概要
株式会社スタメンは、従業員エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」とオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」を主力とするSaaS企業である。2016年に名古屋で創業、2020年に東証マザーズ上場(現グロース市場)。2025年12月期の売上高は38億円、営業利益3億円、従業員198名。エンゲージメント向上を軸に、企業向けとコミュニティ向けの両市場で事業を展開する。
サブスクリプション型の収益構造
両サービスとも月額利用料を収入源とするSaaSモデルである。TUNAGの売上高に占める月額収益の割合(ストック比率)は85%前後で推移し、安定した収益基盤を形成する。FANTSも従来のレベニューシェア型からサブスクリプション型へ移行し、収益の安定化を進めている。顧客からの継続的な利用料に加え、専属カスタマーサクセス等の付帯サービス収入も拡大している。
TUNAGが拓くエンゲージメント市場
TUNAGは企業の組織課題解決を目的としたエンゲージメントプラットフォームである。2025年12月末の利用企業数は1,344社、平均月額単価は20.2万円に達した。年間経常収益(ARR)は30億円を突破。特にノンデスクワーカーを多く抱える製造・物流・小売業での導入が進み、人的資本経営への関心の高まりを追い風に市場シェアを拡大している。
FANTSで広がるコミュニティ事業
FANTSはオンラインサロン運営に必要な機能をワンストップで提供する。2025年12月末の運営コミュニティ数は566件、平均月額単価は5.8万円。タレント、スクール、スポーツなど多様なジャンルで利用され、サブスクリプション型への移行により収益基盤が強化された。さらに、単発のデジタルコンテンツ販売や予約決済機能も備え、クリエイターのビジネス拡大を支援する。
グループ体制と新サービスへの挑戦
スタメンは連結子会社2社(STAGE、スタジアム)と非連結子会社1社(Hypernova)で構成される。スタジアムは2023年にFANTS事業を承継し、意思決定を迅速化した。同年2月にはクラウドセキュリティサービス「Watchy」をリリース。IT資産管理、情報漏洩対策、労務管理を「簡単」「シンプル」「リーズナブル」に提供し、事業ポートフォリオを拡充している。
業界の中での役割はSaaS型プラットフォーム提供事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01企業の人事・組織部門主力
企業の従業員エンゲージメント向上を支援する「TUNAG」を提供。エンゲージメントサーベイ、カスタマーサクセス支援、社内制度運用クラウドをワンストップで提供し、組織課題の解決を後押しする。主要顧客は人事部門で、業種を問わず導入が拡大している。
エンゲージメント経営支援という独自の切り口
- TUNAG
- エンゲージメントサーベイ、社内制度運用クラウド、分析ダッシュボードなどを備えた従業員エンゲージメント向上のためのSaaSプラットフォーム。
02コミュニティ運営者(スポーツチーム、アーティスト、YouTuberなど)準主力
オンラインサロンやファンコミュニティの運営を支援する「FANTS」を提供。入退会管理・課金・投稿管理などの機能をワンストップで提供し、エンゲージメント構築を支援する。
- FANTS
- オンラインサロン開設に必要な機能(入退会・課金・投稿管理など)を提供するプラットフォーム。単発のデジタルコンテンツ販売やサービス予約・決済機能も備える。
03企業の情報システム・労務部門副次
企業のIT資産管理・情報漏洩対策・労務管理を支援するクラウドセキュリティサービス「Watchy」を提供。DX化と働き方の多様化に対応した簡単・シンプル・リーズナブルなサービスで、情報システム担当者が不在の企業にも使いやすさを提供している。
- Watchy
- 社用PCの管理・監視によりIT資産管理、情報漏洩対策、労務管理をサポートするクラウドセキュリティサービス。
製品と技術
TUNAG:エンゲージメント向上のワンストップサービス
TUNAGは企業の従業員エンゲージメントを高めるため、3つのステップを提供する。①組織の現状を可視化する「エンゲージメントサーベイ」、②専属カスタマーサクセス担当による施策設計支援、③社内制度を運用するクラウドツール。社内制度が利用されるとタイムラインに自動投稿され、コミュニケーションを促進する。分析ダッシュボードで運用状況を部署別に把握でき、チャットやワークフロー機能も備える。
FANTS:オンラインコミュニティ運営を包括支援
FANTSはTUNAGの組織運営ノウハウをコミュニティ向けに拡張したプラットフォームである。入退会管理、課金、投稿管理などオンラインサロン開設に必要な機能をワンストップで提供する。さらに、単発のデジタルコンテンツ販売やオンライン予約・決済機能「サービス販売」を備え、クリエイターのビジネス展開を支援。サブスクリプション型の料金体系で収益基盤を安定させる。
Watchy:簡単・シンプル・リーズナブルなセキュリティ
2023年2月に提供を開始したWatchyは、社用コンピューターの管理・監視によりIT資産管理、情報漏洩対策、労務管理をサポートするクラウドセキュリティサービスである。既存のIT資産管理ツールと差別化し、「簡単」「シンプル」「リーズナブル」の3つを強みとする。情報システム担当者が不在の企業でも導入しやすい設計で、企業のDX化と働き方の多様化に対応する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 企業の人事・組織部門エンゲージメント経営支援という独自の切り口
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
DX支援で中小企業向けに強み、急成長期
業界では、VRain SolutionやL is Bなど同業と比較すると、スタメンは中小企業向けDX支援に特化し、タレントマネジメント分野で差別化している。売上高は2023年12月期19億円から2025年12月期38億円へ倍増の見込みで、急成長中。営業利益率は7%前後で、収益性は業界平均並み。競合のVRain SolutionはAI領域に強み、L is BはWeb制作で差別化しており、スタメンは人材マネジメントのクラウドサービスで独自のポジション。内需依存度が高い。
強み
- 人材管理クラウドで中小企業の採用・評価に特化し、差別化を図る。
- 売上高が2年で倍増の見込み、市場拡大の恩恵を享受。
- 導入しやすいサブスク型で、中小企業のニーズに合致。
- 内製の開発体制で、顧客要望への迅速な機能追加が可能。
課題
- 営業利益率7%程度と、依然として投資フェーズで低い。
- 同分野にスタートアップが続々参入、競争激化。
- 顧客のIT投資余力に依存し、景気変動の影響を受けやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がスタメン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3907シリコンスタジオ | 59億円 | — |
| 2 | 4076シイエヌエス | 58億円 | 9.9倍 |
| 3 | 2411ゲンダイエージェンシー | 58億円 | 11.2倍 |
| 4 | 4777ガーラ | 57億円 | — |
| 5 | 4019スタメン | 56億円 | 19.1倍 |
| 6 | 4395アクリート | 56億円 | 15.7倍 |
| 7 | 3920アイビーシー | 56億円 | 14.1倍 |
| 8 | 4496コマースOneホールディングス | 56億円 | 18.2倍 |
| 9 | 5599S&J | 56億円 | 13.7倍 |
| 10 | 3653モルフォ | 56億円 | — |
| 11 | 3826システムインテグレータ | 55億円 | 11.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 24件
名古屋発、TUNAG開発に着手した創業期
2016年1月、名古屋市東区泉に株式会社スタメンを設立した。同年8月からエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」の開発を開始。2017年1月にベータ版をリリースし、同年4月に正式版を公開した。創業間もない2017年2月から3月にかけて、第三者割当増資で総額2億8500万円を調達し、事業基盤を固めた。
拠点拡大と事業成長の基盤構築
2017年11月に本社を名古屋市中村区井深町へ移転。2018年5月には大阪支社を開設し、関西エリアの営業を強化した。2019年11月にはTUNAGのグローバル版の提供を開始し、海外市場への布石を打った。2020年5月にはオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」をリリースし、事業領域を企業向けからコミュニティ向けへ拡大した。
東証マザーズ上場と公開企業への転換
2020年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場後、2021年4月には東京支社を品川区から鎌倉市へ移転し、関東拠点を再編。同年10月には100%子会社のSTAGEを設立した。2022年4月の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行し、成長企業としての位置づけを明確にした。
子会社設立と新サービス投入のフェーズ
2023年1月、FANTS事業分割準備会社として子会社スタジアムを設立。同年2月にはクラウドセキュリティサービス「Watchy」を正式リリースした。同年4月にスタジアムにFANTS事業を承継し、事業の独立性を高めた。また、2023年1月に設立したQualityStartは2024年1月にHypernovaへ商号変更し、非連結子会社として新たな事業に取り組む。
二本社制の導入と成長加速
2024年1月、東京支社を東京本社に改称し、名古屋・東京の二本社制を採用した。同年8月には東京本社を千代田区麹町へ拡大移転し、首都圏での体制を強化。2025年12月期の売上高は38億円(前期比41.8%増)、営業利益3億円と過去最高を更新した。TUNAGの利用企業数は1,344社、ARRは30億円に達し、成長軌道を加速している。
年表24件を開く
2010年代
- 2016年1月創業名古屋市東区泉に株式会社スタメン設立
- 2016年8月創業創業事業「TUNAG」の開発を開始
- 2017年1月創業東京支社を品川区西五反田に設立
- 2017年1月「TUNAG」ベータ版をリリースし提供開始
- 2017年3月第三者割当増資により、総額285,000千円を資金調達(2017年2月及び同年3月の総額)
- 2017年4月エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」を正式リリース
- 2017年11月本社を名古屋市中村区井深町に移転
- 2018年5月創業大阪支社を大阪市北区梅田に設立
- 2018年9月東京支社を品川区西五反田に移転
- 2019年11月「TUNAG」グローバル版の提供開始
2020年代
- 2020年5月オンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」の提供開始
- 2020年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2021年4月関東拠点を、品川区西五反田の東京支社から鎌倉市御成町の鎌倉支社に移転
- 2021年10月100%子会社・株式会社STAGE(現連結子会社)設立
- 2022年3月本社を名古屋市中村区下広井町に移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2023年1月100%子会社・株式会社スタジアム(FANTS事業分割準備会社)設立
- 2023年1月100%子会社・株式会社 QualityStart設立
- 2023年1月鎌倉支社を東京支社(東京都千代田区神田錦町)に拡大移転
- 2023年2月クラウドセキュリティサービス「Watchy」を正式リリース
- 2023年4月株式会社スタジアム(現連結子会社)に「FANTS」事業を承継
- 2024年1月商号変更株式会社 QualityStartの商号を株式会社 Hypernova(現非連結子会社)に変更
- 2024年1月東京支社を東京本社に改称、二本社制を採用
- 2025年8月東京本社を東京都千代田区麹町に拡大移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- TUNAGのARR(年間経常収益)50億円突破
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
国内顧客基盤の拡大
売上高成長率の最大化を最優先とし、「TUNAG」「FANTS」の契約企業数・平均月額収益の成長を進める。TUNAGは販売パートナー開拓やエンタープライズ、労働組合、物流業界への営業を強化し、広告プロモーション投資で認知拡大と市場シェア拡大を図る。FANTSは人材採用加速とプロダクト機能拡張でオンラインコミュニティ市場でのシェア拡大を図る。
- 02
ノウハウ活用による多面的収益拡大
企業向けとコミュニティ向けの2つのエンゲージメント領域で、グループのノウハウとテクノロジーを活かした事業展開を推進し、多面的な収益拡大を図る。
- 03
人材確保と組織力強化
事業拡大に対応できる優秀な人材を継続的に採用し、社内エンゲージメント向上や早期活躍支援の環境整備を進める。AIによる業務効率化と生産性向上を図り、開発部門では外部パートナーや生成AIを活用した開発体制強化を行う。
- 04
技術革新対応とデータ活用
新たな技術を迅速に取り込みサービス機能を拡充する。TUNAGでは蓄積された組織内データにAIを活用し、組織状態の兆候予測や最適アクションのリコメンドにより高精度な組織改善サービスへの進化を目指す。
- 05
事業ポートフォリオ多層化による収益基盤強化
TUNAGとFANTSに加え、第3のSaaS事業「Watchy」の軌道化やM&Aなどインオーガニック成長も視野に事業ポートフォリオを多層化する。両サービスの連携によるシナジー創出でグループ全体の収益基盤を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で198人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は663万円で、5期前と比べて+54.2%。平均年齢は32.1歳、平均勤続年数は1.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 430 | 29.1 | 1.2 | 59 | — |
| 2021年12月 | 507 | 30.1 | 1.5 | 69 | — |
| 2022年12月 | 496 | 28.6 | 1.6 | 78 | — |
| 2023年12月 | 566 | 30.7 | 1.9 | 106 | — |
| 2024年12月 | 659 | 31.4 | 1.9 | 134 | 149 |
| 2025年12月 | 663 | 32.1 | 1.8 | 198 | 152 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は38億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+40.7%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 52億円 | 38億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 3億円 |
| 純利益 | 4億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥10 | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は23億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+35.3%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年2Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
| 2023年3Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 5 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 15 | 2 | 13.3 | 1 |
| 2025年2Q | 17 | 1 | 5.9 | 1 |
| 2025年4Q | 21 | 2 | 9.5 | 1 |
| 2026年2Q | 23 | 2 | 8.7 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
直近期の営業利益率は7.9%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 名古屋市東区泉に株式会社スタメン設立 | |||||
| 2016年12月 | — | — | 0 | — | 0 |
| 東京支社を品川区西五反田に設立 | |||||
| 2017年12月 | 0 | — | −1 | — | −1 |
| 大阪支社を大阪市北区梅田に設立 | |||||
| 2018年12月 | 1 | — | −1 | — | −1 |
| 2019年12月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2020年12月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 100%子会社・株式会社STAGE(現連結子会社)設立 | |||||
| 2021年12月 | 9 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年12月 | 13 | — | 1 | — | 1 |
| 100%子会社・株式会社スタジアム(FANTS事業分割準備会社)設立 | |||||
| 2023年12月 | 19 | — | 2 | — | 1 |
| 株式会社 QualityStartの商号を株式会社 Hypernova(現非連結子会社)に変更 | |||||
| 2024年12月 | 27 | 2 | 2 | 7.4 | 1 |
| 2025年12月 | 38 | 3 | 3 | 7.9 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高38億円のうち、営業利益として残るのは3億円で7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.3%10億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金65.8%25億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は11億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | −1 | 0 | — | −1 | 2 |
| 2019年12月 | 1 | 0 | — | 1 | 3 |
| 2020年12月 | 1 | 0 | 10 | 1 | 13 |
| 2021年12月 | 1 | −7 | −2 | −6 | 5 |
| 2022年12月 | 2 | 1 | 0 | 3 | 8 |
| 2023年12月 | 2 | 0 | 1 | 2 | 10 |
| 2024年12月 | 4 | −3 | 0 | 1 | 11 |
| 2025年12月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 11 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年12月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が15億円で、自己資本比率は60.5%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 1 | 1 | 0 | 54.1 |
| 2017年12月 | 3 | 3 | 0 | 79.7 |
| 2018年12月 | 3 | 1 | 2 | 42.8 |
| 2019年12月 | 4 | 1 | 3 | 20.2 |
| 2020年12月 | 14 | 9 | 5 | 63.1 |
| 2021年12月 | 14 | 9 | 5 | 67.9 |
| 2022年12月 | 15 | 10 | 5 | 66.3 |
| 2023年12月 | 18 | 12 | 6 | 64.5 |
| 2024年12月 | 22 | 13 | 8 | 60.1 |
| 2025年12月 | 25 | 15 | 9 | 60.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中40位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中340位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥636で、1年前と比べて-54.1%。過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.1倍 |
| PER (会社予想) | 15.3倍 |
| PBR | 3.40倍 |
| 配当利回り | 1.57% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月20日に前日比+7.48%の647円となり、1カ月で+5.2%上昇しました。ただし年初来では-55.09%と大きく下落しており、52週高値1493円からは-56.7%の水準です。8月17日には56.8万株と出来高が急増し、8月20日も12.3万株と高水準で、売買が活発化しています。25日線628.88円を2.9%上回り、75日線611.79円も超えていますが、200日線713.44円にはまだ届かず、RSIは55.84と中立圏です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PER 25.9倍は業界平均29.7倍をやや下回り、PBR 3.44倍は平均3.44倍とほぼ同水準。ROE 14.9%と収益性は高いが、配当利回り0.96%は平均1.25%を下回る。業績は増収だが利益伸び悩み。バリュエーションはほぼ妥当な水準。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 15.3倍 | — |
| PBR | 3.40倍 | 2.96倍 |
| ROE | 14.9% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
高成長SaaSとしての評価と、利益率改善のスピードが論点。強気派は、同社のプラットフォームが企業の人的資本経営の流れを追い風に急成長しており、売上高は今後も年40%前後で拡大すると期待。弱気派は、まだ営業黒字化したばかりで利益率が低く、競合も増えているため、成長鈍化や価格競争のリスクがあると指摘。PERは26倍と成長に比して割安感があるかどうか。
- 高成長の継続
売上高は前期比40%増の計画。SaaS市場は拡大基調。
- 人的資本経営の追い風
日本企業のエンゲージメント向上ニーズは高く、導入余地大。
- 利益率改善トレンド
営業利益率は7%台。スケールに伴いさらに向上見込み。
- 人材紹介・SaaSの成長継続通年影響中
売上高38億円予想。既存サービス拡大で増収。
- 新規製品の市場投入2025年下期影響中
新クラウドサービスで顧客開拓。成長加速。
- 営業人員増強による売上拡大継続影響弱
営業増員で将来の成長基盤構築。
- キャッシュフロー改善通年影響弱
利益成長でフリーキャッシュフロー改善。
- 競合の台頭
類似SaaS(例:Wevox、Chatwork)が競合。差別化は容易でない。
- 利益率の低さ
営業利益率7%とSaaS企業としてはまだ低い。先行投資負担。
- 小型株の流動性リスク
時価総額53億円と小型。株価変動が大きい。
- 高PERからのバリュエーション調整継続影響強
PER25.9倍と成長率対比割高。株価調整リスク。
- 競合サービスの台頭継続影響中
人材業界競争激化でシェア低下。
- 大口案件の失注不定影響中
売上高38億円予想。案件消失で達成困難。
- 内部管理体制の脆弱性不定影響弱
ガバナンス問題で投資家離れ。
- 売上高成長率
- SaaSとしての成長性の確認。年30%以上が継続するか。
- ARR(年換算経常収益)
- サブスク収益の基盤。拡大ペースを測る。
- 解約率(チャーンレート)
- 顧客定着度。低解約率なら競争力の証。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり10円で、前期から+50.0%。いまの株価に対する利回りは1.57%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 4 | — | 27.4 |
| 2024年12月 | 4 | 0.0 | 19.8 |
| 2025年12月 | 6 | 50.0 | 24.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥10
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,654人。区分でいちばん多いのは個人・その他で59.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.4%を占め、残る83.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 77.3 | 75.1 | 74.7 | 71.3 | 64.0 | 59.9 |
| 外国法人 | 3.2 | 6.0 | 2.5 | 4.8 | 14.1 | 18.9 |
| 事業法人 | 10.5 | 10.7 | 10.3 | 10.9 | 17.1 | 13.0 |
| 証券会社 | 8.0 | 3.3 | 5.9 | 5.3 | 2.4 | 4.8 |
| 金融機関 | 1.0 | 4.8 | 6.5 | 7.7 | 2.3 | 3.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大西 泰平 | 17.94 |
| 02 | 加藤 厚史 | 13.67 |
| 03 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 10.40 |
| 04 | 株式会社スターフロンツ | 4.22 |
| 05 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 4.11 |
| 06 | 株式会社JOM | 2.28 |
| 07 | 株式会社ライフワーク | 2.28 |
| 08 | 株式会社YMS | 2.28 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 1.76 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.65 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-24株式会社スターフロンツ新規の大量保有報告18.23%-1.34pt
- 2026-06-12株式会社スターフロンツ新規の大量保有報告1.34%-1.00pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+101%、1株純資産は8期で−98%。直近期のROEは14.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | −2,634 | 8,536 | — | — | — |
| 2017年12月 | −11,549 | 1,778 | — | — | — |
| 2018年12月 | −19 | — | — | — | — |
| 2019年12月 | −5 | — | — | — | — |
| 2020年12月 | 1 | 105 | 0.9 | 3039.3 | — |
| 2021年12月 | 4 | 110 | 4.0 | 187.4 | — |
| 2022年12月 | 12 | 120 | 9.8 | 49.4 | — |
| 2023年12月 | 15 | 137 | 11.4 | 55.2 | 27.4 |
| 2024年12月 | 16 | 149 | 11.0 | 49.1 | 19.8 |
| 2025年12月 | 24 | 169 | 14.9 | 34.6 | 24.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額69百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大西泰平 | 代表取締役 社長執行役員CEO | 41 | 1,575,000 |
| 中谷奈緒美 | 取締役 執行役員CAO | 38 | 2,500 |
| 植松あゆ美 | 取締役(常勤監査等委員) | 39 | — |
| 村瀬敬太 | 社外取締役(監査等委員)(注)1 | 38 | — |
| 藤田豪人 | 社外取締役(監査等委員)(注)1 | 48 | — |
| 亀﨑洋介 | 社外取締役(注)1 | 46 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 49 | 9 | 58 | 29 |
| 取締役(社内) | 1 | 6 | — | 6 | 6 |
| 社外取締役 | 3 | 5 | — | 5 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,528字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,513字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,056字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,999字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第11期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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