概要
タウンニュース社は、神奈川県横浜市に本社を置く地域密着型の新聞発行会社である。購読料無料のフリーペーパー「タウンニュース」を神奈川県内全域と東京都3市で計36版発行し、地域情報を提供する。主な収入源は紙面広告の販売で、2024年6月期の売上高は37億円、営業利益6億円(営業利益率16.2%)と高収益を誇る。デジタル事業や公民連携事業にも積極的に展開している。
フリーペーパー発行を核とする事業構造
タウンニュース社の基幹事業は、無料の地域情報紙「タウンニュース」の発行である。紙面には地域の政治、経済、社会、文化、スポーツなどの記事を掲載し、広告枠を直接または代理店経由で販売する。収益の大半を紙面広告に依存するが、企画特集や特別号の発行にも注力し、地域課題の解決に資する情報発信も行う。2025年6月末時点で36地区36版を発行し、印刷は外部業者に委託、日刊紙への折り込みで配布する。
広告収入依存の収益モデルとその安定性
売上高の多くは紙面広告の販売によるものであり、地域密着型のフリーペーパーとして安定した広告需要を背景に、高水準の営業利益率を維持している。2024年6月期の売上高37億円に対し営業利益6億円で利益率16.2%と、業界平均を上回る収益性を示す。ただし、デジタルメディアの台頭や新聞購読率低下の影響を受け、近年は売上高が横ばいから微減傾向にあり、収益源の多様化が課題となっている。
神奈川県全域と東京多摩地区をカバーする発行エリア
発行エリアは基本的に行政区単位で、神奈川県内33地区と東京都の町田市、八王子市、多摩市の3地区をカバーする。各版は地域ごとに内容が異なり、きめ細かな情報提供を強みとする。1998年に本社を横浜市青葉区に移転し、神奈川県内に支社や営業部を配置。2006年には横須賀版などで県内全エリアを網羅し、2015年には東京都内に進出した。今後は順次エリア拡大を計画する。
子会社とグループ体制の拡充
グループ内には、印刷業務を担うセントラル印刷株式会社(1980年設立)を起源とする子会社や、合弁会社のタウンニュース・ロコ(2012年設立、2021年完全子会社化)、エンターテイメント事業のタウンニュース・エンターテイメント(2013年設立、2024年にタウンニュース・ヒューマンキャピタルに社名変更)などがある。これらの子会社を通じて、印刷・出版・イベント・人材事業など多角的な展開を図っている。
業界の中での役割は地域情報メディア(フリーペーパー発行・広告販売)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01地域情報メディア(広告)主力
購読料無料の地域情報紙を36地区で発行し、紙面の広告枠を直接または代理店経由で販売。Web版やメール版などデジタル広告も展開。
- タウンニュース(紙面)
- 地域の政治・経済・文化などの記事を掲載する無料の地域情報紙。
- Web版タウンニュース
- 紙面に掲載した広告をWebでも表示するサービス。
製品と技術
地域情報紙「タウンニュース」36版の紙媒体
主力製品は購読料無料のフリーペーパー「タウンニュース」で、神奈川県内33地区と東京都3地区の計36版を発行する。各版は行政区単位で内容が異なり、地域のニュースや広告を掲載。週1回程度の発行で、日刊紙に折り込んで配布。2007年から全ページカラー化され、読者の関心に応える企画特集や特別号も定期的に発行する。紙面広告が主な収益源である。
デジタルメディア「Web版」「メール版」「LINE版」
2010年4月開始の「Web版タウンニュース」は、紙面広告をパソコンやスマートフォンで閲覧可能にし、未配布エリアの読者にも情報を届ける。2016年7月から「メール版タウンニュース」を配信開始し、2022年2月には「タウンニュースfor LINE」を開始。これらは非新聞購読者層へのアプローチとして機能しており、デジタル広告の商材化も進めている。また、限定記事やデジタル編集室による独自記事も配信している。
地域情報サイト「政治の村」と「RareA」
2012年2月に開設した「政治の村」は、タウンニュース発行エリア内の政治家データベースであり、有権者への情報提供を目的とする。2016年2月にはご近所情報サイト「RareA(レアリア)」を開始し、地域のイベントや生活情報を発信。これらのデジタルサービスは、紙面と連携して地域密着の情報インフラを構築し、認知度向上やブランド力強化に貢献している。
公共施設指定管理に代表されるPPP事業
非紙面事業の柱として、公民連携(PPP)事業に本格参入。2022年4月から秦野市文化会館、2024年4月から茅ヶ崎公園体験学習センター(うみかぜテラス)、2025年4月から小田原市民ホール(小田原三の丸ホール)の指定管理業務を順次受託。これらの公共施設運営を通じて地域社会に貢献するとともに、安定した収益源を確保している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
地域新聞発行、高利益率が強み
タウンニュース社は神奈川県を中心に地域新聞を発行する事業者。売上高37億円で成長は横ばいだが、営業利益率は16.22%(2024/6期)と高水準。同業のジンジブやイシンなどと比べ、安定した収益基盤が特徴。地域密着型で広告収入に依存するため、デジタルシフトが課題。
強み
- 16%超の利益率を維持し、収益性が業界トップクラス。
- 神奈川県で強固な読者基盤を持ち、広告主との関係が深い。
- 売上37億円で推移し、大幅な変動が少ない。
- 印刷・配達の効率化によりコスト競争力がある。
課題
- 売上が横ばいで、新たな収益源の開拓が急務。
- 紙媒体主体からデジタルへの転換が進まず、若年層離れ。
- 地域広告市場が縮小傾向で、広告収入減少リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がタウンニュース社
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9647協和コンサルタンツ | 40億円 | 6.1倍 |
| 2 | 7375リファインバースグループ | 39億円 | 15.1倍 |
| 3 | 6096レアジョブ | 39億円 | 11.6倍 |
| 4 | 7034プロレド・パートナーズ | 39億円 | 14.2倍 |
| 5 | 2481タウンニュース社 | 38億円 | 8.2倍 |
| 6 | 4833Def consulting | 38億円 | — |
| 7 | 7037テノ.ホールディングス | 38億円 | 28.7倍 |
| 8 | 9256サクシード | 38億円 | 15.7倍 |
| 9 | 5868ロココ | 38億円 | 27.6倍 |
| 10 | 264ASchoo | 38億円 | 37.0倍 |
| 11 | 9778昴 | 38億円 | 80.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 33件
秦野市で創業し、最初の秦野版を発行した1977年
1977年7月、神奈川県秦野市本町に旧株式会社タウンニュース社が設立され、秦野版の発行を開始した。当初は小規模な地域紙として出発し、1980年には印刷子会社のセントラル印刷株式会社を設立。しかし1982年7月に旧会社が解散し、セントラル印刷が営業を譲受。同年10月には商号を株式会社タウンニュース社に変更し、実質的に現在の企業体が成立した。
DTP導入と本社移転で製作体制を刷新した1990年代
1995年6月、製作部門にDTPシステムを導入し、紙面製作のデジタル化を推進。1998年4月には本社機能を横浜市青葉区に移転し、同時に同地に製作システム部を開設。これにより製作拠点を2つに分散させ、効率化を図った。この移転は、神奈川県全体をカバーするための戦略的な拠点変更であり、後のエリア拡大の基盤となった。
上場と神奈川県全域展開を達成した2006年
2006年4月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同時に横須賀支社を開設し、横須賀版、逗子・葉山版、三浦版を創刊。これにより神奈川県内全域をカバーする発行網が完成した。2007年7月には紙面をオールカラー化し、読者の視認性を向上。同年12月には神奈川営業部を設立し、営業体制を強化した。
デジタルシフトと東京進出で事業領域を拡大した2010年代
2010年4月、Web版タウンニュースを開始し、紙面広告をデジタルでも販売可能に。2012年2月には政治家データベース「政治の村」を開設。2013年7月には東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場(後にスタンダード市場へ移行)。2015年6月には東京都八王子市と多摩市に進出し、発行エリアを県外に拡大。2016年2月にはイベント情報サイト「RareA」を開始し、デジタルメディアの充実を進めた。
PPP事業と非紙面事業への本格参入(2020年代以降)
2021年6月、タウンニュース・ロコを完全子会社化し、グループ経営を強化。2022年4月には秦野市文化会館の指定管理業務を開始し、公民連携(PPP)事業に参入。2024年4月には茅ヶ崎公園体験学習センター、2025年4月には小田原市民ホールの指定管理を受託。2024年7月にはHR室を設置し、人材確保と育成に注力。2024年6月期の売上高は37億円と、非紙面事業の拡大が収益を下支えした。
年表33件を開く
1970年代
- 1977年7月創業神奈川県秦野市本町に(旧)株式会社タウンニュース社設立、秦野版を発行
1980年代
- 1980年8月創業神奈川県秦野市曽屋にセントラル印刷株式会社を設立
- 1982年7月(旧)株式会社タウンニュース社が解散、セントラル印刷株式会社が営業譲受
- 1982年10月商号変更セントラル印刷株式会社の商号を株式会社タウンニュース社に変更
1990年代
- 1995年6月製作部門にDTPシステムを導入*
- 1998年4月本社機能を横浜市青葉区に移転
- 1998年4月製作部門の第2の拠点として横浜市青葉区に製作システム部を開設
2000年代
- 2001年6月神奈川県外初、東京都町田市に町田版を創刊
- 2006年4月横須賀支社を開設
- 2006年4月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
- 2006年6月横須賀版、逗子・葉山版、三浦版を創刊(神奈川県全域を網羅)
- 2007年7月タウンニュース紙面をオールカラー化
- 2007年12月創業神奈川営業部を設立
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
- 2010年4月「Web版タウンニュース」開始
- 2012年1月株式会社タウンニュース・ロコ(合弁会社)を設立
- 2012年2月神奈川・町田の政治家データベースサイト「政治の村」を開設
- 2013年4月創業タウンニュース・エンターテイメント株式会社を設立
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
- 2015年6月東京都八王子市に八王子版、多摩市に多摩版を創刊
- 2016年2月イベント情報サイト「RareA(レアリア)」開始
- 2016年2月創業神奈川営業部と営業企画部を統合し、本社営業部を設立
- 2016年7月メール版タウンニュース配信開始
- 2018年3月タウンニュース江田第2ビルが、本社隣地に竣工し製作部門を集約化
2020年代
- 2020年2月紙面広告以外の売上強化のため、企画営業部を2課制に拡充
- 2021年6月M&A株式会社タウンニュース・ロコを完全子会社化
- 2021年7月非紙面事業の拡大施策の一環として事業推進部を新設
- 2022年4月PPP(公民連携)事業の一環として、秦野市文化会館の指定管理業務を開始
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行
- 2024年4月茅ヶ崎公園体験学習センターの指定管理業務を開始
- 2024年6月商号変更タウンニュース・エンターテイメント株式会社を株式会社タウンニュース・ヒューマンキャピタルに社名変更
- 2024年7月人材の確保、育成への取り組みを拡充するためのHR室を設置
- 2025年4月小田原市民ホールの指定管理業務を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存版深耕と媒体価値向上
神奈川県内33地区、東京都3地区の計36版を発行。既存エリアで提案型営業を強化し広告受注拡大を図る。読者の関心事を丁寧に拾い上げ、他媒体との差別化を進め媒体価値を高める。
- 02
紙面外広告需要の開拓・創出
多様化する地域広告需要に対応し、編集室枠を越えた企画特集や新媒體発行、出版・印刷物・物販の受注拡大に加え、イベントプロモーション、Web広告、動画制作、電波媒体とのコラボレーションなど、紙媒体にとらわれない戦略的展開を図る。
- 03
発行エリア拡大
2015年の八王子市・多摩市への進出実績を踏まえ、浸透状況や経営環境を総合判断し、順次紙面の発行エリアを拡大する。
- 04
デジタルメディアとのシナジー
Web版タウンニュース、メール版、LINE、デジタル編集室による独自記事などデジタル情報発信を充実。政治家データベース「政治の村」、ご近所情報サイト「RareA」のコンテンツ充実と事業拡大を図り、紙面とデジタルの相乗効果を発揮する。
- 05
地域プロデュース・PPP事業展開
長年の業務で蓄積した情報や人的ネットワークを活かし、行政・市民・地元事業者との協同によるまちおこし・まちづくり事業や公共施設の指定管理業務などPPP事業を非紙面事業の柱として強力に展開する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、9期前と比べて+17.1%。平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は13.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | — | — | — | 221 | — |
| 2017年6月 | — | — | — | 216 | — |
| 2018年6月 | — | — | — | 208 | — |
| 2019年6月 | 554 | 38.8 | 12.4 | 203 | — |
| 2020年6月 | 570 | 39.7 | 13.3 | 194 | — |
| 2021年6月 | 527 | 40.3 | 14.0 | 191 | — |
| 2022年6月 | 600 | 40.5 | 14.4 | 190 | — |
| 2023年6月 | 635 | 40.5 | 14.1 | 192 | — |
| 2024年6月 | 638 | 40.0 | 14.0 | 198 | 303 |
| 2025年6月 | 648 | 39.8 | 13.8 | 191 | 262 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は40億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.1%、利益が+20.0%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 42億円 | 40億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥22 | ¥22 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は22億円、営業利益は4億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+10.0%、営業利益は+33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 13 | 4 | 30.8 | 2 |
| 2023年4Q | 7 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2024年2Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2024年3Q | 13 | 4 | 30.8 | 3 |
| 2024年4Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 17 | 2 | 11.8 | 2 |
| 2025年4Q | 20 | 3 | 15.0 | 2 |
| 2026年2Q | 18 | 2 | 11.1 | 2 |
| 2026年4Q | 22 | 4 | 18.2 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年6月期からの15期で、売上は33億円から40億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は15.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社タウンニュース・ロコ(合弁会社)を設立 | |||||
| 2012年6月 | 33 | — | 5 | — | 2 |
| タウンニュース・エンターテイメント株式会社を設立 | |||||
| 2013年6月 | 32 | — | 5 | — | 3 |
| 2014年6月 | 32 | — | 4 | — | 3 |
| 2015年6月 | 33 | — | 5 | — | 3 |
| 神奈川営業部と営業企画部を統合し、本社営業部を設立 | |||||
| 2016年6月 | 32 | — | 4 | — | 3 |
| 2017年6月 | 31 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年6月 | 31 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年6月 | 31 | — | 4 | — | 2 |
| 2020年6月 | 28 | — | 2 | — | 1 |
| 株式会社タウンニュース・ロコを完全子会社化 | |||||
| 2021年6月 | 29 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年6月 | 32 | — | 5 | — | 3 |
| 2023年6月 | 37 | — | 6 | — | 4 |
| タウンニュース・エンターテイメント株式会社を株式会社タウンニュース・ヒューマンキャピタルに社名変更 | |||||
| 2024年6月 | 37 | 6 | 7 | 16.2 | 5 |
| 2025年6月 | 37 | 5 | 6 | 13.5 | 4 |
| 2026年6月 | 40 | 6 | 7 | 15.0 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高40億円のうち、営業利益として残るのは6億円で15.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の12.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金85.0%34億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.0%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年6月期は営業CFが4億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは6億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は12億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 4 | −4 | −1 | 0 | 5 |
| 2013年6月 | 2 | −3 | −1 | −1 | 3 |
| 2014年6月 | 3 | 1 | −1 | 4 | 6 |
| 2015年6月 | 4 | −3 | −1 | 1 | 7 |
| 2016年6月 | 1 | 1 | −1 | 2 | 8 |
| 2017年6月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 8 |
| 2018年6月 | 2 | −3 | −1 | −1 | 7 |
| 2019年6月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 7 |
| 2020年6月 | 1 | −3 | −1 | −2 | 5 |
| 2021年6月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 6 |
| 2022年6月 | 4 | −2 | −1 | 2 | 8 |
| 2023年6月 | 5 | −4 | −1 | 1 | 7 |
| 2024年6月 | 4 | −4 | −1 | 0 | 7 |
| 2025年6月 | 4 | 2 | −1 | 6 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年6月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は88.2%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 29 | 22 | 7 | 75.9 |
| 2013年6月 | 31 | 25 | 6 | 80.1 |
| 2014年6月 | 33 | 27 | 6 | 81.8 |
| 2015年6月 | 36 | 29 | 7 | 81.8 |
| 2016年6月 | 36 | 31 | 5 | 85.8 |
| 2017年6月 | 37 | 32 | 5 | 86.1 |
| 2018年6月 | 38 | 34 | 4 | 87.6 |
| 2019年6月 | 40 | 35 | 5 | 87.4 |
| 2020年6月 | 39 | 35 | 4 | 89.6 |
| 2021年6月 | 42 | 37 | 5 | 88.0 |
| 2022年6月 | 45 | 39 | 6 | 86.6 |
| 2023年6月 | 50 | 44 | 6 | 87.4 |
| 2024年6月 | 54 | 48 | 6 | 88.2 |
| 2025年6月 | 58 | 51 | 7 | 88.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中100位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中247位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥675で、1年前と比べて+0.3%。過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.2倍 |
| PER (会社予想) | 8.2倍 |
| PBR | 0.66倍 |
| 配当利回り | 3.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は25日線(635円)を下回り、75日線(652円)も割り込んだ。52週高値829円から約23%下落。RSIは45.8とやや弱気。直近1ヶ月はほぼ横ばい。7/17は-0.2%と小幅下落、出来高4600株。全体的に低調な値動き。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER9.15倍は業界平均22.23倍を大幅に下回り、PBR0.63倍も平均2.35倍を大きく下回る水準で割安と判断。ROE7.9%は業界比で低くはないが、配当利回り0%と無配が続いており収益還元面での魅力に欠ける。業績は横ばい傾向で、今後の成長が課題。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.2倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 8.2倍 | — |
| PBR | 0.66倍 | 3.51倍 |
| ROE | 7.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
安定した高収益モデルだが、2025年6月期は営業利益率13.5%と減益予想。強気派は高い参入障壁と安定キャッシュフローを評価し、割安PBR0.63倍で資産価値に着目。弱気派は紙媒体の長期的衰退リスクとデジタルシフトの遅れを懸念。無配継続が株主還元面でマイナス。
- 高い地域シェア
神奈川県内で圧倒的な配布部数とブランド力。
- 高収益体質
営業利益率16%超と同業高位の収益性。
- 割安なPBR
PBR0.63倍で解散価値に近く、資産価値が意識される。
- 経費削減による営業利益率の回復FY2026/6影響中
FY2024/6の営業利益率16.22%へ回帰すれば、営業利益約1億円増加
- 株主還元策の導入期待次回株主総会影響弱
配当性向20%ならEPS約14円の配当(利回り約2.3%)
- 低PBRによるM&Aターゲット期待不定影響中
PBR0.63倍は解散価値以下で、買収提案の可能性
- キャッシュフロー改善による投資余力通年影響弱
営業CFが増加すれば、新規事業投資の原資に
- 紙媒体の衰退リスク
新聞・フリーペーパー業界は長期的な減少傾向。
- デジタル化の遅れ
デジタル広告収入が未だ限定的で成長が見えない。
- 無配政策
安定収益ながら配当がなく、株主還元姿勢に疑問。
- 広告収入減少による減益傾向継続影響強
FY2025/6営業利益5億円から更に1億円減少なら、利益半減
- 人件費上昇によるコスト増継続影響中
最低賃金上昇で年間約0.5億円のコスト増の可能性
- 紙媒体の需要減退長期影響中
新聞発行部数減少で広告収入が年2%減少
- 流動性不足による株価変動継続影響弱
時価総額35億円と小型で、需給悪化時に売られやすい
- 広告売上高
- 主力収益源の動向を直接確認。
- デジタル売上比率
- デジタルシフトの進捗度合いを測る。
- 営業利益率
- 収益性の維持・低下を監視。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり22円で、前期から+5.3%。いまの株価に対する利回りは3.26%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 12 | — | 39.6 |
| 2018年6月 | 12 | 0.0 | 31.8 |
| 2019年6月 | 12 | 0.0 | 28.1 |
| 2020年6月 | 12 | 0.0 | 92.1 |
| 2021年6月 | 12 | 0.0 | 40.0 |
| 2022年6月 | 15 | 25.0 | 26.6 |
| 2023年6月 | 17 | 13.3 | 21.8 |
| 2024年6月 | 19 | 11.8 | 21.3 |
| 2025年6月 | 20 | 5.3 | 28.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥22
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ1,468人。区分でいちばん多いのは事業法人で51.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年6月% | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 43.3 | 46.8 | 47.4 | 47.1 | 48.4 | 51.0 |
| 個人・その他 | 56.2 | 53.0 | 52.2 | 52.2 | 50.8 | 48.8 |
| 自己株式 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
| 証券会社 | 0.1 | 0.1 | 0.3 | 0.4 | 0.7 | 0.1 |
| 外国法人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.3 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 金融機関 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社カネマス | 39.82 |
| 02 | 大津 勝美 | 9.99 |
| 03 | 光通信株式会社 | 7.46 |
| 04 | 宇山 忠男 | 7.17 |
| 05 | 宇山 知成 | 7.17 |
| 06 | タウンニュース社社員持株会 | 3.85 |
| 07 | 株式会社UHPartners2 | 3.04 |
| 08 | 吉田 昭彦 | 1.27 |
| 09 | 関谷 幸平 | 1.08 |
| 10 | 古川 正芳 | 0.76 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+134%、1株純資産は14期で+128%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 35 | 405 | 8.9 | 8.2 | 28.5 |
| 2013年6月 | 52 | 449 | 12.3 | 7.0 | 19.1 |
| 2014年6月 | 46 | 484 | 9.9 | 9.1 | 21.6 |
| 2015年6月 | 55 | 534 | 10.9 | 9.5 | 21.7 |
| 2016年6月 | 48 | 561 | 8.7 | 7.7 | 25.2 |
| 2017年6月 | 30 | 584 | 5.3 | 14.1 | 39.6 |
| 2018年6月 | 38 | 609 | 6.3 | 12.3 | 31.8 |
| 2019年6月 | 43 | 633 | 6.9 | 10.6 | 28.1 |
| 2020年6月 | 13 | 634 | 2.1 | 30.2 | 92.1 |
| 2021年6月 | 35 | 667 | 5.4 | 12.2 | 40.0 |
| 2022年6月 | 56 | 712 | 8.2 | 7.2 | 26.6 |
| 2023年6月 | 78 | 788 | 10.4 | 8.9 | 21.8 |
| 2024年6月 | 89 | 870 | 10.8 | 8.6 | 21.3 |
| 2025年6月 | 70 | 925 | 7.9 | 10.0 | 28.4 |
| 2026年6月 | 82 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宇山知成 | 代表取締役会長兼社長 | 54 | 400,000 |
| 小野淳 | 取締役執行役員 統括監理役員兼未来戦略HR室室長 | 66 | 20,200 |
| 露木敏博 | 取締役執行役員 プロモーション事業部門監理役員 | 60 | 6,200 |
| 北原健祐 | 取締役執行役員 タウンニュース事業部門監理役員横浜中央支社支社長 | 54 | 16,900 |
| 秋山純夫 | 取締役 | 70 | — |
| 岸井幸生 | 取締役 | 47 | — |
| 宮下耕 | 常勤監査役 | 63 | — |
| 栗原和子 | 監査役 | 66 | 100 |
| 薮田直秀 | 監査役 | 48 | 11,000 |
| 栁川和秀 | — | 62 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 94 | 94 | 24 |
| 監査役 | 1 | 6 | 6 | 6 |
| 社外取締役 | 4 | 5 | 5 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容702字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,078字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,846字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,887字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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