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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ユーピーアール

7065 · Standard · サービス業

物流機器レンタル国内大手。パレットを中心に約528万枚を保有し、全国約200か所のデポで運営。アシストスーツやIoTソリューションなど物流周辺サービスにも展開する。

概要

ユーピーアール株式会社(UPR)は、パレット等物流機器のレンタル・販売を主力とする企業である。1979年にウベパレット株式会社として創業し、現在は物流事業とコネクティッド事業(ICT、ビークルソリューション)を展開する。2025年8月期の連結売上高は154億円、従業員224名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2019年6月)。

パレットレンタルを中核とする物流事業

物流事業は、木製・プラスチック製パレット、ネスティングラック、カゴ車などの物流機器のレンタル及び販売を中心とする。2025年8月時点で国内14の営業所と約200か所のデポ(貸出・返却拠点)を運営し、レンタル用物流機器の保有枚数は約528万枚に達する。同事業の売上高は142億8800万円(2025年8月期)で、全社売上の93%を占める。保管用パレットに加え、人手不足を背景にパレットプールシステムを活用した輸送用レンタルパレットの需要が伸びている。

コネクティッド事業:追跡・監視・シェアリング

コネクティッド事業は、ICT事業とビークルソリューション事業からなる。ICT事業では、GPS搭載の追跡端末「なんつい®」や遠隔監視ソリューション「なんモニ®」、小型RFIDタグ「DXタグ®」を提供。ビークルソリューション事業では、カーシェアリングシステムのレンタル・販売、自主運営、運営受託を行う。2025年8月期の同事業売上高は10億6500万円、セグメント損失1億1000万円(前期は1億7900万円の損失)で赤字が縮小した。

海外展開:アセアンに5法人を設立

アジア市場への進出を積極的に進め、シンガポール(2011年)、タイ(2014年)、マレーシア(2015年)、ベトナム(2018年)に現地法人を設立。米国にも子会社UPR Services Inc.(2016年)を持つ。海外では主に日系企業向けに保管用パレットを供給するが、日本とアセアン間及びアセアン域内での輸送用パレットの提案も進める。連結子会社は6社(2025年8月時点)。

グループ構成とセグメントの変遷

2025年8月時点の連結グループは、当社及びウベパレットサービス株式会社、UPR Singapore Pte.Ltd.など6社で構成される。2025年9月の組織変更に伴い、報告セグメントは従来の「物流事業」「コネクティッド事業」から「物流事業」「ソリューション事業」に変更された。ソリューション事業はIoT、ICT、アシストスーツ、ビークルソリューションを含む。

業界の中での役割は物流業界のサプライチェーンにおいて、パレット等物流機器のレンタル・販売を通じた物流インフラの提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
154億円
営業利益
3億円
営業利益率
1.9%
純利益
3億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
物流事業143億円92.9%19億円13.3%
コネクティッド事業11億円7.1%-1億円-9.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流主力

木製・プラスチック製パレット、ネスティングラック、カゴ車等の物流機器をレンタル・販売。倉庫、自動車、食品など幅広い業界の顧客に、保管用・輸送用パレットを供給。全国に営業所とデポを配置し、パレットプールシステムにより安定したレンタル収入を確保。

主な製品・サービス3
木製・プラスチック製パレット
フォークリフトで荷物を効率的に運搬するための荷台。プラスチック製は軽量で衛生的、木製はコストが安いなどの特徴がある。
ネスティングラック・カゴ車
金属製の物流機器。積み重ねて省スペース化できるラックや、運搬用のカゴ車。
スマートパレット
アクティブRFIDタグを搭載したパレット。位置情報や状態をリアルタイムに把握できる。

02物流ソリューション準主力

物流IoT事業として、GPS追跡ソリューション「なんつい」「ワールドキーパー」、遠隔監視「なんモニ」、アシストスーツ、カーシェアリングシステム等を提供。顧客の物流効率化や省人化を支援する。

主な製品・サービス5
なんつい
GPS搭載追跡端末とウェブサイトを組み合わせた貨物追跡ソリューション。温度管理や衝撃値管理にも対応。
ワールドキーパー
国際貨物向けの追跡ソリューション。位置情報に加え、温度・衝撃などの環境データを収集。
なんモニ
遠隔監視ソリューション。駐車場稼働監視、医療用酸素ボンベ残量監視、太陽光発電量監視などに利用。
アシストスーツ
作業者の腰・身体の負担を軽減する装着型ロボット。物流現場や工場で活用。
DXタグ
アクティブRFIDタグを小型化し機能追加したもの。固定資産管理、児童の在校状況、畜産動物の管理等に利用。

03カーシェアリング副次

カーシェアリングシステムのレンタル・販売、自主運営、運営受託を提供。自動車メーカーやカーシェアリング事業者と連携し、シェアリングビジネスを支える。

主な製品・サービス1
カーシェアリングシステム
車両の予約・管理を可能にするシステム。レンタル・販売・運営受託の形態で提供。

製品と技術

パレットと物流機器:多素材・多品種のラインアップ

パレットは荷物をまとめて載せ、フォークリフトで一括運搬するための荷台。ユーピーアールは木製、プラスチック製、金属製(ネスティングラック、カゴ車など)を扱う。保有枚数約528万枚を誇り、倉庫、自動車、電子機器、農産、水産、食品など幅広い業種にレンタル・販売する。アクティブRFIDタグを搭載した「スマートパレット®」も提供する。

追跡ソリューション「なんつい®」と「ワールドキーパー®」

「なんつい®」はGPS機能を搭載した追跡端末とデータ閲覧ウェブサイトを組み合わせたサービスで、貨物の位置情報に加え、トラック運行管理、温度・衝撃管理にも対応。国際貨物向けには「ワールドキーパー®」を用意し、温度センサー・衝撃センサーを搭載する。いずれも物流IoT事業の主力商品である。

遠隔監視ソリューション「なんモニ®」と「DXタグ®」

「なんモニ®」は通信モジュールと遠隔監視端末でデータを収集・閲覧する仕組みで、時間貸し駐車場の稼働監視、医療用酸素ボンベ残量監視、太陽光発電量監視などに利用。「DXタグ®」はアクティブRFIDタグを小型化したもので、固定資産管理、児童の在校状況、畜産動物の所在確認・発情検知など幅広い用途に使える。

アシストスーツとカーシェアリングソリューション

アシストスーツは作業者の腰や身体への負担を軽減する装着型機器で、2014年からレンタル・販売を開始。ビークルソリューション事業では、カーシェアリングシステムのレンタル・販売、自主運営、運営受託を手掛ける。追跡・監視技術とシェアリングのノウハウを組み合わせ、物流と移動の効率化に貢献する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣で国内中位、内需依存で利益率は低下傾向

サービス業界において、総合人材サービスを展開し、製造業や物流業界向けに人材派遣・紹介を行っている。同業他社であるダイブグループやJSHと比較し、売上高は150億円前後で業界の中位に位置する。2024年8月期の売上高148億円から2025年8月期には155億円と増加したが、2026年8月期には154億円とほぼ横ばいで、営業利益率も3.87%から1.95%へと大幅に低下している。人手不足の構造的な需要はあるものの、競争激化や単価低下が利益率を圧迫しており、付加価値の高いサービスの提供が急務である。

強み

  • 長年の人材派遣事業で培ったノウハウと信頼性を持つ。
  • 製造業や物流業界を中心に、安定した顧客基盤を有する。
  • 150億円超の売上高を確保し、業界内で一定の規模感を持つ。
  • 人手不足が続く中、人材サービスへの需要は安定的に存在する。

課題

  • 営業利益率が1.95%まで低下し、収益性の改善が急務である。
  • 人材業界の競争が激化し、価格競争に巻き込まれるリスクがある。
  • 売上が横ばいで成長が止まっており、新規市場への進出が課題である。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がユーピーアール

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
12391プラネット78億円18.3倍
27096ステムセル研究所78億円49.0倍
39723京都ホテル77億円8.8倍
47065ユーピーアール76億円10.7倍
57367セルム76億円12.4倍
69720ホテル、ニューグランド76億円20.9倍
79340アソインターナショナル75億円14.7倍
82483翻訳センター75億円16.2倍
96031ZETA75億円36.9倍
106093ミトラグループ74億円37.0倍
112186ソーバル73億円15.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

パレット製造会社として創業した1979年

1979年3月、パレットの製造・販売・レンタルを目的に、山口県宇部市でウベパレット株式会社として資本金1000万円で設立。当初は木製パレットの製造が中心であった。1982年12月に本社・工場を宇部市大字善和に新築移転。1986年には一般社団法人日本パレット協会(JPA)認証工場となった。

レンタル事業拡大と子会社化(1988~1996年)

1988年、レンタルリーシング株式会社(現東京営業所)を設立。1989年には日本リースパレット株式会社を子会社化し大阪営業所を開設。1990年には梱包部門を分離しウベパッケージ株式会社を設立。1995年にレンタルリーシング株式会社を子会社化。1996年に日本リースパレット株式会社を清算し、事業の整理を行った。

コネクティッド事業への参入と社名変更(2002~2009年)

2002年、レンタルリーシング株式会社を合併しウベパレットレンタルリーシング株式会社に商号変更。同年、追跡システム(現追跡ソリューション)の提供を開始し、コネクティッド事業に参入。2005年にはロケーション株式会社を子会社化し追跡システムを強化。2006年にカーシェアリング自主運営事業を開始。2007年9月、ユーピーアール株式会社に商号変更。2009年、遠隔監視ソリューションの提供を開始。

アジア拠点の展開(2011~2018年)

2011年、シンガポールにUPR Singapore Pte.Ltd.を設立。2014年にはタイにUPR (Thailand) Co.,Ltd.、2015年にマレーシアにUPR Solution (Malaysia) Sdn. Bhd.、2018年にベトナムにUPR VIETNAM CO.,LTDを設立。2016年には米国にUPR Services Inc.を設立し、国際間追跡ソリューションを強化。この間、国内でも営業所を拡大し、2017年にはカゴ車のレンタル事業をダイフクプラスモア株式会社から譲受した。

上場と市場区分の移行(2019~2022年)

2019年6月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。2022年4月、市場区分の見直しによりスタンダード市場に移行。上場後も国内営業所を新設(横浜2020年、四国2021年)し、事業基盤を強化した。

中期ビジョン2030と組織再編(2025年)

2025年9月、新たなパーパス「未来は自分たちが変えていく」を策定し、中期ビジョン2030を公表。構造改革フェーズ(2026~2027年度)と収益拡大フェーズ(2028~2030年度)に分け、不採算事業の見直しやレンタル単価の見直し、デポ集約による効率化を進める。同時に組織変更を行い、経営企画本部を新設、事業統括本部を再編して物流事業本部、ソリューション事業本部、技術本部を設置した。

売上高の推移:155億円まで成長

連結売上高は2015年8月期の79億円から増加を続け、2024年8月期には155億円に達した。2025年8月期は154億円とやや減少したが、営業利益は3億円、経常利益は7億4900万円。レンタル資産の拡大に伴う減価償却費や人件費・運送費用の上昇が利益を圧迫している。

年表40件を開く

1970年代

  • 1979年3月創業パレットの製造、販売及びレンタルを目的として山口県宇部市大字藤曲(現宇部市西平原)にウベパレット株式会社を資本金10,000千円で設立

1980年代

  • 1982年11月福岡県福岡市東区に福岡営業所を開設
  • 1982年12月山口県宇部市大字善和に本社・工場を新築移転
  • 1986年10月一般社団法人日本パレット協会(略称JPA)認証工場となる
  • 1988年9月創業レンタルリーシング株式会社設立(現 東京営業所開設)
  • 1989年2月M&A日本リースパレット株式会社を子会社化(現 大阪営業所開設)

1990年代

  • 1990年8月創業梱包部門を分離し、ウベパッケージ株式会社を設立
  • 1995年8月M&Aレンタルリーシング株式会社を子会社化
  • 1996年6月日本リースパレット株式会社を清算
  • 1997年9月愛知県西春日井郡西春町に名古屋営業所を開設(レンタルリーシング株式会社名古屋営業所内)
  • 1999年1月本社工場にてISO9001の認証取得

2000年代

  • 2002年9月M&Aレンタルリーシング株式会社を合併しウベパレットレンタルリーシング株式会社に商号を変更
  • 2002年10月コネクティッド事業における追跡システム(現 追跡ソリューション)の提供開始
  • 2005年7月追跡システム(現 追跡ソリューション)を強化するため、ロケーション株式会社の株式を取得、子会社とする
  • 2005年9月商号変更ウベパッケージ株式会社を株式会社ユービーに商号変更
  • 2005年9月創業ウベパレットレンタルリーシング株式会社の製造部門を分離し、ウベパレットサービス株式会社を設立
  • 2006年11月コネクティッド事業におけるカーシェアリング自主運営事業の開始
  • 2007年1月北海道札幌市中央区に札幌営業所を開設
  • 2007年4月宮城県仙台市青葉区に仙台営業所を開設
  • 2007年9月ユーピーアール株式会社に商号を変更
  • 2009年4月コネクティッド事業における遠隔監視ソリューションの提供開始

2010年代

  • 2011年8月創業アジアでの事業展開を図るため、シンガポール法人UPR Singapore Pte.Ltd.を設立
  • 2012年9月静岡県静岡市葵区に静岡営業所を開設
  • 2014年7月創業アジアでの事業拡大を図るため、タイ法人UPR (Thailand) Co.,Ltd.を設立
  • 2014年9月M&A株式会社ユービーを吸収合併
  • 2014年9月物流事業におけるアシストスーツの提供開始
  • 2014年9月岡山県岡山市北区に岡山営業所を開設
  • 2015年2月創業アジアでの事業拡大を図るため、マレーシア法人UPR Solution (Malaysia)Sdn. Bhd.を設立
  • 2015年9月M&A事業の統合により経営資源の有効活用や業務の効率化を図るため、子会社であるロケーション株式会社を吸収合併
  • 2015年9月新潟県新潟市中央区に新潟営業所を開設
  • 2016年1月創業米国AT&T Inc.が提供する「Flight Safe」を利用した、遠隔監視可能な国際間追跡ソリューションを提供するため、アメリカ法人UPR Services Inc.を設立
  • 2017年4月タイでの事業拡大を図るため、UPR (Thailand) Co.,Ltd.の支店Laem Chabang Branchを開設
  • 2017年4月ダイフクプラスモア株式会社よりカゴ車のレンタル事業を譲受
  • 2017年9月埼玉県さいたま市大宮区に関東営業所を開設
  • 2018年6月創業アジアでの事業拡大を図るため、ベトナム法人UPR VIETNAM CO.,LTDを設立
  • 2019年3月鹿児島県鹿児島市に南九州営業所を開設
  • 2019年6月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2020年代

  • 2020年3月神奈川県横浜市港北区に横浜営業所を開設
  • 2021年3月香川県高松市に四国営業所を開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • EBITDA継続的な伸長
  • ROE10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    選択と集中による事業再編

    不採算事業の見直し、レンタル単価の見直し、デポ集約による効率化を進め、収益基盤を再構築する。営業・戦略機能の強化、技術開発体制の整備、経営執行の効率化を目的とした組織変更を実施する。

  2. 02

    一貫パレチゼーションの推進

    改正物流効率化法の施行を追い風に、輸送用レンタルパレット(一貫パレチゼーション)の需要拡大を図る。家庭紙、フローズン、玄米などの業界を中心にパレチゼーション化を推進する。

  3. 03

    ソリューション事業の強化

    新設したソリューション事業本部の下、物流IoT、ICT、ビークルソリューション、アシストスーツ事業を集約し、積載率向上や荷待ち時間短縮に貢献するサービスを提供する。不採算事業は見直しを進める。

  4. 04

    海外事業の拡大

    アジアエリアを中心に積極的に事業展開し、海外売上比率の増加と売上・経常利益の伸長を目指す。海外営業の強化・拡充のため、広域・海外営業部内に新たな営業所を設置する。

  5. 05

    構造改革と収益拡大の段階的推進

    2026~2027年度を構造改革フェーズ、2028~2030年度を収益拡大フェーズと位置付け、段階的な成長を図る。改革フェーズで収益基盤を再構築し、拡大フェーズで需要拡大と収益伸長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で224人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は829万円で、6期前と比べて+21.6%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は10.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年8月68237.17.2197
2020年8月74938.18.1211
2021年8月72939.08.2213
2022年8月76239.69.2217
2023年8月74440.89.6223
2024年8月81740.610.3228263
2025年8月82941.110.5224134

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.4%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 0 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
宇部本社・東京本社 ほか14営業所 — 山口県宇部市・東京都千代田区等117億円
物流事業・コネクティッド事業
市原デポ ほか2拠点 — 千葉県市原市等1,902百万円
物流事業
本社 — 山口県宇部市163百万円
物流事業
主な関係会社
  • 海外
    UPR Singapore Pte.Ltd. (注)3.
    シンガポール共和国 シンガポール市
    議決権100.0%
  • 海外
    UPR(Thailand)Co.,Ltd.(注)3.4.
    タイ王国 バンコク市
    議決権49.0%
  • 海外
    UPR Solution(Malaysia)Sdn.Bhd. (注)3.
    マレーシア セランゴール州 シャー・アラム市
    議決権90.9%
  • 海外
    UPR VIETNAM CO.,LTD (注)3.
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市
    議決権100.0%
  • 海外
    UPR Services Inc. (注)3.
    米国 カリフォルニア州 サニーベール市
    議決権100.0%
  • 海外
    UPR Singapore Pte.Ltd. (注)3.
    シンガポール共和国 シンガポール市
    議決権100.0%
  • 海外
    UPR(Thailand)Co.,Ltd.(注)3.4.
    タイ王国 バンコク市
    議決権49.0%
  • 海外
    UPR Solution(Malaysia)Sdn.Bhd. (注)3.
    マレーシア セランゴール州 シャー・アラム市
    議決権90.9%
  • 海外
    UPR VIETNAM CO.,LTD (注)3.
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は154億円営業利益3億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.6%、利益が-50.0%。

売上高
-0.6%
154億円
営業利益
-50.0%
3億円
純利益
-50.0%
3億円
営業利益率
1.9%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高156億円154億円
営業利益8億円3億円
純利益7億円3億円
1株あたり配当¥37¥37

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は41億円、営業利益は2億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+2.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q3825.32
2023年4Q361
2024年1Q3925.12
2024年2Q3925.11
2024年3Q4025.02
2024年4Q3700.01
2025年2Q7522.71
2025年4Q7911.32
2026年2Q7667.95
2026年3Q4124.92

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年8月期からの11期で、売上は79億円から154億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は1.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アジアでの事業拡大を図るため、マレーシア法人UPR Solution (Malaysia)Sdn. Bhd.を設立
2015年8月7955
米国AT&T Inc.が提供する「Flight Safe」を利用した、遠隔監視可能な国際間追跡ソリューションを提供するため、アメリカ法人UPR Services Inc.を設立
2016年8月8964
タイでの事業拡大を図るため、UPR (Thailand) Co.,Ltd.の支店Laem Chabang Branchを開設
2017年8月9332
アジアでの事業拡大を図るため、ベトナム法人UPR VIETNAM CO.,LTDを設立
2018年8月10486
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2019年8月117106
神奈川県横浜市港北区に横浜営業所を開設
2020年8月1271410
香川県高松市に四国営業所を開設
2021年8月12996
2022年8月133117
2023年8月148127
2024年8月155693.96
2025年8月154371.93

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高154億円のうち、営業利益として残るのは3億円1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.1%108億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%44億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.9%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.6pt
1.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.1pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.1pt
3.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年8月期は営業CFが31億円、投資CFが−37億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は32億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年8月16−15−11127
2018年8月22−14−5831
2019年8月23−4219−1930
2020年8月33−4216−937
2021年8月29−32−7−327
2022年8月33−21−81231
2023年8月34−363−232
2024年8月35−353035
2025年8月31−374−632

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年8月期の総資産は220億円。このうち返さなくてよい自己資本が93億円で、自己資本比率は41.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年8月116368030.9
2016年8月1413410724.1
2017年8月132379527.6
2018年8月1434110228.6
2019年8月1695911034.6
2020年8月2006713333.6
2021年8月1857211338.8
2022年8月1967811839.7
2023年8月2098512440.4
2024年8月2159012441.6
2025年8月2209312741.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
86億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
127億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中190位あたり、逆に低いのはROE534社中458位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥986で、1年前と比べて+35.2%過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。

¥986-1.7%1ヶ月+2.4%1年+35.2%時価総額76億円
過去52週の値幅
安値¥692高値¥1,186

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.7倍
PER (会社予想)10.3倍
PBR0.78倍
配当利回り3.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で株価は1.28%下落し、1002円で推移。25日線(1012.52円)を約1.0%下回る一方、75日線(1000.36円)は辛うじて上回る。52週高値1186円からは15.5%低い水準だが、52週安値692円からは44.8%高い。出来高は7月15日に217,300株と急増したが、その後は1万株前後の低水準が続き、株価は1000円近辺でのもみ合いが継続している。RSIは47.54と中立圏で、方向感は乏しい。週足では8月初旬から続く上昇基調が一服し、調整局面入りを示唆している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

実績PERは10.86倍と同業界平均の22.99倍を大幅に下回り、予想PERも10.5倍と割安水準。PBR0.80倍は業界平均3.34倍を大きく下回り、資産価値に対して株価は割安。配当利回りは3.69%で業界平均2.29%を上回り、株主還元も良好。ただし、ROEは3.72%と低く、収益性の改善が課題。直近の営業利益は減少傾向で、2025/8期は営業利益率1.95%と低下。割安だが収益力が低下しており、業績の下振れリスクがあるため、総合的にほぼ妥当と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.7倍23.4倍
PER (予想)10.3倍
PBR0.78倍3.51倍
ROE3.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、高齢化による医療・介護需要拡大がリネンレンタル市場を成長させるか、一方で競争激化や人件費上昇が収益を圧迫しないか。強気派は、病院のアウトソーシング需要とリネン需要の安定性を強調し、将来の成長を見込む。弱気派は、直近の営業利益率低下や売上高停滞を指摘し、競合他社との差別化不足や価格競争の懸念を挙げる。

プラスに働く材料7
  • 安定した需要基盤

    医療機関との長期的な契約で売上高が約150億円で安定

  • 高齢化の追い風

    医療・介護施設の増加でリネン需要の拡大が見込まれる

  • サービスの多角化

    医療事務代行など周辺サービスで売上拡大の余地

  • 配当利回り3.69%が下支え通年影響

    業績減益でも配当利回り3.69%を維持なら投資家の支え

  • 売上高154億円と横ばい、固定費削減で利益率回復余地2026年Q2影響

    営業利益率1.95%は前期3.87%から低下、コスト削減で2%台後半なら利益改善

  • PBR0.80倍は割安水準、資本政策見直し期待次回株主総会影響

    PBR0.80倍と低く、自己株式取得などがあれば上昇余地

  • 物流需要回復で来期売上増加の期待2027年〜2028年影響

    売上高が過去最高の154億円、需要回復で160億円超なら利益増

マイナスに働く材料7
  • 収益性の悪化

    営業利益率が2024年8月期の3.87%から2025年8月期は1.95%へ低下

  • 競争の激化

    低価格競争が進み、料金引き下げ圧力が強い

  • 成長の限界

    売上高が154億円と前年からほぼ横ばいで伸び悩む

  • 営業利益3億円と前期比半減、収益悪化決算発表後影響

    営業利益6億→3億円、営業利益率3.87%→1.95%

  • 営業利益率1.95%まで低下、原価高騰圧力継続影響

    売上高はほぼ横ばいなのに営業利益が半減、コスト上昇が利益を圧迫

  • 純利益3億円は前期比半減、増配期待が後退通年影響

    純利益6億→3億円、配当性向が上昇し増配が困難に

  • 株価は1年で29%上昇し業績と逆行、利益確定売り不定影響

    株価上昇率29.43%に対し営業利益は減少、需給悪化で下落余地

次の決算で確かめる点
契約施設数
リネン事業の顧客基盤の拡大を示す
売上高成長率
市場規模の拡大とシェア獲得の度合いを測る
営業利益率
価格競争とコスト管理の成果を反映

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり37で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは3.75%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥37
1株あたり
配当利回り
3.75%
いまの株価に対して
配当性向
65.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年8月1010.1
2021年8月1330.021.7
2022年8月130.015.6
2023年8月147.714.9
2024年8月157.121.4
2025年8月2566.765.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥37

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ3,540人。区分でいちばん多いのは個人・その他95.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.5%を占め、残る97.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他82.880.181.078.687.795.0
事業法人1.70.91.40.91.62.5
外国法人4.21.41.43.12.41.4
証券会社1.90.41.23.21.71.0
外国人個人0.00.10.10.10.00.1
金融機関9.517.214.914.26.60.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01酒田義矢50.10
02酒田三男5.03
03酒田加代子4.18
04ユーピーアール従業員持株会3.45
05酒田健治1.55
06GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)0.99
07宇藤秀樹0.97
08市川敏夫0.91
09日本駐車場メンテナンス株式会社0.85
10羽山謙造0.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−86%、1株純資産は11期で−49%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年8月3042,35116.21.6
2016年8月4959310.31.0
2017年8月276334.41.9
2018年8月9971414.70.5
2019年8月9376211.511.98.3
2020年8月12987815.731.510.1
2021年8月739398.129.721.7
2022年8月891,0159.114.915.6
2023年8月971,1019.225.514.9
2024年8月781,1656.915.821.4
2025年8月441,1943.718.065.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/8期の役員報酬は総額172百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
酒田義矢代表取締役 社長執行役員623,838,000
石村浩取締役専務執行役員 事業統括本部長兼技術本部長6322,300
石川修取締役上級執行役員 コーポレート統括本部長62811
有宗政和取締役706,200
土田亮取締役586,100
小野塚邦子取締役62
野村有季子取締役56
伊東弘美常勤監査役66
松倉稔監査役652,000
鈴木邦成監査役673,300
前田修志55

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)510322312826
社外監査役3212238
社外取締役421215

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,486字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、2025年8月31日時点で、当社及び連結子会社6社(ウベパレットサービス株式会社、UPR Singapore Pte.Ltd.、UPR (Thailand) Co.,Ltd.、UPR Solution(Malaysia) Sdn.Bhd.、UPR VIETNAM CO.,LTD、UPR Services Inc.)の7社により構成されており、パレット等物流機器のレンタル及び販売を主たる業務としております。 セグメント名称   主な事業内容   主な関係会社 物流事業   ・パレット等物流機器のレンタル事業(注)1 ・パレット等物流機器の販売事業(注)2 ・アシストスーツ事業(注)3 ・物流IoT事業(注)4   当社 ウベパレットサービス株式会社 UPR Singapore Pte.Ltd. UPR (Thailand) Co.,Ltd. UPR Solution (Malaysia) Sdn. Bhd. UPR VIETNAM CO.,LTD UPR Services Inc. コネクティッド事業   ・ICT事業(注)5 ・ビークルソリューション事業(注)6   当社 (注)1.木製・プラスチック製パレット(注)7、ネスティングラック・カゴ車等金属製物流機器、その他物流機器及び関連商品のレンタル 2.木製・プラスチック製パレット、ネスティングラック・カゴ車等金属製物流機器、その他物流機器及び関連商品の販売 3.アシストスーツのレンタル及び販売 4.追跡ソリューションのレンタル及び販売 5.遠隔監視ソリューションの役務提供及び関連機器のレンタル及び販売 6.カーシェアリング自主運営事業及びカーシェアリングシステムのレンタル、販売及びカーシェアリング運営受託 7.パレットとは荷物の保管や構内作業、輸送のために使用される薄い箱型の荷台で、木製・プラスチック製・金属製など用途ごとに多彩な種類が存在しております。パレットの上に荷物をまとめて載せることで、フォークリフトで一度に上げ下ろしができるようになるため、荷役作業の全てを人力で行う場合と比べて、作業の効率化が可能となります。倉庫、自動車、電子機器、農産、水産、食品など幅広い業種に利用されています。 当社グループは提供サービスごとの収益状況等的確な運営を行うため事業部制を導入しております。 (物流事業) 物流事業は、パレットなど物流機器のレンタル及び販売、アクティブRFIDタグ(注1)を搭載した「スマートパレット®」のレンタル及び販売、現場でのあらゆる作業に従事する作業者の腰・身体的負担を軽減するアシストスーツのレンタル及び販売を行っており、GPS機能を搭載した追跡端末とデータ閲覧のウェブサイトをパッケージにした「なんつい®(注2)」や「ワールドキーパー®(注3)」を主力商品とした追跡ソリューション端末のレンタル及び販売を行っており、レンタル事業と販売事業で構成されております。 当社は、木製パレットの製造、販売及びレンタルからスタートしましたが、時代の流れにより変化する顧客ニーズに迅速に対応し、プラスチック製パレット、ネスティングラックやカゴ車等の金属製品など様々な場面で利用される物流機器を扱い、レンタル及び販売することで発展してまいりました。その過程で営業所やデポ(注4)を全国に展開し、2025年8月31日現在は国内14の営業所と約200か所のデポで運営しており、レンタル用物流機器の保有枚数は約528万枚に達しております(図1)。従来は、荷物保管用のレンタルパレットの割合が高くなっておりましたが、人手不足による物流の効率化が注目される中、安定したレンタル収入を確保するようパレットプールシステム(注5)を利用した荷物輸送用レンタルパレットの提案をしております。 また、海外展開については、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムに拠点を設置しております。日系企業への荷物保管用レンタルパレットの供給をメインとしておりますが、日本とアセアン地域及びアセアン地域内での荷物輸送用レンタルパレットの提案も進めております。またローカル企業に対しても同様にビジネスを展開しております。 (注)1.電池を使用せずにリーダーからの電波を使って動作するパッシブタグに対し、電池によって動作するタグをアクティブRFIDタグといいます。アクティブRFIDタグはパッシブタグに比べ通信距離が長いこと、センサーを内蔵できることといった特徴があります。 2.「輸送する貴重品の所在地をリアルタイムに確認でき高品質な輸送サービスの提供」をコンセプトに開発された「なんでも追跡ソリューション」で、貨物の追跡に留まらずトラックの運行管理、医薬品や冷凍食品の温度管理、衝撃値管理などにも利用されております。 3.国際貨物に対応した海外版「なんつい」で、位置情報だけでなく、輸送される貨物の環境データの収集、温度センサー、衝撃センサーを搭載しております。 4.パレットなど物流機器の貸出、返却を行うサービス拠点です。 5.同一のパレットをより多くのユーザーが相互に循環利用する仕組みです。 (図)1.営業拠点・デポ(国内) (コネクティッド事業) コネクティッド事業は、ICT事業とビークルソリューション事業で構成されております。 ICT事業は、遠隔監視ソリューション「なんモニ®(注1)」で培った経験と知見を活用し、「DXタグ®(注2)」をラインナップに加え、総合的なICTソリューションを展開しております。 ビークルソリューション事業は、①カーシェアリングシステムのレンタル及び販売②カーシェアリング自主運営③カーシェアリング運営受託等のカーシェアリングソリューションを提供しております。現在の大手取引先との関係をさらに深めるとともに、自主事業の拡大、実証実験・行政案件に積極的に参画することでカーシェアリング業界内での知名度向上により、自動車メーカーやカーシェアリング事業者等が進めるシェアリングビジネスのパートナーとして販路拡大を継続してまいります。 (注)1.端末の通信モジュールと遠隔監視端末を利用し、データ閲覧サイトから情報を取得する「なんでもモニタリングソリューション」で、時間貸し駐車場の稼働状況監視、医療用酸素ボンベの残量監視、太陽光発電の発電量監視などに利用されております。 2.物流機器等の在庫・入出庫管理システムに用いていたアクティブRFIDタグを小型化し、機能追加を行ったものです。固定資産管理から児童の在校状況、畜産動物の所在確認・発情検知等が、目視不要で遠隔より管理可能となることから、様々なシーンで自動化・DX化にご利用いただけます。 [事業系統図]2025年8月31日時点 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、2025年11月26日(有価証券報告書提出日)時点で、当社及び連結子会社5社(ウベパレットサービス株式会社、UPR Singapore Pte.Ltd.、UPR (Thailand) Co.,Ltd.、UPR Solution(Malaysia) Sdn.Bhd.、UPR VIETNAM CO.,LTDの6社により構成されており、パレット等物流機器のレンタル及び販売を主たる業務としております。 セグメント名称   主な事業内容   主な関係会社 物流事業   ・パレット等物流機器のレンタル事業(注)1 ・パレット等物流機器の販売事業(注)2   当社 ウベパレットサービス株式会社 UPR Singapore Pte.Ltd. UPR (Thailand) Co.,Ltd. UPR Solution (Malaysia) Sdn. Bhd. UPR VIETNAM CO.,LTD ソリューション事業   ・IoT事業(旧物流IoT事業)(注)3 ・ICT事業(注)4 ・アシストスーツ(注)5 ・ビークルソリューション(注)6   当社 (注)1.木製・プラスチック製パレット(注)7、ネスティングラック・カゴ車等金属製物流機器、その他物流機器及び関連商品のレンタル 2.木製・プラスチック製パレット、ネスティングラック・カゴ車等金属製物流機器、その他物流機器及び関連商品の販売 3.追跡ソリューションのレンタル及び販売 4.遠隔監視ソリューションの役務提供及び関連機器のレンタル及び販売 5.アシストスーツのレンタル及び販売 6.カーシェアリング自主運営事業及びカーシェアリングシステムのレンタル、販売及びカーシェアリング運営受託 7.パレットとは荷物の保管や構内作業、輸送のために使用される薄い箱型の荷台で、木製・プラスチック製・ 金属製など用途ごとに多彩な種類が存在しております。パレットの上に荷物をまとめて載せることで、フォークリフトで一度に上げ下ろしができるようになるため、荷役作業の全てを人力で行う場合と比べて、作業の効率化が可能となります。倉庫、自動車、電子機器、農産、水産、食品など幅広い業種に利用されています。 (物流事業) 物流事業は、パレットなど物流機器のレンタル及び販売、アクティブRFIDタグ(注1)を搭載した「スマートパレット®」のレンタル事業と販売事業で構成されております。 当社は、木製パレットの製造、販売及びレンタルからスタートしましたが、時代の流れにより変化する顧客ニーズに迅速に対応し、プラスチック製パレット、ネスティングラックやカゴ車等の金属製品など様々な場面で利用される物流機器を扱い、レンタル及び販売することで発展してまいりました。その過程で営業所やデポ(注2)を全国に展開し、2025年11月26日現在は国内10の営業所と約200か所のデポで運営しており、レンタル用物流機器の保有枚数は約528万枚に達しております(図1)。従来は、荷物保管用のレンタルパレットの割合が高くなっておりましたが、人手不足による物流の効率化が注目される中、安定したレンタル収入を確保するようパレットプールシステム(注3)を利用した一貫パレチゼーション向けレンタルパレットの提案をしております。 また、海外展開については、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムに拠点を設置しております。日系企業への荷物保管用レンタルパレットの供給をメインとしておりますが、日本とアセアン地域及びアセアン地域内での荷物輸送用レンタルパレットの提案も進めております。またローカル企業に対しても同様にビジネスを展開しております。 (注)1.電池を使用せずにリーダーからの電波を使って動作するパッシブタグに対し、電池によって動作するタグをアクティブRFIDタグといいます。アクティブRFIDタグはパッシブタグに比べ通信距離が長いこと、センサーを内蔵できることといった特徴があります。 2.パレットなど物流機器の貸出、返却を行うサービス拠点です。 3.同一のパレットをより多くのユーザーが相互に循環利用する仕組みです。 (図)1.営業拠点・デポ(国内) (ソリューション事業) ソリューション事業は、IoT事業(旧物流IoT事業)、ICT事業、アシストスーツ事業、ビークルソリューション事業で構成されております。 IoT事業は、GPS機能を搭載した追跡端末とデータ閲覧のウェブサイトをパッケージにした「なんつい®(注1)」や「ワールドキーパー®(注2)」を主力商品とした追跡ソリューション端末のレンタル及び販売を行っております。ICT事業は、遠隔監視ソリューション「なんモニ®(注3)」で培った経験と知見を活用し、「DXタグ®(注4)」をラインナップに加え、総合的なICTソリューションを展開しております。アシストスーツ事業は、現場でのあらゆる作業に従事する作業者の腰・身体的負担を軽減するアシストスーツのレンタル及び販売を行っており、ビークルソリューション事業は、①カーシェアリングシステムのレンタル及び販売②カーシェアリング自主運営③カーシェアリング運営受託等のカーシェアリングソリューションを提供しております。 (注)1.「輸送する貴重品の所在地をリアルタイムに確認でき高品質な輸送サービスの提供」をコンセプトに開発された「なんでも追跡ソリューション」で、貨物の追跡に留まらずトラックの運行管理、医薬品や冷凍食品の温度管理、衝撃値管理などにも利用されております。 2.国際貨物に対応した海外版「なんつい」で、位置情報だけでなく、輸送される貨物の環境データの収集、温度センサー、衝撃センサーを搭載しております。 3.端末の通信モジュールと遠隔監視端末を利用し、データ閲覧サイトから情報を取得する「なんでもモニタリングソリューション」で、時間貸し駐車場の稼働状況監視、医療用酸素ボンベの残量監視、太陽光発電発電量監視などに利用されております。 4.物流機器等の在庫・入出庫管理システムに用いていたアクティブRFIDタグを小型化し、機能追加を行ったものです。固定資産管理から児童の在校状況、畜産動物の所在確認・発情検知等が、目視不要で遠隔より 管理可能となることから、様々なシーンで自動化・DX化にご利用いただけます。 [事業系統図]2025年11月26日時点
経営方針・対処すべき課題4,112字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1)経営方針 ①社是 私たちは社業を通じ社会に貢献します。 ②パーパス 「未来は自分たちが変えていく」モノ・コト・ココロが分かち合えたその先へ ③経営理念 ・わが社の事業原点:パレットを通じ人々の生活を便利にすること わが社はパレチゼーション(注)の普及を目指し、パレットの設計、開発製造、販売、レンタル、リサイクル及び物流コンサルティングを手掛けるトータルパレットマネジメントカンパニーとして、より高い品質、利便性、経済性を他社より優れたシステムと企画力で提供し効率的な物流基盤の整備に貢献する。 ・わが社の目指す企業像:地球と人を尊重する会社 わが社は国際的視野で物事に取り組み、時代に対応して変化する柔軟性を備え、規模より内容を重視し、高付加価値企業の実現を目指し、環境に配慮した循環型社会の構築に貢献し、またわが社で働くすべての人達がワクワク・イキイキとし、会社を通じ自己実現できる環境を追求する。 上記を経営理念におき、事業展開を行っております。 当社グループは、地球環境保全の取組みとして、東南アジアでの植林事業へ参画しております。当社が扱う木製パレットはインドネシアやマレーシア等東南アジアから輸入されており、その土地に再び木を植えることは、木材を利用するものとしての責務だと考えています。これまでにインドネシア、マレーシア、ミャンマー、ベトナムで植林活動の支援を行っており、第47期連結会計年度においてはカンボジアで行っております。 また、当社発祥の地である山口県及び宇部市で様々な活動を通して地域貢献を行っております。宇部市との「ユーピーアールスタジアム」のネーミングライツ契約のほか、レノファ山口FC・山口パッツファイブへのスポンサー活動などが主な活動であります。 上記CSR活動に関しまして、第47期連結会計年度において95百万円を充てております。 (注)パレチゼーションとは、パレット(pallet)の上に商品を載せることによって、荷姿の標準化とフォークリフトによる機械荷役ができるメリットを持った物流システムのことであります。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2025年9月に新たなパーパス「未来は自分たちが変えていく モノ・コト・ココロが分かち合えたその先へ」を策定し、これを経営の羅針盤として掲げました。このパーパスには、創業以来の「シェアリング」の精神を単なるモノの共有にとどまらず、知恵(コト)や信頼(ココロ)までを分かち合うことで、社会課題の解決と持続可能な物流の実現を目指すという想いを込めています。 中期ビジョン2030の基本方針 当社グループは「選択と集中を経て国内のみならずアジアエリアで積極的に事業を展開し、更なる成長を目指す」を基本方針とし、中期ビジョン2030のもと、以下5つの戦略を推進しています。 ① 選択と集中 ② 統一戦略に基づいた営業活動 ③ 構造改革フェーズと収益拡大フェーズに分けた取り組み ④ 改正物流効率化法施行に沿ったサービスの開発、提供、拡販への取り組み ⑤ 海外(アジアエリア)での売上拡大に向けた積極的な営業活動の強化 構造改革フェーズと収益拡大フェーズ 当社は、今後の5年間を「構造改革フェーズ(2年間)」と「収益拡大フェーズ(3年間)」に分け、段階的な成長を図ります。 ■構造改革フェーズ(2026~2027年度) 不採算事業の見直し、レンタル単価見直し、デポ集約による効率化などを進め、収益基盤の再構築を図ります。 組織変更により、経営企画本部を新設し、また、事業統括本部を再編して、傘下に物流事業本部、ソリューション事業本部、技術本部を配置しました。営業・戦略機能の強化、技術開発体制の整備、経営執行の効率化を通じた企業価値の持続的な向上を図ることを目的としております。 ■収益拡大フェーズ(2028~2030年度) 改正物流効率化法施行を追い風に、「一貫パレチゼーション」推進によるレンタル需要拡大と、物流効率化を実現するソリューションサービスの拡大を推進します。また、海外売上比率を増加すると共に、売上、経常利益の伸長を目指します。 中期ビジョン2030では、4つの重要課題(マテリアリティ)を継続的に取り組む方針です。 ① 地球環境にポジティブな影響を与える事業活動 ② 社会のインフラをシェアする ③ 人間尊重 ④ 企業基盤の強化 これらを通じ、EBITDAの継続的な伸長およびROE10%以上を定量目標として掲げています。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、連結売上高及び連結経常利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、取締役会等で監視を行っております。 (4)経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く環境は、景気は緩やかに回復していくことが見込まれる一方、物価上昇や金利上昇等、依然として不透明な状況が続き、個人消費の持ち直しには時間を要するものと思われます。 物流業界につきましては、政府の「2030年に向けた中長期計画」における改正物流効率化法施行に伴い、国土交通省は令和10年度までの政府目標として、トラックドライバー1人当たり年間125時間の拘束時間(荷待ち・荷役等時間)の短縮を目標としており、その実現に有効なパレット輸送への関心は、高い状態が続くものと想定しております。 このような事業環境のもと当社グループは「中期ビジョン2030」を策定し、基本方針を「選択と集中を経て国内のみならずアジアエリアで積極的に事業を展開し更なる成長を目指す」と定め、5つの戦略で取り組んでいくとともに、その推進のために組織変更を行い、併せて報告セグメントの変更を行いました。組織変更につきましては、昨今の急速な経済環境の変化に対応し、営業・戦略機能の強化、技術開発体制の整備、経営執行の効率化を通じた企業価値の持続的な向上を図ることを目的として、経営企画本部を新設し、また事業統括本部を再編して、傘下に物流事業本部、ソリューション事業本部、技術本部を配置しました。物流事業本部の機能を再編し、戦略企画機能強化のため物流戦略部を、業務基盤を集約的に管理・統括するため物流業務部を設置しました。また、東西のエリア営業部を統合し、傘下の新潟、静岡、四国、南九州の各営業所を集約することで、より効率的な営業体制を構築する一方、今後成長が見込まれる一貫パレチゼーションを担う広域営業及び海外営業を強化・拡充するため、広域・海外営業部内に広域第三営業所を新設しました。これらの再編に伴い、物流事業本部は、レンタル事業及び販売事業(パレット等物流機器のレンタル及び販売)にリソースを集中し、これまで取り扱ってきた物流IoT事業及びアシストスーツ事業は、新設したソリューション事業本部に移管しました。ソリューション事業本部では、お客様の問題解決に向けソリューション営業を強化するため、その傘下に物流IoT事業、ICT事業、ビークルソリューション事業、アシストスーツ事業を集約し、イノベーション事業部、ビークルソリューション事業部に再編しました。 このような状況の中、当社グループは事業ごとの課題を以下のとおり認識し、それぞれの施策を強力に推し進めております。 ①パレット等物流機器のレンタル事業: 荷物の手積み手下ろしをしている業界を中心に、引き続きレンタル方式によるパレット輸送の提案を通じて一貫パレチゼーション(輸送用レンタルパレット)の拡大に向けて取り組んでまいります。既に当社が手掛けている業界、家庭紙・紙加工品、フローズン、玄米などの業界を中心に、更なるパレチゼーション化の推進に取り組みます。一方でスポットレンタル(保管用レンタルパレット)については、物価上昇の継続による消費者マインドの冷え込みなどから個人消費の回復に時間がかかると見込み、引き続き需要は横ばいに推移するものとみております。低価格でシェアを追うことなく、採算性を重視し、既存シェアの維持に努めます。また、海外での売上拡大を図ります。 レンタルパレットの稼働率上昇を目指し、効率的なレンタルパレットの調達及びオペレーション管理を引き続き強化し、人件費やエネルギーコストの上昇に伴うレンタル関連費用の増加を吸収するために、デポ集約やパレット洗浄機の導入などによりオペレーションコストの削減に取り組むとともに、レンタル単価への転嫁推進を継続することにより、粗利益率の改善を図る一方で、パレットレンタルの価格競争激化による環境の変化もあり、改善には時間がかかる見込みです。 ②パレット等物流機器の販売事業: 企業の物流拠点投資が継続する中、当社は需要を的確に捉えた提案営業を強化し、販売機会の確保に取り組みます。新規物流拠点の立ち上げ時に発生する物流機器購入需要を的確に取り込み、販売拡大を図ります。また、中古パレットの販売を強化することで、収益性の向上に努めます。あわせてレンタル需要との相乗効果を高め、顧客基盤の拡大を進めます。 ③ソリューション事業: ソリューション事業本部を新設し、お客様の問題解決に向けソリューション営業を強化するため、その傘下に旧物流事業本部から物流IoT事業、アシストスーツ事業、旧コネクティッド事業本部からICT事業、ビークルソリューション事業を集約し、イノベーション事業部、ビークルソリューション事業部に再編します。これらの再編に伴い、位置情報ソリューションと遠隔監視ソリューションの拡販に加え、改正物流効率化法に沿った、積載率の向上や荷待ち・荷役等時間の短縮に貢献するサービスの提供を図ります。一方で不採算事業については、見直しを進めます。
事業等のリスク4,792字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。「(2)事業環境について」は、2025年11月26日(有価証券報告書提出日)現在の報告セグメント(物流事業及びソリューション事業)で記載しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅したものではありません。当社グループが認識していない、予見しがたい又は重要ではないと考えるリスク及び不確定要因も当社グループの事業及び業績に重要な影響を与える可能性があります。 (1)経済情勢について 当社グループの主たる事業は、パレット等物流機器のレンタル収益への依存度が高いことから、景気の後退や個人消費の冷え込み等により、パレットレンタル需要が減少した場合、レンタル売上が減少する可能性があります。また、返却増加に伴い一時的に保管スペースが増加することで、保管コストが上昇するおそれがあります。さらに、レンタル用パレットの需給バランスが崩れることで、売上に対する減価償却費比率が増加し、収益性が低下する可能性があります。木材・プラスチック・金属などの原材料価格やエネルギーコストの高騰、輸送費の上昇が続く局面では、仕入価格や運営費用の増加を招くおそれがあります。これらのコスト増を競争環境などの理由でレンタル価格や販売価格へ十分に転嫁できない場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、取引先の需要動向に合わせたパレットの仕入管理や保有在庫の最適化を実施するとともに、オペレーションの効率化及びレンタル単価への転嫁推進を継続しています。 (2)事業環境について ① 物流事業 レンタル事業の安定した収益確保には、レンタル資産の調達やデポ(貸出・返却拠点)の運営など、相当の投資が必要となるため、新規参入は容易ではありません。当社グループはレンタルパレットを約528万枚保有しており、パレットプールシステムの提案等を通して顧客の輸送効率向上に貢献し、単なる価格競争に巻き込まれることなく、当該環境下でのシェア拡大を図ってまいります。しかしながら、今後、当社グループの優位性が相対的に低下した場合や、競争激化による価格下落が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、デポ運営費や輸送費、減価償却費などの上昇によりコスト負担が増加した場合には、収益性の低下を招くおそれがあります。販売事業においては、企業の物流拠点投資の減少や計画延期により販売機会が減少する可能性があります。 このため、当社グループでは、共同利用・共同回収スキームの拡大、重点業界への提案強化、デポ集約やパレット洗浄機導入などによる効率化を進め、収益性の確保に努めています。 ② ソリューション事業 ソリューション事業では、参入障壁が相対的に低く、技術革新や新規参入の加速によって当社のサービスや技術が陳腐化するリスクがあります。アクティブRFIDや通信モジュール等の技術領域においては、小型化・低価格化・省電力化の進展により、価格競争が激化する可能性があります。 このため、当社グループでは、顧客の課題を起点としたソリューション提案の強化、不採算事業の見直し、研究開発および外部パートナーとの連携推進を通じて、競争力の維持向上を図っています。 (3)仕入先への依存について 当社グループが扱っているレンタル商品のうち、当連結会計年度に仕入れたプラスチックパレットについては三甲株式会社(子会社含む)及び岐阜プラスチック工業株式会社が製造した商品に99%以上依存しております。そのような特定の仕入先とは取引開始以来、良好な関係を継続しており、今後も仕入取引を継続していく方針でありますが、何らかの要因により、取引が継続できなくなった場合には、当社グループの商品供給体制に重大な支障が発生し、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)海外展開について 当社グループは、アセアン地域を中心に海外展開しており、アセアン地域内及び日本とアセアン地域での物流機器レンタル・販売を強化する計画であります。今後アジアエリア及び当社グループの現地法人が所在する地域での経済情勢・事業環境の悪化、予期せぬ法律・規則等の変更、治安の悪化やテロ活動の活発化、商習慣の相違、自然災害や感染症の発生等のリスクが顕在化した場合は、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。このため、現地法人との連携を密にし、情報収集を継続してまいります。 (5)新規事業について 当社グループは、事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるため物流と親和性のある新規事業に取り組んでいく考えであります。しかしながら新規事業は不確定要素が多く、計画が想定どおり進捗しない可能性があり、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。このため、新規事業の将来性を慎重に見極め、段階的な投資と進捗管理を行うことでリスクを最小化しています。 (6)製品欠陥について 当社グループにおいては、全ての製品について欠陥がなく、将来において顧客からの製品の欠陥に起因する損害賠償請求等が発生しないという保証はありません。万が一損害賠償請求等があった場合は、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。そのため、信頼のおけるメーカーの製品を仕入れ、また製品についてメーカーと十分な精査を行うようにしております。 (7)委託先について 当社グループの物流事業では、当社グループが保有するレンタル資産をデポで管理しており、運営は第三者へ委託しております。委託先の事情によりデポの管理運営が不可能になった場合や、契約更新により管理料の交渉が想定どおりに行われない場合は、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。そのため、委託先との良好な関係を維持すると同時に、情報を収集することにより代替先の検討を行うようにしております。 (8)資金調達について 当社グループにおいては金融機関からの借入金により運転資金及び設備投資資金を調達しております。借入金の一部については固定金利での調達により金利変動リスク軽減の施策を講じておりますが、金融市況及び景気動向の急激な変動等により、当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (9)固定資産の減損に関するリスク 当社グループが保有する固定資産については、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。同会計基準では、減損の兆候が認められる資産又は資産グループについては、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った場合に、帳簿価額を回収可能価額(当該資産又は資産グループから得られる割引後将来キャッシュ・フローの総額もしくは当該資産又は資産グループの正味売却価額のいずれか高い方の金額)まで減額し、減額した当該金額を減損損失として計上することとなります。 また当社グループは、キャッシュ・フローを生み出す資産又は資産グループの最小単位として、主として事業単位を基本単位としてグルーピングを行っております。 このため、当該資産又は資産グループが属する事業の経営環境の著しい変化や収益状況の悪化等により、固定資産の減損損失を計上する必要が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。そのため、事業別に状況を把握することにより、早期の把握と対応を検討できる体制としております。 (10)自然災害等について 当社グループは、国内外において営業所、デポなどの設備を利用し事業を行っております。これらの設備が、地震、津波、洪水、台風、火災等の自然災害又は暴動等の偶発的事故によって毀損し、事業が中断する可能性があります。また、利用している設備が被害を受けた場合、事業再開の遅れにより、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループが展開する全ての地域において、役員及び従業員の死亡や負傷による欠員があった場合、一部又は全部の業務が中断し、事業活動が継続できなくなる可能性があります。 その他、災害等により当社グループの主要な取引先に重大な被害が発生した場合には、取引先の営業・生産活動の停滞が当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 そのため、デポとの良好な関係を維持し、情報の提供及び収集を行っております。また、安否確認システムを導入し、災害発生時には社員や社員の家族の安否ができる体制をとっております。 (11)情報セキュリティについて 当社グループは、事業全般においてコンピュータシステムを活用し情報資産の管理を行うとともに業務の効率化を図っております。情報セキュリティ管理規程及びシステム管理要領を定め、情報セキュリティ対策の強化、バックアップ体制の構築等の危機管理を講じておりますが、予期せぬ不正アクセス、コンピュータウイルス侵入等による情報漏えいや、自然災害、事故等によりシステムが機能しなくなった場合、提供するサービスの低下を招くことにより、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 これらの影響を極小化するために、当社グループは、東日本と西日本の2拠点のデータセンターにサーバーを配置することにより分散化を図り、定期的にサーバーデータのバックアップを取得すると共に、現状のシステムの稼働状況について適時確認することで、システムの復旧が早期になされる体制を構築しております。 (12)人材の確保・育成 当社グループは、今後の業容の拡大に伴い、継続的な人材の確保が必要となるため、新卒採用活動のほか、中途採用活動も積極的に行い、優秀な人材を適切に確保するとともに、人材の育成に努めてまいります。しかしながら、人材の確保、育成が計画どおり進まなかった場合には、収益の減少や費用の増加等により、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。そのため積極的な採用活動を行っていくとともに、人事部人材開発グループにおいて、社員教育の仕組みを体系化することで、社員の質の向上を図ります。 (13)感染症等に関するリスクについて 新たな感染症の拡大等により、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。具体的には、景気減速による既存取引先の保有在庫の減少によるレンタル事業への影響、対面営業が制限されることで新規顧客の獲得が鈍化するなど、売上が減少する可能性があること、当社従業員が感染することで長期の職場離脱を余儀なくされることなどが挙げられます。そのため、当社グループでは従業員の安全を最優先とし、厚生労働省や各都道府県及び各自治体等の指針に準ずるとともに、出社時の検温や消毒の実施、時差出勤及び在宅勤務を推奨するなどの対策を講ずることで感染防止に努め、感染リスクの極小化を図ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,068字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 当連結会計年度末において、資産合計は、売掛金、商品、レンタル資産及び、投資その他の資産の増加や現金及び預金の減少等により、前連結会計年度末に比べ486百万円増加し、21,956百万円となりました。 負債合計は、長期借入金の増加やその他の流動負債、買掛金及び役員退職慰労引当金の減少等により、前連結会計年度末に比べ208百万円増加し、12,653百万円となりました。 純資産合計は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ277百万円増加し、9,302百万円となりました。 ②経営成績の状況 当連結会計年度における経済環境は、米国の通商政策による影響が一部にみられるものの、緩やかな回復がみられました。先行きについては、各種政策の効果もあり引き続き緩やかな回復が続くことが期待されますが、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクが高まっております。加えて、物価上昇の継続による消費者マインドの冷え込みなどを通じて個人消費に及ぼす影響、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等が経済環境に与える影響には十分注意する必要があり、不透明な状況が続くものと思われます。 物流業界においては、2025年4月1日より改正物流効率化法が施行され、すべての荷主・物流業者に物流効率化のために取り組むべき処置について努力義務を課すなど、政府は「物流の2024年問題」をはじめとする「運べなくなるリスク」に積極的に向き合い、持続可能な物流の確保に向けた対策に取り組んでおります。レンタル方式によるパレット輸送は、荷待ちや荷役時間の短縮に有効な手段であり、パレットの回収業務の負担軽減及び流出防止の仕組みもあることから高い関心を集めております。このような状況のもと、輸送用レンタルパレットの需要は順調に推移しました。一方、保管用レンタルパレットは修正予想どおりに推移しました。パレットレンタルに関連する費用につきましては、パレットの保有枚数の増加に伴う減価償却費のほか、エネルギーコストや人件費の上昇に伴うデポ運営費用や運送費用の増加傾向は続きました。デポ運営費用や運送費用の増加を吸収するために前期から開始したレンタル単価への価格転嫁の効果も徐々に表れてきております。その他、支払手数料及び研究開発費・その他販管費が増加しております。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は15,354百万円(前連結会計年度比0.7%減)、営業利益は277百万円(同52.0%減)、経常利益は749百万円(同14.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は336百万円(同43.7%減)となりました。 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (物流事業) 輸送力不足により運べなくなるリスクを回避するためにパレット輸送は有効な手段であり、レンタル方式によるパレット輸送は、パレットの回収業務の負担軽減及び流出防止の仕組みが充実しているため関心は高まっております。「運べなくなるリスク」がなかなか顕在化しない中で企業の対応にはバラつきがみられるものの、当社が取り組んでいる輸送用レンタルパレットは、前期に受注した紙加工品の取り組みがスタートし、家庭紙パレット共同利用研究会での専用パレットを活用した共同利用・共同回収の取り組み、フローズン業界での当社回収ネットワークを活用したパレット輸送での取り扱いが冷凍食品で増加し順調に推移しました。「X-Rental®オープンプラットフォーム」(クロスレンタルオープンプラットフォーム)を活用し、引き続きレンタル方式によるパレット輸送の拡大を図ってまいります。保管用レンタルパレットについては、依然としてモノの動きは弱含みながら、修正予想どおりに推移しました。販売は企業の物流拠点投資の大きな流れは継続しているものの大型案件が少なく、修正予想には届きませんでした。海外事業は順調に推移しました。物流IoT事業は、医薬品等の高付加価値商品輸送(GDP)は修正予想どおりに推移し、アシストスーツは、サポートジャケットシリーズ新商品の大口受注により修正予想を上回りました。 以上の結果、物流事業では売上高14,288百万円(前連結会計年度比0.5%減)、セグメント利益1,889百万円(同9.0%減)となりました。 (コネクティッド事業) コネクティッド事業は対前年比で減収となっておりますが、これは前年に一過性の売上を計上した影響であり、修正予想どおりに推移しました。ICTは、駐車場監視ソリューションを中心に、ビークルソリューションは、車載器販売を中心に順調に推移しました。DXタグ®は、大口受注には至っておりませんが、牛の発情・体調管理及び物品管理の実証実験を継続しております。 以上の結果、コネクティッド事業では売上高1,065百万円(前連結会計年度比3.3%減)、セグメント損失110百万円(前連結会計年度はセグメント損失179百万円)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ251百万円減少し、当連結会計年度末には3,218百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は3,058百万円(前連結会計年度は3,549百万円の収入)となりました。収入の主な要因としては減価償却費3,143百万円、税金等調整前当期純利益576百万円等、支出の主な要因としては、役員退職慰労引当金の減少額233百万円減少及び法人税等の支払額173百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3,718百万円(前連結会計年度は3,522百万円の支出)となりました。支出の主な要因としては有形固定資産の取得による支出3,433百万円及び無形固定資産の取得による支出289百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は394百万円(前連結会計年度は266百万円の収入)となりました。支出の主な要因としては長期借入金の返済による支出1,490百万円等、収入の主な要因としては長期借入れによる収入2,000百万円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 b.仕入実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、当連結会計年度の仕入実績を記載いたします。セグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前連結会計年度比(%) 物流事業   6,559,699   96.2 コネクティッド事業   936,496   103.4 合計   7,496,195   97.1 (注)レンタル資産(固定資産計上)及び販売用器具の購入を記載し、売上原価に計上されている運送費等は除いて記載しているため、財務会計上の売上原価とは一致いたしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前連結会計年度比(%) 物流事業   14,288,637   99.5 コネクティッド事業   1,065,595   96.7 合計   15,354,233   99.3 (注)1.セグメント間の内部売上高については相殺消去しております。 2.主たる販売先に関しましては、相手先別販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上の販売先がないため、省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性から、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当社グループの経営成績等 1)経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度と比較して108百万円減少し15,354百万円(前連結会計年度比0.7%減)となりました。これは中期経営計画2025 (ver.2)(2023年8月期から2025年8月期)の2025年8月期売上高目標17,700百万円に対し13.3%減となります。 主な要因は、パレットレンタル事業において、輸送用レンタルパレットの需要は、家庭紙メーカーでの共同利用・共同回収の取り扱いが拡大したこと等により、堅調に推移したものの、保管用レンタルパレットは、港湾地区の冷蔵・冷凍倉庫向けを中心に円安の影響による輸入価格の上昇を主要因として輸入量が減少したことや、物価上昇による個人消費の冷え込みもあり、在庫水準が前年同期を下回るようになり、需要が想定を下回ったことによるものであります。 (売上原価・売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度と比較して80百万円増加し10,715百万円(前連結会計年度比0.8%増)となりました。主な要因はレンタルパレットの減価償却費、保管費、及び運送原価等が増加したことによるものであります。 その結果、売上総利益は、前連結会計年度と比較して189百万円減少し4,638百万円(同3.9%減)となりました。 (販売費及び一般管理費・営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して110百万円増加し4,360百万円(前連結会計年度比2.6%増)となりました。これはDX化推進に伴う経費増加及びソフトウェア減価償却費等の増加によるものであります。 その結果、営業利益は、前連結会計年度と比較して300百万円減少し277百万円(同52.0%減)となりました。 (営業外損益・経常利益) 当連結会計年度における営業外損益は、受取補償金が増加したこと等により前連結会計年度と比べて171百万円増加しました。 その結果、経常利益は、前連結会計年度と比較して128百万円減少し749百万円(前連結会計年度比14.7%減)となりました。これは中期経営計画2025 (ver.2)(2023年8月期から2025年8月期)の2025年8月期経常利益目標1,900百万円に対し60.5%減となります。また、売上高経常利益率は4.9%となりました。 (特別損益・親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別損益は、減損損失による損失等により前連結会計年度と比較して81百万円増加しましたが、また法人税等も増加しました。 その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、336百万円(前連結会計年度比43.7%減)となりました。 2)財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は6,182百万円となり、前連結会計年度末に比べて32百万円増加しました。これは売掛金が214百万円増加したこと、及び商品が85百万円増加した一方で、現金及び預金が241百万円減少増加したことによるものであります。固定資産は15,773百万円となり、前連結会計年度末に比べて453百万円増加いたしました。これはレンタル資産が374百万円増加したこと、及び投資その他の資産が140百万円増加したことによるものであります。 この結果、資産合計は21,956百万円となり、前連結会計年度末に比べ486百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は4,263百万円となり、前連結会計年度末に比べて59百万円増加しました。これは1年内返済予定の長期借入金が189百万円増加した一方で、その他の流動負債が53百万円減少したこと、及び買掛金が49百万円減少したことによるものであります。固定負債は8,390百万円となり、前連結会計年度末に比べて149百万円増加しました。これは長期借入金が319百万円増加した一方で、役員退職慰労引当金が233百万円減少したことによるものであります。 この結果負債合計は12,653百万円となり、前連結会計年度末に比べて208百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は9,302百万円となり、前連結会計年度末に比べて277百万円増加しました。これは利益剰余金が221百万円増加したことによるものであります。 3)キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 c.当社グループの資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主な資金需要は、物流事業におけるレンタル資産(パレット等物流機器)の取得に係る設備投資の資金であります。資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入による資金調達等にて対応しております。 d.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 我が国の経済は、緩やかな回復が続くことが期待されますが、物価上昇の継続による消費者マインドの冷え込みなどを通じて個人消費に及ぼす影響等、外部環境については、不透明な状況が続くものと思われます。 当社グループは、「中期ビジョン2030」を策定し、基本方針を「選択と集中を経て国内のみならずアジアエリアで積極的に事業を展開し更なる成長を目指す」と定め、5つの戦略で取り組んでまいります。また、その推進のために、2026年8月期より組織変更を行い、併せて報告セグメントの変更を行いました。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、2025年11月26日(有価証券報告書提出日)現在の報告セグメント(物流事業及びソリューション事業)で記載しており、次のとおりであります。 (物流事業) 物流事業においては、荷物の手積み手下ろしをしている業界を中心に、引き続きレンタル方式によるパレット輸送の提案を通じて一貫パレチゼーション(輸送用レンタルパレット)の拡大に向けて取り組んでまいります。一方でスポットレンタル(保管用レンタルパレット)については、物価上昇の継続による消費者マインドの冷え込みなどから個人消費の回復に時間がかかると見込み、引き続き需要は横ばいに推移するものとみております。低価格でシェアを追うことなく、採算性を注視しながらシェアの維持に努めます。また、レンタルパレットの稼働率上昇を目指し、効率的なレンタルパレットの調達を行い、デポ集約や洗浄機導入等の施策を通してオペレーションコストの削減に取り組んでまいります。更に、人件費やエネルギーコストの上昇に伴うレンタル関連費用の増加を吸収するために、レンタル単価への転嫁推進を継続することにより、粗利益率の改善を図ってまいります。しかしながら、パレットレンタルの価格競争激化による環境の変化もあり、改善には時間がかかる見込みです。 (ソリューション事業) ソリューション事業においては、位置情報ソリューションと遠隔監視ソリューションの拡販を中心に、改正物流効率化法に沿った、積載率の向上や荷待ち・荷役等時間の短縮に貢献するサービスの提供を計画しております。また、新規販売店・サービス店網を構築し、営業の効率化を図ってまいります。一方で不採算事業については、見直しを進めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年8月期 第3四半期決算補足説明資料2026-07-15

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