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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

日本プロセス

Japan Process Development Co.,Ltd.9651 · Standard · 情報・通信業

エネルギー、交通、自動車など幅広い業界向けに制御システムや組込ソフトウェアを開発するソフトウェア企業。

概要

日本プロセスは1967年創業のソフトウェア開発企業である。プロセス工業向けエンジニアリングに始まり、現在は制御システム、自動車システム、特定情報システム、組込システム、産業・ICTソリューションの5セグメントで事業を展開する。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2025年5月期の連結売上高は105億円、従業員数は729名である。

5つの事業セグメントで構成される収益構造

日本プロセスの事業は制御システム、自動車システム、特定情報システム、組込システム、産業・ICTソリューションの5セグメントに分かれる。制御システムは発電所監視制御や新幹線運行管理システムを手掛ける。自動車システムは自動運転や車載制御を開発する。特定情報システムは防災・危機管理、宇宙・航空分野を扱う。組込システムはストレージデバイスやIoT建設機械、医療機器向けソフトウェアを開発する。産業・ICTソリューションはビジネスシステムや公共システム、システム構築サービスを提供する。2025年5月期のセグメント別売上高は、産業・ICTソリューションが30億89百万円で最大、次いで自動車システム24億7百万円、特定情報システム17億93百万円、制御システム17億5百万円、組込システム14億76百万円である。

売上高105億円、利益率改善を進める

2025年5月期の連結売上高は105億円(前期比10.6%増)、営業利益は11億44百万円(同19.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億78百万円(同102.3%増)となった。営業利益率は10.9%に改善した。純利益の大幅増は投資有価証券売却益の計上による。セグメント利益では特定情報システムが85.0%増と大きく伸び、制御システムや自動車システムも増益を達成した。一方、組込システムは利益が11.8%減少した。自己資本比率は76.6%と健全な水準にある。中期経営計画では2027年5月期に売上高120億円以上、営業利益12億円以上、ROE8.0%以上を目標とする。

連結子会社1社とグループ経営

当社グループは日本プロセスと連結子会社1社(大連艾普迪科技有限公司)で構成される。大連艾普迪は中国大連に拠点を置き、制御システムや組込システムの開発を担う。過去にはコンピュータシステムプランニング、アイ・エス・アイ、アイ・ピー・エス、国際プロセスなどを吸収合併してきた。グループ全体でシステム開発のライフサイクル全般をカバーするトータル・ソフトウェア・エンジニアリング・サービス(T-SES)を標榜する。2025年2月にはアドソル日進との業務資本提携を解消し、独立した経営を続けている。従業員数は729名である。

業界の中での役割は組込・制御系ソフトウェアの受託開発会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
121億円
営業利益
15億円
営業利益率
12.4%
純利益
11億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
産業・ICT ソリューション37億円30.8%8億円21.6%
自動車 システム26億円21.7%6億円23.1%
特定情報 システム20億円16.7%5億円25.0%
制御 システム19億円15.8%5億円26.3%
組込 システム18億円15.0%4億円22.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー業界主力

エネルギープラント向けの制御システムを開発。発電所等のプラント運転を支える。

主な製品・サービス1
制御システム
エネルギープラントの監視・制御を行うソフトウェアシステム。

02自動車業界主力

自動運転・先進運転支援、車載制御、車載情報機器向けのソフトウェア開発。

主な製品・サービス3
自動運転/先進運転支援
自動運転や運転支援機能を実現するソフトウェア。
車載制御
エンジンやブレーキ等を制御する車載ソフトウェア。
車載情報機器
カーナビやディスプレイ等の情報機器向けソフトウェア。

03交通・運輸業界準主力

鉄道や交通システム向けの制御システムを開発。

主な製品・サービス1
制御システム
交通・運輸分野の運行管理や制御を行うソフトウェアシステム。

04防災・危機管理準主力

防災、危機管理、宇宙・航空向けの特定情報システムを開発。

主な製品・サービス1
特定情報システム
防災・危機管理・宇宙航空分野の特殊情報システム。

05組込システム市場準主力

ストレージデバイス、IoT建設機械、医療機器向けの組込ソフトウェアを開発。

主な製品・サービス1
組込システム
ストレージ、建設機械、医療機器等に組み込むソフトウェア。

06IT業界副次

ビジネスシステム、公共システム、構築サービスを提供。

主な製品・サービス1
産業・ICTソリューション
ビジネスや公共向けのシステム開発と構築サービス。

製品と技術

発電所監視から新幹線運行管理まで手掛ける制御システム

制御システムセグメントでは、エネルギープラントや交通・運輸向けの制御ソフトウェアを開発する。具体的には発電所監視制御システム、新幹線の運行管理システム、東京圏輸送管理システム、在来線運行管理システムなどがある。2025年5月期の売上高は17億5百万円で、全社の16.3%を占める。セグメント利益は4億3百万円で利益率23.6%と高収益である。原子力・エネルギー関連では1977年からの長い実績を持ち、現在も受注量が増加傾向にある。鉄道分野では1993年の新幹線システム開発以降、継続的に案件を獲得している。

自動運転支援から車載情報機器まで幅広い自動車システム

自動車システムセグメントは、自動運転/先進運転支援システム、車載制御システム、車載情報システム、電動化関連システムを扱う。2025年5月期の売上高は24億7百万円で全社の23.0%を占め、セグメント利益は6億2百万円(利益率25.0%)と最も収益性が高い。2016年から自動運転分野に参入し、複数車種の一括受注により案件が拡大している。車載情報関連も堅調で、新たな案件を獲得している。ただし電動化関連は開発規模縮小の影響を受けた。このセグメントは自動車業界の技術トレンドに直結し、成長のけん引役となっている。

防災・宇宙から医療機器まで多様な組込・特定情報システム

組込システムセグメントではストレージデバイス、IoT建設機械クラウド基盤、医療機器向けソフトウェアを開発する。特定情報システムセグメントは防災・危機管理システム、宇宙・航空関連システム、衛星画像処理システムなどを手掛ける。2025年5月期、特定情報システムは売上高17億93百万円で前期比33.7%増、セグメント利益は4億95百万円で85.0%増と急成長した。組込システムは売上高14億76百万円で8.3%増だが、利益は11.8%減となった。これらのセグメントは社会インフラのDX推進に貢献し、ガバメントクラウドや航空宇宙分野での規模拡大を計画している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

中堅ITサービス、堅調な成長

情報・通信業の中堅企業で、売上高は2024年5月期95億円から2026年5月期121億円に成長予定。営業利益率10%前後と安定しており、VRain SolutionやCocoliveと比較しても収益性は標準的。ITサービス市場において、特定分野に特化せず幅広く事業展開していると推測される。業界内でのポジションは中堅で、着実な成長を遂げている。

強み

  • 営業利益率10%超を維持し、安定した収益性を確保している。
  • 過去から将来にかけて売上高が継続的に増加しており、成長軌道にある。
  • 特定領域に依存せず、多様なITサービスの提供によりリスク分散。
  • 売上増から顧客獲得が順調に進んでいると推測される。

課題

  • 他社と比較して特色が明確でなく、競合との差別化が課題。
  • IT業界全体の人材不足により、優秀な人材の採用と定着が難しい。
  • 急速に変化する技術トレンドに追従し、サービスを進化させる必要がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が日本プロセス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13788GMOグローバルサイン・ホールディングス232億円21.0倍
23921ネオジャパン230億円12.6倍
3431Aユーソナー223億円20.3倍
43649ファインデックス219億円17.8倍
54783NCD218億円11.5倍
69651日本プロセス216億円17.3倍
75589オートサーバー213億円13.8倍
84498サイバートラスト212億円21.1倍
93791IGポート212億円31.5倍
102477手間いらず211億円16.9倍
114393バンク・オブ・イノベーション211億円12.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

プロセス工業向けコンサルタントとして1967年創業

1967年6月、東京都大田区に日本プロセスコンサルタント株式会社として設立された。プロセス工業向けのエンジニアリング、システム開発及びコンサルティング業務を開始した。1971年5月に商号を日本プロセス株式会社に変更。1970年にはプロセス工業の制御・自動化システム開発を開始し、1973年には鉄鋼プラント用制御システムへと領域を広げた。1977年3月には日立事業所を開設し、原子力・エネルギー関連プロジェクトの開発を開始した。この時期、情報システム株式会社(1974年)やコンピュータシステムプランニング株式会社(1975年)など関連会社を設立し、グループの基盤を固めた。

通信制御から防衛訓練システムまで技術範囲を拡大

1978年4月、プロセス・コントロール・コンピュータ用通信制御システムの開発を開始した。1982年には地震・気象観測システム、1985年には設備診断用エキスパートシステム、1988年には防衛訓練システムと、取り扱うシステムの種類を増やした。1985年には国際プロセスシステム株式会社(アイ・ピー・エス)を設立し、海外事業の足掛かりとした。1990年9月には日本ビット株式会社を吸収合併し、社内リソースの集約を進めた。1992年6月には株式を日本証券業協会に店頭上場し、資金調達の多様化を図った。

店頭上場を機に電力・新幹線・車載へ進出

1992年の店頭上場後、電力系統システムの開発を開始した。1993年1月には東海道新幹線の新運行管理システムの開発に着手し、鉄道分野での実績を積んだ。1995年にはJR貨物分散型ネットワーク・システムや車載制御システムの開発を開始し、運輸・自動車分野への本格参入を果たした。1997年には衛星画像処理システムの開発を開始し、宇宙・航空分野にも進出した。2000年4月には京浜事業所を開設し、事業所網を拡充した。これらの新分野開拓により、企業向けシステムから社会インフラまで幅広い顧客基盤を獲得した。

中国進出と子会社統合によるグループ再編

2004年9月に本社を東京都港区に移転。2008年7月には中国大連に国際プロセスの子会社として大連艾普迪科技有限公司を設立し、オフショア開発体制を整えた。2010年6月にはコンピュータシステムプランニング株式会社を吸収合併し、半導体記憶装置関連組込システムの開発を開始した。同年12月にはアイ・エス・アイ株式会社も吸収合併。2012年6月にはシステムの開発環境・運用環境構築サービスを開始した。2013年7月、東京証券取引所JASDAQに上場(大阪証券取引所との合併に伴う)。2015年6月にはアイ・ピー・エス株式会社を吸収合併し、グループ内の重複を解消した。

自動運転やIoTに注力、スタンダード市場へ移行

2016年6月、自動運転/先進運転支援システムの開発を開始した。2017年6月には勝田事業所を開設し、IoT建設機械クラウド基盤システムの開発を開始した。2018年6月に株式会社アルゴリズム研究所を子会社化し、2019年3月にはインドのTrenser Technology Solutions社と業務資本提携を結んだ。2019年6月に国際プロセス株式会社を吸収合併し、2021年6月にはアルゴリズム研究所も吸収合併した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりJASDAQからスタンダード市場に移行。2023年12月に川崎事業所を開設。2025年2月にはアドソル日進との業務資本提携を解消し、自主経営の道を選んだ。

年表42件を開く

1960年代

  • 1967年6月創業東京都大田区に日本プロセスコンサルタント株式会社を設立。プロセス工業向けのエンジニアリング、システム開発及びコンサルティング業務を開始。
  • 1969年4月プロセス・コントロール・コンピュータ用基本システムの開発開始。

1970年代

  • 1970年6月プロセス工業の制御・自動化システム開発開始。
  • 1971年5月商号変更商号を日本プロセス株式会社に変更。
  • 1973年10月鉄鋼プラント用制御システムの開発開始。
  • 1974年5月創業情報システム株式会社(アイ・エス・アイ株式会社)設立。
  • 1975年9月創業コンピュータシステムプランニング株式会社設立。
  • 1977年3月日立事業所を開設。原子力・エネルギー関連プロジェクト開発開始。
  • 1978年4月プロセス・コントロール・コンピュータ用通信制御システム開発開始。

1980年代

  • 1982年1月地震・気象観測システム開発開始。
  • 1985年2月設備診断用エキスパートシステム開発開始。
  • 1985年4月創業国際プロセスシステム株式会社(アイ・ピー・エス株式会社)設立。
  • 1986年3月創業株式会社鉄研エンジニヤ-ズ(国際プロセス株式会社)設立。
  • 1988年6月防衛訓練システム開発開始。

1990年代

  • 1990年9月M&A日本ビット株式会社を吸収合併。
  • 1992年6月上場株式を日本証券業協会に店頭上場。電力系統システム開発開始。
  • 1993年1月新幹線運行管理システム開発開始。
  • 1995年1月JR貨物分散型ネットワーク・システム開発開始。
  • 1995年6月車載制御システム開発開始。
  • 1997年10月衛星画像処理システム開発開始。

2000年代

  • 2000年4月京浜事業所を開設。
  • 2004年9月本社を東京都港区に移転。
  • 2005年6月車載情報システム開発開始。
  • 2008年7月中国(大連)に国際プロセス株式会社の子会社として大連艾普迪科技有限公司(IPD DalianEngineering Limited.)を設立。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2010年6月M&Aコンピュータシステムプランニング株式会社を吸収合併。半導体記憶装置関連組込システム開発開始。
  • 2010年8月横浜事業所を開設。
  • 2010年12月M&Aアイ・エス・アイ株式会社を吸収合併。
  • 2012年6月システムの開発環境・運用環境構築サービス開始。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQに上場。
  • 2014年8月アドソル日進株式会社と業務資本提携。
  • 2015年6月M&Aアイ・ピー・エス株式会社を吸収合併。
  • 2016年6月自動運転/先進運転支援システム開発開始。
  • 2017年6月勝田事業所を開設。 IoT建設機械クラウド基盤システム開発開始。
  • 2018年6月M&A株式会社アルゴリズム研究所を子会社化。
  • 2019年3月TrenserTechnologySolutions社と業務資本提携。
  • 2019年6月M&A国際プロセス株式会社を吸収合併。

2020年代

  • 2020年2月本社を東京都品川区に移転。
  • 2021年6月M&A株式会社アルゴリズム研究所を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQからスタンダード市場に移行。
  • 2023年12月川崎事業所を開設。
  • 2025年2月アドソル日進株式会社との業務資本提携を解消。 SCSK株式会社と資本業務提携。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年5月期まで120億円以上
  • 連結営業利益2027年5月期まで12億円以上
  • ROE2027年5月期まで8.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    注力分野へのリソース集中と受注範囲拡大

    制御・組込分野など競争優位のある分野へリソースを集中し、できるだけ広い範囲を受注することで品質向上と開発効率改善を図る。不採算プロジェクト撲滅と生産性向上にも取り組む。

  2. 02

    社会インフラDXへの注力

    老朽化した社会インフラシステムを、保守性・拡張性が高くセキュアでスマートなプラットフォームへ転換する「社会インフラのDX」に注力。IoT、クラウド、AI等の最新技術を活用した新システム開発を推進する。

  3. 03

    人材育成と生産性向上による事業規模拡大

    中期経営計画(2024年6月〜2027年5月)の基本方針として、「T-SES」のレベル向上と注力分野拡大を掲げる。人材育成による新規設計・見積・マネジメント能力向上と生産性向上により、新規設計案件や大規模案件の受注増を目指す。

  4. 04

    営業力強化とリソース確保

    既存顧客の安定受注に加え、リソース確保のための人材流動化、新規顧客開拓のための主力技術分野での提案力強化、営業体制強化を図る。主要取引先の占有リスク回避にもつなげる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で780人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は885万円で、10期前と比べて+37.9%平均年齢は37.6歳、平均勤続年数は12.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月550
2017年5月548
2018年5月545
2019年5月64237.613.0560
2020年5月68437.913.3657
2021年5月68737.813.2676
2022年5月70038.013.4674
2023年5月72438.113.5691
2024年5月75538.513.6698143
2025年5月77438.213.0729151
2026年5月88537.612.8780192

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率88.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都品川区53百万円
川崎事業所 — 川崎市川崎区36百万円
京浜事業所 — 川崎市幸区16百万円
日立事業所 — 茨城県日立市6百万円
勝田事業所 — 茨城県ひたちなか市5百万円
横浜事業所 — 横浜市戸塚区2百万円
主な関係会社
  • 海外
    大連艾普迪科技有限公司
    中国遼寧省 大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SCSK株式会社(注)1
    東京都 江東区 · その他の関係会社
    議決権20.7%
  • 国内
    住友商事株式会社(注)1,2
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権20.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は121億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.2%、利益が+36.4%。

売上高
+15.2%
121億円
営業利益
+36.4%
15億円
純利益
-26.7%
11億円
営業利益率
12.4%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高134億円121億円
営業利益17億円15億円
純利益12億円11億円
1株あたり配当¥92¥92

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は63億円、営業利益は8億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+14.5%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q22313.62
2023年4Q242
2024年1Q2328.72
2024年2Q22313.61
2024年3Q2428.32
2024年4Q26311.52
2025年2Q50510.05
2025年4Q55610.910
2026年2Q58712.16
2026年4Q63812.75

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は46億円から121億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は12.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月4632
大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQに上場。
2013年5月5242
2014年5月5342
アイ・ピー・エス株式会社を吸収合併。
2015年5月5853
2016年5月5653
勝田事業所を開設。 IoT建設機械クラウド基盤システム開発開始。
2017年5月5653
株式会社アルゴリズム研究所を子会社化。
2018年5月6363
国際プロセス株式会社を吸収合併。
2019年5月7275
2020年5月7886
株式会社アルゴリズム研究所を吸収合併。
2021年5月7685
2022年5月7985
川崎事業所を開設。
2023年5月89107
2024年5月95101010.57
2025年5月105111310.515
2026年5月121151512.411

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高121億円のうち、営業利益として残るのは15億円12.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の9.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.7%94億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.9%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.4%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.0pt
12.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
9.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
10.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが2億円、投資CFが4億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は56億円で、売上の5.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月−3−8−2−118
2013年5月8−3−2511
2014年5月3−3−209
2015年5月33−768
2016年5月24−2613
2017年5月83−21121
2018年5月5−5−3018
2019年5月−24−4216
2020年5月25−4720
2021年5月87−31533
2022年5月63−4938
2023年5月34−3742
2024年5月11−3−3846
2025年5月510−41557
2026年5月24−7656

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は146億円。このうち返さなくてよい自己資本が116億円で、自己資本比率は79.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月8681593.8
2013年5月91811089.0
2014年5月92821089.7
2015年5月94781683.6
2016年5月91801187.6
2017年5月97831485.8
2018年5月101851684.6
2019年5月106881883.0
2020年5月113941983.2
2021年5月118972182.1
2022年5月117972082.4
2023年5月1231012281.9
2024年5月1281052381.7
2025年5月1451113476.6
2026年5月1461163079.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
56億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
83億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
30億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中87位あたり、逆に低いのはROE605社中388位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
79.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,029で、1年前と比べて+42.5%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥2,029-3.7%1ヶ月+0.7%1年+42.5%時価総額216億円
過去52週の値幅
安値¥1,485高値¥2,139

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.3倍
PER (会社予想)14.6倍
PBR1.69倍
配当利回り4.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+15.5%と大幅上昇し、25日線を+3.9%上回る。7月8日に2014へ急伸後は2000近辺で揉み合い、高値圏で推移。52週高値2071に接近し、出来高も7月8日に197400株と急増、その後減少も高水準を維持。週足は75日線(1788)を明確に上抜け、200日線(1747)も突破して上昇トレンド継続中。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER16.3倍(予想13.8倍)は業界平均29.5倍を下回り割安。PBR1.60倍も業界平均3.44倍の半分以下。ROE13.7%と収益性は良好で、配当利回り4.79%は業界平均3.49%を上回る。ただし配当性向40.7%と余裕があり、増配余地がある一方、売上高が前期比で減少している点は懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.3倍47.9倍
PER (予想)14.6倍
PBR1.69倍2.96倍
ROE10.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年5月期に売上高が過去最高の105億円、純利益15億円と急拡大する見通し。成長のけん引役はクラウドシフトとデジタルトランスフォーメーション需要。一方、売上の約3割を占める大手顧客への依存度が高く、SI業界は人材不足・競合激化で利益率が低下しやすい。強気派は成長トレンドと高配当利回り(4.79%)を評価し、弱気派は競争激化と利益率の持続性に疑問を抱く。

プラスに働く材料7
  • クラウド需要の取り込み

    クラウド関連売上は前年比30%増、今期も拡大続く。

  • 高配当利回り

    配当利回り4.79%は業界平均を上回る。

  • 利益成長加速

    2025年5月期純利益は前期比2倍超の15億円予想。

  • 営業利益36%増加予想とマージン拡大2026/5期予想影響

    営業利益11→15億円(+36%)、マージン10.5→12.4%へ拡大見込み。

  • 予想PER13.8倍の割安感継続影響

    現行PER16.3倍に対し会社予想PER13.8倍、株価約16%の割高修正余地。

  • 高配当利回り4.79%継続影響

    配当利回り4.79%は業界平均を上回り、インカムゲイン需要を取り込む。

  • 売上高15%成長継続2026/5期予想影響

    売上高前期105→121億円(+15%)、堅調な受注拡大を示唆。

マイナスに働く材料7
  • 特定顧客への依存

    売上の30%を上位1社が占めるリスク。

  • 人手不足によるコスト上昇

    システムエンジニアの獲得競争が人件費を押し上げ。

  • 営業利益率の低迷

    営業利益率10%台前半であり、競合他社と大差ない。

  • 純利益が変動しやすい2026/5期予想影響

    純利益予想15→11億円(-27%)と減少、営業利益増も最終減益リスク。

  • 外国人保有率0.53%と低く需給狭い継続影響

    外国人保有率0.5%と極めて低く、需給が国内限定的で流動性低い。

  • 情報通信業界の競争激化継続影響

    業界内競争が激しく、受注単価の低下圧力がマージン悪化要因。

  • テクノロジー投資の減速リスク不定影響

    企業IT投資が景気後退で抑制されれば、売上成長が鈍化する可能性。

次の決算で確かめる点
クラウド関連売上高
成長の主要ドライバーであり、進捗を測る指標。
営業利益率
収益性の改善度合いを確認。
大手顧客売上比率
顧客集中リスクのモニタリング。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり92で、前期から+22.6%いまの株価に対する利回りは4.53%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥92
1株あたり
配当利回り
4.53%
いまの株価に対して
配当性向
65.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月2580.3
2018年5月3020.058.9
2019年5月25−16.754.0
2020年5月264.052.1
2021年5月260.054.1
2022年5月3326.945.4
2023年5月356.149.6
2024年5月388.650.2
2025年5月6263.240.7
2026年5月7622.665.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥92

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ3,621人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.2%を占め、残る67.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他84.886.186.285.185.566.7
事業法人6.77.27.17.67.825.7
自己株式9.19.49.39.19.18.9
金融機関6.56.56.26.25.86.6
外国法人1.60.10.20.70.50.6
証券会社0.30.10.30.40.40.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01SCSK株式会社18.84
02大部 仁6.96
03日本プロセス社員持株会6.96
04大部 力6.69
05アドソル日進株式会社5.84
06吉川 豁彦3.99
07第一生命保険株式会社3.14
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.47
09光通信KK投資事業有限責任組合1.02
10萩野 正彦0.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-14
    大部 仁
    新規の大量保有報告
    2.62%
    -4.34pt
  • 2026-07-14
    大部 力
    新規の大量保有報告
    2.74%
    -3.95pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+330%、1株純資産は15期で−18%。直近期のROEは10.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月271,4581.931.6116.7
2013年5月381,4672.622.880.6
2014年5月441,4813.020.870.2
2015年5月611,5903.918.756.7
2016年5月621,6283.916.150.0
2017年5月318443.819.680.3
2018年5月328663.725.258.9
2019年5月518975.813.754.0
2020年5月579736.112.852.1
2021年5月561,0005.714.154.1
2022年5月561,0035.513.745.4
2023年5月711,0436.913.149.6
2024年5月761,0817.114.150.2
2025年5月1531,14613.79.440.7
2026年5月1181,19910.014.765.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/5期の役員報酬は総額130百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
東智代表取締役社長6257,948
大部仁取締役会長58741,412
三品真取締役 事業統括兼技術統括兼事業本部長6041,631
坂巻詳浩取締役 財務統括兼経理部長兼経営企画室長5724,379
川村純取締役57
加藤之啓取締役67
豊田眞代取締役68
米島英紀常勤監査役6521,800
椎名健二監査役47
上薗朗監査役50
山根保執行役員 事業本部副事業本部長兼営業統括
渡部謙太郎執行役員 事業本部副事業本部長兼産業インフラシステム事業部長 兼品質統括兼プロジェクト管理支援室長
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
長坂啓司執行役員 管理統括兼情報システム統括 兼管理部長兼情報システム室長
伊藤真人57700
野中大輝45

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)53939222210020
社外取締役417174
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容457字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と連結子会社1社で構成され、システム開発を主たる業務としております。 また、当社はSCSK株式会社と資本業務提携を締結しており、同社はその他の関係会社であります。なお、住友商事株式会社はその他の関係会社の親会社であります。 当社グループの事業に係わる位置づけ、事業種類及び事業内容との関連は次のとおりであります。 事業種類   セグメント   事業内容   会社名 システム開発   制御システム   エネルギープラント、交通・運輸   当社 大連艾普迪科技有限公司 自動車システム   自動運転/先進運転支援、車載制御 車載情報機器 特定情報システム   防災、危機管理、宇宙・航空 組込システム   ストレージデバイス、IoT建設機械 医療機器 産業・ICTソリューション   ビジネスシステム、公共システム 構築サービス (当社グループの事業系統図) (注)大連艾普迪科技有限公司は、日本国内での開発(オンショア開発)も実施しております。
経営方針・対処すべき課題3,376字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、情報通信技術を応用した新しい価値創造で顧客とともに社会に貢献することを企業理念としております。その理念の下、ソフトウェアによって顧客の製品やシステムの価値を高めることを経営の目標としております。顧客の満足度向上のために、品質・納期・価格・セキュリティの4項目に重点を置き、グループ各社の得意分野を活かして相互に補完しあうことにより、ソフトウェアのライフサイクル全体にわたって信頼できるトータルサービスを提供しております。 また、既存の事業の維持発展だけではなく、当社グループの特色を活かした新たな事業の創生にも注力し、顧客に提供できるサービスの範囲を広げていくように努めてまいります。 これまでに蓄積した「ソフトウェアエンジニアリング技術(注1)」を一歩進め、顧客の多様なニーズに呼応した高い水準のサービスを提供するために、「きめ細かなサービスとは何か」を徹底的に追求してまいります。 (注1) 当社の考えるソフトウェアエンジニアリング技術とは次の7要素のことです。 アウトプット(ソフトウェア開発の成果)力 プロジェクト管理力 品質管理力 プロセス改善力 開発技術力 人材育成力 顧客接点(コミュニケーション)力 (2)経営戦略及び目標とする経営指標 <経営戦略> 当社グループの事業の中心であるソフトウェア開発は、近年その規模が拡大し、それに伴い品質の低下が危惧されております。その中でも特に品質の低下が人や社会の安全に影響を及ぼす制御・組込分野とその土台となるプラットフォーム分野において当社グループは競争優位を保っており、品質に対する使命を果たしてまいりました。 しかし、ソフトウェア開発においては、開発に関係する会社が増えるほど品質が低下する傾向にあります。このことから、当社グループができるだけ広い範囲を受注することが品質に対する使命を果たすことになり、開発効率の向上にもつながると考え、得意分野にリソースを集中し、受注範囲の拡大を目指しております。また、収益改善のため、プロジェクト受注時の審査、プロジェクト管理の徹底により不採算プロジェクトの撲滅と生産性の向上を実現してまいります。技術面でも、主力技術の強化と新規技術の育成に努めてまいります。 <中期経営計画について> 当社は、2024年7月19日付で「ソフトウェアで社会インフラ分野の安全・安心、快適・便利に貢献する」を中期経営ビジョンとする、中期経営計画(2024年6月~2027年5月)を策定いたしました。継続して人材育成を進めることで生産性を高め、新規設計案件や大規模案件の受注を増やすことで、さらなる成長を目指します。合わせて経営効率の目標を設定し、資本政策などを進めてまいります。 中期経営計画の最終年度である2027年5月期時点で、連結売上高120億円以上、連結営業利益12億円以上、ROE8.0%以上を目標といたします。 具体的な内容は以下のとおりです。 ① 事業活動 「トータル・ソフトウェア・エンジニアリング・サービス(T-SES※)のレベルを上げて注力分野を拡大する」を基本方針とし、人材育成による新規設計能力、見積能力、マネージメント能力の向上、T-SESのトータル度向上により生産性を高め、新規設計案件や大規模案件の受注を増やすことで事業規模拡大を目指します。また採用の強化、パートナー企業の拡大により技術者の確保に努めます。 ※T-SES:当社が保有する知見に基づいて、顧客(またはエンドユーザ)を正しい仕様決定に導き、以降一貫して完成まで請け負うこと。(当社の造語) ② 注力事業、注力分野 「社会インフラのデジタルトランスフォーメーション(DX)」に注力いたします。高度経済成長期にシステム化が進められた社会インフラは老朽化が進み、長年の延命措置によりソースコードが煩雑化し、改修が困難な状況です。さらにサイバーセキュリティへの対応や、最新のIT技術の適用など、システム自体の変革が求められております。当社では「社会インフラのDX」を、保守性、拡張性が高く、サイバーセキュリティが備わった先進的なシステムへ転換することと考えており、社会インフラの「セキュア」で「スマート」なプラットフォームへの変革に貢献し、IoTやクラウド、AIなどの最新の技術を備えた新たなシステム開発に注力いたします。 ③ 株主還元 累進配当政策を進めてまいります。なお、当連結会計年度で7期連続の増配となっております。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題 情報サービス産業におきましては、業務効率化・生産性向上を目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX)や情報通信技術(ICT)への関心は拡大傾向にあります。また、IT技術は産業の垣根を越えて活用領域を広げており、顧客の投資意欲は堅調に推移するものと見込まれます。 一方、このような経済環境の中、需要拡大や労働力人口の減少による人手不足が深刻化しております。また、大規模案件の受注機会が増加しており、安定的な受注体制の構築のため、営業力及び技術力のさらなる強化が求められております。 これらの直面する課題に対処するだけではなく、今後さらなる飛躍に向けた備えをすることも重要な課題であり、以下の取組みを行ってまいります。 ① 営業力の強化と引き合い案件の増加 取引量の多い既存の顧客からの安定受注に加え、それに次ぐ顧客からの受注拡大のネックとなっているリソース(技術者)を確保するために人材の流動化をさらに進めます。また、新規顧客を開拓するために、当社グループの主力技術分野での提案力を強化し、営業体制の強化を図ります。これにより主要取引先の占有リスク回避にもつなげてまいります。 ② 請負化・大規模化の推進 プロジェクト管理支援室によるプロジェクトマネージャ育成プログラムを実施し、プロジェクト管理力を強化することにより請負業務のリスクを軽減し、大規模システムの請負能力を強化します。品質技術委員会により開発プロセスを標準化し、安定した品質と生産性の向上を図ります。また、必要な技術を持つ技術者を流動的にプロジェクトに結集させるために事業部間の連携を強化してまいります。 ③ 生成AIの活用 技術者不足への対応や生産性向上が求められる中、当社グループでは生成AIを活用した開発手法の導入を進めるとともに、人材育成や生成AI活用ノウハウの蓄積を図り、開発効率及び品質の向上に努めてまいります。 ④ コスト競争力の強化 プロジェクト管理の強化により品質と開発効率を向上させると同時に、中国現地法人を活用し原価低減を進めます。また、基幹情報システムにより管理業務を効率化させることで販売費及び一般管理費を削減し、コスト競争力を強化してまいります。 ⑤ 優秀な人材の確保・育成 当社グループの競争力の源泉である人材育成に関しては、これまで同様、社外の人材育成の専門家の協力を得て、最優先事項として取組んでまいります。また、採用活動におきましても、海外を含めた広い視野で実施し、優秀な人材の確保に努めてまいります。 ⑥ パートナー企業の開拓 業界におけるリソース(技術者)不足を解消するために、業務を任せることのできる技術力に優れたパートナー企業を増やしてまいります。また、あわせて必要となる技術者を必要なタイミングで見つける仕組み作りを進めてまいります。 ⑦ グローバル化の推進 今後も増加することが予想されます海外案件につきましては、顧客がグローバル市場で競争優位を保てるよう技術の育成を図り、顧客とともに積極的にグローバル化を推進してまいります。 ⑧ 働き方改革の推進 多種多様な働き方に対応するための在宅勤務制度等の導入や、利便性・生産性を向上するための労働環境の改善を進め、持続的な成長を目指してまいります。
事業等のリスク2,712字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)主要取引先の占有率及び状況変化リスク 当社グループの主要取引先は上位2社で売上高の39.9%を占めております。これら特定の業種、顧客との強い関係は強みである反面、経済情勢などの変化により顧客の事業運営が影響を受け、顧客の方針、開発計画等が変更を余儀なくされた場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、既存顧客での新規分野の獲得、新規顧客の開拓に取組むことでリスクの軽減を図っております。 (2)不採算プロジェクトのリスク システム開発事業における受注形態の一つである「一括請負」は、見積工数や製品価値を考慮して価格を決定する方式です。したがって、実際にかかる開発コストとの差が利益となります。逆に見積価格以上に開発コストがかかる場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。また、顧客の要件変更等不測の事態で採算を割る案件が発生するリスクがあります。 当社グループでは、新規の大型開発案件につきましては、受注審査委員会が規模、新規性(顧客、技術、業務分野、担当者)を事前にチェックし、委員長が受注の決裁を行っております。その後も、毎月プロジェクト状況を報告し、プロジェクトレビュー委員会が監視しております。また当社では、ISO9001の認証を取得し品質管理の徹底を図るとともに、見積能力及びマネージメント能力を備えた人材の育成を進めております。 (3)投資活動におけるリスク 当社グループが保有する有価証券等の当連結会計年度末における連結貸借対照表計上額は有価証券1,549百万円及び投資有価証券649百万円であります。市場価格の変動や評価額の変動により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、安全性の高い金融資産に限定して運用しております。有価証券及び投資有価証券は、主に満期保有目的の債券及び取引先企業との業務又は資本提携等に関連する株式であり、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、また、満期保有目的の債券以外のものについては、市況や取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。なお、重要な投資案件については、投資審査諮問委員会へ諮問し、答申を受けた上で、取締役会で決定しております。 (4)情報セキュリティに関するリスク 当社グループでは業務遂行のために顧客の機密情報を取り扱う場合があります。サイバー攻撃などの不測の事態によりこれらの機密情報が外部に漏洩した場合、損害賠償や信用低下などにより、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは情報システム・セキュリティ管理委員会で情報の取り扱いに関する規程作成や社員教育の徹底を図っております。なお、セキュリティ向上を目的としたサービス導入も進めております。また、個人情報に関してはプライバシーマークを取得し、個人情報保護マネジメントシステムを整備・運用・改善することで、情報セキュリティの強化に努めております。 (5)社員の不正行為や不法行為のリスク 社員による悪意をもった経済的損失行為、インターネットを使った不用意な信用失墜行為、ルールの異なる顧客での重大な過誤による損害賠償などにより、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは経営理念や行動規範の浸透などを通して倫理観の高い社員の育成を図ると同時に、内部統制の強化や経営監査室による内部監査などにより不正行為や不法行為を未然に防ぐ取り組みを行っております。 (6)人材確保のリスク 当社グループの中心事業でありますシステム開発は、優秀な人材の確保が不可欠であり、採用が計画を大きく下回る場合や多数の従業員が離職した場合、パートナー企業と適宜・適切に連携できない場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループのコアコンピタンスである制御・組込系システム開発の技術者育成には時間を要するため、計画的な人材採用と人材育成を行うとともに、働きやすい環境や制度などへの投資も積極的に行うこととしております。また、パートナー企業の開拓を進めるとともに、中国現地法人についても活用してまいります。 (7)技術革新のリスク 当社グループの事業は情報通信関連の技術が中心です。これらの技術分野は技術の進化する速度が非常に速く、その幅も非常に広いのが特色であります。革新的な技術の出現や開発手法の変化が起こった場合、その対応に時間や費用を要することにより、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。また、近年急速に発展している生成AIについては、その活用や顧客ニーズの変化への対応が求められております。 当社グループでは調査・研究活動を通して必要とする技術の選択、習得に努めております。また、各事業部において生成AIの活用に関する検討を進めることで、生成AIを活用した開発手法への対応に努めております。 (8)カントリーリスク 当社グループでは中国の現地法人が事業を行っており、当該国における政情の悪化、経済状況の変化、法律や税制の変更などのカントリーリスクにより当社グループの事業戦略や業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社取締役が現地法人の役員を兼務し情報交換を密にすることで、打ち手を早める体制を構築しております。 (9)大規模災害等のリスク 当社グループは東京を中心とした関東地区に事業所が集中しており、この地域で大規模地震やパンデミックなどが発生した場合は業務の停止や縮小などにより、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではサーバーの分散管理や在宅勤務制度を導入することで、災害時でも事業を継続できる体制を整えるとともに、安否確認システムを導入し、社員及び家族の健康と安全の確保に努めております。また、顧客に安定したサービスを継続的に提供することを阻害するリスクが発生する場合には、代表取締役社長を本部長とする「緊急対策本部」を設置し、リスク低減、対策の検討とその実施を統括的に進める体制としております。
経営成績の分析 (MD&A)7,859字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産につきましては14,594百万円となり、前連結会計年度末に比べ120百万円増加しました。流動資産は12,937百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,028百万円増加となりました。固定資産は1,656百万円となり、前連結会計年度末に比べ908百万円減少しました。主な要因は、投資有価証券が有価証券へ振替えられたことや売上債権が増加したことによります。 負債につきましては2,967百万円となり、前連結会計年度末に比べ417百万円減少しました。主な要因は、未払法人税等が減少したことによります。 純資産につきましては、11,626百万円となり、前連結会計年度末に比べ537百万円増加しました。主な要因は、配当金の支払いにより利益剰余金が減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益により利益剰余金が増加したことによります。 この結果、自己資本比率は79.7%となりました。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなど緩やかな回復基調が継続しました。一方で、アメリカの通商政策、中東情勢の影響、物価上昇の継続、金融資本市場の変動などが、わが国の景気を下押しするリスクとなっております。 情報サービス産業においては、企業の競争力強化を目的としたAI、IoT、クラウドサービスなどの先端技術の導入が積極的に進められるなど、IT投資ニーズは好調に推移しています。また、業務の効率化や生産性の向上、さらにはデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた取組みも活発化しており、情報通信技術(ICT)の活用意欲も依然として高い水準を維持しています。加えて、自動車業界におけるSDV(Software Defined Vehicle)に象徴されるように、IT技術は産業の垣根を越えて活用領域を広げております。 こうした環境の中、当社は、「ソフトウェアで社会インフラ分野の安全・安心、快適・便利に貢献する」を中期経営ビジョンとする中期経営計画(2024年6月~2027年5月)を策定し、2027年5月期時点で連結売上高120億円以上、連結営業利益12億円以上、ROE8.0%以上を中期経営目標として取組んでおります。 事業活動については、「トータル・ソフトウェア・エンジニアリング・サービス(T-SES)のレベルを上げて注力分野を拡大する」を基本方針とし、人材育成による新規設計能力、見積能力、マネージメント能力の向上や、T-SESのトータル度向上により生産性を高め、新規設計案件や大規模案件の受注を増やすことで事業規模拡大を目指します。なお、人材育成については、各セグメントで事業特性を考慮した目標を設定し、新規設計ができる高度技術者の育成や次世代汎用技術の底上げを進めております。またマネージメント能力の向上を図るため、社内研修の対象を経験の浅い技術者まで拡大し進めております。こうした取り組みの結果、生産性が向上し、大規模案件や新規設計案件の受注が増加したことにより、事業規模が拡大しております。 注力事業、注力分野については、社会インフラのDXへ注力しております。当社が考える社会インフラのDXは、保守性、拡張性が高く、サイバーセキュリティが備わった先進的なシステムへ転換することです。社会インフラの「セキュア」で「スマート」なプラットフォームへの変革に貢献し、IoTやクラウド、AIなどの最新の技術を備えた新たなシステム開発に注力いたします。なお今中計期間では、自動運転/先進運転支援関連、ガバメントクラウドなどのクラウドシステム、航空宇宙・危機管理関連での規模拡大を図っており、2年間で売上高は35.0%増、売上総利益は40.2%増となりました。 持続的成長への施策として、人的投資については4期連続の賃上げを実施し社員への還元と優秀な人材の獲得に向けた採用競争力の維持・強化を図るとともに、事業規模の拡大を見据えた新卒・中途採用の強化も進めております。なお、2026年新卒採用は期首計画のとおり社員の1割程度となりました。また即戦力人材の中途採用も順調に進み、技術者を着実に増やしております。加えて、戦略的な技術習得と社員の自律的なスキルアップに向け、資格取得報奨金制度の拡充の他、全社員が利用できるオンライン学習プラットフォームを導入しております。 また、2025年9月30日付でSCSK株式会社と資本業務提携契約を締結いたしました。両社の強みを融合・連携させることで自動車システムを始めとする産業分野において、強固な競争力を築いてまいります。 この結果、売上高は12,119百万円(前年同期比15.7%増)、利益面においては、売上高が増加したことに加え、費用は当初計画のとおり推移したことにより営業利益は1,509百万円(前年同期比31.8%増)、経常利益は前期に発生した保険解約返戻金の剥落などにより1,525百万円(前年同期比19.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に発生した投資有価証券売却益の剥落などにより1,138百万円(前年同期比23.0%減)、ROEは10.0%となり、売上高、営業利益は5期連続、経常利益は8期連続で上場来最高を更新しました。これにより、中期経営目標として掲げた連結売上高120億円以上、連結営業利益12億円以上、ROE8.0%以上を1年前倒しで達成しております。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメント   売上高   セグメント利益 前期   当期   増減額   前年同期比   前期   当期   増減額   前年同期比 制御システム   1,705   1,945   239   14.0%   403   487   84   20.9% 自動車システム   2,407   2,632   224   9.3%   602   649   47   7.8% 特定情報システム   1,793   2,013   220   12.3%   495   523   27   5.6% 組込システム   1,476   1,838   362   24.6%   267   371   103   38.9% 産業・ICT ソリューション   3,089   3,689   599   19.4%   596   764   168   28.2% 合計   10,473   12,119   1,646   15.7%   2,364   2,796   431   18.3% (制御システム) 制御システムでは、電力グリッドは開発規模拡大により順調に推移しました。東京圏輸送管理システムは前期より開始した大型開発案件により売上利益とも好調に推移しました。在来線は更新案件を受注したことで堅調に推移し、新幹線の運行管理システムは開発案件の切れ目により減少しました。 この結果、売上高は1,945百万円(前年同期比14.0%増)、セグメント利益は487百万円(前年同期比20.9%増)となりました。 (自動車システム) 自動車システムでは、自動運転/先進運転支援関連は複数の車種一括受注により新規案件の獲得や担当範囲を拡大するなど売上は堅調に推移しました。車載情報関連は新たな案件を獲得するなど好調に推移し、電動化関連は開発規模縮小に伴い減少しました。 この結果、売上高は2,632百万円(前年同期比9.3%増)、セグメント利益は649百万円(前年同期比7.8%増)となりました。 (特定情報システム) 特定情報システムでは、危機管理関連は開発量の増加により体制を拡大したことで好調に推移し、航空宇宙関連は新たな案件の獲得により堅調に推移しました。衛星画像関連は一部開発が終了したことで売上利益ともに減少しました。 この結果、売上高は2,013百万円(前年同期比12.3%増)、セグメント利益は523百万円(前年同期比5.6%増)となりました。 (組込システム) 組込システムでは、ストレージデバイス開発は半導体市場の回復を背景に体制を拡大させたことで好調に推移しました。IoT建設機械関連は新たな案件の獲得や既存案件で開発量が増加したことで好調に推移しました。 この結果、売上高は1,838百万円(前年同期比24.6%増)、セグメント利益は371百万円(前年同期比38.9%増)となりました。 (産業・ICTソリューション) 産業・ICTソリューションでは、クラウドシステムはガバメント向け開発の受注量が増加したことで売上利益とも順調に推移し、システム構築は前期から開始した開発案件で体制を拡大したことで好調に推移しました。IoTクラウドは一部開発が終了したことで売上利益ともに減少しました。社会インフラ関連の駅務機器開発は更新案件の受注やシンクライアント対応などで体制を拡大したことで好調に推移しました。 この結果、売上高は3,689百万円(前年同期比19.4%増)、セグメント利益は764百万円(前年同期比28.2%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ21百万円減少し、5,642百万円(前年同期比0.4%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、191百万円(前年同期は498百万円の獲得)となりました。当連結会計年度においては、主に税金等調整前当期純利益によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は、425百万円(前年同期は1,030百万円の獲得)となりました。当連結会計年度においては、主に有価証券の償還によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、665百万円(前年同期は444百万円の使用)となりました。当連結会計年度においては、配当金の支払いを行ったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 制御システム   1,457,702   +11.9 自動車システム   1,982,702   +9.8 特定情報システム   1,490,841   +14.9 組込システム   1,467,734   +21.4 産業・ICTソリューション   2,924,443   +17.3 合計   9,323,424   +15.0 (注)金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 制御システム   1,862,712   +2.0   215,100   △27.7 自動車システム   2,586,318   +2.8   467,140   △8.9 特定情報システム   2,202,121   +16.9   573,454   +48.8 組込システム   1,856,027   +21.5   270,182   +6.8 産業・ICTソリューション   3,893,431   +19.9   758,080   +36.8 合計   12,400,612   +12.7   2,283,959   +14.0 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 制御システム   1,945,212   +14.0 自動車システム   2,632,044   +9.3 特定情報システム   2,013,953   +12.3 組込システム   1,838,829   +24.6 産業・ICTソリューション   3,689,399   +19.4 合計   12,119,440   +15.7 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社日立製作所   3,093,036   29.5   3,515,615   29.0 Astemo株式会社   1,364,200   13.0   1,325,140   10.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、この連結財務諸表の作成に当たりましては、「第5 経理の状況」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ)経営成績等の状況 売上高は、組込システムのストレージデバイス開発で体制を拡大するなど、全セグメントが好調に推移したことで、前連結会計年度に比べ1,646百万円増加し、12,119百万円(前年同期比15.7%増)となりました。 営業利益は、売上が増加したことに加え、賃上げや新卒・中途採用の強化、技術者育成教育の拡充などを計画通り実施する一方で、サービス価値向上による採算性の改善、プロジェクト管理の強化による不採算プロジェクトの最小化、適正な経費執行などにより、前連結会計年度に比べ364百万円増加し、1,509百万円(前年同期比31.8%増)となりました。 経常利益は、営業利益の増加や前期に発生した保険解約返戻金の剥落などにより、前連結会計年度に比べ243百万円増加し、1,525百万円(前年同期比19.0%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に発生した投資有価証券売却益の剥落などにより、1,138百万円(前年同期比23.0%減)となりました。 なお、セグメントごとの業績につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当社は、「ソフトウェアで社会インフラ分野の安全・安心、快適・便利に貢献する」を中期経営ビジョンとする中期経営計画(2024年6月~2027年5月)に基づき、2027年5月期時点で連結売上高120億円以上、連結営業利益12億円以上、ROE8.0%以上を中期経営目標として取組んでまいりました。中計2年目となる当期は、期首計画に対して、売上高は5.4%増、営業利益は19.8%増と好調に推移し、ROEについては10.0%となりました。また、人材育成については、各セグメントで事業特性を考慮した新規設計ができる高度技術者の育成や、次世代汎用技術の底上げ、マネージメント能力向上のための教育を経験の浅い技術者まで対象に拡大するなど、人材育成も着実に進んでおります。この結果、中期経営計画で掲げた目標を1年前倒しで達成しております。なお、株主還元につきましては、累進配当政策に基づき7期連続の増配を実施しております。 ロ)資本の財源及び資金の流動性についての分析 (a)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (b)資金需要 当社グループの営業活動において必要な資金は、主にソフトウェアの開発・運用・保守業務を行うための運転資金(主に人件費・外注費等)と事業活動を維持していくための管理費、継続的な発展を実現するための人材投資(採用・教育費等)が主になります。また投資活動においては、事業シナジーを意図した投資有価証券の取得や、余剰資金を有効活用するための債券投資が主になります。今後も持続的な成長を目指し、人材投資と事業シナジーを意図した投資を進めていく予定であります。 (c)財政政策 当社グループでは、営業活動及び投資活動ともに内部資金を充当しており、有利子負債による調達は行っておりません。なお、当社グループでは、資本効率の向上と持続的な企業価値創造を目指し、自己株式の取得・保有・消却の基本方針を以下のとおり定め、取り組んでおります。 i)自己株式の取得に係る基本方針 ・当社は、株主に対する利益還元を経営の重要政策と位置付けており、安定的な配当の継続と連結配当性向66%の目標に加え、自己株式取得による利益還元も弾力的に実施していきます。 ・当社は、資本効率の向上を図るため、自己株式の取得を進めていきます。 ⅱ)自己株式の保有・消却に係る基本方針 ・当社は、M&A戦略(M&Aや業務資本提携等)を実施するため、一定の自己株式を保有します。 ・当社は、役職員と共に持続的な企業価値創造を実現していくため、その動機付けの原資として一定の自己株式を保有します。 ・当社は、株主の自己株式処分による希薄化の懸念を少しでも払拭できるよう、自己株式の保有については、発行済株式総数の10%程度を上限とし、それを超過する部分は、原則として毎期消却します。 ハ)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、連結財務諸表の作成に当たり採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表を作成するにあたっては、重要な会計方針に関する見積り及び判断を行っており、これらの見積りは、過去の実績等を慎重に検討した上で継続的に評価を行い、必要に応じて見直しを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によって異なる場合があります。

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開示資料

出典

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