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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

エムケイシステム

MKSystem Corporation3910 · Standard · 情報・通信業

社会保険・労働保険の申請業務を支援するASPサービスで、社会保険労務士事務所に強いニッチソフトウェア企業。

概要

株式会社エムケイシステムは、社会保険労務士事務所や企業向けに人事労務業務を支援するソフトウェアを提供する情報サービス企業である。主力製品「社労夢」シリーズはASP方式で提供され、2026年3月期の連結売上高は33億円、従業員数は130名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

社労夢事業とCuBe事業の二本柱

当社グループは、社会保険・労働保険・給与計算等の手続きを支援する「社労夢事業」と、大手企業向けの人事関連システムを個社ごとに開発する「CuBe事業」の二本柱で構成される。社労夢事業では、社会保険労務士事務所や労働保険事務組合、一般法人を対象に、ASP方式でソフトウェアを提供する。CuBe事業は、連結子会社の株式会社ビジネスネットコーポレーションが担い、受託開発とクラウドサービスを展開する。

ストック収益を基盤とする収益構造

収益の中心は、ASPサービスによる月額利用料などのストック型収益である。販売区分は「クラウドサービス」「システム商品販売」「その他サービス」に分かれ、クラウドサービスの中核はASPサービスである。2026年3月期の連結売上高33億円のうち、社労夢事業が大宗を占める。営業利益は2億円で、前期の損失から黒字転換した。自己資本利益率(ROE)は連結ベースで32.7%と高い水準にある。

全国に広がる拠点網とグループ体制

本社は大阪市北区に置き、東京オフィスは港区、福岡オフィスは博多区、さらに岩手県二戸市に開発センター、愛媛県松山市に松山開発センターを構える。2026年3月には大阪市北区に「社労夢 セキュリティ&AIサポートオフィス」を開設した。グループは当社と子会社ビジネスネットコーポレーションの2社で構成され、連結従業員数は130名である。

社会保険労務士から一般法人まで幅広い顧客層

主な顧客は、社会保険労務士事務所と労働保険事務組合である。これら向けに「社労夢ベーシックプラン」「社労夢ハウスプラン」「社労夢ライトプラン」など、規模やニーズに応じたプランを提供する。また、一般事業会社向けには「社労夢CompanyEdition」を、大手企業向けにはCuBe事業の受託開発を行う。顧客の人事労務業務の効率化を支援することで、ストック収益を積み上げている。

業界の中での役割は業務支援ソフトウェア(ASP/SaaS)の提供会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
33億円
営業利益
2億円
営業利益率
6.1%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
社労夢事業24億円75.0%2億円8.3%
CuBe事業8億円25.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01社会保険労務士事務所主力

社会保険労務士事務所の主要業務である官公庁への申請手続きを支援するASPサービスを提供しています。申請業務の効率化に加え、顧問先とのネットワークサービスも提供し、人事・労務業務を総合的にサポートしています。

主な製品・サービス3
社労夢ベーシックプラン
社会保険・労働保険の申請業務を支援するASPサービス。資格取得・喪失届や保険料変更通知などの機能を備え、オプションで顧問先とつなぐ「ネットde顧問」も利用可能。
社労夢ハウスプラン
ベーシックプランの上位サービス。申請手続の進捗管理機能が追加され、「ネットde顧問」を一定人数まで基本料金内で利用できる総合的な人事・労務ネットワークサービス。
社労夢ライトプラン
ベーシックプランの最小限の機能に絞った低価格サービス。小規模な社会保険労務士事務所向け。

02労働保険事務組合準主力

労働保険事務組合向けに、労働保険の年度更新や電子申請、雇用保険関連手続きを支援するASPサービスを提供しています。中小事業主の労働保険事務を代行する団体の業務効率化に貢献しています。

主な製品・サービス1
ネットde事務組合
労働保険事務組合向けASPサービス。労働保険の年度更新や電子申請、雇用保険関連手続きを支援する。

03一般企業(人事総務部門)準主力

一般企業の人事総務部門向けに、社会保険・労働保険の申請手続きや給与計算、就業管理などのASPサービスを提供しています。申請手続の進捗管理機能など法人で必要な機能を備えています。

主な製品・サービス1
社労夢CompanyEdition
一般企業の人事総務部門向けASPサービス。ベーシックプランの機能に加え、申請手続の進捗管理機能を備える。

04大手企業(人事総務部門)副次

大手企業向けに、個社毎にカスタマイズした人事・勤怠・申請・精算などの業務プロセスを効率化するシステムを開発・提供しています。受託開発により蓄積したノウハウを活かし、実務に即した柔軟なシステム構築を実現しています。

主な製品・サービス4
人財CuBe
人事評価・目標管理・キャリア形成などの人事業務を効率化するシステム。従業員データを一元化し、人材プロフィールとして参照可能。
就業CuBe
勤怠管理や休日管理、各種届出受付、給与明細交付など就業関連業務を効率化するシステム。コンプライアンスにも対応。
申請CuBe
稟議決裁や部門間の報告書のやり取りなど、社内申請業務を効率化するシステム。内部統制に対応。
精算CuBe
交通費・旅費・交際費などの経費精算業務を効率化するシステム。内部統制に対応。

05中小企業(人事総務部門)副次

中小企業向けに、大手企業向け開発で蓄積したノウハウを活かした人事評価・人財育成クラウドシステムを提供しています。目標管理や自己申告、人財プロフィール照会の3モジュールで構成され、人材育成を支援します。

主な製品・サービス1
GooooN
中小企業向け人事評価・人財育成クラウド。目標管理・人事考課、自己申告・キャリアプラン、人財プロフィール照会の3モジュールで構成。

製品と技術

社会保険労務士向けの核「社労夢」シリーズ

「社労夢」シリーズは、社会保険労務士事務所の主要業務である官公庁への申請手続きをASP方式で支援する。ベーシックプラン、ハウスプラン、ライトプランの3段階があり、顧問先とインターネットでつなぐ「ネットde顧問」機能を備える。ハウスプランは上位サービスで、申請進捗管理や一定人数までの「ネットde顧問」利用が基本料金に含まれる。ライトプランは小規模事務所向けに低価格で提供される。

一般法人向け「社労夢CompanyEdition」と周辺製品

「社労夢CompanyEdition」は、一般事業会社の人事総務部門向けに、社労夢ベーシックプランの機能に加え申請進捗管理を追加したASPサービスである。また、マイナンバー管理の「マイナボックス」、クラウド人事労務システム「DirectHR」、年末調整クラウド「eNEN」、クラウドプラットフォーム「Cloud Pocket」などのサテライト製品を提供し、人事労務業務を幅広くカバーする。

大手企業向けカスタマイズ「CuBe」と中小向け「GooooN」

CuBe事業では、大手企業の人事総務部門向けに個社ごとの受託開発「パターンメイド」を提供する。製品群は「人財CuBe」「就業CuBe」「申請CuBe」「精算CuBe」から成り、目標管理や勤怠管理、稟議決裁、経費精算などを効率化する。一方、中小企業向けのクラウドサービス「GooooN」は、大企業向けのノウハウを凝縮した人事評価・人材育成システムである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ソフトウェア開発、営業赤字続く

同社は業務用ソフトウェア開発やシステムインテグレーションを手掛けるが、売上高は30億円台と小規模。2025年3月期の営業利益率は0%とほぼ赤字、2026年3月期は6.06%と微弱。同業のVRain Solutionや日本情報クリエイトは高成長・高収益だが、同社は収益性で大きく劣る。業界内ではニッチなソリューションを提供するものの、競争力が乏しい状況。

強み

  • 特定業種に特化したカスタマイズソフト開発で、限定的な需要を獲得。
  • 意思決定が迅速で、顧客の細かな要望に対応しやすい。
  • 2025年3月期に売上高26→33億円と成長、受注増加が一因。
  • 大手が参入しない隙間市場で一定のポジションを確保。

課題

  • 2025年3月期営業利益率0%、収益改善が急務。
  • 33億円と零細規模で、成長余地や投資余力が限定的。
  • 他社にない明確な強みがなく、価格競争に陥りやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がエムケイシステム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
15247BTM16億円24.6倍
23910エムケイシステム15億円6.0倍
33639ボルテージ15億円
44057インターファクトリー15億円41.5倍
5387Aフラー15億円11.9倍
63779ジェイ・エスコムホールディングス15億円
73634ソケッツ15億円17.0倍
84017クリーマ14億円52.8倍
94265Institution for a Global Society14億円
10323Aフライヤー13億円97.4倍
11241AROXX12億円2.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

商工業者団体向けシステムで創業した1989年

1989年2月、大阪市天王寺区に資本金5,000千円で株式会社エムケイ情報システムを設立した。当初は商工業者団体向けの会員管理システム、会計システム、労働保険事務組合システム、給与計算並びに年末調整システムの販売を開始した。この時点で、後の主力事業となる人事労務領域に特化したビジネスモデルの基礎が築かれた。

商号変更と拠点拡大の1990年代

1992年11月、商号を株式会社エムケイシステムに変更し、本社を大阪市中央区に移転した。同年には福岡オフィスを博多区に開設、1994年には関東営業所を埼玉県浦和市(現さいたま市)に開設した。2001年には関東営業所を東京オフィスに改称し新宿区へ移転、全国展開の基盤を整えた。本社も2002年に大阪市北区の大阪府社会保険労務士会館へ移転している。

ASP・SaaSへの転換点となった2000年代

2006年10月、社会保険労務士事務所向けに「社労夢ハウス(現 社労夢ハウスプラン)」のASPサービスを開始した。2007年12月にはSaaS方式に対応した「ネットde社労夢(現 社労夢ベーシックプラン)」の販売を開始し、クラウド型サービスへのシフトが加速した。2009年1月には経済産業省のJ-SaaS事業に「SaaS de 社労夢J」が採択され、国の基盤整備事業に活用された。

東証JASDAQ上場とCuBe事業の開始

2015年3月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した。同年10月にはマイナンバー管理システム「マイナde社労夢(現 マイナボックス)」を開始。2016年10月には株式会社ビジネスネットコーポレーション及び同アシストを子会社化し、大手企業向けのCuBe事業に参入した。これにより、社労夢事業とCuBe事業の二本柱体制が確立された。

クラウドサービス拡充と業績回復の2020年代

2019年4月にクラウド人事労務システム「DirectHR」、2020年7月に「Cloud Pocket」を開始し、サービスラインアップを拡充した。2022年4月の東証市場再編に伴いスタンダード市場へ移行。2023年9月にISMS認証(ISO27001)を取得した。2026年3月期には営業損益が黒字転換し、売上高33億円、営業利益2億円を計上、収益構造の改善を示した。

セキュリティとAIに注力する最新の取り組み

2024年8月、主力製品「社労夢」の新バージョン「社労夢FOREVER」を完全リリースした。2026年3月には大阪市北区に「社労夢 セキュリティ&AIサポートオフィス」を開設し、情報セキュリティとAI活用の強化に乗り出した。これらの取り組みは、法改正対応や個人情報保護の高度化が進む人事労務領域において、競争力を維持するための重要な投資である。

年表32件を開く

1980年代

  • 1989年2月創業大阪市天王寺区に株式会社エムケイ情報システムを資本金5,000千円で設立、商工業者団体向けの会員管理システム、会計システム、労働保険事務組合システム、給与計算並びに年末調整システムの販売を開始。

1990年代

  • 1990年10月福岡オフィスを福岡市博多区に開設。
  • 1992年11月商号変更商号を株式会社エムケイ情報システムから、株式会社エムケイシステムに変更。本社を大阪市天王寺区から中央区に移転。
  • 1993年4月福岡オフィスを福岡市博多区から中央区に移転。
  • 1994年10月関東営業所を埼玉県浦和市(現 さいたま市)に開設。

2000年代

  • 2001年2月商号変更関東営業所を東京都新宿区に移転し、事務所名を東京オフィスに変更。
  • 2002年9月本社を大阪市中央区から北区の大阪府社会保険労務士会館に移転。
  • 2006年10月社会保険労務士事務所向け「社労夢ハウス(現 社労夢ハウスプラン)」のASPサービスを開始。
  • 2007年12月SaaS (注)方式に対応した「ネットde社労夢(現 社労夢ベーシックプラン)」の販売を開始。
  • 2008年11月二戸開発センターを岩手県二戸市に開設。
  • 2009年1月経済産業省中小企業活性基盤整備事業J-SaaSに「SaaS de 社労夢J」が採択。

2010年代

  • 2011年7月プライバシーマーク認証取得。
  • 2014年4月東京オフィスを東京都新宿区から港区に移転。
  • 2014年6月一般事業会社向け「社労夢CompanyEdition」のASPサービスを開始。
  • 2015年1月本社を大阪市北区中崎西に移転。
  • 2015年3月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2015年10月マイナンバー管理システム「マイナde社労夢(現 マイナボックス)」のサービスを開始。
  • 2016年10月M&A株式会社ビジネスネットコーポレーション及び株式会社ビジネスネットアシストを子会社化し、CuBe事業を開始。
  • 2018年1月M&A連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションが株式会社ビジネスネットアシストを吸収合併。
  • 2018年4月商号変更連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションにて「人財CuBeクラウド」のASPサービスを開始。商品名を「GooooN」に変更。
  • 2018年4月執行役員制度を導入。
  • 2019年2月東京オフィスを東京都港区から文京区に移転。
  • 2019年4月クラウド人事労務システム「DirectHR」のサービスを開始。
  • 2019年12月「新社労夢」(Shalom)V5.0 フルリニューアル。

2020年代

  • 2020年1月連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションとの会社分割により、松山開発センターにおけるシステム開発事業を承継。松山開発センターを愛媛県松山市に開設。
  • 2020年3月連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションの「年末調整CuBeクラウド(現 eNen)」事業を譲受。
  • 2020年7月クラウドシステム「Cloud Pocket」のサービスを開始。
  • 2020年8月東京オフィスを東京都文京区から港区に移転。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い東証スタンダード市場へ移行。
  • 2023年9月ISMS認証(ISO27001)取得。
  • 2024年8月社労夢の新バージョン「社労夢FOREVER」の完全リリース。
  • 2026年3月大阪市北区に「社労夢 セキュリティ&AIサポートオフィス」を開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    主力製品の品質向上と安定提供

    「社労夢」シリーズの安定稼働を最優先に、セキュリティ強化、法改正対応、サポート品質向上、機能改善を継続する。

  2. 02

    ストック収益基盤の維持・拡大

    既存顧客との関係深化、上位プランや関連サービスの提案、法人市場での利用拡大により、継続的で安定的な収益基盤を強化する。

  3. 03

    収益性と事業運営体制の強化

    開発・サポート・インフラのコスト管理を徹底し、CuBe事業の受託開発案件の収益管理・プロジェクト管理を強化し、グループ全体の収益性を向上する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で130人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は545万円で、9期前と比べて+5.6%平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は6.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月93
2018年3月102
2019年3月51640.64.5106
2020年3月48138.64.6114
2021年3月48837.94.9136
2022年3月48637.74.9140
2023年3月51038.25.7134
2024年3月54740.26.7118
2025年3月51739.86.41350
2026年3月54539.16.7130154

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.2%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)81.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社及び大阪オフィス — 大阪市北区385百万円
社労夢事業
本社 — 東京都港区60百万円
CuBe事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ビジネスネットコーポレーション
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権97.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は33億円営業利益2億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
33億円
営業利益
2億円
純利益
3億円
営業利益率
6.1%
前期比 +6.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高33億円33億円
営業利益3億円2億円
純利益2億円3億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は7億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q80
2024年1Q5−2−40.0−4
2024年2Q6−1−16.7−2
2024年3Q7−1−14.3−1
2024年4Q80
2025年2Q15−1−6.7−1
2025年4Q1815.60
2026年2Q1500.00
2026年4Q18211.13
2027年1Q7114.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は6億円から33億円へ5.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.1%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月611
2014年3月711
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2015年3月811
株式会社ビジネスネットコーポレーション及び株式会社ビジネスネットアシストを子会社化し、CuBe事業を開始。
2016年3月1021
2017年3月1632
連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションが株式会社ビジネスネットアシストを吸収合併。
2018年3月1932
2019年3月2131
連結子会社株式会社ビジネスネットコーポレーションとの会社分割により、松山開発センターにおけるシステム開発事業を承継。松山開発センターを愛媛県松山市に開設。
2020年3月2432
2021年3月2421
2022年3月2711
2023年3月2921
2024年3月26−3−7
2025年3月33000.0−1
大阪市北区に「社労夢 セキュリティ&AIサポートオフィス」を開設。
2026年3月33226.13

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高33億円のうち、営業利益として残るのは2億円6.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の9.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.5%18億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.4%12億円
  • その他の費用持分法損益などの調整3.0%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.1%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
6.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
9.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+19.7pt
32.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は8億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10012
2014年3月20023
2015年3月2−1317
2016年3月2−1−117
2017年3月3−62−36
2018年3月4−2−227
2019年3月−2−32−53
2020年3月8−3−157
2021年3月3−4−1−16
2022年3月5−5−205
2023年3月6−6106
2024年3月−3−48−77
2025年3月3−2−116
2026年3月7−2−458

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は23億円。このうち返さなくてよい自己資本が9億円で、自己資本比率は39.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月42241.1
2014年3月62440.3
2015年3月106461.5
2016年3月128460.9
2017年3月21101144.7
2018年3月22111148.9
2019年3月1912757.4
2020年3月2213956.8
2021年3月2214860.9
2022年3月2214863.5
2023年3月26151159.4
2024年3月2681831.6
2025年3月2471827.3
2026年3月2391439.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中47位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中495位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
32.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥282で、1年前と比べて-10.2%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥282-0.7%1ヶ月+1.8%1年-10.2%時価総額15億円
過去52週の値幅
安値¥257高値¥330

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.0倍
PER (会社予想)8.0倍
PBR1.72倍
配当利回り2.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は276円で、25日線(277.24円)とほぼ同値、75日線(280.79円)を-1.7%下回る。1カ月で-2.47%と軟調、1年では-10.48%。52週高値346円からは-20.2%、52週安値257円からは+7.4%の水準。出来高は8月5日に22,200株と増加したが、概ね低調で、方向感のないもみ合いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 5.84 倍は業界平均 30.34 倍を大きく下回り割安。PBR 1.66 倍も平均 3.5 倍を下回る。ROE 32.7% は非常に高く収益力は良好。配当利回り 2.9% は平均 3.38% をやや下回るが、配当性向 16.7% と低く増配余地あり。業績は改善傾向で、割安だが配当は伸び悩み。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.0倍47.9倍
PER (予想)8.0倍
PBR1.72倍2.96倍
ROE32.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益の回復と成長戦略の実現可能性。強気派は、直近の業績改善(営業黒字化)や低PERが割安感を生み、IT需要の回復で業績が拡大する可能性を指摘する。一方、弱気派は、過去の赤字や売上の停滞から、競争の激しい業界で持続的な成長が難しいとみる。また、時価総額が小さく、流動性の低さがリスク。

プラスに働く材料7
  • 業績のV字回復

    最新期は営業利益率6%と改善し、赤字から黒字転換。

  • 割安な評価

    PERは5倍台で、好業績なら更なる上昇余地。

  • IT投資の追い風

    企業のDX投資は中期的に継続する見込み。

  • 2026/3期に営業黒字化で純損益プラス転換決算発表後影響

    営業損益が0から2億円へ改善、純損益は-1億円から+3億円に転換。

  • ROE32.7%を達成し資本効率改善通年影響

    ROE32.7%は高い水準で、PBR1.66倍に収益性が反映されていない。

  • 実績PER5.84倍と低評価継続影響

    予想PER7.8倍を下回る実績PERで、業績回復が続けば見直し余地。

  • 配当利回り2.9%で下値支え継続影響

    配当利回り2.9%が株価の下支え要因。

マイナスに働く材料7
  • 事業規模の小ささ

    売上高30億円超で委託依存が強く、為替や需要変動の影響を受けやすい。

  • 競争激化と単価下落

    同業他社との価格競争で利益率が圧迫される恐れ。

  • 過去の減益要因

    昨年までは赤字で、改善が一時的かもしれない。

  • 売上高2期連続33億円で成長停滞通年影響

    2025/3期と2026/3期の売上高がともに33億円で横ばい。

  • 過去2期に純損益8億円の赤字累積継続影響

    2024/3期は純損益7億円の赤字、2025/3期も1億円の赤字で財務基盤が脆弱。

  • 営業利益率6.06%と低収益構造通年影響

    営業利益は売上高33億円に対し2億円で、利益率が6%台に留まる。

  • 外資持ち株比率2.31%と低く需給細る不定影響

    外国人持株比率が2.31%と低く、グローバル資金の流入が見込みにくい。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
外部需要の変化と受注獲得力を示す。
営業利益率
業務効率と価格競争の影響を測る。
受注残高
将来の売上を保証する指標で、受注状況の悪化を早期に察知。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは2.84%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
2.84%
いまの株価に対して
配当性向
16.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1028.0
2018年3月22131.626.5
2019年3月8−63.622.8
2020年3月80.017.7
2021年3月80.028.6
2022年3月80.050.7
2023年3月80.025.3
2024年3月4−50.0
2025年3月40.0
2026年3月8100.016.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,084人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.1%を占め、残る63.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他59.959.958.258.457.356.0
事業法人28.129.132.433.735.435.9
証券会社3.82.93.64.55.15.6
外国法人7.56.94.62.41.72.0
外国人個人0.20.20.20.30.20.3
金融機関0.51.01.10.70.30.2
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エヌエムファミリー22.11
02エムケイシステム従業員持株会4.14
03株式会社OCEAN3.55
04勤次郎株式会社3.00
05株式会社穂乃ハウス2.58
06森田正彦2.06
07朝倉嘉嗣1.98
08株式会社日本自動調節器製作所1.84
09宮本妙子1.78
10楽天証券株式会社共有口1.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−16%、1株純資産は14期で+126%。直近期のROEは32.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5774124.5
2014年3月225748.3
2015年3月1712116.355.630.1
2016年3月2614220.124.628.4
2017年3月3516822.424.328.0
2018年3月3819620.736.126.5
2019年3月2120610.325.722.8
2020年3月3623416.524.617.7
2021年3月2525110.528.728.6
2022年3月172616.625.350.7
2023年3月272809.915.525.3
2024年3月−123149−57.4
2025年3月−22123−16.1
2026年3月4716632.76.116.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額96百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三宅登代表取締役社長 兼 社長執行役員7153,500
石原久史取締役69
渡邊昌治取締役70
竹本清志取締役55
野村公平取締役78
奥田充啓監査役(常勤)66
石川勝啓監査役72
渡部靖彦監査役74
岡田湧真取締役34

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4787820
監査役1101010
社外取締役3883

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,321字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社エムケイシステム)、株式会社ビジネスネットコーポレーションの2社で構成され、社労夢事業とCuBe事業の2事業を営んでおります。 各事業の内容は次のとおりであります。なお、セグメント情報の区分と同一であります。 (1) 社労夢事業 社労夢事業では、社会保険労務士事務所、労働保険事務組合(注1)及び一般法人における、社会保険(注2)、労働保険(注3)、給与計算等の手続きをサポートする業務支援ソフトウエアをASP方式により提供するサービスを行っています。 社労夢事業の販売区分は大きく「クラウドサービス(注4)」、「システム商品販売」、「その他サービス」に区分できます。 「クラウドサービス」は、ASPサービスの利用や各種サポート費用などの月額料金である「ASPサービス」と、サービス導入に至るまでの初期設定費用、カスタマイズ作業費、操作指導料などが含まれる「システム構築サービス」で構成されます。 また、システムに付随した商品や端末機器の販売、サプライ商品の販売を行う「システム商品販売」、これらに該当しない社会保険労務士や一般法人の人事総務部門に対して提供するサービスの「その他サービス」の3つに区分されます。 それぞれの販売区分におけるサービスの内容、主要なサービス及び商品は以下のとおりです。 販売区分   サービスの内容   主要なサービス及び商品 クラウドサービス ASPサービス   社会保険、労働保険等に関して、関連した官公庁に申請する業務支援ソフトウエアをASP方式によりサービス提供しております。また、社会保険、労働保険に付随して、給与計算、就業管理、従業員台帳管理等の人事・勤怠に関する各種ソフトを提供しております。   ① 社労夢ベーシックプラン ② 社労夢ハウスプラン ③ 社労夢ライトプラン ④ ネットde事務組合 ⑤ 社労夢CompanyEdition⑥ その他サテライト製品 システム構築 サービス   サービス導入に至るまでの初期設定作業や、システムに関連したカスタマイズの受託、操作指導などを行っております。   ① 初期設定サービス システム商品販売   システムに付随した商品や端末機器、サプライ商品の販売を行っております。   ① 端末機器 ② サプライ商品 その他サービス   当社システムを利用した手続きに係る運用を一括で請け負うサービスを行っております。   ① 派遣 (注) 1.労働保険事務組合とは、中小事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて、厚生労働大臣の認可を受けた団体であります。 2.社会保険とは、健康保険などの医療保険、厚生年金保険などの年金保険及び介護保険の総称であります。 3.労働保険とは、雇用保険及び労災保険の総称であります。 4.クラウドサービスとは、ネットワーク上にあるアプリケーションやサーバーなどのリソースをネットワーク経由で提供するサービスであります。 ① ASPサービス a. 社労夢ベーシックプラン 社会保険労務士事務所の主要業務の一つである、官公庁に申請を行う社会保険・労働保険等に関する業務支援システムであり、ASP方式によりサービスを提供しております。「社労夢ベーシックプラン」を利用することで、社会保険の資格取得・喪失届、月額算定基礎届、保険料変更通知等の機能を利用することが可能であり、労働保険では、保険関係成立届、概算・確定申告書、一括有期事業報告書、雇用保険関連の資格取得・喪失届等の機能を利用することが可能です。 また、社会保険労務士事務所と顧問先をインターネットで繋ぐ「ネットde顧問」をオプション機能として利用することが可能であり、利用人数に応じた従量制の課金としております。「ネットde顧問」は、人事・総務に関する複数の機能からなる総合システムであります。例えば、システムで打刻された顧問先社員のタイムカードデータを、インターネット経由で社会保険労務士事務所が取り込み、給与計算を行うなどの機能があります。 b. 社労夢ハウスプラン 「社労夢ベーシックプラン」の上位サービスとして社会保険労務士事務所と顧問先を結ぶ総合的な人事・労務業務支援ネットワークサービスであります。 サービス機能は「社労夢ベーシックプラン」の機能に加え、申請手続の進捗管理機能、「社労夢ベーシックプラン」でオプション機能である「ネットde顧問」が、「社労夢ハウスプラン」では一定の利用人数までは基本料金内で利用することが可能な点で相違しております。 c. 社労夢ライトプラン 「社労夢ベーシックプラン」の機能のうち、社会保険労務士事務所に必要な最小限の機能だけを抽出したサービスです。「社労夢ベーシックプラン」の機能性・使いやすさを維持しながら、低価格で同様のサービスを利用できることが特徴であり、比較的小規模な社会保険労務士事務所に適したサービスであります。 d. ネットde事務組合 労働保険事務組合向けのASPサービスであり、労働保険の年度更新、電子申請、雇用保険関連の手続き等を支援するシステムであります。 e. 社労夢CompanyEdition 一般事業会社の人事総務部門向けのASPサービスであり、「社労夢ベーシックプラン」の機能に加え、一般法人で必要性の高い、申請手続の進捗管理機能を追加したシステムであります。 f. その他 マイナボックス、DirectHR、eNEN、CloudPocketなどのサテライト製品があります。 ② システム構築サービス a. 初期設定サービス システムを導入する際に必要となるユーザーごとのアプリケーション、データエリア、セキュリティ等の設定、ID・パスワードの発行等の初期設定を行うサービスであります。 ③ システム商品販売 a. 端末機器 システム利用時に使用するカードリーダーなどのソフト及び端末機器であります。 b. サプライ商品 システム利用時に使用する給与明細書などの帳票であります。 ④ その他サービス a. 派遣 当社システムを利用した手続きに係る運用を一括で請け負うサービスであります。 (2) CuBe事業 CuBe事業では、大手企業の人事総務部門向けに業務プロセスの効率化を目的として個社毎にカスタマイズしたフロントシステムの「受託開発パターンメイド」と、大手企業向け受託開発を通じて蓄積したノウハウを活かし、中小企業での利便性を実現した「クラウドサービス」があります。 製品として受託開発パターンメイドには、「人財CuBe」、「就業CuBe」、「申請CuBe」、「精算CuBe」があり、クラウドサービスには、「GooooN」があります。 各製品の概要は以下のとおりです。 ①  受託開発パターンメイド a. 人財CuBe 企業などの人事総務部門などでは、人材の採用・育成の場面において、個々の従業員の目標管理や人事考課、キャリア形成過程でのキャリアプランの自己申告や研修などを通じたキャリア形成支援などを行っております。これら業務においては、従業員とその上長の間や従業員と人事総務部門との間などで、様々な情報がやり取りされるため、煩雑な業務となっており、ミスが生じたり、非効率であったりしております。人財CuBeでは、こうした業務プロセスをシステムにより効率化することを目的としております。加えて、個々の従業員に関するデータを一元化して、必要な情報を必要な時に必要な人が見やすく提供できる人材プロフィールにまとめることで、従業員間や従業員と会社とのコミュニケーションツールとしても活用できるようにしております。 b. 就業CuBe 企業などの人事総務部門では、適切な労務管理や行政手続のため、従業員の日々の勤怠管理や休日管理を行う必要があります。また、引越や扶養家族の増加など人事に関連する届出を従業員から受け付けたり、給与や賞与の明細を従業員に交付したりしております。これらの業務においては、従業員とその上長の間や従業員と人事総務部門との間などで、様々な情報がやり取りされるため、煩雑な業務となっており、ミスが生じたり、非効率であったりしております。就業CuBeでは、こうした業務をシステムによって効率化することを目的としていると共に、労務管理、内部統制などの視点でコンプライアンスを意識した情報提供ができるようにしております。 c. 申請CuBe 企業などでは、社内ルールに則した様々な稟議決裁や、部門間での報告書のやりとりなどを行っております。これらの業務では、従業員とその上長の間などで、様々な情報がやり取りされるため、煩雑な業務となっており、ミスが生じたり、非効率であったりしております。申請CuBeでは、こうした業務をシステムによって効率化することを目的としていると共に、内部統制への対応も実現しております。 d. 精算CuBe 企業などでは、従業員などが立て替えて支払った外出時の交通費、出張時の旅費、交際費、会議費などを精算したり、取引先への支払について上長の承認を得るなどのやり取りを行っております。これらの業務では、従業員とその上長の間や従業員と経理部門との間などで、様々な情報がやり取りされるため、煩雑な業務となっており、ミスが生じたり、非効率であったりしております。精算CuBeでは、こうした業務をシステムによって効率化することを目的とすると共に、内部統制への対応も実現しております。 ②  クラウドサービス a. GooooN 大企業で約30年使われてきたノウハウを凝縮し、中小企業においても日々現場で活用できる人事評価・人財育成クラウドシステムであります。機能は、人材育成のための社員・評価者・人事部門のコミュニケーションツールとなる「目標管理・人事考課」、個々のキャリア形成をサポートすることを目的とした従業員と人事部門を直接つなぐツールである「自己申告・キャリアプラン」、タレントマネジメントとして必要な時に必要な情報を容易に参照できるツールである「人財プロフィール照会」の3モジュールから構成され、これらが有機的に連携し人材育成をサポートします。 当社グループの事業を事業系統図に示すと、以下のとおりです。 [事業系統図] (注) OEM供給は、相手先のブランド名で、当社がシステムを構築し、提供しているサービスであります。
経営方針・対処すべき課題1,438字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは、「人にやさしいシステムの提供で社会に貢献する」を経営理念として掲げております。「人」とは、当社サービスをご利用いただく社会保険労務士事務所及び企業の人事労務担当者のみならず、その先にいる企業従業員及びそのご家族を含むものと考えております。また、「やさしいシステム」とは、利用者にとって使いやすいことに加え、社会保障制度の円滑な運用や企業の人材活用を支えることにより、社会基盤の維持・発展に貢献するシステムを意味しております。 当社グループは、「人事労務領域総合サービスの提供」を経営方針として掲げ、社会保険・労働保険・給与計算等の手続き業務に加え、年末調整、経費精算、人材育成その他の周辺領域へサービスの対応範囲を拡大してまいります。これにより、社会保険労務士事務所及び企業の人事労務部門における業務効率化、業務品質の向上及び生産性向上に貢献することを目指しております。 当社グループを取り巻く事業環境においては、人的資本経営への関心の高まり、働き方改革への対応、法改正対応、個人情報保護及び情報セキュリティへの要請の高度化を背景として、人事労務領域におけるIT投資需要は引き続き堅調に推移するものと認識しております。また、クラウドサービスやSaaSの普及、生成AIやRPAの活用拡大により、業務システムには、正確性、利便性、拡張性及び安定稼働を兼ね備えたサービス提供が一層求められております。 このような環境のもと、当社グループは、主力製品である「社労夢」シリーズの安定稼働を最優先に、ストック収益基盤の維持・拡大、製品・サービス品質の向上、顧客サポート体制の充実及びセキュリティ体制の強化に取り組むことが重要な課題であると認識しております。 また、CuBe事業においては、大企業及び自治体等の人事総務領域における業務効率化ニーズを的確に捉えるとともに、受託開発案件の収益管理及びプロジェクト管理を徹底し、事業の安定性及び収益性を向上させることが課題であると認識しております。 当社グループはこれらの課題に対応するため、主に以下の取り組みを進めてまいります。 (主な取り組み) 1.主力製品・サービスの安定提供及び品質向上 「社労夢」シリーズを中心とする既存サービスの安定稼働を最優先に、セキュリティ体制の強化、法改正対応、サポート品質の向上および製品機能の改善に継続して取り組んでまいります。 2.ストック収益基盤の維持・拡大 既存顧客との関係深化、上位プラン及び関連サービスの提案、法人市場における利用拡大を通じて、継続的かつ安定的な収益基盤の維持・拡大を図ってまいります。 3.収益性及び事業運営体制の強化 開発・サポート・インフラ運用に係るコスト管理を徹底するとともに、CuBe事業における受託開発案件の収益管理及びプロジェクト管理を強化し、グループ全体の収益性及び事業運営体制の向上に取り組んでまいります。 当社グループは、これらの取り組みを通じて、安定的な成長モデルの構築、収益基盤の強化、財務体質の改善及び資本収益効率の向上を図ってまいります。また、中長期的な企業価値の向上に向け、ソフトウエア開発、情報セキュリティ、顧客サポート及び人的資本への投資を継続し、持続的な成長を実現してまいります。
事業等のリスク3,203字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況や経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなリスク要因が存在します。 また、これらのリスクに該当しない事項であっても、投資者の投資判断に資する情報開示の観点から、重要と判断される事項については開示しております。当社グループは、これらリスクの発生可能性を認識し、発生の回避および発生時の適切な対応に努めております。 なお、文中の将来に関する記述は、当連結会計年度末現在において当社グループが合理的に判断したものであり、将来の状況変化により実際とは異なる結果となる可能性があります。また、以下に記載する内容は、当社グループに関連する全てのリスクを網羅するものではありません。 (1) 法的規制等、事業環境に関するリスク ①  社会保険労務士の動向 当社グループの主要顧客である社会保険労務士事務所は、社会保険労務士法に基づき、社会保険および労働保険の手続代行業務を専業で行っております。今後、規制緩和により他士業の参入が進んだ場合や、情報技術の進展等により社会保険労務士の業務量に変化が生じた場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②  労働保険事務組合の動向 労働保険事務組合は厚生労働大臣の認可を受け、事業主から委託された労災保険および雇用保険の手続・保険料納付を代行しております。政府方針の変更等により認可件数が減少した場合には、同組合向けにサービスを提供している当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③  関連法令の改正対応 当社グループの提供するシステムは、社会保険・労働保険関連法令の改正に応じて迅速に対応する必要があります。大規模な制度変更が発生した場合には、システムの大幅な改修を伴う可能性があり、これに伴うコスト増や対応遅延が、業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④  電子申請制度の変動 当社はe-Gov電子申請システム等、各種電子申請制度に対応したサービスを提供しており、これまで継続的な制度変更への対応を行ってまいりました。しかしながら、今後、制度や技術仕様の大幅な変更があった際に、情報収集や対応が遅れた場合、競合他社との競争力に影響を及ぼし、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) サービス提供に関するリスク ①  外部からのインターネットデータセンターへの攻撃 当社グループは、インターネットを活用したサービスを提供しており、外部からのサイバー攻撃のリスクに常に晒されています。サイバー攻撃は年々高度化・巧妙化しており、事業継続性や顧客信頼に重大な影響を及ぼすおそれのある深刻な脅威です。 当社グループは過去に外部からのサイバー攻撃を受けた事例があり、その際には適切な調査と再発防止策の徹底を図ってまいりました。現在においても、不正アクセスの防止や情報漏洩対策を目的として、セキュリティ強化や監視体制の整備等、多層的な防御策を講じております。 しかしながら、今後、想定を超えるサイバー攻撃により防御体制が機能不全に陥った場合には、サービスの提供停止、顧客離れ、損害賠償の発生等を通じて、当社グループの業績や財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ②  情報システムの故障・不具合 当社グループでは冗長化(注1)されたインフラ設計を採用し、障害発生時の影響を最小限にとどめる体制を整備しています。しかしながら、障害検知の遅延や切替え失敗、障害箇所の特定困難といった冗長化に伴うリスクが存在し、またソフトウエアやファームウエア(注2)のバグ、不具合によるサービス停止の可能性も否定できません。これらが現実化した場合、主力のASPサービスが停止し、業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③  個人情報管理 当社グループは、社会保険・労働保険等に関連する人事・給与情報を含む多量の個人情報、特にマイナンバーを含む特定個人情報を管理しています。情報漏洩は重大な信用毀損および損害賠償リスクを伴います。従業員や開発協力会社からの内部不正やヒューマンエラー、外部からの攻撃等を完全に排除することは困難であり、情報漏洩が発生した場合には当社グループの業績や財政状態に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 ④ システム障害 当社のサービスはAmazon Web Services (AWS) を基盤としており、障害監視体制や冗長構成を導入しております。しかしながら、AWSの大規模障害や自然災害、アクセス集中等によりサービス停止が長期化した場合、顧客との信頼関係が損なわれ、損害賠償の発生など当社グループの事業および業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤  知的財産権について 当社開発のソフトウエアが第三者の知的財産権を侵害するリスクや、知らずに特許等を侵害している場合の訴訟リスクがあります。訴訟対応費用や使用差し止めの影響等により、業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥  ライセンス契約について 一部サービスでは他社ソフトウエアを利用しており、ライセンス契約に依存しています。契約変更や提供停止が発生した場合には、代替手段の確保にコストと時間がかかり、業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システム開発に関するリスク ①  クラウドサービスにて提供するシステムの開発投資について クラウドサービス向けシステムの開発コストは資産計上後、複数年にわたって償却されます。しかし、開発投資が当初想定を上回る場合や、収益の拡大が想定よりも進まなかった場合には、償却負担の増加により業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②  受託開発にて提供するシステムの開発投資について 顧客企業向けの受託開発業務では、開発の大型化・短納期化が進む中で、品質確保や納期順守が困難となり、結果として想定以上のコストが発生するリスクがあります。外部委託先の品質・生産性が期待に届かない場合にも、業績や財政状態へ影響を及ぼす可能性があります。 ③  技術革新に関するリスク 情報サービス業界は技術革新のスピードが速く、当社グループの保有する技術・技能が陳腐化する可能性があります。業界の標準や市場ニーズの変化に迅速に対応できなければ、競争力を喪失し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材及び組織に関するリスク ①  代表取締役社長  三宅 登への依存について 当社及び連結子会社の代表取締役である三宅登は、社会保険および労働保険分野に関する豊富な知識と人脈を有しており、当社グループの事業運営において重要な役割を担っています。現在、権限委譲と組織体制の整備を進めていますが、同氏が何らかの理由で業務執行困難となった場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②  人材の確保・育成について 当社グループは130名の小規模体制(2026年3月末現在)で運営しており、特に優秀なシステム開発技術者の確保と育成が事業継続・拡大に不可欠です。人材採用が計画どおりに進まなかった場合や、重要人材の流出が発生した場合には、事業運営の障害や成長制約となり、業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (注) 1.冗長化とは、システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備えて、障害発生後でもシステム全体の機能を維持し続けられるように予備装置を平常時からバックアップとして配置し運用しておくことであります。 2.ファームウエアとは、ハードウエアの基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウエアのことであります。
経営成績の分析 (MD&A)5,469字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費や設備投資の持ち直しを背景に、米国の通商政策の影響が残りつつも緩やかに回復しています。企業収益には改善の動きがみられ、堅調な企業収益や省力化投資への対応などを背景に設備投資の需要も持ち直している一方、今後の物価動向や中東情勢、金融資本市場の変動には注意が必要です。 当社グループが属する情報サービス業界では、クラウドサービスやSaaSの普及を背景に、給与計算・勤怠管理・社会保険手続など労務実務を支えるシステムのデジタル化が進展しています。生成AIやRPAの活用により、電子申請対応や帳票作成の自動化が広がる一方、法改正対応や個人情報保護への要求も高まっています。こうした環境下、正確性とコンプライアンスを担保しつつ、社会保険労務士業務や企業の労務管理を効率化する柔軟で拡張性の高いサービス提供が求められています。 このような状況下、当社グループは、主力製品である「社労夢」シリーズの安定提供を基盤として、顧客ニーズに応じた上位プランへの移行、関連商品の提案及び既存顧客への継続的なサポートに取り組んでまいりました。また、導入事例を交えた各種セミナーを積極的に開催し、製品理解の促進及び導入メリットの訴求に努めることで、顧客の労務管理業務の効率化及び業務品質の向上を支援いたしました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a. 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ16,721千円減少し、1,496,273千円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加144,861千円、売掛金の減少135,861千円となっております。 また、固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ147,646千円減少し、780,315千円となりました。主な要因は、ソフトウエアの減少135,661千円、繰延税金資産の増加61,346千円となっております。 以上の結果、総資産の残高は前連結会計年度末に比べ164,367千円減少し、2,276,588千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ91,130千円減少し、1,118,949千円となりました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金の減少49,955千円、買掛金の減少30,831千円、未払法人税等の増加30,359千円となっております。 また、固定負債の残高は前連結会計年度末に比べ309,078千円減少し、247,325千円となりました。主な要因は、長期借入金の減少313,669千円となっております。 以上の結果、負債の残高は前連結会計年度末に比べ400,209千円減少し、1,366,274千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における株主資本の残高は、前連結会計年度末に比べ234,896千円増加し、902,325千円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加234,896千円となっております。 以上の結果、純資産の残高は前連結会計年度末に比べ235,841千円増加し、910,313千円となりました。 b. 経営成績 当連結会計年度における業績は売上高3,256,095千円(前期比1.0%減)、売上総利益1,472,431千円(前期比16.6%増)、営業利益247,975千円(前期は23,482千円の営業損失)、経常利益247,350千円(前期は40,715千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益256,606千円(前期は118,568千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。また、当社グループが重要な経営指標と考える自己資本利益率(ROE)は、連結ベースで32.7%(前期は△16.1%)、当社単体では24.5%(前期は△2.7%)となりました。当社グループは、引き続き収益基盤の安定化及び財務体質の改善を進めるとともに、中長期的な成長投資を優先してまいります。 当連結会計年度においては、原価低減や業務委託費の見直しといった収益構造の改善施策が奏功し、営業損益、経常損益及び親会社株主に帰属する当期純損益は黒字に転換いたしました。一方、前期にCuBe事業において特需があった反動により連結売上高は前年を下回ったものの、概ね前年並みの水準で着地しております。なお、営業利益は、過年度の業績推移と比較しても高い水準となっており、収益構造の改善を示す結果となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較し144,861千円増加し、751,186千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は、711,709千円となりました。主な増加要因は、減価償却費354,837千円、税金等調整前当期純利益247,322千円、売上債権の減少135,861千円、主な減少要因は、仕入債務の減少30,831千円、未払消費税等の減少20,858千円などであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、181,576千円となりました。主な減少要因は、無形固定資産の取得による支出163,124千円、敷金及び保証金の差入による支出11,635千円などであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、385,270千円となりました。主な減少要因は、長期借入金の返済による支出363,624千円、配当金の支払額21,646千円などであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、生産活動を行っていないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) CuBe事業   859,221   98.4   422,367   115.7 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.社労夢事業では、受注から販売までの期間が短期間であり、期中の受注高と販売高がほぼ同一となるため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 販売区分の名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前期比(%)   販売高(千円)   前期比(%) 社労夢事業   2,382,318   117.1   2,419,155   101.5 クラウドサービス   2,298,319   120.1   2,351,680   102.3 システム商品販売   78,442   96.5   67,475   86.0 その他サービス   5,557   14.5   ―   ― CuBe事業   907,876   149.8   836,940   92.2 合計   3,290,195   124.6   3,256,095   99.0 (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績等 (社労夢事業) 社労夢事業では、社会保険労務士事務所、労働保険事務組合、一般法人向けに、社会保険・労働保険・給与計算等の手続きを支援する業務ソフトウエアを提供しております。主力製品である「社労夢(Shalom)」シリーズを中心に、「マイナンバー管理システム『マイナボックス』」や「WEB年末調整システム『eNEN』」など、各種クラウドサービスを展開しています。 働き方改革やテレワークの推進により業務効率化へのニーズが高まる中、社会保険労務士市場にとどまらず、一般法人市場においてもシステム導入への関心が増加しております。一方で、競合他社による新規参入が相次ぎ、価格競争の激化が見込まれる厳しい市場環境が続いています。 このような状況下、主力製品である「社労夢」シリーズの安定稼働に加え、サーバ費用及びサポート費用の抑制が奏功し、前期第4四半期における黒字化を契機として、当期においては通期を通じて安定した営業利益を計上いたしました。また、3月には本社所在ビル2階に「社労夢 セキュリティ&AIサポートオフィス」を開設し、システムの安定稼働及び顧客利便性向上に資する投資を実施してまいりました。 以上の結果、社労夢事業の売上高は2,419,155千円(前期比1.5%増)となり、そのうち、ストック収益であるASPサービス売上高が2,264,398千円(前期比2.0%増)、システム構築サービス売上高が87,281千円(前期比10.9%増)となりました。営業利益は231,531千円(前期は68,128千円の営業損失)となり、当社グループで重要な経営指標としている売上高に対する営業利益の比率は9.6%(前期は△2.9%)となりました。 (CuBe事業) CuBe事業では、大手企業の人事総務部門を対象に、業務プロセスの効率化を目的とした個別カスタマイズ型フロントシステムの受託開発を行っております。また、大手企業向け受託開発で蓄積したノウハウを活用し、中小企業向けに利便性を重視したクラウドサービス「GooooN」の提供にも注力しております。 CuBe事業においては、前期に特需があった反動により売上高は減少したものの、大企業や自治体等からの新規案件を中心に受注は堅調に推移いたしました。第1四半期には赤字案件の発生による影響があった一方で、売上が偏重する第4四半期に売上計上が集中したことから、通期では営業利益を計上いたしました。 以上の結果、CuBe事業の売上高は836,940千円(前期比7.8%減)、営業利益は16,443千円(前期比63.2%減)となりました。なお、CuBe事業の営業利益は、のれん償却額38,822千円を控除した後の金額であります。 b. 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資産の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価や販売費及び一般管理費に計上される対価や納税資金等であります。株主還元については、財務の健全性に留意しつつ、配当政策に基づき実施しております。 運転資金及び投資資金並びに株主還元等については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金及び金融機関からの借入を基本としております。 当社グループは、健全な財務体質、継続的な営業キャッシュ・フロー創出能力により、今後も事業成長を確保する目的で手元流動性を高める資金調達や、個別投資案件への資金調達は可能であると考えております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は839百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は751百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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