本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ゲンダイエージェンシー

GENDAI AGENCY INC.2411 · Standard · 情報・通信業

新聞折込広告やインターネット広告など広告企画制作を軸に、不動産賃貸仲介も手がける中堅広告エージェンシー。

概要

ゲンダイエージェンシー株式会社は、1995年に東京都八王子市で創業した広告代理店である。本社は東京都新宿区、従業員数208名。主力事業はパチンコホール向け広告で、折込チラシやインターネット広告、店舗プロモーションなどを手掛ける。連結売上高は約75億円(2026年3月期)。子会社を通じて不動産賃貸・仲介事業や新事業開発も行う。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

パチンコホール広告に特化した事業構造

ゲンダイエージェンシーの広告事業は、パチンコホール業界を主要顧客とし、来店プロモーション企画やインターネット広告、折込チラシ、販促物などを組み合わせた集客支援を提供する。2026年3月期の広告事業売上高は74.3億円。内訳はインターネット広告33.3億円(前年比116.3%)、折込広告16.4億円(同75.8%)、販促物8.2億円(同89.0%)、クリエイティブ6.2億円(同90.6%)、媒体1.7億円(同85.9%)、その他8.6億円(同107.9%)。紙媒体の落ち込みをインターネット広告が補う構造に変化している。2025年5月に業界団体が発出した「広告宣伝ガイドライン第三版」により、広告手法の範囲が明確化され、自主規制リスクが軽減された。

不動産事業と新事業開発によるセカンドレグの模索

連結子会社のランドサポートが不動産事業を、アークが新事業開発を担う。不動産事業はパチンコホール向け商業施設の賃貸・仲介が中心で、2026年3月期の売上高は0.99億円(前年比175.7%)、セグメント利益0.47億円。千葉県柏市の土地賃貸収益や仲介手数料が主な収入源である。新事業開発を手掛けるアークは、具体的な事業化はまだ限定的だが、デジタルメディアやエリアマーケティングの調査研究を進め、広告事業の隣接領域での成長機会を模索している。

売上高減少下でも利益を伸ばす収益構造の変化

連結売上高は2013年3月期の173億円をピークに、2026年3月期には75億円まで減少したが、売上総利益率は改善傾向にある。2026年3月期の営業利益は6.7億円(営業利益率9.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は4.7億円。高収益のインターネット広告やDSP広告の拡販により、減収下でも利益を確保した。ただし、2021年3月期には純損失3億円を計上するなど、収益の変動は大きい。中期的な目標として売上高営業利益率10.0%以上、ROE8.0%以上を掲げている。

業界の中での役割は広告企画制作と不動産仲介を併営する複合企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
75億円
営業利益
7億円
営業利益率
9.3%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01広告市場(一般企業・小売等)主力

インターネットメディアを利用した広告、新聞折込広告、販促物(DM・POP・ノベルティ)、映像・デザイン制作、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのマスメディア広告、店舗イベントの企画運営まで、広告の企画制作をグループ会社で幅広く展開する。

主な製品・サービス6
インターネット広告
インターネットメディアを利用した広告の企画制作。
折込広告
新聞折込広告の企画制作。
販促物
ダイレクトメール、ポスター・POP等の制作物、ノベルティの企画制作。
クリエイティブ制作
映像・デザイン等の制作受託。
マスメディア広告
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌を利用した広告の企画制作。
イベント企画運営
店舗イベントの企画運営。

02不動産市場(商業施設向け)準主力

子会社のランドサポートにより、パチンコホールを中心とした商業施設全般の不動産賃貸・仲介を行う。

主要顧客パチンコホール

主な製品・サービス2
不動産賃貸
商業施設向けに不動産を賃貸する。
不動産仲介
商業施設向けの不動産仲介を行う。

03新事業開発副次

子会社のアークにより新事業開発を行う。

製品と技術

インターネット広告と自社メディア「パチ7」

インターネット広告は売上の約45%を占める最大の品目である。DSP(Demand-Side Platform)広告や自社保有のパチンコ情報サイト「パチ7」を活用したオリジナルサービスを提供する。2026年3月期のインターネット広告売上高は33.3億円と前年比16.3%増加した。同社は紙媒体の減少を補う主力サービスとして位置づけ、収益性の高いデジタル広告の拡販に注力している。

折込広告と販促物の紙媒体サービス

折込広告と販促物は伝統的に同社の主要サービスだったが、近年は需要が急減している。2026年3月期の折込広告売上高は16.4億円(前年比75.8%)、販促物は8.2億円(同89.0%)。折込広告は新聞折込チラシの企画制作、販促物はダイレクトメールや店舗装飾用ポスター・POP、ノベルティなどを手掛ける。紙媒体の減退に対し、同社は高付加価値なサービスへシフトを進めている。

クリエイティブ制作と映像・デザインサービス

クリエイティブ部門では映像制作、デザイン制作の受託を行っている。2026年3月期のクリエイティブ売上高は6.2億円(前年比90.6%)。同社はインターネット広告や紙媒体と連動したプロモーション戦略の最適化を図るため、映像や動画などのデジタルコンテンツを含む複合的なクリエイティブサービスを提供している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

中小広告企業、DX支援で高収益

ゲンダイエージェンシーは広告・プロモーション事業を手掛ける中小企業。2024/3期売上74億円、2025/3期77億円と微増だが、営業利益率は5.19%から9.33%へ急改善。同業としてVRain SolutionやCocoliveなどスタートアップが挙げられる中、同社はデジタルマーケティングやDX支援に強みを持つ。規模は小さいが高収益体質へ転換しつつある。

強み

  • 営業利益率が5.19%→9.33%へ急上昇し、収益性が改善。
  • デジタルマーケティングやDXコンサルで顧客獲得。
  • 組織が小さく、変化に素早く対応できる。
  • 売上高は74〜77億円と横ばいだが、特需に依存しない。

課題

  • 売上がほぼ横ばいで、拡大戦略が奏功していない。
  • 同業スタートアップとの差別化が難しく、価格競争に直面。
  • 専門人材の採用・育成が成長の鍵だが中小企業には負担。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がゲンダイエージェンシー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14398ブロードバンドセキュリティ59億円15.3倍
23988SYSホールディングス59億円14.6倍
32138クルーズ59億円
43907シリコンスタジオ59億円
52411ゲンダイエージェンシー58億円11.2倍
64076シイエヌエス58億円9.9倍
74777ガーラ57億円
84395アクリート56億円15.7倍
94019スタメン56億円19.1倍
103920アイビーシー56億円14.1倍
114496コマースOneホールディングス56億円18.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

個人事業から法人化、広告業への本格参入(1994‐1995)

1994年2月、山本正卓が東京都八王子市で現代広告社として個人事業を創業。翌1995年4月、広告業を目的に株式会社現代広告社を設立した。資本金は1,000万円。この時点では地域密着型の広告代理店として出発している。

全国展開の開始、営業所網の拡充(1997‐2001)

1997年3月に宮城県仙台市に東北支社(現・仙台オフィス)を開設したのを皮切りに、1999年10月福岡営業所、2000年5月上野営業所、同年8月大阪営業所、2001年5月名古屋営業所を次々に開設。短期間で東北から九州までの主要都市に拠点を構え、全国的な営業網を整備した。

社名変更と株式上場(2003‐2004)

2003年8月、商号を現代広告社からゲンダイエージェンシー株式会社に変更。翌2004年9月に日本証券業協会に店頭登録し、同年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。上場により資金調達力と知名度を高め、その後のグループ拡大の基盤を築いた。

子会社設立とM&Aによるグループ拡大(2004‐2008)

2004年11月に株式会社プラクトを設立。2005年4月には株式会社バリュー・クエストを持分法適用会社化(後に連結子会社化)、2006年1月に株式会社ランドサポートを設立、2008年5月に株式会社マスターシップを設立。さらに2006年3月にはプラクトを吸収合併し、グループ再編を進めた。この時期に広告事業以外の不動産事業や新事業開発への多角化を開始している。

M&Aによる外部成長と海外展開(2010‐2015)

2010年7月、株式会社ジュリアジャパンの全株式を取得して子会社化。2014年3月には株式会社ユーアンドユーを買収した。海外では2012年9月に香港にGendai Agency HK Ltd.を設立、2014年2月に同社の子会社としてGendai R1 Ltd.を設立するなど、アジア市場への進出を試みた。2015年4月にはGendai R1の全株式を直接取得し連結子会社とした。

海外子会社の売却と国内再編(2016‐2022)

海外事業は短期間で撤退を余儀なくされた。2017年11月にGendai R1、同年12月にGendai Agency HK、2020年3月にシンガポールのGDLH Pte.Ltd.の全株式をそれぞれ譲渡し連結から除外した。国内では2020年10月に株式会社ジールネットを存続会社として株式会社エンサインアドを吸収合併。2021年3月に株式会社プレスエーを子会社化し、グループ体制を再構築した。2022年4月の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行した。

年表37件を開く

1990年代

  • 1994年2月創業現代広告社(創業者山本正卓の個人事業)創業
  • 1995年4月創業広告業を目的として、東京都八王子市に株式会社現代広告社設立(資本金10,000千円)
  • 1997年3月宮城県仙台市に東北支社(現、仙台オフィス)開設
  • 1999年10月福岡県福岡市に福岡営業所(現、西日本営業所)開設

2000年代

  • 2000年5月東京都台東区に上野営業所(現、関東営業所)開設
  • 2000年8月大阪府大阪市に大阪営業所(現、関西営業所)開設
  • 2001年5月愛知県名古屋市に名古屋営業所(現、東海営業所)開設
  • 2003年8月商号変更商号をゲンダイエージェンシー株式会社に変更
  • 2004年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2004年11月株式会社プラクト(連結子会社)を設立
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年4月広島県広島市に広島営業所(現、広島オフィス)開設 株式会社バリュー・クエスト(連結子会社)の株式を取得し持分法適用会社化
  • 2005年10月栃木県宇都宮市に宇都宮営業所(現、東日本営業所)開設
  • 2006年1月株式会社ランドサポート(現、連結子会社)を設立
  • 2006年3月M&A株式会社プラクトを吸収合併
  • 2006年6月M&A株式会社バリュー・クエストの株式を追加取得し連結子会社化
  • 2008年5月株式会社マスターシップ(連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2010年7月M&A株式会社ジュリアジャパン(現、連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
  • 2010年12月株式会社マスターシップの特別清算を結了
  • 2012年1月株式会社ジールネット(現、連結子会社)を設立
  • 2012年3月株式会社バリュー・クエストの全株式を譲渡し連結から除外
  • 2012年9月創業香港にGendai Agency HK Ltd.を設立
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年2月Gendai Agency HK Ltd.の子会社として、香港にGendai R1 Ltd.を設立
  • 2014年3月M&A株式会社ユーアンドユー(現、連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
  • 2014年4月M&A株式会社エンサインアド(連結子会社)を設立 株式会社ジュリアジャパン(現、連結子会社)が、株式会社エルイーディーの発行済株式(自己株式を除く)を100%取得し子会社化
  • 2015年4月M&A当社がGendai Agency HK Ltd.が保有するGendai R1 Ltd.の発行済株式の全部を取得し、連結子会社化
  • 2016年11月株式会社アーク(現、連結子会社)を設立
  • 2017年2月シンガポールにGDLH Pte.Ltd.(連結子会社)を設立
  • 2017年10月M&A株式会社ジュリアジャパン(吸収合併存続会社)と株式会社エルイーディー(吸収合併消滅会社)を吸収合併の方式により合併
  • 2017年11月Gendai R1 Ltd.の全株式を譲渡し連結から除外
  • 2017年12月Gendai Agency HK Ltd.の全株式を譲渡し連結から除外

2020年代

  • 2020年3月GDLH Pte.Ltd.の全株式を譲渡し連結から除外
  • 2020年10月M&A株式会社ジールネット(吸収合併存続会社)と株式会社エンサインアド(吸収合併消滅会社)を吸収合併の方式により合併
  • 2021年3月M&A株式会社プレスエー(現、連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率10.0%以上
  • ROE10.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    パチンコホール広告以外の市場開拓

    主力のパチンコホール広告に依存しない収益源を確保するため、他業種への広告販売を加速し、収益の多様化を進める。

  2. 02

    集客施設向けデジタルメディアの浸透

    自社開発メディアの拡充や外部パートナーとの連携により、紙媒体とデジタルコンテンツを組み合わせた最適なプロモーションを提供し、クライアントの集客を支援する。

  3. 03

    事業領域の拡大と提携推進

    広告の隣接分野(デジタルメディア、エリアマーケティング等)の調査研究を強化し、他業界企業との提携やM&Aを通じてサービスラインを拡充する。

  4. 04

    広告事業の収益基盤強化と価格適正化

    パチンコホール業界との取引拡大・関係強化、高付加価値サービスの販売強化に加え、物価高騰に対応した販売価格の適正化を進める。

  5. 05

    人材育成と組織力強化

    若手・中堅の定着率向上とスキルアップを図り、長期的キャリア形成を支援する人事制度の改善、競争力ある処遇の実現、人的資本への投資を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で208人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は574万円で、9期前と比べて+4.0%平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月291
2018年3月301
2019年3月55237.710.5305
2020年3月56038.311.2269
2021年3月54038.011.2256
2022年3月53539.111.8226
2023年3月54439.812.2212
2024年3月53539.711.6215
2025年3月55040.012.0207193
2026年3月57440.612.0208337

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
賃貸用土地 — 千葉県柏市521百万円
不動産事業
本社(注)2 — 東京都新宿区79百万円
全社及び 広告事業
四ツ谷オフィス — 東京都千代田区58百万円
広告事業
その他10営業拠点 — 全国主要都市17百万円
広告事業 及びその他
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ユーアンドユー(注)2、3
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジュリアジャパン(注)2
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジールネット(注)2
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱プレスエー
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ランドサポート(注)2
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アーク(注)2
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は75億円営業利益7億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.6%、利益が+75.0%。

売上高
-2.6%
75億円
営業利益
+75.0%
7億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
9.3%
前期比 +4.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高80億円75億円
営業利益8億円7億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−10.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q181
2024年1Q2015.01
2024年2Q1915.31
2024年3Q1800.00
2024年4Q17−1
2025年2Q3825.31
2025年4Q3925.13
2026年2Q39410.33
2026年4Q3638.32
2027年1Q1815.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は173億円から75億円へ43%に減った。直近期の営業利益率は9.3%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月1731710
株式会社ユーアンドユー(現、連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
2014年3月1691610
当社がGendai Agency HK Ltd.が保有するGendai R1 Ltd.の発行済株式の全部を取得し、連結子会社化
2015年3月173138
株式会社アーク(現、連結子会社)を設立
2016年3月169115
株式会社ジュリアジャパン(吸収合併存続会社)と株式会社エルイーディー(吸収合併消滅会社)を吸収合併の方式により合併
2017年3月159138
2018年3月13275
2019年3月12174
株式会社ジールネット(吸収合併存続会社)と株式会社エンサインアド(吸収合併消滅会社)を吸収合併の方式により合併
2020年3月11140
株式会社プレスエー(現、連結子会社)の発行済株式を100%取得し子会社化
2021年3月73−3−3
2022年3月7432
2023年3月7544
2024年3月7431
2025年3月77445.24
2026年3月75779.35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高75億円のうち、営業利益として残るのは7億円9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.0%48億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.7%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.9pt
9.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.4pt
11.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
22.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は32億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月19−2−141740
2014年3月9−8−3138
2015年3月10−3−11735
2016年3月8−3−6535
2017年3月101−31144
2018年3月5−3−6239
2019年3月10−4−1644
2020年3月41−8540
2021年3月−10−1−138
2022年3月42−4640
2023年3月4−1−5337
2024年3月32−7534
2025年3月5−1−1437
2026年3月7−3−9432

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は54億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は71.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月79502963.4
2014年3月85562965.7
2015年3月81542766.0
2016年3月80532766.5
2017年3月83542965.2
2018年3月77562171.2
2019年3月81562568.7
2020年3月68521676.9
2021年3月63471674.8
2022年3月63451871.6
2023年3月61441772.5
2024年3月54411375.3
2025年3月57421573.1
2026年3月54391571.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
32億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
36億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
15億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中22位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中507位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥474で、1年前と比べて+12.9%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥474+0.4%1ヶ月+1.9%1年+12.9%時価総額58億円
過去52週の値幅
安値¥404高値¥514

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.2倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR1.35倍
配当利回り5.27%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(457円)を上回り、75日線(459円)も突破。52週高値514円から約10%下落。RSIは57.8と中立。7/17は-2.5%と下落、出来高82500株と直近平均の約5倍に急増し警戒感。直近1ヶ月では+1.5%と小幅上昇。25日線が下値支持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER10.9倍は業界平均29.7倍を大きく下回り、PBR1.3倍も平均3.4倍より低く割安感が強い。配当利回り5.08%は業界平均1.23%を上回り高水準だが、配当性向88.9%と高く持続性に懸念がある。業績は増益傾向にあるが、配当の伸び悩みリスクには注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.2倍47.9倍
PER (予想)10.0倍
PBR1.35倍2.96倍
ROE11.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は横ばい傾向で、2026年3月期営業利益率9.3%と改善予想。強気派は増益と高配当利回り(5.1%)を評価し、安定株としての魅力を指摘。弱気派は売上高が伸び悩み、広告市場の構造変化(AI活用など)で競争激化リスクを懸念。PER11倍と割安だが、成長性が乏しいためバリュートラップの可能性もある。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    配当利回り5.1%は良好で、インカムゲインを狙える。

  • 収益性改善

    2026年予想営業利益率9.3%と大幅改善見込み。

  • 割安な株価評価

    予想PER11倍は業界平均対比低く、バリュー投資対象に。

  • 営業利益率改善と高ROE維持2026年3月期影響

    営業利益率5.19%→9.33%へ改善、ROE11.7%は資本効率良好

  • 高配当利回り(5.08%)のインカム魅力継続影響

    配当利回り5%超は優良、株価下支え効果

  • PER9.7倍の割安感と自社株買い余地次回決算影響

    予想PER9.7倍は業界平均比割安、自己株式取得余地

  • デジタル広告需要拡大による売上成長通年影響

    情報通信業界の成長に伴い、受注増加が期待

マイナスに働く材料7
  • 売上高停滞

    直近3期の売上高は横ばいで成長性に欠ける。

  • 広告市場競争激化

    AIやプログラマティック広告の台頭で競合が増加。

  • 利益の不安定性

    2024年3月期の減益など、利益が変動しやすい。

  • 売上高横ばいと業績の頭打ち感2026年3月期影響

    売上高が74→77→75億円と停滞、成長期待乏しい

  • 外国人保有率3.8%と低流動性継続影響

    外国人持ち株比率が低く、大口売買で株価変動しやすい

  • 配当性向高止まりによる投資余力減少継続影響

    高配当支払いで内部留保が減少、成長投資抑制リスク

  • 広告市場の景気敏感リスク景気後退期影響

    広告需要は景気に連動、不況時には収益急減

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長軌道に乗るかが最重要の判断材料。
営業利益率
収益性改善計画の進捗を測る。
配当性向
高配当の持続可能性を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは5.27%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
5.27%
いまの株価に対して
配当性向
88.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2554.8
2018年3月250.064.7
2019年3月250.0126.1
2020年3月250.0
2022年3月7−72.0136.2
2023年3月15114.349.0
2024年3月1820.0
2025年3月2011.147.8
2026年3月2420.088.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,268人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.1%を占め、残る68.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.548.748.954.055.962.9
事業法人41.240.141.639.839.731.1
自己株式10.6
外国法人10.58.74.42.71.62.8
証券会社5.91.73.92.51.52.1
外国人個人0.90.81.01.11.11.0
金融機関0.00.00.10.00.20.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GAキャピタル株式会社29.46
02梅田 美智子2.92
03内藤 征吾2.33
04完山 敏錫1.49
05鎌倉 吉成1.41
06森本 潤1.27
07完山 永輝0.96
08完山 永吏0.96
09上川名 弦0.96
10ベニス産業株式会社0.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-23
    山本 正卓
    新規の大量保有報告
    0.46%
  • 2026-06-09
    山本 正卓
    新規の大量保有報告
    0.46%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−32%、1株純資産は14期で+17%。直近期のROEは11.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6230119.99.747.0
2014年3月6233619.59.546.7
2015年3月5134214.713.657.8
2016年3月313409.218.1103.6
2017年3月5436115.411.454.8
2018年3月343669.216.364.7
2019年3月293697.916.3126.1
2020年3月23470.6137.3
2021年3月−21314
2022年3月173275.418.3136.2
2023年3月283438.316.449.0
2024年3月103323.036.7
2025年3月293428.712.847.8
2026年3月4235411.710.988.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額88百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大島克俊代表取締役 社長最高経営責任者(CEO)4818,200
両角正人取締役 最高財務責任者(CFO)4812,200
黒子好章取締役 最高人事責任者(CHO)最高コンプライアンス責任者(CCO)5133,700
山本正卓取締役623,600,700
田坂正樹取締役5521,700
谷口辰成取締役491,700
安達吉明常勤監査役5426,400
髙野健二監査役55
高岡徹監査役41
一色真司監査役651,700
松丸史郎取締役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6717112
社外取締役611112
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容494字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ゲンダイエージェンシー株式会社)及び子会社6社により構成されております。 (1)広告事業 当社、連結子会社㈱ユーアンドユー、㈱ジュリアジャパン、㈱ジールネット及び㈱プレスエーにおいて、広告の企画制作を行っております。 品目別の内容は以下のとおりであります。 品 目   事業の内容 インターネット   インターネットメディアを利用した広告の企画制作 折込広告   新聞折込広告の企画制作 販促物   ダイレクトメール、店舗内外装飾用ポスター・POP等の印刷物、ノベルティー等の企画制作 クリエイティブ   映像、デザイン等の制作受託 媒 体   テレビ、ラジオ、新聞及び雑誌等のマスメディアを利用した広告の企画制作 その他   店舗イベントの企画運営 (2)不動産事業 連結子会社㈱ランドサポートにおいて、パチンコホールを始めとした商業施設全般に関する不動産の賃貸、仲介等を行っております。 (3)その他事業 連結子会社㈱アークにおいて新事業開発を行っております。 [事業系統図] 事業系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,565字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「イノベーションと創造性に満ちた取り組みで、クライアントの業績発展を支援する活動を通じて、豊かな社会の実現に貢献します。」を合言葉に、常に、真摯な姿勢と熱意をもって、最良なサービス提供に努めることで、クライアント企業のコミュニケーション戦略実現のパートナーとして信頼される企業を目指してまいります。さらに、広告事業の枠にとらわれない、新たなビジネスモデルやサービスの開発に挑戦していきたいと考えております。 また、行動規範に①法令遵守②株主重視③顧客満足④従業員尊重の4つを掲げ、当社グループを取り巻くステークホルダーの要求を満たしながら、企業価値の最大化に努めてまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、主力のパチンコホール広告分野において、広告サービスの付加価値と生産性の向上を不断に追求し、厳しい環境下においても最大限の収益を確保していくと同時に、特定業種への依存度が高い現状を改善し収益の多様化を実現させるため、常に新たな事業機会を模索し、積極的な事業開発に取り組むことにより、グループの持続的な成長を実現していきたいと考えております。 なお、持続的な成長を実現するため取り組むべき戦略課題のうち、主なものは以下のとおりであります。 ①パチンコホール広告以外の分野における市場開拓 広告事業においては、これまで主力であったパチンコホール広告分野における市場の需要が低調に推移する中で、収益性を安定させることが急務であります。そのため、パチンコホール広告以外の分野における市場開拓 をよりスピーディーに進めることで、特定業種に過度に依存しない収益の多様化を目指してまいります。 ②集客施設におけるデジタルメディアの市場浸透 デジタル広告メディアや各種コンテンツが社会に浸透した状況下で、クライアントのニーズに応えるため、各種集客施設のユーザーにそれぞれ特化した自社開発メディアの充実、各種インターネット広告ツールを提供する外部パートナーとのアライアンスによる、クライアント向けサービスの開発や提供等に加えて、これまで当社が得意としてきた紙媒体広告とインターネット広告に加え、映像、動画等デジタルコンテンツの複合によるプロモーション戦略の最適化策を提供することで、クライアントの集客戦略を支援してまいります。 ③事業領域の拡大 事業開発については、主として、現在の当社グループの主力事業である広告事業の隣接分野(デジタルメディ ア、各種集客施設のエリアマーケティング等)に関する調査研究を強化し、グループの持続的成長の実現に向け た事業領域の拡大に取り組んでまいります。また、他業界の有力企業との事業提携によるサービスラインの拡充 も積極的に推進してまいります。 (3)経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 主力顧客のパチンコホールをはじめ、広告市場全体で紙媒体からインターネット広告へのシフトが加速しております。また、メディアの多様化や生成AIをはじめとするテクノロジーの進化により、顧客ニーズが高度化・複雑化しております。 こうした環境下において、当社グループでは、かねてより進めてまいりました新たな経営体制への移行を、次世代リーダーの育成・登用を軸として着実に進捗させております。現在は、新体制への完全移行を見据えた基盤構築の過程にありますが、意思決定の迅速化と事業執行のスピードアップを図るべく、実効性の高い組織運営に注力しております。 将来の経営を担う人材が力を発揮できる土壌を整えるとともに、変化する市場環境において持続的な成長を実現するため、当期は次の3点を対処すべき課題と認識し、取り組んでまいります。 ①広告事業の収益基盤強化と顧客ポートフォリオの最適化 パチンコホール広告分野においては、パチンコホール業界企業との取引拡大と関係強化に努めてまいります。集客貢献度の高い広告・サービスの開発・拡販を継続するとともに、生成AIツール等、高付加価値領域の販売を強化してまいります。また、物価高騰が続く中で当社収益性を確保するため、販売価格の適正化にも取り組んでまいります。 ②需要の伸びが期待されるセクターでの顧客開拓 パチンコホール以外の広告分野においては、今後も需要の伸びが期待されるセクターでの顧客開拓を推進してまいります。具体的には、フィットネス・買取業で培ったノウハウを活かしたフランチャイズ業界への積極展開を進めるとともに、主力のフィットネス施設や住宅関連分野における取引深耕を図り、持続的な成長を実現してまいります。 また、継続的な成長に向けて、既存事業とのシナジーが見込まれる領域や、新規セクターにおける資本業務提携、M&Aの検討・実施を推進してまいります。 ③持続的な成長のための人材育成と組織力強化 当社は、若手・中堅社員の定着率向上とスキルアップを重要な課題と位置づけ、長期的なキャリア形成を支援する人事制度の運用・改善を進めてまいります。また、人的資本への投資を継続し、競争力ある処遇の実現に取り組むことで、従業員が能力を最大限に発揮できる環境を整備してまいります。 今後も持続的な収益力と成長力を併せ持つ企業となるため、組織力の強化と人材の可能性を最大限に引き出すための施策を積極的に行ってまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが重要視している経営指標と、その実績は以下のとおりです。 経営指標   中期的な目標値    2025年3月期(実績)    2026年3月期(実績) 売上高営業利益率 (生産性と付加価値の向上)   10.0%以上   5.4%   9.0% ROE (資本効率の向上)   10.0%以上   8.7%   11.7% 引き続き「生産性」、「付加価値」及び「資本効率」を重視した経営を推進してまいります。
事業等のリスク2,416字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項の記載は、原則として当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定業種の広告需要への依存について 当社グループの事業内容は、「第1 企業の概況 3.事業の内容」に記載のとおりであり、当社グループの売上高は特定業種であるパチンコホール業界の広告需要に大きく依存しております。当社グループが行う事業は、直接法的規制を受けておりませんが、当社グループの主たる取引先であるパチンコホールは、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」及び「都道府県条例」による規制を受けるとともに、上記の法的規制以外にも、過度な射幸心を抑制する目的や遊技機の不正改造等を防止する目的等から、パチンコホールの業界団体が各種の自主規制を行っております。現状においても、近年の依存症問題に対する対策の一環として、広告表現、告知内容や告知手段に多様な制限が課せられており、これらの制限が更に強化された場合には、市場内の広告需要の減少により当社グループの業績が悪化する可能性があります。 なお、当社グループでは、パチンコホールの広告需要は、各種規制の強化やパチンコ遊技人口や遊技単価の減少にあわせて今後も減少または低調に推移するものと予測しており、当該需要の減少に対処すべく、フィットネス施設運営企業をはじめとした、他の業種の顧客開拓を進めることにより、特定業界への依存度を低下させていく計画ではありますが、パチンコホール広告需要が当社の予測を大きく下回った場合等には、当社グループの業績が悪化する可能性があります。 なお、現時点においては、当該リスクの発生可能性の評価や、具体的な影響額等の算定は困難であります。 (2)インターネット広告領域における、当社グループの収益性悪化のリスクについて インターネット広告市場は今後も拡大し、当社グループの取扱いも増加することを予想しております。その一方で、当社グループでは、インターネット広告領域において、以下のリスクを想定しております。 ①広告メディアの自主規制強化に伴うリスク 現在出稿している各広告メディアにおいて、コンテンツの出稿基準や制限業種の判断基準が、自主規制の強化により見直される可能性があります。これにより、当社が提供する広告サービスの一部が利用制限を受けることが見込まれます。このため、各メディアのポリシーに適合した適切な広告手法を模索し、柔軟に対応していく必要があります。しかしながら、各広告メディアの自主規制が想定を上回った場合、当社グループの収益性が悪化し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②競合他社による類似サービスの開発に伴うリスク 当社サービスと類似するサービスが競合他社によって開発され、市場に投入される可能性があります。これにより、当社サービスの独自性や競争優位性が低下した場合、当社グループの収益性に悪影響を及ぼす恐れがあります。このリスクに対応するため、サービスの付加価値を高める施策や差別化戦略を継続的に強化してまいります。しかしながら、競合他社のサービスの優位性が顕在化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③生成AI等の技術進化に伴うユーザー行動の変化のリスク 生成AI技術の急速な進化や検索エンジン等へのAI実装に伴い、インターネットユーザーのサイト閲覧行動や検索行動が変化する可能性があります。これにより、サイト閲覧数減少によるディスプレイ広告のインプレッション減少や検索連動型広告のクリック数減少等が生じた場合、当社グループが提供する広告サービスの需要が減退し、収益性に悪影響を及ぼす恐れがあります。このリスクに対応するため、当社グループでは、AI時代に対応した新たな広告手法の開発や、データ分析力を活かした高付加価値なマーケティング支援サービスの創出に注力してまいります。しかしながら、AIの技術進化やユーザー行動の変化が当社の想定を上回るスピードで進行した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、現時点においては、当該リスクの発生可能性の評価や、具体的な影響額等の算定は困難であります。 (3)仕入価格上昇による、当社グループの収益性悪化のリスクについて インフレによる原料費高騰や人件費の上昇に加え、中東情勢によるエネルギー危機及び価格高騰などにより、当社グループが扱う紙媒体を中心とした広告制作物の仕入価格は上昇傾向にあります。今後さらに仕入価格が上昇した際は、原則として、販売価格に適正に転嫁する方針ではあるものの、ナフサ不足等による顧客の収益の悪化などを背景に顧客との交渉が難航し、価格転嫁が不十分となった場合には、当社グループの収益性が悪化し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、現時点においては、当該リスクの発生可能性の評価や、具体的な影響額等の算定は困難であります。 (4)人材に関するリスクについて 当社グループの持続的成長は、人材に大きく依存します。そのため、必要とする人材を採用、育成し、定着率を高めることは当社グループにとって重要となります。 そのため、当社グループでは、現行の人事制度の継続的な改善により、優秀な人材を計画的に採用し、活躍しやすい環境づくりを進めております。しかしながら人材を計画に従って採用または育成することができない場合や、人材の流出を招いた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、現時点においては、当該リスクの発生可能性の評価や、具体的な影響額等の算定は困難であります。
経営成績の分析 (MD&A)6,913字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られるものの、継続する物価上昇や人手不足、さらには中東情勢によるエネルギー問題や日中関係の不安定化などによる影響の懸念等もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 当社グループの主要顧客であるパチンコホール業界においては、スマート遊技機の普及に加え、パチンコ機の「ラッキートリガー3.0プラス」やスロット機の「ボーナストリガー」等、新たな遊技性を備えた機械の登場により、業界活性化への期待が高まっています。 パチンコホール広告市場においては、集客に貢献するサービスやインターネット広告の需要は高まっており、緩やかながら需要の回復の兆しが見られます。 パチンコホール以外の広告分野については、主力のフィットネス施設や住宅関連広告分野をはじめ、広告需要は引き続き増加基調にあります。 こうした環境下で、当社グループでは、主力のパチンコホール広告分野においては、集客力の高い来店プロモーション企画等の販売や、収益性の高いインターネット広告の拡販に努めました。パチンコ以外の広告分野においては、広告需要の伸びが期待されるセクターにおける顧客開拓を積極的に推進いたしました。 これらの取組みにより、各利益項目は前年を大幅に上回りましたが、第3四半期以降の紙媒体広告の想定を超える急減や、持続的成長に向けた人的資本への投資(採用・賃上げ等)による販管費の増加もあり、下期の利益は伸び悩みました。 当連結会計年度の業績は、売上高は7,531百万円(前年同期比1.9%減)、売上総利益は2,702百万円(同11.7%増)、営業利益は674百万円(同61.2%増)、経常利益は680百万円(同63.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は473百万円(同32.0%増)となりました。 なお、セグメント別の状況は以下のとおりであります。 広告事業 当連結会計年度におけるパチンコホール広告市場は、スマート遊技機の普及や新機能搭載機の登場により盛り上がりを見せており、業界タレント等の来店プロモーション企画や、インターネット広告の需要は高まりつつあります。一方で、集客手法のデジタルシフトが想定以上の速度で進んだことにより、取扱高の大きい折込広告等の紙媒体広告は、当第3四半期以降、急激な減少傾向となりました。こうした中、2025年5月にパチンコ業界4団体から「広告宣伝ガイドライン第三版」が発出されたことにより、これまで曖昧であった広告手法や集客支援サービスについて、実施可能な範囲がより明確化されました。これにより、突発的な広告自主規制等といった当社グループの業績に影響を与えるリスクは軽減しています。 こうした環境下において、当社グループでは、ガイドラインに則った集客施策の開発・販売に注力するとともに、紙媒体の減退に対応すべく、高付加価値なDSP広告や自社保有サイト「パチ7」のオリジナルサービス等の拡販を推進いたしました。これら高収益サービスの伸長により売上総利益率は向上したものの、紙媒体の急減による売上総利益の減少を完全には補いきれず、加えて、持続的成長に向けた人的資本への投資(採用・賃上げ等)による販管費の増加もあり、セグメント利益は当初の想定を下回る結果となりました。 その結果、売上高は7,431百万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益は907百万円(同30.6%増)となりました。 不動産事業 当連結会計年度においては、連結子会社㈱ランドサポートが所有する千葉県柏市の土地の賃貸収益のほか、賃貸仲介物件等に伴う手数料収益48百万円の計上がありました。 その結果、売上高は99百万円(前年同期比75.7%増)、セグメント利益は47百万円(同140.3%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、主として税金等調整前当期純利益740百万円を計上したこと等により673百万円の収入(前年同期は510百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主として投資有価証券の取得による支出が205百万円あったこと等により273百万円の支出(前年同期は132百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、主として配当金の支払255百万円、自己株式の取得による支出が526百万円あったこと等により868百万円の支出(前年同期は121百万円の支出)となりました。 これらの結果、現金及び現金同等物は当連結会計年度において467百万円減少し、3,220百万円となりました。 ③財政状態の状況 資産 当連結会計年度末における総資産は5,409百万円となり、前連結会計年度末比337百万円の減少となりました。これは、主に配当及び自己株式の取得により現金及び預金が467百万円減少したこと等によるものであります。 負債 負債合計は1,518百万円となり、前連結会計年度末比26百万円の減少となりました。これは、主に借入金(長期含む)が87百万円減少したこと等によるものであります。 純資産 純資産合計は3,891百万円となり、前連結会計年度末比310百万円の減少となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益473百万円を計上する一方で、株主還元として自己株式取得526百万円及び利益配当255百万円を実施したこと等によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 生産実績 該当事項はありません。 受注実績 当社グループの商品・サービスは、受注から納品までの期間が極めて短いため、記載を省略しております。 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 広告事業 インターネット   (百万円)   3,329   116.3 折込広告   (百万円)   1,643   75.8 販促物   (百万円)   816   89.0 クリエイティブ   (百万円)   616   90.6 媒体   (百万円)   170   85.9 その他   (百万円)   855   107.9 広告事業計   (百万円)   7,431   97.5 不動産事業   (百万円)   99   175.7 合計   (百万円)   7,531   98.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、原則として、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当社グループの財政状態及び経営成績の状況について 事業全体の経営成績の状況については以下のとおり分析しております。 売上高 当連結会計年度における売上高は、7,531百万円と前連結会計年度に比べ148百万円(前年同期比1.9%減)の減少となりました。収益構造の転換に向けて販売に注力したDSP広告等のインターネット広告が大幅に伸張したものの、取扱高の大きい紙媒体広告の需要減少がそれを上回ったことから、売上高全体としては微減となりました。 売上原価、販売費及び一般管理費 当連結会計年度における売上原価は、4,828百万円と前連結会計年度に比べ430百万円(同8.2%減)の減少となりました。また、売上原価率は前連結会計年度に比べ4.4ポイント減少し64.1%となりました。 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、人件費が増加したこと等により、2,027百万円となり前連結会計年度に比べ26百万円(同1.3%増)の増加となりました。また、販管費比率は前連結会計年度に比べ0.9ポイント増加し、26.9%となりました。 営業利益 当連結会計年度における営業利益は、主として広告事業においてインターネット広告の売上高増加に伴う販売マージンの増加の影響により674百万円となり、前連結会計年度に比べ256百万円(同61.2%増)の増加となりました。また、売上高営業利益率は9.0%と前連結会計年度に比べ3.5ポイント上昇いたしました。 営業外収益、営業外費用 当連結会計年度における営業外収益は、16百万円(前連結会計年度比1百万円増加)となりました。 当連結会計年度における営業外費用は、10百万円(前連結会計年度比5百万円減少)となりました。 経常利益 当連結会計年度における経常利益は、680百万円と前連結会計年度に比べ263百万円(同63.3%増)の増加となりました。また、売上高経常利益率は9.0%と前連結会計年度に比べ3.6ポイント上昇いたしました。 特別利益、特別損失 当連結会計年度における特別利益は、主として受取補償金の計上により、62百万円(前連結会計年度比49百万円増加)となりました。 当連結会計年度における特別損失は、主として事務所移転費用の計上により、2百万円(前連結会計年度比10百万円減少)となりました。 税金等調整前当期純利益 当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、740百万円と前連結会計年度に比べ324百万円(同77.9%増)の増加となりました。 税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額) 当連結会計年度における税金費用は、266百万円と前連結会計年度に比べ209百万円(同364.9%増)の増加となりました。また、法人税等の負担率は36.0%となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は473百万円となり、前連結会計年度に比べ114百万円(同32.0%増)の増加となりました。 なお、セグメント別の状況については以下のとおり分析・検討しております。 広告事業 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況に記載のとおり、当連結会計年度の広告事業は、取扱高の大きい折込広告を始めとする紙媒体広告の需要は減少したものの、収益性の高いDSP広告を始めとしたインターネット広告が堅調に推移した結果、売上高は7,431百万円(前年同期2.5%減)と前年比で微減だったものの、売上総利益率が改善した結果、セグメント利益は907百万円(同30.6%増)となりました。 次期においては、広告市場全体で紙媒体からインターネット広告へのシフトが加速するなか、当社グループではこの構造変化を収益力強化の好機と捉え、高付加価値サービスの展開をより一層加速させてまいります。 パチンコホール広告分野においては、当期に需要が急減した紙媒体広告の影響を最小限に留めるべく、集客貢献度の高い来店プロモーションやデジタル広告領域への注力を継続いたします。あわせて、生成AIツールを活用した新サービスの展開や、既存サービスの高付加価値化を推進するとともに、物価高騰等の環境変化に応じた販売価格の適正化に取り組み、収益性の確保に努めてまいります。 パチンコホール以外の分野では、強みを持つフィットネスや住宅関連に加え、新たにフランチャイズ業界への展開を強化し、収益基盤の多角化を推進いたします。 当期に実施した人的資本投資を、組織力の強化と営業生産性の向上へ繋げ、グループ全体で増収増益の達成を目指し、収益の底上げを図ってまいります。 不動産事業 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況に記載のとおり、当連結会計年度においては、連結子会社㈱ランドサポートにおいて所有する千葉県柏市の土地の賃貸収益のほか、パチンコホール跡地の売買仲介等に伴う手数料収益48百万円の計上がありました。 その結果、売上高は99百万円(前年同期比75.7%増)、セグメント利益は47百万円(同140.3%増)となりました。 近年ではパチンコホールの新規出店に伴う用地取得需要は減少しており、一方ではパチンコホールからその他業種企業への売却等が増加しております。従って次期においては、パチンコホール不動産の売却や賃貸仲介案件の取扱件数の増加を目指して活動し、収益力を向上させてまいります。 財政状態については、以下のとおり分析しております。 経営陣は、当社の株式上場以来、一貫して「持たざる経営」を意識し、健全で透明性の高いバランスシートの維持に努めております。その結果、当連結会計年度末における流動比率は357.9%、自己資本比率は71.9%となり、継続的に高い安全性が確保できているものと判断しております。 ②当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性について 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社経営陣は、中長期的な資本の財源としては、持続的な当期純利益と潤沢な営業キャッシュ・フローの獲得によりもたらされる充実した自己資本及び現金及び現金同等物残高が最も重要と考えております。また、資本効率向上と財務安全性確保の観点から、現状の当社グループの事業規模においては、概ね4,000百万円程度(参考:当連結会計年度末の純資産残高3,891百万円)の自己資本維持が最適であると判断しております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は3,220百万円であり、今後の成長投資に備えた一定の投資余力を確保できているものと判断しております。 なお、当社グループでは収益構造の転換が課題となっており、とりわけ新たな事業分野での積極的な投資による事業成長が重要と判断しております。従いまして、この先、事業規模の拡大を目的とした多額の投資が必要となる場合においては、自己資本のみならず金融機関からの借入についても活用していく方針であります。一方で、必要自己資本に余剰があると判断された場合には、自己株式の取得や配当等の株主還元を積極的に行うことで、継続的な資本効率の向上を目指してまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、市場価格のない株式の評価、固定資産の減損損失の認識、繰延税金資産の回収可能性等において、会計上の見積りを行っております。なお、当連結会計年度における会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、繰延税金資産の回収可能性については質的、金額的に財務諸表に重要な影響を与えるものと判断しております。その詳細については、「第5 経理の状況 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標について 当社グループが重要視している経営指標と、その実績値は「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりです。 当連結会計年度における売上高営業利益率及びROEは、前連結会計年度と比較して上昇いたしました。売上高営業利益率の上昇は、主として収益性の高いDSP広告を始めとしたインターネット広告の取扱高が増加したこと等によるものであります。ROEの上昇は、当期純利益が増加したことに加え、自己株式の取得や配当の増額により純資産残高を抑制したことによるものであります。 当社経営陣は、パチンコホール以外の広告分野における受注拡大等による収益構造の転換や、既存の紙媒体広告と比較して収益性の高い、自社ブランドのインターネット広告の拡販を重点施策としております。これらの施策を次の事業成長につなげることで、売上高営業利益率の更なる回復を目指します。 また、当連結会計年度におけるROEは、前連結会計年度から大幅に回復し、中期的な目標値(10%以上)を達成いたしました。今後は、この達成された水準を基準として、さらなる資本効率の向上と持続的な企業価値の増大を目指し、適正な自己資本の水準を維持しつつ、上述の収益構造の転換により当期純利益の絶対額を高めていく方針です。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期第1四半期決算説明資料2026-07-17

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。