概要
ダブルスタンダードは、ビッグデータ処理技術を核に、企業向けデータ統合や業務改善システムを提供するデジタルマーケティング支援企業である。2012年設立、2015年12月に東証マザーズに上場し、2022年4月にプライム市場へ移行。2025年9月にはSBIファイナンシャルサービシーズの持分法適用会社となりSBIグループに参画した。2025年3月期の売上高は80億円、営業利益26億円(利益率32.5%)、従業員数137名と少人数で高収益を達成する一方、主要取引先の見直しにより2026年3月期は減収を見込む。
ビッグデータ関連とサービス企画開発の二本柱
当社グループは単一セグメントであるが、事業内容から「ビッグデータ関連事業」と「サービス企画開発事業」に区分される。ビッグデータ関連事業では、月間億単位のWEB情報(非著作物)、画像、PDFを処理し、異なる表記方法のデータを高精度で統合・クレンジングする。サービス企画開発事業では、顧客企業の業務プロセスを分析し、ビッグデータ処理で培った情報収集技術やマッチング技術を活用して新サービスを企画立案、導入後の売上改善や費用削減を支援する。主力製品はデータ統合サービスとオペレーション改善システムである。
特定顧客への依存度とポートフォリオの変遷
2024年3月期は大和リビンググループ向け売上高が43.5%を占めていたが、2025年3月期には同グループ向けが21.6%に低下し、代わってSBI証券グループ向けが32.1%から48.3%に上昇した。しかし、2025年3月期をもって主要取引先との取引が概ね終了した影響で、2026年3月期の売上高は前期比12.4%減の70億円と減収を見込む。同社は新規顧客獲得とポートフォリオ分散を進めており、取引先件数は前年に引き続き順調に増加している。
少人数・高収益のストックコミッションモデル
2025年3月期の従業員数は137名と少人数でありながら、売上高80億円、営業利益26億円、営業利益率32.5%という高収益を達成した。ビジネスモデルの特徴は、継続的に収益が発生するストックコミッションモデルである。しかし、主要顧客喪失の影響で2026年3月期は営業利益17億円(同34.9%減)と減益を見込む。それでも利益率は24%程度と高い水準を維持する見通しであり、効率的な運営体制は変わらない。
業界の中での役割はビッグデータ活用サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ビッグデータ関連事業主力
独自のマッチング技術で異なるデータソースを高精度・低価格で統合し、顧客企業の営業支援や業務削減に資するデータを提供。月間億単位のWEB情報を処理。
独自アルゴリズムによる高精度データ統合
- データ統合サービス
- 企業データ、統計データ、WEBデータなど異種データを統合・クレンジングし、顧客の利用価値の高いコンテンツとして提供。
02サービス企画開発事業準主力
顧客企業の業務プロセスを分析し、ビッグデータ処理技術を活用した新サービスを企画開発。導入後の売上改善や費用削減を支援。
- オペレーション改善システム
- 顧客が必要とする監視対象サイトの情報収集・データクレンジングにより完成した業務改善システム。
製品と技術
異種データを統合するデータ統合サービス
ビッグデータ関連事業の主力製品。企業が保有するデータ、統計データ、WEB上の非著作物など、表記方法や構造の異なるデータを独自のマッチング技術で統合・クレンジングする。月間億単位の情報を処理し、誤字脱字の補正や欠落箇所の補完を自動化するアルゴリズムを備える。提供されるデータは顧客の営業支援や業務削減に直接活用される。
顧客業務を改善するオペレーション改善システム
サービス企画開発事業の代表的な成果物。顧客企業の業務プロセスを詳細に分析し、監視対象サイトの情報収集とデータクレンジングを自動化したシステムを構築する。導入後は売上改善や費用削減を実現。顧客の競合サービスとの差異を分析し、世の中にない新たなサービスとして企画立案する点が特徴である。
初期から続く情報変更検知システム
2013年3月に提供を開始した同社の起源とも言えるサービス。WEB上の情報変更を自動検知し、顧客に通知する。ビッグデータ処理技術を応用したもので、現在もグループの技術基盤として機能している。このシステムで培った情報収集・加工技術が、その後のデータ統合サービスやオペレーション改善システムの開発に活かされている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- ビッグデータ関連事業独自アルゴリズムによる高精度データ統合
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
売上70-80億円、営業利益率20%超
ダブルスタンダードは情報・通信業で、売上高71億円(FY24)から80億円(FY25)に増加後、FY26には70億円と減少するが、営業利益率は24.29%と高水準。同業のソラコムやVRain Solutionと比較しても高い収益性を誇る。しかし、FY26の減収が懸念材料。
強み
- 営業利益率24%超と業界平均を大きく上回る。
- 少人数・高付加価値サービスで高い利益率を実現。
- FY25に売上80億円へ成長した実績。
- 特定分野に特化し、競争優位を構築。
課題
- FY26に売上70億円と減少予想で、成長持続性に疑問。
- 特定市場や顧客への依存度が高い可能性。
- 高収益分野に他社が参入し、競争激化のリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字がダブルスタンダード
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4709IDホールディングス | 185億円 | 12.5倍 |
| 2 | 5535ミガロホールディングス | 184億円 | 12.3倍 |
| 3 | 3662エイチームホールディングス | 183億円 | 30.3倍 |
| 4 | 2307クロスキャット | 181億円 | 9.8倍 |
| 5 | 4641アルプス技研 | 181億円 | 13.6倍 |
| 6 | 3925ダブルスタンダード | 179億円 | 16.1倍 |
| 7 | 4053Sun Asterisk | 176億円 | 37.1倍 |
| 8 | 2335キューブシステム | 175億円 | 10.8倍 |
| 9 | 6572オープングループ | 172億円 | 25.1倍 |
| 10 | 4813ACCESS | 170億円 | — |
| 11 | 2410キャリアデザインセンター | 157億円 | 13.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
2012年設立から初のサービス提供まで
2012年6月、東京都目黒区にスマッシュ・マーケティング株式会社として資本金1,000千円で設立された。2013年1月にビッグデータを活用した「競合企業-顧客獲得状況分析データ」の提供を開始。同年3月には「情報変更検知システム」の提供を開始し、サービスの幅を広げた。同年4月には株式会社ダブルスタンダード(東京都千代田区)を吸収合併し、現在の社名である株式会社ダブルスタンダードに改称した。
子会社化と上場による成長基盤の整備
2014年5月に株式会社LITTLE DISCOVERYを完全子会社化し、グループ体制を強化。同年2月に本社を東京都港区へ移転した。2015年12月には東京証券取引所マザーズ市場に上場。上場後の成長に対応するため、2017年1月に本社を東京都港区赤坂に移転し、同年3月には合弁会社TRANSIBLE株式会社を設立した。
市場変更とSBIグループとの連携強化
2018年11月に東京証券取引所市場第一部へ市場変更。2019年12月にSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社と資本業務提携を締結し、同社グループや地域金融機関へのサービス提案機会が拡大した。2022年4月の市場再編に伴いプライム市場に移行。同年5月には経済産業省のDX認定事業者に選定され、デジタルトランスフォーメーション分野での認知度を高めた。
アスタースの完全子会社化とSBIグループ参画
2022年12月に持分法適用関連会社であった株式会社アスタースを連結子会社化し、2024年12月に完全子会社化した。2025年9月にはSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社の持分法適用会社となり、正式にSBIグループに参画。これにより、金融機関向けサービスの提案力を一層強化する体制が整った。
DX認定と公的個人認証サービスにおける大臣認定の取得
2022年5月にDX認定事業者に選定されたのに加え、2022年1月には公的個人認証サービスにおける大臣認定を取得。これらの認定は、ビッグデータ処理技術の信頼性やセキュリティ面での評価を示しており、行政機関や金融機関との取引拡大に寄与している。
年表19件を開く
2010年代
- 2012年6月創業東京都目黒区にスマッシュ・マーケティング株式会社(資本金1,000千円)を設立
- 2013年1月ビッグデータを活用した「競合企業-顧客獲得状況分析データ」提供開始
- 2013年3月サービス企画開発事業「情報変更検知システム」提供開始
- 2013年4月M&A株式会社ダブルスタンダード(東京都千代田区)を吸収合併
- 2014年2月本社を東京都港区へ移転
- 2014年5月M&A株式会社LITTLE DISCOVERYを完全子会社化
- 2015年1月デジタルデータ提供業務の開始
- 2015年12月上場東京証券取引所マザーズ市場へ上場
- 2017年1月業務拡張・人員拡充に伴い、本社を東京都港区赤坂に移転
- 2017年3月合弁会社「TRANSIBLE株式会社」を設立
- 2018年11月東京証券取引所市場第1部へ市場変更
- 2019年12月SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社と資本業務提携
2020年代
- 2022年1月公的個人認証サービスにおける大臣認定を取得
- 2022年3月業務拡張・人員拡充に伴い、本社を東京都港区南青山に移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、新市場「プライム市場」に移行
- 2022年5月経済産業省が定めるDX認定事業者に選定
- 2022年12月M&A持分法適用関連会社である株式会社アスタースを連結子会社化
- 2024年12月M&A株式会社アスタースを完全子会社化
- 2025年9月SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社の持分法適用会社となりSBIグループに参画
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
人材の確保・育成と組織体制強化
技術革新の激しいインターネット業界において、先端領域で活躍できる人材を継続的に確保する。事業拡大に伴い高い専門性を持つ人材や管理職を獲得するとともに、新卒採用を含む教育研修の充実を図る。
- 02
顧客満足度の向上
競合に巻き込まれにくいポジションを確立するため、最適な提案、プロジェクトの着実な遂行、継続的な情報提供、主要プロジェクトへの経営陣のフォローアップ等により顧客満足度を向上させる。
- 03
事業領域の拡大
多様化する顧客ニーズに対応するため、既存事業とシナジーを有する周辺業務への領域拡大を検討する。自社採用や他社との提携を基本とし、必要に応じて企業買収も検討する。
- 04
システム強化と安定稼働
サービス提供に不可欠なシステムを安定的に稼働させるため、膨大なトラフィック処理を支えるサーバー増設や負荷分散への投資を継続する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で137人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は608万円で、9期前と比べて+3.3%。平均年齢は36.5歳、平均勤続年数は4.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 27 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 35 | — |
| 2019年3月 | 589 | 37.0 | 2.1 | 42 | — |
| 2020年3月 | 576 | 36.0 | 2.2 | 51 | — |
| 2021年3月 | 565 | 35.7 | 2.8 | 52 | — |
| 2022年3月 | 583 | 35.6 | 3.3 | 57 | — |
| 2023年3月 | 591 | 35.0 | 3.4 | 105 | — |
| 2024年3月 | 591 | 35.6 | 3.7 | 117 | — |
| 2025年3月 | 60 | 35.8 | 4.5 | 134 | 1,940 |
| 2026年3月 | 608 | 36.5 | 4.5 | 137 | 1,241 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社LITTLE DISCOVERY東京都港区議決権100.0%
- 国内株式会社アスタース(注)2石川県金沢市議決権100.0%
- 国内SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社東京都港区議決権20.1%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は70億円、営業利益は17億円。前期と比べると減収減益で、売上が-12.5%、利益が-34.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 72億円 | 70億円 |
| 営業利益 | 18億円 | 17億円 |
| 純利益 | 12億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は23億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+53.3%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 19 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 15 | 4 | 26.7 | 3 |
| 2024年2Q | 17 | 4 | 23.5 | 3 |
| 2024年3Q | 18 | 6 | 33.3 | 5 |
| 2024年4Q | 21 | — | — | 6 |
| 2025年2Q | 36 | 12 | 33.3 | 8 |
| 2025年4Q | 44 | 14 | 31.8 | 10 |
| 2026年2Q | 31 | 8 | 25.8 | 5 |
| 2026年4Q | 39 | 9 | 23.1 | 6 |
| 2027年1Q | 23 | 4 | 17.4 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
直近期の営業利益率は24.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社ダブルスタンダード(東京都千代田区)を吸収合併 | |||||
| 2013年3月 | — | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社LITTLE DISCOVERYを完全子会社化 | |||||
| 2014年3月 | 2 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ市場へ上場 | |||||
| 2015年3月 | 5 | — | 2 | — | 1 |
| 2016年3月 | 9 | — | 2 | — | 2 |
| 合弁会社「TRANSIBLE株式会社」を設立 | |||||
| 2017年3月 | 14 | — | 4 | — | 3 |
| 2018年3月 | 20 | — | 6 | — | 3 |
| 2019年3月 | 28 | — | 9 | — | 6 |
| 2020年3月 | 37 | — | 11 | — | 7 |
| 2021年3月 | 44 | — | 11 | — | 7 |
| 持分法適用関連会社である株式会社アスタースを連結子会社化 | |||||
| 2022年3月 | 71 | — | 18 | — | 11 |
| 2023年3月 | 69 | — | 21 | — | 16 |
| 株式会社アスタースを完全子会社化 | |||||
| 2024年3月 | 71 | — | 23 | — | 17 |
| 2025年3月 | 80 | 26 | 26 | 32.5 | 18 |
| 2026年3月 | 70 | 17 | 17 | 24.3 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高70億円のうち、営業利益として残るのは17億円で24.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の15.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.6%41億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.1%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益24.3%17億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは8億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は53億円で、売上の9.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 |
| 2015年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 |
| 2016年3月 | 2 | 0 | 5 | 2 | 9 |
| 2017年3月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 10 |
| 2018年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 10 |
| 2019年3月 | 8 | 0 | −1 | 8 | 17 |
| 2020年3月 | 7 | −1 | −2 | 6 | 21 |
| 2021年3月 | 9 | −1 | −3 | 8 | 26 |
| 2022年3月 | 11 | −3 | −4 | 8 | 31 |
| 2023年3月 | 14 | 1 | −5 | 15 | 42 |
| 2024年3月 | 14 | −4 | −8 | 10 | 45 |
| 2025年3月 | 20 | −1 | −10 | 19 | 53 |
| 2026年3月 | 8 | 0 | −8 | 8 | 53 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は74億円。このうち返さなくてよい自己資本が67億円で、自己資本比率は90.5%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | 0 | 0 | 47.7 |
| 2014年3月 | 2 | 1 | 1 | 51.7 |
| 2015年3月 | 4 | 2 | 2 | 59.2 |
| 2016年3月 | 11 | 9 | 2 | 77.1 |
| 2017年3月 | 16 | 11 | 5 | 66.3 |
| 2018年3月 | 16 | 13 | 3 | 78.8 |
| 2019年3月 | 22 | 17 | 5 | 79.3 |
| 2020年3月 | 29 | 23 | 6 | 78.9 |
| 2021年3月 | 35 | 28 | 7 | 80.2 |
| 2022年3月 | 45 | 35 | 10 | 79.3 |
| 2023年3月 | 56 | 47 | 9 | 81.4 |
| 2024年3月 | 66 | 56 | 10 | 82.8 |
| 2025年3月 | 75 | 64 | 11 | 84.8 |
| 2026年3月 | 74 | 67 | 7 | 90.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中11位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中565位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,321で、1年前と比べて-20.8%。過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 16.1倍 |
| PER (会社予想) | 14.9倍 |
| PBR | 2.67倍 |
| 配当利回り | 5.30% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月14日に1333円と+6.05%高、1ヶ月で10.35%上昇。25日線を約7.6%上回り、75日線も約8.7%超え。52週高値1953円からは約31.7%下だが、52週安値1140円からは約16.9%上昇し、下値切り上げの動き。出来高は8月14日に176,700株と急増し、前日比2.6倍に。RSIは75.61と過熱域に達しており、短期的な調整に注意。一方で、情報・通信業の中でもAI関連として関心が高まっている可能性がある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは14.5倍と業界平均29.7倍を大幅に下回り割安。PBRは2.41倍と業界平均3.44倍を下回る。配当利回りは5.80%と業界平均1.25%を大きく上回り高配当。ROEは17%と良好。ただし配当性向が92.3%と高く、内部留保の余力に疑問。利益成長が鈍化している点が懸念。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 16.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 14.9倍 | — |
| PBR | 2.67倍 | 2.96倍 |
| ROE | 17.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
成長の持続性と、競合・代替技術の脅威。2026年3月期は売上高70億円(前年比−12.5%)、営業利益11億円(−39%)と大幅減益予想。強気派は高収益体質とキャッシュ創出力、配当利回り5.8%を魅力と見る。弱気派は、SMS市場の成熟化やRCS・チャットアプリへの代替リスク、売上減少傾向を重視。
- 高収益ビジネス
営業利益率32.5%、少人数で効率運営
- 高い配当利回り
5.8%、自社株買いもあり株主還元厚い
- ストック収益基盤
法人顧客の継続利用で安定した収益源
- コスト削減策の効果顕在化通年影響中
営業利益26億円から17億円に減。削減効果で下げ止まり期待。
- 新規顧客獲得による収益回復2026年下期影響中
売上高70億円予想。新規案件で上振れ余地。
- 高配当利回りによる下支え継続影響弱
配当利回り5.8%と高水準。株主還元が株価サポート。
- 事業ポートフォリオ見直し次回決算発表影響弱
不採算事業縮小で利益率改善。営業利益率32.5%からさらに向上。
- 売上減少トレンド
2026年3月期売上70億円、前年比12.5%減
- 代替技術の台頭
RCSやチャットアプリがSMSを置き換える可能性
- 市場成熟化
SMS配信市場の成長が鈍化、新規需要限定的
- 既存クライアントのIT投資減少継続影響強
売上高80億円→70億円と減少。顧客予算削減継続。
- 業績予想の下方修正リスク決算発表後影響中
営業利益17億円予想。達成不能で株価下落。
- 競合の低価格戦略による受注減継続影響中
システム開発競争激化。平均単価低下。
- 人材流出による開発力低下不定影響弱
ITエンジニア不足で離職率上昇。新規開発遅延。
- SMS送信件数
- 主力サービスの利用量を示す直接指標
- 顧客単価
- 大口顧客の増減や単価動向を把握
- 営業利益率
- 高収益が維持できているか確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+16.7%。いまの株価に対する利回りは5.30%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 8 | — | 253.4 |
| 2018年3月 | 20 | 142.4 | 52.4 |
| 2019年3月 | 12 | −40.0 | 36.2 |
| 2020年3月 | 20 | 66.7 | 58.8 |
| 2021年3月 | 20 | 0.0 | 57.1 |
| 2022年3月 | 40 | 100.0 | 57.6 |
| 2023年3月 | 50 | 25.0 | 52.4 |
| 2024年3月 | 55 | 10.0 | 48.1 |
| 2025年3月 | 60 | 9.1 | 36.5 |
| 2026年3月 | 70 | 16.7 | 92.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ7,212人。区分でいちばん多いのは個人・その他で60.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.6%を占め、残る69.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.8 | 59.3 | 61.7 | 66.1 | 61.4 | 60.1 |
| 事業法人 | 19.9 | 17.0 | 19.7 | 20.9 | 20.4 | 21.4 |
| 金融機関 | 10.9 | 10.3 | 13.2 | 8.6 | 11.1 | 9.2 |
| 外国法人 | 7.6 | 5.7 | 2.6 | 2.7 | 5145.0 | 6.6 |
| 証券会社 | 2.8 | 7.6 | 2.8 | 1.6 | 1.8 | 2.6 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中島 正三 | 25.09 |
| 02 | SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社 | 20.01 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 5.55 |
| 04 | 清水 康裕 | 3.68 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.87 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044 (常任代理人株式会社みずほ銀行) | 2.10 |
| 07 | 本田 浩之 | 2.05 |
| 08 | 赤浦 徹 | 1.77 |
| 09 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE USL NON TREATY CLIENTS ACCOUNT | 1.54 |
| 10 | 大和証券株式会社 | 0.67 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+5491%、1株純資産は13期で+863%。直近期のROEは17.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −2 | — | — | — | — |
| 2014年3月 | 38 | 51 | 139.2 | — | — |
| 2015年3月 | 61 | 113 | 74.9 | — | — |
| 2016年3月 | 63 | 291 | 29.6 | 63.7 | 41.0 |
| 2017年3月 | 42 | 160 | 27.9 | 50.2 | 253.4 |
| 2018年3月 | 24 | 95 | 27.9 | 82.4 | 52.4 |
| 2019年3月 | 44 | 128 | 39.1 | 62.3 | 36.2 |
| 2020年3月 | 55 | 170 | 37.0 | 36.9 | 58.8 |
| 2021年3月 | 55 | 205 | 29.4 | 37.5 | 57.1 |
| 2022年3月 | 80 | 260 | 34.3 | 27.0 | 57.6 |
| 2023年3月 | 120 | 337 | 40.1 | 17.3 | 52.4 |
| 2024年3月 | 122 | 404 | 33.0 | 15.3 | 48.1 |
| 2025年3月 | 132 | 472 | 30.1 | 11.2 | 36.5 |
| 2026年3月 | 82 | 494 | 17.0 | 16.7 | 92.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 福永康寛 | 代表取締役 | 42 | — |
| 中島正三 | 取締役 | 56 | 3,407,000 |
| 飯島学 | 取締役 | 53 | — |
| 德永博久 | 取締役 | 54 | — |
| 赤浦徹 | 取締役 | 58 | 240,000 |
| 大島康則 | 取締役(常勤監査等委員) | 76 | — |
| 松井敬一 | 取締役(監査等委員) | 76 | — |
| 塚田和哉 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 110 | 110 | 37 |
| 社外取締役 | 5 | 14 | 14 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,776字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,191字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,258字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,325字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-30
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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