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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

翻訳センター

HONYAKU Center Inc.2483 · Standard · サービス業

特許・医薬・技術分野に強い翻訳サービス会社。専門知識と品質管理で、企業のグローバル活動を支える。

概要

翻訳センターは1986年に医薬分野専門の翻訳会社として設立され、現在は特許・医薬・工業・金融・法務など多分野の翻訳サービスを提供する。大阪市中央区に本社を置き、2026年3月期の連結売上高は約109億円、従業員数は540名。2006年に大阪証券取引所ヘラクレス(現東京証券取引所スタンダード)に上場した。

翻訳事業を中核に4つの事業セグメントで構成

当社グループは翻訳事業、派遣事業、通訳事業、その他の4セグメントで構成される。翻訳事業が売上の約7割を占め、特許・医薬・工業(ローカライゼーション)・金融法務の4分野に専門分化している。派遣事業は子会社の株式会社アイ・エス・エスが翻訳者・通訳者を顧客企業に派遣し、通訳事業は会議通訳を提供する。その他にはイベント企画・語学教育・外国出願支援・データ活用支援・ウェブ制作などが含まれる。2026年3月期のセグメント別売上高は、翻訳80億96百万円、派遣11億23百万円、通訳13億23百万円、その他3億28百万円である。

特許と医薬の専門分野で高いシェアを確立

翻訳事業の中核は特許分野と医薬分野である。特許翻訳では特許事務所や製造業の知的財産部門を顧客とし、電気・電子・機械・自動車・半導体・情報通信・化学・医薬・バイオの全技術領域をカバーする。医薬翻訳では製薬会社向けに臨床試験関連文書や規制当局への申請資料、市販後報告などを手掛ける。両分野とも専門知識を持つ翻訳者を多数抱え、特に特許翻訳では業界内有数の処理能力を持つとされる。工業・ローカライゼーション分野では技術マニュアルやソフトウェアの現地化、金融・法務分野ではディスクロージャー資料や法律文書を扱う。

M&Aとグループ再編で事業ポートフォリオを最適化

当社は創業以来、複数の企業買収と統合を実施してきた。2012年に株式会社アイ・エス・エスを買収し、派遣・通訳事業に進出。2017年には株式会社メディア総合研究所を子会社化し、翻訳・編集分野を強化。2024年には株式会社福山産業翻訳センターを取得し、工業翻訳の地盤を固めた。一方で、不採算事業は整理しており、2015年に株式会社アイ・エス・エス・コンサルティングを売却、2024年には米国子会社HC Language Solutionsの全株式を売却した。2025年にはシトラスジャパン株式会社を子会社化し、データ収集・分析や多言語コールセンター事業を追加した。

安定した財務基盤と高い自己資本比率

2026年3月期末の総資産は87億74百万円、純資産は70億23百万円で、自己資本比率は約80%と高い水準にある。現金及び現金同等物は44億9百万円を保有し、財務の健全性は高い。売上高は過去10年間おおむね100億円前後で推移し、2026年3月期は108億71百万円(前期比3.0%減)となった。営業利益は7億5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4億62百万円である。営業キャッシュ・フローは10億58百万円の収入と安定しており、配当金の支払いを継続している。

業界の中での役割は言語サービス業界における専門分野特化型翻訳会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
109億円
営業利益
7億円
営業利益率
6.4%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2023/3
事業売上構成比利益利益率
翻訳事業85億円77.3%
その他14億円12.7%
派遣事業11億円10.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01特許分野主力

特許事務所やメーカーの知的財産部門を顧客に、電気・電子・機械・自動車・半導体・情報通信・化学・医薬・バイオ分野の特許出願明細書や中間処理、特許公報などの翻訳を提供しています。外国出願・日本出願に対応し、専門性の高い技術文書の正確な翻訳で知財活動を支援しています。

主な製品・サービス1
特許翻訳サービス
特許明細書、特許公報、中間処理などの技術文書を、英語・日本語などに翻訳する専門サービス。

02医薬分野主力

製薬会社を顧客に、医薬品開発段階の試験計画書・試験報告書、市販後の副作用症例報告、学術論文、申請関連資料などの翻訳を提供しています。医療機器メーカー向けのマニュアル翻訳や、化学品・農薬関連文書の翻訳、CTD・CSRなどの作成業務も行います。規制当局への提出資料を支援します。

主な製品・サービス1
医薬翻訳サービス
治験関連文書や申請資料、学術論文などを専門知識を持つスタッフが翻訳。

03工業・ローカライゼーション分野準主力

自動車、電気機器、機械、半導体、情報通信関連の輸出・輸入メーカーを顧客に、技術仕様書、規格書、取扱説明書、品質管理関連資料の翻訳や、ソフトウェア・メディアコンテンツのローカライズを提供しています。翻訳支援ツールの販売・導入・運用支援も行います。

主な製品・サービス2
技術翻訳サービス
技術仕様書、取扱説明書などの技術文書を、正確かつわかりやすく翻訳。
ローカライゼーション
ソフトウェアやWebコンテンツを、対象地域の文化や言語に合わせて翻訳・適応すること。

04金融・法務分野準主力

銀行・証券会社・保険会社などの金融機関を顧客に、市場分析レポート、企業業績分析資料、ディスクロージャー関連資料などの翻訳を提供しています。株主総会招集通知や有価証券報告書などの法定文書も扱い、正確な翻訳でコンプライアンスを支援します。

主な製品・サービス1
金融・法務翻訳サービス
市場レポート、ディスクロージャー資料、法律文書などを専門知識を持つスタッフが翻訳。

05派遣・通訳副次

子会社のアイ・エス・エスが、顧客企業内で翻訳・通訳業務に当たる人材派遣や、会議・国際会議での通訳サービスを提供しています。機密性の高い文書の翻訳や、リアルタイムのコミュニケーション支援を必要とする企業向けです。

主な製品・サービス2
翻訳者派遣
企業内で機密文書の翻訳を行う翻訳者を派遣するサービス。
通訳サービス
会議や国際会議に通訳者を派遣するサービス。

製品と技術

全技術領域をカバーする特許翻訳

特許翻訳は当社の最主力サービスである。特許事務所や企業の知的財産部門を顧客とし、電気・電子・機械・自動車・半導体・情報通信・化学・医薬・バイオの全分野に対応する。日本語から外国語、外国語から日本語の双方向翻訳を提供し、特許出願明細書、優先権証明書、中間処理応答、特許公報などを扱う。高い専門性が求められるため、各技術分野に特化した翻訳者を多数登録し、品質管理を徹底している。また、翻訳支援ツール(CAT)や機械翻訳(MT)を活用し、効率と一貫性を向上させている。

規制当局提出文書も手掛ける医薬翻訳

医薬翻訳では、製薬企業や医療機器メーカーを顧客に、新薬開発段階の試験実施計画書・試験報告書、市販後の副作用症例報告、学術論文、厚生労働省やFDAへの申請資料などを翻訳する。特に臨床試験関連文書(CSR、CTD)の作成支援も行う。医療機器の取扱説明書や化学品・農薬関連文書も対象とし、翻訳後のDTP編集・印刷まで一貫対応する。正確性が生命に関わるため、翻訳者には医学・薬学の専門知識が要求され、当社は長年の実績で信頼を築いている。

技術文書からソフトウェアまで扱う工業・ローカライゼーション

工業・ローカライゼーション分野では、自動車・電気機器・機械・半導体・情報通信メーカー向けに技術仕様書、規格書、取扱説明書、品質管理資料を翻訳する。ソフトウェア製品やメディアコンテンツの現地化(ローカライゼーション)も手掛け、翻訳後のDTP編集や印刷まで対応。さらに、機械翻訳や翻訳支援ツールの販売・導入・運用支援も行い、顧客の翻訳工程全体をサポートする。多言語・多フォーマットの案件を効率的に処理する体制を持つ。

金融・法務のディスクロージャー文書を翻訳

金融・法務翻訳では、銀行・証券会社・保険会社等を顧客に、市場分析レポート、企業業績・財務分析資料、運用報告書、マーケティング資料を翻訳する。上場企業向けには株主総会招集通知、アニュアルレポート、有価証券報告書などのディスクロージャー資料を扱う。法律関連文書や人事労務規程類も対象。これらの文書は正確さと同時に納期厳守が求められ、当社は専門チームを編成して対応している。翻訳後のDTP編集や印刷も含めたワンストップサービスを提供する。

派遣・通訳事業で現場の言語ニーズに応える

子会社の株式会社アイ・エス・エスが担う派遣事業では、機密文書を社外に持ち出せない顧客企業に翻訳者を派遣する。通訳事業では企業内会議や国際会議における同時通訳・逐次通訳を提供する。両事業とも顧客のオフィスや会議室でサービスを提供するため、セキュリティ面で高い信頼を得ている。また、通訳者・翻訳者を養成する語学教育プログラムも運営し、人材の育成と供給を自社で行う体制を構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

翻訳サービス中堅、業績横ばい

翻訳センターは翻訳・通訳サービスを提供する中堅企業。売上高は約110億円で横ばいが続き、営業利益率も8%から6%へ低下傾向。同業にはジンジブ(人材派遣)やJSH(翻訳・通訳)などがあるが、翻訳センターは機械翻訳の進展などで競争が激化している。差別化として専門分野に強みを持つが、売上拡大には新規顧客開拓やM&Aが必要。

強み

  • 特許・医薬など専門性の高い翻訳で競争力を発揮。
  • 長年の実績で品質への信頼を獲得している。
  • 売上高約110億円を維持し、一定の安定収入を確保。
  • 官公庁、企業など多様な顧客を持つ。

課題

  • 売上高が横ばいで成長が見られず、市場の伸び悩み。
  • 営業利益率が低下しており、収益改善が課題。
  • AI翻訳の進歩により、低価格帯の需要が減少。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が翻訳センター

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19723京都ホテル77億円8.8倍
27367セルム76億円12.4倍
39720ホテル、ニューグランド76億円20.9倍
47065ユーピーアール76億円10.7倍
52483翻訳センター75億円16.2倍
69340アソインターナショナル75億円14.7倍
76031ZETA75億円36.9倍
86093ミトラグループ74億円37.0倍
92186ソーバル73億円15.4倍
107049識学73億円23.8倍
112311エプコ73億円17.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

医薬翻訳専門会社として創業し、吸収合併で事業拡大した1986〜1997年

1986年4月、資本金300万円で株式会社メディカル翻訳センターを大阪市北区に設立。関西地区の医薬分野に特化した翻訳サービスからスタートした。1995年11月に本社を大阪市中央区へ移転。1997年4月には株式会社関西翻訳センターを吸収合併し、医薬に加えて工業・特許分野のサービスを開始。同時に商号を株式会社翻訳センターに変更し、総合翻訳会社への第一歩を踏み出した。

株式交換と第三者割当増資で資本基盤を強化した2004〜2006年

2004年10月、株式会社ウィザスとの株式交換により株式会社国際事務センターを完全子会社化。これに伴い資本金を2億33百万円に増資した。2006年3月に1株を5株に分割し、同年4月には大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス」(現東京証券取引所スタンダード)へ上場。上場により資金調達の基盤を得て、その後のM&Aを加速させることになる。

海外拠点設立とアイ・エス・エス買収によるグループ化が進んだ2006〜2013年

2006年11月、米国カリフォルニア州にHC Language Solutionsを設立し、海外直接展開を開始。2008年8月には中国北京市に北京東櫻花翻訳有限公司を設立した(2017年清算)。2008年10月には株式会社HCランゲージキャリアの株式を取得。2010年7月にはエムスリー株式会社と株式会社ウィザスを割当先とする第三者割当増資を実施し、資本金を5億88百万円に増加。2012年9月に株式会社アイ・エス・エスを買収し、同社および子会社のアイ・エス・エス・インスティテュート、アイ・エス・エス・コンサルティングを連結子会社化した。2013年4月には1株を100株に分割し、単元株制度を導入した。

不採算事業の整理と子会社再編を進めた2015〜2020年

2015年3月、株式会社アイ・エス・エス・コンサルティングの全株式を売却し、経営資源の集中を図った。2016年4月には株式会社国際事務センターを吸収合併。2017年11月には株式会社メディア総合研究所を子会社化し、翻訳・編集分野を強化。2020年4月には株式会社アイ・エス・エスを存続会社として株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートを吸収合併するなど、グループ内の再編を進めた。この間、翻訳事業の売上高は2017年3月期に100億円を突破した。

スタンダード市場移行とM&A再開で事業領域を拡大した2021年以降

2021年10月、子会社の株式会社外国出願支援サービスを株式会社FIPASに商号変更。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行。2024年1月に株式会社福山産業翻訳センターを子会社化し、工業翻訳の処理能力を増強。同年12月には米国子会社HC Language Solutionsの全株式を売却し、海外直接事業から撤退した。2025年10月にはシトラスジャパン株式会社を子会社化するとともに、FIPASを当社に吸収合併。生成AIや機械翻訳の活用による業務効率化と新サービス開発に注力している。

年表33件を開く

1980年代

  • 1986年4月創業株式会社メディカル翻訳センター(資本金3,000千円)を大阪市北区に設立。関西地区を中心とした医薬分野専門の翻訳サービスを開始。

1990年代

  • 1995年11月本社を大阪市中央区に移転。
  • 1997年4月M&A株式会社関西翻訳センターを吸収合併し、関西地区を中心とした医薬、工業、特許分野のサービスを開始。同時に、商号を株式会社翻訳センターに変更。
  • 1998年4月金融・法務関連の翻訳サービスを開始。

2000年代

  • 2004年4月厚生労働省の一般労働者派遣事業の許認可を受け(一般労働者派遣事業許可番号 派27-300013)翻訳・通訳者派遣サービスを開始。
  • 2004年10月M&A株式会社ウィザスとの株式交換により株式会社国際事務センターを完全子会社とし、それに伴い資本金を233,000千円(発行新株式数160株、発行価額240千円)に増資。
  • 2006年3月普通株式1株につき5株の割合をもって株式分割。
  • 2006年4月上場大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス」(現 東京証券取引所スタンダード)へ上場。
  • 2006年11月創業米国・カリフォルニア州にHC Language Solutions,Inc.を設立。
  • 2008年8月創業中国北京市に北京東櫻花翻訳有限公司(2017年6月清算結了)を設立。
  • 2008年10月株式会社HCランゲージキャリアの株式を取得。

2010年代

  • 2010年7月エムスリー株式会社及び株式会社ウィザスを割当先とする第三者割当増資を実施し、資本金を588,443千円(発行新株式数3,750株、発行価額100千円)に増資。
  • 2010年12月創業株式会社外国出願支援サービスを設立
  • 2012年5月大阪本社を大阪御堂筋ビルに移転。
  • 2012年9月M&A株式会社アイ・エス・エス(現・連結子会社)の株式取得により、株式会社アイ・エス・エス及び同社の子会社である株式会社アイ・エス・エス・インスティテュート、株式会社アイ・エス・エス・コンサルティングを子会社化。
  • 2013年4月普通株式1株につき100株の割合をもって株式分割するとともに、100株を1単元とする単元株制度を採用。
  • 2013年4月M&A株式会社アイ・エス・エスを存続会社、株式会社HCランゲージキャリアを消滅会社とする、連結子会社間の吸収合併を実施。
  • 2014年2月東京本部を港区三田に移転。
  • 2014年10月株式会社パナシアを設立(現・連結子会社)。
  • 2015年3月株式会社アイ・エス・エス・コンサルティングの全株式を売却。
  • 2015年4月キューアンドエー株式会社との合弁にてランゲージワン株式会社(資本金 50,000千円)を設立(現・持分法適用関連会社)。
  • 2016年4月M&A株式会社国際事務センターを吸収合併。
  • 2017年6月中国北京市の北京東櫻花翻訳有限公司の清算が結了。
  • 2017年11月M&A株式会社メディア総合研究所(現・連結子会社)の株式取得により、株式会社メディア総合研究所を子会社化。
  • 2018年4月普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割。

2020年代

  • 2020年4月M&A株式会社アイ・エス・エスを存続会社、株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートを消滅会社とする、連結子会社間の吸収合併を実施。
  • 2021年10月商号変更株式会社外国出願支援サービスから株式会社FIPASに商号変更。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2024年1月M&A株式会社福山産業翻訳センター(現・連結子会社)の株式取得により、株式会社福山産業翻訳センターを子会社化。
  • 2024年12月HC Language Solutions,Inc.の全株式を売却。
  • 2025年2月東京本社を港区赤坂に移転。
  • 2025年10月M&Aシトラスジャパン株式会社(現・連結子会社)の株式取得により、シトラスジャパン株式会社を子会社化。
  • 2025年10月M&A連結子会社の㈱FIPASを当社に吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    AI・データ活用による競争力強化

    機械翻訳や大規模言語モデルを活用したサービス競争力の向上と、データドリブンな営業・マーケティング活動により、顧客との長期安定関係を構築しシェア拡大を目指す。

  2. 02

    業務効率化の推進

    プロジェクトマネージャの知識や経験をシステム化し工程管理の精度を高めることで、利益率の維持・向上を図る。

  3. 03

    安定した収益基盤の確立

    資本効率を重視した事業ポートフォリオの最適化と経営資源の効果的配分、人材育成や成長領域への投資を通じて、安定した収益基盤と株主価値の向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で540人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は560万円で、9期前と比べて+27.6%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は10.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月413
2018年3月518
2019年3月43940.16.0507
2020年3月48538.46.1522
2021年3月48638.87.0509
2022年3月49141.17.1518
2023年3月52341.38.0520
2024年3月55341.88.0562
2025年3月54841.79.1545165
2026年3月56042.710.0540130

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率49.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
東京本社 — 東京都港区109百万円
翻訳事業
広島本社 — 広島県福山市30百万円
翻訳事業
東京本社 — 東京都港区28百万円
派遣事業 通訳事業 その他
本社 — 大阪市中央区10百万円
翻訳事業
名古屋営業部 — 名古屋市中区7百万円
翻訳事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アイ・エス・エス(注)2、5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社メディア総合研究所(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社パナシア
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社福山産業翻訳センター
    広島県福山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シトラスジャパン株式会社
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ランゲージワン株式会社
    東京都渋谷区 · 持分法適用会社
    議決権46.5%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    地方公共団体の一元的相談窓口における翻訳支援業務 一式
    法務省 · 2026-04-23
    3,807万円
  • 調達
    翻訳業務契約
    法務省 · 2022-02-25
    3,310万円
  • 調達
    翻訳業務請負契約一式
    法務省 · 2026-03-30
    3,029万円
  • 調達
    東京出入国在留管理局における翻訳業務契約
    法務省 · 2023-02-17
    2,377万円
  • 調達
    翻訳業務契約一式
    法務省 · 2025-02-14
    2,331万円
  • 調達
    次期戦闘機の国際共同開発に係る翻訳
    防衛省 · 2024-01-23
    1,925万円
  • 調達
    国際保安監査プログラム(USAP-CMA)に関する翻訳業務
    国土交通省 · 2024-07-11
    1,089万円
  • 調達
    翻訳業務委託契約 一式
    法務省 · 2025-02-05
    1,023万円
  • 調達
    「東日本大震災 復興政策10年間の振り返り」の日英翻訳業務
    復興庁 · 2024-08-26
    885万円
  • 調達
    FAQ システムを活用した一元的相談窓口における相談対応力強化に係る事業 一式
    法務省 · 2026-04-23
    825万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は109億円営業利益7億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.7%、利益が-22.2%。

売上高
-2.7%
109億円
営業利益
-22.2%
7億円
純利益
-28.6%
5億円
営業利益率
6.4%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高113億円109億円
営業利益8億円7億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−3.8%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q283
2024年1Q2627.71
2024年2Q2827.11
2024年3Q2926.92
2024年4Q303
2025年2Q5547.32
2025年4Q5758.85
2026年2Q5335.72
2026年4Q5647.13
2027年1Q2514.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は73億円から109億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社アイ・エス・エスを存続会社、株式会社HCランゲージキャリアを消滅会社とする、連結子会社間の吸収合併を実施。
2013年3月7342
株式会社パナシアを設立(現・連結子会社)。
2014年3月8842
キューアンドエー株式会社との合弁にてランゲージワン株式会社(資本金 50,000千円)を設立(現・持分法適用関連会社)。
2015年3月9253
株式会社国際事務センターを吸収合併。
2016年3月9254
株式会社メディア総合研究所(現・連結子会社)の株式取得により、株式会社メディア総合研究所を子会社化。
2017年3月10274
2018年3月10686
2019年3月12096
株式会社アイ・エス・エスを存続会社、株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートを消滅会社とする、連結子会社間の吸収合併を実施。
2020年3月11683
株式会社外国出願支援サービスから株式会社FIPASに商号変更。
2021年3月9951
2022年3月10386
2023年3月109107
株式会社福山産業翻訳センター(現・連結子会社)の株式取得により、株式会社福山産業翻訳センターを子会社化。
2024年3月11397
シトラスジャパン株式会社(現・連結子会社)の株式取得により、シトラスジャパン株式会社を子会社化。
2025年3月112998.07
2026年3月109776.45

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高109億円のうち、営業利益として残るのは7億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.3%57億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.4%44億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.9%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.1pt
6.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は44億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−3216
2014年3月2−2−1015
2015年3月41−1519
2016年3月11−1220
2017年3月70−1725
2018年3月6−7−1−124
2019年3月4−2−2224
2020年3月6−2−1427
2021年3月40−1430
2022年3月8−1−1737
2023年3月40−1439
2024年3月8−1−2745
2025年3月5−2−2346
2026年3月11−9−3244

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は88億円。このうち返さなくてよい自己資本が70億円で、自己資本比率は80.0%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月38251364.3
2014年3月41261563.6
2015年3月45281762.5
2016年3月47311667.1
2017年3月51351668.0
2018年3月57391868.6
2019年3月65442167.0
2020年3月62451773.0
2021年3月63451871.8
2022年3月72512170.9
2023年3月75571875.7
2024年3月83632075.0
2025年3月88682176.5
2026年3月88701880.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
50億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
59億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
18億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中17位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中462位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
6.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,227で、1年前と比べて+17.4%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥2,227+0.6%1ヶ月-0.4%1年+17.4%時価総額75億円
過去52週の値幅
安値¥1,750高値¥2,465

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.2倍
PER (会社予想)15.0倍
PBR1.13倍
配当利回り6.29%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1週間で急落し、8/10には前日比-5.21%の2111円まで下落。25日移動平均線(2310.92円)を大幅に下回り、RSIは20.32と売られすぎ圏に突入。52週高値2465円からは-14.4%の乖離。出来高は8/10に46800株と直近平均を大きく上回り、売り圧力が強まった。1ヶ月では-12.04%と下落基調が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER 17.0倍は業界平均22.2倍を下回り割安感があるが、PBR 1.12倍は業界平均2.35倍より低いものの、ROE 6.7%と低収益。配当利回り5.92%は業界平均1.66%を大きく上回るが、配当性向115.4%と持続可能性に疑問。2026/3期は減収減益予想で、業績悪化が株価指標の割安感を弱めている。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.2倍23.4倍
PER (予想)15.0倍
PBR1.13倍3.51倍
ROE6.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

翻訳業界はAI翻訳の台頭により構造変化が起きている。同社はAIを活用した効率化を進める一方、人手による高品質翻訳の需要も根強い。強気派は特許翻訳という専門性の高い分野でのシェアと、AI活用による生産性向上を評価する。弱気派はAI翻訳の品質向上により需要が縮小するリスクや、価格競争の激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 特許翻訳の高いシェア

    特許翻訳で業界トップクラスのシェアを有する

  • AI活用による効率化

    AI翻訳導入で生産性向上、利益率改善の余地

  • 安定した収益基盤

    過去3期連続で売上100億円超、営業利益率8%維持

  • 高配当利回り5.9%が下支え継続影響

    配当利回り5.9%は高水準、株主還元姿勢評価

  • コスト削減で利益率改善余地2026年下期影響

    営業利益率6.4%から過去水準8%超へ戻れば利益増

  • PBR1.1倍と割安水準継続影響

    PBR1.1倍は解散価値接近、下支え要因

  • 翻訳需要の回復期待不定影響

    インバウンド需要回復で売上高反転の可能性

マイナスに働く材料7
  • AI翻訳による需要減少

    AI品質向上で低価格翻訳の代替進むリスク

  • 価格競争の激化

    新興翻訳ベンチャーやクラウドソーシングとの競合

  • 成長鈍化見通し

    2026/3期は売上・利益とも減少予想

  • 売上高減少傾向継続通年影響

    FY26/3売上高109億円、前期比2.7%減、市場縮小

  • 営業利益33%減で収益悪化通年影響

    営業利益7億円、前期比22%減、マージン低下

  • 配当持続性リスク不定影響

    純利益5億円に対し配当4.6億円、減配懸念

  • 外国人保有比率低く需給薄継続影響

    外人比率5%と低く、株式流動性低い

次の決算で確かめる点
特許翻訳売上高
最も収益貢献度が高い分野の動向
AI活用率
生産性向上の進捗を示す指標
従業員一人当たり売上
AI効果による効率化の成果を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+86.7%いまの株価に対する利回りは6.29%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
6.29%
いまの株価に対して
配当性向
115.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2821.2
2018年3月58110.920.6
2019年3月35−39.722.4
2020年3月4220.052.3
2021年3月20−52.419.7
2022年3月40100.025.2
2023年3月4512.521.3
2024年3月6544.436.1
2025年3月7515.437.1
2026年3月14086.7115.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,387人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.7%を占め、残る75.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.948.944.841.541.467.0
事業法人29.933.335.839.643.423.4
外国法人14.114.015.013.38.54.6
証券会社2.52.12.52.93.83.3
金融機関1.41.51.82.62.61.3
外国人個人0.10.20.20.20.30.4
自己株式1.21.10.90.80.60.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01エムスリー株式会社19.68
02UHPartners3投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社UHPartners37.64
03UHPartners2投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社UHPartners27.44
04光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員光通信株式会社6.39
05エスアイエル投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社エスアイエル5.53
06内藤 征吾2.97
07東 郁男2.96
08二宮 俊一郎2.02
09秋元 利規1.78
10上田八木短資株式会社1.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+5%、1株純資産は14期で+43%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1311,4609.225.944.4
2014年3月537687.032.647.3
2015年3月8483610.421.330.2
2016年3月12892814.414.021.8
2017年3月1321,03213.413.721.2
2018年3月1681,16915.211.920.6
2019年3月1871,31115.214.322.4
2020年3月921,3686.813.252.3
2021年3月351,3602.541.719.7
2022年3月1721,52811.98.625.2
2023年3月2061,70012.77.821.3
2024年3月2131,87011.99.636.1
2025年3月2162,01811.18.737.1
2026年3月1382,0926.713.1115.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額147百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
二宮俊一郎代表取締役社長5767,900
武山佳憲取締役 営業統括(兼)医薬本部長 医薬本部制作部長 マーケティング部長5511,000
魚谷昌司取締役 管理統括(兼)経理部長5211,200
西野奈々取締役 業務統括523,000
大西耕太郎取締役(監査等委員)582,400
山本淳取締役(監査等委員)55
村田淳一取締役(監査等委員)67
野本洋一66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)48822131312331
社外取締役324248

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,120字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社5社及び関連会社1社により構成されており、翻訳サービスを主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と子会社及び関連会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 また、次に掲げる事業は「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 1.翻訳事業 当社、株式会社メディア総合研究所、株式会社パナシア及び株式会社福山産業翻訳センターがサービスを提供しております。なお、分野ごとの事業内容は以下のとおりであります。 (1) 特許分野 主に、特許事務所及び各種メーカーの知的財産関連部署を顧客とした電気、電子、機械、自動車、半導体、情報通信、化学、医薬、バイオ分野における外国出願並びに日本出願等に伴う特許出願明細書、優先権証明、中間処理、特許公報等の翻訳。 (2) 医薬分野 主に、製薬会社を顧客とした新薬等医薬品開発段階での試験実施計画書、試験報告書、医薬品の市販後の副作用症例報告、学術論文及び医薬品・医療機器類の導入や導出に伴う厚生労働省、FDA(注1)等への申請関連資料等の翻訳、医療機器メーカーを顧客としたマニュアルの翻訳、化学品や農薬関連文書の翻訳と翻訳済原稿のチェック及びDTP(注2)編集による版下作成、印刷業務。臨床試験関連文書(CSR、CTD等)の作成業務。 (3) 工業・ローカライゼーション分野 主に、自動車、電気機器、機械、半導体、情報通信関連の輸出・輸入メーカーを顧客とした技術仕様書、規格書、取扱説明書、品質管理関連資料の翻訳、ソフトウェア製品やメディアコンテンツ類のローカライズ(注3)と翻訳済原稿のチェック及びDTP編集による版下作成、印刷業務。機械翻訳や翻訳支援ツールをはじめとする各種ツールの販売・導入・運用支援業務。 (4) 金融・法務分野 主に、銀行・証券会社・保険会社等金融機関を顧客とした市場分析レポート、企業業績・財務分析関連資料、運用報告関連資料、マーケティング関連資料、各種報告書等の翻訳、各種メーカー等を顧客とした株主総会招集通知やアニュアルレポート、有価証券報告書等のディスクロージャー関連資料や法律関連文書、人事労務に関する各種規程類の翻訳と翻訳済原稿のチェック及びDTP編集による版下作成、印刷業務。 2.派遣事業 株式会社アイ・エス・エスがサービスを提供しております。 主な事業内容として、顧客企業内において機密保持上、社外に持ち出せない文書類等の翻訳業務を行う翻訳者派遣や顧客企業内で通訳業務に従事する通訳者派遣を行っております。 3.通訳事業 株式会社アイ・エス・エスがサービスを提供しております。 主な事業内容として、企業内で行われる会議や中小規模の国際会議における通訳業務を行っております。 4.その他 当社、株式会社アイ・エス・エス及びシトラスジャパン株式会社がサービスを提供しております。 主な事業内容として、イベントの企画・運営を行うコンベンションや通訳者・翻訳者を養成する語学教育、外国出願用の特許明細書の作成から出願手続きの支援業務、各種データ(音声・画像・対話・コーパス)の収集・分析・活用支援業務、日本語・多言語でのウェブサイトの企画制作や外国語コピーライティングを行っております。 (注)1.『アメリカ食品医薬品局』の略、日本での厚生労働省に該当。 2.『デスクトップパブリッシング』の略、編集作業を全てパソコンで行い、プリンターで印刷することも、ネットワークに電送することもできる出版様式。 3.『現地化』の意味、ある国を対象に作られた製品や商品を特定地域の文化や商習慣、法令や環境に合わせて翻訳すること。 [事業系統図] ①案件依頼:顧客より案件を受注する ②翻訳・通訳依頼:登録翻訳者・通訳者等の選定後、翻訳・通訳依頼 ③翻訳文受領:登録翻訳者等より翻訳原稿受領(通訳の場合は請負契約に基づき顧客企業にて役務提供) ④精査後納品:翻訳内容の品質管理を行い、顧客又は子会社へ納品(通訳の場合は請負契約に基づき顧客企業にて役務提供) ⑤派遣依頼:登録翻訳者・通訳者等の選定後、派遣依頼 ⑥労働者派遣契約:登録翻訳者・通訳者等を顧客企業へ派遣 ⑦外国特許明細書作成依頼:登録者の選定後、外国特許明細書作成依頼 ⑧外国特許明細書受領:登録者より外国特許明細書受領 ⑨外国出願支援:外国特許明細書作成等の外国出願支援を行う ⑩教育講座提供:サービス希望者へ教育講座を提供 ⑪ライティング依頼:登録者の選定後、ライティング業務依頼 ⑫ライティング文書受領:登録者よりライティング文書受領 ⑬ウェブ制作依頼:ウェブ制作の依頼 ⑭ウェブ制作物受領:ウェブ制作物の納品確認 ⑮ウェブ制作支援:ウェブ制作支援を行う ⑯多言語コールセンターサービスの契約:顧客企業へ多言語コールセンターサービスを提供 注)無印 連結子会社であります。また、当社と子会社及び子会社間での相互取引があります。 ※1 持分法適用関連会社であります。
経営方針・対処すべき課題1,773字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「産業技術翻訳を通して、国内・外資企業の国際活動をサポートし、国際的な経済・文化交流に貢献する企業を目指す」ことを企業理念に掲げ、高い顧客満足度の得られるランゲージサービスを提供することにより、顧客の企業価値・競争力向上に貢献してまいります。また、全てのステークホルダーの皆様の満足度を高め、透明性の高い経営を推進し、企業価値を向上させてまいります。 (2)経営環境 当社グループは 専門特化型の翻訳サービスを提供する翻訳事業を中核に、翻訳者や通訳者などの人材を顧客企業に派遣する派遣事業、中小規模の国際会議や企業内会議における通訳事業を主要な事業とし、イベントの企画・運営を行うコンベンションや通訳者・翻訳者を養成する語学教育、企業の外国特許出願支援をその他の事業として展開しております。 また、当社グループは、各事業が有する高い専門性や技術・ノウハウに加え、専門特化サービスの集合体としての強みを活かした付加価値の高いランゲージサービスを提供することで、顧客企業のグローバルコミュニケーション構築を包括的に支援しております。 翻訳業界では企業のグローバル展開を背景に市場は堅調に推移しております。近年ではAI技術の向上で機械翻訳を活用した新しい商品・サービスの開発が進んでおり、市場環境は大きな変革期を迎えております。派遣業界では企業の人材不足を背景に需要は底堅い状況にありますが、テレワークの普及による顧客企業の需要の多様化と求職者のワークスタイルの変化には引き続き注視が必要です。通訳業界では 人流の活発化を背景に、オンサイト通訳需要が回復基調にあります。 当社グループは、多様化・高度化する顧客ニーズに迅速かつ柔軟に対応し、顧客企業にとって最適かつ価値あるサービスを追求することで、グループの持続的な成長を目指してまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は中期経営計画の着実な推進により、以下の課題解決に取り組んでまいります。 ① AI・データの活用による事業競争力の強化 当社グループのコアビジネスである翻訳事業が今後も持続的に成長していくためには、顧客企業のニーズに寄り添った専門性の高い翻訳サービスを提供し、顧客企業から継続的に支持される必要があると認識しております。MT(機械翻訳)・LLM(大規模言語モデル)の活用によるサービスの競争力向上に加え、データドリブンな営業・マーケティング活動を実践することで、顧客企業との長期的、安定的な関係の構築を推し進め、シェア拡大を目指してまいります。 ② 業務効率化の推進 当社グループは、利益率の維持・向上の取り組みとして、案件の工程設計や進捗管理を担うプロジェクトマネージャの業務効率化が不可欠であると認識しております。プロジェクトマネージャが蓄積してきた知識や経験を体系化してシステムに実装することで、工程管理の精度を高め、業務効率化を推し進めてまいります。 ③ 安定した収益基盤の確立 当社グループは、専門性の高い翻訳サービスを中心に、通訳事業や派遣事業も展開する総合的な言語サービス企業として、専門性の追求と事業領域の拡大を推し進めてまいりました。今後のグループ全体の持続的な成長に向け、資本効率を重視した事業ポートフォリオの最適化を進め、経営資源を効果的に配分してまいります。また、成長の基盤となる人材の育成や成長領域に対する投資に取り組んでまいります。経営資源の充実と経営管理の厳格化を図ることで、安定した収益基盤を確立し、株主価値の向上に努めてまいります。 当社は、これらの課題にグループ全体で真摯に取り組み、企業価値の向上を目指してまいります。 (4)目標とする経営指標 当社グループでは、お客様にご満足いただけるサービスの提供及び収益の安定化に向けて、売上高、営業利益、当期純利益の業績目標と自己資本利益率(ROE)の経営指標を定め、それらの向上に取り組んでおります。
事業等のリスク4,391字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開等に関し、リスク要因となる可能性がある主な事項及びその他の重要と考えられる事項を記載しております。当社グループは、これらリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて、慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。なお、以下の記載のうち将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありませんので、ご留意ください。 (1)需要変動 当社グループが行っている翻訳事業、派遣事業、通訳事業の主要顧客は、特許事務所、製薬会社、各種製造業、官公庁、金融機関等に大別することができますが、これら主要顧客の属する業界において、何らかの法制度等の変更、景気変動、業界再編による企業数の増減等があった場合、また、顧客の方針変更(例:業務の内製化、業務委託先の絞り込み等)があった場合、当社グループが提供するサービスへの需要が大きく変動する場合があり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (2)法的規制 当社グループが行っている事業において法的規制が強化・拡大された場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループが行っている派遣事業は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」)に基づいた一般労働者派遣事業として厚生労働大臣の許可を受けております。今後、労働者派遣法やその他の法令の変更、新法令の制定又は解釈の変更等が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (3)ICTを活用した技術開発 当社グループが行っている翻訳事業では、AIを含むICTを活用した技術開発が進んでおり、機械翻訳等の新たなサービスが相次いで導入されております。当社グループにおいても、機械翻訳技術やインターネット関連技術の調査・研究開発に努めておりますが、これらの技術開発への対応が遅れた場合、当社グループの競争力が低下する可能性があります。また、新たな技術開発のために多大な投資が必要となる場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)参入障壁 当社グループが行っている各事業はいずれも参入障壁の低い事業であることから、新規参入又は既存の競合会社との間で受注競争が激化し、大規模な価格競争や登録スタッフである翻訳者・通訳者等の争奪が行われた場合、受注金額の低下や売上原価の上昇等により当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (5)通訳事業に関わる事業環境 当社グループが行っている通訳事業では中小規模の国際会議や企業内会議、商談時における通訳業務を受託しております。大規模自然災害や火災、暴動、テロ等の人災、外交問題等の外部環境の変化により、会議・商談の自粛や国際会議が中止あるいは延期となった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6)翻訳・通訳内容に関する瑕疵・過失、納期遅延について 当社グループが行っている翻訳、通訳、外国出願支援、メディカルライティングでは十分な人員体制と専用システムによる納期・品質の徹底管理を行っておりますが、それら成果物の内容や納期遅延等により、顧客に対し重大な損害を発生させてしまう可能性があります。 また、当社グループでは成果物に瑕疵・過失が発生しないよう、翻訳者等の登録スタッフから受領した翻訳物については内容を社内で再度確認したのち顧客へ納品しております。今まで、翻訳、通訳、外国出願支援、メディカルライティングの内容に起因する損害賠償を顧客から請求されたことはありませんが、それらの内容に起因して顧客に何らかの重大な損害が発生した場合、損害賠償等の補償や信用低下等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (7)著作権 当社グループは顧客の依頼によって著作物を預かり、翻訳を行っております。多くの翻訳原稿は顧客自身が著作権を有する社内文書ですが、中には当該翻訳原稿の著作権を顧客が所有していない場合もあります。当社グループでは、翻訳原稿の著作権が第三者に帰属するものであることが明白な場合、当社グループの業務への使用につき支障がないことを顧客に確認しており、今まで著作権に関するトラブルが発生したことはありません。今後万が一、顧客から預かった翻訳原稿が第三者の著作権等を侵害していたことにより何らかのトラブルが発生し、依頼主である顧客だけでなく翻訳を行った当社グループにも損害賠償等を求められた場合には、その補償等により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8)退職役職員の競業 過去に当社グループの役職員が退任又は退職し同業を営んでいるケースがあります。当社グループの役職員が退任又は退職する際には誓約書を入手しておりますが、同業を営んだ場合に当社グループの顧客をめぐる受注競争等が発生する可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (9)人材の確保・育成等 ①  登録スタッフ 当社グループが行っている翻訳、派遣、通訳の各事業は登録スタッフであるフリーランスの翻訳者・通訳者に業務を委託していることから、それぞれの事業における優秀な登録スタッフの確保が必要です。当社グループではこれまでに登録スタッフの不足による業績への重大な影響を受けたことはありませんが、万が一、質的・量的に十分な登録スタッフを確保できない場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ②  従業員 当社グループは優秀な人材の確保・育成が重要な課題であると認識しており、当社グループの成長速度に見合った採用活動を行っています。 しかし、これらの施策により優秀な人材を確保・育成できなかった場合、労働力不足やサービス品質の低下等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (10)コンプライアンス ①  顧客の機密情報の保護について 当社グループが業務上顧客から受託する翻訳原稿等には、顧客の重要な経営上の機密情報が含まれている場合があり、これらの機密情報の流出や外部からの不正アクセスによる被害防止は、当社グループの事業にとって極めて重要であります。当社グループではこれら機密情報等の第三者への漏洩を防止するために、従業員及び翻訳者・通訳者等の登録スタッフに対し、誓約書又は業務委託契約による機密保持義務を課しております。 翻訳者・通訳者等の登録スタッフに対しては情報管理マニュアルを配布してその遵守を求めております。また、各社ごとに執務室にはセキュリティロックを施し、会社関係者の事業所への入退出を厳格に管理しております。 しかし、これらの対策にも関わらず、何らかの原因によって機密情報が漏洩した場合、損害賠償等の補償や信用低下等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ②  個人情報の漏洩について 当社グループでは、翻訳者・通訳者等の登録スタッフ、顧客に関わる個人情報、通訳・翻訳学校の受講生等の個人情報を保有しております。当社グループでは、個人情報を各社別にシステムで管理しており、これら情報のアクセスは職位及び業務内容により制約されております。 また、当社では、ISMS認証(ISO27001)を取得しており、情報管理規程の策定と運用、全役職員を対象に定期的な研修等による教育を実施する等、個人情報の保護に努めております。 しかし、不測の事態の発生により当社グループが保有する個人情報が外部に漏洩した場合、損害賠償等の補償や信用低下により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③  コンプライアンスについて 当社グループでは、「コンプライアンス重視」を経営方針の一つとして位置付けており、コンプライアンス重視の経営を組織的に実践するためグループ企業行動規範を定め、コンプライアンス担当役員を長とした委員会を設置しています。また、コンプライアンス上の問題の早期発見や対応のため、役職員を対象とした社内及び社外の相談窓口(コンプライアンス・ヘルプライン)の設置や啓発活動等、コンプライアンス体制強化に努めております。 しかし、これらの取り組みにも関わらず、コンプライアンス上のリスクを完全に排除することは困難であり、今後の当社グループの事業運営に関して法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの事業継続及び業績に影響を与える可能性があります。 ④  第三者との係争について 当社グループは、法令遵守を基本としたコンプライアンス活動の推進により、法令違反、情報漏洩、知的財産権侵害等を防止し、法改正等への適切な対応、契約行為が及ぼす法的効果の十分な検討を行うことで、訴訟に発展するリスクを排除するよう努めております。 しかし、何らかの予期せぬ事象により、法令違反等の有無に関わらず、顧客や取引先、第三者との予期せぬトラブルが訴訟等に発展する可能性があります。翻訳事業においては、顧客から預かった翻訳原稿が第三者の著作権等を侵害していた場合に、依頼主である顧客だけでなく当社グループにも損害賠償等を求められる可能性があり、かかる訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生や信用低下等により、当社グループの事業継続及び業績に影響を与える可能性があります。 (11)企業買収等 当社グループは事業の強化・補強を目的に、企業買収及び資本参加を含む投資を行うことがあります。当社グループは買収企業又は投資先とのシナジー効果を高める等、当社グループの企業文化や経営戦略の浸透を図りますが、期待した利益やシナジー効果を確保できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)大規模自然災害等 地震や水害等の大規模自然災害や火災、暴動、テロ等の人災、予期せぬ災害や事故等の発生により、当社グループや顧客企業の事業活動に影響が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、大規模自然災害が発生した場合に適用する「事業継続計画(BCP)」等、有事の際の対応策を策定しています。
経営成績の分析 (MD&A)4,675字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は8,774百万円となり、前連結会計年度末に比べ62百万円減少いたしました。 当連結会計年度末の負債合計は1,750百万円となり、前連結会計年度末に比べ325百万円減少いたしました。 当連結会計年度末の純資産合計は7,023百万円となり、前連結会計年度末に比べ263百万円増加いたしました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高10,871百万円(前期比3.0%減)、営業利益705百万円(前期比20.7%減)、経常利益は748百万円(前期比17.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益462百万円(前期比36.1%減)となりました。 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。 翻訳事業は、売上高8,096百万円(前期比4.8%減)となりました。 派遣事業は、売上高1,123百万円(前期比4.4%減)となりました。 通訳事業は、売上高1,323百万円(前期比11.4%増)となりました。 その他のセグメントは、売上高328百万円(前期比3.6%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は4,409百万円となり、前連結会計年度末に比べ171百万円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは1,058百万円の収入(前期は503百万円の収入)となりました。 主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上711百万円及び売上債権の減少236百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは943百万円の支出(前期は195百万円の支出)となりました。 主な要因は、定期預金の預入による支出600百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは286百万円の支出(前期は217百万円の支出)となりました。 主な要因は、配当金の支払額251百万円であります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前期比(%) 翻訳事業(千円)   3,880,014   95.3 その他(千円)   47,149   104.8 合計(千円)   3,927,163   95.4 (注)1.内部取引については相殺消去しております。 2.派遣事業、通訳事業については、生産に該当する事項がないため記載を省略しております。 b.受注実績 当社の業務においては、受注時に翻訳内容(言語、納品日、納品形態等)は決定されますが、受注金額の算定基礎となるページ数、ワード数、文字数等が確定しないため、受注金額の記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前期比(%) 翻訳事業(千円)   8,096,428   △4.8 派遣事業(千円)   1,123,622   △4.4 通訳事業(千円)   1,323,331   11.4 その他(千円)   328,074   △3.6 合計(千円)   10,871,456   △3.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度における主な相手先に対する販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、いずれの相手先も当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当社グループの当連結会計年度の経営成績等 イ 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は7,275百万円となり、前連結会計年度末に比べ391百万円減少いたしました。これは主に売掛金が減少したことによるものであります。固定資産は1,498百万円となり、前連結会計年度末に比べ329百万円増加いたしました。これは主にソフトウエア仮勘定が増加したことによるものであります。 この結果、総資産は8,774百万円となり、前連結会計年度末に比べ62百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,505百万円となり、前連結会計年度末に比べ342百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が減少したことによるものであります。固定負債は244百万円となり、前連結会計年度末に比べ17百万円増加いたしました。 この結果、負債合計は1,750百万円となり、前連結会計年度末に比べ325百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は7,023百万円となり、前連結会計年度末に比べ263百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び剰余金の配当を実施したことによるものであります。 ロ 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、総じて緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策に伴う不透明感の継続や海外経済の減速、物価上昇の継続、金融資本市場の変動等が景気の下振れ要因として引き続き注視されており、先行きについては慎重な見方を要する状況が続いております。 また当社を取り巻く事業環境は、機械翻訳(MT)や生成AIの普及により大きく変化しており、これまで以上にAI・データ活用による事業競争力の強化が重要な課題であると認識しております。 このような経営環境のもと、当社グループは、2026年3月期~2028年3月期を対象とする中期経営計画を踏まえ、翻訳支援ツール(CAT)、機械翻訳(MT)、大規模言語モデル(LLM)などの自然言語処理技術を活用したサービスの提供に加え、データ分析に基づく営業・マーケティングを推進し、事業競争力の強化に努めてまいりました。 これらの結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、通訳事業が過去最高の売上高を更新した一方で、コア事業である翻訳事業において、米国の通商政策に対する不透明感を背景に、連結売上高は前期比3.0%減の10,871百万円となりました。利益面につきましては、グループ全体で経費削減に努めたものの、売上高の減少に伴う売上総利益の減少により、営業利益は前期比20.7%減の705百万円、経常利益は前期比17.3%減の748百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に計上した子会社株式売却益および東京本社移転に伴う移転補償金の反動減等により、前期比36.1%減の462百万円となりました。 各セグメントの業績は次のとおりであります。 (翻訳事業) 特許分野では企業の知的財産関連部署の一部大口顧客において受注が減少した一方、新規大口顧客との取引開始および主要顧客である特許事務所からの受注が増加し、売上高は前期比1.1%増の2,945百万円となりました。医薬分野では外資製薬における特定の大口顧客からの受注増加および内資製薬における複数の大型案件の獲得があったものの、第2四半期以降、CRO(医薬品開発業務受託機関)からの受注が減少したこともあり、売上高は前期並みの2,677百万円となりました。工業・ローカライゼーション分野では米国の通商政策に対する不透明感を背景とした、自動車関連企業を中心とする顧客からの受注減少に加え、前年同期にエネルギーおよびサービス関連企業から獲得した大型案件の反動減も影響し、売上高は前期比15.3%減の1,930百万円となりました。金融・法務分野では適時開示情報を対象とした新サービスの提供開始もありIR関連文書の受注が増加した一方、法務関連文書等の受注減少と前年同期に獲得した官公庁の大型案件の反動減が影響し、売上高は前期比12.2%減の543百万円となりました。 これらの結果、翻訳事業の売上高は前期比4.8%減の8,096百万円となりました。 (派遣事業) 派遣事業においては、高い語学力を持つ人材への底堅い需要から人材紹介による紹介手数料収入は前年同期を上回る水準で推移したものの、常用雇用者数が伸び悩み、売上高は前期比4.4%減の1,123百万円となりました。 (通訳事業) 通訳事業においては、既存顧客である医薬品関連企業、電機・電子部品メーカー、情報通信関連企業等からの継続的な受注に加え、複数のグローバル会議案件と大型スポット案件を獲得した結果、売上高は前期比11.4%増の1,323百万円となり、三期連続で過去最高を更新しました。 (その他) その他のセグメントにおいては、コンベンション事業縮小に伴う減収により、売上高は前期比3.6%減の328百万円となりました。 ハ キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.当社グループの資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要は大きく分けて運転資金需要と設備資金需要の二つがあります。運転資金需要のうち主なものは、登録スタッフである翻訳者・通訳者等への仕入費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。設備資金需要につきましては、主に事務所等の建物附属設備や情報処理・翻訳制作工程に利用するための無形固定資産への投資等があります。 当社グループの現在の運転資金につきましては、内部資金より充当しておりますが、必要に応じて外部より調達することがあります。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,409百万円であり、当連結会計年度末における有利子負債の残高は17百万円であります。 c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは2026年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定しております。なお、2026年5月12日開催の取締役会において中期経営計画における連結業績目標を修正しており、経営指標として営業利益900百万円及び自己資本利益率(ROE)8%以上を定めております。 これらの経営指標の達成に向け、さらなる収益性と資本効率向上を目指してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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