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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

タウンニュース社

TOWNNEWS-SHA CO.,LTD.2481 · Standard · サービス業

神奈川県と東京都の一部で地域情報紙「タウンニュース」を36版発行するフリーペーパー企業。広告販売が主収益。

概要

タウンニュース社は、神奈川県横浜市に本社を置く地域密着型の新聞発行会社である。購読料無料のフリーペーパー「タウンニュース」を神奈川県内全域と東京都3市で計36版発行し、地域情報を提供する。主な収入源は紙面広告の販売で、2024年6月期の売上高は37億円、営業利益6億円(営業利益率16.2%)と高収益を誇る。デジタル事業や公民連携事業にも積極的に展開している。

フリーペーパー発行を核とする事業構造

タウンニュース社の基幹事業は、無料の地域情報紙「タウンニュース」の発行である。紙面には地域の政治、経済、社会、文化、スポーツなどの記事を掲載し、広告枠を直接または代理店経由で販売する。収益の大半を紙面広告に依存するが、企画特集や特別号の発行にも注力し、地域課題の解決に資する情報発信も行う。2025年6月末時点で36地区36版を発行し、印刷は外部業者に委託、日刊紙への折り込みで配布する。

広告収入依存の収益モデルとその安定性

売上高の多くは紙面広告の販売によるものであり、地域密着型のフリーペーパーとして安定した広告需要を背景に、高水準の営業利益率を維持している。2024年6月期の売上高37億円に対し営業利益6億円で利益率16.2%と、業界平均を上回る収益性を示す。ただし、デジタルメディアの台頭や新聞購読率低下の影響を受け、近年は売上高が横ばいから微減傾向にあり、収益源の多様化が課題となっている。

神奈川県全域と東京多摩地区をカバーする発行エリア

発行エリアは基本的に行政区単位で、神奈川県内33地区と東京都の町田市、八王子市、多摩市の3地区をカバーする。各版は地域ごとに内容が異なり、きめ細かな情報提供を強みとする。1998年に本社を横浜市青葉区に移転し、神奈川県内に支社や営業部を配置。2006年には横須賀版などで県内全エリアを網羅し、2015年には東京都内に進出した。今後は順次エリア拡大を計画する。

子会社とグループ体制の拡充

グループ内には、印刷業務を担うセントラル印刷株式会社(1980年設立)を起源とする子会社や、合弁会社のタウンニュース・ロコ(2012年設立、2021年完全子会社化)、エンターテイメント事業のタウンニュース・エンターテイメント(2013年設立、2024年にタウンニュース・ヒューマンキャピタルに社名変更)などがある。これらの子会社を通じて、印刷・出版・イベント・人材事業など多角的な展開を図っている。

業界の中での役割は地域情報メディア(フリーペーパー発行・広告販売)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
40億円
営業利益
6億円
営業利益率
15.0%
純利益
5億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01地域情報メディア(広告)主力

購読料無料の地域情報紙を36地区で発行し、紙面の広告枠を直接または代理店経由で販売。Web版やメール版などデジタル広告も展開。

主な製品・サービス2
タウンニュース(紙面)
地域の政治・経済・文化などの記事を掲載する無料の地域情報紙。
Web版タウンニュース
紙面に掲載した広告をWebでも表示するサービス。

製品と技術

地域情報紙「タウンニュース」36版の紙媒体

主力製品は購読料無料のフリーペーパー「タウンニュース」で、神奈川県内33地区と東京都3地区の計36版を発行する。各版は行政区単位で内容が異なり、地域のニュースや広告を掲載。週1回程度の発行で、日刊紙に折り込んで配布。2007年から全ページカラー化され、読者の関心に応える企画特集や特別号も定期的に発行する。紙面広告が主な収益源である。

デジタルメディア「Web版」「メール版」「LINE版」

2010年4月開始の「Web版タウンニュース」は、紙面広告をパソコンやスマートフォンで閲覧可能にし、未配布エリアの読者にも情報を届ける。2016年7月から「メール版タウンニュース」を配信開始し、2022年2月には「タウンニュースfor LINE」を開始。これらは非新聞購読者層へのアプローチとして機能しており、デジタル広告の商材化も進めている。また、限定記事やデジタル編集室による独自記事も配信している。

地域情報サイト「政治の村」と「RareA」

2012年2月に開設した「政治の村」は、タウンニュース発行エリア内の政治家データベースであり、有権者への情報提供を目的とする。2016年2月にはご近所情報サイト「RareA(レアリア)」を開始し、地域のイベントや生活情報を発信。これらのデジタルサービスは、紙面と連携して地域密着の情報インフラを構築し、認知度向上やブランド力強化に貢献している。

公共施設指定管理に代表されるPPP事業

非紙面事業の柱として、公民連携(PPP)事業に本格参入。2022年4月から秦野市文化会館、2024年4月から茅ヶ崎公園体験学習センター(うみかぜテラス)、2025年4月から小田原市民ホール(小田原三の丸ホール)の指定管理業務を順次受託。これらの公共施設運営を通じて地域社会に貢献するとともに、安定した収益源を確保している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

地域新聞発行、高利益率が強み

タウンニュース社は神奈川県を中心に地域新聞を発行する事業者。売上高37億円で成長は横ばいだが、営業利益率は16.22%(2024/6期)と高水準。同業のジンジブやイシンなどと比べ、安定した収益基盤が特徴。地域密着型で広告収入に依存するため、デジタルシフトが課題。

強み

  • 16%超の利益率を維持し、収益性が業界トップクラス。
  • 神奈川県で強固な読者基盤を持ち、広告主との関係が深い。
  • 売上37億円で推移し、大幅な変動が少ない。
  • 印刷・配達の効率化によりコスト競争力がある。

課題

  • 売上が横ばいで、新たな収益源の開拓が急務。
  • 紙媒体主体からデジタルへの転換が進まず、若年層離れ。
  • 地域広告市場が縮小傾向で、広告収入減少リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がタウンニュース社

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19647協和コンサルタンツ40億円6.1倍
27375リファインバースグループ39億円15.1倍
36096レアジョブ39億円11.6倍
47034プロレド・パートナーズ39億円14.2倍
52481タウンニュース社38億円8.2倍
64833Def consulting38億円
77037テノ.ホールディングス38億円28.7倍
89256サクシード38億円15.7倍
95868ロココ38億円27.6倍
10264ASchoo38億円37.0倍
11977838億円80.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

秦野市で創業し、最初の秦野版を発行した1977年

1977年7月、神奈川県秦野市本町に旧株式会社タウンニュース社が設立され、秦野版の発行を開始した。当初は小規模な地域紙として出発し、1980年には印刷子会社のセントラル印刷株式会社を設立。しかし1982年7月に旧会社が解散し、セントラル印刷が営業を譲受。同年10月には商号を株式会社タウンニュース社に変更し、実質的に現在の企業体が成立した。

DTP導入と本社移転で製作体制を刷新した1990年代

1995年6月、製作部門にDTPシステムを導入し、紙面製作のデジタル化を推進。1998年4月には本社機能を横浜市青葉区に移転し、同時に同地に製作システム部を開設。これにより製作拠点を2つに分散させ、効率化を図った。この移転は、神奈川県全体をカバーするための戦略的な拠点変更であり、後のエリア拡大の基盤となった。

上場と神奈川県全域展開を達成した2006年

2006年4月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同時に横須賀支社を開設し、横須賀版、逗子・葉山版、三浦版を創刊。これにより神奈川県内全域をカバーする発行網が完成した。2007年7月には紙面をオールカラー化し、読者の視認性を向上。同年12月には神奈川営業部を設立し、営業体制を強化した。

デジタルシフトと東京進出で事業領域を拡大した2010年代

2010年4月、Web版タウンニュースを開始し、紙面広告をデジタルでも販売可能に。2012年2月には政治家データベース「政治の村」を開設。2013年7月には東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場(後にスタンダード市場へ移行)。2015年6月には東京都八王子市と多摩市に進出し、発行エリアを県外に拡大。2016年2月にはイベント情報サイト「RareA」を開始し、デジタルメディアの充実を進めた。

PPP事業と非紙面事業への本格参入(2020年代以降)

2021年6月、タウンニュース・ロコを完全子会社化し、グループ経営を強化。2022年4月には秦野市文化会館の指定管理業務を開始し、公民連携(PPP)事業に参入。2024年4月には茅ヶ崎公園体験学習センター、2025年4月には小田原市民ホールの指定管理を受託。2024年7月にはHR室を設置し、人材確保と育成に注力。2024年6月期の売上高は37億円と、非紙面事業の拡大が収益を下支えした。

年表33件を開く

1970年代

  • 1977年7月創業神奈川県秦野市本町に(旧)株式会社タウンニュース社設立、秦野版を発行

1980年代

  • 1980年8月創業神奈川県秦野市曽屋にセントラル印刷株式会社を設立
  • 1982年7月(旧)株式会社タウンニュース社が解散、セントラル印刷株式会社が営業譲受
  • 1982年10月商号変更セントラル印刷株式会社の商号を株式会社タウンニュース社に変更

1990年代

  • 1995年6月製作部門にDTPシステムを導入*
  • 1998年4月本社機能を横浜市青葉区に移転
  • 1998年4月製作部門の第2の拠点として横浜市青葉区に製作システム部を開設

2000年代

  • 2001年6月神奈川県外初、東京都町田市に町田版を創刊
  • 2006年4月横須賀支社を開設
  • 2006年4月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年6月横須賀版、逗子・葉山版、三浦版を創刊(神奈川県全域を網羅)
  • 2007年7月タウンニュース紙面をオールカラー化
  • 2007年12月創業神奈川営業部を設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2010年4月「Web版タウンニュース」開始
  • 2012年1月株式会社タウンニュース・ロコ(合弁会社)を設立
  • 2012年2月神奈川・町田の政治家データベースサイト「政治の村」を開設
  • 2013年4月創業タウンニュース・エンターテイメント株式会社を設立
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年6月東京都八王子市に八王子版、多摩市に多摩版を創刊
  • 2016年2月イベント情報サイト「RareA(レアリア)」開始
  • 2016年2月創業神奈川営業部と営業企画部を統合し、本社営業部を設立
  • 2016年7月メール版タウンニュース配信開始
  • 2018年3月タウンニュース江田第2ビルが、本社隣地に竣工し製作部門を集約化

2020年代

  • 2020年2月紙面広告以外の売上強化のため、企画営業部を2課制に拡充
  • 2021年6月M&A株式会社タウンニュース・ロコを完全子会社化
  • 2021年7月非紙面事業の拡大施策の一環として事業推進部を新設
  • 2022年4月PPP(公民連携)事業の一環として、秦野市文化会館の指定管理業務を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行
  • 2024年4月茅ヶ崎公園体験学習センターの指定管理業務を開始
  • 2024年6月商号変更タウンニュース・エンターテイメント株式会社を株式会社タウンニュース・ヒューマンキャピタルに社名変更
  • 2024年7月人材の確保、育成への取り組みを拡充するためのHR室を設置
  • 2025年4月小田原市民ホールの指定管理業務を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存版深耕と媒体価値向上

    神奈川県内33地区、東京都3地区の計36版を発行。既存エリアで提案型営業を強化し広告受注拡大を図る。読者の関心事を丁寧に拾い上げ、他媒体との差別化を進め媒体価値を高める。

  2. 02

    紙面外広告需要の開拓・創出

    多様化する地域広告需要に対応し、編集室枠を越えた企画特集や新媒體発行、出版・印刷物・物販の受注拡大に加え、イベントプロモーション、Web広告、動画制作、電波媒体とのコラボレーションなど、紙媒体にとらわれない戦略的展開を図る。

  3. 03

    発行エリア拡大

    2015年の八王子市・多摩市への進出実績を踏まえ、浸透状況や経営環境を総合判断し、順次紙面の発行エリアを拡大する。

  4. 04

    デジタルメディアとのシナジー

    Web版タウンニュース、メール版、LINE、デジタル編集室による独自記事などデジタル情報発信を充実。政治家データベース「政治の村」、ご近所情報サイト「RareA」のコンテンツ充実と事業拡大を図り、紙面とデジタルの相乗効果を発揮する。

  5. 05

    地域プロデュース・PPP事業展開

    長年の業務で蓄積した情報や人的ネットワークを活かし、行政・市民・地元事業者との協同によるまちおこし・まちづくり事業や公共施設の指定管理業務などPPP事業を非紙面事業の柱として強力に展開する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、9期前と比べて+17.1%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は13.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月221
2017年6月216
2018年6月208
2019年6月55438.812.4203
2020年6月57039.713.3194
2021年6月52740.314.0191
2022年6月60040.514.4190
2023年6月63540.514.1192
2024年6月63840.014.0198303
2025年6月64839.813.8191262

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 横浜市青葉区635百万円
投資不動産 — 神奈川県秦野市他311百万円
秦野支社他 — 神奈川県秦野市299百万円
相模原支社他8支社5百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は40億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.1%、利益が+20.0%。

売上高
+8.1%
40億円
営業利益
+20.0%
6億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
15.0%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高42億円40億円
営業利益6億円6億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は22億円、営業利益は4億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+10.0%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q13430.82
2023年4Q70
2024年1Q9111.11
2024年2Q8112.51
2024年3Q13430.83
2024年4Q700.00
2025年2Q17211.82
2025年4Q20315.02
2026年2Q18211.12
2026年4Q22418.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は33億円から40億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は15.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社タウンニュース・ロコ(合弁会社)を設立
2012年6月3352
タウンニュース・エンターテイメント株式会社を設立
2013年6月3253
2014年6月3243
2015年6月3353
神奈川営業部と営業企画部を統合し、本社営業部を設立
2016年6月3243
2017年6月3132
2018年6月3132
2019年6月3142
2020年6月2821
株式会社タウンニュース・ロコを完全子会社化
2021年6月2932
2022年6月3253
2023年6月3764
タウンニュース・エンターテイメント株式会社を株式会社タウンニュース・ヒューマンキャピタルに社名変更
2024年6月376716.25
2025年6月375613.54
2026年6月406715.05

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高40億円のうち、営業利益として残るのは6億円15.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の12.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金85.0%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.0%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+7.5pt
15.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.5pt
12.5%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが4億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は12億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月4−4−105
2013年6月2−3−1−13
2014年6月31−146
2015年6月4−3−117
2016年6月11−128
2017年6月2−1−118
2018年6月2−3−1−17
2019年6月3−2−117
2020年6月1−3−1−25
2021年6月20−126
2022年6月4−2−128
2023年6月5−4−117
2024年6月4−4−107
2025年6月42−1612

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は88.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月2922775.9
2013年6月3125680.1
2014年6月3327681.8
2015年6月3629781.8
2016年6月3631585.8
2017年6月3732586.1
2018年6月3834487.6
2019年6月4035587.4
2020年6月3935489.6
2021年6月4237588.0
2022年6月4539686.6
2023年6月5044687.4
2024年6月5448688.2
2025年6月5851788.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
40億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中100位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中247位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥675で、1年前と比べて+0.3%過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。

¥675+0.0%1ヶ月+4.2%1年+0.3%時価総額38億円
過去52週の値幅
安値¥625高値¥710

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.2倍
PER (会社予想)8.2倍
PBR0.66倍
配当利回り3.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(635円)を下回り、75日線(652円)も割り込んだ。52週高値829円から約23%下落。RSIは45.8とやや弱気。直近1ヶ月はほぼ横ばい。7/17は-0.2%と小幅下落、出来高4600株。全体的に低調な値動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER9.15倍は業界平均22.23倍を大幅に下回り、PBR0.63倍も平均2.35倍を大きく下回る水準で割安と判断。ROE7.9%は業界比で低くはないが、配当利回り0%と無配が続いており収益還元面での魅力に欠ける。業績は横ばい傾向で、今後の成長が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.2倍23.4倍
PER (予想)8.2倍
PBR0.66倍3.51倍
ROE7.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した高収益モデルだが、2025年6月期は営業利益率13.5%と減益予想。強気派は高い参入障壁と安定キャッシュフローを評価し、割安PBR0.63倍で資産価値に着目。弱気派は紙媒体の長期的衰退リスクとデジタルシフトの遅れを懸念。無配継続が株主還元面でマイナス。

プラスに働く材料7
  • 高い地域シェア

    神奈川県内で圧倒的な配布部数とブランド力。

  • 高収益体質

    営業利益率16%超と同業高位の収益性。

  • 割安なPBR

    PBR0.63倍で解散価値に近く、資産価値が意識される。

  • 経費削減による営業利益率の回復FY2026/6影響

    FY2024/6の営業利益率16.22%へ回帰すれば、営業利益約1億円増加

  • 株主還元策の導入期待次回株主総会影響

    配当性向20%ならEPS約14円の配当(利回り約2.3%)

  • 低PBRによるM&Aターゲット期待不定影響

    PBR0.63倍は解散価値以下で、買収提案の可能性

  • キャッシュフロー改善による投資余力通年影響

    営業CFが増加すれば、新規事業投資の原資に

マイナスに働く材料7
  • 紙媒体の衰退リスク

    新聞・フリーペーパー業界は長期的な減少傾向。

  • デジタル化の遅れ

    デジタル広告収入が未だ限定的で成長が見えない。

  • 無配政策

    安定収益ながら配当がなく、株主還元姿勢に疑問。

  • 広告収入減少による減益傾向継続影響

    FY2025/6営業利益5億円から更に1億円減少なら、利益半減

  • 人件費上昇によるコスト増継続影響

    最低賃金上昇で年間約0.5億円のコスト増の可能性

  • 紙媒体の需要減退長期影響

    新聞発行部数減少で広告収入が年2%減少

  • 流動性不足による株価変動継続影響

    時価総額35億円と小型で、需給悪化時に売られやすい

次の決算で確かめる点
広告売上高
主力収益源の動向を直接確認。
デジタル売上比率
デジタルシフトの進捗度合いを測る。
営業利益率
収益性の維持・低下を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+5.3%いまの株価に対する利回りは3.26%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
3.26%
いまの株価に対して
配当性向
28.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月1239.6
2018年6月120.031.8
2019年6月120.028.1
2020年6月120.092.1
2021年6月120.040.0
2022年6月1525.026.6
2023年6月1713.321.8
2024年6月1911.821.3
2025年6月205.328.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,468人。区分でいちばん多いのは事業法人51.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
事業法人43.346.847.447.148.451.0
個人・その他56.253.052.252.250.848.8
自己株式1.01.01.01.01.01.0
証券会社0.10.10.30.40.70.1
外国法人0.00.10.00.30.10.1
外国人個人0.30.00.00.00.00.0
金融機関0.10.10.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社カネマス39.82
02大津 勝美9.99
03光通信株式会社7.46
04宇山 忠男7.17
05宇山 知成7.17
06タウンニュース社社員持株会3.85
07株式会社UHPartners23.04
08吉田 昭彦1.27
09関谷 幸平1.08
10古川 正芳0.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+134%、1株純資産は14期で+128%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月354058.98.228.5
2013年6月5244912.37.019.1
2014年6月464849.99.121.6
2015年6月5553410.99.521.7
2016年6月485618.77.725.2
2017年6月305845.314.139.6
2018年6月386096.312.331.8
2019年6月436336.910.628.1
2020年6月136342.130.292.1
2021年6月356675.412.240.0
2022年6月567128.27.226.6
2023年6月7878810.48.921.8
2024年6月8987010.88.621.3
2025年6月709257.910.028.4
2026年6月82

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宇山知成代表取締役会長兼社長54400,000
小野淳取締役執行役員 統括監理役員兼未来戦略HR室室長6620,200
露木敏博取締役執行役員 プロモーション事業部門監理役員606,200
北原健祐取締役執行役員 タウンニュース事業部門監理役員横浜中央支社支社長5416,900
秋山純夫取締役70
岸井幸生取締役47
宮下耕常勤監査役63
栗原和子監査役66100
薮田直秀監査役4811,000
栁川和秀62

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4949424
監査役1666
社外取締役4551

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容702字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の事業は、タウンニュースを発行し、その広告枠の販売を主業務としております。 タウンニュースは、購読料のかからない地域情報紙(フリーペーパー)であり、紙面の中に地域の政治、経済、社会、文化、スポーツ等の身近な情報(記事)を載せ、継続的に紙面を発行しております。また、読者・クライアントのニーズを意識した企画特集やテーマを絞った特別号の発行にも注力し、地域の社会的課題解決に資する情報についても発信しております。主たる収益源はこれら紙面の広告枠販売であり、その広告枠をクライアント(広告主)に直接販売するとともに、広告代理店を経由しても販売しております。 発行エリアは基本的に行政区単位としており、それぞれ掲載内容の異なる紙面を神奈川県内全域と東京都町田市、八王子市、多摩市において計36地区36版発行しております(2025年6月末時点)。 紙面発行にあたっては、仕入印刷業者に紙面の印刷を委託し、折込配送委託業者を通して日刊紙(朝日、毎日、読売、日経および神奈川、産経、東京の各紙)に折込み、各家庭や事業所等に配布しております。 また、2010年4月には紙面に掲載した広告がパソコンやスマートフォン等でも見られる「Web版タウンニュース」の広告販売を開始、そして、2012年2月に紙面発行エリア内の政治家データベース「政治の村」を開設、さらに2016年2月にはご近所情報サイト「RareA(レアリア)」をスタートし、2017年7月には「メール版タウンニュース」を、2022年2月に「タウンニュースfor LINE」の配信サービスを開始しました。 事業系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,078字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社の基幹事業であるタウンニュースの事業コンセプトは、『地域に密着したアドコミ(アドバタイジング+コミュニケーション)を確立する』ことであります。地域の生活者にとっては広告も街のニュースであるという考えのもと、広告を通じて地域とのコミュニケーションをはかり、地域社会に貢献し、地域とともに発展していくことを経営の基本方針としております。 (2) 経営戦略等 当社は、神奈川県下で地域密着型の地域情報紙の発行を主たる事業として展開し、成長してまいりました。今後は、以下の施策に取り組み中長期的な経営戦略を実践し、地域の「総合情報企業」として事業規模の拡大、業績の向上を図ってまいります。 ①  既存発行版の深耕と媒体価値の向上 タウンニュースは2025年6月末時点で神奈川県内全域に33地区、東京都(町田市、八王子市、多摩市)に3地区、計36地区36版の紙面を発行しております。今後も既存発行版の深耕を進め、地域のお客様の声に根差した提案型営業を通し、広告の受注機会拡大と業績のさらなる伸長に努めてまいります。 また、タウンニュースは行政区単位を基本とした発行体制を敷き、地区ごとにきめ細かくそれぞれ内容の異なる紙面を発行しておりますが、発行エリア内の読者の最大の関心事と身近なニュースや話題をきめ細かく丁寧にすくい上げ、さらに読まれる紙面を作ることで他媒体との差別化をより一層進め、媒体価値を高めてまいります。 ②  紙面以外の広告需要の開拓・創出 地域の広告需要は多様化とクロスメディア化が進んでいます。地域の方々と接触する機会の拡大強化は、そのニーズを的確に探るもっとも有効な手段と考えられることから、これを推進し、編集室の枠を越えた企画特集の実行やタウンニュース紙以外の新媒体の発行、各種出版・印刷物、物販の受注拡大を進めてまいります。また、これに加え、イベントプロモーションの企画運営やWeb広告事業・動画制作、電波媒体とのコラボレーションなど、既存の枠組みや紙媒体にとらわれない「地域の情報をビジネスに換える」戦略的展開を図ってまいります。 ③  発行エリアの拡大 2015年6月に東京都八王子市、多摩市の2地区版の紙面を創刊しましたが、過去の創刊実績を踏まえこれらエリアへの浸透状況や各種経営環境を総合的に判断の上、順次紙面の発行エリアを拡大させていく計画であります。 ④ デジタルメディアとのシナジー 当社ではタウンニュースの情報をデジタル化し、最新の記事や広告がパソコンやスマートフォン等でも読める情報サービス「Web版タウンニュース」を展開しております。これにより読者には居住エリア外の情報を提供できるほか、県外など紙面の未配布エリアや日刊紙を購読していないタウンニュース未読層への情報提供も可能になっております。さらに、紙面に掲載されたニュースや情報を定期的に無料で配信する「メール版タウンニュース」並びに「タウンニュースfor LINE」の普及や、Web版限定記事、「デジタル編集室」による独自記事など、デジタルによる情報発信の充実化を図り読者拡大にも努めてまいります。 また、当社全発行エリア内の政治家のデータベースとしての「政治の村」、当社発行エリア内のご近所情報サイトとして「RareA(レアリア)」を開設しており、引き続きコンテンツの充実と事業拡大を図ってまいります。あわせて、当社の持つ地域情報のキュレーションサイトへの配信を積極的に行い、当社の認知度とブランド力の向上を進めます。 今後は当社が持つ情報インフラを活用した新たなサービスの開発も含めたデジタルメディアのコンテンツのさらなる充実を図り、紙面の付加価値を向上させるとともに、紙面とデジタルメディアのシナジーが発揮できるよう努めてまいります。 ⑤ 地域プロデュース事業およびPPP(公民連携)事業の展開 創業以来長年にわたる地域の隅々に分け入る本紙業務の中で、日々蓄積される多様な情報や人的ネットワーク等は当社の最も重要な経営資源の1つであり、これらのリソースを最大限に活かしきることは、当社の成長戦略にとって不可欠な要素です。行政や市民、地元事業者らとの協同による多種多様な地域プロデュース(まちおこし・まちづくり)事業や公共施設の指定管理業務に代表されるPPP(公民連携)事業はそれを体現する事業例であり、こうした取組を今後の非紙面事業の柱と位置づけ強力に展開してまいります。 (3) 経営環境 当社の属するフリーペーパー業界は、デジタルメディア化がより一層進み、媒体の選別化や価格競争が恒常化するなど、特に紙媒体においては未だ厳しい経営環境が続いております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の問題 こうした状況の下、当社の対処すべき課題は以下のとおりです。 ①  有能な人材の確保・育成 少子化が進むなか、質の高い新卒社員や即戦力となる中途採用者を確実に確保することは大変重要です。当社としては、自社の会社説明会開催のほか合同企業説明会への参加、各大学・専門学校への訪問、インターンシップ生の積極的な受入れのほか、タウンニュース紙面、ホームページ、求人専門サイト等においても、幅広く採用活動を展開させてまいります。同時にこれらの採用者を早期に着実に戦力化するため、教育・研修にもより一層力を入れていきます。こうした動きを総合的且つ戦略的に推進するため「未来戦略HR室」を設置し、人材の確保・育成に資する各種施策の拡充に努めてまいります。 また、総労働時間の抑制をはじめとする各種働き方改革を恒常的に進め、求職者等に選ばれる企業づくりに努めてまいります。 ② 新聞購読率低下への対応 昨今、新聞の購読率の低下が顕著であり、新聞折込の形で配布している当社としても、その影響を看過できない状況が現出しております。引き続き、新聞購読者層や折込状況の把握に努めながら、各種施設等への配架をはじめとする新聞折込を補う配布方法の開発・開拓を進めるとともに、「Web版タウンニュース」や「政治の村」「RareA(レアリア)」「メール版タウンニュース」「タウンニュースfor LINE」などデジタルメディアとの複合的情報発信を推進してまいります。 ③ 紙代等コスト上昇への対応 昨今の世界的な資源高やウクライナ・中東情勢等の影響、保護主義の台頭などにより輸入品価格が上昇し、あらゆる物の値段が上がっております。 紙媒体を主力事業とする当社にとって、とりわけ用紙代の価格上昇は業績に与える影響が大きく、看過することはできません。こうしたリスクに対し、最適用紙選定に向けた取り組みを恒常的かつ機動的に行っていくとともに、紙面以外のデジタル配信の更なる展開を進めてまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、基幹事業であるタウンニュース事業と当該事業で培った情報収集力や地域からの信頼・ネットワークなどのリソースを活かした、地域の需要を受注するプロモーション事業を一層拡大するとともに、経営効率を高め、売上規模と利益率の向上を目指しております。第2次「中期経営計画(第45期~第47期)」に掲げました戦略や課題、数値目標を着実に達成できるよう事業活動を展開してまいります。
事業等のリスク4,846字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) タウンニュースの発行遅延や不発行 ① 不慮の災害や伝染病などによる発行遅延や不発行 タウンニュースは広告の申込みから紙面発行まで最短の場合3日で間に合うシステムを構築しております。 広告の受注から紙面の発行までの間などに回復困難なサーバートラブルが発生した場合や、配布エリア全体に影響を及ぼすほどの風水害や大地震、大規模な鉄道事故や停電、大火、伝染病などが発生し復旧に時間がかかった場合には、紙面の発行が遅延あるいは困難なケースもあり得ます。 かかる事態が発生した場合、広告主や読者に対して当社が信用を失うばかりか、広告収入が減少する恐れもあり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、当社は無停電電源装置の導入やサーバーの外部委託への切り替え、テレワーク・サテライトワークの実施など考えられる範囲で紙面製作上起こり得るトラブルを想定し、その回避策を講じております。 ② 印刷委託や配布委託に関する事故 当社は、広告の申込みから紙面掲載まで限られた期間でタウンニュースを製作しており、その紙面の印刷と折込を、それぞれ仕入印刷業者と折込配送委託業者に完全委託しております。そのためこれらの委託業者において突発的な事故や労働争議、伝染病など、当社の予測し得ない状況が発生し、タウンニュースの発行が遅延あるいは不可能になった場合には、広告主や読者に対して当社が信用を失うばかりか、広告収入が減少する恐れもあり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。また、当社に関わるリスク同様に印刷委託や配布委託業者へのサイバー攻撃などのシステムリスクも認識しております。 (2) 経済情勢・市場環境の変動 ①  景況の悪化と大口顧客の方針転換等による広告収入の減少 当社は、神奈川県と東京都多摩南部地区をメインに地域密着型のビジネスを展開しておりますが、少子高齢化社会がますます進展するなか、これらエリアの地域経済が悪化するとタウンニュースの広告需要が減少する可能性があります。これは、一般的に企業の広告費の支出が景気の状況に応じて調整される傾向にあるためです。また、大口顧客の販促方針の転換等により出稿が大幅に減少する可能性があります。 この対策として、当社では特定の業種や企業規模に偏らない広範囲で重層的な顧客基盤の拡大等に努めるとともに、大口顧客に対しては経験豊富な社員や特別チームが様々な提案営業を進めるなどの体制を作っています。 ② 用紙代の高騰 当社が発行するタウンニュースの用紙代は、仕入原価の中で比較的高い割合を占めております。さまざまな要因により用紙の価格が高騰した場合、紙媒体の発行を主たる事業としている当社にあっては、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、タウンニュースの用紙につきましては、品質、価格、環境保護、安定供給を念頭に国内、国外を問わず選定にあたっております。また、デジタル配信の強化を進めることで、地域情報を発信する使命を果たしていくよう努めていきます。 (3) 人材確保について 当社事業の成長性及び競争上の優位性は、とりわけ編集記者の確保に大きく依存します。当社の編集記者は、地域新聞の記者としての業務と同時に営業業務を担っており、記者としては読者に簡潔で分かりやすい記事を短時間に取材し執筆できる能力が、また、営業面では紙面に掲載される広告を受注するための企画・提案力が要求されています。しかし、何らかの理由により、かかる能力を有する人材の確保に支障をきたす恐れや優秀な人材が流出することも考えられます。このような事態が生じた場合、当社の競争力に影響を与え、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、当社では会社説明会の開催や仕事体験会の実施、インターンシップ生の受入れなど、より有能な新卒社員の安定的な採用や即戦力となる中途入社社員の採用を推進し、人材の確保をはかるとともに、各職位においては、編集記者研修、編集長研修、支社長研修等を、また、能力別研修においては、取材・原稿研修、営業研修等を、さらに、市場環境の変化に対応するため、都度テーマに応じた研修等を実施するなど対策を講じております。これらの取り組みを戦略的に推進するため「未来戦略HR室」を設置し、人材の確保・育成に資する各種施策の拡充に努めてまいります。 (4) 報道記事、広告内容の適切性と法規制 ① 報道記事内容の適切性と法規制 タウンニュースは、地域情報紙として身近な街のニュースを掲載しています。報道にあたっては、読者に事実を正確に伝え、社会正義の実現を目指すと同時に不偏不党、公平性を第一義に紙面を編集、発行しております。 しかし、発行した紙面に万一事実と異なる記事が掲載されたり、誤解を招く内容が掲載されたりした場合、訴訟事案に発展する恐れがあります。また、公職選挙法等の法令に抵触する恐れのある内容が掲載された場合には、当社の社会的信用が失墜し固定化した顧客が離れ、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、記者行動指針、行動規範を定めるとともに、原稿のチェックには万全の体制を敷き、マニュアルを整備し研修を実施するなどして正確で且つ偏りのない報道に努めております。 ② 広告内容の適切性と法規制 フリーペーパーであるタウンニュースの発行業務に関しては、特段の法規制はありません。しかし、タウンニュースに掲載する広告の方法や内容などに関しては、広告主、当社ともに不当景品類及び不当表示防止法、不正競争防止法などの法令や各業界団体の自主規制等の制約を受ける場合があります。万一かかる法令・規制に抵触する広告を掲載した場合、当社が社会的信用を失い、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。また、今後、広告主または、広告主が属する業界団体の広告活動、広告の掲載方法などに関する法令・規制・制度の導入や強化、法令等の解釈の変更等がなされた場合には、当社の広告受注・編集業務に間接的に影響を与える場合があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、広告掲載規程を整備し社内教育を実施するとともに原稿のチェック体制を磐石にするなど、法令・規制違反の未然防止に努めております。 (5) 競合の状況 フリーペーパー業界は、細分化したニーズや地域性に応じた広告が手軽に掲載できることなどから、多種にわたる紙(誌)面が存在しています。タウンニュースの発行地域においても多種多様の競合紙があり、地域によっては熾烈な受注競争が行われています。こうした中で、当社が優位性を維持できなかった場合、あるいは競争の激化に伴い広告収入が著しく減少した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、当社は超地域密着の地域情報紙として地域との強い関係性を背景に、単なる広告媒体としてではなく、地域の総合メディアとしてサービスの多様化、企画・提案力、さらに広告申込みから発行までの迅速な対応など、一層の強化に努めています。また、長年の基幹事業で培われた情報収集力や地域からの信頼といったリソースを活用して、PPP(公民連携)事業やトータルプロモーション事業、地域プロデュース事業など紙面にとどまらない事業展開を進めることで、競争上の優位性の確立と持続的な成長基盤の構築を目指しております。 (6) 新規発行エリアの黒字化までの期間 タウンニュースを新規エリアに創刊し、継続して発行し続けるためには、紙面の印刷経費、配布に関する折込経費、営業や編集に関する人件費、製作に関する人件費などを負担する必要があります。従って、紙面創刊以後において、これらの経費以上の広告収入を獲得するまでの期間、当該発行地域単独では黒字化しない場合があります。新規発行エリアの街の特性自体が、当社のこれまでの営業上のノウハウが通用せず広告の受注が拡大しなかった場合赤字期間の短縮が進まず、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、当社は今後、新しい地域に紙面を創刊する場合、新規開拓能力に卓越した優秀な人材を投入するとともに、これまで培ってきた営業上のノウハウをフルに活かし赤字期間の短縮を進めていきます。また、全ての行政区を面的に且つ隣接しながら隙間なく紙面を発行することにより広告受注の機会が増大することから、当面黒字化が見込めない発行地区であっても戦略上一定の期間継続して紙面を発行していく必要性があります。 (7) デジタルメディアによる紙媒体への影響 パソコンやスマートフォン等を利用したデジタルメディアにおける広告市場は拡大しております。当社といたしましても「Web版タウンニュース」や「政治の村」、さらにはご近所情報サイト「RareA(レアリア)」、「メール版タウンニュース」、「タウンニュースfor LINE」などをWeb上で公開しております。 しかし、今後これらデジタルメディアの相対的媒体価値が高まる中、タウンニュース紙の読者が減少し広告が著しく減少することになった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、超地域密着の強みを活かした比類ない紙面づくりにより紙面価値を確保するとともに、デジタルメディアにおける広告需要の取り込みや非メディア事業の強力な推進を図ることで「総合情報企業」の確立に向けた構造改革を進めてまいります。 (8) 顧客情報や個人情報の管理 当社は営業活動及び取材活動を通して個人情報を入手する場合があります。これらの情報が漏洩した場合には、社会的信用が失墜するばかりか、損害賠償を請求される恐れもあり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、当社は関連規程やマニュアルを作成し、これを適正に管理するなど、必要な措置を講じております。 (9) 知的財産権等の侵害 当社は地域情報紙発行に関わる諸活動の中で、使用許諾を受けている以外の第三者の知的財産権などを侵害してしまう恐れがあります。偶発的な過失その他により著作権、肖像権など第三者の知的財産権を侵害してしまった場合、社会的信用が失墜するばかりか、損害賠償を請求される恐れもあり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 この対策として、規程を整備し、必要と考えられる社員教育を実施するなど、防止策を講じております。 (10)感染症などへの対応について 感染症あるいは伝染病等については、事態の悪化に伴い更なる感染拡大が進行した場合、従業員の感染による職場の閉鎖や紙面の発行停止、サプライチェーンの停滞などによる発行遅延など、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また近年重篤化リスクの高い熱中症についても法令に則り、社内はもちろんのこと社会的課題のひとつとして捉えて、適切な情報喚起に努めていきます。 この対策として、当社はお客様、お取引先、従業員の安全と罹患予防を最優先に考え、従業員の体調管理の徹底、勤務体制の柔軟な見直し、テレワークやサテライトワークの実施、Web会議の導入などの柔軟な取組を実施して対応しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,887字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は個人消費の回復基調が継続し、堅調なインバウンド需要や設備投資の持ち直しなどを背景に、景気は緩やかな回復を示しました。一方で、物価上昇の長期化や人手不足の深刻化に加え、海外経済の減速懸念や地政学的リスクの継続に起因するエネルギー価格の不安定化など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような経営環境のもと、当社では第2次中期経営計画(2024年度~2026年度)の初年度にあたる当事業年度において、基本ビジョン「『地域情報紙を発行する会社』から『地域情報紙も発行する総合情報企業』へ」を実現すべく、さまざまな事業に取り組んでまいりました。 コア事業である紙面関連事業では、日々の地域ニュースや身近な話題に加え、「こどもタウンニュース」の定期発行、「SDGs」「介護」「防災・安全」など地域課題に即した企画や各種周年記念号、地元プロスポーツチーム応援特別号など、本紙にとどまらない多様な紙メディアの展開により、地域コミュニティの再生・活性化と広告収益の安定的確保に努めてきました。一方、地域における人口減少をはじめとした社会構造の変化に対応し、発行版の再編や、発行部数の見直しを適宜実施いたしました。 デジタル事業においては、非新聞購読者層に向けて身近な情報を複合的に発信する取り組みの一環として「タウンニュース for LINE」、「メール版タウンニュース」の読者拡大に努めたほか、Web版限定記事の充実化、キュレーションサイトへの記事配信強化などを進めました。また横浜に続き川崎・相模原両市に専任記者を配した「デジタル編集室」を新設、このほか自治会・町内会活動の活性化を目的としたデジタル化に関する連携協定を横浜市との間で締結するなど、デジタルの分野においても地域密着の深化を図ってきました。加えて、記者レポート広告、タイアップ広告などのデジタル広告の商材化を一層強化するとともに、近年続く各種コストの高騰を踏まえ、Web掲載料金の適正化にも取り組みました。 非紙面事業においては、自治体実施の各種プロポーザルで顕著な実績を積み重ねたほか、「秦野市文化会館」および「茅ヶ崎公園体験学習センター(愛称:うみかぜテラス)」に続く第3弾として、「小田原市民ホール(愛称:小田原三の丸ホール)」の指定管理業務を受託し、本年4月より事業を開始することができました。このほか、地域における多様なニーズに対応すべく、記念誌や自費出版物、防犯・防災をはじめとする各種グッズの開発・販売、ホームページ・動画制作などの企画提案にも引き続き取り組んでまいりました。 こうした各種施策を進めてきた結果、指定管理事業の新規受託をはじめとするPPP(公民連携)関連事業やプロポーザル案件、デジタル事業などの非紙面売上が堅調だった一方、秦野市文化会館の通年休館に伴う収入減や紙面広告の出稿が鈍化傾向だったこと、また、「地域情報紙も発行する総合情報企業へ」の構造改革に想定以上の時間を要したことなどから売上高は前年実績を下回ることとなりました。利益面においては、売上の減少に加え売上原価および諸経費の削減に努めたものの、従業員の処遇改善を目的とした賃金上昇に伴い人件費が増加したことなどを要因として、営業利益・経常利益・当期純利益のいずれも前事業年度を下回る結果となりました。 以上、当事業年度の業績は、売上高3,677百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益462百万円(同19.8%減)、経常利益587百万円(同14.4%減)、当期純利益389百万円(同21.0%減)となりました。 当事業年度における財政状態は、次のとおりであります。 (資産) 当事業年度末の資産合計につきましては、前事業年度末に比べ351百万円増加し5,792百万円(前年同期比6.5%増)となりました。これは主に、現金及び預金が351百万円、投資有価証券が80百万円、ソフトウェア仮勘定が37百万円、長期預金が12百万円増加したこと等によるものであります。 (負債) 負債合計につきましては、前事業年度末に比べ43百万円増加し、683百万円(前年同期比6.8%増)となりました。これは主に、未払費用が30百万円、未払法人税等が19百万円減少したものの、未払消費税が43百万円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 純資産合計につきましては、前事業年度末に比べ307百万円増加し、5,108百万円(前年同期比6.4%増)となりました。これは主に、利益剰余金が284百万円、その他有価証券評価差額金が23百万円増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ531百万円増加し、1,222百万円となりました。 当事業年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は、400百万円(前年同期比28百万円減)となりました。これは主に、税引前当期純利益(577百万円)、減価償却費(46百万円)、その他の流動負債の増加(45百万円)等の増加要因が投資有価証券売却益(46百万円)、受取利息及び受取配当金(44百万円)、不動産賃貸料(28百万円)等の減少要因を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動で得られた資金は、235百万円(前年同期は361百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出(439百万円)、投資有価証券の取得による支出(219百万円)、有価証券の取得による支出(100百万円)等の要因を、定期預金の払戻による収入(606百万円)、有価証券の償還による収入(200百万円)、投資有価証券の償還による収入(100百万円)等の要因が上回ったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、104百万円(前年同期比11百万円増)となりました。これは配当金の支払額(104百万円)であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社は単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の状況については、主要な事業部門であるタウンニュース事業について記載しております。 (1) 生産実績 当事業年度の主要な事業部門の生産実績を示すと、次のとおりであります。 事業部門   当事業年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)(千円)   前年同期比(%) タウンニュース事業部門   1,206,802   △3.3 (注) 金額は売上原価によっております。 (2) 受注状況 該当事項はありません。 (3) 販売実績 当事業年度の主要な事業部門の販売実績を示すと、次のとおりであります。 事業部門   当事業年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日)(千円)   前年同期比(%) タウンニュース事業部門   3,677,022   △1.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。当社の自己資本比率は、当事業年度末において88.2%となっており、現状、財政状態につきましては大きな懸念はないものと認識しております。当事業年度末において、当社は無借金経営であり、今後もその健全な財務状態を基盤として、将来の事業展開のための設備投資や安定配当の継続など、企業価値の向上に努めてまいります。 b.経営成績の分析 (売上高) 売上高につきましては、前事業年度に比べ59百万円減少し、3,677百万円(前年同期比1.6%減)となりました。主な要因等については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は前事業年度に比べ41百万円減少し、1,206百万円(同3.3%減)となりました。これは、折り込み部数の適正化を図ったことによるものです。 販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ96百万円増加し、2,007百万円(同5.1%増)となりました。これは、主に給与や賞与等人件費、保守管理費が増加したことによるものであります。 (営業利益) 営業利益は、前事業年度に比べ114百万円減少し、462百万円(同19.8%減)となりました。売上高の減少に加えて販売費及び一般管理費が増加し、前年を下回りました。 (営業外収益、営業外費用) 営業外収益は、前事業年度に比べ17百万円増加し、132百万円(同15.4%増)となりました。これは投資有価証券売却益46百万円、受取配当金42百万円などを計上したことによるものであります。 営業外費用は、主に不動産賃貸費用7百万円などを計上し、7百万円(同41.4%増)となりました。 (経常利益) 経常利益は、前事業年度に比べ98百万円減少し、587百万円(同14.4%減)となりました。 (特別利益、特別損失) 特別損失に、関係会社株式評価損9百万円を計上しております。 (税引前当期純利益) 税引前当期純利益は、前事業年度に比べ113百万円減少し、577百万円(同16.4%減)となりました。 (当期純利益) 当期純利益は、前事業年度に比べ103百万円減少し、389百万円(同21.0%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、経営活動に必要な資金の調達を自己資金にて賄っており、借入等の予定はありません。余裕資金の運用は定期預金を中心とした安全で流動性の高い金融資産であり、流動性を確保しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。重要な会計方針につきましては、「第5経理の状況1.財務諸表等」の注記事項(重要な会計方針)に記載しております。財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (繰延税金資産) 当社は、繰延税金資産の回収可能性の判断について、将来の課税所得等の前提条件に基づき算出しております。従って、税制改正や経営環境の変化等により当初見込んでいた課税所得が得られなかった場合、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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