概要
ジィ・シィ企画は、キャッシュレス決済システムの開発とクラウド型決済ASPサービスを中核事業とする情報通信企業である。1995年に千葉県佐倉市で設立され、2021年に東京証券取引所マザーズに上場(現グロース市場)。従業員117名(2025年6月期)。中堅から大手の小売事業者を主顧客とし、オンプレミス型とクラウド型の両方でクレジットカード・電子マネー決済のプロセシングを提供する。
二つの事業セグメントで構成される収益構造
当社の事業は「ペイメントインテグレーション事業」と「ペイメントサービス事業」の二つに分かれる。インテグレーション事業は、決済システムの構築・端末販売を中心とするフロー収益型で、2025年6月期の売上構成比は39.1%である。サービス事業は、クラウド型の決済ASPサービスと保守運用サービスによるストック収益型で、同60.9%を占める。ストック収益の比率が高いため、安定的な収益基盤を持つ。第30期(2024年7月-2025年6月)の連結売上高は18.4億円、営業損失0.8億円を計上したが、これは大型リプレース案件の反動や研究開発投資による一時的な要因である。
全国に分散する開発・運用拠点
本社は千葉県佐倉市に置く。決済システムのデータセンター「ジィ・シィ企画データセンター(GDC)」は神奈川県横浜市にあり、専用ルームで24時間365日運用される。開発拠点として、山形県米沢市の米沢事務所(2006年開設)と北海道札幌市の札幌R&Dセンター(2018年開設、旧北大BS R&Dセンター)がある。東京事務所は東京都港区にあり、TOKYO HORI BLDG BRANCHとして営業・マーケティングの拠点となっている。これらの拠点で、開発から保守・ヘルプデスクまでを内製する。
成長戦略の軸:サブスクリプションと手数料ビジネス
当社は2023年2月にマルチ決済端末のサブスクリプションサービス「サクラ」を開始し、小規模店舗への展開を狙う。また、国際ブランド決済ネットワークへの接続資格を活用し、加盟店と直接決済手数料契約を結ぶことで手数料差益を得るビジネスモデルも推進する。従来のオンプレミス顧客がリプレース時にクラウド型ASPに切り替える流れにも乗り、ストック売上の成長を重視している。経営指標として、売上高・売上高営業利益率に加え、ペイメントサービス事業売上の成長率を掲げる。
業界の中での役割はカード会社加盟店向け決済プロセシングサービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/6期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ペイメントサービス事業 | 11億円 | 61.1% | 0億円 | 0.0% |
| ペイメントインテグレーション事業 | 7億円 | 38.9% | -1億円 | -14.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01流通・小売(カード加盟店)主力
中堅から大手の流通事業者向けに、決済処理システム「CARD CREWシリーズ」をライセンス提供。オンプレミス型とクラウド型(決済ASP)を提供し、POSシステムとの親和性が高く対面販売事業者を中心にユーザーを獲得。決済端末の販売も行う。フロー収益が中心。
- CARD CREWシリーズ
- キャッシュレス決済に必要な機能を備えた決済パッケージソフトウェア。オンプレミス型とASP型で提供。
02小売・流通(決済ASP)主力
当社がシステムと通信環境を用意するクラウド型決済ASPサービスを提供。顧客は初期費用を抑え、ストック収益となる。セキュリティ対策コスト上昇を背景に、オンプレミスからASPへの切替が増加。
- 決済ASPサービス
- 当社専用データセンターで運用するクラウド型決済サービス。ソフトウェア、通信回線、サーバー、保守運用まで提供。
03金融・決済準主力
導入後の保守運用サービスを提供。24時間365日体制のヘルプデスクを自社で用意し、オンプレミス型システムの監視・サポートを行う。
- 保守運用サービス
- オンプレミス型決済システムの保守・運用サービス。24時間365日対応。
製品と技術
カード決済システム「CARD CREW」シリーズ
当社の基幹製品は、クレジット・電子マネー決済を実行するためのパッケージソフトウェア「CARD CREW」シリーズである。第1世代「CASS4.51」(1999年販売開始)、第2世代「CARD CREW」(2001年)、第3世代「CARD CREW PLUS」(2007年)と発展してきた。同シリーズはCAFIS(NTTデータ)やCARDNET(日本カードネットワーク)に製品登録されており、対面販売事業者のPOSシステムとの親和性が高い。オンプレミス型とクラウド型の両方で提供可能で、カスタマイズにも対応する。
決済端末向け組込アプリケーション
当社は決済端末(信用照会端末)に組み込むアプリケーションを自社開発している。基本パッケージをベースに顧客の要望に応じたカスタマイズを提供。2009年に「カード決済用端末向け組込アプリケーション」が千葉県の「ものづくり認定製品」に選ばれた。端末アプリケーションはペイメントインテグレーション事業の一部として販売され、対面販売の決済に不可欠な役割を担う。
マルチ決済端末サブスクリプション「サクラ」
2023年2月に開始した「サクラ」は、マルチ決済端末を定額で利用できるサブスクリプションサービスである。初期費用を抑えられるため、中小規模の加盟店への導入を容易にする。当社は端末と決済ネットワーク接続をセットで提供し、毎月の利用料から収益を得る。これにより、従来の大型・中型店に加え小規模店への販路拡大を狙い、ストック売上の成長に寄与している。
決済ASPサービスとデータセンター運用
決済ASPサービスは、当社がデータセンター内にシステムと通信環境を用意し、顧客にクラウド型で提供するサービスである。顧客は面倒なシステム管理から解放され、多様化する決済手段に柔軟に対応できる。当社のデータセンター「ジィ・シィ企画データセンター(GDC)」は横浜に所在し、セキュリティが確保された専用ルームで運用。PCI DSS認証も取得しており、決済データの安全性を担保する。2025年6月期のペイメントサービス事業売上は11.2億円と全体の60.9%を占める。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
情報・通信業で小規模だが、売上高は拡大傾向
当社は情報・通信業に属し、事業を展開している。直近の売上高は17億円から23億円へと増加しており、特に2025年6月期は赤字となったが、2026年6月期には黒字転換した。業界内では、VRain SolutionやCocolive、L is Bなどの同業他社が存在し、競争が激しい。当社は売上高が小規模であるため、業界内でのプレゼンスは限定的であり、収益性も不安定で、営業利益率はマイナスからプラスへと変動している。今後は、規模の拡大と収益の安定化が課題であり、同業他社との差別化が重要となる。
強み
- 売上高は17億円から23億円へと増加し、成長が見られる。
- 2026年6月期に営業利益率4.35%と黒字となり、業績改善した。
- 小規模ながら事業を立ち上げ、一定の成長基盤を築いている。
- 赤字からの回復により、コスト管理が強化されていると見られる。
課題
- 営業利益率がマイナスからプラスへ変動し、収益が不安定。
- 売上高が小さく、業界内での影響力が限定的。
- 情報・通信業は競争が激しく、差別化が難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がジィ・シィ企画
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3634ソケッツ | 15億円 | 17.0倍 |
| 2 | 4017クリーマ | 14億円 | 52.8倍 |
| 3 | 4265Institution for a Global Society | 14億円 | — |
| 4 | 323Aフライヤー | 13億円 | 97.4倍 |
| 5 | 4073ジィ・シィ企画 | 12億円 | 17.5倍 |
| 6 | 241AROXX | 12億円 | 2.4倍 |
| 7 | 303Avisumo | 12億円 | 14.4倍 |
| 8 | 184A学びエイド | 11億円 | — |
| 9 | 4059まぐまぐ | 11億円 | 54.6倍 |
| 10 | 3667enish | 11億円 | — |
| 11 | 3787テクノマセマティカル | 10億円 | 11.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
クレジット決済システム開発で創業した1995年
1995年9月、有限会社ジィ・シィ企画(資本金400万円)を千葉県佐倉市に設立。当初はクレジットカード等の決済関連システム開発を目的とした。同年12月には携帯電話・長距離電話サービス事業を開始するが、1999年6月に撤退。1997年12月からパソコン教室「GCコミューン」を運営したが、2006年5月に事業譲渡した。創業初期は複数の事業を試行錯誤したが、本業である決済システム開発に絞り込んでいく。
決済パッケージの初代投入とデータセンター開設(1999-2002年)
1999年3月、第1世代カード決済システムパッケージ「CASS4.51」の販売を開始。2001年3月には第2世代「CARD CREW」をリリースした。2002年6月には横浜市にデータセンターを開設し、クレジット・デビットカード決済のASPサービスの提供を開始。同時期に品質マネジメント国際規格ISO 9001を取得(2002年5月)。これにより、パッケージ販売とクラウドサービスの両輪が形成された。
第三世代パッケージとセキュリティ認証取得(2006-2010年)
2006年8月、米沢事務所を開設しパッケージ開発拠点とする。同年12月には情報セキュリティマネジメントの国際規格ISO/IEC 27001を取得。2007年9月、第3世代の「CARD CREW PLUS」を販売開始。2009年9月、カード決済用端末向け組込アプリケーションが「千葉ものづくり認定製品」に認定。2010年2月にはクレジットカード業界のセキュリティ基準PCI DSSを認証取得し、セキュリティ面での信頼性を高めた。
子会社清算と上場準備(2017-2021年)
2017年2月、子会社の株式会社ハッシュシステム(パソコン教室運営等)を清算。同年10月、米沢事務所を移転。2018年11月には北海道札幌市に北大BS R&Dセンターを開設し、研究開発を強化。2021年9月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。これにより資金調達力を得て、その後のサービスの拡大につなげる。
上場後の成長と戦略提携(2022-2024年)
2022年4月、マザーズからグロース市場に移行。同年7月、札幌R&Dセンターに改称し移転。2023年2月、マルチ決済端末のサブスクリプションサービス「サクラ」を開始。2024年2月には株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN社)と資本業務提携契約を締結。一方、2024年8月にはNUCADOCO(アバター健康管理)事業を廃止し、キャッシュレス決済に経営資源を集中する方針を明確にした。
TMN社との関係深化と2025年6月期の業績
2025年3月、TMN社との資本業務提携が深化し、同社が当社株式の20%以上を保有するその他の関係会社となる。これにより、決済ゲートウェイサービスとの連携強化が期待される。2025年6月期の売上高は18.4億円(前期比6.0%増)だが、営業損失0.8億円を計上。これはペイメントインテグレーション事業での大型案件反動と研究開発投資によるもので、ペイメントサービス事業は堅調に推移した。
年表31件を開く
1990年代
- 1995年9月創業クレジットカード等の決済に関連するシステム開発の提供を目的に有限会社ジィ・シィ企画(資本金4,000千円)を千葉県佐倉市千成に設立
- 1995年12月携帯電話、長距離電話サービス事業を開始
- 1997年11月株式会社に組織変更
- 1997年12月パソコン教室「GCコミューン」を開設
- 1999年3月第1世代カード決済システムパッケージ「CASS4.51」の販売を開始
- 1999年6月携帯電話、長距離電話サービスを事業撤退
- 1999年9月パソコン教室の運営等を目的に株式会社ハッシュシステムを子会社として設立
2000年代
- 2001年3月第2世代カード決済システムパッケージ「CARD CREW」の販売を開始
- 2002年5月品質マネジメントに関する国際規格「ISO 9001」を認証取得
- 2002年6月決済システムのデータセンター(ジィ・シィ企画データセンター)を神奈川県横浜市に開設 クレジット・デビットカード決済ASPサービスの提供を開始
- 2002年11月東京事務所を東京都新宿区荒木町に開設
- 2006年5月パソコン教室「GCコミューン」を事業譲渡
- 2006年6月本社を千葉県佐倉市王子台に移転
- 2006年8月パッケージ製品の開発拠点として米沢事務所を山形県米沢市泉町に開設
- 2006年12月情報セキュリティマネジメントに関する国際規格「ISO/IEC 27001」を認証取得
- 2007年9月第3世代カード決済システムパッケージ「CARD CREW PLUS」(注3)の販売を開始
- 2009年9月「カード決済用端末向け組込アプリケーション」が「千葉ものづくり認定製品」(注4)に認定
2010年代
- 2010年2月クレジットカード業界における国際的なセキュリティ規準「PCI DSS」(注5)を認証取得
- 2017年2月株式会社ハッシュシステムを清算
- 2017年10月米沢事務所を山形県米沢市大町に移転
- 2018年11月システムの開発と研究拠点として北大BS R&Dセンターを北海道札幌市北区に開設
- 2019年2月東京事務所を東京都千代田区神保町に移転
2020年代
- 2021年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズからグロース市場に移行
- 2022年7月北大BS R&Dセンターを札幌R&Dセンターに改称し、北海道札幌市北区に移転
- 2022年8月NUCADOCO(注6)アバターを利用したヘルスケアシステムの特許(特許第7104951号)取得
- 2023年2月マルチ決済端末サブスクリプションサービス「サクラ」の提供を開始
- 2023年7月東京事務所をTOKYO HORI BLDG BRANCHに改称し、東京都港区に移転
- 2024年2月株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスと資本業務提携契約を締結
- 2024年8月NUCADOCO(注6)事業を廃止
- 2025年3月株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスとの資本業務提携が深化し、当社株式の20%以上が保有されることとなった結果、同社は当社のその他の関係会社となる
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
決済ASPサービスの拡充とリプレース誘導
クラウド型決済ASPサービスを拡充し、既存顧客のリプレース時にASPへ誘導することでストック収益を増やす。
- 02
多様な決済手段への対応と端末開発
コンタクトレス決済など多様化する決済手段に対応し、自社標準端末の開発により低コスト化と高性能化を進める。
- 03
国際ブランドネットワーク活用による低コスト決済提供
VISAネットワーク直接接続を活かし、加盟店の決済コストを低減するとともに、トランザクションフィー収益を拡大する。
- 04
マルチ決済端末サブスクリプションの展開
カード会社との連携で、大規模店から小規模店までサブスクリプション型端末を提供し、マーケットシェアとストック収益を拡大する。
- 05
研究開発による新事業創出
既存ビジネスに依存せず、研究開発に注力して新たな事業の柱を育てる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で117人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は534万円で、4期前と比べて+0.8%。平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は8.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 529 | 40.2 | 6.2 | 114 | — |
| 2022年6月 | 496 | 40.9 | 6.9 | 113 | — |
| 2023年6月 | 520 | 41.6 | 7.3 | 113 | — |
| 2024年6月 | 521 | 42.0 | 7.9 | 112 | 89 |
| 2025年6月 | 534 | 42.3 | 8.4 | 117 | −85 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は23億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収で、売上が+27.8%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 28億円 | 23億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は15億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2023年4Q | 3 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 5 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年2Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2024年3Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 9 | −1 | −11.1 | −1 |
| 2025年4Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 8 | −1 | −12.5 | −2 |
| 2026年4Q | 15 | 2 | 13.3 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年6月期からの10期で、売上は11億円から23億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。売上は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| システムの開発と研究拠点として北大BS R&Dセンターを北海道札幌市北区に開設 | |||||
| 2018年6月 | 13 | — | 1 | — | 1 |
| 2019年6月 | 15 | — | 1 | — | 1 |
| 2020年6月 | 26 | — | 4 | — | 3 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2021年6月 | 21 | — | 2 | — | 1 |
| 2022年6月 | 16 | — | −1 | — | −1 |
| 2023年6月 | 15 | — | −3 | — | −8 |
| 2024年6月 | 17 | 1 | 0 | 5.9 | 1 |
| 2025年6月 | 18 | −1 | −1 | −5.6 | −1 |
| 2026年6月 | 23 | 1 | 0 | 4.3 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高23億円のうち、営業利益として残るのは1億円で4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金95.7%22億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年6月期は営業CFが−2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−4億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は7億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年6月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 3 |
| 2020年6月 | 4 | −1 | 5 | 3 | 11 |
| 2021年6月 | 2 | −1 | −7 | 1 | 5 |
| 2022年6月 | −3 | −2 | 3 | −5 | 4 |
| 2023年6月 | −3 | −1 | 7 | −4 | 7 |
| 2024年6月 | 1 | −2 | 1 | −1 | 7 |
| 2025年6月 | −2 | −2 | 5 | −4 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年6月期の総資産は20億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は13.5%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 9 | 3 | 6 | 31.5 |
| 2018年6月 | 9 | 4 | 5 | 40.0 |
| 2019年6月 | 11 | 4 | 7 | 40.4 |
| 2020年6月 | 20 | 7 | 13 | 33.8 |
| 2021年6月 | 13 | 8 | 5 | 58.5 |
| 2022年6月 | 15 | 11 | 4 | 75.2 |
| 2023年6月 | 16 | 3 | 13 | 21.7 |
| 2024年6月 | 18 | 4 | 13 | 23.5 |
| 2025年6月 | 20 | 3 | 17 | 13.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中95位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中446位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥488で、1年前と比べて-36.7%。過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.5倍 |
| PER (会社予想) | 18.3倍 |
| PBR | 6.69倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で15.83%上昇したが、8月19日に505円と前日比4.17%下落した。25日線(509円)を下回り、75日線(476円)は上回っている。52週高値878円からは大きく乖離しており、戻り待ちの売り圧力が強い。出来高は8月4日に871500株と爆発的な増加を見せた後、8月19日には37800株と落ち着いてきた。ボラティリティが非常に高い状況。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは算出不能で、予想PERは19倍と業界平均30.2倍を下回るが、PBRは6.93倍と業界平均3.55倍を大きく上回る。ROEは19.2%と高いが、直近の純利益は赤字で、業績が不安定。配当利回りは0%で無配当。売上高は増加傾向だが、営業利益は赤字と黒字を繰り返す。PBRの高さと業績変動から割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.5倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 18.3倍 | — |
| PBR | 6.69倍 | 2.96倍 |
| ROE | 19.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
この銘柄の論点は、売上高の成長と利益の不安定さの対比にある。売上は堅調に伸びているが、利益は年度によって大きく変動し、黒字と赤字を繰り返している。強気派は、売上成長の持続性と、コスト管理の改善による利益拡大の可能性を評価する。特に、2026年の黒字予想が達成されれば、成長局面に入ったと判断できる。一方、弱気派は、過去の赤字の原因が構造的である可能性を指摘し、一時的な黒字に過ぎないと懸念する。さらに、市場規模が小さく、資金調達力や競争力に不安がある。プロジェクトの採算性や受注の安定性が重要な焦点。
- 売上の拡大
2023年から2026年にかけて売上高が15億円から23億円へと増加傾向。
- 直近の黒字予想
2026年6月期は営業利益率4.35%の黒字が見込まれている。
- 成長市場での事業展開
情報・通信業は成長分野であり、需要拡大の恩恵を受けやすい。
- 売上高が30億円へ30%増収し営業利益1.5億円通年影響強
前期売上23億円、営業利益1億円。30%増収なら営業利益1.5億円で時価総額13億円の11.5%増
- 営業利益率が前期4.35%から10%へ改善通年影響中
売上23億円で営業利益率10%なら2.3億円、前期比1.3億円増
- 増益により予想PERが19倍から15倍へ低下決算発表後影響中
時価総額13億円、純利益0.7億円でPER19倍。純利益0.9億円ならPER14.4倍に
- 株価1年で14%下落し、ROE19.2%の高収益が再評価不定影響弱
ROE19.2%に対し株価は1年で-14%。外国法人所有2.29%と低く、見直し買いの余地
- 利益の不安定さ
赤字と黒字が交互に発生しており、収益の質が低い。
- 小規模な事業規模
時価総額13億円と小さく、不況時や競争激化に耐える体力がない。
- 利益率の低さ
黒字年度でも営業利益率は5%前後で、事業の収益性が高くない。
- 収益の振れが続き再び営業赤字へ転落通年影響強
過去3期の営業利益は1億円、-1億円、1億円と交互。前期が1億円なら今期は-1億円の確率
- PBR6.93倍の高評価剥落で株価が下方修正決算発表後影響中
自己資本はPBRから約1.9億円。一株当たり純資産が薄く、減益なら割高修正
- 売上高の伸び率が前期28%から10%へ大きく鈍化通年影響中
前期23億円で前期比28%増。10%成長なら25.3億円と失望売り
- 小型株の売買細りで流動性リスク不定影響弱
時価総額13億円、外国法人所有2.29%。売買が薄く、下振れ時に急落しやすい
- 売上高成長率
- 成長が継続するか、受注の拡大ペースを確認するため。
- 営業利益率
- 黒字の質を見る。利益率が改善しているかどうかが重要。
- 受注残高
- 将来の売上の確実性を測る指標。受注が積み上がっていれば安定感が増す。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から−37.5%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年6月 | 400 | — | 23.1 |
| 2019年6月 | 400 | 0.0 | 25.3 |
| 2020年6月 | 700 | 75.0 | 13.3 |
| 2021年6月 | 16 | −97.7 | 26.1 |
| 2022年6月 | 10 | −37.5 | — |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ1,230人。区分でいちばん多いのは個人・その他で49.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 63.3 | 64.0 | 65.2 | 54.0 | 49.1 |
| 事業法人 | 36.8 | 30.9 | 31.0 | 39.7 | 43.1 |
| 証券会社 | — | 3.8 | 3.0 | 3.6 | 5.4 |
| 外国法人 | — | 1.1 | 0.7 | 2.0 | 2.1 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.2 |
| 金融機関 | — | 0.1 | 0.1 | 0.6 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス | 20.25 |
| 02 | 株式会社コミューン | 16.32 |
| 03 | 株式会社アイネット | 6.38 |
| 04 | 矢ヶ部 啓一 | 4.78 |
| 05 | ジィ・シィ企画従業員持株会 | 3.57 |
| 06 | 金子 京子 | 3.37 |
| 07 | 小坂 大輔 | 2.91 |
| 08 | 坂井 正人 | 2.59 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 2.02 |
| 10 | 髙橋 恵二 | 1.82 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-27株式会社コミューン新規の大量保有報告12.36%-2.55pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−98%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは19.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 1,502 | 5,613 | 30.9 | — |
| 2018年6月 | 1,729 | 7,342 | 26.7 | 23.1 |
| 2019年6月 | 40 | 213 | 19.9 | 25.3 |
| 2020年6月 | 132 | 335 | 48.1 | 13.3 |
| 2021年6月 | 61 | 374 | 17.3 | 26.1 |
| 2022年6月 | −39 | 457 | — | — |
| 2023年6月 | −310 | 136 | — | — |
| 2024年6月 | 29 | 166 | 19.2 | — |
| 2025年6月 | −58 | 108 | — | — |
| 2026年6月 | 28 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/6期の役員報酬は総額111百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 金子哲司 | 取締役会長 | 75 | — |
| 髙木洋介 | 代表取締役 社長 | 47 | 29,720 |
| 丸山英幸 | 代表取締役 副社長経営管理本部長 | 48 | 28,200 |
| 金澤憲一 | 取締役 ペイメントビジネス本部長 | 54 | 1,100 |
| 西田光志 | 取締役 | 74 | — |
| 日下部進 | 取締役 | 69 | — |
| 大高敦 | 取締役 | 56 | — |
| 小坂大輔 | 常勤監査役 | 71 | 73,000 |
| 中村敏宏 | 監査役 | 72 | — |
| 齋藤浩史 | 監査役 | 70 | — |
| 阿部通子 | 監査役 | 54 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 81 | 81 | 16 |
| 社外取締役 | 5 | 22 | 22 | 4 |
| 監査役 | 1 | 8 | 8 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,328字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,976字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,556字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,272字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第30期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-25
- 半期報告書半期報告書-第30期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-27
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第3四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-29
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)2022-09-30
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