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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

アイビーシー

3920 · Standard · 情報・通信業

ITシステムの性能監視ツール「System Answer」シリーズを中核に、運用コンサルティングから24時間有人監視までワンストップで提供。

概要

アイビーシー株式会社(IBC)は、2002年設立の情報・通信業に属する企業であり、ITシステムの稼働監視・性能管理ソフトウェア「System Answer シリーズ」の開発・販売と、それに関連するコンサルティング・運用サービスを提供する。2025年9月期の売上高は24億円、営業利益5.6億円、従業員数82名。2015年9月に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はスタンダード市場に所在する。本社は東京都中央区。

収益の7割を占めるライセンス販売とサービス

アイビーシーの収益構造は、自社開発の運用管理ソフトウェア「System Answer シリーズ」のライセンス販売を中核とする。2025年9月期のライセンス売上は12億4835万円で全体の51.9%を占め、前年比20.6%増加した。特に更新率96%と高い継続性を示す。サービス売上(監視代行、セキュリティ、ネットワーク設計・構築など)は6億2560万円(26.0%)、物販(他社製品・機器)は5億3055万円(22.1%)である。サービス売上は前期比5.8%減少したが、物販は35.3%増加した。ストック型ビジネス(ライセンス更新・SAMS契約)の拡大を経営課題として掲げている。

間接販売と直接販売を併用する販売網

アイビーシーは三つの販売チャネルを運営する。「間接販売」ではパートナー企業(例:富士通ネットワークソリューションズ)の営業力を活用し、大規模ネットワーク案件へアプローチする。「直接販売」では展示会・セミナーを通じたリードを自社営業がフォローし、顧客ニーズを直接製品開発に反映する。「ハイタッチ」ではパートナーと自社技術者が連携し、高度な課題解決型提案を行う。2025年9月期の相手先別販売実績では富士通ネットワークソリューションズへの売上が10.0%を占め、間接販売の重要性を示している。

幅広い業種と高い更新率が支える顧客基盤

同社の顧客は公務、教育、医療、金融、製造、流通、情報通信など多岐にわたる。IT部門共通の課題である運用コスト削減・安定稼働・品質向上に対して、「System Answer シリーズ」が提供する性能情報の可視化・予兆検知が評価されている。2025年9月期のライセンス更新率は96%に達し、既存顧客の継続率が極めて高い。また、自治体や製造業向けの新規開拓も順調で、同セグメントの売上拡大に寄与した。

業界の中での役割はITインフラ運用監視ツールのベンダーであり、運用コンサルティングやMSPサービスも提供する運用支援の総合プロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
24億円
営業利益
6億円
営業利益率
25.0%
純利益
4億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
ライセンスの販売12億円52.2%
サービスの提供6億円26.1%
その他物販等5億円21.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ITシステム運用(全業種)主力

自社開発の「System Answer シリーズ」により、ITシステムの稼働状況監視、障害予兆検知、性能分析を提供。ライセンス販売に加え、コンサルティング、設計・構築、24時間365日の有人監視など、運用に関する多様なサービスを提供。公務、教育、医療、金融、製造、流通、情報通信など幅広い業種に利用されている。

主な製品・サービス5
System Answer G3
マルチベンダーの仮想サーバーやネットワーク機器の性能情報を1分単位で収集し、表示・解析・通知する性能監視ツール。将来予測やAPI連携などのオプションを揃える。
SAMS
24時間365日の有人監視体制で、システムの安定稼働・障害対応・原因究明・分析を支援するMSPサービス。
IBC-PAS
Office 365などのクラウドサービスの遅延やアクセス不可の原因を特定し、解決策を導き出すサービス。
IBC-SAS
診断から保護まで、企業のセキュリティ課題に応じたソリューションをワンストップで提供するサービス。
Kusabi
ブロックチェーン技術による電子証明システムと独自のデバイスプロビジョニング技術で、ソフトウェアだけでIoTセキュリティ環境を実現する。

製品と技術

System Answer G3:マルチベンダー性能監視の基幹製品

「System Answer G3」はアイビーシーの主力製品であり、マルチベンダーの仮想サーバーやネットワーク機器の性能情報を1分単位で収集・可視化・通知する。直感的なマウス操作で、将来予測オプション(キャパシティ予知・昨対比較・変動検知)によりシステムの未来予測が可能。2023年9月には「CX監視オプション」を追加し、SaaS環境の通信品質を可視化。その他、APIオプションによる外部連携、Stats OptionによるBIツール連携、Log Optionによるログ統合管理、Quality Analyzer Optionによる通信品質分析など、用途別のオプションを用意する。2025年には価格改定を実施し、収益構造の強化を図った。

SAMS:24時間365日の有人監視サービス

「SAMS(Speedy Action Management Services)」は2017年8月に開始された次世代MSPサービスである。24時間365日体制の有人監視により、顧客システムの安定稼働、障害対応、原因究明、分析サポートを提供する。派生サービスとして「LOG on SAMS」(統合ログ管理のクラウドサービス)、「IBC-PAS」(Office 365等のクラウドサービス遅延原因特定)、「IBC-SAS」(セキュリティ診断・保護)、「IT障害119レスキュー」(緊急障害対応支援・無償)をラインアップする。また、ブロックチェーン技術を用いたIoTセキュリティ環境「Kusabi」も提供する。

ITOGUCHI:マルチクラウド構成管理の新サービス

2025年10月に提供開始された「ITOGUCHI(イトグチ)」は、マルチクラウド環境のインフラ構成情報を自動で描画・更新する新サービスである。障害発生時に構成図を即座に表示し、初動対応を迅速化。属人化を防止し、設備更新や投資計画の最適化を支援する。System Answer シリーズと連携することで、性能監視データと構成情報を統合し、インテリジェント・マネジメントの実現を目指す。アイビーシーはこのサービスを通じて、従来の監視領域から運用支援全体への事業拡大を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

高収益の小型株、成長継続が焦点

売上20億円台と小規模ながら、営業利益率18%超と同業他社でトップクラスの収益性を誇る。2025年9月期は営業利益率18.18%、翌年は25%へ上昇予想。競合のチェンジHD(売上500億円超、利益率20%超)と比較すると規模は小さいが、収益性では同等以上。ニッチ市場で高い利益率を維持するビジネスモデルが強み。

強み

  • 営業利益率20%超と業界トップクラス、効率的なビジネスモデル
  • 売上19→22→24億円と年10%超の成長を継続
  • 専門性の高いソリューションで顧客に価値提供、価格決定力
  • 小規模組織で高い利益率を実現し、スリムな経営

課題

  • 売上20億円台で、顧客や市場の変動に影響を受けやすい
  • 市場の成熟や競合参入で、高成長を持続できるか不透明
  • 専門人材の確保が難しく、成長制約となる可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がアイビーシー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
14076シイエヌエス58億円9.9倍
22411ゲンダイエージェンシー58億円11.2倍
34777ガーラ57億円
43920アイビーシー56億円14.1倍
54395アクリート56億円15.7倍
64019スタメン56億円19.1倍
74496コマースOneホールディングス56億円18.2倍
85599S&J56億円13.7倍
93653モルフォ56億円
103826システムインテグレータ55億円11.9倍
113841ジーダット55億円31.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

創業から初のネットワーク監視製品リリースまで

アイビーシー株式会社は2002年10月、東京都中央区に資本金33,500千円で設立された。2003年6月には最初の製品であるネットワーク監視アプライアンス「BTmonitor」をリリースし、ITシステムの稼働監視分野に参入した。BTmonitorは2005年6月にNECの「UNIVERGE CERTIFIED」認証を取得し、同社の製品ラインアップに組み込まれることで販路を拡大した。同年11月には本社を中央区内で移転し、事業基盤を整えた。

製品ラインナップ拡充と性能監視分野への進出

2007年5月に「BTmonitor V2」、2008年12月にはネットワーク性能監視アプライアンス「System Answer」をリリースし、監視対象を広げた。2011年7月には大阪市淀川区に西日本事業所を開設し、関西圏の顧客対応を強化。同時に大規模ユーザー向けの「System Answer G2 Datacenter Ware」を発表し、データセンター向け性能監視機能を追加した。2012年2月にはシンガポールに現地法人IBC INTERNETWORKING & BROADBAND CONSULTING PTE. LTD.を子会社化し、海外展開も試みたが、同社は2024年10月に清算されている。

マザーズ上場と市場第一部への昇格

2015年9月、アイビーシーは東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場時の時価総額は非公表だが、2016年11月にはわずか1年余りで市場第一部へ市場変更を果たした。この間、2016年4月には株式会社Skeedとの合弁でiBeed株式会社を設立し、同年7月に完全子会社化。同社は後にiChain株式会社に商号変更しブロックチェーン関連事業を手掛けたが、2020年6月に全株式を譲渡している。2018年4月にはシンガポール子会社をIBC INTERNETWORKING & BROADBAND CONSULTING GLOBAL PTE. LTD.に商号変更した(後の清算)。

新サービス投入と連結子会社の整理

2017年8月、次世代MSPサービス「SAMS(Speedy Action Management Services)」の提供を開始。24時間365日の有人監視・障害対応サービスとして成長を目指す。2019年4月には簡易株式交換で株式会社サンデーアーツを完全子会社化し、同年同月には株式会社NSD先端技術研究所(現NSD‐DXテクノロジー)へ出資した。2019年8月にはナビプラス株式会社からセキュリティ事業の一部を譲受けるなど事業拡大を進めたが、2024年8月には子会社サンデーアーツの事業を譲渡し、事業ポートフォリオの見直しを行っている。

スタンダード市場移行とITOGUCHI発表

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。2025年6月には新サービス「ITOGUCHI(イトグチ)」を発表し、同年10月に提供を開始。マルチクラウド環境のインフラ構成を自動描画・更新し、障害時の初動対応や属人化防止を支援する。System Answerシリーズとの連携により、設備更新・投資計画の最適化を目指す。2025年9月期の売上高は24億円と過去最高を記録し、営業利益も5.6億円と改善している。

年表25件を開く

2000年代

  • 2002年10月創業東京都中央区にアイビーシー株式会社(資本金33,500千円)を設立
  • 2003年6月ネットワーク監視アプライアンス「BTmonitor」をリリース
  • 2005年6月「BTmonitor」がNEC UNIVERGE CERTIFIED認証製品化
  • 2005年11月本社を東京都中央区内に移転
  • 2007年5月ネットワーク監視アプライアンス「BTmonitor V2」をリリース
  • 2008年12月ネットワーク性能監視アプライアンス「System Answer」をリリース

2010年代

  • 2011年7月大阪府大阪市淀川区に西日本事業所を開設
  • 2011年7月大規模ユーザー向けシステム性能監視ソフトウェア「System Answer G2 Datacenter Ware」をリリース
  • 2012年2月M&AIBC INTERNETWORKING & BROADBAND CONSULTING PTE. LTD.(所在国:シンガポール)を子会社化(2018年4月にIBC INTERNETWORKING & BROADBAND CONSULTING GLOBAL PTE. LTD.に商号変更、2024年10月に清算)
  • 2013年10月本社を現在の東京都中央区内に移転
  • 2014年6月性能監視情報公開サービス「System Answer RS Global Baseline」の提供開始
  • 2015年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2016年4月株式会社Skeedとの合弁によるiBeed株式会社を設立
  • 2016年7月M&AiBeed株式会社を完全子会社化
  • 2016年11月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2017年7月システム情報管理ソフトウェア「System Answer G3」をリリース
  • 2017年8月次世代MSPサービス「SAMS(Speedy Action Management Services)」の提供開始
  • 2018年4月商号変更子会社iBeed株式会社がiChain株式会社に商号変更
  • 2019年4月M&A簡易株式交換により株式会社サンデーアーツを完全子会社化
  • 2019年4月株式会社NSD先端技術研究所(現「NSD‐DXテクノロジー株式会社)へ出資
  • 2019年8月ナビプラス株式会社よりセキュリティ事業の一部を譲受

2020年代

  • 2020年6月iChain株式会社株式のすべてを譲渡
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2024年8月子会社株式会社サンデーアーツの事業を譲渡
  • 2025年6月新サービス「ITOGUCHI(イトグチ)」を発表、同年10月提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    IT運用課題の把握とソリューション提供

    24時間365日の監視サービス「SAMS」、脆弱性対策・障害時支援「IBC Careサービス」、性能評価レポート等を通じて、顧客のITシステム運用課題を解決する。2025年にはSystem Answer G3の価格改定とCX監視オプション提供で収益強化と機能拡充を実施。

  2. 02

    System Answerシリーズのブランディング強化

    展示会・セミナー・Webサイト充実による認知度向上、CX監視オプション実装によるユーザー体感通信品質の可視化など、シリーズのブランディングと機能拡充を推進。

  3. 03

    次世代新サービスの開発

    AI・データアナリティクスを活用し、2025年10月に新サービス「ITOGUCHI」を提供開始。マルチクラウド環境の自動描画、障害時の初動支援、属人化防止を実現し、System Answerシリーズと連携して設備更新・投資計画の最適化を支援。

  4. 04

    インテグレーション事業の拡大

    20年以上のインフラ分析ノウハウを活かし、高信頼・高可用なネットワーク・クラウド設計構築サービス「IBC-Integration」を拡大。パートナー連携で専門部隊を編成し、案件対応力を強化。本事業を契機にSystem Answerシリーズ等の他事業へ展開。

  5. 05

    人材の確保と育成強化

    事業拡大・中長期成長に向け、専門性の高い人材の採用と、ネットワーク・クラウド資格取得等による既存社員のスキル底上げを積極的に推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で82人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は655万円で、9期前と比べて+11.6%平均年齢は37.4歳、平均勤続年数は6.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月57
2017年9月57
2018年9月63
2019年9月58735.74.3100
2020年9月58235.84.792
2021年9月58436.85.289
2022年9月60036.85.387
2023年9月61036.95.786
2024年9月57536.75.981494
2025年9月65537.46.782732

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社他 — 東京都中央区他198百万円
主な関係会社
  • 国内
    NSD-DXテクノロジー株式会社
    東京都千代田区
    議決権16.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は24億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+50.0%。

売上高
+9.1%
24億円
営業利益
+50.0%
6億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
25.0%
前期比 +6.8%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高27億円24億円
営業利益6億円6億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は6億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+50.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q5120.01
2023年3Q4125.00
2023年4Q60
2024年1Q400.00
2024年2Q6116.70
2024年4Q12325.03
2025年2Q11327.32
2025年4Q13323.12
2026年2Q11218.22
2026年3Q6116.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は5億円から24億円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は25.0%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
IBC INTERNETWORKING & BROADBAND CONSULTING PTE. LTD.(所在国:シンガポール)を子会社化(2018年4月にIBC INTERNETWORKING & BROADBAND CONSULTING GLOBAL PTE. LTD.に商号変更、2024年10月に清算)
2012年9月510
2013年9月610
2014年9月821
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2015年9月1032
iBeed株式会社を完全子会社化
2016年9月1132
2017年9月1221
子会社iBeed株式会社がiChain株式会社に商号変更
2018年9月1321
簡易株式交換により株式会社サンデーアーツを完全子会社化
2019年9月1821
2020年9月1920
2021年9月2032
2022年9月1500
2023年9月1921
2024年9月224418.23
2025年9月246625.04

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高24億円のうち、営業利益として残るのは6億円25.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の16.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金25.0%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金54.2%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.0%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
75.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+16.6pt
25.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.0pt
16.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.6pt
19.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
32.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年9月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は24億円で、売上の12.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年9月00001
2014年9月10012
2015年9月10519
2016年9月1−1009
2017年9月0−10−17
2018年9月2−1019
2019年9月0−44−49
2020年9月1−14012
2021年9月4−3−1113
2022年9月3−20114
2023年9月4−1−1316
2024年9月42−2620
2025年9月7−1−1624

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が23億円で、自己資本比率は60.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月42248.0
2013年9月52344.6
2014年9月74351.6
2015年9月1512378.8
2016年9月1714381.9
2017年9月1715290.5
2018年9月1917287.9
2019年9月27161160.8
2020年9月30151550.5
2021年9月33181553.7
2022年9月33181556.2
2023年9月33181556.0
2024年9月33201359.8
2025年9月37231560.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
15億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中68位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中355位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
19.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥982で、1年前と比べて-0.7%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥982-0.6%1ヶ月-1.0%1年-0.7%時価総額56億円
過去52週の値幅
安値¥769高値¥1,064

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.1倍
PER (会社予想)12.7倍
PBR2.28倍
配当利回り2.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(990.5円)を+0.9%上回り、75日線(993.7円)も+0.5%上回るが、200日線(974.2円)を+2.5%上回っている。52週高値1151円から-13.2%、安値769円からは+29.9%。直近1カ月で+0.4%とほぼ横ばい、7/16は前日比+0.91%と小幅上昇。RSIは62.0と中立。出来高は低調、週足はもみ合い。200日線がサポートとして機能。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが14.37倍と業界平均30.18倍を下回り、収益性に対して割安です。ROE19.7%は業界平均を大きく上回り、高い収益力を示しています。PBR2.31倍は業界平均3.51倍より低く、資産価値でも割安感があります。ただし、配当利回り0%と無配であり、成長への再投資を優先していると見られます。業績は増収増益基調で堅調です。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.1倍47.9倍
PER (予想)12.7倍
PBR2.28倍2.96倍
ROE19.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、高水準の利益率(営業利益率18%超)と安定成長に注目。2025/9期予想も売上・利益とも堅調で、サブスク比率向上により収益の質が改善していると評価。PER14倍と成長性を考慮すれば妥当。弱気派は、市場規模が限定的で、M&Aなどによる成長戦略の不透明感を懸念。また、業界の人手不足で人件費上昇が利益を圧迫するリスクもある。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質の維持

    営業利益率18%超と業界平均を上回る。ストック収入が収益を安定化。

  • 成長と割安の両立

    PER14倍とPBR2.3倍ながら、EPS成長率(前期比+?)を考慮すれば割安感あり。

  • 堅調な業績推移

    過去3期連続増収増益。2025/9期予想も売上22→24億円、利益4億円と堅調。

  • 過去最高益更新でバリュエーション見直し2025年9月期決算発表後影響

    営業利益6億円、前期比50%増。PER14倍と割安感強まる

  • 営業利益率25%達成で収益性改善評価2025年9月期影響

    利益率25%、前期18%から7pt改善。高収益企業として見直し

  • 純利益4億円で3期連続増益2025年9月期影響

    3期連続増益。EPS成長が株価支援材料に

  • 増収基調継続で売上高成長期待2026年9月期見通し影響

    売上高24億円、前期比9%増。堅調な成長基盤

マイナスに働く材料7
  • 市場の小ささと成長鈍化

    売上高24億円程度。中堅企業向け市場は限られ、スケールメリットが出にくい。

  • 人件費上昇リスク

    IT業界の人手不足で、優秀なエンジニア確保のためのコスト増が利益圧迫要因。

  • M&Aの不確実性

    今後の成長にはM&Aが必要かもしれないが、実行とシナジー創出は不透明。

  • 売上高成長鈍化リスク2026年9月期影響

    前期比9%増から減速すれば成長期待剥落。規模小さく変動大

  • 人件費上昇による利益率低下継続影響

    IT業界の給与上昇でコスト増。利益率25%維持は困難

  • 特定顧客への依存リスク不定影響

    小規模企業のため大口顧客喪失で業績急変の可能性

  • 無配政策継続で株主還元不足次回株主総会影響

    無配続き、配当開始期待も不透明。成長資金に回す方針

次の決算で確かめる点
サブスクリプション比率
ストック収入の増加が収益の安定性を高める。将来的なARRの伸びを確認。
営業利益率の推移
高収益体質が維持できているか。人件費増による悪化リスクを監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは2.24%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
2.24%
いまの株価に対して
配当性向
16.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年9月683.0
2024年9月833.319.2
2025年9月1250.016.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ2,285人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.2%を占め、残る87.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他73.272.575.575.879.577.6
事業法人10.310.010.110.010.611.2
外国法人4.84.14.03.31.67.8
自己株式3.43.43.43.43.43.4
証券会社3.04.54.45.75.42.4
金融機関8.88.76.05.12.91.0
外国人個人0.00.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01加藤 裕之35.85
02プラスフジ株式会社8.69
03光通信KK投資事業有限責任組合5.18
04BNYMSANV RE BNYMSANVDUB RE AON CCF(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.14
05槇田 重夫1.60
06石村 藤夫1.48
07瀬野 陽介1.43
08宇高 淳郎1.43
09村上 彰1.14
10GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-26
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    12.83%
    +1.01pt
  • 2026-04-09
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.34%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは19.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月17,088104,91217.617.6
2013年9月5225622.411.5
2014年9月379944.9
2015年9月4621623.9153.6
2016年9月3625015.433.7
2017年9月212718.045.3
2018年9月252978.973.5
2019年9月242938.242.3
2020年9月−8279
2021年9月3631712.025.2
2022年9月−3331
2023年9月133303.947.883.0
2024年9月4636013.211.919.2
2025年9月7440919.713.616.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/9期の役員報酬は総額125百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加藤裕之代表取締役 社長 CEO592,062,100
小田成取締役 副社長 COO6511,500
太田祐樹取締役546,100
梶本繁昌取締役66
天野信之取締役61
東常夫取締役67
由利孝取締役65
山本祥之常勤監査役701,200
望月明彦監査役57
簗田稔監査役72
角泰志78

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3939331
社外取締役520204
監査役1777
社外監査役2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,694字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業概要 当社は、ソフトウェア・サービス関連事業を行っており、創業以来、ITシステムの稼働状況や障害発生の予兆などを監視する情報管理/性能監視ツール「System Answer シリーズ」の開発・販売・サポートに加え、お客様のITシステム運用にかかるコンサルティング及びソリューションを提供しております。ITシステムが複雑化する中、社会や企業インフラのサービス品質の向上とコスト削減に貢献し、IT社会の安心・安定を支える当社ソリューションサービスの重要性は、年々高まっております。 <ICT業界の課題とSystem Answer シリーズによる解決> (2)セグメント区分 当社の報告セグメントについては、「ソフトウェア・サービス関連事業」の単一セグメントであります。ソフトウェア・サービス関連事業の内、当社におけるITシステム監視関連に係る具体的な販売・提供区分は以下のとおりとなります。 ① ライセンスの販売 自社製品である「System Answer シリーズ」のライセンス(ソフトウェア使用権)を販売しております。「System Answer シリーズ」は、マウスによる直観的操作で、マルチベンダーの仮想サーバーやネットワーク機器の膨大な性能情報を1分単位できめ細かく収集し、瞬時に表示・解析・通知が行えます。詳細なデータを活用してITシステムの未来を的確に予測することで、システム障害による機会損失や顧客満足度低下などを回避し、安定的な事業継続が可能になります。また、専門家でなくとも使えるため、属人化の解消による運用コストの削減もできます。最新技術にも随時対応しており、仮想化環境やクラウド環境も含めた総合的な管理を実現いたします。2023年9月には「CX(カスタマーエクスペリエンス)監視オプション」をリリースし、SaaS環境の通信品質の可視化を強化することでさらにお客様の実環境に合わせた障害の予兆検知を実現しております。その他にもお客様の監視対象数などの規模に応じた柔軟なラインナップとさまざまなシステム環境に対応したオプションを下記のとおり提供しております。 System Answer G3 (オプション機能) 将来予測オプション   キャパシティ予知 / 昨対比較 / 変動検知によるシステムの未来予測機能 API(オプション)   自動レポーティング機能、外部プログラム連携機能 Stats Option   BIツールを用いた独自フォーマットでの報告書作成機能 Log Option   ログ情報の統合管理を行う機能 Quality Analyzer Option   通信種類ごとの品質を可視化する機能 CX監視オプション   クライアントからクラウドなどへのネットワーク監視を行う機能 ② サービスの提供 「System Answer シリーズ」のデータをもとに、当社の蓄積した専門技術を活かした分析・解析サービスや各種役務サービスを下記のとおり提供しております。 ネットワークコンサルティング・インテグレーションサービス   システムの問題や課題に対してお客様の視点に立ち調査や改善提案を行い最適なネットワークの構築を提供します。 ネットワーク設計   お客様の予算や仕様に基づき、適切な設計を行います。 ネットワーク移行/構築   ネットワーク設備の更改や新設に伴う構築作業全般において、作業の指示や作業手順書の作成、機器の設置及び設定などを行います。 運用コンサルティングサービス   問題予兆検出や性能監視手法、キャパシティ計画立案など運用に関わる支援を行います。 System Answer シリーズ 各種技術支援サービス   上記のソリューションのほか、以下に記載する技術支援サービスを提供しております。 スタートアップサービス   製品導入後1ヶ月間、導入や活用に関するサポートを行います。 運用支援サービス   監視項目の見直し、製品使用方法及び活用方法に関するレクチャー、分析などを行います。 クイック分析サービス   製品導入後に簡易分析を行います。 トレーニング   お客様サイトにおいて各種トレーニングを行います。 インストール作業   製品の導入作業を行います。 アプライアンス初期設定作業   製品導入時の初期設定や操作説明を行います。 セットアップ作業   製品導入の監視設定に関わる作業を行います。 テンプレート追加作業   新たな監視機器の追加作業を行います。 バージョンアップ作業   製品のバージョンアップ作業を行います。 SAMS(次世代MSP*サービス)   Speedy Action Management Servicesの略。24時間365日の有人監視体制により、お客様のシステムの安定稼働・障害対応・原因究明・分析サポートを行います。 LOG on SAMS   統合ログ管理システムをクラウドサービスとして提供します。 IBC-PAS   Office 365 などのクラウドサービスにおける遅延やアクセス不可などの原因を特定し、適切な解決策を導き出します。 IBC-SAS   診断から保護まで、企業のセキュリティ課題に応じたソリューションをワンストップで提供しています。 IT障害119レスキュー   障害の切り分けから被疑箇所の洗い出しを 24 時間 365 日、無償にて提供する緊急障害対応支援サービスです。 Kusabi   ブロックチェーン技術による電子証明システムと、独自のデバイスプロビジョニング技術によってソフトウェアだけで IoT セキュリティ環境を実現します。 (*) Management Service Provider(マネジメント・サービス・プロバイダー)の略。 企業の情報システムの運用管理を代行するサービス事業者。 ③ その他物販 お客様の課題を解決するための他社製品やソリューションサービスに付随した各種システム機器やソフトウェアなどの販売を行っております。 (3)当社の強み ① 開発力と技術力 当社は、製品開発を通じて培った膨大な情報を高速に収集し、瞬時に表示・解析・通知を行う独自技術を有しております。また、多くのお客様への直接サポートを通じて蓄積されたノウハウは、製品の機能拡張やコンサルティング内容の充実に寄与しております。 ② 幅広い業種・業態のお客様 当社は、IT部門の共通課題である運用コスト削減や安定稼働の促進、品質向上を目的に、ブラックボックス化したシステムの問題予兆を早期に捉える「System Answer シリーズ」の独自開発・機能拡張・販売・サポートを中核に事業を展開してまいりました。その結果、公務、教育、医療、金融、製造、流通、情報通信など多岐にわたる業種・業態のお客様にご利用いただいております。 ③ 開発会社ならではの丁寧なサポート 経験豊富な技術者が、製品の使用方法からITシステムの評価、改善策の提示まで、お客様のご要望に応じたサポートを丁寧に行っております。 (4)販売チャネルについて 当社では、より多くのお客様に利用いただくため、以下の販売チャネルを展開しております。 販売チャネル   基本的な機能   特徴 間接販売   パートナー企業の営業担当者が提案を行い、全国的な営業力を活用して幅広い販売を可能としております。   パートナー企業の営業担当者が、当社製品を自社の商材と組み合わせて提案することで、当社単独ではアプローチが難しい業界や地域にも広く展開することが可能です。特に、大規模ネットワークのリプレイス案件などにおいては、パートナー企業の総合提案力を活かし、潜在的なニーズの掘り起こしにも寄与しております。 直接販売   展示会やセミナー、マーケティング活動を通じて関心を持っていただいたお客様に、当社営業担当者が直接提案を行っております。   展示会やセミナー、マーケティング活動を通じて当社製品に関心を持っていただいたお客様に対し、当社営業担当者が直接提案を行っております。お客様の課題やニーズを直接把握することで、より的確かつ柔軟な提案が可能となり、製品開発や機能拡張にもフィードバックを活かしております。 ハイタッチ   パートナー企業のお客様に対して、当社営業担当者及び技術担当者が連携して提案を行っております。   パートナー企業のお客様に対して、当社の営業担当者及び技術担当者が同行・連携して提案を行う複合型の販売チャネルです。パートナー企業のネットワークと当社の技術力を融合させることで、より高度な課題解決型の提案が可能となり、信頼性の高い導入支援を実現しております。 (5)事業の系統図 事業の系統図は、次のとおりであります。 ※ 当社は、パートナー企業が有するラインナップに入り、パートナー企業を介して、大手ユーザーなどと取引しております。
経営方針・対処すべき課題2,696字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、経営理念として以下の3つを掲げています。 - 「お客様に心から喜んでいただける企業になる」 - 「プロフェッショナルとしての倫理観と実行力を備える」 - 「お客様との信頼関係を築き、優れた人材の育成を通じて社会に貢献する」 これらの理念は、当社の事業活動の根幹を成す価値基準であり、IT運用支援を通じて社会の安定と発展に寄与するという使命に基づいています。また、ミッションとして「IT障害をゼロにする」、ビジョンとして「信頼と技術で、社会と共に成長する」を掲げ、これらの実現を経営方針の中心に据えております。2025年には、System Answer G3の価格改定を実施し、物価高騰や人件費上昇など外部環境の変化に対応した収益構造の強化を図りました。また、CX監視オプションの提供を通じて、顧客体験の向上に貢献しています。 (2)経営環境 当事業年度における我が国の経済環境は、賃上げの広がりやインバウンド需要の回復を背景に、緩やかながらも着実な成長を続けております。一方で、地政学的リスク、為替の変動、エネルギー価格の不安定さなど、先行きに不透明な要因も依然として存在しております。企業活動においては、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速、グリーントランスフォーメーション(GX)の重要性の高まり、そしてサイバーセキュリティ対策の高度化など、事業環境の変化が一層顕著となっております。これらの変化を踏まえ、企業の持続的成長を支える基盤として、ITインフラの信頼性、可用性、保守性、完全性及び機密性の確保が、これまで以上に重要な要素となっております。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、今後も「System Answer シリーズ」のライセンス販売による事業拡大を図るとともに、ITシステムのライフサイクルに応じたきめ細かなコンサルティングやソリューションサービスの提供、さらにマーケットの変化に対応したサービスを積極的に展開することで、事業領域の拡大を図ってまいります。また、経営の安定化に向けたストックビジネスの拡大により、さらなる企業価値の向上に取り組んでまいります。加えて、複雑化するIT環境や多様化する顧客ニーズに対応するため、次世代の新サービス開発にも継続的に取り組んでおります。持続的成長により中長期的な企業価値の最大化を図るうえで、以下の項目を対処すべき重要な経営課題として考えております。 ① お客様に寄り添ったITシステム運用課題の把握と的確な運用ソリューションの提供 当社は、24時間365日の監視サービス「SAMS」、導入機器の脆弱性対策や障害時の切り分け支援を行う「IBC Careサービス」、System Answer G3のデータを用いた「性能評価レポート」などを通じて、ITシステム運用における課題解決を支援しております。2025年には「System Answer G3」の価格改定を実施し、外部環境の変化に対応した収益構造の強化を図るとともに、「CX監視オプション」の提供により、SaaS通信の可視化と品質改善を支援する機能を強化しました。 ② 「System Answer シリーズ」のブランディング強化、認知度向上、提供形態拡充、新機能実装及び次世代開発 展示会出展やセミナー開催、WEBサイトの充実を通じて、「System Answer シリーズ」の認知度向上とブランディング強化を図っております。CX監視オプションの実装により、従来の性能情報に加え、ユーザー体感に基づく通信品質の可視化を実現し、より高度な運用支援を可能にしています。 ③ 次世代新サービスの開発 当社では、AIやデータアナリティクスを活用した次世代製品の開発を進めており、2025年10月には新サービス「ITOGUCHI(イトグチ)」の提供を開始いたしました。「ITOGUCHI」は、マルチクラウド環境におけるインフラ構成の自動描画・更新、障害発生時の迅速な初動対応支援、属人化の防止などを目的とした新たな運用支援サービスです。「System Answerシリーズ」との連携により、構成情報に基づいた設備更新や投資計画の最適化を支援し、インテリジェント・マネジメントの実現を目指します。 ④ インテグレーション事業の拡大 働き方改革によるワークスタイルの変化やクラウドシフト/リフトなどによる企業ITインフラの変化への対応など、お客様のお悩みに寄り添い、現状の課題分析に基づくシステムの構築から“攻めのIT”提案まで、幅広くご支援する必要性が高まっております。そのような要請に応えるため、当社が20年以上にわたり蓄積したインフラ環境の分析・解析ノウハウをもとに、小規模から大規模まで、高信頼・高可用なネットワーク及びクラウドを設計・構築するサービス「IBC-Integration」の拡大に努めてまいります。パートナー企業との連携により、ネットワークやサーバー構築に特化した専門部隊を編成し、さまざまな規模の案件に対応できる体制を整備・拡充しており、本事業をトリガーに「System Answerシリーズ」事業のライセンス販売や「SAMS」等の他事業への展開による規模拡大を目指してまいります。 ⑤ デジタルマーケティングの導入 マーケティングオートメーションツールを活用し、顧客ごとのニーズに応じた情報提供を行うことで、精度の高いリード獲得と提案活動を実現しています。また、ブログ発信などを通じて、ITに馴染みのない方にも当社の取り組みを分かりやすく伝える工夫を進めております。 ⑥ 人材の確保と育成強化 事業の拡大及び中長期的な成長のためには、より高い専門性を有する人材の確保とともに、既存社員の能力及びスキルの底上げが重要な課題となります。有能な人材の採用と、ネットワークやクラウドの資格取得に向けた育成を積極的に推進してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、継続的な収益向上のため、売上高・売上総利益・営業利益の成長とともに、ROE(*)を経営指標として重視しております。 (*)ROE(Return on Equity) 株主資本当期純利益率
事業等のリスク2,663字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、2025年9月期末現在において当社が判断したものです。 (1)事業環境及び事業活動等に関するリスクについて ① 特定の製品への依存について 2025年9月期において、当社の売上高のうち、主力製品であり、かつ利益率の高い「System Answer G3」などのライセンス販売による売上高の割合は51.9%となっております。これらの製品において有力な競合が出現した場合などにより売上高が減少した場合、当社の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、当社では新サービスの開発・提供を通じて、製品ポートフォリオの拡充とリスク分散に努めております。 ② ライセンス契約の更新率について 当社は「System Answer G3」などをライセンス販売しており、機能追加などによるバージョンアップを適宜実施し、お客様に安心して継続的にご利用いただける環境の構築に努めております。直近のライセンス更新率は高い水準で推移しておりますが、今後、契約更新率が急激に低下した場合には、当社の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 業績の季節偏重について 当社では案件進捗管理を行うことで売上計上時期の平準化に努めておりますが、顧客の検収時期の影響を受けて、第1四半期において売上高が低くなる傾向があります。販売費及び一般管理費は年間を通じてほぼ一定額で発生するため、営業利益も第1四半期に低くなる傾向があります。 当事業年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 第1四半期 会計期間   第2四半期 会計期間   第3四半期 会計期間   第4四半期 会計期間   通期 金額 (千円)   比率 (%)   金額 (千円)   比率 (%)   金額 (千円)   比率 (%)   金額 (千円)   比率 (%)   金額 (千円)   比率 (%) 売上高   419,123   17.4   654,333   27.2   581,907   24.2   749,147   31.2   2,404,511   100.0 営業利益   13,813   2.4   238,610   42.2   140,639   24.9   172,019   30.4   565,083   100.0 (注)1.比率は、通期に対する四半期会計期間の割合です。 2.四半期会計期間の数値については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく四半期レビューは受けておりません。 ④ 長期売上債権の与信リスクについて 当社のライセンス販売の一部には、契約期間に基づき長期にわたり代金を回収する取引がございます。与信リスクの低減を図るため、与信管理規程の整備や債権管理システムの導入などの施策を講じておりますが、取引先の信用状況の悪化や経営破綻などが発生した場合には、当社の業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、回収予定日が1年を超える売上債権も一部存在しておりますが、売掛債権全体に対する影響は軽微です。 ⑤ 景気変動、業界動向による顧客のシステム投資環境の変化について セキュリティ強化、働き方改革の進展、DXの推進などを背景にITインフラ投資は加速しており、当社の製品・サービスも堅調に推移すると見込んでおります。しかし、景気変動や業界動向の急激な変化により、顧客のシステム投資環境が悪化した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 製品の不具合(バグ等)の発生可能性について 当社では不具合の発生防止に努めておりますが、ソフトウェア製品の高度化・複雑化に伴い、不具合の発生を完全に防ぐことは困難です。致命的な不具合が発生し、適切に解決できない場合には、当社の信用力が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 知的財産権について 当社では第三者の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払っておりますが、IT分野の技術進歩やグローバル化により、完全な把握は困難です。現時点では侵害や訴訟の事実はありませんが、今後不測の事態により損害賠償請求等を受ける可能性があります。 ⑧ 情報の取扱いについて 情報セキュリティを経営の最重要課題の一つと位置づけ、体制の強化や社員教育を通じて保守・管理に努めております。しかし、万一情報漏洩などの事故が発生した場合には、損害賠償等の費用が発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 技術革新について ネットワーク関連機器の技術革新に対応するため、当社では技術力の保持と迅速なサービス提供に努めております。しかし、対応が遅れた場合には、ライセンス製品の更新率やサービス提供率が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 災害等について 地震などの災害に備え、重要データのバックアップ体制を整えておりますが、予想を超える大規模災害が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 半導体サプライチェーン等について ITインフラの構成に必要なハードウェアは半導体を多数使用しており、サプライチェーンの停滞や分断により供給が滞った場合、顧客のITインフラ整備に支障が生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業の運営体制に関するリスクについて ① 特定人物への依存について 当社の創業者であり代表取締役社長CEOである加藤裕之は、豊富な経験と知識を有し、経営方針や事業戦略の決定などにおいて重要な役割を果たしております。幹部職員の拡充・育成に取り組んでおりますが、同氏の業務遂行が困難となった場合には、事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制の強化・充実について 2025年9月30日現在、当社の組織は取締役7名、監査役3名、従業員82名と比較的小規模であり、内部管理体制も規模に応じたものとなっております。持続的な成長のために人員増強と人材育成に注力し、内部管理体制の強化を図っておりますが、これらの施策が適切に行えなかった場合には、事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,170字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 当事業年度の経営成績の概況 当事業年度の業績は、売上高は2,404,511千円(前期比15.0%増)、営業利益は565,083千円(前期比46.9%増)、経常利益は574,648千円(前期比45.3%増)、当期純利益は410,714千円(前期比78.5%増)と増収増益となりました。 事業別では、主力のライセンス売上(自社開発運用管理ソフトウェアSystem Answerシリーズ)は、1,248,351千円(前期比20.6%増)となり大幅伸長をする事ができました。自治体や製造業を中心に新規ユーザーが増加したことや、既存ユーザーの更新も96%のお客様から契約更新をいただいた結果です。次に、サービス売上(運用管理のクラウドサービス、セキュリティサービス、ネットワークサービス他)は、625,609千円(前期比5.8%減)、物販事業売上は530,550千円(前期比35.3%増)となりました。 当社は「IT障害をゼロにする」をミッションに掲げ、豊かで安定した社会の実現に貢献すべく、今後も「System Answer」シリーズのライセンス販売による事業拡大を図るとともに、ITシステムのライフサイクルに応じたきめ細かなコンサルティングやソリューションサービスの提供、さらには市場環境の変化に対応した新たなサービスの積極的な展開を通じて、事業領域の拡大に取り組んでまいります。 加えて、経営の安定化に向けたストック型ビジネスの拡充により、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。複雑化するIT環境や多様化する顧客ニーズに対応するため、次世代の新サービス開発にも継続的に取り組んでおります。事業環境には依然として不透明な要因が存在しておりますが、当事業年度における成長の勢いを維持し、次期においても増収増益を目指して事業を推進してまいります。 ② 財政状態 (資産) 当事業年度末における資産合計は、3,739,294千円(前事業年度末は3,240,080千円)となり、499,214千円増加しました。これは主に、現金及び預金が487,918千円、無形固定資産が75,886千円、有形固定資産が45,327千円、それぞれ増加した一方で、売掛金が111,501千円減少したことによるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は、1,466,218千円(前事業年度末は1,334,807千円)となり、131,411千円増加しました。これは主に、未払法人税等が102,114千円、未払費用が48,660千円、資産除去債務が45,175千円、それぞれ増加した一方で、1年以内返済予定の長期借入金が50,018千円、未払金が44,224千円、それぞれ減少したことによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は、2,273,076千円(前事業年度末は1,905,273千円)となり、367,802千円増加しました。これは主に、当期純利益の計上に伴い利益剰余金が355,276千円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は2,414,134千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは701,470千円の収入となりました。この主な要因は、税引前当期純利益575,954千円、売上債権の減少111,501千円により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは125,497千円の支出となりました。この主な要因は、無形固定資産の取得による支出95,675千円、保険積立金の積立による支出26,552千円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは88,054千円の支出となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出50,018千円、配当金の支払45,508千円により資金が減少したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 イ.生産実績 当社は、生産活動は行っていないため該当事項はありません。 ロ.受注実績 当社の事業は、受注から販売までの所要日数が短く常に受注残高は僅少であります。従って、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。 ハ.販売実績 当社はソフトウェア・サービス関連事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しておりますが、当社の売上高の大半を占める当社におけるネットワークシステム監視関連事業に係る販売実績を提供区分別に示すと、次のとおりであります。 区分   当事業年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) ライセンスの販売   1,248,351   +20.6 サービスの提供   625,609   △5.8 その他物販等   530,550   +35.3 合計   2,404,511   +15.0 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2023年10月1日   至 2024年9月30日)   当事業年度 (自 2024年10月1日    至 2025年9月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 富士通ネットワーク ソリューションズ株式会社   -   -   240,783   10.0 2.販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先については記載を省略しております。 3.前事業年度における富士通ネットワークソリューションズ株式会社への販売実績は総販売実績に対する割合 が10%未満のため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 当社の財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態」に記載のとおりであります。 ロ.経営成績の分析 (売上高) 当事業年度において、売上高2,404,511千円の主な内容は、ネットワークシステム監視関連に係る業績によるものであります。なお、当社の当事業年度における売上高の詳細は次のとおりであります。 ライセンスの販売については、ライセンス更新時期のお客様の96%がSystem Answerをそのまま更新していただけたとともに、パートナー様経由での新規案件の獲得により伸長しました。また、System Answerから抽出した既存ITインフラの課題からネットワークの見直しやセキュリティ対策等のビジネス案件を数多くいただくことができ、その結果、ライセンス販売については売上高1,248,351千円(前期比20.6%増)、サービスの提供については売上高625,609千円(前期比5.8%減)、その他物販等については売上高530,550千円(前期比35.3%増)となりました。 (売上原価) 当事業年度において、売上原価は554,515千円(前期比17,771千円の増加)となりました。主に、その他物販等の前期比売上増に伴う売上原価の増加によるものであります。その結果、売上総利益は1,849,996千円(前期比295,714千円の増加)となりました。 (販売費及び一般管理費) 当事業年度において、販売費及び一般管理費は1,284,912千円(前期比115,185千円の増加)となりました。販売費及び一般管理費について主なものとして、給与手当及び賞与が529,854千円(前期比75,500千円の増加)、法定福利費が88,499千円(前期比12,142千円の増加)、業務委託費が76,554千円(前期比11,673千円の増加)によるものであります。その結果、営業利益は565,083千円(前期比180,528千円の増加)となりました。 (営業外収益及び営業外費用) 当事業年度において、営業外収益は16,397千円(前期比16,979千円の減少)、営業外費用は6,832千円(前期比15,640千円の減少)となりました。営業外収益及び営業外費用について主なものとして、助成金収入15,248千円、支払利息6,832千円(前期比2,941千円の増加)を計上した結果によるものであります。 その結果、経常利益は574,648千円(前期比179,189千円の増加)となりました。 (特別利益及び特別損失) 当事業年度において、特別利益は2,788千円(前期比2,731千円の減少)、特別損失は1,482千円(前期比130,159千円の減少)となりました。特別利益及び特別損失について主なものとして、関係会社清算益2,788千円、固定資産除却損1,482千円を計上した結果によるものであります。その結果、税引前当期純利益は575,954千円(前期比306,617千円の増加)となりました。 (当期純損益) 当事業年度において、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額は165,239千円(前期比126,074千円の増加)となり、当期純利益は410,714千円(前期比180,542千円の増加)となりました。 ハ.経営戦略の現状と見通し 当社は自社開発の情報管理/性能監視ソフトウェア「System Answer シリーズ」の機能拡張やサポート強化によるITインフラ性能支援に加え、顧客のITインフラ環境へのセキュリティ診断や各種ソリューション提供を強化し、総合的なITインフラ運用支援により事業の顧客提供価値を一層高めてまいります。また、次世代に対応する開発製品への投資及び人財への投資をより一層強化し、中長期的な成長の実現を目指します。 2026年9月期の業績予想といたしましては、売上高2,700百万円(当期比12.3%増加)、営業利益610百万円(当期比7.9%増加)、経常利益608百万円(当期比5.8%増加)、当期純利益は418百万円(当期比1.8%増加)を見込んでおります。 なお、上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づいており、実際の業績等は、今後さまざまな不確定要素により大きく異なる可能性があります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社は、中長期的に持続的な成長を図るため、従業員等の採用に係る費用、人件費、その他営業費用への資金需要があります。当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであり、経常的な運転資金や事業規模拡大による設備投資等につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入により調達された資金を財源としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りを用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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