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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

NCD

NCD Co., Ltd.4783 · Standard · 情報・通信業

システム開発から駐輪場運営まで、多角化する企業グループ。ITソリューションと社会インフラ事業を両輪に成長を目指す。

概要

1967年に東京都渋谷区でシステム開発会社として創業したNCD(旧日本コンピュータ・ダイナミクス)は、システム開発、サポート&サービス、パーキングシステムの3事業を柱とする情報サービス企業である。2024年3月期の連結売上高は309億円、従業員数は1,529名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、本社を東京都品川区に置く。

システム開発、サポート&サービス、パーキングシステムの3本柱

NCDグループは、システム開発事業、サポート&サービス事業、パーキングシステム事業の3セグメントで構成される。2025年3月期のセグメント別売上高は、システム開発事業が127億円(構成比41%)、サポート&サービス事業が100億円(32%)、パーキングシステム事業が81億円(26%)である。システム開発事業では保険会社向けアプリケーション保守や金融業向けクラウド型ワークフローシステムなどを手掛け、サポート&サービス事業では小売業のサポートデスクやインフラ構築・運用案件を受注している。パーキングシステム事業は駐輪場の設営・運営・管理受託と駐輪場管理システムの販売を中心とし、利用料収入が安定した収益源となっている。

グループ6社で構成される事業体制

NCDは連結子会社6社を擁する。主要な子会社として、システム開発とサポート&サービスを担うNCDソリューションズ(旧ゼクシス)、NCDテクノロジー(旧日本システムリサーチ)、株式会社ジャパンコンピューターサービス、中国の天津恩馳徳信息系統開発有限公司(NCD China)がある。パーキングシステム事業はNCDプロスとNCDエスト(旧矢野産業)が担当する。グループ全体でシステム構築から保守運用、駐輪場運営まで一貫したサービスを提供する体制をとっている。

国内拠点と中国天津に広がる事業基盤

本社を東京都品川区西五反田に置くほか、国内には福岡オフィス、長崎オフィス、五島オフィス、江東サービスセンター、お台場オフィスなど複数の拠点を持つ。2004年に中国市場への足掛かりとして天津市に事務所を開設し、2005年には全額出資子会社の天津恩馳徳信息系統開発有限公司を設立した。2025年3月期の中国子会社の売上高は連結財務諸表に含まれているが、個別開示はない。国内拠点の新設は近年も続いており、2019年にお台場オフィス、2020年に五島オフィスを開設している。

売上高309億円、従業員1529名の規模

2025年3月期の連結売上高は30,867百万円(前期比2.5%増)、営業利益は2,638百万円(同6.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,861百万円(同2.3%減)であった。売上高は2013年3月期の118億円から約2.6倍に成長しており、2026年3月期の計画は309億円である。従業員数は連結で1,529名(2025年3月末時点)。自己資本比率は50.1%、総資産は168億円と財務基盤は安定している。配当金の支払いや自己株式の取得など株主還元も実施している。

業界の中での役割はITサービスとパーキングシステム運営の総合プロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
309億円
営業利益
26億円
営業利益率
8.4%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01システム開発主力

顧客の業務システム構築やパッケージソリューション、アプリケーションの保守・運用を提供する。金融、製造、流通など幅広い業界向けにシステム開発を行う。

主な製品・サービス3
システム構築ソリューション
顧客要件に応じた業務システムの設計・開発。オーダーメイドでのシステム構築を提供する。
パッケージソリューション
標準化されたパッケージ製品を導入し、顧客の業務効率化を支援する。
アプリケーション保守・運用
既存システムの保守・運用サービス。安定稼働を支援する。

02サポート&サービス準主力

インフラ構築や保守・運用、業務サポートを提供する。システム開発で培った技術を活かし、顧客のITインフラを支える。

主な製品・サービス3
インフラ構築ソリューション
ネットワークやサーバー等のインフラ構築。システム基盤を設計・構築する。
インフラ保守・運用ソリューション
構築したインフラの保守・運用サービス。監視や障害対応を行う。
業務サポートソリューション
顧客の業務プロセスを支援するアウトソーシングサービス。BPOなども含む。

03パーキングシステム副次

駐輪場の設営・運営・管理受託や駐輪場管理システムの販売を行う。自転車関連の総合コンサルティングも提供する。

主な製品・サービス2
駐輪場の設営・運営・管理受託
駐輪場の設計・建設から運営・管理まで一括で受託する。収益性の高い駐輪場運営を実現する。
駐輪場管理システム
駐輪場の入出庫管理や料金決済などのシステム。利便性を高める。

製品と技術

システム開発事業:保険・金融・建設向けのアプリケーション開発

システム開発事業では、保険会社向けアプリケーション保守、金融業向けクラウド型ワークフローシステムの導入、建設業におけるアプリケーション保守および海外拠点向けシステム要件定義などの案件を手掛けている。2025年3月期の同事業の売上高は12,729百万円で、グループ全体の41%を占める。主力の受託開発に加え、パッケージソリューションやアプリケーション保守・運用も提供する。セグメント利益は942百万円で、採算性の高い大型案件の終了や人件費増加の影響により前年比8.4%減となった。

サポート&サービス事業:インフラ構築と運用保守の一貫提供

サポート&サービス事業は、インフラ構築ソリューション、インフラ保守・運用ソリューション、業務サポートソリューションの3本で構成される。小売業のサポートデスク案件や複数の保険会社におけるインフラ構築・運用案件を受注し、2025年3月期の売上高は9,961百万円(前期比5.9%増)となった。セグメント利益は631百万円(同7.9%増)と増益を確保した。同事業は外部要員費の上昇に直面しながらも、増収効果により利益を伸ばした。2008年にはITサービスマネジメントシステムISO/IEC 20000-1の認証をサポートサービス部で取得している。

パーキングシステム事業:駐輪場の設営から運営まで一貫提供

パーキングシステム事業は、駐輪場の設営・運営・管理受託、駐輪場管理システムの販売および運営、自転車関連の総合コンサルティングを担当する。2025年3月期の売上高は8,128百万円(前期比1.9%増)で、駐輪場利用料収入が堅調に推移した。料金改定や機器入替案件の獲得により収益を維持したが、通信事業者のサービス終了に伴うネットワーク回線変更や次世代駐輪場開発への投資により、セグメント利益は1,142百万円(同6.1%減)と減益となった。NCDプロスとNCDエストの2社が事業を担っている。

情報セキュリティと品質管理体制の強化

NCDグループは情報セキュリティと品質管理に注力している。2005年7月にITサービス事業部で情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の認証を取得し、2006年6月にはプライバシーマークを取得した。2008年4月にはITサービスマネジメントシステムISO/IEC 20000-1の認証をサポートサービス部マネージドサービスセンターで取得。2024年3月にはISMS認証を全社に拡大し、情報セキュリティ体制をグループ全体に適用している。これらの認証は、顧客からの信頼獲得と事業継続性の確保に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITソリューション中堅、成長鈍化も利益率高位

NCDは情報・通信業に属し、システム開発・ITサービスを提供する中堅企業である。売上高は2024/3期の255億円から2026/3期には309億円へ成長する一方、営業利益率は9.3%から8.41%へやや低下する見込み。同業のソラコム(IoTプラットフォーム)やVRain Solution(AIソリューション)と比べ、サービス内容は汎用的だが安定した需要がある。規模拡大に伴い利益率が圧迫される傾向にあり、差別化が課題。

強み

  • 営業利益率8%超と業界平均を上回る水準を維持。
  • 3期連続で増収、顧客ニーズを取り込んでいる。
  • 長期継続取引が多く、リカーリング収益が安定。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営が可能。

課題

  • 売上拡大に伴い営業利益率が低下する傾向。
  • 同業他社とサービスが類似し、競争激化。
  • IT人材の確保・定着が成長の鍵。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がNCD

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13837アドソル日進235億円15.9倍
23788GMOグローバルサイン・ホールディングス232億円21.0倍
33921ネオジャパン230億円12.6倍
4431Aユーソナー223億円20.3倍
53649ファインデックス219億円17.8倍
64783NCD218億円11.5倍
79651日本プロセス216億円17.3倍
85589オートサーバー213億円13.8倍
94498サイバートラスト212億円21.1倍
103791IGポート212億円31.5倍
112477手間いらず211億円16.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

渋谷でシステム開発会社として創業した1967年

1967年3月、東京都渋谷区に資本金100万円で日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社を設立し、システム開発事業を開始した。設立時の社名はNCDの前身であり、2024年の社名変更まで同名で存続した。1971年4月には本社を東京都港区南青山に移転し、1979年4月には福岡市博多区に福岡営業所(現福岡オフィス)を開設、九州エリアへの進出を果たした。この時期は主にシステム開発の受託を中心に事業を拡大していた。

システムインテグレータ認定と新事業の立ち上げ

1990年2月、通商産業大臣認定のシステム・インテグレータ(認定番号01210022)となり、公共性の高いITサービスの提供が可能となった。1995年10月にはサポート&サービス事業を開始し、1997年10月にはパーキングシステム事業に参入した。これにより、現在の3事業の原型が形成された。1994年8月には本社を東京都品川区小山に移転し、1999年4月には現在の本社所在地である品川区西五反田に移転している。

株式上場と子会社化による事業拡大

2000年9月、株式を日本証券業協会に店頭登録し、同年11月には全額出資子会社として株式会社日本システムリサーチ(現NCDテクノロジー)を設立した。2004年12月にジャスダック証券取引所に上場し、資金調達力を強化した。2007年12月には株式会社ゼクシス(現NCDソリューションズ)を子会社化し、2008年8月には株式交換により完全子会社化した。これによりグループの事業基盤が拡大し、システム開発とサポート&サービス分野の体制が強化された。

中国進出と国内拠点の拡充

2004年3月、中国天津市に「日本NCD天津代表処」を開設し、中国市場への橋頭堡を築いた。2005年4月には全額出資子会社として天津恩馳徳信息系統開発有限公司(NCD China)を設立し、オフショア開発と現地顧客向けサービスを開始した。国内では2011年5月に長崎営業所、2015年11月に江東サービスセンター、2019年10月にお台場オフィス、2020年4月に五島オフィスを相次いで開設した。拠点網の拡充により、地方での営業力とサービス提供能力を高めた。

グループ再編と社名変更に至る近年

2018年3月にNCDプロスを設立し、パーキングシステム事業の運営会社として独立させた。2019年4月には矢野産業(現NCDエスト)を株式取得により完全子会社化し、駐輪場関連事業を強化した。2023年12月には株式会社ジャパンコンピューターサービスを完全子会社化し、ITサービス部門の拡充を図った。2024年1月、社名を日本コンピュータ・ダイナミクスからNCD株式会社に変更し、ブランドを統一した。同年3月には情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を全社で取得し、セキュリティ体制を強化している。

年表30件を開く

1960年代

  • 1967年3月創業東京都渋谷区に資本金100万円で設立、システム開発事業を開始

1970年代

  • 1971年4月東京都港区南青山に本社移転
  • 1979年4月福岡市博多区に福岡営業所(現福岡オフィス)を開設

1990年代

  • 1990年2月通商産業大臣認定のシステム・インテグレータ(認定番号01210022)となる
  • 1994年8月東京都品川区小山に本社移転
  • 1995年10月サポート&サービス事業を開始
  • 1997年10月パーキングシステム事業を開始
  • 1999年4月東京都品川区西五反田に本社移転

2000年代

  • 2000年9月株式を日本証券業協会に店頭登録
  • 2000年11月全額出資による子会社㈱日本システムリサーチ(現NCDテクノロジー㈱)を設立(現連結子会社)
  • 2004年3月中国市場の拠点として、天津市に事務所「日本NCD天津代表処」を開設
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、㈱ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年4月中国に全額出資による子会社「天津恩馳徳信息系統開発有限公司」(NCD China)を設立(現連結子会社)
  • 2005年7月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の認証をITサービス事業部にて取得
  • 2006年6月プライバシーマークの認証取得
  • 2007年12月M&A㈱ゼクシス(現NCDソリューションズ㈱)を子会社化(現連結子会社)
  • 2008年4月ITサービスマネジメントシステムISO/IEC 20000-1適合性評価制度の認証を取得(対象部署:ITサービス事業部サポートサービス部マネージドサービスセンター(MSC))
  • 2008年8月M&A㈱ゼクシス(現NCDソリューションズ㈱)を株式交換により完全子会社化

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2011年5月長崎県長崎市に長崎営業所(現長崎オフィス)を開設
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2015年11月東京都江東区に江東サービスセンターを開設
  • 2018年3月NCDプロス㈱を設立(現連結子会社)
  • 2019年4月M&A矢野産業㈱(現NCDエスト㈱)を株式取得により完全子会社化(現連結子会社)
  • 2019年10月東京都江東区にお台場オフィスを開設

2020年代

  • 2020年4月長崎県五島市内に五島オフィスを開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行
  • 2023年12月M&A㈱ジャパンコンピューターサービスを株式取得により完全子会社化(現連結子会社)
  • 2024年1月商号変更日本コンピュータ・ダイナミクス㈱からNCD㈱に社名変更
  • 2024年3月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の認証を全社にて取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高未記載
  • 連結営業利益未記載
  • 売上高営業利益率未記載
  • ROE未記載
  • ROIC未記載

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サステナビリティ推進とDX・人的資本投資

    パーパス実現に向け、サステナビリティ推進を重要な経営戦略と位置づけ、DX推進や人的資本経営への取り組みを積極的に行い、持続的成長と企業価値向上を目指す。

  2. 02

    高付加価値ビジネスへの転換

    前中計の課題を踏まえ、高い専門性と提案力を備えた高付加価値ビジネスモデルへの転換を早期に実現し、中長期目線での成長領域の育成に注力する。

  3. 03

    IT関連事業の強化

    コンサルティング機能の拡充やAI活用を通じて上流工程案件の受注拡大を図り、営業体制強化とグループシナジーで新規顧客獲得と既存顧客の領域拡大に取り組む。

  4. 04

    パーキングシステム事業の拡販と次世代開発

    月極駐輪場管理システム「ECOPOOL」の拡販や料金改定、IT活用による管理運営の最適化を進め、次世代駐輪システムの開発で多様なモビリティに対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,529人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、9期前と比べて+5.8%平均年齢は37.9歳、平均勤続年数は10.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月863
2018年3月898
2019年3月61238.813.0905
2020年3月60738.913.0923
2021年3月59838.812.2981
2022年3月57938.912.3993
2023年3月60739.112.11,033
2024年3月62038.511.61,348
2025年3月63138.111.01,439195
2026年3月64837.910.61,529170

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)97.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
社宅 — 埼玉県戸田市328百万円
本社 — 東京都品川区36百万円
システム開発事業 サポート&サービス事業 パーキングシステム事業 その他

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は309億円営業利益26億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.7%、利益が-7.1%。

売上高
+2.7%
309億円
営業利益
-7.1%
26億円
純利益
+0.0%
19億円
営業利益率
8.4%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高320億円309億円
営業利益28億円26億円
純利益18億円19億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は73億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.9%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q631
2024年1Q5835.22
2024年2Q6169.84
2024年3Q6369.54
2024年4Q734
2025年2Q148149.510
2025年4Q153149.29
2026年2Q149117.47
2026年4Q160159.412
2027年1Q7345.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は118億円から309億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年3月11831
2014年3月11931
東京都江東区に江東サービスセンターを開設
2015年3月13130
2016年3月13842
2017年3月15432
NCDプロス㈱を設立(現連結子会社)
2018年3月16285
矢野産業㈱(現NCDエスト㈱)を株式取得により完全子会社化(現連結子会社)
2019年3月170116
長崎県五島市内に五島オフィスを開設
2020年3月184106
2021年3月17641
2022年3月206105
㈱ジャパンコンピューターサービスを株式取得により完全子会社化(現連結子会社)
2023年3月229127
日本コンピュータ・ダイナミクス㈱からNCD㈱に社名変更
2024年3月2552114
2025年3月30128299.319
2026年3月30926278.419

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高309億円のうち、営業利益として残るのは26億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.3%242億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.3%41億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.0pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.8pt
22.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
20.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが18億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は77億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−2−1−2−320
2014年3月8−2−3622
2015年3月6−3−3322
2016年3月5−2−2323
2017年3月8−1−2727
2018年3月8−6−3227
2019年3月4−2−3226
2020年3月4−2−4224
2021年3月21−1327
2022年3月190−81938
2023年3月6−2−4438
2024年3月26−1−52558
2025年3月234−92775
2026年3月18−1−141777

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は169億円。このうち返さなくてよい自己資本が85億円で、自己資本比率は50.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月96267027.5
2014年3月96276928.1
2015年3月101267525.6
2016年3月102257724.6
2017年3月109268323.5
2018年3月111318027.8
2019年3月110357531.1
2020年3月116397733.5
2021年3月108426638.3
2022年3月119457437.3
2023年3月124507440.4
2024年3月149648542.6
2025年3月161798248.4
2026年3月169858350.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
78億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
74億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
83億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中55位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中449位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
22.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,625で、1年前と比べて+3.2%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥2,625-1.9%1ヶ月+7.7%1年+3.2%時価総額218億円
過去52週の値幅
安値¥2,259高値¥3,550

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PER (会社予想)11.5倍
PBR2.62倍
配当利回り4.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2541円で、25日線2478.12円を2.5%上回る。1ヶ月で2.75%上昇、1年では4.18%と堅調。52週高値3550円からは約28%下の水準。出来高は直近1.4万株と低調だが、8/10に1.44万株とやや増加。75日線2425.53円を維持し、中期トレンドは上向き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

当期実績PERが11.16倍と同業界平均31.09倍を約64%下回り、予想PER11.1倍でも非常に割安です。PBRは2.53倍と同業界平均3.64倍を下回り、ROE22.9%の高収益ながら株価が過小評価されています。配当利回りは4.72%と同業界平均2.65%を大幅に上回り、配当性向67%で株主還元も厚いです。売上高は増加傾向ですが、営業利益率は9.3%から8.41%とやや低下しています。割安ではあるが、利益率の低下傾向が今後の懸念材料です。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍47.9倍
PER (予想)11.5倍
PBR2.62倍2.96倍
ROE22.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大傾向にあり、営業利益率も改善している一方、競争激化による単価低下や人材確保が課題。強気派は、安定成長と高いROE、株主還元を評価し、今後も増益が続くとみる。弱気派は、システム開発需要の変動や競争激化による採算悪化、成長鈍化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定成長

    売上高は過去3期連続増加し、将来予想も増収

  • 高収益性

    ROEは22.9%と高く、資本効率の良さを示す

  • 株主還元

    配当利回り4.72%と高水準で、利回りを期待

  • 2025年3月期は増収増益を達成通年影響

    売上高301億円(前期比18%増)、営業利益28億円、純利益19億円と成長

  • 予想PER11.1倍と割安感決算発表後影響

    PERは実績11.16倍、予想11.1倍と低水準。EPSの成長余地があれば再評価へ

  • ROE22.9%の高資本効率継続影響

    ROE22.9%と非常に高く、内部留保の再投資効率が良い

  • 配当利回り4.72%の高配当継続影響

    配当利回り4.72%はインカム需要を集めやすい

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化

    2026年3月期の売上高成長率は2.7%と急減速

  • 競争激化

    同業他社との受注競争が激しく、単価下落の懸念

  • 利益率低下

    営業利益率は9.3%から8.41%へ低下傾向

  • 2026年3月期は営業利益26億円と減益通年影響

    売上高309億円(前期比3%増)に対し営業利益26億円(前期比7%減)、純利益19億円と伸び悩む

  • 営業利益率が9.30%から8.41%へ低下通年影響

    営業利益率は前期から0.89pt悪化。コスト増が利益を圧迫

  • 売上高の伸び率が18%から3%へ急減速決算発表後影響

    2025/3期の前年比18%増から2026/3期は2.7%増に鈍化。成長期待の剥落

  • 外国人保有比率が高く海外市況変動の影響継続影響

    外国人の保有比率が22.6%と高いため、グローバルな株式売り局面では売られやすい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を左右するため、受注動向を確認
営業利益率
競争環境下での収益性維持を測る
従業員数
人手不足が成長制約となるため、採用状況を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+71.4%いまの株価に対する利回りは4.57%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
4.57%
いまの株価に対して
配当性向
67.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1275.7
2018年3月1416.724.3
2019年3月140.021.2
2020年3月140.022.2
2021年3月140.0
2022年3月140.040.2
2023年3月2042.930.4
2024年3月50150.036.0
2025年3月7040.037.4
2026年3月12071.467.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,077人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.1%を占め、残る85.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他78.477.874.269.061.161.9
外国法人1.10.81.45.115.022.6
事業法人16.718.020.120.318.08.7
金融機関3.02.53.12.82.55.5
自己株式8.38.38.37.07.02.5
証券会社0.80.81.12.93.41.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01US BANK NATIONAL ASSOCIATION JPACCTS TS(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)10.42
02光通信KK投資事業有限責任組合6.22
03株式会社北斗5.18
04NCD社員持株会4.84
05下條治3.46
06小黒節子3.37
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行)2.35
08STICHTING DEPOSITARY ASCENDER GLOBAL VALUE FUND(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.19
09山田正勝2.07
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-25
    アセンダー・キャピタル・リミテッド(Ascender Capital Limited)
    新規の大量保有報告
    5.38%
    -1.64pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1560%、1株純資産は14期で+247%。直近期のROEは22.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月143014.620.456.3
2014年3月143104.720.480.1
2015年3月52951.669.469.4
2016年3月242888.133.247.5
2017年3月303219.818.075.7
2018年3月6638818.719.824.3
2019年3月7743318.912.821.2
2020年3月8249117.77.722.2
2021年3月185133.637.2
2022年3月5754910.712.240.2
2023年3月8362014.39.130.4
2024年3月17077624.510.936.0
2025年3月23395227.010.637.4
2026年3月2281,04722.911.667.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額197百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
下條治代表取締役 社長68287,000
高木洋取締役 専務執行役員 IT事業本部長5845,700
加藤裕介取締役 専務執行役員 管理本部長6230,000
後藤紀子取締役 執行役員 管理本部副本部長兼 人財開発部長553,200
宮田晴雄取締役731,000
小山俊也取締役66200
小林勇記取締役(常勤監査等委員)6324,000
中山かつお取締役(監査等委員)6138,500
奥野滋取締役(監査等委員)74
安岡正晃取締役(監査等委員)701,200
加納友季子取締役62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)49794715338
社外取締役632325
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容528字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社6社で構成されており、システム開発事業、サポート&サービス事業及びパーキングシステム事業を主として行っております。 当社グループ企業とセグメントとの関連は、次のとおりであります。 セグメント                         事業内容 システム開発事業  当社 NCDソリューションズ㈱  NCDテクノロジー㈱ ㈱ジャパンコンピューターサービス  天津恩馳徳信息系統開発有限公司   システム構築ソリューションパッケージソリューションアプリケーション保守・運用ソリューション サポート&サービス事業  当社 NCDソリューションズ㈱  NCDテクノロジー㈱ ㈱ジャパンコンピューターサービス   インフラ構築ソリューションインフラ保守・運用ソリューション業務サポートソリューション パーキングシステム事業  当社 NCDプロス㈱  NCDエスト㈱   駐輪場の設営・運営・管理受託駐輪場管理システムの販売及び運営自転車関連の総合コンサルティング その他 当社 NCDソリューションズ㈱ NCDプロス㈱   その他のサービス 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,919字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中には、様々な業績予想及び目標数値、並びにその他の将来に関する情報が開示されております。これらの業績予想及び目標数値、並びにその他の将来に関する情報は、将来の事象についての当連結会計年度末現在における仮定及び予想、並びに当社グループが現在入手可能な情報や一定の前提に基づいているため、今後、様々な要因により変化する可能性があり、これらの予想や目標の達成及び将来の業績を保証するものではありません。 (1)経営方針 社会環境が大きく変化するなかで、当社グループは、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業価値を向上させ持続的に成長していくため、最上位概念として社会における存在意義を示すパーパスを制定しております。 <パーパス> 社員、お客様や社会のすべての人に寄り添い、多様性を尊重するという創業以来の企業文化を大切に、ユニークな技術とサービス、ダイナミックな発想により、社会課題を解決していくことで、誰もが活き活きとわくわく胸躍るような明るい社会を実現させることが、当社グループの存在意義であるとの認識のもと、以下のとおり「人の鼓動、もっと社会へ。」をパーパスとして制定しております。 <経営理念> ユニークな技術とサービスにより、明るい未来に貢献する。 <ビジョン> ワクワク・イキイキと働く環境を通して、お客様や社会と共に、より多くの価値を創造する企業へ 当社グループは、パーパスの実現に向け、サステナビリティ推進を重要な経営戦略と位置づけ、DX推進や人的資本経営への取り組みなどを積極的に行い、持続的成長と企業価値向上に努めております。 (2)経営戦略、目標とする経営指標 <経営環境> 当社グループを取り巻く環境は、人口減少・高齢化の進行、DXの進展、クラウドやAIなどの先端IT需要の増加、サステナビリティへの意識の高まりなど、刻一刻と変化を続けています。2027年3月期におけるわが国経済は、雇用や所得環境が改善するなか、景気は緩やかな回復基調で推移する一方で、物価の上昇や為替の変動、米国の通商政策、中東情勢等の影響により、先行き不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループの属する情報サービス業界におきましては、生成AIの更なる活用推進に加え、レガシーシステムのクラウド移行やオープン化の動きも見られるなど、IT投資は堅調に推移しています。一方で、外部要員費の上昇や、人材確保のための賃上げ等により人件費が増加傾向にあり、中途採用市場での競争も厳しさを増しています。 駐輪場業界におきましては、人手不足に伴う駐輪場の無人化需要や、都市再開発に伴う新規開設及び駐輪場老朽化に伴う機器入替の需要が底堅く推移しています。 <中期経営計画> 当社グループは、2027年3月期から2029年3月期までの3年間を対象とした中期経営計画「Vision2029」(以下、「本中計」という)を策定いたしました。 グループビジョン実現に向けたファーストステップである 2024年3月期~2026年3月期を対象とした前中期経営計画「Vision2026」においては、基本方針『既存ビジネスの付加価値向上と新しいビジネスの創出による更なるNCDバリューの追求』『企業価値向上に向けた経営基盤の強化』『最適なグループ事業体制の再構築』のための様々な施策に取り組んだ結果、一定程度の進展がありましたが、収益性の改善や事業の高付加価値化等、残された課題もあります。 〔前中期経営計画「Vision2026」基本方針の振り返り〕 〔前中期経営計画「Vision2026」主要セグメント別業績の推移〕 残された課題と、外部環境の変化を踏まえつつ、当社グループが、競争優位性を高め本質的な顧客課題の解決に貢献していくためには、高い専門性と提案力を備えた、より高付加価値なビジネスモデルへの転換を早期に実現すると共に、中長期目線での成長領域の育成により一層注力していく必要があると認識し、『より明確な「強み」の構築による高付加価値ビジネスへの転換と、新たな成長領域の創出』を基本方針とした新中期経営計画「Vision2029」を策定いたしました。 〔本中計の位置付け〕 〔本中計の基本方針〕 <経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標> 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、本中計の最終事業年度である2029年3月期の連結売上高、連結営業利益、売上高営業利益率、ROE、ROICであります。当該指標を採用した理由は、投資家が当社グループの経営方針・経営戦略等を理解するうえで重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や企業価値の的確な把握が可能であると判断するためであります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 IT関連事業におきましては、業務効率化や競争力強化を目的としたDX投資が継続する中、AI活用に向けた取り組みやデータ基盤整備への需要が拡大しているほか、クラウドシフトやマイグレーションを含む既存システムの刷新需要も高水準で推移しており、IT投資は引き続き堅調な状況が続いています。一方で、外部要員費の上昇や、人材確保のための賃上げ等により人件費が増加傾向にあり、中途採用市場での競争も厳しさを増しています。このような中、当社グループでは高度IT人材の育成や、即戦力となる中途採用者の確保に注力しております。また、AIをはじめとする先端ITの積極的な活用を通じて、顧客企業の生産性向上や競争力強化に貢献するなど、コンサルティング機能の拡充により、上流工程案件の受注拡大を図ってまいります。加えて、営業体制の強化やグループ間のシナジー効果をより発現させることにより、新規顧客の獲得及び既存顧客の領域拡大に取り組んでまいります。 パーキングシステム事業におきましては、人手不足に伴う駐輪場の無人化や、駐輪機器の老朽化に伴う機器の入替等の需要により底堅く推移しています。一方で、建築資材高騰等による、都市再開発計画の延期や中止のリスクについては注視が必要です。駐輪場利用者数も安定して推移していますが、電動キックボードをはじめとした多様なモビリティの出現や、2026年4月から道路交通法が改正されたことにより、自転車の通行空間が注目されるなど、自転車利用環境に大きな変化が生じています。このような中、当社グループでは、人手不足を補う月極駐輪場管理システム「ECOPOOL」の拡販や駐輪場の料金改定、IT活用による管理運営の最適化に引き続き取り組みます。また、次世代駐輪システムの開発を進め、多様化するモビリティへの対応や、更なる利便性の向上に努め、誰もが安心して移動できる社会の実現を目指します。 なお、2027年3月期通期連結業績につきましては、「Vision2029」の推進に伴い戦略投資として、人的資本や次世代駐輪場開発、DX推進、新規事業等への投資を計画しております。
事業等のリスク4,776字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社は、代表取締役社長を委員長とする「リスク管理委員会」を設置し、リスク管理に関する重要方針の決定やリスク管理体制の整備等のほか、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性のあるリスクの特定、評価、対策等について審議を行い、取締役会に報告しております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、別段の記載のない限り当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (特に重要なリスク) (1) 経済状況 国内外の経済が停滞した場合、企業のIT投資抑制も想定されることから、当社グループのIT関連事業の業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、首都圏を中心とした再開発プロジェクトや商業施設リニューアル等が抑制された場合、新たな感染症の出現などにより各種行動制限が課された場合などにおいて、当社グループのパーキングシステム事業の業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、世界情勢不安や為替変動の影響による原材料の価格高騰や供給面での制約なども、パーキングシステム事業に悪影響を及ぼし、当社グループの経営成績及び財政状態を悪化させる可能性があります。 当社グループでは、IT関連事業において、労働集約型から高付加価値なサービス提供型へのビジネスモデルの転換による高収益化を目指すとともに、パーキングシステム事業の構造改革によって改善された収益基盤を維持、強化し、影響を最小限に抑えるよう努めています。 (2) 人材の確保・育成 当社グループの事業は人材に大きく依存しており、専門性及び付加価値の高い優秀な人材の確保や育成が極めて重要な課題となっております。しかしながら、人材の確保・育成が想定通りに進まない場合や、人材の流出が抑制できない場合などにおいて、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、人材の価値を最大限に引き出す人的資本経営への取組みをさらに強化しています。具体的には、「自律的なキャリア形成と対話を通じた組織風土の改革」を基本コンセプトとした人材戦略を策定し、人財開発と組織開発を両輪とした人材マネジメントの変革を図っています。また、優秀な人材の確保につきましては、採用広報の強化に取組んでいるほか、地方拠点(九州地区)、海外(韓国)での採用にも注力しております。さらに当社グループのパーキングシステム事業の駐輪場管理業務においては、多くのシルバー人材を雇用しており、高齢化社会への対応も進めております。 (3) 情報セキュリティ 当社グループは、お客様の個人情報を取り扱っており、また他企業の機密情報を受け取ることもありますが、これらの情報がサイバー攻撃などの違法行為、不正または過失、システム障害等により外部に流出する可能性があります。また、当社グループの営業機密が不正または過失により流出する危険があります。さらに、当社グループ又は顧客に関する情報を取り扱う外注先において情報セキュリティ事故が発生した場合にも、当社グループの信用低下等を通じて、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、定期的に脆弱性診断を行い、サイバーセキュリティ対策の強化を進めております。また、ISO/IEC27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証やプライバシーマークの取得を通じ、生成AIを含む新たな技術の利用に伴うリスクにも留意し、IT環境の変化に即した体制整備及び各種セキュリティ対策を講じております。加えて、外注先に対する情報管理体制の確認等を実施することにより、内部不正に対する抑止力の強化及び情報漏洩リスク等の回避を図っております。 (4) 新技術への対応 当社グループが属する情報サービス業界においては、技術革新のスピードが速く、これらに適切に対応できない場合、競合他社との競争力が低下し、顧客のニーズに応えることができず、市場シェアの低下や顧客離れを起こし、IT関連事業の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、システムの品質低下やセキュリティの脆弱性が生じることで、当社グループに対する評価・信用が低下する可能性があります。 当社におきましては、研究開発や人的資本に計画的に投資を行っていくことで、DX関連や生成AI等の先端IT技術面の強化、先端IT技術・高度マネジメント人材を中心とした人材の獲得と育成を図り、新技術への対応を適切に行ってまいります。 一方で、これらの技術の活用に伴う情報管理や品質確保に関するリスクにも適切に対応してまいります。 (5) 特定取引先への依存 メットライフ生命保険株式会社は、当社連結売上高の10%以上を占めるIT関連事業における主要な顧客でありますが、仮に、取引規模が急激に縮小するような場合や取引が停止になる場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 その対策として、同社のニーズに的確に応えるべく高品質のサービス提供を継続していくとともに、IT関連事業において当社のサービスモデルの確立・進化等により新たな価値提案活動を展開し、顧客基盤の拡大を図っております。 (重要なリスク) (1) 外注先 IT関連事業では、当社グループにおいてリソースが不足している業務に関し、その都度、既存ベンダーを中心に外注を行っております。また、パーキングシステム事業におきましても、駐輪機器に関し当社の技術要求に応えられる企業等に一部外注を行っております。外注先の選定については慎重を期しておりますが、同業他社との競合などにより優良な外注先を確保できない状況等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、経常的なコンタクトによる外注先動向等のフォローを行うと同時に、新たな外注候補先の発掘に努めてまいります。また、パーキングシステム事業における周辺業務については、可能な限りの内製化を進めております。 (2) コンプライアンス 当社グループでは、コンプライアンスの徹底を経営の基本原則として位置づけ、法令はもとより、社内規程、企業倫理、社会規範等の遵守を含む高いレベルの企業倫理の実践に努めております。しかしながら、内部統制の不備や監視体制の瑕疵等により、役職員による着服、横領などの不正行為が発生する可能性があります。これにより、当社のレピュテーションや信頼性に悪影響を及ぼした場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、コンプライアンス委員会が主体となり、役職員のコンプライアンス意識の醸成や定期的なコンプライアンス教育を行うとともに、内部通報制度を整備し、不正行為の発生防止、早期発見、早期対応に努めております。 (3) システム納入後の瑕疵 システムの納入は、十分な顧客検証を経て検収に至りますが、実稼働段階において想定し得ない不具合が発生する場合があります。当不具合が、当社グループの責めに帰すべき事由に起因するものであれば、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 それらの発生を未然に防ぐため、当社グループでは、常に品質の向上に努めております。さらにシステムの不具合や欠陥を人的に検知できない事態を想定し、第三者検証ツールの導入も進めております。 (4) 自然災害等 地震、津波、台風、洪水等の大規模な自然災害の発生や、テロや感染症等に見舞われ、当社グループの従業員、事務所、駐輪場設備、システム・インフラ等に甚大な被害が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、大規模災害等が発生した際、人命第一とし、従業員及びその家族の安否確認、安全確保を最優先とすることを基本方針としており、安否確認システムを導入しております。重大な感染症の発生がみられた際は、その防止及び従業員とその家族の健康、安全を確保するため、感染状況等に応じ国内外出張や会議等の制限、従業員の体調管理・確認の一層の徹底ほか、テレワークや時差出勤の積極推進などの様々な対応を実施します。 こうした不測の事態発生に備え、BCM(事業継続マネジメント)の推進に取り組み、BCP(事業継続計画)策定等による体制強化及び定期的な訓練に努めております。 また、IT関連事業のマネージドサービス業務(24時間365日対応の障害監視・復旧、アプリケーションの維持・メンテナンス業務等)や、パーキングシステム事業のサポートセンター業務を、BCP拠点である長崎オフィスに分散し、事業継続性の向上に努めております。 (5) 法規制及び法改正 当社グループでは、顧客に社員を派遣してシステム開発等を行う場合があるため、労働者派遣法を遵守し、労働者派遣事業者として監督官庁への必要な届け出を行っております。また、業務委託先や外注先に対しては、取適法の適用を受けます。当社グループの事業遂行に関連する法規制の遵守体制は整備しておりますが、今後、何らかの理由によりこれら及びこれら以外の関連法規制が変更される、または予期せぬ新たな法規制等が導入されることによる法令違反等により、社会的な信用失墜のみならず、発生した損害に対する賠償金の支払い、法令遵守対応のためのコスト増加等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、関連法規制等に関し、当社グループの役職員に対する定期的な教育活動を継続しつつ、当社の顧問弁護士や法務関係等の各種団体・会合などを通じ、タイムリーな法改正情報等の入手と当社グループ内への情報展開に努めております。 (6) 不採算プロジェクトの発生 当社グループのシステム開発事業等においては、プロジェクトの各フェーズ単位での見積精度の向上やプロジェクトマネジメントの強化等により、不採算プロジェクトの発生防止に努めております。しかしながら、当社グループの責任による納期遅延などが発生した場合などにおいて、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、各事業部によるプロジェクトマネジメントの強化等に加え、一定額以上のプロジェクトについては、当社常勤役員を委員とする受注委員会を開催し、顧客に対する提案前の審議及び受注後の状況フォローを行うことで、適切なプロジェクト受注活動及び監視体制を整備しております。 (7) 減損 当社グループは、設備等の有形固定資産及びソフトウエア等の無形固定資産を有しております。当該資産のうち、市場価格の低下や稼働の低下が認められる場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損処理することとなります。このため、当該資産の価格相場の下落や事業収支の悪化により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいて当該資産は、新規事業や既存事業拡大に伴う投資が多くを占めており、投資に際しては対象事業についての多角的な情報収集や適切な審査により機関決定を行っておりますが、想定以上に収益計画を下回る場合の対策についても、都度、迅速に講じるよう努めております。
経営成績の分析 (MD&A)4,861字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 経営成績の状況・分析 当連結会計年度につきましては、IT関連事業(システム開発事業、サポート&サービス事業)において、大型案件の終了等の減収要因がありましたが、売上高は増収となりました。一方、パーキングシステム事業においては、大型案件を獲得した前年同期の反動が見られたものの、機器の入替を含む案件獲得や駐輪場利用料収入が堅調に推移したことにより、売上高は微増となりました。利益面では両事業において価格改定を実施しましたが、IT関連事業において、子会社における案件取り込み時期の遅れは概ね挽回できたものの、採算性の高い大型案件の終了を完全にカバーするには至らなかったことや、パーキングシステム事業における機器販売の減少や一過性コストの発生等が減益要因となりました。また、全社的な取り組みとして中期経営計画「Vision2026」最終年度における賃上げを含む人的資本経営の積極的な推進や新サービス開発に伴う投資を継続したことなどから、前年同期比で減益となりました。 以上により、当連結会計年度の売上高は、30,867百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益2,638百万円 (前年同期比6.1%減)、経常利益2,672百万円(前年同期比6.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,861百万円(前年同期比2.3%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度よりセグメント利益は、調整額として計上していた全社経費(親会社に係る一般管理費)を各セグメントに配分した数値に変更しております。※詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載しております。 システム開発事業 保険会社向けアプリケーション保守の拡大、金融業へのクラウド型ワークフローシステムの導入、建設業におけるアプリケーション保守及び海外拠点向けシステム要件定義の受注等の新規案件を獲得したものの、大型案件が複数、前期で終了したことや、一部顧客からの戦略的撤退を実施したことから、売上高は前年並みとなりました。利益面におきましては、顧客への価格交渉を継続したものの、人材確保に向けた従業員の賃上げや外注先からの労務費の転嫁要請に適切に対応したことなどによるコスト増加や、採算性の高い大型案件が終了したことなどが影響し、前年同期比で減益となりました。これらの結果、売上高12,729百万円(前年同期比0.2%増)、セグメント利益942百万円 (前年同期比8.4%減)となりました。 サポート&サービス事業 小売業のサポートデスク案件、及び複数の保険会社におけるインフラ構築・運用案件の受注により、前年同期比で増収となりました。利益面におきましては、システム開発事業と同様、人件費の増加や外部要員費が上昇したものの、主に増収の効果等から増益となりました。これらの結果、売上高9,961百万円(前年同期比5.9%増)、セグメント利益631百万円 (前年同期比7.9%増)となりました。 パーキングシステム事業 料金改定の効果も寄与し、駐輪場利用料収入は引き続き堅調に推移しました。機器販売においても、大型案件を獲得した前年同期の反動があったものの、機器の入替を含む案件獲得が好調に推移したことにより、微増となりました。利益面におきましては、自営駐輪場の採算性は向上しているものの、通信事業者のサービス終了に伴うネットワーク回線変更や次世代駐輪場開発への投資等により、前年同期比で減益となりました。これらの結果、売上高は8,128百万円(前年同期比1.9%増)、セグメント利益1,142百万円 (前年同期比6.1%減)となりました。 ② 財政状態 資産、負債及び純資産の状況 総資産につきましては、前連結会計年度末に比べ790百万円増加し、16,886百万円となりました。増加した主なものは、現金及び預金268百万円、契約資産257百万円、売掛金193百万円及び建設仮勘定160百万円であります。負債は、前連結会計年度末に比べ95百万円増加し、8,336百万円となりました。増加した主なものは、株式報酬引当金(流動)199百万円、契約負債124百万円及び退職給付に係る負債119百万円であります。一方、減少した主なものは、未払法人税等196百万円、リース債務(流動)139百万円及び株式報酬引当金(固定)132百万円であります。また、純資産は、前連結会計年度末に比べ695百万円増加し、8,549百万円となり、自己資本比率は、前連結会計年度末の48.4%から50.1%となっております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前年同期と比較して268百万円増加し、7,723百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1,785百万円の流入(前年同期は2,270百万円の流入)となりました。主な流入要因は、税金等調整前当期純利益2,723百万円、減価償却費420百万円及びその他の流動負債の増加額263百万円です。一方、主な流出要因は、法人税等の支払額1,079百万円、売上債権の増加額416百万円及び未払消費税等の減少額111百万円です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、138百万円の流出(前年同期は361百万円の流入)となりました。主な流出要因は、有形固定資産の取得による支出275百万円です。一方、主な流入要因は、有形固定資産の売却による収入119百万円及び投資有価証券の売却による収入115百万円です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,382百万円の流出(前年同期は947百万円の流出)となりました。主な流出要因は、配当金の支払額779百万円、リース債務の返済による支出306百万円及び自己株式の取得による支出295百万円です。 (2) 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) システム開発事業   10,023,872   △0.2 サポート&サービス事業   8,145,280   5.6 パーキングシステム事業   5,692,696   1.9 その他   24,205   97.8 合計   23,886,054   2.3 (注) 1.セグメント間取引は相殺消去しております。 2.金額は、製造原価で表示しております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 金額(千円)   前年同期比(%)   金額(千円)   前年同期比(%) システム開発事業   13,540,548   9.5   2,867,982   39.4 サポート&サービス事業   9,321,740   △2.6   2,909,356   △18.0 パーキングシステム事業   7,775,956   △7.9   795,868   △30.7 その他   58,992   267.4   12,529   574.0 合計   30,697,238   1.0   6,585,735   △2.5 (注) セグメント間取引は相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) システム開発事業   12,729,259   0.2 サポート&サービス事業   9,961,364   5.9 パーキングシステム事業   8,128,447   1.9 その他   48,322   118.6 合計   30,867,394   2.5 (注) 1.セグメント間取引は相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) メットライフ生命保険株式会社   5,170,957   17.2   5,463,643   17.7 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表『注記事項』(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ① 資本の財源に係る情報 当社グループは、必要な運転資金及び設備投資資金について、営業活動によるキャッシュ・フローまたは借入等により資金調達することとしております。なお、外部環境に起因するリスク懸念等から国内外の経済が停滞した場合、IT関連事業では企業のIT投資、パーキングシステム事業では首都圏を中心とした再開発プロジェクトや商業施設リニューアル等が抑制されることが想定され、物価上昇や為替の変動、米国の通商政策、中東情勢等により、今後の財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、主要取引金融機関からの短期借入を含め、当面の資金需要に十分対応できる体制を取っており、今後も営業活動によるキャッシュ・フロー及び借入等を基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく所存であります。 ② 資金の流動性に係る情報 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、IT関連事業では顧客向けの基幹系業務システムの構築・維持、インフラ基盤における保守・運用、パーキングシステム事業では駐輪場運営管理費、自転車関連商品の仕入れのほか、各セグメントに共通した受注獲得のための販売費及び一般管理費等であります。 投資を目的とした資金需要は、事業拡大に伴う新規駐輪場設備取得及びソフトウエア投資によるものであります。 また、株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。 (5) 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 (6) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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