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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Def consulting

Def consulting, inc.4833 · Growth · サービス業

経営コンサルティングと暗号資産運用の両輪で、企業価値最大化を目指す専門家集団。

概要

株式会社Def consulting(旧商号:株式会社Success Holders、株式会社ぱど)は、1987年に創業した経営コンサルティング会社である。現在はコンサルティング事業とデジタル資産トレジャリー事業の2セグメントを運営し、東京都港区に本社を置く。2026年3月期の売上高は8億5,411万円、従業員数は195名。

2つの事業セグメントで構成される現在の体制

当社はコンサルティング事業とデジタル資産トレジャリー事業の2つを報告セグメントとする。コンサルティング事業では、主にITエンジニアリング領域において、人材の採用・育成から現場常駐支援(SES・人材派遣)までを一気通貫で提供する。デジタル資産トレジャリー事業では、イーサリアム(ETH)を中心とした暗号資産を保有・管理し、ステーキングや分散型金融(DeFi)による運用収益の獲得を目指す。2026年3月期のコンサルティング事業売上高は8億1,677万円、同事業はセグメント損失1億4,300万円。デジタル資産トレジャリー事業の売上高は3,734万円、セグメント利益3,734万円。

フランチャイズ型から完全子会社化・譲渡を経た組織再編

かつては地域ごとに子会社(ぱどラボ、九州ぱど、仙台ぱど、阪神ぱどなど)を設立し、フランチャイズ的な展開で事業を拡大した。しかし2020年以降、子会社の吸収合併や株式譲渡を進め、2020年6月にはぱどデザイン工場とぱどシップを吸収合併、同年7~8月には九州ぱどと仙台ぱどを吸収合併した。2020年8月にはリビングプロシードを譲渡し、2022年6月にはメディア事業全体を会社分割により株式会社中広へ譲渡した。これにより、グループの事業領域は現在の2セグメントに集約された。

売上高の急縮小と赤字が続く財務状況

有価証券報告書に記載された2026年3月期までの財務数値によれば、売上高は2014年3月期の8億3,400万円をピークに減少を続け、2019年3月期には5億5,400万円、2020年3月期4億8,100万円、2021年3月期1億8,600万円、2022年3月期1億6,000万円、2023年3月期6,800万円、2024年3月期5,200万円、2025年3月期6億2,000万円(前年比増)、2026年3月期8億5,411万円と、メディア事業譲渡後の2023年3月期に底を打ち、その後回復している。しかし営業損失は2025年3月期4億2,721万円、2026年3月期4億1,996万円と続き、当期純損失も2026年3月期に21億5,424万円(暗号資産評価損16億8,986万円を含む)と大幅な赤字を計上している。

商号変更と本社移転を繰り返した近年の動き

当社は2020年10月に株式会社ぱどから株式会社Success Holdersへ商号変更し、2024年8月にさらに株式会社Def consultingへ変更した。本店所在地も横浜市中区から東京都港区虎ノ門の虎ノ門ヒルズ森タワー21階へ移転している。この間、2021年5月には株式会社P&Pを子会社化し、2022年3月に吸収合併。2020年11月と2022年10月には新事業としてテクノロジー事業(現コンサルティング事業)を創業し、さらに2025年9月にはデジタル資産トレジャリー事業を創業した。上場市場も2001年の大阪証券取引所ナスダック・ジャパンから、2022年4月の東京証券取引所グロース市場へと変遷している。

業界の中での役割は企業向け経営課題解決サービスとデジタル資産管理・運用サービスを提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-44.4%
純利益
-22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
テクノロジー ソリューション 事業4億円66.7%
コンサルティング事業2億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01中堅・中小企業、国内大手企業主力

事業戦略立案などの攻めの領域から内部統制構築などの守りの領域まで、経営課題全般に対するハンズオン型の経営コンサルティングを提供。ITエンジニアリング領域では、独自の育成体制を基盤に、常駐型技術支援やシステム開発支援などITソリューションを総合的に提供している。

主な製品・サービス2
経営コンサルティングサービス
経営戦略立案、内部統制構築など、企業の経営課題を解決するためのコンサルティングサービス。
常駐型技術支援
SESや人材派遣の形態で、顧客企業の現場でDX推進やシステム開発を直接支援するサービス。

02暗号資産市場準主力

イーサリアムを中心とした暗号資産を保有・管理し、企業のバランスシートを活用した次世代トレジャリー戦略を推進。調達資金で暗号資産を取得し、安全な保管に加えて、ステーキングやDeFiを活用した運用収益の獲得を目指す。

主な製品・サービス1
デジタル資産トレジャリー
暗号資産の取得・管理・運用を通じて、資本効率の向上や新たな収益源の構築を図るサービス。

製品と技術

ITエンジニアの創出と常駐支援を軸とするコンサルティング事業

コンサルティング事業の中核はITエンジニアリング領域である。当社は「ITエンジニア創出プラットフォーム」と称する独自の仕組みを構築し、ポテンシャル層の採用から集中研修プログラムを経て現場に送り出すプロセスを一貫して行う。具体的なサービスとして、顧客企業の現場でのDX推進やシステム開発を直接支援する常駐型技術支援(SES・人材派遣)を主力としている。また、事業戦略立案や内部統制構築など、経営課題全般に対するハンズオン型のコンサルティングも提供する。2026年3月期のセグメント売上高は8億1,677万円だが、採用や研修への先行投資が継続しており、セグメント損失1億4,300万円となっている。

イーサリアム(ETH)を中心としたデジタル資産トレジャリー事業

2025年9月に開始したデジタル資産トレジャリー事業は、イーサリアム(ETH)を中核とする暗号資産を企業のバランスシートで保有・運用する事業である。調達資金を用いてETHを取得し、安全なカストディ体制のもとで保管。さらに、保有資産を活用したステーキングや分散型金融(DeFi)プロトコルの利用により、インカムゲイン(運用収益)の獲得を目指す。当社はこの取り組みを「国内上場企業初のイーサリアムトレジャリー」と位置付けている。2026年3月期のセグメント売上高は3,734万円(ステーキング報酬など)、セグメント利益は同額。ただし、期末時点のETH価格下落に伴い、会計上の暗号資産評価損16億8,986万円を計上している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

専門コンサルで小規模、収益改善途上

同社はサービス業に属し、コンサルティング事業を展開している。売上高は2024年3月期の5億円から2026年3月期には9億円と増加しているが、営業利益率はマイナスで、赤字が続いている。同業他社にはジンジブやイシンなどがあるが、同社は規模が小さく、収益性でも劣後している。専門分野に特化したサービスを提供している可能性はあるが、現状はコスト構造の改善が急務である。今後の課題は、売上拡大と収益性の改善である。

強み

  • 特定分野に特化したコンサルティングを提供。
  • 売上高は増加傾向にあり、事業拡大の兆し。
  • 大手が参入しにくいニッチ領域に強み。
  • 小規模組織で素早い意思決定が可能。

課題

  • 営業赤字が続き、早急な改善が必要。
  • 同業他社と比べ規模が小さく競争力に課題。
  • 優秀な人材の確保が難しい状況。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がDef consulting

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19229サンウェルズ40億円
29647協和コンサルタンツ40億円6.1倍
37375リファインバースグループ39億円15.1倍
46096レアジョブ39億円11.6倍
57034プロレド・パートナーズ39億円14.2倍
64833Def consulting38億円
72481タウンニュース社38億円8.2倍
87037テノ.ホールディングス38億円28.7倍
99256サクシード38億円15.7倍
105868ロココ38億円27.6倍
11264ASchoo38億円37.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

荏原製作所と凸版印刷の出資で1987年に創業

1987年8月、株式会社荏原製作所と凸版印刷株式会社などの出資により、横浜市中区に株式会社ぱどを設立した。創業時の事業内容は、地域情報紙「ぱど」の発行を中心としたメディア事業であった。荏原製作所と凸版印刷という異業種の大手企業が出資した背景には、地域密着型の情報メディアへの期待があったと推測される。

MBOで荏原製作所から独立した1992年

1992年6月、マネジメント・バイ・アウト(MBO)により株式会社荏原製作所から独立した。これにより、創業時の出資者の一つであった荏原製作所の傘下を離れ、経営陣主導の経営体制へと移行した。独立後も地域情報紙事業を中核に事業を拡大し、全国各地でフランチャイズ的な子会社を設立していくことになる。

ナスダック・ジャパンへの上場と事業拡大(2001年)

2001年3月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現東京証券取引所グロース市場)に上場した。上場後は子会社網の拡大を加速し、2003年6月に廣済堂・ウイル・コーポレーションとの合弁で仙台ぱど、2006年10月にエルネットとの合弁でぱどラボ、2007年4月に福博印刷との合弁で九州ぱど、2009年2月に阪神ぱどを設立。さらに2009年12月にはタイヘイコンピュータ(現トリニティ)との合弁でぱどポイントを設立するなど、フランチャイズ型の地域展開を積極的に進めた。

クーポン共同購入サイトへの参入と撤退(2010~2012年)

2010年12月、クーポン共同購入サイトを運営する連結子会社株式会社CooPaを設立した。しかし、同事業は短期間で収益化が困難と判断され、2012年3月には子会社のぱどラボを存続会社とする合併によりCooPaを解散している。このエピソードは、当時のインターネット関連事業への挑戦とその撤退を示している。

メディア事業の縮小と子会社整理(2015~2020年)

2015年3月に阪神ぱどを吸収合併、2016年2月にぱどポイントを解散するなど、子会社の整理が進んだ。2018年11月には株式交換によりリビングプロシードを子会社化したが、2020年に入ると再編が加速する。2020年5月にぱどラボを株式譲渡、同年6月にぱどデザイン工場とぱどシップを吸収合併、同年7月に九州ぱど、同年8月に仙台ぱどを吸収合併し、さらにリビングプロシードも譲渡した。この結果、地域子会社はほとんど消滅した。

商号変更とコンサルティング事業への転換(2020~2022年)

2020年10月、商号を株式会社ぱどから株式会社Success Holdersへ変更した。同年11月には新たな事業としてテクノロジー事業(後のコンサルティング事業)を創業。2021年5月にはITエンジニア派遣を手掛ける株式会社P&Pを子会社化し、2022年3月に吸収合併した。2022年10月にはコンサルティング事業を正式に創業。これらの動きにより、従来のメディア事業からIT人材派遣・コンサルティング事業への重心移動を図った。

メディア事業の完全譲渡とデジタル資産事業の開始(2022~2025年)

2022年6月、会社分割によりメディア事業を株式会社中広へ譲渡し、かつての主力事業から完全に撤退した。2024年8月には商号を株式会社Def consultingに変更し、本社を虎ノ門に移転。2025年9月にはデジタル資産トレジャリー事業を創業し、イーサリアム(ETH)の保有・運用に乗り出した。これにより、コンサルティングと暗号資産運用の二本柱という現在の体制が完成した。

年表31件を開く

1980年代

  • 1987年8月創業株式会社荏原製作所、凸版印刷株式会社他の出資により、横浜市中区に株式会社ぱどを設立。

1990年代

  • 1992年6月MBO(マネジメント・バイ・アウト)により株式会社荏原製作所から独立。
  • 1996年6月創業わかさや美術印刷株式会社(現 株式会社ウイルコホールディングス)との共同出資により、横浜市中区に株式会社ぱどデザイン工場を設立(当社出資割合50%)。

2000年代

  • 2000年3月M&Aわかさや情報印刷株式会社(現 株式会社ウイルコホールディングス)より株式を買取り、株式会社ぱどデザイン工場を完全子会社化。
  • 2001年3月上場大阪証券取引所 ナスダック・ジャパン市場(現 東京証券取引所グロース市場)に上場。
  • 2003年6月株式会社廣済堂及び株式会社ウイル・コーポレーション(現 株式会社ウイルコホールディングス)との合弁により連結子会社として株式会社仙台ぱどを設立。
  • 2006年10月株式会社エルネット(現 株式会社関西ぱど)と合弁により、連結子会社株式会社ぱどラボを設立。
  • 2006年11月M&A株式会社ぱどラボが株式会社コミュースタイルを子会社化。
  • 2007年4月福博印刷株式会社との合弁により連結子会社として株式会社九州ぱどを設立。
  • 2009年2月連結子会社として株式会社阪神ぱどを設立。
  • 2009年3月子会社として株式会社ぱどシップを設立。
  • 2009年12月タイヘイコンピュータ株式会社(現 株式会社トリニティ)と合弁により、連結子会社として株式会社ぱどポイントを設立。

2010年代

  • 2010年12月クーポン共同購入サイトを運営する連結子会社株式会社CooPaを設立。
  • 2012年3月M&A連結子会社である株式会社ぱどラボを存続会社とする合併により、株式会社CooPaを解散。
  • 2015年3月M&A親会社である株式会社ぱどを存続会社とする合併により、株式会社阪神ぱどを解散。
  • 2016年2月連結子会社である株式会社ぱどポイントを解散。
  • 2018年11月M&A株式交換により株式会社リビングプロシードを子会社化。

2020年代

  • 2020年5月連結子会社である株式会社ぱどラボを株式譲渡により譲渡。
  • 2020年6月M&A完全子会社である株式会社ぱどデザイン工場及び株式会社ぱどシップを吸収合併。
  • 2020年7月M&A連結子会社である株式会社九州ぱどを吸収合併。
  • 2020年8月M&A連結子会社である株式会社仙台ぱどを吸収合併。連結子会社である株式会社リビングプロシードを株式譲渡による譲渡。
  • 2020年10月商号を株式会社ぱどから株式会社Success Holdersへ変更。
  • 2020年11月創業新たな事業としてテクノロジー事業(現 コンサルティング事業)を創業。
  • 2021年5月M&A株式取得により株式会社P&Pを子会社化。
  • 2022年3月M&A完全子会社である 株式会社P&Pを吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(グロース)からグロース市場へ移行。
  • 2022年6月M&Aメディア事業譲渡のため、会社分割の手法にて株式会社Success Holders分割準備会社を 設立。当該完全子会社の全ての株式を株式会社中広へ譲渡。
  • 2022年10月創業新たな事業としてコンサルティング事業を 創業。
  • 2024年8月商号を株式会社Success Holdersから株式会社Def consultingへ変更。
  • 2024年8月本店を東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー21階に移転。
  • 2025年9月創業新たな事業としてデジタル資産トレジャリー事業を創業。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • コンサルタント及びITエンジニアの採用数・稼働率採用数・稼働率(数値未記載)
  • 平均単価平均単価(数値未記載)
  • イーサリアム(ETH)の保有数量保有数量(数値未記載)
  • ステーキング運用等による利回り(インカムゲイン)利回り(数値未記載)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ITエンジニア創出プラットフォームの構築

    ITエンジニアリング領域に特化し、人材の採用・育成から現場支援まで一気通貫で提供することで、社会課題の解決と安定的な収益基盤を目指す。

  2. 02

    デジタル資産トレジャリー事業の拡充

    イーサリアムを中心とした暗号資産を戦略的に保有・運用し、ステーキング報酬やDeFi活用など安全性を最優先にした運用体制を構築することで、労働集約型ビジネスに依存しない成長ドライバーへ進化させる。

  3. 03

    オーガニック成長とインオーガニック戦略の融合

    ポテンシャル層向けの独自集中研修プログラムで人材育成を強化し、自律的成長を加速。さらにM&Aや業務提携を機動的に実行し、事業規模の飛躍的拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で195人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は408万円で、8期前と比べて14.2%平均年齢は28.2歳、平均勤続年数は1.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月350
2018年3月298
2019年3月47636.99.5218
2020年3月50740.49.8242
2022年3月135
2023年3月41528.60.986
2024年3月44227.91.4103
2025年3月48428.51.5142−282
2026年3月40828.21.7195−205

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区50百万円
全社(共通)コンサルティング事業 デジタル資産トレジャリー事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ぱどデザイン工場(注)2
    横浜市 神奈川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱仙台ぱど(注)2
    仙台市 若林区 · 連結子会社
    議決権86.0%
  • 国内
    ㈱ぱどラボ(注)2
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権90.3%
  • 国内
    ㈱九州ぱど(注)2
    福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権77.5%
  • 国内
    ㈱リビングプロシード(注)2,3
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    08-0049-0150 ICT分野のスタートアップのスケールアップ及びグローバル展開に関する調査研究の請負
    総務省 · 2026-07-28
    1,980万円
  • 調達
    大規模インフラ障害への初動対処能力の強化に係る調査等
    内閣官房 · 2026-06-25
    1,000万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は9億円営業利益-4億円前期と比べると増収で、売上が+50.0%。

売上高
+50.0%
9億円
営業利益
-4億円
純利益
-22億円
営業利益率
-44.4%
前期比 +22.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高15億円9億円
営業利益0億円-4億円
純利益13億円-22億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1−3
2024年1Q1−1−100.0−1
2024年2Q2−1−50.0−1
2024年3Q100.00
2024年4Q1−1
2025年2Q3−2−66.7−2
2025年4Q3−2−66.7−2
2026年2Q4−3−75.0−3
2026年4Q5−1−20.0−19
2027年1Q2−1−50.0−5

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は81億円から9億円へ11%に減った。直近期の営業利益率は-44.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月811−1
2014年3月8322
親会社である株式会社ぱどを存続会社とする合併により、株式会社阪神ぱどを解散。
2015年3月79−1−1
2016年3月75−20
2017年3月70−3−6
株式交換により株式会社リビングプロシードを子会社化。
2018年3月6422
2019年3月55−3−6
新たな事業としてテクノロジー事業(現 コンサルティング事業)を創業。
2020年3月481−2
株式取得により株式会社P&Pを子会社化。
2021年3月18−7−9
新たな事業としてコンサルティング事業を 創業。
2022年3月16−4−4
2023年3月6−4−5
2024年3月5−3−3
新たな事業としてデジタル資産トレジャリー事業を創業。
2025年3月6−4−4−66.7−4
2026年3月9−4−22−44.4−22

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高9億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-44.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-22億円、売上の-244.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金88.9%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金55.6%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-44.4%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
0.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比52.0pt
-44.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比249.5pt
-244.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-84.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-12.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが−7億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは−40億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は4億円で、売上の5.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−10114
2014年3月200215
2015年3月−1−10−213
2016年3月−24−1215
2017年3月−328−122
2021年3月−779018
2022年3月−6−30−99
2023年3月−400−45
2024年3月−3−15−47
2025年3月−40−42
2026年3月−7−3342−404

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は26億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は93.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3452914.6
2014年3月3572818.8
2015年3月3562915.4
2016年3月3362717.6
2017年3月35112429.0
2018年3月33122135.4
2019年3月33151847.3
2020年3月26131351.2
2021年3月2215768.5
2022年3月1511471.9
2023年3月65187.3
2024年3月87187.0
2025年3月43170.6
2026年3月2624293.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
4億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-22億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中1位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中526位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-44.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
93.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
50.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥53で、1年前と比べて-86.3%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥53-7.0%1ヶ月+20.5%1年-86.3%時価総額38億円
過去52週の値幅
安値¥32高値¥429

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)2.9倍
PBR1.17倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に70円まで急伸し、前日比+34.62%と大幅高。1ヶ月で+48.94%上昇する一方、52週高値429円からは-83.7%と依然深い下落圏。出来高は8月20日463万株から21日には2865万株へと急増し、投機的な資金流入が顕著。25日線46.28円を約51%上回り、RSIは84.21と短期過熱。週足では7月10日に高値を付けた後、調整を経て再び上昇に転じたが、高値圏からの下落トレンドは長期化している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PBRは0.95倍で業界平均の3.18倍を大きく下回り、株価は資産価値に比べ割安に見える。しかしROEは14.3%と良好である一方、直近の営業赤字や純損失が続き、収益力は悪化傾向にある。配当利回りは非開示で、利回り面での下支えがない。業界平均と比較してPBRは低いものの、赤字企業のためPERは算出できず、収益基盤の脆弱さから割高と判断せざるを得ない。

指標この会社業種平均
PER (予想)2.9倍
PBR1.17倍3.51倍
ROE14.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、事業の将来性と収益改善の可能性。強気派は、2026年3月期に売上高が9億円に増加し、赤字幅が縮小すると予想されている点を挙げる。また、PBRが1倍を下回る水準にあり、割安感があると見る。一方、弱気派は、赤字が続いており、2026年3月期の純利益予想が22億円の赤字と大幅に悪化することから、経営の見通しに疑念がある。さらに、株価は1年で54%下落しており、市場の信頼が低いと指摘する。

プラスに働く材料7
  • 赤字幅の縮小期待

    2026年3月期は売上高が9億円に増加し、営業赤字率が改善

  • PBRの割安感

    PBR0.95倍と純資産額を下回る評価

  • 少額グループ

    市場規模が小さく、成長余地がある可能性

  • 売上高が9億円と3期で過去最高を更新2026年3月期影響

    売上高は5→6→9億円と増加、過去最高を更新し成長が加速

  • 営業赤字率が66.7%から44.4%に改善2026年3月期影響

    営業損失4億円を売上高9億円で割った赤字率は22.3ポイント改善

  • PBR0.95倍と1倍割れで解散価値接近不定影響

    PBR0.9481倍、時価総額31億円に対し純資産は約33億円と下値の目安がある

  • 外国人持ち株比率4.92%と低く買い余地継続影響

    外国法人保有比率4.92%と低水準、海外資金の流入余地がある

マイナスに働く材料7
  • 赤字の継続

    営業赤字が続き、収益化のメドが見えない

  • 純損失の拡大

    2026年3月期の予想純損失22億円と大幅悪化

  • 株価下落

    1年で-54.7%と大幅安、投資家の信頼喪失

  • 最終赤字が22億円へ18億円拡大2026年3月期影響

    最終損益は4億円の赤字から22億円の赤字へ悪化、時価総額31億円の約7割相当

  • 営業利益率▲44.4%と本業の収益力が脆弱2026年3月期影響

    売上高9億円に対し営業損失4億円、本業の赤字が継続する

  • 配当利回り0%で株主還元なし継続影響

    無配で配当利回りは0%、下値を支えるインカム要因がない

  • 株価が1年で54.74%下落継続影響

    株価43円、前年比▲54.74%と需給悪化が続いている

次の決算で確かめる点
売上高
事業規模の拡大が成長の鍵を握る
営業損益
赤字が続くか、黒字化の兆しがあるかを見る
受注残
コンサルティング業では受注が将来の売上を左右する

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,496人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.1%を占め、残る95.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年3月%2021年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他90.283.475.126.627.976.9
証券会社0.86.49.46.74.514.1
外国法人1.64.15.24.55.23.5
事業法人7.35.89.762.061.92.9
外国人個人0.00.10.00.00.11.5
金融機関0.00.20.50.20.41.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GP上場企業出資D投資事業有限責任組合21.70
02楽天証券株式会社共有口8.33
03株式会社SBI証券1.99
04有限会社日本デザイン研究所1.65
05砂山 僚介1.45
06BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.24
07日本証券金融株式会社1.10
08浅野 勉0.99
09大志多 聖0.96
10下村 優太0.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-20
    グロースパートナーズ株式会社
    変更報告
    44.60%
    +22.90pt
  • 2026-08-19
    グロースパートナーズ株式会社
    変更報告
    44.60%
    +22.90pt
  • 2026-07-17
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    26.11%
    +15.26pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−114%、1株純資産は14期で−64%。直近期のROEは14.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月−1992−18.8
2014年3月2812026.613.5
2015年3月−2497−21.7
2016年3月81058.227.1
2017年3月−8554−70.4
2018年3月86114.380.0
2019年3月−3277
2020年3月−1067
2021年3月−3960
2022年3月−1743
2023年3月−2122
2024年3月−1125
2025年3月−1510
2026年3月−4133

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額47百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
下村優太代表取締役社長40647,819
上之園圭介取締役42597,986
神庭雅俊取締役(監査等委員)44
久保惠一取締役(監査等委員)72
長田忠千代取締役(監査等委員)69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2363618
社外取締役411113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容881字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、コンサルティング事業及びデジタル資産トレジャリー事業の2つの報告セグメントで構成されております。事業の内容における事業区分と、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分は同一であります。 なお、当社は、イーサリアム(ETH)をはじめとするデジタル資産を「次世代の重要な経営資源」と位置づけ、中長期的な利益成長と企業価値の最大化を図るため、当事業年度より新たにデジタル資産トレジャリー事業を開始しました。これにより、従来のコンサルティング事業とともに両事業を成長の両輪とする経営方針へと移行し、報告セグメントを従来の単一セグメントから2区分へと変更しております。 各セグメントにおける事業の内容は次のとおりであります。 (1) コンサルティング事業 全国の中堅・中小企業及び国内大手企業に対し、事業戦略の立案等の「攻め」の領域から、内部統制構築等の「守り」の領域に至るまで、経営課題全般に対するハンズオン型の経営コンサルティングサービスを提供しております。併せて、主力のITエンジニアリング領域においては、独自の育成体制を基盤とし、顧客企業の現場でのDX推進やシステム開発等を直接支援する常駐型技術支援(SES・人材派遣)をはじめ、顧客ニーズに即したITソリューションを総合的に提供しております。 (2) デジタル資産トレジャリー事業 イーサリアム(ETH)を中心としたデジタル資産(暗号資産)を保有・管理し、企業のバランスシートを活用した次世代のトレジャリー(財務・資金管理)戦略を推進しております。 具体的には、調達資金等を用いた暗号資産の取得及び安全な保管・管理(カストディ)体制の運用に加え、保有資産を活用したステーキングや分散型金融(DeFi)等の運用によるインカムゲイン(運用収益)の獲得等の業務を行っております。 これにより、資本効率の向上や流動性確保、新たな収益源の構築を目指しております。 (コンサルティング事業及びデジタル資産トレジャリー事業)
経営方針・対処すべき課題2,252字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「世界中のどんな企業でも気軽にコンサルティングを活用できる新しい世界を創出する」というパーパスを掲げ、その実現に向けた行動指針として「すべては顧客の成功のために」及び「ハイクオリティーなサービスを提供する」という2つのコアバリューを定めております。 これらの理念のもと、当社は「コンサルティング事業」と「デジタル資産トレジャリー事業」の2つの軸をもつ独自のハイブリッド型ビジネスモデルを推進しております。 コンサルティング事業においては、ITエンジニアリング領域を中心に、人材の採用・育成から現場支援までを一気通貫で提供する「ITエンジニア創出プラットフォーム」として社会課題の解決を図っております。 一方、デジタル資産トレジャリー事業においては、国内上場企業における先駆者として、イーサリアム(ETH)を中心とした次世代インフラ資源を戦略的に保有・運用しております。 これら「実業による安定的な収益基盤」と「デジタル資産による爆発的な成長ポテンシャル」を高度に融合させることで、中長期的な株主価値の最大化と持続的な企業成長を図ってまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社は、持続的な企業価値の向上を図るため、各事業において以下の数値を重要な経営指標(KPI)として位置づけ、取締役会等において定期的なモニタリングを行っております。 コンサルティング事業においては、事業計画の達成及び収益基盤の拡大を牽引する重要指標として、「コンサルタント及びITエンジニアの採用数・稼働率」並びに、提供サービスの付加価値向上を示す「平均単価」を設定しております。 また、デジタル資産トレジャリー事業においては、次世代インフラ資源の確保と将来の運用収益の最大化に向け、「イーサリアム(ETH)の保有数量」及び「ステーキング運用等による利回り(インカムゲイン)」を重要な指標としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、「デジタル資産×コンサルティング」という独自のポジショニングにより、他社に模倣困難な競争優位性を構築してまいります。 コンサルティング事業においては、ポテンシャル層をプロフェッショナルへ変貌させる独自の集中研修プログラムを強化し、自律的な成長(オーガニック成長)を加速させます。これに加え、M&Aや業務提携等のインオーガニック戦略を機動的に実行することで、事業規模の飛躍的な拡大を目指します。 デジタル資産トレジャリー事業においては、世界的なWeb3領域の拡大に伴い希少性が高まるイーサリアム(ETH)を中長期的な成長資産として継続保有します。運用によるステーキング報酬獲得に加え、将来的には分散型金融(DeFi)プロトコルの活用等、安全性を最優先とした運用体制の拡充を検討し、労働集約型ビジネスの制約に縛られない利益成長のドライバーへと進化させてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の採用と育成 当社は、コンサルティング事業の持続的な成長には、高度な専門性を有するITコンサルタント及びITエンジニアの確保が最優先課題であると認識しております。採用市場における競争が激化する中、人材紹介エージェントとの連携強化や自社採用チャネルの拡充、さらには福利厚生の充実や教育体制の整備を推進してまいります。 これにより、個々のスキルアップと長期安定雇用を両立させ、付加価値の高いサービスを提供できる体制を構築してまいります。 ② プロジェクト管理の徹底と稼働率の安定化 クライアントニーズの高度化・複雑化に伴い、プロジェクトの適切な進捗管理と採算性確保の重要性が高まっております。全社共通の基準に基づくリスクチェックの徹底や、プロジェクトマネージャーによるモニタリングを強化し、不測の作業工数増加を抑制します。 同時に、営業活動とリソース配分の最適化を図ることで、高い稼働率を維持し、収益基盤の安定化に努めてまいります。 ③ デジタル資産トレジャリー運用の体制構築 当社は、新たな収益機会の確保と財務戦略の一環として、暗号資産を対象としたデジタル資産トレジャリー事業を推進しております。暗号資産市場特有の価格変動リスクやサイバーリスクに対し、厳格な管理体制と高度なセキュリティ対策を講じるとともに、最新の規制動向を注視した適正な運用・会計処理を行うことで、健全な事業運営を図ってまいります。 ④ 財務基盤の強化と機動的な資金調達 事業拡大に向けた投資を継続する中、黒字転換の早期実現と財務の健全性確保が不可欠であると認識しております。 今後の事業展開や市場環境に応じて、エクイティ・ファイナンスを含めた多様な資金調達手法を機動的に検討・実行することで、中長期的な企業価値向上を支えるための強固な財務基盤を構築してまいります。 ⑤ 企業ブランド力及び認知度の向上 優秀な人材の獲得及び新規案件の受注拡大を加速させるため、広報活動の強化による企業ブランドの浸透を図ります。ステークホルダーに対する積極的な情報発信を通じて、市場における当社の認知度を高め、持続的な成長を支える基盤を強化してまいります。
事業等のリスク3,771字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要な事業等のリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 景気変動に関するリスク 当社は、日本国内の経済動向に大きく影響を受けるため、国内外の景気動向及び為替相場の変動、税制及び法令等の改正により、当社のクライアントが事業投資やIT投資を抑制した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、新たな感染症等が世界的に拡大した場合においては、当社の企業活動にも感染症拡大対策等により一定の影響が生じることになります。同様に当社のクライアントにおいても企業活動に制約が生じること等による間接的な影響により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 人材の採用及び育成に関するリスク 当社は、今後のコンサルティング事業を支える優秀なITコンサルタント及びITエンジニアの積極的な採用が重要であると認識しております。今後も、当社が迅速に事業拡大を目指していくためには、高度専門人材の獲得競争が激化しつつある近時の採用マーケット市場において、可能な限り早期に優秀なITコンサルタント及びITエンジニアの獲得が重要になってまいります。 コンサルティング事業が属する業界における人材の争奪により、優秀なITコンサルタント及びITエンジニアの採用及び育成が計画どおりに進まない場合並びに優秀なITコンサルタント及びITエンジニアの社外流出が生じた場合等には、競争力の低下や事業規模拡大の制約、クライアントに提供するサービスレベルの低下をもたらし、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) プロジェクトの管理等に関するリスク 当社は、コンサルティング事業が提供する業務は、仕様や業務内容がクライアントの要求に基づき定められ、プロジェクト単位で遂行しております。 プロジェクトごとの個別性が高く、クライアントの要望の高度化、案件の複雑化や完成までの事業環境の変化等によって、受注時に採算性が見込まれる案件であっても、作業工数の増加により採算が確保できない可能性があり、受注時の想定以上に作業が発生する場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、プロジェクト管理が不十分で品質が低下した場合及び予想外の事態の発生により採算が悪化した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 暗号資産を対象としたトレジャリー運用に関するマーケット・ボラティリティのリスク 当社は、デジタル資産トレジャリー事業として暗号資産を保有・運用する方針を採っておりますが、暗号資産市場は価格変動が極めて大きく、また流動性が低下する可能性もあるため、想定を超える価格下落、あるいは市場から一時的に退出を余儀なくされる事態に至った場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 暗号資産関連の規制環境・法令改正等に関するリスク 当社は、暗号資産を巡る国内外の法令、税制、会計基準及び監督態勢は、整備途上であると認識しており、今後、法令改正や監督当局の対応強化、あるいは暗号資産を保有・運用する企業に対する規制導入がなされた場合には、当社のトレジャリー運用方針・保有戦略・取引コスト等に重大な影響を及ぼす可能性があります。 特に、暗号資産の保有・運用を巡る開示義務や課税強化、登録義務等の新規規制の導入によって、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 保有暗号資産の保管・管理及びサイバー・リスクに関するリスク 当社が保有・運用する暗号資産については、暗号鍵の保護、ウォレット管理、サイバー攻撃リスク、不正流出リスク、運用管理体制の不備等が重視されるところであり、これらの管理が想定どおり機能しない場合には、暗号資産の毀損・盗難・流出の可能性があり、その損失ならびに信用毀損により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、監査・会計上の検証困難性等も併せて生じる可能性があります。 (7) イーサリアム(Ethereum)及び暗号資産イーサ(ETH)に関する技術的・制度的リスク 当社は、トレジャリー運用対象として、暗号資産イーサ(ETH)を主として保有しております。このイーサ(ETH)は、ブロックチェーン技術を基盤とした分散型プラットフォーム「イーサリアム(Ethereum)」(※)上で発行・管理されております。 イーサリアム(Ethereum)においては、大規模なネットワークアップグレード、スマートコントラクトの脆弱性、ネットワーク手数料(ガス代)の急変動、ステーキング報酬及び新規発行量の変更等の様々な技術的・制度的要因により、市場環境が大きく変動する可能性があります。 これらの要因により、当社が保有するイーサ(ETH)の価格や流動性が想定を超えて変動した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ※イーサリアム(Ethereum):世界的に利用されるブロックチェーンネットワークの一つであり、その上で流通する暗号資産を「イーサ(ETH)」といいます。 (8) 財務基盤に関するリスク 当社は、新規事業として、2020年11月にテクノロジー事業(現 コンサルティング事業)を、2022年10月にコンサルティング事業を、そして2025年9月にデジタル資産トレジャリー事業をそれぞれ創業し、事業基盤構築のための投資を継続している段階にあり、黒字転換を図っております。 持続的な事業成長及び中長期的な企業価値の向上を実現するために、財務基盤の安定性及び柔軟な資金対応力の確保が不可欠であるとの認識のもと、多様な資金調達手段を検討してまいりますが、事業が想定どおりに進捗しない場合、営業損失や営業キャッシュ・フローのマイナスが継続し、さらに想定どおりに資金調達が実現しない場合には、当社の事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 株式の追加発行に伴う希薄化に関するリスク 当社は、将来において、資金調達、事業拡大、又は財務体質の強化を目的として、株主総会決議によらず、発行可能株式総数のうち未発行の範囲において、株式や新株予約権を追加的に発行する可能性があります。 これらの発行が行われる場合、その発行条件や市場環境によっては、既存株主の持分比率の希薄化が生じるほか、当社普通株式の需給関係や市場価格に悪影響を及ぼす可能性があります。これにより、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) M&A又は資本提携等に関するリスク 当社は、事業の自律的な成長に加え、M&A又は資本提携等(以下、「M&A等」という。)の手法を活用した事業成長を推進しております。M&A等を実施する場合には事前の精査等を行っておりますが、実施に際しては一時費用の増加やのれん償却費の増加等が想定され、一時的に業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、何らかの理由により、当初見込んだとおりの収益及び投資回収が進まなかった場合、のれんの減損等によって当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 情報セキュリティに関するリスク 当社の事業を運営するにあたり、クライアントの機密情報や個人情報を有することがあります。当社はデータへのアクセス制限を設定するほか、外部からの侵入防止措置等により、流出の防止を図っております。 不測の事態によってクライアントの機密情報や個人情報が社外に漏洩した場合には、当社に対する社会的信用に重大な影響を与え、損害賠償請求等の対応費用により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法的規制に関するリスク コンサルティング事業は、労働者派遣法及びその他関係法令の規制を受けております。当社は積極的な法令遵守のため、常に法令改正の状況を把握し、対応すべき事項を理解するよう努めておりますが、規制当局と当社の間で法令の解釈に相違がある場合や対応すべき事項への対応が遅れる等の場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 自然災害等の危機的な事象発生に関するリスク 地震、台風、火災、疫病の蔓延、テロ攻撃、その他予期せぬ災害や紛争の発生により、当社の事業の運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。物的、人的な損害が多大である場合には当社の事業運営自体が困難となる可能性があります。 また、これらの災害等に端を発する消費需要の減退及び景気後退は、事業における人材需要の縮小等を招くことも考えられ、結果として、間接的に当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,382字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営成績 ① 日本経済の状況について 当事業年度におけるわが国経済は、企業収益が総じて高水準で推移する中、堅調な設備投資や、昨年に続く春季労使交渉(春闘)での賃上げの動き等を背景に、雇用・所得環境の改善を伴う緩やかな回復基調が続きました。 一方で、物価上昇による消費者心理への影響や、海外経済における金融政策の動向、並びに地政学的リスクの長期化等、引き続き注視すべき下振れリスクも存在しております。 このような環境下、政府や日本銀行は「賃金と物価の好循環」の定着に向けた舵取りを進めており、「貯蓄から投資へ」というマクロ的な資金シフトは、NISAの普及等を通じて着実に国民生活に浸透しつつあります。 さらに、Web3を含むデジタル経済圏の社会実装に向けた法整備や環境構築が進む中、暗号資産(仮想通貨)をはじめとするデジタル資産は、国内外の機関投資家による市場参入の本格化を背景に、単なる投機対象から「次世代の金融・経済インフラ」としての地位を確立しつつあります。 こうしたマクロ環境及び社会的潮流の変化は、当社が当事業年度より推進してきたハイブリッド型ビジネスモデルの正当性を力強く裏付けるものであり、翌期以降のさらなる事業機会の拡大に直結するものと認識しております。 ② 当社の当事業年度における動きについて このような経済環境の中、当社は当事業年度を「次世代への飛躍に向けた事業基盤確立の年」と位置づけ、「コンサルティング事業の収益基盤強化」と「デジタル資産トレジャリー事業の立ち上げ及び本格稼働」という2つの重点戦略をスピーディ且つ着実に実行しました。 まず、コンサルティング事業におきましては、ITエンジニアリング領域が年間を通じて事業成長の強力な牽引役となりました。慢性的なIT人材不足という社会課題に対し、ポテンシャル層の積極採用と独自の集中研修プログラムを組み合わせた「ITエンジニア創出プラットフォーム」を構築しました。 当事業年度におきましても、「採用・育成・常駐支援」のサイクルは歩みを止めることなく高速で回転し続けており、稼働ITエンジニア数の純増に寄与しております。現場での技術支援が高く評価された結果、顧客との契約継続率は高水準を維持し、安定的なストック型収益基盤として当社の経営を強固に支える状態へと成長しております。 次に、デジタル資産トレジャリー事業におきましては、期中に方針決定した「イーサリアム(ETH)を中心としたトレジャリー戦略」に基づき、調達資金を用いたイーサリアム(ETH)の取得及びステーキング運用等への移行を計画通り完了させました。 当事業年度におきましても、厳格なリスク管理体制の下で安全且つ安定的な運用(インカムゲインの獲得)を継続しております。これにより、当社は「日本初のイーサリアム(ETH)トレジャリー企業」として、デジタル資産を企業のバランスシート上で最大限に活用する先進的なビジネスモデルを完全に実装しました。(※) 財務戦略におきましても、成長投資と財務規律のバランスを適切にコントロールし、今後の事業拡大に耐えうる強固な財務基盤を維持して期末を迎えております。 以上の結果、当事業年度は、期初から投下してきた先行投資が着実に事業の形となり、自律的な成長サイクル(投資効果の発現フェーズ)へと移行したことを確認できた、極めて実りある1年となりました。 (※) 2026年3月末時点、国内上場企業の公開情報に基づく当社調べ。 ③ 当事業年度における経営成績について 当事業年度における売上高は、コンサルティング事業の順調な拡大とデジタル資産トレジャリー事業の寄与により、854,116千円(前年同期比 37.8%増)と大幅な増収を達成しました。 損益面につきましては、将来の飛躍的成長を見据えた人材採用や社内体制の構築等への先行投資を継続しましたが、大幅な増収効果によりこれらの費用吸収が進んだ結果、営業損失は419,966千円(前年同期 427,214千円)と、前期と比較して損失幅が縮小しました。 一方で、第6回、第7回及び第8回新株予約権の発行、第6回及び第7回新株予約権の行使、並びに第1回無担保普通社債の発行に伴う資金調達費用として、「株式交付費」16,091千円、「新株予約権発行費」15,976千円、「短期社債利息」10,000千円及び「社債発行費」627千円を計上しました。 さらに、当事業年度において開始したデジタル資産トレジャリー事業において、保有するイーサリアム(ETH)の期末時点の市場価格に基づく会計上の評価損として「暗号資産評価損」1,689,863千円を計上した結果、経常損失は2,151,950千円(前年同期 426,516千円)、当期純損失は2,154,249千円(前年同期 427,937千円)となりました。 セグメント別の経営成績の概況は、以下のとおりであります。 コンサルティング事業の当事業年度における売上高は、816,771千円、セグメント損失は、143,003千円、デジタル資産トレジャリー事業の売上高は、37,345千円、セグメント利益は、37,345千円であります。 なお、当事業年度より、当社は新たにデジタル資産トレジャリー事業を開始したことにより、デジタル資産トレジャリー事業を報告セグメントとして追加しております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。 ④ 今後のデジタル資産トレジャリー事業及びコンサルティング事業の成長可能性について 当社は、「デジタル資産×コンサルティング」という独自のハイブリッド型ビジネスモデルにより、他社には模倣困難な競争優位性を構築し、中長期的な株主価値の最大化を目指しております。 この目標を実現するため、以下の3点を成長戦略の重要テーマとして掲げ、事業を推進してまいります。 ⅰ デジタル資産トレジャリー事業の飛躍的展開 当事業年度において基盤を確立したイーサリアム(ETH)のトレジャリー戦略は、「デジタル時代の石油」とも呼ぶべき次世代インフラ資源の確保を目的としております。 スマートコントラクトの基軸であるイーサリアム(ETH)は、世界的なWeb3領域の拡大に伴い、その希少性と有用性が今後さらに高まることが確実視されています。 当社は、国内上場企業としての高い信用力を背景に、専門会社との連携を通じて、ステーキング運用を既に開始しております。 今後は、さらなる収益の最大化に向け、分散型金融(DeFi)プロトコルの活用についても、安全性を最優先に調査・検証を進め、段階的に運用体制を拡充していく方針であります。 なお、当事業年度においては暗号資産市場の価格変動に伴い会計上の評価損を計上しましたが、これは簿価の切り下げを意味するものであり、今後の市場価格の回復局面においては、強固な収益貢献(評価益の発生等)をもたらすポテンシャルを有していると認識しております。 この「イールドベアリング・アセット」の規模と運用効率をさらに高め、労働集約型ビジネスの制約に縛られない利益成長の強力なドライバーとして機能させてまいります。 ⅱ コンサルティング事業の継続的成長と拡大戦略 コンサルティング事業、特にその中核をなすITエンジニアリング領域は、当社の安定的なキャッシュ・フローを創出する強固なエンジンとして機能し始めております。 今後も、慢性的なIT人材不足という社会課題に対し、ポテンシャル層の積極採用と独自の集中研修プログラムを組み合わせた「ITエンジニア創出プラットフォーム」をさらに強化し、自律的な成長(オーガニック成長)を加速させてまいります。「採用・育成・常駐支援」のサイクルを高速で回転させ続けることで、コンサルタント及びITエンジニアの採用数と高水準な稼働率を維持・向上させ、平均単価の継続的な上昇を背景とした安定的なストック型収益基盤を強固に拡大していく方針であります。 さらに、こうした自律的成長に加え、今後はM&Aや業務提携等のインオーガニック戦略を機動的に検討・実行することで、事業規模の飛躍的な拡大とサービス領域の拡充を目指してまいります。 これにより、収益の安定性と成長スピードを高い次元で両立させ、企業価値のさらなる向上に邁進してまいります。 ⅲ 株主価値向上へのコミットメント 当事業年度は、将来の飛躍に向けたコンサルティング事業の人材への投資を積極的に実行した一方で、暗号資産評価損という会計上の損失を計上しました。 この評価損はキャッシュ・アウトを伴わない未実現の評価差額であり、また暗号資産特有のボラティリティの範囲内であると認識しております。 当社はイーサリアム(ETH)を中長期的な成長資産として継続保有する方針に揺るぎはなく、当期の評価損計上が当社の成長戦略の根幹に影響を及ぼすものではありません。 人材への先行投資による「土台作り」と、デジタル資産という「次世代の経営資源」の確保は、当社が次世代のリーディングカンパニーへと飛躍するために不可欠な「戦略的助走」であります。 今後は、構造的な拡大を続けるデジタル資産市場の追い風と、自社の強固な事業基盤が力強く噛み合うことで、収益構造の劇的な変化と圧倒的な利益成長局面への突入を見込んでおります。 当社は、日本経済のフロントランナーとして、投資家の皆様と共に「新たな景色」を見るべく、全社一丸となって飽くなき挑戦を続けてまいります。 生産、受注及び販売実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当社が提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ② 受注実績 当社が提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ③ 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) コンサルティング事業   816,771   31.8 デジタル資産トレジャリー事業   37,345   - (注)1. 当事業年度において、販売実績に著しい変動がありました。当事業年度より、当社は新たにデジタル資産トレジャリー事業を開始したことにより、デジタル資産トレジャリー事業を報告セグメントとして追加しております。 (注)2. 金額は、外部顧客に対する売上高を示しており、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (注)3. 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) INTLOOP株式会社   62,990   10.2   118,417   13.9 (2) 財政状態 当事業年度末における資産、負債及び純資産の概況は以下のとおりです。 (単位:千円) 前事業年度末(2025年3月31日)   当事業年度末(2026年3月31日)   増減額   増減率 流動資産   313,312   847,468   +534,155   +170.5% 固定資産   116,579   1,730,126   +1,613,547   - 資産合計   429,891   2,577,595   +2,147,703   +499.6% 流動負債   101,968   145,593   +43,625   +42.8% 固定負債   19,088   18,847   △241   △1.3% 負債合計   121,057   164,441   +43,384   +35.8% 純資産合計   308,834   2,413,153   +2,104,318   +681.4% (注)1. 増減率について、増減率が1,000%以上となる場合は「-」と記載しております。 (資産合計) 当事業年度末における資産合計は、2,577,595千円となり、前事業年度末から2,147,703千円増加しました。 主な要因は、第6回及び第7回新株予約権(いずれも行使価額修正条項付)の行使により、「現金及び預金」が254,138千円増加したこと、また、暗号資産取引所への証拠金支払いに伴い「預け金」が225,654千円増加したことに加え、イーサリアム(ETH)の取得により「暗号資産」が1,618,693千円増加したこと等によるものであります。 これらは、当社が推進するデジタル資産トレジャリー戦略に基づく資産構成の変化であり、今後の成長戦略を支える財務基盤の拡充を反映しております。 (負債合計) 当事業年度末における負債合計は、164,441千円となり、前事業年度末から43,384千円増加しました。 主な要因は、「賞与引当金」が4,467千円減少したものの、「未払消費税等」が29,599千円及び「未払費用」が11,199千円増加したこと等によるものであります。 これらは、期中の事業活動拡大に伴う費用計上の増加を反映したものであり、経営活動の拡張フェーズにおける増加と認識しております。 (純資産合計) 当事業年度末における純資産合計は、2,413,153千円となり、前事業年度末から2,104,318千円増加しました。 この増減の主な要因は、以下の積極的な資本政策及び財務戦略の実行によるものであります。 まず、「資本金」及び「資本準備金」につきましては、第6回及び第7回新株予約権(いずれも行使価額修正条項付)の行使により、それぞれ2,128,606千円(合計 4,257,213千円)の資金調達を実施し、大幅に財務基盤を強化しました。 その後、将来の資本政策の柔軟性確保及び財務体質の健全化を図るため、2025年12月31日及び2026年3月31日付で「資本金」及び「資本準備金」の額の減少を実施し、同額を「その他資本剰余金」へ振り替えました。 この結果、前事業年度末と比較して「資本金」及び「資本準備金」の残高に増減はありません。 次に、「その他資本剰余金」につきましては、上記の振替等により4,257,213千円増加しましたが、2025年12月31日付で実施した欠損填補により739,480千円を取り崩した結果、最終的に3,517,732千円の増加となりました。 「繰越利益剰余金」につきましては、当期純損失 2,154,249千円を計上しましたが、上記の欠損填補(739,480千円)を行った結果、当事業年度末における減少額は1,414,769千円となりました。 なお、当該当期純損失の主な要因は、暗号資産市場の価格変動に伴う会計上の評価損であり、これはキャッシュ・アウトを伴わない未実現の評価差額であります。 当社は、保有するイーサリアム(ETH)を次世代の重要な経営資源(イールドベアリング・アセット)と位置づけており、今回の評価損計上は期末時点の市場価格に基づく簿価の切り下げに留まるもので、当社の財務健全性や中長期的な成長戦略を損なうものではありません。 以上の結果、当事業年度末の自己資本は大幅に拡充されました。 特に、機動的な資金調達及び資本政策の結果、1株当たり純資産(BPS)は前事業年度末比で約3倍超の水準にまで向上しております。 これにより、損失を計上しつつも強固な財務安全性を維持するとともに、翌期以降のさらなる成長投資を支える盤石な財政基盤が構築されております。 (3) キャッシュ・フロー 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べて254,138千円増加し、437,156千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況及び主な要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、654,368千円の減少(前事業年度は441,955千円の減少)となりました。 これは、税引前当期純損失 2,151,386千円の計上、及び暗号資産に係る証拠金のための預け金の差入(225,654千円)等の影響が含まれますが、この損失には資金流出を伴わない会計上の「暗号資産評価損(1,689,863千円)」等が含まれております。 実質的な資金減少の主な要因は、コンサルティング事業の収益基盤拡大に向けて期初から計画的に実行した先行投資(ITエンジニアの採用費、人件費及び集中研修費の増加)、並びにデジタル資産トレジャリー事業推進に伴う資産構成の変化等によるものです。 一方で、未払消費税等の増加(29,599千円の増加要因)及び未払費用の増加(11,199千円の増加要因)等の資金増加要因があったものの、上記の先行投資による支出を補うには至りませんでした。 なお、これらの人材への先行投資は、当事業年度を通じて着実な稼働ITエンジニア数の純増とストック型収益の積み上がりという成果に結びついており、本業における営業キャッシュ・フロー創出能力は翌事業年度に向けて確実に向上しております。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、3,308,557千円の減少(前事業年度は31,207千円の減少)となりました。 主な要因は、デジタル資産トレジャリー事業の本格稼働に伴い、当社の新たな成長基盤となるイーサリアム(ETH)の取得支出(3,308,557千円)によるものであります。 当事業年度を通じて市場動向を見極めながら計画的に実行したこの支出は、単なる資金の流出ではなく、将来にわたりステーキング収益等(インカムゲイン)を生み出す「イールドベアリング・アセット」への戦略的な資産の置き換えであり、翌期以降の飛躍的な収益拡大に向けた極めて重要な布石と位置づけております。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、4,217,064千円の増加(前事業年度は増減なし)となりました。 これは主に、今後の事業成長を支えるための機動的な資金調達として「新株予約権の行使による株式の発行」により4,237,846千円の資金を調達したことによるものです。 一方で、「新株予約権の発行」による支出15,976千円、「短期社債の純減」に伴う支出10,000千円がありました。 調達した資金は、デジタル資産トレジャリー事業推進のためのイーサリアム(ETH)取得資金等として予定通り投下されており、当事業年度を通じて「機動的な調達から戦略的投資、そして事業資産化へ」という一連の成長サイクルを滞りなく完了させております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 その作成には経営者により会計方針の選択及び適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。 経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社の財務諸表の作成にあたり会計上の見積りに用いた仮定のうち重要なものはないため、重要な会計上の見積りに該当する項目はないと判断しております。 なお、当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

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