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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

WDBホールディングス

WDB HOLDINGS CO.,LTD.2475 · Prime · サービス業

理系人材派遣に特化した人材サービス企業。製薬・化学等の研究開発現場を中心に、登録型・常用雇用型の派遣と紹介を展開。

概要

WDBホールディングスは、理学系研究職の派遣で国内最大級のシェアを持つ人材サービス企業である。製薬・化学メーカーの研究開発部門を主な顧客とし、約5,500人の従業員を擁する。さらに医薬品の安全性情報管理を中心としたCRO事業を展開し、売上高は503億円(2026年3月期)に達する。2008年に東証2部に上場し、現在は東証プライム市場に上場する純粋持株会社である。

人材サービスを中核とする3つの職種領域

人材サービス事業は売上高の86.6%(2026年3月期)を占める中核セグメントである。職種は大きく3つに分かれる。理学系研究職はバイオ・化学分野の専門人材を製薬・食品・化学メーカーの研究開発・品質管理部門に派遣・紹介し、同事業内で68.2%を占める最大分野である。工学系技術職は金型設計やCAD、ソフトウエア開発などの技術者を電機・精密機械メーカーに派遣し6.5%を占める。一般事務職は通訳・秘書・経理などの事務人材を様々な業種に派遣し10.1%を占める。これらの派遣形態には、有期雇用の登録型派遣と正社員として雇用する常用雇用型派遣の2種類がある。

CRO事業による医薬品開発の業務代行

CRO事業は医薬品・医療機器メーカー向けに開発業務を代行・支援する。国内では安全性情報管理(副作用情報の収集・評価・報告)を中心に手掛け、海外では臨床試験以降の開発業務全般(治験、規制対応等)を扱う。2026年3月期のCRO事業売上高は67億5700万円で全社の13.4%を占めるが、主要顧客からの受託量減少や不採算事業売却により前期比17.1%減となった。同事業は子会社WDBココ株式会社、フィンランドのOy Medfiles Ltd.、株式会社コーブリッジが担う。WDBココは2019年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場している。

純粋持株会社体制と14社のグループ構成

当社は2011年11月に純粋持株会社へ移行し、グループ全体の戦略統括を行う。主要な事業子会社は、人材サービス事業を担うWDB株式会社(理学系・一般事務)とWDB工学株式会社(工学系、2026年4月にWDBに吸収合併)、CRO事業のWDBココ株式会社、Oy Medfiles Ltd.、株式会社コーブリッジである。このほか、人材養成目的のWDB独歩株式会社(障がい者雇用)、プラットフォーム開発のネゾット株式会社、2023年設立のドコ1株式会社が含まれる。グループ全体で14社(当社含む)から構成され、神戸市中央区に本社を置く。

国内拠点に加え海外へ広がる事業地域

本社は神戸市中央区に所在し、2023年11月に姫路市から移転した。国内では東京・岡山・広島・高松・徳島などに事業所を有し、2003年に株式会社ヒューマンウエストの4支店営業権を譲受して西日本での基盤を強化した。海外ではCRO事業の拡大を目的に、2015年に米国ペンシルベニア州にWDB Medical Data, Inc.、2016年にインド・ハイデラバードにWDB India Pvt, Ltd.を設立。2017年にはフィンランドのOy Medfiles Ltd.を完全子会社化し、欧州での開発業務代行体制を整えた。海外子会社を含めたグローバルな事業展開が進んでいる。

業界の中での役割は人材サービス事業者(派遣・紹介)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
503億円
営業利益
45億円
営業利益率
8.9%
純利益
28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
人材サービス 事業435億円86.5%43億円9.9%
CRO事業68億円13.5%10億円14.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01製薬・化学・食品メーカー(研究開発・品質管理)主力

バイオ系(遺伝子、細胞、薬理等)や化学系(有機合成、分析等)の専門人材を派遣・紹介。主に製薬・食品・化学メーカーの研究開発部門・品質管理部門及び公的機関・大学の研究室が顧客。

主な製品・サービス3
登録型派遣(理学系研究職)
当社に登録する求職者を有期雇用し、製薬・化学・食品メーカーの研究開発・品質管理部門に派遣するサービス。
常用雇用型派遣(正社員型派遣)(理学系研究職)
当社が正社員として雇用する研究職人材を、製薬・化学・食品メーカーの研究開発・品質管理部門に派遣するサービス。
人材紹介(理学系研究職)
登録する求職者を製薬・化学・食品メーカー等に紹介し、採用を支援するサービス。

02電気・電子・精密機械メーカー(設計・開発・検査)主力

金型設計、CAD、ソフトウエア開発、機械設計、電気・電子設計等の工学系技術職人材を派遣・紹介。電気・電子・精密機械メーカーの設計部門・開発部門・検査部門が主な顧客。

主な製品・サービス2
常用雇用型派遣(正社員型派遣)(工学系技術職)
当社が正社員として雇用する工学系技術者を、電機・精密機械メーカーの設計・開発・検査部門に派遣するサービス。
人材紹介(工学系技術職)
登録する工学系技術者を電機・精密機械メーカー等に紹介するサービス。

03一般企業(事務部門)準主力

事務用機器操作、通訳、秘書、経理、受付等の一般事務人材を、様々な業種の企業へ派遣・紹介。

主な製品・サービス2
登録型派遣(一般事務職)
当社に登録する一般事務人材を有期雇用し、様々な業種の企業の事務部門に派遣するサービス。
人材紹介(一般事務職)
登録する一般事務人材を顧客企業に紹介するサービス。

04医薬品・医療機器メーカー(開発業務代行)準主力

CRO事業として、医薬品・医療機器メーカー向けに医薬品・医療機器等の開発業務(基礎研究の実験業務、臨床試験以降の開発業務)を代行・支援。国内では安全性情報管理、海外では開発業務全般を扱う。

主な製品・サービス2
CROサービス(安全性情報管理)
国内で医薬品等の安全性情報管理(副作用情報の収集・評価・報告等)を代行するサービス。
CROサービス(開発業務全般)
海外で医薬品等の臨床試験以降の開発業務全般(治験、規制対応等)を代行するサービス。

製品と技術

登録型派遣と常用雇用型派遣の2つの派遣形態

人材サービス事業では2つの派遣形態を提供する。登録型派遣は、当社グループに登録する求職者を有期雇用した上で顧客企業に派遣するサービスである。一方、常用雇用型派遣(正社員型派遣)は、当社グループが正社員として雇用する人材を派遣する。理学系研究職では両形態を提供し、工学系技術職は常用雇用型派遣が中心である。一般事務職は主に登録型派遣で対応する。派遣期間中は顧客の指揮命令の下で業務を行い、派遣契約は労働者派遣法の適用を受ける。

理学系研究職派遣:バイオ・化学の専門人材を研究開発現場へ

理学系研究職派遣は当社グループ最大のサービスで、売上高の68.2%(2026年3月期)を占める。派遣する人材の専門領域は、遺伝子・微生物・酵素・免疫・細胞・薬理・動物実験等のバイオ系と、有機合成・材料・素材・分析・解析等の化学系に分かれる。主な派遣先は製薬・食品・化学メーカーの研究開発部門や品質管理部門、公的機関や大学の研究室である。当社はこの分野で「働く人の3人に1人が当社グループから就業する」と説明するなど、市場での高いシェアを持つ。

CROサービス:安全性情報管理と海外開発業務代行

CRO事業では、医薬品・医療機器等の開発業務を代行する。国内では安全性情報管理が中心で、副作用情報の収集・評価・報告を一貫して行う。海外子会社(Oy Medfiles Ltd.等)では薬事申請、治験、DM・統計解析、安全性評価など開発業務全般を手掛ける。2026年3月期のCRO事業売上高は67億5700万円で、セグメント利益率は15.5%と人材サービス事業(9.9%)を上回る。2025年度には自動化ツールやAI文書作成補助ツールを導入し、業務効率化を進めている。

プラットフォームサービス「ドコ1」と新たな情報サービス

ドコ1株式会社が運営する「ドコ1」は、派遣サービスを利用する企業が複数の派遣会社に一斉発注でき、契約・勤怠・請求を一元管理できるプラットフォームである。2025年5月に公開され、契約数は順調に増加している。また、ネゾット株式会社はインターネット上で各種情報提供サービスを行う。これらのプラットフォーム事業は、従来の人材派遣・CRO事業に加えて、グループ全体のデジタル基盤を強化し、コスト低減と利便性向上を狙う新たな収益源として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

科学・医療分野の人材派遣で独自地位、利益率高水準

同社は理化学・医療分野に特化した人材派遣を主力とする企業で、売上高は約500億円と業界内で中規模。同業他社であるジンジブやイシンが一般派遣中心であるのに対し、同社は専門性の高い分野に特化している点が強み。直近の営業利益率は10%前後と高水準で、収益性の高さが際立つ。一方、売上高は微減傾向で市場の成熟化がうかがえる。しかし、専門人材の需要は堅調で、特に研究機関や医療機関からのニーズは安定している。同社は高い専門性と収益性で、業界内で独自のポジションを確立している。

強み

  • 科学・医療分野に特化し、高い専門性で他社と差別化している。
  • 営業利益率約10%と業界平均を上回り、効率的な事業運営を行っている。
  • 研究機関や医療機関からの人材需要は景気の影響を受けにくく、安定している。
  • 専門人材のネットワークが強く、質の高い人材を確保しやすい。

課題

  • 売上高が微減傾向にあり、市場の成熟化や競争激化が影響している。
  • 専門スキルを持つ人材の確保が難しく、人件費高騰が収益を圧迫する可能性がある。
  • 科学・医療分野への依存が高く、政策変更や研究費削減があれば影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がWDBホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14337ぴあ419億円12.4倍
29739NSW408億円11.0倍
33843フリービット405億円11.5倍
44725CAC Holdings401億円9.2倍
56430ダイコク電機372億円6.3倍
62475WDBホールディングス366億円12.9倍
77059コプロ・ホールディングス364億円12.2倍
84826CIJ361億円16.9倍
99438エムティーアイ357億円9.3倍
104847インテリジェント ウェイブ356億円23.8倍
114792山田コンサルティンググループ353億円11.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

事務処理サービスから人材派遣へ転換した1985〜1987年

1985年7月、兵庫県姫路市で株式会社ワークデーターバンクとして創業し、事務処理サービスを開始した。2年後の1987年9月に労働者派遣事業許可を取得し、人材派遣業へ参入。この転換が現在の事業の原点となる。創業当初から人材サービスに特化するのではなく、まず事務処理サービスで実績を積み、その後派遣事業へ進出した経緯を持つ。1991年4月には経営管理者紹介事業許可を取得し、人材紹介業にも乗り出した。

工学系と理学系の専門派遣子会社を設立した2001〜2004年

2001年2月、工学系技術職の正社員型派遣を目的とする株式会社テディスを姫路市に設立。続いて2004年1月、東京都千代田区にバイオ化学系研究開発職の正社員型派遣を目的とするWDBエウレカ株式会社を設立した。この2社の設立により、理学系と工学系の専門人材派遣をそれぞれ専門の子会社で担う体制が整った。2002年11月には商号をWDB株式会社に変更し、ブランド統一を図っている。

株式上場とM&Aで事業基盤を拡大した2005〜2008年

2005年3月、遺伝子解析サービスを手掛ける株式会社ゲノミックブレーンを完全子会社化。同年11月には神戸市中央区に人材養成機関「WDB神戸基盤研究所」(現テクラボ神戸)を開設した。2006年3月にジャスダック証券取引所へ株式上場し、2008年3月には東京証券取引所市場第二部へ上場を果たした。上場により資金調達力を強化し、M&Aによる事業拡大を加速させる足掛かりを得た。

CRO事業への本格参入と持株会社移行の2010〜2011年

2010年4月、医薬品・医薬部外品・化粧品等の開発支援を目的にWDBメディカル株式会社を設立し、CRO事業に本格参入。2011年4月には株式会社アイ・シー・オーを完全子会社化し、CRO機能を拡充した。同年11月、人材サービス事業を新設分割で設立したWDB株式会社に承継し、純粋持株会社へ移行。商号をWDBホールディングス株式会社に変更し、グループ全体の統括体制を確立した。

東証1部指定と海外CRO拠点の展開(2013〜2017年)

2013年12月、東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)に指定され、上場区分が最高位となった。CRO事業の海外展開として、2015年8月に米国ペンシルベニア州、2016年2月にインド・ハイデラバードに子会社を設立。2017年3月にはフィンランドのOy Medfiles Ltd.を完全子会社化し、欧州での開発業務代行体制を獲得した。同年6月には株式会社コーブリッジも子会社化し、CRO事業のグローバルネットワークを強化した。

WDBココの独立上場とグループ再編(2019〜2023年)

2019年12月、CRO子会社のWDBココ株式会社が東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。グループ内で独立した上場企業としてCRO事業を拡大する体制となった。2023年6月にはWDBココがWDB臨床研究株式会社を吸収合併し、事業を統合。同年11月にはプラットフォームサービス提供を目的にドコ1株式会社を設立し、本社を神戸市中央区へ移転。グループの中長期的な事業構造の見直しが進められた。

プラットフォーム事業「ドコ1」の開始と2026年の組織再編

2023年11月設立のドコ1株式会社は、2025年5月に派遣サービスプラットフォーム「ドコ1」を公開。複数の派遣会社に対する一斉発注や契約・勤怠管理の一元化を実現するサービスで、契約数は順調に増加した。2026年4月1日には、工学系派遣を担ってきたWDB工学株式会社を存続会社のWDB株式会社が吸収合併し、人材サービス事業を一本化。これらの動きは、グループ全体のデジタル化と事業効率化を進める経営方針の一環である。

年表31件を開く

1980年代

  • 1985年7月創業兵庫県姫路市において株式会社ワークデーターバンク(現 当社)を設立し、事務処理サービスを開始
  • 1987年9月労働者派遣事業許可を取得し、人材派遣業を開始

1990年代

  • 1991年4月経営管理者紹介事業許可を取得し、人材紹介業を開始

2000年代

  • 2001年2月創業兵庫県姫路市に工学系技術職の正社員型派遣事業を目的とした株式会社テディスを設立
  • 2002年11月商号変更WDB株式会社に商号変更
  • 2003年9月株式会社ヒューマンウエスト岡山支店・広島支店・高松支店・徳島支店の営業権譲受
  • 2004年1月創業東京都千代田区に、バイオ化学系研究開発職の正社員型派遣事業を目的とした、WDBエウレカ株式会社(現 WDB株式会社 エウレカ社)を設立
  • 2005年3月M&A株式取得により、株式会社ゲノミックブレーンを完全子会社化
  • 2005年11月神戸市中央区に、人材の養成を目的として、WDB神戸基盤研究所(現 テクラボ神戸)を開設
  • 2006年2月財団法人日本情報処理開発協会より「情報セキュリティマネジメントシステム」の認証を取得(2007年4月にISO27001へ移行)
  • 2006年3月上場ジャスダック証券取引所に株式上場
  • 2008年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場

2010年代

  • 2010年4月創業東京都千代田区に、医薬品・医薬部外品・化粧品等の開発支援を目的とした、WDBメディカル株式会社(現 WDBココ株式会社)を設立
  • 2011年4月M&A株式取得により、株式会社アイ・シー・オー(現 WDBココ株式会社)を完全子会社化
  • 2011年6月創業障がいのある方の自立と安定的な職場の確保を図ることを目的としたWDB独歩株式会社を設立
  • 2011年11月創業人材サービス事業を、新設分割により設立したWDB株式会社に承継させ、純粋持株会社へ移行 商号を、WDBホールディングス株式会社に変更
  • 2012年4月創業研究職人材のマネジメント能力と総合力の向上のための教育を目的に、WDBユニバーシティ株式会社(現 WDB株式会社)を設立
  • 2012年11月M&Aグループの事業再編を目的として、株式会社アイ・シー・オーとWDBメディカル株式会社を合併し、WDBアイシーオー株式会社(現 WDBココ株式会社)に商号変更
  • 2012年12月創業工学系分野における研究者・技術者の派遣および人材紹介を目的に、WDB工学株式会社(現 WDB株式会社 工学社)を設立
  • 2013年3月M&A株式取得により、有限会社電助システムズ(現 WDBココ株式会社)を完全子会社化
  • 2013年12月東京証券取引所市場第一部(現 プライム市場)に指定
  • 2014年4月M&A株式取得により、株式会社カケンジェネックスを完全子会社化
  • 2015年8月創業CRO事業を海外に展開することを目的に、WDB Medical Data,Inc.を米国ペンシルベニア州に設立
  • 2016年2月創業CRO事業を海外に展開することを目的に、WDB India Pvt,Ltd.をインド・ハイデラバードに設立
  • 2016年4月創業創薬研究のための実験業務を代行することを目的に、WDBケミカルラボラトリー株式会社(現 WDB株式会社)を設立
  • 2017年2月創業インターネットを利用した各種情報提供サービスを行うことを目的に、ネゾット株式会社を設立
  • 2017年3月M&A株式取得により、Oy Medfiles Ltd.を完全子会社化
  • 2017年6月M&A株式取得により株式会社コーブリッジを完全子会社化
  • 2019年12月上場WDBココ株式会社が、東京証券取引所マザーズ(現 グロース市場)に上場

2020年代

  • 2023年6月M&AWDBココ株式会社が、WDB臨床研究株式会社を吸収合併
  • 2023年11月創業プラットフォームサービスの提供を目的に、ドコ1株式会社を設立 本社を神戸市中央区に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率10%以上
  • 売上高経常利益率10%以上
  • 自己資本利益率(ROE)15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    派遣サービスプラットフォームの展開

    複数の派遣会社に一括発注・管理できるプラットフォーム「ドコ1」を2025年5月に公開。仲介業務を自動化し販管費を削減、削減分を派遣スタッフの報酬に充当して待遇改善を図る。

  2. 02

    プラットフォーム運営会社への転身

    既存プラットフォーム(doconico、ドコ1、CoCopos)の運営ノウハウを活かし、派遣サービスをさらに強化する新プラットフォームや派遣以外の新サービスを提供するプラットフォームを1~2年後に開始すべく開発中。

  3. 03

    CRO事業の効率化と新モデル構築

    プラットフォームとAIを活用して業務効率化・社員待遇改善を進めつつ、生成AIや自動化技術の進展に対応し、人の判断・顧客対応など実務価値領域に資源集中。AIと共存する新たなCROモデルを確立する。

  4. 04

    医療機器分野での一貫支援体制強化

    高度な医療機器分野において開発から申請、市販後までの一貫支援体制を基盤にデジタル技術とデータ活用を組み込み、国内外での事業展開を多面的に支援できる体制へ進化させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,489人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は762万円で、9期前と比べて+20.2%平均年齢は48.9歳、平均勤続年数は16.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,890
2018年3月2,513
2019年3月63444.89.33,045
2020年3月65044.79.64,516
2021年3月68645.710.64,830
2022年3月66248.611.35,069
2023年3月69449.414.35,291
2024年3月74249.614.25,391
2025年3月70843.115.55,45294
2026年3月76248.916.25,48982

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本店(神戸市中央区)他2ヶ所140億円
神戸基盤研究所 — 神戸市中央区430百万円
CRO 事業 — 本社他3拠点(東京都中央区)252百万円
人材サービス事業 — 本社他80拠点(東京都千代田区)236百万円
六甲研修所 — 神戸市灘区58百万円
たつのロジセンター — 兵庫県たつの市23百万円
CRO 事業 — 本社他5拠点(フィンランド他)16百万円
主な関係会社
  • 国内
    WDB株式会社(注)1、4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WDB工学株式会社(注)1、5
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WDBココ株式会社(注)1、2
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権68.0%
  • 国内
    株式会社コーブリッジ(注)1
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Oy Medfiles Ltd.
    フィンランド · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WDB Medical Data, Inc. (注)1
    アメリカ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WDB事業承継パートナーズ株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ネゾット株式会社(注)1
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ドコ1株式会社(注)1
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他5社
    - · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は503億円営業利益45億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.6%、利益が-11.8%。

売上高
-1.6%
503億円
営業利益
-11.8%
45億円
純利益
-9.7%
28億円
営業利益率
8.9%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高514億円503億円
営業利益46億円45億円
純利益28億円28億円
1株あたり配当¥94¥94

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は128億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.4%、営業利益は−7.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1199
2024年1Q1251310.46
2024年2Q1221411.59
2024年3Q1261511.911
2024年4Q1209
2025年2Q2562610.213
2025年4Q255259.818
2026年2Q254239.115
2026年4Q249228.813
2027年1Q128129.47

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は243億円から503億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式取得により、有限会社電助システムズ(現 WDBココ株式会社)を完全子会社化
2013年3月2432213
株式取得により、株式会社カケンジェネックスを完全子会社化
2014年3月2552112
CRO事業を海外に展開することを目的に、WDB Medical Data,Inc.を米国ペンシルベニア州に設立
2015年3月2772515
CRO事業を海外に展開することを目的に、WDB India Pvt,Ltd.をインド・ハイデラバードに設立
2016年3月2982717
インターネットを利用した各種情報提供サービスを行うことを目的に、ネゾット株式会社を設立
2017年3月3273421
2018年3月3804234
WDBココ株式会社が、東京証券取引所マザーズ(現 グロース市場)に上場
2019年3月4165029
2020年3月4315031
2021年3月4415234
2022年3月4696442
プラットフォームサービスの提供を目的に、ドコ1株式会社を設立 本社を神戸市中央区に移転
2023年3月4765635
2024年3月4935535
2025年3月511515110.031
2026年3月50345468.928

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高503億円のうち、営業利益として残るのは45億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.9%387億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.1%71億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%45億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.4pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.3pt
8.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが28億円、投資CFが−39億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は174億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−2−12919
2014年3月16−2−51428
2015年3月240−62446
2016年3月13−3−31053
2017年3月25−8−21767
2018年3月3614−1150108
2019年3月33−4−429133
2020年3月30−5425162
2021年3月42−1−941194
2022年3月40−61−9−21164
2023年3月36−3−1333184
2024年3月45−7−1238209
2025年3月44−33−1411206
2026年3月28−39−21−11174

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は424億円。このうち返さなくてよい自己資本が343億円で、自己資本比率は77.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月99554455.5
2014年3月105673864.0
2015年3月129804962.3
2016年3月140954567.8
2017年3月1651145169.0
2018年3月2071386966.8
2019年3月2351637269.4
2020年3月2651976872.8
2021年3月3062238371.2
2022年3月3382588074.2
2023年3月3622857776.3
2024年3月3983128675.4
2025年3月4183328576.4
2026年3月4243438177.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
174億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
327億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
81億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中20位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中454位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,827で、1年前と比べて+7.3%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥1,827-0.8%1ヶ月+3.3%1年+7.3%時価総額366億円
過去52週の値幅
安値¥1,483高値¥1,880

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.9倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR1.07倍
配当利回り5.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1805円で、25日移動平均線(1799.64円)を約0.3%上回って推移。52週高値1880円からは約4%の水準にあり、高値圏でのもみ合い。8月10日には40,500株と直近で突出した出来高を記録し、売買が活発化。直近1週間は1768円から1805円のレンジで推移し、方向感は乏しいが、25日線を維持できれば上値を試す展開が期待される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは12.75倍で業界平均の23.09倍を大幅に下回り、PBRも1.06倍と同平均3.31倍を大きく割り込む。配当利回りは5.21%と高水準で、同平均2.31%を上回る。ROEは8.5%と平均的だが、株価が低評価にあるため、割安と判断。ただし、業績は減収減益傾向にあり、成長性には懸念が残る。割安ではあるが、配当利回りの高さが企業価値を支えており、両面性を考慮した。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.9倍23.4倍
PER (予想)12.6倍
PBR1.07倍3.51倍
ROE8.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

WDBホールディングスの投資論点は、安定した事業基盤と高配当を維持しつつ、成長性をどう確保するかにある。強気派は、技術者不足を背景とした需要の堅調さ、高い配当利回りによる株主還元を評価する。また、売上高は緩やかに増加しており、安定収益が期待できる。一方、弱気派は、売上高が頭打ちになりつつあり、2026/3期には減収予想であること、人材確保競争の激化でコスト上昇が利益を圧迫する可能性を懸念する。技術者の単金や稼働率の推移、配当の持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • 技術者需要の堅調さ

    技術者不足で派遣需要は根強く、安定的な売上が見込める。

  • 高配当利回り

    配当利回り5.3%と高く、株主還元が充実している。

  • 安定した収益基盤

    営業利益率9%前後と堅調で、毎期黒字を維持している。

  • 5.3%の高配当利回りが株価下支え通年影響

    配当利回り5.3%は業績が減益でも株主還元を評価し、株価の評価損を防ぐ

  • 想定PER12.3倍と割安水準で買い安心感決算発表後影響

    予想PER12.3倍、実績PER12.5倍と15倍未満の割安圏にある

  • 外国人持株比率12.9%が需給の支えに継続影響

    外国人持株比率12.87%は流動性を供給し、相場急変時の売り圧を緩和

  • 営業利益率9.98%と高い収益性が評価材料決算発表後影響

    2025年3月期の営業利益率は9.98%、51億円の営業利益を計上し高収益を維持

マイナスに働く材料7
  • 売上の頭打ち感

    2026/3期は売上減予想で、成長性に陰りが見える。

  • 人材確保コスト

    エンジニア争奪戦で採用費増加が利益を圧迫する恐れ。

  • 競争激化

    同業他社との競争で単金が上がりにくく、利益率が低下。

  • 営業利益が前期比6億円減少する計画通年影響

    売上高503億円、営業利益45億円で前期比6億円、率にして11.8%の減益

  • 純利益28億円へ3期連続で減少通年影響

    純利益は35→31→28億円と3期連続減益、EPSも年々低下

  • 売上高が511億円から503億円へ減収通年影響

    売上高は511億円から8億円減少、増収基盤が崩れつつある

  • ROE8.5%の低さがPBR1倍台の重荷継続影響

    ROE8.5%と資本効率が低く、PBR1.04倍は1倍を上回るも上値が重い

次の決算で確かめる点
技術者数
人材数が売上規模を直接決定するため。
稼働率
稼働率が上がれば売上と利益が改善する。
単金推移
単金が維持できれば収益性が確保できる。
配当性向
配当維持のためには利益が重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり94で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.15%。

年間配当
¥94
1株あたり
配当利回り
5.15%
いまの株価に対して
配当性向
82.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1122.3
2018年3月1754.517.1
2019年3月2332.431.2
2020年3月2822.228.6
2021年3月3836.466.6
2022年3月5032.054.1
2023年3月524.060.8
2024年3月7340.840.2
2025年3月63−13.839.2
2026年3月630.082.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥94

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,461人。区分でいちばん多いのは事業法人48.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.7%を占め、残る41.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人48.348.248.348.651.448.7
個人・その他16.616.319.116.917.627.5
外国法人18.418.817.818.914.912.8
金融機関15.815.513.915.015.49.9
自己株式1.61.62.12.12.14.4
証券会社0.91.20.90.70.70.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中野商店株式会社48.15
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.57
03光通信KK投資事業有限責任組合3.39
04BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.11
05中野 敏光2.99
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.75
07大塚 美樹2.39
08日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.99
09野村信託銀行株式会社(信託口)1.52
10特定有価証券信託受託者 株式会社SMBC信託銀行1.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近12
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.50%
    +1.03pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.27%
    +1.09pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.46%
    +1.19pt
  • 2026-06-19
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.47%
    +1.01pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.58%
    +0.44pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.68%
    +0.10pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.64%
    -0.04pt
  • 2026-06-19
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.82%
    +0.18pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.18%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.14%
  • 2026-06-01
    中野 敏光
    新規の大量保有報告
    2.99%
  • 2026-06-01
    中野 敏光
    新規の大量保有報告
    2.99%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+9%、1株純資産は14期で+207%。直近期のROEは8.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月13055825.810.340.0
2014年3月5833518.811.219.6
2015年3月7640020.611.218.8
2016年3月8247218.912.218.0
2017年3月10356819.914.322.3
2018年3月16969626.822.717.1
2019年3月14782019.421.031.2
2020年3月15797417.513.428.6
2021年3月1721,10516.615.166.6
2022年3月2111,27217.812.954.1
2023年3月1801,40613.411.060.8
2024年3月1811,53012.312.840.2
2025年3月1551,6249.911.939.2
2026年3月1421,7108.510.882.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額186百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中野敏光代表取締役社長70600,000
大塚美樹専務取締役62480,000
加藤正久常務取締役711,525
黒田清行取締役562,461
木村裕史取締役623,281
鵜飼茂一取締役(常勤監査等委員)7611,667
濱田聡取締役(監査等委員)7311,239
有田知德取締役(監査等委員)782,370
目細実取締役(監査等委員)62536

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31152514047
社外取締役533337
取締役(社内)11121313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,623字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(純粋持株会社)及び子会社14社により構成されており、主として人材派遣を中心とした人材サービス関連事業を展開しております。 ① 人材サービス事業(人材派遣・人材紹介等) 人材派遣とは、当社グループが雇用する社員を顧客に派遣し、顧客の業務を支援するサービスであります。当社グループより顧客に派遣される社員は、顧客の指揮命令に従って業務を行います。本事業は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」といいます。)の適用を受けます。 人材派遣には、「登録型派遣」と「常用雇用型派遣(正社員型派遣)」があります。「登録型派遣」は、当社グループに登録している求職者を有期雇用した上で派遣し、「常用雇用型派遣(正社員型派遣)」は、当社グループが正社員として雇用している社員を派遣します。 また、人材紹介とは、当社グループに登録する求職者を顧客に紹介することで、顧客の採用活動を支援するサービスであります。本事業は、「職業安定法」の適用を受けます。 当社グループの人材サービス事業は、大きく以下3つの分野を扱っております。 (理学系研究職) バイオ系(遺伝子、微生物、酵素、免疫、細胞、薬理、動物実験等)および化学系(有機合成、材料・素材、 分析・解析等)の分野における専門的な能力、経験を有する人材を派遣および紹介しております。主な顧客は、製薬・食品・化学等の製造業における研究開発部門・品質管理部門および、公的機関・大学の研究室であります。 (工学系技術職) 金型設計、部品設計、2次元・3次元CAD、流体力学、熱力学、発電、ソフトウエア設計・開発、土木・建築等の分野における専門的な能力、経験を有する人材を派遣および紹介しております。主な顧客は、電気・電子・精密機械等の製造業における機械設計部門、電気・電子機器設計部門、ソフトウエア開発部門、検査部門であります。 (一般事務職) 事務用機器操作、通訳、秘書、ファイリング、経理、取引文書作成、受付、OAインストラクター、テレマーケティング等の経験を有する人材を、様々な業種の企業へ派遣および紹介しております。 ② CRO事業 主に医薬品メーカー、医療機器メーカーを対象とし、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器等の開発業務の代行・支援を行っております。国内では安全性情報管理の分野を中心に事業を行っており、海外では開発業務全般を扱っております。 ③ 当社グループの事業内容及び子会社の当該事業に係る位置付けは、以下のとおりです。 セグメント名称   区分   事業内容   主要な会社 人材サービス事業   人材派遣   登録型派遣、常用雇用型派遣として、主に理学系研究職の派遣   WDB㈱ 常用雇用型派遣として、主に工学系技術職の派遣   WDB工学㈱ 人材紹介他   人材紹介、紹介予定派遣   WDB㈱、WDB工学㈱ CRO事業   CRO   医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器等の基礎研究における実験業務および臨床試験以降における開発業務の代行・支援   WDBココ㈱、Oy Medfiles Ltd.、㈱コーブリッジ (注)1.上記のほか、ネゾット株式会社において、人材サービス事業やCRO事業等に関するプラットフォームの開発・運用・保守を行っております。 2.WDB工学㈱は、2026年4月1日にWDB㈱を存続会社とする吸収合併により解散しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] 当期末時点における事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,480字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「新たなスタンダードを創出し、社会を変える」という経営理念の元、事業運営を行っております。 過去には、理学系(化学・バイオ系)研究職への人材サービス事業という新たな市場を開拓し、現在では、理学系研究職派遣で働く人の3人に1人が、当社グループより就業するまでになりました。また、安全性情報管理業務に特化したCROとしても、事業を拡大してまいりました。現在は、これらの人材サービスおよびCROサービスを、プラットフォームを通じて提供することで、より利便性が高いサービスを、より低いコストで提供し、業界の「当たり前」に向き合い、新たなスタンダードを創ることに挑戦しています。 その実現の為に、四つのビジョンを掲げています。 ① 顧客に対するビジョン=「仕事の成果」の保証 「新しい価値」の提供 人材サービス事業においては、「労働力の提供」ではなく「成果の保証」という考え方で事業に取り組みます。「人」を扱うが故に曖昧にされがちなサービス品質に対して、製品を提供することと同様の厳しさをもってサービス品質の維持向上に努めます。 そして、私たちの力で「新しい価値」を創造していきたいとも考えています。私たちが作り出す成果物や製品が「新しい価値」を生み出せるよう努力していきます。 ② 私たちの会社を通じて働く人たちへのビジョン=「働く喜び」の提供 「働く」ということは、人間にとって大切なことであり、経済的報酬と精神的報酬によって形作られるものだと考えています。人材サービス事業をはじめ、CRO事業、プラットフォーム事業においても、私たちの提供するサービスは、人が「働く」ことに関わっています。そのため、働く機会を提供する企業としての責任を自覚し、事業に誠実に取り組んでいきます。 働く喜びは、報酬や労働条件に加え、業務内容、ライフスタイル、自己成長、社会的評価、職場環境、そして人間関係等、多様な要素によって形成されます。これらが調和することで、働く一人一人にとっての「働く喜び」が実現されると考えています。 そのために、努力が正当に評価され、挑戦と成長が支えられる仕組みを整え、働く人々の継続的な充実と自己実現を支援していきます。 ③ 私たち自身に対するビジョン=「誇り」をもって働ける会社 どれだけ目立たない仕事であっても、「私はこの仕事を通じて社会に貢献しているのだ」と胸を張って言える会社でありたいと考えています。企業の果たすべき責任を社員一人一人が認識し、その一部を自分が担っているのだという強い意識のもとで自信と誇りを持って業務を遂行できる会社。そしてその自信と誇りを支援するオペレーションシステムを持ち、また自らが作り上げたオペレーションシステムでさえ、環境の変化に伴い破壊し、新たな仕組みを作り上げていくパワーを持った会社を目指しています。 ④ ステークホルダーに対するビジョン=「価値」の還元 経営者は株主、派遣スタッフ、社員、取引先、地域社会等の全てのステークホルダーに対し、経営責任を果たす義務があります。 企業には利益を追求し、新たな価値を創出することで、その付加価値を社会に対し還元していく責任があります。 その責任から逃避することなく、毅然とした態度で立ち向かい、派遣スタッフおよび社員一人一人が利益の最大化を目指す企業経営を行っていきます。 そして、取引先、地域社会から信頼される企業として行動し、会社の所有者である株主に対して配当を通して利益を還元していきます。 適正な評価と社会的信頼を得るために、あらゆるステークホルダーに対して公正かつ適時・適切な情報の開示を行います。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、売上高営業利益率、売上高経常利益率および自己資本利益率(ROE)、投下資本利益率(ROIC)を重要な経営指標と捉えております。今後も収益力の拡大に注力し、株主価値の向上に努めてまいります。なお、過去5年間の実績は以下の通りです。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 売上高営業利益率   13.5%   11.6%   11.1%   9.9%   8.9% 売上高経常利益率   13.6%   11.8%   11.2%   10.0%   9.1% ROE   17.8%   13.4%   12.3%   9.9%   8.5% ROIC   18.6%   14.5%   13.2%   11.4%   9.5% 営業利益率および経常利益率については10%以上、ROEについては15%以上を目標としております。事業の競争力と生産性を高め、営業利益額、経常利益額、純利益額を増加させることによって、ROEおよびROICを向上させ、WACCとのスプレッドを可能な限り大きくすることで、資本コスト以上の利益を得られる状態を維持します。 (3)会社の優先的に対処すべき課題および中長期的な会社の経営戦略 日本社会全体の人口減少とそれに伴う採用競争の激化を受けて賃金水準は上昇し続け、人材の確保は年々厳しさを増しております。 この影響は人材派遣業界にも及んでいます。求職者の選択肢が増える中、派遣スタッフを確保するためには賃金を上げ続ける必要があることに加え、求人募集費も高まり続けています。その結果、派遣会社の利益率は強く圧迫されており、大手の中でも赤字になる会社が出てきています。この状況は今後ますます厳しさを増すことが想定され、日本型人材派遣のビジネスモデルは成立しなくなっていくのではないかと考えています。同業他社もそれを見越し、人材紹介や業務受託、求人広告など、派遣以外の事業に活路を見出そうとする動きを取り始めています。 CRO業界も、従来のビジネスモデルのままでは安泰とはいえません。受託した業務を人の手で処理する構造である以上、賃金水準の上昇は利益率に対する圧迫要因になります。加えて、生成AI等の技術進化により、定型業務の自動化が進む可能性は高く、アウトソーシングに依存する業務運用が見直されることが予想されます。そのため、業界全体としても、提供価値の再定義と事業構造の変革が求められています。 こうした考えから、当社は以下の戦略に基づいて事業を展開しています。 まず、人材派遣会社としての価値を極限まで高めることを目指します。 中期的にはプラットフォームを通じてサービスを提供することで、求職者と求人先の仲介業務を自動化し、これまで「人」が行ってきた業務を極限までなくし、販管費を削減します。削減した販管費を派遣スタッフの報酬に充当し、待遇を改善することで、業界で最も報酬の高い派遣会社になることを目指します。「人」が行うべき業務については、営業体制、選任体制、フォロー体制のさらなる強化を行い、注文増加と受注率改善、退職率低下に努めます。正社員型派遣については、上記に加えて転勤のない地域限定採用を全国各地で行いつつ、中途採用も強化して採用力を大きく高めます。 また、複数の派遣会社に対して一斉に派遣サービスを発注でき、契約締結後の勤怠や請求等も一元管理できる派遣サービスプラットフォーム「ドコ1」を、2025年5月に公開し、お客様からの支持も着実に広がっています。 ドコ1を足がかりに新たなお客様とのお取引を開始し、派遣のご注文を頂ける関係を築くという、顧客獲得の方法にも取り組んでいきます。 長期的には、市場環境はさらに厳しさを増し、派遣会社は利益を確保できない事業環境になることが見込まれます。その中、当社はプラットフォームをさらに進化させ、仲介機能を極限まで自動化することで、販管費を限界まで引き下げます。削減した販管費を原資に、派遣スタッフの報酬を他社が追随できない水準にまで引き上げ、労働市場から多くの労働者を確保し、派遣就業につなげます。 その上で、当社が創業以来強みとしている「就業中のフォロー」とデジタル化された仲介機能・その他管理業務で顧客と働く人からの支持を得て、高利益を残せる数少ない派遣会社となります。 また、自社開発の「派遣会社一元管理システム」により、研究職以外の市場でもプレゼンスを増し、人材派遣市場の中で再度成長を続けます。 あわせて、プラットフォーム運営会社への転身にも取り組みます。 当社は2016年以降、「プラットフォーム運営会社」を目指して様々な取組みを行い、その成果として、派遣サービスをデジタル化するプラットフォーム「doconico」と「ドコ1」、CROサービスをデジタル化するプラットフォーム「CoCopos」を世に送り出しました。 これらの開発および運営を通じて、当社はプラットフォーム運営会社としてのノウハウを積み重ねてきました。この経験と実績を活かし、次に目指すのは、派遣サービスをさらに強化するプラットフォームと、派遣以外の新しいサービスを提供するプラットフォームです。1~2年後のサービス開始を目指して、開発に取り組んでいます。 CRO事業については、中期的には、プラットフォームとAIを活用して業務の効率化を進め、社員の待遇改善を実現しながら、短期的な利益への影響を最低限に押さえつつ、事業の拡大を図ります。 長期的には、生成AIや自動化技術の進展により、人手による定型作業が代替されるという変化に正面から向き合い、プロセスの自動化・標準化に加え、業務の安定性と効率性を両立するセンター運営の強化を着実に推進します。そのうえで、判断・顧客対応・品質担保・マルチタスクへの対応など、人が担うべき実務価値領域に資源を集中させ、AIと共存する新たなCROモデルを確立します。ドキュメント支援やPMS支援、臨床研究支援では、業務の標準化やツールの導入、プロセスのデジタル化を進め、再現性と生産性の向上を図ります。 また今後、国内で需要が見込まれる高度な医療機器分野においては、開発から申請、市販後までをカバーする一貫支援体制を基盤とし、そこにデジタル技術とデータの活用を組み込んでいき、国内外における事業展開を多面的に支援できる体制へと進化させていきます。 加えて、医療・医薬関連領域において、新たな事業の創出に取り組みます。既存サービスが対応しきれていない細分化された実務課題に対し、現場の実態に即した支援モデルをデジタルと融合させて構築し、特定領域で高い専門性と収益性を両立する新しい価値を提供します。 これらの取り組みを行い、長期的に事業を発展させてまいります。
事業等のリスク2,479字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は以下のとおりであります。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)派遣社員の確保について 当社グループの営む事業の性質上、顧客の求めるスキルや経験を有する求職者を速やかに選任できる体制を整えることが、事業拡大には不可欠な要素であると考えております。しかしながら、雇用情勢の変化等により顧客が要望する求職者を十分に確保できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応するため、全国に研修のための施設を設け、求職者を教育・養成する注力するとともに、2022年4月以降は、継続的な報酬のアップを行い、派遣社員の確保に努めております。また、報酬アップに加え、正社員型派遣においては、配属エリアを限定したスタッフの採用を実施し、派遣スタッフの希望に出来るだけ応えること、登録型派遣については営業体制を強化し、求職者のニーズにマッチする求人をより多く取り揃えることで、採用数の増加や退職率の低減に努めております。 (2)法的規制ならびに関連法規の改正について 人材派遣事業は、「労働者派遣法」、「労働契約法」を中心とした、労働に関する各種法令の適用を受けます。また、人材紹介事業は、「職業安定法」の適用を受けます。万一当社グループが法令違反などを行った場合、労働者派遣事業および人材紹介事業を行えない、もしくは一時的に停止する状況となり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、今後法改正が実施された場合、その改正内容によりましては、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 しかしながら、当社グループは法令順守を重視した事業運営を行っており、現在までに労働者派遣法および職業安定法の欠格事由(注)に該当する事実や業務停止命令を受ける法令違反の事実はありません。 なお、労働者派遣法および関連諸法令については、これまでにも労働市場をとりまく状況の変化等に応じて、改正が適宜実施されており、当社グループでは、その都度、当該法改正に対応するための諸施策を講じております。 (注)人材派遣事業の欠格事由は労働者派遣法第6条に、人材紹介事業の欠格事由は職業安定法第32条にそれぞれ定められております。 (3)企業買収に伴うリスクについて 当社グループが企業買収を行った後、計画通りに事業展開が進まなかった場合には、減損会計の適用に伴うのれんの減損処理が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 買収に際しては、対象企業に対する十分なデューデリジェンスを実施し、買収後についても定期的なモニタリング体制を整えることで、リスクの特定・抑制を図るとともに、買収効果を最大化することで持続的な成長を目指しております。 (4)個人情報の管理について 当社グループは、人材サービス関連事業を行っているため、多数の社員および求職者の個人情報を有しております。万一個人情報の漏洩や不正使用等の事態が発生した場合、企業イメージが悪化し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 これらの個人情報保護と派遣先企業、派遣労働者からの信頼の向上のため、当社グループでは年間3回の社員研修を行い、情報管理に関する教育を行うとともに、情報漏洩を防ぐシステム上の仕組みを数多く設けております。なお、財団法人日本情報処理開発協会(現一般財団法人日本情報経済社会推進協会)より個人情報の適切な取扱事業者に付与される「プライバシーマーク」を、WDB株式会社とドコ1株式会社が取得しております。 (5)自然災害等の影響について 当社グループの想定を大きく上回る規模での台風・地震・洪水・疫病等の自然災害や事故により、当社グループや主要顧客の事業活動の停止又は事業継続に支障をきたす事態が発生した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これらの事態に備え、当社グループでは従業員の被災リスクを把握しつつ、電子データの分散管理を行うことで、災害発生時にも事業運営を継続できる体制を整備しております。なお、過去に起こった災害時には、代表取締役社長が中心となった対策本部を設置し、状況の把握と被災した社員、派遣社員への対応を行ってきた実績があります。 (6)海外事業の拡大に伴うリスクについて 当社グループは、CRO事業において、欧州および米国での事業展開を行っております。これらの国々において政治・社会体制の急激な変化などが発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対しては、進出先国の政治・社会情勢を定期的に把握し、リスクの兆候を早期に認識できる体制を整え、タイムリーに情報収集することで、事業運営に反映させています。 (7)社会保険(健康保険および厚生年金保険)の改定に伴う影響について 制度改革に伴う社会保険料の料率改定や、社会保険加入要件の見直し等により、雇用事業主である当社グループの社会保険料負担が増加した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループは、コスト管理を徹底して効率的な経営を心掛けるとともに、サービスの質を維持・向上させ続けることで、派遣料金の定期的な改定につなげております。 (8)技術革新に伴う省人化・無人化について AIやロボットをはじめとした技術革新に伴い、顧客の省人化・無人化が進むことで、人材サービスの需要が大きく減少した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 そのような未来を見据えた事業展開に取り組むとともに、事業環境に応じた柔軟な経営判断ができるよう、社員のスキル向上や専門知識の強化を図ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)3,585字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1)財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、理学系分野(化学・バイオテクノロジー)の派遣を中心とした人材サービス事業および、CRO事業(医薬品開発の業務受託)を行う企業集団です。 人材サービス事業に関する事業環境および状況については、当連結会計年度(2025年4月~2026年3月)の有効求人倍率(季節調整値)の平均値が1.20倍(前期比0.05ポイント減)、完全失業率(季節調整値)の平均値が2.6%(前期比0.1ポイント増)となりました。当社の提供する理学系派遣・工学系派遣に対する需要は引き続き底堅く推移する一方、需要に応えるための求職者確保が課題という状況が続いております。 この課題に対応するため、当社グループでは2022年4月以降、派遣スタッフの待遇改善を継続して実施しております。それに加え、2025年4月以降は営業体制の強化、シニア層やパートタイムを希望する派遣スタッフの提案活動を推進するとともに、地域限定の正社員型派遣スタッフの採用などを行っております。その結果、派遣依頼に対する受注率および派遣スタッフの退職率は、いずれも改善いたしました。 また、派遣サービスを利用したい企業等が、複数の派遣会社に対して一斉に派遣サービスを発注でき、派遣契約締結、勤怠、請求等を一元管理できる派遣サービスプラットフォーム「ドコ1」を2025年5月に公開いたしました。営業活動を積極的に行った結果、ドコ1の契約数は順調に増加しております。また、さらなる事業展開のために、新しいプラットフォームの開発も複数進めております。 国内CRO事業については、受託業務処理プロセスの自動化および標準化を実現するため、自動化ツールのプロトタイプを作成しました。また、AIを用いた文書作成補助ツールを導入し、業務の効率化を行いました。フィンランドのメドファイルズでは、不採算事業の売却を完了させ、薬事申請、治験、DM・統計解析、安全性評価の業務に集中し、利益率の改善と受注増加に努めました。 以上のような活動の結果、当連結会計年度の売上高は 50,304百万円(前期比 1.6%減)となりました。営業利益は 4,464百万円(前期比 11.9%減)、経常利益は 4,597百万円(前期比 9.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は 2,755百万円(前期比 9.7%減)となりました。 また、当社が重視している指標である売上高営業利益率は 8.9%(前期は9.9%)、売上高経常利益率は 9.1%(前期は10.0%)、ROEは 8.5%(前期は9.9%)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。 なお、セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。 ① 人材サービス事業 当セグメントの売上高は 43,547百万円(前期比 1.3%増)、セグメント利益は 4,301百万円(前期比 6.4%増)、セグメント利益率は 9.9%(前期は9.4%)となりました。派遣スタッフの昇給を派遣料金のアップにより吸収できたことから、増収増益となりました。 ② CRO事業 当セグメントの売上高は 6,757百万円(前期比 17.1%減)、セグメント利益は 1,047百万円(前期比 30.7%減)、セグメント利益率は 15.5%(前期は18.6%)となりました。国内において主要顧客からの受託量が減少したことと、海外において不採算事業を売却したことによって売上が減少した一方、今後の受注に備えて受託業務の処理人員は維持したため、減収減益となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 ① 資金需要 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金(派遣社員および従業員給与等の人件費、家賃)、法人税等の支払いならびに配当金の支払いであります。 ② 財務政策 当社グループの資金需要は、営業活動の結果得たキャッシュ・フロー等の自己資金で賄っております。 ③ キャッシュ・フローの状況と主な増減要因 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ3,148百万円減少し、17,426百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と増減要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益4,586百万円を計上しましたが、法人税等の支払額が1,836百万円となったこと等により、2,793百万円の収入(前期は4,367百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、主に有形固定資産の取得による支出3,801百万円があったことにより、3,943百万円の支出(前期は3,334百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、主に配当金の支払額1,246百万円および自己株式の取得による支出725百万円があったことにより、2,071百万円の支出(前期は1,419百万円の支出)となりました。 ④ 資金の振り分け方針 営業活動により得られた資金を元に、企業買収、システムの改修、人材採用などに投資を行います。また、株主還元については、長期的に事業を発展させることで、増益に伴う増配を実現します。詳細は、以下の内容をご参照ください。 (https://www.wdbhd.co.jp/ir/dividend.html) (3)生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当社グループは、主として人材サービス事業を営んでおり、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載しておりません。 ② 受注状況 生産実績と同様の理由により、記載しておりません。 ③ 販売実績 当社グループは、主として人材サービス事業を営んでおり、当連結会計年度における売上実績の内訳は、以下のとおりであります。なお、セグメント別の利益につきましては、「セグメント情報」をご参照ください。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   構成比 人材サービス事業   43,547,867   86.6% (理学系研究職)   34,305,222   68.2% (工学系技術職)   3,246,983   6.5% (一般事務職)   5,066,381   10.1% (その他派遣)   292,760   0.6% (人材紹介他)   636,518   1.3% CRO事業   6,757,118   13.4% 合計   50,304,985   100.0% (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) (1)経営成績の分析 「経営成績等の状況の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 (2)財政状態の分析 ① 流動資産 当連結会計年度末における流動資産の残高は24,900百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,505百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金の減少3,148百万円によるものであります。 ② 固定資産 当連結会計年度末における固定資産の残高は17,524百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,176百万円増加いたしました。主な要因は、建物及び構築物の増加6,791百万円および建設仮勘定の減少3,726百万円によるものであります。 ③ 流動負債 当連結会計年度末における流動負債の残高は6,616百万円となり、前連結会計年度末に比べ319百万円減少いたしました。主な要因は、未払法人税等の減少263百万円、未払消費税等の減少211百万円によるものであります。 ④ 固定負債 当連結会計年度末における固定負債の残高は1,502百万円となり、前連結会計年度末に比べ73百万円減少いたしました。 ⑤ 純資産 当連結会計年度末における純資産合計は34,306百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,064百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金の増加1,507百万円によるものであります。また、1株当たり純資産は1,709.54円となり、前連結会計年度末に比べ85.53円増加いたしました。 (3)キャッシュ・フローの状況 「経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。