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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

キャリアデザインセンター

CAREER DESIGN CENTER CO.,LTD.2410 · Prime · サービス業

キャリア志向の高いエンジニア・営業・女性をターゲットに、中途・新卒向けメディア・人材紹介・派遣を展開。

概要

キャリアデザインセンターは、1993年に東京都港区で設立された人材サービス企業である。主力の「type」ブランドを通じ、中途・新卒向けの求人サイト運営、人材紹介、IT派遣を手がける。2025年9月期の売上高は186億円、営業利益16億円を見込む。女性やエンジニア、営業職といったキャリア志向の高い層を標的に、メディアと紹介・派遣を組み合わせた事業構造を持つ。

typeブランドで中途・新卒・派遣をカバーする事業構成

同社は5つの事業セグメントで構成される。メディア情報事業は中途向けのWeb求人広告と適職フェアで、売上高59億円(全体の31.7%)を占める。新卒メディア事業は就活情報誌やイベントで7.9億円。人材紹介事業は登録型の「type転職エージェント」で31.4億円、新卒紹介事業は2.0億円。IT派遣事業はエンジニア派遣で86.1億円と最大の売上シェア(46.2%)を持つ。各事業は相互に連携し、求職者と企業の採用課題をワンストップで解決する仕組みを構築している。

収益の7割をIT派遣とメディア情報が稼ぐ構造

事業の収益貢献度には偏りがある。IT派遣事業は売上高86.1億円で全体の約46%を占め、営業利益も2.8億円と事業別経常利益の約27%を生む。メディア情報事業が売上59.1億円(32%)で続き、営業利益は7.2億円と全事業中最大の利益率を示す。一方、人材紹介事業は売上31.4億円だが経常利益は3.7億円で利益率は低め。新卒紹介事業は売上2.0億円ながら経常損失0.4億円と収益面で課題を抱える。このように、IT派遣とメディア情報で売上の約78%、経常利益の約60%を稼ぐ構造である。

女性・エンジニア・営業に特化したターゲット戦略

同社は創業以来、キャリア志向の高い「エンジニア」「営業」「女性」を主要ターゲットに据える。メディア情報事業では、エンジニア向け「エンジニアtype」、営業職向け「営業の転職@type」、女性向け「女の転職type」と専門サイトを展開し、求職者の属性に応じた情報を提供する。人材紹介や派遣でも同様のセグメントを意識し、例えばIT派遣事業はエンジニアに特化している。この絞り込みにより、他社との差別化を図るとともに、各領域での深いノウハウを蓄積してきた。

業界の中での役割は人材サービス(求人メディア・紹介・派遣)提供会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
186億円
営業利益
16億円
営業利益率
8.6%
純利益
11億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01メディア情報事業(中途)主力

中途採用向けにWebサイト「type」「女の転職type」等を運営し、適職フェアを開催。キャリア志向の求職者と企業をマッチング。

主な製品・サービス2
type
エンジニア・営業等の中途向け求人Webサイト。
女の転職type
女性の中途転職に特化した求人Webサイト。

02新卒メディア事業準主力

新卒向けに情報誌「type就活」の発行や就活イベントを開催。学生と企業の接点を創出。

主な製品・サービス2
type就活(情報誌)
新卒学生向けの就活情報誌。
type就活(イベント)
新卒学生と企業が直接交流する就活フェア・セミナー。

03人材紹介事業準主力

有料職業紹介「type転職エージェント」及び新卒紹介「type就活エージェント」を運営。求職者のキャリア支援と企業の採用支援を個別に実施。

主な製品・サービス2
type転職エージェント
中途転職希望者向けの個別人材紹介サービス。
type就活エージェント
新卒学生向けの個別人材紹介サービス。

04IT派遣事業副次

一般労働者派遣事業「type IT派遣」を展開。ITエンジニアを中心に、派遣先企業へ人材を供給。

主な製品・サービス1
type IT派遣
ITエンジニアに特化した人材派遣サービス。

製品と技術

中途向け総合求人サイト『type』と『女の転職type』

「type」は、エンジニア・営業・事務など幅広い職種の中途求人を掲載するWebサイトである。1994年に情報誌として誕生し、2000年からWeb版を運営。現在はメディア情報事業の核として、企業向け求人広告と求職者向け情報提供を両立する。派生版の「女の転職type」は2005年に開設され、女性のキャリアアップに特化。育休復職支援や働き方に関する記事も提供する。両サイトとも適職フェアと連動し、オンラインとオフラインの両面で採用マッチングを促進している。

個別支援型の『type転職エージェント』と『type就活エージェント』

人材紹介事業の中核が「type転職エージェント」である。登録型の有料職業紹介で、キャリアアドバイザーが求職者の経歴や希望に合う求人を個別に提案。一般領域(営業・IT・販売など)とミドル領域(専門職・管理職)に分かれる。2025年9月期の成約件数は堅調だったが、企業の採用慎重化により伸びは鈍化した。一方、新卒向けの「type就活エージェント」は学生の登録増加を図るが、内定辞退の影響で経常損失を計上している。両エージェントはメディア事業からのリードを活用し、クロスセル効果を生む。

ITエンジニア特化の派遣サービス『type IT派遣』

「type IT派遣」は、2007年に開始した一般労働者派遣事業。有期雇用派遣と無期雇用派遣の2形態を運営する。有期雇用派遣ではITエンジニアの登録者獲得と案件開拓を強化し、フォロー体制の充実で稼働人数が順調に増加。無期雇用派遣では中途採用を積極化し、エンジニアの退職率抑制に成功した。2025年9月期の売上は86.1億円で前年比15.8%増、事業別経常利益は2.8億円で同64.1%増と最も成長率が高い。全社売上の約半分を稼ぐ主力事業である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材紹介中心で国内大手、営業利益率は高水準

同社はサービス業に属し、人材紹介・採用支援を主力とする。売上高は2025/9期に186億円で、ライバルのジンジブやイシンと比較して売上規模は大きい部類に入る。営業利益率は7.91%から8.6%へと高水準で推移しており、同業他社の中でも収益性が高い。特に、キャリアデザインセンターは中途採用市場で強みを持ち、転職支援サービスで一定のシェアを占める。ただし、人材紹介市場は景気変動の影響を受けやすく、企業の人材採用意欲が低下すると業績が悪化するリスクがある。また、競合のJSHやダイブグループも同様のサービスを展開しており、競争が激しい。

強み

  • 営業利益率8.6%と高く、収益性が業界トップクラス。
  • 売上高が174億円から186億円へ増加し、成長が続く。
  • 転職支援で知名度が高く、求職者と企業双方から信頼を得る。
  • 人材紹介に特化し、専門性の高いサービスを提供。

課題

  • 企業の採用意欲が景気に左右され、業績が変動しやすい。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化が課題。
  • 既存市場の成熟により、新規顧客獲得が難しくなる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がキャリアデザインセンター

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

求人情報誌『type』創刊からWeb展開へ(1993-2000)

1993年7月、東京都港区六本木で株式会社キャリアデザインセンターを設立。翌1994年5月にキャリア志向のビジネスパーソン向け求人情報誌『type』を創刊した。1996年にはエンジニア向け増刊号を発行し、1997年には合同会社説明会「エンジニアtype適職フェア」を開始。1998年、有料職業紹介事業を目的に子会社キャリアデザインコンサルティングを設立(100%出資)。2000年4月には本社を現在地の赤坂に移転し、同年同月にWebサイト『@type』を開設。紙からデジタルへの基盤を築いた。

女性・営業向け専門メディアの拡充と上場(2001-2007)

2001年6月、女性向け求人情報誌『ワーキングウーマンtype』を創刊。2003年には子会社を吸収合併し、人材紹介事業を本体に統合した。2004年9月に営業職向け適職フェアを開催し、同年10月に大阪証券取引所ヘラクレスに上場。2005年10月には女性転職サイト『女の転職@type』を開始。2006年4月に営業職向けサイト『営業の転職@type』を開設し、同年9月には東京証券取引所市場第二部に上場。2007年10月、新卒向け情報誌『就活type』を創刊し、同月に東証第一部に指定された。この間、ターゲットごとの専門メディアを揃え、株式市場での評価を高めた。

IT派遣事業への本格参入と多角化(2007-2012)

2007年11月、ITエンジニアに特化した有期雇用派遣「typeのIT派遣」を本格開始。同時に『介護の仕事 女の転職@type』など複数の専門サイトを開設し、事業領域を拡大した。2008年には派遣事業を目的とした子会社キャリアデザインITパートナーズを設立。2012年9月期の売上高は40億円、純利益4億円と順調に成長した。IT派遣事業はその後、2010年代後半に同社の最大事業へと成長する芽となる。

売上高の急成長とコロナ禍からの回復(2013-2025)

2013年9月期に売上高51億円だった同社は、2019年9月期には122億円まで倍増。しかし2020年9月期は新型コロナウイルス感染症の影響で売上110億円、純損失2億円に落ち込んだ。2021年9月期には売上94億円と一旦縮小したが、その後急回復。2022年9月期155億円、2023年9月期174億円と過去最高を更新し続け、2025年9月期は売上186億円、営業利益16億円を見込む。2021年には5年後の売上200億円を目指す中期経営計画を策定し、IT派遣事業の成長が牽引役となっている。

年表16件を開く

1990年代

  • 1993年7月創業キャリア志向の高い「エンジニア」「ビジネスパーソン」向けに最新ビジネス情報を提供するとともに、厳選された求人情報を掲載する情報誌の出版を主要な事業内容として、東京都港区六本木に、株式会社キャリアデザインセンターを設立
  • 1994年5月キャリア志向の高いビジネスパーソンのための求人情報誌として『type』を創刊
  • 1996年5月『type』の基本コンセプトはそのままに、エンジニア向け求人情報誌として臨時増刊号『エンジニアの仕事と資格と転職の本』を創刊
  • 1997年11月技術系企業を一堂に集め、求職者のための合同会社説明会『エンジニアtype適職フェア』を開催
  • 1998年8月創業有料職業紹介事業を行う目的で株式会社キャリアデザインコンサルティングを設立(資本金 1,000万円、株式会社キャリアデザインセンター 100%出資)

2000年代

  • 2000年4月本店所在地を東京都港区赤坂三丁目21番20号(現在地)に移転
  • 2000年4月「キャリアアップ転職の専門情報サイト」として、Webサイト『@type』の運営開始
  • 2001年6月キャリア志向の高い女性向け求人情報誌として『ワーキングウーマンtype』を創刊
  • 2003年1月M&A株式会社キャリアデザインコンサルティングを吸収合併
  • 2004年9月営業職の採用を希望する企業を一堂に集め、求職者のための合同説明会『営業職のためのtype適職フェア』を開催
  • 2004年10月上場大阪証券取引所 ニッポン・ニューマーケット-「ヘラクレス」に株式を上場
  • 2005年10月「正社員で成長したい女性のための転職サイト」として『女の転職@type』の運営開始
  • 2006年4月「ひとつ上の営業マンを目指す人の転職サイト」として『営業の転職@type』の運営開始 キャリアアップを目指す女性と、女性を求人する企業を一堂に集め、合同説明会『女性のためのtype適職フェア』を開催
  • 2006年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年10月就職意識と仕事での成長意欲が高い大学新卒者向けの就職情報誌として『就活type』を創刊
  • 2007年11月創業総合商社、金融、コンサルティング、IT業界を中心に、トップクラスの企業を一堂に集め、大学新卒者のための合同企業説明会『type就活フェア』を開催「介護・医療・福祉関連専門の転職サイト」として『介護の仕事 女の転職@type』の運営開始「販売・サービス職に特化した転職サイト」として『販売・サービスの仕事@type』の運営開始「コンサルティング・経営・ITの上流を目指す人の転職サイト」として『@typeプロフェッショナル』の運営開始 ITエンジニアに特化した有期雇用型派遣事業として『typeのIT派遣』を本格的に事業開始 エンジニアのキャリア形成のためのWebマガジン『エンジニアtype』を創刊 学生のキャリア観の醸成・仕事観の確立を目的としたインターンシップ・ラボ『キャリアビジョンtype』を開催 女性の中長期的な人生設計を支援するためのWebマガジン『Woman type』を創刊 東京証券取引所市場第一部に指定 労働者派遣事業を行う目的で株式会社キャリアデザインITパートナーズを設立(資本金 4,000万円、株式会社キャリアデザインセンター 100%出資)労働者派遣事業を会社分割の方法

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年9月期まで200億円
  • 経常利益2026年9月期まで24億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    キャリア志向人材へのメディアミックス展開

    エンジニア・営業・女性などキャリア志向の高い人材を主軸に、メディア情報、人材紹介、新卒紹介、IT派遣などのサービスを『type』ブランドで横断的に展開し、相乗効果を高める。

  2. 02

    中期経営計画の達成

    2026年9月期を最終年度とする中期経営計画のもと、売上高200億円、経常利益24億円の達成を目指し、企業価値向上施策に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で768人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は551万円で、9期前と比べて+13.4%平均年齢は30.7歳、平均勤続年数は5.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月490
2017年9月581
2018年9月605
2019年9月48628.74.2651
2020年9月49229.34.8660
2021年9月50330.15.4662
2022年9月54530.45.5695
2023年9月55630.05.2783
2024年9月55030.15.3835168
2025年9月55130.75.9768208

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率48.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率20.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区1,382百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は186億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.1%、利益が+14.3%。

売上高
+5.1%
186億円
営業利益
+14.3%
16億円
純利益
+10.0%
11億円
営業利益率
8.6%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高200億円186億円
営業利益19億円16億円
純利益13億円11億円
1株あたり配当¥160¥160

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は49億円、営業利益は6億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+6.5%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q4237.13
2023年3Q46510.93
2023年4Q433
2024年1Q4449.13
2024年2Q4337.02
2024年4Q9077.85
2025年2Q9166.64
2025年4Q951010.57
2026年2Q9377.55
2026年3Q49612.24

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は40億円から186億円へ4.7倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月4044
2013年9月5154
2014年9月6277
2015年9月7664
2016年9月86107
2017年9月99128
2018年9月110128
2019年9月122107
2020年9月110−2−2
2021年9月9429
2022年9月155118
2023年9月1741612
2024年9月17714147.910
2025年9月18616168.611

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高186億円のうち、営業利益として残るのは16億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金47.8%89億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.5%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
52.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.9pt
25.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
14.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
29.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが20億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は38億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月5−1−1410
2013年9月6−21414
2014年9月10−5−3517
2015年9月7−2−2520
2016年9月7−3−2422
2017年9月9−3−4624
2018年9月10−3−3728
2019年9月9−4−2531
2020年9月2−5−3−324
2021年9月6−4−1225
2022年9月21−3−91833
2023年9月19−5−31444
2024年9月9−8−18126
2025年9月20−3−51738

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は77億円。このうち返さなくてよい自己資本が46億円で、自己資本比率は59.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月2013762.1
2013年9月27161157.7
2014年9月35221360.6
2015年9月40241658.8
2016年9月44291562.8
2017年9月50331763.7
2018年9月56391767.9
2019年9月61431871.0
2020年9月56381868.1
2021年9月59392067.4
2022年9月67303744.1
2023年9月80394149.2
2024年9月65392660.5
2025年9月77463159.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
39億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
41億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中327位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,863で、1年前と比べて+31.5%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥2,863-2.4%1ヶ月+2.1%1年+31.5%時価総額157億円
過去52週の値幅
安値¥2,062高値¥2,984

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)11.8倍
PBR2.98倍
配当利回り5.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月は2,870円〜2,930円のレンジで推移していましたが、7月31日に出来高5万株超を伴って2,918円と上昇した後、8月3日に2,808円まで下落しました。その後は再び上昇し、8月14日には2,973円と年初来高値に接近しました。8月18日には2,933円と小幅反落して取引を終えています。25日移動平均線(2,887.2円)を約1.6%上回っており、短期のトレンドは上向きです。52週高値(2,984円)まで約1.7%の水準にあり、高値更新が意識される状況です。出来高は増加傾向にあり、買い意欲が確認できます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが13.39倍と業界平均22.98倍を大幅に下回り、予想PERも12.1倍と低水準。配当利回りは5.46%と業界平均2.31%を大きく上回り、株主還元が手厚い。ROEは25.7%と高水準で収益性が高い。PBRは3.05倍と業界平均3.31倍をやや下回るが、割安感がある。ただし、売上高は緩やかな成長にとどまり、利益率は8%前後で、将来の成長性にはやや鈍さが見られる。割安だが、成長性という観点からは配当利回りの高さが評価される。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍23.4倍
PER (予想)11.8倍
PBR2.98倍3.51倍
ROE25.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

新卒採用市場は少子化による学生数減少が構造的な課題となる一方、企業の採用意欲は高く、オンラインサービスの需要が拡大している。強気派は、同社のブランド力と顧客基盤を背景に、オンライン市場での成長が収益を牽引するとみる。弱気派は、少子化による市場縮小や競合との競争激化で、成長が鈍化する可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 売上20年連続増加

    実績が示す成長の持続性。

  • オンライン市場の拡大

    就職活動のオンライン化で新たな需要を獲得。

  • 高い収益性

    ROE 25.7%と高水準の資本効率。

  • 営業利益14億→16億円、営業利益率8.6%通年影響

    営業利益は前期14億円から16億円、営業利益率は7.91%→8.60%へ改善

  • 予想PER12.2倍と実績13.53倍、増益期待決算発表後影響

    予想PER12.2倍は実績PER13.53倍を下回り、来期の増益を見込む

  • 配当利回り5.4%と高水準継続影響

    配当利回り5.4%、ROE25.7%と高い還元・収益性

  • ROE25.7%と高収益体質継続影響

    ROE25.7%はPBR3.09倍を説明、自己資本の効率的活用が魅力

マイナスに働く材料7
  • 少子化の影響

    学生数減少が市場規模を縮小させる。

  • 競争の激化

    新興サービスとの競合が価格圧力を生む。

  • 成長の鈍化

    売上増加率が近年鈍化傾向。

  • 売上高186億円と成長率5.1%に鈍化通年影響

    売上高は前期177億円から186億円、増収率は5.1%と一桁

  • 純利益は10億→11億円、2年前の12億円に戻らず通年影響

    純利益11億円は前期10億円から増加も、2023/9期の12億円を下回る

  • 時価総額163億円と小型、流動性低い継続影響

    時価総額163億円は小型で、まとまった売買で株価変動大

  • 株価1年で44.31%上昇、利益確定売り継続影響

    1年間で株価は44.31%上昇、短期的な戻り売りに注意

次の決算で確かめる点
「あさがくナビ」登録学生数
就職活動市場でのシェアを示す重要な指標。
採用支援サービス売上高
企業からの収益の柱を確認するため。
イベント開催数
オフライン需要の状況を反映。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり160で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは5.59%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥160
1株あたり
配当利回り
5.59%
いまの株価に対して
配当性向
47.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月3033.5
2017年9月3826.736.4
2018年9月380.036.8
2019年9月4518.452.8
2020年9月20−55.6
2021年9月3575.025.5
2022年9月4528.632.0
2023年9月7055.633.3
2024年9月9028.650.3
2025年9月10011.147.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥160

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ5,439人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.1%を占め、残る91.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他50.448.565.465.674.676.5
外国法人27.926.213.110.512.011.7
事業法人11.711.69.58.54.65.0
自己株式4.34.321.821.34.94.3
証券会社1.14.13.35.81.63.8
金融機関8.99.98.89.57.13.0
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01多田 弘實22.95
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.01
03株式会社ダイヤモンド社2.18
04光通信KK投資事業有限責任組合2.01
05キャリアデザインセンター社員持株会1.80
06THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部長 石川 潤)1.64
07中桐 基雄1.60
08RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部長 石川 潤)1.56
09三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社1.52
10横田 和仁1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+302%、1株純資産は14期で+379%。直近期のROEは25.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月5218432.19.328.8
2013年9月6223130.118.348.1
2014年9月10630739.310.423.9
2015年9月6034218.518.358.6
2016年9月9940726.59.633.5
2017年9月11948026.913.736.4
2018年9月12056722.913.636.8
2019年9月10764117.713.352.8
2020年9月−25569
2021年9月13758526.18.525.5
2022年9月14153723.09.932.0
2023年9月21070833.79.333.3
2024年9月17975425.09.650.3
2025年9月21088025.710.647.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額239百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢
多田弘實代表取締役 社長兼会長79
加山祐介代表取締役副社長 メディア情報事業部担当48
西山裕専務取締役 上席専務執行役員 経営企画担当43
和田芳幸取締役75
齋藤哲男取締役72
宮地夕紀子取締役54
菊池亮平取締役(常勤監査等委員)50
菅原隆志取締役(監査等委員)72
皆見晴彦取締役(監査等委員)74

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31535420769
社外取締役522224
取締役(社内)1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容494字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の事業内容 当社は、「いい仕事。いい人生。」を企業理念として掲げ、主にキャリア志向の高い「エンジニア」、「営業」及び「女性」をターゲットとし、求職者、求人企業のそれぞれに多様な商品・サービスを提供することにより、双方の課題解決に取り組んでおります。 事業の内訳といたしましては、中途向けにWebサイト(『type』・『女の転職type』など)の運営・適職フェアの開催を行うメディア情報事業、新卒向けに情報誌『type就活』の発行・イベント(『type就活』)の開催を行う新卒メディア事業、有料職業紹介事業を展開する人材紹介事業『type転職エージェント』及び新卒紹介事業『type就活エージェント』、一般労働者派遣事業を展開するIT派遣事業『typeIT派遣』の5事業を運営しております。このように当社では多様なサービスを提供しているため、求職者及び求人企業が抱える採用課題におけるあらゆる課題の解決を可能としております。また、各商品・サービス間の相互機能を強化しており、求職者・求人企業双方に対して、より利便性の高いサービス提供を行っております。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題1,416字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営環境及び当社の経営方針 当社は創業以来、「いい仕事・いい人生」の企業理念を掲げ、キャリア志向の高いエンジニア・営業・女性を主軸にした事業展開をすることで他社との差別化を図り、『type』ブランドによるひとつ上のキャリア転職マーケットの確立を目指して参りました。具体的には、メディア情報事業・人材紹介事業・新卒メディア事業・新卒紹介事業・IT派遣事業これら個々の商品・サービスを、メディアミックス展開して、『type』ブランドによるシナジー効果を高めつつ、質の高い人材の流動化を通して、企業の活性化と日本経済の発展に寄与していきたいと考えています。 当事業年度においては、エネルギー価格の高騰や関税の影響、急激な円安の進行等により依然として先行き不透明な状況が続いているものの、コロナ禍からの経済活動正常化やインバウンド需要の回復に向けた動きが進みました。このような状況の中、現在、日本社会においては、少子高齢化による労働人口の減少という非常に深刻な問題が存在しております。今後においては、より一層採用が困難となり、日本経済の成長を抑制する要因になると予想されます。しかしながら、企業が成長を促進し企業価値を高めるためには、質・量ともに労働力の確保が必要不可欠です。新型コロナウイルス感染症に対する国内外の緩和的な財政・金融政策等により社会経済活動が正常化に向かう中で、企業の採用活動も回復傾向を示しており、このような回復局面において、企業の労働力確保に必要不可欠なのが「中途採用による人材の流動化」であり、当社が取り組むべきテーマであると考えております。 (2) 経営戦略と目標とする経営指標 今後におきましても、エネルギー価格の高騰や関税の影響、急激な円安の進行等により依然として先行き不透明な状況が続くものと予想しております。しかしながら、社会経済活動の正常化に向けた動きが進む中において、当社の経営戦略や目指す姿を定め、その達成に向けて再度高い成長を実現し、企業価値向上に努めていくことが株主の皆様を始めとする様々なステークホルダーの皆様に対する上場企業の責務であると考えております。 当社では2021年11月に、2022年9月期を初年度とし5年後の2026年9月期において売上高200億円、経常利益24億円の実現を目指す中期経営計画を策定いたしました。中期経営計画の4年目となる2025年9月期の業績は、特に「エンジニア」領域では、採用基準の厳格化や採用選考の長期化がみられ、企業の採用意欲は一部で慎重さを増したことから、売上高・利益ともに業績予想を下回る結果となりました。一方で、営業プロセスや登録獲得は順調に推移し、売上高・利益ともに全社として過去最高を更新いたしました。2026年9月期は中期経営計画の最終年度となりますが、利益については、人材紹介事業・新卒紹介事業の伸びが想定より鈍化したことやIT派遣事業の無期雇用の先行投資により当初計画を下回る見込みではあるものの、売上高は当初計画通りに進捗する見込みであります。長期にわたって安定的に企業価値を向上できる基盤を構築するべく、引き続き、中期経営計画の達成を中心とした企業価値を向上させるための施策に取り組んで参ります。
事業等のリスク4,784字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。また、当社としては必ずしも事業上のリスクとは考えていない事項についても、投資判断上で、あるいは当社の事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項以外の記載内容も併せて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載は、当社の事業または本株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではなく、将来に関する部分の記載は、当事業年度末(2025年9月30日)現在において、当社が判断したものであります。 (1)経済状況の変動について 当社が手がける人材サービス事業は、景気変動の影響を受けやすいビジネスモデルとなっており、当社の想定を超えた大規模な自然災害や新型コロナウイルス感染症のような感染症の流行等によって、景気が停滞し、転職市場や経済の低迷が長期化した場合、当社の経営成績に影響が及ぶとともに、大きな損失が発生する可能性があると考えております。 (2)競合について 求人情報提供サービスは、求人広告(Web・情報誌等)事業、人材紹介事業、人材派遣事業等などに分類されますが、当社はこれら全ての分野のサービスを提供しており、中途採用における総合的なソリューションサービスの提供が可能であります。一方で、当社の求人情報提供サービスに関する事業それぞれに競合会社が存在しており、他社との差別化が必要であると考えております。 また当社は、単なる転職ではなく、キャリアアップ転職を目指すビジネスパーソン向けの求人情報を提供する企業として、自社ブランド力の更なる強化に努める所存であります。しかしながら、当社が考える差別化策は必ずしも十分であるとは限らず、競争力のある新規参入企業により当社の優位性が薄れた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制について ①求人広告事業 求人広告事業における法的規制としては、求人広告に関して職業安定法において、職業紹介並びに労働者の募集方法、労働条件の明示及び虚偽の求人広告等に関する規制が定められており、当社は募集情報等提供事業の届出の下に事業を行っております。また、職業安定法の他、労働基準法による「男女同一賃金の原則」等、法的規制の他、業界団体による自主的規制があります。これらの規制は直接的には求人企業である広告主が規制対象でありますが、当社も求人広告制作者として間接的に規制を受けているため、当社事業活動に制約を受ける可能性があります。 当社では、このような規制の趣旨に沿って、ユーザーからの問い合わせやクレームに即座に対応できるよう「ユーザー相談窓口」を設けてユーザー保護に努めるとともに、「審査室」を設け「広告倫理綱領」及び「求人広告掲載基準」を定めることにより、事前に不適切な求人広告を排除するよう努めております。併せて、社内で判断できない場合に備え、公益社団法人広告審査協会に加入しております。また、必要に応じて労働環境問題専門の弁護士の協力を得ております。 ②人材紹介事業 当社が行う人材紹介(中途・新卒)事業は、職業安定法の適用を受けており、当社は手数料を徴収して職業紹介を行うことができる有料職業紹介事業の許可を厚生労働大臣より取得しております(厚生労働大臣許可13‐ユ‐040429)。職業安定法には、職業紹介事業の適正な運営を確保するために、職業紹介を行う者(職業紹介事業者)が、職業紹介事業者としての欠格事由(当社の役員が禁固以上の刑に処せられ、あるいは傷害、脅迫、背任等の罪により罰金の刑に処せられたとき、職業安定法の規定等に違反したとき等)に該当、あるいは当該許可の取消事由に該当した場合には、厚生労働大臣により事業許可の取り消しが行われ、事業の停止が命じられる旨が定められております。なお、現在当社において、欠格事由または取消事由に該当する事項はありません。 ③人材派遣事業 当社が行うIT派遣事業は、労働者派遣法に基づき、主として一般労働者派遣事業および無期雇用派遣事業として厚生労働大臣の許可を取得して行っている事業であります(厚生労働大臣許可 派13-315344)。労働者派遣法には、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、派遣事業を行う者(派遣元事業主)が、派遣元事業主としての欠格事由に該当、あるいは当該許可の取消事由に該当した場合には、厚生労働大臣により事業許可の取り消しが行われ、事業の停止が命じられる旨が定められております。 なお、現在当社において、欠格事由または取消事由に該当する事項はないものと認識しておりますが、労働者派遣法及び関係諸法令については、労働市場を取り巻く状況の変化等に応じて今後も適宜改正が予想され、その変更内容によっては、当社の業績が影響を受ける可能性があります。 (4)個人情報について 当社は、個人情報の保護を企業活動の最優先事項のひとつとして捉え、個人情報の適切な取り扱い、並びに安全管理に取り組むことが重要な社会的責任であると認識しております。当社では個人情報保護方針を定め、個人情報の取り扱いに関する管理体制を整備し、従業員教育、アクセス権限管理等の運用を行っております。また利用者(求職者)から提供いただいた個人情報については以下のとおりの取り組みを行っております。 ①個人情報の取組みについて ・Webサイト『type』、『女の転職type』等について 利用者(求職者)は、当社Webサイトを利用するにあたり、個人情報の利用目的に同意した上で、当社Webサイト上の登録フォームに個人情報を入力し、会員登録を行います。利用者がサイトに会員登録すると、会員個人の専用ページが作成され、検索条件の保存、希望条件の保存、希望の条件での求人情報メールの配信、作成した応募情報データの保存等、求職活動を行うにあたって便利なサービスが利用できます。当社は、会員登録された個人情報を当社指定サーバーにて厳重かつ適正に管理し、本人の同意なく第三者に提供することや、予め本人の同意を得た利用目的の範囲外において取り扱うことはありません。 ・人材紹介事業、新卒メディア事業、新卒紹介事業、IT派遣事業について 利用者(求職者)は当社サービスを利用するにあたり、個人情報の利用目的に同意した上で、必要とされる個人情報を当社に提供します。これらの情報は、当該サービスを提供する各事業部にて厳重かつ適正に管理されます。提供された個人情報にアクセスできるのは各事業部の従業員に限られており、これらの情報を、本人の同意なく第三者に提供することや、予め本人の同意を得た利用目的の範囲外において取り扱うことはありません。 ②セキュリティについて 当社のWebサイトでは、データや通信の暗号化などの技術的対策を講じるとともに、第三者による不正アクセスや改ざん等を防止するための安全管理措置を実施しております。 以上のような対策を講じておりますが、個人情報の漏えい、改ざん、消失等の重大なインシデントが発生した場合には、法的責任の追及を受ける可能性があります。また、そのような事態が生じた場合、社会的信頼の失墜やブランドイメージの毀損を招き、当社の事業運営、業績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社は個人情報の適切な管理体制を維持するため、2005年5月に取得したプライバシーマークを継続して更新しております。 (5)人材の確保及び育成について 当社のビジネスを今後更に発展させるためには、各事業部における優秀な人材の確保及び育成が必要不可欠であると考えております。 現在当社は、厳選した新卒採用活動及び中途採用活動を行っておりますが、当社の求める人材が十分に確保できない場合、現在在籍している人材が流出した場合、もしくは当社が採用した人材の成長が予想を下回った場合、当社のその後の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)知的財産権について 当社は当社ロゴマーク、社名、商品名称についてブランド戦略上重要性が高いと認識しており、よってこれらに関して商標権を取得しております。 当社のサービスを表す商標を競合他社が取得した場合、当社がそれらの商標を使用できなくなること、当社への訴訟の提起等により、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社サービスにおいて、特にWeb上での情報提供サービスにおいて、競合他社が技術面での特許を取得し、その権利を主張した場合、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社は、それらの具体的事例を現時点では認識しておりませんが、本邦内外に限らず、当社の営む業務の全部もしくは一部についての特許等を第三者が既に取得しており、当社がそれに抵触していた場合、当社の事業遂行に影響を与える可能性があります。 (7)システムについて 当社は、Web上でのサービス運営をしており、システムおよび通信ネットワークの安定稼働が事業の継続にとって重要な基盤となっています。以下のようなリスクが発生した場合、当社のサービス提供や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ①システム障害 自然災害、電力供給の停止、通信障害、機器故障、ウイルス感染、その他予測困難な事象により、当社システムが停止した場合、サービス提供が遅延または停止する可能性があります。また、一時的な過負荷や従業員の過誤等により障害が発生する場合があります。こうした事象に備え、必要な対策を講じておりますが、障害等が発生した場合には、当社の事業活動や信用に影響が生じる可能性があります。 ②サイバー攻撃 外部からの不正アクセスや攻撃等により、当社システムが停止、データの毀損・改ざんが生じる可能性があります。当社は安全管理措置を講じておりますが、これらの攻撃が成功した場合、サイトの利用が困難となるほか、データの破損や情報漏えい等を通じて、当社の事業運営や信用に重大な影響が生じる可能性があります。 ③委託先・外部クラウド事業者の障害 当社は、システム開発や管理・運用の一部を外部委託しており、クラウドサービス等の外部事業者に依存している部分があります。当社は委託先の管理・監督を適切に行っていますが、委託先における障害、セキュリティ上の不備、運用トラブル等が発生した場合、当社サービスの提供に影響が生じる可能性があります。 (8)広告宣伝について 当社の事業の拡大及び収益の向上には、当社の商品・サービス(Webサイト『type』『女の転職type』等、適職フェア等、人材紹介事業『type転職エージェント』、新卒メディア事業『type就活』、新卒紹介事業『type就職エージェント』、人材派遣事業『typeIT派遣』)を多くの方々に認知して頂くことが必要不可欠であります。そのためには、当社既存媒体を含めた広告宣伝活動を戦略的かつ効果的に展開することが必要であると考えております。 しかしながら、その効果について正確に予測することは不可能であり、同業他社との競合等から広告宣伝費が過大となった場合には、当社の業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,629字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要ならびに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度(2024年10月1日~2025年9月30日)における我が国経済において、日銀短観(2025年9月調査)では、大企業・製造業の景況感は改善傾向を示し、コロナ禍からの経済活動正常化やインバウンド需要の回復に向けた動きが進んでいる一方で、エネルギー価格の高騰や関税の影響、急激な円安の進行等により依然として先行き不透明な状況が続いています。2025年8月の有効求人倍率は1.20倍と伸び率は前回調査からやや低下傾向で推移しており、当社を取り巻く求人環境についてもやや悪化いたしました。特に「エンジニア」領域では、採用基準の厳格化や採用選考の長期化がみられ、企業の採用意欲は一部で慎重さを増しました。 このような状況において、当事業年度における当社の業績は、売上高・利益ともに業績予想を下回る結果となりました。売上高は、IT派遣事業が業績予想を上回った一方で、その他の事業は業績予想を下回りました。利益面では、IT派遣事業の無期雇用領域における採用強化や広告宣伝費・人件費などを強化するとともに、全社的にコストを抑制したものの、売上高の減少を補うには至らず、業績予想を下回る結果となりました。一方で、景気先行きの不透明感により企業の採用基準が厳格化する中、営業プロセスや登録獲得は順調に推移し、売上高・利益ともに全社として過去最高を更新いたしました。 以上の結果、当事業年度における売上高は、18,646,255千円(前年同期比5.1%増)、利益については、営業利益1,582,805千円(前年同期比10.5%増)、経常利益1,604,321千円(前年同期比11.6%増)、当期純利益1,100,768千円(前年同期比11.8%増)となりました。 <事業の種類別の業績> 当社は人材サービス事業の単一セグメントでありセグメント情報の記載を省略しているため、事業の種類別に記載しております。 ①メディア情報事業 メディア情報事業は、Web求人広告・適職フェア等の商品・サービスを展開しております。 当事業年度においては、依然として「エンジニア」領域の売上高の伸びは落ち着きを見せ、新規開拓を強化するための商談数を増加し、引き続き販売価格の上昇や女性エンジニアの取り込み、関西エリアの拡販等を進めました。なお、職種別の売上高は、「エンジニア」領域前年同期9.5%減、「営業」領域同4.4%減、「その他」領域同4.7%増、「女性」領域同1.5%増となりました。 以上の結果、当事業年度におけるメディア情報事業の売上高は5,910,606千円(前年同期比1.8%減) 、事業別経常利益は723,936千円(前年同期比1.7%減)となりました。 ②人材紹介事業 人材紹介事業は、ご登録いただいた求職者の方に最適な求人案件をご紹介する登録型人材紹介を運営しております。営業・IT・販売・サービス等幅広い業種・職種をターゲットとする一般領域と専門職や管理職をターゲットとするミドル領域に分かれて事業運営を行っております。 当事業年度においては、一般領域では、新規顧客の案件開拓及びITエンジニアを中心とした求職者の登録獲得、面談などの接点数を強化し、歩留まりの向上に向けた施策を実施したものの、外部環境の不透明感から求人企業において採用に対する慎重な姿勢が見られ最終面接の通過率が想定を下回ったことにより成約件数の伸びが鈍化いたしました。 ミドル領域では、新規の案件開拓を進めるとともに、高度なスキルや経験を持つ登録者の獲得に注力したことで、成約件数は堅調に推移いたしました。 以上の結果、当事業年度における人材紹介事業の売上高は3,138,966千円(前年同期比3.9%減)、事業別経常利益は366,584千円(前年同期比32.3%増)となりました。 ③新卒メディア事業 新卒メディア事業は、新卒者を対象とする就職イベント・情報誌等の商品・サービスを展開しております。 当事業年度においては、一部の求人企業における採用人数の縮小や企業の集客状況が好調に推移していることから個別セミナーのニーズが縮小したことや、関税等の外部環境の影響により一部企業で採用を慎重化する動きが見られたことで、取引社数がやや鈍化いたしました。 以上の結果、当事業年度における新卒メディア事業の売上高は787,708千円(前年同期比4.5%減)、事業別経常利益は277,913千円(前年同期比12.1%減)となりました。 ④新卒紹介事業 新卒紹介事業は、ご登録いただいた学生の方に最適な新卒採用案件をご紹介する登録型新卒紹介を運営しております。 当事業年度においては、学生の登録数増加や求人案件の開拓により成約件数の増加を図ったことで売上高は前期から増加したものの、2026年度卒業予定の学生登録が鈍化したことと、想定を上回る内定辞退が発生したことにより計画を下回り、経常損失を計上する結果となりました。 以上の結果、当事業年度における新卒紹介事業の売上高は199,850千円(前年同期比6.1%増)、事業別経常利益は△41,654千円(前年実績△60,575千円)となりました。 ⑤IT派遣事業 IT派遣事業は、当社にご登録いただいた登録者の中から、求人企業の採用ニーズに最適な人材を派遣する一般労働者派遣を運営しております。なお、有期雇用派遣と無期雇用派遣に分かれて事業運営を行っております。 当事業年度においては、有期雇用派遣ではITエンジニアの登録者の獲得を強化するとともに、新規顧客の案件開拓と派遣スタッフに対する求人案件の提案数の増加を図りました。また、派遣スタッフに対するフォロー体制を強化したことで、案件終了件数の抑制にもつながり、稼働人数は順調に増加しました。 無期雇用派遣では、採用決定したエンジニアが順調に稼働しており、またエンジニアの中途採用については、早期の黒字化に向けてエンジニアの中途採用を当初より強化するとともに、エンジニアの退職率も抑制することに成功しました。引き続きエンジニアの採用を強化するとともに、求人案件の開拓を強化することで、稼働人数の増加を目指して参ります。 以上の結果、当事業年度におけるIT派遣事業の売上高は8,609,123千円(前年同期比15.8%増)、事業別経常利益は277,541千円(前年同期比64.1%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1,222,815千円増加し、3,835,123千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度の営業活動の結果得られた資金は、2,031,350千円(前年同期比1,172,162千円の収入増)でありました。これは、税引前当期純利益を1,604,150千円計上し、減価償却費が511,558千円、売上債権の増減額が△169,733千円、未払金の増減額が23,624千円、未払費用の増減額が101,502千円、契約負債の増減額が53,703千円、未払消費税等の増減額が267,134千円、法人税等の支払額が473,156千円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度の投資活動の結果使用した資金は、338,384千円(前年同期比500,614千円の支出減)でありました。これは、有形固定資産の取得による支出が3,431千円、無形固定資産の取得による支出が334,953千円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度の財務活動の結果使用した資金は、470,151千円(前年同期比1,372,005千円の支出減)でありました。これは、配当金の支払額が470,151千円あったことによるものであります。 (3) 生産、受注及び販売の実績 当社は人材サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ①生産実績 当社の主たる業務は、Web・情報誌による求人情報提供サービス、人材紹介、人材派遣等の事業であり、いずれも製造会社のような生産設備を保有しておりません。 したがって事業の性格上、生産能力及び生産実績の記載は行っておりません。 ②受注実績 生産実績と同様の理由により、記載を省略しております。 ③販売実績 当事業年度の販売実績を事業別に示すと、次のとおりであります。 事業別の名称   当事業年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前年同期比(%) メディア情報事業 (千円)   5,910,606   △1.77 人材紹介事業 (千円)   3,138,966   △3.94 新卒メディア事業 (千円)   787,708   △4.54 新卒紹介事業 (千円)   199,850   6.12 IT派遣事業 (千円)   8,609,123   15.76 合計   18,646,255   5.14 (4) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態の分析 (流動資産) 当事業年度末における流動資産の残高は5,652,935千円となり、前事業年度末に比べ1,384,937千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1,222,815千円増加、売掛金が167,315千円増加、その他が1,070千円減少したことによるものであります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産の残高は2,080,585千円となり、前事業年度末に比べ157,829千円減少いたしました。これは有形固定資産が35,997千円減少、無形固定資産が155,156千円減少、投資その他の資産が33,324千円増加したことによるものであります。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債の残高は2,819,622千円となり、前事業年度末に比べ524,108千円増加いたしました。これは主に未払費用が101,502千円増加、契約負債が53,703千円増加、未払消費税等が267,134千円増加、未払法人税等が62,057千円増加、賞与引当金が12,813千円増加したことによるものであります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債の残高は285,480千円となり、前事業年度末に比べ14,033千円増加いたしました。これは主に退職給付引当金が9,897千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産の残高は4,628,417千円となり、前事業年度末に比べ688,965千円増加いたしました。これは主にその他資本剰余金が16,865千円増加、繰越利益剰余金が630,255千円増加、自己株式が41,844千円減少したことによるものであります。 ②経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容」をご参照下さい。 ③キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報」をご参照下さい。 ④資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、Webシステム開発等の設備投資によるものであります。 当社の運転資金は、営業活動によって獲得した自己資金の充当を基本とし、資金需要等を考慮した上で外部資金調達手段として金融機関からの借入により調達することとしております。なお、当社は、運転資金の安定的かつ効率的な調達を行うため、借入限度額2,500,000千円のコミットメントライン契約を主幹事の株式会社三菱UFJ銀行と締結しております。当該契約に基づく2025年9月30日現在の借入れ実行残高はございません。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この 財務諸表の作成に当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております が、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、 「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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