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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

クリーマ

4017 · Growth · 情報・通信業

ハンドメイド市場の先駆け。CtoCマーケットプレイス「Creema」を軸に、約31万人のクリエイターと生活者をつなぐ。

概要

クリーマ(4017)は、個人クリエイターと購入者を直接つなぐハンドメイド作品のCtoCマーケットプレイス「Creema」を運営する情報・通信企業である。売上高は約25億円、従業員83名の少人数体制ながら、約31万人のクリエイターが約2149万点の作品を出品する日本最大級のプラットフォームに成長した。2020年11月に東京証券取引所マザーズに上場。収益の柱はマーケットプレイス手数料と広告・イベント等の周辺サービスである。

「Creema」が形成するCtoCハンドメイド市場

クリーマの中核事業は、オンライン上で個人が直接オリジナル作品を売買できるCtoCマーケットプレイス「Creema」の運営である。2010年5月のリリース以降、累計で約31万人のクリエイターが出店し、登録作品数は約2149万点に達する。スマートフォンアプリの累計ダウンロード数は約1615万回。決済の仲介を行い、購入代金から所定の販売手数料を差し引いた残金をクリエイターに入金するビジネスモデルを採用する。出品・取引には事前審査制を導入し、品質を維持している。2024年には購入者・出品者双方が住所を開示せずに取引できる匿名配送サービス「Creemaあんしん匿名便」も開始した。

収益源を広げる周辺サービス

マーケットプレイス手数料に加え、プラットフォームサービス、イベントサービス、新サービス群の3つが収益を構成する。プラットフォームサービスは外部広告(企業・自治体向けPR支援)と内部広告(クリエイターが作品をプロモーションできるクリック課金型広告、サブスクリプション型のクリエイタープッシュ)から成り、2026年2月期に売上7.2億円を計上した。イベントサービスは「HandMade In Japan Fes'」等の大型クラフトイベント運営で1.7億円。新サービス群(クラウドファンディング「Creema SPRINGS」、動画プラットフォーム「FANTIST」、ネットショップ開設サービス「InFRAME」)は2.0億円で、前年比137%と成長している。

台湾・香港へ広がる拠点と越境取引

クリーマは2016年、台湾台北市に子会社可利瑪股份有限公司を設立し、中国語版「Creema」の提供を開始した。香港・台湾のユーザーは日本クリエイターの作品を、日本のユーザーは現地クリエイターの作品を購入できる。サイトや取引メッセージは繁体字に対応し、自動翻訳機能を搭載。日本語・中国語に堪能なスタッフがサポートする。グループは当社と国内子会社1社、海外子会社1社の計3社で構成される。2021年には国内の株式会社FANTISTを買収し、EdTech領域へ進出した。

日本最大のハンドメイドプラットフォームとしての競争力

国内ハンドメイドマーケットは、クリーマが2010年に先駆けて開拓した市場である。主要競合はGMOペパボの「minne」で、二大サービスが市場を牽引する。クリーマは流通総額148.7億円(2026年2月期)で日本最大の地位を占める。プロ志向のクリエイターが高品質な作品を出品するコミュニティが強みで、ユーザーの安定的な集客につながる。ただし、2026年2月期はWeb広告単価の高騰や検索エンジンのコアアップデートの影響で流通総額が前期比96%に減少した。下半期からは再成長に転じており、4Qの売上高は前期比103%となった。

緩やかな成長を続ける財務基盤

売上高は2017年2月期の8億円から2026年2月期の25.4億円へと拡大した。2020年2月期に黒字化し、2021年2月期は純利益2億円を計上。2023年2月期は純損失4億円と一時的に悪化したが、2024年2月期以降再び黒字を維持する。2026年2月期の営業利益は0.6億円(財務表上0億円)とほぼ横ばいである。総資産は36.8億円、純資産は11.3億円。有利子負債は長期借入金を含めて増加傾向にあるが、現金及び預金は5.7億円増加した。少人数(従業員83名)で運営する高効率な体制を保つ。

業界の中での役割はCtoCマーケットプレイス運営事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
25億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
マーケット プレイス サービス15億円57.7%
プラット フォーム サービス7億円26.9%
イベント サービス2億円7.7%
その他2億円7.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ハンドメイドマーケットプレイス主力

オンライン上で約31万人のクリエイターがオリジナル作品を出品・販売するCtoCマーケットプレイス「Creema」を運営。決済仲介から販売手数料を得るビジネスモデルで、品質の高い作品が集まる日本最大級のハンドメイド市場を形成している。

主な製品・サービス2
Creema国内シェア上位
クリエイターが作品を出品し、ユーザーが直接購入できるCtoCマーケットプレイス。決済仲介やコミュニケーション機能を提供する。
InFRAME
Creemaと連携可能なネットショップ開設サービス。Creemaへの一括出品や在庫自動連携など、クリエイターの販売管理を支援する。

02プラットフォーム利用企業(広告・マーケティング)準主力

Creemaの巨大なユーザー基盤を活用した広告・マーケティング支援を提供。地方創生イベント「Creema Craft Caravan」やタイアップ広告など、クリエイター・企業・自治体向けの独自商品を持つ。また、クリエイター向けに内部広告やプッシュ通知などの有料サービスも展開。

主な製品・サービス2
外部広告サービス
企業や自治体をクライアントに、Creemaのユーザー基盤を活用した広告掲載やタイアップ企画を提供。
作品プロモーション
クリエイターが自作品をCreema内の広告枠に掲載できるクリック課金型の内部広告。

03イベント来場者(消費者・クリエイター)準主力

日本最大級のクラフトイベント「HandMade In Japan Fes’」を夏・冬の年2回開催。オンライン上のクリエイターとユーザーがリアルで交流する場を提供し、ハンドメイド市場の活性化に寄与している。

主な製品・サービス1
HandMade In Japan Fes’
全国のクリエイターによる作品販売やワークショップ、音楽ライブなどで構成される日本最大級のクラフトフェスティバル。

04クリエイター向け新サービス副次

クリエイターの資金調達やスキルアップを支援する新サービス群を提供。クラウドファンディングやレッスン動画プラットフォームを通じ、クリエイターの活動領域を広げている。

主な製品・サービス2
Creema SPRINGS
クリエイターやものづくり事業者がプロジェクト資金を募れるクラウドファンディングサービス。
FANTIST
キャンドルやフラワーアレンジメントなど各業界のアーティストがレッスン動画を販売する動画プラットフォーム。

製品と技術

CtoCマーケットプレイス「Creema」の仕組みと規模

「Creema」は個人クリエイターが自作のハンドメイド作品を出品し、購入者が直接買い付けられるCtoCプラットフォームである。出品・購入とも無料で、クリエイターは作品が売れた際に販売手数料を当社に支払う。2026年2月期末時点の登録作品数は約2149万点、クリエイター数は約31万人、アプリ累計ダウンロード数は約1615万回。決済は当社が仲介し、売上金は月末にまとめて振り込まれる(有料の「スピード振込サービス」も提供)。掲示板機能でクリエイターとユーザーが直接コミュニケーションでき、匿名配送サービス「Creemaあんしん匿名便」も利用可能。

外部広告と内部広告から成るプラットフォームサービス

プラットフォームサービスは、Creemaのユーザー基盤を活用したマーケティング支援である。外部広告では企業や地方公共団体をクライアントとし、地方創生イベント「Creema Craft Caravan」の開催やタイアップ記事広告、不動産会社とのイベントプロデュース等を手掛ける。内部広告は2018年9月リリースの「作品プロモーション」(クリック課金型)と、2025年7月開始の「クリエイタープッシュ」(月額890円のサブスクリプション型)がある。前者はCreema内の広告枠に作品を掲載、後者はクリエイターが自身のフォロワーに直接プッシュ通知を送信できる。

大型クラフトイベント「HandMade In Japan Fes'」と野外フェス

イベントサービスの最大規模は、東京ビッグサイトで年2回開催される「HandMade In Japan Fes'」である。2013年の初開催以来、クリエイター作品の販売ブース、ワークショップ、音楽ステージ、フードエリアを備えた総合フェスとして定着。2022年以降は感染症の影響から再開し、来場者数はコロナ禍前を上回る水準に回復した。その他、2014年からスタートした「Creema Craft Party」(大阪・台北で計7回開催)や、2021年開始の音楽とクラフトの野外フェス「Creema YAMABIKO FES」(御殿場・横須賀で計4回開催)もある。なお、2026年2月期はYAMABIKO FESの開催を見送った。

クリエイターの資金調達とレッスン動画を支援する新サービス群

新サービス群は、クリエイターの多様なニーズに応えるために展開される。「Creema SPRINGS」は2020年6月開始のクラウドファンディングサービスで、ものづくり事業者がプロジェクト資金を募る。Creemaとポイント連携し、多くのプロジェクトが目標金額を達成している。「FANTIST」は2021年に買収したレッスン動画プラットフォームで、キャンドルやフラワーアレンジメント等のアーティスト講座が2,700本以上揃う日本最大級の規模に成長した。「InFRAME」は2024年1月リリースのネットショップ開設サービスで、Creemaと在庫自動連携が可能。ギフトカタログ「Creema GIFT CATALOG」も含め、2026年2月期の売上は2.0億円(前期比137%増)と急成長している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア上位Creema日本最大のハンドメイドマーケットプレイスハンドメイドマーケットプレイス

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

小規模EC特化で差別化、内需依存

クリーマは、主に個人や小規模事業者向けのクラウド型ECプラットフォーム「Creema」を運営する。同業のVRAIN Solutionが大規模EC支援、Cocoliveがライブコマースを手掛けるのに対し、手作り品・個性派に特化したニッチ領域で一定の地位を築く。売上高は25億円前後で横ばい、営業利益率は2025年2月期に4%まで改善したが2026年2月期は0%と不安定。海外比率は低く、国内個人消費に依存する脆弱な構造にある。

強み

  • 手作り品・個性派ECに特化し、大手ECとの差別化が図られている。
  • 多数の個人クリエイターが出店し、独自のコミュニティを形成。
  • クラウド型で固定費が低く、小規模でも収益化が可能。
  • 購入者と出品者の直接交流により、リピート率が高い。

課題

  • 直近3期売上高25億円で横ばい、成長性に欠ける。
  • 営業利益率が0%~4%と変動が大きく、事業リスクが高い。
  • 海外比率が低く、事業拡大の多様性に乏しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がクリーマ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

多世代型コミュニティマンション事業から始まった2009年

2009年3月、東京都渋谷区渋谷に赤丸ホールディングス株式会社(資本金900万円)として設立された。当初は多世代型コミュニティマンション事業を営んでいた。翌2010年5月、同社初のITサービスとしてハンドメイドマーケットプレイス「Creema」をリリース。これが現在の事業の原点となる。リリース後、個人クリエイターと購入者を直接つなぐCtoCプラットフォームとして成長を開始した。

リアルイベントでコミュニティを拡大した2013〜2014年

2013年7月、東京ビッグサイトで日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes'」を初開催。クリエイターの販売ブース、音楽ステージ、フードエリアを備えた2日間のフェスで、以降年2回の定期開催となる。2014年12月には西日本向け「Creema Craft Party」を大阪で開始。同年3月にルミネ新宿2に常設エディトリアルショップ「Creema Store」をオープンし、リアル販路も拡充した。同年6月、社名を株式会社クリーマに変更している。

台湾子会社設立と中国語版展開(2016年)

2016年5月、台湾台北市に子会社可利瑪股份有限公司を設立。同年7月、中国語版「Creema」の提供を開始し、香港・台湾市場に本格参入した。越境取引においては、自動翻訳機能や現地スタッフによるサポート体制を整え、日本国内のクリエイターが海外顧客へ作品を販売できる環境を構築。これにより、プラットフォームの国際的な広がりが生まれた。

地方創生とクリエイター支援サービスの多角化(2017〜2018年)

2017年8月、新潟県糸魚川市との連携を皮切りに地方創生領域に進出。同年9月には全国で市を開く「Creema Craft Caravan」をスタートした。クリエイター向けには、2017年11月に売上金を早期に受け取れる「スピード振込サービス」、2018年9月にマーケットプレイス内での広告機能「作品プロモーション」を相次いでリリース。クリエイターの販売活動を支援する周辺サービスの充実が進んだ。

マザーズ上場とFANTIST買収によるEdTech参入(2020〜2021年)

2020年6月、クラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」を開始。同年11月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場後初のM&Aとして、2021年4月に人気アーティストのレッスン動画プラットフォーム「FANTIST」を運営する株式会社FANTISTの全株式を取得。これによりEdTech領域へ参入し、クリエイター支援の幅を広げた。

ギフト市場と新プラットフォームの開拓(2023〜2025年)

2023年7月、オリエントコーポレーションと提携しクレジットカード「Creemaカード」を発行。2024年1月には「Creema」と在庫連携可能なネットショップ開設サービス「InFRAME」をリリースした。2025年7月、クリエイターがフォロワーに直接プッシュ通知を送れるサブスクリプションサービス「クリエイタープッシュ」、同年8月にはギフトカタログ「Creema GIFT CATALOG」の販売を開始。ギフト市場への本格参入を果たした。

Web環境の変化に直面した2026年2月期

2026年2月期の売上高は25.4億円(前期比101%)と微増にとどまった。マーケットプレイスサービスは、Web広告単価の高騰や検索エンジンのコアアップデート、前期に発生したなりすましメールの残存影響により流通総額が148.7億円(同96%)と減少。しかし4Qの売上高は前期比103%と再成長に転じた。イベント「HandMade In Japan Fes'」の来場者はコロナ禍後最大となり、新サービス群は同137%と大幅増収。営業利益はほぼゼロだが、プラットフォームの基盤強化は継続している。

年表23件を開く

2000年代

  • 2009年3月創業東京都渋谷区渋谷にて多世代型コミュニティマンション事業を行う赤丸ホールディングス株式会社(現当社)〔資本金9,000千円〕を設立

2010年代

  • 2010年5月ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」をリリースし販売を開始
  • 2010年12月初のリアルイベントとなる「HandMade In Japan AWARD by Creema」をドイツのベルリンにて開催
  • 2013年7月日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes'」をスタート(以降本書提出日までに、東京で15回開催)
  • 2014年3月ルミネ新宿2に常設エディトリアルショップである「Creema Store 新宿」をオープン
  • 2014年6月商号変更株式会社クリーマに商号変更
  • 2014年12月西日本最大級のハンドメイドイベント「Creema Craft Party」をスタート(以降本書提出日までに、大阪、台北で計7回の開催)
  • 2016年5月台湾台北市に子会社 可利瑪股份有限公司を設立
  • 2016年7月「Creema」中国語版の提供開始により香港・台湾事業をスタート
  • 2016年10月Creemaのプラットフォームを活用したPR支援業務として、法人向けに外部広告サービスの提供を開始
  • 2017年8月新潟県糸魚川市「匠の里創生事業」とクリエイター支援における連携を皮切りに、地方創生領域にも進出
  • 2017年9月地方創生を目的として全国各地で市を開く「Creema Craft Caravan」をスタート
  • 2017年11月クリエイター向けに「スピード振込サービス」の提供を開始し、会員サービスをスタート
  • 2018年9月クリエイター向けに「作品プロモーション」機能をリリースし、内部広告サービスの提供を開始
  • 2019年5月東京都港区に本社移転

2020年代

  • 2020年6月クリエイターの創造的な活動を支援する「Creema SPRINGS」をリリースし、クラウドファンディングサービスの提供を開始
  • 2020年11月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2021年4月人気アーティストのレッスン動画プラットフォームを運営する株式会社FANTISTの全株式をM&Aにより取得し、EdTech領域に参入
  • 2021年11月音楽とクラフトの野外フェスティバル「Creema YAMABIKO FES」を静岡県御殿場市で初開催(以降本書提出日までに、御殿場、横須賀で計4回の開催)
  • 2023年7月株式会社オリエントコーポレーションと提携したクレジットカード『Creemaカード』の発行を開始
  • 2024年1月ネットショップ開設サービス「InFRAME」をリリース
  • 2025年7月クリエイター向けに「クリエイタープッシュ」機能をリリースし、自身のフォロワーに対し直接プッシュ通知を送信できるサブスクリプションサービスの提供を開始
  • 2025年8月クリエイターによる選りすぐりの作品を掲載したギフトカタログ「Creema GIFT CATALOG」の販売を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • マーケットプレイスサービス売上高2028年2月期まで1,748,181千円(前期比120%、区分変更影響除けば前期比112%)
  • プラットフォームサービス売上高2028年2月期まで669,906千円(前期比94%、同一区分比較では前期比110%)
  • イベントサービス売上高2028年2月期まで111,754千円(前期比67%)
  • 新サービス群売上高2028年2月期まで250,926千円(前期比128%)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    マーケットプレイス基盤強化

    主力の「Creema」の品質向上を最優先し、大規模リニューアル(リブランディング、出品制度改革など)を推進。ユーザー基盤拡大のため広告宣伝費拡大、外部ブランドとのコラボ、メルマガ改修によるリテンション向上、クリエイタープッシュの機能強化などを行い、流入増加と流通総額拡大を加速する。

  2. 02

    周辺領域の収益拡大

    プラットフォームサービス(外部・内部広告)の成長モデル転換と受注体制強化、イベントサービスの地方展開、クラウドファンディング「Creema SPRINGS」のヒット創出力向上、レッスン動画「FANTIST」への集中投資により、多角化とシナジー創出を図る。

  3. 03

    非連続的成長の追求

    M&Aの有効活用により既存経営資源を活かした新たな収益基盤を確立し、クリエイターエンパワーメント事業の拡張や、Creemaとのシナジーが見込める新領域へ進出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で83人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は607万円で、5期前と比べて+21.5%平均年齢は35.9歳、平均勤続年数は4.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年2月50031.02.472
2022年2月49432.02.983
2023年2月51032.03.384
2024年2月54835.53.580
2025年2月58435.14.379127
2026年2月60735.94.9830

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区110百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社FANTIST
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業
    文部科学省 · 2021-10-29
    428万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は25億円営業利益0億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-100.0%。

売上高
+0.0%
25億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 -4.0%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高28億円25億円
営業利益0億円0億円
純利益0億円0億円

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q600.00
2024年2Q600.00
2024年3Q600.00
2024年4Q71
2025年1Q600.00
2025年2Q600.00
2025年4Q1317.71
2026年2Q1200.00
2026年4Q1300.00
2027年1Q600.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年2月期からの10期で、売上は8億円から25億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
新潟県糸魚川市「匠の里創生事業」とクリエイター支援における連携を皮切りに、地方創生領域にも進出
2017年2月8−5−5
2018年2月9−3−3
2019年2月12−4−4
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年2月1500
2021年2月2122
2022年2月2342
2023年2月25−4−4
ネットショップ開設サービス「InFRAME」をリリース
2024年2月2511
2025年2月25114.01
2026年2月25010.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高25億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金20.0%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金80.0%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
80.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.4pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.6pt
2.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年2月期は営業CFが5億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は30億円で、売上の14.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年2月−3−15−412
2020年2月−204−214
2021年2月708729
2022年2月4−2−1230
2023年2月−3−1−2−424
2024年2月101126
2025年2月00−2024
2026年2月501530

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年2月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は30.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年2月13−114
2018年2月14−115
2019年2月17−118
2020年2月190191.9
2021年2月37112629.3
2022年2月39132633.9
2023年2月3492526.8
2024年2月36102627.9
2025年2月34112332.8
2026年2月37112530.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-14億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
41
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中493位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中548位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥215で、1年前と比べて-28.1%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥215-2.3%1ヶ月-0.9%1年-28.1%時価総額14億円
過去52週の値幅
安値¥191高値¥323

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)52.8倍
PER (会社予想)45.8倍
PBR1.26倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価204円。25日線(203.24円)付近でもみ合い。52週高値343円を大幅に下回る一方、52週安値191円からは6.8%上昇。週足では緩やかな戻り基調だが、75日線(212.48円)を突破できず上値が重い。出来高は低水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER50倍は業界平均29.7倍を大幅に上回り、PER予想43.5倍でも高水準。PBR1.22倍は業界平均3.44倍を下回るが、ROE2.5%と低く収益性が悪い。配当は無配。2026/2期の営業利益0予想で成長が見込めず、業績低迷を考慮すれば現在のバリュエーションは割高である。

指標この会社業種平均
PER (実績)52.8倍47.9倍
PER (予想)45.8倍
PBR1.26倍2.96倍
ROE2.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が25億円前後で横ばい、営業利益も1億円程度と低い水準。過去には赤字もあり、成長性に疑問がある。PERは50倍と割高感があり、PBRは1.2倍と割安でもない。一方で、ニッチなマーケットで安定した収益基盤を持つことから、大きな下値リスクは限定的との見方もある。成長への道筋が描けるかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 安定収益基盤

    売上は25億円程度で安定、赤字ではない。キャッシュフローは健全。

  • ニッチ市場でのブランド

    国内ハンドメイドマーケットで一定のシェア、固定ファン層が存在。

  • 将来の成長余地

    市場拡大や新サービス投入により、中長期的な成長可能性は否定できない。

  • 売上高25億円維持で一定の固定費カバー継続影響

    売上高25億円が横ばいも、一定の事業規模を維持

  • 低PBR1.22倍で下値リスク限定的通年影響

    PBR1.22倍は資産価値を一定程度反映、追加下落余地小

  • PER50倍への業績改善期待不定影響

    FY26/2予想営業利益0だが、黒字転換でPER急低下の可能性

  • 小粒な時価総額14億円でM&Aの対象に不定影響

    時価総額14億円と小型、業界再編で買収先候補に

マイナスに働く材料7
  • 成長性の欠如

    売上高が3年連続横ばいで、今期も25億円予想。成長が見えない。

  • 利益率の低さ

    営業利益率は4%程度。事業効率の改善が不十分。

  • バリュエーション懸念

    PER50倍は成長なき企業には割高。PBR1.2倍も割安感なし。

  • 営業利益ゼロ予想で業績悪化トレンド2026年2月期影響

    営業利益1億円→0億円、収益源の消失で赤字転落リスク

  • ROE2.5%の低収益性で投資妙味薄い継続影響

    ROE2.5%は資本コストを下回り、株主価値棄損

  • 無配継続で長期保有メリットなし通年影響

    配当利回り0%、株主還元施策の無さが株価重しに

  • 株主構成:外国人比率4.45%で需給脆弱継続影響

    外国人保有比率低く、機関投資家からの資金流入期待薄

次の決算で確かめる点
流通総額(GMV)
プラットフォームの成長性を示す核心指標。横ばいなら懸念。
アクティブクリエイター数
出品者数が増えれば品揃え強化、GMV増加につながる。
営業利益率
収益性改善の鍵。現状4%から上昇するか注目。

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,896人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.8%を占め、残る91.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他58.157.368.074.779.074.0
証券会社2.12.55.38.78.212.8
事業法人8.98.48.79.88.38.1
外国法人20.019.911.16.13.94.4
金融機関10.911.86.90.70.50.7
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01丸林耕太郎32.42
02アニマリズムグループ株式会社6.60
03大橋優輝6.35
04株式会社SBI証券4.97
05楽天証券株式会社共有口4.37
06SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合3.07
07吉岡裕之2.22
08小倉尚夫1.48
09MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 オペレーション本部長アンドリューハーシャン)1.27
10民本昌弘1.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-07
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.07%
    -1.10pt
  • 2026-07-07
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.17%
  • 2026-06-22
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    3.61%
    -1.48pt
  • 2026-04-22
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.09%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+100%、1株純資産は6期で+3%。直近期のROEは2.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年2月−124,766
2018年2月−93,987
2019年2月−101
2020年2月−8
2021年2月3516231.9117.1
2022年2月3519719.223.9
2023年2月−61137
2024年2月121488.326.0
2025年2月151649.817.4
2026年2月41682.558.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/2期の役員報酬は総額56百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
丸林耕太郎代表取締役社長472,185,900
大橋優輝取締役 イベント・ビジネスアライアンスディビジョン ゼネラルマネジャー46428,000
唐木信太郎取締役48
谷口明彦常勤監査役70
岡田育大監査役463,000
柴田千尋監査役42

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2424221
社外取締役414144

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,200字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社および国内子会社1社・海外子会社1社の計3社で構成され、クリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントで事業運営を行っております。 本事業は、「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで新しい巨大経済圏を確立する」というビジョンの達成に向け、創作活動に取り組む全国のクリエイターと生活者(ユーザー)が、オンライン上で直接オリジナル作品を売買できるCtoCのハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を2010年より運営してまいりました。 また、2013年以降は、1開催あたり数万人の来場者を動員する日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes’(東京ビッグサイト)」や、音楽とクラフトの野外フェスティバル「Creema YAMABIKO FES」といった大型イベントを開催。「Creema」に出店するクリエイターにさらなる活躍の場を提供すると同時に、生活者(ユーザー)がリアルの場で作品に触れる機会を数多く創出することで、日本のクラフト文化の創造・発展を牽引しながら、クリエイターの活動支援に長年注力してまいりました。 上述のとおり、当社グループの事業活動はクリエイターの活動支援に注力してきた経緯があり、本業として作家活動を行うクリエイターや、これから本格的に作家としての活動を志望するクリエイターなど、プロ志向のクリエイターによるコミュニティが形成されています。プロ志向のクリエイターによる高品質な作品が多く集まることで、当社グループのマーケットプレイスでは、高品質な作品を求める生活者(ユーザー)の安定的な集客が可能となっています。これが感度の高い良質なコミュニティの構築につながり、当社グループのサービスにおける明確な独自性・競争優位性の一つとなっています。 以下に当社グループの事業系統図を記載いたします。 (事業系統図) <具体的な製・商品又はサービスの特徴> (1)マーケットプレイスサービス 「Creema」は、オンライン上で個人が直接オリジナル作品を売買できるCtoCマーケットプレイスであり、当社の中心的なサービスです。また、日本国内におけるハンドメイドマーケットプレイスの先駆的なサービスでもあり、2010年5月のリリース以降、多くのクリエイターにご参画いただき、現在では約31万人のクリエイターが出店する場となっています。 「Creema」では、クリエイターが自身の作品を当社のマーケットプレイスに出品し、ユーザーがその作品を購入する際、当社が決済の仲介を行います。購入代金から一定の販売手数料を差し引いた残金を、売上金としてクリエイターに入金するビジネスモデルを採用しています。 また、「Creema」では、各クリエイターのページに掲示板を設けており、ユーザーがクリエイターに直接連絡を取ることが可能です。作品に関する質問やオーダーメイドの相談、発注数の調整など、さまざまなコミュニケーションを行うことができ、オンラインでの購買でありながら「つながる楽しさ」を提供しています。さらに、クリエイターはこうしたコミュニケーション機能を活用することで、自身のファンを構築し、本業としての活動を広げることが可能となっています。 <「Creema」画面イメージ> 2016年7月には、海外展開の第一歩として、中国語版「Creema」をリリースするとともに、海外子会社「可利瑪股份有限公司」を台湾(台北市)に設立いたしました。これにより、日本国内で活動するプロ・セミプロのクリエイターが、台湾・香港のユーザーに向けて自身の作品を簡単に出品できるようになりました。また、日本国内のユーザーも、台湾・香港のクリエイター作品を手軽に購入できる環境が整っています。 越境取引においては、すべての出店を事前審査制とすることで、作品品質を維持しつつ、ユーザーが安心してお買い物を楽しめる仕組みを構築しています。サイトや出品、取引メッセージまで、中国語版「Creema」はすべて中国語(繁体字)に対応しており、出品やメッセージのやり取りには自動翻訳機能を導入しているため、スムーズで安心な取引が可能です。さらに、日本語・中国語が堪能で、台湾・香港のECに精通したスタッフが、出品や取引に関するコミュニケーションを全面的にサポートしており、クリエイター・ユーザーともに利用しやすい環境を実現しています。 設立当初より、「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで新しい巨大経済圏を確立する」というビジョンのもと、クリエイター支援を主軸として「Creema」を運営してまいりました。こうした企業姿勢や各種取り組みの結果、業界内でもプロおよびプロを目指すクリエイターの作品が出品の中心となり、品質の高い作品が集まる日本最大のハンドメイドマーケットプレイスとして市場を牽引し、現在まで成長を続けております。 <マーケットプレイスサービスの重要指標推移表> 2023年 2月期末 実績   2024年2月期末   2025年2月期末   2026年2月期末 実績   前期比   実績   前期比   実績   前期比 登録作品数(万点)   1,549   1,769   114%   1,972   111%   2,149   109% アプリダウンロード数(万回)   1,391   1,481   107%   1,548   105%   1,615   104% 流通総額(百万円)   16,834   16,584   99%   15,456   93%   14,879   96% ※登録作品数はサービス開始時点から当該期末までの累積数、アプリダウンロード数はアプリリリース時点から当該期末までの累積数、流通総額は当該期間の合計。 また、「Creema」と連携可能な唯一のネットショップ開設サービス「InFRAME」を、2024年1月末にリリースしました。クリエイターは、「InFRAME」で作成した自身のネットショップを日本最大のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」と連携させることで、「Creema」に登録中の作品を自身のネットショップにも一括登録でき、一つの操作で「Creema」と「InFRAME」の両方に同時出品することが可能となります。 さらに、両プラットフォーム間で在庫情報が自動連携され、作品が売れた際には在庫が自動調整される仕組みとなっています。これにより、クリエイターは流通チャネルを拡大しながら、販売管理にかかる手間を削減し、より創造的な活動に集中できるようになります。「InFRAME」がマーケットプレイスサービスに加わったことで、「クリーマ経済圏」全体の価値がさらに向上しました。 加えて、「Creema」によるギフト市場への本格参入の第一弾として、全国の作家・デザイナーによる一点モノの作品が集まるギフトカタログのサービスを、2025年8月末に開始しました。「大切な人への贈りものだからこそ、特別な一品に、自らの思いも乗せて届けたい」。そんな贈る人の“想い”と、受け取る人の“選ぶ楽しみ”を同時に叶える新たな体験を提供し、個人・法人を問わず多様な贈答ニーズに応える展開を目指していきます。 (2)プラットフォームサービス 「Creema」のプラットフォームを活用し、出店クリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援を行うプラットフォームサービスも提供しております。その一環として、「Creema」のプラットフォーム上に蓄積された巨大なユーザー基盤を活用し、企業や地方公共団体をクライアントとする外部広告サービスを展開しています。地方創生を目的として全国各地で市を開く「Creema Craft Caravan」や、様々な業種のメーカーとコラボレーションし、クリエイターが作品を制作する広告企画・タイアップ記事広告など、当社ならではの独自性のある広告商品を多数提供しております。 さらに、2018年9月には「作品プロモーション」機能をリリースし、内部広告サービスの提供を開始しました。これにより、クリエイターは自身の作品を「Creema」内の広告枠に掲載し、より多くのユーザーに認知してもらうことが可能となりました。本サービスはクリック課金型の収益モデルを採用しており、広告が表示された際にユーザーがクリックするごとに、設定されたクリック単価をクリエイターが当社に支払う仕組みとなっています。 加えて、「Creema」では、クリエイターが自身のフォロワーに対して直接プッシュ通知を送信できる新サービス「クリエイタープッシュ」をリリースしました。1日1回・週3回までプッシュ通知を配信できるほか、フォロワー向けにお知らせなどを公開することも可能です。月額890円のサブスクリプション型で、クリエイターが当社に利用料を支払う仕組みとなっています。 上記のほか、会員向けサービスとして「スピード振込サービス」も提供しております。本サービスは、「Creema」での売上金の受け取りを、通常の振込日(月末)まで待たずに早期に行いたいというクリエイターのニーズに対応するものであり、振込対象金額に所定の料率を乗じた手数料をいただく形で運営しております。 (3)イベントサービス 当社は、クリエイター作品の販路として、ハンドメイドマーケットプレイス(オンライン)の提供にとどまらず、クリエイターとユーザーをリアルの場で結びつけるクラフトイベントを積極的に展開しております。これらの取り組みは、当社サービスの認知度向上に加え、クリエイターやユーザーとのエンゲージメント強化に寄与するとともに、ハンドメイド市場やハンドメイドカルチャーの拡大にも貢献していると認識しています。 そのため、イベントサービスは、単なるクリエイター支援や収益サービスとしての位置づけにとどまらず、PR活動としての役割も果たす重要な施策として取り組んでおります。 2013年より、「クラフトの市場・カルチャーを日本に確立するために、ミュージシャンにとっての音楽フェスと同様に、クリエイターにも“祭典”と呼べるステージをつくりたい」という想いのもと、東京ビッグサイトにて「HandMade In Japan Fes'」を開催しております。イベント名称には、「日本発のクリエイティブカルチャーを国内外に大きく発信していこう」という想いが込められています。 本イベントは、全国のクリエイターによる作品販売ブースやワークショップが集まる「クリエイターエリア」、人気バンドのステージなどを楽しめる「ミュージック&プレイエリア」、手作りにこだわった食品を提供する「フードエリア」などで構成され、イベント出店者と来場者の感性が直接触れ合い、クリエイティブなうねりを生み出す2日間のフェスティバルとなっています。また、普段はオンライン上で作品の売買を行うクリエイターとユーザーが、リアルな場で交流できる貴重な機会にもなっています。 2013年の初開催以来、動員数を着実に伸ばし、日本最大級のクラフトイベントとしての地位を確立しました。なお、新型コロナウイルスの影響により2020年・2021年は開催を中止しましたが、2022年以降は感染状況の収束を受け、夏・冬の年2回開催を継続しております。 <「HandMade In Japan Fes'」の開催風景> (4)新サービス群 上記に加え、クリエイターが抱える様々な課題や想いに応えるため、多様な新サービスを展開しています。現在、新サービス群としては「Creema SPRINGS」と「FANTIST」の2つを提供しています。 「Creema SPRINGS」は、クリエイターやものづくり事業者が自身の実現したいプロジェクトの資金を募ることができるクラウドファンディングサービスです。ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」との顧客基盤を連携しながら、多様で魅力的なプロジェクトを多数展開しており、多くのプロジェクトが目標支援金額を達成しています。 「FANTIST」は、キャンドルやフラワーアレンジメントなど、各業界のアーティストがレッスン動画を販売する動画プラットフォームです。2022年2月期に株式会社FANTISTの全株式を取得し、新サービスのひとつとしてEdTech領域へ本格参入しました。以降、FANTISTは順調に成長を続け、現在ではレッスン動画数が2,700本を超え、日本最大級のコンテンツ規模へと拡大しています。
経営方針・対処すべき課題5,264字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「まるくて大きな時代をつくろう」という企業理念のもと、クリエイターエンパワーメント事業を推進しています。日本及び中国語圏に展開するグローバルハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」に加え、同サービスと連携可能な唯一のネットショップ開設サービス「InFRAME」の運営を行うマーケットプレイスサービス、外部広告や内部広告などのサービスを通してクリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援を行うプラットフォームサービス、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes’(東京ビッグサイト)」を始めとする大型イベントの企画・制作・運営を行うイベントサービス、さらに、クリエイター支援に特化したクラウドファンディング「Creema SPRINGS」、レッスン動画プラットフォーム「FANTIST」など、多角的にクリエイターの活動を支援するサービスを展開しています。 これらの取り組みを通じ、クリーマ経済圏の確立とクラフトカルチャーの発展に注力しています。 (2)経営戦略等 当社グループは、マーケットプレイスサービスを基盤とし、クリエイター数やユーザー数(アプリDL数・訪問数など)を安定的に拡大しながら、プラットフォームサービスやイベントサービス、クラウドファンディングサービスなどの周辺領域でも収益を拡大するモデルを構築しています。今後も、事業の基盤であるマーケットプレイスサービスの品質向上を最優先とし、ストック収益とプラットフォーム基盤の強化に注力します。さらに、そこで蓄積した有形・無形の資産を活用し、新サービス群にもリソースを投下することで、シナジーを生かした事業の多角化を推進していきます。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの事業においては、中心的なサービスである「Creema」のプラットフォーム価値を高めることが重要です。そのため、経営目標の達成状況を判断する客観的な指標として、登録作品数、アプリダウンロード数、流通総額を重視しています。 (4)当社グループの経営成績に影響を与える経営環境 日本のハンドメイドマーケット市場は、2010年に当社が日本初のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」をリリースしたことを契機に誕生した比較的新しい市場です。現在の国内市場では、当社グループが運営する「Creema」と、GMOペパボ株式会社が運営する「minne」の二大サービスが市場を牽引しています。 近年では、スマートフォンの普及に伴い、個人間の電子商取引(CtoC)市場が拡大し、個人のECサイト開設や企業のECサイト提供が増加する傾向にあります。この流れと相まって、オンラインでのハンドメイド製品の流通も一般化し、市場は今後も一定の高成長率で拡大すると見込まれます。 また、当社グループのマーケットプレイスはプラットフォームとしての特性を持ち、流通規模が拡大するにつれ、クリエイター数、会員数、登録作品数などが増加し、それに伴いプラットフォームの価値も向上する構造となっています。このプラットフォーム価値の向上が、広告サービスやクリエイター・会員向け支援サービスの収益を押し上げ、当社グループが関わる市場規模をさらに拡大させます。そのため、当社グループが提供するサービスの潜在市場規模は、単なるハンドメイドマーケット市場の枠を超え、大きな成長ポテンシャルを有しています。 当社は「Creema」の立ち上げ以来、業界の先駆者として市場の成長を牽引してきました。2026年2月期にはマーケットプレイスサービスの流通総額は148億円となり、日本最大のハンドメイドマーケットプレイスとしての地位を強固なものとしています。加えて、クリエイター支援の多様なサービスも順調に成長しています。 今後も市場の動向やトレンド、ニーズを的確に捉えながら、「クリーマ経済圏」のさらなる拡大に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2026年2月期においては、「Creema GIFT CATALOG」の販売開始や、ギフト探索に特化した「ギフトタブ」の新設、eギフトの搭載等ギフト市場への参入を進めました。さらに、購入者・出品者双方が住所や氏名を開示せずに取引できる「Creemaあんしん匿名便」や、クリエイターが自身のフォロワーに直接プッシュ通知を送信できるサブスクリプションサービス「クリエイタープッシュ」の提供開始等、中長期成長を企図した当期注力方針に則り、収益力およびテイクレートの拡大に向けた施策に注力しました。あわせて、「Creema」と「Creema SPRINGS」間のポイント連携の強化など、数々の戦略的施策を通じて「クリーマ経済圏」の拡充を推進いたしました。 こうした新たな成長施策及び収益基盤の強化に取り組む一方で、当社の主力事業であるマーケットプレイスサービスは、世界的なWeb広告単価の高騰による広告効率の悪化等の影響を受けました。加えて、2025年2月期に発生した当社ドメインを悪用したフィッシング詐欺目的の「なりすましメール」の残存影響、ならびに大手検索エンジンのコアアップデートに端を発した検索順位の下落等の流入面における影響から、売上高は前期比98%と微減いたしました。しかしながら、当該サービスにおける4Qの売上高は前期比103%と再成長フェーズに転換していることに加え、競合サービスとの流通総額や売上高の差は拡大を続けており、当社の国内ハンドメイドマーケットプレイス市場におけるNo.1のポジションはより一層強固なものとなりました。また、イベントサービスにおいても、イベント開催数の減少の影響を受け、売上高は前期比92%に留まりましたが、開催した「HandMade In Japan Fes’」は、夏の開催においてコロナ以降で最大の来場者数を記録。冬開催においては過去最大の来場者数を更新し、1イベントあたりでの売上は前年から大きく伸長しました。 それ以外の事業は堅調に成長いたしました。プラットフォームサービスでは、クリエイターが「Creema」上で自身の作品をプロモーションできる内部広告サービスの安定的な成長に加え、企業・地方公共団体向けのPR支援を行う外部広告サービスも大きく伸長したことにより、売上高は前期比104%となりました。また、新サービス群においては、「Creema SPRINGS」「FANTIST」ともに成長を継続し、全体として売上高は前期比137%と大きく伸長しました。 その結果、全社売上高は前期比101%となり、前年実績を僅かではありますが上回って着地いたしました。また、4Q単体で見れば、売上高は743,617千円(前期比107%)と明確な成長軌道への回帰が見られています。一方で、前述した注力施策ならびに新サービス投資を中心に、来期以降の成長に向けた開発投資を先行実施したことから、営業利益は42,706千円(前期比41%)となり、黒字は維持したものの、前年実績を下回る水準となりました。 このような状況を踏まえ、2027年2月期においては、2026年2月期に推進したギフト領域の強化や各種機能開発をはじめとした収益力及びテイクレート向上施策等により整備した成長基盤を活用し、主力であるマーケットプレイスサービスの中長期かつ本格成長に向けた施策を徹底して推進します。このため、2027年2月期は黒字を維持しつつ、成長に向けた先行投資を優先させ、2028年2月期以降、売上面及び利益面の双方において大きな成長を実現する事業基盤を構築することに全力を尽くします。 具体的には、まず、前提となる市場及びユーザー基盤を拡張し、当社サービスのポテンシャルを最大化するために、リブランディングや出品制度の改編等を含む「Creema」の大規模リニューアルを推進します。あわせて、ユーザー数の拡大施策として、2026年2月期に各種テストを進めてきたマーケティング施策の拡張と広告宣伝費の拡大により、効率を適正範囲に保ちながら流入を拡大すると同時に、外部ブランドとのコラボ推進、メルマガの大型改修によるリテンション向上等、当社起点のプロモーションを強化します。加えて、2026年2月期にリリースした「クリエイタープッシュ」の機能強化と利用率向上によるクリエイターを起点とした流入増を通じて、「Creema」のユーザー基盤の拡大を図ってまいります。これにより、当社起点の集客とクリエイター起点の集客の双方を拡大し、マーケットプレイス全体の流入拡大を実現いたします。その上で、増加した流入に対し、2026年2月期を通して整備してきたギフト機能や各種UI刷新による提供価値の向上に加え、検索やレコメンドの更なる高度化、取扱作品の拡充などを掛け合わせることで、流通総額の拡大を加速させてまいります。また、「InFRAME」についても継続的な投資を行い、サービス基盤の強化及び提供価値の向上を通じて、利用者の拡大と定着を図り、マーケットプレイスサービス全体の大幅な成長を目指します。その結果、当該サービスの売上高は、前期比120%の1,748,181千円(後述する売上区分変更の影響を除いた比較では前期比112%)への成長を目指します。 プラットフォームサービスについては、外部広告において、既存の取り組みを継続しつつ、新たな収益の柱の育成と再現性の高い広告モデルへの転換を進めるとともに、受注体制の強化を通じて事業の拡大を図ってまいります。内部広告においては、マーケットプレイス全体の流入増加に伴う利用拡大に加え、UIのアップデート等による利便性向上を通じて、利用率及び収益性の向上を図ってまいります。その結果、当該サービスにおける売上高は669,906千円、前期比94%となり前年水準を下回る見込みですが、これは、従来プラットフォームサービスに含まれていた一部機能の改修に伴い、2027年2月期より当該売上をマーケットプレイスサービスへ区分変更することによるものです。なお、2026年2月期の数値を2027年2月期と同一の売上区分に組み替えて比較した場合、前期比110%の成長を見込んでおります。 イベントサービスについては、売上高は111,754千円、前期比67%となる見込みです。これは、東京ビッグサイトで開催している「HandMade In Japan Fes’(HMJ)」が従来は年2回開催していたところ、会場都合により年1回開催となることに加え、引き続き「Creema YAMABIKO FES」の開催を見送るためです。一方で、来場者および出展者双方からニーズの高いHMJの地方展開を今期より開始することを計画しており、開催機会の拡大および新規顧客層の獲得を図ります。なお、当該取り組みは東京ビッグサイトでの開催と比較して規模が限定的であるため、全体としては前年水準を下回る計画としております。 新サービス群については、引き続き積極的な投資を継続してまいります。「Creema SPRINGS」においては、量的拡大に加え、企画力・提案力の強化を通じたヒット創出力の向上に取り組むと同時に、前提となるプロジェクト領域を拡張することで、より魅力的で競争力の高いプロジェクトの創出を推進してまいります。「FANTIST」においては、成長性の高い領域への集中投資と顧客基盤の強化を通じて、継続的な収益拡大を図るとともに、新たな収益機会の探索にも取り組み、日本最大級のレッスン動画プラットフォームとしての地位をさらに強固なものとしてまいります。その結果、当該サービスにおける売上高は、前期比128%の250,926千円となる見込みです。 さらに、中長期的な非連続的成長の実現に向け、既存の経営資源を活用した新たな収益基盤の確立を推進するとともに、その手段の一つとしてM&Aの有効活用を進めてまいります。クリエイターエンパワーメント事業のさらなる拡張、「Creema」とのシナジーが見込める新領域への進出を視野に入れながら、新たな成長機会を創出してまいります。 当社は、これらの成長戦略を通じて、既存事業における成長スピードを大きく向上させるとともに、新規サービスの拡大やM&Aを通じた事業ポートフォリオの強化により、持続可能かつ非連続的な成長基盤の確立を図り、事業成長を着実に推進してまいります。
事業等のリスク4,741字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)インターネット関連市場について 当社グループはオンラインマーケットプレイス「Creema」の運営を主力サービスとし、同サイト上からの販売手数料収入と広告収入を主な収益源としています。同サービスの持続的な成長のためには、インターネットにおける技術の改善、環境の整備、そして利用の拡充が今後とも継続することが重要な要因と考えております。しかしながら、革新的な新技術や大幅な規制変更により、インターネット関連市場の利便性が損なわれ、今後のインターネットショッピングサイトの運営の遂行が困難になった場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)ビジネスモデルや消費者の嗜好の変化について 当社グループが主力サービスを運営するインターネット業界は、技術革新のスピードが速く、新技術の開発、新しいビジネスモデルによる新規参入者、顧客のニーズの変化等のリスクが存在します。そのため当社グループの事業の成長及び成功は、このような経営環境の変化に対して、迅速かつ柔軟に対応する経営執行能力及び技術開発力に依存しています。しかしながら、当社グループが、このような事業環境の変化に機敏に対応できず、消費者のニーズを取り込むことができない場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)システムトラブルについて 当社グループはオンラインマーケットプレイスの運営が主力サービスであり、その安定的な運用のためのシステム強化及びセキュリティ対策に注力しています。しかしながら、システムへの一時的な過負荷、ソフトウエアの不具合、外部からの不正なアクセスによるシステムへの侵入、地震や火事等の災害、予期せぬ電力供給の停止、事故等によって、当社グループのシステムがダウンした場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)情報セキュリティについて 当社グループは、第三者からのサーバー等への侵入に対して、ネットワーク監視システム等で常時モニタリングを行い、データの送受信にあたっては暗号化を行う等のセキュリティ対策を講じております。 しかしながら、ハッカー等の悪意をもった第三者の攻撃等により、顧客情報及び顧客の有する重要な情報を不正に入手される可能性や、顧客が利用するデータが改竄される可能性、又は各サービスへの急激なアクセス増加に伴う負荷や自然災害等に起因するデータセンターへの電力供給の停止等、予測不可能な要因によってシステムが停止する可能性は否定できません。 このような事態が生じた場合には、当社グループに対する法的責任の追及、企業イメージの悪化等により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)個人情報の管理について 当社グループは、オンラインマーケットプレイスの運営が主力サービスであり、そこで扱っている会員等の個人情報につきまして、システムを設計するうえでの配慮は当然ながら、個人情報に関する社内でのアクセス権限の設定や外部のデータセンターでの厳重な情報管理等、サーバー、管理画面及び物理的な側面からもその取り扱いに注意を払っております。 また、社内での個人情報保護に関する研修を行なっており、個人情報を漏洩した際のリスクを含め個人情報保護の重要性の認識の周知徹底を行なっております。 しかしながら、外部からの不正アクセスや、故意又は過失による情報漏洩、またそれら以外の想定していない事態は完全には排除できないことから、個人情報の外部流出等が発生する可能性があります。 このような事態が生じた場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (6)知的財産権について 当社グループは、運営するサイト及びイベントの名称について商標登録を行っており、当社グループが使用する知的財産権の保護を図っています。しかしながら、当社グループの知的財産権が第三者に侵害された場合、又は知的財産権の保護のために多額の費用が発生する場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、第三者の知的財産権の侵害を行わないよう監視を行っていますが、知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起された場合、またその紛争解決のために多額の費用が発生する場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)第三者への依存について 当社グループは、ユーザーにスマートフォン向けアプリを提供していることから、Apple Inc.及びGoogle LLCが運営するプラットフォームを通じてアプリを提供することが現段階の当社グループの事業にとって重要な前提条件となっております。また、当社グループは、ユーザーの決済手段として、クレジットカード決済、コンビニ決済等の外部の事業者が提供するサービスを導入しています。したがって、これらの事業者の動向、事業戦略及び当社グループとの関係等により、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは商品の配送についてヤマト運輸株式会社や日本郵便株式会社等の配送業者に依存していることから、今後これらの配送業者について取引条件の変更、事業方針等の見直し及び配送状況の変化等があった場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)人材の確保と育成について 当社グループは、継続的な成長を達成するためには、優秀で熱意のある人材を確保し育成することが重要な課題の一つであると認識しており、優秀な人材の確保、育成及び活用に努めております。しかしながら、当社グループが求める優秀な人材を計画どおりに確保できなかった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)組織体制と内部管理体制について 当社グループの組織体制は小規模であり、内部管理体制もそれに準じたものとなっていますが、今後の事業の成長とともに人員増強及び人材育成を図り、内部管理体制の一層の強化に努める方針であります。しかしながら、内部管理体制強化のための施策が十分に執行できず、内部統制管理に重大な不備が発生した場合や財務報告に係る内部統制システムが有効に機能しなかった場合には、当社グループの事業、業績及び財務報告の信頼性に影響を及ぼす可能性があります。 (10)新規事業について 当社グループは、今後のさらなる事業拡大及び非連続的な成長を目指し、新サービスや新規事業に取り組んでいく方針であります。新規投資においては、将来性を考慮し慎重な判断を行う考えではありますが、人材、システム開発、固定資産や広告宣伝費等の追加投資が発生する可能性があります。そのような場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、新サービスや新規事業の属する市場の拡大スピードや成長規模によっては、当初想定していた成果を挙げることができない可能性があり、事業の停止、撤退等を余儀なくされ、当該事業用資産の処分や減損により損失が生じる可能性があり、そのような場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)自然災害等について 大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等により、システム開発・運用業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限、配送網の分断、混乱等の不測の事態が発生した場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)新型コロナウイルス等の感染症の影響について 新型コロナウイルスに代表される感染症・伝染病の流行等によって、拡散脅威や外出禁止令による経済活動の停滞や、国内消費量が減退する可能性があります。感染症の再流行・長期化が起きることで、イベントの開催自粛の継続や、直接顧客訪問ができないことで新規営業活動が想定通りに進まなくなる等のリスクがあると考えております。これらのリスクが顕在化した場合は、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (13)関連法規制について 当社では、「Creema」上で発生した取引の代金を当社にて一時的にお預かりし、作品到着後にクリエイターに代金をお支払いする「あんしん決済システム」や、作品プロモーションサービスにおいて、クリエイターから広告費用としてデポジット金額を受領の上、作品プロモーションの利用料金をそのデポジット金額から充当する等、決済領域での会員への価値も提供しておりますが、いずれも資金決済に関する法律に定める資金移動業や前払い式支払い手段の発行には該当せず、資金決済に関する法律の適用を受けておりません。当社グループでは事業運営にあたり、上記の資金決済に関する法律のほか、不当景品類及び不当表示防止法、消費者契約法、特定商取引に関する法律、著作権法、意匠法、商標法、個人情報の保護に関する法律、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律、電気通信事業法といった法令に抵触することが無いよう、顧問弁護士等の外部専門家と協議し、法改正等の情報収集を行い、従業員教育等を徹底するとともに、法令遵守体制の構築と強化を図っております。 しかしながら、これらの法令の改正や新たな法令の制定、監督官庁の見解の変更、社会構造の変化等想定外の事態の発生等により当社グループの展開する事業が法令に抵触した場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14)新株予約権について 当連結会計年度末における新株予約権による潜在株式は、291,000株であり、発行済株式総数6,742,100株の4.32%に相当します。当社の株価が行使価格を上回り、かつ権利行使についての条件が満たされ、これらの新株予約権が行使された場合には、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 (15)ベンチャーキャピタル等の株式保有割合について 当連結会計年度末におけるベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下、「ベンチャーキャピタル等」という。)が所有している株式数は206,900株であり、発行済株式総数6,742,100株に占める割合は3.07%となっております。 一般的にベンチャーキャピタル等が未上場会社の株式を取得する場合、株式公開後には保有する株式を売却し、キャピタルゲインを得ることがその目的のひとつであります。当社におきましても、当社の株式公開後、既にベンチャーキャピタル等が保有する当社株式の一部が売却されていますが、今後もベンチャーキャピタル等の保有株式の売却によって当社株式の需給バランスが短期的に損なわれ、株価の形成に影響を及ぼす可能性があります。なお、上記ベンチャーキャピタル等が所有している株式数には、株式公開後に取得された株式数を含めておりません。
経営成績の分析 (MD&A)6,325字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、3,679,671千円となり、前連結会計年度末に比べ312,930千円増加いたしました。主な増減要因は、現金及び預金が574,491千円増加した一方で、売掛金が245,098千円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、2,547,019千円となり、前連結会計年度末に比べ285,714千円増加いたしました。主な増減要因は、前受金が186,201千円、長期借入金(1年内返済予定長期借入金を含む)が70,720千円、未払金が55,243千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、1,132,651千円となり、前連結会計年度末に比べ27,215千円増加いたしました。主な増減要因は、親会社株主に帰属する当期純利益27,505千円の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当社グループは、「まるくて大きな時代をつくろう」という企業理念のもと、クリエイターエンパワーメント事業を展開しています。日本ならびに中国語圏におけるグローバルハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」に加え、同サービスと連携可能な唯一のネットショップ開設サービス「InFRAME」の運営を行うマーケットプレイスサービス、「Creema」のプラットフォームを活用し、出店クリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援を行うプラットフォームサービス、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes’(東京ビッグサイト)」等の大型イベントを展開するイベントサービス、さらには、クリエイターの創造的な活動を応援することに特化したクラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」、人気アーティストのレッスン動画プラットフォーム「FANTIST」等、クリエイターの活動を支援するサービスを様々な角度から展開し、クリーマ経済圏の確立と、クラフトカルチャーの発展に取り組んでいます。 マーケットプレイスサービスにおいては、季節ごとのトレンドを捉えた各種マーチャンダイジング施策を実施するとともに、YouTubeやInstagram等の動画メディア活用を強化し、クリエイター作品の魅力を訴求することで新規顧客の獲得を進めました。あわせて、SEO対策の強化やアプリ内検索画面のUI改善、プッシュ通知機能のアップデート、インフラ基盤の強化等に取り組んだほか、購入者・出品者双方が住所や氏名を開示せずに取引できる匿名配送サービス「Creemaあんしん匿名便」の開始に加えて、ギフト市場への本格参入に向け「Creema GIFT CATALOG」の提供、ギフト探索に向けたCreemaの大幅アップデート、eギフト機能の搭載など、中長期成長を企図した当期注力方針に則り、流通総額及びテイクレート拡大に向けたサービス及び機能開発を連続的にリリースしました。一方で、Web広告市場における広告単価の高騰に加え、検索エンジンのコアアップデートに伴うSEOランク下落の影響が生じました。さらに、前期(2025年2月期)に発生した当社ドメイン名を悪用した「なりすましメール」の残存影響や、法令対応として導入した3Dセキュア2.0もユーザー行動に一定の影響を与え、流通拡大のハードルとなりました。その結果、当該期間におけるマーケットプレイスサービスの流通総額は148.7億円(前期比96%)、売上高は1,455,846千円(前期比98%)となり、前期実績を下回る結果となりました。一方で、前述の施策実行に伴い下半期よりテイクレートの拡大が少しずつ進み、4Qの売上高は399,688千円(前期比103%)と再成長フェーズに転換しています。なお、当連結会計年度末においては、クリエイター数が約31万人、登録作品数が約2,149万点、スマートフォンアプリの累計ダウンロード数が約1,615万回を突破する等、主要KPIは引き続き堅調に推移しています。 プラットフォームサービスでは、「Creema」のプラットフォームとユーザー基盤を活用し、企業・地方公共団体向けのPR支援を展開する外部広告にて、地方自治体と連携した共同イベント「Creema Craft Caravan」の開催や伝統工芸品・地域産品の販路開拓支援プロジェクト、大手不動産会社からのイベントプロデュース受託等、当社ならではのPR企画を多数提案・実施しました。また、クリエイターが「Creema」上で自身の作品をプロモーションできる内部広告においては、利用促進を目的としたプロダクト改善や各種キャンペーンを推進しました。加えて、新作や再販、割引クーポン、送料無料キャンペーン等の情報を、クリエイターがフォロワーのスマートフォンに直接プッシュ通知で届けられる新サービス「クリエイタープッシュ」の提供を開始しました。本サービスはサブスクリプション型であり、クリエイターによる販促活動を強く後押ししつつ、新たな収益源を確保しています。これらの結果、プラットフォームサービスの売上高は716,266千円(前期比104%)となりました。 イベントサービスにおいては、「Creema YAMABIKO FES」は今期の開催を見送りましたが、毎年実施している「HandMade In Japan Fes’」については2025年7月19日・20日と2026年1月16日・17日に例年通り開催しました。その結果、売上高は166,621千円(前期比92%)となり、イベント回数が減少した影響から前年水準を下回りましたが、一方で、「HandMade In Japan Fes’」については来場者数がコロナ禍以降で最大となるなど集客面で大きく伸長しており、個別のイベントで見れば売上も前年から大きく伸長しております。 新サービス群では、クリエイターやものづくり事業者の創造的活動を支援するクラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」において、多様なプロジェクトが引き続き起案され、その多くが目標支援金額を達成しました。あわせて、「Creema」と「Creema SPRINGS」における全面的なポイント連携を開始し、「クリーマ経済圏」の強化を通じてユーザー価値の向上を図りました。さらに、レッスン動画プラットフォーム「FANTIST」では、クリエイターが制作・販売するレッスン動画に加え、自社開発による公式コースレッスンの拡充が順調に進み、レッスン動画数は同領域において国内最大級の規模に拡大しました。その結果、新サービス群の売上高は196,375千円(前期比137%)と大幅な成長を継続しています。 上記の結果、当連結会計年度の売上高は2,535,110千円(前期比101%)と微増に留まりましたが、4Qの売上高は743,617千円(前期比107%)となり、明確に成長軌道への回帰が見られております。一方で、新サービス群やプロダクト開発等に対する成長投資を継続・拡大していることから、当連結会計年度においては、営業利益は42,706千円(前期比41%)、経常利益は66,319千円(前期比63%)、親会社株主に帰属する当期純利益は27,505千円(前期比27%)となっております。 なお、当社グループはクリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントで事業を展開しているため、セグメント情報に関連付けた記載は行っておりません。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、574,491千円増加し、当連結会計年度末には3,015,082千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は、545,369千円(前連結会計年度は22,925千円の獲得)となりました。これは主に、売上債権の減少245,098千円の一方で、前受金186,201千円、未払金55,173千円の増加及び税金等調整前当期純利益の計上による増加66,319千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、43,959千円(前連結会計年度は23,149千円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出56,702千円及び敷金・保証金の回収による収入14,400千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は、71,274千円(前連結会計年度は190,400千円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の調達による増加300,000千円及び返済による支出229,280千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループはクリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) クリエイターエンパワーメント事業   2,535,110   101.1 合計   2,535,110   101.1 (注)主要な相手先別の販売実績及び当該総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針、見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える判断・仮定・見積りを必要としております。経営者は、貸倒引当金とポイント引当金等に関する判断・仮定・及び見積りについては過去の実績等に基づき、固定資産の減損処理については過去の実績等に基づいて将来キャッシュ・フローを予測し、また、繰延税金資産の回収可能性については過去の実績等に基づいて将来の課税所得を予測し、これらにつき合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる結果をもたらす場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」をご参照ください。 b.当連結会計年度の財政状態の分析 当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご参照ください。 c.当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループは、事業運営に必要な流動性と資金の安定確保を基本方針としています。主な資金需要は、サービスの認知度向上及び会員獲得を目的とした広告宣伝費、事業拡大に伴う開発の人件費及び外注費に加え、M&Aを含む投資の実施を予定しています。 これらの資金は、自己資金、金融機関からの借入、新株発行などを活用して調達する方針ですが、財務状況を踏まえ、資金使途や需要額に応じて柔軟に検討を進めていきます。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は常に市場動向、政府の政策に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保と育成等に力を入れ、当社の経営成績に重要な影響を与えるリスクに対し、適切に対応を行ってまいります。 ⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループは、経営目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、登録作品数、アプリダウンロード数、流通総額を重要な経営指標と位置付けています。当連結会計年度末の登録作品数は前年度比109%、アプリダウンロード数は104%、流通総額は96%となりました。 当期においては、Web広告市場における広告単価の高騰に加え、検索エンジンのコアアップデートに伴うSEOランク下落の影響が生じました。さらに、前期(2025年2月期)に発生した当社ドメイン名を悪用した「なりすましメール」の残存影響や、法令対応として導入した3Dセキュア2.0もユーザー行動に一定の影響を与え、流通拡大のハードルとなりました。しかしながら、登録作品数やアプリダウンロード数といった流通総額の伸長に寄与する先行指標は順調に推移していると認識しています。 <マーケットプレイスサービスの重要指標推移表> 2023年 2月期末 実績   2024年2月期末   2025年2月期末   2026年2月期末 実績   前期比   実績   前期比   実績   前期比 登録作品数(万点)   1,549   1,769   114%   1,972   111%   2,149   109% アプリダウンロード数 (万回)   1,391   1,481   107%   1,548   105%   1,615   104% 流通総額 (百万円)   16,834   16,584   99%   15,456   93%   14,879   96% ※登録作品数はサービス開始時点から当該期末までの累積数、アプリダウンロード数はアプリリリース時点から当該期末までの累積数、流通総額は当該期間の合計

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年2月期 第1四半期決算説明資料2026-07-15

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。