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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

Atlas Technologies

Atlas Technologies Corporation9563 · Growth · サービス業

Fintech領域に特化した独立系コンサルのパイオニア。決済・銀行・証券・保険の分野で、戦略立案から実行まで一気通貫でプロジェクトをマネジメントする。

概要

Atlas Technologiesは、2018年1月に東京都調布市で設立されたFintech領域に特化した独立系コンサルティング企業である。決済・銀行・証券・保険分野において戦略立案からシステム構築、運用まで一気通貫で支援する。2022年10月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年12月期の連結売上高は23億円、従業員数は69名。本社は東京都千代田区に所在する。

Fintech領域に特化した独立系コンサルティング

当社グループは、決済・銀行・証券・保険の4分野に特化したコンサルティングサービスを提供する。顧客企業が抱える新規事業立案、業務改革、システムのグランドデザイン、規制対応といった課題に対し、Fintech領域で蓄積したノウハウを活用した高付加価値サービスを提供する。独立系である強みを活かし、特定のベンダーや金融機関に依存しない中立的な立場でアドバイスを行える点が特徴である。2025年12月期よりITリスク・PMO支援分野のサービス提供も開始し、ポートフォリオを拡大している。

戦略立案から実行までを一気通貫でマネジメント

当社のコアビジネスモデルは、プロジェクトマネジメントによる一気通貫支援である。「戦略策定・事業企画」から「要件定義」「設計・開発・テスト」「運用・保守」まで、プロセスの分断を起こさずに同一チームが伴走する。このアプローチにより継続・追加受注を獲得し、顧客ポートフォリオを積み上げることで収益の安定化を図る。2025年12月期には営業利益9百万円と黒字化を達成し、前年の営業損失382百万円から改善した。

シンガポール拠点を軸にしたクロスボーダー展開

2022年1月にシンガポール支店を設置し、アジア太平洋地域を中心とするクロスボーダー案件に対応している。日本企業の海外進出支援や、海外企業の日本市場参入における現地商習慣・規制への適応など、ボーダーレスなサービスを提供する。子会社Kapronasia Singapore Pte. Ltd.(2023年買収)と連携し、グローバルな大企業や金融機関、国際機関とのプロジェクト実績を有する。

Kapronasia Singapore子会社化でグループ体制を強化

当社グループは、当社と2つの連結子会社(Kapronasia Singapore Pte. Ltd.、KAPRONASIA LIMITED)で構成される。2023年8月にKapronasia Singaporeの全株式を取得し完全子会社化した。これによりシンガポールを拠点とする人材と顧客基盤を獲得し、クロスボーダー案件の遂行能力を高めた。グループ全体で約69名の従業員を擁し、デジタルソリューション事業の単一セグメントとして運営している。

業界の中での役割はFintech特化型コンサルティングファームにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01金融(決済・銀行・証券・保険)主力

Fintech領域の課題解決を支援。決済、銀行、証券、保険分野において、新規事業立案、業務改革、システムのグランドデザイン、規制対応など、戦略策定から実行まで一気通貫のプロジェクトマネジメントを提供。クロスボーダー案件にも強み。

独立系コンサルティンググループとして、Fintech領域に特化した専門性

主な製品・サービス2
ビジネスコンサルティング
上流フェーズの戦略立案や事業企画を支援。独立系としての中立性とFintech専門性を活かし、顧客の課題解決を共創する。
テクノロジーコンサルティング
戦略実行段階におけるシステム構築やオペレーション設計を支援。ビジネスパートナー選定やプロジェクト全体の最適化を図る。

製品と技術

ビジネスコンサルティング:上流工程の戦略策定と共創

当社のビジネスコンサルティングでは、顧客企業の戦略策定や事業企画といった上流工程を支援する。独立系の強みである中立性を活かし、特定の製品や技術に偏ることなく、最適なソリューションを共創する。決済分野を祖業とし、銀行・証券・保険の各分野に拡大。業界リーディングカンパニーとの先進的プロジェクトで得たナレッジを活用し、高付加価値なサービスを提供する。

テクノロジーコンサルティング:システム設計から運用まで

テクノロジーコンサルティングでは、戦略策定後のプロジェクト実行段階において、顧客企業の現場にチームが常駐し課題解決を支援する。要件定義、システム設計、業務構築、さらにはサービスイン後のシステム・業務運用やデータ利活用、セキュリティ運用までをカバーする。プロジェクトに最適なビジネスパートナーの選定も支援し、顧客固有のニーズに合わせた多様なソリューションを提供する。

クロスボーダー案件対応:国際的なプロジェクト支援

当社は、日本と海外のクロスボーダー案件に強みを持つ。シンガポール支店および現地子会社を通じて、アジア太平洋地域のグローバル企業や金融機関、国際機関とのプロジェクト実績を多数有する。現地商習慣や競合環境、ローカル消費者理解など、クロスボーダー案件特有の課題に対して、グローバルレベルの専門知識と経験を組み合わせてスピーディーに解決する。国内顧客が海外プレイヤーと協業する際の支援や、海外顧客の日本展開支援も行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 金融(決済・銀行・証券・保険)独立系コンサルティンググループとして、Fintech領域に特化した専門性

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

都市開発支援で差別化、収益改善途上の新興勢力

サービス業セクターで、都市空間のデジタル化や測量技術を用いた建設支援を展開している。同業のダイブグループやマテリアルグループは人材派遣や建機管理を手掛けるが、当社は空間情報技術の活用で異なる価値提案を行う。売上高は30億円前後で推移し、直近の営業利益率は0%と利益創出はまだ。提供データの全体像は限定的だが、競争環境では受注獲得や収益性の確保が課題。高い技術力を持ちながらも、営業体制やプロジェクト管理に改善の余地があると考えられる。市場はインフラ老朽化や都市開発需要で拡大が見込まれるが、大手ゼネコンや専門企業との競争で実績が求められる。成長には、サービスの標準化と収益性の高いセグメントへの集中が急務である。

強み

  • 測量や3Dデータ活用に強みを持ち、都市開発プロジェクトに貢献。
  • 建設分野のデジタル化でニッチな領域を開拓し、差別化を図る。
  • 売上高を一定規模に維持しており、受注基盤がある程度ある。
  • 直近で営業利益率はゼロだが、前期の赤字からは改善している。

課題

  • 営業利益がゼロ付近で、事業成長に伴う費用構造の改善が急務。
  • 都市開発分野は大手企業も多く、価格競争や技術競争が激しい。
  • プロジェクト型の事業は受注変動が大きく、業績が不安定になる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がAtlas Technologies

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
12425ケアサービス28億円22.1倍
29439エム・エイチ・グループ27億円
39635武蔵野興業27億円7.4倍
49563Atlas Technologies26億円14.2倍
57036イーエムネットジャパン26億円
66081アライドアーキテクツ26億円
77035and factory26億円
87064ハウテレビジョン26億円27.6倍
96063日本エマージェンシーアシスタンス25億円18.2倍
106563みらいワークス25億円20.8倍
114735京進25億円25.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

2018年調布市で資本金50万円のFintechコンサル会社として創業

2018年1月、東京都調布市において、Fintechコンサルティング事業の展開を目的に資本金500千円で設立された。創業者の「新たな地図を描くように価値を生み出したい」という想いから「Atlas Technologies」と命名された。同年11月には資本金を3,000千円に増資し、本社を東京都渋谷区へ移転した。

20年までに3度の増資とISO認証取得、本社を千代田区へ移転

2019年8月に資本金を10,000千円へ増資。2020年6月に情報セキュリティマネジメントの国際規格ISO/IEC27001認証を取得した。同年9月には本社を東京都千代田区に移転し、さらに11月には資本金を12,250千円に増資した。この間、売上高は2019年12月期に6億円、2020年12月期に12億円と急成長した。

2022年シンガポール支店開設と東証グロース上場を達成

2022年1月、シンガポール支店を設置し海外事業を本格化させた。同年10月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、同時に資本金を674,650千円に増資した。上場時点の売上高は28億円(2022年12月期)に達していたが、その後2023年12月期に26億円、2024年12月期に21億円と減少に転じた。

2023年Kapronasia Singaporeを買収し連結子会社化

2023年8月、Kapronasia Singapore Pte. Ltd.の全株式を取得し完全子会社化した。同時に本社を東京都千代田区霞が関に移転。この買収によりシンガポールのコンサルティング事業をグループ内に取り込み、アジア太平洋地域でのプレゼンスを強化した。2025年12月期には売上高23億円、営業利益9百万円と回復基調にある。

年表12件を開く

2010年代

  • 2018年1月創業東京都調布市において、Fintech(注1)コンサルティング事業の展開を目的として、資本金500千円で当社を設立
  • 2018年11月資本金を3,000千円に増資
  • 本社を東京都渋谷区に移転
  • 2019年8月資本金を10,000千円に増資

2020年代

  • 2020年6月ISO/IEC27001認証取得
  • 2020年9月本社を東京都千代田区に移転
  • 2020年11月資本金を12,250千円に増資
  • 2022年1月シンガポール支店を設置
  • 2022年10月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 資本金を674,650千円に増資
  • 2023年8月本社を東京都千代田区平河町から東京都千代田区霞が関に移転
  • M&AKapronasia Singapore Pte. Ltd.(現連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    サービスの拡大と高付加価値化

    Fintech領域において決済に加え銀行・証券・保険分野のコンサルタント体制を確立し、ITリスク・PMO支援の新規サービスも立ち上げ。蓄積したノウハウを活用し全分野で高付加価値化を推進する。

  2. 02

    優秀な人材の採用と育成

    新規サービス分野のマネージャークラスやジュニア層の採用を強化。OJTや研修プログラムを通じて社員の成長を支援し、サービスの高付加価値化と定着率向上を図る。

  3. 03

    クライアントの獲得と深耕

    新規サービス分野の実績を積み重ね顧客基盤を強化。既存決済分野では深耕によるアップセルを推進。一気通貫のサービス提供を活かし横断的な提案活動で幅広いニーズを取り込む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で69人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,023万円で、3期前と比べて8.1%平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は2.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年12月1,11446.61.429
2023年12月1,00942.11.545
2024年12月1,01941.21.666−606
2025年12月1,02343.32.0690

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 千代田区0百万円
主な関係会社
  • 海外
    KAPRONASIA LIMITED
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は23億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+9.5%。

売上高
+9.5%
23億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +19.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高24億円23億円
営業利益1億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は12億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q7114.31
2023年2Q7114.30
2023年3Q700.00
2023年4Q50
2024年1Q5−1−20.0−1
2024年2Q5−1−20.00
2024年4Q11−2−18.2−8
2025年2Q11−1−9.1−1
2025年4Q1218.31
2026年2Q1218.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京都調布市において、Fintech(注1)コンサルティング事業の展開を目的として、資本金500千円で当社を設立
2018年12月000
2019年12月621
2020年12月1232
2021年12月2253
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年12月2864
2023年12月2611
2024年12月21−4−4−19.0−9
2025年12月23000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高23億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.9%17億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.1%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.4pt
1.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年12月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は15億円で、売上の7.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年12月20023
2021年12月3036
2022年12月4013424
2023年12月−1−50−618
2024年12月−100−117
2025年12月−100−115

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年12月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は86.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年12月00069.3
2019年12月32148.3
2020年12月64255.3
2021年12月117458.5
2022年12月2924584.1
2023年12月2825390.5
2024年12月1917385.4
2025年12月1917386.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中19位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥345で、1年前と比べて+7.5%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥345-2.0%1ヶ月+13.5%1年+7.5%時価総額26億円
過去52週の値幅
安値¥265高値¥402

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)35.9倍
PBR1.51倍
配当利回り2.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月17日に401円まで急伸し52週高値を更新したが、翌18日に9.48%急落し363円。25日線309.72円を約17%上回る水準だが、高値圏での利益確定売りが優勢。出来高は急増し333,000株と変動率が高まっている。RSIは68.99と過熱感がある。1カ月で23.05%上昇しており短期的な調整局面に入った可能性がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 22/100)

PERが98.05倍と業界平均22.53倍を大幅に上回り、PBR1.31倍は平均3.18倍を下回るものの、無配当で利回りはゼロ。ROE1.4%と収益性は極めて低く、2024/12期は最終赤字9億円を計上。2025/12期も黒字化が見込まれるが利益はほぼゼロ。業績の不安定さと成長性の乏しさを考慮すると、現在の株価水準は割高と判断せざるを得ない。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍23.4倍
PER (予想)35.9倍
PBR1.51倍3.51倍
ROE1.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

IT人材需要の変動と収益悪化への対応が論点。強気派は、IT投資の長期的な増加基調や人材不足により、需要回復と損失からの反転を見込む。弱気派は、売上高の減少と赤字の拡大が続いており、事業構造の改善が進まなければ存続リスクさえあると指摘する。人材の確保や案件獲得の強化が試金石となる。

プラスに働く材料7
  • IT投資の拡大基調

    企業のDX投資は中長期的に増加し、IT人材の需要は高い

  • 業績悪化からの反転余地

    新規案件の獲得や稼働率改善で収益回復の可能性がある

  • 人材不足の追い風

    技術者の供給不足が続き、派遣料金の引き上げ余地がある

  • 本業の営業損益が黒字転換通年影響

    営業利益は-4億円から0億円へ改善

  • 最終損益が-9億円から0億円へ通年影響

    純利益は-9億円から0億円となり赤字解消

  • 売上高23億円と前期比2億円増通年影響

    売上高は21億円から23億円へ増加

  • PBR1.31倍と資産価値が下支え継続影響

    PBR1.31倍と純資産を上回り、下値不安が限定的

マイナスに働く材料7
  • 業績の悪化

    売上高が減少し、営業赤字が拡大している

  • 競争力の低下

    大手や専門企業との競争で案件獲得が困難になっている

  • 需要変動の影響

    IT投資の抑制やプロジェクト中断のリスクがある

  • PER98.05倍と極端な高評価継続影響

    PER98.05倍と高く、成長鈍化時に急落リスク

  • ROE1.4%と資本効率が低位継続影響

    ROE1.4%は低く、収益力の弱さが映る

  • 売上高は2年前の26億円から23億円通年影響

    売上高は2年間で26億円→23億円と減少

  • 無配当で株主への還元がない継続影響

    配当利回りは0%で、インカムゲインが得られない

次の決算で確かめる点
売上高
需要動向と案件獲得力を示し、業績の方向性を反映する
稼働率
エンジニアの稼働状況は収益性に直結する重要な指標
単価
人材価格の動向が収益力を測る指標になる

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,804人。区分でいちばん多いのは個人・その他93.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.7%を占め、残る99.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他81.191.892.493.9
証券会社7.25.06.24.4
外国法人7.92.20.91.0
事業法人0.20.70.30.6
金融機関3.50.30.10.1
外国人個人0.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山本 浩司66.73
02小椋 祐治4.31
03吉川 直樹2.38
04株式会社SBI証券2.22
05楽天証券株式会社1.24
06村山 詠一0.57
07西村 智明0.54
08蔵本 公晴0.41
09J.P.Morgan Securities plc (常任代理人 JPモルガン証券株式会社)0.34
10トランズインターナショナル株式会社0.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-20
    山本 浩司
    変更報告
    61.75%
    -5.52pt
  • 2026-08-19
    山本 浩司
    新規の大量保有報告
    61.75%
    -5.52pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−100%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは1.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年12月115,16544,166149.1
2019年12月478,228522,393168.8
2020年12月335976.6
2021年12月5111060.5
2022年12月6533826.427.4
2023年12月113393.141.1
2024年12月−116224
2025年12月32261.493.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額74百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山本浩司代表取締役社長444,958,200
石川豊明取締役67
松尾茂取締役63
坂爪紀之常勤監査役45
中山茂監査役46
吉田昌弘監査役52

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2515126
社外取締役523235

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,426字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社2社(Kapronasia Singapore Pte. Ltd. 、KAPRONASIA LIMITED)で構成されており、「人と産業の可能性を、解き放つ」をビジョンに、「あらゆる産業とFintechの融合」をミッションとして掲げ、事業を運営しております。国内外の顧客が抱える多様な課題を解決するため、Fintech領域の決済・銀行・証券・保険分野においてコンサルティング及びプロジェクト実行支援サービスを提供しております。また、2025年12月期よりITリスク・PMO支援分野のサービス提供を開始しており、コンサルティングのサービスポートフォリオを着実に拡大しております。 当社グループは、Fintech領域の独立系コンサルティング・グループとして、プロジェクトマネジメントに特化して顧客の戦略立案から事業構築、サービスイン後の事業運営までを一気通貫で支援します。具体的には、「戦略策定・事業企画」などの上流フェーズから、その後の「要件定義」、「システム設計」、「業務構築」などのプロジェクト実行フェーズに至るまで、顧客企業のデジタルソリューション・パートナーとして課題解決に向けて伴走します。さらにサービスイン後のシステム・業務運用や、データの利活用、セキュリティ運用支援など多様なソリューションを提供しております。 当社グループのサービスの特徴は、下記のとおりであります。 (1) Fintech領域に特化した高付加価値サービス 決済・銀行・証券・保険分野において「新規事業立案」「業務改革」「システムのグランドデザイン」「規制対応」など、顧客企業は多様な課題を抱えております。当社グループはこれまでのFintech領域におけるプロジェクト支援実績から得たノウハウ・ナレッジを最大限活用し、専門性に富んだ高付加価値サービスを提供することで、顧客の課題解決を支援します。 (2) 戦略立案から実行まで一気通貫でプロジェクトをマネジメント 顧客のプロジェクトにおけるプロセスの分断を引き起こすことなく、「戦略立案・事業企画」から「要件定義」、「設計・開発・テスト」、「運用・保守」まで、当社グループの高い専門性と多様なバックグラウンドを持つコンサルタントが、一気通貫でソリューションを提案し、支援を行っております。 この一気通貫のプロジェクトマネジメントを強みとして継続・追加受注を獲得し、顧客及びプロジェクトのポートフォリオを積み上げていくことで、提供するサービスから継続的に収益が発生するビジネスモデルとなっております。 多くの企業では社内のリソースや知見等が不足しており、企業単独でのFintech事業の立ち上げ・運営は難易度の高いものとなっています。当社グループは、それぞれの実態に合わせて全体最適となるよう顧客と協働しながら、事業構築から運営まで一連のプロセスにおいてサービスを提供することが可能です。 <ビジネス・コンサルティング> 当社グループのコンサルティングサービスは、独立系の強みである中立性と、Fintech領域に特化したプロジェクト遂行により蓄積した高い専門性を活かし、顧客企業の上流フェーズにおける戦略立案等を共創・支援します。さらに、各業界におけるリーディングカンパニーとの先進的プロジェクトを通じて獲得したナレッジ等も活用することで、高付加価値なサービスを提供するとともに、海外事情に精通したグローバルレベルの専門知識と経験を組み合わせ、クロスボーダー案件でも柔軟なサービス提供を行っております。 <テクノロジー・コンサルティング> 戦略策定後のプロジェクト実行段階においても、当社グループのチームが顧客企業の現場で課題解決に向けて伴走しており、プロジェクトに最適なシステム・オペレーションを構築するためのビジネスパートナーの選定を支援するなど、顧客固有のニーズに合わせて多様なソリューションを提供しております。これにより顧客企業の事業効率・生産性向上の両面にアプローチしながらプロジェクトの全体最適を実現します。 (3) クロスボーダー案件への対応 当社グループでは、これまで日本とのクロスボーダー案件を受注するとともに、連結子会社や当社支店の拠点としているシンガポールを中心とした海外事業を推進し、アジア太平洋地域を中心にグローバルな大企業や金融機関、国際機関とのプロジェクト実績を多数有しております。国内顧客が海外プレイヤーと協業するプロジェクトや、海外顧客の日本国内における事業展開の支援などボーダーレスなサービス提供が可能です。グローバルレベルの専門知識と経験を組み合わせ、現地商習慣・日本と異なる競合環境・ローカル消費者理解などクロスボーダー案件特有の課題をスピーディーに解決しプロジェクトを柔軟に支援します。 なお、当社グループは、デジタルソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、サービスの概要は、下図のとおりであります。 当社グループは戦略から実行まで、多様なソリューションやデジタルアセット類を、グローバルで培った成功モデルに基づき体系化しております。さらに、異なるケイパビリティを持つビジネスパートナーとのネットワークを活用し、高品質なコンサルティングサービスを提供しています。様々なシーンで、ご要望に沿った幅広いサービスを提供することで顧客の課題解決を支援しております。 [事業系統図] 当社の事業系統図は、次のとおりであります。 (注)1.ビジネスパートナーは、当社グループのコンサルタントとともにプロジェクトの一部業務を担ってもらう企業です。プロジェクトの特性や顧客ニーズを見極め必要に応じてビジネスパートナーを選定し、当社グループとの協業によって顧客へサービスを提供します。
経営方針・対処すべき課題5,032字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ビジョン(Vision) 人と産業の可能性を、解き放つ (Unleash the potential of every person and industry on the planet) 『新たな地図を描くように、価値を生み出す「機会」や「場」を世界中に創り出したい』 創業者が世界の多くの国や都市を旅し、ビジネスを通じて抱いた想いによって、「Atlas(地図)」という名を冠した「Atlas Technologies」は創業されました。そんな私たちのビジョンは「人と産業の可能性を解き放つ」ことです。テクノロジーの力によって、世界中の人・組織・産業が本来持っている力を最大限に発揮できる豊かな社会を実現したいと考えています。 ミッション(Mission) あらゆる産業とFintechの融合 (To offer seamless solutions for embedding Fintech across all industries) インターネットによって、人類は地球規模で情報を低コストに伝達できるようになりました。その一方、日々生み出される経済的・社会的価値が世界中で途切れることなく移動し、交換されるためには、今なお多くの課題があります。私たちは、従来の金融機関のみならず、あらゆる産業がFintechと融合することで、決済・送金・投資・融資・預金・会計・保険・証券といった従来の金融のあらゆる領域がテクノロジーによって再定義され、その結果創造された価値が世界中をなめらかに移動し、人と産業の可能性が解き放たれる社会を実現したいと考えています。 Set of Values(5つの価値観) ① Challenge the Possibilities(可能性に挑戦しよう) 自分たち自身が奮い立つような高い目標を成し遂げよう。解は必ずあると信じて行動する。 ② Build Leadership(全員がリーダーであろう) ゴールを掲げ、自らがチームの先頭を走ろう。勇気をもって決め、相手が行動を起こせるように伝える。 ③ Act As One(一丸となってコトを成そう) 個人では成し遂げられないような驚くべきことをチームで実現しよう。 ④ Have Integrity(常に誠実さを持とう) 顧客・パートナー・同僚、そして自分自身に対して誠実で謙虚であろう。 ⑤ Keep It Fun(日常に遊び心を) 自らがその日常を楽しいと思えるような機会や場を創り出そう。余裕やユーモアをもって行動する。 (2) 経営環境 当連結会計年度の我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加を背景に、内需を中心として緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、エネルギー・原材料価格の高止まりや円安に伴うコスト上昇、消費者の節約志向は継続しております。加えて、米国の通商・金利政策の不透明感や欧州・中東情勢の緊迫化といった海外リスクも重なり、先行きについては依然として不透明な状況が続きました。金融資本市場の変動幅拡大も相まって、引き続き慎重な見極めが求められる局面となっております。 国内DXコンサルティングサービスを取り巻く環境においては、国内コンサルティング市場規模が2029年には1兆2,832億円(出典:IDC「国内ビジネスコンサルティング市場予測、2025年から2029年(2025年)」)、国内DX市場規模も2030年には9兆2,666億円(出典:富士キメラ総研「2025デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望」)にまで拡大し、今後も中期的に右肩上がりで成長が続くものと予想されております。また、海外においても同様に経営戦略及びIT関連のコンサルティング需要が中期的に高まっていくことが見込まれます。 当社グループがコンサルティングサービスを展開する金融業界及びFintech関連業界の多くの企業においては、日々変化する事業環境での生き残りを図るため、新たな価値の創出を模索している状況と推察されます。経営戦略やIT戦略の企画検討及び推進に際しては、イノベーションを実現するIT技術の活用と事業活動上の遵守項目への対応などを両輪かつ効率的に追求するよう迫られており、それらに対するコンサルティング需要は底堅く続くものと予想されます。 このような環境のもと、当社グループの事業としては、特にFintech関連事業における顧客のニーズを的確に捉え、既存顧客の深耕及び新規顧客獲得により受注は底堅く推移しております。また、前連結会計年度より立ち上げが本格化した銀行・保険・証券・PMO・ITリスク・セキュリティといった新規サービス分野につきましても、提供体制の整備が進んだことで新規受注が拡大し、着実に収益貢献を果たしております。なお、これらのサービス提供の要となる、高い専門性を持ったコンサルタントの採用につきましても、引き続き積極的に行っております。 (3) 中長期的な経営戦略及び経営指標 当社グループでは、2024年8月14日に2025年12月期から2028年12月期の4か年度を期間とした中期経営計画を公表しました。同計画は収益性を伴った事業成長に向けた取組みを行うフェーズであると位置づけており、主要な取組みとして、次の3点を推進してまいります。 ① サービスの拡大と高付加価値化 ② 優秀な人材の採用と育成 ③ クライアントの獲得と深耕 ① サービスの拡大と高付加価値化 Fintech領域のコンサルティングサービスにおいて、祖業である決済に加えて銀行・証券・保険分野のコンサルタント体制を確立し、収益貢献の基盤をより強固なものとしています。また、2025年度12月期より、ITリスク・PMO支援分野の新規サービスの立ち上げと体制構築が完了し、収益貢献が開始しております。独立系のコンサルティング・グループとして、Fintech領域の様々なプロジェクトを遂行した実績により蓄積したノウハウ・ナレッジを最大限活用し、全ての分野においてサービスの高付加価値化を推進してまいります。 ② 優秀な人材の採用と育成 新規に立ち上げたサービス分野においては優秀なコアメンバーを採用したことで、プロジェクトのデリバリーに必要な体制が構築されました。今後はデリバリーの中心となるマネージャークラスや持続的な組織成長の基礎となる積極的育成の対象となるジュニア層の採用を強化していきます。また、採用活動のみならず、当社グループ社員の「可能性を、解き放つ」ことも重要な事項であると捉え、OJTや社内外の様々な研修を中心に、多くの成長機会を提供しております。特に高い専門性を持つコンサルタントが集まる当社グループにおいて、多様な知識や経験を横展開するための社内向け研修プログラムを拡充させるなど教育施策を強化し、サービスの高付加価値化や定着率向上に繋げていきます。 ③ クライアントの獲得と深耕 新規に立ち上げたサービス分野においては着実にプロジェクト・パイプラインを積み上げ、2025年12月期からプロジェクトの受注が開始しており、今後も一層の収益貢献が見込まれております。一方で、新規に立ち上げたサービスであることから、より一層の信頼獲得の余地があり、プロジェクトの実績を積み重ねて、顧客基盤強化に取組んでまいります。また、既存の決済分野における受注は底堅く推移する中で、顧客との深耕をさらに推進することでアップセルによる受注拡大を企図しております。いずれのサービス分野においても、当社グループの強みである一気通貫でのサービス提供を活かし、各サービス分野を横断した提案活動を推進することでより幅広い顧客ニーズを取り込み、着実な受注獲得を目指してまいります。 なお、2026年1月21日に公表しました「業績予想の修正、次期業績予想、及び中期経営計画の財務計画取り下げに関するお知らせ」のとおり、中期経営計画における財務計画を取り下げました。新たな中期経営計画の財務計画につきましては、当社グループを取り巻く昨今の事業環境等を総合的に勘案し、合理的に策定できるようになった時点ですみやかに公表する予定であります。 一方で中期経営計画における事業成長戦略等には変更はありません。2026年2月13日に公表しました「2025年12月期 通期決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)」にて、計画の進捗状況をアップデートした内容を開示しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが対処すべき主な課題は、以下の項目と考えております。 ① 優秀なコンサルタントの確保 当社グループは、顧客の多様な課題解決ニーズに応えるため、Fintech分野の知識に精通した優秀なコンサルタントの更なる積極的確保が優先的に取組むべき課題であると認識しております。企業規模の拡大のためには、コンサルティング業界やFintech業界から専門性の高い人材を獲得し育成を進めることが不可欠であり、多様なバックグラウンドを持つ社員のノウハウの共有や育成プログラムを拡充させ、高い提案力、高い課題解決力や高い専門性を持つコンサルタントが育つ環境づくりを促進してまいります。 また、今後の成長推進のため、当社グループのビジョンやミッション等を理解し、スピード感を持って事業を推進することができるコンサルタントを積極的に採用すべく、様々な手法を活用し採用力を強化してまいります。さらに、コンサルタントがより働きやすく成長できる環境を制度・組織風土の両面から整備することで、育成・定着を図り、経営戦略と連動する人材戦略を策定し、人的資本の高度化につなげてまいります。 ② 取引先及び取引額の拡大 当社グループのデジタルソリューション事業は、大手通信キャリアを中心とした顧客からの収益が多くを占めております。業界におけるリーディングカンパニーとの先進的なプロジェクト経験によって得られたFintech事業特有のノウハウ・ナレッジを活用し、主力の決済分野での新規顧客獲得や既存顧客深耕に加え、新規に立ち上げた銀行・証券・保険分野のコンサルティング体制の確立により顧客ポートフォリオの拡大及び取引額の拡大を目下推進しております。 収益の安定的な成長に向けては、付加価値提供をさらに追求し、サービスメニューを拡大するなど、その取組みを加速してまいります。 ③ コンサルティング力強化による付加価値向上と大型案件や新たな事業・サービスの創出 当社グループは、プロジェクト経験やグローバルにおける最先端動向の研究などを通じて得られる知見のナレッジ化・アセット化を推進しております。それらを踏まえ、顧客の課題解決をさらに追求することや、専門性が求められる様々な新規プロジェクトの獲得及び大型案件獲得の追求をさらに促進してまいります。 また、顧客業界の市場特性や課題解決に直結する分析などの知識や経験を活かして、全サービスでの高付加価値化を推進してまいります。 ④ 内部管理体制の強化 当社グループが持続的な成長を続けることができる企業体質の確立に向けて、内部管理体制の更なる強化が必要であると認識しております。ステークホルダーに対して経営の適切性や健全性を確保し、持続的かつ健全な成長を図るため、引き続きコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の強化に取組み、グループ全体の業務の適格性を確保するための体制を整備してまいります。 ⑤ 事業拡大を支える財務基盤の構築 当社グループはこれまで金融機関からの借入を行ったことがなく、資金需要は自己資金により賄い、営業活動によるキャッシュ・フローを源泉に手元流動性を確保してまいりましたが、今後の事業拡大及び事業上の課題への対処により、更なる資金需要が生じると考えております。そのため、資金調達方法の多様化と柔軟な流動性確保を図るため、金融機関との良好な関係を構築し、資金調達が必要な場合には適時適切に対応することを検討いたします。
事業等のリスク8,032字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 以下には、当社グループが事業展開その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項について記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが独自に判断したものであり、将来において発生する可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。また、当社グループにとっては必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断において重要であると考えられる事項については記載しております。 当社グループはこれらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に取組む方針ではありますが、当社グループの経営状況、将来の事業についての判断及び当社株式に対する投資判断は、本項記載内容を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① 市場動向について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループが事業を展開するFintech領域のコンサルティング市場については、その市場規模が順調に拡大しており、また、Fintech分野に対する企業ニーズも拡大している状況にあると認識しております。 しかしながら、今後、経済情勢や景気動向等が変化し、顧客のFintech事業に対する投資マインドが減退し、Fintech事業への投資及びコンサルティングサービスの利用が減少する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは常に市場の変化を注視しながら顧客のニーズをつかみ、プロジェクトの上流工程であるコンサルティングフェーズのみならず、プロジェクト実行支援まで一気通貫のサービスを提供することにより、リスクの軽減を図っております。 ② 競合について(顕在化可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) Fintech領域における高い専門性と経験を積んだコンサルタントによる高付加価値のコンサルティングサービスを提供することが、当社グループと競合他社が差別化される点と認識しています。 現時点においては直接的に競合する企業は少ないものと認識しておりますが、今後、当社と同様にFintech分野における豊富な知識と経験を有する人材を持つ企業が出現し、業界における競争が激化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは様々な採用手段を講じて優秀な人材を確保し、顧客の多様な経営課題を上流から下流まで一気通貫で解決に導くことができる体制を構築することにより、リスクの軽減を図っております。 ③ 顧客の経営環境について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、大手通信会社をはじめとした多様な顧客に対してコンサルティングサービスを提供しており、継続受注や追加受注によるリカーリング性の高いビジネスモデルを構築しております。 当社グループは、顧客に対して付加価値の高いサービスの提供に努めてまいりますが、顧客のFintech事業に対する需要減少や、同業他社との契約増加により、当社との契約が減少した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループはFintech事業の展開を検討している多様な顧客に対して積極的にアプローチし、顧客ポートフォリオの多様化を図るとともに、プロジェクト受注を重ねることでリスクの軽減を図っております。 ④ 法的規制について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループの主要な事業であるデジタルソリューション事業においては、ビジネスパートナーによるプロジェクトの支援を仰ぐことがあります。このような場合、当社グループは、2026年1月1日に施行された改正下請法(取適法)及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律に違反しないよう適切な対応を実施しておりますが、万が一、法令の解釈や当局の判断等により法令違反とみなされ、当社グループの信用低下や損害賠償請求等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは法令改正の動向等の情報収集を適宜行うとともに、取引実態を継続的に注視することで、リスクの軽減を図っております。 (2) 事業内容に関するリスクについて ① 経営上の重要な契約について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの経営上重要と思われる契約の概要は、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載のとおりであります。当該契約が期間満了、解除、その他の理由に基づき終了となった場合、若しくは当社にとって不利な改定が行われた場合、又は契約の相手方の経営状態の悪化や経営方針の変更があった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは取引先との良好な関係を継続的に構築することに努め、リスクの軽減を図っております。 ② ビジネスパートナーの確保について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、プロジェクト実行支援における業務の一部について、ビジネスパートナーと連携し、顧客企業に対するサービスを提供しております。 今後の事業拡大に当たり、既存ビジネスパートナーとの安定的な取引関係の維持及び新規ビジネスパートナーの開拓を継続的に行ってまいりますが、当社グループの事業拡大に応じた適切なビジネスパートナーの確保ができない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新規事業への投資について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社グループは、企業価値を高めるために事業規模の拡大をすべく、新規事業への取組みを積極的に行う予定であります。 本書提出日現在において、具体的な事業化に至っているものはありませんが、競争優位性を確保するため、常に新規事業に関する情報収集等に努めるなど、新規事業の創出に向けた努力を続けております。 新規事業を進めるに当たっては、事業計画を十分に検討した上で実施することとしておりますが、当該事業計画は、計画策定時点における予想や仮説に基づく部分も存在するため、当該予想や仮説が現実と大きく異なる場合や、当初の予測とは異なる状況が発生する場合があります。 このように、当初の事業計画通りに進捗しない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 特定顧客の売上高比率について(顕在化可能性:中、顕在化する可能性のある時期:10年以内、影響度:大) 当社グループは、多くの取引先からプロジェクトを受託しており、2025年12月期のプロジェクト受注顧客数は37社ですが、中でも総売上高に占める株式会社NTTドコモの比率が2020年12月期93.2%、2021年12月期90.4%、2022年12月期81.8%、2023年12月期74.1%、2024年12月期60.1%、2025年12月期51.6%となっております。当社設立時より、同社のプロジェクトに初期段階から参画しており、その後の営業活動を通じて取引額が増加したことにより、結果として同社の売上高比率が上記の数値のとおりとなっております。 今後も同社との強固かつ良好な関係を継続し、取引の維持・拡大に努める方針でありますが、永続的な取引が確約されているものではなく、万が一、同社との間において、契約条件の重要な変更が生じた場合や取引額が大幅に減少した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、様々な企業へアプローチしFintech領域のニーズを取り込みながら、新規顧客からの受注や既存顧客からの継続・追加受注獲得を積み重ね、顧客ポートフォリオの多様化を図ることで、特定顧客へ依存することのない事業成長を推進してまいります。 ⑤ 海外展開について(顕在化可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、連結子会社であるKapronasia Singapore Pte. Ltd.及び当社シンガポール支店を中心に今後の海外事業を展開してまいります。海外事業においては、各国における内乱や大規模な騒乱、政治動向や経済に影響を与えるカントリーリスク、各国固有の商慣習や法的規制、為替リスク等、様々な潜在的リスクがあります。当社においては、現地におけるリスクの兆しを把握し早急に対応する体制を講じておりますが、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクが顕在化する可能性は相応に存在すると認識しております。当社グループは、事業活動を展開する諸外国の動向に関する情報収集に努め、リスクの兆しが顕在化する可能性がある場合には、事業撤退を含めて迅速に対応することとしております。 (3) 事業運営体制に関するリスクについて ① 特定人物への依存について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社代表取締役社長である山本浩司は、当社の創業者かつ主要株主であるとともに、当社事業に関する豊富な経験と知識を有しており、当社グループの経営方針や事業戦略の決定などの事業活動全般において重要な役割を担っております。 当社グループでは、業容拡大とともに経営幹部の拡充及び権限委譲を進め、山本浩司に過度に依存しない経営体制の整備や人材の育成など、リスクの軽減に努めております。しかしながら、山本浩司が何らかの理由により業務執行ができない事態となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 優秀な人材の確保及び定着について(顕在化可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、継続的な事業拡大及び新規事業の推進等のためには、優秀な人材の確保及び定着が必要不可欠であると認識しております。 当社グループは、今後も継続的に優秀な人材の確保及び育成に努め、定着を図ってまいりますが、当社グループが求める人材を適切なタイミングで確保できず、また人材育成が計画通りに進まない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 小規模組織であることについて(顕在化可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは小規模組織であり、現在の組織及び管理体制も規模に応じたものとなっております。今後、事業拡大に伴い、組織の整備や内部管理体制の充実を図る予定であり、引き続き、適時適切に人材採用を進めてまいります。 しかしながら、事業拡大に応じた組織の整備や内部管理体制の充実が順調に進まなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ M&Aや資本提携に関するリスク(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、通常の営業活動による顧客ポートフォリオの拡大や新規事業の推進に加え、事業拡大への経営資源を獲得し、既存事業とのシナジー効果を得るために、M&Aによる企業買収や資本提携等を活用することを検討しております。これらの施策を実施する場合、対象企業の属する業界の市場規模、業界環境及び対象企業の競争力の源泉等を調査し、財務内容や事業についてデューデリジェンスを行うことに加えて、対象企業の株主を慎重に調査することで、事前に投資リスクを把握し、対象となる企業の収益性や投資の回収可能性について慎重に検討することとしております。 しかしながら、国内外の経済環境の変化や対象企業の属する業界の市場規模が想定よりも拡大しない場合や対象企業の競争力の源泉が衰えた場合等の理由から、当社グループがM&Aや資本提携等を行った企業の経営、事業、資産等に対して、十分に活用することができない場合や、買収した企業の人材や顧客基盤が流出する可能性もあり、当初に期待したシナジーを得られない可能性もあります。このような場合、当初の投資額を回収できず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報管理について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、その業務の性格上、顧客側で保有している機密情報に触れる場合があります。情報の取扱いについては、顧客側の管理ルール及び当社が認証を取得しているISO/IEC27001の運用ルールに則り、適切な運用を行っております。 しかしながら、このような対策にもかかわらず、当社グループの人的オペレーションのミス及びその他予期せぬ要因等により、情報漏洩等の事案が発生した場合には、当社グループが損害賠償責任を負う可能性や顧客からの信用を失うことに伴い取引関係が悪化する可能性があります。このような場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他のリスクについて ① 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(顕在化可能性:高、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、役員及び従業員に対するインセンティブを目的とした新株予約権(以下「ストック・オプション」という。)を付与しております。これらのストック・オプションの権利が行使された場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 本書提出日現在におけるストック・オプションによる潜在株式数は20,000株であり、発行済株式数7,430,000株に対する潜在株式の比率は約0.3%であります。 ② 配当政策について(顕在化可能性:高、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、株主に対する利益還元は経営上の重要課題と認識しており、利益還元策の決定に当たっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状態や今後の経営計画等を十分に勘案し、剰余金の分配を検討する所存であります。 しかしながら、現時点においては、事業が成長段階にあることから、内部留保を充実させ、成長事業に投資を行うことを優先することが株主利益にかなう場合があるため、今後の配当実施の可能性及び実施時期については未定であります。 ③ 資金使途について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:3年以内、影響度:小) 当社が株式上場時に実施した公募増資による資金の使途については、人材採用や教育等の人材関連投資に充当する予定であります。 しかしながら、急速に変化する事業環境に柔軟に対応するため、上記計画以外の使途へ充当する可能性もあります。また、計画どおりの使途に充当された場合でも、想定どおりの効果が得られない可能性があり、このような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 訴訟等について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、本書提出日現在において訴訟を提起されている事実はありません。また、当社グループは法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を構築するとともに、取引先、従業員その他第三者との関係において、訴訟リスクを低減するよう努めております。しかしながら、将来において、当社グループの事業に起因する訴訟等の提起を受ける可能性があります。これらの訴訟等の内容及び結果によりましては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 自然災害について(顕在化可能性:低、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、安定的なサービス提供を維持するため、地震、落雷、火災等の災害に対して十分な耐性を有すると判断されるビルにオフィスを構えるとともに、大規模災害が発生した場合等、有事に備えたリスク管理体制の整備に努め対策を講じております。しかしながら、台風、地震、津波、感染症等、自然災害等が当社グループの想定を大きく上回る規模で発生した場合、当社または当社グループの取引先の事業活動に影響を及ぼし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 当社株式の流動性について(顕在化可能性:高、顕在化する可能性のある時期:1年以内、影響度:中) 当社の株主構成は、代表取締役社長により議決権の過半数を所有されている会社となっており、上場時の公募増資及び売出しによって当社株式の流動性の確保に努めましたが、(株)東京証券取引所の定める流通株式比率は当事業年度末において32.7%となっております。当事業年度末においての代表取締役社長の持ち株比率が66.7%となりますが、今後は段階的に売出しを行い、持ち株比率が過半数程度となるまで低下させることにより、更なる流動性の確保を行います。 上記株主は安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 また、当社グループの事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 税務上の繰越欠損金、繰延税金資産について(顕在化可能性:高、顕在化する可能性のある時期:10年以内、影響度:中) 当社は、当事業年度末現在、税務上の繰越欠損金が存在しております。そのため、現在は通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が課せられておりません。今後、繰越欠損金の使用、又は期限切れによる繰越欠損金の解消により、課税所得の控除が受けられなくなった場合には、通常の法人税率に基づく法人税、住民税及び事業税の負担が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また当社は、将来の課税所得に関する予測等に基づき回収可能性を検討し、繰延税金資産を計上しています。しかしながら、将来の課税所得が予測と異なり回収可能性の見直しが必要となった場合、また、税率変更を含む税制の改正等があった場合には、繰延税金資産の取崩しが必要となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,846字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末より6,737千円増加し、1,944,137千円となりました。これは主に売掛金が159,824千円、繰延税金資産が8,915千円増加したものの、現金及び預金が142,620千円、仕掛品が10,581千円、未収還付法人税等が17,158千円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末より17,057千円減少し、266,230千円となりました。これは主に未払法人税等が19,715千円、賞与引当金が7,199千円増加したものの、買掛金が9,125千円、未払金が41,568千円、前受金が34,082千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末より23,795千円増加し、1,677,906千円となりました。これは主に資本金が1,350千円、資本剰余金が1,350千円、利益剰余金が22,550千円増加したものの、為替換算調整勘定が1,455千円減少したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度の我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加を背景に、内需を中心として緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、エネルギー・原材料価格の高止まりや円安に伴うコスト上昇、消費者の節約志向は継続しております。加えて、米国の通商・金利政策の不透明感や欧州・中東情勢の緊迫化といった海外リスクも重なり、先行きについては依然として不透明な状況が続きました。金融資本市場の変動幅拡大も相まって、引き続き慎重な見極めが求められる局面となっております。 国内DXコンサルティングサービスを取り巻く環境においては、国内コンサルティング市場規模が2029年には1兆2,832億円(出典:IDC「国内ビジネスコンサルティング市場予測、2025年から2029年(2025年)」)、国内DX市場規模も2030年には9兆2,666億円(出典:富士キメラ総研「2025デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望」)にまで拡大し、今後も中期的に右肩上がりで成長が続くものと予想されております。また、海外においても同様に経営戦略及びIT関連のコンサルティング需要が中期的に高まっていくことが見込まれます。 当社グループがコンサルティングサービスを展開する金融業界及びFintech関連業界の多くの企業においては、日々変化する事業環境での生き残りを図るため、新たな価値の創出を模索している状況と推察されます。経営戦略やIT戦略の企画検討及び推進に際しては、イノベーションを実現するIT技術の活用と事業活動上の遵守項目への対応などを両輪かつ効率的に追求するよう迫られており、それらに対するコンサルティング需要は底堅く続くものと予想されます。 このような環境のもと、当社グループの事業としては、特にFintech関連事業における顧客のニーズを的確に捉え、既存顧客の深耕及び新規顧客獲得により受注は底堅く推移しております。また、前連結会計年度より立ち上げが本格化した銀行・保険・証券・PMO・ITリスク・セキュリティといった新規サービス分野につきましても、提供体制の整備が進んだことで新規受注が拡大し、着実に収益貢献を果たしております。なお、これらのサービス提供の要となる、高い専門性を持ったコンサルタントの採用につきましても、引き続き積極的に行っております。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は2,280,860千円(前年同期比7.5%増)、営業利益は9,169千円(前年同期は営業損失382,641千円)、経常利益は21,819千円(前年同期は経常損失373,534千円)、親会社株主に帰属する当期純利益は22,550千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失852,052千円)となりました。 なお、当社グループはデジタルソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度と比べて142,620千円減少し、1,512,403千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、137,974千円(前連結会計年度は136,677千円の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益21,895千円、賞与引当金の増加額7,199千円、売上債権の増加額159,626千円、仕入債務の減少額9,464千円、未払消費税等の増加額48,809千円、法人税等の還付額16,768千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、7,031千円(前連結会計年度は391千円の増加)となりました。これは主に有形固定資産の売却による収入75千円、差入保証金の回収による収入570千円、差入保証金の差入による支出6,676千円によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、2,700千円(前連結会計年度は31千円の減少)となりました。これは株式の発行による収入2,700千円によります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.  生産実績 当社グループは、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.  受注実績 当社グループで行う事業は、サービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.  販売実績 販売実績は、次のとおりであります。 なお、当社グループはデジタルソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) デジタルソリューション事業   2,280,860   107.5 (注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社NTTドコモ   1,274,860   60.1   1,176,686   51.6 アイフル株式会社   278,981   13.2   -   - 2.販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先については記載を省略しております。 3.当連結会計年度におけるアイフル株式会社への販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載しておりますが、その主な要因は以下のとおりであります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、2,280,860千円(前年同期比7.5%増)となりました。これは、既存顧客の深耕を推進し、既存の決済分野の受注が底堅く推移したことに加えて、新規に立ち上げた銀行・保険・証券・PMO・ITリスク・セキュリティ分野においても受注が拡大し、着実に収益貢献を果たした結果であります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、1,713,124千円(前年同期比0.1%減)となりました。これは、積極的な人材採用によりコンサルタント人件費が増加したものの、ビジネスパートナーへの業務委託費が減少したことによるものであります。この結果、売上総利益は567,735千円(前年同期比39.8%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、558,566千円(前年同期比29.2%減)となりました。これは、積極的な人材採用の一方で採用コストの最適化を図ったことや、外注費の効率化を進めたことによるものであります。この結果、営業利益は9,169千円(前年同期は営業損失382,641千円)となりました。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度における営業外損益は、営業外収益が13,170千円となり、営業外費用が520千円となりました。営業外収益の主な内訳は、受取利息2,092千円、債務免除益10,364千円、営業外費用の主な内訳は、為替差損293千円、消費税差額216千円であります。この結果、経常利益は21,819千円(前年同期は経常損失373,534千円)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は75千円となりました。これは固定資産売却益75千円によるものであります。この結果、税金等調整前当期純利益は21,895千円(前年同期は税金等調整前当期純損失857,745千円)となりました。 法人税等合計△655千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は22,550千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失852,052千円)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループのキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループにおける主な資金需要は、運転資金及び設備投資資金であります。これらの資金需要につきましては、自己資金を基本としつつ、資金を効率的に調達できるよう、取引銀行3行と極度総額10億円の当座貸越契約を締結しております。なお、当連結会計年度末において、当座貸越契約に係る借入実行残高はありません。

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開示資料

出典

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