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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Schoo

Schoo,inc.264A · Growth · サービス業

大人の学びをオンラインで提供する、法人向け研修サービスが主力の教育ベンチャー。

概要

株式会社Schooは、2011年に設立されたオンライン学習サービス企業である。主力の法人向け研修サービス「Schoo for Business」が売上高の90%超を占め、個人向け「Schoo for Personal」や高等教育機関向け「Schoo Swing」も提供する。2025年9月期の売上高は34億円、営業利益3億円、当期純利益2億円。2024年10月に東京証券取引所グロース市場に上場し、従業員数は191名。ミッションに「世の中から卒業をなくす」を掲げ、学びの障壁を取り除くことを目指す。

売上高の9割を占める法人向け研修サービス

当社の主力サービスは法人向けオンライン研修「Schoo for Business」であり、全社売上高の90%超を占める。2015年3月の提供開始から累計4,500社以上に導入され、利用料は月額1IDあたり税込1,815円(ボリュームディスカウント有り)、初期費用は税込121,000円である。新入社員から管理職まで200以上の研修テンプレートを用意し、階層別・職種別のカリキュラムを提供する。2023年12月には経産省デジタルスキル標準に準拠したDXスキル診断機能を標準搭載し、個人や組織のDX課題を可視化する。さらに、40ID以上の契約企業には専属のカスタマーサクセス担当が導入から3ヶ月間伴走する。2025年からは大企業向け組織変革コンサルティング「Enterprise Drive」の本格展開を開始し、学習を起点とした人材育成・組織変革を総合的に支援する。

コミュニティ型の個人向け学習サービス

個人向けサービス「Schoo for Personal」は、2012年1月に「schoo WEB-campus」として提供を開始し、現在は「Schoo」の名称で運営される。スマートフォンやPCで受講可能で、生放送授業に対してチャットで講師や他の受講生とリアルタイムにコミュニケーションを取れる点が特徴である。各授業には「受講生代表」と称する当社社員が参加し、ファシリテーターとして授業をデザインする。無料のオープン会員は生放送参加やコミュニケーション機能を利用でき、有料のプレミアム会員(月額税込980円)は全ての録画授業や限定生放送が視聴可能である。2025年9月末時点の有効会員数は約135万人に達し、双方向の学習環境による「共に学び続ける仲間」を創出している。

高等教育機関向けプラットフォーム「Schoo Swing」

2021年9月にリリースされた「Schoo Swing」は、大学などの高等教育機関向けクラウドベースの学習管理プラットフォームである。オンライン授業配信ツール、コンテンツ管理システム(CMS)、学習管理システム(LMS)が一体となっており、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド教育を一つのツールで実現する。特徴として、①ハイブリッド教育の柔軟な実現、②独自の双方向学習機能による教員と学生のコミュニケーション、③学修データの取得・分析による授業と経営の質向上を掲げる。2025年9月末時点で累計47校の導入実績を持つ。サービス名には、学生が学びを武器に羽ばたく(wing)と、社会に出た後に再び大学に戻ってきてほしい(swing)という願いが込められている。

地域創生と自治体連携による事業拡大

当社は「学び」を起点に地方創生を実現するため、地方自治体との連携を積極的に進めている。2021年5月には鹿児島県奄美市および奄美大島内4町村と地方創生推進の包括的パートナーシップ協定を締結し、地元企業の事業促進や個人の稼得能力向上を支援する。2025年10月には地域共創型人材育成サービス「Schoo Mesh」の提供を開始した。また、2025年2月には移住転職コミュニティ「LoLLL(ロール)」を提供開始し、人の移動と学びを組み合わせた新たなサービスを展開する。これらの取り組みは、少子高齢化が進む地域社会の経済活性化に貢献することを目的としている。

業界の中での役割はオンライン教育サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
34億円
営業利益
3億円
営業利益率
8.8%
純利益
2億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01法人企業主力

法人向けオンライン研修サービス「Schoo for Business」を提供。自律型人材育成を支援し、200以上の研修テンプレート、DXスキル診断、カスタマーサクセス支援などを行う。累計4,500社以上に導入され、全社売上の90%超を占める主力事業。

主な製品・サービス2
Schoo for Business
オンライン研修サービス。階層別・職種別研修テンプレート、生放送授業、オンライン集合学習機能、管理画面による受講管理・分析機能を備える。
Enterprise Drive
大企業向け組織変革コンサルティングサービス。学習活動を起点に、組織変革のプロセス設計から実装、効果検証までを支援する。

02個人準主力

個人向けオンライン学習サービス「Schoo for Personal」を提供。生放送授業とチャットによる双方向学習が特徴で、プレミアム会員には録画授業の見放題などの特典がある。

主な製品・サービス1
Schoo for Personal
オンライン学習サービス。生放送授業への参加、録画授業の視聴、コミュニティ機能などを提供。

03高等教育機関・社会人教育事業者副次

大学など高等教育機関向けに学習管理プラットフォーム「Schoo Swing」を提供。オンライン授業配信、コンテンツ管理、学習管理を一元化し、ハイブリッド教育や双方向学習を支援する。累計47校の導入実績。

主な製品・サービス1
Schoo Swing
クラウド型学習管理プラットフォーム。オンライン授業配信、CMS、LMSを統合し、教育のDX化を支援する。

製品と技術

法人向け研修「Schoo for Business」の機能と特徴

「Schoo for Business」は、自律型人材を育成するオンライン研修サービスである。階層別・職種別の研修テンプレートを200以上用意し、新入社員から管理職まで体系化されたカリキュラムを提供する。第一線で活躍する現役ビジネスパーソンが講師を務め、生放送授業ではチャットで質問が可能。オンライン集合学習機能により、同時視聴やチャット、リアクションを通じて社員同士のコミュニケーションを促進する。研修管理者向けには視聴履歴の管理・分析機能やレポート提出機能を備え、個々の学習傾向を可視化。2023年12月に追加されたDXスキル診断機能は、経産省デジタルスキル標準に準拠した設問形式でスキルを測定し、診断結果に応じた授業をレコメンドする。また、40ID以上の契約企業には専属カスタマーサクセス担当が3ヶ月間伴走し、導入初期の課題解決を支援する。

個人向け「Schoo for Personal」の双方向生放送授業

「Schoo for Personal」は、生放送授業と双方向コミュニケーションを核とする個人向けオンライン学習サービスである。毎日約60分の生放送授業を配信し、受講生はチャット機能で講師や他の受講生とリアルタイムに交流できる。各授業には当社社員が「受講生代表」として参加し、ファシリテーター役を務めることで、安全で包摂的な学習環境を創出する。授業は「ビジネス基礎力」「デジタルリテラシー」「デザイン力」「AI時代の人間力」「リベラルアーツ」の5領域に分類され、時代にリンクした学びを提供する。無料のオープン会員は生放送参加が可能で、有料のプレミアム会員(月額税込980円)は録画授業や限定生放送が視聴できる。2025年9月末時点の有効会員数は約135万人。

高等教育機関向けLMS「Schoo Swing」の一元管理機能

「Schoo Swing」は、大学などの高等教育機関向けに開発されたクラウドベースの学習管理プラットフォームである。オンライン授業配信ツール、コンテンツ管理システム(CMS)、学習管理システム(LMS)が統合されており、対面授業とオンライン授業を柔軟に組み合わせたハイブリッド教育を一つのツールで実現する。特徴的な機能として、教員と学生が双方向にコミュニケーションを取れる独自の機能、および学修データの取得・分析による授業改善と経営の質向上を挙げる。2021年9月のリリースから2025年9月末までに累計47校が導入。サービス名には、学生が学びを武器に羽ばたく(wing)と、社会に出た後に再び大学に戻ってきてほしい(swing)という願いが込められている。

内製で蓄積された9,000本以上の学習コンテンツ

当社の強みの一つは、創業以来10年以上にわたって内製で蓄積してきた約9,000本の学習コンテンツである。コンテンツの企画・制作から配信までを一貫して自社で行い、毎日約60分の生放送授業と月50本以上の新規コンテンツを制作する体制を構築している。スタジオにはベテランの放送技術スタッフが常駐し、構成演出や台本作成から収録までを手がける。コンテンツは「ビジネス基礎力」「デジタルリテラシー」「デザイン力」「AI時代の人間力」「リベラルアーツ」の5つの学習領域で体系化され、最新トレンドを反映した実践的な学びを提供する。この豊富なコンテンツは、法人向けと個人向けの両サービスに共通して利用され、スケールメリットを生み出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

売上急成長、収益改善中

Schooはサービス業に属し、売上高は2023年9月期20億円から2025年9月期には34億円へと大幅に増加しており、営業利益率も3.45%から8.82%へと改善している。同社は教育関連サービスを展開し、業界内では小規模な新興企業として位置づけられる。競合であるジンジブやイシンと比較して規模は小さいが、成長率は際立って高い。一方で、売上高は34億円と小さく、業界内でのシェアは限定的。今後はさらなる成長スピードと収益の安定化が課題となる。

強み

  • 売上高が20億円から34億円へと約1.7倍に急成長。
  • 営業利益率が3.45%から8.82%へ上昇し、収益構造が改善。
  • 小規模のため、市場変化への対応が迅速。
  • 教育サービス需要は堅調で、成長余地がある。

課題

  • 売上高34億円は業界内で小さく、存在感が薄い。
  • 営業利益率は改善したが、今後の維持・向上が課題。
  • 大手企業との競争が激しく、差別化戦略が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がSchoo

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
1264ASchoo38億円37.0倍
24833Def consulting38億円
32481タウンニュース社38億円8.2倍
47037テノ.ホールディングス38億円28.7倍
59256サクシード38億円15.7倍
65868ロココ38億円27.6倍
7977838億円80.5倍
86090ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ37億円17.3倍
97353KIYOラーニング37億円9.4倍
102139中広37億円18.9倍
119561グラッドキューブ37億円66.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

個人向け学習サービスで創業した2011~2012年

当社は2011年10月、東京都渋谷区恵比寿に株式会社schooとして設立された。2012年1月には消費者向けオンライン学習サービス「schoo WEB-campus」をリリースし、生放送授業を中心とした双方向型の学習プラットフォームを提供開始した。同年10月にはプレミアムサービスを開始し、有料会員向けに録画授業の視聴や限定コンテンツを提供する体制を整えた。創業当初から「世の中から卒業をなくす」というミッションを掲げ、学びの継続を支援するサービスを目指した。社名は「SCHOOL」から「L」を除いた造語であり、終わりのない学びを象徴している。

スタジオ開設と大学連携でコンテンツ基盤を強化した2013~2014年

2013年3月、東京都渋谷区桜丘に自社スタジオを開設し、生放送授業の制作体制を強化した。2014年1月にはiOSアプリ「スクー生放送」をリリースし、スマートフォンでの視聴環境を整えた。同年6月には東京大学および法政大学と連携し、大学の授業をプラットフォーム上で配信する取り組みを開始。これにより、高等教育機関との連携を通じてコンテンツの多様化と信頼性向上を図った。2015年3月には全国10大学と連携し教養科目の生配信を実施するまでに拡大し、学びの場としての基盤を固めた。

法人向けサービス開始と商号変更で事業転換した2015~2016年

2015年3月、当社は「schoo WEB-campus」の法人向けビジネスプラン(現「Schoo for Business」)の提供を開始した。これにより個人向けから法人向けへと事業の軸を広げ、以降、法人向けサービスが売上の大部分を占めるようになる。同年3月には本店を渋谷区道玄坂に移転し、スタジオも同所に移転。2016年10月には商号を「株式会社Schoo」に変更(頭文字を大文字化)し、サービス名称も「schoo WEB-campus」から「Schoo」へ統一した。この時期に、法人向けを主力とする現在のビジネスモデルの基礎が確立された。

KDDIとの提携と地方創生への展開(2019~2021年)

2019年9月、KDDI株式会社と資本業務提携を締結した。地方創生・地域活性化への取り組みが契機となり、通信インフラと連携した学習サービスの提供を目指す。2020年2月には本社を渋谷区鶯谷町に移転。2021年5月には鹿児島県奄美大島の5市町村と地方創生推進の包括的パートナーシップ協定を締結し、地域密着型の学びの支援を開始した。2021年9月には高等教育機関向けDX支援サービス「Schoo Swing」をリリースし、法人・個人に加えて教育機関という新たな顧客セグメントを開拓した。

東証グロース上場と新サービス群の投入(2024~2025年)

2024年10月、当社は東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場に伴い新株発行により資金調達を行い、財務基盤を強化。2025年2月には移住転職コミュニティ「LoLLL」を提供開始し、学びとキャリアを結びつける新サービスを展開。同年5月にはスタジオを渋谷区桜丘町に移転し、コンテンツ制作体制を刷新した。2025年10月には地域共創型人材育成サービス「Schoo Mesh」を開始し、地方自治体との連携をさらに深化させた。2025年9月期の売上高は34億円、営業利益3億円と過去最高を記録し、成長軌道を継続している。

年表24件を開く

2010年代

  • 2011年10月創業東京都渋谷区恵比寿に株式会社schooを設立
  • 2012年1月消費者向けオンライン学習サービス「schoo WEB-campus」をリリース
  • 2012年10月「schoo WEB-campus」のプレミアムサービスを提供開始
  • 2013年3月東京都渋谷区桜丘にスタジオを開設
  • 2014年1月「schoo WEB-campus」の生放送授業の視聴に特化したiOSアプリ「スクー生放送」をリリース
  • 2014年6月東京大学・法政大学と連携し授業配信を実施
  • 2015年3月東京都渋谷区道玄坂に本店を移転
  • 2015年3月全国10大学と連携し教養科目の生配信を実施
  • 2015年3月「schoo WEB-campus」の法人向けビジネスプラン(現「Schoo for Business」)を提供開始
  • 2015年4月iOSアプリ「スクー生放送」をリニューアルし、「schoo WEB-campus」のiOSアプリをリリース
  • 2015年5月東京都渋谷区道玄坂にスタジオを移転
  • 2015年9月「schoo WEB-campus」のAndroidアプリをリリース
  • 2015年10月学習環境の格差軽減に貢献することを目的に地方自治体との連携開始
  • 2016年10月商号変更商号を頭文字を大文字とした「株式会社Schoo」に変更
  • 2016年10月サービス名称を「schoo WEB-campus」から「Schoo」へ変更
  • 2018年2月法人向けの学習動画制作サービスを提供開始
  • 2019年9月地方創生・地域活性化への取り組みを契機にKDDI株式会社と資本業務提携

2020年代

  • 2020年2月東京都渋谷区鶯谷町に本社移転
  • 2021年5月奄美大島5市町村と地方創生推進の包括的パートナーシップ協定を締結
  • 2021年9月高等教育機関向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービス「Schoo Swing」をリリース
  • 2024年10月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2025年2月移住転職コミュニティ「LoLLL(ロール)」を提供開始
  • 2025年5月東京都渋谷区桜丘町にスタジオを移転
  • 2025年10月地域共創型人材育成サービス「Schoo Mesh」を提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    マーケティングとセールスの強化

    大企業及び中堅企業への「Schoo for Business」導入拡大を成長戦略の柱とし、Web広告や組織営業力の強化に加え、SaaSプロダクトと顧客課題に寄り添うオプションサービスを組み合わせて顧客ニーズへの対応力を高める。

  2. 02

    カスタマーサクセス体制の強化

    導入初期の課題解決と継続的な運用サポートにより顧客の利用継続とアップセルを促進。初回は一部導入から開始し、全社導入へのアップセルでARPA向上を図り、MRRを高める戦略を進める。

  3. 03

    新規サービスの展開

    教育産業の急速な変化に対応し、オンライン学習サービスと連関する新サービスの商品化を進め、持続可能な新たな価値を創造する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は651万円で、1期前と比べて+7.0%平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は2.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年9月60935.32.716760
2025年9月65136.22.8191157

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
スタジオ — 東京都渋谷区21百万円
本社 — 東京都渋谷区9百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    IT・情報セキュリティ等の学習サービスライセンス購入
    こども家庭庁 · 2025-01-09
    840万円
  • 調達
    オンライン学習サービス提供業務
    外務省 · 2024-09-19
    102万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は34億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.2%、利益が+200.0%。

売上高
+17.2%
34億円
営業利益
+200.0%
3億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
8.8%
前期比 +5.4%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高39億円34億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

4期分

直近は2026年3Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2025年2Q17211.81
2025年4Q1715.91
2026年2Q1700.00
2026年3Q900.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2020年9月期からの6期で、売上は5億円から34億円へ6.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年9月5−1−1
2021年9月10−4−4
2022年9月13−8−8
2023年9月20−7−7
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2024年9月29113.42
2025年9月34338.82

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高34億円のうち、営業利益として残るのは3億円8.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.5%9億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.7%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.8%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
73.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
8.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.8pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
14.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
42.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年9月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は29億円で、売上の10.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年9月−6014−617
2023年9月−507−519
2024年9月100120
2025年9月2−18129

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年9月期の総資産は34億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は53.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年9月41335.4
2021年9月94547.9
2022年9月1821613.9
2023年9月212197.9
2024年9月2461826.9
2025年9月34191653.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中116位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中264位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥301で、1年前と比べて-64.9%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥301-2.6%1ヶ月+0.3%1年-64.9%時価総額38億円
過去52週の値幅
安値¥241高値¥869

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)37.0倍
PER (会社予想)16.7倍
PBR2.07倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬の315円から8月20日には349円まで上昇し、1か月で20.8%高。8月20日には前日比+14.4%の急伸。25日移動平均線(300円)を約16%上回り、75日線(299円)も超え、52週高値883円にはまだ遠い。出来高は8月20日に233万株と直近平均の約6倍で、買いが殺到。RSIは67.5とやや強気。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが43.03倍とフォワード19.3倍を大きく上回り、業界平均23.01倍に対しても高い。PBR2.4倍は業界平均3.35倍を下回るが、ROE14%と収益性はあるものの、無配当で配当利回りはゼロ。直近の業績は増収増益だが、成長の持続性に不確実性があり、バリュエーションはやや割高とみる。フォワードPERが大幅な改善予想を示すが、現時点では割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)37.0倍23.4倍
PER (予想)16.7倍
PBR2.07倍3.51倍
ROE14.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は順調に伸びており、直近では営業黒字を確保しました。強気派は、学習需要の根強さと、人口減少下でもシェア拡大やオンライン教育の強化で成長を続けると見ます。また、黒字転換が続くことで収益性が改善し、株価のリバウンドが期待されると主張します。一方、弱気派は、少子化による市場縮小の長期的な逆風を重視し、生徒数が伸び悩む可能性を懸念します。さらに、競合塾との差別化が難しく、広告費や人件費の負担が重いと指摘します。また、教育サービスは規制の影響を受けやすい面もリスクです。増収傾向ではあるものの、その質と持続可能性が論点です。

プラスに働く材料7
  • 黒字化の実現

    直近で営業利益が黒字を確保し、業績改善が明確に

  • 売上の拡大

    売上高が前期比で約2倍に増加し、成長軌道に乗る

  • 需要の堅調さ

    教育への支出は景気に左右されにくい安定性がある

  • 売上高34億円で2期連続増収と成長継続通年影響

    売上高は20億→29億→34億円、直近は前期比17%増と拡大が続く

  • 営業利益が3倍増で黒字化定着決算発表後影響

    営業利益は1億円→3億円と3倍増、営業利益率は3.45%から8.82%に改善

  • 純損益が赤字から黒字転換継続影響

    純損益は7億円の赤字から純利益2億円へ黒字転換

  • 予想PER19倍と成長率を考慮し割安通年影響

    実績PER43倍に対し予想PER19.3倍とEPS倍増が見込まれる

マイナスに働く材料7
  • 少子化の逆風

    対象年齢人口が減少し、市場のパイが縮小する

  • 競合との差別化

    塾同士の競争で価格やサービスで埋没するリスク

  • 収益性の低さ

    直近の営業利益率は一桁%で、コスト構造に課題

  • 売上高34億円と小規模で競争に脆弱継続影響

    売上高34億円と小規模で、大手参入なら数億円単位の減収もあり得る

  • 純利益2億円で無配、株主還元は期待薄決算発表後影響

    予想配当利回り0%で、純利益2億円を原資に還元は難しい

  • 株価1年で53.7%下落と下降トレンド継続影響

    株価は1年で53.7%下落、下降トレンドが続けば需給が悪化

  • 投資拡大で再び赤字転落の恐れ不定影響

    営業利益率8.82%は投資拡大で悪化しやすく、再び赤字に転落する恐れ

次の決算で確かめる点
生徒数
売上の基盤であり、増減が業績に直結する
講習会受講者数
季節イベントの需要と収益への貢献度を測る
一人当たり売上
客単価の変動が収益性に影響するため

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ5,733人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.7%を占め、残る90.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年9月%2025年9月%
個人・その他29.577.7
外国法人12.18.0
金融機関6.0
証券会社4.4
事業法人58.53.7
自己株式1.5
外国人個人0.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01森 健志郎18.99
02池原 諒平13.33
03IF GROWTH OPPORTUNITY FUND 1 , L.P (常任代理人:SMBC日興証券株式会社)6.80
04BIG2号投資事業有限責任組合5.79
05あおぞらHYBRID2号投資事業有限責任組合3.83
06野村信託銀行株式会社(投信口)3.31
07中西 孝之2.39
08第一生命保険株式会社(常任代理人:株式会社日本カストディ銀行)2.02
09楽天証券株式会社1.64
10創発の莟1号投資事業有限責任組合1.55
11UNICORNファンド投資事業有限責任組合1.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+102%、1株純資産は2期で+145%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2020年9月−789
2021年9月−3,066
2022年9月−195
2023年9月−172
2024年9月326145.2
2025年9月1415014.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額81百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森健志郎代表取締役社長392,380,840
古瀬康介取締役 事業本部本部長5078,750
中西勇介取締役 管理本部本部長4645,000
和田圭祐取締役44
保科剛取締役68
服部有希常勤監査役40
芹川太郎監査役44
藤本健一監査役55
﨑田恭平取締役47

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3646421
社外取締役3993
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,875字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、「世の中から卒業をなくす」というミッションを掲げ、学びや教育を起点とした事業を展開しております。 社会人の「学び手」に向けては、法人向け研修サービス「Schoo for Business」、個人向け学習サービス「Schoo for Personal」を提供し、高等教育機関・社会人教育事業者の「教え手」に向けては、学習管理プラットフォームサービス「Schoo Swing」を提供しております。全社売上高に占める「Schoo for Business」の割合が90%を超えており、当社の主力サービスとなっております。 なお、当社の事業は、大人の学び事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 <主要なサービスの概要> (1)「学び手」に向けたサービス 価値の源泉 社会人の「学び手」に向けては、法人向けと個人向けの「Schoo」サービスを提供しております。その特徴の1つとして、法人向けと個人向けのサービスの基盤が同一であることが挙げられます。これにより、学習意欲の高い受講者のフィードバックにより最適化されたプロダクト及び今学ぶべき幅広い学習コンテンツを、学ぶ文化の醸成・浸透を課題とする法人顧客へ提供することが可能になり、「受講者視点での学習体験」による当社独自の価値を創造することができております。 2025年9月末時点の「Schoo」サービス全体の有効会員数は約135万人となります。有効会員数は、当サービスに登録された全会員から退会した会員を差し引いた、当サービスの会員として有効な登録会員数であります。 学習コンテンツの特徴 創業以来蓄積してきた9,000本以上の豊富な学習コンテンツに加え、それらのコンテンツ企画・制作及び配信を可能にするノウハウは、当社の強みであります。 学習コンテンツは「時代にリンクした学び」をテーマに掲げ、「ビジネス基礎力」「デジタルリテラシー」「デザイン力」「AI時代の人間力」「リベラルアーツ」という5つの大きな学習領域を定義し、新しい学びのコンテンツを企画開発しております。これらの5つの学習領域が統合され身についていくときに、大量消費・大量生産を原動力とした成長経済から、社会課題を原動力とする持続可能社会をつくり上げていく力が身につくと考えております。 ビジネス基礎力   基本的なデジタルツールを活用する力、ロジカルシンキングの基礎、企画書の作り方、ビジネスライティングなど、ビジネスの現場で「いま」求められるベーススキルを身につけます。 デジタルリテラシー   デジタル社会ではインターネット上に存在するデータや情報を、判断・活用・探求していく能力が重視されています。テクノロジーを正しく活用し、必要な情報を見極め、論理的に思考し、新しい価値を生み出す力を身につけます。 デザイン力   アイデアを形にし社会を豊かにする「デザイン力」を身につけます。あらゆるスキルと掛け合わせることで、課題を解決し、自ら未来を創造するデザインの力が今、注目されています。授業では「モノ」のデザインから「コト」のデザインまでを網羅します。 AI時代の人間力   社会のデジタル化が加速し、AIによる仕事の代替が進む中で、AI社会の人間の役割とは何かが問われています。創造力や高度なコミュニケーション、不確実な問題への対応力、イノベーションを生む思考など、人間ならではの能力を磨きあげていく学びを身につけます。 リベラルアーツ   未来に向かったイノベーションを生み出す時に底力となる基礎学力を身につけます。数学や自然科学からアート、歴史など、単純に広い知識を得るだけでなく、学ぶことを通じて問題解決のためのスキルや思考力、発想力を養います。 動画制作・配信にあたっては、1本1本の学習動画の構成演出や台本等の作成、ベテランの放送技術スタッフによるスタジオでの生放送や収録を行っており、毎日約60分の生放送授業の配信と月50本以上のコンテンツ制作を実現する体制を構築しております。 ■「Schoo for Business」(法人向け) 当社の主力サービスである「Schoo for Business」は、自律型人材を育成するオンライン研修サービスです。 法人向けの研修サービスでは、階層別研修や職種別研修等で業務に必要な知識やスキルを確実に学習しながら、社員が自らの意思で能動的に学習し成長する仕組み作りをサポートします。研修設計にあたっては、新入社員や中堅社員、管理職等に向けた200を超える研修テンプレートで体系化されたカリキュラムを用意しており、一人一人の社員の状況や課題にフィットした研修を提供することが可能です。第一線で活躍する現役のビジネスパーソンである講師陣による授業と最新トレンドも網羅した高品質な独自コンテンツにより、リアルな実体験による“生きた知見”とアクションプランまで踏み込んだ実践的な学びを得ることができます。さらに、オンライン集合学習機能(同時視聴、チャット、リアクション等)により、オンラインでも従来の集合型の研修のように社員同士でコミュニケーションを取りながら学習することができます。アーカイブの人気授業等を利用して社員同士で手軽に研修を実施することが可能で、部署内での勉強会や、部署を跨いだ学習コミュニティにも活用することにより、自発的に学ぶ輪を拡げ、学習文化を社内に創り出すことを促進します。 研修管理者向けの視聴履歴の管理・分析機能やレポート提出機能は、個々の受講状況や学習傾向、興味やキャリア志向を可視化することで、今後の育成方針やキャリアプラン検討に活かすことができます。2023年12月に標準機能として追加されたDXスキル診断機能は、設問形式で経産省のデジタルスキル標準に準拠したスキルを診断します。個人や組織全体のDXに関する課題や強みをグラフで可視化し、診断結果に応じた授業をレコメンドすることで、DX意識の向上やデジタル人材の育成をサポートします。また、40ID以上の契約企業には専属のカスタマーサクセス担当が導入準備から振り返りまでの3ヶ月間のサポートを実施し、導入初期段階の課題解決と継続的な運用のために伴走いたします。 さらに、多様化・高度化する企業の人材育成および組織変革ニーズに対応するため、当社は2025年より、主に大企業を対象とした組織変革コンサルティングサービス「Enterprise Drive(エンタープライズドライブ)」の本格展開を開始しております。「Enterprise Drive」は、学習活動および学びを起点として、働く個と組織が変容・変革していくプロセスを設計し、その実装から効果検証に至るまでを一体的に支援するコンサルティングパッケージです。本サービスは、「Schoo for Business」を基盤とし、学習促進及び集合学習支援による行動変容の創出、制度設計やキャリア自律支援を含む人材・組織施策の設計支援、並びに企業内大学の運営支援やインナーブランディング支援等を組み合わせることで、企業における組織変革の推進を総合的に支援しております。これにより、当社はサービス提供領域を従来のオンライン研修提供に留めることなく、学習を起点とした人材育成および組織変革の実行支援までを含む領域へと展開を進めております。 「Schoo for Business」の利用にあたっては、月額利用料が1IDあたり税込1,815円(ボリュームディスカウント有り)及び初期費用が税込121,000円になります(本書提出日現在)。2015年3月のサービス開始時点より累計4,500社以上(注1)の法人企業で導入されております(2025年9月末時点)。さらには、「学び」を起点に多角的な側面から地方創生を実現することを目的として、地方自治体への導入を推進しております。その取り組みの1つとして、鹿児島県奄美市及び奄美大島内4町村と地方創生推進の包括的パートナーシップ協定を締結しております。「学び」により、地域に根付く地元企業の事業促進や拡大、個人の稼得能力の向上を実現し、地域社会の経済活性化に貢献していきたいと考えています。 ■「Schoo for Personal」(個人向け) 2012年1月から提供する「Schoo for Personal」は、『一生、学べる学校』をコンセプトとしたオンライン学習サービスです。 当該サービスは、スマートフォンやタブレット、PCなどで受講できます。その特徴は生放送授業に対して受講生がチャット機能でタイムライン上にコメントを送り、講師や他の受講生とコミュニケーションをとれることです。授業中は講師への直接の質問や受講生同士で相談することが可能であり、リアルタイムで疑問点などを解決することができます。また、各授業には『受講生代表』と称する当社社員が参加しています。受講生代表は、「学びを伝えたい講師」と「学びたい受講生」の間に立ち、授業の進行をスムーズに、時に身近に感じてもらえるようにファシリテーターとして一緒に授業をデザインしています。誰もが主役になれるような安全な学びの場所をつくるとともに、学び続けたい一受講生の代表として、当社自身も学び、楽しみ方や乗り越える方法を模索しています。こうした双方向型の学習環境による講師・受講生代表・受講生の一体感が、オンライン環境においても「共に学び続ける仲間に出会う」ことができる当社独自の価値を生み出しております。 利用にあたっては、無料のオープン会員と有料のプレミアム会員があります。オープン会員は、生放送授業への参加、受講生同士・講師とのコミュニケーション機能などが利用できます。プレミアム会員の月額利用料は税込980円(本書提出日現在)になり、オープン会員の機能に加え、全ての録画授業の視聴や限定の生放送授業への参加などの特典を設けております。 (2)「教え手」に向けたサービス ■「Schoo Swing」(高等教育機関・社会人教育事業者向け) 大学をはじめとする高等教育機関等向けの「Schoo Swing」は、『「学修者本位の学び」を当たり前に』をコンセプトとしたクラウドベースの学習管理プラットフォームサービスです。2021年9月にリリースしてから現在までに累計47校の導入実績を有しております(2025年9月末時点)。 「Schoo Swing」は、オンライン授業の配信ツール、授業などのコンテンツを管理するためのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)、学習管理のためのLMS(ラーニング・マネジメント・システム)が一体となっており、授業中はもちろん授業前から授業後までのオンライン教育フローを一元化いたします。その特徴は、①対面授業とオンライン授業を柔軟に組み合わせた「ハイブリッド教育」を一つのツールで実現可能なこと、②独自の双方向学習機能により、教員と学生の「双方向コミュニケーション」による授業の共創が実現可能なこと、③学修データを取得・分析し、可視化することにより「授業と経営の質を向上」が実現可能なこと、であります。 当社は、オンラインを活用した良質な教育を提供することで、学生に、高等教育機関等での学びを武器に世の中に羽ばたいて欲しい(wing:翼)という願いと、社会に出て学びの重要性・尊さに気づいた時に再び大学に戻ってきて欲しい(swing:ブランコ)という思いを込めて、高等教育機関等のDX化を推進しております。 (注1)累計社数 過去に一度でも「Schoo for Business」サービスの利用契約のあった企業社数で契約ベースのユニーク数となります。解約後に顧客の状況変化等で再契約に至った場合であっても1社としてカウントしております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題6,569字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 MISSION:世の中から卒業をなくす 人は学ぶことで生きる知恵を身につけ、技術を革新させ、進化してきました。 「学び」には終わりはなく、学び続けることで社会が抱えている課題の解決速度が圧倒的に加速します。一方で、時間や場所、コスト、モチベーションなど、「学び」の障壁となるものもたくさんあります。これらの障壁を取り除くことで、すべての人が学び続けられる世界をつくることがSchooの使命です。 このミッションに伴い、”SCHOOL”の「終わりの”L”をなくす」ことで、Schooという社名は生まれました。 VISION:「あたたかい革命」が起こり続ける社会を残す 私たちが暮らすこの社会は、多くの人々が生んだ発明、努力、願いによってつくられました。ですが、少子高齢化という揺るぎない流れが、今の社会システムに留まることを許さず、たくさんの劇的な変化を私たちに要求しています。「誰かを想い、何かを変えるために頑張ること」。それが私たちの定義する「あたたかい革命」です。学びを通じた新しいつながりを編み、しがらみや壁を取り払って、社会課題を解く様々なイノベーションを生み出す。私たちの子供やその先の世代に「未来はきっと良くなる」と信じ続けられる社会を残すことを目指しています。 (2)経営環境 日本国内においては、少子高齢化等により2000年時点で約8,600万人いた労働生産年齢人口は2020年時点で約7,500万人まで減少し、2040年には約6,200万人まで減少すると予想されております(出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」)。労働生産年齢人口の減少が加速する一方、日本の労働生産性は停滞していることが社会課題として認識されております。 株式会社矢野経済研究所によると、当社の属する教育産業全体の市場環境(主要15分野計)(注1)は、2020年度には新型コロナウイルスの感染拡大によって生じた各種教室の休校措置や生徒募集活動の自粛など事業活動の大幅な制限により、市場を縮小させました。一方で、2021年度は、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を講じた上で事業運営が概ね継続できたこと、対面授業とオンライン授業の併用などによるサービス提供体制が確立したこと、コロナ禍で需要を高めたサービスが引き続き好調に推移したことなどを受けて全体市場が回復しました。2023年度は少子化の進行や物価上昇による家計の教育投資抑制などの影響を受けて、全体市場としては前年度割れとなりましたが、「資格・検定試験市場」「語学スクール・教室市場」「幼児体育指導市場」「企業向け研修サービス市場」の4分野は前年度の市場規模を上回りました。 2024年度の教育産業全体の市場規模(主要15分野計)は、事業者売上高ベースで前年度比0.7%増の2兆8,555億7,000万円となりました。前年度比でプラス成長となった分野は7分野(「幼児向け英会話教材市場」「資格・検定試験市場」「語学スクール・教室市場」「幼児体育指導市場」「企業向け研修サービス市場」「eラーニング市場」「学習参考書・問題集市場」)であり、特に「企業向け研修サービス市場」の拡大が全体市場の底上げに寄与しました。「eラーニング市場」は個人向けのBtoC市場の停滞によって成長鈍化がみられるものの、法人向けのBtoB市場は堅調に推移しております。また、2025年度の教育産業全体の市場規模(主要15分野計)は、事業者売上高ベースで前年度比0.6%増の2兆8,720億6,000万円で推移すると予測されており、「企業向け研修サービス市場」を含む6分野がプラス成長を牽引するものと見込まれております(出典:矢野経済研究所2025年10月7日発表「教育産業市場に関する調査を実施(2025年)」)。 社会人教育市場では、上場企業に対する人的資本の情報開示義務化、生成AIの急速な普及とDXの加速化やニューノーマル、労働生産性向上やリスキリングへの取り組み、持続的な企業価値向上につなげる「人的資本経営」への関心の高まりなどを背景に、社会人は働き方の多様化による「学び」直しの加速、企業は「学ぶ」機会の提供による従業員へのエンゲージメントの向上、高等教育機関は学生の確保のため社会人へ「学ぶ」機会を拡大、教育事業者は社会人のニーズにマッチした「学び」の提供など、時代の変化に即した知識・スキルの習得と、社会人が学びやすい環境の整備の必要性を強めております。 このような状況の中で、当社は、「学び」を起点として、人や社会の基盤となるサービスを提供したいと考えております。社会が抱えている課題はそれぞれが複雑に絡み合い変化・増減し続けていますが、学び続ける人が増えることで解決に寄与すると考えております。当社は、単なる学習サービスを提供する会社ではなく、「学び」によって継続的に成長できる社会を実現するために“世の中から卒業をなくす”ことを目指しております。 当社の事業の最大の強みは、「オンライン×みんなで」で生まれるコミュニティの性質を持った学習形態を提供するプロダクトと、10年以上に亘って蓄積してきた「受講生と共に内製で作り上げた約9,000本(注2)」の学習コンテンツであります。また、当社は主にSaaS(注3)と呼ばれるクラウド環境下でサービスを提供しており、主要サービスの収益は、利用料を定額課金するサブスクリプション型のリカーリング・レベニューモデル(注4)となります。このため、サービスの提供が開始された後は契約更新時に解約されない限り継続的に売上高が積み上がる性質を持っており、新規や追加の契約金額が解約金額を下回らない限りは収益が前年度を上回るという安定性を有しつつ、その収益基盤をもって安定的な成長を目指すことが可能となるビジネスモデルであると考えております。こうした当社サービスの強みを活かし、上述のように順調に拡大する市場を着実に獲得してまいります。 (注1)主要15分野計 「矢野経済研究所2023年10月6日発表「教育産業市場に関する調査を実施(2023年)」において、①学習塾・予備校、②家庭教師派遣、通信教育(③幼児向け・④学生向け・⑤社会人向け)、⑥幼児向け英会話教材、⑦資格取得学校、⑧資格・検定試験、⑨語学スクール・教室、⑩幼児受験教育、⑪知育主体型教育、⑫幼児体育指導、⑬企業向け研修サービス、⑭eラーニング、⑮学習参考書・問題集を指します。 (注2)学習コンテンツの本数 2025年9月末時点における視聴可能な学習コンテンツ数となります。 (注3)SaaS Software as a Serviceの省略表記で、パッケージソフトウエアをクラウドサービスとしてネットワーク経由でお客様に提供する形態で販売するサービスです。 (注4)サブスクリプション型のリカーリング・レベニューモデル サービス利用期間に応じたサービス利用料金をサブスクリプション(定期購入)の形態で受領するビジネスモデルです。一度契約すると、解約しない限り継続的に繰り返し収益が獲得できるという意味から、サブスクリプション型のリカーリング・レベニューモデル(継続収益)と呼びます。なお、このビジネスモデルにおいては、前期までに獲得した契約は当期収益の基礎となり、当期の売上高はこの前期までに獲得した契約と当期新しく獲得した契約で構成されることとなります。 (3)経営戦略 当社は、「世の中から卒業をなくす」ことを実現するため、学びや教育を起点として、人や社会の基盤となるサービスを提供してまいります。そのために、主力サービスである「Schoo for Business」のサービス価値を向上させ、持続的な成長を支える強固な経営基盤を構築するとともに、新規顧客の獲得及び市場のニーズに応えるイノベーティブなサービス・事業の進化に向けた取り組みを進める方針であります。また、事業を拡大していくことにより積み上げる経営資源を活用し、日本国内で「社会人教育の第一想起」を獲得し、社会人教育市場のリーディングカンパニーの地位確立を目指して事業を展開してまいります。 当社では経営戦略をより早期かつ確実に達成するために、主に以下の取り組みを実施しております。 ①マーケティングとセールスの強化 当社の持続的な成長のためには、当社が提供するサービスの導入を加速度的に増加させることが重要であると認識しております。 当社は、大企業及び中堅企業(注1)への「Schoo for Business」の導入拡大を成長戦略の柱に据えて、Web広告を通じたオンラインマーケティング施策の強化、組織営業力の強化のほか、大企業向けには、SaaSプロダクトと顧客課題に寄り添うオプションサービスを組み合わせることにより、顧客ニーズへの対応力を高める取り組みを積極的に行っております。 (注1)大企業及び中堅企業 当社は、従業員数2,000名以上を大企業、従業員数600名以上2,000名未満を中堅企業として顧客カテゴリを定義付けしております。 ②カスタマーサクセス体制の強化 当社は、毎月の利用料を積み上げて継続的な収益を長期的かつ安定的に確保できる収益構造(サブスクリプション型のリカーリング・レベニューモデル)のSaaSを軸とした事業を展開しております。そのため、収益力を更に高めるには、初期段階の導入課題、運用課題を解決し、導入企業の利用継続を促進及びアップセルを推進することが重要であると認識しております。 当社は、顧客体験価値の向上が顧客による継続利用及び当社の収益向上に重要な役割を担っているとの認識のもと、導入初期段階の課題を解決し、継続的な運用サポートを提供するカスタマーサクセス体制を強化しております。法人向けの「Schoo for Business」については、初回導入時には特定社員向けの一部導入から開始し、その後全社導入に向けたアップセルを推進することで、ARPA(Average Revenue per Account)の向上を追求し、MRR(Monthly Recurring Revenue)を高めていく戦略を進めております。 ③新規サービスの展開 当社が属する教育産業においては、コロナ禍によるDXの加速化やニューノーマルなど社会環境の著しい変化がもたらされたことから、急速な進化・拡大を続けており、当社においても顧客のニーズを満たす新サービスの展開を常に検討しております。今後、当社ビジネスの強みであるオンライン学習サービスの販売と連関するサービスの商品化を進めることで、持続可能な新たな価値を創造していく方針であります。 (4)目標とする経営指標等 当社は、売上高の継続的かつ累積的な増加を実現するために、当社のSaaSから生み出されるサブスクリプション型のリカーリング収益(経常的に得られる当社サービスの利用料)を継続的に成長させることを基本方針としております。その達成状況を判断する上で、法人向けサービス「Schoo for Business」の、MRR(注1)、契約社数(注2)、ARPA(注3)及びNet Revenue Churn Rate(注4)を重要な指標としております。MRRは、毎月経常的に得られる当社サービスの月額利用料の合計額であり、経営上の目標の達成状況を把握するものです。MRRは契約社数とARPAにブレイクダウンすることができます。そのため、MRRを高めていくためには、契約社数の拡大、ARPAの向上が重要であると考えております。また、Net Revenue Churn Rateを低く抑えることで安定した収益拡大に繋げます。 (注1)MRR Monthly Recurring Revenue の省略表記で、月次定期収益のことをいいます。 (注2)契約社数 法人向けビジネスの顧客社数のことをいいます。 (注3)ARPA Average Revenue Per Account の省略表記で、1顧客当たりの平均売上金額のことをいい、各四半期決算月の法人MRR実績を四半期末時点のサービス提供社数で割って算出した金額を記載しております。サービス提供社数は、サービスの利用契約のあった企業社数で契約ベースのユニーク数となります。 (注4)Net Revenue Churn Rate 解約率は、既存顧客のアップセル/ダウンセルを考慮したNet Revenue Churn Rateを採用しており、四半期決算月ごとに以下の算式により算出しております。 「{今月新規法人MRR(当月獲得)-(今月総法人MRR-前月総法人MRR)}/前月総法人MRR」の12か月平均 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の確保及び育成 今後の一層の事業拡大及び収益基盤の確立にあたり、優秀な人材の確保及び育成が重要と考えております。当社の「世の中から卒業をなくす」というミッションに共感する優秀な人材を適時採用するとともに、当社の事業領域において市場リーダーシップを構築していくため、各種研修等の人材育成制度を充実させることによって、既存社員の能力及びスキルの向上を図り、企業と人材が共に成長することのできる体制の整備・維持・改善を積極的に推進してまいります。 ② 知名度の向上 当社の企業価値向上にとっては、「Schoo for Business」をはじめとした各サービスの知名度の向上を図り、社会人教育市場のリーディングカンパニーの地位を確立していくことが必要と考えております。また、知名度の向上は、大手企業との提携等も含めた事業展開をより有利に進めることや、サービスを支える優秀な人材を採用・確保することにも寄与すると考えており、それぞれに適した広告活動を推進していく方針であります。 ③ 利益の定常的な創出及び財務健全性の確保 当社の収益モデルは、当社サービスが複数年にわたり継続して利用されることで収益が積み上がっていくストック型の構造にありますが、収益を積み上げていくために費用が先行して計上されるという特徴があります。事業拡大に伴い増加傾向にある人件費及び採用費、先行投資として計上される広告宣伝費等の費用については、顧客基盤の拡大に伴い売上高に占める比率を低減させていくことが可能となります。 今後の効率的な新規顧客獲得活動や継続率の確保と人材育成を通じて会社全体の生産性を向上させることにより、収益性の向上に努め、利益を定常的に創出できる体制を構築し、安定した財務健全性を確保していく方針であります。 ④ 事業領域の拡大 当社は、主力サービスの「Schoo for Business」を中心に収益基盤を構築しておりますが、今後の更なる成長を実現するためには、積極的な新規事業の開発・育成をしていくことが課題であると認識しております。既存事業を拡大していくことにより積み上げる経営資源を活用し、学び続けられる仕組みを通じて社会課題の解決に貢献する、価値の高いサービスを積極的に展開することで事業領域の拡大を図ってまいります。 ⑤ 情報管理体制の強化 当社が運営する事業においては、顧客情報、個人情報を多く取り扱っており、これらの情報管理体制の一層の強化が重要であると考えております。 個人情報保護方針及びインサイダー取引の未然防止を含む社内規程の整備並びに規程の運用の徹底、社内研修の実施を通じて、これらの情報については厳正に管理していますが、引き続き関連社内システムの一層のセキュリティ強化、社内研修の更なる整備等を図り、情報管理のための体制を強化してまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると判断した事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の判断上、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。 本項の記載内容は当社株式の投資に関するすべてのリスクを網羅しているものではなく、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針であり、当社のリスク管理体制については、「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由」に記載のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)競合について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 社会人教育市場については、多くの企業が参入しております。その中でも、当社と同様のビジネスモデルを有している企業は複数社ありますが、サービスの特性、その導入実績、ノウハウによる技術等、様々な点から他社と比較して優位性を確保できていると認識しております。しかしながら、将来の成長が期待される市場であり、国内外の事業者が新たに参入してくる可能性があります。このため先行して事業を推進していくことで、さらに実績を積み上げて市場内での地位を早期に確立してまいります。しかしながら、今後において十分な差別化等が図られなかった場合や、新規参入により競争が激化した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)想定以上の解約が生じるリスクについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社の主力サービスである「Schoo for Business」はサブスクリプションモデルであることから、当社の継続的な成長には新規顧客の獲得のみならず、既存顧客の契約継続が重要であると考えております。予算及び経営計画には、実績をもとに一定の解約率を踏まえた継続率を見込んでおりますが、サービスの魅力の低下、追加機能やサポートに対する満足度の低下などにより、当社の想定以上の解約が生じた場合には、当社の事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、カスタマーサクセス体制の強化によって顧客満足度を高める施策を実施するとともに、機能開発やサポートの充実により継続率の維持・向上を図っております。 (3)継続的な投資と損失計上について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社は、継続的な成長のため、事業に対する投資を積極的に進めていく方針であります。近年、オンライン広告等を活用した顧客の集客及び優秀な人材獲得を積極的に進めていることや、当社のビジネスモデル上、継続的に当社サービスを利用する顧客を増加させることで収益を積み上げ、投資回収を図る形態であることから、2023年9月期までの経営成績は営業損失の計上となっております。当社は、継続的な成長のために、営業や開発等における優秀な人材の採用・育成を計画的に行うとともに、知名度と信頼度の向上のための広報・PR活動、顧客獲得のためのマーケティングコスト投下等を効果的に進め、売上高拡大及び収益性の向上に向けた取り組みを行っていく方針であります。しかしながら、先行投資に応じた結果の収益を確実に予測することは困難であり、需要が予測と比較して低迷する可能性を含んでおります。今後も引き続き、費用対効果を慎重に検討の上、継続的な投資を進めていく予定ですが、一定期間内で投資に応じた効果が得られない場合には、営業損失の計上が継続するなど、当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しては、営業利益を定常的に創出するべく、新規顧客の獲得や既存顧客の解約防止等に注力してまいります。 (4)システムトラブルについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社が展開する事業は、インターネットを介してサービスを提供する形態であり、アクセスの急激な増加等による負荷の拡大、自然災害、事故、不正アクセス、その他何らかの要因によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社のサービスは、外部クラウドサーバAmazon Web Services社が提供するサービス(以下「AWS」という。)を利用して提供しており、AWSの安定的な稼働が当社の事業運営上、重要な事項となっております。これまでのところ、当社においてAWSに起因する重大なサービスの停止やトラブル等は起こっておりませんが、システムエラーや人為的な破壊行為、自然災害等の当社の想定していない事象の発生によりAWSが停止した場合には、顧客への損害の発生やサービスに対する信頼性の低下などにより、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があり、特に重要なリスクと認識しておりますが、顕在化のリスクは高くないと認識しております。 当社ではAWSが継続的に稼働しているかを常時監視しており、障害の発生又はその予兆を検知した場合には、当社の役職員に連絡が入り、早急に復旧するための体制を整備しております。AWSは、FISC安全対策基準(注)を満たす安全性を備えております。 (注)FISC安全対策基準とは、金融庁が金融機関のシステム管理体制を検査する際に使用する基準のことを指します。 (5)提供するアプリケーションの重大な不具合について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社が提供するアプリケーションは、開発計画から本番リリースに至るまでの開発プロセスが定められております。顧客へ提供する前に、品質のチェックを十分に行った上で本番リリースをしておりますが、顧客への提供後に重大な不具合(バグ等)が生じ、補修等追加コストの発生や信用の失墜、損害賠償責任が発生した場合、当社の事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)情報管理体制について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社では、業務に関連して多数の個人及び顧客企業の情報資産を取り扱っております。万が一、こうしたデータの情報漏洩、改ざん、又は不正使用等が生じた場合、若しくは何らかの要因からこれらの問題が発生した場合には、顧客への損害賠償やサービスに対する信頼性の低下などにより、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があり、特に重要なリスクと認識しておりますが、顕在化する可能性は高くないと認識しております。 当社においては、2021年8月に情報セキュリティマネジメントシステム(JIS Q 27001:2014(ISO/IEC 27001:2013))の認証を取得し、当該公的認証に準拠した体制を整備しております。また、個人情報保護管理規程、機密情報管理規程など、重要な情報資産の保護に関する規程等を整備運用するとともに、役職員に対し研修等を行い、情報管理の強化を図っております。加えて、情報セキュリティについては外部からの不正アクセス、コンピュータウイルスの侵入防止についてもシステム的な対策を講じております。 (7)自然災害等の予期せぬ事象により、特徴である生放送ができなくなるリスクについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:高) 当社の本社及びスタジオは東京都渋谷区にあり、首都直下型地震や南海トラフ地震等を例とする大規模自然災害等が発生した場合、被災地域における本社及びスタジオの損壊、停電、及び交通、通信、物流といった社会インフラの混乱及び途絶、取引先の被災、設備の損壊や電力供給の制限等の影響等を受け、業務の停止やコンテンツの収録及び生放送の配信ができなくなる可能性があります。自然災害等の事象が発生する場合に備えて、代替となるスタジオの確保、リモートワークに対応したシステムとセキュリティ整備等、不測の事態に伴うリスクを最小限に抑えるよう努めてまいります。 (8)配当政策について (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けておりますが、財務体質の強化に加えて事業拡大のための内部留保の充実等を図り、収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に充当することが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。 一方で、株主に対する安定的な利益還元の実施は重要な経営課題であると認識しております。今後の利益配分につきましては、業績動向を考慮しながら、将来の事業拡大や収益の向上を図るための資金需要や財務状態を総合的に勘案し、配当のほか、自己株式の取得についても機動的な資本政策の一環として適切に実施していく方針であります。なお、自己株式の取得につきましては、当事業年度において自己株式186,000株(取得総額138,453千円)を取得いたしました。 今後の具体的な実施の可能性や時期については未定でありますが、株主価値の向上を常に意識し、検討を進めてまいります。 (9)税務上の繰越欠損金について (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 2025年9月期末時点で、当社に税務上の繰越欠損金が存在しております。そのため、現在は通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が課せられておりません。今後当社の業績が順調に推移することにより、繰越欠損金が解消した場合は、課税所得に対して通常の法人税率に基づく法人税、住民税及び事業税が課されることとなり、当期純損益及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (10)新株予約権の行使による株式価値の希薄化 (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では、当社の役職員に対するインセンティブを目的として新株予約権を付与しております。また、資金調達を目的とした新株予約権を発行しております。 提出日現在における発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は7.2%となっております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社の株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 (11)コンテンツの優位性が低下するリスクについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、自社で企画・制作をした豊富な学習コンテンツを当社サービスの強みの1つとして認識しております。これらのコンテンツは、「学びの場」として提供するプラットフォームを通して優秀な人材の確保及び教育等により品質の維持・向上を図るとともに、日本国外の同業種の動向分析や他社との差別化を進めることで競争優位性を高めるよう努めております。しかしながら、巨大資本等を背景にした新規参入事業者等により、短期的に数多くの学習コンテンツが構築される脅威が発生する可能性等があり、その結果、当社の提供するコンテンツの情報価値が相対的に低下し、当社の提供するサービスの価値が比例して低下した場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (12)コンテンツ管理体制の整備・強化について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) オンライン学習サービス「Schoo」では、ライブ配信コンテンツのタイムラインにユーザー自身がコメントを投稿できる仕組みとなっています。したがって、健全性に欠けるコメントや他のユーザーを誹謗中傷するようなコメントがユーザーによって投稿される可能性があります。 当社では、コミュニティガイドラインを策定し、サイト上に明示することによってサービスの適切な利用を促すよう努めています。また、ユーザーによる投稿内容が、利用規約で禁止している他のユーザーに対する脅迫、嫌がらせ等に該当する又は公序良俗に反する等、不適切と判断される場合には、運営会社が投稿情報の削除を行うことによって、健全なサイト運営を維持しています。また、専用のカスタマーサポートチームを設け、ユーザーからの問合せやクレームに対応することでユーザーコミュニティーとの良好な関係の構築にも努めています。 このような体制を構築しているにもかかわらず、不適切な投稿に対して当社が十分な対応ができない場合には、当社がサイト運営者として信頼を失う可能性があり、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)インターネット関連市場について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社はインターネットを介してサービスを提供しており、インターネット及び関連サービス等の更なる発展が、当社が今後成長を図る上で重要であると考えています。 しかしながら、当社が事業環境の変化に適切に対応できなかった場合、又は、新たな法的規制の導入等の予期せぬ原因によりインターネット関連市場の成長が鈍化した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、最新の市場環境変化を常に把握できる体制を構築するだけではなく、優秀な人材の確保及び教育等により技術革新や法的規制の変化に迅速に対応できるよう努めております。 (14)技術革新について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が事業展開しているインターネット関連市場では、技術革新や顧客ニーズの変化のスピードが非常に早く、インターネット関連事業の運営者はその変化に柔軟に対応する必要があります。当社が技術革新や顧客ニーズの変化に適時に対応できない場合、又は、変化への対応のためにシステム投資や人件費等多くの費用を要する場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、最新の技術動向や環境変化を常に把握できる体制を構築するだけではなく、優秀な人材の確保及び教育等により技術革新や顧客ニーズの変化に迅速に対応できるよう努めております。 (15)Apple Inc. 及び Google LLC.の動向について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の提供するオンライン学習サービス「Schoo for Personal」及び「Schoo for Business」は、ユーザーにスマートフォン向けアプリを提供しており、Apple Inc.及びGoogle LLC.の両社が運営するプラットフォームにアプリを提供することが現段階における事業展開の重要な前提条件です。当社はプラットフォーム事業者の規約や方針変更に対する情報を収集し、適切に対応する方針であり、また、Webサイトによるコンテンツの配信も行っておりますが、これらプラットフォーム事業者の事業戦略の転換並びに動向によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)著作権等の知的財産権が侵害される、ないしは侵害してしまうリスクについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社のコンテンツについて、第三者から意図せずに著作権を侵害される可能性や第三者の権利を侵害してしまう可能性があり、権利侵害による信用力の低下や損害賠償請求等が発生した場合には、当社の事業が影響を受ける可能性があります。 これに対して当社は、コンテンツ作成時における商標権、著作権の侵害有無の確認、各契約の著作物に関する権利帰属の契約書レビューを実施しております。加えて、当社が事業活動を行うに当たり、第三者が保有する商標権、著作権、特許権等の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払い、著作権に関する社内研修の実施や弁護士に随時相談する体制の構築などの対策を行っており、当該リスクに一定程度対処できているものと考えております。なお、当社は、著作権、商標権、知的財産権等に関連する法令等の下で事業活動を行っており、現段階において事業及び業績に重大な影響を及ぼす訴訟を提起されている事実はありません。 (17)訴訟等について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では、本書提出日現在において業績に影響を及ぼす訴訟や紛争は生じておりません。当社は法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を整備しておりますが、今後何らかの事情によって当社に関連する訴訟、紛争が行われる可能性は否定できず、かかる事態となった場合、その経過又は結果によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (18)広告等の販促効果低下のリスクについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、持続的な成長のため、興味関心・利用意向の高いより多くのユーザーを獲得し、また既存のユーザーを維持していくことが必要であると考え、インターネット広告の出稿を主とした広告宣伝活動を実施しています。 出稿媒体や実施タイミング及びその内容について費用対効果を検討したうえで、広告宣伝活動を行っております。販促効果の定量的なモニタリングなどの対応策も実施しているものの、マーケティング効果が十分に得られない場合に、新規ユーザーの獲得等が低下する可能性があり、当社の事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (19)法的規制等について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 現在のところ当社の事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はありませんが、当社は、事業者又は個人との間で業務委託契約を締結し、業務を委任する場合があり、「下請代金支払遅延等防止法」(下請法)が適用される場合があります。 当社は、教育・研修体制を充実すること等により、法令を遵守し事業運営を行う体制を整備しておりますが、運用の不備等により法令義務違反が発生した場合には、当社の社会的信用の失墜等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (20)人材の確保や育成について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、継続的な事業拡大のためには、優秀な人材の確保、育成及び定着が最も重要であると認識しております。しかしながら、当社が求める優秀な人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合には、経常的な業務運営及び事業拡大等に支障が生じることや、採用経費が計画から乖離すること等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、従業員が働きやすい環境の整備や人事制度の構築、教育・研修体制の充実化に努めてまいります。 (21)内部管理体制について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、今後の事業拡大に対応するため、内部管理体制をさらに強化する必要があると認識しております。今後も人材採用及び育成を行うこと等により内部管理体制の強化を図っていく方針であります。しかしながら、事業の拡大ペースに応じた内部管理体制の構築に遅れが生じた場合、当社の事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (22)特定人物への依存について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の代表取締役社長である森健志郎は、当社の創業者であり、創業以来の最高経営責任者であります。当社事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定など、当社の事業活動全般において重要な役割を果たしておりますが、何らかの理由により同氏による当社業務の遂行が困難となった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 当該リスクに対しては、現在、同氏に過度に依存しないよう、経営体制の整備、人材の育成を行う等リスクの軽減に努めております。 (23)単一事業であることのリスク (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の売上は、オンライン学習サービス「Schoo」とその関連サービスで構成されており、単一事業となっております。社会人向けのオンライン教育市場の成長傾向は継続するものと見込んでおり、また、新規事業の企画立案に取り組んでおりますが、当該市場の成長が鈍化するような場合、事業環境の変化等への対応が適切でない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (24)財政状態に関わるリスク (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、必要に応じて資金を金融機関からの借入金により調達していますが、業績や財政状態の悪化あるいは金融不安等が発生した場合には、必要な資金を合理的な条件で確保できず、資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。また、今後の金利動向に著しい変化が生じた場合には、支払利息の増加等により当社業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。想定外の経営環境の悪化等がない限り、適切な事業運営を継続することによりリスクに一定程度対処できるものと考えておりますが、金融機関との良好な関係の維持・強化に努めるとともに、手元流動性の確保や資本効率の向上等の観点から検討を行い財務基盤の強化に取り組むとともに、資金調達手段の多様化等を進め、低利かつ安定的な資金の確保に努めてまいります。 (25)外部講師の確保について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社のコンテンツ制作にあたっては、最新の経済・経営の諸問題や自己啓発等をテーマとして取り上げると共に、適確な見識をもって講義を行うことができる外部講師への委託が必要となります。現時点において当社では、これらの講師を確保し、継続してコンテンツを企画・制作して提供できているものと認識しております。 当社は、引き続きこれらの講師の確保に努めていく方針でありますが、今後将来において、当社が求める適確な見識をもって講義を行うことができる講師を適切な契約条件によって確保できなくなった場合、当社のコンテンツ制作に重大な支障が生じ、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (26)コンテンツ出演者の不祥事・風評等について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社は、講師や受講生代表等といった当社コンテンツの出演者が、事故、事件、不祥事等を起こした場合、又は巻き込まれた場合、風説、風評及び報道等が為された場合等には、適切に対応することが必要となります。その結果、これまで蓄積してきたコンテンツにおいて、該当する出演者が出演するコンテンツが使用できず、今後、新たなコンテンツの制作に支障が生じた場合には、当社の業績等に影響を与える可能性があります。これらの発生事象に対し、当社が適切に対応できなかった場合、当社対応の如何に関わらず、当社にとって悪影響がある形で当該発生事象が投資家、マスコミ報道、インターネット、その他社会一般に広まった場合等には、当社のブランドイメージ等が損なわれ、当社の業績等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,741字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における資産合計は3,442,292千円となり、前事業年度末に比べ1,026,972千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が901,263千円、ソフトウエアが86,575千円、売掛金が43,603千円、建物が19,916千円増加し、繰延税金資産が43,431千円減少したことによるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は1,587,137千円となり、前事業年度末に比べ178,302千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が264,000千円、未払消費税等が55,866千円、契約負債が32,648千円減少し、未払金が59,713千円、1年内返済予定の長期借入金が48,000千円、未払法人税等が60,675千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は1,855,154千円となり、前事業年度末に比べ1,205,275千円増加いたしました。これは主に、株式上場に伴う新株発行等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ584,208千円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は53.89%(前事業年度末は26.91%)となりました。 ② 経営成績の状況 当事業年度における当社を取り巻く経営環境につきましては、不安定な世界情勢や為替変動及び原材料価格やエネルギー価格の高騰等の影響により、先行き不透明な状況が続いております。一方、社会人教育市場は労働生産性向上やリスキリングへの取り組み、持続的な企業価値向上につなげる「人的資本経営」への関心の高まりなどを背景に、企業の従業員への教育投資意欲が拡大し、当社の主力であるオンライン学習サービスの導入ニーズも堅調に推移いたしました。 このような環境の中、当社は継続的な売上高成長の実現に向けて、新規顧客の獲得及び既存顧客の取引拡大を図るため、積極的なマーケティング投資、ナーチャリング施策の強化、販売代理パートナー網の拡大、顧客体験価値の向上に向けた学習コンテンツの質の向上、そして、営業とカスタマーサクセス一体運営による顧客伴走力の強化などの施策を複合的に推進してまいりました。大企業向けには、SaaSプロダクトと顧客課題に寄り添うオプションサービスを組み合わせて提案することにより、多様化する顧客ニーズへの対応力を高める取り組みを積極的に行いました。また、地域創生関連サービスの提供も開始しております。さらに、将来的な成長を見据えた人材採用・育成をはじめとした組織体制の強化などに注力いたしました。 この結果、当事業年度の売上高は3,360,107千円(前事業年度比17.8%増)、営業利益は290,402千円(同149.8%増)、経常利益は258,446千円(同196.7%増)、当期純利益は175,311千円(同4.9%減)となりました。 また、当社は、大人の学び事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ901,263千円増加し、2,946,270千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動により得られた資金は249,386千円(前年同期は115,178千円の獲得)となりました。これは主に、増加要因として税引前当期純利益258,556千円の計上、未払金の増加額65,763千円、減少要因として未払消費税等の減少額55,866千円、売上債権の増加額43,603千円、契約負債の減少額32,648千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は135,054千円(前年同期は19,806千円の使用)となりました。これは主に、減少要因としてソフトウエアの機能追加等に係る無形固定資産の取得による支出105,375千円、スタジオの移転等に伴う有形固定資産の取得による支出27,004千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動により獲得した資金は786,931千円(前年同期は26,793千円の獲得)となりました。これは増加要因として、株式の発行による収入1,161,914千円があった一方で、減少要因として長期借入金の返済による支出216,000千円、自己株式の取得による支出139,304千円、上場関連費用の支出19,677千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。 当事業年度 (自 2024年10月1日  至 2025年9月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 3,360,107   117.8 (注)1.当社は、単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 ③資本の財源及び資金の流動性の分析 当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費、広告宣伝費等の営業費用であり、必要な資金は自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で調達していくことを基本方針としております。これらの資金調達方法の優先順位等に特段方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に検討を行う予定であります。また、資金調達の機動性及び流動性確保の補完機能を高めるため、取引金融機関と当座貸越契約を締結しております。 当事業年度末の現金及び現金同等物は2,946,270千円となり、十分な流動性を確保していると考えております。 ④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社は、売上高の継続的かつ累積的な増加を実現するために、リカーリング収益(経常的に得られる当社サービスの利用料)を継続的に成長させることを基本方針としております。その達成状況を判断する上で、法人向けサービス「Schoo for Business」の、MRR(注1)、契約社数(注2)、ARPA(注3)及びNet Revenue Churn Rate(注4)を重要な指標としております。 全社売上高に占める法人向けサービス「Schoo for Business」のリカーリング収益が91.6%(2025年9月期実績)を占めており、四半期末月毎の各指標の推移は以下のとおりです。なお、2022年9月期第2四半期より重要な指標として管理を実施していることから、2022年9月期第2四半期末月以降の推移を記載しております。 2022年9月期   2023年9月期 2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q MRR   (億円)   0.86   1.01   1.13   1.35   1.43   1.58   1.79 契約社数   (社)   1,469   1,648   1,739   1,851   1,940   2,053   2,112 ARPA   (千円)   58   61   65   72   73   77   84 Net Revenue Churn Rate   (%)   1.74   1.68   1.55   1.75   0.96   1.15   0.81 2024年9月期   2025年9月期 1Q   2Q   3Q   4Q   1Q   2Q   3Q   4Q MRR   (億円)   1.92   2.16   2.33   2.47   2.59   2.45   2.56   2.69 契約社数   (社)   2,185   2,307   2,400   2,491   2,481   2,433   2,414   2,374 ARPA   (千円)   87   93   97   99   104   100   106   113 Net Revenue Churn Rate   (%)   0.68   0.55   0.04   0.53   0.51   1.00   1.22   0.98 (注1)MRR Monthly Recurring Revenue の省略表記で、月次定期収益のことをいいます。 (注2)契約社数 法人向けビジネスの顧客社数のことをいいます。 (注3)ARPA Average Revenue Per Account の省略表記で、1顧客当たりの平均売上金額のことをいい、各四半期決算月の法人MRR実績を四半期末時点のサービス提供社数で割って算出した金額を記載しております。サービス提供社数は、サービスの利用契約のあった企業社数で契約ベースのユニーク数となります。 (注4)Net Revenue Churn Rate 解約率は、既存顧客のアップセル/ダウンセルを考慮したNet Revenue Churn Rateを採用しており、四半期決算月ごとに以下の算式により算出しております。 「{今月新規法人MRR(当月獲得)-(今月総法人MRR-前月総法人MRR)}/前月総法人MRR」の12か月平均

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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