと財務制限条項への抵触による一括返済リスクに対応するため、主に以下の取組みを実施しております。 ・収益性を重視した経営管理 当社グループは、事業の持続的成長のためリカーリングビジネスを推進するとともに、EBITDA及び親会社の所有者に帰属する当期利益を重要な経営指標としており、利益率の維持向上を図っております。 ・財務バランスを意識した資金計画 当社グループの資金計画は、リカーリングビジネスにより安定している営業キャッシュ・フローをベースにしており、借入金の返済及び配当金の支払いを見込んだ上で、投資の計画を策定しております。投資及び財務キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローの範囲内となるよう管理し、手元資金の増加に努めます。 ・金利条件及び財務制限条項に係る金融機関との交渉 金融機関と随時交渉を行っており、経済環境や当社グループの事業の進捗状況を共有した上で、金利条件及び財務制限条項の削除及び縮小につき、協議しております。なお、2024年2月にはリファイナンスを実行し、金利条件を改善しております。 (16)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、当社グループ役員及び従業員に対するインセンティブを目的とし新株予約権を付与しております。2026年2月期末現在、新株予約権による潜在株式総数は204,400株であり、発行済株式総数35,009,470株の0.6%に相当します。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 (17)伊藤忠商事株式会社及び株式会社東芝との関係について 伊藤忠商事株式会社が親会社であるIW.DXパートナーズ株式会社は、2026年2月期末現在、当社の議決権の21.98%を保有しているため、伊藤忠商事株式会社は当社のその他の関係会社に該当いたします。同社とは2019年11月5日付で資本・業務提携契約を締結しております。当社は同社に対して当社ソフトウェア等の販売を行っておりますが、他の企業の取引条件との比較等により取引条件の適正性等は確保しております。 また、株式会社東芝は、2026年4月1日付で、東芝デジタルソリューションズ株式会社を消滅会社、株式会社東芝を存続会社とする吸収合併により、同社が保有していた当社株式を承継し、当社の議決権の13.24%を保有することとなったため、当社のその他の関係会社に該当しております。なお、2026年2月期末時点においては、東芝デジタルソリューションズ株式会社が当社のその他の関係会社に該当しておりました。同社とは2020年11月17日付で資本・業務提携契約を締結しており、同社から社外取締役1名を受け入れております。同社は当社の販売パートナーとして、当社ソフトウェア等の販売を行っておりますが、他のパートナー企業の取引条件との比較等により取引条件の適正性等は確保しております。 なお、当社グループと伊藤忠商事株式会社及び株式会社東芝との事業領域は相違しており、当社の意思決定において両社による事前承認を必要とする事項等もないことから、当社の独立性及び自律性は保たれていると認識しております。 しかしながら、将来において、何らかの要因により両社が経営方針や事業戦略(当社株式の保有方針も含む。)を変更した場合、当社株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,984字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 当社グループは、「Empower Data, Innovate the Business, Shape the Future.情報に価値を、企業に変革を、社会に未来を。」というビジョンを掲げており、社会に存在する様々なデータを活用することで、多くの企業にイノベーションをもたらし、その結果として、より良い社会を実現することを目指しております。 当社グループは、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしておりますが、提供しているソフトウェア及びサービスの性質により、企業の基幹業務を支える「帳票・文書管理ソリューション」と、様々なデータを活用し、今までにない新たな価値を生み出す「データエンパワーメントソリューション」の2つに売上収益を区分しております。 (1)経営成績の状況 当連結会計年度(2025年3月1日~2026年2月28日)における我が国の経済環境は、雇用・所得環境の改善や企業収益の底堅さを背景に、設備投資は堅調に推移し、訪日外客数の回復を背景としたインバウンド需要も引き続き内需を下支えしました。一方で、物価上昇の継続により個人消費の回復にはなお弱さもみられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。海外経済においては、世界全体では成長の底堅さがみられる一方、イラン戦争勃発による石油の供給不安、中東・ウクライナ等の地政学リスク、中国経済の減速懸念など、先行きに対する懸念は拡大しております。 当社グループが属する企業向けIT市場においては、企業の競争力強化や業務効率化を目的としたDX投資が継続しており、クラウド移行、既存システムの刷新・モダナイゼーション、データ活用基盤の整備に加え、生成AIの業務実装やAI活用を前提とした業務プロセスの見直しが加速しております。こうした動きは大企業にとどまらず、中堅・中小企業にも広がっており、IT投資の重点は、単なるデジタル化から、業務変革、生産性向上、顧客接点の高度化を伴う実効性重視の取り組みへとシフトしております。また、官公庁・自治体分野においても、ガバメントクラウドへの移行、地方公共団体の情報システム標準化、行政サービスの高度化が進展しているほか、政府における生成AI活用基盤の整備も進められており、今後もデジタル基盤の整備や情報連携基盤の構築、住民・事業者向けデジタルサービスの拡充が期待されております。 このような環境のもと、国内の企業向けIT市場は、生産性向上やデジタルビジネスの強化、既存システムの刷新への投資が継続しており、2026年は前期比5.1%増と堅調な成長が見込まれています。(注1) 一方、クラウド市場においては、移行が容易なシステムのクラウドマイグレーションのピークは過ぎたものの、基幹システムのモダナイゼーションが本格化しています。さらに、生成AIがAIアシスタントからAIエージェントへと発展し、多くの業務での利用拡大や精度向上のためのデータ基盤整備が進んでいることから、クラウド市場は今後も大きく成長すると想定されています。2026年のクラウド市場は、前期比20.4%増と引き続き非常に高い水準で推移する見込みです。(注2) (注)1 IDC Japan, 2025年12月「国内IT市場 産業分野別/従業員規模別/年商規模別/地域別予測アップデート 、2025年~2029年」(JPJ53023525)国内IT市場 産業分野別 支出額予測、2023年~2029年(1)、企業分野小計 2 IDC Japan, 2026年3月「国内パブリッククラウドサービス市場予測、2026年~2030年」(JPJ53498826)国内パブリッククラウドサービス市場サービスセグメント(大分類)別売上額予測、2025年~2030年 このような事業環境のもと、当社グループは、帳票・文書管理ソリューション(BDS)、データエンパワーメントソリューション(DE)それぞれにおいて、積極的に投資を進めてまいりました。 ◇帳票・文書管理ソリューション(BDS) 業務の効率化や競争力の強化を目的として大企業を中心とした基幹システムへの投資が進んでいることに加え、企業内外での電子化された帳票活用のニーズは強く、本ソリューションへの強い需要が続いております。また、新たに提供を開始したデジタルトラストサービス「Trustee(トラスティ)」は、ますます増加する企業間取引における電子文書の信頼性担保を目的としており、今後の大きな成長が期待されております。本ソリューションでは、帳票をベースとした企業の基幹業務を変革するDXソリューションを提供してまいります。 2025年8月   「invoiceAgent」において、配信側の管理・取引画面「Transaction Designer」および取引先の帳票確認画面「私書箱」の双方での電子押印や取引先の帳票確認画面「私書箱」上で取引帳票をもとに明細を修正し、デジタル化された帳票の返信が可能となる機能強化を実施。 2025年8月   企業間取引における電子文書の信頼性担保を目的として、デジタルトラストサービス「Trustee(トラスティ)」の提供開始。1,000文書/1秒の日本最速で低コストのタイムスタンプサービスを実現。 2025年11月   株式会社インフォマートが提供する請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」と電子取引サービス「invoiceAgent 電子取引」が2026年夏頃より直接連携を開始。紙やPDFを介した手作業が不要となり、請求業務の大幅な工数削減を実現。 2025年11月   帳票クラウドサービス「SVF Cloud」が「Trusteeタイムスタンプ」のサービス提供を開始。文書の発行元が高速、低コストでタイムスタンプを付与することにより送付文書の改ざんリスク低減を実現。 2025年12月   帳票基盤ソリューション「SVF Ver.11」の提供を開始。デジタルトラストサービス「Trustee」との連携をはかり、デジタル環境での企業間取引における帳票運用の信頼性向上に貢献するデジタル帳票基盤を提供。 2026年4月から「invoiceAgent」を帳票のライフサイクルを担うデジタル帳票基盤「SVF」ブランドへ統合し、「invoiceAgent」は、帳票の保管を行う「SVF Archiver」及び帳票の流通を行う「SVF Transact」の2つのSVFのサブブランドとなります。なお、2027年2月期以降の売上収益の開示区分につきましては、「SVF Archiver」「SVF Transact」を旧invoiceAgentとして、開示を継続してまいります。 ◇データエンパワーメントソリューション(DE) クラウドサービスの浸透により企業規模に関わらず、多くの企業が様々なデータを保有するようになっています。一方、専任者の不在やシステム運用に関する問題から、蓄積されたデータを競争力向上のために活用できている企業は多くはありません。 当社グループは、企業のデータ活用を促進させるため、当社グループのソフトウェア・クラウドサービスに、様々な業種・業務に精通しているスペシャリストのノウハウを組み合わせた効果の高いソリューションを提供しています。また、クラウドサービスの開発に力を入れており、クラウド上での大規模なデータ集計を可能とする「Dr.Sum Cloud」、様々なクラウドサービスと連携してデータの入力や可視化を実現する「MotionBoard Cloud」、さらにそれぞれ生成AI機能を搭載し、ユーザー自身による業務の効率化を強力に推し進めます。本ソリューションでは、ビッグデータから新たな価値を生み出すDXソリューションを提供してまいります。 2025年4月   インテリジェントコンテンツ管理プラットフォーム「Box」のAI機能Box AIとBIダッシュボード「MotionBoard」が連携。Box AI機能により、MotionBoard上で翻訳を含めた議事録の確認や、長文コンテンツの要約が行えるほかチャット形式でユーザーが現場で必要な情報の取得が可能。 2025年4月   生成AIを活用したSQLを自動で解析・解説する新機能を「Dr.Sum Copilot」で提供開始。これにより「Dr.Sum Copilot」では自然言語からのSQL生成を行うことに加え、既存のSQLを自動で解析・解説が可能となり業務効率化と属人化の解消に貢献。 2025年7月   株式会社シムトップスと、生産管理現場のリアルなデータと経営指標を連携し、現場と経営をデータでつなぐ生産マネジメント基盤「DIRECTOR Cockpit」の提供を開始。製造現場のスケジュール・進捗・負荷・実績・KPIといったデータをリアルタイムに統合・可視化し、現場から経営までの情報を共有できるマネジメント環境を実現。 2025年12月   生成AIを搭載した「MotionBoard Cloud」の提供を開始。ユーザーの指示や会話に応じてインタラクティブにダッシュボードの生成が可能な「AIウィジェット」を実装し、AIとの対話を通じて、ダッシュボード開発や業務アプリの作成が可能となり、業務現場での業務効率化を実現。 上記の他に、2025年6月に自治体向けCMSを提供しているウイングアークNEX株式会社を完全子会社化しました。住民接点領域を強化することにより、自治体向けサービスの拡充を進めてまいります。 この結果、当連結会計年度の売上収益は30,945百万円(前期比7.8%増)、営業費用(その他の営業収益を控除後)は、人員の採用による人件費や外注・業務委託料の増加などで21,955百万円(前期比7.1%増)、営業利益は8,989百万円(前期比9.4%増)、税引前利益は9,087百万円(前期比10.1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は6,500百万円(前期比9.6%増)となりました。 また、当社グループは、上記のIFRS会計基準により規定された財務指標以外に、以下のEBITDAを重要な経営指標と位置付けております。 (単位:百万円) 決算期   2025年2月期   2026年2月期   増減   増減率 営業利益   8,216   8,989   773   9.4% 減価償却費及び償却費 (注1)   1,433   1,537   103   7.2% EBITDA(注2)   9,650   10,526   876   9.1% (注)1.2020年2月期より、IFRS第16号の適用により、オフィスの賃借契約に係る使用権を使用権資産として認識しており、当該資産に係る減価償却費も併せて計上しておりますが、EBITDA算出におきましては、「減価償却費及び償却費」からは当該使用権資産に係る減価償却費を除いております。 2.EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費 EBITDAは、営業利益、減価償却費及び償却費の増加により10,526百万円(前期比9.1%増)と増加しました。 当社グループは、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしておりますが、提供しているソフトウェア及びサービスの性質により、企業の基幹業務を支える「帳票・文書管理ソリューション」と、様々なデータを活用し、今までにない新たな価値を生み出す「データエンパワーメントソリューション」の2つに売上収益を区分しております。 ≪ソリューション別売上収益≫ (単位:百万円) ソリューション区分   2025年2月期   2026年2月期   増減   増減率 帳票・文書管理 ソリューション   SVF   15,288   15,633   345   2.3% invoiceAgent (注)   2,273   2,488   214   9.5% その他   1,199   2,133   933   77.8% 小計   18,761   20,255   1,493   8.0% データエンパワーメント ソリューション   Dr.Sum   3,398   3,517   119   3.5% MotionBoard   3,760   3,959   198   5.3% その他   2,787   3,213   426   15.3% 小計   9,946   10,690   744   7.5% 合計   28,708   30,945   2,237   7.8% (帳票・文書管理ソリューション) 当ソリューションは、企業の基幹業務に必須である請求書や納品書等の帳票類を設計・運用を行うソフトウェア及びサービスである「SVF」及び企業間取引の電子化を実現する「invoiceAgent」(注)が主な構成要素となっております。 「SVF」 ライセンス/サービスは、前年の大型案件の反動で前期比9.4%減と前年を下回りました。一方、保守については着実な契約獲得と契約更新活動により、前期比4.4%増と堅調に推移しました。クラウドサービスについては、契約社数の増加に加え、1社あたりの利用金額の増加により、前期比28.5%増と前年を大きく上回りました。サブスクリプションも大企業を中心に柔軟な契約形態を求める企業が増加しており、前期比44.4%増と前年を大きく上回りました。 この結果、売上収益は15,633百万円(前期比2.3%増)となりました。 「invoiceAgent」(注) ライセンス/サービスはサブスクリプションを中心に販売していることから、前期比20.4%減と前年を大きく下回りました。保守については、契約を順調に積み上げたことから、前期比3.5%増と前年を大きく上回りました。クラウドサービスについては、法改正需要が一服し売上成長率は低下したものの、帳票電子化に対する需要は依然強く、前期比13.4%増と前年を上回りました。サブスクリプションは、大企業を中心に柔軟な契約形態を求める企業が増加しており、前期比17.3%増と前年を大きく上回りました。この結果、売上収益は2,488百万円(前期比9.5%増)と前年から増加となりました。 「その他」は、新たにウイングアークNEX株式会社の売上収益を連結したことから、前期比77.8%増と前年を大きく上回りました。 この結果、当ソリューションの売上収益は20,255百万円(前期比8.0%増)となりました。 (注) 2026年4月から「invoiceAgent」を帳票のライフサイクルを担うデジタル帳票基盤「SVF」ブランドへ統合し、「invoiceAgent」は、帳票の保管を行う「SVF Archiver」及び帳票の流通を行う「SVF Transact」の2つのSVFのサブブランドとなります。なお、2027年2月期以降の売上収益の開示区分につきましては、「SVF Archiver」「SVF Transact」を旧invoiceAgentとして、開示を継続してまいります。 (データエンパワーメントソリューション) 当ソリューションは、企業が保有するデータを統合・処理・分析・可視化することにより、業務の効率化や生産性の向上を実現するソフトウェア及びサービスである「Dr.Sum」「MotionBoard」が主な構成要素となっております。 「Dr.Sum」 ライセンス/サービスは、前年の大型案件の反動で前期比19.0%減と前年を大きく下回りました。保守については、前期比3.2%増と堅調に推移しました。クラウドサービスについては、引き続き大企業を中心にクラウド上でのデータ活用ニーズは強く、前期比34.4%増と前年を大きく上回りました。サブスクリプションは、大企業を中心に柔軟な契約形態を求める企業が増加しており、前期比53.0%増と前年を大きく上回りました。この結果、売上収益は3,517百万円(前期比3.5%増)となりました。 「MotionBoard」 ライセンス/サービスは、データ活用に関する底堅い需要から前期比9.0%増と前年を大きく上回りました。保守については、契約を順調に積み上げたことから、前期比5.6%増と前年を上回りました。クラウドサービスについては、ポートフォリオ整理の観点から一部のサービスを終了した影響により、前期比1.7%増と前年とほぼ同様の結果となりました。サブスクリプションは、大企業を中心に柔軟な契約形態を求める企業が増加しており、前期比21.9%増と前年を大きく上回りました。この結果、売上収益は3,959百万円(前期比5.3%増)となりました。 「その他」は、大企業を中心にデータ活用に関するプロフェッショナルサービスの需要が非常に強く、前期比15.3%増と前年を上回りました。 この結果、当ソリューションの売上収益は10,690百万円(前期比7.5%増)となりました。 また、当社グループが提供するソフトウェア及びサービスについては、ソフトウェアライセンスや導入時のサービス提供等継続的な契約を前提としない取引と、ソフトウェアの保守サポート契約、サブスクリプション契約やクラウドサービスの利用契約のような継続的な契約を前提とした取引により構成されています。継続的な契約を前提とした取引は、導入企業が増加するにつれて年々売上収益が積みあがるリカーリングビジネスと呼ばれる収益モデルであり、これらのビジネスから得られる収益(リカーリングレベニュー)は、当社グループの収益の安定化と継続的な拡大に大きく貢献しております。 ≪契約区分別売上収益≫ (単位:百万円) 契約区分   2025年2月期   2026年2月期   増減   増減率 ライセンス/サービス   11,213   10,657   △556   △5.0% リカーリング   保守   10,880   11,345   465   4.3% クラウド   5,245   7,074   1,828   34.9% サブスクリプション   1,368   1,868   500   36.5% 小計   17,494   20,288   2,793   16.0% 合計   28,708   30,945   2,237   7.8% (注)より詳細な情報につきましては、当社IRサイト(https://ir.wingarc.com/)財務情報ページ内の最新の「FACT BOOK」をご参照下さい。 (2)財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産は、73,490百万円(前期末比5,053百万円増)となりました。流動資産は18,013百万円(前期末比189百万円増)、非流動資産は55,477百万円(前期末比4,864百万円増)となりました。流動資産の増加の主な要因は、連結子会社の取得による現金及び現金同等物1,375百万円の減少があったものの、営業債権及びその他の債権1,448百万円の増加によるものです。非流動資産の増加の主な要因は、顧客関係・技術関連資産の償却に伴うその他の無形資産856百万円の減少があったものの、保有する投資有価証券の時価上昇によりその他の金融資産3,351百万円の増加、ウイングアークNEX株式会社が連結子会社となったことに伴うのれん2,535百万円の増加があったことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、26,458百万円(前期末比132百万円減)となりました。流動負債は15,300百万円(前期末比460百万円増)、非流動負債は11,157百万円(前期末比592百万円減)となりました。流動負債の増加の主な要因は、その他の流動負債378百万円の増加があったことによるものです。非流動負債の減少の主な要因は、繰延税金負債の増加870百万円があったものの、借入金返済に伴う長期借入金1,420百万円の減少があったことによるものであります。 (資本) 当連結会計年度末における資本は、47,032百万円(前期末比5,186百万円増)となりました。資本の増加の主な要因は、配当金の支払に伴う利益剰余金の減少3,959百万円があったものの、その他の資本の構成要素の増加2,436百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上に伴う利益剰余金6,500百万円の増加によるものであります。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、13,339百万円(前期末比1,375百万円減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、7,197百万円(前期は8,196百万円の獲得)となりました。これは主に、法人所得税の支払額2,834百万円の計上、営業債権及びその他の債権の増加額1,448百万円の計上があったものの、税引前利益9,087百万円の計上、減価償却費及び償却費1,808百万円の計上があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、2,895百万円(前期は1,657百万円の使用)となりました。これは主に、子会社の取得による支出2,266百万円、社内インフラサービス構築などによる無形資産の取得による支出385百万円を計上したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、5,792百万円(前期は4,802百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,453百万円、配当金の支払額3,954百万円を計上したことによるものであります。 2.生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当社グループは、ソフトウェアの販売及びサービスの提供が主体であり、生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 (2)受注実績 当社グループは、ソフトウェアの販売及びサービスの提供が主体であり、受注生産を行っていないため、該当事項はありません。 (3)販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 ソリューションの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(百万円)   前期比(%) 帳票・文書管理ソリューション   20,255   8.0% データエンパワーメントソリューション   10,690   7.5% 合計   30,945   7.8% (注)1.当社グループの事業セグメントは、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしているため、ソリューション別の販売実績を記載しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 日本電気株式会社   1,904   6.63   2,060   6.66 3.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表はIFRS会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるために、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性のある会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性のある会計方針」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しております。 (2)財政状態の分析 当連結会計年度における財政状態の分析につきましては、「1.経営成績等の状況の概要 (2)財政状態の状況」を参照ください。 (3)経営成績の分析 当連結会計年度における経営成績の分析につきましては、「1.経営成績等の状況の概要 (1)経営成績の状況」を参照下さい。 (4)キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「1.経営成績等の状況の概要 (3)キャッシュ・フロー」に記載しております。 (5)資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおける主な資金使途は人件費、研究開発費、外注・業務委託料等の営業費用、主に社内インフラ用のソフトウェア・サーバ等の設備投資、M&Aや出資に係る投資、借入金の返済、配当の支払となっております。これらの資金需要につきましては、営業キャッシュ・フローを源泉とする自己資金で賄っており、必要に応じて借入金等による資金調達を実施する方針としております。 (6)目標とする指標の分析 ・EBITDA (単位:百万円) 2025年2月期   2026年2月期   増減   増減率 EBITDA   9,650   10,526   876   9.1% (参考)売上収益   28,708   30,945   2,237   7.8% EBITDAは、売上収益の増加及びコストコントロールが奏功したことにより、10,526百万円(前期比9.1%増)と前年を上回りました。 ・契約継続率 2025年2月期   2026年2月期   増減 契約継続率   93.7%   93.4%   △0.3ポイント 契約継続率は、顧客企業でのシステム終了等の影響により、0.3ポイントの減少となりましたが引き続き高い水準を維持しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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