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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スタメン

4019 · Growth · 情報・通信業

エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」で企業の組織課題解決を支援し、オンラインコミュニティ「FANTS」でファン形成を後押しするSaaS事業者。

概要

株式会社スタメンは、従業員エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」とオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」を主力とするSaaS企業である。2016年に名古屋で創業、2020年に東証マザーズ上場(現グロース市場)。2025年12月期の売上高は38億円、営業利益3億円、従業員198名。エンゲージメント向上を軸に、企業向けとコミュニティ向けの両市場で事業を展開する。

サブスクリプション型の収益構造

両サービスとも月額利用料を収入源とするSaaSモデルである。TUNAGの売上高に占める月額収益の割合(ストック比率)は85%前後で推移し、安定した収益基盤を形成する。FANTSも従来のレベニューシェア型からサブスクリプション型へ移行し、収益の安定化を進めている。顧客からの継続的な利用料に加え、専属カスタマーサクセス等の付帯サービス収入も拡大している。

TUNAGが拓くエンゲージメント市場

TUNAGは企業の組織課題解決を目的としたエンゲージメントプラットフォームである。2025年12月末の利用企業数は1,344社、平均月額単価は20.2万円に達した。年間経常収益(ARR)は30億円を突破。特にノンデスクワーカーを多く抱える製造・物流・小売業での導入が進み、人的資本経営への関心の高まりを追い風に市場シェアを拡大している。

FANTSで広がるコミュニティ事業

FANTSはオンラインサロン運営に必要な機能をワンストップで提供する。2025年12月末の運営コミュニティ数は566件、平均月額単価は5.8万円。タレント、スクール、スポーツなど多様なジャンルで利用され、サブスクリプション型への移行により収益基盤が強化された。さらに、単発のデジタルコンテンツ販売や予約決済機能も備え、クリエイターのビジネス拡大を支援する。

グループ体制と新サービスへの挑戦

スタメンは連結子会社2社(STAGE、スタジアム)と非連結子会社1社(Hypernova)で構成される。スタジアムは2023年にFANTS事業を承継し、意思決定を迅速化した。同年2月にはクラウドセキュリティサービス「Watchy」をリリース。IT資産管理、情報漏洩対策、労務管理を「簡単」「シンプル」「リーズナブル」に提供し、事業ポートフォリオを拡充している。

業界の中での役割はSaaS型プラットフォーム提供事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
38億円
営業利益
3億円
営業利益率
7.9%
純利益
2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01企業の人事・組織部門主力

企業の従業員エンゲージメント向上を支援する「TUNAG」を提供。エンゲージメントサーベイ、カスタマーサクセス支援、社内制度運用クラウドをワンストップで提供し、組織課題の解決を後押しする。主要顧客は人事部門で、業種を問わず導入が拡大している。

エンゲージメント経営支援という独自の切り口

主な製品・サービス1
TUNAG
エンゲージメントサーベイ、社内制度運用クラウド、分析ダッシュボードなどを備えた従業員エンゲージメント向上のためのSaaSプラットフォーム。

02コミュニティ運営者(スポーツチーム、アーティスト、YouTuberなど)準主力

オンラインサロンやファンコミュニティの運営を支援する「FANTS」を提供。入退会管理・課金・投稿管理などの機能をワンストップで提供し、エンゲージメント構築を支援する。

主な製品・サービス1
FANTS
オンラインサロン開設に必要な機能(入退会・課金・投稿管理など)を提供するプラットフォーム。単発のデジタルコンテンツ販売やサービス予約・決済機能も備える。

03企業の情報システム・労務部門副次

企業のIT資産管理・情報漏洩対策・労務管理を支援するクラウドセキュリティサービス「Watchy」を提供。DX化と働き方の多様化に対応した簡単・シンプル・リーズナブルなサービスで、情報システム担当者が不在の企業にも使いやすさを提供している。

主な製品・サービス1
Watchy
社用PCの管理・監視によりIT資産管理、情報漏洩対策、労務管理をサポートするクラウドセキュリティサービス。

製品と技術

TUNAG:エンゲージメント向上のワンストップサービス

TUNAGは企業の従業員エンゲージメントを高めるため、3つのステップを提供する。①組織の現状を可視化する「エンゲージメントサーベイ」、②専属カスタマーサクセス担当による施策設計支援、③社内制度を運用するクラウドツール。社内制度が利用されるとタイムラインに自動投稿され、コミュニケーションを促進する。分析ダッシュボードで運用状況を部署別に把握でき、チャットやワークフロー機能も備える。

FANTS:オンラインコミュニティ運営を包括支援

FANTSはTUNAGの組織運営ノウハウをコミュニティ向けに拡張したプラットフォームである。入退会管理、課金、投稿管理などオンラインサロン開設に必要な機能をワンストップで提供する。さらに、単発のデジタルコンテンツ販売やオンライン予約・決済機能「サービス販売」を備え、クリエイターのビジネス展開を支援。サブスクリプション型の料金体系で収益基盤を安定させる。

Watchy:簡単・シンプル・リーズナブルなセキュリティ

2023年2月に提供を開始したWatchyは、社用コンピューターの管理・監視によりIT資産管理、情報漏洩対策、労務管理をサポートするクラウドセキュリティサービスである。既存のIT資産管理ツールと差別化し、「簡単」「シンプル」「リーズナブル」の3つを強みとする。情報システム担当者が不在の企業でも導入しやすい設計で、企業のDX化と働き方の多様化に対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 企業の人事・組織部門エンゲージメント経営支援という独自の切り口

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

DX支援で中小企業向けに強み、急成長期

業界では、VRain SolutionやL is Bなど同業と比較すると、スタメンは中小企業向けDX支援に特化し、タレントマネジメント分野で差別化している。売上高は2023年12月期19億円から2025年12月期38億円へ倍増の見込みで、急成長中。営業利益率は7%前後で、収益性は業界平均並み。競合のVRain SolutionはAI領域に強み、L is BはWeb制作で差別化しており、スタメンは人材マネジメントのクラウドサービスで独自のポジション。内需依存度が高い。

強み

  • 人材管理クラウドで中小企業の採用・評価に特化し、差別化を図る。
  • 売上高が2年で倍増の見込み、市場拡大の恩恵を享受。
  • 導入しやすいサブスク型で、中小企業のニーズに合致。
  • 内製の開発体制で、顧客要望への迅速な機能追加が可能。

課題

  • 営業利益率7%程度と、依然として投資フェーズで低い。
  • 同分野にスタートアップが続々参入、競争激化。
  • 顧客のIT投資余力に依存し、景気変動の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がスタメン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13907シリコンスタジオ59億円
24076シイエヌエス58億円9.9倍
32411ゲンダイエージェンシー58億円11.2倍
44777ガーラ57億円
54019スタメン56億円19.1倍
64395アクリート56億円15.7倍
73920アイビーシー56億円14.1倍
84496コマースOneホールディングス56億円18.2倍
95599S&J56億円13.7倍
103653モルフォ56億円
113826システムインテグレータ55億円11.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

名古屋発、TUNAG開発に着手した創業期

2016年1月、名古屋市東区泉に株式会社スタメンを設立した。同年8月からエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」の開発を開始。2017年1月にベータ版をリリースし、同年4月に正式版を公開した。創業間もない2017年2月から3月にかけて、第三者割当増資で総額2億8500万円を調達し、事業基盤を固めた。

拠点拡大と事業成長の基盤構築

2017年11月に本社を名古屋市中村区井深町へ移転。2018年5月には大阪支社を開設し、関西エリアの営業を強化した。2019年11月にはTUNAGのグローバル版の提供を開始し、海外市場への布石を打った。2020年5月にはオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」をリリースし、事業領域を企業向けからコミュニティ向けへ拡大した。

東証マザーズ上場と公開企業への転換

2020年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場後、2021年4月には東京支社を品川区から鎌倉市へ移転し、関東拠点を再編。同年10月には100%子会社のSTAGEを設立した。2022年4月の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行し、成長企業としての位置づけを明確にした。

子会社設立と新サービス投入のフェーズ

2023年1月、FANTS事業分割準備会社として子会社スタジアムを設立。同年2月にはクラウドセキュリティサービス「Watchy」を正式リリースした。同年4月にスタジアムにFANTS事業を承継し、事業の独立性を高めた。また、2023年1月に設立したQualityStartは2024年1月にHypernovaへ商号変更し、非連結子会社として新たな事業に取り組む。

二本社制の導入と成長加速

2024年1月、東京支社を東京本社に改称し、名古屋・東京の二本社制を採用した。同年8月には東京本社を千代田区麹町へ拡大移転し、首都圏での体制を強化。2025年12月期の売上高は38億円(前期比41.8%増)、営業利益3億円と過去最高を更新した。TUNAGの利用企業数は1,344社、ARRは30億円に達し、成長軌道を加速している。

年表24件を開く

2010年代

  • 2016年1月創業名古屋市東区泉に株式会社スタメン設立
  • 2016年8月創業創業事業「TUNAG」の開発を開始
  • 2017年1月創業東京支社を品川区西五反田に設立
  • 2017年1月「TUNAG」ベータ版をリリースし提供開始
  • 2017年3月第三者割当増資により、総額285,000千円を資金調達(2017年2月及び同年3月の総額)
  • 2017年4月エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」を正式リリース
  • 2017年11月本社を名古屋市中村区井深町に移転
  • 2018年5月創業大阪支社を大阪市北区梅田に設立
  • 2018年9月東京支社を品川区西五反田に移転
  • 2019年11月「TUNAG」グローバル版の提供開始

2020年代

  • 2020年5月オンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」の提供開始
  • 2020年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2021年4月関東拠点を、品川区西五反田の東京支社から鎌倉市御成町の鎌倉支社に移転
  • 2021年10月100%子会社・株式会社STAGE(現連結子会社)設立
  • 2022年3月本社を名古屋市中村区下広井町に移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2023年1月100%子会社・株式会社スタジアム(FANTS事業分割準備会社)設立
  • 2023年1月100%子会社・株式会社 QualityStart設立
  • 2023年1月鎌倉支社を東京支社(東京都千代田区神田錦町)に拡大移転
  • 2023年2月クラウドセキュリティサービス「Watchy」を正式リリース
  • 2023年4月株式会社スタジアム(現連結子会社)に「FANTS」事業を承継
  • 2024年1月商号変更株式会社 QualityStartの商号を株式会社 Hypernova(現非連結子会社)に変更
  • 2024年1月東京支社を東京本社に改称、二本社制を採用
  • 2025年8月東京本社を東京都千代田区麹町に拡大移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • TUNAGのARR(年間経常収益)50億円突破

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内顧客基盤の拡大

    売上高成長率の最大化を最優先とし、「TUNAG」「FANTS」の契約企業数・平均月額収益の成長を進める。TUNAGは販売パートナー開拓やエンタープライズ、労働組合、物流業界への営業を強化し、広告プロモーション投資で認知拡大と市場シェア拡大を図る。FANTSは人材採用加速とプロダクト機能拡張でオンラインコミュニティ市場でのシェア拡大を図る。

  2. 02

    ノウハウ活用による多面的収益拡大

    企業向けとコミュニティ向けの2つのエンゲージメント領域で、グループのノウハウとテクノロジーを活かした事業展開を推進し、多面的な収益拡大を図る。

  3. 03

    人材確保と組織力強化

    事業拡大に対応できる優秀な人材を継続的に採用し、社内エンゲージメント向上や早期活躍支援の環境整備を進める。AIによる業務効率化と生産性向上を図り、開発部門では外部パートナーや生成AIを活用した開発体制強化を行う。

  4. 04

    技術革新対応とデータ活用

    新たな技術を迅速に取り込みサービス機能を拡充する。TUNAGでは蓄積された組織内データにAIを活用し、組織状態の兆候予測や最適アクションのリコメンドにより高精度な組織改善サービスへの進化を目指す。

  5. 05

    事業ポートフォリオ多層化による収益基盤強化

    TUNAGとFANTSに加え、第3のSaaS事業「Watchy」の軌道化やM&Aなどインオーガニック成長も視野に事業ポートフォリオを多層化する。両サービスの連携によるシナジー創出でグループ全体の収益基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で198人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は663万円で、5期前と比べて+54.2%平均年齢は32.1歳、平均勤続年数は1.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月43029.11.259
2021年12月50730.11.569
2022年12月49628.61.678
2023年12月56630.71.9106
2024年12月65931.41.9134149
2025年12月66332.11.8198152

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
名古屋オフィス — 愛知県名古屋市中村区167百万円
東京オフィス — 東京都千代田区55百万円
本社 — 愛知県名古屋市中区29百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は38億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+40.7%、利益が+50.0%。

売上高
+40.7%
38億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
7.9%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高52億円38億円
営業利益6億円3億円
純利益4億円2億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は23億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+35.3%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q400.00
2023年2Q5120.01
2023年3Q500.00
2023年4Q50
2024年1Q600.00
2024年2Q600.00
2024年4Q15213.31
2025年2Q1715.91
2025年4Q2129.51
2026年2Q2328.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

直近期の営業利益率は7.9%。売上は8期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
名古屋市東区泉に株式会社スタメン設立
2016年12月00
東京支社を品川区西五反田に設立
2017年12月0−1−1
大阪支社を大阪市北区梅田に設立
2018年12月1−1−1
2019年12月400
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年12月600
100%子会社・株式会社STAGE(現連結子会社)設立
2021年12月900
2022年12月1311
100%子会社・株式会社スタジアム(FANTS事業分割準備会社)設立
2023年12月1921
株式会社 QualityStartの商号を株式会社 Hypernova(現非連結子会社)に変更
2024年12月27227.41
2025年12月38337.92

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高38億円のうち、営業利益として残るのは3億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.3%10億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金65.8%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
73.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.8pt
14.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は11億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月−10−12
2019年12月1013
2020年12月1010113
2021年12月1−7−2−65
2022年12月21038
2023年12月201210
2024年12月4−30111
2025年12月000011

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年12月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が15億円で、自己資本比率は60.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年12月11054.1
2017年12月33079.7
2018年12月31242.8
2019年12月41320.2
2020年12月149563.1
2021年12月149567.9
2022年12月1510566.3
2023年12月1812664.5
2024年12月2213860.1
2025年12月2515960.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中40位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中340位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
40.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥636で、1年前と比べて-54.1%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥636-4.9%1ヶ月-0.8%1年-54.1%時価総額56億円
過去52週の値幅
安値¥545高値¥1,433

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.1倍
PER (会社予想)15.3倍
PBR3.40倍
配当利回り1.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に前日比+7.48%の647円となり、1カ月で+5.2%上昇しました。ただし年初来では-55.09%と大きく下落しており、52週高値1493円からは-56.7%の水準です。8月17日には56.8万株と出来高が急増し、8月20日も12.3万株と高水準で、売買が活発化しています。25日線628.88円を2.9%上回り、75日線611.79円も超えていますが、200日線713.44円にはまだ届かず、RSIは55.84と中立圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER 25.9倍は業界平均29.7倍をやや下回り、PBR 3.44倍は平均3.44倍とほぼ同水準。ROE 14.9%と収益性は高いが、配当利回り0.96%は平均1.25%を下回る。業績は増収だが利益伸び悩み。バリュエーションはほぼ妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.1倍47.9倍
PER (予想)15.3倍
PBR3.40倍2.96倍
ROE14.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高成長SaaSとしての評価と、利益率改善のスピードが論点。強気派は、同社のプラットフォームが企業の人的資本経営の流れを追い風に急成長しており、売上高は今後も年40%前後で拡大すると期待。弱気派は、まだ営業黒字化したばかりで利益率が低く、競合も増えているため、成長鈍化や価格競争のリスクがあると指摘。PERは26倍と成長に比して割安感があるかどうか。

プラスに働く材料7
  • 高成長の継続

    売上高は前期比40%増の計画。SaaS市場は拡大基調。

  • 人的資本経営の追い風

    日本企業のエンゲージメント向上ニーズは高く、導入余地大。

  • 利益率改善トレンド

    営業利益率は7%台。スケールに伴いさらに向上見込み。

  • 人材紹介・SaaSの成長継続通年影響

    売上高38億円予想。既存サービス拡大で増収。

  • 新規製品の市場投入2025年下期影響

    新クラウドサービスで顧客開拓。成長加速。

  • 営業人員増強による売上拡大継続影響

    営業増員で将来の成長基盤構築。

  • キャッシュフロー改善通年影響

    利益成長でフリーキャッシュフロー改善。

マイナスに働く材料7
  • 競合の台頭

    類似SaaS(例:Wevox、Chatwork)が競合。差別化は容易でない。

  • 利益率の低さ

    営業利益率7%とSaaS企業としてはまだ低い。先行投資負担。

  • 小型株の流動性リスク

    時価総額53億円と小型。株価変動が大きい。

  • 高PERからのバリュエーション調整継続影響

    PER25.9倍と成長率対比割高。株価調整リスク。

  • 競合サービスの台頭継続影響

    人材業界競争激化でシェア低下。

  • 大口案件の失注不定影響

    売上高38億円予想。案件消失で達成困難。

  • 内部管理体制の脆弱性不定影響

    ガバナンス問題で投資家離れ。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
SaaSとしての成長性の確認。年30%以上が継続するか。
ARR(年換算経常収益)
サブスク収益の基盤。拡大ペースを測る。
解約率(チャーンレート)
顧客定着度。低解約率なら競争力の証。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは1.57%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
1.57%
いまの株価に対して
配当性向
24.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年12月427.4
2024年12月40.019.8
2025年12月650.024.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,654人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.4%を占め、残る83.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他77.375.174.771.364.059.9
外国法人3.26.02.54.814.118.9
事業法人10.510.710.310.917.113.0
証券会社8.03.35.95.32.44.8
金融機関1.04.86.57.72.33.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大西 泰平17.94
02加藤 厚史13.67
03INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)10.40
04株式会社スターフロンツ4.22
05NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)4.11
06株式会社JOM2.28
07株式会社ライフワーク2.28
08株式会社YMS2.28
09株式会社SBI証券1.76
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-24
    株式会社スターフロンツ
    新規の大量保有報告
    18.23%
    -1.34pt
  • 2026-06-12
    株式会社スターフロンツ
    新規の大量保有報告
    1.34%
    -1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+101%、1株純資産は8期で−98%。直近期のROEは14.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年12月−2,6348,536
2017年12月−11,5491,778
2018年12月−19
2019年12月−5
2020年12月11050.93039.3
2021年12月41104.0187.4
2022年12月121209.849.4
2023年12月1513711.455.227.4
2024年12月1614911.049.119.8
2025年12月2416914.934.624.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額69百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大西泰平代表取締役 社長執行役員CEO411,575,000
中谷奈緒美取締役 執行役員CAO382,500
植松あゆ美取締役(常勤監査等委員)39
村瀬敬太社外取締役(監査等委員)(注)138
藤田豪人社外取締役(監査等委員)(注)148
亀﨑洋介社外取締役(注)146

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)24995829
取締役(社内)1666
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,528字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の概要 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社スタメン)、連結子会社2社、非連結子会社1社により構成されております。 当社は、「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」という理念のもと、「人と組織の力」と「テクノロジーの可能性」を活かしたサービスを展開しています。変化の激しい時代においても、自己変革を恐れず、多様な事業領域に挑戦することで、企業としての社会的意義を果たすことを目指しています。 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境につきましては、生産年齢人口の減少に伴う慢性的な人手不足や、人的資本経営への関心の高まりを背景に、企業における組織課題の解決やDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する需要が引き続き拡大しております。このような環境下において、主要サービスであるエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」及びオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS(ファンツ)」を事業軸として積極的な事業拡大を進めてまいりました。また、意思決定の迅速化のため、100%子会社である「株式会社スタジアム」を2023年1月に設立し、「FANTS」の更なる事業展開を進めております。2023年2月にはクラウドセキュリティサービス「Watchy(ウォッチー)」の提供を開始しました。 (2)当社グループのサービスについて ①従業員エンゲージメント事業「TUNAG(ツナグ)」 エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」は企業のエンゲージメント向上を通じて、企業活動を支援するSaaS(Software as a Service)(注1)モデルのプラットフォームサービスです。エンゲージメントとは「会社と従業員」のタテの相互信頼関係、及び「従業員同士」のヨコの相互信頼関係が確立されている状況と定義づけており、待遇や環境など与えられるモノの上に成り立つ従業員満足度とは異なる概念であります。信頼関係を土台とするエンゲージメントについては、業績指標や離職率との相関関係が報告されております(注2)。 エンゲージメントの向上、組織改善を行なっていくためには、①現状の課題を明らかにした上で、②それに対して適切な施策を設計し、③さらに設計した施策を継続的に実施していくという3つのステップが必要となります。「TUNAG」は、それぞれのステップに対して「エンゲージメントサーベイ」「専属のカスタマーサクセス担当による支援」「社内制度運用クラウド」というソリューションを提供できるエンゲージメント向上へのワンストップサービスとなっております。 (Step.1)エンゲージメントサーベイ 組織の現状を可視化するために、組織のエンゲージメントを診断するアンケートをクラウドツールで提供しております。診断するアンケートはスマートフォンやパソコンから短時間で回答することが可能であり、診断レポートがクラウドツールから自動生成され、その結果から課題を数値化する事で、(Step.2)の施策の企画・設計における優先度や狙いを明確化することができます。回答結果は部署毎、役職毎など、様々なセグメント分類が可能であるほか、定期的なサーベイの実施により、回答結果の推移を比較することも可能となります。 (Step.2)専属のカスタマーサクセス担当による支援 エンゲージメントを向上するためには、「会社理解・共感」「上司や仲間との関係」「承認欲求」など様々な要素に対してアプローチしていくことが必要になります。「TUNAG」ではそのアプローチを「社内制度(注3)」として具現化し、専属のカスタマーサクセス担当が「TUNAG」上で運用が自走化するまで支援します。当社の専任スタッフは数十社の企業に対して組織改善施策を企画、設計した経験に加えて、全社で蓄積された企業の制度設計・運用に関するノウハウを元に、組織課題に合わせた社内制度の企画・設計・提案を行います。 (Step.3)社内制度運用クラウド 社内改善施策の課題として、設計された社内制度が現場に浸透せず、運用施策の自走フェーズに至る前に形骸化してしまうことが挙げられます。「TUNAG」では、そういった事態を防止する仕組みを組み込んだクラウドツールを提供しております。なお、当社のサービスは、アマゾンウェブサービス(AWS)のクラウド上に構築しております。 「TUNAG」のクラウドツール上では、社内制度が一元的に見える化されており、従業員が利用しやすい環境を提供しております。社内制度が利用されたときには、利用した場所、一緒に参加した従業員、写真などの内容がタイムラインに投稿として自動で共有され、それを見た他の社員との新たなコミュニケーションを発生させるとともに、さらなる社内制度の利用を促します。こうして投稿が蓄積されていくことで、次第に、社内文化の構築、浸透が進んでいきます。また、組織単位の運用状況については、人事担当者が直感的に把握することのできる分析ダッシュボードを提供しており、分析ダッシュボードでは施策の活用度合いや各種ランキング、部署役職ごとのセグメント分析などが可能となっています。加えて、チャットやワークフローなどの業務DX機能も備えており、エンゲージメント向上と日々の業務生産性向上の双方に寄与する従業員体験(EX)向上プラットフォームとして機能します。 以上の3つのステップを通じて、社内の様々なステークホルダーが、「TUNAG」を媒介として有機的につながり、組織のエンゲージメント向上につなげていきます。 ②コミュニティエンゲージメント事業(FANTS) オンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」は、「TUNAG」が保有する組織運営・組織活性化に有用な多数の機能をコミュニティ向けに拡張・再構築し、2020年5月より提供を開始いたしました。 入退会・課金・投稿管理等、オンラインサロンの開設に必要な機能をワンストップで提供するプラットフォームサービスとなっており、プロスポーツチーム、ミュージシャンやアーティスト、タレントや著名人、レジャー施設、YouTuber、協同組合、スクールや習い事など、幅広いカテゴリーのコミュニティにおいて、エンゲージメント構築を支援しております。さらに、継続的な関係を築くコミュニティ運営だけでなく、単発のデジタルコンテンツ販売やオンライン予約・決済を可能にする「サービス販売」機能も提供しており、クリエイターのビジネス展開を幅広く支援する統合プラットフォームへと進化しております。 ③クラウドセキュリティサービス(Watchy) 2023年2月より提供を開始した、クラウドセキュリティサービス「Watchy」は、社用コンピューターの管理・監視により、IT資産管理、情報漏洩対策、労務管理などをサポートするクラウドセキュリティサービスです。企業のDX化と働き方の多様化という2つの大きな社会変化に対応するために、これまでの既存のIT資産管理では実現できていなかった「簡単」「シンプル」「リーズナブル」の3つの特徴を強みとして、情報システム担当者がご不在の企業さまにも不安なく使っていただけるサービスを提供しています。 (3)当社のビジネスモデル 「TUNAG」及び「FANTS」はともにクラウド上で提供するサービスの対価を利用期間に応じて受領するサブスクリプションモデルを採用しており、アカウント数に応じた料金体系となっております。月額利用料をストック収益として積み上げていくことで、継続的な顧客接点にもとづくサービスの向上と安定収益基盤の拡大を目指しております。 「TUNAG」につきましては、政府主導で“働き方改革”が推進されている国内において、“エンゲージメント経営支援”という独自の切り口を提案すること、また「組織課題の解決」という企業経営の根幹を事業領域としていることにより、「TUNAG」はサービス提供開始以降、業種・業態を問わず利用企業数を拡大しております。また、継続ライセンスの蓄積により、売上高ストック比率(「TUNAG」の売上高に占める、利用料やオプション等の月額収益の割合)についても高水準を維持しております。 「FANTS」につきましても、サブスクリプションサービスや国内ソーシャルメディアマーケティングが高い成長性を示している中、注力マーケットの見直し等の戦略変更や、人材採用による体制強化により、運営コミュニティ件数は増加し、売上高の成長性は上昇基調に回帰しています。売上高ストック比率については、従来のレベニューシェア型からサブスクリプション型の料金体系への移行等を推し進めた結果、直近では収益基盤の安定化が顕著に進んでおります。引き続き、運営コミュニティの新規開拓やプロダクトの機能開発を加速化し、幅広いジャンルやカテゴリーでのコミュニティ運営を推進することで、ストック収益を積み上げて収益のさらなる安定化を図り、売上高ストック比率(「FANTS」の売上高に占める、利用料等の月額収益の割合)についても高水準を維持していく方針です。 (利用企業数及び売上高ストック比率の推移) 2023年   2024年   2025年 1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q TUNAG   利用企業数(社)   605   651   711   767   819   888   972   1,056   1,116   1,195   1,266   1,344 売上高ストック 比率(%)   91.6   92.5   92.3   90.5   91.4   90.0   90.5   90.4   89.0   89.3   83.9   85.7 FANTS   利用サロン数(サロン)   126   130   140   140   136   151   166   187   288   414   490   566 売上高ストック比率(%)   67.6   56.7   71.9   78.4   62.7   46.4   48.4   43.7   50.5   51.0   62.9   66.1 (注)1.利用企業数及び運営コミュニティ数は各四半期末時点の数となります。また、売上高ストック比率は各四半期会計期間における売上高の合計より算出しております。 2.「TUNAG」の利用企業数及び売上高ストック比率は、プラットフォーム関連収益に加えて、付帯サービスによる各種収益の規模も拡大してきたため、合算値での収益推移の公表としております。 新規顧客獲得についても、「TUNAG」及び「FANTS」は共通しており、Web広告、イベント出展、架電などの自社の営業活動によるものとパートナー(注4)からの顧客紹介によるものがあります。現時点の契約の大半は自社活動によるものであり、マーケティング活動の強化や導入実績の蓄積により、問い合わせ件数の増加につなげております。パートナーからの顧客紹介については、成約となった場合、月額利用料等の一部を販売手数料として継続的に支払い、更なる顧客紹介につなげております。 (注1) SaaSとは、ソフトウエアをインターネット等のネットワーク経由で、利用者がサービスとして利用する状況を指します。 (注2) エンゲージメントに関する代表的な調査として、以下の2つがあげられます。なお、「エンゲージメント」に関する統一的な定義はないため、「エンゲージメント」「従業員エンゲージメント」など若干表現に差異があります。 ① アメリカの経営・人事管理コンサルティング会社であるCEB社(Corporate Executive Board)の2004年のレポート「Driving Performance and Retention Through Employee Engagement」によると、従業員エンゲージメントの高い従業員の12ヶ月以内の離職可能性率は1.2%にとどまり、従業員エンゲージメントの低い従業員の離職率は9.2%と高くなっています。 ② アメリカのコンサルティングファームである2012年のウイリス・タワーズワトソン社の調査『2012Global Workforce Study』によると、エンゲージメントの低い企業群、エンゲージメントが高い企業群の1年後の業績指標に3倍もの差が見られることが明らかになっています。 (注3) 社内制度とは、社内で期待する行動やコミュニケーションを形にしたものの総称であり、感謝の気持ちを送りあう「サンクスメッセージ」や、自らの業務情報を共有する「日報」など、福利厚生に類するものから業務関連のものまで幅広く含み、現在でも多くの企業で実施・運用されています。 (注4) 「TUNAG」においては業界特化型コンサル企業、採用サービスの営業代理店、ビジネスマッチングを手がける金融機関等、「FANTS」においては芸能事務所や業界関係者等とパートナーシップや事業連携に関する契約を締結しております。 [事業系統図] ①エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」 ②オンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」
経営方針・対処すべき課題4,513字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社は、「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」という理念のもと、「人と組織の力」と「テクノロジーの可能性」を活かしたサービスを展開しています。変化の激しい時代においても、自己変革を恐れず、多様な事業領域に挑戦することで、企業としての社会的意義を果たすことを目指しています。社名に込めた「一人ひとりが、スターのように輝くメンバー」の育成を重視し、ビジョン「人と組織で勝つ会社(Win as One)」のもと、3つの行動指針「Get Things Done(やり遂げる)」「Buff the Team(チームにバフを)」「More and Better(より良く、より早く)」を軸に、成果へのこだわりや挑戦、変化適応力、チームの一体感などを大切にしながら、継続的な企業価値向上に取り組んでいます。 (2)目標とする経営指標等 持続的な成長を目指していくため、主な経営指標として売上高、営業利益を特に重視しております。また、従業員エンゲージメント事業及びコミュニティエンゲージメント事業はBtoB・SaaS・サブスクリプション型のビジネスモデルであるため、KPI(Key Performance Indicators)として、利用企業数・運営コミュニティ数、利用企業・運営コミュニティの平均月額収益、売上高ストック比率等を重要指標として運営を行っております。 (3)経営環境及び経営戦略 経営環境につきまして、当社グループが従業員エンゲージメント事業として提供している「TUNAG(ツナグ)」及びコミュニティエンゲージメント事業として提供している「FANTS(ファンツ)」ともに、成長性の高い市場を領域に属していると認識しております。 「TUNAG」につきましては、テクノロジーの進化や働き方に対する価値観の変化が急激に進むこの時代に、事業や会社の長期的な成長を左右するのは「人と組織」の強さと捉えて、企業と従業員、そして従業員同士の相互信頼関係であるエンゲージメントの高い会社作りを推進するサービスを展開しております。特に近年では、人的資本経営への関心の高まりに加え、製造・物流・小売・介護等の「ノンデスクワーカー(現場従事者)」を多く抱える産業において、組織課題の解決やDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する需要が急速に拡大しております。 「FANTS」につきましても、SNSの発達によって個人による情報発信の機会が広がる中で、オンラインサロン市場が拡大しております。サロンの開設者としても著名人からSNS上でフォロワーが多い一般人等に広がり、「タレント」「教育・資格」「スポーツ」など多様なジャンルで活用が進んでおります。 また、「TUNAG」が属する国内のSaaSモデルサービス市場は、2023年度に1兆4,000億円を超え、2027年度には2兆990億円へと拡大すると予測されており※1、「FANTS」が属する国内ソーシャルメディアマーケティングの市場規模は、2023年度に1兆600億円を超え、2027年度には1兆7,400億円へと拡大すると予測されております※2。 ※1 富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2023年版」による。 ※2 サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ「2024年国内ソーシャルメディアマーケティングの市場動向調査」による。 ① 国内市場における顧客基盤の拡大 国内市場においては、売上高成長率の最大化を最優先とし、「TUNAG」、「FANTS」の契約企業数・平均MRRの成長を進めてまいります。 「TUNAG」においては、引き続き販売パートナーの開拓や、エンタープライズ企業、労働組合、物流業界等への営業を強化いたします。加えて、認知拡大に向けた広告プロモーションへの投資を継続し、マーケットシェアの拡大と利用企業数の増加を図ることで、早期のARR(年間経常収益)50億円突破を目指してまいります。 「FANTS」においては、当連結会計年度に確立した安定的な収益基盤を土台として、人材採用の加速とプロダクトの機能拡張による体制強化を推進し、オンラインコミュニティ市場でのシェア拡大を図ります。 ② 更なるノウハウの活用 「企業向けのエンゲージメント市場」と「コミュニティ向けのエンゲージメント市場」の2つのエンゲージメント領域で、企業向け、コミュニティ向けの異なる市場を開拓することで、グループで培ったノウハウとテクノロジーを活かした事業展開を推進し、多面的な収益拡大を図ってまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 さらなる成長を実現するため、対処すべき課題は以下のとおりであると認識しております。 ① 人材の確保と組織力の強化 当社グループの持続的な事業継続には、事業拡大に対応できる人材の採用を継続し、組織体制を整備していくことが重要であると考えております。経営理念や行動指針に共感し、高い意欲を持った優秀な人材を採用していくために、積極的な採用活動を行っていくとともに、社内のエンゲージメントを高め、社員が早期に活躍できるよう社内施策の整備や環境構築に努めてまいります 。また、AIでの業務効率化を行いながら生産効率を意識した増員を進めるとともに、開発部門においては外部パートナーや生成AIを積極的に活用し、生産性の高い開発体制の強化を図ります。 ② 新規契約獲得力とアライアンスの強化 当社グループは、「TUNAG」・「FANTS」それぞれのサービスにおいて、テレマーケティングやダイレクトメールなどの「アウトバウンド活動」と、パートナー開拓や広告プロモーションなどによる「インバウンド活動」を組み合わせながら、営業活動を行っています。今後も営業人員の増員や教育体制の整備を行いながら、マーケティング活動の強化を図ります。特に「TUNAG」においては、新規契約の主要チャネルである大型展示会への出展を継続投資するとともに、需要が拡大している労働組合市場での認知拡大に注力いたします。さらに、紹介・販売・共創といった多面的なパートナー企業とのアライアンス施策を推進し、OEM提供や業界特化型パッケージの開発などを通じて販路拡大を加速させます。 ③ 継続率の確保 導入顧客における効果最大化のため、サービス利用を支援するカスタマーサクセス部門の新規採用や教育体制の整備を行うことで、高い継続率の維持に取り組みます。加えて、顧客企業における効果の最大化のみならず、顧客間のネットワークを形成することにより、外部への広告・宣伝効果を創出し、新規顧客の開拓の効率化を図ります。 ④ 技術革新への対応とデータ活用 インターネット業界においては常に技術革新が起こっており、顧客ニーズに対応する技術をいち早く取り込むことが競争優位性を維持していく要因となります。当社グループは、外部サービスとの連携を含め、新たな技術を吟味しながらサービス機能の拡充に努めてまいります。特に「TUNAG」においては、日常的な利用を通じて蓄積される膨大な組織内の行動データやアクションデータに対してAIを活用し、組織状態の兆候予測や最適なアクションのリコメンドを行うことで、より精度の高い組織改善サービスへの進化を目指します。 ⑤ 情報管理体制 当社グループは、顧客及びその従業員に関する個人情報を多く預かっており、その情報管理を強化していくことが重要な課題であると認識しております。現在も情報管理については細心の注意を払っておりますが、今後も継続して、セキュリティの確保や社内体制の整備を行ってまいります。 ⑥ 事業ポートフォリオの多層化による収益基盤の強化 当社のエンゲージメントプラットフォーム事業は、国内の「働き方改革」や「DX」への注目を背景にサービスを拡大しており、今後もこの傾向は続くものと考えております。今後の技術革新や急速な景気変動に対して、企業を中心とする「TUNAG」とコミュニティを中心とする「FANTS」を軸に事業を展開しておりますが、さらに第3のSaaS事業として「Watchy」を軌道に乗せるとともに、M&A等のインオーガニックな成長も視野に入れ、事業ポートフォリオの多層化を進めます。加えて、「TUNAG」の福利厚生サービスに「FANTS」のコミュニティを連携させるなどの事業間シナジーを創出し、グループ全体で更なる収益基盤の強化を行ってまいります。 ⑦ 利益の定常的な創出と資本効率の向上 当社の収益モデルは、サービスが継続して利用されることで収益が積み上がっていくストック型のビジネスモデルですが、収益を積み上げていくために費用が先行して計上されるという特徴があります。一方で、事業拡大に伴う人件費、採用費、広告宣伝費等の費用については、顧客基盤の拡大に伴い売上高に占める比率を低減させていくことが可能となります。今後も、売上高成長率の最大化を最優先としながらも、成長への事業投資と収益性の向上とのバランスを意識した経営を行うことで、利益を定常的に創出できる体制を目指し、高い成長性と収益性を両立させてまいります。 ⑧ 経営基盤の安定化とコーポレート・ガバナンスの強化 当社は、中長期的な企業価値および株主価値の向上を目指す上で、事業環境の変化に迅速に対応できる機動的な経営判断と、それを支える強固で安定的な経営体制の構築が不可欠であると認識しております。 当社の非連続な成長をさらに牽引するためには、代表取締役社長執行役員CEOである大西泰平をはじめとする経営陣の、経営へのコミットメントとインセンティブの一体化を図ることが重要であると考えております。こうした当社の方向性と合致する形で、創業株主である加藤厚史氏と大西泰平との個人間において、加藤氏が保有する当社普通株式を対象とした譲渡予約権(コールオプション)付与契約が締結されております(2024年6月28日公表)。また、これと並行して、大西泰平による加藤氏からの当社普通株式の取得も実施されております(2024年11月27日公表)。 これらの主要株主間における資本移動は、代表取締役に対して当社の業績向上および企業価値向上に向けた強いインセンティブを付与するものです。同時に、現経営陣の持株比率を引き上げることで安定的な経営基盤を確立し、中長期的な視点に立った企業価値向上に資する経営判断を可能にするという、当社が目指す経営体制の強化に資する重要な意義を有しております。当社は安定的な経営体制のもと、コーポレート・ガバナンス体制をさらに強化し、市場の信頼に応える透明性の高い経営を推進してまいります。
事業等のリスク7,056字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に関するリスク ① 経営環境の変化について 当社グループが運営するエンゲージメントプラットフォーム事業は企業を主要顧客としており、働き方改革やDX推進などのITに関する投資マインドの向上により、顧客企業を増やしてまいりましたが、顧客企業のIT投資マインドが減退するような場合には、新規契約数の減少をはじめ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新について 当社グループが事業展開しているインターネット・SaaS業界は、常に急速な技術革新や新サービスの登場が頻繁に生じる業界であります。近年では、生成AI等の新たなテクノロジーの台頭により、ソフトウェア開発の障壁が下がり、市場環境が急激に変化する可能性(いわゆるサービスの陳腐化リスク)が顕在化しつつあります。当社グループにおいても、最新の技術動向を継続的に注視するとともに、自社のプロダクト開発において生成AIをはじめとする最新技術や外部パートナーを積極的に活用し、サービスの機能拡充と開発の生産性向上に努めております。しかしながら、技術革新の変化に適時かつ適切に対応できない場合、または変化への対応のためにシステム投資や人件費等多くの費用を要する場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合について 当社グループが運営するエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」を提供する人事領域において、クラウドサービスを提供する競合企業が大手・中小問わず増え続けております。さらに今後は、AI技術を活用したスタートアップ企業等により、当社グループの提供するサービスと同等、または代替となり得るサービスが低コストかつ短期間で開発・提供され、予期しない競合の登場や価格競争の激化を招く可能性もあります。このような環境下において、「TUNAG」は「組織課題の解決」をソリューションとしており、育成、人事、労務管理、採用といった顧客側で導入されている人事領域のサービスとは直接競合せず、かつ連携※する形で導入を推進することができると当社は考えております。 ※例えば、他社の組織診断結果を元にした社内制度の導入、趣味嗜好等も盛り込んだ人材データベースの構築、日報・勤怠報告の運用、リファラル採用等の協力を発信等 一方で、今後はAI技術を活用したスタートアップ企業等により、当社グループの提供するサービスと同等、または代替となり得るサービスが低コストかつ短期間で開発・提供され、予期しない競合の登場や価格競争の激化を招く可能性もあります。これに対し、当社グループがメインターゲットとするノンデスクワーカー市場においては、複数のITツールを使い分けるハードルが高いという特性があるため、エンゲージメント領域から業務DX領域までを「ワンストップ」でカバーできる統合型プラットフォームとしての利便性をさらに追求してまいります。加えて、ソフトウェアの提供にとどまらず、これまで蓄積した組織改善のノウハウを活かしたカスタマーサクセスによる伴走支援や、採用・人事領域のプロフェッショナルサービス(BPaaS展開)など、テクノロジーと「人的支援」を掛け合わせた複合的な付加価値を提供することで、AIツール単体では容易に代替できない強固な競争優位性の構築を図ってまいります。しかしながら、他社による類似サービス提供や新たな技術を用いた代替サービスの台頭等により当社の競争優位性が低下し、新規契約数の減少や既存顧客の解約数が増加した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ④ 感染症や自然災害について 当社グループが運営するエンゲージメントプラットフォーム事業は、企業の従業員やコミュニティの会員が利用するサービスであるため、新たな感染症の拡大や自然災害により、顧客及び当社グループ従業員における勤務状況の変化や顧客企業・団体の経営状況が悪化した場合、新規導入の延期や中止等につながる可能性があります。また、展示会の中止や顧客への訪問制限など、営業活動に影響を及ぼす可能性があります。当事業がストック型の収益モデルであることに加え、有事の際にもサービスの提供や営業活動を行うことのできる体制整備、新規事業による収益源の多様化により、リスクの低減を進めておりますが、想定を超える災害等が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 為替相場の変動について 当社グループが提供する各サービスは、アマゾンウェブサービス(AWS)等の海外事業者が提供するクラウドインフラ上に構築されております。また、新規顧客獲得のためのWeb広告等のマーケティング活動や、業務遂行に用いる各種ソフトウェアツールにおいても、外貨建てまたは為替相場に連動して利用料金が決定される取引が存在しております。 様々なマクロ経済要因により為替相場が大きく変動し、想定を超える水準で円安が進行した場合、円換算でのクラウドインフラ利用料(売上原価)や広告宣伝費等(販売費及び一般管理費)のコストが増加することになります。当社グループでは、システム構成の最適化による運用効率の向上や継続的なコスト削減に努めておりますが、マクロ環境による為替変動リスクを完全に回避することは困難であり、円安の進行が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容及び当社グループサービスに関するリスク ① 解約について 当社グループサービスの利用企業に対するサブスクリプション型の売上につきまして増加傾向を続けておりますが、顧客企業の利用状況や経営環境の変化などの理由により、毎年一定の解約が発生しております。予算及び事業計画においても一定の解約数を織り込んでおりますが、想定を超える解約が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の製品への依存について 当社グループの売上高の大部分が、エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」により構成されております。オンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」の提供や新規事業を通じて「TUNAG」に依存しない収益基盤の構築を進めてまいりますが、上記(1)のとおり環境変化や技術革新、競合企業の新規参入などにより同事業の業績が悪化した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③ システムトラブルについて 当社グループが顧客に提供しているアプリケーションは、クラウドという特性上、インターネットを経由して行われており、インターネットに接続するための通信ネットワークやインフラストラクチャーに依存しております。安定的なサービスの運営を行うために、サーバー環境の増強、セキュリティの強化、システム管理体制の構築等により、システム障害に対する備えをしております。しかしながら、大規模なプログラム不良や自然災害、事故、不正アクセス、その他何らかの要因によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生した場合には、社会的信用の失墜等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ④ 重大な不具合について 当社グループの提供するソフトウエアはアップデートを継続的に実施しており、厳しい品質チェックを行った上で顧客への提供を行っておりますが、提供後に重大な不具合(バグ等)が生じ、信用の失墜、損害賠償責任が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報管理体制について 当社グループでは、業務に付随して顧客企業に関する個人情報を含む多数の情報資産を取り扱うため、役員及び従業員に対して情報セキュリティに関する教育研修を実施しております。また、個人情報に関しては、プライバシーマークを取得し、個人情報の保護に関するマネジメントシステムを整備・運営するとともに、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格「ISO/IEC 27001:2022」の認証を取得し、その他の情報資産及びグループ各社においてもこれらの運用を準用するなど、情報管理体制の強化に努めております。しかしながら、何らかの理由により重要な情報資産が外部に漏洩するような場合には、当社の社会的信用の失墜、損害賠償責任の発生等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 広告宣伝活動等の投資について 当社グループの各事業において、新規顧客の獲得は重要な活動であり、認知度の向上及び潜在顧客層の開拓のため広告宣伝活動を実施してまいりました。媒体の選定に際しては、効果の予測および検証を行った上で慎重に実施しておりますが、想定した広告効果が得られず、新規顧客の獲得が計画通りに進まない可能性があります。また、広告宣伝費の増加により、短期的には当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 また、テレビCMやタクシー広告などのマスメディアを活用した広告施策は、社会的反響やブランドイメージに影響を及ぼす可能性があり、広告表現や内容に関するリスクも考慮する必要があります。万一、当社グループの広告表現等が社会的に否定的な評価を受けた場合、ブランド価値の毀損や顧客の信用低下を招く可能性があります。 ⑦ 新規事業について 当社グループはこれまで主として人事領域に事業展開をしてまいりましたが、事業規模の拡大と収益源の多様化に向けて人事以外の領域において新規事業を行っていく可能性があります。ただし、新規事業につきましては、予め成長性やリスクを十分に調査・検討し実行してまいりますが、安定収益を創出するには一定の期間と投資を要することが予想され、全体の利益率を低下させる可能性があります。また、新規事業が想定していた成果を上げることができなかった場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (3)組織体制に関するリスク ① 人材の確保や育成 当社グループが今後事業を拡大していくためには、人材の確保、育成が重要であると認識しております。しかしながら、当社グループが求める優秀な人材の採用が滞る、社内の人材の流出が進むといった場合には、新規顧客の営業活動の減少や既存顧客へのサービス水準の低下などにより、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制の構築について 当社グループは、健全な成長を続けるためには、コーポレートガバナンスと内部管理体制をさらに強化する必要があると認識しております。コーポレートガバナンスに関しては、経営の効率性、健全性を確保すべく、監査等委員会の設置や内部監査及び内部統制システムの整備によりその強化を図っておりますが、事業の拡大ペースに応じた人員増強や育成、体制の構築に遅れが生じた場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制及び知的財産権等に関するリスク ① 知的財産権について 当社グループは、提供するサービスの名称につき商標登録を行っており、将来実施していくサービスについても同様に商標登録を行っていく方針であります。また、他社の知的財産権につきましても、侵害のないよう顧問弁護士等と連携し対応を講じております。しかしながら、当社グループの知的財産権の侵害や当社の他社知的財産権の侵害を把握しきれずに、何らかの法的措置等が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報保護について 当社グループは、提供するサービスに関連して個人情報を取り扱っているため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。当社グループは、個人情報の外部漏洩の防止はもちろん、不適切な利用や改ざん等の防止のため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、アクセスできる社員を限定するとともに、「個人情報保護規程」等を制定し、全従業員を対象とした社内教育を徹底する等、同法及び関連法令並びに当社に適用される関連ガイドラインを遵守しております。 また、当社はプライバシーマークを取得するとともに、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格「ISO/IEC 27001:2022」の認証を取得し、個人情報を含む情報資産の管理体制を強化しております。グループ各社においても、これらの運用を準用する等、個人情報保護に関するマネジメントシステムを整備・運営しております。しかしながら、何らかの理由により当社グループが保有する個人情報等に漏洩、改ざん、不正使用等が発生した場合、当社グループの社会的信用の失墜、損害賠償責任の発生等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③ その他訴訟等について 当社グループは本書提出日現在において、重大な訴訟を提起されている事実はございませんが、事業活動の遂行過程において、取引先及び従業員等により提起される訴訟その他の法的手続の当事者となるリスクを有しています。これらの手続は結果の予測が困難であり、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。さらに、これらの手続において当社グループの責任を問うような判断がなされた場合には、社会的信用の毀損や多額の費用の発生により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループがプラットフォーム事業を行う中で、サービス利用者による法令や公序良俗に反するコンテンツの設置等の不適切な行為が行われる場合、問題となる行為を行った当事者だけでなく、取引の場を提供する者として責任追及がなされる可能性があります。 (5)その他 ①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループでは、役員及び従業員等に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しており、当連結会計年度末現在における発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は1.0%となっております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社の株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 ②資本政策および役員に対する長期貸付金について 当社の代表取締役社長執行役員CEOである大西泰平は、強固な経営体制の確立ならびにインセンティブと中長期的な業績向上へのコミットメントの一体化を目的として、創業株主である加藤厚史氏との間で、同氏が保有する当社普通株式を対象とした譲渡予約権(コールオプション)付与契約を締結しております(2024年6月28日公表)。本契約は、当社の業績向上を通じた株主価値の最大化と、経営陣の持株比率向上による経営基盤の安定化に資するものと認識しております。しかしながら、将来の業績推移や株価動向等、何らかの事由により当該譲渡予約権が行使されなかった場合、想定していたインセンティブ効果や安定的な経営体制の構築が十分に実現されない可能性があります。 また、当社は資本政策の一環として実施した大西泰平による加藤厚史氏からの当社株式取得(2024年11月27日公表)のための資金に充当することを目的として、同氏に対し総額550,000千円の金銭貸付を実施しております。本貸付に関しては、貸付契約に基づき適正な利率および返済スケジュールを設定するとともに、担保として同氏が保有する当社株式に対する質権設定を行っております。しかしながら、当社株式の市場価格の大幅な変動等により、担保価値が貸付債権を下回る場合には、貸倒引当金の計上が必要となり、当社のキャッシュ・フローおよび財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、本件についてはコーポレート・ガバナンスおよび適切なリスク管理の観点から、取締役会等において適宜審議・監督を行い、定期的なモニタリングを実施するなど透明性の確保に努めておりますが、将来の市場区分の変更審査等において、ガバナンス上の観点から早期解消等を求められるリスクも内包しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,999字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社グループは、エンゲージメントプラットフォーム事業を主な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載は省略しております。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて286,728千円増加し、2,452,277千円となりました。これは、主に現金及び預金が31,999千円減少した一方で、売掛金が231,146千円、その他の流動資産が46,959千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて95,397千円増加し、915,362千円となりました。これは、主に未払法人税等が58,940千円減少した一方で、その他の流動負債が79,806千円、未払金が55,380千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ191,330千円増加し、1,536,914千円となりました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び剰余金の配当の支払いにより、利益剰余金が173,168千円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当社が属するHR Techサービス領域については、生産年齢人口の減少に伴う慢性的な人手不足や、人的資本経営への関心の高まりを背景に、企業における組織課題の解決やDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する需要が引き続き拡大しております 。加えて、生成AIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用拡大や、多様な働き方への対応ニーズの高まりも相まって、HR Techの重要性は一層増しています。 当社グループ(当社及び連結子会社)は、「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」という当社の経営理念をグループビジョンとして、主要サービスであるエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」及びオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS(ファンツ)」を事業軸として事業拡大を進めております。また、意思決定の迅速化のため、100%子会社である「株式会社スタジアム」を2023年1月に設立し、「FANTS」の更なる事業展開を進めております。2023年2月にはクラウドセキュリティサービス「Watchy(ウォッチー)」の提供を開始しました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は売上高3,817,816千円(前連結会計年度末比41.8%増)、営業利益291,225千円(前連結会計年度末比29.6%増)、経常利益298,374千円(前連結会計年度末比32.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益208,147千円(前連結会計年度末比51.6%増)となりました。 (従業員エンゲージメント事業「TUNAG(ツナグ)」) 従業員エンゲージメント事業は、Webマーケティングの強化やWeb商談の活用により、潜在的な需要へのアプローチに注力してきました。また、利用企業向けオンラインイベントの開催などによるカスタマーサクセスの強化、展示会への出展や金融機関・多様なパートナー企業との連携を通じた販路拡大・ビジネスマッチングにも取り組んでいます。その結果、エンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」は堅調に成長を続け、ARR(年間経常収益)は30億円を突破いたしました。2025年12月末時点での利用企業数は1,344社(前連結会計年度末比288社増)、平均MRRは202千円(前連結会計年度末比6千円増)となりました。 (コミュニティエンゲージメント事業「FANTS(ファンツ)」) コミュニティエンゲージメント事業におきましては、「TUNAG」が保有する組織運営ノウハウを拡張したオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」の提供を行っております。当期においては、中長期的な成長基盤を確立すべく、従来のレベニューシェア型からサブスクリプション型の料金体系へ移行するとともに、継続的な利用を前提とした契約形態へ変更することで、収益基盤の安定化と強化を図りました。また、営業体制や顧客支援体制の強化により、インフルエンサーやスクール事業者など、より事業意欲の高い顧客層への導入が加速いたしました。その結果、オンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」の2025年12月末時点での運営コミュニティ数は566件(前連結会計年度末比379件増)、平均MRRは58千円(前連結会計年度末比2千円増)となりました。 (注)平均MRR:対象月末時点における月額利用料の合計を利用企業数、運営コミュニティ件数で除した金額です。一時的な売上高は含みません。なお、MRRについては、従来プラットフォーム関連収益のみとしておりましたが、付帯サービスによる各種収益の規模が拡大してきたため、2025年第2四半期より、過去の数値も含めてこれらの収益を合算した形で公表しています。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ18,000千円増加し、1,105,781千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は962千円(前年同期は391,850千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益299,183千円を計上したこと、及び未払金の増加額63,626千円があった一方で、「TUNAG」の初期導入料金及び月額利用料金の回収条件を前月末回収もしくは当月末回収から翌月末回収へ変更したことにより売上債権の増加額233,425千円があったこと、及び過年度の繰越欠損金の解消により当期において法人税等の支払額155,866千円があったことによるものであります。なお、債権の回収条件の変更によるキャッシュ・フローへの影響は一時的なものであり、翌連結会計年度以降は営業キャッシュ・フローの改善を見込んでおります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は27,294千円(前年同期は310,597千円の使用)となりました。これは、定期預金の払戻による収入50,000千円や差入保証金の回収による収入22,770千円があった一方で、差入保証金の差入による支出54,402千円、有形固定資産の取得による支出44,062千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は44,333千円(前年同期は37,149千円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入100,000千円があった一方で、配当金の支払額35,001千円、長期借入金の返済による支出28,346千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 販売実績は、次のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 3,817,816   141.8 (注)1.当社グループは、エンゲージメントプラットフォーム事業を主な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りとは異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ② 経営成績の分析 当連結会計年度における経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」をご参照ください。 ③ 財政状態の分析 当連結会計年度における財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご参照ください。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費、広告宣伝費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要は定期預金の預入等によるものであります。運転資金は自己資金を基本としており、当連結会計年度末における借入金残高は90,012千円となっております。 ⑥ 経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標等」に記載の通り、売上高、営業利益、利用企業数・運営コミュニティ数、利用企業・運営コミュニティの平均月額収益、売上高ストック比率等を重要指標としております。 (利用企業数・運営コミュニティ数及び利用企業・運営コミュニティの平均月額収益) 「TUNAG」においては、新規顧客獲得活動および利用企業におけるアップセル等により、利用企業数及び利用企業の平均月額収益ともに四半期ごとに安定的に増加いたしました。 (利用企業数:1,344社 平均月額収益:202千円) 「FANTS」においては、新規顧客獲得活動により、運営コミュニティ数が順調に増加していることに加え、オプションの拡充や伴走支援の強化により、平均月額収益が増加いたしました。 (運営コミュニティ数:566件 平均月額収益58千円) (売上高ストック比率) 「TUNAG」において、売上高ストック比率は引き続き高水準を維持しており、当連結会計年度において85.7%となっております。今後もストック比率は高止まりが継続する見込みであり、強固で安定的な収益基盤として当社の成長を牽引してまいります。 「FANTS」においては、従来のレベニューシェア型からサブスクリプション型の料金体系へ移行するとともに、継続的な利用を前提とした契約形態へ変更した結果、当連結会計年度におけるストック比率は66.1%(前連結会計年度は43.7%)と大幅に上昇し、収益基盤の安定化が顕著に進んでおります。今後も新規コミュニティの獲得と既存コミュニティの継続的な支援を両輪で推進してストック収益の積み上げを図りつつ、単発のサービス販売等も組み合わせることで、収益の安定化と高成長の両立を目指してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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