概要
株式会社フライヤーは2013年に創業した本の要約サービス「flier」を運営する企業である。ビジネス書を中心に1冊約10分で読める要約コンテンツを提供し、法人向けSaaS「flier business」と個人向けサブスクリプションを展開する。2025年2月に東証グロース市場へ上場し、2026年2月期の連結売上高は約11億円に達した。
法人向けと個人向けの2軸で構成される事業構造
当社グループはエンタープライズ事業とコンシューマ事業の2セグメントで構成される。エンタープライズ事業は企業の人材育成向けクラウドサービス「flier business」を中核とし、2026年2月期のセグメント売上高は714,058千円、セグメント利益は350,884千円である。コンシューマ事業は個人向け「flier」、オンラインコミュニティ「flier book labo」、動画チャンネル、子会社のスクール事業を含み、売上高354,636千円、利益124,283千円を計上した。売上高の約2/3を法人事業が占める。
サブスクリプション型の収益モデルと成長指標
収益の大部分は月額課金のサブスクリプションモデルから生まれる。個人向けには月額550円のシルバープランと2,200円のゴールドプランを、法人向けにはアカウント数に応じたSaaS型課金を採用する。経営指標としてMRR、契約社数、ARPA、Net Revenue Churn Rateを重視しており、解約率は約1.5%の低水準を維持する。2023年2月期から2026年2月期の売上高年平均成長率(CAGR)は非開示だが、同期間で6億円から11億円へ拡大した。
グループの拡大とM&A戦略
当社は2025年9月にAIスクールを運営する株式会社AIStepを、2026年2月に女性向けWebデザインスクールの株式会社Zealoxをそれぞれ完全子会社化した。これにより生成AI活用支援や個人向けキャリア教育を事業ポートフォリオに加え、人材育成プラットフォームの拡充を図る。子会社化に伴い2026年2月期の連結貸借対照表には567,392千円ののれんが計上された。グループとして「AI時代の活躍人材創出」を掲げ、M&Aを成長戦略の柱と位置づける。
競争優位としてのコンテンツ基盤と出版社ネットワーク
要約コンテンツは190社超の出版社と直接契約し、著作権者から許諾を得た上で制作される。社内外の有識者による選書委員会でテーマを選定し、50名以上の専門ライターが執筆、出版社の確認を経て公開する。2026年2月末時点で累計4,200冊超の要約を提供し、年間約400冊を追加する。このプロセスが信頼性を高め、新規参入障壁となっている。また、全国200店超の書店に「フライヤー棚」を設置し、出版社・書店との関係を強化する。
業界の中での役割は企業の人材育成・自己研鑽市場向けに、書籍の要約コンテンツと学習管理機能を提供するプラットフォーマー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| エンター プライズ事業 | 7億円 | 63.6% | 4億円 | 57.1% |
| コンシューマ 事業 | 4億円 | 36.4% | 1億円 | 25.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01法人向け(企業の人材育成・福利厚生)主力
企業の従業員向けに、書籍要約サービス「flier business」をSaaS型サブスクリプションで提供。社員の自律的学習の推進や学びの文化形成を支援し、人事研修担当者を通じて導入される。売上の2/3超を占める主力事業。
- flier business
- 法人向けの書籍要約サービス。月額固定費で従業員に要約閲覧を提供し、管理者機能で閲覧状況の把握や人的資本開示に対応。
02施設向け(図書館・書店等)準主力
図書館や書店などの施設向けに、Wi-Fi接続やQRコードを介して要約を閲覧できるサービスを提供。施設の滞在価値を高め、書店では「フライヤー棚」として出版関連のリレーション強化に貢献。
- 本の要約サービス flier(施設向け)
- 施設のWi-Fi接続やQRコード読み取りで要約を閲覧可能にするカスタマイズ版。
03個人向け(自己研鑽)準主力
ビジネスパーソン向けに書籍要約サービス「flier」を個人向けに提供。月額制プランで、要約の読み放題や音声対応を特徴とする。ブランド認知度向上に貢献。
- 本の要約サービス flier(個人向け)
- ビジネス書の要約を月額制で読み放題または定額で提供する自己研鑽サービス。
04法人向け研修副次
flier business利用企業向けに研修プログラムを提供。リーダー層向けの越境型学習プログラムや著者セミナーなどを展開し、研修単位で収益を得る。
- 越境マネジメントプログラム
- 他企業の同階層とともに本を主題に学ぶリーダー向け研修プログラム。
05成長組織支援副次
従業員の成長環境を調査分析するサーベイ「flier成長組織ナビ」を提供。5つの項目で「成長組織スコア」を構成し、組織変革を支援。
- flier成長組織ナビ
- 従業員の成長環境を測るサーベイ。制度・関係性・循環・学びの姿勢・成長実感の5項目でスコア化。
06オンライン読書コミュニティ副次
読書好き向けのオンラインコミュニティ「flier book labo」を運営。会員間の交流や著者によるセミナー等を提供し、本を通じた学びの場を創出。
- flier book labo
- オンライン読書コミュニティ。会員同士の交流や著者による読者会、短期講座を提供。
07動画広告その他
本をテーマにしたインタビュー番組「flier公式チャンネル」を配信。著名人を招き、学びの動画コンテンツを提供する広告事業。
- flier公式チャンネル
- 本を軸にしたディープなインタビュー番組。学びを深める多様な動画コンテンツを配信。
08スクール事業その他
子会社を通じて、未経験者向けのフリーランス養成講座(AIStep)や女性向けWebデザインスクール(Find me !)を運営。
- AIStep
- 未経験から副業・フリーランスデビューを目指す次世代フリーランス養成講座。
- Find me !
- 未経験の女性に特化したWebデザインスクール。
製品と技術
要約コンテンツとAIを活用した検索機能
「flier」の核は1冊約10分で読める要約コンテンツである。年間約400冊を追加し、2026年2月末時点で4,200冊超を提供する。テキストに加え、9割以上のコンテンツは音声再生に対応する。2023年からは「AIお悩み解決サーチ(β)」を提供し、セマンティック検索とLLMを組み合わせてユーザの悩みに最適な一冊を提案する。解析対象は要約データセットと書籍名のみで、本文は読み込まない。
法人向けSaaS「flier business」の機能体系
「flier business」はアカウント数に応じた月額課金のSaaSである。主な機能として、要約閲覧(詳細画面・ランキング)、学びのアウトプットを促す「学びメモ」、企業ごとの読書プログラム、管理者向けダッシュボード(閲覧数推移・ユーザ別順位)、人的資本開示機能、SAML/SSO認証やSlack連携などを備える。解約率は約1.5%と低く、2026年2月末時点の累計法人契約社数は1,362社に達する。
子会社が運営するスクール事業の内容
子会社AIStepは生成AI等の次世代フリーランス養成講座を運営する。4.5か月から5.5か月のコースで、スキル習得から商談獲得までを支援する。同じく子会社Zealoxは未経験女性に特化したWebデザインスクール「Find me !」を提供し、マンツーマン指導と在宅ワークの伴走支援を行う。Zealoxの収益モデルは初期費用と月額固定費のハイブリッド型である。両社とも2026年2月期のコンシューマ事業セグメントに含まれる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウド関連で国内独立系、小規模だが成長途上
同社は情報・通信業に属し、クラウドやIoTソリューションを提供する独立系企業である。売上高は2024年2月期8億円、2025年2月期9億円、2026年2月期予想11億円と増収基調だが、営業利益率は2026年2月期で0%と損益分岐点に達したばかりである。同業他社であるソラコムやL is Bと比較すると、売上規模は小さく、収益改善途上にある。ソラコムはクラウド通信プラットフォームで高い成長を示しており、同社は後発かつ小規模ながら、特定領域での差別化を模索していると推察される。業界全体ではSaaS/IoT需要拡大が追い風だが、競合が多く、持続的な成長には収益基盤の強化が急務である。
強み
- クラウド・IoTに特化し、独立系として機動的なサービス提供が可能。
- 2024~2026年度にわたり売上高が増加しており、需要獲得が進んでいる。
- 2026年2月期に営業利益率0%と黒字化目前であり、収益改善の兆し。
- 少人数組織のため、市場変化への迅速な対応が可能と推測される。
課題
- 営業利益率が0%と低く、持続的な黒字化が急務。
- ソラコムなど同業他社に対し、明確な優位性が見えにくい。
- 売上規模が小さく、規模の経済によるコスト低減が難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がフライヤー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3779ジェイ・エスコムホールディングス | 15億円 | — |
| 2 | 3910エムケイシステム | 15億円 | 6.0倍 |
| 3 | 3634ソケッツ | 15億円 | 17.0倍 |
| 4 | 4017クリーマ | 14億円 | 52.8倍 |
| 5 | 4265Institution for a Global Society | 14億円 | — |
| 6 | 323Aフライヤー | 13億円 | 97.4倍 |
| 7 | 241AROXX | 12億円 | 2.4倍 |
| 8 | 4073ジィ・シィ企画 | 12億円 | 17.5倍 |
| 9 | 303Avisumo | 12億円 | 14.4倍 |
| 10 | 184A学びエイド | 11億円 | — |
| 11 | 4059まぐまぐ | 11億円 | 54.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 20件
本の要約サービス開始からアプリ展開までの創業期
当社は2013年6月、東京都渋谷区で株式会社フライヤーとして設立された。同年10月には本の要約サービス「flier」のWebサイトを開設し、サービスを開始した。2014年4月にiOSアプリ、2015年7月にAndroidアプリをリリースし、モバイル対応を進めた。創業から2年間で主要なプラットフォームを整え、ビジネスパーソンのすきま時間学習に訴求する基盤を築いた。
メディアドゥグループ参画による事業基盤強化
2016年11月、電子書籍取次の株式会社メディアドゥが当社を子会社化し、メディアドゥグループに参画した。この買収はテキスト電子書籍の販売機会拡大を目的としており、当社はメディアドゥ本社のある東京都千代田区一ツ橋へ本社を移転した(同年12月)。グループのリソースを活用し、出版社との関係強化や事業運営の安定化を図った。
サービスの多角化と新機能の追加
2017年9月、全国の書店に要約閲覧情報を活用した常設棚「フライヤー棚」の設置を開始した。2018年4月には音声版、2019年3月には施設版(図書館・インターネットカフェ向け)を提供開始。2020年5月にはオンライン読書コミュニティ「flier book labo」、2022年3月には有識者による動画シリーズ「flierチャンネル」を相次いで投入し、単なる要約提供から学びのプラットフォームへと進化した。
法人向けサービス再編と株式上場
2023年9月、法人向けサービスを「flier business」としてリニューアルし、SaaS型の人材育成サービスに特化させた。2024年5月には組織の成長環境を診断する「flier成長組織ナビ」を提供開始。2025年2月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により資金調達と認知度向上を実現し、その後のM&A加速の足がかりとした。
M&Aによる事業領域の拡大
2025年9月、AI研修事業を手がける株式会社AIStepを完全子会社化した。AIStepは未経験から最短1か月で副業・フリーランスデビューを目指す講座を提供する。2026年2月には女性特化型Webデザインスクールの株式会社Zealoxを子会社化し、個人向けスクール事業を強化した。両社の業績は2026年2月期のコンシューマ事業セグメントに寄与し、売上高の拡大に貢献した。
年表20件を開く
2010年代
- 2013年6月創業東京都渋谷区において、株式会社フライヤーを設立
- 2013年10月本の要約サービス「flier」Webサイトを開設し、サービスを提供開始
- 2014年4月本の要約サービス「flier」iOSアプリのリリース
- 2014年6月東京都港区六本木に本社移転
- 2015年7月本の要約サービス「flier」Androidアプリのリリース
- 2015年9月東京都渋谷区代々木に本社移転
- 2016年2月「読者が選ぶビジネス書グランプリ」を主催開始
- 2016年11月M&A電子書籍の取次を主な事業とする株式会社メディアドゥがテキストの電子書籍の販売機会拡大のシナジーを目的として当社を子会社化し、メディアドゥグループに参画
- 2016年12月東京都千代田区一ツ橋のメディアドゥオフィス内に本社移転
- 2017年9月全国の書店にて要約閲覧情報を活用した常設棚を設置開始
- 2018年4月本の要約サービス「flier」音声版を提供開始
- 2019年3月本の要約サービス「flier」施設版を提供開始
2020年代
- 2020年5月オンライン読書コミュニティ「flier book labo」を提供開始
- 2022年3月有識者による動画シリーズ「flier チャンネル」を提供開始
- 2022年4月東京都千代田区一ツ橋に本社移転
- 2023年9月法人向けサービス「flier 法人版」を「flier business」としてリニューアル
- 2024年5月「flier 成長組織ナビ」を提供開始
- 2025年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年9月M&A株式会社AIStepを完全子会社化
- 2026年2月M&A株式会社Zealoxを子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高記載なし
- 営業損益記載なし
- 営業損益率記載なし
- 売上成長率記載なし
- MRR記載なし
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
本からの学びによる人材育成強化
AI時代に求められる人間力を高めるため、要約サービス「flier business」を軸に、プロダクト進化や読書会を通じたコミュニケーション活性化など、体験価値を強化する。
- 02
AI活用支援事業の拡大
生成AI等の活用支援を新たな成長柱と位置づけ、M&Aを積極活用して事業領域を拡大。子会社を通じて実践的なスキル習得支援を提供する。
- 03
サービス認知度向上とブランド浸透
広報・マーケティング強化、書店連携など多角的な露出戦略で「flier」ブランドを浸透。既存顧客基盤を活用しグループ全体の成長を加速する。
- 04
販売力と価値提供力の向上
エンタープライズ事業を成長の中核と位置づけ、セールス・カスタマーサクセス人員への投資や販売パートナー網の構築により展開を加速する。
- 05
優秀な人材確保と組織文化醸成
バリュー浸透と能力発揮できる環境整備、多様な人材の長期活躍、子会社を含む柔軟な働き方の推進により機動力を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で57人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は641万円で、1期前と比べて+1.1%。平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2月 | 634 | 35.0 | 3.7 | 58 |
| 2026年2月 | 641 | 35.6 | 4.4 | 57 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社メディアドゥ(注)東京都千代田区 · その他の関係会社議決権56.3%
- 国内株式会社AIStep東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社Zealox東京都港区 · 連結子会社議決権70.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は11億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+22.2%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16億円 | 11億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 0億円 |
| 純利益 | 1億円 | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は4億円、営業利益は0億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2027年1Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年2月期からの6期で、売上は4億円から11億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 4 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年2月 | 5 | — | −3 | — | −3 |
| 2023年2月 | 6 | — | −3 | — | −3 |
| 2024年2月 | 8 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年2月 | 9 | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社Zealoxを子会社化 | |||||
| 2026年2月 | 11 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高11億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金18.2%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金72.7%8億円
- その他の費用持分法損益などの調整9.1%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年2月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は24.1%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 3 | 2 | 1 | 75.8 |
| 2022年2月 | 3 | 1 | 2 | 28.0 |
| 2023年2月 | 5 | 1 | 4 | 21.4 |
| 2024年2月 | 4 | 0 | 4 | 10.0 |
| 2025年2月 | 6 | 2 | 4 | 38.3 |
| 2026年2月 | 13 | 3 | 9 | 24.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中138位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中572位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥373で、1年前と比べて-48.6%。過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 97.4倍 |
| PER (会社予想) | 21.9倍 |
| PBR | 4.09倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7/15に386円で前日比-9.2%の大幅下落。52週安値371円に接近しており、25日線396円を下回る弱地合い。出来高は1.7万株とやや増加し売り圧力を示唆。週足では3週連続下落で下値模索が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PERは105.2倍と同業界平均30.3倍を大幅に上回り極めて割高です。PBRも4.53倍で平均3.52倍を上回り、無配かつ業績も赤字や微益で改善が見られず、割高と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 97.4倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 21.9倍 | — |
| PBR | 4.09倍 | 2.96倍 |
| ROE | 4.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
SaaS型の店舗管理プラットフォームを手掛け、売上は成長しているが、営業赤字が続き、利益化のタイミングが焦点。強気派は、導入店舗数の拡大と月額課金のストック収益が将来の黒字化につながると主張。一方、弱気派は、競合の多さや大企業顧客の開拓に課題が残る、解約率の上昇リスクを指摘する。PERは100倍超と割高で、損益分岐点に達する時期が不透明。
- ストック収益の積み上がり
月額課金型のため、継続利用で売上が安定成長。
- 店舗デジタル化追い風
小売・飲食のIT投資需要が中期的に継続。
- 赤字幅縮小傾向
2024年2月期営業損失1億円、前年は3億円の赤字。
- 売上高2年連続増加で収益基盤強化FY2026/2影響弱
売上高はFY2024/2の8億円からFY2026/2に11億円へ37.5%増加
- 黒字転換によるPER低下期待FY2027/2影響中
現在PERは105倍超だが、営業利益1億円達成でPER約14倍に低下
- 低PBR改善への株主還元策次回株主総会影響弱
PBR4.5倍と高く、配当や自社株買いの発表があれば期待
- 小型株バリュエーション修正の追い風不定影響弱
時価総額14億円と小型で、成長期待から評価修正余地
- 競合ひしめく市場
POSクラウド、店舗管理SaaSは多数存在し差別化困難。
- 利益化の目途立たず
売上9億円でも営業利益ゼロ、固定費負担重い。
- 高バリュエーション
PER105倍、PBR4.5倍と割高感顕著。
- 営業利益ゼロ継続で収益性懸念FY2026/2影響強
FY2026/2の営業利益予想0億円、黒字化の目途立たず
- PER100倍超の割高感継続通年影響中
当期純利益0.5億円でもPERは28倍、現状の105倍は過大
- 株価1年で53%下落、信用悪化継続影響中
年初来53%下落、時価総額14億円と流動性低下リスク
- 外国人保有率1.66%と低い需給継続影響弱
外国人保有率1.66%で需給改善期待乏しく、売り圧力懸念
- ARR(年間経常収益)
- ストック収益の成長率を示す重要指標。
- 解約率(チャーンレート)
- 顧客定着度を測り、持続可能性を判断。
- 営業損益
- 黒字化達成の進捗を直接確認。
- 導入店舗数
- 市場浸透度と成長性の指標。
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ1,223人。区分でいちばん多いのは事業法人で65.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.3%を占め、残る34.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 64.4 | 65.3 |
| 個人・その他 | 26.3 | 26.4 |
| 証券会社 | 7.8 | 6.6 |
| 外国法人 | 0.9 | 1.6 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社メディアドゥ | 56.29 |
| 02 | 大賀 康史 | 5.46 |
| 03 | XTech2号投資事業有限責任組合 | 4.71 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 2.00 |
| 05 | JPモルガン証券株式会社 | 1.99 |
| 06 | 梶原 圭三 | 1.92 |
| 07 | 株式会社CARTA VENTURES | 1.62 |
| 08 | 大分VCサクセスファンド6号投資事業有限責任組合 | 1.32 |
| 09 | みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合 | 1.30 |
| 10 | 株式会社インソース | 1.14 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+100%、1株純資産は3期で−63%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | −1,018 | 236 | −97.8 | — |
| 2022年2月 | −2,143 | — | −185.5 | — |
| 2023年2月 | −95 | — | −321.3 | — |
| 2024年2月 | −45 | — | −190.4 | — |
| 2025年2月 | 4 | 68 | 8.2 | 212.2 |
| 2026年2月 | 4 | 88 | 4.4 | 109.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/2期の役員報酬は総額64百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大賀康史 | 代表取締役 CEO | 47 | 186,800 |
| 望月剛 | 取締役 CFO | 45 | 6,840 |
| 服部結花 | 取締役 | 47 | — |
| 安田雅彦 | 取締役 | 59 | — |
| 佐藤純 | 常勤監査役 | 51 | 2,760 |
| 鈴木克征 | 監査役 | 63 | — |
| 廣瀬崇史 | 監査役 | 46 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 39 | 4 | 43 | 11 |
| 社外取締役 | 3 | 21 | — | 21 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,450字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,350字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,322字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,301字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期第1四半期 決算説明資料2026-07-14
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