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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

エン

en inc.4849 · Prime · サービス業

転職サイト「エン転職」を旗艦に、人材紹介・派遣・HR Techまでカバーする総合人材サービス企業。

概要

エン株式会社は、総合転職サイト「エン転職」を中核とする人材サービス企業である。2000年1月の創業以来、求人情報サイト、人材紹介、人材派遣、HR Techと事業領域を拡大。ベトナムやインドにも拠点を持ち、2026年3月期の連結売上高は591億円、従業員数は3,191名にのぼる。

国内メディア事業が売上の過半を占める収益構造

2026年3月期の連結売上高591億円のうち、国内のメディア事業(エン転職、engage、ミドルの転職、エン派遣など)が377億円と約64%を占める。特にエン転職は単独で153億円を計上する主力サービスである。一方、人材紹介(エン エージェント、エンワールド・ジャパン)は109億円、採用管理システムなどのその他採用サービスが25億円、教育・評価サービスが18億円となっている。

人材紹介・派遣で海外収益を拡大

海外事業はベトナムのNavigos Group(求人サイトVietnam Works、人材紹介Navigos Search)とインドのNew Era India Consultancy(人材紹介)およびFuture Focus Infotech(IT派遣)で構成される。2026年3月期の海外売上高は65億円(前年比7.6%増)で、IT派遣の米国事業が成長を牽引した。海外の営業利益は12.6億円(同99%増)と大きく改善している。

入社後活躍を支援するHR Techサービスの拡充

求人・採用だけでなく、入社後の定着・活躍を支援するHR Techサービスも展開する。オンライン完結型リファレンスチェック「back check」は2025年10月にROXXから事業取得して連結化。タレントマネジメントシステムや入社後オンボーディングサービス「HR OnBoard」も提供する。教育・評価サービス部門は売上18億円で成長中である。

14社の連結子会社で構成されるグループ体制

2026年3月31日現在、エン株式会社と連結子会社14社でグループを構成する。主な子会社にはエンワールド・ジャパン(グローバル人材紹介)、Navigos Group Vietnam(ベトナム)、New Era India Consultancy(インド)、Future Focus Infotech(インドIT派遣)、株式会社ゼクウ(採用管理システム)、エンSX(営業代行)、株式会社VOLLECT(RPO)がある。2026年4月には株式会社PopleXとの合弁会社「エンPeopleX」を設立した。

業界の中での役割は総合人材サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
591億円
営業利益
40億円
営業利益率
6.8%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
採用事業475億円97.5%116億円24.4%
教育・評価事業12億円2.5%1億円8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01人材サービス主力

転職・求人情報サイト「エン転職」、若手ハイキャリア向け「AMBI」、ミドル向け「ミドルの転職」、人材紹介「エン エージェント」、新卒スカウト「iroots」、人材派遣「エン派遣」、アルバイト「エンバイト」等、多様なメディアとサービスで企業の人材採用を支援。また、オンラインリファレンスチェック「back check」や採用管理システム等のHR Techサービスも提供。海外ではベトナム・インドで人材紹介・派遣を展開。

主な製品・サービス7
エン転職
総合転職情報サイト。幅広い業種・職種の求人を掲載。
engage
採用支援HR-Techサービス。求人広告の運用や候補者管理を効率化。
AMBI
若手ハイキャリア特化型求人サイト。高年収・専門職向け。
エン エージェント
転職希望者と企業をマッチングする人材紹介サービス。
エン派遣
人材派遣会社の求人を集約した派遣求人サイト。
back check
オンライン完結型リファレンスチェックサービス。採用候補者の経歴確認を効率化。
en world
グローバル企業向けの人材紹介・派遣サービス。

製品と技術

総合転職サイト「エン転職」

「エン転職」は2000年の創業時から運営する総合転職情報サイトである。幅広い業種・職種の求人を掲載し、会員企業は求人広告の掲載や応募者管理ができる。2026年3月期の売上高は153億円と全サービス中最大だが、前期比12%減となった。利用企業数は増加に転じており、収益回復への足掛かりと位置づけられている。

採用支援HR-Tech「engage」

「engage」は2016年8月に提供を開始した採用支援ツールである。求人広告の運用、応募者管理、転職意向者へのスカウト機能を一体化し、企業の採用活動を効率化する。2026年3月期の売上高は71億円(前期比27.6%減)で、事業黒字化に向けて広告宣伝費を削減した結果、減収となった。同年4月に株式会社カカクコムへ事業譲渡されている。

オンラインリファレンスチェック「back check」

「back check」は採用候補者の経歴確認をオンラインで完結するリファレンスチェックサービスである。2020年10月に「ASHIATO」として自社開発したが、2025年9月に株式会社ROXXが手がける同名称の事業を買収し、サービスを統合した。採用ミスマッチ防止や入社後の活躍支援に寄与するツールとして、エン株式会社のHR Tech施策の中核を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業で中規模、利益率は高水準

エンはサービス業に属し、人材派遣やアウトソーシング関連と推定される。同業他社にはジンジブ、イシン、JSHなどがあり、いずれも小規模ながら類似サービスを展開する。エンの売上高は約590億円で中規模だが、営業利益率は6.8%と同業他社(例:ジンジブは開示なし)と比較して高い水準を維持している。しかし、売上高は減少傾向にあり、市場環境の厳しさがうかがえる。同業他社との競争激化や需要変動への対応が課題で、付加価値サービスの強化が求められる。

強み

  • 営業利益率6.8%と業界内で優位、収益性の高さが強み。
  • 規模が中程度で、市場変化への適応が速い。
  • サービス業に特化し、顧客ニーズに合わせた提案力を持つ。
  • 売上高は減少するが、利益は確保し安定した経営を維持。

課題

  • 売上高が677億円から591億円へ減少、市場縮小の影響。
  • ジンジブなど同業が多く、価格競争に陥るリスクがある。
  • 景気や雇用動向に左右されやすく、安定成長が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がエン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13028アルペン913億円14.2倍
22664カワチ薬品889億円25.3倍
37085カーブスホールディングス878億円19.5倍
42157コシダカホールディングス875億円15.6倍
57846パイロットコーポレーション872億円15.7倍
64849エン822億円25.4倍
7417Aブルーゾーンホールディングス787億円16.2倍
88273イズミ744億円13.1倍
96419マースグループホールディングス727億円8.9倍
107606ユナイテッドアローズ718億円10.7倍
112791大黒天物産665億円17.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

求人情報サイトからスタートした2000年の創業

2000年1月、東京都新宿区にエン・ジャパン株式会社を設立。同時に総合転職サイト「エン転職」(当初は「[en]社会人の就職情報」)を公開した。同年2月には人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」、7月には人材派遣会社集合サイト「エン派遣」を相次いで開設し、創業初年度から複数の求人メディアを立ち上げた。

上場と著作権訴訟勝利で固めた成長基盤

2001年6月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場。2003年10月には自社の求人広告に著作権が発生することが裁判で認められ、求人広告史上初の判決として注目された。2004年6月には株式会社日本ブレーンセンターから新卒採用関連事業と教育・評価事業を承継し、事業領域を拡大した。

海外子会社の買収で事業領域を拡大した2010年代前半

2010年8月、人材紹介会社ウォールストリートアソシエイツ(現エンワールド・ジャパン)を連結子会社化し、グローバル人材紹介に参入。2013年4月にはベトナム最大手の求人サイトを運営するNavigos Groupを買収、2014年6月にはインドの人材紹介会社New Era India Consultancyを傘下に収めた。これにより国内にとどまらない事業基盤を構築した。

HR Tech領域への本格参入(2015~2017年)

2015年10月にオンライン社員研修サービス「エンカレッジオンライン」を開始。2016年8月には採用支援ツール「engage」の提供を始めた。2017年4月には若手ハイキャリア向け「AMBI」を開設。同年10月には採用管理システムを提供する株式会社ゼクウを買収し、HR Tech事業を拡充した。

東証一部上場とM&Aによる規模拡大(2018~2020年)

2018年6月、東京証券取引所市場第一部に市場変更。2019年3月にはインドのIT人材派遣会社Future Focus Infotechを買収。2020年1月にはフリーランス向け案件検索サイト「フリーランススタート」を運営する株式会社Brocanteを連結子会社化した。2021年8月には営業代行事業「エンSX」を開始し、人材領域以外のサービスにも進出した。

商号変更と構造改革の2025~2026年

2025年10月、商号をエン株式会社に変更。同年2月にはダイレクトリクルーティングRPOの株式会社VOLLECTを連結化、9月には株式会社ROXXからリファレンスチェック事業「back check」を取得した。2026年4月、engage事業を株式会社カカクコムに譲渡すると同時に、株式会社PopleXとの合弁会社「エンPeopleX」を設立。事業ポートフォリオの再編を断行した。

年表32件を開く

2000年代

  • 2000年1月創業東京都新宿区においてインタ-ネットを利用した求人求職情報サイトの企画・開発・提供並びにそのシステムの運営を目的としてエン・ジャパン株式会社を設立。「[en]社会人の就職情報」(現「エン転職」)をオープン。
  • 2000年2月人材紹介会社の集合サイト「[en]転職コンサルタント」(現「ミドルの転職」)を オープン。
  • 2000年7月人材派遣会社の集合サイト「[en]派遣のお仕事情報」(現「エン派遣」)をオープン。
  • 2001年6月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現・東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)市場)へ上場。
  • 2003年10月当社の求人広告に著作権が発生することが裁判で認められる(求人広告史上初)。
  • 2004年6月株式会社日本ブレーンセンターの会社分割により、新卒採用関連事業、教育・評価関連事業を承継。
  • 2009年10月企業の従業員向け教育・集合研修サービス「エンカレッジ」(現「エンカレッジオンライン」)を開始。

2010年代

  • 2010年8月M&A人材紹介会社「ウォールストリートアソシエイツ株式会社」(現「エンワールド・ジャパン株式会社」)を連結子会社化。
  • 2011年11月就職・転職に活かせる口コミサイト「カイシャの評判」(現「en Lighthouse)」をオープン。
  • 2012年6月WEB/IT/ゲーム業界専門エンジニア・クリエイターのキャリア情報サイト「CAREER HACK」をオープン。
  • 2012年12月女性の正社員転職情報サイト「[en]ウィメンズワーク」をオープン。
  • 2013年4月M&Aベトナム最大手の求人サイト及び人材紹介を展開している「Navigos Group, Ltd.」及び「Navigos Group Vietnam Joint Stock Company」を連結子会社化。
  • 2014年6月M&Aインドの人材紹介会社「New Era India Consultancy Pvt, Ltd.」を連結子会社化。
  • 2015年10月インターネットを利用した社員教育・研修サービス「エンカレッジオンライン」を開始。
  • 2015年11月「[en]チャレンジ!はた☆らく」を、アルバイト求人サイト「エンバイト」にリニューアルオープン。
  • 2016年2月創業オンライン結婚支援サービスを提供する「エン婚活株式会社」(現「エン婚活エージェント株式会社」)を設立。
  • 2016年8月採用サイト作成・応募者管理・転職意向者へのスカウト機能を持つ採用支援ツール「engage(エンゲージ)」の提供開始。
  • 2017年4月20代の若手ハイキャリア向け求人サイト「AMBI」をオープン。
  • 2017年10月M&A企業の採用管理システム等を提供する「株式会社ゼクウ」を連結子会社化。
  • 2017年12月従業員の離職リスク可視化ツール「HR OnBoard(HR オンボード)」のサービス提供を開始。
  • 2018年6月東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
  • 2019年3月M&AインドのIT人材派遣会社「Future Focus Infotech Pvt. Ltd.」を連結子会社化。

2020年代

  • 2020年1月M&A国内最大級のフリーランスエンジニア・デザイナー向けの案件検索エンジンサイト「フリーランススタート」を運営する「株式会社 Brocante」を連結子会社化。
  • 2020年10月リファレンスチェックサービス「ASHIATO」のサービス提供を開始。
  • 2021年3月社員・アルバイト向け求人サイト「エンゲージ」をオープン。
  • 2021年8月セールス及びマーケティングのノウハウ・リソース提供を通じ、企業の業績向上を支援する「エンSX(セールストランスフォーメーション)」事業を開始。
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ市場変更。
  • 2025年2月M&Aダイレクトリクルーティング採用のRPO領域に特化する「株式会社VOLLECT」を連結子会社化。
  • 2025年9月株式会社ROXXの新設分割会社の株式(back check事業)を取得。
  • 2025年10月商号変更商号をエン株式会社に変更。
  • 2026年4月engage事業を株式会社カカクコムへ事業継承。
  • 2026年4月当社と株式会社PopleXが合弁会社「エンPeopleX」を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業ポートフォリオの再構築

    中期経営計画の最終年度を前に事業環境の変化を踏まえ、経営方針と事業戦略を抜本的に見直す。不採算事業の整理やリソースの集中投下により、成長領域へのシフトを加速する。

  2. 02

    AI・テクノロジーの活用推進

    採用・人材マッチング領域でAI技術を積極的に活用し、求人・求職データの分析精度向上やスクリーニング自動化、キャリア提案の高度化を図る。サービス付加価値向上と生産性改善の両面で競争優位性を高める。

  3. 03

    コーポレート・ガバナンスの強化と意思決定の迅速化

    経営の透明性と効率性を高めるため、ガバナンス体制を見直し、意思決定プロセスを迅速化する。持続的な成長と企業価値向上に向けた基盤を固める。

  4. 04

    海外市場の成長取り込み

    インドやベトナムなど経済成長が期待される市場で、IT・テクノロジー分野を中心とした人材需要を取り込む。現地ニーズに合わせたサービス展開を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は540万円で、9期前と比べて+7.9%平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は4.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,301
2018年3月2,534
2019年3月50129.03.03,351
2020年3月47029.03.03,547
2021年3月46329.04.02,853
2022年3月49930.04.02,928
2023年3月52630.04.03,380
2024年3月53930.04.03,317
2025年3月53330.04.03,430172
2026年3月54031.04.03,191125

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社他 — 東京都新宿区他8,544百万円
人材 サービス事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は591億円営業利益40億円前期と比べると減収減益で、売上が-10.0%、利益が-32.2%。

売上高
-10.0%
591億円
営業利益
-32.2%
40億円
純利益
-65.8%
26億円
営業利益率
6.8%
前期比 -2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高500億円591億円
営業利益28億円40億円
純利益55億円26億円
1株あたり配当¥68.3¥68.3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は133億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−19.4%、営業利益は+87.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q181−2
2024年1Q16584.86
2024年2Q16631.82
2024年3Q166148.415
2024年4Q18019
2025年2Q325247.452
2025年4Q3323510.524
2026年2Q296248.118
2026年4Q295165.48
2027年1Q1331511.342

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は136億円から591億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ベトナム最大手の求人サイト及び人材紹介を展開している「Navigos Group, Ltd.」及び「Navigos Group Vietnam Joint Stock Company」を連結子会社化。
2013年3月1362815
インドの人材紹介会社「New Era India Consultancy Pvt, Ltd.」を連結子会社化。
2014年3月1683728
2015年3月1964325
オンライン結婚支援サービスを提供する「エン婚活株式会社」(現「エン婚活エージェント株式会社」)を設立。
2016年3月2615028
企業の採用管理システム等を提供する「株式会社ゼクウ」を連結子会社化。
2017年3月3176840
2018年3月4079764
インドのIT人材派遣会社「Future Focus Infotech Pvt. Ltd.」を連結子会社化。
2019年3月48711881
国内最大級のフリーランスエンジニア・デザイナー向けの案件検索エンジンサイト「フリーランススタート」を運営する「株式会社 Brocante」を連結子会社化。
2020年3月56811171
2021年3月4277935
2022年3月54510166
2023年3月6774127
2024年3月6775442
ダイレクトリクルーティング採用のRPO領域に特化する「株式会社VOLLECT」を連結子会社化。
2025年3月65759599.076
当社と株式会社PopleXが合弁会社「エンPeopleX」を設立。
2026年3月59140426.826

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高591億円のうち、営業利益として残るのは40億円6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金16.1%95億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金77.3%457億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%40億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
83.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
6.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.1pt
7.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが36億円、投資CFが−65億円で、差し引きのフリーCFは−29億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は125億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月283−431103
2014年3月37−12−125132
2015年3月25−61−6−3691
2016年3月5818−876160
2017年3月76−19−1457202
2018年3月95−27−1368255
2019年3月107−46−2261299
2020年3月80−41−5039288
2021年3月57−21−5036268
2022年3月115−31−1884334
2023年3月44−42−922244
2024年3月64−41−7923192
2025年3月81−8−3073236
2026年3月36−65−80−29125

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は497億円。このうち返さなくてよい自己資本が318億円で、自己資本比率は63.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1851533282.6
2014年3月2271715674.8
2015年3月2521985477.9
2016年3月2862117573.4
2017年3月3292369371.5
2018年3月40628612070.1
2019年3月49935514469.8
2020年3月51938613372.8
2021年3月4663699777.8
2022年3月56241215072.2
2023年3月52035116966.8
2024年3月49032216864.8
2025年3月56937619365.0
2026年3月49731817963.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
185億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
479億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
179億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中132位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中498位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,654で、1年前と比べて-5.3%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥1,654-1.1%1ヶ月+31.6%1年-5.3%時価総額822億円
過去52週の値幅
安値¥1,064高値¥1,825

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.4倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR1.81倍
配当利回り4.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月2日の1147円から8月14日には1495円へと、1ヶ月で21.45%と急上昇した。8月7日以降、出来高が急増し、買いが殺到している。25日移動平均線(1295.32円)を15.4%上回り、52週高値1840円にはまだ約23%の距離がある。RSIは78.33と買われすぎの領域にあり、短期的な過熱感は強いが、強い上昇トレンドが続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは22.96倍で業界平均の23.09倍にほぼ等しく、予想PERは10.8倍と割安感がある。PBRは1.77倍で同平均3.31倍を下回り、割安。ROEは7.7%と低めだが、利益は2025/3期に76億円と増益。配当利回りは4.57%と業界平均の2.31%を大きく上回り、株主還元は手厚い。ただし、2026/3期は減収減益予想で、配当性向80.4%と高く維持が懸念。総合的にはほぼ妥当圏だが、成長性と配当の持続性に注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.4倍23.4倍
PER (予想)11.9倍
PBR1.81倍3.51倍
ROE7.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が減少する一方で、利益は増加し、2025年3月期には純利益76億円と大きく伸びた。強気派は利益率の改善を評価し、人件費抑制や高付加価値サービスへのシフトを支持する。弱気派は売上高の減少を問題視し、業界の需要減や競争激化が続く可能性を懸念する。市場はPER21.95倍と成長を織り込むが、配当利回り4.77%と高配当が株価を下支えしている。

プラスに働く材料7
  • 利益率の改善

    営業利益率が8.98%と高水準で推移。

  • 高配当利回り

    配当利回り4.77%は魅力。

  • 業績安定

    純利益が増加しており経営の安定性が増す。

  • 来期予想PER10.3倍と収益回復を先取り通年影響

    フォワードPER10.3倍(現在PER21.95倍)が示す通り、純利益が約69億円まで回復する想定

  • 配当利回り4.77%と高水準の株主還元通年影響

    配当利回り4.77%。時価総額711億円に対して安定したインカム需要が下支え

  • 外国法人保有比率28.2%と機関投資家が注目継続影響

    外国人持ち株比率28.2%。企業統治への関心の高さから中長期資金が流入しやすい

  • PBR1.7倍と解散価値水準で割安継続影響

    PBR1.7倍は資産価値を大きく下回らない水準。純資産が株価を下支えする

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    売上が677億→591億円と減少傾向。

  • 業界需要の低下

    製造業の人手不足が続くが、派遣需要は減少。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しい。

  • 売上高が3期連続減収、591億円まで縮小通年影響

    売上高は677→657→591億円と3期連続減収。営業利益も59→40億円に減少

  • 純利益が76億円から26億円へ大幅減益通年影響

    純利益は76→26億円と65%減。特別損益や税負担の増加が重荷

  • 営業利益率が8.98%→6.77%と低下通年影響

    営業利益率は2.21ポイント低下。売上高減少に加え固定費比率が上昇

  • 株価は1年間で16%下落しトレンド悪化継続影響

    前年比▲16.07%。上値を追う動きが乏しく、戻り売り圧力が続く

次の決算で確かめる点
売上高成長率
減少が続くか、反転するかが重要。
営業利益率
収益性の維持・改善を確認。
稼働率
派遣社員の稼働状況が収益に直結。
配当性向
高配当の持続可能性を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり68.3で、前期から53.4%いまの株価に対する利回りは4.13%。

年間配当
¥68.3
1株あたり
配当利回り
4.13%
いまの株価に対して
配当性向
80.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2833.0
2018年3月4768.533.8
2019年3月6335.138.4
2020年3月7519.152.5
2021年3月37−50.453.9
2022年3月7088.942.8
2023年3月700.0117.4
2024年3月700.099.6
2025年3月700.040.9
2026年3月33−53.480.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥68.3

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,387人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.1%を占め、残る67.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他23.423.129.031.332.638.0
外国法人33.531.126.125.128.328.2
自己株式9.99.714.517.917.824.1
金融機関25.528.928.227.521.419.3
事業法人15.014.614.913.813.912.7
証券会社2.62.21.82.33.91.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01越智 通勝8.82
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.72
03一般財団法人エン人材教育財団6.15
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.36
05有限会社えん企画4.39
06JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.27
07越智 明之2.97
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.21
09BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE SEGREGATION ACC FOR THIRD PARTY(常任代理人 香港上海銀行)2.19
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-08-21
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    12.41%
    +1.01pt
  • 2026-08-04
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    11.40%
    +1.08pt
  • 2026-07-09
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    10.32%
    +0.38pt
  • 2026-07-06
    越智 通勝
    変更報告
    8.91%
  • 2026-07-01
    一般財団法人エン人材教育財団
    新規の大量保有報告
    7.24%
    +1.09pt
  • 2026-07-01
    越智 通勝
    新規の大量保有報告
    8.91%
  • 2026-06-30
    越智 通勝
    新規の大量保有報告
    8.91%
    +0.06pt
  • 2026-06-05
    みずほ信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    4.36%
    -0.22pt
  • 2026-05-11
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    9.94%
    +2.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+90%、1株純資産は14期で+142%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3534410.717.925.5
2014年3月6338017.314.618.7
2015年3月5643713.814.729.6
2016年3月6146113.631.329.8
2017年3月8851718.028.233.0
2018年3月14062624.544.133.8
2019年3月17976325.818.038.4
2020年3月15683519.612.952.5
2021年3月788119.543.753.9
2022年3月14890417.220.042.8
2023年3月618177.237.4117.4
2024年3月10277812.626.499.6
2025年3月18790622.28.840.9
2026年3月668307.716.780.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

2026/3期の役員報酬は総額138百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)711711717
社外取締役521214

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容854字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループの報告セグメントは、「人材サービス事業」の単一セグメントとなります。2026年3月31日現在、当社及び連結子会社14社によって構成されております。 人材サービス事業における主な提供サービス内容は次のとおりであります。 主なサービス名   サービス内容   事業主体 「エン転職」   総合転職情報サイト    エン㈱ 「engage」   採用支援 HR-Techサービス 「AMBI」   若手ハイキャリア特化型求人サイト 人財プラットフォームサービス 「ミドルの転職」   ミドル世代向けハイクラス求人サイト人財プラットフォームサービス 「エン派遣」   人材派遣会社の集合サイト 「エンバイト」   アルバイト求人情報サイト 「エン エージェント」   人材紹介 「iroots」   新卒学生向けスカウト サービス 「back check」   オンライン完結型リファレンスチェック 企業の人材活躍を支援する各種サービスの提供 人事制度、評価制度コンサルティング 「en world」   日本国内のグローバル企業 向け人材紹介及び人材派遣   エンワールド・ジャパン㈱ 「Vietnam Works」「Navigos Search」   ベトナムにおける求人広告 サイト及び人材紹介   Navigos Group Vietnam Joint Stock Company 「New Era India」   インドにおける人材紹介   New Era India Consultancy Pvt. Ltd. インドにおけるIT人材派遣   Future Focus Infotech Pvt. Ltd. 採用管理システム・業務管理システムの提供   ㈱ゼクウ 「エンSX」   セールス・マーケティング支援   エンSX㈱ 「PRO SCOUT」   ダイレクトリクルーティング採用におけるRPO支援   ㈱VOLLECT 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,334字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループが属する国内人材ビジネス市場は、少子高齢化の進行に伴う生産年齢人口の減少や産業構造の変化を背景に、構造的な労働力不足が一層深刻化しております。これにより、企業間の人材獲得競争は継続的に激化しており、採用市場は大きな転換期を迎えています。 こうした環境下においては、雇用の流動性の高まりに加え、求職者・企業双方におけるサービス選択の多様化・高度化が進展しており、人材マッチングの難易度は一段と高まっています。特に、業種・地域間での需給ギャップの拡大により、労働市場のミスマッチが顕在化しており、中小企業を中心に採用難や人件費上昇が経営課題となっています。 また近年では、AI技術の急速な進展により、採用・人材マッチング領域においてもデータ活用の高度化や業務効率化が進んでいます。求人・求職データの分析精度向上やスクリーニングの自動化、キャリア提案の高度化など、AIの利活用はサービス付加価値の向上と生産性改善の両面で重要性を増しています。一方で、企業においてはAI人材やデジタル人材の需要が急速に拡大しており、人材需給の偏在はさらに強まる傾向にあります。 企業側では、賃上げやリテンション施策の強化、リスキリング投資の拡充など、人材確保・定着に向けた取り組みが加速していますが、労働供給制約は依然として強く、今後も人材獲得競争は一層激しさを増す見通しです。また、求職者のキャリア志向の変化により、業界を横断した転職が進むなど、人材の流動化はさらに進展すると見込まれます。 このような環境の中で、企業間の人材確保力の差は拡大し、競争優位性の二極化が進行する可能性があります。 一方、海外市場においては、当社グループが展開するインドおよびベトナムにおいて、中長期的に高い経済成長が見込まれています。両国は人口規模が大きく平均年齢も若いことから、IT・テクノロジー分野を中心に旺盛な人材需要が継続しており、AI・デジタル領域を含めた高度人材ニーズの拡大を背景に、成長ポテンシャルは引き続き高いと認識しております。 当社グループは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画のもと成長戦略を推進してまいりましたが、事業環境の急速な変化を踏まえ、経営方針および事業戦略の抜本的な見直し(構造改革)を進めております。 深刻化する人材不足は社会的課題である一方、人と組織の課題解決を使命とする当社グループにとっては、中長期的な成長機会でもあります。特にAIの進展は、当社サービスの高度化および提供価値の拡張を可能にする重要なドライバーであり、今後の競争優位性を左右する要素と認識しています。 今後は、事業ポートフォリオの再構築、コーポレート・ガバナンスの強化、ならびに意思決定の迅速化を推進するとともに、AIをはじめとするテクノロジー活用を積極的に進めてまいります。 当社グループは、事業活動を通じて人材と企業の最適なマッチングを実現し、社会全体の生産性向上と持続的成長に貢献するとともに、企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク5,559字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性がある主な事項を以下に記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資判断、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項について、投資家及び株主に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。当社グループは、これらリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループの経営状況及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (特に重要なリスク) (1) 景気の変動、雇用情勢及び感染症について 当社グループの事業は景気動向や雇用情勢等の影響を受けやすいものであり、当社グループの想定を超えた経済環境の変化があった場合は、当社グループの業績に影響を与えうるリスクであると考えております。特に、大規模かつ深刻な感染症が流行した場合は、当社グループの事業活動に影響を及ぼし、当社グループの業績にも影響を与える可能性があります。当社グループでは、感染症拡大に関するリスクへの対応策として、従業員及び顧客企業の安全確保と感染拡大防止策やBCP(事業継続計画)を整備し、有効な防疫対策を講じた上で事業が継続できる体制の構築に努めています。 (2) 個人情報保護について 個人情報の外部漏洩はもちろん、不適切な利用、改ざん等の重大なトラブルの発生は、当社グループの業績に影響を与えうるリスクと考えております。 当社グループは、個人情報の管理を事業運営上の最重要事項と捉え、個人情報を取り扱う際の業務フローや権限、組織体制を明確にし、個人情報保護規程をはじめとした規程や規則等を制定しております。また、従業員を対象としたe-ラーニングなどの社内教育を通じて関連ルールを周知徹底し、個人情報保護法及び関連法令等の法的規制の遵守に努めております。しかしながら、個人情報の流出等の重大なトラブルが発生した場合には、契約内容にかかわらず法的責任を課せられる危険性があります。あるいは、法的責任まで問われない場合でもブランドイメージが毀損し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3) M&Aについて 当社グループは事業拡大の一環としてM&A等を展開しており、今後も必要に応じて実施してまいります。ただし、M&A等は、将来予測を基に実施するものであり、不確実性が伴います。 当社グループでは、M&A等を実施する場合には、対象企業の財務内容や契約関係等について詳細な事前調査・検討を行い、極力不確実性を排除するように努めております。しかしながら、M&A後に、偶発債務等の発生や事業環境の変化等により計画通りの事業展開を行えなかった場合は、のれんや関係会社株式の減損処理が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 内部管理体制の充実及び法令遵守について 当社グループは国内外において子会社、関係会社が増加しており、それに比例して不正行為等による法令違反の発生可能性が増加することが想定されます。 当社グループは、これらのリスクの低減のため、各種法令・ルールに則った規程等を制定するとともに、その遵守を担保するため、内部統制システムを整備しております。また、代表取締役社長直轄の独立した組織として内部監査室を設置し、国内外を問わず、監査を通じて当社グループ全体における法令・ルール等の遵守状況の確認等を行っております。しかしながら、人的要因及び急激な事業環境の変化により、内部統制に関する制度の構築、運用、モニタリングのいずれかが充分に機能しない場合、様々な事業リスクを適切に管理できず、業績に影響を与える可能性があります。また、内部統制に関する制度が完全にその機能を果たしたとしても、これらは違法行為のすべてを排除することを保証するものではなく、従業員による重大な過失、不正、その他の違法行為等が生じた場合には、訴訟や損害賠償等の発生により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5) 技術開発に伴うサービスの陳腐化について インターネット関連事業は技術革新が著しく、新技術、新サービスが常に生み出されております。当社グループ事業はインターネットと深く関わっており、競争力のあるサービスを提供し続けるためには、かかる新技術及び新サービスを適時に提供することが重要になります。 当社グループでは、ユーザーやクライアントから寄せられる様々なリクエストを吸い上げ、自社システムに反映することや、新技術を用いた質の高いサービスを提供するため、各企画部門が中心となり関係部署と協議の上、新規サービスを開発する体制をとっております。また、新技術を持ち当社サービスとシナジーが発揮できる企業と、業務資本提携やM&A等を実施することで、技術革新に積極的に対応しております。しかしながら、他社が極めて革新的な新サービスを開発し、かつこれに対抗するためのサービスの提供が遅れた場合には、業界内での競争力の低下を招き、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (重要なリスク) (1) 第三者との係争について 当社グループは、自らが事業を展開する国又は地域の法令等を遵守しておりますが、事業活動に関して重要な訴訟等が提起され、当社グループに不利な判断がなされた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2) 大規模自然災害、ネットワーク障害等について 当社グループの事業はコンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害や電力供給の停止、通信障害等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの対象事業を営むことができなくなる可能性があります。また、何らかの原因で一時的な過負荷によって当社グループ又はインターネット・サービス・プロバイダーのサーバーが作動不能に陥ったり、外部からの不正な手段によるサーバーへの侵入等の犯罪や役職員の過誤によるネットワーク障害が発生する可能性があります。これらの障害が発生した場合には当社グループに直接的損害が発生するほか、サーバーの作動不能や欠陥等に起因して、当社グループの信頼が失墜し取引停止等に至ったり、当社グループに対する訴訟や損害賠償請求等が発生することも想定されます。また、大規模なネットワーク障害、大地震等の災害が発生した場合、ユーザーにおける消費活動の萎縮などが生じえます。この場合には当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3) 特有の法的規制等に係るものについて 当社グループは、自らが事業を展開する国又は地域の法令等を遵守する必要があります。また、一定の事業においては各国・地域の許認可等を取得する必要があります。 当社グループがこれら法令等の違反又は許認可等を失った場合には、対象事業を営むことができなくなる可能性があります。更に、将来当社グループに適用される法令等の新設又は改正、司法・行政解釈等の変更がある場合は、それに応じた体制整備を迫られ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 海外子会社について 当社グループの中には海外子会社がありますが、海外子会社の運営に際しては為替変動リスクがあるほか、各国及び各地域等の経済情勢、政治情勢、法規制、税制等の変化による影響や、ビジネス慣習の違い等、特有の業務上のリスクがあります。今後、当社グループ内に占める海外子会社の売上、利益の割合が増加し、各国及び各地域等の経済情勢等に変動があった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5) 新規事業について 当社グループは、事業規模の拡大と収益源の多様化を実現するために、新規事業を開拓していく方針であります。実施にあたってはリスクを軽減するために必要な情報収集及び検討を実施しておりますが、不確定要素が多く存在する可能性があり、新規事業の展開が予想通りに進まない場合、また、新規事業への取り組みに付随したシステム投資・研究開発費・広告宣伝費・人件費等の追加的な支出が発生した場合や、当初見込んでいた収益が得られなかった場合は、固定資産の減損の兆候に該当する可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6) 事業領域について 当社グループは、「人材採用・入社後活躍」を支援する企業としてこれまで培ってきたノウハウ及びブランド力を活用できる領域を中心に事業を推進しております。しかしながら、当該市場規模の縮小や成長鈍化、又は当社グループにおける各種サービスの競争力低下や価格下落等の要因により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (7) 競合について 当社グループが事業を展開する市場では、各分野において多数の競合他社が存在しております。これらの競合他社が当社グループより低い価格で同水準のサービスを展開した場合や、個人ユーザーを取り込む斬新なサービスを提供した場合、当社グループのシェアが下がり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8) 人的資産について 当社グループが成長に向けて企業基盤を拡充するためには、営業体制の強化や技術開発が不可欠であると考えていることから、優秀な人材の確保・育成には重点的に取り組んでおります。今後、更なる業容拡大を目指す上で、必要な人材を確保・育成できない場合や事業ノウハウを持った人材が社外へ流出した場合には、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。 また、人材の確保・育成が順調に進んだ場合でも、人件費、設備コスト等の固定費が当社グループの想定以上に増加した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9) ストック・オプション制度による株式価値の希薄化について 当社グループはストック・オプション制度を採用しており、今後ストック・オプションが行使された場合には、株式価値が希薄化する可能性があります。 今後これらストック・オプションが行使された場合には、当社の1株当たりの株式価値が最大で2.70%希薄化する可能性があります。 (10) 検索エンジンへの対応について インターネットユーザーの多くは、検索サイトを利用して必要な情報を入手しており、当社グループの各サービスにおいても、これら検索サイトから多くの利用者を集客しております。当社グループでは、担当部署を設け検索エンジンの仕様変更等に対応できる体制を整えております。しかしながら、今後、検索エンジン運営者における上位表示方針の変更やシステムトラブル等、何らかの要因によって検索結果の表示が当社グループにとって優位に働かない場合には、当社グループの集客効果は減退し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (11) 特定の取引先業種との取引について 当社グループは特定業種に拘らず幅広い業種・職種を対象として営業活動を行っております。しかし、求人求職サービスの需要はその時々の経済情勢と密接な関係があり、特定の産業に偏るといった結果になることが予想されます。今後も幅広い業種・職種を対象として営業活動を展開する方針ですが、特定業種の好不況が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (12) 広告宣伝活動について 広告宣伝活動は、一般に効果を予測することが困難であり、過大な広告宣伝費の支出は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループの事業拡大には、当社グループのブランド認知度を向上させることが重要であり、専門部署による適切な管理のもと、既存媒体を含めた広告宣伝活動を積極的に展開しております。しかしながら、広告宣伝活動の内容によっては費用の増大に繋がるリスクがあります。 (13) 知的財産権侵害等について 当社グループは、提供する各種サービスの名称等における商標権やコンテンツにおける著作権等、多数の知的財産権を保有しております。当社グループは、知的財産権における権利の保護、維持、取得を適正に行っておりますが、第三者との間で知的財産権に関する訴訟の当事者となる可能性があり、その結果、損害賠償等の費用が発生し、当社グループの事業遂行及び業績に影響を与える可能性があります。 逆に、第三者が当社グループのサービスと同一・類似の名称を無断で使用した場合には、ユーザーの誤謬を招いたり、当社グループの評判・信用が毀損され、業績に影響を与える可能性があります。 (14) 代表取締役への依存について 代表取締役会長兼社長である越智通勝は、当社グループの経営方針や事業戦略全般の策定等、多方面において重要な役割を果たしております。 代表取締役が1名であるため、依存リスクが高いとも考えられますが、当社グループでは、代表取締役に過度に依存しない経営体質の構築を進めており、今後より一層代表取締役に権限集中しない経営体質を目指してまいります。但し、何らかの理由により代表取締役に不測の事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは求人情報サイトの運営・人材紹介・教育評価を中心に、「人材採用・入社後活躍」の支援事業をメインに展開しております。 国内の人材ビジネス市場では、少子高齢化による働き手の減少や産業構造の変化により、人材不足が深刻化しております。その結果、企業の採用競争は激しくなり、採用市場は大きな変化の局面を迎えています。 そのような環境の中で当社グループは当連結会計年度を含む今後2年間を構造改革および戦略方針の転換の年と位置付け、事業ポートフォリオの見直し、コスト削減、成長投資の3つを最重要戦略とし事業運営をしております。当期は事業ポートフォリオの見直しの一環としてengage事業の譲渡を決定し、主力事業であるエン転職及びエージェントの強化を行ってまいりました。エン転職は前期までの投資抑制の影響を受けて減収となりましたが、利用企業数の増加を実現しました。エージェントにおいてはグローバル人材紹介を展開するエンワールド・ジャパンがコンサルタント増員や生産性の改善を実現し、増収しております。 これらの結果、連結売上高は59,093百万円(前期比10.0%減)となりました。 また、利益面においてはengageにおいて広告宣伝費をはじめとする費用効率化により削減が進んだものの、減収幅を補うには至らず、営業利益は3,962百万円(前期比32.7%減)、経常利益は4,191百万円(前期比29.5%減)となりました。前年度、株式会社タイミーの株式の売却により投資有価証券売却益を特別利益に計上しましたが、当連結会計年度は重要な特別利益の計上がなく、親会社株主に帰属する当期純利益は2,616百万円(前期比65.7%減)となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   増減   増減率 売上高   65,678   59,093   △6,584   △10.0% 営業利益   5,892   3,962   △1,929   △32.7% 経常利益   5,943   4,191   △1,752   △29.5% 親会社株主に帰属する当期純利益   7,628   2,616   △5,012   △65.7% 主要な事業の概況(管理会計ベース) (単位:百万円) 売上高   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   増減率 HR   国内   採用サービス   メディア   エン転職   17,391   15,306   △12.0% engage   9,753   7,057   △27.6% その他   15,618   15,343   △1.8% エージェント       9,915   10,852   9.4% その他       1,795   2,533   41.1% 教育・評価サービス           1,687   1,752   3.8% 海外   採用サービス   メディア・エージェント       2,592   2,722   5.0% ITエンジニア派遣       3,416   3,742   9.5% 非HR   国内   営業代行サービス           1,983   1,784   △10.0% ※各事業の売上高合算と連結売上高との差異は、事業間調整及び連結調整等によるものであります。 ※非HRというサービス区分はありますがセグメント上は単一の人材サービス事業です。 (メディア) 売上高はエン転職では利用企業数が増加し改善傾向が見られるものの、減収が継続しております。engageにおいては期初より事業黒字化に向けた投資適正化を図っており減収となっております。営業利益はengageにおける費用効率化が進んだものの、減収幅が大きく減益となりました。 その結果、売上高は37,707百万円(前年同期比11.8%減)、営業損益は6,876百万円の利益計上(前年同期比25.3%減)となりました。 (エージェント) 売上高はグローバル人材紹介事業を展開するエンワールド・ジャパンにおいてはコンサルタントの増員などにより成長し、エンエージェントにおいては高年収帯での決定が増加した結果、増収となりました。 営業利益はエンワールド・ジャパン、エンエージェント共に生産性の改善が進み増益となりました。 その結果、売上高は10,852百万円(前年同期比9.4%増)、営業損益は1,628百万円の利益計上(前年同期比 23.4%増)となりました。 (採用サービス その他) 売上高は主に派遣会社向けに採用管理システムを提供するゼクウにおいて取引単価の向上や、10月より連結子会社となったリファレンスチェックサービスを展開するback checkの新規連結により増収となりました。 営業利益はゼクウの売上成長が貢献し、増益となりました。 その結果、売上高は2,533百万円(前年同期比41.1%増)、営業損益は790百万円の利益計上(前年同期比66.7%増)となりました。 (教育・評価サービス) 売上高はタレントマネジメントシステムや入社後のオンボーディングサービスの利用が伸長し、増収となりました。 営業利益はサイト開発関連コストが増加し、減益となりました。 その結果、売上高は1,752百万円(前年同期比3.8%増)、営業損益は453百万円の利益計上(前年同期比11.9%減)となりました。 (海外) 売上高はベトナム国内での景気回復や、ITエンジニア派遣において米国事業が成長し、増収となりました。 営業損益はメディア・エージェントにおける継続的なコストコントロールやITエンジニア派遣の増収により増益いたしました。 その結果、売上高は6,464百万円(前年同期比7.6%増)、営業損益は1,264百万円の利益計上(前年同期比99.0%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は59,093百万円(前期比10.0%減)となりました。また、利益面においてはengageにおいて広告宣伝費をはじめとする費用効率化により費用削減が進んだものの、減収による減益相当額を補うには至らず、営業利益は3,962百万円(前期比32.7%減)、経常利益は4,191百万円(前期比29.5%減)となりました。前年度、株式会社タイミーの株式の売却により投資有価証券売却益5,456百万円を特別利益に計上しましたが、当連結会計年度は重要な特別利益の計上がなく、親会社株主に帰属する当期純利益は、2,616百万円(前期比65.7%減)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ①  生産実績 当社グループの主たるサービスは、求人サイトの運営及び人材紹介であるため、生産に該当する事項がありません。よって、生産実績に関する記載はしておりません。 ②  受注実績 当連結会計年度における受注実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 人材サービス事業   60,486   △10.4   10,987   9.2 (注)1.当社グループの事業は単一セグメントであります。 2.関係会社間取引については相殺消去をしております。 3.派遣形態は、サービスの提供量に応じて対価を得るため受注実績には含まれておりません。 ③  販売実績 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 人材サービス事業   59,093   △10.0 (注)1.当社グループの事業は単一セグメントであります。 2.関係会社間取引については相殺消去をしております。 (2) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ7,233百万円減少し、49,708百万円となりました。 このうち流動資産は9,883百万円減少し、27,205百万円となりました。これは主に自己株取得やback check株式会社の取得により、現金及び預金が8,957百万円、有価証券2,000百万円が減少し、受取手形、売掛金及び契約資産が798百万円増加したこと等によるものであります。また、固定資産は2,649百万円増加し、22,502百万円となりました。これは、ソフトウエアが844百万円、のれんが694百万円、その他に含まれる顧客関連資産が1,133百万円増加したこと等によるものであります。 (負債) 負債合計につきましては、前連結会計年度末に比べ1,439百万円減少し、17,884百万円となりました。このうち流動負債は2,001百万円減少し、14,539百万円となりました。これは前連結会計年度の税負担が減少したことにより未払法人税等が2,318百万円減少したこと等によるものであります。また、固定負債は561百万円増加し、3,345百万円となりました。 (純資産) 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ5,794百万円減少し、31,824百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上2,616百万円があった一方、自己株式の取得により5,000百万円減少、配当金の支払いにより3,023百万円減少したこと等によるものです。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べて11,103百万円減少し、12,480百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ①  キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、3,550百万円のプラス(前連結会計年度は8,062百万円のプラス)となりました。これは、税金等調整前当期純利益3,628百万円、減価償却費3,182百万円、法人税等の支払額3,623百万円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、6,523百万円のマイナス(前連結会計年度は843百万円のマイナス)となりました。これは、定期預金の払戻による収入5,965百万円、無形固定資産の取得による支出4,182百万円、定期預金の預入による支出6,342百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、8,047百万円のマイナス(前連結会計年度は3,021百万円のマイナス)となりました。これは、自己株式の取得による支出5,004百万円があったこと等によるものであります。 当社グループでは、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより、必要とする資金を調達しております。また、取引銀行2行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約(極度額11,000百万円)を締結しておりますが、当連結会計年度末における借入実行残高はありません。 なお、重要な設備の新設等の計画はありません。 ②  財務方針 当社は、中長期的な利益成長の観点から、事業ステージに応じた適切な投資を図りつつ、ブランド投資や設備投資、М&A、出資など株主価値向上に資する戦略的な投資を行っていくことを基本方針としております。 また、株主還元を強化することを掲げ、利益配当金につきましては経営成績、財政状態および今後の事業展開に備えるための内部留保も勘案のうえ実施することを基本方針としております。 2027年3月期の配当金につきましては、配当性向50.0%、1株あたりの年間配当計画は68円30銭を予定しております。 ※配当性向は「親会社株主に帰属する当期純利益」を算定根拠としております。 ※配当性向の算定に用いる1株当たり当期純利益については、自己株式を除く株数で親会社株主に帰属する当期純利益を除しておりますが、この自己株式には株式給付信託(J-ESOP)分を含めて算定しております。実際には、株式給付信託分の株式についても配当を行うため、当社が設定する配当性向はこれを加味したものとなります。 ③  資金使途 主に人件費及び広告宣伝費を中心とした運転資金、法人税の支払い、配当金の支払いに資金を充当しております。また、テクノロジー分野を中心としたM&A及び出資など、再成長に向けた成長戦略投資を強化する方針に基づき、資金を充当しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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