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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ロココ

Rococo Co. Ltd.5868 · Standard · サービス業

ITアウトソーシングとクラウドソリューションを軸に、顔認証や勤怠管理など自社製品も持つ独立系ITサービス企業。

概要

ロココは1994年の創業以来、ITアウトソーシングとクラウドソリューションを柱とするサービス企業である。2025年12月期の連結売上高は92億円、従業員数は712名。大阪に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。ITO&BPO事業、クラウドソリューション事業、海外事業の三セグメントで構成され、中国・フィリピン・ポーランドに現地法人を持つ。

三本の事業柱が支える収益構造

ロココの事業はITO&BPO事業、クラウドソリューション事業、海外事業に分かれる。2025年12月期において、ITO&BPO事業が売上高61億6,612万円(構成比67%)を占め最大であり、クラウドソリューション事業が28億9,715万円(32%)、海外事業が4億6,529万円(5%)と続く。ITO&BPO事業はITサービスマネジメント、カスタマーコミュニケーション、イベントサービス、ソリューションの四つの下位事業から成る。クラウドソリューション事業はServiceNow事業、HRソリューション事業、システムソリューション事業で構成される。海外事業は中国・フィリピン・ポーランドの子会社が日本向け開発や研究開発を担う。

売上高78億円から92億円へ拡大した直近の業績

ロココの連結売上高は2019年12月期の57億円から毎期増加を続け、2025年12月期には92億円に達した。同期の営業利益は5億2,517万円(前期比23%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億1,773万円(同14%増)である。成長の原動力は既存取引先からの増員・単価アップと新規顧客の獲得であり、特にITO&BPO事業で機器販売が伸びた。クラウドソリューション事業ではServiceNowの新規契約が寄与した。海外事業はポーランド子会社の設立費用等で減益となったものの、グループ内受託が増加している。

大口顧客との長期契約がもたらす経営の安定性

ロココの売上高の約8割は資本金1億円以上の大企業または上場会社とその関係会社が占める。契約は一次請けを基本とし、長期継続が一般的である。ITO&BPO事業の年間顧客解約率は4.5%程度と低く、安定的な収益基盤を形成している。また、正社員比率を高く維持することで顧客からの信頼を得ている。教育研修に注力し、直近2事業年度の離職率は業界平均を下回る。これらの要素がノウハウの蓄積とさらなる提案機会の創出につながっている。

中国・フィリピン・ポーランドに広がる開発拠点

ロココはコスト競争力とエンジニア確保を目的に、中国とフィリピンにオフショア開発拠点を設置している。寧波楽科科信息技術有限公司(中国浙江省)は100%正社員の開発エンジニアを抱え、日本語とITスキルを兼ね備えた人材を日本向け案件に投入する。Rococo Global Technologies Corporation(フィリピン・マカティ市)はセブ支店も有する。2025年1月にはポーランド・ウッチ市にRococo Poland sp. z o.o.を設立し、研究開発業務を委託している。これらの海外法人はグループ内の開発・保守・研究開発を分担し、全体の効率向上に寄与する。

業界の中での役割はITアウトソーシングサービスおよびクラウドソリューションの提供企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
92億円
営業利益
5億円
営業利益率
5.4%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01ITアウトソーシング主力

製造業、卸売業、小売業、金融機関など多様な業種に対し、IT人材の常駐やヘルプデスク、PCライフサイクル管理などのアウトソーシングサービスを提供。長期継続契約が特徴で、顧客のオペレーションの一部を担う。

主な製品・サービス2
ITサービスマネジメント
PC-LCM、ヘルプデスク、キッティング、インフラ構築、エンジニア常駐など幅広いITアウトソーシングサービス。
カスタマーコミュニケーション
コールセンターおよびBPOサービス。24時間365日対応、シェアード・サービスなど柔軟な対応が特徴。

02クラウドソリューション主力

ServiceNowの導入支援・運用保守、自社製品の勤怠管理システム「RocoTime」の開発販売、システム受託開発・エンジニア常駐などを通じて、顧客企業の業務プロセス自動化や働き方改革を支援。

主な製品・サービス3
ServiceNow導入支援・運用保守
米国ServiceNow社のプラットフォームを基盤に、クライアント企業のワークフロー構築やタスク管理による業務自動化を支援。Eliteパートナー認定を取得。
RocoTime
自社開発の勤怠管理システム。日本の商慣習を網羅し、企業ごとの就業規則に柔軟に対応可能な高機能パッケージ製品。
システムソリューション
システムの受託開発、エンジニア常駐、保守などを提供。

03エンターテインメント準主力

コンサートや舞台などのイベント向けに、チケット販売サイト運営、抽選・配席、入金対応、当日問い合わせなどチケッティングサービスをトータルに提供。顔認証入場ソリューションとも連携。

主な製品・サービス1
チケッティングサービス
チケット販売サイトの運用、抽選・配席、券面作成、イベント当日の問い合わせ対応など一連の業務を請け負う。

04顔認証ソリューション副次

顔認証技術を利用した入退場管理や本人認証ソリューションを提供。大規模工事を不要とし、ソフトウェアやアプリのインストールだけで導入できる手軽さが特徴。

主な製品・サービス4
AUTH thru
顔認証で手ぶら・スムーズな入退場を可能にするゲートシステム。
AUTH TICKET
スマートフォンでの生体認証チケット。なりすましや転売防止に貢献。
AUTH SIGN
PCログイン用の顔認証ソフトウェア。
AUTH thru KEY
顔認証入退場管理に電気錠を連動させ、スムーズな入退場を実現。

05海外オフショア開発その他

中国・フィリピンにオフショア開発拠点を設置し、システム開発の一部委託によるコスト・スピード面の優位性を確保。ポーランドには研究開発拠点を設置。

製品と技術

顔認証ソリューション「AUTH」シリーズ

ソリューション事業が手がける顔認証システム「AUTH」シリーズは、非接触・セキュリティ強化のニーズに応える製品群である。ラインアップは、手ぶらで入退場できる「AUTH thru」、スマートフォンで生体認証チケットを発行する「AUTH TICKET」、PCログイン用の「AUTH SIGN」、電気錠と連動する「AUTH thru KEY」の4種。大規模工事を必要とせずソフトウェアのインストールで導入可能な点が特徴で、イベント会場やオフィスでの利用が想定されている。イベントサービス事業のチケッティングと連携して提供される。

勤怠管理システム「RocoTime」

HRソリューション事業が提供する「RocoTime」は、日本企業の商慣習を網羅した高機能な勤怠管理パッケージ製品である。業種や社員数を問わず、企業ごとの就業規則に柔軟にカスタマイズできる点が強みである。導入支援やサポート体制も充実しており、DX推進やリモートワークの普及に伴う働き方の多様化に対応する。ロココはこの製品の開発・販売を通じて、企業の人材管理のデジタル化を支援している。

ServiceNow導入支援とEliteパートナー認定

クラウドソリューション事業の中核であるServiceNow事業は、米国ServiceNow社のプラットフォームを用いたワークフロー構築や業務自動化の導入支援・運用保守を手がける。ロココはServiceNowの日本展開初期から協業し、ResellerセグメントとConsulting & Implementationセグメントで最上位の「Elite」パートナー認定を取得している。また、Human Resources製品分野では国内初の「Validated Practice」認定を受けた。多様な業種での導入実績を持ち、顧客要望に合わせた複数提案が可能である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業で堅調、利益率低い

サービス業(人材派遣・アウトソーシング)を展開。売上高は2023年12月期72億円から2025年12月期92億円へ増収、営業利益率は5.13%→5.43%と微増。同業のジンジブ(コード142A)やイシン(コード143A)と比較して、規模は中堅。人材不足を背景に需要は堅調だが、労働需給の逼迫による人件費上昇が利益率を圧迫。競合との差別化が課題。

強み

  • 売上高が3期連続増収、27%増の92億円
  • 人材派遣・アウトソーシング需要は堅調
  • 営業利益率5%前後を維持
  • 製造・物流など複数分野で実績

課題

  • 営業利益率5%台と低水準
  • 人手不足で派遣社員の賃上げ圧力
  • 同業各社とのサービス差別化が困難

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がロココ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
17034プロレド・パートナーズ39億円14.2倍
25868ロココ38億円27.6倍
34833Def consulting38億円
42481タウンニュース社38億円8.2倍
57037テノ.ホールディングス38億円28.7倍
69256サクシード38億円15.7倍
7264ASchoo38億円37.0倍
8977838億円80.5倍
96090ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ37億円17.3倍
107353KIYOラーニング37億円9.4倍
112139中広37億円18.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

一般労働者派遣事業の許可からスタートした1994年

ロココの起源は1994年6月の創業にある。同年12月に一般労働者派遣事業の許可を取得し、人材派遣サービスを開始した。翌1995年4月には本社を大阪市北区梅田に移転し、事業基盤を固めた。創業から3年後の1997年8月には24時間サポートデスク事業を立ち上げ、ITアウトソーシングの領域へと踏み出した。この時期に培ったオペレーション能力が、後のBPOサービス拡大の土台となっている。

東京進出と自社製品METAWORKSの発表(1998〜2005年)

1998年4月、ロココは東京営業所を東京都中央区日本橋に開設し、関東圏への営業拠点を設けた。2000年9月には同所を港区芝に移転し東京支店へ改称、2005年2月には現住所へ移転している。2005年7月、自社製品「METAWORKS」を発表。同時期に中国上海市に子会社「上海楽科科軟件有限公司」を設立し、海外展開の第一歩を記した。2006年6月には経済産業省の「システムインテグレータ企業」に認定され、プライバシーマークも取得している。

フィリピン拠点設立とM&Aによる事業拡大(2011〜2014年)

2011年7月、ロココはフィリピン・マカティ市にRococo Global Technologies Corporationを設立し、オフショア開発拠点を拡充した。翌2012年10月にはセブ支店を開設している。2014年11月、朝日ソフトセンター株式会社ならびにその子会社3社(アイ・シー・ティー、エス・エス・イー、ウイッシュ)を買収した。これによりグループにシステム開発・保守の能力を加え、事業領域を広げた。2015年12月には東京本社を港区芝に開設し、二本社体制を敷いた。

グループ再編と上場準備の進展(2016〜2023年)

2016年7月、子会社アイ・シー・ティーが株式会社ジー・インサイトとその子会社リ・ボーンを取得し、グループのさらなる拡充を図った。2019年1月にはアイ・シー・ティー、エス・エス・イー、ロココビジネスソリューション(旧朝日ソフトセンター)、リ・ボーンの4社を吸収合併し、経営資源を集約した。2021年8月には中国子会社間の合併(寧波楽科科が上海楽科科を吸収)を実施。2023年12月、東京証券取引所スタンダード市場に上場を果たした。

ポーランド進出と新たな子会社化(2025年)

上場後も拡大を続け、2025年1月にはポーランド共和国ウッチ県ウッチ市にRococo Poland sp. z o.o.を設立し、欧州での研究開発拠点を確保した。同年8月には島根県松江市に松江BASEを開設し、地方拠点を増やしている。11月には子会社Rococo Global Solutions Corporationを清算し、事業整理も進めた。12月には株式会社Automagicaの株式を取得して子会社化し、グループの技術力を強化している。これらの動きは、海外展開とM&Aによる成長戦略の継続を示している。

年表37件を開く

1990年代

  • 1994年12月一般労働者派遣事業許可取得
  • 1995年4月本社を大阪府大阪市北区梅田に移転
  • 1997年8月24時間サポートデスク事業を開始
  • 1998年4月東京営業所を東京都中央区日本橋に開設
  • 1999年7月本社を大阪府大阪市中央区博労町に移転

2000年代

  • 2000年9月東京営業所を東京都港区芝に移転し、東京支店へ名称変更
  • 2001年6月本社を大阪府大阪市中央区西心斎橋(現住所)に移転
  • 2005年2月東京支店を東京都港区芝(現住所)に移転
  • 2005年7月製品「METAWORKS」発表
  • 2005年8月子会社「上海楽科科軟件有限公司」を中国上海市に設立
  • 2006年6月経済産業省「システムインテグレータ企業」に認定
  • 2006年12月プライバシーマーク取得
  • 2009年3月情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)認証取得

2010年代

  • 2010年1月子会社「寧波楽科科信息技術有限公司」を中国浙江省に設立
  • 2010年3月品質マネジメントシステム(ISO9001)認証取得
  • 2010年7月グローバルテクニカルセンターを大阪府大阪市西区靱本町に開設
  • 2011年7月子会社「Rococo Global Technologies Corporation」をフィリピンマカティ市に設立
  • 2012年5月北九州営業所を福岡県北九州市若松区ひびきのに開設
  • 2012年9月東京支店を東京支社へ名称変更
  • 2012年10月Rococo Global Technologies Corporation セブ支店を開設
  • 2014年11月朝日ソフトセンター株式会社並びにその子会社株式会社アイ・シー・ティー、その孫会社株式会社エス・エス・イー及びウイッシュ株式会社を取得(株式の取得によるグループの全持分の取得)
  • 2015年4月開発センターを東京都文京区千石に開設
  • 2015年10月M&A株式会社アイ・シー・ティーが子会社のウイッシュ株式会社を吸収合併
  • 2015年12月東京本社を東京都港区芝に開設
  • 2016年7月株式会社アイ・シー・ティーが株式会社ジー・インサイト及びその子会社株式会社リ・ボーンを取得(株式の取得によるグループの全持分の取得)
  • 2016年9月株式会社エス・エス・イーが子会社「Global Support and Service for Entertainment」を設立
  • 2017年7月商号変更子会社「朝日ソフトセンター株式会社」を「株式会社ロココビジネスソリューション」へ社名変更
  • 2018年1月M&A株式会社アイ・シー・ティーが子会社の株式会社ジー・インサイトを吸収合併
  • 2019年1月M&A子会社4社(株式会社アイ・シー・ティー、株式会社エス・エス・イー、株式会社ロココビジネスソリューション、株式会社リ・ボーン)を吸収合併
  • 2019年4月商号変更子会社「Global Support and Service for Entertainment」を「Rococo Global Solutions Corporation」へ社名変更

2020年代

  • 2020年5月福岡営業所を福岡県福岡市中央区西中洲に開設
  • 2021年8月M&A寧波楽科科信息技術有限公司が上海楽科科軟件有限公司を吸収合併
  • 2023年12月上場東京証券取引所スタンダード市場に上場
  • 2025年1月子会社「Rococo Poland sp. z o.o.」をポーランド共和国ウッチ県ウッチ市に設立
  • 2025年8月松江BASEを島根県松江市天神町に開設
  • 2025年11月子会社「Rococo Global Solutions Corporation」清算結了
  • 2025年12月M&A株式会社Automagicaの株式を取得し、子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の選択と集中

    各事業のシナジーを生かし、選択と集中により既存事業の量・質向上を図る。ITサービスのワンストップ提供、需要領域へのシフト、クロスセル展開を目指す。

  2. 02

    新サービス開発とAI活用

    既存技術やAI等の先端技術を用いた新サービスを開発し、主力事業に育てる。論文調査、大学との共同研究、新アーキテクチャの考案など研究開発に注力する。

  3. 03

    人材の成長と育成の両立

    人材を最も重要な経営資源と位置づけ、入社時研修、階層別研修、外部トレーニングなど体系的な育成施策を実施し、事業成長と人材育成を両立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で712人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は565万円で、2期前と比べて+13.1%平均年齢は38.7歳、平均勤続年数は7.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年12月50037.67.3642
2024年12月52837.97.467759
2025年12月56538.77.771270

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
東京本社 — 東京都港区54百万円
ITO&BPO事業 クラウドソリューション事業 全社共通
47百万円
ITO&BPO事業 クラウドソリューション事業 全社共通
グローバルテクニカルセンター — 大阪府大阪市西区34百万円
ITO&BPO事業 全社共通
東京支社 — 東京都港区18百万円
ITO&BPO事業 全社共通
大阪本社 — 大阪府大阪市中央区4百万円
ITO&BPO事業 クラウドソリューション事業 全社共通
主な関係会社
  • 国内
    寧波楽科科信息技術有限公司
    中華人民共和国 寧波市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Rococo Global Technologies Corporation
    フィリピン共和国 マカティ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Rococo Poland Sp. z o.o.
    ポーランド共和国 ウッチ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Automagica
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権70.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は92億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.9%、利益が+25.0%。

売上高
+17.9%
92億円
営業利益
+25.0%
5億円
純利益
+0.0%
3億円
営業利益率
5.4%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高103億円92億円
営業利益6億円5億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

6期分

直近は2026年2Qで、売上は47億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.3%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1915.31
2024年2Q19−1−5.3−1
2024年4Q40410.03
2025年2Q4337.02
2025年4Q4924.11
2026年2Q4712.10

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年12月期からの7期で、売上は57億円から92億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
子会社4社(株式会社アイ・シー・ティー、株式会社エス・エス・イー、株式会社ロココビジネスソリューション、株式会社リ・ボーン)を吸収合併
2019年12月5720
福岡営業所を福岡県福岡市中央区西中洲に開設
2020年12月5720
寧波楽科科信息技術有限公司が上海楽科科軟件有限公司を吸収合併
2021年12月6343
2022年12月6975
東京証券取引所スタンダード市場に上場
2023年12月7253
2024年12月78445.13
株式会社Automagicaの株式を取得し、子会社化
2025年12月92555.43

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高92億円のうち、営業利益として残るのは5億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.3%61億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.3%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.1pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
11.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年12月期は営業CFが7億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は16億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年12月40−349
2022年12月4−1−3310
2023年12月2−18118
2024年12月3−1−5216
2025年12月7−6−1116

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年12月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が30億円で、自己資本比率は59.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年12月292277.7
2020年12月313288.6
2021年12月3062420.1
2022年12月33112232.9
2023年12月44232152.8
2024年12月43281663.3
2025年12月50302059.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
17億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中107位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中342位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,016で、1年前と比べて+5.0%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥1,016-1.6%1ヶ月+1.8%1年+5.0%時価総額38億円
過去52週の値幅
安値¥840高値¥1,223

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.6倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR1.33倍
配当利回り3.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-2.3%と軟調。6月8日に1009円まで急騰するも、その後は990円前後で推移。25日線(992円)を-1.8%下回り、75日線(1020円)も割り込む。52週高値1223円からは20%下落。週足は方向感なくもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 11.6倍は業界平均26.5倍を下回り、PBR 1.26倍も業界平均2.27倍を下回る。配当利回り3.61%は業界平均1.61%を上回る。増収傾向だが利益は横ばいで、割安圏内にある。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.6倍23.4倍
PER (予想)9.2倍
PBR1.33倍3.51倍
ROE11.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足を追い風に売上高は拡大するが、利益率が低く成長の質が問われる。強気派は派遣需要の高まりと売上成長(+18%予想)を評価、PER11.6倍は成長を考慮すれば割高ではないと主張。弱気派は営業利益率5%台ではコスト増(人件費・採用費)で利益が圧迫されやすく、ROEも低水準と指摘。配当利回り3.6%が下支え要因。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    製造・物流業界の人手不足は構造的。

  • 売上成長継続

    2025年12月期売上高92億円(前期比+18%)予想。

  • バリュエーションは妥当

    PER11.6倍は成長率を勘案すれば割高ではない。

  • 売上高18%増と拡大基調FY2025影響

    売上高78→92億円、営業利益4→5億円に寄与

  • 営業利益率小幅改善の継続FY2025影響

    営業利益率5.13%→5.43%、30bp改善

  • PER12倍割れのバリュエーション妙味不定影響

    PER11.6倍、配当利回り3.6%で割安感

  • 安定した配当政策継続影響

    配当利回り3.6%、純利益3億円安定

マイナスに働く材料7
  • 低利益率体質

    営業利益率5%台ではコスト上昇に弱い。

  • ROEの低さ

    自己資本利益率が低く、株主価値創造が不十分。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争で単価上昇が期待しにくい。

  • 純利益横ばいの構造FY2025影響

    純利益3億円で2期連続、成長鈍化

  • 営業利益率5%台の低水準継続影響

    営業利益率約5.4%、コスト競争力課題

  • 外国人保有率1.8%と低位継続影響

    外国人保有1.78%で需給が薄い

  • 小型株ゆえの流動性リスク継続影響

    時価総額34億円、売買代金限定的

次の決算で確かめる点
稼働率
派遣スタッフの稼働状況が収益を左右。
売上高成長率
需要の強さを測る。予想達成率を確認。
営業利益率
コスト管理能力の指標。改善が鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは3.94%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.94%
いまの株価に対して
配当性向
39.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年12月3042.7
2025年12月3516.739.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,115人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.5%を占め、残る68.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他53.862.561.4
事業法人31.829.729.2
証券会社8.72.83.6
外国法人1.52.13.1
金融機関3.82.52.3
外国人個人0.30.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社イッシン28.84
02長谷川 一彦11.13
03ロココ社員持株会3.97
04長谷川 裕美2.68
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.11
06吉原 美智代2.10
07外池 榮一郎1.48
08加藤 芳男1.34
09大川 真美1.34
10BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS-DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行デットファイナンス営業部長)1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で+264%、1株純資産は7期で−53%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年12月231,7021.4
2020年12月3252,08217.2
2021年12月12423572.6
2022年12月17441353.8
2023年12月11066117.110.417.9
2024年12月7573911.09.642.7
2025年12月8579411.112.339.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/12期の役員報酬は総額410百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長谷川一彦代表取締役社長741,490,000
吉原美智代専務取締役 管理本部長6178,400
長谷川正人専務取締役 事業統括本部長4820,000
水野賢仁常務取締役 管理副本部長532,000
関口晃取締役 事業統括本部 第2事業本部長563,400
河村博文取締役 新製品開発本部長兼ポーランド担当5726,000
諏訪貴之取締役 事業統括本部 第1事業本部長4511,200
福田勝志取締役 営業統括本部 副本部長5013,177
浅野眞吾取締役 営業統括本部長64
中前公志取締役65
野村新平取締役43
内田悟常勤監査役7612,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
足立修平常勤監査役48
細田隆監査役71
藤山浩泰監査役668,000
浜田勇一郎取締役62

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)9279354535940
社外取締役428287
監査役22222312

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,982字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ロココ)及び連結子会社4社(寧波楽科科信息技術有限公司、Rococo Global Technologies Corporation、Rococo Poland sp. z o.o.、株式会社Automagica)で構成されております。 当連結会計年度においてRococo Poland sp. z o.o.を新たに設立し、連結の範囲に含めております。当連結会計年度において、株式会社Automagicaの株式を取得したため、連結の範囲に含めております。なお、みなし取得日を2025年12月31日としているため、当連結会計年度は貸借対照表のみ連結しております。Rococo Global Solutions Corporationは当連結会計年度中に清算により消滅したため、連結範囲から除外しております。 当社グループの事業別に見た事業内容と位置付けは、以下のとおりであり、事業区分は、「第5経理の状況  1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントと同一であります。 当社グループの事業は、主にアウトソーシングサービスを行うITO&BPO事業(ITアウトソーシング&ビジネスプロセスアウトソーシング事業の略)、システム開発・保守・導入支援を行うクラウドソリューション事業、海外法人としてオフショア拠点にて開発・保守・研究開発業務を行う海外事業の3つに区分され、更にITO&BPO事業及びクラウドソリューション事業はそれぞれ複数の事業で構成されております。 ITO&BPO事業では、IT人材の常駐によるアウトソースを主とするITサービスマネジメント事業、ITに限らず様々な業務に対応したコールセンター・BPOサービスを行うカスタマーコミュニケーション事業、エンターテインメント顧客(興行主)向けにライブチケットの抽選・配席管理等を行うイベントサービス事業、自社製品の顔認証システム「AUTH(オース)」シリーズ及び入退場ゲートシステムの開発・販売・保守を行っているソリューション事業の4つの事業を行っております。当社が行うアウトソーシングサービスは、顧客企業のオペレーションの一部を担っていることが多く、取引の継続性が非常に高いことで、顧客との信頼関係を構築し付加価値の高い提案へと繋げることが可能であることが特徴となっております。 クラウドソリューション事業では、米国ServiceNow社が提供するプラットフォームシステムの導入支援・運用保守の日本展開を行っているServiceNow事業、自社製品の勤怠管理システム「RocoTime(ロコタイム)」の開発・販売を行っているHRソリューション事業、システムの受託開発・エンジニア常駐・保守を行うシステムソリューション事業の3つの事業を行っております。 また、開発エンジニアの確保とコスト効率化を目的として中国・フィリピンに現地法人を設置し、事業の成長性と収益性の向上に努めている他、ポーランドに研究開発拠点を設けております。 当社は、ITO&BPO事業及びクラウドソリューション事業の両事業共通して新卒・中途の採用を積極的に行っております。教育・研修を通した経営理念・経営姿勢の浸透やITスキルの習得は重要な経営課題であると認識し注力しており、最近2事業年度の離職率は業界平均よりも低水準となっております。また、契約形態は一次請けにこだわっておりますが、それによって顧客企業の課題解決やニーズ抽出が容易となり、顧客1社1社と良好かつ密な関係構築が可能となっております。さらに、当社の売上高の約8割を大企業(資本金1億円以上もしくは上場会社及びその関係会社)が占めており(最近事業年度実績)、当社の経営基盤の安定性やノウハウ蓄積につながっております。 図で表すと下記のとおりとなります。 (ビジネスモデルイメージ図) セグメント別に事業の内容を詳述すると、下記のとおりとなります。 《ITO&BPO事業》 (ITサービスマネジメント事業) 関東圏、関西圏を中心に製造業、卸売業、小売業、金融機関等、様々な業種において、PC-LCM(PCの調達から廃棄までのライフサイクルの管理)、ヘルプデスク、キッティングサービス、インフラ・ネットワーク構築、エンジニア常駐等、幅広いサービスを提供しております。複雑化、高度化する顧客ニーズに応えるため、アウトソースする人材の正社員比率は高い水準を維持しております。また、顧客との契約は長期継続が基本となっており、最近事業年度の年間顧客解約率は4.5%程度であります。 (カスタマーコミュニケーション事業) コールセンターサービス及びBPOサービス業務を行っております。大阪・東京合わせて200超の席数を有するテクニカルセンターが設置され、顧客ニーズに応じた柔軟なサービスを提供しております。差別化を図る上での当社の特徴としては、24時間365日対応が可能であること、必要な時間、必要な日数だけ対応するシェアード・サービスが可能であること、小売り、飲食、介護、コスメ、通信等様々な業種での実績・ノウハウがあり、多様なテクニカルサポートが可能であることが挙げられます。 (イベントサービス事業) コンサート、舞台などイベントに関するチケッティングサービスをトータルに提供しております。 具体的には、チケット販売サイトの運用業務、チケット購入申し込みの受付対応、申し込みデータの整理と当落抽選作業、入金対応、当選者の席割り付け(配席作業)、チケット券面作成とそのチェック業務及びイベント当日の問い合わせ対応などの業務を、丸ごとあるいはいずれか一部を請け負っております。 なお、チケット販売サイトの構築及び保守や現地券売機とのデータ連携処理、顔認証入場ソリューションのカスタマイズなどはソリューション事業において行っており、当該事業と連携してサービス提供を行っております。 (ソリューション事業) 顔認証の技術を利用したソリューションを提供しております。感染病拡大防止の観点からの非接触対応への期待、イベント・会議等でのなりすましやチケット・IDの偽造・転売の問題等、社会的なニーズから顔認証システムが普及しつつあります。一般的な顔認証システムの導入には大規模な工事や複雑な運用システムがハードルとなりますが、当社製品の「AUTH」シリーズは大規模な設置工事を必要とせず、省スペースかつソフトウエアやアプリケーションのインストールだけで簡単に導入することができます。「AUTH」シリーズには、手ぶら・顔認証でスムーズな入退場を可能とする「AUTH thru(オースルー)」、スマートフォンでの生体認証チケット「AUTH TICKET(オースチケット)」、PCログインソフトウエア「AUTH SIGN(オースサイン)」、顔認証入退場管理に電気錠を連動させスムーズな入退場を可能にする「AUTH thru KEY(オースルーキー)」があります。 《クラウドソリューション事業》 (ServiceNow事業) ServiceNowはワークフロー構築やサポートデスクの運用管理等、社内業務に関するシステムを一元化して運用・管理できるクラウドサービスであります。当社は、このServiceNowを用いて、クライアント企業のワークフロー構築やタスク管理による業務プロセスの自動化や統合データベースによる情報管理の一元化等を提供するためのシステムの開発、運用サポート、保守を行っております。 ServiceNowに関しては、米国ServiceNow社の日本展開の黎明期より歩みを共にし、Resellerセグメント及びConsulting & Implementationセグメントで「Elite」のパートナー認定を受けております。また、Human Resources製品の分野で国内初となる「Validated Practice」認定を受けております。当社は多様な業種における豊富な導入実績があり、顧客要望に合わせて複数の提案方法を検討できることが強みであります。 (HRソリューション事業) わが国のDX推進や、コロナ禍とその後におけるリモートワークの増大等、ビジネス環境の急速な変化から、人々の働き方が多様化・複雑化してきており、企業の人材管理ツールにおいてもデジタル化、課題解決型のものが求められております。当事業においては、自社製品の勤怠管理システム「RocoTime(ロコタイム)」の開発・販売を行っております。「RocoTime」は、業界・業種、社員数の規模を問わず、日本の商慣習を網羅した高機能なパッケージ製品であり、企業ごとの特有な就業規則に柔軟なカスタマイズが可能であるほか、導入支援等のサポート体制も充実していることが特徴であります。 (システムソリューション事業) お客様のニーズに沿ったシステムの設計、製造及びテスト等を行う受託開発業務、当社の開発エンジニアを常駐させお客様と共にシステム開発を行うエンジニア常駐を行っております。 《その他》 (海外事業) 当社は中国・寧波及びフィリピン・セブをオフショア開発の拠点として、システム開発を一部委託することにより、コスト面、スピード面での優位性を高めております。寧波楽科科信息技術有限公司の開発エンジニアは100%正社員を採用しており、日本と中国の語学及びITスキルを兼ね備えたシステムエンジニアを配置しております。また、2025年1月にポーランドに研究開発拠点を設置し、当社より研究開発業務を委託しております。
経営方針・対処すべき課題3,499字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループにおける経営方針、経営環境及び優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項については、本書提出日現在において判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社の企業理念は以下のとおりであります。 当社は1994年6月の創業以来、「人を大切にするココロのこもったサービスを提供すること」、「最先端技術による創造的なソリューションサービスを提供すること」、「事業の安定化に向けた基盤構築を提供すること」の3つを基本方針とし、「情報と通信と人材」を合理的かつ効果的にマネジメントし、取引先企業に新しい価値を提供することで信頼されるビジネスパートナーとなることを信条に事業を行っております。 すべての従業員の行動指針となる心構えを「社心」と呼び、社心は「信頼はすべての礎なり」としております。高度情報化が進むグローバル社会で求められる多様な課題に対して、一人ひとりの個性を尊重し絆を作り上げ、より大きなパフォーマンスを発揮することで築いていく強い信頼こそが、課題解決に必要な心構えであると考えます。まさに、多種多様な特性を持つ自然の石を組み上げることで揺るぎのない石垣を築き上げる「礎」が信頼の原点であり、当社の信念であります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループの経営戦略は下記のとおりであります。 ① 選択と集中による既存事業の強化 各事業のシナジーを生み出し、選択と集中により、既存事業の量・質ともに向上させてまいります。ITを用いた多様なサービスを展開している当社グループの強みを活かし、シナジーの産出、ワンストップのサービス提供、よりニーズのある領域へのシフト、クロスセル展開を目指しております。 ② 新サービスの開発 新たな領域における新サービスを生み出し、主力事業に育ててまいります。既存の技術を用いた新たなソリューションを考案するとともに、AI等の先端技術を用いた創造的なソリューションを開発してまいります。そのための論文調査、研究機関や大学との共同研究、新アーキテクチャの考案、目的にあったAIの実現性の確認、検証等の研究開発に注力しております。 ③ 成長と育成の両立 事業成長のみならず、人の育成にも力を入れ、更なる強みを目指します。継続的な成長の原資である人材は、当社グループにとって、最も重要な経営資源と認識しております。人材の育成のため、入社時研修、入社2年目~5年目研修、スキルに合わせたオンザジョブトレーニング、専門的な知識やマネジメントスキルの習得を目指す外部トレーニングの活用等を行っております。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 企業価値を継続的に拡大することが重要であると考え、売上高及び営業利益を重要な経営指標としております。高収益事業の開発及びビジネスモデルの確立により、これらの指標の向上を図ってまいります。 直近3連結会計年度の、当社グループの各種指標の推移は以下のとおりであります。 2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 売上高   7,175,217千円   7,803,013千円   9,189,733千円 営業利益   480,066千円   426,984千円   525,174千円 (4)経営環境について 日本は「失われた30年」といわれる長期デフレを経験することで、雇用形態もそれまでの終身雇用から派遣や契約社員の雇用へシフトし、IT人材についても長期的な社内での育成よりもアウトソーシングに依存する割合が多くなりました。加えて、昨今の労働力不足・人材不足を背景とした働き方改革や業務効率化により、企業は自社内リソースの再構築を加速させており、当社の提供するITアウトソーシングサービスの需要は引き続き高いものと判断しております。 一方、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」では、年0.7%の労働生産性上昇を前提に、2030年には45万人のIT人員の不足が予測されており、今後、IT人材確保の競争が激化していくことが予想されます。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の確保及び育成 当社グループにおいて、人材は最も重要な経営資源の1つであり、今後の事業拡大には優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しております。 当社グループの属するITアウトソーシング業界、中でも、IT人材系ビジネスにおいては、基盤となる情報通信分野において様々な国家戦略や政策が掲げられておりますが、IT人材の恒常的な人員不足が続いております。このような状況の中、当社グループは、優秀な人材を獲得すべく、新卒採用向けのインターンシップの機会を設けるほか、キャリア採用にも力を入れております。加えて、育児休暇やリモートワークの推奨、有給休暇の取得推奨など、働きやすい環境づくりに力を入れて取り組んでおります。今後は、これらの取り組みに加え、採用活動の更なる強化、従業員教育のための研修制度の一層の充実、社員の成長を支援するための人事評価制度や資格取得推進制度の運用、社員満足度向上を目的とした福利厚生の充実など、より強固な人的基盤の構築を目指してまいります。 ② 営業力の強化、クロスセル機会の創出 当社グループでは、多様なサービスを扱うことから、顧客に対してワンストップでITサービスを提供することが可能であります。当社グループでは、顧客に対して幅広いサポートを行うため、営業部員の事業部出向の機会を与えることで、事業部を横断した複数のサービスの提案が可能な体制を整備しております。加えて、パートナー企業との連携を進め、顧客の状況に応じて、パートナー企業と相互に顧客を紹介し合う関係性を構築しております。当社グループでは、これらの取り組みを継続して進めることで、新規顧客の獲得だけではなく、営業力の強化、更には既存顧客に対するクロスセル機会の創出につなげてまいります。 ③ 技術力、サービス力の向上 当社グループの属するITアウトソーシング業界においては、競合企業も多く競争が激化しつつある状況です。このような状況の中、当社グループのサービスを顧客に浸透させるためには、他社との差別化が必要であると認識しております。 当社グループでは、研究開発を加速するため、2025年1月にポーランドに研究開発拠点を設立しました。また、2025年12月にAI生成を手がける株式会社Automagicaの株式を取得して子会社化しました。顔認証技術及びAI技術を磨き、既存事業とのシナジーを生み出して、新たな製品・サービスを展開してまいります。加えて、当社グループにおける人材の教育に力を入れることで、更なるサービス面の向上も目指しており、継続的な技術力、サービス力の向上を行うことで、顧客の継続的な信頼獲得につなげてまいります。 ④ 認知度、ブランドイメージの向上 当社グループの広告宣伝・販売促進活動は、新型コロナウイルス感染症の流行と働き方改革によるB to B市場の変化に伴い、オンライン重視で展開しつつ、展示会への出展等も行っております。訴求表現では、動画CM、バナー広告から当社Webサイトまで「DX推進はロココ」を統一メッセージに、企業認知とブランドイメージ向上、営業リードの獲得を目的に継続的に実施してまいります。 ⑤ コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理体制の強化 当社グループは、財務報告の信頼性を確保するため、内部統制システムの適切な運用が重要な課題であり、今後の更なる事業拡大には、効率的かつ適正な業務運営体制の構築が重要であると認識しております。当社グループでは、コーポレート・ガバナンスを有効に機能させることによって、内部管理体制の更なる強化に取り組むと同時に、企業価値の最大化に努めてまいります。 ⑥ 財務基盤の強化 当社グループは、継続的かつ安定的な事業の拡大を図るためには、手許資金の流動性の確保や、金融機関との良好な取引関係の継続が重要であると認識しております。当社グループは、有利子負債も活用した上で十分な事業資金を確保し、新たな事業価値創出のために機動的な資金調達を実行できるよう、内部留保の確保と株主還元の適切なバランスを模索していくことを、財務上の課題として認識しております。
事業等のリスク8,271字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業においてリスクの要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1) 事業環境について ① 競合について(発生可能性:中、影響度:大) 当社グループが提供するサービスには、ITO&BPO事業が行うITやビジネスプロセスのアウトソーシング及びクラウドソリューション事業が行うシステム開発・保守・導入支援があります。 BPO業界においては、市場の拡大と需要の高まりを受け、異業種からの参入企業が増加している状況であります。また、インフラコスト削減の必要性が高まっていることや、DX推進のため、効率的・効果的なクラウド運用を行いたい企業が増加していることなどから、クラウド内で行う設計・構築・運用等のアウトソーシングは、順調な市場の成長が見込まれます。市場の成長に伴い、新たなサービスをラインアップする事業者や新規参入する事業者も増加しております。 当社グループは、顧客のニーズに対応した様々なサービスを提供し、顧客企業のオペレーションの一部を担い、顧客と直に長期の信頼関係を構築することで、ノウハウを蓄え付加価値の高い提案を行えることを強みにしております。 他社との差別化を図る上で、ワンストップのサービス、セキュリティやガバナンス、マルチベンダ対応、柔軟性や連携性、先端テクノロジーへの対応力等が鍵になると考えられますが、日々、技術革新が進み、市場のニーズは変化していくものであり、今後、当社グループがこれらの流れについて行けず、明確な競争優位戦略を確立できなかった場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、市場の動向について十分に情報の収集を行って対応策を検討している他、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載しました、優秀な人材の確保及び育成、営業力の強化、クロスセル機会の創出、技術力・サービス力の向上、認知度の向上、ブランドの確立に努め、継続的に事業の強化・成長を目指しております。 ② 市場環境について(発生可能性:中、影響度:大) 当社グループが展開するサービスを取り巻く環境は、労働人口の減少、企業のグローバル化、IoT・AIをはじめとしたデジタル技術の進展などを背景に、業務の効率化やコスト競争力の強化、売上拡大などに繋がるアウトソーシングサービスの需要拡大が見込め、今後も成長が続くと考えられます。また、社会的なDXの推進によりServiceNow事業を始めとしたクラウド関連事業の需要拡大が見込め、今後も成長が続くと考えられます。 しかしながら、景気の変動による受託業務の業務量の変更、顧客企業の業績状況や個人情報保護などの観点からアウトソーシングからインソーシングへ転換する動きなどが生じた場合及びDX推進ニーズを的確にとらえることができない場合、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、市場の動向について十分に情報の収集を行い、分析した上で対応策を検討しております。また、多様な事業を展開する当社グループの強みを活かし、より成長性のある分野へのシフトを継続的に模索しております。 ③ M&Aによる事業拡大について(発生可能性:中、影響度:中) 当社グループは、M&Aを利用して事業規模の拡大を実現しており、今後も既存事業の規模の拡大及び新たな技術の獲得を目的として、M&Aを実施する可能性があります。 しかしながら、何らかの理由により当初想定した事業シナジーが発揮できない場合、統合にあたり適切なコントロールができない場合、事業展開・事業拡大が計画どおりに進まない場合等、M&Aに伴う何らかの問題が顕在化する可能性があります。これらの問題が発生した場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループは、M&Aを行う際には、デューデリジェンス等により法務、財務及び労務に関する問題を十分に調査し、既存事業とのシナジーなどについて十分な検討を行っております。その上で、取締役会における承認等の社内手続を経て意思決定を行うこととするなど、リスクを十分に検討するための体制の整備を行っております。 (2) 事業内容について ① イベントサービス事業について(発生可能性:中、影響度:大) 当社グループのイベントサービス事業は、コンサート、舞台等イベントに関するチケッティングサービスをトータルに提供していることから、イベント規模及び開催回数によりその収益が大きな影響を受けます。未知のウイルス感染症等の蔓延によるイベントの自粛や、イベント会場手配や開催に伴う不測の事態等によりイベント取扱件数の大幅な減少が発生した場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、コンサート、舞台等イベントに関するチケッティングサービスをトータルに提供してきた実績、ノウハウを生かして、新規取引先の獲得を図っております。また、イベントサービス事業以外の事業の強化により当社グループ全体での安定的な収益確保を図っております。さらに、2020年から2021年にかけて新型コロナウイルス感染症が蔓延し、その影響でイベントの中止や規模の縮小となりイベントサービス事業の売上が大きく減少した際には、同事業に携わる人員を他の事業部門へ異動させ、エンジニアや運用支援の売上を獲得してきた実績がありますので、上記のような事象が発生した場合には同様の対応を行うことで、グループ全体の売上及び利益に対する影響を最小限に留め、リスクの低減が可能であると考えております。 ② ソフトウエア開発について(発生可能性:小、影響度:中) 当社グループでは、顧客の要件を把握した上でソフトウエア開発を行っております。ソフトウエア開発においては、要件定義が不十分であり顧客の要求水準を満たさない場合や想定外の問題が発生した場合など、ユーザー要件を満たすための開発工数が見積工数を大幅に超過した場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、開発を行う際に、一定の規模以上の案件について受注時において見積審査会を開催することに加え、すべての案件について、要件定義のレビューや責任者による確認を行い、契約内容・形態及び見積金額の妥当性について受注前に十分な検討を行っております。また、開発終了後には必要に応じて当初の原価見積もりと原価実績の比較分析を行うことで、精緻な見積もりを行うための体制の整備を行っております。 ③ 協力会社の確保について(発生可能性:小、影響度:中) 当社グループは、受託業務や常駐サービス等において、当社グループのエンジニアの他、協力会社のエンジニアを利用しております。協力会社のエンジニア利用には、協力会社の確保及び協力会社との良好な関係構築が重要であり、当社グループでは、協力会社との良好な関係を維持しておりますが、今後、何らかの理由により、協力会社との関係が悪化し、連携を取ることが困難となった場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループは、月に1度の月次報告を行うなど、定期的にコミュニケーションを取っており、協力会社との良好な関係の維持のための対策を図っております。また、協力会社の新規開拓を行うことなどにより、複数の協力会社を活用し、特定の協力会社に依存しないような体制整備を行っております。 ④ 提供する製品・サービスの不具合について(発生可能性:中、影響度:小) 当社グループが提供する製品及びサービスについて、サービス提供開始後に、当該製品に不具合が生じた場合、又は、導入後の技術サポート等において当社グループに責任のある原因で支障が生じた場合、契約解除に伴う売上の減少や、損害賠償責任の発生や顧客の当社グループに対する信頼喪失により、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、十分な検証やテストを実施した上でサービス提供を行っております。また、定期的なアップデートやモニタリングの実施により、安定的なサービスの提供を行うことが可能であり、不具合が発生した場合でも迅速な対応をとることができる体制の整備を行っております。 ⑤ サービス価格の下落・陳腐化について(発生可能性:中、影響度:中) 当社グループは、ITアウトソーシングのサービスを提供しておりますが、競合の増加によるサービス価格の下落やエンジニア不足による人件費の高騰、競合他社による新たなビジネスモデルの出現、もしくは当社グループの予期しない技術革新等により、当社グループのサービスが陳腐化した場合、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、採用しているビジネスモデルや技術について、最新の動向を分析するとともに、新たなビジネスモデルや、新規サービスの提供による事業展開を検討しております。また、採用の強化や人材の育成によるサービス価値の向上を図っており、より付加価値の高いサービスの提供を可能にするための体制の整備を図っております。 ⑥ 重要な契約について(発生可能性:小、影響度:中) 当社グループの経営上の重要な契約は、「第2事業の状況 5重要な契約等」に記載のとおり、Cotofure株式会社と顔認証アプリケーション・プログラムの使用許諾契約を締結しております。当該契約が解除やその他の理由に基づき終了した場合、もしくは当社グループにとって不利な改定が行われた場合、又は契約の相手方の経営状態が悪化すること等により当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、当社グループ従業員の技術力及び営業力の向上による契約締結先への影響力の向上を図っており、契約締結先との定期的な情報交換等を通じて良好な関係を構築し、安定的な関係の継続を図っております。 (3) 組織体制について ① 人材の確保及び育成について(発生可能性:小、影響度:大) 当社グループにおいて、人材は最も重要な経営資源の1つであり、今後の事業拡大には優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しております。 しかしながら、当社グループの計画どおりに人材の採用、教育が進まない場合及び退職等により当社グループの事業戦略に重大な支障をきたした場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループは、優秀な人材を獲得すべく、新卒採用向けのインターンシップの機会を設けるほか、キャリア採用にも力を入れております。加えて、適切な育成計画に基づく人材の育成、育児休暇やリモートワークの推奨、有給休暇の取得推奨など働きやすい環境づくりに力を入れて取り組んでおります。 ② 海外子会社について(発生可能性:小、影響度:中) 当社グループは、中国、フィリピン及びポーランドに子会社を有しており、業務の一部を委託しております。海外における事業展開には、様々な潜在的リスクが伴い、当該国の政治・経済・社会情勢などの要因により、事業の継続が困難となる等のカントリーリスクを有しております。このようなリスクが顕在化した場合、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、各国・地域の法律や規制に係る動向には常に十分な注意を払い、情報の収集に努めております。また、現地の顧問弁護士や会計事務所等と情報共有することにより、適時に必要な情報を収集するための体制の整備を行っております。 ③ 特定の役員への依存について(発生可能性:中、影響度:中) 当社の代表取締役社長である長谷川一彦は、当社の創業者であり、創業以来、経営者として経営方針や経営戦略を決定するとともに、新規事業の事業化や、当社グループ全体の経営判断に至るまでの重要な役割を担っております。今後、予期し得ない理由により同氏の業務執行が困難になった場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、役職員による情報共有や権限の委譲による経営組織の強化を図るなど、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。 (4) その他 ① 自然災害について(発生可能性:小、影響度:大) 当社グループの事業拠点の周辺地域において大規模な自然災害等が発生し、当社グループの設備の破損や、インフラ供給制限等の不測の事態が発生した場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループのサービスのうち、24時間365日対応可能なコールセンターやヘルプデスクは、大阪・東京にそれぞれ拠点を構えることでリスク分散をさせております。また、その他のサービスは、リモートワークを積極的に活用することにより、リモートでの事業運営体制を確立することで、地震、台風、津波等の自然災害や、火災、停電等が発生した際に備えております。 ② 法的規制について(発生可能性:小、影響度:中) 当社グループは、個人情報保護法、労働基準法、労働者派遣法及び下請法等の様々な法的規制を受けております。当社グループでは法令遵守に努めておりますが、何らかの法令違反により当社グループの社会的な信用力が低下した場合及び当社グループにとって不利な法的規制の改正が行われ当社グループの事業戦略に影響を及ぼした場合は、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、社内教育等により法令遵守に努めているほか、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンス推進体制の強化を実施しております。また、定期的に社労士や顧問弁護士とコミュニケーションを取り必要に応じて相談を行い、適時に情報を入手する体制の整備を図っております。更に、リスク管理委員会及び内部監査等において、法令遵守状況のモニタリングを行っております。 ③ 知的財産権について(発生可能性:小、影響度:中) 現在、第三者より知的財産権に関する侵害訴訟等を提起されることや、そのような通知は受け取っておりませんが、当社グループが認識していない知的財産権の侵害により訴訟等を受けた場合は、当社グループの社会的な信用力の低下や損害賠償請求等の発生により、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループが有する知的財産権の侵害について顧問弁護士及び弁理士といった外部専門家に定期的な相談を行うことにより、知的財産権に関する管理を行う体制の整備を行っております。また、新規サービス開始時には、外部専門家に調査を依頼するなど、他社の知的財産権を侵害しないための体制の整備を行っております。 ④ 顧客から預かる情報の管理について(発生可能性:小、影響度:大) 当社グループでは、事業の特性上、顧客の個人情報や、取引先企業の機密情報を取り扱う場合があります。 情報管理に係る各種施策にもかかわらず、コンピューターウイルスの侵入やサイバー攻撃、その他想定外の事態の発生により情報の流出が発生した場合は、当社グループの社会的な信用力の低下や、損害賠償請求による費用が発生し、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、情報セキュリティの国際規格(ISO27001)、国内規格(Pマーク)の取得及び個人情報保護法に基づく、情報管理に係る規程類の整備により、情報の適正な取り扱いと厳格な管理を行うための体制の整備を行っております。また、各種研修等の実施により全役職員及び外注先等に対して個人情報等の取扱いについて周知徹底を図っております。 ⑤ 配当政策について(発生可能性:中、影響度:小) 当社は、企業価値を継続的に拡大し株主の皆様へ利益還元を行うことを重視しております。株主の皆様への安定的な利益還元と当社グループの持続的な成長を実現するため、配当金については、業績、財政状態及び将来の事業展開等を総合的に勘案し適宜見直しを行っていく方針としております。 上記方針に基づき、当事業年度の配当につきましては、増収増益を反映し、1株当たり35円としておりますが、今後、事業環境の急激な変化などにより事業が計画通りに進展しない場合には、安定的な配当を実施できない可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、事業計画の達成に努め、企業価値を継続的に高めていくことにより、株主へ適切な利益還元を行う方針であります。 ⑥ ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:中、影響度:小) 当社は、役職員等の業績向上に対する意欲や士気を高めるため、ストック・オプション制度を採用しております。本書提出日の前月末現在、ストック・オプションによる潜在株式総数は158,500株であり、発行済株式の4.3%に相当しております。これらのストック・オプションが行使された場合、新株式が発行され、株式価値が希薄化する可能性があります。 (主要な対応策) ストック・オプション制度の採用にあたり、1株当たりの株式価値に希薄化が発生する可能性がありますが、役職員等の業績向上に対する意欲や士気の高まりを通じて、株価変動に係る利害を株主と共有することで、企業価値向上への貢献につなげられるよう努めてまいります。 ⑦ 調達資金使途について(発生可能性:小、影響度:小) 株式上場時の公募増資による調達資金の使途につきましては、人材雇用・研修教育費、海外進出のための資金、M&A資金、借入金返済等に充当する予定であります(一部充当済み)。 しかしながら、経営環境等の変化に対応するため、調達資金を計画以外の使途に充当する可能性があります。また、当初の計画どおりに資金を充当した場合においても、想定どおりの成果をあげられない場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループでは、経営環境等の変化に対応するための突発的な資金需要が発生した場合に備え、内部留保を行うとともに、金融機関等からの柔軟な資金調達を行える体制の整備を行うなど、計画どおりの成果をあげられるよう努めております。 ⑧ 訴訟等について(発生可能性:小、影響度:中) 当社グループが事業活動を行う中で、取引先、従業員その他第三者との予期せぬトラブルが発生し、訴訟等が発生する可能性があります。訴訟の内容及び結果によっては、訴訟に係る対応費用の発生や、当社グループの社会的な信用力の低下により、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な対応策) 当社グループは、取引先との契約内容の遵守及び顧問弁護士への相談を行うことに加え、社内教育やコンプライアンス活動の推進により、法令違反等を防止することで訴訟に発展するリスクを排除するよう努めております。また、内部通報窓口及びハラスメント相談窓口を設置し、従業員とのトラブルを未然に防ぐ取り組みを行っており、取引先との定期的な情報交換により安定的な関係の構築・維持を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,261字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況 (経営成績の状況) 当連結会計年度におけるわが国の経済状況は、雇用・所得環境の改善、堅調な企業業績、インバウンド需要の継続を背景に、景気は緩やかな回復基調が続きました。一方で、米国の政策動向や国際情勢を受けた資源価格の高騰等、依然として先行きは不透明な状態が続いております。 情報サービス業界においては、労働人口の減少や業務効率化のニーズを背景に、デジタル技術を活用したDX推進に関する投資が引き続き高水準で推移しており、その傾向は今後も続くものと見込まれます。 このような市場環境の中、新規顧客・案件の獲得、既存取引先の増員・単価アップ、スポット案件の機器販売受注等により、各事業の売上は好調に推移しました。利益面においては、売上増加に伴って売上総利益が増加し、販売費及び一般管理費は大きく増加せず抑制できた結果、前年同期比で利益が増加しました。 (売上高) 売上高は9,189,733千円(前年同期比17.8%増)となりました。主な増減理由については、セグメント別の業績に記載しております。 (売上原価) 売上高増加に伴い、売上原価は6,049,893千円(前年同期比22.0%増)となりました。 (売上総利益) 売上高増加に伴い、売上総利益は3,139,840千円(前年同期比10.5%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、2,614,665千円(前年同期比8.2%増)となりました。 (営業利益) 上記の結果、営業利益は525,174千円(前年同期比23.0%増)となりました。 (経常利益) 営業外収益34,044千円(前年同期比23.4%減)及び営業外費用54,128千円(前年同期比81.5%増)を計上した結果、経常利益は505,090千円(前年同期比14.4%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、子会社清算益として855千円(前年同期は該当なし)を計上し、特別損失は、固定資産除却損として741千円(特別損失としては前年同期比93.0%減)を計上しました。税金等調整前当期純利益は前年同期比で増加している一方、課税所得は減少しており、法人税、住民税及び事業税は161,515千円(前年同期比2.3%減)となりました。法人税等調整額は、25,956千円(前年同期は△12,296千円)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は317,729千円(前年同期比14.3%増)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (a)ITO&BPO事業 当セグメントにおきましては、新規顧客・案件の獲得、既存取引先の増員・単価アップ、Windows11移行を背景とした機器販売の増加により、ITサービスマネジメント事業、カスタマーコミュニケーション事業、イベントサービス事業の売上及び利益が好調に推移しました。ソリューション事業においては、前期に大型の施設向けソリューション導入案件があった影響で、前年同期比で売上及び利益が減少しました。 その結果、売上高は6,166,120千円(前年同期比20.3%増)、セグメント利益(営業利益)は338,088千円(同29.9%増)となりました。 (b)クラウドソリューション事業 当セグメントにおきましては、企業におけるDX推進の流れにより、ServiceNow事業において新規契約を獲得し、売上及び利益ともに好調に推移しました。システムソリューション事業では、2024年12月にファンクラブプラットフォーム運営事業を譲り受けた影響で売上が増加した他、既存顧客においても案件拡大があり、売上が増加しました。一方、一部の案件で業務委託費等の原価が多くかかり、システムソリューション事業の利益は減少となりました。HRソリューション事業では、前期に既存顧客に対する大型改修案件があった影響で、前年同期比で売上及び利益が減少しました。 その結果、売上高は2,897,155千円(前年同期比14.2%増)、セグメント利益(営業利益)は171,457千円(同21.4%増)となりました。 (c)その他 海外事業におきましては、外部顧客への売上高は減少したものの、グループ向けの開発保守案件や研究開発受託の売上高が増加しました。費用面では、ポーランド子会社の新規設立や一部の子会社で人員数増加・賃率上昇を背景とした人件費増加があり、売上の増加以上に費用が増加しました。 その結果、売上高は465,294千円(前年同期比6.2%増)、セグメント利益(営業利益)は15,629千円(同38.5%減)となりました。 (財政状態の状況) (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末と比べ34,234千円(1.0%)増加し、3,476,827千円となりました。主な要因は、現金及び預金が17,639千円増加し、売掛金及び契約資産が34,643千円減少し、「その他」に含まれる前払費用が48,478千円増加したことによります。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末と比べ622,086千円(69.2%)増加し、1,520,588千円となりました。主な要因は、投資有価証券が取得により212,343千円増加し、のれんが子会社株式の取得により344,896千円増加し、有形固定資産が取得により33,998千円増加したことによります。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ284,842千円(25.1%)増加し、1,420,611千円となりました。主な要因は、新規借入及び子会社の新規連結により1年内返済予定の長期借入金が26,376千円増加し、買掛金が44,850千円、未払消費税等が11,537千円、未払金が62,683千円、未払費用が88,535千円、それぞれ増加したことによります。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末に比べ161,297千円(35.4%)増加し、616,806千円となりました。主な要因は、新規借入及び子会社の新規連結により長期借入金が134,050千円増加したことによります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末と比べ209,883千円(7.6%)増加し、2,960,196千円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益317,729千円が計上され、配当が111,699千円行われたことによります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は1,586,975千円となり、前連結会計年度末と比べ14,161千円(0.9%)の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は665,987千円(前年同期比95.0%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益505,203千円の計上、売上債権の63,580千円の減少、未払金の64,217千円の増加、未払費用の86,457千円の増加、法人税等176,773千円の納付によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は615,000千円(前年同期比635.9%増)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出291,820千円、投資有価証券の取得による支出213,000千円、定期預金の預入による支出43,795千円、及び無形固定資産の取得による支出31,793千円によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は70,338千円(前年同期比86.5%減)となりました。これは主に、長期借入れによる収入300,000千円、長期借入金の返済による支出206,712千円、社債の償還による支出20,000千円、リース債務の返済による支出17,385千円、配当金の支払111,178千円によります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当社グループが行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (b) 受注実績 当社グループでは、概ね受注から売上までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。 (c) 販売実績 当連結会計年度における販売実績(外部顧客への売上高)をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比増減率(%) ITO&BPO事業   6,166,120   20.3 クラウドソリューション事業   2,897,155   14.2 その他   126,457   △11.5 合計   9,189,733   17.8 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、上記「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績等の状況」をご参照ください。また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社グループは事業計画の中で具体的な経営指標等の目標値を定めております。2025年12月期の目標と実績は下記のとおりであります。 2025年12月期 目標   2025年12月期 実績 売上高   8,610,980千円   9,189,733千円 営業利益   496,574千円   525,174千円 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、上記「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループの資金需要の主なものは、今後の事業規模拡大・維持のための人的資本への投資、M&A資金や運転資金等であります。これらの資金需要は、営業活動により生じる自己資金、金融機関からの借入及び社債発行で賄うことを基本としております。 当社グループは、事業活動に必要な流動性を安定的に確保するため、銀行との間で6億円のコミットメントライン枠を設定しております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成のための重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績等を勘案して合理的な見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (繰延税金資産の回収可能性) 将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について、繰延税金資産を計上することとしております。将来の課税所得の見積りのベースとなる事業計画は、近い将来の経営環境に大きな変化がないと仮定して策定しており、将来の受注数量、販売単価及び労務費等の主要な仮定が含まれております。将来の課税所得の見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、実際の金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 (履行義務の充足に係る進捗度) 当社グループは、一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。進捗度の見積りにあたってはインプット法を採用し、見積り総原価に対する発生原価の割合で算出しております。 収益は、見積り総原価に対する発生原価の割合に契約金額を乗じて算出しており、契約金額については、契約書又は注文書により定めており、発生原価の主な構成要素である人件費は、等級別の単価に実際工数を乗じて算出しております。 上記の見積り総原価は、案件ごとに要する作業時間(以下、工数という。)を要員別の等級の単価に乗じることで合理的に見積もっております。なお、主要な仮定としては、受託開発、コンサート運用業務の作業に伴い発生が見込まれる工数が挙げられます。 ソフトウエア受託開発の工数は、受託開発案件それぞれが開発の特性や顧客の求める品質等により異なるため、個別に判断を行う必要があり、類似する案件の過去の実績等を考慮して工数を見積っておりますが、仕様変更や開発体制の変更等の当初予見し得なかった事象により、実際の原価と見積り総原価に差異が生じる可能性があります。 コンサート運用業務の工数は、コンサート等の規模や抽選条件の難易度等、各公演ごとに個別に判断を行う必要があり、過去の実績から算出された標準工数をベースに条件に照らし合わせ、工数を見積っておりますが、条件の追加・変更やコンサートの中止・延期等、当初予見し得なかった事象により、実際の原価と見積り総原価に差異が生じる可能性があります。 当連結会計年度末の仕掛中案件について、見積り総原価に大幅な見直しを要する状況が発生した場合には、翌連結会計年度の損益に重要な影響を与える可能性があります。 (受注損失引当金の算定) 受注契約に係る将来の損失に備えるため、連結会計年度末時点で将来の損失が見込まれ、かつ、当該損失額を合理的に見積もることが可能なものについては、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を引当計上しております。当該損失額は、過去の経験等も用いて、将来起こりうる事象を総合的に勘案して算定しておりますが、予想し得ない工数の増加等が生じた場合、実際の損失発生額が受注損失引当金の計上金額と相違する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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