概要
ソケッツは、音楽・映像・書籍などのエンターテイメント関連データベースを開発・提供する情報サービス企業である。2000年に設立、2009年に東証マザーズ上場。従業員53名、直近期の売上高は約10億円。独自の感性メタデータを活用した検索・レコメンド・分析サービスを通信会社やEC事業者に提供する。
データベース開発と感性メタデータの独自性
ソケッツの事業の核は、音楽・映像・書籍・人物などのエンターテイメント関連データベース「メディアサービスデータベース(MSDB)」である。同データベースは、基本情報に加え、楽器の種類や奏法、声質、歌唱方法、ビート、リズムなどの定量情報、歌詞の内容や楽曲テーマ、感性情報、年代、マイクロジャンル、影響関係までを体系的に記録する。映像ではアニメのテーマや世界観、キャラクター関係などを詳細化。さらに音楽・映像・コミックを横断する「メディアフランチャイズ」のデータ化により、クロスメディア間の関係性を可視化する。非エンタメ分野の美容、飲料、食品、旅行にも拡張し、網羅性を高めている。
ライセンス主体の収益モデル
収益の中心は技術ライセンス収入である。契約形態は月額従量制、月額固定制、都度利用従量制、初期ライセンスなど多様で、顧客のサービスに組み込まれて利用される。開発や運用の受託も行うが、ライセンス収入が全体の柱。2026年3月期の売上高は1,060,132千円(約10.6億円)、売上原価530,615千円、販売費及び一般管理費477,075千円。研究開発に売上の約25%を投資しながら営業利益52,441千円、経常利益55,062千円、当期純利益86,594千円を計上し、前年からの収益改善を実現した。
通信・ネット大手を中心とする顧客基盤
主要顧客はKDDI、NTTドコモ、LINEヤフー、楽天グループ、LINE MUSIC、HJホールディングス(Hulu)、フジテレビジョン(FOD)など。出版・メディア分野では集英社、世界文化ホールディングス、CEメディアハウス、ハースト婦人画報社、講談社がある。これらの企業の音楽配信、映像配信、EC、記事レコメンドにソケッツのデータベースとレコメンドエンジンが搭載されている。KDDIとは2006年から資本業務提携を継続し、長期の信頼関係を築いている。クッキーレス広告「Trig's」の提供により、広告業界への展開も進む。
単一セグメントだが3事業を展開
ソケッツは単一セグメントだが、事業は「音楽データサービス」「映像データサービス」「感性ターゲティング広告サービス」の3つに大別される。音楽データサービスは楽曲の特徴データ提供、映像データサービスはアニメ・ドラマ・映画の詳細メタデータ提供、感性ターゲティング広告サービスは「Trig's」を核とする。いずれもMSDBを基盤とし、データ提供、レコメンド、パーソナライズ、検索、データ分析の各サービスを横断的に提供。エンターテイメント×感性マーケティングの分野を開拓している。
業界の中での役割はエンターテイメント・ライフスタイル分野のデータサービス提供者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| サービス提供 | 9億円 | 90.0% | — | — |
| 受託開発 | 1億円 | 10.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01エンターテイメント・ライフスタイル全般主力
当社は、音楽・映像・書籍などのエンターテイメント関連および美容、食品、飲料、旅行などの生活・ライフスタイル分野のデータベースを独自に開発し、これを活用したデータ提供、レコメンド、パーソナライズ、検索、データ分析などのサービスを、通信会社、EC、音楽・映像配信サービス、レコード会社、メーカー、流通小売、サービス事業者などに提供しています。単一セグメントで、顧客属性は多岐にわたります。
主要顧客KDDI株式会社、株式会社レコチョク、株式会社NTTドコモ、LINEヤフー株式会社、楽天グループ株式会社、LINE MUSIC株式会社、HJホールディングス株式会社、株式会社フジテレビジョン、株式会社集英社、株式会社世界文化ホールディングス
- データ提供サービス
- 当社が体系化したデータベースをサービス事業者に提供し、事業者は自社サービスを編成・運営するために活用します。
- レコメンドサービス
- 独自データベースを活用し、音楽・映像・書籍のほか美容・健康・ファッションなど暮らし全般のおすすめ情報を提供します。
- パーソナライズサービス
- 利用者の行動履歴を解析し、個人の嗜好に合った作品・商品・サービス情報を提供します。
- 検索サービス
- 独自データベースを活用した専門分野特化の検索サービスで、一般的な検索より専門的な情報を提供します。
- データアナリティクスサービス
- 口コミや行動履歴を収集・分析し、独自の感性データと組み合わせてマーケティング支援を行います。
製品と技術
メディアサービスデータベース(MSDB)
MSDBはソケッツが創業以来開発する独自データベース。音楽では楽器・奏法・声質・ビート・リズムなどの定量情報、歌詞テーマ・感性情報・マイクロジャンル・影響関係までを体系化。映像ではアニメ・ドラマ・映画のテーマ、世界観、キャラクター、シチュエーション、ファッションなどを詳細に記録。さらに音楽・映像・コミックを横断する「メディアフランチャイズ」のデータ化により、IP間の関係性を可視化する。非エンタメ分野の美容、飲料、食品、旅行にも拡張し、網羅性を持つ。
レコメンドエンジンとパーソナライズサービス
レコメンドサービスはMSDBのデータを活用し、利用者の嗜好に合った作品・商品を推奨する。パーソナライズサービスは行動履歴を時間経過とともに解析し、個人の好みに合わせた情報を提供。これらはdヒッツ、Rakuten Music、LINE MUSIC、Hulu、dTV、FODなどの配信サービスに組み込まれている。検索サービスは専門分野に特化した検索を提供。データアナリティクスサービスでは口コミや行動履歴を感性データと組み合わせ、マーケティング支援を行う。
感性ターゲティング広告サービス「Trig's」
「Trig's」は2020年8月に商用開始したクッキーレス感性ターゲティング広告サービス。消費者の口コミや行動履歴を収集・解析し、ソケッツ独自の感性データと組み合わせることで、印象評価、比較、企画支援、商品開発、販売予測、プロモーション効果測定などを実現する。従来手法では見えづらかった「生活者とコンテンツや商品との感性・感情的な結びつき」を可視化。企業のフィロソフィーやストーリーを訴求し、共感に基づくコミュニケーションを可能とする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
情報サービス小規模、赤字からの回復途上
情報サービス業に属し、システム開発などを行う小規模企業。売上は2026年3月期予想11億円と業界内でも極めて小さい。2025年3月期は営業利益率▲10%と赤字だったが、2026年3月期は9.09%へ急改善見込み。同業のソラコムやVRain Solutionなどと比較すると規模や知名度で大きく劣るが、専門性で勝負している可能性がある。
強み
- 営業利益率が▲10%から9%へ大幅改善見込みで、事業立て直しが進む。
- 2024年3月期10億円→2026年3月期11億円と小幅ながら増収基調。
- 赤字解消に成功しており、経営改善策が奏功していると評価できる。
- 小規模ながら特定技術に特化したサービスを提供している可能性。
課題
- 売上11億円では人材投資や研究開発に充てる余裕が限られ、成長が制約される。
- 過去に赤字を経験しており、収益がプロジェクト依存で変動しやすい。
- 大手や同業他社に対し、技術面で明確な優位性を示せていない可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がソケッツ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3634ソケッツ | 15億円 | 17.0倍 |
| 2 | 3639ボルテージ | 15億円 | — |
| 3 | 4057インターファクトリー | 15億円 | 41.5倍 |
| 4 | 387Aフラー | 15億円 | 11.9倍 |
| 5 | 3779ジェイ・エスコムホールディングス | 15億円 | — |
| 6 | 3910エムケイシステム | 15億円 | 6.0倍 |
| 7 | 4017クリーマ | 14億円 | 52.8倍 |
| 8 | 4265Institution for a Global Society | 14億円 | — |
| 9 | 323Aフライヤー | 13億円 | 97.4倍 |
| 10 | 241AROXX | 12億円 | 2.4倍 |
| 11 | 4073ジィ・シィ企画 | 12億円 | 17.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
携帯電話向けアプリ開発からスタートした2000年
ソケッツの前身である株式会社メディアソケットは、2000年6月に東京都港区港南で設立された。資本金50百万円。当初は携帯電話向け通信アプリケーションの開発とサービス提供を目的とし、同年8月にコミュニケーションサービスの提供を開始。2001年2月には音楽データベース活用サービスを開始し、後のデータベース事業の原点を築いた。2001年3月に本社を東京都千代田区一番町に移転した。
米国子会社設立と撤退を経た2002~2007年
2002年12月、米国向け携帯電話アプリ開発・提供を目的にMEDIA SOCKET US,INC.を米国に設立。2005年3月に本社を港区虎ノ門に移転。2006年1月にはKDDIの総合音楽サービス「LISMO」向けアプリ開発・サーバー運営を開始し、同年9月にKDDIと資本業務提携を締結。しかし米国事業は軌道に乗らず、2007年4月に米国子会社を清算。同年8月には商号を「株式会社ソケッツ」に変更し、国内事業に集中する方針を明確にした。
東証マザーズ上場と大手顧客開拓の2009年
2009年4月、ソケッツは東京証券取引所マザーズに株式を上場。同年6月にNTTドコモへ「コミック検索」の提供を開始。8月には本社を渋谷区千駄ヶ谷一丁目に移転し、楽天グループへ「メディア商品のクロスセルデータ・サービス」の提供を開始。上場を機に通信・EC大手との取引を拡大。2012年9月に株式会社T.C.FACTORYを連結子会社化し、2013年10月にはカルチュア・コンビニエンス・クラブと資本業務提携を結んだ。
子会社吸収とレコメンドエンジン提供の2015年
2015年4月、本社を渋谷区千駄ヶ谷四丁目に移転。5月にはNTTドコモとレコチョクが提供する「dヒッツ」にレコメンドエンジンの提供を開始。同年10月に連結子会社T.C.FACTORYを吸収合併し、経営資源を集中。2016年5月に楽天の「Rakuten Music」へ音楽データベース・レコメンドエンジン・配信システムを提供。2017年1月にLINE MUSICへレコメンドエンジン、5月にHuluへ映像メタデータを提供し、映像分野への展開を加速した。
データ提供の拡大とターゲティング広告参入の2018~2020年
2018年4月、J:COM TV向けに放送データの提供を開始。2020年8月には東証市場第二部へ市場変更し、同時にスタンダード市場に移行。同年、NTTドコモの「dTV」への映像・人物データ提供、フジテレビ「FOD」への映像データ提供を開始。クッキーレス感性ターゲティング広告サービス「Trig's」の商用サービスを開始し、LyricFindとパートナーシップ契約を締結。本社を渋谷区恵比寿に移転し、福岡市に「アジア準備室」を開設した。
IPコンテンツ向けDMP開発と新たなフェーズ
2020年8月、IPコンテンツ・エンターテイメントに特化したDMP「MSDB Bridge」の開発を開始。音楽・映像・コミックなどのIPを横断的にデータ化し、クロスメディア間の関係性を可視化する。以降、エンターテイメント×感性マーケティングに注力。2026年3月期の売上高は10.6億円、営業利益0.5億円と、研究開発投資を続けながら収益性を改善している。将来は感性AIを活用したデータサービスの展開を目指す。
年表23件を開く
2000年代
- 2000年6月創業東京都港区港南において、携帯電話向け通信アプリケーションの開発及びサービスの提供を目的として、株式会社メディアソケットを設立(資本金50百万円)
- 2000年8月携帯電話向けコミュニケーションサービスの提供を開始
- 2001年2月音楽データベース活用サービス開始
- 2001年3月本社を東京都千代田区一番町に移転
- 2002年12月創業米国向け携帯電話アプリケーション開発・提供を目的とした、MEDIA SOCKET US,INC.を設立
- 2005年3月本社を東京都港区虎ノ門に移転
- 2006年1月KDDI株式会社の総合音楽サービス「LISMO」向けアプリケーションの開発、サーバーおよびサービスの運営を開始
- 2006年9月KDDI株式会社と資本業務締結
- 2007年4月米国向けサービスの終了により、米国向け携帯電話アプリケーション開発・提供を目的とした、MEDIA SOCKET US,INC.を清算
- 2007年8月商号変更商号を株式会社ソケッツに変更
- 2009年4月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2009年6月株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現:株式会社NTTドコモ)へ「コミック検索」の提供を開始
- 2009年8月本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目に移転 楽天株式会社(現:楽天グループ株式会社)へ「メディア商品のクロスセルデータ・サービス」の提供を開始
2010年代
- 2012年9月M&A株式会社T.C.FACTORYを株式取得により連結子会社化
- 2013年10月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と資本業務提携
- 2015年4月本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目に移転
- 2015年5月株式会社NTTドコモと株式会社レコチョクが提供する「dヒッツ®powered byレコチョク」にレコメンドエンジンの提供を開始
- 2015年10月M&A連結子会社である株式会社T.C.FACTORYを吸収合併
- 2016年5月楽天株式会社が提供する「Rakuten Music」に音楽データベース、レコメンドエンジン、音楽配信システムの提供を開始
- 2017年1月LINE MUSIC株式会社が提供する「LINE MUSIC」にレコメンドエンジンの提供を開始
- 2017年5月HJホールディングス株式会社が提供する「Hulu」に映像メタデータの提供を開始
- 2018年4月株式会社ジュピターテレコム(現:JCOM株式会社)が提供する「J:COM TV」に放送データの提供を開始
2020年代
- 2020年8月東京証券取引所市場第二部へ市場変更 株式会社NTTドコモが提供する「dTV」に映像および人物データの提供を開始 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 クッキーレス感性ターゲティング広告サービス「Trig ’ s」商用サービス開始 株式会社フジテレビジョンが提供する「FOD」に映像データの提供を開始 LyricFind Inc.とのパートナーシップ契約締結 本社を東京都渋谷区恵比寿四丁目に移転 地域創生事業及びアジア市場における事業基盤強化を目的に福岡市に「アジア準備室」を開設 IPコンテンツ・エンターテイメントに特化したDMP「MSDB Bridge」開発を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で53人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は697万円で、9期前と比べて−3.2%。平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は9.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 61 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 61 | — |
| 2019年3月 | 720 | 40.5 | 4.8 | 61 | — |
| 2020年3月 | 704 | 40.6 | 5.2 | 61 | — |
| 2021年3月 | 673 | 41.3 | 6.1 | 61 | — |
| 2022年3月 | 682 | 42.2 | 6.3 | 61 | — |
| 2023年3月 | 662 | 41.7 | 6.6 | 63 | — |
| 2024年3月 | 671 | 41.9 | 7.3 | 61 | — |
| 2025年3月 | 665 | 42.1 | 7.8 | 57 | −175 |
| 2026年3月 | 697 | 42.7 | 9.0 | 53 | 189 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社CSマーケティング東京都目黒区議決権49.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は11億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収で、売上が+10.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 11億円 | 11億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥6 | ¥6 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 3 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 3 | −1 | −33.3 | 0 |
| 2024年3Q | 2 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2024年4Q | 3 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 5 | −1 | −20.0 | −1 |
| 2025年4Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2027年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は25億円から11億円へ44%に減った。直近期の営業利益率は9.1%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 25 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年3月 | 22 | — | −1 | — | −8 |
| 連結子会社である株式会社T.C.FACTORYを吸収合併 | |||||
| 2015年3月 | 18 | — | −4 | — | −5 |
| 2016年3月 | 18 | — | −1 | — | −1 |
| 2017年3月 | 17 | — | 0 | — | 1 |
| 2018年3月 | 16 | — | 1 | — | 1 |
| 2019年3月 | 14 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所市場第二部へ市場変更 株式会社NTTドコモが提供する「dTV」に映像および人物データの提供を開始 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 クッキーレス感性ターゲティング広告サービス「Trig ’ s」商用サービス開始 株式会社フジテレビジョンが提供する「FOD」に映像データの提供を開始 LyricFind Inc.とのパートナーシップ契約締結 本社を東京都渋谷区恵比寿四丁目に移転 地域創生事業及びアジア市場における事業基盤強化を目的に福岡市に「アジア準備室」を開設 IPコンテンツ・エンターテイメントに特化したDMP「MSDB Bridge」開発を開始 | |||||
| 2020年3月 | 12 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年3月 | 10 | — | — | — | — |
| 2022年3月 | 9 | — | −1 | — | −2 |
| 2023年3月 | 10 | — | 0 | — | 0 |
| 2024年3月 | 10 | — | −1 | — | −1 |
| 2025年3月 | 10 | −1 | −1 | −10.0 | −1 |
| 2026年3月 | 11 | 1 | 1 | 9.1 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高11億円のうち、営業利益として残るのは1億円で9.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の9.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.5%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.5%5億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.1%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は6億円で、売上の6.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | −4 | 0 | 0 | 8 |
| 2014年3月 | 0 | −4 | 1 | −4 | 5 |
| 2015年3月 | −2 | −2 | 5 | −4 | 6 |
| 2016年3月 | 2 | 0 | −2 | 2 | 6 |
| 2017年3月 | 3 | 0 | −2 | 3 | 6 |
| 2018年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 6 |
| 2019年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 |
| 2020年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 8 |
| 2021年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 8 |
| 2022年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 |
| 2023年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
| 2024年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
| 2025年3月 | −2 | −1 | 0 | −3 | 5 |
| 2026年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は9億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は65.4%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 26 | 21 | 5 | 78.7 |
| 2014年3月 | 18 | 14 | 4 | 74.8 |
| 2015年3月 | 17 | 9 | 8 | 50.6 |
| 2016年3月 | 14 | 8 | 6 | 56.8 |
| 2017年3月 | 12 | 9 | 3 | 71.9 |
| 2018年3月 | 12 | 10 | 2 | 76.0 |
| 2019年3月 | 12 | 10 | 2 | 81.5 |
| 2020年3月 | 13 | 11 | 2 | 81.4 |
| 2021年3月 | 12 | 10 | 2 | 80.0 |
| 2022年3月 | 11 | 9 | 2 | 76.7 |
| 2023年3月 | 10 | 8 | 2 | 74.7 |
| 2024年3月 | 10 | 7 | 3 | 68.7 |
| 2025年3月 | 8 | 6 | 3 | 63.9 |
| 2026年3月 | 9 | 6 | 3 | 65.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中246位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中525位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥601で、1年前と比べて-10.5%。過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.0倍 |
| PER (会社予想) | 26.2倍 |
| PBR | 1.82倍 |
| 配当利回り | 1.00% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は583円で、25日移動平均線(579.56円)を約0.6%上回っており、ほぼ横ばいです。75日線(601.27円)や200日線(672.24円)は下回っており、中長期では軟調です。52週高値1101円からは約47%下落、52週安値536円からは約8.8%上昇。出来高は低水準で、直近は2,200株程度と薄商い。方向感が出にくい状況です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PER16.5倍は業界平均30.2倍を大幅に下回り、PBR1.77倍も平均3.55倍の半分水準。ROE15.5%と収益性は高いが、直近決算で営業赤字が続き、予想PER25.4倍へ悪化。配当利回り1.03%は平均2.7%を下回り、配当性向17%と低めで増配余地は限定的。割安指標は明確だが、業績回復が前提となる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.0倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 26.2倍 | — |
| PBR | 1.82倍 | 2.96倍 |
| ROE | 15.5% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
小規模な独立系ソフトウェア会社であり、成長性と収益安定性が論点。強気派は、専門領域での技術力や新分野への展開を評価し、受注拡大による成長を期待する。一方、弱気派は、売上高の停滞や赤字からの回復途上であることを指摘し、案件依存の収益構造や受注変動リスクを懸念する。増益転換の持続性が焦点。
- 専門技術の強み
モバイル組み込み分野に特化し、一定の顧客基盤を持つ
- 新分野への展開
IoTや車載など新市場への進出で成長機会を模索
- 収益改善傾向
2026/3期に営業利益率がプラスに転じる見込み
- 2026年3月期の営業黒字転換決算発表後影響強
営業利益は前期−1億円から当期1億円へ2億円改善、時価総額14億円の小型株では大きな業績変動
- 売上高の前期比10%増加通年影響中
売上高10億円から11億円へ増加、固定費カバーが進み損益分岐点を下回るリスク減
- 最終損益の黒字化通年影響中
純利益が−1億円から1億円へ改善、EPSベースで黒字転換し予想PER25.4倍を下げる余地
- ROE15.5%の資本効率継続影響弱
PBR1.77倍に対してROE15.5%は高く、小型株の割高懸念を緩和する材料
- 売上高の伸び悩み
売上高が約10億円で推移し、大きな拡大が見られない
- 収益の不安定性
過去に赤字計上があり、案件依存のため変動が大きい
- 競争環境
大手機械メーカーや他社との競争で価格競争に晒される可能性
- 予想PER25.4倍の割高水準継続影響中
時価総額14億円、予想純利益1億円に基づく予想PER25.4倍は成長鈍化なら修正リスク
- 営業利益率9.09%の低水準通年影響中
営業利益1億円と売上高11億円から算出される利益率9.09%は、規模拡大なしでは改善幅が小さい
- 黒字幅1億円の脆弱性決算発表後影響強
売上高が1億円減れば営業利益はゼロ近くに低下、前期の赤字転落が再発する可能性
- 株価の下落トレンド継続影響弱
株価は1年間で7.58%下落、小型株で出来高が少なく戻り売りに押されやすい
- 受注高
- 将来の売上高を左右する先行指標
- 営業利益率
- 収益性の改善が持続するか確認するため
- 開発人員数
- 受託開発の提供能力を示し、成長の原資となる
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり6円で、前期から+100.0%。いまの株価に対する利回りは1.00%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 3 | — | 42.8 |
| 2021年3月 | 3 | 0.0 | — |
| 2022年3月 | 3 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 3 | 0.0 | — |
| 2024年3月 | 3 | 0.0 | — |
| 2025年3月 | 3 | 0.0 | — |
| 2026年3月 | 6 | 100.0 | 17.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥6
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,510人。区分でいちばん多いのは個人・その他で68.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.9%を占め、残る75.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 59.3 | 60.0 | 60.0 | 60.9 | 62.5 | 68.5 |
| 事業法人 | 27.5 | 26.3 | 27.3 | 27.4 | 27.1 | 22.7 |
| 証券会社 | 2.8 | 7.5 | 5.6 | 3.5 | 2.9 | 4.1 |
| 外国法人 | 5.6 | 1.9 | 2.8 | 4.0 | 3.3 | 2.4 |
| 金融機関 | 4.6 | 4.3 | 4.2 | 4.0 | 4.1 | 2.1 |
| 自己株式 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 浦部 浩司 | 23.66 |
| 02 | カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 | 9.69 |
| 03 | 株式会社フェイス | 5.85 |
| 04 | 水元 公仁 | 2.83 |
| 05 | KDDI株式会社 | 2.66 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 2.39 |
| 07 | 芳林 知仁 | 2.22 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.14 |
| 09 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.90 |
| 10 | 松村 隆彦 | 1.78 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は13期で−38%、1株純資産は14期で−73%。直近期のROEは15.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 57 | 901 | 6.3 | 17.4 | 8.2 |
| 2014年3月 | −323 | 580 | — | — | — |
| 2015年3月 | −213 | 363 | — | — | — |
| 2016年3月 | −38 | 327 | — | — | — |
| 2017年3月 | 29 | 356 | 8.6 | 42.0 | — |
| 2018年3月 | 26 | 384 | 7.1 | 51.2 | — |
| 2019年3月 | 28 | 414 | 6.9 | 37.0 | 10.9 |
| 2020年3月 | 7 | 418 | 1.7 | 117.0 | 42.8 |
| 2021年3月 | — | 394 | — | — | — |
| 2022年3月 | −61 | 330 | — | — | — |
| 2023年3月 | −11 | 316 | — | — | — |
| 2024年3月 | −41 | 272 | — | — | — |
| 2025年3月 | −57 | 212 | — | — | — |
| 2026年3月 | 35 | 243 | 15.5 | 18.9 | 17.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額65百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 浦部浩司 | 代表取締役社長 | 58 |
| 豊田将平 | 取締役 | 31 |
| 鵜飼幸弘 | 取締役 | 67 |
| 町田修一 | 取締役 | 67 |
| 相田俊充 | 常勤監査役 | 64 |
| 大塚一郎 | 監査役 | 73 |
| 今西浩之 | 監査役 | 59 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 1 | 36 | — | — | 36 | 36 |
| 社外取締役 | 6 | 29 | 1 | 1 | 29 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,062字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,231字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,303字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,328字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第23期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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