概要
株式会社ROXXは、「時代の転換点を創る」をミッションに掲げるHR Techカンパニーである。2013年に設立され、2024年9月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力サービス「Zキャリア」は、ノンデスクワーカー(製造・建設・運輸・サービス業などデスクから離れた現場で働く就業者)に特化した転職プラットフォームであり、日本の全就業者の約66%を占めるノンデスクワーカーの正社員化と所得向上を目指す。2025年9月期の売上高は45億円、従業員数は305名である。
ノンデスクワーカー特化型プラットフォームの事業構造
ROXXの事業はHR Tech事業の単一セグメントであり、その中核は「Zキャリア」である。Zキャリアは、正社員を希望する求職者、未経験人材を積極的に採用する大手企業、マッチングを担う人材紹介会社の三者を結ぶプラットフォームである。求人企業は無料で求人を掲載でき、採用が決まった場合に成果報酬が発生する。2025年9月末時点で約400社のパートナー紹介会社が参加し、求人企業はこれらの紹介会社からまとめて人材の紹介を受けられる。求職者登録数は2025年9月期第4四半期に547千人に達した。
成果報酬と月額利用料の二軸収益モデル
Zキャリアの収益は、求人企業からのパフォーマンス収入(採用成果報酬と採用事務手数料)と、パートナー紹介会社からのリカーリング収入(プラットフォーム利用料)で構成される。パフォーマンス収入はGMV(採用成果報酬総額)に対するテイクレートで決まり、2025年9月期第4四半期のテイクレートは50.3%であった。パートナー紹介会社を経由しないGMVの比率が高まるとテイクレートは向上する。一方、パートナー紹介会社向けのARPUは同第4四半期で682千円である。
成長市場としてのノンデスク人材領域
ROXXが狙うノンデスク領域は、既存の人材紹介サービスが手薄な市場である。日本の給与所得者の約半数が年収400万円以下、非大卒が67%、非正規雇用が37%に上る。ノンデスクワーカーの年間転職者数は約255万人、市場規模は約7,700億円と試算される。人手不足を背景に未経験者を積極採用する企業が増加しており、Zキャリアはこの需要を取り込んでいる。営業損失は続いているが、2025年9月期にはback check事業の売却益により当期純利益11億円を計上した。
業界の中での役割は人材マッチングプラットフォーマーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01人材紹介・採用支援(ノンデスク領域)主力
ノンデスクワーカー(製造・建設・運輸・サービス業等)に特化した転職プラットフォーム「Zキャリア」を運営。求職者は無料で登録でき、求人企業は採用成功時に成果報酬を支払うビジネスモデル。約400社のパートナー紹介会社にも求人を開放し、採用機会を最大化。AI面接官などの採用業務効率化ツールも提供。
ノンデスク領域に特化した転職プラットフォームとして独自のポジション
- Zキャリア
- ノンデスクワーカー向けの転職プラットフォーム。求人掲載は無料で、採用成立時に成果報酬が発生する。
- AI面接官
- 求職者が24時間365日スマートフォンで面接を受けられるAI面接システム。採用担当者の工数削減に貢献。
- リクルーティングプラン
- 採用・人事担当者の業務工数を削減するためのサービス。
製品と技術
Zキャリア:ノンデスクワーカー特化の転職プラットフォーム
Zキャリアは、正社員希望の求職者、未経験者を積極採用する大手企業、人材紹介会社の三者を結ぶプラットフォームである。求職者は非正規雇用や未経験からでも応募可能な求人が豊富で、30歳以下・年収400万円以下の層が多い。求人企業は掲載料無料で、採用決定時に任意の成果報酬を支払う。パートナー紹介会社は約400社(2025年9月末時点)あり、選考データやAI面接機能を活用できる。2025年9月期のZキャリア売上高は38.8億円で、前期比33.9%増加した。
AI面接官とデータ活用による採用効率化
Zキャリアは、2024年1月にAI面接機能を提供開始した。この機能により、求職者は24時間365日スマートフォンで面接を受けられ、採用担当者の面接工数と日程調整の負荷を削減する。プラットフォームには2018年1月以降の選考データと採用決定実績が蓄積されており、どのような求職者が内定を獲得しやすいかを分析できる。パートナー紹介会社はこのデータを活用し、精度の高い人材紹介が可能となる。
パートナー紹介会社ネットワークとコンサルティング支援
Zキャリアの強みは、約400社のパートナー紹介会社との連携にある。人材紹介会社はZキャリアを通じて直接取引のない大手企業に人材を紹介でき、成果報酬を得られる。また、ROXXはパートナー紹介会社向けに人材紹介事業のノウハウを提供するコンサルティングサービスを行い、集客やキャリアアドバイスを支援する。これによりパートナー紹介会社の事業成長とZキャリアのARPU向上を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 人材紹介・採用支援(ノンデスク領域)ノンデスク領域に特化した転職プラットフォームとして独自のポジション
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
AIソリューション新興、赤字拡大で収益化急務
AI関連ソリューションを提供する新興企業。売上高は2023年9月期21億円から2025年9月期45億円へ拡大中だが、営業赤字が拡大(2024年9月期△14.29%、2025年9月期△15.56%)。同業のVRain SolutionやCocoliveも成長段階だが、黒字化の明確な見通しが示されていない点が課題。業界内でのポジションはまだ確立途上。
強み
- 直近2期で売上高が21億円→45億円と2倍以上に拡大している。
- AI市場拡大の恩恵を受けやすく、今後も売上成長が期待される。
- 特定の業界向けAIソリューションに特化している可能性がある。
- 少人数組織で迅速な意思決定とプロダクト開発が可能。
課題
- 営業利益率が悪化しており、早期の黒字化計画が必要。
- 同業他社と比べた明確な差別化要因がデータから見えない。
- 赤字継続の場合、追加資金調達が必要となり希薄化リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がROXX
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3910エムケイシステム | 15億円 | 6.0倍 |
| 2 | 3634ソケッツ | 15億円 | 17.0倍 |
| 3 | 4017クリーマ | 14億円 | 52.8倍 |
| 4 | 4265Institution for a Global Society | 14億円 | — |
| 5 | 323Aフライヤー | 13億円 | 97.4倍 |
| 6 | 241AROXX | 12億円 | 2.4倍 |
| 7 | 4073ジィ・シィ企画 | 12億円 | 17.5倍 |
| 8 | 303Avisumo | 12億円 | 14.4倍 |
| 9 | 184A学びエイド | 11億円 | — |
| 10 | 4059まぐまぐ | 11億円 | 54.6倍 |
| 11 | 3667enish | 11億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 18件
2013年創業から人材紹介事業の開始
2013年11月、東京都渋谷区に株式会社RENO(資本金400万円)として設立された。2014年4月に新卒向け人材採用支援事業を開始し、2015年5月には本社を渋谷区神山町に移転した。創業当初は一般的な人材紹介からスタートしたが、2016年3月にソーシャルヘッドハンティングサービス「SCOUTER」をリリースし、事業の方向性を定めた。同年9月には商号を株式会社SCOUTERに変更し、10月に本社を渋谷区宇田川町へ移転している。
2018年からのプラットフォーム化と商号変更
2018年5月、求人DBプラットフォーム「SARDINE」の提供を開始した。これが現在のZキャリアの前身である。2019年7月には商号を株式会社ROXXに変更し、本社を港区赤坂に移転。同年9月には「SARDINE」を「agent bank」に名称変更した。2019年10月にはオンライン完結のリファレンスチェックツール「back check」をリリースし、事業の幅を広げた。2021年8月にはback checkにコンプライアンスチェック機能を追加している。
2022年からのパートナーシップ拡大と上場準備
2022年5月、本社を現在の新宿区新宿に移転。同年6月にはパーソルキャリアとの業務提携により「agent bank + パーソルキャリア」を開始し、提携先を拡大した。2024年1月にはagent bank内にAI面接機能を導入。同年7月、agent bankを「Zキャリア プラットフォーム」に名称変更し、ノンデスクワーカー向け転職支援ブランド「Zキャリア」を立ち上げた。そして2024年9月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。
2025年の構造改革:back check事業の売却
2025年9月、back check事業を新設分割によりback check株式会社に承継し、同社の全株式をエン株式会社へ譲渡した。この売却により、ROXXはZキャリアに経営資源を集中する道を選んだ。売却益を計上したことで、当期純利益が11億円と黒字転換した。一方、2025年9月期の営業損失は7億円に拡大しており、Zキャリア単体での収益化が今後の課題となる。
年表18件を開く
2010年代
- 2013年11月創業東京都渋谷区渋谷において株式会社RENO(資本金4百万円)を設立
- 2014年4月新卒向け人材採用支援事業を開始
- 2015年5月東京都渋谷区神山町へ本社を移転
- 2016年3月ソーシャルヘッドハンティングサービス「SCOUTER」のサービス提供を開始
- 2016年9月商号変更商号を株式会社SCOUTERに変更
- 2016年10月東京都渋谷区宇田川町へ本社を移転
- 2018年5月求人DBプラットフォーム「SARDINE」のサービス提供を開始
- 2019年7月商号変更商号を株式会社ROXXに変更
- 2019年7月東京都港区赤坂へ本社を移転
- 2019年9月求人DBプラットフォーム「SARDINE」を「agent bank」にサービス名を変更
- 2019年10月オンライン完結のリファレンスチェックツール「back check」のサービス提供を開始
2020年代
- 2021年8月back check事業においてコンプライアンスチェック機能をリリース
- 2022年5月東京都新宿区新宿へ本社を移転
- 2022年6月パーソルキャリア株式会社との業務提携によって「agent bank + パーソルキャリア」のサービス提供を開始
- 2024年1月「agent bank」内にてAI面接機能の提供を開始
- 2024年7月ノンデスクワーカー向け転職支援プラットフォームとして「Zキャリア」ブランドを立ち上げ、求人DBプラットフォーム「agent bank」を「Zキャリア プラットフォーム」にサービス名を変更(注)2.
- 2024年9月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年9月創業「back check」を新設分割により設立したback check株式会社に承継 同月、back check株式会社の当社所有の全株式をエン株式会社へ譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高100億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ノンデスク領域の人材マッチング拡大
未経験者を積極採用する求人が増加しているノンデスク領域に特化し、正社員化を推進。既存の人材紹介がカバーできていない市場で、データとAIを活用したマッチングサービス「Zキャリア」を展開し、求職者と企業のマッチング機会を増やす。
- 02
AI技術を活用したサービス開発と生産性向上
蓄積した選考データを活用し、AI面接官など採用効率化ツールを開発。転職支援の属人性を排除し、成約率最大化や選考期間短縮による生産性改善と顧客満足度向上を目指す。
- 03
知名度向上と集客チャネル多様化
広告宣伝や広報活動を強化し、求職者からの知名度向上を図る。集客チャネルを多様化し、面談単価の最適化と持続可能な集客力の確保を目指す。
- 04
新規サービスへの投資とサービスラインナップ強化
ノンデスクワーカーの多様な転職ニーズに応えるため、新規サービスを開発。サービスラインナップを拡充し、日本で最もノンデスクワーカーに選ばれる企業を目指す。
- 05
組織体制の整備と人材育成
優秀な人材の採用と、全社横断の能力開発プログラムによる従業員研修を実施。自社キャリアアドバイザーの早期利益貢献を目指し、働きやすい環境と人事制度を拡充する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で305人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は561万円で、1期前と比べて−7.5%。平均年齢は29.7歳、平均勤続年数は2.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年9月 | 606 | 31.1 | 1.9 | 285 | −175 |
| 2025年9月 | 561 | 29.7 | 2.0 | 305 | −230 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は45億円、営業利益は-7億円。前期と比べると増収で、売上が+28.6%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 50億円 | 45億円 |
| 営業利益 | 0億円 | -7億円 |
| 純利益 | 0億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
4期分
直近は2026年3Qで、売上は13億円、営業利益は1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 20 | −8 | −40.0 | −8 |
| 2025年4Q | 25 | 1 | 4.0 | 19 |
| 2026年2Q | 19 | −5 | −26.3 | −6 |
| 2026年3Q | 13 | 1 | 7.7 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年9月期からの6期で、売上は6億円から45億円へ7.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-15.6%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 6 | — | −5 | — | −5 |
| 2021年9月 | 9 | — | −6 | — | −6 |
| 2022年9月 | 12 | — | −7 | — | −8 |
| 2023年9月 | 21 | — | −7 | — | −7 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年9月 | 35 | −5 | −5 | −14.3 | −5 |
| 「back check」を新設分割により設立したback check株式会社に承継 同月、back check株式会社の当社所有の全株式をエン株式会社へ譲渡 | |||||
| 2025年9月 | 45 | −7 | −8 | −15.6 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高45億円のうち、営業利益として残るのは-7億円で-15.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の24.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金15.6%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金100.0%45億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-15.6%-7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年9月期は営業CFが−10億円、投資CFが17億円で、差し引きのフリーCFは7億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は40億円で、売上の10.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年9月 | −7 | −1 | 10 | −8 | 12 |
| 2023年9月 | −5 | −1 | 1 | −6 | 8 |
| 2024年9月 | −6 | −1 | 25 | −7 | 26 |
| 2025年9月 | −10 | 17 | 8 | 7 | 40 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年9月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は34.7%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 16 | 11 | 5 | 72.6 |
| 2021年9月 | 14 | 8 | 6 | 54.8 |
| 2022年9月 | 17 | 9 | 8 | 55.4 |
| 2023年9月 | 15 | 3 | 12 | 21.0 |
| 2024年9月 | 37 | 9 | 28 | 24.4 |
| 2025年9月 | 56 | 20 | 37 | 34.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中5位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中574位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥417で、1年前と比べて-54.9%。過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 2.4倍 |
| PER (会社予想) | 2978.6倍 |
| PBR | 2.05倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月半ばから400円前後での推移が続いていましたが、8月13日に427円、8月14日に433円と上昇しました。8月20日は405円とやや反落し、25日線(405円)とほぼ同水準です。52週高値1022円からは約60%下落した水準で、52週安値390円からは約4%上昇しています。年初来では60.3%の下落と大幅な調整が続いていますが、直近では下げ止まりの兆しも見られます。出来高は8月13日に8.1万株と急増しましたが、その後は減少し、8月20日は1.2万株と低水準です。RSIは53.6と中立圏です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PER2.32倍は一見割安だが、これは直近の特別利益によるもので、今期予想PERは2892.9倍と極端に高い。PBR1.8倍は業界平均(2.94倍)を下回るが、ROE73.6%は無配かつ利益変動が大きく、継続性に疑問。業績は赤字基調で、バリュエーションは割高と言える。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 2.4倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 2978.6倍 | — |
| PBR | 2.05倍 | 2.96倍 |
| ROE | 73.6% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は急成長しており、直近では前期比で大幅に増加し、最終損益が黒字転換しました。強気派は、この高い成長率と黒字化の実績から、今後も拡大が続くと見ます。一方、弱気派は、営業赤字が続いていることや、利益率がマイナスである点を問題視し、黒字化が一時的で持続しない可能性を指摘します。また、株価が年初来で大きく下落しており、市場の期待と実態の乖離が投資家の不安を招いています。この成長と収益性のバランスが主な論点です。
- 急成長の継続
売上高が前期比で約3倍に拡大し、市場の需要を取り込む
- 黒字化の達成
最終損益が黒字に転換し、ビジネスモデルの有効性を示す
- 低PER
予想PERは2倍台と極めて低く、割安感が強い
- 売上高45億円と3期連続の増収通年影響中
売上高は21→35→45億円へ拡大。増収率28.6%と高い成長
- 純利益11億円と黒字転換通年影響強
純損益は-5億円から+11億円に転換。特別要因を含むが業績が大きく改善
- PER2.32倍と利益比で極端に割安継続影響中
時価総額12億円に対し純利益11億円。PER2.32倍は異常な低水準
- ROE73.6%と資本効率が突出継続影響中
ROE73.6%と超高水準。資本効率の高さが投資家の関心を集めやすい
- 営業赤字の継続
直近決算でも営業利益率はマイナスで、本業の収益性が低い
- 資金繰りの懸念
累積損失が大きく、増資や借入に依存するリスク
- 株価の下落基調
年初来で6割近く下落し、信用力の低下が示唆される
- 営業損失7億円と赤字幅が拡大通年影響強
営業損益は-5→-7億円。本業は売上高の15.6%の赤字で改善が見えない
- 予想PER2892.9倍と来期の急減益見通し決算発表後影響強
予想PER2892.9倍は純利益のほぼ消滅を示唆。今期の黒字は一時的
- 株価は1年で-60.26%と暴落継続影響弱
1年間で-60.26%。下落トレンドで投資家心理が悪化
- 無配当で株主還元がない継続影響弱
配当利回り0%。今後の利益も成長投資に回る見通し
- 営業利益率
- 本業の収益性が改善するかが黒字化の持続性を左右
- 売上高成長率
- 急成長が一過性でないか確認するため
- キャッシュフロー
- 資金繰りの健全性を判断する重要な指標
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ2,699人。区分でいちばん多いのは個人・その他で56.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.2%を占め、残る70.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.0 | 56.2 |
| 事業法人 | 20.8 | 21.0 |
| 外国法人 | 7.4 | 10.3 |
| 金融機関 | 7.8 | 8.2 |
| 証券会社 | 5.8 | 3.9 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.5 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中嶋 汰朗 | 40.80 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 15.65 |
| 03 | パーソルキャリア株式会社 | 14.84 |
| 04 | 山田 浩輝 | 11.97 |
| 05 | KxShareHW投資事業有限責任組合 | 10.49 |
| 06 | NY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC) | 9.76 |
| 07 | 株式会社サイバーエージェント | 6.75 |
| 08 | グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合 | 6.09 |
| 09 | OneCapital1号投資事業有限責任組合 | 5.96 |
| 10 | 株式会社ウィルグループ | 5.50 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは73.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2020年9月 | −476,283 | 1,013,838 |
| 2021年9月 | −102 | 129 |
| 2022年9月 | −137 | 140 |
| 2023年9月 | −112 | 47 |
| 2024年9月 | −73 | 124 |
| 2025年9月 | 145 | 269 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額47百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中嶋汰朗 | 代表取締役 | 34 | 1,209,827 |
| 杉山全功 | 社外取締役 | 61 | — |
| 福留大士 | 社外取締役 | 50 | — |
| 蒲谷剛史 | 常勤監査役 | 66 | — |
| 大村茂 | 非常勤監査役 | 65 | — |
| 雨宮美季 | 非常勤監査役 | 50 | — |
| 植木大介 | SVP of Business | — | — |
| 西村宏登 | SVP of Corporate | — | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 26 | 26 | 13 |
| 社外取締役 | 5 | 21 | 21 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,139字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,316字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,750字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,334字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業