本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ぴあ

PIA CORPORATION4337 · Prime · サービス業

エンタテインメントの総合プラットフォーマー。チケット流通、コンテンツ制作、会場運営まで一貫。

概要

ぴあは、1984年に日本初のオンラインチケット販売「チケットぴあ」を開始したエンタテインメント企業である。情報誌「ぴあ」の出版から出発し、現在はチケット流通、イベント主催・制作、アリーナ運営、メディア、会員サービス、文化人材育成の6領域を展開。2026年3月期の連結売上高は553億円、従業員数は621名。

チケット流通を中核とする6事業領域

ぴあの事業は「コンテンツ制作」「チケット流通」「会場運営」「メディア」「会員サービス」「人材育成」の6領域から成る。中核のチケット流通では、年間約16万公演、約8,500万枚のチケットを販売し、日本最大級の取扱規模を誇る。「チケットぴあ」の販売ネットワークは全国約38,000カ所に及び、約45,000社の興行主催者と取引する。

自社アリーナ運営で完成したエコシステム

2020年7月、横浜みなとみらいに1万人収容の「ぴあアリーナMM」を開業した。豊洲PIT、仙台PIT、Shibuya PIT ZERO、東京建物ぴあシアター&カンファレンスと合わせ、計6拠点の会場を運営する。これにより、コンテンツ制作からチケット販売、プロモーション、会場運営まで一貫したエコシステムを構築した。

出版からデジタルへ進化したメディア事業

情報誌「ぴあ」を源流とするメディア事業は、受託型出版物「月刊スカパー!」「7ぴあ」、アプリ「ぴあ」(会員約175万人)、サブスクリプション「ぴあ落語ざんまい」(約3,000本の高座映像)などを展開。2026年4月には月刊紙「とぶ!ぴあ」を復刊し、紙とデジタルの連携を図る。

約2,200万人の会員基盤と安定収益

有料会員「ぴあカード」(年会費4,180円、約39万人)と無料「ぴあ会員」(約2,200万人)を運営。会費収入は安定収益源であり、先行予約や割引サービスを提供する。また、新国立劇場やサントリーホールなど他社の会員管理業務を代行するビジネスも展開している。

業界の中での役割はエンタテインメント業界におけるプラットフォーム提供者(チケッティング、コンテンツ制作、会場運営)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
553億円
営業利益
43億円
営業利益率
7.8%
純利益
33億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ライブ・エンタテインメント(興行)主力

音楽、スポーツ、演劇、映画などのチケットを日本最大級の規模で販売する「チケットぴあ」を運営。年間約16万公演、約8,500万枚を販売。また、自社でイベントを主催・制作し、年間約700公演を数える。

主要顧客Jリーグ、プロ野球、ラグビー団体、バスケットボール団体

主な製品・サービス2
チケットぴあ
1984年開始の日本初のオンラインチケット販売システム。全国約38,000カ所の発券拠点と24時間インターネット販売を提供。
イベント主催・制作
音楽フェス、舞台、オリジナルイベントなどの企画・制作・運営。

02会場運営(アリーナ・ホール)準主力

横浜みなとみらいの「ぴあアリーナMM」をはじめ、東京建物ぴあシアター&カンファレンス、Shibuya PIT ZERO、豊洲PIT、仙台PITなどを運営。会場運営によりコンテンツからチケット、プロモーションまで一貫したエコシステムを構築。

主な製品・サービス2
ぴあアリーナMM
収容約1万人の音楽専用ホール。ステージと客席の距離が近く、飲食施設も充実。
豊洲PIT / 仙台PIT
ライブ・エンタテインメント専用シアター。東日本大震災復興支援から発展。

03メディア・出版準主力

エンタメ情報を満載した書籍・雑誌を刊行。受託型出版物(月刊スカパー!、7ぴあ)やアプリ「ぴあ」も展開。サブスクリプションサービス「ぴあ落語ざんまい」も運営。

主な製品・サービス2
ムック・書籍
花火、ドライブ、グルメ等のレジャームック、エンタメ雑誌、スポーツ雑誌、写真集など。
アプリ「ぴあ」
情報誌ぴあの世界観を復活させたアプリ。映画、ステージ等の開催情報やニュース、エッセイを提供。会員約175万人。

04会員サービス副次

有料会員「ぴあカード」(約39万人)と無料会員「ぴあ会員」(約2,200万人)を運営。先行予約や割引サービスを提供。他社の会員管理業務も代行。

主要顧客新国立劇場、サントリーホール

主な製品・サービス1
ぴあカード
クレジット機能付き会員カード。年会費4,180円で先行予約や割引などの特典を提供。

05人材育成・文化振興副次

ぴあフィルムフェスティバル(PFF)を通じて映画新人監督を発掘・育成。PFFアワードやスカラシップ制度を運営。大島渚賞も創設。ぴあ総研ではライブエンタメ市場の調査研究・白書発行。

国内随一の集客エンタメ領域専門シンクタンク(ぴあ総研)

主な製品・サービス1
PFFアワード
自主製作映画のコンペティション。毎年約600本の応募から入選作品を選出。

製品と技術

日本初のオンラインシステム「チケットぴあ」

1984年に開始した日本初のコンピュータネットワークによるチケット販売システム。年間約16万公演、約8,500万枚のチケットを販売する。全国約38,000カ所(セブン-イレブン、ファミリーマートを含む)の店頭と24時間インターネットで購入可能。ダイナミックプライシングや定価リセールサービスなども提供する。

1万人収容の音楽専用ホール「ぴあアリーナMM」

2020年7月に横浜・みなとみらいに開業した音楽専用アリーナ。地下1階、地上4階建てで、ステージと客席の距離が近い設計が特徴。飲食施設やホスピタリティラウンジを併設。民間ならではの視点で音楽業界のニーズを反映し、観客と出演者の双方にとって最適な環境を実現している。

情報誌のDNAを継ぐアプリ「ぴあ」

2018年11月にリリースされたスマートフォンアプリ「ぴあ」は、休刊した情報誌「ぴあ」の世界観をデジタルで復活させたもの。映画、音楽、ステージ、アートなどの開催情報やニュース、エッセイを提供。2026年時点で約175万人の会員を有し、2020年リリースの「チケットぴあ」アプリとも連携する。

サブスクリプション「ぴあ落語ざんまい」

2023年12月に開始した落語の動画配信サブスクリプションサービス。約3,000本の高座映像を鑑賞できる。伝統芸能の継承と若い世代への普及を目的としている。ぴあが培ってきたエンタメ情報のキュレーション力を生かし、新たな収益源として成長を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 人材育成・文化振興国内随一の集客エンタメ領域専門シンクタンク(ぴあ総研)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

チケット販売で国内首位、内需依存

エンターテインメント業界において、チケット販売サービスを中心に事業を展開し、国内市場で確固たる地位を築いている。同業のジンジブやイシンが人材サービスを主力とする中、当社はイベント・興行分野に特化し、独自のポジションを確立。売上高は2025年3月期に454億円、2026年3月期には553億円と大幅に増加し、営業利益率も5.7%から7.8%へ改善した。規模は業界内で大きく、ブランド力と顧客基盤が強みだ。ただし、国内イベント需要に依存するため、パンデミック等の外部要因に脆弱な面がある。

強み

  • チケット販売で高い市場シェアを持ち、ブランド認知度が高い
  • 最近の売上が大幅に増加し、事業拡大が顕著である
  • 多数のイベント主催者と提携し、安定した販売チャネルを確保
  • 営業利益率が改善傾向にあり、事業効率が増している

課題

  • 国内のイベント需要に業績が左右され、海外展開が進んでいない
  • 感染症や災害で興行が中止されると、収入が激減する可能性
  • オンライン販売の新興企業が参入し、価格競争が激化する恐れ

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がぴあ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13932アカツキ556億円9.8倍
24343イオンファンタジー549億円19.7倍
37914共同印刷517億円12.2倍
44718早稲田アカデミー491億円19.2倍
59470学研ホールディングス456億円13.1倍
64337ぴあ419億円12.4倍
76238フリュー404億円18.3倍
86071IBJ382億円15.5倍
99405朝日放送グループホールディングス366億円8.2倍
104714リソー教育グループ357億円22.0倍
114301アミューズ353億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 88件

学生起業から「情報伝達業」へ舵を切った1970年代

1972年7月、大学生であった創業メンバーが東京都中野区で情報誌「ぴあ」を創刊。1974年12月に資本金500万円で「ぴあ株式会社」を設立した。その後、1980年4月には業態を「出版業」から「情報伝達業」へと再規定し、単なる雑誌出版社ではない独自の立ち位置を明確にした。

チケットぴあ開始と全国販売網の構築(1984〜1993年)

1984年4月、日本初のコンピュータによるチケット販売サービス「チケットぴあ」と会員制度「ぴあカード」を開始。1987年には「TVぴあ」を創刊し、関西、中部、九州へと地域展開を進めた。1993年5月には音声応答予約「Pコード」を導入し、利便性を高めた。

国際イベント参画と株式上場(1996〜2003年)

1996年、長野冬季オリンピックのオフィシャルサプライヤーに決定。1999年には「@チケットぴあ」を開設し、インターネット販売を本格化。2000年には「2002FIFAワールドカップ」の国内チケット管理業務を受託。2002年1月に東証2部上場、2003年5月には東証1部へ指定替えとなった。

コンビニ提携で販売力を飛躍させた2000年代

1998年にファミリーマート、2001年にセブン-イレブン・ジャパンと業務提携し、チケット販売ネットワークを拡大。2003年には全国のセブン-イレブン店舗で販売を開始した。2009年にはセブン&アイ・ホールディングスと資本提携を締結。一方で、2010年以降は情報誌「ぴあ」の休刊が相次ぎ、紙媒体からの転換期を迎えた。

コロナ禍とアリーナ開業、新たな収益基盤の模索(2020〜2021年)

2020年7月、創業記念日に「ぴあアリーナMM」を開業。しかしコロナ禍で2021年3月期の売上高は前年比59%減の674億円、最終赤字67億円に陥った。同年5月にはライブ配信サービス「PIA LIVE STREAM」をリリースし、動画配信事業に進出。事業構造の転換を迫られた。

過去最高益を達成した成長期(2022〜2026年)

2022年4月に東証プライム市場へ移行。2025年には「大阪・関西万博」の入場券販売システムと「東京2025世界陸上」のチケッティング業務を完遂。2026年3月期は売上高553億円、営業利益43億円、純利益33億円と、すべてで過去最高益を更新した。創業60周年へ向け、新中期経営計画を策定した。

年表88件を開く

1970年代

  • 1972年7月創業大学生であった創業メンバーが、東京都中野区にて、情報誌月刊「ぴあ」を創刊。
  • 1974年12月創業東京都千代田区猿楽町において資本金5百万円で「ぴあ株式会社」を設立。
  • 1976年10月出版取次会社と取引開始。
  • 1979年9月商号変更情報誌「ぴあ」を月刊から隔週刊に変更。

1980年代

  • 1980年4月当社の業態を「出版業」から「情報伝達業」へと再規定。
  • 1983年4月東京都千代田区麹町に本社移転。
  • 1984年4月コンピュータによるチケット販売サービス「チケットぴあ」及び「ぴあカード」会員制度開始。
  • 1985年6月関西地域の情報誌「ぴあ関西版」を創刊。
  • 1986年4月大阪府大阪市北区に大阪支社(現・関西支社)を開設、関西地域での出版業及びチケット販売業を開始。
  • 1987年12月テレビ情報誌「TVぴあ」創刊。
  • 1988年7月創業愛知県名古屋市中区にチケットぴあ名古屋株式会社を設立。
  • 1988年8月愛知県名古屋市中区に名古屋支局(現・中部支社)を開設、中部地域での出版業及びチケット販売業を開始。
  • 1988年9月中部地域の情報誌「ぴあ中部版」創刊。

1990年代

  • 1990年2月創業福岡県福岡市中央区にチケットぴあ九州株式会社を設立及び九州営業所を開設、九州地域でのチケット販売業を開始。
  • 1990年11月商号変更情報誌「ぴあ」関東版を隔週刊から週刊に変更。
  • 1993年5月音声応答チケット販売予約「Pコード」予約開始。
  • 1995年5月東京都千代田区三番町に本社移転。
  • 1996年12月「第18回オリンピック冬季大会長野1998」のオフィシャルサプライヤーに決定。
  • 1997年10月インターネット上にホームページ「@ぴあ」開設。
  • 1998年7月「ぴあアイデンティティ(PI)」を策定。
  • 1998年9月株式会社ファミリーマートと業務提携し、「チケットぴあ」販売ネットワークを拡大。
  • 1999年4月創業本社内にぴあデジタルコミュニケーションズ株式会社を設立。
  • 1999年8月テレビ情報誌「TVぴあ」五版化(関東版、関西版、東海版、北海道・青森版、福岡・山口版)。
  • 1999年12月チケット販売専用サイト「@チケットぴあ」開設。

2000年代

  • 2000年4月北海道札幌市中央区に北海道営業所(現・北海道支局)を開設、北海道地域でのチケット販売業を開始。
  • 2000年5月「2002FIFAワールドカップ」の国内チケット管理業務をJAWOCより受託。
  • 2000年6月株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの「iモード」でのチケット販売サービス「iモードチケットぴあ」のサービス拡充、本格展開開始。
  • 2001年3月「スポーツ振興くじ」の本格販売開始。当社は販売ネットワーク、店舗開拓等の運営面で協力。
  • 2001年10月株式会社セブン-イレブン・ジャパンと業務提携し、「チケットぴあ」販売ネットワークを拡大。
  • 2002年1月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2002年4月広島県広島市に広島事務所(現・中四国支局)を開設。
  • 2002年6月株式会社サンクスアンドアソシエイツと業務提携し、サンクスでのチケット販売を開始。
  • 2002年10月創業ぴあ総合研究所株式会社を設立。
  • 2003年2月全国のセブン-イレブン店舗でチケット販売をスタート。
  • 2003年5月東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 2003年6月宮城県仙台市に仙台事務所(現・東北支局)を開設。
  • 2005年10月株式会社サークルK・サンクスの全店舗にてチケット販売を開始。
  • 2007年5月M&A買収防衛策を導入。
  • 2008年6月凸版印刷株式会社(現 TOPPAN株式会社)、株式会社経営共創基盤への第三者割当増資を実施。
  • 2009年12月株式会社セブン&アイ・ホールディングスとの業務・資本提携契約を締結。

2010年代

  • 2010年4月創業株式会社東京音協を設立。
  • 2010年6月全国のセブン-イレブン店舗にてチケット販売を再開。情報誌「ぴあ」中部版を休刊。
  • 2010年10月情報誌「ぴあ」関西版を休刊。
  • 2011年1月東京都渋谷区東に本社移転。
  • 2011年7月情報誌「ぴあ」首都圏版を休刊。
  • 2012年2月公益社団法人日本プロサッカーリーグとJリーグオフィシャルチケッティングパートナー契約を締結。
  • 2012年7月第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)にて「JOCオフィシャルチケッティングマネジメント」として日本国内のチケット販売総代理業務を受託。
  • 2012年10月創業東日本大震災復興支援活動を行う「一般社団法人チームスマイル」を設立。
  • 2014年7月チケットぴあ「定価リセールサービス」を導入。「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」が第32回川喜多賞を受賞。
  • 2014年12月北京ぴあ希肯国際文化発展有限公司(ぴあ希肯)に出資参画。
  • 2015年9月創業ぴあグローバルエンタテインメント株式会社を設立。
  • 2017年4月「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」を一般社団法人化。
  • 2017年6月チケット高額転売問題の対策として音楽業界団体が立ち上げた公式チケットトレードリセールサイト「チケトレ」の運営を受託し、サービスを開始。
  • 2017年9月「ラグビーワールドカップ2019日本大会」において、同大会組織委員会より「チケッティングサプライヤー」として、国内外のチケッティング業務を受託。
  • 2017年12月一定の条件を満たす従業員等335名を対象として譲渡制限付株式(RS)付与を実施。
  • 2018年6月三井物産株式会社とヤフー株式会社との合弁会社である「ダイナミックプラス株式会社」と業務提携。
  • 2018年11月アプリ版「ぴあ」を本創刊。
  • 2019年10月創業ぴあフィールドサービス株式会社を設立。

2020年代

  • 2020年3月PFF主催「第1回大島渚賞」授賞式・記念上映会を開催。
  • 2020年5月コロナ禍にre:STARTプロジェクトを始動。ライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」をリリース。
  • 2020年7月創業横浜・みなとみらい地区に収容1万人規模の大型音楽アリーナ「ぴあアリーナMM」を開業(創業記念日である7月10日に「ゆず」によるこけら落とし映像配信を実施)。
  • 2020年10月スマートフォン向け「チケットぴあ」アプリをリリース。
  • 2021年3月ダイナミックプライシングの普及に向け、ダイナミックプラス株式会社に追加出資し持分法適用会社化。
  • 2021年4月スポーツ産業に必要な人材を育成する「ぴあスポーツビジネスプログラム」(PSB)を開講。「ぴあコーポレート・アイデンティティ(CI)」を策定。
  • 2021年5月三菱地所株式会社と業務・資本提携契約を締結。
  • 2021年6月「ぴあステーション」「チケットぴあスポット」のフランチャイズ運営を終了(6月末)。
  • 2021年7月東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて、TSP(Ticketing System & Service Provider)としてチケッティング、ゲーティング業務を受託。
  • 2022年3月創業ぴあネクストスコープ株式会社(PNS)を設立。 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の入場券販売関連システムサービス提供業務を受託。
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
  • 2022年5月三菱地所株式会社との合弁会社「MECぴあクリエイティブ株式会社」を設立。
  • 2022年7月創業創業50周年を迎える。
  • 2022年10月創業「ぴあネクストスコープ株式会社(PNS)」の株式譲渡に伴い、「ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社(PANX)」に改称、新体制発足。
  • 2022年11月創業「ぴあ創業50周年感謝イベント」をぴあアリーナMMで開催。
  • 2022年12月「一般社団法人チームスマイル」の東日本大震災復興支援活動を終了。
  • 2023年4月チケットエージェンシー3社が共同で、イベント主催者向けチケット業務の共通基盤システム「TAプラットフォーム」を提供開始。
  • 2023年10月従業員向け「ライブ・エンタテインメント補助制度」及び「ぴあ公認部活制度」スタート。
  • 2023年12月落語の動画配信サブスク「ぴあ落語ざんまい」、サービス開始。日本オリンピック委員会(JOC)と「公式チケッティングマネジメント契約」を締結。
  • 2024年3月「ぴあ会員」数が2,000万人、「ぴあカード会員」数が30万人を突破。
  • 2024年10月日本航空株式会社(JAL)と業務提携。
  • 2024年11月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と業務提携。
  • 2025年4月創業ぴあライブクリエイティブ株式会社を設立。
  • 2025年4月札幌のシステム開発拠点「PIA TECH LAB」採用開始。
  • 2025年6月「サステナビリティレポート」を発行。
  • 2025年9月「東京2025世界陸上」開催。チケッティング業務、ホスピタリティを全面的に受託し完遂。
  • 2025年10月西日本旅客鉄道株式会社との事業連携を発表。
  • 2025年10月「大阪・関西万博」閉幕。入場チケット販売システムの提供などチケッティング業務を完遂。
  • 2026年1月新ステートメント「Life is Pure.」を発表。
  • 創業■ぴあ創業50周年の歩みを記念ムービー(約20分)にまとめていますので、ご覧ください。 URL:https://w.pia.jp/t/50th-movie-yuho2022/

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで500億円
  • 営業利益2028年度まで32億円
  • 経常利益2028年度まで27億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年度まで18億円
  • 営業利益2032年度まで60億円超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    感動のライフライン事業の構築

    コンテンツ創出からチケッティング、プロモーション、会場運営まで一気通貫で結ぶ事業モデルにより収益力向上と持続的成長基盤を確立する。

  2. 02

    事業基盤の確立・伸長

    コンテンツ創出(興行主催)事業及びヴェニューネットワーク事業への投資を拡大し、前期でトライアルした新規サービス(ホスピタリティ、DMS、グローバル事業等)の黒字化を図る。

  3. 03

    事業インフラ構築への積極投資

    次世代プラットフォームへの移行と安定稼働、業務効率化・セキュリティ強化への継続投資、全社的なAI活用による事業・サービス開発の進化を推進する。

  4. 04

    ガバナンス強化と人的資本投資

    ガバナンス強化、健康経営の実践、2028年予定の本社移転の円滑な実施、従業員報酬拡充など人的資本投資を着実に実行する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で621人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は881万円で、9期前と比べて+34.4%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は8.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月280
2018年3月292
2019年3月65541.313.0304
2020年3月78540.913.0330
2021年3月58740.813.0332
2022年3月59440.913.0342
2023年3月72640.813.0331
2024年3月78840.110.0448
2025年3月79139.49.0517503
2026年3月88138.68.0621692

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率35.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率28.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 15 / 海外 1、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
ぴあアリーナMM — 横浜市西区9,354百万円
レジャー・エンタテインメント関連事業
本社 — 東京都渋谷区6,546百万円
レジャー・エンタテインメント関連事業
仙台PIT — 仙台市太白区1,139百万円
レジャー・エンタテインメント関連事業
関西支社 — 大阪府大阪市119百万円
全社(共通)
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ぴあライブクリエイティブ㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京音協
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ぴあグローバルエンタテインメント㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ぴあ総合研究所㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ぴあフィールドサービス㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    チケットぴあ九州㈱
    福岡市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MECぴあクリエイティブ㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    一般社団法人PFF (注)2
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権69.1%
  • 国内
    PDHX㈱(注)3
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TAプラットフォーム㈱
    大分県 大分市 · 持分法適用会社
    議決権33.3%
  • 国内
    TAプラットフォームソフトウェア共同事業体
    大分県 大分市 · 持分法適用会社
    議決権33.3%
  • 国内
    チケットぴあ名古屋㈱
    名古屋市東区 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • 北京ぴあ希肯国際文化発展有限公司中国北京22%
  • ダイナミックプラス㈱東京都 新宿区15%
  • ぴあ朝日ネクストスコープ㈱東京都 渋谷区44%
  • ㈱セブン&アイ・ホールディングス(注)4、5東京都 千代田区18%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【近畿経済産業局】令和6年度クールジャパン発信イベントをプロトモデルとした地域資源等のBtoC プロモーション手法調査事業
    経済産業省 · 2024-08-20
    1,727万円
  • 調達
    令和6年度補正クリエイター事業者支援事業(エンタメ・スポーツ・伝統のクロスオーバーのモデル実証調査)
    経済産業省 · 2025-04-01
    1,035万円
  • 補助金
    コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業
    文部科学省 · 2022-12-13
    600万円
  • 補助金
    文化施設の感染症防止対策事業
    文部科学省 · 2020-09-28
    197万円
  • 補助金
    文化施設の感染症防止対策事業
    文部科学省 · 2021-03-01
    -3万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は553億円営業利益43億円前期と比べると増収増益で、売上が+21.8%、利益が+65.4%。

売上高
+21.8%
553億円
営業利益
+65.4%
43億円
純利益
+106.3%
33億円
営業利益率
7.8%
前期比 +2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高480億円553億円
営業利益25億円43億円
純利益15億円33億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は142億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+43.4%、営業利益は+11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q885
2024年1Q9999.19
2024年2Q9811.00
2024年3Q9000.0−2
2024年4Q1094
2025年2Q212125.77
2025年4Q242145.89
2026年2Q2633011.420
2026年4Q290134.513
2027年1Q142107.06

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,120億円から553億円へ49%に減った。直近期の営業利益率は7.8%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,12044
2014年3月1,28198
ぴあグローバルエンタテインメント株式会社を設立。
2015年3月1,2711312
2016年3月1,3861512
2017年3月1,5281710
2018年3月1,635127
ぴあフィールドサービス株式会社を設立。
2019年3月1,800138
横浜・みなとみらい地区に収容1万人規模の大型音楽アリーナ「ぴあアリーナMM」を開業(創業記念日である7月10日に「ゆず」によるこけら落とし映像配信を実施)。
2020年3月1,632111
2021年3月674−60−67
ぴあネクストスコープ株式会社(PNS)を設立。 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の入場券販売関連システムサービス提供業務を受託。
2022年3月258−8−11
2023年3月328614
2024年3月396911
ぴあライブクリエイティブ株式会社を設立。
2025年3月45426245.716
2026年3月55343437.833

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高553億円のうち、営業利益として残るのは43億円7.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.8%336億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.5%174億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.8%43億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.2pt
7.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
6.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+25.1pt
36.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが131億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは102億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は547億円で、売上の11.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月39−4−335190
2014年3月−13−6−8−19163
2015年3月−12−11−9−23131
2016年3月28−8020151
2017年3月61−16−745189
2018年3月59−40−2119186
2019年3月105−511254252
2020年3月−24−8090−104239
2021年3月−219−42173−261151
2022年3月131−27−11104244
2023年3月94−36−3858264
2024年3月124−22−26102339
2025年3月153−19−10134463
2026年3月131−29−18102547

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,172億円。このうち返さなくてよい自己資本が108億円で、自己資本比率は9.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3654332211.8
2014年3月3525030214.1
2015年3月3166225419.5
2016年3月3597628321.1
2017年3月4288034818.5
2018年3月5557348213.1
2019年3月6276656110.4
2020年3月5866052610.2
2021年3月528195093.5
2022年3月646286184.3
2023年3月748447045.8
2024年3月903558486.1
2025年3月1,022729497.1
2026年3月1,1721081,0659.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
547億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
24億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,065億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
52
/ 100
安定性自己資本比率6 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中28位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中528位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
36.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
9.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
21.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,674で、1年前と比べて-21.4%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥2,674-2.6%1ヶ月-3.1%1年-21.4%時価総額419億円
過去52週の値幅
安値¥2,323高値¥3,665

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.4倍
PER (会社予想)27.4倍
PBR3.81倍
配当利回り1.12%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2699円で前日比-3.12%と下落。25日移動平均線(2780.32円)を下回り、75日線(2797.67円)や200日線(2868.72円)も下回った。52週高値(3775円)からは約28.5%下落、52週安値(2323円)からは約16.2%上。8月13日に2786円まで上昇したが、翌日急落。RSIは46.44と中立。出来高は8月13日と14日にそれぞれ97500株、97900株と急増し、売りが優勢。1年で-19.42%と下落トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER12.47倍は同業界平均22.98倍を大幅に下回り割安。PBR3.85倍は平均3.31倍を上回るが、ROE36.9%と高収益で正当化。配当利回り1.11%は低いが、配当性向18.7%と余裕あり。直近2026/3期も増収増益で純利益33億円と成長。ただし予想PER27.6倍と高く、将来成長を織り込む。割安と成長のバランスで妥当圏内。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.4倍23.4倍
PER (予想)27.4倍
PBR3.81倍3.51倍
ROE36.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

チケット販売市場のデジタル化が進む中、同社はデジタル販売へのシフトを拡大し、売上高は伸長している。強気派は、市場回復による販売量増加と法人向け新サービスの成長が利益率を押し上げると見る。一方、弱気派は、競合との価格競争や手数料率の低下、外出自粛の再来リスクを懸念し、営業利益率の低さと将来の成長鈍化を指摘する。今後の決算では、デジタル販売比率や法人売上の伸びが争点となる。

プラスに働く材料7
  • デジタル化の進展

    デジタル販売比率が上昇し、手数料効率が改善している。

  • 法人向け成長

    法人向けサービスが売上増に寄与し、顧客基盤を拡大中。

  • 市場回復期待

    イベント需要の回復で販売枚数が増加し、売上拡大が見込める。

  • チケット需要拡大で増収継続2026年下期影響

    売上高は過去2年で約40%増、営業利益は65%増の成長鈍化なし

  • 営業利益率の一段の改善通年影響

    営業利益率は5.73%→7.78%に上昇、更に8%超も視野

  • 外国人持ち株比率の上昇継続影響

    外国人保有7.19%と低く、東証プライム銘柄として資金流入余地

  • 増配による株主還元次回株主総会影響

    純利益33億円、配当利回り1.11%は増配余地があり、発表で好感

マイナスに働く材料7
  • 価格競争の激化

    競合の販売手数料引き下げが続き、利益率を圧迫する。

  • 利益率の低さ

    営業利益率は一桁台で、構造的な低収益性が懸念。

  • 需要変動リスク

    外出自粛などの需要急減リスクがあり、業績が不安定。

  • 次期予想PER27.6倍が示す減益2027年3月期影響

    予想PER27.6倍は純利益約15億円を暗示し、前期33億円から半分以下

  • 高PBR3.85倍の修正リスク継続影響

    PBR3.85倍はROE36.9%を反映、ROEが低下すればバリュエーションも縮小

  • チケット市場の競争激化不定影響

    競合が手数料を引き下げれば、売上高553億円の成長率が鈍化

  • 株価の下落トレンド継続影響

    1年で-19.42%と調整、需給の悪化が続く

次の決算で確かめる点
デジタル販売比率
デジタルシフトの進度と手数料単価の変化を測るため。
法人売上高
新規成長領域の寄与と収益拡大の持続性を確認するため。
チケット販売枚数
市場需要の回復度とシェア動向を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+600.0%いまの株価に対する利回りは1.12%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.12%
いまの株価に対して
配当性向
18.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1624.7
2018年3月160.036.3
2019年3月2025.039.2
2020年3月5−75.0153.2
2026年3月35600.018.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ26,882人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.8%を占め、残る59.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.048.549.348.355.351.2
事業法人48.144.444.443.834.533.8
外国法人1.51.41.01.42.47.2
金融機関4.05.44.55.96.37.0
証券会社0.20.30.80.51.60.8
自己株式0.00.10.20.20.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01矢内廣19.53
02株式会社セブン&アイ・ホールディングス8.99
03TOPPAN株式会社6.94
04きらぼしキャピタル東京Sparkle投資事業有限責任組合5.21
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.60
06SpireX株式会社4.49
07株式会社セブン-イレブン・ジャパン4.49
08三菱地所株式会社4.34
09PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.11
10株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+696%、1株純資産は14期で+129%。直近期のROEは36.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月273059.357.818.9
2014年3月5835317.632.217.3
2015年3月8443821.427.917.8
2016年3月8652717.623.817.9
2017年3月6855612.643.224.7
2018年3月505199.3108.436.3
2019年3月5947511.977.639.2
2020年3月94372.0249.3153.2
2021年3月−479127
2022年3月−74184
2023年3月9328539.6103.2
2024年3月7336322.6121.2
2025年3月10447324.964.5
2026年3月21670036.915.318.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額636百万円。

氏名役職年齢保有株数
矢内廣代表取締役社長763,060,000
木本敬巳取締役副社長659,000
吉澤保幸専務取締役7112,000
村上元春常務取締役617,000
小林覚取締役6012,000
東出隆幸取締役618,000
川端俊宏取締役537,000
宮本暢子取締役573,000
一條和生取締役671,000
村井満取締役674,000
佐藤則之取締役71
寺田美穂取締役57
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢保有株数
能勢正幸常勤監査役7732,000
松田政行監査役77
糸谷祥輝監査役63
吉川武志40
山森郷司取締役55
岡嶋則幸取締役53
山口拓哉監査役65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員13362988754842
社外取締役6460468
その他役員321217
社外監査役321217

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容8,189字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 ぴあグループは、音楽・スポーツ・演劇・映画など、多彩なライブ・エンタテインメントを通じて人々の心をつなぐサービスを展開しています。エンタテインメントによる感動は、私たちの生活に不可欠な“酸素”のような存在と捉え、「感動のライフラインの構築」をその目標に掲げています。『コンテンツ制作』『チケット流通システム』『ヴェニューネットワーク』『メディア創出』『ぴあのコミュニティ』『将来を担う文化人材の育成と、サステナブルな文化環境の整備』の6つの領域を連携させながら、作り手と受け手を一気通貫で結ぶプラットフォームの構築を目指しています。なお、当社グループは、当社と連結子会社9社、持分法適用の関連会社6社等により構成されています。 (1)コンテンツ制作(イベントの企画・主催) 集客エンタテインメントのさらなる発展に向け、各種興行イベントの主催、企画、制作、運営に積極的に取り組んでおり、年間約700公演を数えます。音楽フェスティバル、舞台、オリジナルイベントの単独主催にはじまり、話題のイベントや映画やアニメへの出資参画、アジアマーケットへの進出などビジネス領域を拡大しています。また、物販や各種サービス・商品開発など、多面的な展開を図り、新たな収益の拡大につなげています。 (2)チケット流通システム(ソリューション) 当社の興行チケット予約販売システム「チケットぴあ」は、1984年にスタートした日本初のコンピュータオンラインネットワークによるチケット販売システムです。当システムには、音楽、スポーツ、演劇、映画及びレジャーなど様々なレジャー・エンタテインメントのチケットが、年間で延べ約160,000公演分登録され、総発券枚数は約8,500万枚にのぼる、日本最大級の取扱規模となっています。チケット販売ネットワークは、全国約38,000カ所(セブン-イレブン、ファミリーマートを含む)の購入・発券場所を有するとともに、インターネットでは24時間の受付・販売を行っています。 当社は、規模を問わない約45,000社にのぼる興行主催者等と取引を行うとともに、大手興行主催者や、Jリーグ、プロ野球、ラグビーやバスケットボールなどのスポーツ団体、全国のホール・劇場等に「チケットぴあ」システムを提供し、チケッティング業務をトータルにサポートしています。 また、これまでのチケット販売によって蓄積されたノウハウを活用した票券管理業務も行っています。国際イベントへの協力も多く、1998年開催の長野冬季オリンピックでは、「チケットマネジメントのカテゴリーにおけるオフィシャルサプライヤー」としてチケット販売管理業務を受託し、以降夏季・冬季を通じすべての大会において、日本国内分の観戦チケット販売業務を行っています。2002年5月開催のサッカー「2002FIFAワールドカップ」においても、日本組織委員会よりチケット販売管理業務を受託し、チケットセンターの電話問い合わせ対応、申し込みガイドの製作、抽選処理、入金管理、チケット販売に関するコンサルティングなどで協力しました。「ラグビーワールドカップ2019日本大会」においては、「チケッティングサプライヤー」として、また「東京2020オリンピック・パラリンピック」においては、同大会組織委員会からチケッティングサービスを提供する業務委託事業者(TSP※)として、それぞれ公式チケットサイトの構築、運営等をはじめとする国内外のチケッティング業務、及びゲーティング業務を担いました。1年の延期を経て、無観客開催となりましたが、オリンピックでは約675万枚、パラリンピックで約190万枚の観戦チケットを世界各国に向けて販売し、その払い戻しも対応しました。開催期間中の全会場におけるチケッティング、ゲーティング業務も一括受託し、ぴあ社従業員約250人体制で一連の業務を無事完遂しました。(※TSP … Ticketing System & Service Providerの略) 2025年度は、来場者2,500万人を超えた「大阪・関西万博」の入場チケットの販売、来場予約からパビリオン・イベント予約まで一連の管理が可能なシステム提供し、万博事業の円滑な運営と成功に寄与しました。また「東京2025世界陸上」では、約58万枚を販売したチケッティング業務に加え、プロモ―ションや会場運営、ホスピタリティプログラムの運営など多様な業務を遂行しました。この経験とノウハウを活かし、今後の様々な国際大会、イベントへの参画も予定しています。 加えて、チケット販売だけでなく、「チケットぴあ」のシステムやノウハウを提供するとともに、プロモーションや販売サービス、顧客管理戦略の立案まで、法人向けに各種ソリューションビジネスを展開しています。興行主催者(スポーツ団体や劇団等)、ホールやスタジアムなどに対し、各業界のビジネスパートナーとして、収益拡大やマーケットの活性化に向け幅広い業務をサポートしています。 (3)メディア創出(出版・デジタル・アプリ) 当社グループは、レジャー・エンタテインメント領域における話題の情報を満載した書籍や雑誌を刊行し、チケット事業とのシナジーも高めています。さらには、受託型出版物である「月刊スカパー!」や、「セブン-イレブン」で配布するフリーペーパー「7(セブン)ぴあ」など、従来の出版業界構造とは異なる新しいメディア形態を開発し、収益構造の安定化に注力しています。 主な出版物は、以下のとおりです。 (ムックス)   花火やドライブなどのお出かけ情報、飲食店やカフェなどのグルメ情報関連の各種レジャームック、「SODA」「PMC」などのエンタテインメント雑誌、サッカーやラグビーなどのスポーツ関連雑誌等 (書籍)   定期刊行誌連載企画のスピンアウト型書籍、書き下ろし書籍、写真集、 料理・グルメ関連書籍等 (受託型・  有料情報型出版物)   「月刊スカパー!」 「7ぴあ」(セブン-イレブン限定フリーペーパー)等 また、デジタルネットワーク社会の浸透に伴い、ウェブサイトや、スマートフォンアプリ、放送等の様々なメディアを用いたクロスメディア型事業も推進しています。 2018年11月末には、情報誌『ぴあ』の世界観やコミュニティをインターネットの環境に復活させたアプリ版「ぴあ」がスタートし、約175万人の会員にご登録いただいています。映画、ステージ、アート、音楽、クラシック、イベント等の網羅的な開催情報から、ニュース、エッセイ連載など、情報誌「ぴあ」で掲載していた各種コンテンツ・機能をひとつのアプリに凝縮しました。2020年10月にリリースした「チケットぴあ」のスマートフォンアプリとも完全連携し、よりスムーズにチケット購入ができるようになりました。2026年4月には情報誌『ぴあ』を復活させた、月刊ぴあ『とぶ!ぴあ』を発行し、誌面のQRコードからデジタルの「ぴあ」に“とぶ”形で連携させるなど、より便利に日常的に活用できるようバージョンアップを重ねています。 また、2023年12月からは、伝統芸能の継承、若い世代の活躍推進を視野に、「ぴあ落語ざんまい」という高座映像約3,000本を鑑賞できるサブスクリプションサービスをスタートしています。 (4)ヴェニューネットワーク(アリーナ・ホール運営) メディアビジネスやチケット流通事業、イベントの企画や主催等を通じて培ってきたノウハウを活かし、1万人を収容する音楽専用ホール「ぴあアリーナMM」(横浜・みなとみらい地区)を、当社の創業記念日である2020年7月10日に開業しました。これにより、コンテンツ、ソリューション、チケット流通、プロモーションに加え、会場運営という新たな事業をスタートさせたことで、エンタメの送り手と受け手を一気通貫に結ぶ“感動のライフライン”の実現に大きく前進しました。 「ぴあアリーナMM」は、民間ならではの視点から音楽業界のニーズを丁寧にくみ取り、コンサートを観る側と演じる側の双方にとって、その環境や使い勝手を最適化したアリーナです。地下1階、地上4階建ての縦に長いハコ型構造で、ステージと客席の距離が近く、飲食施設も充実しており、ホスピタリティラウンジやカフェも併設しています。 また、2026年5月に東京駅直結「TOFROM YAESU」内にプレオープンの「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」、6月には渋谷にリニューアルオープンするライブハウス「Shibuya PIT ZERO」を運営することになり、一般社団法人チームスマイルから引き継いだ「豊洲PIT」「仙台PIT」とあわせて、アリーナ・ホール運営事業を本格化させています。 (5)ぴあのコミュニティ 当社では、「チケットぴあ」の開始と同時に会員制度もスタートさせました。会員にはクレジット機能を持つ「ぴあカード」を発行し、4,180円(税込み)の年会費により様々なサービスを提供しています。一般販売に先駆けたチケット先行予約、映画館、劇場、遊園地等アミューズメント施設の料金割引などのサービスにより、会員数は約39万人を数え、その会費収入は当社グループの安定した収益源のひとつとなっています。さらに、「チケットぴあ」のウェブサイト上での様々なサービスが受けられる会員組織「ぴあ会員」(会員数約2,200万人)も運営し、インターネット上でのチケット販売や、会員限定の抽選チケット販売等のサービスを提供しています。 また、「チケットぴあ」システムと「ぴあカード」のノウハウを活用し、新国立劇場友の会「クラブ・ジ・アトレ」やサントリーホール「サントリーホール・メンバーズ・クラブ」をはじめとした他社の会員管理業務を代行するビジネスも展開しています。 (6)将来を担う文化人材の育成と、サステナブルな文化環境の整備 当社グループは創業時より、「ひとりひとりが生き生きと」「若くて新しいチャレンジをしている人たちを応援する」という企業理念に基づいた、サステナビリティ活動を積極的に展開しています。社会の「公器」として、社業を通じた社会貢献を行うとともに、企業価値の向上に努めます。 ◆ぴあフィルムフェスティバル(PFF) PFFは、1977年12月東映大泉撮影所で開催された、映画、演劇、音楽の総合イベント「ぴあ展」での「自主製作映画展」からスタートしました。以降、「映画の新しい才能の発見と育成」を目指す活動として、自主製作映画を対象とした日本初の本格的なコンペティションをメインプログラムとした映画祭「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」を毎年開催しており、当期で47回目を迎えました。PFF出身のプロの映画監督は180名を超え、映画界における数少ないプロへの登竜門として日本映画界の活性化に貢献しています。2014年7月には、長年にわたるPFFの活動実績が評価され、第32回川喜多賞を受賞しました。(同賞は、日本映画の芸術文化の発展に寄与した個人・団体に贈賞されるもので、過去には黒澤明監督、市川崑監督、大島渚監督、淀川長治氏、三船敏郎氏など錚々たる映画人の方々が受賞しています。) また、2017年4月からは、PFF事務局を一般社団法人化し、株式会社ホリプロ、日活株式会社をはじめとする約60社もの企業や業界団体の参画を得て、官民を含めた社会全体でこの活動を後押しできる環境を整え、「新しい才能の発見と育成」のさらなる継続と発展を目指すこととなりました。ここには、当社からも10億円の基金を拠出しています。 本活動の柱となる「PFFアワード」は、この映画祭のコンペティション部門で、全国から応募された毎回約600本にも及ぶ作品の中から入選作品を選び、映画祭「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」において一般公開しています。映画祭最終日には、映画監督を含む5名のクリエイターで構成される最終審査員によって選ばれたグランプリのほか各賞の発表が行われます。また、次のステップとなる「PFFスカラシップ」は、1984年からスタートした映画の製作援助システムで、PFFアワードの入選監督が次回作の企画をエントリーし、その中から「最も将来を期待できるフィルムメーカー」として選ばれた監督に対し、制作費の援助はもちろん商業映画の製作のノウハウから劇場公開までを事務局がサポートする、という一連の活動を展開しています。(現在は、「PFFプロデュース」と名称を変更しました。) また、新たな活動として「大島渚賞」を創設しました。PFFを長く応援してくださった大島渚監督がかつて高い志を持って世界に挑戦していったように、映画の未来を拓き、世界へ羽ばたこうとしている、若く新しい才能を後押しする賞です。審査員長には黒沢清監督が就任しています。「第1回大島渚賞」(2020年)の小田香監督を皮切りに、藤元明緒監督、山﨑樹一郎監督、工藤将亮監督、山中瑶子監督が受賞しており、第7回となる今年度は、「ルノワール」の早川千絵監督が選出され、授賞式及び記念上映会が行われました。 ◆ぴあ総研 ぴあ総研(ぴあ総合研究所株式会社)は、ぴあ株式会社の100%子会社として2002年に設立されました。集客エンタメ領域に特化した国内随一のシンクタンクとして、集客エンタメ分野における、信頼度の高い客観的データ、タイムリーかつ独自の切り口の分析、机上の空論ではない論理的かつ具体的な提言を発信し、集客エンタメ産業分野のプレゼンスアップに資することを目指しています。 ライブ・エンタテインメント市場を客観的に評価するための、市場規模や公演数、動員等のデータがほとんどないという現状を受け、設立前の2000年から継続的に統計調査を行ってきました。その調査結果をまとめて年に一度発行する『ライブ・エンタテインメント白書』は、日本で唯一のライブ・エンタテインメント市場全体を捉える指標として、様々な業界で活用されています。また、官公庁、行政、民間企業等からの依頼により、多様な調査・研究、及びコンサルティングなども受託しています。 また、ぴあ総研では、2022年から毎年、「集客エンタメ産業の未来に向けた、社会的意義と本質的価値を問い直すこと」とテーマにシンポジウムを開催しています。第4回となる2025年は、京都・龍谷大学にて「文化と経済の対話から考える未来のかたち~文化芸術・エンタメ・スポーツの持続的発展を目指して~」と題し、有識者の方々による講演やパネルディスカッション等が行われました。さらに、大阪・関西万博においても、パネルディスカッション「遊びと学びの交差点~エンタメが創る新しい価値~」を開催し、「文化芸術・エンタメ・スポーツは、持続的発展と平和のエンジン!」とした「大阪宣言」が採択されました。 ◆チームスマイル活動 2011年3月に発生した東日本大震災直後に、社内の有志からの呼びかけにより震災復興のボランティア活動「チームスマイル」を発足し、チャリティコンサートやイベントの開催、義援金チケットの販売など、エンタテインメントを通じた様々な活動を行ってきました。2012年10月には、一般社団法人チームスマイルを設立し、当社もCSR活動の一環として主体的な参画を続けてきました。チームスマイルでは、継続的な支援とその経済性を確保するため、東北三県と東京にライブ・エンタテインメント専用シアターを開設すべく準備を進め、2014年10月、1つ目の活動拠点として東京都江東区に「チームスマイル・豊洲PIT(ピット:Power Into Tohoku!の略)」がオープンしました。同ホールの事業収益金は、東北地区のPITの開設・運営、そしてエンタテインメントを通じた復興支援活動のためにその全額が活用され、2015年7月には「いわきPIT」(福島)、2016年1月には「釜石PIT」(岩手)、2016年3月には「仙台PIT」(宮城)がオープンし、4つのPITが揃いました。 東北地区のPITでは、被災地の若者や子供たちの創作活動へのチャレンジを応援する取り組み「チームスマイルpresents“わたしの夢”応援プロジェクト」を展開してきました。「豊洲PIT」の観客の皆さんからお預かりしたドネーションを活用し、ワークショップや講演会などを行う活動で、2016年5月にその第1回を実施して以降、各界の著名人の皆様のご協力をいただき、第24回まで開催しました。震災から12年目を迎えた2022年12月末をもって、社団法人としての活動を終了しましたが、多くの方々にご利用いただいた豊洲・いわき・釜石・仙台の「PIT」は今後も存続し、当社では「仙台PIT(2022年4月~)」と「豊洲PIT(2023年1月~)」の運営を継承しています。 ◎グループ企業との関係 当社グループのレジャー・エンタテインメント関連事業は、首都圏・関西・中部・九州・北海道・中四国・東北をはじめ、全国に広がっています。全国各地の興行主催者から当社が直接チケットを仕入れ、販売を行っていますが、中部地区においては、地元興行主催者をはじめとした、有力企業と合弁で設立した「チケットぴあ名古屋株式会社」を通じて、九州地区においては「チケットぴあ九州株式会社」を通じてチケットの仕入れ・販売を行っています。 「ぴあアリーナMM」での協業をきっかけに、「集客エンタテインメントと街づくりの一体化」を目的に、2021年5月、三菱地所株式会社と業務・資本提携を締結し、翌2022年5月には、合弁会社「MECぴあクリエイティブ株式会社」を設立しました。ぴあの得意領域とする集客エンタテインメントと、三菱地所の街づくりのノウハウを融合し、両社の既存領域にとらわれない独創的な事業の創出に取り組んでいます。 2022年3月には、「PIADMP」の好調を受け、DMS(デジタルメディアサービス)事業を分社化し、「ぴあネクストスコープ株式会社(PNS)」を設立。さらに、長きにわたりエンタテインメントジャンルの広告タイアップを展開してきた朝日新聞社が同社に資本参画し、新たなソリューションサービスの提供を目指す「ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社(PANX)」が発足しました。ぴあが持つ、自社データを活用したデジタルマーケティングと、多数の媒体と顧客基盤を擁する朝日新聞社の強みを融合させ、これまでになかった独自の価値を生み出し、事業の拡大を図ります。 新たな取り組みとして、日本・アジアの集客エンタメ業界におけるホスピタリティ文化の創出事業に本格参入し、2023年5月にはグローバル基準の「VIP向け高付加価値体験パッケージ」の企画・販売をスタートしました。日本・アジア地域のホスピタリティ市場の発掘とともに、集客エンタメ業界全体の活性化とユーザーの拡大にも貢献していきたい考えです。 また、1999年12月、スポーツくじ事業(toto)事業の推進と新たなる事業拡大を図るべく設立された「ぴあフィールドサービス株式会社」では、スポーツ振興政策の財源確保の手段として導入されたスポーツくじの販売業やサポート業務を通じて培ったノウハウを利活用し、様々なスタイルのフィールド支援サービスを提供しています。 当社グループの系統図について図示すると次のとおりであります。 (注)上記3社の他に連結子会社として、「ぴあライブクリエイティブ㈱」、「ぴあフィールドサービス㈱」、「PDHX㈱」、「ぴあグローバルエンタテインメント㈱」、「ぴあ総合研究所㈱」、「一般社団法人PFF」及び「MECぴあクリエイティブ㈱」が、持分法適用関連会社として、「北京ぴあ希肯国際文化発展有限公司」、「TAプラットフォーム㈱」、「ダイナミックプラス㈱」、「ぴあ朝日ネクストスコープ㈱」及び「TAプラットフォームソフトウェア共同事業体」があります。
経営方針・対処すべき課題2,312字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、21世紀のデジタルネットワーク社会において、ITを最大限活用し、レジャー・エンタテインメント領域を楽しむために必要な情報・サービスを提供し、心の豊かさをサポートする「感動のライフライン」を構築することをビジョンに掲げ、21世紀のひとりひとりの生き生きとした生活を支えていくことが使命であると考えております。そして、21世紀の基幹産業たる「21世紀の感動創造企業」を目指し、株主をはじめ全てのステークホルダーの期待に応えていきたいと考えております。 (2) 対処すべき課題 コロナ禍を経て、当社を取り巻く集客エンタメ市場環境が変化と成長を早める中、テクノロジーの進化と当社の強みを生かし、2032年の創業60周年を見据えた長期ビジョン(後述)の策定にも着手してまいりました。その中において、現在の基幹事業(チケット流通ビジネスを核とした集客エンタテインメント事業)のさらなる強化・拡充とともに、新規事業の創出ならびにサービス開発と、コロナ禍で毀損した財務基盤の回復に傾注した中期経営計画(2023年度~2025年度)の業績は、前述の通り当初計画を大きく前倒して達成されました。 (新たな中期経営計画と長期ビジョンについて) 2032年の創業60周年を見据えて策定した長期ビジョンは、コンテンツの創出からコミュニティの醸成、チケッティング、プロモーション、アリーナ・ホールの運営までを一気通貫に結ぶ「感動のライフライン事業」の実現による収益力の大幅アップと、持続的成長基盤の確立を目指すものです。その具体的な構築と飛躍に向けた準備期間となる、新たな中期経営計画(2026年度~2028年度)は、以下のように「事業基盤の確立・伸長」と「事業インフラ構築への積極投資」を軸として策定いたしました。 収益力は安定的に伸長しており、基幹事業については引き続き拡大基調を堅持しますが、次世代に向けたプログラムの高度化を含むシステム開発とセキュリティ強化コストの増加、ヴェニューネットワーク事業の拡大に向けた投資の増加、2028年度に予定している17年ぶりとなる本社機能の全面移転費用等、この3ヶ年は次なる飛躍に向けた重点的な投資期間と位置づけております。 主なポイントは以下の通りです。 (事業基盤の確立・伸長) ①コンテンツ創出(興行主催)事業、ヴェニュー(アリーナ・ホール)ネットワーク事業のさらなる拡大に向けた投資とその準備 ②前中期経営計画で新規事業としてトライアルしてきた各種サービス事業(ホスピタリティ事業やDMS事業、グローバル事業等)の黒字化 (事業インフラ構築への積極投資) ③「感動のライフライン事業」を支える事業インフラの高度化と基盤整備に向けた「次世代プラットフォーム」へのスムーズな移行と安定稼働の実現 ④それに伴う業務フロー、各種働き方の見直しによる業務効率化の推進、セキュリティ強化への継続的投資と、全社的なAI活用による事業・サービス開発の両面における進化 ⑤ガバナンスの一層の強化、ならびに従業員ひとりひとりの健康を実現する健康経営の実践、2028年に予定する本社移転のスムーズな実施や従業員報酬のさらなる拡充等を織り込んだ人的資本投資の着実な実行 当社におけるいわゆる「稼ぐ力」は、基幹事業の着実な拡大によって支えられ、引続き堅実に伸長する一方、「感動のライフライン事業」の構築に関わる各種投資活動の具体化をふまえ、中期経営計画の数値目標は、最終年度(2028年度)において、売上高500億円、営業利益32億円、経常利益27億円、親会社株主に帰属する当期純利益18億円を想定しております。 なお、2026年度(2027年3月期)の当社業績については、売上高480億円、営業利益25億円、経常利益23億円、親会社株主に帰属する当期純利益15億円を想定しております。前期比では、当中期経営計画に続く次期中期経営計画(2029年度~2031年度)を見据えた投資コストの大幅増に加え、大阪・関西万博や東京2025世界陸上のようなグローバル・イベントの開催集中による一時的な収益増分の剥落影響は否めず、減収減益の予想となります。 こうした中期経営計画を着実に推進し、続く次期中期経営計画を経た創業60周年(2032年度)には、「感動のライフライン事業」の実現による業績の大幅な拡大を見込んでおり、営業利益60億円超、純資産250億円超、自己資本比率20%超(買掛金補正後30%超)を目指しております。併せて期末配当(後述(5)参照)につきましても、1株当たり100円の大台を見据えて参りたいと考えております。 (3) 経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業業績の回復を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価高騰の長期化等により個人消費の持ち直しに鈍さがみられ、また、不安定な海外情勢、世界経済や金融政策・為替動向の不確実性により、先行き不透明な状況が継続しております。その中にあって、当社が事業基盤とする国内レジャー・集客エンタテインメント市場は、グローバル・イベント(「大阪・関西万博」や「東京2025世界陸上」)の成功、大規模会場・大型興行の増加等にも牽引され、好況に推移いたしました。
事業等のリスク1,730字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 (1) 感染症発生の影響について 新型コロナウイルス感染症のような世界的な感染の拡大や新たな感染症が発生する場合は、当社グループが事業基盤とする国内レジャー・エンタテインメント市場においてイベントの中止・延期など、当社グループの事業活動が制限され、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) キャッシュ・フローの状況の変動について 当社グループのキャッシュ・フローは、当連結会計年度末において、現金及び現金同等物の残高は547億49百万円となっており、前連結会計年度末に比べ84億48百万円増加となりました。これは、営業活動によるキャッシュ・フローでの131億45百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローでの28億86百万円の減少及び財務活動によるキャッシュ・フローでの18億11百万円の減少によるものであります。 今後とも、資金の効率的な配分や、金融機関等との協調に留意するとともに財務基盤強化を図りつつ、来期以降もキャッシュ・フローの改善を目指してまいりますが、金融資本市場を取巻く環境変化によっては、資金調達の条件等に影響を与える可能性があります。 (3) 当社グループのシステムについて 情報通信システム事業のトラブルについて 当社グループは、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害や事故などによって通信ネットワークが切断された場合には、当社の営業は事実上不可能になります。またアクセス増など一時的な負荷の増加によって当社グループのサーバーへのアクセスが困難になったり、システムが停止する可能性があります。更には、外部からの不正な手段によるコンピュータ内への侵入などの犯罪等によって、当社グループのサイトが書き換えられたり、重要なデータを消去又は不正に入手されたりするおそれもあります。これらの障害が発生しないように現状万全な対応及び体制を敷いておりますが、仮に発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 個人情報の管理について 当社グループは、個人情報の重要性を深く認識し、その安全な保管はもとより、個人情報への不当なアクセス、漏洩、紛失、改ざん等が起きないよう、個人情報の秘密の保持に十分な注意を払い、個人情報保護法に則り、個人情報保護に万全を尽くします。具体的な取り組みとして、2014年12月の経済産業省の定める個人情報保護法ガイドラインの改正を踏まえ、全社のセキュリティ対策の整備、実装、推進を主体的に行う個人情報セキュリティ管理推進責任者及び専任者の選任や、内部監査室によるセキュリティ対策の有効性、実行についての継続的な監査の実施などのセキュリティ推進に必要な体制を構築しております。また、ネットワークからの不正アクセス防止対策の強化並びにアクセス権限管理の厳密化等により一層の対策強化を図っております。 個人情報の流出事故が発生した場合には、当社グループへの信用やブランド価値が毀損され、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (5) 大規模災害による影響について 2011年3月に発生いたしました東日本大震災のような大規模災害が発生する場合は、当社グループの事業活動が制限され、業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループが直接被災しない場合であっても、協力企業その他の被災により、間接的に損害を被る場合もあります。 また、災害等の発生によって、電力等の使用制限による社会インフラ能力の低下、個人消費意欲の低下といった副次的な影響により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 2.提出会社が将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況その他提出会社の経営に重要な影響を及ぼす事象 該当事項はありません。
経営成績の分析 (MD&A)6,444字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業業績の回復を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価高騰の長期化等により個人消費の持ち直しに鈍さがみられ、また、不安定な海外情勢、世界経済や金融政策・為替動向の不確実性により、先行き不透明な状況が継続しております。その中にあって、当社が事業基盤とする国内レジャー・集客エンタテインメント市場は、グローバル・イベント(「大阪・関西万博」や「東京2025世界陸上」)の成功、大規模会場・大型興行の増加等にも牽引され、好況に推移いたしました。こうした経営環境下、中期経営計画(2023~2025年度)の最終年度となる当連結会計年度における当社グループの連結業績は、大阪・関西万博や東京2025世界陸上の開催に伴うグローバル・イベント受託事業等の拡大、当社主催・企画・運営イベントの増加に加え、来日アーティストや人気グループの大規模公演、音楽フェス、プロスポーツ、ミュージカル、レジャー等のチケット販売が好調に推移した結果、取扱高ベースでの売上は3,000億円を超える過去最高の水準となりました。また一昨年、16年ぶりに一部改定したチケットぴあサービス利用料によるコスト構造の改善もあり、約7%の給与アップを含めた積極的な人的資本投資、新規事業の開発投資、システム改修・セキュリティ強化等の各種投資コストを吸収し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべてにおいて過去最高益を更新するとともに、当初想定を大きく上回って中期経営計画目標を達成しました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、連結売上高553億30百万円(対前年同期比122.0%)、営業利益43億11百万円(対前年同期比163.6%)、経常利益43億45百万円(対前年同期比182.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益33億17百万円(対前年同期比208.4%)となりました。 売上に貢献した主なイベントや商品は次のとおりであります。 <イベント(当社主催事業含む)> ・大阪・関西万博・プロ野球公式戦/サッカーJリーグ/大相撲・神宮外苑花火大会 ・東京2025世界陸上・Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ ・ぴあフェス(PIA MUSIC COMPLEX) ・ONE OK ROCK/Mrs.GREEN APPLE/Vaundy ・UVERworld/福山雅治/B’z ・ZEROBASEONE/小泉今日子/松任谷由実 ・Mr.Children/ちゃんみな/めいちゃん ・ずっと真夜中でいいのに。/松田聖子 ・KAWAII LAB . 4th Anniversary Special LIVE ・LADY GAGA/Travis Scott/Billie Eilish ・Stray Kids/NiziU/ATEEZ ・ROCK IN JAPAN FESTIVAL/Animelo Summer Live 2025/WILD BUNCH FEST. ・ミュージカル「レ・ミゼラブル」ワールドツアースペクタキュラー ・初音ミク「マジカルミライ」 ・劇団☆新感線・おかあさんといっしょスペシャルステージ ・「ピクサーの世界展」 ・TOP4 in TOKYO DOME 2Days ・2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN <メディア商品> ・「大阪・関西万博ぴあ(第一弾)」 ・「大阪・関西万博ぴあ(完全攻略編)」 ・「大阪・関西万博写真集」 ・大谷翔平語録「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」 ・「森のカフェと緑のレストラン」シリーズ ・「HYDE写真集 ・「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY BOOK -OUR STORY-」 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローでの131億45百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローでの28億86百万円の減少及び財務活動によるキャッシュ・フローでの18億11百万円の減少により、前連結会計年度末と比べ84億48百万円増加し、当連結会計年度末には、547億49百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は、131億45百万円(前連結会計年度は153億36百万円の収入)となりました。この主要因は、税金等調整前当期純利益が42億83百万円、減価償却費が26億53百万円、売上債権の増加が45億15百万円、仕入債務の増加が76億10百万円であったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は、28億86百万円(前連結会計年度は19億32百万円の支出)となりました。この主要因は、有形固定資産の取得による支出が2億66百万円、無形固定資産の取得による支出が24億3百万円であったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は、18億11百万円(前連結会計年度は10億22百万円の支出)となりました。この主要因は、借入金の返済が18億5百万円であったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) レジャー・エンタテインメント関連事業(百万円)   1,748   131.9 (注)レジャー・エンタテインメント関連事業を主要な事業としており、その他の事業セグメントの重要性が乏しいた め、セグメント別の生産実績の記載を省略しております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) レジャー・エンタテインメント関連事業(百万円)   2,544   100.7 (注)レジャー・エンタテインメント関連事業を主要な事業としており、その他の事業セグメントの重要性が乏しいた め、セグメント別の商品仕入実績の記載を省略しております。 c.受注実績 当社グループは、見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) レジャー・エンタテインメント関連事業(百万円)   55,330   122.0 (注)レジャー・エンタテインメント関連事業を主要な事業としており、その他の事業セグメントの重要性が乏しいた め、セグメント別の販売実績の記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績などの状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績などの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わなければなりません。このため、繰延税金資産、貸倒引当金、投資の減損、固定資産の減損の見積り及び仮定設定の判断に対して、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、継続して評価を行っております。 実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループは、特に以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響を与えると考えております。 1)繰延税金資産 当社グループは、企業会計上の資産・負債と税務上の資産・負債との差額である一時差異等について税効果会計を適用し、繰延税金資産及び繰延税金負債を計上しております。繰延税金資産の回収可能性については、将来の合理的な見積り可能期間内の課税所得の見積り額を限度として、当該期間内の一時差異等のスケジューリングの結果に基づき判断しております。 当社グループの経営環境の変化等による見積りの見直しが必要となった場合、翌連結会計年度において、回収が見込まれない繰延税金資産を取り崩す可能性があります。 2)貸倒引当金 当社グループは、取引先の支払不能時に発生する損失の見積額について、貸倒引当金を計上しております。取引先の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。 3)投資の減損 当社グループは、長期的な取引関係の維持のため、特定の取引先に対する少数持分を所有しております。これらの株式には価格変動性が高い公開会社の株式と、株価の決定が困難である非公開会社の株式が含まれます。当社グループは、投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、投資の減損を計上しております。公開会社への株式の投資の場合、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には、減損処理を行い、30%から50%程度下落した場合には、回復可能性を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。非公開会社への投資の場合、それらの会社の純資産額が、欠損により50%以上下落した場合に、明らかに回復見込みがある場合を除き、減損を計上しております。 将来の市況悪化または投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失または回収不能が発生した場合には、更に評価損の計上が必要となる可能性があります。 4)固定資産の減損 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額と回収可能価額との差額を減損損失として計上しております。 減損損失の判定の前提条件は長期的な見積りに基づくため、将来の当該資産又は資産グループを取り巻く経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、回収可能性を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容 a.経営成績 1)財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の総資産は、1,172億49百万円(前連結会計年度末は1,021億50百万円)となり、150億99百万円増加しました。流動資産は932億56百万円(同796億62百万円)となり、135億94百万円の増加、固定資産は239億92百万円(同224億87百万円)となり15億4百万円の増加となりました。 流動資産増加の主な要因といたしましては、現金及び預金の増加によるものです。また、固定資産増加の主な要因は、ソフトウエア仮勘定の増加によるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、1,064億95百万円(前連結会計年度末は949億10百万円)となり115億84百万円増加いたしました。流動負債は895億64百万円(同762億65百万円)となり、132億99百万円増加し、固定負債は169億31百万円(同186億45百万円)と17億14百万円減少いたしました。 流動負債増加の主な要因といたしましては、買掛金と前受金が増加したことによるものであります。また、固定負債減少の主な要因は、長期借入金の返済によるものであります。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、107億53百万円(前連結会計年度末は72億39百万円)で35億14百万円増加いたしました。 純資産増加の主な要因といたしましては、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。 2)経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高553億30百万円(対前年同期比122.0%)、営業利益43億11百万円(対前年同期比163.6%)、経常利益43億45百万円(対前年同期比182.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益33億17百万円(対前年同期比208.4%)となりました。 なお、売上高及び営業利益他の概況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社が事業基盤とする国内レジャー・集客エンタテインメント市場は、グローバル・イベント(「大阪・関西万博」や「東京2025世界陸上」)の成功、大規模会場・大型興行の増加等にも牽引され、好況に推移いたしました。当社シンクタンクであるぴあ総研の調査でも、資材費や物流費、人件費等の高騰の影響を受け、不確定な要素はあるものの、来日アーティスト公演の増加、興行規模の拡大、チケット単価の上昇等により、今後の市場も、当面は堅調な動きを維持するものと見ております。 c.資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、設備投資需要として、チケッティングシステムのソフトウエア開発費用となります。 (財務政策) 当社グループの事業活動の維持拡大及びコロナ禍からの市場の回復によりチケット販売が好調に推移し、キャッシュ・フローは良化傾向にあるなか、現行の金融機関とは、中長期的な財務基盤の安定化を目的として必要な資金を確保するため、シンジケートローン契約を締結しております。金融機関とは良好な関係を維持しており、今後の当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転、設備資金の調達は今後も可能であると考えております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 経営の主たる指標としては、「自己資本比率」と「ROE」を活用しております。すなわち、資本コストを十分認識した財務体質の強化に努めるとともに、中期的にみて妥当と見込まれる「自己資本比率」と「ROE」の維持、向上を図りつつ、企業価値の持続的増大に努力してまいりたいと考えております。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの報告セグメントは、「レジャー・エンタテインメント関連事業」を主要な事業としており、その他の事業セグメントの重要性が乏しいため、記載を省略しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。